JP2005278201A - データ転送装置およびデータ転送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザに特別の負担を強いることなく、デジタルデータ出力機器とその外部機器との間でデジタルデータ、特にAVデータの転送を行う際のデータ欠落を防止する。
【解決手段】 デジタルデータからなるAVデータ及びこのAVデータをコントロールするためのコントロール信号を受け取り、AVデータもしくはAVデータをデコードしたデコードAVデータを転送する中間回路10において、上記受け取り信号からAVデータを抽出するUSBコントローラ3と、このUSBコントローラ3によって抽出されたAVデータを蓄積するメモリ5と、上記受け取り信号のコントロール信号によって、メモリ5から一定速度で連続的に出力する光送信ユニット8とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パーソナルコンピュータ(PC)や携帯電話機を含むプレーヤ機器などのデジタルデータ出力機器と外部機器との間でデジタルデータ転送を行う際に用いられるデータ転送装置およびデータ転送方法に関するものであり、特にAVデータの転送におけるデータ欠落を防止するデータ転送装置およびデータ転送方法に関するものである。
従来、PCなどのデジタルデータ出力機器と、映像音響機器(以下、「AV機器」という)との間で、AVデータの受け渡しを行う場合には、USB(Universal Serial Bus)に代表される各種インターフェースを通じて、デジタルデータの転送が行われることが一般的であった。
例えば、USB通信によって、AVデータの転送を行う場合には、通常アイソクロナス方式が採用される。アイソクロナス方式とは、USB通信において規定されている4つのデータ転送方式の一つであり、一定期間内(以下、「1フレーム」という)に転送されるデータ量を保証するデータ転送方式である。
上記アイソクロナス方式は、下記a.〜c.の特色を有している。
a.アイソクロナス方式では、データ転送のバンド幅または転送速度が優先的に確保されるため、同一の通信ライン上で他のデータ転送を同時に行う場合であっても、上記他のデータ転送によって、アイソクロナス方式の対象となるデータ転送が中断することはない。
b.アイソクロナス方式では、アイソクロナス方式の対象データ転送中に転送エラーが発生しても、欠落データの再送は行われない。
c.アイソクロナス方式では、1フレームに転送されるデータ量は常に一定であり、毎回異なるデータ量のデータを転送することはできない。
上記アイソクロナス方式は、上記a.〜c.の特色を有するため、データ欠落の防止よりも、データ転送のリアルタイム性を重要視するAVデータの通信に適している。AVデータの再生や複製においては、データ欠落に起因する瞬間的な動画のコマ切れや音楽の音切れよりも、データ転送のリアルタイム性が失われることによる再生テンポの変動などの方がより悪影響を及ぼすからである。
上記アイソクロナス方式では、1フレーム毎、例えば1ms毎に1つのアイソクロナスパケットを転送することにより、1フレーム毎に一定量のデータを転送する。上記アイソクロナス方式では、上記アイソクロナスパケットがフレーム内のいずれのタイミングで転送されるかは定められておらず、フレーム内における任意のタイミングで行われる。したがって、デジタルデータ出力機器とAV機器間のAVデータ転送においては、1フレーム、例えば1msの間、再生や複製を行うために必要とされる量のAVデータを含む上記アイソクロナスパケットが、上記フレーム内における任意のタイミングで供給される。
AVデータ、例えばPCやプレーヤ機器で一般的に扱われるサンプリング周波数48kHz,分解能16bitのステレオオーディオデータをリアルタイムに転送するためには、1秒間あたり、48kHz×16bit×2チャンネル=1.536Mbpsのデータ転送速度が要求される。したがって、PCやプレーヤ機器とその外部のAV機器とを接続するデータ転送装置では、1.536Mbpsのデータ転送速度を確保するようにクロックタイミングなどが設定されることが多い。
上記のように、デジタルデータ出力機器やデータ転送装置のクロックタイミングなどを設定して、必要とされるデータ転送速度を確保すれば、不測のノイズによるデータエラーを除いて、理論上、AVデータをリアルタイムに転送することができる。例えば、転送するAVデータがオーディオデータであれば、音切れの生じない転送速度で上記オーディオデータを転送できるはずである。
しかしながら、実際には、上記転送速度を確保するように、デジタルデータ出力機器やデータ転送装置のクロックタイミングなどを設定した場合でも、転送データに欠落が生じ、AV機器側で動画のコマ切れや音楽の音切れを生じることが多い。
この原因としては、デジタルデータ出力機器の出力動作が一時的に不安定となることが挙げられる。
例えば、デジタルデータ出力機器において、AVデータを転送するアプリケーションソフトウェア(以下、「アプリケーション」という)の動作が、他のアプリケーションの動作に妨害されることがある。すなわち、USB通信などによってAVデータを転送するアプリケーションは、通常、PCなどのデジタルデータ出力機器のCPUに各種の計算処理や制御処理を要求し、CPUにこれら処理を実行させることにより、AVデータの転送を行う。
このため、他のアプリケーションが新たな処理を上記CPUに要求すると、上記CPUの限りある処理能力が上記処理に割り当てられ、上記AVデータの転送に割り当てられるべき処理能力が一時的に不足することになる。オペレーションソフトウェア(以下、「OS」という)の動作システム上、CPUの処理能力を上記AVデータの転送に優先して割り当てることは難しく、上記のようにCPUの処理能力が不足した場合、転送されるAVデータに欠落を生じ、AV機器側で動画のコマ切れや音楽の音切れが発生する。
上記問題の単純な解決手法として、AVデータの転送中に、デジタルデータ出力機器上でAVデータを転送するアプリケーション以外のアプリケーションが動作することのないように、デジタルデータ出力機器の環境を設定しておく手法が考えられる。
しかし、このような手法は現実的ではない。なぜなら、近年のデジタルデータ出力機器には、極めて多くのアプリケーションがインストールされており、これらアプリケーションの中には、ユーザが意図的に起動せずとも、オペレーションソフトウェアが、デジタルデータ出力機器の起動に連動して自動的に起動するアプリケーションも多い。例えば、PCのOSとしてWindows(登録商標)を採用している場合には、アプリケーションをスタートアップフォルダに登録しておけば、Windows(登録商標)は、PCの起動と同時に上記アプリケーションを自動起動する。ノート型PCの電源管理ユーティリティのように、ユーザやOSによる特別の起動指示を必要とせず、いわゆるバックグラウンドでCPUに処理を要求するアプリケーションも存在する。
また、各種アプリケーションが起動している場合には、ユーザは該アプリケーションに特別の指示を行わないとしても、ユーザの認識以上にCPUの処理能力は消費されていることが多い。上記アプリケーションは、PCをインターネットなどに接続するネット接続処理や、定期的にサーバにアクセスを行って受信メールの有無を確認するメールチェック処理など、ユーザが意識していない様々な処理を自発的にCPUに要求することが多いからである。
以上のように、近年のデジタルデータ出力機器の動作環境は極めて複雑であるため、AVデータを転送するアプリケーション以外の、全てのアプリケーションによるCPUへの処理要求を制限および管理することは、初心者ユーザには困難なばかりか、いわゆるパワーユーザにおいても、デジタルデータ出力機器の操作性や利便性を大きく制限してしまうという問題を引き起こす。
本発明は、以上のような従来手法の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、ユーザに特別の負担を強いることなく、デジタルデータ出力機器とその外部機器との間でデジタルデータ、特にAVデータの転送を行う際のデータ欠落を防止するデータ転送装置およびデータ転送方法を提供することにある。
本発明に係るデ−タ転送装置は、デジタルデータからなるAVデータ及び該AVデータをコントロールするためのコントロール信号を受け取り、前記AVデータもしくは前記AVデータをデコードしたデコードAVデータを転送するデータ転送装置において、上記受け取り信号からAVデータを抽出するAVデータ抽出手段と、上記AVデータ抽出手段によって抽出された上記AVデータを蓄積するAVデータ蓄積手段と、上記受け取り信号のコントロール信号によって、上記AVデータ蓄積手段から一定速度で連続的に出力するAVデータ出力手段とが備えられていることを特徴としている。
また、本発明に係るデータ転送装置の制御方法は、デジタルデータ出力機器から外部機器へデジタルデータを転送するデータ転送装置の制御方法において、上記デジタルデータ出力機器より転送された上記デジタルデータから、時間的に連続しているAVデータを抽出する段階と、上記抽出されたAVデータを蓄積する段階と、上記蓄積されたAVデータを読み出して、上記外部機器へ一定速度で連続的に出力する段階とを含むことを特徴としている。
上記の発明によれば、デジタルデータ出力機器より転送されたデジタルデータからAVデータが抽出され、抽出されたAVデータは、一旦蓄積された後、読み出されて外部機器へと一定速度で連続的に出力される。
したがって、常に一定以上のAVデータを蓄積しておくことにより、デジタルデータ出力機器におけるCPUの処理能力不足などに起因して、デジタルデータ出力機器からのデジタルデータ転送が一時中断した場合でも絶え間なく、AVデータが外部機器へと安定出力される。
これにより、ユーザに特別の負担を強いることなく、デジタルデータ出力機器とその外部機器との間でAVデータの転送を行う際に生じるデータ欠落や、このようなデータ欠落に起因してAVデータの再生や複製時に生じる動画のコマ切れや音楽の音切れ現象を抑制することができる。
本発明によれば、ユーザに特別の負担を強いることなく、AVデータの転送を行う際に生じるデータ欠落や、このようなデータ欠落に起因してAVデータの再生や複製時に生じる動画のコマ切れや音楽の音切れ現象を抑制することができるという作用効果を奏する。
〔実施の形態1〕
本発明の実施の一形態について、図面に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
図1は本実施形態の中間回路(データ転送装置)の構成をあらわすブロック図である。同図において、中間回路10は、USBケーブル2を介して、PC1(デジタルデータ出力機器)と接続されており、さらに、光ケーブル9を介して、外部のオーディオ機器11(外部機器)と接続されている。中間回路10の内部には、USBコントローラ3(AVデータ抽出手段),メモリコントローラ4(蓄積状態制御手段),メモリ5(AVデータ蓄積手段),オーディオタイミング発生回路6,デジタルオーディオトランスミッタ7および光送信ユニット8(AVデータ出力手段)が備えられている。
USBコントローラ3は、USBデータ転送プロトコルに従って、PC1から転送されるデジタルデータを受け取り、オーディオデータ(AVデータ),各種
タイミング信号,外部機器のコントロール信号などを抽出する制御回路である。
メモリ5は、デジタルデータの書き込み、読み出しが自在の半導体メモリである。
メモリコントローラ4は、メモリ5の上記オーディオデータ書き込み、読み出しを管理し、メモリ5の上記オーディオデータ蓄積状態を制御する制御回路である。
オーディオタイミング発生回路6は、上記オーディオデータを正常に転送や再生するためのタイミング信号を発生する回路である。
デジタルオーディオトランスミッタ7は、オーディオタイミング発生回路6の発生するタイミング信号に同期して、上記オーディオデータをインターフェース信号へと変換する回路である。
光送信ユニット8は、デジタルオーディオトランスミッタ7が発生する電気信号としてのインターフェース信号を、光信号へと変換して、光ケーブル9に出力する出力回路である。
図2は、図1に示したPC1の内部構成をあらわすブロック図である。PC1の内部には、CD−ROMドライブ12,ハードディスクドライブ13,オーディオアプリケーション14,USBドライバ15が備えられている。
CD−ROMドライブ12およびハードディスクドライブ13は、PC1が外部のオーディオ機器11へ転送する上記オーディオデータをあらかじめ格納しておくための記録媒体であり、オーディオアプリケーション14は、PC1に備えられるメモリやCPU(いずれも図示せず)などのハードウェア構成と一体となって、上記オーディオデータの加工,保存,転送などを行うためのアプリケーションである。
次に、図1,図2を用いて、PC1,中間回路10,およびオーディオ機器11の動作について説明する。
まず、PC1の内部において、中間回路10へ上記オーディオデータを含むデジタルデータを転送する際の通信速度を例えば6Mbpsに設定する。具体的には、次の手順を行う。図2において、オーディオアプリケーション14は、CD−ROMドライブ12やハードディスクドライブ13に記録されている複数の上記オーディオデータのファイルから、中間回路10およびオーディオ機器11に転送すべきオーディオデータのファイルを選択して読み込む。オーディオアプリケーション14は、読み込んだ上記オーディオデータのファイルを、各種タイミング信号や外部機器のコントロール信号などと合わせて、USBデータ転送プロトコルに適合するように、所定のフォーマット変換を行う。このようにして得られたデジタルデータは、上記オーディオデータを含んでおり、オーディオアプリケーション14は、該デジタルデータを、6Mbpsの転送速度でUSBドライバ15に転送する。USBドライバ15は、USBデータ転送プロトコルに従い、上記デジタルデータを同じく6Mbpsの転送速度で、中間回路10のUSBコントローラ3(図1参照)に転送する。
中間回路10において、USBコントローラ3は、転送された上記デジタルデータから、時間的に連続している上記オーディオデータ,各種タイミング信号,外部機器のコントロール信号などを抽出して、メモリコントローラ4に転送する。
上記オーディオデータが時間的に連続しているとは、上記オーディオデ−タは経時と共に変化しながら連続的な再生や複製を行うための音声データであることをあらわしている。
USBコントローラ3は、抽出した上記オーディオデータを、各種タイミング信号や外部機器のコントロール信号などと共に、メモリコントローラ4に転送する。
メモリコントローラ4は、上記オーディオデータを一旦メモリ5に蓄積した後、オーディオタイミング発生回路6の発生するタイミング信号に同期して、一定の速度、例えば上記オーディオデータがサンプリング周波数48kHz,分解能16bitのステレオオーディオデータであれば、1.536Mbpsの速度で、メモリ5から上記オーディオデータを読み出し、同速度で上記オーディオデータをデジタルオーディオトランスミッタ7に転送する。
なお、メモリコントローラ4は、メモリ5の上記オーディオデータ蓄積状態を常に監視しており、上記オーディオデータの蓄積状態に応じて、上記AVデータ蓄積手段における上記オーディオデータの蓄積または消去を制御する。
具体的には、メモリコントローラ4は、メモリ5が常に規定量以上の上記オーディオデータを蓄積するように、上記オーディオデータを供給する一方、上記オーディオデータの供給速度が速すぎて、メモリ5がオーバーフローを生じることのないように、USBコントローラ3と共に、前記USB通信の転送速度を制御する。また、メモリコントローラ4は、メモリ5に蓄積された上記オーディオデータのうち、既にデジタルオーディオトランスミッタ7に転送された上記オーディオデータを順次消去する。
デジタルオーディオトランスミッタ7は、オーディオタイミング発生回路6の発生する上記タイミング信号に同期して、上記オーディオデータをインターフェース信号へと変換し、上記インターフェース信号を1.536Mbpsの速度で光送信ユニット8に転送する。
光送信ユニット8は、電気信号としての上記インターフェース信号を、光信号へと変換して、光ケーブル9に出力する。光ケーブル9は、外部のオーディオ機器11に上記光信号を伝送し、オーディオ機器11は送られてきた光信号に基づいて、音楽の再生や録音(複製)を行う。
すなわち、PC1,中間回路10,およびオーディオ機器11の上記動作は、PC1から中間回路10およびオーディオ機器11へデジタルデータを転送するデータ転送方法において、PC1より転送された上記デジタルデータから、時間的に連続しているオーディオデータを抽出する段階と、抽出されたオーディオデータを蓄積する段階と、蓄積されたオーディオを読み出して、オーディオ機器11へ出力する段階とを含む。
上記のように、本実施形態では、PC1から中間回路10への上記デジタルデータの転送速度は6Mbpsであり、中間回路10からオーディオ機器11への上記オーディオデータ転送速度は1.536Mbpsである。したがって、上記デジタルデータは上記オーディオデータ以外のコントロール信号などを含むことを考慮しても、PC1と中間回路10との間で転送される上記デジタルデータに含まれるオーディオデータの転送速度は、中間回路10とオーディオ機器11へとの間のオーディオデータの転送速度の数倍の大きさである。
それゆえ、メモリ5に蓄積される上記オーディオデータのデ−タ量は、メモリ5から読み出される上記オーディオデータのデータ量を上回ることになり、メモリ5に、常に一定量以上の上記オーディオデータを蓄積および確保しておくことが可能となる。
これにより、PC1において、他のアプリケーションの動作などによりCPUの処理能力が不足して、PC1から中間回路10へのデジタルデータ転送が一時中断した場合でも、確実かつ安定的に、上記オーディオデータをメモリ5からオーディオ機器11へと出力できる。したがって、オーディオ機器11は欠落なく上記オーディオデータの再生や録音を行うことができる。
また、PC1からのデジタルデータ転送の一時中断後、再開される際に、PC1から上記データ転送装置に上記デジタルデータ転送が高速供給されるため、PC1からのデータ転送中断の影響をさらに小さくすることが可能となる。
上記デジタルデータ転送の中断が許容される時間は、メモリ5の上記オーディオデータ蓄積量に依存し、単純には、メモリ5に蓄積されている上記オーディオデータのデータ量を、中間回路10から単位時間に出力される上記オーディオデータのデータ量で除した時間として計算することができる。すなわち、メモリ5の容量が大きく、多くの上記オーディオデータが蓄積されているほど、上記許容時間は長くなる。
本実施形態において、例えば、メモリ5に8Mbitの上記オーディオデータを蓄積している場合、上記許容時間は8Mbit÷1.536Mbps≒5.2秒間となる。通常、PC1からの上記オーディオデータの転送中断は、1秒未満であることが多く、数秒間にわたって、上記デジタルデータ転送の中断が許容されれば、実用上十分である。
〔実施の形態2〕
本発明の更なる実施の形態について、図面に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
本実施形態に係る中間回路およびPCのハードウェア構成は、図1,図2に示した中間回路10およびPC1と同一であるため、ここでは説明を省略する。
図3(a)(b)は、いずれも、本実施形態の中間回路10とPC1との間のデータ通信における通信フレームのタイムチャートをあらわす説明図である。同図(a)(b)に示されるように、本実施形態では、上記データ通信におけるオーディオデータの転送に、アイソクロナス方式のUSB通信を採用している。
前述のように、アイソクロナス方式によれば、上記USB通信において、1フレームあたりに転送される所定のデータ量が優先的に保証されることになる。これにより、同一のUSB通信ライン上で他のデータ転送を同時に行う場合であっても、該他のデータ転送によって、アイソクロナス方式の対象となる上記オーディオデータの転送が中断することがなくなる。
例えば、サンプリング周波数48kHz,分解能16bitのステレオオーディオデータを音切れなく転送する場合、前述のように、1.536Mbpsのデータ転送速度が要求される。すなわち、1msのフレームあたりに転送されるデータ量は、1.536Mbps×1ms=1536bit=192byteである(8bit=1byte換算)。図3(a)は、上記データ転送速度で、アイソクロナス方式のUSB通信を行う場合のタイムチャートをあらわしたものである。市販のUSB通信を用いるオーディオ機器は、同図(a)のタイムチャートに示されるように、1536bit/フレームのデータ転送速度をアイソクロナス方式に割り当てることにより、ステレオオーディオデータのデータ転送を行っている。
しかし、上記データ転送速度では、PC1において、他のアプリケーションの動作などによりCPUの処理能力が不足して、PC1から中間回路10へのデジタルデータ転送が一時中断した場合、転送されるオーディオデータに欠落を生じやすいため、本実施形態では、上記アイソクロナス方式のUSB通信を行う際、必要転送速度(例えば、192byte/フレーム)の数倍(例えば、4倍の768byte/フレーム)の転送速度、すなわち通信フレーム上のバンド幅を確保しておく。
次に、再び図1を用いて、PC1,中間回路10,およびオーディオ機器11の具体的なデータ転送動作について説明する。
上記オーディオデータを、PC1から中間回路10のメモリコントローラ4まで転送する手順については、実施形態1と同様である。
メモリコントローラ4は、メモリ5の上記オーディオデータ蓄積状態を常に監視しており、上記オーディオデータの蓄積状態に応じて、上記AVデータ蓄積手段における上記オーディオデータの蓄積または消去を制御する。
具体的には、メモリコントローラ4は、メモリ5が常に規定量以上の上記オーディオデータを蓄積するように、上記オーディオデータを供給し、メモリ5に蓄積された上記オーディオデータのうち、既にデジタルオーディオトランスミッタ7に転送された上記オーディオデータを順次消去する。
一方、上記オーディオデータの供給が速すぎて、メモリ5のオーバーフローを生じることのないように、メモリコントローラ4は、メモリ5が上記オーディオデータで一杯になると、USBコントローラ3に上記オーディオデータ転送の一時中断を指示する。指示を受けたUSBコントローラ3は、該指示をUSB通信の前記コントロール転送によってPC1に伝送する。なお、上記コントロール転送とは、USB通信において、主に機器のコンフィグレーションやコントロール信号の通信に用いられるデータ転送である。
上記指示を受けたPC1は、上記オーディオデータの転送をストップし、代りに、上記オーディオデータと同じ転送速度、すなわち768byte/フレームのダミーデータを転送する。これにより、フレームあたり常に一定量のデータがPC1から中間回路10に転送されることになるため、上記オーディオデータを転送しないときにも、USB通信におけるアイソクロナス方式の規格が充たされることになる。
この場合、PC1によって転送された上記ダミーデータは、USBコントローラ3によって破棄され、メモリ5には蓄積されない。したがって、中間回路10が上記オーディオデータをオーディオ機器11に出力し続けるに従って、メモリ5に蓄積された上記オーディオデータのデータ量は減少していく。この結果、メモリ5に蓄積された上記オーディオデータが所定量以下になると、メモリコントローラ4は、その旨をUSBコントローラ3に通知し、該通知を受けたUSBコントローラ3は、前記コントロール転送によって、PC1に上記オーディオデータの転送再開を要求する。
上記転送再開要求を受けたPC1は、再び上記オーディオデータを768byte/フレームの転送速度でメモリ5の容量が一杯になるまで転送する。
図3(b)のタイムチャートは、上記のような手順によって、PC1が上記オーディオデータと上記ダミーデータとを混合して転送する状態をあらわしたものである。
これにより、PC1におけるCPUの処理能力不足などに起因して、PC1からのデジタルデータ転送が一時中断した場合でも、確実かつ安定的に、上記オーディオデータを出力することができる。また、PC1からのデジタルデータ転送が一時中断した後、再開される際に、PC1から上記データ転送装置に上記デジタルデータを高速供給できるため、PC1からデータ転送中断の影響をさらに小さくすることが可能となる。
図4は、本実施形態に係る中間回路10およびPC1が複数の上記オーディオデータを転送する場合におけるデータ転送動作の概略を段階的に説明するフローチャートである。同図に示したように、上記データ転送動作は、S1〜S5のステップであらわすことができる。これらS1〜S5のステップについて順に説明する。
S1において、USBコントローラ3は、所定量の上記オーディオデータ転送をPC1に要求する。PC1から上記オーディオデータの転送が始まると、S2のステップに進む。
S2において、USBコントローラ3は、受け取った上記オーディオデータが転送すべき最終データ、すなわち末尾のオーディオデータであるか否かを判断する。具体的には、受け取る上記オーディオデータが最終データであれば、その旨の通知がPC1からUSBコントローラ3に転送されるので、USBコントローラ3は上記通知の有無を確認する。
上記S2において、USBコントローラ3が受け取った上記オーディオデータを最終データであると判断した場合には、USBコントローラ3はPC1との通信を終了する。
一方、上記S2において、USBコントローラ3が受け取った上記オーディオデータを最終データではないと判断した場合には、S3のステップに進む。
S3において、USBコントローラ3は、メモリコントロ−ラ4にアクセスしてメモリ5における上記オーディオデータの蓄積量を監視し、メモリ5は一杯であるか、すなわちメモリ5の容量に空きがあるか否かを判断する。
上記S3において、USBコントローラ3が、メモリ5は一杯ではない、すなわちメモリ5の容量に空きがあると判断した場合には、上記オーディオデータの受け取りを続行して、上記S2〜S3のステップを繰り返す。
一方、上記S3において、USBコントローラ3が、メモリ5は一杯ではある、すなわちメモリ5の容量に空きはないと判断した場合には、S4のステップに進む。
S4において、USBコントローラ3は、PC1に上記オーディオデータの転送中断を要求する。該中断要求を受けたPC1は、上記オーディオデータの転送を中断して、かわりに前記ダミーデータの転送を開始する。
上記オーディオデータの転送が中断された後も、中間回路10は一定速度で上記オーディオデータの出力を続ける。一方、前述のように、メモリコントローラ4は、メモリ5に蓄積された上記オーディオデータのうち、既にデジタルオーディオトランスミッタ7に転送された上記オーディオデータを順次消去するため、メモリ5に蓄積されている上記オーディオデータは時間とともに減少することになる。
S5において、USBコントローラ3は、再び、メモリコントロ−ラ4にアクセスしてメモリ5のデータ蓄積量を監視し、メモリ5内の残データが所定量以下となったか否か、すなわちメモリ5の容量に空きが生じたか否かを判断する。
上記S5において、USBコントローラ3が、メモリ5内の残データは所定量以下となっていない、すなわちメモリ5の容量に空きは生じていないと判断すれば、上記S5のステップを繰り返すことにより、メモリ5に蓄積されている上記オーディオデータの減少を待つ。
上記S5において、USBコントローラ3が、メモリ5内の残データは所定量以下となった、すなわちメモリ5の容量に空きが生じたと判断すれば、上記S1のステップに戻って、USBコントローラ3は、再び、所定量の上記オーディオデータ転送をPC1に要求する。
〔実施の形態3〕
本発明の更なる実施の形態について、図面に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
本実施形態に係る中間回路およびPCのハードウェア構成も、図1,図2に示した中間回路10およびPC1と同一であるため、ここでは説明を省略する。
図5は、本実施形態の中間回路10とPC1との間のデータ通信における通信フレームのタイムチャートをあらわす説明図である。同図に示されるように、本実施形態では、上記データ通信におけるオーディオデータの転送に、バルク方式のUSB通信を採用している。
バルク方式とは、前述のアイソクロナス方式とは異なる、USB通信において規定されているデータ転送方式の一つであり、通信フレームに空き領域が生じれば、新たなパケットを上記空き領域に割り当ててデータ転送することにより、大量のデータ転送を行うデ−タ転送方式である。
上記バルク方式は、下記a.〜c.の特色を有している。
a.最大512bitのデータを納めるパケットを通信フレームの空き領域に割り当て、該パケットを転送することにより、データ転送を行う。
b.バルク方式の対象データ転送中に転送エラーが発生した場合、欠落データの再送が可能である。
c.データ転送のバンド幅を確保する優先順位が低く、アイソクロナス方式など、より優先順位の高い転送方式による転送データで通信ラインが混み合っている場合には、バルク方式の対象データは転送順位を後回しにされる。
上記a.〜c.の特色を有するため、上記バルク方式は、転送データの信頼性を確保しながら、大量のデータ転送を行う場合に適している。
一般的に、PCがオーディオデータの転送を行う場合、オーディオ機器以外の機器とは通信を行っていないことが多く、このようなときには、上記バルク方式を採用することによって、通信フレームの空き領域を有効利用し、大量にオーディオデータの転送を行うことが可能となる。
従来、上記バルク方式によって、オーディオデータの転送を行うと、データ欠落に起因するリアルタイム性の喪失、すなわち瞬間的な音切れが問題となることが多かったが、本発明では、中間回路10に上記オーディオデータを蓄積するメモリ5を備えることによって、上記問題を解決している。
なお、USBの高速転送規格(Revision1.1)は最大12Mbpsであるから、1フレームを例えば1msとすれば、単純計算では、最大12000bit/フレーム=1500byte/フレームのオーディオデータを上記バルク方式によって転送することが可能となる。実際には、USB通信による転送データの一部は同期信号や制御信号として用いられるため、12000bit/フレーム全てのデ−タ量を上記バルク方式に割り当てられるわけではなく、USB通信規格によれば、上記バルク方式として転送可能なデータ量は、1フレームあたり、512bit×19パケット=9728bit、すなわち最大1216byte/フレームと定められている。
図5に示されるように、本実施形態では、上記データ通信におけるオーディオデータの転送に、バルク方式のUSB通信を採用しており、1フレーム内の長時間に渡って、上記オーディオデータが一括転送され、その後、データ転送を中断している様子がわかる。
その後のデータ転送の様子を、再び図1を用いて説明する。中間回路10から外部のオーディオ機器11(図1参照)への上記オーディオデータの出力に伴って、メモリ5に蓄積された上記オーディオデータは減少していく。メモリ5に蓄積された上記オーディオデータが所定量以下になり、メモリコントローラ4からその旨の通知を受け取ると、USBコントローラ3は、前記コントロール転送により、PC1にメモリ5の空き容量分の上記オーディオデータを要求する。上記オーディオデータの要求を受けたPC1は、再びバルク方式による上記オーディオデータの転送を再開する。
図6は、本実施形態の中間回路10における制御の概略を説明するフローチャートである。上記制御は、S6〜S9のステップを備えており、これらS6〜S9のステップについて順に説明する。
S6において、USBコントローラ3は、所定量の上記オーディオデータ転送をPC1に要求する。PC1から上記オーディオデータの転送が始まると、S7のステップに進む。
S7において、USBコントローラ3は、受け取った上記オーディオデータが転送すべき最終データ、すなわち末尾のオーディオデータであるか否かを判断する。具体的には、受け取る上記オーディオデータが最終データであれば、その旨の通知がPC1からUSBコントローラ3に転送されるので、USBコントローラ3は上記通知の有無を確認する。
上記S7において、USBコントローラ3が受け取った上記オーディオデータを最終データであると判断した場合には、USBコントローラ3はPC1との通信を終了する。
一方、上記S7において、USBコントローラ3が受け取った上記オーディオデータを最終データではないと判断した場合には、S8のステップに進む。
S8において、USBコントローラ3は、指定量のデータ受信を終了したか否か、すなわちPC1から転送された上記オーディオデータのデータ量が、上記S6でPC1に要求した指定量に達したか否かを判断する。
上記S8において、USBコントローラ3が、指定量のデータ受信を終了していない、すなわちPC1から転送された上記オーディオデータのデータ量が、上記S6でPC1に要求した指定量に達していないと判断すれば、上記S7〜S8のステップを繰り返すことにより、上記データ受信の終了を待つ。
一方、上記S8において、USBコントローラ3が、指定量のデータ受信を終了した、すなわちPC1から転送された上記オーディオデータのデータ量が、上記S6でPC1に要求した指定量に達したと判断すれば、S9のステップに進む。なお、上記指定量のデータ受信を終了した後も、中間回路10は一定速度で上記オーディオデータの出力を続ける。一方、前述のように、メモリコントローラ4は、メモリ5に蓄積された上記オーディオデータのうち、既にデジタルオーディオトランスミッタ7に転送された上記オーディオデータを順次消去するため、メモリ5に蓄積されている上記オーディオデータは時間とともに減少することになる。
S9において、USBコントローラ3は、メモリコントロ−ラ4にアクセスしてメモリ5のデータ蓄積量を監視し、メモリ5内の残データが所定量以下となったか否か、すなわちメモリ5の容量に空きが生じたか否かを判断する。
上記S9において、USBコントローラ3が、メモリ5内の残データは所定量以下となっていない、すなわちメモリ5の容量に空きは生じていないと判断すれば、上記S9のステップを繰り返すことにより、メモリ5に蓄積されている上記オーディオデータの減少を待つ。
上記S9において、USBコントローラ3が、メモリ5内の残データは所定量以下となった、すなわちメモリ5の容量に空きが生じたと判断すれば、上記S6のステップに戻って、USBコントローラ3は、上記空き容量分の上記オーディオデータ転送をPC1に要求する。
〔実施の形態4〕
本発明の更なる実施の形態について、図面に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
図7は、図1で示した中間回路10にデコード回路20(AVデータ伸長手段)を内蔵したハードウェア構成をあらわすブロック図である。図1と共通する構成部材には、共通の部材番号を附してその説明を省略する。
図7において、デコード回路20は、メモリコントローラ4とデジタルオーディオトランスミッタ7との間に接続され、メモリコントローラ4から転送される前記オーディオデータを伸長および復元するための演算回路である。
PC1に保存されているオーディオデータは、記録媒体の容量や各種ネットワークから入手する場合の利便性などを重視して、MP3などのデータ圧縮フォーマットによって圧縮されていることが多い。したがって、オーディオ機器11が上記データ圧縮フォーマットに対応した再生などを行えない場合には、通常、PC1は、上記圧縮されたオーディオデータを、CPUなどによって、元の状態に伸長および復元してから中間回路10へ転送することになる。
しかし、上記のように、PC1が上記オーディオデータを伸長してから、USB通信などによって、上記オーディオデータの転送を行う場合、転送する上記オーディオデータのサイズが大きくなって、上記オーディオデータの転送は同一通信ライン上のUSB通信におけるデータ転送を占有してしまい、PC1と中間回路10以外の機器とのUSBデータ転送を妨げることが多い。
例えば、MP3はデータ圧縮率が約1/10に及ぶため、MP3で圧縮された上記オーディオデータを伸長すると、PC1から中間回路10に転送されるべき上記オーディオデータは、約10倍のデータ量に増加することになる。
また、上記のように、オーディオデータの伸長および復元をPC1が行う場合、PC1のCPU処理能力が上記伸長処理に消費されるため、上記オーディオデータの転送に関するCPUの処理能力は不足しがちとなり、転送される上記オーディオデータに欠落を生じたり、上記オーディオデータの転送が中断する可能性が高くなる。
そこで、本実施形態では、PC1から、上記オーディオデータを圧縮されたままの状態で中間回路10に転送し、すなわちPC1と中間回路10との間で転送される前記デジタルデータに含まれるオーディオデータは圧縮されており、転送された上記オーディオデータを中間回路10内部のデコード回路20によって、伸長および復元する構成とした。
次に、図7を用いて、PC1,中間回路10,およびオーディオ機器11の具体的なデータ転送動作について説明する。ただし、PC1より転送されたデジタルデータから、中間回路10のUSBコントローラ3が、時間的に連続しているオーディオデータを抽出して、メモリコントローラ4に転送するまでの動作は実施形態1および図1と同一であるから、ここではその説明を省略する。
圧縮された状態のオーディオデータをUSBコントローラ3から受け取ったメモリコントローラ4は、上記オーディオデータを一旦メモリ5に蓄積した後、デコード回路20の要求に従って、メモリ5から上記オーディオデータを読み出し、デコード回路20へと転送する。
デコード回路20は、圧縮された上記オーディオデータを伸長し、一定の転送速度で、デジタルオーディオトランスミッタ7に送出する。
デジタルオーディオトランスミッタ7は、オーディオタイミング発生回路6(図1参照)の発生する上記タイミング信号に同期して、上記オーディオデータをインターフェース信号へと変換し、上記インターフェース信号を光送信ユニット8に転送する。
光送信ユニット8は、電気信号としての上記インターフェース信号を、光信号へと変換して、光ケーブル9に出力する。光ケーブル9は、外部のオーディオ機器11に上記光信号を伝送し、オーディオ機器11は送られてきた光信号に基づいて、音楽の再生や録音を行う。なお、上記動作におけるデータの転送速度や、メモリコントローラ4によるメモリ5の上記オーディオデータ蓄積状態の管理については、実施形態1および図1と同様である。
上記構成によれば、上記オーディオデータを圧縮したままの状態で、PC1から中間回路10へと転送するので、転送される上記オーディオデータおよびこれを含むデジタルデータのデータ量は小さくなり、PC1や中間回路10の通信負担が軽くなる。また、圧縮されている上記オーディオデータの伸長処理は、PC1ではなく、中間回路10内部に備えられるデコード回路20によって行われるため、PC1のCPU処理能力を上記伸長処理によって消費することがなくなる。
これにより、PC1から上記オーディオデータの転送を行う際に生じるデータ欠落や、このようなデータ欠落に起因して上記オーディオデータの再生や複製時に生じる音切れ現象を一層抑制することが可能となる。また、同一量のオーディオデータを転送するのであれば、伸長されたオーディオデータを転送する場合と比較して、上記データ転送の容量に余裕ができるため、同一通信ラインを用いたデータ転送において、上記オーディオデータ以外のデータ転送を行うことが容易となる。
図8(a)(b)は、いずれも、同一ラインのUSBデータ転送において、本実施形態の中間回路10とPC1との間で、前記コントロール信号とオーディオデータとを転送する場合における通信フレームのタイムチャートをあらわす説明図である。同図(a)は、アイソクロナス方式でUSB通信を行う場合の例をあらわし、同図(b)は、バルク方式でUSB通信を行う場合の例をあらわしている。
〔実施の形態5〕
前記実施形態1乃至4で説明したデータ転送装置およびデータ転送方法では、PC1上のオーディオアプリケーション14(図2参照)において、ユーザが上記オーディオデータの再生中止を指示することにより、PC1からの上記オーディオデータ転送を中止したとしても、中間回路10のメモリ5内部に上記オーディオデータは残存しており、残存している上記オーディオデータは中間回路10からオーディオ機器11へと出力され続ける。すなわち、ユーザの指示が上記オーディオデータの出力状態に即座に反映されないという問題が生じる。
そこで、本実施形態においては、PC1から上記オーディオデータと共に転送される前記コントロール信号に基づいて、中間回路10からの上記オーディオデータの出力を制御する構成としている。
上記制御の具体的手順を説明すると次の通りである。
PC1上のオーディオアプリケーション14は、ユーザから上記オーディオデータ再生中止の指示を受けると、PC1からの上記オーディオデータ転送を中止すると同時に、中間回路10にオーディオデータの出力中止を指示するコントロール信号をUSBドライバ15へ転送する。USBドライバ15は、上記オーディオデータに加えて上記コントロール信号を、中間回路10のUSBコントローラ3に転送する。
USBコントローラ3は、転送されたデジタルデータの中から上記コントロール信号を分離する。USBコントローラ3は、上記コントロール信号に従って、メモリコントローラ4を制御することにより、メモリ5からの上記オーディオデータの読み出しおよびデジタルオーディオトランスミッタ7への転送を中止させる。さらに、必要に応じて、メモリコントローラ4は、メモリ5に蓄積されたオーディオデータを消去する。
また、前記実施形態4のように、中間回路10の内部にデコード回路20を設ける場合には、USBコントローラ3は、同様にメモリコントローラ4を制御することにより、メモリ5からの上記オーディオデータの読み出しおよびデコード回路20への転送を停止させたり、メモリ5に蓄積されたオーディオデータを消去させる。さらに、USBコントローラ3は、必要に応じて、デコード回路20のデコード処理やデジタルオーディオトランスミッタ7および光送信ユニット8からの上記オーディオデータの出力を中止させる。
これにより、ユーザによる指示を上記オーディオデータの出力状態に即座に反映させることや、上記オーディオデータの出力状態をユーザが直接的に操作することが可能となる。
なお、上記では、ユーザが上記オーディオデータの再生中止を指示する場合の動作について説明したが、上記コントロール信号の内容は、上記オーディオデータの再生中止に限られるものではなく、上記オーディオデータの再生再開や再生順序の変更などであってもよい。
〔その他〕
本実施形態に係るデ−タ転送装置は、デジタルデータ出力機器と外部機器との間に接続され、該デジタルデータ出力機器から該外部機器へデジタルデータを転送するデータ転送装置において、上記デジタルデータ出力機器より転送されたデジタルデータから、時間的に連続しているAVデータを抽出するAVデータ抽出手段と、上記AVデータ抽出手段によって抽出された上記AVデータを蓄積するAVデータ蓄積手段と、上記AVデータ蓄積手段から上記AVデータを読み出して、上記外部機器へ一定速度で連続的に出力するAVデータ出力手段とが備えられている構成である。
上記の実施形態において、時間的に連続しているAVデータとは、経時と共に変化しながら連続的な再生や複製を行うための音声映像データ一般をいう。
上記の実施形態によれば、上記デジタルデータ出力機器より転送されたデジタルデータに含まれる上記AVデータは、接続された上記データ転送装置を経由して、上記外部機器へと転送される。すなわち、上記データ転送装置の上記AVデータ抽出手段によって、上記デジタルデータ出力機器より転送されたデジタルデータから上記AVデータが抽出され、抽出された上記AVデータは、一旦、上記AVデータ蓄積手段に蓄積された後、上記AVデータ出力手段によって読み出され、上記外部機器へ一定速度で連続的に出力される。
したがって、上記AVデータ蓄積手段に、常に一定量以上のAVデータを蓄積しておくことにより、上記デジタルデータ出力機器におけるCPUの処理能力不足などに起因して、上記デジタルデータ出力機器からのデジタルデータ転送が一時中断した場合でも、上記AVデータ蓄積手段から絶え間なく、上記AVデータが上記外部機器へと安定出力される。
これにより、ユーザに特別の負担を強いることなく、デジタルデータ出力機器と外部機器との間でAVデータの転送を行う際に生じるデータ欠落や、このようなデータ欠落に起因してAVデータの再生や複製時に生じる動画のコマ切れや音楽の音切れ現象を抑制することができる。
また、上記実施形態によれば、それぞれ一定のクロックタイミングに基づいて、上記AVデータの出力制御や、上記AVデータ蓄積手段におけるデータ蓄積状態の制御を行えるため、各種制御が正確かつ簡便になるとともに、上記AVデータの転送に、クロックタイミングを基礎とする各種のデータ通信規格を利用することが可能となる。
上記デ−タ転送装置において、上記AVデータの蓄積状態に応じて、上記AVデータ蓄積手段における上記AVデータの蓄積または消去を制御する蓄積状態制御手段が備えられていることが好ましい。
上記実施形態によれば、上記AVデータ蓄積手段の蓄積容量に限りがある場合であっても、上記蓄積状態制御手段によって上記AVデータの蓄積または消去を制御することにより、上記AVデータ蓄積手段に蓄積される上記AVデータの内容やデ−タ量などを適切に制御することが可能となる。
また、上記デ−タ転送装置において、上記デジタルデータ出力機器より転送される上記デジタルデータに含まれるAVデータの転送速度は、上記データ転送装置と上記外部機器との間の上記AVデータの転送速度より大きいことが好ましい。
上記実施形態によれば、上記AVデータ蓄積手段に蓄積される上記AVデータのデ−タ量は、上記AVデータ蓄積手段から読み出される上記AVデータのデータ量を上回ることになり、上記AVデータ蓄積手段に、常に一定量以上のAVデータを蓄積および確保しておくことが可能となる。
これにより、上記デジタルデータ出力機器におけるCPUの処理能力不足などに起因して、上記デジタルデータ出力機器からのデジタルデータ転送が一時中断した場合でも、確実かつ安定的に、上記外部機器へ、上記AVデータを出力できる。また、上記デジタルデータ出力機器からのデジタルデータ転送が一時中断した後、再開する際に、上記デジタルデータ出力機器から上記データ転送装置に上記デジタルデータを高速供給できるため、上記デジタルデータ出力機器からのデータ転送中断の影響をさらに小さくすることが可能となる。
また、上記デ−タ転送装置において、上記デジタルデータ出力機器より転送される上記デジタルデータに含まれるAVデータは圧縮されており、かつ、該AVデータを伸長するAVデータ伸長手段が備えられていることが好ましい。
上記実施形態によれば、上記AVデータは圧縮したままの状態で、上記デジタルデータ出力機器から上記デ−タ転送装置へと転送されるので、転送される上記AVデータおよびこれを含むデジタルデータのデータ量は小さくなり、上記デジタルデータ出力機器や上記デ−タ転送装置の通信負担が軽くなる。また、圧縮された上記AVデータの伸長処理は、上記デジタルデータ出力機器ではなく、上記デ−
タ転送装置の上記AVデータ伸長手段によって行われるため、上記デジタルデータ出力機器のCPU処理能力を上記伸長処理によって消費することがなくなる。
これにより、デジタルデータ出力機器と外部機器との間でAVデータの転送を行う際に生じるデータ欠落や、このようなデータ欠落に起因してAVデータの再生や複製時に生じる動画のコマ切れや音楽の音切れ現象を一層抑制することが可能となる。また、同一量のAVデータを転送するのであれば、伸長されたAVデータを転送する場合と比較して、上記データ転送の容量に余裕ができるため、同一通信ラインを用いたデータ転送において、上記AVデータ以外のデータ転送を行うことが容易となる。
さらに、上記デ−タ転送装置において、上記AVデータ出力手段は、上記デジタルデータ出力機器より転送される上記デジタルデータに含まれるコントロール信号に基づいて、上記AVデータの出力を制御することが好ましい。
上記実施形態によれば、上記コントロール信号によって、上記AVデータ出力手段による上記AVデータの出力が制御される。例えば、ユーザが上記デジタルデータ出力機器に上記AVデータの転送中止を指示した場合、上記デジタルデータ出力機器から上記データ転送装置へのデジタルデータ転送を中止するだけでなく、上記AVデータ出力手段からの上記AVデータの出力を停止させることができる。
これにより、ユーザによる指示を上記AVデータの出力状態に即座に反映させることや、上記AVデータの出力状態をユーザが直接的に操作することが可能となる。
また、本実施形態に係るデ−タ転送装置は、デジタルデータからなるAVデータ及び該AVデータをコントロールするためのコントロール信号を出力するデジタルデータ出力機器と該デジタルデータ出力機器の外部機器との間に接続され、該外部機器へ前記AVデータもしくは前記AVデータを信号処理した信号処理データを転送するデータ転送装置において、上記デジタルデータ出力機器からの出力信号からAVデータを抽出するAVデータ抽出手段と、上記AVデータ抽出手段によって抽出された上記AVデータを蓄積するAVデータ蓄積手段と、上記デジタルデータ出力機器からの出力信号におけるコントロール信号によって、上記AVデータ蓄積手段から上記外部機器へ一定速度で連続的に出力するAVデータ出力手段とが備えられている構成である。
また、上記デ−タ転送装置において、上記デジタルデータ出力機器と上記データ転送装置との間における上記デジタルデータの転送は、USB通信によって行われることが好ましい。
上記構成によれば、デジタルデータ出力機器と周辺機器とを接続するインターフェースとして広く普及しているUSB通信によって、簡便にデジタルデータ出力機器と上記データ転送装置とを接続し、高速のデータ転送を行うことが可能となる。
また、上記デ−タ転送装置において、上記USB通信は、アイソクロナス方式であることが好ましい。
上記構成によれば、上記USB通信において、1フレームあたりに転送される所定のデータ量が優先的に保証されることになる。これにより、同一のUSB通信ライン上で他のデータ転送を同時に行う場合であっても、該他のデータ転送によって、アイソクロナス方式の対象となる上記AVデータの転送が中断することが少なくなる。
また、上記デ−タ転送装置において、上記USB通信は、バルク方式であることが好ましい。
上記構成によれば、上記USB通信において、通信フレームに空き領域があれば、上記空き領域を利用したパケット転送が行われるため、大量の上記AVデータを転送できる。また、上記AVデータの通信途中に何らかのエラーが生じた場合には、上記AVデータの再送を行うことにより、上記AVデータを欠落なく確実に転送することが可能となる。
本発明は、パーソナルコンピュータ(PC)や携帯電話機を含むプレーヤ機器などのデジタルデータ出力機器と外部機器との間のデジタルデータ転送等に適用できる。
本発明の一実施形態に係る中間回路の構成をあらわすブロック図である。 図1に示したPCの内部構成をあらわすブロック図である。 (a)(b)は、いずれも本発明の更なる実施形態に係る中間回路とPCとの間のデータ通信における通信フレームのタイムチャートをあらわす説明図である。 上記実施形態に係る中間回路およびPCが複数の上記オーディオデータを転送する場合におけるデータ転送動作の概略を段階的に説明するフローチャートである。 本発明の更なる実施形態に係る中間回路とPCとの間のデータ通信における通信フレームのタイムチャートをあらわす説明図である。 上記実施形態の中間回路における制御の概略を説明するフローチャートである。 図1で示した中間回路にデコード回路を内蔵したハードウェア構成をあらわすブロック図である。 本発明の更なる実施形態に係る中間回路とPCとの間において、(a)はアイソクロナス方式のUSB通信によって、(b)はバルク方式のUSB通信によって、コントロール信号とオーディオデータとを転送する場合における通信フレームのタイムチャートをあらわす説明図である。
符号の説明
1 PC(デジタルデータ出力機器)
3 USBコントローラ(AVデータ抽出手段)
4 メモリコントローラ(蓄積状態制御手段)
5 メモリ(AVデータ蓄積手段)
7 デジタルオーディオトランスミッタ(AVデータ出力手段)
8 光送信ユニット(AVデータ出力手段)
10 中間回路(データ転送装置)
11 オーディオ機器(外部機器)
20 デコード回路(AVデータ伸長手段)

Claims (2)

  1. デジタルデータからなるAVデータ及び該AVデータをコントロールするためのコントロール信号を受け取り、前記AVデータもしくは前記AVデータをデコードしたデコードAVデータを転送するデータ転送装置において、
    上記受け取り信号からAVデータを抽出するAVデータ抽出手段と、
    上記AVデータ抽出手段によって抽出された上記AVデータを蓄積するAVデータ蓄積手段と、
    上記受け取り信号のコントロール信号によって、上記AVデータ蓄積手段から一定速度で連続的に出力するAVデータ出力手段とが備えられていることを特徴とするデータ転送装置。
  2. デジタルデータ出力機器から外部機器へデジタルデータを転送するデータ転送装置の制御方法において、
    上記デジタルデータ出力機器より転送された上記デジタルデータから、時間的に連続しているAVデータを抽出する段階と、
    上記抽出されたAVデータを蓄積する段階と、
    上記蓄積されたAVデータを読み出して、上記外部機器へ一定速度で連続的に出力する段階とを含むことを特徴とするデータ転送装置の制御方法。
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