JP2003208398A - データ入出力装置、データ入出力方法、プログラム、および媒体 - Google Patents

データ入出力装置、データ入出力方法、プログラム、および媒体

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JP2003208398A
JP2003208398A JP2002007029A JP2002007029A JP2003208398A JP 2003208398 A JP2003208398 A JP 2003208398A JP 2002007029 A JP2002007029 A JP 2002007029A JP 2002007029 A JP2002007029 A JP 2002007029A JP 2003208398 A JP2003208398 A JP 2003208398A
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Shinji Furuya
晋二 古屋
Manabu Uda
学 右田
Junji Nishikawa
順二 西川
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リアルタイムデータへのアクセスを妨げるこ
となくノンリアルタイムデータへのアクセスを同時に行
うことが困難であった。 【解決手段】 リアルタイムデータおよびノンリアルタ
イムデータの二種類のデータを同時に入出力するための
データ入出力バス2と、二種類のデータを同時に入出力
する際、リアルタイムデータの入出力に使用すべきデー
タ入出力バス2の使用帯域を、ノンリアルタイムデータ
の入出力に使用すべきデータ入出力バス2の使用帯域よ
りも優先的に確保するために、ノンリアルタイムデータ
の入出力に使用すべき使用帯域の幅の制御を行うプロセ
ッサ5とを備えたデータ入出力装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、連続メ
ディアデータ録画再生等のリアルタイム性を必要とする
データ転送と、テキストファイル転送やダウンロード等
のリアルタイム性を必要としないデータ転送とが混在す
るようなネットワークにおいて利用されるデータ入出力
装置、データ入出力方法、プログラム、および媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】はじめに、従来のデータ入出力装置10
1を用いた携帯型オーディオプレーヤのブロック図であ
る図11を参照しながら、従来のデータ入出力装置の構
成および動作について説明する。
【0003】本携帯型オーディオプレーヤはデータ入出
力装置101のほかスピーカ部111から構成される。
【0004】データ入出力装置101はデータ入出力バ
ス102とフラッシュメモリ103、データ入出力制御
部105、外部インターフェース部106、内部インタ
フェース部107からなる。
【0005】データ入出力バス102はデータ入出力制
御部105からの制御によりデータ入出力方向が切り替
えられる。
【0006】フラッシュメモリ102はオーディオデー
タを格納する。データ入出力制御部105はユーザから
要求を受けてオーディオデータの再生またはダウンロー
ドを制御する。
【0007】外部インターフェース部106はオーディ
オデータをダウンロードするとき接続された外部装置1
12からデータを受け取る。
【0008】内部インターフェース部107はオーディ
オデータを再生するときデータをスピーカ部111に転
送する。
【0009】スピーカ部111はデータ入出力装置10
1から転送されるオーディオデータを受け取り音声を再
生する。
【0010】本携帯型オーディオプレーヤでは、ユーザ
からのダウンロード操作によりパーソナルコンピュータ
等の外部装置112と接続された外部インターフェース
部106から取り込まれるオーディオデータをデータ入
出力制御部105がフラッシュメモリ103に書き込
む。その後、ユーザからの再生操作によりデータ入出力
制御部105がフラッシュメモリ103からオーディオ
データを読み出し、スピーカ部111において再生す
る。
【0011】このように携帯型オーディオプレーヤにお
ける従来のデータ入出力装置101では、再生とダウン
ロードの同時実行が許されない。
【0012】つぎに、従来のデータ入出力装置201を
用いたホームサーバのブロック図である図12を参照し
ながら、従来のデータ入出力装置の構成および動作につ
いて説明する。
【0013】本ビデオサーバはデータ入出力装置201
のほかカメラ部211、モニタ部212から構成され
る。
【0014】データ入出力装置201はデータ入出力バ
ス202と磁気記憶装置203、バッファメモリ20
4、プロセッサ205、外部インターフェース部20
6、内部インタフェース部207からなる。
【0015】データ入出力バス42はPCI(Peri
pheral ComponentInterconn
ect)バスである。磁気記憶装置203は映像データ
を格納する。バッファメモリ204はデータ入出力に際
しデータを一時格納すると共に、プロセッサ205が実
行するプログラムコードを格納する。
【0016】プロセッサ205はプログラムコードによ
りユーザから要求を受けて映像データの録画再生または
外部サーバ装置202との間でコンテンツ転送(映像デ
ータのコピー)を制御する。
【0017】外部インターフェース部206はコンテン
ツ転送する際にプロセッサ205からの指示を受けて接
続された外部サーバ装置213との間でデータ転送を行
う。
【0018】内部インタフェース部207はプロセッサ
205からの指示を受けてカメラ部211またはモニタ
部212との間でデータ転送を行う。
【0019】カメラ部211は撮影した映像データをデ
ータ入出力装置201に転送し、モニタ部212はデー
タ入出力装置201から転送される映像データを受け取
って映像を再生する。
【0020】ビデオサーバはユーザから録画要求を受け
ると、プロセッサ205がカメラ部211から転送され
る映像データをリアルタイムにバッファメモリ204に
取り組むように内部インタフェース部207に指示し磁
気記憶装置203に格納する。また、再生要求を受けて
プロセッサ205は磁気記憶装置203に格納された録
画データをバッファメモリ204に一時格納しモニタ部
212にリアルタイムに転送するように内部インタフェ
ース部207に指示する(同期系転送)。さらに、コン
テンツ転送要求を受けてプロセッサ205は接続された
外部サーバ装置213からのコンテンツデータをバッフ
ァメモリ204に転送するように外部インターフェース
部206に指示したのち磁気記憶装置203に格納する
(非同期系転送)。
【0021】このようなビデオサーバにおいては同時に
実行できる転送数が制限されている。もちろん、例え
ば、同期系転送は4本、非同期系転送は2本までに制限
されているのであれば、同時に実行できる転送数は6本
に制限されることになる。
【0022】このような場合、新たに非同期系の要求が
あった際には、既に2本の非同期系転送を実行中であれ
ば転送要求を拒否し、そうでなければ転送を開始する。
新たに同期系転送の要求があった際には、既に4本の同
期系転送を実行中であれば、転送要求を拒否するか、又
は非同期系転送の転送を1本停止させてその同期系転送
を開始する。あるいは実行中の同期系転送の転送レート
を最大で既定最低レートまで下げることにより帯域を確
保して転送を開始する。
【0023】このような転送数の変更は、ユーザの指示
に基づくモード変更によって行われるものであり、ビデ
オサーバ自身の判断によって行われるものではない。
【0024】また、同期系転送により映像データの記録
(録画)が実行されているときはその管理データ(メタ
データ)が刻々と更新される。管理データには映像デー
タの格納アドレスやサイズ、タイムコード等が含まれ
る。管理データは更新される度または録画終了時に磁気
記憶装置203に書き込まれる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、携帯型
プレーヤにおける従来のデータ入出力装置では、再生デ
ータ(リアルタイムデータ)を優先させる機能がなく、
ノンリアルタイムデータのダウンロードを実行しながら
オーディオ再生することができなかった。一般にオーデ
ィオデータのダウンロード時間は1曲当たり数分間かか
り、その間再生不可となるので非常に不便であった。
【0026】なお、ビデオサーバにおける従来のデータ
入出力装置では、要求状況に応じてノンリアルタイムデ
ータを非同期系転送することはできず、リアルタイムデ
ータを同期系転送するための同期系転送数とノンリアル
タイムデータを非同期系転送するための非同期系転送数
とが固定されていた。また、同期系転送数を増大させる
場合は、その転送数分の非同期系転送を完全に停止しな
ければならなかった。
【0027】また、録画が実行されているとき映像デー
タ(リアルタイムデータ)とは別にその管理データ(ノ
ンリアルタイムデータ)をデータ記憶装置に書き込む必
要があり、録画中に管理データが更新される度にこれを
実行する。このため、管理データ書き込みのためのデー
タ記憶装置アクセスが頻繁に発生して帯域が圧迫され、
全体としてパフォーマンス劣化の原因となっていた。な
お、管理データのデータ記憶装置への書き込みを録画終
了時のみ実行する場合は、管理データ書き込みのための
帯域は必要とならないが、録画中に電源等でトラブルが
発生して機能停止した場合にそれまでの録画記録が残ら
ず信頼性の面で不安があった。
【0028】本発明は、上記従来のこのような課題を考
慮し、リアルタイムデータへのアクセスを妨げることな
くノンリアルタイムデータへのアクセスを同時に行うこ
とができるデータ入出力装置、データ入出力方法、プロ
グラム、および媒体を提供することを目的とするもので
ある。
【0029】
【課題を解決するための手段】第一の本発明(請求項1
に対応)は、リアルタイムデータおよびノンリアルタイ
ムデータの二種類のデータを同時に入出力するための入
出力バスと、前記二種類のデータを同時に入出力する
際、前記リアルタイムデータの入出力に使用すべき前記
入出力バスの使用帯域を、前記ノンリアルタイムデータ
の入出力に使用すべき前記入出力バスの使用帯域よりも
優先的に確保するために、前記ノンリアルタイムデータ
の入出力に使用すべき使用帯域の幅の制御を行う制御手
段とを備えたデータ入出力装置である。
【0030】第二の本発明(請求項2に対応)は、前記
制御は、前記データの入出力を行うための周期の幅の
内、前記リアルタイムデータの入出力に使用すべき使用
帯域の幅の残りの全部または一部を、前記ノンリアルタ
イムデータの入出力に使用すべき使用帯域の幅として利
用するための制御である第一の本発明のデータ入出力装
置である。
【0031】第三の本発明(請求項3に対応)は、前記
制御手段は、前記入出力されるデータが前記リアルタイ
ムデータであるか前記ノンリアルタイムデータであるか
を判断し、その判断の結果に基づいて前記制御を行う第
二の本発明のデータ入出力装置である。
【0032】第四の本発明(請求項4に対応)は、前記
判断は、(1)前記入出力されるデータのデータパス、
(2)前記入出力されるデータに対するデータ操作、お
よび(3)前記入出力されるデータのファイル名の内の
少なくとも一つに基づいて行われる判断である第三の本
発明のデータ入出力装置である。
【0033】第五の本発明(請求項5に対応)は、前記
制御手段は、周期的に発行される転送コマンドの転送サ
イズの変更に基づいて前記制御を行う第二の本発明のデ
ータ入出力装置である。
【0034】第六の本発明(請求項6に対応)は、前記
制御手段は、前記入出力バスの使用権に関する不均衡な
調停法に基づいて前記制御を行う第二の本発明のデータ
入出力装置である。
【0035】第七の本発明(請求項7に対応)は、前記
入出力されるデータの全部または一部をバッファリング
するバッファを備え、前記制御手段は、前記バッファの
メモリサイズの変更に基づいて前記制御を行う第二の本
発明のデータ入出力装置である。
【0036】第八の本発明(請求項8に対応)は、所定
の記憶媒体に書き込まれる、前記入出力されるデータを
管理するための管理データが生成され、前記制御手段
は、前記生成される管理データの書き込みのタイミング
の調節に基づいて前記制御を行う第二の本発明のデータ
入出力装置である。
【0037】第九の本発明(請求項9に対応)は、前記
タイミングは、前記生成される管理データの更新が一定
回数以上になったときに前記書き込みが行われるように
調節される第八の本発明のデータ入出力装置である。
【0038】第十の本発明(請求項10に対応)は、前
記タイミングは、前記入出力されるデータに対するアク
セス頻度に応じて調節される第九の本発明のデータ入出
力装置である。
【0039】第十一の本発明(請求項11に対応)は、
リアルタイムデータおよびノンリアルタイムデータの二
種類のデータを同時に入出力するための入出力バスを利
用して、前記データの入出力を行うデータ入出力方法で
あって、前記二種類のデータを同時に入出力する際、前
記リアルタイムデータの入出力に使用すべき前記入出力
バスの使用帯域を、前記ノンリアルタイムデータの入出
力に使用すべき前記入出力バスの使用帯域よりも優先的
に確保するために、前記ノンリアルタイムデータの入出
力に使用すべき使用帯域の幅の制御を行う制御ステップ
を備えたデータ入出力方法である。
【0040】第十二の本発明(請求項12に対応)は、
第十一の本発明のデータ入出力方法の、前記二種類のデ
ータを同時に入出力する際、前記リアルタイムデータの
入出力に使用すべき前記入出力バスの使用帯域を、前記
ノンリアルタイムデータの入出力に使用すべき前記入出
力バスの使用帯域よりも優先的に確保するために、前記
ノンリアルタイムデータの入出力に使用すべき使用帯域
の幅の制御を行う制御ステップをコンピュータに実行さ
せるためのプログラムである。
【0041】第十三の本発明(請求項13に対応)は、
第十二の本発明のプログラムを担持した媒体であって、
コンピュータにより処理可能な媒体である。
【0042】なお、発明によるデータ入出力装置は、た
とえば、リアルタイムデータとノンリアルタイムデータ
を同時に扱うデータ入出力装置であって、データ入出力
バスと、データを蓄積するデータ記憶装置と、データア
クセス要求を受けてデータの入出力を制御するデータ入
出力制御部と、前記データ入出力制御部が実行するプロ
グラムコードまたはデータ入出力に際しデータを一時格
納するバッファメモリからなり、前記データ入出力制御
部はアクセスデータのリアルタイム性の有無を判断する
手段と、ノンリアルタイムデータについてデータ入出力
バスおよびデータ記憶装置の使用帯域を抑制する手段を
有することでリアルタイムデータについて前記データ入
出力バスおよび前記データ記憶装置の帯域を優先的に割
り当てるという構成である。これにより、リアルタイム
データへのアクセスを妨げることなくノンリアルタイム
データのアクセスを可能にする。
【0043】なお、前記データ入出力制御部におけるア
クセスデータのリアルタイム性の有無を判断する手段と
は、たとえば、データパスの違いに基づく判断手段であ
るという構成である。これにより、データの入力元およ
び出力先からアクセスデータのリアルタイム性の有無を
判断することができる。
【0044】また、前記データ入出力制御部におけるア
クセスデータのリアルタイム性の有無を判断する手段と
は、たとえば、データ操作の違いに基づく判断手段であ
るという構成である。これにより、録画再生操作である
かそれ以外の操作であるかによりアクセスデータのリア
ルタイム性の有無を判断することができる。
【0045】また、前記データ入出力制御部におけるア
クセスデータのリアルタイム性の有無を判断する手段と
は、たとえば、ファイル名に基づく判断手段であるとい
う構成である。これにより、ファイル名に含まれる識別
子からアクセスデータのリアルタイム性の有無を判断す
ることができる。
【0046】また、前記データ入出力制御部におけるノ
ンリアルタイムデータの使用帯域を抑制する手段とは、
たとえば、周期的に発行する転送コマンドの転送サイズ
変更による帯域抑制手段であるという構成である。これ
により、各周期でノンリアルタイムデータ転送データに
ついて入出力バスおよびデータ記憶装置の使用時間が制
御できる。
【0047】また、前記データ入出力制御部におけるノ
ンリアルタイムデータの使用帯域を抑制する手段とは、
たとえば、前記入出力バスの使用権についての不均衡な
調停法に基づく帯域抑制手段であるという構成である。
これにより、ノンリアルタイムデータ転送についてデー
タ入出力バスおよびデータ記憶装置の使用頻度を減らす
ことができる。
【0048】また、前記データ入出力制御部におけるノ
ンリアルタイムデータの使用帯域を抑制する手段とは、
たとえば、前記バッファメモリの使用サイズ変更に基づ
く帯域抑制手段であるという構成である。これにより、
ノンリアルタイムデータ転送の送受信バッファ量を増減
することで転送のウェイト間隔を調整してデータ入出力
バスおよびデータ記憶装置の使用帯域を制御することが
できる。
【0049】なお、発明によるデータ入出力装置は、た
とえば、メディアデータをリアルタイムに入出力するデ
ータ入出力装置であって、データ入出力バスと、データ
を蓄積するデータ記憶装置と、外部サーバ装置との間で
データを受信または送信する外部インターフェース部
と、録画装置からデータを受信または再生装置へデータ
を送信する内部インターフェース部と、データアクセス
要求を受けてデータの入出力を制御するデータ入出力制
御部と、前記データ入出力制御部が実行するプログラム
コードまたはデータ入出力に際しデータを一時格納する
バッファメモリからなり、前記データ入出力制御部はメ
ディアデータアクセス時に更新された管理データを所定
のタイミングで前記データ記憶装置に書き込むことによ
りメディアデータについて前記データ入出力バスおよび
前記データ記憶装置の帯域を優先的に割り当てるという
構成である。これにより、管理データ書き込みのための
データ記憶装置へのアクセス回数を削減するので全体と
してメディアデータアクセスのパフォーマンスを向上さ
せながら録画記録の信頼性を維持できる。
【0050】なお、前記所定のタイミングとは、たとえ
ば、管理データの更新が一定回数以上になったときであ
るという構成である。これにより、管理データ書き込み
のためのデータ記憶装置へのアクセス回数を一定の割合
に削減できる。
【0051】また、前記所定のタイミングとは、たとえ
ば、メディアデータのアクセス頻度に応じて管理データ
の前記データ記憶装置への書き込み頻度を決定するとい
う構成である。これにより、管理データ書き込みのため
のデータ入出力バスおよびデータ記憶装置の使用帯域を
自動調整できる。
【0052】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる実施の形
態について、図面を参照しつつ説明を行う。
【0053】(実施の形態1)はじめに、本発明の実施
の形態1のデータ入出力装置1を用いた携帯型オーディ
オプレーヤのブロック図である図1を参照しながら、本
実施の形態の携帯型オーディオプレーヤの構成について
説明する。
【0054】本携帯型オーディオプレーヤは、データ入
出力装置1のほかスピーカ部11から構成される。
【0055】データ入出力装置1はデータ入出力バス2
とフラッシュメモリ3、バッファメモリ4、プロセッサ
5、外部インターフェース部6、内部インタフェース部
7からなる。
【0056】データ入出力バス2はプロセッサ5からの
制御によりデータ入出力方向が切り替えられる。
【0057】フラッシュメモリ3はオーディオデータを
格納する。バッファメモリ4はプロセッサ5が実行する
プログラムコードを格納する。
【0058】プロセッサ5はプログラムコードにより動
作し、再生やダウンロードなどのデータ操作を行うため
の要求をユーザから受けて、オーディオデータの再生ま
たはダウンロードを制御する。
【0059】外部インターフェース部6はオーディオデ
ータをダウンロードするときプロセッサ5からの制御に
より接続された外部装置12からデータを受け取る。
【0060】内部インタフェース部7はオーディオデー
タを再生するときプロセッサ5からの制御によりスピー
カ部11にデータを転送する。
【0061】スピーカ部11はデータ入出力装置1から
転送されるオーディオデータを受け取って音声を再生す
る。
【0062】つぎに、本発明の実施の形態1のプロセッ
サ5の動作を示すフロー図である図2を主として参照し
ながら、本実施の形態のデータ入出力装置の動作につい
て説明する。なお、本実施の形態のデータ入出力装置の
動作について説明しながら、本発明のデータ入出力方法
の一実施の形態についても説明する(以下の実施の形態
においても同様である)。
【0063】本携帯型オーディオプレーヤではパーソナ
ルコンピュータ等の外部装置12と外部インターフェー
ス部6を接続してオーディオデータをフラッシュメモリ
3にダウンロードする。外部装置12と外部インターフ
ェース部6の間はハンドシェイクにより転送制御が行わ
れる。
【0064】また、フラッシュメモリ3からオーディオ
データを読み出してスピーカ部11において再生する。
このとき、プロセッサ5は外部インターフェース部6か
らフラッシュメモリ3へダウンロードされるデータをノ
ンリアルタイムデータ、スピーカ部11へ出力されるデ
ータをリアルタイムデータとして次のように制御する。
【0065】プロセッサ5はユーザからオーディオデー
タの再生要求があれば、指定されたオーディオデータ
(リアルタイムデータ)に対し再生レートに合わせた既
定の転送サイズ(32キロバイト)で周期的(0.5秒
周期)に転送コマンド(フラッシュメモリ3からスピー
カ部11への転送コマンド)を発行し、フラッシュメモ
リ3から内部インタフェース部7に接続されたスピーカ
部11に転送する。このときのデータ入出力バス2およ
びフラッシュメモリ3の占有時間を図3(a)に示す。
【0066】ユーザからオーディオデータの再生要求が
なくダウンロードのみ要求されているときは(S1〜S
2、S7〜S10)、各周期において外部インターフェ
ース部6から入力されるダウンロードデータ(ノンリア
ルタイムデータ)に対し既定の転送サイズ(48キロバ
イト)で転送コマンド(外部インターフェース部6から
フラッシュメモリ3への転送コマンド)を発行しフラッ
シュメモリ3にデータを書き込む。このときのデータ入
出力バス2およびフラッシュメモリ3の占有時間を図3
(b)に示す。
【0067】オーディオデータの再生中にユーザからダ
ウンロード要求があったときは(S1〜S4、S6)、
各周期においてスピーカ部11へ再生データの転送が実
行されていない期間のみ外部インターフェース部6に入
力されるダウンロードデータをフラッシュメモリ3の空
き領域に書き込む。すなわち、プロセッサ5は再生デー
タに対しては周期的に既定の転送サイズ(32キロバイ
ト)で転送コマンドを発行し、ダウンロードデータに対
しては許可された期間内で転送が終了するように転送サ
イズを小さく(16キロバイト)して転送コマンドを発
行する。
【0068】同様に、オーディオデータのダウンロード
中にユーザから再生要求があったときは(S1〜S2、
S7〜S9、S11)、再生データに対し既定の転送サ
イズ(32キロバイト)で周期的に転送コマンドを発行
して転送を開始すると共に、ダウンロードデータに対し
て転送サイズを小さく(16キロバイト)してその空き
時間に転送コマンドを発行する。
【0069】このときのデータ入出力バス2およびフラ
ッシュメモリ3の占有時間を図3(c)に示す。
【0070】図3(c)においては、ノンリアルタイム
データのダウンロードに使用するための帯域幅が、ダウ
ンロードのみの場合(図3(b)参照)の三分の一とな
っており、帯域制御を動的に行うことで、前述した従来
の場合のように転送数を(1本に)制限するよりも融通
性の高いデータ転送を行うことができる。
【0071】このようにして、プロセッサ5がユーザか
らの要求状況に応じて、データパス(または操作)の違
いに基づいてダウンロードデータに対し周期的に発行す
る転送コマンドの転送サイズを変更することにより、再
生データの転送を妨げることなくダウンロードデータの
同時転送を可能にする。
【0072】本実施の形態によれば、プロセッサ5がユ
ーザからの要求状況に応じて、外部インターフェース部
6からフラッシュメモリ3に取り込むダウンロードデー
タに対し周期的に発行する転送コマンドの転送サイズを
変更することにより再生データの転送を妨げることなく
ダウンロードデータの同時転送を行うことができる。
【0073】(実施の形態2)はじめに、本発明の実施
の形態2のデータ入出力装置21を用いたホームサーバ
のブロック図である図4を参照しながら、本実施の形態
のホームサーバの構成について説明する。
【0074】ホームサーバはデータ入出力装置21およ
び外部ネットワーク32、宅内ネットワーク33から構
成される。
【0075】データ入出力装置21はデータ入出力バス
22と磁気記憶装置23、バッファメモリ24、プロセ
ッサ25、外部インターフェース部26、宅内インタフ
ェース部27からなる。
【0076】データ入出力バス42はPCIバスであ
る。
【0077】磁気記憶装置33は映像データやテキスト
データ等を格納する。
【0078】バッファメモリ24はデータ入出力に際し
データを一時格納すると共にプロセッサ25が実行する
プログラムコードを格納する。
【0079】プロセッサ25はプログラムコードにより
動作し、ユーザから要求を受けて外部ネットワーク32
からの映像データの記録やテキストデータの取得を制御
する。また、宅内ネットワーク33上のクライアント装
置31からの要求により映像データの配信やテキストデ
ータの転送を制御する。
【0080】外部インターフェース部26は外部ネット
ワーク32を介して外部サーバ装置34と接続され、プ
ロセッサ25から指示を受けてバッファメモリとの間で
データのDMA(Direct Memory Acc
ess)転送を行う。
【0081】宅内インタフェース部27は宅内ネットワ
ーク33を介してクライアント装置31と接続され、プ
ロセッサ25から指示を受けてバッファメモリとの間で
データのDMA転送を行う。
【0082】外部ネットワーク32は光ファイバケーブ
ル等のブロードバンド回線でありTCP/IPの通信プ
ロトコルが使用される。
【0083】宅内ネットワーク33は宅内ネットワーク
でありIEEE1394インタフェースが利用される。
【0084】つぎに、本発明の実施の形態2の外部サー
バ装置34からのデータ転送におけるプロセッサ25の
動作を示すフロー図である図5を主として参照しなが
ら、本実施の形態のデータ入出力装置の動作について説
明する。
【0085】本ホームサーバはユーザから録画操作を受
けて外部ネットワーク32に接続された外部サーバ装置
34から指定された高画質映像データ1本をリアルタイ
ムに受信し、バッファメモリ24を経由して磁気記憶装
置23に録画する。このとき映像データのタイトル名
(データ名)が自動生成される。そして、宅内ネットワ
ーク33に接続されたクライアント装置31から再生要
求を受けて磁気記憶装置33から指定された映像データ
を読み出しクライアント装置31に向けてリアルタイム
に配信する。
【0086】また、本ホームサーバはユーザからダウン
ロード要求を受けて外部ネットワーク32に接続された
外部サーバ装置34から指定されたテキストデータ等を
ダウンロードする。加えて、宅内ネットワーク33に接
続されたクライアント装置31から転送要求を受けてテ
キストデータ等をノンリアルタイム転送する。
【0087】プロセッサ25はユーザからの録画、再生
操作よるデータ転送をリアルタイム転送、それ以外のダ
ウンロード等のユーザ操作をノンリアルタイム転送とし
て次のように制御する。
【0088】プロセッサ25はユーザから録画操作があ
れば、映像名にMVの拡張子が付いたタイトル名を生成
すると共に、この操作のため張られたコネクションにつ
いて受信バッファサイズを既定値(ウインドサイズ8)
にする。その後、指定された映像データを外部インター
フェース部26を介して周期的(0.5秒周期)に一定
量を受信してバッファメモリ24に書き込むように外部
インターフェース部26に指示したのちバッファメモリ
24から磁気記憶装置23にデータを書き込む。このと
きのデータ入出力バス21におけるバス使用状況を図7
(a)に示す。
【0089】ユーザから映像データの録画操作がなく、
テキストデータのダウンロードのみ要求されているとき
は(S1〜S2、S7〜S10)、この操作のため張ら
れたコネクションについて受信バッファサイズを既定値
(ウインドサイズ8)して非周期的にデータを受信して
バッファメモリ24に書き込むように外部インターフェ
ース部26に指示したのち磁気記憶装置23にデータを
書き込む。このときのデータ入出力バス21におけるバ
ス使用状況を図7(b)に示す。
【0090】映像データの録画中にユーザからテキスト
データのダウンロード要求があったときは(S1〜S
4、S6)、録画動作のコネクションについては受信バ
ッファサイズをそのままにし、ダウンロード動作のコネ
クションについて受信バッファサイズを小さく(ウイン
ドサイズ4)してそれぞれ同様に外部インターフェース
部26を介してデータを受信し磁気記憶装置23にデー
タを書き込むように指示する。
【0091】また、ダウンロード中にユーザから映像デ
ータの録画要求があったときは(S1〜S2、S7〜S
9、S11)、録画データに対し受信バッファサイズを
既定値(ウインドサイズ8)にして周期的にデータ受信
を開始すると共に、ダウンロードデータに対しては受信
バッファサイズを小さく(ウインドサイズ4)して同様
に外部インターフェース部26を介してデータを受信し
磁気記憶装置23にデータを書き込むように指示する。
【0092】このときのデータ入出力バス21および磁
気記憶装置23における帯域使用状況を図7(c)に示
す。
【0093】外部サーバ装置34と本ホームサーバ間の
データ転送頻度は図6(a)〜(b)のようになる。な
お、図6(a)にはダウンロードデータの転送頻度、図
6(b)には録画データの転送頻度が示されている。ま
た、図6、図7においてW印は磁気記憶装置23へのデ
ータ書き込み開始タイミングを示す。
【0094】クライアント装置31へのデータ転送にお
けるプロセッサ25の動作フローを図8に示した。ホー
ムサーバが宅内ネットワーク33を介してクライアント
装置31から転送要求を受けたとき(S1〜S2)、プ
ロセッサ25は指定されたデータ名(タイトル名)の拡
張子がMVであれば(S5、S7)リアルタイムデータ
として扱い、拡張子がMV以外であれば(S5〜S6)
ノンリアルタイムデータとして扱う。
【0095】プロセッサ25は宅内インタフェース部2
7に対しリアルタイムデータについてはIEEE139
4インタフェースのアイソクロナス転送を用いて保証さ
れた帯域でデータ転送するように指示する。一方、ノン
リアルタイムデータについてはIEEE1394インタ
フェースのアシンクロナス転送を用いてアイソクロナス
転送の合間に転送するように宅内インタフェース部27
に指示する。
【0096】このようにして、プロセッサ25は録画再
生やダウンロード等の操作の違いおよびタイトル名(拡
張子)に基づくデータのリアルタイム性判断手段と、コ
ネクション毎のバッファメモリサイズ変更やインタフェ
ースにおける転送モード選択に基づく帯域抑制手段を有
することにより、リアルタイムデータ転送についてデー
タ入出力バス22および磁気記憶装置23の帯域を優先
的に割り当てることができる。
【0097】なお、本実施の形態ではダウンロード動作
と同時に高レート映像の録画動作があった場合にダウン
ロード動作のコネクションについて受信バッファサイズ
を小さく変更するようにしたが、複数の低レート映像の
同時録画を許して同時録画数が一定数以上になったとき
ダウンロード動作のコネクションについて受信バッファ
サイズを小さく変更するようにしてもよい。
【0098】本実施の形態によれば、プロセッサ25が
録画再生やダウンロード等の操作の違いおよびタイトル
名(拡張子)に基づいてデータのリアルタイム性を判断
し、コネクション毎のバッファメモリサイズの変更や転
送モードの選択を行うことにより、リアルタイムデータ
転送についてデータ入出力バス22および磁気記憶装置
23の帯域を優先的に割り当てることができる。
【0099】(実施の形態3)はじめに、本発明の実施
の形態3のデータ入出力装置41を用いたビデオサーバ
のブロック図である図9を参照しながら、本実施の形態
のビデオサーバの構成について説明する。
【0100】ビデオサーバはデータ入出力装置41のほ
かカメラ部51とモニタ部52から構成される。
【0101】データ入出力装置41はデータ入出力バス
42と磁気記憶装置43、バッファメモリ44、プロセ
ッサ45、外部インターフェース部46、内部インタフ
ェース部47からなる。
【0102】データ入出力バス42はPCIバスであ
る。
【0103】磁気記憶装置43は映像データやその管理
データ等を格納する。バッファメモリ44はデータ入出
力に際しデータを一時格納すると共にプロセッサ45が
実行するプログラムコードを格納する。
【0104】プロセッサ45はプログラムコードにより
動作し、ユーザから要求を受けてカメラ部51からの映
像データの記録やモニタ部52への映像データの転送を
制御する。
【0105】外部インターフェース部46はネットワー
クにより外部サーバ装置53と接続され、プロセッサ4
5から指示を受けてバッファメモリ44との間でデータ
のDMA転送を行う。
【0106】内部インタフェース部47はカメラ部51
およびモニタ部52と接続され、プロセッサ45から指
示を受けてバッファメモリ44との間で映像データをリ
アルタイムにDMA転送する。
【0107】カメラ部51はデータ入出力装置41への
映像の入力を行ない、モニタ部52はデータ入出力装置
41からの映像データを表示する。
【0108】つぎに、本実施の形態のデータ入出力装置
の動作について説明する。
【0109】本ビデオサーバはユーザから録画要求を受
けてカメラ部51から映像データをリアルタイムに取り
込み、磁気記憶装置43に録画する。また、ユーザから
再生要求を受けて磁気記憶装置43から指定された映像
データを読み出しモニタ部52に出力する。ただし、映
像データの同時録画再生数は6本に制限される。
【0110】また、本ビデオサーバはユーザからコンテ
ンツ転送(映像データコピー)要求を受けて外部インタ
フェース部46に接続された外部サーバ装置53から指
定されたコンテンツをノンリアルタイム転送する。
【0111】ここで、内部インターフェース部47は信
号線48を有し、外部インタフェース部46と信号線4
8で接続されている。信号線48は内部インタフェース
47がデータ入出力バス42の使用権取得をめぐる調停
に参加中であればオンにする。外部インターフェース部
46は信号線48がオンの期間はデータ入出力バス42
の使用権取得をめぐる調停に参加しないように制御さ
れ、データ入出力バス42がフリー状態かつ信号線48
がオフのときのみ調停に参加する。これにより内部イン
タフェース47とバッファメモリ44間のデータ転送が
優先される。
【0112】ここで、本発明の実施の形態3のカメラ部
51から映像データ取り込みにおけるプロセッサ45の
動作を示すフロー図である図10を主として参照しなが
ら、プロセッサ45の動作について詳しく説明する。
【0113】プロセッサ45はユーザから録画要求があ
り(S1〜S3)、現在の録画再生数が5本以内であれ
ば、カメラ部51から映像データをバッファメモリ44
に取り込むように内部インタフェース部47に指示す
る。そしてバッファメモリ44に一定量の映像データを
バッファリングしたのち磁気記憶装置43に書き込む。
【0114】さらに、ユーザから再生要求があり(S1
〜S2、S9〜S10)、現在の録画再生数が5本以内
であれば、指定された映像データをバッファメモリ44
に読み出す。そしてバッファメモリ44に一定量の映像
データをバッファリングしたのち、モニタ部52に転送
するように内部インタフェース部47に指示する(同期
系転送)。
【0115】なお、ユーザからコンテンツ転送(ダウン
ロード)要求があればネットワーク32に接続された外
部サーバ装置53から映像データをバッファメモリ44
に取り込むように外部インターフェース部46に指示す
る。バッファメモリ44に一定量の映像データをバッフ
ァリングしたのち磁気記憶装置43に書き込む(非同期
系転送)。
【0116】同期系転送と非同期系転送が重なってもプ
ロセッサ45は同様に各転送を制御する。このとき信号
線48による外部インターフェース部46と内部インタ
フェース部47の間の不均衡なデータ入出力バス42の
バス調停により内部インタフェース部47のバス占有率
が高まることにより非同期系転送に対し同期系転送が優
先される。すなわち、実施の形態2と同様の結果が得ら
れる(図7(c)参照)。
【0117】なお、このとき内部インタフェース部47
に対し相対的に外部インタフェース部46のPCIバス
におけるレイテンシタイマ値(1コネクションにおける
バス最小占有時間)および転送バースト長を小さい値に
変更することにより、ノンリアルタイム転送時と比較し
てリアルタイム転送時のバス調停間隔(バス開放までの
時間)が長くなり、より効果的なリアルタイム転送への
帯域割り当てを実現できるまた、プロセッサ45は映像
データの録画に際して映像データの管理データ(メタデ
ータ)をバッファメモリ44内に生成し、録画の進行に
応じて更新する。この管理データには映像データの格納
アドレスやサイズ、時間情報などが含まれる。
【0118】プロセッサ45は管理データ更新回数をカ
ウントする更新カウンタを有し、更新カウンタ値が4
(閾値)になったとき管理データを磁気記憶装置43に
書き込んで更新カウンタを0にリセットする。プロセッ
サ45におけるこの処理フローは、図10にも示されて
いる(S4、S6)。
【0119】このようにして、プロセッサ45が更新カ
ウンタを有し、更新カウンタ値が4になったとき管理デ
ータを磁気記憶装置43に書き込むことで書き込み頻度
を4分の1に抑えることができ、信頼性を保ちながら全
体のパフォーマンスを向上させることができる。
【0120】なお、本実施の形態では、更新カウンタの
閾値を4に固定して管理データを磁気記憶装置43に書
き込むようにしたが、閾値を固定値とせずに転送数が増
えると閾値を上げることで管理データの磁気記憶装置4
3への書き込み頻度を調整してもよい。
【0121】また、本実施の形態ではビデオサーバとし
たが、外部インターフェース部46をIPネットワーク
に接続してメディアデータをリアルタイムに配信するI
Pストリーミングサーバであっても同様に本発明は適用
できる。
【0122】本実施の形態によれば、プロセッサ45が
更新カウンタを有し、更新カウンタ値が閾値に到達した
とき管理データを磁気記憶装置43に書き込むことで書
き込み頻度を一定割合に抑えることができ、信頼性を保
ちながら全体のパフォーマンスを向上させることができ
る。さらに、更新カウンタの閾値を固定値とせずに転送
数が増えると閾値を上げることで管理データの磁気記憶
装置43への書き込み頻度をより最適化できる。
【0123】以上においては、実施の形態1〜3につい
て詳細に説明を行った。
【0124】なお、本発明の入出力バスは、上述した本
実施の形態においては、データ入出力バスであったが、
これに限らず、要するに、リアルタイムデータおよびノ
ンリアルタイムデータの二種類のデータを同時に入出力
するための手段であればよい。
【0125】また、本発明の制御手段は、上述した本実
施の形態においては、プロセッサであったが、これに限
らず、要するに、二種類のデータを同時に入出力する
際、リアルタイムデータの入出力に使用すべき入出力バ
スの使用帯域を、ノンリアルタイムデータの入出力に使
用すべき入出力バスの使用帯域よりも優先的に確保する
ために、ノンリアルタイムデータの入出力に使用すべき
使用帯域の幅の制御を行う手段であればよい。
【0126】もちろん、ノンリアルタイムデータの入出
力に使用すべき使用帯域の幅としては、データの入出力
を行うための周期の幅の内、リアルタイムデータの入出
力に使用すべき使用帯域の幅の残りの全部を利用しても
よいし、一部を利用してもよい。
【0127】また、本発明のバッファは、上述した本実
施の形態においては、バッファメモリであったが、これ
に限らず、要するに、入出力されるデータの全部または
一部をバッファリングする手段であればよい。
【0128】なお、発明には、上述した本発明のデータ
入出力装置の全部または一部の手段(または、装置、素
子、回路、部など)の機能をコンピュータにより実行さ
せるためのプログラムであって、コンピュータと協働し
て動作するプログラムが含まれる。もちろん、コンピュ
ータは、CPUなどの純然たるハードウェアに限らず、
ファームウェアやOS、さらに周辺機器を含むものであ
っても良い。
【0129】また、本発明には、上述した本発明のデー
タ入出力方法の全部または一部のステップ(または、工
程、動作、作用など)の動作をコンピュータにより実行
させるためのプログラムであって、コンピュータと協働
して動作するプログラムが含まれる。
【0130】なお、発明の一部の手段(または、装置、
素子、回路、部など)、本発明の一部のステップ(また
は、工程、動作、作用など)は、それらの複数の手段ま
たはステップの内の幾つかの手段またはステップを意味
する、あるいは一つの手段またはステップの内の一部の
機能または一部の動作を意味するものである。
【0131】また、発明の一部の装置(または、素子、
回路、部など)は、それら複数の装置の内の幾つかの装
置を意味する、あるいは一つの装置の内の一部の手段
(または、素子、回路、部など)を意味する、あるいは
一つの手段の内の一部の機能を意味するものである。
【0132】また、本発明のプログラムを記録した、コ
ンピュータに読みとり可能な記録媒体も本発明に含まれ
る。また、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピ
ュータにより読み取り可能な記録媒体に記録され、コン
ピュータと協働して動作する態様であっても良い。ま
た、本発明のプログラムの一利用形態は、伝送媒体中を
伝送し、コンピュータにより読みとられ、コンピュータ
と協働して動作する態様であっても良い。また、記録媒
体としては、ROM等が含まれ、伝送媒体としては、イ
ンターネット等の伝送媒体、光・電波・音波等が含まれ
る。
【0133】なお、本発明の構成は、ソフトウェア的に
実現しても良いし、ハードウェア的に実現しても良い。
【0134】また、発明には、上述した本発明のデータ
入出力装置の全部または一部の手段の全部または一部の
機能をコンピュータにより実行させるためのプログラム
を担持した媒体であり、コンピュータにより読み取り可
能かつ読み取られた前記プログラムが前記コンピュータ
と協動して前記機能を実行する媒体が含まれる。
【0135】また、本発明には、上述した本発明のデー
タ入出力方法の全部または一部のステップの全部または
一部の動作をコンピュータにより実行させるためのプロ
グラムを担持した媒体であり、コンピュータにより読み
取り可能かつ読み取られた前記プログラムが前記コンピ
ュータと協動して前記動作を実行する媒体が含まれる。
【0136】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明は、リアルタイムデータへのアクセスを妨げるこ
となくノンリアルタイムデータへのアクセスを同時に行
うことができるという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のデータ入出力装置1を
用いた携帯型オーディオプレーヤのブロック図
【図2】本発明の実施の形態1のプロセッサ5の動作を
示すフロー図
【図3】(a)本発明の実施の形態1の再生のみを行う
場合のデータ転送占有時間を示す図 (b)本発明の実施の形態1のダウンロードのみを行う
場合のデータ転送占有時間を示す図 (c)本発明の実施の形態1の再生およびダウンロード
を行う場合のデータ転送占有時間を示す図
【図4】本発明の実施の形態2のデータ入出力装置21
を用いたホームサーバのブロック図
【図5】本発明の実施の形態2の外部サーバ装置34か
らのデータ転送におけるプロセッサ25の動作を示すフ
ロー図
【図6】(a)本発明の実施の形態2の外部サーバ装置
34と本ホームサーバ間のダウンロードデータの転送頻
度を示す図 (b)本発明の実施の形態2の外部サーバ装置34と本
ホームサーバ間の録画データの転送頻度を示す図
【図7】(a)本発明の実施の形態2の録画のみを行う
場合のデータ入出力バス21におけるデータ転送占有時
間を示す図 (b)本発明の実施の形態2のダウンロードのみを行う
場合のデータ入出力バス21におけるデータ転送占有時
間を示す図 (c)本発明の実施の形態2の録画およびダウンロード
を行う場合のデータ入出力バス21におけるデータ転送
占有時間、および磁気記憶装置23における帯域使用状
況を示す図
【図8】本発明の実施の形態2のクライアント装置31
へのデータ転送におけるプロセッサ25の動作を示すフ
ロー図
【図9】本発明の実施の形態3のデータ入出力装置41
を用いたビデオサーバのブロック図
【図10】本発明の実施の形態3のカメラ部51から映
像データ取り込みにおけるプロセッサ45の動作を示す
フロー図
【図11】従来のデータ入出力装置101を用いた携帯
型オーディオプレーヤのブロック図
【図12】従来のデータ入出力装置201を用いたホー
ムサーバのブロック図
【符号の説明】
1、21、41、101、201 データ入出力装置 2、22、42、102、202 データ入出力バス 3、103 フラッシュメモリ 4、24、44、204 バッファメモリ 5、25、45、105、205 プロセッサ 6、26、46、106、206 外部インタフェース
部 7、27、47、107、207 内部インタフェース
部 11、111 スピーカ部 12、112 外部装置 23、43、203 磁気記憶装置 31 クライアント装置 32 外部ネットワーク 33 宅内ネットワーク 34、53、213 外部サーバ装置 48 制御線 51、211 カメラ部 52、212 モニタ部
フロントページの続き (72)発明者 西川 順二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B061 DD09 DD11 5C053 GB17 JA01 LA15 5D044 AB01 AB05 AB07 EF03 FG21 HL11

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リアルタイムデータおよびノンリアルタ
    イムデータの二種類のデータを同時に入出力するための
    入出力バスと、 前記二種類のデータを同時に入出力する際、前記リアル
    タイムデータの入出力に使用すべき前記入出力バスの使
    用帯域を、前記ノンリアルタイムデータの入出力に使用
    すべき前記入出力バスの使用帯域よりも優先的に確保す
    るために、前記ノンリアルタイムデータの入出力に使用
    すべき使用帯域の幅の制御を行う制御手段とを備えたデ
    ータ入出力装置。
  2. 【請求項2】 前記制御は、前記データの入出力を行う
    ための周期の幅の内、前記リアルタイムデータの入出力
    に使用すべき使用帯域の幅の残りの全部または一部を、
    前記ノンリアルタイムデータの入出力に使用すべき使用
    帯域の幅として利用するための制御である請求項1記載
    のデータ入出力装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記入出力されるデー
    タが前記リアルタイムデータであるか前記ノンリアルタ
    イムデータであるかを判断し、その判断の結果に基づい
    て前記制御を行う請求項2記載のデータ入出力装置。
  4. 【請求項4】 前記判断は、(1)前記入出力されるデ
    ータのデータパス、(2)前記入出力されるデータに対
    するデータ操作、および(3)前記入出力されるデータ
    のファイル名の内の少なくとも一つに基づいて行われる
    判断である請求項3記載のデータ入出力装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、周期的に発行される転
    送コマンドの転送サイズの変更に基づいて前記制御を行
    う請求項2記載のデータ入出力装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記入出力バスの使用
    権に関する不均衡な調停法に基づいて前記制御を行う請
    求項2記載のデータ入出力装置。
  7. 【請求項7】 前記入出力されるデータの全部または一
    部をバッファリングするバッファを備え、 前記制御手段は、前記バッファのメモリサイズの変更に
    基づいて前記制御を行う請求項2記載のデータ入出力装
    置。
  8. 【請求項8】 所定の記憶媒体に書き込まれる、前記入
    出力されるデータを管理するための管理データが生成さ
    れ、 前記制御手段は、前記生成される管理データの書き込み
    のタイミングの調節に基づいて前記制御を行う請求項2
    記載のデータ入出力装置。
  9. 【請求項9】 前記タイミングは、前記生成される管理
    データの更新が一定回数以上になったときに前記書き込
    みが行われるように調節される請求項8のデータ入出力
    装置。
  10. 【請求項10】 前記タイミングは、前記入出力される
    データに対するアクセス頻度に応じて調節される請求項
    9のデータ入出力装置。
  11. 【請求項11】 リアルタイムデータおよびノンリアル
    タイムデータの二種類のデータを同時に入出力するため
    の入出力バスを利用して、前記データの入出力を行うデ
    ータ入出力方法であって、 前記二種類のデータを同時に入出力する際、前記リアル
    タイムデータの入出力に使用すべき前記入出力バスの使
    用帯域を、前記ノンリアルタイムデータの入出力に使用
    すべき前記入出力バスの使用帯域よりも優先的に確保す
    るために、前記ノンリアルタイムデータの入出力に使用
    すべき使用帯域の幅の制御を行う制御ステップを備えた
    データ入出力方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のデータ入出力方法
    の、前記二種類のデータを同時に入出力する際、前記リ
    アルタイムデータの入出力に使用すべき前記入出力バス
    の使用帯域を、前記ノンリアルタイムデータの入出力に
    使用すべき前記入出力バスの使用帯域よりも優先的に確
    保するために、前記ノンリアルタイムデータの入出力に
    使用すべき使用帯域の幅の制御を行う制御ステップをコ
    ンピュータに実行させるためのプログラム。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のプログラムを担持し
    た媒体であって、コンピュータにより処理可能な媒体。
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