JP2005278004A - 色シェーディング補正方法および固体撮像装置 - Google Patents

色シェーディング補正方法および固体撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005278004A
JP2005278004A JP2004091109A JP2004091109A JP2005278004A JP 2005278004 A JP2005278004 A JP 2005278004A JP 2004091109 A JP2004091109 A JP 2004091109A JP 2004091109 A JP2004091109 A JP 2004091109A JP 2005278004 A JP2005278004 A JP 2005278004A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
shading correction
component
color shading
correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004091109A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4295149B2 (ja
Inventor
Hirokazu Kobayashi
寛和 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2004091109A priority Critical patent/JP4295149B2/ja
Publication of JP2005278004A publication Critical patent/JP2005278004A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4295149B2 publication Critical patent/JP4295149B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Color Television Image Signal Generators (AREA)

Abstract

【課題】撮像素子に備えられた複数の色成分に分光するカラーフィルタを入射光が透過することにより生じる色シェーディングを補正する固体撮像装置および色シェーディング補正方法を提供。
【解決手段】固体撮像装置10は、第2のリニアマトリクス補正部50において、赤画素の片側に近接する緑画素の出力に所定のマトリクス係数を乗算した値を、赤画素の出力から減算し、青画素の片側に近接する緑画素の出力に所定のマトリクス係数を乗算した値を、青画素の出力から減算して色シェーディング補正する。このとき、所定のマトリクス係数を、各画素位置で自由に設定可能な係数とすることにより、画像の各画素で最適な色シェーディング補正を行なう。
【選択図】図2

Description

本発明は、固体撮像素子におけるカラーフィルタ上の混色により発生する色シェーディング補正方法および固体撮像装置に関するものである。
従来から、固体撮像装置は、たとえばマイクロレンズが形成された複数の受光素子を有する固体撮像素子を用いるとき、このマイクロレンズの影響を受けて光の入射方向により各受光素子の受光光量が大きく変化する。一般的には、固体撮像素子の周縁部の受光素子では光が傾斜して入射するため、中央部の受光素子に比べて受光光量が減少する。その結果、得られる画像の周縁部の輝度が低下するといういわゆるシェーディングが発生する。
特許文献1に記載のシェーディング補正装置では、撮像素子で撮像した基準画像に基づいて垂直方向および水平方向の中央部のデータを累積加算することにより水平方向シェーディング補正データおよび垂直方向シェーディング補正データを生成して、水平方向シェーディング補正メモリおよび垂直方向シェーディング補正メモリにそれぞれ格納するもので、撮像素子で取り込んだ画像データに対し、対応する水平方向シェーディング補正データおよび垂直方向シェーディング補正データを乗算器で乗ずることによりシェーディング補正を行う。
特開平9-130603号公報
上述の特許文献1に記載のシェーディング補正装置は、撮影した画像データに対してシェーディング補正データを乗算するゲイン補正型のシェーディング補正機能を有し、一般的に開示されているほとんどのシェーディング補正装置では、このようなゲイン補正型のシェーディング補正によって、個別調整などで得られた各色のシェーディング特性の逆数を、撮影した画像データごとに乗算器で演算する。しかし、このようなゲイン補正では、個別調整時の光源分光と、シェーディングの原因である素子分光の面内依存性との積和を補正するために、光源分光が変化するとシェーディング補正を不正に行なうことがある。
ところで、撮影画像に発生するシェーディングでは、レンズにより周辺光量が低減する輝度シェーディングよりも、各受光素子の色フィルタにより感度面内均一性が損なわれて発生する色シェーディングが、視覚的に悪影響が大きい。このような色シェーディングは、画素ピッチの微細化とともに発生が進み、カラーフィルタにおける光線混色が原因と考えられるもので、各画素における色シェーディングは、その画素における色(RGB)フィルタから透過して入射する光の波長依存性によって異なり、長波長側から大きくずれる。
本発明はこのような従来技術の欠点を解消し、狭ピッチな撮像素子における色シェーディングの原因と考えられる光線混色を直接的に補正して、撮影シーン(光源の色温度、分光)に対する補正のロバスト性を高めて、撮像素子の面内分光型の色シェーディング補正およびこの補正に用いる定数の個別調整方法を用いた固体撮像装置および色シェーディング補正方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、撮像面を形成するように行および列方向に配列され、光電変換する受光部を複数個有し、この複数の受光部のそれぞれに入射光を複数の色成分に分光するフィルタを備えて、撮像した被写界像をこのフィルタにより第1の色成分、第2の色成分および第3の色成分に分光して画像信号を形成する撮像手段と、この画像信号を信号処理する信号処理手段とを含む固体撮像装置は、この信号処理手段は、第1の色成分を示す画素位置の片側に近接する画素が示す第3の色成分を第1の補正成分として、第1の補正成分およびこの画素位置に対応する第1の色シェーディング補正データに基づいて、第1の色成分をこの画素位置に応じて色シェーディング補正し、第2の色成分を示す画素位置の片側に近接する画素が示す第3の色成分を第2の補正成分として、第2の補正成分およびこの画素位置に対応する第2の色シェーディング補正データに基づいて、第2の色成分をこの画素位置に応じて色シェーディング補正する色シェーディング補正手段を含むことを特徴とする。
また、撮像面を形成するように行および列方向に配列され、光電変換する受光部を複数個有し、この複数の受光部のそれぞれに入射光を複数の色成分に分光するフィルタを備えた撮像素子を用いて、撮像した被写界像をこのフィルタにより第1の色成分、第2の色成分および第3の色成分に分光して画像信号を形成する撮像工程と、この画像信号を信号処理する信号処理工程とを含む色シェーディング補正方法は、この信号処理工程は、第1の色成分を示す画素位置の片側に近接する画素が示す第3の色成分を第1の補正成分として、第1の補正成分およびこの画素位置に対応する第1の色シェーディング補正データに基づいて、第1の色成分をこの画素位置に応じて色シェーディング補正し、第2の色成分を示す画素位置の片側に近接する画素が示す第3の色成分を第2の補正成分として、第2の補正成分およびこの画素位置に対応する第2の色シェーディング補正データに基づいて、第2の色成分をこの画素位置に応じて色シェーディング補正する色シェーディング補正工程を含むことを特徴とする。
このように本発明の固体撮像装置によれば、赤画素および青画素の出力を、それぞれの片側に近接する緑画素の出力に所定の係数を乗算した値を減算して色シェーディング補正し、このとき所定の係数を各画素位置で自由に設定可能な係数とすることにより、光源混色による色シェーディングを、撮影光源に係らず最適に補正することができる。このように、素子の面内分光補正型の色シェーディング補正では、所定の係数を画面内不均一に設定できるリニアマトリクス回路により、素子分光の面内均一性を高めることができる。
また、本発明は、リニアマトリクス回路における所定の係数を、画像の画素位置の増加とともに単調増加する関数とすることにより、この関数の係数を保持することでゲイン補正値テーブルに比べて、メモリ使用量を大きく削減することができる。また、この関数を、限定した形状にして、さらにメモリ使用量を減少することができる。
次に添付図面を参照して本発明による固体撮像装置の実施例を詳細に説明する。
実施例の固体撮像装置10は、図1に示すように、被写界からの入射光を光学系12において取り込み、操作部14を操作することによりシステム制御部16およびタイミング発生器18で各部を制御して、この被写界像を撮像部20で撮像するもので、撮像した画像を前処理部22および信号処理部22で信号処理した画像信号を、バス26に接続した圧縮記録処理部28で圧縮し、表示部30で表示し、また記録部32で記録する装置である。なお、本発明の理解に直接関係のない部分は、図示を省略し、冗長な説明を避ける。
光学系12には、具体的な構成を図示しないが、レンズ、絞り調整機構、シャッタ機構、ズーム機構、自動焦点(Automatic Focus :AF)調整機構および自動露出(Automatic Exposure :AE)調整機構などが含まれている。このレンズは、図示しない鏡筒のほぼ前面に配設された光学レンズで、複数のレンズを組み合わせて用いてもよい。絞り調節機構は、開口部の径を変化させて撮像部20への入射光量を調整するものであり、シャッタ機構は、開口部を閉状態として光路を遮断する機械的シャッタである。ズーム機構は、レンズの配置する位置を調節してズームを行うものであり、自動焦点調節機構は、被写界と撮像装置10との距離に応じてピント調節するものである。
この光学系12は、制御信号106によって制御されて、絞り調節機構、シャッタ機構、ズーム機構および自動焦点調節機構が駆動して、所望の被写界像を取り込んで撮像部20の撮像面に入射する光入射機構である。また、測光時には、一度に測光できる幅が限られているため、たとえば、絞りや電子シャッタなどを駆動させて、数回に分けて測光データを得てもよい。なお、以下の説明において、各信号はその現れる接続線の参照番号で特定する。
操作部14は、操作者の指示を入力する手操作装置であり、操作者の手操作状態、たとえばシャッタボタン(図示せず)のストローク操作に応じて、操作信号104をシステム制御部16に供給する機能を有する。
システム制御部16は、操作部12から供給される操作信号104に応動して、本装置全体の動作を制御、統括する制御機能部である。たとえば、本実施例におけるシステム制御部16は、操作信号104に応じて、制御信号106、108および110を、それぞれ光学系12、タイミング発生器18およびバス26に供給して制御する。このシステム制御部16は、たとえば、図2に示すように、中央演算処理装置(Central Processing Unit:CPU)72を有するものでよい。
タイミング発生器18は、本装置10を動作させる基本クロック(システムクロック)を発生する発振器を有して、たとえば、この基本クロック112を制御信号108に応じてシステム制御部16に供給する。また、図1に示していないが、タイミング発生器18は、基本クロックをほとんどすべてのブロックに供給すると共に、この基本クロックを分周して様々なタイミング信号も生成する。
また、本実施例のタイミング発生器18では、システム制御部16から供給される制御信号108に基づいてタイミング信号を生成する。たとえば、垂直同期信号、水平同期信号および電子シャッタパルスなどを示すタイミング信号114を生成して撮像部20に供給する。また、相関二重サンプリング用のサンプリングパルスやアナログ・ディジタル変換用の変換クロックなどのタイミング信号118を生成して前処理部24に供給する。
撮像部20は、具体的な構成は図示しないが、撮影画像の1画面を形成する撮像面300および水平転送路を含んでいる。この撮像面300は、図3にその一部を示すように、複数の各画素に対応する受光部302、受光部302のそれぞれに備わるマイクロレンズ304および垂直転送路308を備えている。撮像部20は、その撮像面300に結像される被写界像を電気信号118に光電変換する機能を有し、本実施例では、たとえば、電荷結合素子(Charge Coupled Device:CCD)や金属酸化膜型半導体(Metal Oxide Semiconductor:MOS)等のいずれのイメージセンサでもよい。本実施例の撮像部20は、タイミング信号114に制御されて、被写界から入射する入射光102を各感光部で光電変換し、これによって得られた信号電荷をアナログ電気信号118に変換して出力する。
本実施例では、図3に示すように、撮像面300における複数の受光部302は、入射光を受光した際に、光を受光光量に応じた電気信号に光電変換する光センサであり、たとえば、フォトダイオードが用いられる。複数の受光部302は、赤色R、緑色Gおよび青色Bのカラーフィルタを備えて行列状に配置され、たとえば、行方向および列方向に1つおきに位置をずらして配列する、ハニカム配列を用いているが、行方向および列方向にそれぞれ一定ピッチで正方行列的に配列してもよい。また、これらのカラーフィルタの配置パターンは、緑画素Gが正方格子状に配され、さらに緑画素Gを挟んで対角位置に赤画素Rまたは青画素Bが配される完全市松に配する、G正方格子RB完全市松パターンでよく、緑画素Gが市松模様に配置されて、赤画素Rおよび青画素Bの上下左右を緑画素Gで囲まれ、行列の各行および各列は、緑画素Gと赤画素Rおよび青画素Bのいずれかを含むように配列される、ベイヤ(Bayer)パターンでもよい。撮像面300では、実際には多数の画素が配列されるが、図3においては、複雑化を避けるため、少数の画素配列しか図示しない。また、複数の受光部302は、それぞれ、高感度および低感度の受光素子を備えて、広ダイナミックレンジを実現するものでもよい。
前処理部22は、タイミング信号116に制御されて、画像を示すアナログ電気信号118に対して、アナログ信号処理を施す機能を有する。また、前処理部22は、相関二重サンプリング回路(Correlated Double Sampling:CDS)、ゲインコントロールアンプ(Gain Controlled Amplifier:GCA)、およびアナログ・ディジタル(Analog/Digital:A/D)変換器などを含むものでよく、これらの回路によって電気信号118を処理し、アナログ画像信号120を生成して出力する。
信号処理部24は、入力のディジタル画像信号120に対してディジタル信号処理を施すもので、これにより生成したディジタル画像信号122をバス26に供給し、またディジタル画像信号130をバス26および圧縮記録処理部28に供給する。本実施例の信号処理部24では、前処理部22からディジタル画像信号120を入力し、バス26を介したシステム制御部16からの制御信号110である、制御信号122に応じてディジタル信号処理を行う。
本実施例では、信号処理部24は、図2に示すように構成されて、制御信号122に応じてディジタル信号処理を行う。信号処理部24は、入力のディジタル画像信号120を画像メモリ40に一時格納して、オフセット補正部42でオフセット補正した後、第1のリニアマトリクス(Linear Matrix:LMTX)補正部46で通常のリニアマトリクス演算をし、第2のLMTX補正部50で色シェーディング補正をするもので、シェーディング補正後のディジタル画像信号を、ホワイトバランス(White Balance:WB)補正部54、ガンマ(γ)補正部60、同時化処理部64および色差マトリクス(Color Matrix: CMTX)補正部68などで処理するものである。また、これらの回路は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)と接続するものでよい。
オフセット補正部42は、各色成分に対応したディジタル画像信号に対して、基準電圧レベルからのずれを補正するものである。
第1のLMTX補正部46は、画像メモリ40におけるディジタル画像信号を読み出し、この被写体輝度にリニアな信号に対して、3×3の行列(リニアマトリクス)を作用させることにより、赤画素R、緑画素Gおよび青画素Bからの原色信号について線型変換を行い、色再現を高めて色補正をするものである。
本実施例において、第1のLMTX補正部46は、たとえば、ディジタル画像信号における赤画素Rおよび青画素Bの出力から、簡略化したリニアマトリクス演算である次式(1)および(2)により演算結果R’およびB’を算出してよい。
R’=R−αGr ・・・(1)
B’=B−βGb ・・・(2)
このとき、定数αおよびβは、所定のマトリクス定数を示し、出力Grは、赤画素Rの片側、たとえば右下側で最も近接する緑画素Grの出力を示し、出力Gbは、青画素Bの片側、たとえば右下側で最も近接する緑画素Gbの出力を示す。
また、第1のLTMX補正部46が接続するEEPROM 48は、通常のリニアマトリクス演算に用いる所定のマトリクス定数を格納するもので、本実施例では、所定のマトリクス定数αおよびβを格納する。
第2のLMTX補正部50は、第1のLMTX補正部46による演算結果であるディジタル画像信号を色シェーディング補正するもので、このディジタル画像信号における赤画素Rおよび青画素Bの出力を、これらの画素の片側に近接する緑画素Gの出力に所定の係数を乗算した値を減算または加算することにより色シェーディングするものでよい。本実施例では、第2のLMTX補正部50は、上記の式(1)および(2)を用いて、リニアマトリクス演算により色シェーディング補正するものでよく、特に、所定のマトリクス定数を、ディジタル画像信号が示す画像の各画素位置で自由に設定可能な係数とするものである。
このとき、第2のLMTX補正部50では、上記の式(1)および(2)における所定のマトリクス定数αおよびβとして、赤画素Rおよび青画素Bの各画素位置(x、y)に対応して座標依存性を有する係数α(x、y)およびβ(x、y)を用いる。本実施例では、様々なズーム倍率および絞り値に対応した複数のマトリクス係数α(x、y)およびβ(x、y)をEEPROM 52に格納するとよい。
第2のLMTX補正部50では、所望の画素の出力から、この画素の片側に近接する、異なる色画素の出力を差し引くものであり、ハニカム、ベイヤまたはG正方格子RB完全市松パターンなど、多様に配列した複数の受光部302の出力に都合よく対応する。このように、第2のLMTX補正部50では、画面内不均一な係数を設定可能にして、リニアマトリクス演算を用いた色シェーディング補正により、素子分光の面内均一性を高める。
本実施例におけるWB補正部54は、積算回路58と接続して、色シェーディング補正後のディジタル画像信号をWB補正処理するものでよい。
また、ディジタル画像信号に対して、γ補正部60は、撮像部20の階調特性に応じてγ補正し、同時化処理部64は、同時化処理する。
CMTX補正部68は、ディジタル画像信号の赤画素R、緑画素Gおよび青画素Bに対して、輝度・色差信号に変換後の色差信号(Cr,Cb )について線型変換を行い、画像表示に用いる形式、すなわち輝度データYならびに色差データ(R−Y)および(B−Y)に変換するものである。これらの輝度データおよび色差データは、各色に定めた混合割合を乗算し演算することから得られる。また、本実施例のCMTX補正部68は、色差マトリクス補正したディジタル画像信号130を、圧縮記録処理部28に直接供給してもよい。
また、信号処理部24は、バス26を介して、圧縮記録処理部28、表示部30および記録部32などと接続して、生成したディジタル画像信号122を供給する。本実施例では、これらの圧縮記録処理部28、表示部30および記録部32は、システム制御部16からの制御信号110を、バス26を介して入力して制御される。
圧縮記録処理部28は、入力するディジタル画像信号に対して、たとえば直交変換を用いたJPEG(Joint Photographic Experts Group)規格での圧縮を施す機能を有する。この圧縮記録処理部28は、システム制御部16から供給される制御信号110により制御されて、たとえば、圧縮した画像データを記録部32に出力する。
表示部30は、信号処理部14から供給されるディジタル画像信号122に基づいて画像表示する機能を有し、たとえば、液晶表示(Liquid Crystal Display: LCD)パネルなどが用いられる。
記録部32は、ディジタル画像信号を記録する機能を有し、本実施例では、図2に示すように、カードインタフェース(I/F)74および情報記録媒体76を有し、たとえば、圧縮記録処理部28により圧縮された画像信号をカードI/F 74を介して情報記録媒体76に書き込む。情報記録媒体76は、半導体メモリが搭載されたメモリカードや光磁気ディスク等の回転記録体を収容したパッケージなどを用い、着脱可能でもよい。
次に、この実施例における固体撮像装置10の動作を説明する。この撮像装置10では、操作者が操作部14のレリーズボタンを操作して撮像を指示すると、撮像指示を示す操作信号104がシステム制御部16に供給される。
システム制御部16では、操作信号104に応じて撮像指示を示す制御信号106および108が、それぞれ光学系12およびタイミング発生器18に供給される。タイミング発生器18では、この制御信号108に応じて測光指示を示すタイミング信号112、114および116が生成され、それぞれシステム制御部16、撮像部20および前処理部22に供給される。
光学系12では、被写界からの入射光102が撮像部20に入射し、被写界像が撮像面に結像される。撮像部20では、タイミング信号114に応じて撮像面上の信号電荷が読み出され、アナログ電気信号118が生成されて前処理部22に供給される。前処理部22におけるアナログ電気信号118は、タイミング信号116に応じてCDS、GCAおよびA/D変換などの前処理が施されてディジタル画像信号120が生成される。ディジタル画像信号120は、信号処理部24に供給されて画像メモリ40に格納される。
信号処理部24において、画像メモリ40におけるディジタル画像信号は、まずオフセット補正部42においてオフセット補正処理される。
次に、オフセット処理後のディジタル画像信号は、第1のLMTX補正部46において、通常のリニアマトリクス演算が施され、本実施例では、このディジタル画像信号は、EEPROM 48から取り出したマトリクス定数αおよびβを用いて、上記の式(1)および(2)によりリニアマトリクス演算される。
リニアマトリクス演算されたディジタル画像信号は、第2のLMTX補正部50において、リニアマトリクス演算を利用して色シェーディング補正される。第2のLMTX補正部50では、EEPROM 52からマトリクス係数α(x、y)およびβ(x、y)が取り出され、ディジタル画像信号の各画素データは、その画素位置に応じてマトリクス係数αおよびβが用いられて、上記の式(1)および(2)により色シェーディング補正される。
次に、色シェーディング補正されたディジタル画像信号は、WB補正部54、γ補正部60、同時化処理部64、およびCMTX補正部68において、それぞれ信号処理が施される。
このようにして、信号処理部24による信号処理が施されたディジタル画像信号は、システム制御部14が画像記録や表示を指示して信号処理部24を制御すると、信号処理部24から直接、またはバス26を介して、圧縮記録処理部28に読み出される。圧縮記録処理部28において、ディジタル画像信号130は、圧縮処理などが施されて、記録部32における情報記録媒体76へ記録され、表示部30における液晶表示パネルなどへ表示される。
ところで、本発明のような固体撮像装置10において、色シェーディングの原因となるカラーフィルタ上の光線混色は、主に、撮像部20の撮像面300における各受光部302を形成するフォトダイオード、カラーフィルタおよびマイクロレンズが、相対的にずれることにより生じるものである。この相対的なずれは、撮像部20の製造において設計にしたがったマスクパターンを用いることにより、撮像面300の端部に近づくほど大きくなりやすい。
たとえば、調整用光源による画像を取り込んで、図4に示すような画像402を表わすと、この画像402の中心位置に近いほど本来の色が再現され、左上に近づくほどグレーに、右下に近づくほどマゼンダに色がずれて再現されている。この画像402の左上付近の画像を取り込む複数の受光部の一部を図6に示し、中心付近の画像を取り込む複数の受光部を図7に、右下付近の画像を取り込む複数の受光部を図8に示す。
このとき、図6、図7および図8に示すように、フォトダイオード602およびマイクロレンズ304に対してカラーフィルタ604が左側にずれている。調整用光源からの入射光610が、図6に示すような左上の受光部に入射するとき、カラーフィルタ604が都合よくずれているため、入射光610はフォトダイオード602に良好に入射して、図4に示すように画像402の左上はグレー化される。しかし、図7および図8に示すような中央および右下の受光部に入射するとき、カラーフィルタ604および606のずれのために、入射光610は緑画素Gのフィルタ606を通りながら赤画素Rのフィルタ604に入射して、図4に示すように、画像402は、右下に近づくに従ってマゼンダに変化して再現される。
たとえば、調整用光源からの入射光の色温度が5600Kとして、図4に示すような画像402が表されるとき、左上から右下への直線410上の画素について、赤画素R、青画素Bおよび緑画素Gの出力を図9に示す。他方、調整用光源からの入射光の色温度が2300Kとして、図5に示すような画像502が表されるとき、左上から右下への直線510上の画素について、赤画素R、青画素Bおよび緑画素Gの出力を図10に示す。
図9に示すように、緑画素Gの出力が各画素位置で、たとえば一定の値Gであるとき、赤画素R/緑画素G、および青画素B/緑画素Gは、出力Gをまたいで単調増加するように示される。これにより、NW付近に位置する画素ではグレーが示され、SE付近に位置する画素ではマゼンダが示される。
他方、図10に示すように、たとえば緑画素Gの出力が一定の値Gであるとき、赤画素R/緑画素Gは、常に出力Gより高く、かつNW付近に位置する画素で最大になり、SE付近に位置する画素で最小になるように単調減少して示される。また、青画素B/緑画素Gは、常に出力Gより低く、かつNW付近に位置する画素で最小になり、SE付近に位置する画素で最大になるように単調増加して示される。これにより、NW付近の画素ではグレーが示され、SE付近の画素ではグリーンが示される。
したがって、本発明のような固体撮像装置10では、このような単調増加または減少する画素出力に対応して、第2のLMTX補正部50による色シェーディング補正で用いられるマトリクス係数α(x、y)およびβ(x、y)を、単調増加または減少する関数としてEEPROM 52に格納するとよい。このとき、マトリクス関数α(x、y)およびβ(x、y)の偶数次項をゼロとして、一次関数にするとよい。このとき、調整時の測定誤差から生ずるうねり項による補正を持たせなくてもよい。
また、マトリクス関数α(x、y)およびβ(x、y)をEEPROM 52に格納するとき、マトリクス関数α(x、y)およびβ(x、y)を構成する係数のみをEEPROM 52に格納することにより、使用メモリ容量を減少することができる。これらのマトリクス関数α(x、y)およびβ(x、y)は、様々なズーム倍率および絞り値に応じて、複数生成されてよい。
また、本実施例の固体撮像装置10では、たとえば、調整用光源により取り込んだ被写界像に基づく調整画像信号から、マトリクス関数α(x、y)およびβ(x、y)を検出することができる。
この固体撮像装置10における信号処理部24は、調整画像信号であるディジタル画像信号120からデータR/GrおよびB/Gbを取得する。このとき、ディジタル画像信号120が示す画像を所定の区分数で複数の分割領域に分割し、この複数の分割領域のそれぞれにおいて、各画素のデータR/GrおよびB/Gbを積算して平均化する。ここで、各分割領域の平均化データR/GrおよびB/Gbを、(x、y)の位置依存性を有する単調増加関数または単調減少関数にフィッティング(近似)させたR/Gr(x、y)およびB/Gb(x、y)を検出し、信号処理部24で保持する。
ところで、マトリクス関数α(x、y)およびβ(x、y)は、上記の式(1)および(2)から、次式(3)および(4)のように表わすことができる。
α(x、y)=R/Gr−R’/Gr ・・・(3)
β(x、y)=B/Gb−B’/Gb ・・・(4)
これらの式(3)および(4)におけるデータR’/GrおよびB’/Gbを、調整用光源の色温度に依存する定数a(色温度(K))およびb(色温度(K))として、(x、y)の位置依存性を持たないようにして、信号処理部24で保持する。これらの定数a(K)およびb(K)は、たとえば、WB補正部54におけるオートホワイトバランス(Auto White Balance:AWB)調整において検出するとよい。ここで、マトリクス関数α(x、y)およびβ(x、y)は、それぞれ、平均化データR/Gr(x、y)およびB/Gb(x、y)と、定数a(K)およびb(K)とを用いて、次式(5)および(6)に示すような単調増加関数または単調減少関数として表わすことができる。
α(x、y)=R/Gr(x、y)−a(K) ・・・(5)
β(x、y)=B/Gb(x、y)−b(K) ・・・(6)
このように、本実施例では、マトリクス関数α(x、y)およびβ(x、y)を所定の色温度を有する調整用光源に基づいて検出することができ、したがって、所望の色温度ごとに対応するマトリクス関数α(x、y)およびβ(x、y)を検出することができる。また、本実施例の固体撮像装置10は、所望のズーム倍率および絞り値に対応したマトリクス関数α(x、y)およびβ(x、y)を検出することもできる、所望のズーム倍率および絞り値、ならびに色温度に対応したマトリクス関数α(x、y)およびβ(x、y)を第2のLMTX補正部50に接続するEEPROM 52に格納して、第2のLMTX補正部50において、色シェーディング補正の対象となる画像信号を撮像した際のズーム倍率および絞り値、ならびに被写界の色温度に応じて、マトリクス関数α(x、y)およびβ(x、y)を取り出して色シェーディング補正に用いるとよい。
本発明に係る固体撮像装置の一実施例を示すブロック図である。 図1に示す実施例の固体撮像装置が有する信号処理部について詳細に示すブロック図である。 図1に示す実施例の固体撮像装置において、その撮像面の一部を入射工の側から見た平面図である。 図1に示す実施例の固体撮像装置において、調整用光源を取り込んだ際に形成される画像の例図である。 図1に示す実施例の固体撮像装置において、調整用光源を取り込んだ際に形成される画像の例図である。 図1に示す実施例の固体撮像装置において、その撮像面に光学系レンズが備えられた構成の一部を示す説明的断面図である。 図1に示す実施例の固体撮像装置において、その撮像面に光学系レンズが備えられた構成の一部を示す説明的断面図である。 図1に示す実施例の固体撮像装置において、その撮像面に光学系レンズが備えられた構成の一部を示す説明的断面図である。 図1に示す実施例の固体撮像装置において、撮像面の画素位置に応じた色画素の出力を示すグラフである。 図1に示す実施例の固体撮像装置において、撮像面の画素位置に応じた色画素の出力を示すグラフである。
符号の説明
10 固体撮像装置
12 光学系
14 操作部
16 システム制御部
18 タイミングパルス発生器
20 撮像部
22 前処理部
24 信号処理部
26 バス
28 圧縮記録処理部
30 表示部
32 記録部

Claims (22)

  1. 撮像面を形成するように行および列方向に配列され、光電変換する受光部を複数個有し、該複数の受光部のそれぞれに入射光を複数の色成分に分光するフィルタを備えて、撮像した被写界像を前記フィルタにより第1の色成分、第2の色成分および第3の色成分に分光して画像信号を形成する撮像手段と、
    前記画像信号を信号処理する信号処理手段とを含む固体撮像装置において、
    前記信号処理手段は、第1の色成分を示す画素位置の片側に近接する画素が示す第3の色成分を第1の補正成分として、第1の補正成分および前記画素位置に対応する第1の色シェーディング補正データに基づいて、第1の色成分を前記画素位置に応じて色シェーディング補正し、第2の色成分を示す画素位置の片側に近接する画素が示す第3の色成分を第2の補正成分として、第2の補正成分および前記画素位置に対応する第2の色シェーディング補正データに基づいて、第2の色成分を前記画素位置に応じて色シェーディング補正する色シェーディング補正手段を含むことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 請求項1に記載の固体撮像装置において、前記色シェーディング補正手段は、ズーム倍率および絞り値に対応した複数の第1の色シェーディング補正データおよび第2の色シェーディング補正データを備えることを特徴とする固体撮像装置。
  3. 請求項1または2に記載の固体撮像装置において、前記色シェーディング補正手段は、第1の色成分を、第1の色シェーディング補正データを用いた第1のリニアマトリクス演算により色シェーディング補正し、第2の色成分を、第2の色シェーディング補正データを用いた第2のリニアマトリクス演算により色シェーディング補正することを特徴とする固体撮像装置。
  4. 請求項3に記載の固体撮像装置において、第1のリニアマトリクス演算は、第1の色成分から、第1の補正成分に第1の色シェーディング補正データを乗算した値を減算し、第2のリニアマトリクス演算は、第2の色成分から、第2の補正成分に第2の色シェーディング補正データを乗算した値を減算することを特徴とする固体撮像装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の固体撮像装置において、第1の色シェーディング補正データは、前記撮像面の画素位置に依存して、x座標およびy座標の増加に応じて単調増加もしくは単調減少する第1の色シェーディング補正関数であり、第2の色シェーディング補正データは、前記撮像面の画素位置に依存して、x座標およびy座標の増加に応じて単調増加もしくは単調減少する第2の色シェーディング補正関数であることを特徴とする固体撮像装置。
  6. 請求項5に記載の固体撮像装置において、第1の色シェーディング補正関数および第2の色シェーディング補正関数は、偶数次項をゼロとする一次関数であることを特徴とする固体撮像装置。
  7. 請求項5または6に記載の固体撮像装置において、該固体撮像装置は、所定の色温度を有する調整用光源から入射光を取り込んで、前記撮像手段により調整画像信号を形成し、
    前記信号処理手段は、前記調整画像信号における第1の色成分を前記調整画像信号における第1の補正成分で除算した第1の補正係数と、画素位置に係らず前記色温度に応じた第1の色温度定数とを検出し、前記調整画像信号における第2の色成分を前記調整画像信号における第2の補正成分で除算した第2の補正係数と、前記画素位置に係らず前記色温度に応じた第2の色温度定数とを検出し、
    前記色シェーディング補正手段は、前記画像信号から前記被写界における光源の被写界色温度を判定し、画素位置に応じた第1の補正係数から前記被写界色温度に応じた第1の色温度係数を減算する関数を第1の色シェーディング補正関数とし、画素位置に応じた第2の補正係数から前記被写界色温度に応じた第2の色温度係数を減算する関数を第2の色シェーディング補正関数とすることを特徴とする固体撮像装置。
  8. 請求項7に記載の固体撮像装置において、前記信号処理手段は、前記調整画像信号で示される画像を所定の区分数で複数の分割領域に分割し、前記複数の分割領域ごとに第1の補正係数を平均化して第1の平均化補正係数を生成し、前記複数の分割領域ごとに第2の補正係数を平均化して第2の平均化補正係数を生成し、
    前記色シェーディング補正手段は、前記複数の分割領域のそれぞれの第1の平均化補正係数を近似して、前記画像信号における第1の色成分の画素位置に応じて単調増加もしくは単調減少する第1の補正係数を検出し、前記複数の分割領域のそれぞれの第2の平均化補正係数を近似して、前記画像信号における第2の色成分の画素位置に応じて単調増加または単調減少する第2の補正係数を検出することを特徴とする固体撮像装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の固体撮像装置において、前記複数の受光部は、行方向および列方向に一定ピッチで正方行列的に配列されていることを特徴とする固体撮像装置。
  10. 請求項1ないし8のいずれかに記載の固体撮像装置において、前記複数の受光部は、行方向および列方向に1つおきに位置をずらして配列されていることを特徴とする固体撮像装置。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載の固体撮像装置において、第1の色成分は、赤成分であり、第2の色成分は、青成分であり、ならびに第3の色成分は緑成分であることを特徴とする固体撮像装置。
  12. 請求項11に記載の固体撮像装置において、前記フィルタの色配置パターンは、ベイヤパターンであることを特徴とする固体撮像装置。
  13. 請求項11に記載の固体撮像装置において、前記フィルタの色配置パターンは、G正方格子RB完全市松パターンであることを特徴とする固体撮像装置。
  14. 撮像面を形成するように行および列方向に配列され、光電変換する受光部を複数個有し、該複数の受光部のそれぞれに入射光を複数の色成分に分光するフィルタを備えた撮像素子を用いて、撮像した被写界像を前記フィルタにより第1の色成分、第2の色成分および第3の色成分に分光して画像信号を形成する撮像工程と、
    前記画像信号を信号処理する信号処理工程とを含む色シェーディング補正方法において、
    前記信号処理工程は、第1の色成分を示す画素位置の片側に近接する画素が示す第3の色成分を第1の補正成分として、第1の補正成分および前記画素位置に対応する第1の色シェーディング補正データに基づいて、第1の色成分を前記画素位置に応じて色シェーディング補正し、第2の色成分を示す画素位置の片側に近接する画素が示す第3の色成分を第2の補正成分として、第2の補正成分および前記画素位置に対応する第2の色シェーディング補正データに基づいて、第2の色成分を前記画素位置に応じて色シェーディング補正する色シェーディング補正工程を含むことを特徴とする色シェーディング補正方法。
  15. 請求項14に記載の色シェーディング補正方法において、前記色シェーディング補正工程は、ズーム倍率および絞り値に対応した複数の第1の色シェーディング補正データおよび第2の色シェーディング補正データを備えることを特徴とする色シェーディング補正方法。
  16. 請求項14または15に記載の色シェーディング補正方法において、前記色シェーディング補正工程は、第1の色成分を、第1の色シェーディング補正データを用いた第1のリニアマトリクス演算により色シェーディング補正し、第2の色成分を、第2の色シェーディング補正データを用いた第2のリニアマトリクス演算により色シェーディング補正することを特徴とする色シェーディング補正方法。
  17. 請求項16に記載の色シェーディング補正方法において、第1のリニアマトリクス演算は、第1の色成分から、第1の色シェーディング補正データを乗算した第1の補正成分を減算し、第2のリニアマトリクス演算は、第2の色成分から、第2の色シェーディング補正データを乗算した第2の補正成分を減算することを特徴とする色シェーディング補正方法。
  18. 請求項14ないし17のいずれかに記載の色シェーディング補正方法において、第1の色シェーディング補正データは、前記撮像面の画素位置に依存して、x座標およびy座標の増加に応じて単調増加もしくは単調減少する第1の色シェーディング補正関数であり、第2の色シェーディング補正データは、前記撮像面の画素位置に依存して、x座標およびy座標の増加に応じて単調増加もしくは単調減少する第2の色シェーディング補正関数であることを特徴とする色シェーディング補正方法。
  19. 請求項18に記載の色シェーディング補正方法において、第1の色シェーディング補正関数および第2の色シェーディング補正関数は、偶数次項をゼロとする一次関数であることを特徴とする色シェーディング補正方法。
  20. 請求項18または19に記載の色シェーディング補正方法において、該方法は、所定の色温度を有する調整用光源から入射光を取り込んで、前記撮像工程により調整画像信号を形成し、
    前記信号処理工程は、前記調整画像信号における第1の色成分を前記調整画像信号における第1の補正成分で除算した第1の補正係数と、画素位置に係らず前記色温度に応じた第1の色温度係数とを検出し、前記調整画像信号における第2の色成分を前記調整画像信号における第2の補正成分で除算した第2の補正係数と、前記画素位置に係らず前記色温度に応じた第2の色温度係数とを検出し、
    前記色シェーディング補正工程は、前記画像信号から前記被写界における光源の被写界色温度を判定し、画素位置に応じた第1の補正係数から前記被写界色温度に応じた第1の色温度係数を減算する関数を第1の色シェーディング補正関数とし、画素位置に応じた第2の補正係数から前記被写界色温度に応じた第2の色温度係数を減算する関数を第2の色シェーディング補正関数とすることを特徴とする色シェーディング補正方法。
  21. 請求項20に記載の色シェーディング補正方法において、前記信号処理工程は、前記調整画像信号で示される画像を所定の区分数で複数の分割領域に分割し、前記複数の分割領域ごとに第1の補正係数を平均化して第1の平均化補正係数を生成し、前記複数の分割領域ごとに第2の補正係数を平均化して第2の平均化補正係数を生成し、
    前記色シェーディング補正工程は、前記複数の分割領域のそれぞれの第1の平均化補正係数を近似して、前記画像信号における第1の色成分の画素位置に応じて単調増加もしくは単調減少する第1の補正係数を検出し、前記複数の分割領域のそれぞれの第2の平均化補正係数を近似して、前記画像信号における第2の色成分の画素位置に応じて単調増加または単調減少する第2の補正係数を検出することを特徴とする色シェーディング補正方法。
  22. 請求項14ないし21のいずれかに記載の色シェーディング補正方法において、第1の色成分は、赤成分であり、第2の色成分は、青成分であり、ならびに第3の色成分は緑成分であることを特徴とする色シェーディング補正方法。
JP2004091109A 2004-03-26 2004-03-26 色シェーディング補正方法および固体撮像装置 Expired - Lifetime JP4295149B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004091109A JP4295149B2 (ja) 2004-03-26 2004-03-26 色シェーディング補正方法および固体撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004091109A JP4295149B2 (ja) 2004-03-26 2004-03-26 色シェーディング補正方法および固体撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005278004A true JP2005278004A (ja) 2005-10-06
JP4295149B2 JP4295149B2 (ja) 2009-07-15

Family

ID=35177172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004091109A Expired - Lifetime JP4295149B2 (ja) 2004-03-26 2004-03-26 色シェーディング補正方法および固体撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4295149B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007036696A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Mitsubishi Electric Corp 画像補正装置
WO2007088965A1 (ja) * 2006-02-03 2007-08-09 Nikon Corporation 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム
JP2008085388A (ja) * 2006-09-25 2008-04-10 Fujifilm Corp 撮像装置
WO2009093588A1 (ja) * 2008-01-23 2009-07-30 Olympus Corporation 画像処理装置、画像信号補正方法、補正マトリクス算出方法及び撮像装置
JP2009188914A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Ricoh Co Ltd 撮像装置および画像処理装置
JP2009532969A (ja) * 2006-04-06 2009-09-10 ディーエックスオー・ラボ デジタル画像上の相対照度現象の処理方法及び関連する処理システム
US7777792B2 (en) 2004-05-27 2010-08-17 Nikon Corporation Image-capturing apparatus and computer-readable computer program product including image processing program
US8089534B2 (en) 2008-11-04 2012-01-03 Aptina Imaging Corporation Multi illuminant shading correction using singular value decomposition
CN103377467A (zh) * 2012-04-25 2013-10-30 华晶科技股份有限公司 图像补偿的方法
US8730355B2 (en) 2010-02-09 2014-05-20 Sony Corporation Image signal processing device, imaging device, image signal processing method and program
KR20160025631A (ko) 2013-07-18 2016-03-08 어큐트로직 가부시키가이샤 화상 처리 장치, 화상 처리 방법 및 화상 처리 프로그램이 기록된 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체
CN115002327A (zh) * 2022-06-29 2022-09-02 江西盛泰精密光学有限公司 一种摄像头模组检测系统及方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5310483B2 (ja) 2009-10-28 2013-10-09 株式会社リコー 撮像装置

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7777792B2 (en) 2004-05-27 2010-08-17 Nikon Corporation Image-capturing apparatus and computer-readable computer program product including image processing program
JP4571038B2 (ja) * 2005-07-27 2010-10-27 三菱電機株式会社 画像補正装置
JP2007036696A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Mitsubishi Electric Corp 画像補正装置
WO2007088965A1 (ja) * 2006-02-03 2007-08-09 Nikon Corporation 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム
US8310571B2 (en) 2006-02-03 2012-11-13 Nikon Corporation Color shading correction device, color shading correction method, and color shading correction program
JP5040662B2 (ja) * 2006-02-03 2012-10-03 株式会社ニコン 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム
JP2009532969A (ja) * 2006-04-06 2009-09-10 ディーエックスオー・ラボ デジタル画像上の相対照度現象の処理方法及び関連する処理システム
KR101504564B1 (ko) * 2006-04-06 2015-03-20 디엑스오 랩스 디지털 이미지 상의 상대 조도 현상의 처리 방법 및 그에 관련된 처리 시스템
JP2008085388A (ja) * 2006-09-25 2008-04-10 Fujifilm Corp 撮像装置
US8018506B2 (en) 2006-09-25 2011-09-13 Fujifilm Corporation Image taking apparatus with shading correction
US8692910B2 (en) 2008-01-23 2014-04-08 Olympus Corporation Image processing device, image signal correction method, correction matrix calculation method, and imaging device
WO2009093588A1 (ja) * 2008-01-23 2009-07-30 Olympus Corporation 画像処理装置、画像信号補正方法、補正マトリクス算出方法及び撮像装置
JP2009188914A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Ricoh Co Ltd 撮像装置および画像処理装置
US8089534B2 (en) 2008-11-04 2012-01-03 Aptina Imaging Corporation Multi illuminant shading correction using singular value decomposition
US8730355B2 (en) 2010-02-09 2014-05-20 Sony Corporation Image signal processing device, imaging device, image signal processing method and program
CN103377467A (zh) * 2012-04-25 2013-10-30 华晶科技股份有限公司 图像补偿的方法
CN103377467B (zh) * 2012-04-25 2017-03-29 华晶科技股份有限公司 图像补偿的方法
KR20160025631A (ko) 2013-07-18 2016-03-08 어큐트로직 가부시키가이샤 화상 처리 장치, 화상 처리 방법 및 화상 처리 프로그램이 기록된 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체
US9479708B2 (en) 2013-07-18 2016-10-25 Acutelogic Corporation Image processing device, image processing method, and image processing program
CN115002327A (zh) * 2022-06-29 2022-09-02 江西盛泰精密光学有限公司 一种摄像头模组检测系统及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4295149B2 (ja) 2009-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103874952B (zh) 固体摄像元件、摄像装置及对焦控制方法
JP5361535B2 (ja) 撮像装置
JP2006121612A (ja) 撮像装置
US7643072B2 (en) Signal processing method for image capturing apparatus, and image capturing apparatus including calculating image transfer efficiency
JP7099446B2 (ja) 固体撮像装置および電子機器
US20100302384A1 (en) Image Processing Device, Image Processing Method And Image Processing Program
US8994794B2 (en) Imaging apparatus
JP4253634B2 (ja) デジタルカメラ
JP2009008928A (ja) 撮像装置及び画像信号処理プログラム
US20050275904A1 (en) Image capturing apparatus and program
JP4295149B2 (ja) 色シェーディング補正方法および固体撮像装置
US9060159B2 (en) Image processing device and method, and imaging device
JP3912404B2 (ja) 撮像装置
JP5624808B2 (ja) 撮像装置
JP2009021985A (ja) 撮像装置及び撮像装置の駆動方法
JP2008118491A (ja) 画像処理装置、固体撮像装置、電子機器、画像処理方法、及び画像処理プログラム
JP5786355B2 (ja) デフォーカス量検出装置および電子カメラ
JP4272566B2 (ja) 広ダイナミックレンジ固体撮像素子の色シェーディング補正方法および固体撮像装置
JP4779536B2 (ja) 撮像装置
JP2006129264A (ja) 色信号補正方法、装置及びプログラム
JP2009164723A (ja) 撮像装置及び撮像制御方法
JP4735820B2 (ja) 撮像装置の信号処理方法及び撮像装置
JP2006279389A (ja) 固体撮像装置およびその信号処理方法
JP4538742B2 (ja) 撮像装置の信号処理方法及び撮像装置
JP4163546B2 (ja) ディジタルカメラおよび撮像制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070308

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070312

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090317

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090409

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120417

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4295149

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120417

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130417

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130417

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140417

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250