JP2005276927A - 油浸形ソレノイド - Google Patents

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Abstract

【課題】製造工程を簡略した油浸形ソレノイドを提供する。
【解決手段】円柱状シャフト2aと、シャフトを固定するプランジャ2bとを備えるプランジャアッシーを摺動可能に内挿する収納部材3と、コイル16とコイルボビン17と備えるコイルアッシー1とを内部に配置する有底円筒状のケース24からなり、収納部材3は、シャフトの貫通孔を設けたベース4と、プランジャが摺動するスリーブ5と、ベースおよびスリーブに圧入されてベースとスリーブを一体化する連結部材とを有し、ベースは、大径部9と小径部10をもつ段付き円柱状に形成され、この大径部がケース内周に圧入固定され、コイルボビンは、収納部材内部の作動油をソレノイド内に密封するシール部材14、22を備え、連結部材は、ベースの小径部外径に圧入される第1円筒部6aと、スリーブ内径に圧入される第2円筒部6bからなり、連結部材の第1円筒部外径と前記スリーブ外径とが異なる。
【選択図】図1

Description

本発明は、油圧機器の制御に用いられる油浸形ソレノイドに関するものである。
従来の油浸形ソレノイドの一例として、固定鉄心とスリーブとをパイプを介して一体的に結合し、固定鉄心、スリーブ、パイプ等とで形成する密閉室内にシャフトを結合した可動鉄心を摺動自在に嵌挿してなるチューブアッシーと、コイルを装着したコイルボビンをケース内に嵌挿し、リング、ヨークで密閉してモールド樹脂を封入してなるコイルアッシーとを組付けて構成する油浸形ソレノイドにおいて、前記チューブアッシーにおけるスリーブの一端側に係合部を成形し、この係合部に前記コイルアッシーにおけるヨークの穴を圧入嵌合させてコイルアッシーとチューブアッシーとを一体的に接合するようにした油浸形ソレノイドがある(特許文献1参照)。
この従来技術は、係合部またはヨーク穴の一方に塑性変形可能な凹凸の刻み目を成形し、コイルアッシーとチューブアッシーとを一体的に接合する技術である。
特開平11−102812号公報
しかしながら、従来技術の組み立て方法では、パイプを固定鉄心およびスリーブに溶接で固定しており、溶接作業者の特定、溶接の段取り、条件の管理、溶接部の検査が必要となる等の課題が生じる。またコイルアッシーとチューブアッシーとを圧入嵌合により固定するため、圧入嵌合部の寸法管理に注意を要するという課題がある。
そこで本発明は、確実に作動油の外部への漏洩を防止するとともに、生産工程を簡素化できる油浸形ソレノイドを提供することを目的とする。
本発明の第1の発明は、円柱状のシャフトと、シャフトを固定するプランジャとを備えるプランジャアッシーと、このプランジャアッシーを摺動可能に内挿する収納部材と、前記収納部材の外周に沿って挿入され、コイルとコイルを巻き付けるコイルボビンと備えるコイルアッシーと、前記プランジャアッシーと前記収納部材と前記コイルアッシーとを内部に配置する有底円筒状のケースと、からなり、前記収納部材は、前記シャフトが貫通する貫通孔を設けたベースと、前記プランジャが摺動するスリーブと、前記ベースおよび前記スリーブにそれぞれ圧入されてベースとスリーブとを一体的に形成する連結部材とを有し、前記ベースは、大径部と小径部とからなる段付き円柱状に形成され、この大径部が前記ケースの内周部に圧入固定され、前記コイルボビンは、前記収納部材内部の作動油をソレノイド内に密封するシール部材を備え、前記連結部材は、前記ベースの小径部の外径側に圧入される第1円筒部と、前記スリーブの内径側に圧入される第2円筒部からなり、前記連結部材の第1円筒部の外径と前記スリーブの外径とが異なる。
第2の発明は、第1の発明において、前記ベースと前記コイルボビンとの間に設置される第1シール部材と、前記スリーブと前記コイルボビンとの間に設置される第2シール部材とを有する。
第3の発明は、第1の発明において、前記ベースと前記コイルボビンとの間に設置される第1シール部材と、前記ケースと前記コイルボビンとの間に設置される第3シール部材とを有する。
第4の発明は、第1の発明において、前記ベースの小径部と前記連結部材の第1円筒部の間に第4シール部材を有する。
第5の発明は、第1の発明において、前記収納部材の外側に前記コイルアッシーが挿入され、次に前記ケースが前記コイルアッシーを収納するとともに、前記収納部材のベースを圧入固定し、前記コイルアッシーの挿入方向および前記ベースの圧入方向が同一方向とする。
第6の発明は、第1の発明において、前記連結部材の第1円筒部が、前記ベースの大径部と前記スリーブとにより前記スリーブの圧入方向に挟持され、挟持する負荷に対応して前記第1円筒部の断面積を設定する。
第7の発明は、第1の発明において、前記連結部材の第2円筒部は、前記スリーブの内周面を覆うように形成される。
第8の発明は、第1の発明において、前記連結部材の第1円筒部の径方向の肉厚は、前記連結部材の第2円筒部の径方向の肉厚より厚い。
本発明の第1の発明では、油浸形ソレノイドの組み立てにおいて、溶接を行う必要がないため、溶接作業者の特定、溶接の段取り、条件管理、溶接部の検査にかかる時間、費用を低減することができる。ソレノイド内部の作動油が外部に漏洩する経路途中に位置するコイルボビンにシール部材を備えたので、作動油が外部に漏洩することを確実に防止できる。
第2から第4の発明では、収納部材内から外部に作動油が漏洩する経路に、第1から第4シール部材を配置したので、確実に作動油の外部への漏洩を防止できる。
また、第5の発明では、ソレノイドの組み立ては一方向から組み立てるため、容易に組み立てることができ、作業効率が向上してコスト低減を図ることができる。
第6の発明では、連結部材の第1円筒部が、ベースの大径部とスリーブとにより摺動方向に挟持され、挟持する負荷に応じて第1円筒部の断面積を設定するため、挟持により第1円筒部が座屈等を生じないように十分な強度(断面積)を確保できる。また、ベースの小径部に負荷が作用しないため、磁束密度の高い小径部に圧縮応力が作用しない。
第7の発明においては、非磁性材からなる連結部材により前記スリーブの内周面を覆うようにしたので、スリーブとプランジャとが直接接触することがなく、従来、この接触を防止するためにプランジャから突出していたシャフトを短縮することができる。
図1は、本発明の油浸形ソレノイドの構成を示す図である。なお、特に記載なき場合には、原則として構成部材は、磁性体により構成されるものとする。
本発明のソレノイドは、コイルアッシー1への通電によりプランジャアッシー2が収納部材3内で摺動し、収納部材内は作動油で満たされ、プランジャアッシー2が作動油内に配置される油浸形のソレノイドである。このソレノイドは、収納部材3内の作動油が外部に漏洩しないように構成された圧力容器の機能を備えている。以下、ソレノイドの構成を詳しく説明する。
ソレノイドを構成するプランジャアッシー2は、中実の非磁性材からなるシャフト2aと、シャフト2aを中心に固定するプランジャ2bとから構成され、シャフト2aは収納部材3に形成された貫通孔12を貫通してソレノイドが取り付く相手部材100側に出入りする。プランジャ2bには、摺動方向に貫通する作動油孔2cが形成され、プランジャアッシー2の移動に伴う収納部材3内の作動油のプランジャ2b内の流通を可能にする。
プランジャアッシー2が内部で摺動する収納部材3は、シャフト2aが貫通する貫通孔12を備えたベース4と、プランジャアッシー2を内部に収装する有底円筒状のスリーブ5と、ベース4とスリーブ5とを一体的に結合する、非磁性体の有底円筒状部材である連結部材6と構成される。
ベース4は、径の異なる段付き円柱形状を有し、大径部9と小径部10とからなる。またベース4の中心部には前述のプランジャアッシー2のシャフト2aが貫通する貫通孔12が形成される。
連結部材6は、非磁性材、例えば樹脂材で構成され、図2に示すようにベース4の小径部10の外径側に圧入される第1円筒部6aと、プランジャアッシー2が摺動する際の摺動抵抗を減じるための薄板状の第2円筒部6bと、第1円筒部6aと第2円筒部6bとを連結する連結部6cとから一体的に構成される。第2円筒部6bは、プランジャアッシー2が摺動するスリーブ5の内周面7に設置され、第2円筒部6bは、円筒の一端が閉ざされた有底円筒状に形成される。前述のスリーブ5は、第2円筒部6bの外側から連結部6cに突きあたるまで軸方向に圧入される。第2円筒部6bにスリーブ5が圧入された状態で、スリーブ5の底面5aが第2円筒部6bの底面6dに接触し、覆われるよう形成される。したがって、プランジャアッシー2がスリーブ5の底面5aに接触した場合に、磁力により固定されることを防止するため、従来、非磁性材からなるプランジャアッシー2のシャフト2aがプランジャ2bから突出してスリーブ5の底面5aに接触するように構成したが、本実施形態では、第2円筒部6bがスリーブ5の内周面7を覆うように形成したため、スリーブ5とプランジャ2bとが直接接触することがなく、従来、この接触を防止するためにプランジャ2bから突出していたシャフト2aを図3に示すように短縮することができ、コストの低減や重量の低減に寄与する。
収納部材3は、前述のように連結部材6の第1円筒部6aがベース4の小径部10の外径側に圧入され、および連結部材6の第2円筒部6bの外径側にスリーブ5が圧入されて、ベース4、スリーブ5および連結部材6とが一体的に形成されてなる。このように圧入により一体的に構成された収納部材3内にプランジャアッシー2が収納され、後述のコイルアッシー1に通電することで、プランジャアッシー2が軸方向に摺動する。
ここで、スリーブ5の外径およびベース4の小径部10の外径側に圧入された連結部材6の第1円筒部6aの外径は、略同一径で構成され、後述するコイルアッシー1が収納部材3とスリーブ5の外側に挿入される。
また、収納部材3を構成する連結部材6は、第1円筒部6aがベース4の小径部10の外径側に沿って圧入され、第1円筒部6aは大径部9の側壁9aに突きあたるまで圧入される。またスリーブ5は、第2円筒部6bの外径側に沿って圧入され、連結部6cに突きあたるまで圧入される。したがって、連結部材6の第1円筒部6aは、スリーブ5の圧入により、ベース4の大径部9とスリーブ5とに挟まれ、ベース4側に押し付けられる。このため、第1円筒部6aには、軸方向の荷重が負荷され、圧縮応力が発生する。第1円筒部6aは、この発生する圧縮応力により、座屈等が生じないように断面積を設定する。また、第1円筒部6aをベース4の小径部10の外径部に圧入するようにしたため、磁束密度の高い小径部10に圧縮応力が作用することがない。
また、プランジャ2bの移動量が規定されるベース4と連結部材6との位置関係は、連結部材6がベース4の大径部9の側壁9aに突きあたるまで圧入され、圧入後にベース4の小径部10の端面と連結部材の連結部6cとの軸方向間隙が所定寸法Lとなるように設定される。
また、スリーブ5の外周面にはOリング14を収納する環状溝5bが形成され、Oリング14は収納部材3に挿入されたコイルアッシー1のコイルボビン17に密着し、スリーブ5とコイルアッシー1との間隙から収納部材3内の作動油が外部に漏洩することを防止する。
収納部材3の外側に位置するコイルアッシー1は、通電により磁界を発生するコイル16と、コイルを巻き付けるコイルボビン17と、コイル16に通電するための端子18および端子18に接続するリード線18aを備える。コイルボビン17は樹脂材からなり、スリーブ5の外周面に接する円筒部19と、円筒部19から外径方向に延出する円盤状の2つの鍔部20、21から構成される。一方の鍔部20は円筒部19のベース4側端部に形成され、他方の鍔部21はコイル16の巻き幅を決める所定位置に形成され、鍔部20、21間にコイル16が巻き付けられる。コイル16に通電する端子18は鍔部21に固定され、端子18には図示しない外部電源に通じるリード線18aが接続する。
コイルアッシー1はスリーブ5の外側に挿入され、鍔部20がベース4の大径部9の側壁9aに接して設置される。ここで鍔部20の大径部9の側壁9aに面する側面20aにはOリング22が収納される環状溝23が形成され、ベース4とコイルアッシー1との間の間隙から収納部材3内の作動油が外部に漏洩することを防止する。
このように、ベース4の大径部9とコイルアッシー1のコイルボビン17との間隙にOリング22を配置し、またスリーブ5の外周部とコイルアッシー1のコイルボビン17の内周面との間隙にOリング14を配置したことにより、収納部材3内の作動油が外部に漏洩しない圧力容器としての機能がソレノイドに備えられる。
有底円筒状のケース24が、コイルアッシー1を収納するために外側に設けられ、ベース4の大径部9は、ケース24の内側に圧入される。なお、コイルアッシー1とケース24との間を埋めるように、ケース24の圧入前にモールド樹脂25がコイルアッシー1に予め成形される。
ケース24は、例えば、深絞り加工により成形され、開口端側には相手部材100に取付けるためのフランジ26が形成される。フランジ26には、相手部材100にソレノイドを固定するためのボルト28用の孔27が所定間隔で形成される。ケース24の軸方向長さは、ベース4とスリーブ5の軸方向長さと、連結部材6の連結部6cと、ベース4とスリーブ5との間の距離Lにより規定される。またコイルアッシー1の円筒部19の軸方向長さは、ベース4がケース24に圧入された状態で、ベース4が円筒部19と適当な間隙を保ってOリング22にシール部材として機能する軸方向負荷を加えるように設定される。
なお、Oリング14、22に代えて、図4に示すように連結部材6の第1円筒部6aの内径側とベース4の小径部10の外径側との間にOリング51を設置するようにしてもよく、この場合には1個のOリングで作動油の外部への漏洩を防止でき、原価の低減を図ることができる。また、コイルアッシー1が作動油に触れることがないため、コイルアッシー1を構成する樹脂が作動油により腐食することを防止できる。
次に本発明のソレノイドの組み立て方法について説明する。
作業台上にケース24を配置し、ケース24内にコイルアッシー1を収容する。次にコイルアッシ1内にスリーブ5を配置し、次いでスリーブ5内に連結部材6を圧入する。ここで、連結部材6のスリーブ5への圧入力は、作業者が人力で行える程度でよい。連結部材6を圧入後、プランジャアッシー2を連結部材6内に設置する。
なお、事前にOリング14をスリーブ5の所定位置に設置しておくことはいうまでもない。そして、ベース4の大径部9を連結部材6の第1円筒部6aとケース24に圧入して、ソレノイドは完成し、ソレノイドを相手部材100にボルト28により固定する。
したがって、本発明では、油浸形ソレノイドの製造に当り、溶接作業を設ける必要がなく、このため溶接の段取り、条件管理、溶接部の検査等にかかる時間、費用を低減することができる。また、ソレノイドの組み立ては一方向から(図1での左から右方向に)組み立てることができるため、容易に組み立てることができ、作業効率が向上してコスト低減を図ることができる。また、溶接作業を設ける必要がなく、作業者が特定されることもない。
さらにソレノイド内部の作動油が外部に漏洩する経路途中にシール部材(Oリング)を設置したので、作動油がソレノイド内部から外部に漏洩することを確実に防止できる。
図5は本発明の第2の実施形態としての油浸形ソレノイドの構成を示す図である。この実施形態の特徴は、第1の実施形態の構成に対して、リード線に換えてコイル16に給電する雄コネクタ29を備えた構成である。雄コネクタ29は汎用形状のコネクタであってよい。以下、第1の実施形態との相違点を詳しく説明する。
コイルアッシー1の円筒部19に形成される鍔部30、31は、円筒部19の両端部に形成される。ベース4の大径部9の側壁9aに面する鍔部30の側壁30aには環状溝32が形成される。形成された環状溝32に設置されたOリング33によりベース9とコイルアッシー1との間隙から、収納部材3内の作動油が外部に漏洩することを防止する。一方、ケース24の底部24a側の端部に形成された鍔部31には、ケース24の底部24aに面する側面31aに環状溝34が形成され、この環状溝34にOリング35が設置される。このOリング35によりコイルアッシー1とケース24との間隙から収納部材3内の作動油が外部に漏洩することを防止する。
雄コネクタ29はコネクタハウジング40がモールド樹脂25によりコイルアッシー1の一部として成形され、その中央部に2本の端子29aが配置される。コイルアッシー1の鍔部30に、コイル16と雄コネクタ29とを接続する端子29aが固定され、雄コネクタ29は図示しない雌コネクタと接続が容易なようにプランジャアッシー2の軸方向に向いて設置される。
このような構成により、第1の実施形態の効果に加えて、ケース24の軸方向長さを短縮することができ、ソレノイドを小型化することができる。また汎用の雄コネクタを備えるため、コイルに給電するための電源の接続を容易にすることができる。
本発明は、油浸形ソレノイドの組み立て性向上とシール性改善に有用である。
本発明の一実施形態を示す油浸形ソレノイドの構成図である。 連結部材の形状を示す構成図である。 シャフトの形状の一例を示す構成図である。 Oリングの配置の一例を示す構成図である。 第2の実施形態を示す油浸形ソレノイドの構成図である。
符号の説明
1 コイルアッシー
2 プランジャアッシー
2a シャフト
2b プランジャ
2c 作動油孔
3 収納部材
4 ベース
5 スリーブ
6 連結部材
6a 第1円筒部
6b 第2円筒部
6c 連結部
6d 底面
7 内周面
9 大径部
10 小径部
12 貫通孔
14 Oリング
16 コイル
17 コイルボビン
18 端子
19 円筒部
20 鍔部
21 鍔部
22 Oリング
23 溝
24 ケース
25 モールド樹脂
29 雄コネクタ
29a 端子
30 鍔部
31 鍔部
32 溝
33 Oリング
34 溝
35 Oリング
40 コネクタハウジング
100 相手部材

Claims (8)

  1. 円柱状のシャフトと、シャフトを固定するプランジャとを備えるプランジャアッシーと、
    このプランジャアッシーを摺動可能に内挿する収納部材と、
    前記収納部材の外周に沿って挿入され、コイルとコイルを巻き付けるコイルボビンと備えるコイルアッシーと、
    前記プランジャアッシーと前記収納部材と前記コイルアッシーとを内部に配置する有底円筒状のケースと、
    からなり、
    前記収納部材は、前記シャフトが貫通する貫通孔を設けたベースと、前記プランジャを内装するスリーブと、前記ベースおよび前記スリーブにそれぞれ圧入されてベースとスリーブとを一体的に形成し、非磁性体からなる連結部材とを有し、
    前記ベースは、大径部と小径部とからなる段付き円柱状に形成され、この大径部が前記ケースの内周部に圧入固定され、
    前記コイルボビンは、前記収納部材内部の作動油をソレノイド内に密封するシール部材を備え、
    前記連結部材は、前記ベースの小径部の外径側に圧入される第1円筒部材と、前記スリーブの内径側に圧入される第2円筒部からなり、
    前記連結部材の第1円筒部の外径と前記スリーブの外径とが異なることを特徴とする油浸形ソレノイド。
  2. 前記ベースと前記コイルボビンとの間に設置される第1シール部材と、前記スリーブと前記コイルボビンとの間に設置される第2シール部材とを有することを特徴とする請求項1に記載の油浸形ソレノイド。
  3. 前記ベースと前記コイルボビンとの間に設置される第1シール部材と、前記ケースと前記コイルボビンとの間に設置される第3シール部材とを有することを特徴とする請求項1に記載の油浸形ソレノイド。
  4. 前記ベースの小径部と前記連結部材の第1円筒部の間に第4シール部材を有することを特徴とする請求項1に記載の油浸形ソレノイド。
  5. 前記収納部材の外側に前記コイルアッシーが挿入され、次に前記ケースが前記コイルアッシーを収納するとともに、前記収納部材のベースを圧入固定し、
    前記コイルアッシーの挿入方向および前記ベースの圧入方向が同一方向であることを特徴とする請求項1に記載の油浸形ソレノイド。
  6. 前記連結部材の第1円筒部は、前記ベースの大径部と前記スリーブとにより前記スリーブの圧入方向に挟持され、挟持する負荷に対応して前記第1円筒部の断面積を設定することを特徴とする請求項1に記載の油浸形ソレノイド。
  7. 前記連結部材の第2円筒部は、前記スリーブの内周面を覆うように形成されることを特徴とする請求項1に記載の油浸形ソレノイド。
  8. 前記連結部材の第1円筒部の径方向の肉厚は、前記連結部材の第2円筒部の径方向の肉厚より厚いことを特徴とする請求項1に記載の油浸形ソレノイド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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