JP2005275721A - プログラム及び情報処理方法 - Google Patents

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    • G06F9/44Arrangements for executing specific programs
    • G06F9/451Execution arrangements for user interfaces

Abstract

【課題】
ユーザのブラウジングを有効に支援する。
【解決手段】
メイン・ウィンドウに非表示となっており且つ所定の属性を有する表示項目を抽出し、抽出された表示項目に関するデータを補助ウィンドウ・データ格納部に格納する非表示項目抽出ステップと、補助ウィンドウ・データ格納部に格納された補助項目に関するデータを用いて、非表示項目抽出ステップにおいて抽出された表示項目に対応する表示項目を表示する補助ウィンドウを表示画面上の所定の位置に表示する補助ウィンドウ表示ステップとを含む。これにより、ユーザは、本来であればスクロール操作をしなくては見ることのできないページ部分にどのような表示項目があるのかということを、補助ウィンドウを見ることにより把握することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ブラウジング支援のための情報処理技術に関するものである。
近年、インターネット技術の発達により、様々なウェブ(Web)システムが構築されている。ユーザは、自己が操作する端末にブラウザ機能さえあれば、各サーバ・プログラムに対応する専用のクライアント・プログラムを導入することなく、様々なサービスを利用することができる。一方、Webサイトを構成するWebページには、例えば1ページ毎に様々なレイアウトが存在し、ユーザにとって閲覧しにくかったり操作が煩わしいようなページも存在する。
このような問題を解決する方法の1つとして、例えば、リンク先のページ内容を画面遷移することなく表示する技術が存在する(例えば特許文献1参照)。すなわち、ブラウザ・ウィンドウ上に開かれているウィンドウ内に存在する情報の中で、他のHTML(Hyper Text Markup Language)文書へのハイパーリンクによってリンクされている情報に対しユーザが指示を与えることによって、当該リンク先の情報をブラウザでレンダリングした場合と同様の見た目で、現在開かれているウィンドウ上に表示するようにする。
特開2003−281093号公報
一方、ページの両端の表示内容を見比べるのも面倒な場合がある。例えば、1ページのサイズが大きい場合、ユーザはページ全体を見るためにスクロール操作を行う。スクロールがなされると表示内容も変わるため、例えば縦スクロールの場合には、ユーザはページの最上部にある表示項目とページの最下部にある表示項目とを同時に見ることができない。そのため、例えばページの上部に入力欄があり、ページの下部に登録ボタンがあるような場合、入力欄と登録ボタンとが同時に表示されないと、ユーザは、正しく入力したことを確認しながら登録ボタンをクリックすることができずに不便である。しかしながら、上で述べた従来技術では、このような問題を解決することはできない。
従って、本発明の目的は、ユーザのブラウジングを支援するための新規な技術を提供することである。
本発明に係る情報処理方法は、メイン・ウィンドウに非表示となっており且つ所定の属性を有する表示項目を抽出し、抽出された表示項目に関するデータを補助ウィンドウ・データ格納部に格納する非表示項目抽出ステップと、補助ウィンドウ・データ格納部に格納された補助項目に関するデータを用いて、非表示項目抽出ステップにおいて抽出された表示項目に対応する表示項目を表示する補助ウィンドウを表示画面上の所定の位置に表示する補助ウィンドウ表示ステップとを含む。
これにより、ユーザは、本来であればスクロール操作をしなくては見ることのできないページ部分にどのような表示項目があるのかということを、補助ウィンドウを見ることにより把握することができる。
また、メイン・ウィンドウの内容が変更されたことを検出した場合、上記非表示項目抽出ステップと上記補助ウィンドウ表示ステップとを実行するようにしてもよい。例えば、スクロールがなされることにより、それまでメイン・ウィンドウに表示されていたボタンが非表示になることがある。そのような場合、上記非表示項目抽出ステップと上記補助ウィンドウ表示ステップとを実行することにより、非表示になったボタンに対応する表示項目が補助ウィンドウに表示され、ユーザは当該ボタンの存在を認識し続けることができる。その他、メイン・ウィンドウの内容の変更要因として、表示ページの変更(例えば、URL(Uniform Resource Locator)の変更)やメイン・ウィンドウの表示サイズ変更、ページのリフレッシュ等が挙げられる。
また、上記補助ウィンドウ表示ステップが、メイン・ウィンドウに表示されているいずれの表示項目をも完全に覆うことなく補助ウィンドウを表示可能な位置を探索するステップと、探索ステップの結果に基づき、補助ウィンドウの表示位置を決定するステップとを含むようにしてもよい。これにより、適切な位置に補助ウィンドウを表示することができる。すなわち、メイン・ウィンドウに表示されているいずれの表示項目とも重なることなく又は重なってしまう場合でも一部のみ重なるような位置に、補助ウィンドウを表示するようにする。
なお、本発明に係る方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを作成することも可能であって、当該プログラムは、例えばフレキシブル・ディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体又は記憶装置に格納される。また、ネットワークを介してデジタル信号として配信される場合もある。なお、処理途中のデータについては、コンピュータのメイン・メモリ等の記憶装置に一時保管される。
本発明によれば、ユーザのブラウジングを有効に支援できる。
本発明の実施の形態に係る端末装置の機能ブロック図を図1に示す。例えばパーソナル・コンピュータであるユーザ端末100には、ブラウザ110と表示データ格納部120と補助ウィンドウ表示プログラム130とタグ情報テーブル140と補助ウィンドウ・データ格納部150とが含まれている。また、補助ウィンドウ表示プログラム130には、補助ウィンドウ制御部131とタグ・データ取得部133と補助ウィンドウ表示処理部135と補助ウィンドウ・データ生成部137とが含まれている。ブラウザ110は、一般的なWebブラウザ機能を有し、補助ウィンドウ制御部131と連動して処理を行う。また、ブラウザ110は、サーバから取得したHTMLファイルや、表示項目の座標等を含む画面レイアウトに関するデータを表示データ格納部120に格納し、必要に応じて参照する。ここで座標とは、例えばxy平面である画面表示領域における位置を表す値である。本実施の形態においては、画面表示領域の左上角の座標を(0,0)とし、右及び下に向かって値が大きくなっていくものとする。なお、表示データ格納部120がブラウザ110に含まれている場合もある。すなわち、補助ウィンドウ制御部131は、画面レイアウトに関するデータについてはブラウザ110から直接受け取るような場合もある。
また、補助ウィンドウ表示プログラム130の補助ウィンドウ制御部131は、ブラウザ110と連動し、メイン・ウィンドウの表示内容が変わったことを検出すると、その旨のデータをタグ・データ取得部133に出力する。また、補助ウィンドウに対してユーザからの指示操作があったことを検出すると、指示操作に応じたデータをブラウザ110に出力する。
タグ・データ取得部133は、表示データ格納部120を参照して処理を行い、表示項目に対応するタグに関するデータをタグ情報テーブル140に格納する。また、処理を終了すると、その旨のデータを補助ウィンドウ・データ生成部137に出力する。補助ウィンドウ・データ生成部137は、タグ情報テーブル140を参照して処理を行い、補助ウィンドウに表示すべき表示項目に関するデータを補助ウィンドウ・データ格納部150に格納する。また、処理を終了すると、その旨のデータを補助ウィンドウ表示処理部135に出力する。補助ウィンドウ表示処理部135は、タグ情報テーブル140及び補助ウィンドウ・データ格納部150を参照して処理を行い、補助ウィンドウの表示位置に関するデータを補助ウィンドウ・データ格納部150に格納する。また、処理を終了すると、その旨のデータを補助ウィンドウ制御部131に出力する。
なお、ユーザ端末100は、図2に示すようなコンピュータ装置であって、メモリ201とCPU203とハードディスク・ドライブ(HDD)205と表示装置209に接続される表示制御部207とリムーバブル・ディスク211用のドライブ装置213と入力装置215とネットワークに接続するための通信制御部217とがバス219で接続されている。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施の形態における処理を実現するためのプログラムを含むアプリケーション・プログラムは、HDD205に格納されており、CPU203により実行される際にはHDD205からメモリ201に読み出される。必要に応じてCPU203は、表示制御部207、通信制御部217、ドライブ装置213を制御して、必要な動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、メモリ201に格納され、必要があればHDD205に格納される。本発明の実施の形態における処理を実現するためのプログラムは例えばリムーバブル・ディスク211に格納されて頒布されドライブ装置213から、又はネットワーク及び通信制御部217を介して受信し、HDD205にインストールされる。このようなコンピュータ装置は、上で述べたCPU203、メモリ201などのハードウエアとOS及び必要なアプリケーション・プログラムとが有機的に協働することにより、以下で説明する各種機能を実現する。
図3に、タグ情報テーブル140のテーブル構成及び格納されるデータ一例を示す。図3の例には、番号(Idx)の列300とタグ記述内容の列302とタグ左上座標の列304とタグ右下座標の列306と識別情報の列308とが含まれている。本テーブルには、HTMLファイルに含まれているタグのうち、表示項目に対応するタグに関するデータが登録される。タグ左上座標の列304には、タグに対応する表示項目の画面上における左上角の座標が格納される。同様に、タグ右下座標の列306には、タグに対応する表示項目の画面上における右下角の座標が格納される。座標データは、表示データ格納部120に格納されている画面レイアウトに関するデータに基づき登録される。なお、メイン・ウィンドウに表示されていない表示項目の座標についても、例えばメイン・ウィンドウの左上角の座標を基準として算出され、表示データ格納部120に登録されている。識別情報の列308には、当該タグに対応する表示項目を補助ウィンドウに表示する場合における表示内容が、当該タグの識別情報として登録される。
図4乃至図12を用いて、図1に示した補助ウィンドウ表示プログラム130の処理について説明する。まず、補助ウィンドウ表示プログラム130の補助ウィンドウ制御部131は、ブラウザ110と連動することにより、補助ウィンドウの更新要件が発生したか判定する(図4:ステップS1)。メイン・ウィンドウに表示しているページの変更、メイン・ウィンドウの表示サイズの変更、ページのリフレッシュ及びメイン・ウィンドウの表示位置の変更のいずれかの指示がユーザによって又は自動的になされたことを検出した場合、更新要件が発生したと判定される。
補助ウィンドウの更新要件が発生していないと判定された場合(ステップS1:Noルート)、引き続き更新要件の監視を行う。一方、補助ウィンドウの更新要件が発生したと判定された場合(ステップS1:Yesルート)、タグ・データ取得部133は、表示データ格納部120に格納されているHTMLファイルから、表示項目に対応するタグを1件特定する(ステップS3)。例えばHTMLタグやBRタグは特定しない。また、1回目のステップS3の処理を行う前に、タグ情報テーブル140及び補助ウィンドウ・データ格納部150のデータをクリアしておくものとする。
なお、ステップS1において、補助ウィンドウの更新要因がメイン・ウィンドウの表示位置の変更であった場合、後に述べるステップS25の処理に移行するようにしてもよい。メイン・ウィンドウ及び補助ウィンドウに表示される内容は変わらないからである。
次に、タグ・データ取得部133は、特定したタグに対応する座標を表示データ格納部120から取得し、ワーク・メモリ領域等の記憶装置に一旦格納する(ステップS5)。また、タグ・データ取得部133は、タグ識別情報取得処理を行う(ステップS7)。タグ識別情報取得処理の詳細については後述するが、処理結果として、タグに対応する識別情報が決定される。
そして、タグ・データ取得部133は、ステップS3乃至ステップS7の処理結果を用いてタグ情報テーブル140のレコード・データを生成し、タグ情報テーブル140に格納する(ステップS9)。また、タグ・データ取得部133は、HTMLファイルに含まれている全てのタグについて処理を行ったか判定する(ステップS11)。全てのタグについて処理を行ったと判定されなかった場合(ステップS11:Noルート)、ステップS3の処理に戻り、次のタグを特定する。
一方、全てのタグについて処理を行ったと判定された場合(ステップS11:Yesルート)、補助ウィンドウ・データ生成部137は、タグ情報テーブル140のレコードを1件特定する(ステップS13)。そして、補助ウィンドウ・データ生成部137は、特定されたレコードに対応する表示項目の表示領域がメイン・ウィンドウ(ブラウザ表示画面)の表示領域外であるか判定する(ステップS15)。この判定には、タグに対応付けられた座標と、メイン・ウィンドウの表示領域の座標とを用いる。メイン・ウィンドウの表示領域の座標は、ブラウザ110から取得してもよいし、表示データ格納部120に格納されているデータを用いるようにしてもよい。
例えば、タグに対応付けられている左上座標を(X1,Y1)、右下座標を(X2,Y2)、メイン・ウィンドウの表示領域の左上座標を(X3,Y3)、右下座標を(X4,Y4)とした場合、以下の(1)式が成立すれば、タグに対応する表示項目の表示領域がメイン・ウィンドウの表示領域外であると判定する。
X1>X4 or Y1>Y4 or X2<X3 or Y2<Y3 (1)
図5に、画面領域及び座標の概念図を示す。図5の例では、画面表示領域500の内側にメイン・ウィンドウの表示領域510が表示されている。さらに、メイン・ウィンドウの表示領域510の内側には、表示項目の表示領域520が表示されている。ここで、例えばメイン・ウィンドウの表示領域510の右下角の点512のX座標の値より、表示項目の表示領域520の左上角の点521のX座標の値の方が大きければ、表示項目の表示領域520は、メイン・ウィンドウの表示領域510の右方に位置することになる。すなわち、当該表示項目はメイン・ウィンドウに表示されない。同様に、例えばメイン・ウィンドウの表示領域510の左上角の点511のY座標の値より、表示項目の表示領域520の右下角の点522のY座標の値の方が小さければ、表示項目の表示領域520は、メイン・ウィンドウの表示領域510の上方に位置することになる。すなわち、当該表示項目はメイン・ウィンドウに表示されない。ステップS15(図4)では、このような判定を行っている。
図4の説明に戻り、ステップS15の判定処理において表示項目の表示領域がメイン・ウィンドウの表示領域外でないと判定された場合(Noルート)、ステップS13の処理に戻り、次のレコードを特定する。一方、表示項目の表示領域がメイン・ウィンドウの表示領域外であると判定された場合(ステップS15:Yesルート)、補助ウィンドウ・データ生成部137は、ステップS13において特定したレコードに対応する表示項目が、補助ウィンドウの表示対象であるか判定する(ステップS17)。本実施の形態においては、レコードのタグ記述内容の列302(図3)の値に基づき判定し、イベントハンドラが含まれている場合、リンク設定が含まれている場合又はINPUTタグの場合には、当該レコードに対応する表示項目は、補助ウィンドウの表示対象であると判定する。
表示対象ではないと判定された場合(ステップS17:Noルート)、ステップS13の処理に戻り、次のレコードを特定する。一方、表示対象であると判定された場合(ステップS17:Yesルート)、補助ウィンドウ・データ生成部137は、当該レコードの識別情報の列308(図3)の値を、補助ウィンドウ・データ格納部150に格納する(ステップS19)。
そして、補助ウィンドウ・データ生成部137は、タグ情報テーブル140の全てのレコードについての処理を終了したか判定する(ステップS21)。全てのレコードについての処理を終了したと判定されなかった場合(ステップS21:Noルート)、ステップS13の処理に戻り、次のレコードを特定する。一方、全てのレコードについての処理を終了したと判定された場合(ステップS21:Yesルート)、補助ウィンドウ表示処理部135は、補助ウィンドウ・データ格納部150を参照してデータが存在するか判定する(ステップS23)。補助ウィンドウ・データ格納部150にデータが存在すると判定された場合(ステップS23:Yesルート)、補助ウィンドウ表示処理部135は、補助ウィンドウ表示処理を行う(ステップS25)。補助ウィンドウ表示処理の詳細については後述するが、処理結果として、画面領域上の適切な位置に補助ウィンドウが表示される。そして、ステップS1に戻る。
一方、補助ウィンドウ・データ格納部150にデータが存在しないと判定された場合(ステップS23:Noルート)、補助ウィンドウ表示処理部135は、補助ウィンドウを非表示にする(ステップS27)。補助ウィンドウが表示されていれば閉じ、表示されていなければ何もしない。そして、ステップS1に戻る。
このようにして、メイン・ウィンドウに表示されない表示項目について補助ウィンドウによる提示処理が行われる。これにより、ユーザはスクロール操作をすることなくページ全体の概要を把握することができる。
図6を用いて、タグ識別情報取得処理(図4:ステップS7)の詳細について説明する。まず、タグ・データ取得部133は、ステップS3(図4)において特定されたタグ内に、Value属性の記述が存在するか判定する(図6:ステップS31)。Value属性の記述が存在すると判定された場合(ステップS31:Yesルート)、Value属性の内容を識別情報としてワーク・メモリ領域等の記憶装置に格納する(ステップS33)。例えばHTMLの記述が「<INPUT TYPE="submit" VALUE="実行">」であった場合、Value属性の内容である「実行」を識別情報として特定する。そして、タグ識別情報取得処理を終了し、元の処理に戻る。
一方、Value属性の記述が存在しないと判定された場合(ステップS31:Noルート)、タグ・データ取得部133は、開始タグ及び終了タグで括られている文字列が存在するか判定する(ステップS35)。開始タグ及び終了タグで括られている文字列が存在すると判定された場合(ステップS35:Yesルート)、開始タグ及び終了タグで括られている文字列を識別情報としてワーク・メモリ領域等の記憶装置に格納する(ステップS37)。例えばHTMLの記述が「<A HREF="index.html">ジャンプ</A>」であった場合、開始タグ及び終了タグで括られている文字列である「ジャンプ」を識別情報として特定する。そして、タグ識別情報取得処理を終了し、元の処理に戻る。
一方、開始タグ及び終了タグで括られている文字列が存在しないと判定された場合(ステップS35:Noルート)、タグ・データ取得部133は、Href属性の記述が存在するか判定する(ステップS39)。Href属性の記述が存在すると判定された場合(ステップS39:Yesルート)、Href属性の内容を識別情報としてワーク・メモリ領域等の記憶装置に格納する(ステップS41)。例えばHTMLの記述が「<A HREF="index.html"><IMG〜></A>」であった場合、Href属性の内容である「index.html」を識別情報として特定する。そして、タグ識別情報取得処理を終了し、元の処理に戻る。
一方、Href属性の記述が存在しないと判定された場合(ステップS39:Noルート)、タグ・データ取得部133は、タグの前に文字列の記述が存在するか判定する(ステップS43)。タグの前に文字列の記述が存在すると判定された場合(ステップS39:Yesルート)、タグの前の文字列を識別情報としてワーク・メモリ領域等の記憶装置に格納する(ステップS45)。例えばHTMLの記述が「選択<SELECT〜」であった場合、タグの前の文字列である「選択」を識別情報として特定する。そして、タグ識別情報取得処理を終了し、元の処理に戻る。
一方、タグの前の文字列が存在しないと判定された場合(ステップS43:Noルート)、タグ・データ取得部133は、タグの後に文字列の記述が存在するか判定する(ステップS47)。タグの後に文字列の記述が存在すると判定された場合(ステップS47:Yesルート)、タグの後の文字列を識別情報としてワーク・メモリ領域等の記憶装置に格納する(ステップS49)。例えばHTMLの記述が「<IMG〜>画像」であった場合、タグの後の文字列である「画像」を識別情報として特定する。そして、タグ識別情報取得処理を終了し、元の処理に戻る。
一方、タグの後の文字列が存在しないと判定された場合(ステップS47:Noルート)、タグ・データ取得部133は、タグ名にユニークな番号を連結させ、識別情報としてワーク・メモリ領域等の記憶装置に格納する(ステップS51)。例えばHTMLの記述が「<IMG〜>」であった場合、例えば「1」という番号を連結させた「IMG.1」を識別情報として特定する。そして、タグ識別情報取得処理を終了し、元の処理に戻る。
このようにして、タグ識別情報取得処理が行われる。これにより、例えばワーク・メモリ領域に識別情報が格納されるため、この識別情報を用いてタグ情報テーブル140のレコードが生成される。
図7を用いて、補助ウィンドウ表示処理(図4:ステップS25)の詳細について説明する。まず、補助ウィンドウ表示処理部135は、補助ウィンドウのデフォルト位置を算出し、位置(座標)データをワーク・メモリ領域等の記憶装置に格納する(図7:ステップS61)。本実施の形態において、補助ウィンドウのデフォルト位置は、メイン・ウィンドウの右下に内接する位置である。
例えば、メイン・ウィンドウの表示領域の右下座標を(X4,Y4)とした場合、以下の(2)式を用いて、補助ウィンドウの左上座標(X1,Y1)及び右下座標(X2,Y2)を求める。なお、補助ウィンドウの幅及び高さは予め決めておいてもよいし、補助ウィンドウ・データ格納部150に格納されている表示項目の数やサイズに応じて設定するようにしてもよい。
X2=X4
Y2=Y4
X1=X2−補助ウィンドウの幅
Y1=Y2−補助ウィンドウの高さ (2)
また、補助ウィンドウ表示処理部135は、補助ウィンドウの位置を確定させたか判別するためのフラグである決定フラグを「OFF」に設定し、ワーク・メモリ領域等の記憶装置に格納する(ステップS63)。次に、補助ウィンドウ表示処理部135は、縦位置決定処理を行う(ステップS65)。縦位置決定処理の詳細については後述する。そして、補助ウィンドウ表示処理部135は、縦位置決定処理の結果、決定フラグが「ON」に設定されたか判定する(ステップS67)。「ON」に設定されたと判定された場合(ステップS67:Yesルート)、後に述べるステップS79の処理に移行する。
一方、「ON」に設定されていないと判定された場合(ステップS67:Noルート)、補助ウィンドウ表示処理部135は、横位置決定処理を行う(ステップS69)。横位置決定処理の詳細については後述する。そして、補助ウィンドウ表示処理部135は、横位置決定処理の結果、決定フラグが「ON」に設定されたか判定する(ステップS71)。「ON」に設定されたと判定された場合(ステップS71:Yesルート)、後に述べるステップS79の処理に移行する。
一方、「ON」に設定されていないと判定された場合(ステップS71:Noルート)、補助ウィンドウ表示処理部135は、ブラウザ外位置決定処理を行う(ステップS73)。ブラウザ外位置決定処理の詳細については後述する。そして、補助ウィンドウ表示処理部135は、ブラウザ外位置決定処理の結果、決定フラグが「ON」に設定されたか判定する(ステップS75)。「ON」に設定されたと判定された場合(ステップS75:Yesルート)、後に述べるステップS79の処理に移行する。
一方、「ON」に設定されていないと判定された場合(ステップS75:Noルート)、補助ウィンドウ表示処理部135は、補助ウィンドウの位置をデフォルトに設定する(ステップS77)。すなわち、補助ウィンドウの左上座標及び右下座標を、ステップS61において求めた座標に決定する。
そして、補助ウィンドウ表示処理部135は、補助ウィンドウ・データ格納部150に格納されているデータ、及び上で設定された補助ウィンドウの位置データを用いて、補助ウィンドウを画面表示する(ステップS79)。そして、元の処理に戻る。
このようにして補助ウィンドウ表示処理が行われ、縦位置決定処理、横位置決定処理又はブラウザ外位置決定処理によって決定された位置、若しくはデフォルト位置に補助ウィンドウが表示される。
図8を用いて、縦位置決定処理(図7:ステップS65)の詳細について説明する。まず、補助ウィンドウ表示処理部135は、補助ウィンドウのデフォルト位置における左上座標及び右下座標を取得し、仮の補助ウィンドウ表示位置としてワーク・メモリ領域等の記憶装置に格納する(図8:ステップS91)。なお、これらの座標はステップS61(図7)において算出されている。次に、補助ウィンドウ表示処理部135は、メイン・ウィンドウの表示領域における左上座標及び右下座標を取得し、ワーク・メモリ領域等の記憶装置に格納する(ステップS93)。なお、メイン・ウィンドウの表示領域の座標は、ブラウザ110から取得してもよいし、表示データ格納部120に格納されているデータを用いるようにしてもよい。
また、補助ウィンドウ表示処理部135は、タグ情報テーブル140を参照し、メイン・ウィンドウの表示領域内に位置する表示項目を1件特定する(ステップS95)。例えば、表示項目の左上座標を(X5,Y5)、右下座標を(X6,Y6)、メイン・ウィンドウの表示領域の左上座標を(X3,Y3)、右下座標を(X4,Y4)とした場合、以下の(3)式が成立する表示項目を1件特定する。
X5>X3 and Y5>Y3 and X6<X4 and Y6<Y4 (3)
そして、補助ウィンドウ表示処理部135は、特定された表示項目が補助ウィンドウと重なるか判定する(ステップS97)。例えば、表示項目の左上座標を(X5,Y5)、右下座標を(X6,Y6)、補助ウィンドウの表示領域の左上座標を(X1,Y1)、右下座標を(X2,Y2)とした場合、以下の(4)式が成立する場合、表示項目が補助ウィンドウと重なると判定する。
X5>X1 and Y5>Y1 and X6<X2 and Y6<Y2 (4)
表示項目が補助ウィンドウと重ならないと判定された場合(ステップS97:Noルート)、後に述べるステップS101の処理に移行する。一方、表示項目が補助ウィンドウと重なると判定された場合(ステップS97:Yesルート)、補助ウィンドウ表示処理部135は、仮の補助ウィンドウ表示位置を、特定された表示項目の表示領域の上方に外接する位置に変更し、変更された座標をワーク・メモリ領域等の記憶装置に格納する(ステップS99)。例えば、表示項目の左上座標を(X5,Y5)とした場合、以下の(5)式を用いて、補助ウィンドウの左上座標(X1,Y1)及び右下座標(X2,Y2)を更新する。なお、X座標の値は変更されない。
Y2=Y5
Y1=Y2−補助ウィンドウの高さ (5)
そして、補助ウィンドウ表示処理部135は、全ての表示項目についての処理を終了したか判定する(ステップS101)。全ての表示項目についての処理を終了したと判定されなかった場合(ステップS101:Noルート)、ステップS95に戻り、次の表示項目を特定する。一方、全ての表示項目についての処理を終了したと判定された場合(ステップS101:Yesルート)、補助ウィンドウ表示処理部135は、現段階において仮に設定されている補助ウィンドウの位置がメイン・ウィンドウの表示領域内であるか判定する(ステップS103)。例えば、補助ウィンドウの表示領域の左上座標を(X1,Y1)、右下座標を(X2,Y2)、メイン・ウィンドウの表示領域の左上座標を(X3,Y3)、右下座標を(X4,Y4)とした場合、以下の(6)式が成立する場合、補助ウィンドウの位置がメイン・ウィンドウの表示領域内であると判定する。
X1>X3 and Y1>Y3 and X2<X4 and Y2<Y4 (6)
補助ウィンドウの位置がメイン・ウィンドウの表示領域内ではないと判定された場合(ステップS103:Noルート)、縦位置決定処理を終了して元の処理に戻る。一方、補助ウィンドウの位置がメイン・ウィンドウの表示領域内であると判定された場合(ステップS103:Yesルート)、補助ウィンドウ表示処理部135は、ワーク・メモリ領域に格納されている決定フラグを「ON」に設定する(ステップS105)。そして、縦位置決定処理を終了して元の処理に戻る。
このようにして、縦位置決定処理が行われる。これにより、メイン・ウィンドウ内の表示項目と補助ウィンドウとが重なる場合、補助ウィンドウの位置を上にずらすような設定がなされる。なお、本実施の形態においては、表示項目が補助ウィンドウによって完全に隠れてしまうような場合について、補助ウィンドウの位置を変えるようにしているが、表示項目の一部が補助ウィンドウによって隠れてしまうような場合について、補助ウィンドウの位置を変えるようにしてもよい。その場合、上の(4)式の代わりに以下の(7)式を適用し、ステップS97において(7)式が成立する場合、表示項目が補助ウィンドウと重なると判定する。
(X1<X5<X2 and Y1<Y5<Y2) or
(X1<X6<X2 and Y1<Y6<Y2) or
(X1<X5<X2 and Y1<Y6<Y2) or
(X1<X6<X2 and Y1<Y5<Y2) (7)
図9に、横位置決定処理(図7:ステップS69)の詳細処理フローを示す。横位置決定処理は、上で説明した縦位置決定処理におけるステップS99(図8)の処理をステップS119の処理に変更したものであり、他のステップについては同様であるため説明を省略する。横位置決定処理では、補助ウィンドウ表示処理部135は、仮の補助ウィンドウ表示位置を、特定された表示項目の表示領域の左に外接する位置に変更し、変更された座標をワーク・メモリ領域等の記憶装置に格納する(図9:ステップS119)。例えば、表示項目の左上座標を(X5,Y5)とした場合、以下の(8)式を用いて、補助ウィンドウの左上座標(X1,Y1)及び右下座標(X2,Y2)を更新する。なお、Y座標の値は変更されない。
X2=X5
X1=X2−補助ウィンドウの幅 (8)
このようにして、横位置決定処理が行われる。これにより、メイン・ウィンドウ内の表示項目と補助ウィンドウとが重なる場合、補助ウィンドウの位置を左にずらすような設定がなされる。なお、上でも述べたように、表示項目の一部が補助ウィンドウによって隠れてしまうような場合について、補助ウィンドウの位置を変えるようにしてもよい。
図10を用いて、ブラウザ外位置決定処理(図7:ステップS73)の詳細について説明する。まず、補助ウィンドウ表示処理部135は、補助ウィンドウのデフォルト位置における左上座標及び右下座標を取得し、仮の補助ウィンドウ表示位置としてワーク・メモリ領域等の記憶装置に格納する(図10:ステップS131)。なお、これらの座標はステップS61(図7)において算出されている。例えば、縦位置決定処理や横位置決定処理によって変更された座標をデフォルトの値に戻す。次に、補助ウィンドウ表示処理部135は、メイン・ウィンドウの表示領域における左上座標及び右下座標を取得し、ワーク・メモリ領域等の記憶装置に格納する(ステップS133)。なお、縦位置決定処理や横位置決定処理によって取得した値を保持している場合には、ここで再度取得しなくともよい。さらに、補助ウィンドウ表示処理部135は、画面(ディスプレイ)領域における左上座標及び右下座標を取得し、ワーク・メモリ領域等の記憶装置に格納する(ステップS135)。画面(ディスプレイ)領域の座標は、例えばOSから取得する。
次に、補助ウィンドウ表示処理部135は、仮の補助ウィンドウ表示位置を、メイン・ウィンドウの表示領域の底辺の右下側に外接する位置に変更し、変更された座標をワーク・メモリ領域等の記憶装置に格納する(ステップS137)。例えば、メイン・ウィンドウの表示領域の右下座標を(X4,Y4)とした場合、以下の(9)式を用いて、補助ウィンドウの左上座標(X1,Y1)及び右下座標(X2,Y2)を更新する。なお、X座標の値は変更されない。
Y1=Y4
Y2=Y1+補助ウィンドウの高さ (9)
そして、補助ウィンドウ表示処理部135は、現段階において仮に設定されている補助ウィンドウの位置が画面領域内であるか判定する(ステップS139)。例えば、補助ウィンドウの表示領域の左上座標を(X1,Y1)、右下座標を(X2,Y2)、画面領域の左上座標を(X7,Y7)、右下座標を(X8,Y8)とした場合、以下の(10)式が成立する場合、補助ウィンドウの位置が画面領域内であると判定する。
X1>X7 and Y1>Y7 and X2<X8 and Y2<Y8 (10)
補助ウィンドウの位置が画面領域内であると判定された場合(ステップS139:Yesルート)、補助ウィンドウ表示処理部135は、後に述べるステップS145の処理に移行する。一方、補助ウィンドウの位置が画面領域内ではないと判定された場合(ステップS139:Noルート)、補助ウィンドウ表示処理部135は、仮の補助ウィンドウ表示位置を、メイン・ウィンドウの表示領域の右辺の右下側に外接する位置に変更し、変更された座標をワーク・メモリ領域等の記憶装置に格納する(ステップS141)。例えば、メイン・ウィンドウの表示領域の左上座標を(X3,Y3)、右下座標を(X4,Y4)とした場合、以下の(11)式を用いて、補助ウィンドウの左上座標(X1,Y1)及び右下座標(X2,Y2)を更新する。
X1=X4
Y1=Y4−補助ウィンドウの高さ
X2=X1+補助ウィンドウの幅
Y2=Y4 (11)
そして、補助ウィンドウ表示処理部135は、現段階において仮に設定されている補助ウィンドウの位置が画面領域内であるか判定する(ステップS143)。判定には上の(10)式を用いる。補助ウィンドウの位置が画面領域内ではないと判定された場合(ステップS143:Noルート)、ブラウザ外位置決定処理を終了し、元の処理に戻る。一方、補助ウィンドウの位置が画面領域内であると判定された場合(ステップS143:Yesルート)、補助ウィンドウ表示処理部135は、ワーク・メモリ領域に格納されている決定フラグを「ON」に設定する(ステップS145)。そして、ブラウザ外位置決定処理を終了して元の処理に戻る。
このようにして、ブラウザ外位置決定処理が行われる。これにより、メイン・ウィンドウ内の表示項目と補助ウィンドウとが重なる場合、補助ウィンドウの位置をメイン・ウィンドウの外側にずらすような設定がなされる。
以上のようにして補助ウィンドウが表示される。図11A乃至図11Cに、画面例を示す。図11Aの例には、名前入力欄1100とパスワード入力欄1102と性別選択入力欄1104と趣味選択入力欄1106とコメント入力欄1108と送信ボタン1110と取消ボタン1112とが含まれている。すなわち、図11Aには、例えば1ページ分の表示項目が全てメイン・ウィンドウに表示されている例が示されている。
ここで、例えばメイン・ウィンドウの高さが短くなった場合、通常、図11Bに示すような画面になる。すなわち、図11Aの例でメイン・ウィンドウ内に表示されていた送信ボタン1110及び取消ボタン1112については、図11Bの例では、スクロールバー1114を下げる操作がなされないと、メイン・ウィンドウ内に表示されない。しかしながら、図11Bに示すような画面において、スクロールバー1114を下げる操作がなされると、今度は名前入力欄1100やパスワード入力欄1102がメイン・ウィンドウ内に表示されなくなってしまう。これではユーザは、例えば1ページに含まれる表示項目について全体的に把握することが困難である。
一方、図11Cに示す例のように、補助ウィンドウ1120が表示されていると、メイン・ウィンドウ内に送信ボタン1110及び取消ボタン1112が表示されていなくとも、ユーザは、送信するためのリンクやボタン及び取消するためのリンクやボタンが、本来のページには含まれていることを把握することができる。
このような補助ウィンドウを用いたイベント実行処理について、図12を用いて説明する。まず、補助ウィンドウ制御部131は、補助ウィンドウに対するユーザからのマウス操作を受け付ける(図11:ステップS151)。そして、補助ウィンドウ制御部131は、マウスの左ボタンによってタグ識別情報の文字列がクリックされたか判定する(ステップS153)。ここで、タグ識別情報の文字列とは、補助ウィンドウに示されている文字列であり、図11Cの例では「送信」という文字列及び「取消」という文字列が該当する。マウスの左ボタンによってタグ識別情報の文字列がクリックされたと判定されなかった場合(ステップS153:Noルート)、処理を終了する。
一方、マウスの左ボタンによってタグ識別情報の文字列がクリックされたと判定された場合(ステップS153:Yesルート)、補助ウィンドウ制御部131は、クリックされたタグ識別情報の文字列に基づき、タグ情報テーブル140のレコードを特定する(ステップS155)。さらに、補助ウィンドウ制御部131は、特定したレコードのタグ記述内容の列302の値を抽出し、ワーク・メモリ領域等の記憶装置に一旦格納する(ステップS157)。また、補助ウィンドウ制御部131は、抽出されたタグに対応する表示項目がメイン・ウィンドウにおいて選択されたように表示するための命令を、ブラウザ110に出力する(ステップS159)。これにより、メイン・ウィンドウでは、自動的にスクロールがなされ、タグ識別情報の文字列に対応する表示項目がメイン・ウィンドウ内に表示される。
また、補助ウィンドウ制御部131は、ユーザが例えばCtrlキーを押下中であるか判定する(ステップS161)。すなわち、ユーザが、Ctrlキーを押しながらマウスの左ボタンでタグ識別情報の文字列をクリックしたか判定する。ユーザがCtrlキーを押下中ではないと判定された場合(ステップS161:Noルート)、処理を終了する。一方、ユーザがCtrlキーを押下中であると判定された場合(ステップS161:Yesルート)、補助ウィンドウ制御部131は、該当するタグの記述内容にイベント・ハンドラが存在するか判定する(ステップS163)。イベント・ハンドラが存在しないと判定された場合(ステップS163:Noルート)、処理を終了する。一方、イベント・ハンドラが存在すると判定された場合(ステップS163:Yesルート)、補助ウィンドウ制御部131は、イベント・ハンドラに従った処理を実行するための命令をブラウザ110に出力する(ステップS165)。ブラウザ110は、イベント・ハンドラに従った処理を実行する。そして処理を終了する。
このようにして、イベント実行処理が行われる。これにより、ユーザは、メイン・ウィンドウに表示されていない表示項目についても、補助ウィンドウを用いて選択操作等を行うことができる。
以上本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図3に示したテーブル構成は一例であって、同様のデータを格納するためであれば別の構成を採用するようにしてもよいし、必要に応じて項目を追加又は削除してもよい。また、図1に示したユーザ端末の機能ブロック構成は一例であって、実際のプログラム・モジュール構成とは異なる場合がある。また、図2に示したコンピュータの機能ブロック図も一例であって、実際のハードウェア構成とは異なる場合もある。また、図5に示した概念図は一例であって、同様の構成を別の態様で表す場合もある。また、図11A乃至図11Cに示した画面例も一例であって、画面表示項目は図に示したものに限られない。さらに、図4、図6乃至図10、及び図12に示した処理フローも一例であって、同様の処理結果が得られる範囲において処理の順序を入れ替えてもよいし、必要に応じてステップを追加又は削除してもよい。
(付記1)
メイン・ウィンドウに非表示となっており且つ所定の属性を有する表示項目を抽出し、抽出された前記表示項目に関するデータを補助ウィンドウ・データ格納部に格納する非表示項目抽出ステップと、
前記補助ウィンドウ・データ格納部に格納された前記補助項目に関するデータを用いて、前記非表示項目抽出ステップにおいて抽出された前記表示項目に対応する表示項目を表示する補助ウィンドウを表示画面上の所定の位置に表示する補助ウィンドウ表示ステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記2)
前記メイン・ウィンドウの内容が変更されたことを検出した場合、前記非表示項目抽出ステップと前記補助ウィンドウ表示ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする
付記1記載のプログラム。
(付記3)
前記補助ウィンドウ表示ステップが、
前記メイン・ウィンドウに表示されているいずれの表示項目をも完全に覆うことなく前記補助ウィンドウを表示可能な位置を探索するステップと、
前記探索ステップの結果に基づき、前記補助ウィンドウの表示位置を決定するステップと、
を含む付記1記載のプログラム。
(付記4)
前記表示画面上における前記メイン・ウィンドウの表示位置が変わったことを検出した場合、前記補助ウィンドウ表示ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする
付記3記載のプログラム。
(付記5)
前記補助ウィンドウ表示ステップが、
前記補助ウィンドウを前記メイン・ウィンドウの内側であり且つ前記メイン・ウィンドウに表示されている表示項目のうちいずれの表示項目とも完全には重ねることなく表示可能な位置が存在するか判定するステップと、
前記メイン・ウィンドウと外接し、且つ前記補助ウィンドウが前記表示画面に含まれる前記補助ウィンドウの表示位置が存在するか判定するステップと、
のうち、少なくともいずれかのステップを含む
付記1記載のプログラム。
(付記6)
前記補助ウィンドウに示されている表示項目が選択されたことを検出した場合、選択された前記表示項目に対応する、前記メイン・ウィンドウ内に表示すべき表示項目を、前記メイン・ウィンドウに表示させるための指示データを出力するステップ
をさらに含む付記1記載のプログラム。
(付記7)
前記所定の属性が、処理の実行が対応付けられている表示項目であることを示す属性であることを特徴とする
付記1記載のプログラム。
(付記8)
前記補助ウィンドウに示されいる表示項目の選択及び当該表示項目に対応付けられている処理の実行の指示がなされたことを検出した場合、当該表示項目に対応付けられている処理の実行を指示するデータを出力するステップ
をさらに含む付記7記載のプログラム。
(付記9)
メイン・ウィンドウに非表示となっており且つ所定の属性を有する表示項目を抽出し、抽出された前記表示項目に関するデータを補助ウィンドウ・データ格納部に格納する非表示項目抽出ステップと、
前記補助ウィンドウ・データ格納部に格納された前記補助項目に関するデータを用いて、前記非表示項目抽出ステップにおいて抽出された前記表示項目に対応する表示項目を表示する補助ウィンドウを表示画面上の所定の位置に表示する補助ウィンドウ表示ステップと、
を含み、コンピュータにより実行される情報処理方法。
(付記10)
前記メイン・ウィンドウの内容が変更されたことを検出した場合、前記非表示項目抽出ステップと前記補助ウィンドウ表示ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする
付記9記載の情報処理方法。
(付記11)
メイン・ウィンドウに非表示となっており且つ所定の属性を有する表示項目を抽出し、抽出された前記表示項目に関するデータを補助ウィンドウ・データ格納部に格納する非表示項目抽出手段と、
前記補助ウィンドウ・データ格納部に格納された前記補助項目に関するデータを用いて、前記非表示項目抽出手段によって抽出された前記表示項目に対応する表示項目を表示する補助ウィンドウを表示画面上の所定の位置に表示する補助ウィンドウ表示手段と、
を有する情報処理装置。
(付記12)
メイン・ウィンドウの内容が変更されたことを検出した場合、前記メイン・ウィンドウに非表示となっており且つ所定の属性を有する表示項目を抽出し、抽出された前記表示項目に関するデータを補助ウィンドウ・データ格納部に格納する非表示項目抽出手段と、
前記補助ウィンドウ・データ格納部に格納された前記補助項目に関するデータを用いて、前記非表示項目抽出手段によって抽出された前記表示項目に対応する表示項目を表示する補助ウィンドウを表示画面上の所定の位置に表示する補助ウィンドウ表示手段と、
を有する情報処理装置。
本発明の一実施の形態におけるユーザ端末の機能ブロック構成図である。 本発明の一実施の形態におけるコンピュータの機能ブロックの概要を示す図である。 タグ情報テーブルのテーブル構成及び格納されるデータの一例を示す図である。 本発明の一実施の形態における処理フローを示す図である。 画面領域及び座標の概念図である。 タグ識別情報取得処理の処理フローを示す図である。 補助ウィンドウ表示処理の処理フローを示す図である。 縦位置決定処理の処理フローを示す図である。 横位置決定処理の処理フローを示す図である。 ブラウザ外位置決定処理の処理フローを示す図である。 第1の画面例を示す図である。 第2の画面例を示す図である。 第3の画面例を示す図である。 イベント実行処理の処理フローを示す図である。
符号の説明
100 ユーザ端末 110 ブラウザ
120 表示データ格納部
130 補助ウィンドウ表示プログラム
131 補助ウィンドウ制御部
133 タグ・データ取得部
135 補助ウィンドウ表示処理部
137 補助ウィンドウ・データ生成部
140 タグ情報テーブル
150 補助ウィンドウ・データ格納部

Claims (5)

  1. メイン・ウィンドウに非表示となっており且つ所定の属性を有する表示項目を抽出し、抽出された前記表示項目に関するデータを補助ウィンドウ・データ格納部に格納する非表示項目抽出ステップと、
    前記補助ウィンドウ・データ格納部に格納された前記補助項目に関するデータを用いて、前記非表示項目抽出ステップにおいて抽出された前記表示項目に対応する表示項目を表示する補助ウィンドウを表示画面上の所定の位置に表示する補助ウィンドウ表示ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  2. 前記メイン・ウィンドウの内容が変更されたことを検出した場合、前記非表示項目抽出ステップと前記補助ウィンドウ表示ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする
    請求項1記載のプログラム。
  3. 前記補助ウィンドウ表示ステップが、
    前記メイン・ウィンドウに表示されているいずれの表示項目をも完全に覆うことなく前記補助ウィンドウを表示可能な位置を探索するステップと、
    前記探索ステップの結果に基づき、前記補助ウィンドウの表示位置を決定するステップと、
    を含む請求項1記載のプログラム。
  4. メイン・ウィンドウに非表示となっており且つ所定の属性を有する表示項目を抽出し、抽出された前記表示項目に関するデータを補助ウィンドウ・データ格納部に格納する非表示項目抽出ステップと、
    前記補助ウィンドウ・データ格納部に格納された前記補助項目に関するデータを用いて、前記非表示項目抽出ステップにおいて抽出された前記表示項目に対応する表示項目を表示する補助ウィンドウを表示画面上の所定の位置に表示する補助ウィンドウ表示ステップと、
    を含み、コンピュータにより実行される情報処理方法。
  5. 前記メイン・ウィンドウの内容が変更されたことを検出した場合、前記非表示項目抽出ステップと前記補助ウィンドウ表示ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする
    請求項4記載の情報処理方法。
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