JP2005275215A - 電気泳動表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、電極や基板等の表面への帯電粒子の吸着を防ぎ、優れたコントラスト特性や表示特性を有する電気泳動表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明は、互いに対向して配置される第1基板及び第2基板と、第1基板と第2基板との間に設けられる絶縁性液体と、絶縁性液体中に分散される複数の帯電粒子と、第1基板上に各画素に対応して設けられる第1電極と、第1基板若しくは第2基板上に、各画素に対応して設けられる第2電極と、第1基板上の少なくとも第1電極表面を覆うよう設けられ、アルキル側鎖を有するポリイミド樹脂からなる薄膜層と、第1電極及び第2電極に電圧を印加する駆動手段とを具備することを特徴とする電気泳動表示装置を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電気泳動表示装置に関する。
近年、情報携帯端末が急速に発展し、低消費電力、軽量、薄型の表示装置のニーズが高まってきている。現状では、情報携帯端末のディスプレイとして反射型液晶表示装置が広く用いられている。しかし、反射型液晶表示装置は偏光板を使用するため光の利用効率が低いために使用環境によっては十分な明るさが得られず、表示の視認性が悪い場合がある。
偏光板を使用せずに明るい反射型ディスプレイが得られる方式として、電気泳動表示装置が知られている。この装置は、透明電極を形成した一対の基板の間に、分散液を挟んだ構造を持っている。分散液は、帯電した粒子(帯電粒子)と、色素を溶解することで着色した絶縁性液体等からなる。透明電極を介して分散液に電圧を印加すると、電荷を有する帯電粒子はその電荷とは逆の極性の電極へ移動する。観測者側の電極に帯電粒子が集まると、帯電粒子の色が表示される。一方、観測者側と反対の電極に帯電粒子が集まると、絶縁性液体の色を観測者は視認することになる。すなわち、帯電粒子と絶縁性液体の色の差によって表示が行われる。また、透明な絶縁性液体と着色された帯電粒子とを用いて、帯電粒子を水平方向に動かすIn−Plane型の電気泳動表示装置もある。
電気泳動ディスプレイでは、帯電粒子を分散した絶縁性液体をセルに注入するとき、帯電粒子が電極表面に吸着されセル内に均一に注入されないことや、駆動の際に、帯電粒子が電極表面に吸着され表示特性が低下することなどが課題の一つとなっている。これらの対策として、これまでに帯電粒子表面や電極表面に吸着防止処理を施す方法が提案されている。例えば、フルオロカップリング剤で電極表面をコートする方法(例えば、特許文献1参照)、粒子と電極をフッ素コートする方法(例えば、特許文献2参照)などがある。しかしながら、フルオロカップリング剤やフッ素樹脂は基板にぬれにくく、電極表面に均一に塗布することが難しい。また、絶縁性液体とのぬれ性も悪いという問題がある。また、ロジンやロジン誘導体で基板を被覆する方法も提案されている(例えば、特許文献3参照)。しかしながらロジンおよびロジン誘導体は有機溶媒に溶けやすく、用いる絶縁性液体が制限される、長期的な信頼性が劣るなどの問題がある。
特許第2729299号公報(第2−3頁、第1図) 特公昭61−25139号公報(第1−4頁) 特開2003−15167公報(第2−6頁、第1図)
上述したように、従来は、帯電粒子が電極や基板等の表面に吸着するのを防ぐ、良い方法がなかった。
本発明はこのような問題に鑑み、電極や基板等の表面への帯電粒子の吸着を防ぎ、優れたコントラスト特性や表示特性を有する電気泳動表示装置を提供することを目的とする。
そこで本発明は、互いに対向して配置される第1基板及び第2基板と、第1基板と第2基板との間に設けられる絶縁性液体と、絶縁性液体中に分散される複数の帯電粒子と、第1基板上に各画素に対応して設けられる第1電極と、第1基板若しくは第2基板上に、各画素に対応して設けられる第2電極と、第1基板上の少なくとも第1電極表面を覆うよう設けられ、アルキル側鎖を有するポリイミド樹脂からなる薄膜層と、第1電極及び第2電極に電圧を印加する駆動手段とを具備することを特徴とする電気泳動表示装置を提供する。
本発明においては、第2基板表面、若しくは第2基板表面及び第2電極表面を、アルキル側鎖を有するポリイミド樹脂で覆っても良い。
また本発明においては、第1基板と第2基板との間に、各画素を囲むよう設けられる隔壁をさらに具備しても良い。
また本発明においては、隔壁表面を、アルキル側鎖を有するポリイミド樹脂で覆っても良い。
また本発明においては、ポリイミド樹脂のアルキル側鎖の炭素数が5以上20以下であり、ポリイミド樹脂中のアルキル側鎖の含有量が5wt%以上60wt%以下であっても良い。
また本発明においては、アルキル側鎖を有するポリイミド樹脂表面の表面自由エネルギーの分散力成分γdが30mN/m以上40mN/m以下であり、極性成分γpが2mN/m以下であっても良い。
また本発明においては、絶縁性液体の表面張力がアルキル側鎖を有するポリイミド樹脂の表面自由エネルギーよりも小さくても良い。
また本発明においては、絶縁性液体が非極性溶媒であっても良い。
また本発明においては、絶縁性液体の表面張力の極性成分γpが2mN/m以下であっても良い。
本発明によれば、電極や基板等の表面への帯電粒子の吸着を防ぎ、優れたコントラスト特性や表示特性を有する電気泳動表示装置を提供することが出来る。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る電気泳動表示装置について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態に係る電気泳動表示装置を、図1を用いて説明する。図1は本実施形態の電気泳動表示装置を示し、便宜的に2つの画素を抽出して、断面図として記した。図1の中央の一点鎖線は、この2つの画素の境界部を示す。すなわち、1つの画素は図の端の点線から、この一点鎖線までとなる。
図1に示すように、本実施形態の電気泳動表示装置は、第1基板1と第2基板2とが対向して配置され、第1基板1と第2基板2との間には、絶縁性液体7と絶縁性液体7に分散された帯電粒子6とを有する分散液8が設けられる。第1基板1の画素に対応する領域には画素電極(第1電極)3が形成され、第2基板2上には全面で共通とした対向電極(第2電極)5が設けられる。画素電極3は、第1基板1上に形成されたTFT素子23に接続されている。これらの基板1、2表面には少なくとも電極3、5を覆うように、アルキル側鎖を有するポリイミド樹脂からなる薄膜層4が形成されている。本実施形態の電気泳動表示装置は、第1電極3や第2電極5の表面を含む基板表面全体を、アルキル側鎖を有するポリイミド樹脂からなる薄膜層4で覆うことにより、帯電粒子6が表面に吸着することを防ぎ、長期間に渡ってより優れたコントラスト特性や表示特性を有する電気泳動表示装置を提供するものである。
次に、以下の特性の部材を使用した場合について本実施形態の電気泳動表示装置の表示原理を説明する。帯電粒子6は黒色で、正に帯電している。帯電粒子6を分散させている絶縁性液体7としては白色非極性液体を使用している。第1基板1および第2基板2にはガラスなどの透明基板を使用し、画素電極3および対向電極5にはITO(Indium tin oxide)などの透明電極を用いている。絶縁性液体7と接触する、基板や電極表面をコートする薄膜層4の材料には、長鎖アルキル基を側鎖にもつポリイミド樹脂を用いている。図1では、観測面を第1基板1側の面とし、左の画素が白表示、右の画素が黒表示を行っている。
図1の左側の画素に示すように、対向電極5を基準電位(ゼロボルト)とし、画素電極3に正極性電位を印加すると帯電粒子6は対向電極5近傍へ移動する。このとき、電気泳動表示装置を第1基板1側から見ると、絶縁性液体7の白色を視認することとなり、白表示となる。
一方、図1の右側の画素に示すように、対向電極5を基準電位(ゼロボルト)とし、画素電極3に負極性の電圧を印加すると、帯電粒子6は画素電極3近傍へ移動する。この電気泳動表示装置を第1基板1側から見ると、画素電極3側に集まった帯電粒子6の黒色を視認することとなり、黒表示となる。
この例では帯電粒子6が黒色で絶縁性液体7が白色の場合を説明したが、帯電粒子6として白色粒子を用い、絶縁性液体7として白色以外の着色液体を用いても、同様に表示を行うことが可能である。例えば、帯電粒子6を白色、絶縁性液体6を黒色とした場合も同様に白黒表示が可能である。
画素電極3や対向電極5表面を含む基板表面を全くコーティングしない場合、絶縁性液体7と接する基板表面の状態によって、基板表面に帯電粒子6が吸着して、電気的な信号による帯電泳動粒子の制御が困難となる。その結果、表示特性の低下を引き起こす。また、薄膜層の材料として、ほとんどのフッ素樹脂は表面エネルギーが小さすぎて、これを基板に塗布するための基板への前処理が必要になる、均一に塗布されないなどのプロセス上の困難を伴う。それだけでなく、フッ素処理した基板には分散液8がぬれにくいことから、注入工程に非常に時間がかかり、非効率となる。本実施形態では、アルキル側鎖を有するポリイミド樹脂からなる薄膜層4を用いることにより、電極や基板表面にはぬれやすい状態を保ちつつ、帯電粒子6の吸着を防ぐことを可能とするものである。これは、アルキル側鎖を有するポリイミド樹脂は、基板表面との親和性は良いものの、基板と反対側の表面では極性を持たないアルキル基に支配的な表面状態が得られるためであるためと考えられる。また、ポリイミド樹脂は熱的、化学的にも安定した材料であり、有機溶媒に対しても強い材料であり、長期に渡り絶縁性液体7と接触しても変質しにくく高い信頼性が得られる。なお、薄膜層4の形成は、画素電極3を形成した第1基板1表面、若しくは対向電極5表面のどちらか一方でも効果が認められる。
本実施形態では、アルキル側鎖を有するポリイミド樹脂からなる薄膜層4の、表面自由エネルギーの分散成分γdを30mN/m以上40mN/m以下、極性成分γpを2mN/m以下とした場合、薄膜層4表面への帯電粒子6の吸着をより防止することができる。つまり、分散成分γdを30mN/m以上40mN/m以下とすることにより、薄膜層4を均一に形成することが可能となり、また、極性成分γpを2mN/m以下にした場合には、帯電粒子6が電極や基板表面へ吸着するのを防止する効果を高めることが出来る。
また、絶縁性液体7の表面張力は、薄膜層4の表面エネルギーよりも小さいことが好ましい。これにより、絶縁性液体7が薄膜層4になじみやすいという効果を得ることが出来る。同様に、絶縁性液体7を薄膜層4になじみやすくするために、絶縁性液体7を非極性溶媒とすることが好ましい。
表面張力や、表面自由エネルギーの分散成分、極性成分の求め方は、接触角を用いる方法が一般的である。固体表面の表面自由エネルギーは、拡張Fowkesの理論から、標準試液(水、ヨウ化メチレン)とサンプルの接触角θを測定して求めれば良い。また、溶液の表面張力は輪環法や懸滴法、Wilhelmy平板法、毛管上昇法などにより測定することができる。
基板や電極表面を、アルキル側鎖を有するポリイミド樹脂でコーティングする方法としては、スピンコート法、ディップコーティング法、ロールコーティング法、ロッドバーコーティング法、スプレーコーティング法、エアナイフコーティング法、ドクターブレード法、オフセット印刷法等を用いることが出来る。ポリイミド樹脂は、基板表面への塗布も簡単で、均一な表面皮膜を得ることができる。ポリイミド主鎖に導入されるアルキル側鎖の炭素数は5以上20以下であり、ポリイミド樹脂中のアルキル側鎖の含有量が5wt%以上60wt%以下であると、本ポリイミドで表面処理したとき、その表面はアルキル側鎖の効果によって、表面自由エネルギーの極性成分が2以下に制御することができ、帯電粒子の吸着を防止する効果を得ることができる。これらのアルキル側鎖を有するポリイミド樹脂として、ポリイミド主鎖は例えば、
Figure 2005275215
(ここで、R1、R2は(表1)の組合せ1乃至組合せ5から選ばれる1種である。)
Figure 2005275215
や、
Figure 2005275215
(ここで、Xは(化3)のX1乃至X8から選ばれる1種である。)
Figure 2005275215
又は、
Figure 2005275215
等を挙げることができる。本実施形態では、これらのポリイミド主鎖の一部にアルキル側鎖が導入され、アルキル側鎖としては、−(CH2lCH3、−(CH2m−C(CH3)H2等を挙げることができる。ここで、l=4〜19、m=3〜18である。
アルキル側鎖を持つポリイミドの具体的な材料は、たとえば、
Figure 2005275215
(ここで、P2は4価の有機基であり、Q2は(化6)で表される基である。また、Xは−O−、−CO−、−COO−、−OCO−、−NHCO−、−CONH−、−S−、メチレン基、炭素数2〜6のアルキレン基およびフェニレン基から選ばれる2価の基であり、R1は、−(CH2)nCH3、n=4〜19である。)
Figure 2005275215
を挙げることが出来る。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る電気泳動表示装置を図2を用いて説明する。本実施形態については、第1の実施形態と異なる点についてのみ説明し、同様の部分については説明を省略する。
図2は本実施形態の電気泳動表示装置を示し、便宜的に2つの画素を抽出して、断面図として記した。図2の中央の一点鎖線は、この2つの画素の境界部を示す。すなわち、1つの画素は図の端の点線から、この一点鎖線までとなる。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、第1基板1と第2基板2とが対向して配置され、第1基板1と第2基板2との間には、絶縁性液体7と絶縁性液体7に分散された帯電粒子6とを有する分散液8が設けられる。
しかしながら、本実施形態の電気泳動表示装置は、第1基板上に画素電極を第2基板上に対向電極を形成した構成とはせずに、第1基板1上に画素電極として用いる第1電極11と第1電極11よりも面積の小さい第2電極12とを形成した構成とする点が第1の実施形態とは異なる。第2電極12は、画素の周囲を囲い全面で共通とした格子状とすれば良い。また、第1電極11は第2電極12以外の部分で画素全体に広がった形状とし、TFT23に接続される。第2電極12をTFT23に接続し、第1電極11を共通電極としても良い。
そして、本実施形態においても、第1電極11及び第2電極12表面を含む第1基板11を覆い、第2基板2を覆うように薄膜層4が形成される。薄膜層4は、第1の実施形態と同様な材料、方法で形成すればよい。本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、帯電粒子6が基板や電極表面に吸着することを防ぎ、長期間に渡ってより優れたコントラスト特性や表示特性を有する電気泳動表示装置を提供することが出来る。また、本実施形態では、電極の形成されない第2基板2表面も薄膜層4で覆っている。基板表面では表面状態が制御されていないため、電極の形成されない第2基板2にも帯電粒子6の吸着の可能性があり、第2基板2表面を薄膜層4で覆うことは効果があると言える。
次に、以下の特性の部材を使用した場合について本実施形態の電気泳動表示装置の表示原理を説明する。帯電粒子6は黒色で、正に帯電している。帯電粒子6を分散させている絶縁性液体7としては透明の非極性液体を使用している。第1基板1および第2基板2にはガラスなどの透明基板を使用し、第1電極11及び第2電極12にはITO(Indium tin oxide)などの透明電極を用いている。絶縁性液体7と接触する、基板や電極表面をコートする薄膜層4の材料には、長鎖アルキル基を側鎖にもつポリイミド樹脂を用いている。図2では、第2基板2の外側に白色の板をおいて観測面を第1基板1側の面とし、左の画素が白表示、右の画素が黒表示を行っている。
図2の左側の画素に示すように、第2電極12を基準電位(ゼロボルト)とし、第1電極11に正極性の電圧を印加すると帯電粒子6は第2電極12近傍へ移動する。このとき、電気泳動表示装置を第1基板1側から見ると、第1電極11、第1基板1、第2基板2はいずれも透明であるため、第2基板2の外側に置いた白色の板を視認することとなり、白表示となる。
一方、図2の右側の画素に示すように、第2電極12を基準電位(ゼロボルト)とし、第1電極11に負極性の電圧を印加すると、帯電粒子6は第1電極11近傍へ移動する。この電気泳動表示装置を第1基板1側から見ると、第1電極11に集まった帯電粒子6の黒色を視認することとなり、黒表示となる。
この他、帯電粒子6としてシアン、マゼンダ、イエロー、紫、灰色などの色をした光吸収性の粒子を用いても同様に表示が可能である。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る電気泳動表示装置を図3、図4を用いて説明する。本実施形態については、第1の実施形態と異なる点についてのみ説明し、同様の部分については説明を省略する。
図3は本実施形態の電気泳動表示装置を示し、便宜的に2つの画素を抽出して、断面図として記した。図3の中央の一点鎖線は、この2つの画素の境界部を示す。すなわち、1つの画素は図の端の点線から、この一点鎖線までとなる。図4は、本実施形態に係る電気泳動表示装置を示す平面図であり、(a)が第1基板側からみた図、(b)が第2基板側から見た図である。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、第1基板1と第2基板2とが対向して配置され、第1基板1と第2基板2との間には、絶縁性液体7と絶縁性液体7に分散された帯電粒子6とを有する分散液8が設けられる。また、第1基板1の画素に対応する領域には画素電極(第1電極)3が形成される。
しかしながら、本実施形態の電気泳動表示装置は、第2基板2上に形成する対向電極(第2電極)5は、全面には設けられず、画素の周囲に格子状に共通して設けられる点が第1の実施形態とは異なる。図4(a)に示すように、第1基板1には、信号線21及びゲート線22が交差するよう設けられている。第1基板1上にはまた、信号線21とゲート線22との交点にTFT素子23が、信号線21とゲート線22とで囲まれた画素に対応する領域に画素電極3が設けられている。詳細は図示していないが、TFT素子23のゲート電極はゲート線22に、ソース電極は信号線21に、ドレイン電極は画素電極3に接続している。また、図4(b)に示すように、第2基板2には、信号線21やゲート線22と重なる領域、つまり画素電極3を含む画素領域の周辺に対向電極5が格子状に設けられている。
そして、本実施形態においても、第1基板1とその上の画素電極3を覆い、第2基板2とその上の対向電極5を覆うように薄膜層4が形成される。薄膜層4は、第1の実施形態と同様な材料、方法で形成すればよい。本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、帯電粒子6が基板や電極表面に吸着することを防ぎ、長期間に渡ってより優れたコントラスト特性や表示特性を有する電気泳動表示装置を提供することが出来る。また、本実施形態では、電極の形成された領域の小さい第2基板2表面も薄膜層4で覆っている。基板表面では表面状態が制御されていないため、電極の形成されない領域でも帯電粒子6の吸着の可能性があり、第2基板2表面を薄膜層4で覆うことは効果があると言える。
次に、以下の特性の部材を使用した場合について本実施形態の電気泳動表示装置の表示原理を説明する。帯電粒子6は黒色で、正に帯電している。帯電粒子6を分散させている絶縁性液体7としては透明の非極性液体を使用している。第1基板1および第2基板2にはガラスなどの透明基板を使用し、画素電極3および対向電極5にはITO(Indium tin oxide)などの透明電極を用いている。絶縁性液体7と接触する、基板や電極表面をコートする薄膜層4の材料には、長鎖アルキル基を側鎖にもつポリイミド樹脂を用いている。図3では、第2基板2の外側に白色の板をおいて観測面を第1基板1側の面とし、左の画素が白表示、右の画素が黒表示を行っている。
図3の左側の画素に示すように、対向電極5を基準電位(ゼロボルト)とし、画素電極3に正極性の電圧を印加すると帯電粒子6は対向電極5近傍へ移動する。このとき、電気泳動表示装置を第1基板1側から見ると、画素電極3、第1基板1、第2基板2はいずれも透明であるため、第2基板2の外側に置いた白色の板を視認することとなり、白表示となる。本実施形態の構造では、白表示時における帯電粒子6の広がりを小さくでき、好ましい。
一方、図3の右側の画素に示すように、対向電極5を基準電位(ゼロボルト)とし、画素電極3に負極性の電圧を印加すると、帯電粒子6は画素電極3近傍へ移動する。この電気泳動表示装置を第1基板1側から見ると、画素電極3に集まった帯電粒子6の黒色を視認することとなり、黒表示となる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態に係る電気泳動表示装置を図5を用いて説明する。本実施形態については、第3の実施形態と異なる点についてのみ説明し、同様の部分については説明を省略する。表示原理については、第3の実施形態と同様に行えばよく、説明を職略する。
図5は本実施形態の電気泳動表示装置を示し、便宜的に2つの画素を抽出して、断面図として記した。図5の中央の一点鎖線は、この2つの画素の境界部を示す。すなわち、1つの画素は図の端の点線から、この一点鎖線までとなる。
本実施形態においても、第3の実施形態と同様に、第1基板1と第2基板2とが対向して配置され、第1基板1と第2基板2との間には、絶縁性液体7と絶縁性液体7に分散された帯電粒子6とを有する分散液8が設けられる。また、第1基板1の画素に対応する領域には画素電極(第1電極)3が設けられ、第2基板2の画素の周囲に格子状に対向電極(第2電極)5が設けられる。そして、本実施形態においても、第1基板1とその上の画素電極3を覆い、第2基板2とその上の対向電極5を覆うように薄膜層4が形成される。
しかしながら、本実施形態の電気泳動表示装置は、対向電極5上に、対向電極5と同じパターンで画素を囲むよう隔壁31を設けている点が第3の実施形態とは異なる。隔壁31で画素を区切ることにより、隣接する画素間における帯電粒子6の流入、流出等による干渉を防ぐことができる。
そして、本実施形態においても、第1基板1とその上の画素電極3を覆い、第2基板2とその上の対向電極5を覆うように薄膜層4が形成される。薄膜層4は、第3の実施形態と同様な材料、方法で形成すればよい。本実施形態においても、第3の実施形態と同様に、帯電粒子6が基板や電極表面に吸着することを防ぎ、長期間に渡ってより優れたコントラスト特性や表示特性を有する電気泳動表示装置を提供することが出来る。また、本実施形態でも、電極の形成された領域の小さい第2基板2表面も薄膜層4で覆っている。基板表面では表面状態が制御されていないため、電極の形成されない領域でも帯電粒子6の吸着の可能性があり、第2基板2表面を薄膜層4で覆うことは効果があると言える。
なお、隔壁31は、第2基板2上に対向電極5を形成し、薄膜層4を形成した後に、エポキシ系、ポリイミド系、カルド系、アクリル系等の一般的な感光性樹脂を用いたフォトレジストによるフォトリソグラフィ法等により形成すればよい。隔壁31を構成する材料としては感光性材料を用いれば、容易に隔壁31を形成できる。特に、化学増幅型感光性エポキシ樹脂は、高アスペクト比が得られるため、第1基板1と第2基板2の距離が広い場合でも、幅の狭い隔壁31を形成できる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態に係る電気泳動表示装置を図6を用いて説明する。本実施形態については、第4の実施形態と異なる点についてのみ説明し、同様の部分については説明を省略する。表示原理については、第3の実施形態と同様に行えばよく、説明を職略する。
図6は本実施形態の電気泳動表示装置を示し、便宜的に2つの画素を抽出して、断面図として記した。図6の中央の一点鎖線は、この2つの画素の境界部を示す。すなわち、1つの画素は図の端の点線から、この一点鎖線までとなる。
本実施形態においても、第4の実施形態と同様に、第1基板1と第2基板2とが対向して配置され、第1基板1と第2基板2との間には、絶縁性液体7と絶縁性液体7に分散された帯電粒子6とを有する分散液8が設けられる。また、第1基板1の画素に対応する領域には画素電極(第1電極)3が設けられ、第2基板2の画素の周囲に格子状に対向電極(第2電極)5が設けられる。そして、本実施形態においても、対向電極5上に、対向電極5と同じパターンで画素を囲むよう隔壁31を設けている。
しかしながら、本実施形態の電気泳動表示装置は、第1基板1とその上の画素電極3を覆い、第2基板2を覆うだけでなく、隔壁31表面をも覆うよう、薄膜層4が形成される。隔壁31は絶縁性液体7と接することから、基板や電極と同様な理由から帯電粒子6の付着が問題となる。そこで本実施形態ではそれを防止するために、隔壁31表面にも薄膜層4を形成するものである。
本実施形態においても、第1基板1とその上の画素電極3を覆い、第2基板2とその上に積層した対向電極5と隔壁31とを覆うように薄膜層4が形成される。薄膜層4は、第4の実施形態と同様な材料、方法で形成すればよい。本実施形態においても、第4の実施形態と同様に、帯電粒子6が基板や電極表面に吸着することを防ぎ、長期間に渡ってより優れたコントラスト特性や表示特性を有する電気泳動表示装置を提供することが出来る。また、本実施形態では、電極の形成された領域の小さい第2基板2表面や隔壁31表面も薄膜層4で覆っている。基板表面では表面状態が制御されていないため、電極の形成されない領域でも帯電粒子6の吸着の可能性があり、第2基板2表面や隔壁31表面を薄膜層4で覆うことは効果があると言える。
なお、隔壁31は、第4の実施形態と同様に形成すればよく、第2基板2の薄膜層4の形成を、対向電極5形成後ではなく、対向電極5上の隔壁31を形成後に行えば良い。
上述したような実施形態においては、絶縁性液体7と帯電粒子6の比重を概ね等しくすることが好ましい。これにより、長時間放置した状態で帯電粒子6が偏ることを防ぐことができる。特に、隔壁31を形成しない構造とした場合には、帯電粒子6濃度が画素毎に異なることを防止でき、好ましい。
また、帯電粒子6の平均粒径は、0.05μm以上かつ5μm以下であると、安定した分散状態が得られるため好ましい。
以下、各実施形態に関する実施例を説明する。
(実施例1)
図3や図4に示すような第3の実施形態に関する実施例1の電気泳動表示装置について説明する。
まず、厚さ約0.7mmの無アルカリガラス基板からなる第1基板1上にTFT素子23、信号線21、ゲート線22を常法により形成した。次にITOからなる画素電極3を形成した。なお、第1電極3とTFT素子23のドレイン電極、信号線21とTFT素子23のソース電極、ゲート線22とTFT素子23のゲート電極は夫々電気的に接続されている。この基板上にスピンコートによりアルキル側鎖を有するポリイミド樹脂としてサンエバーSE1358(日産化学)を用い、薄膜層4を塗布した。塗布後、200℃に加熱したオーブン中で1時間焼成した。このようにして得られた薄膜層4の膜厚は約1000Åであった。接触角による表面エネルギー測定により、この薄膜層4の表面エネルギーは34.7mN/mでその分散成分γdは33.5mN/m、極性成分γpは1.2mN/mであった。
次に、厚さ約0.7mmの無アルカリガラス基板からなる第2基板2上にITOからなる対向電極5を形成した。第2基板2上にも第1基板1と同様にスピンコートにより薄膜層4を塗布し、焼成した。膜厚、表面自由エネルギーは第1基板と同じであった。
第2基板2の周辺部に、注入口及び排気口を除いて直径35μmの円筒形のガラスロッドを混ぜた室温硬化型2液性エポキシ接着剤をディスペンサーを用いて塗り、第1基板1を貼り合わせ、位置合わせを行いながら固定し、室温硬化型2液性エポキシ接着剤を硬化させて、電気泳動ディスプレイ用セルを得た。分散液8は、絶縁性液体7としてシリコーンオイル(表面張力17mN/m)を、帯電粒子6として表面にポリスチレンをコートしたカーボン粒子を使用した。このとき、絶縁性液体7は透明であり、帯電粒子6は黒色であった。この分散液8を、作製したセルの注入口から注入した。そのとき、分散液8中の帯電粒子6は、基板や電極表面に吸着されることなく、セル内に均一に注入することができた。注入後、注入口と排気口を接着剤で封じ、分散液8を基板間に密閉した。第2基板2の対向電極5を形成した面と反対の面には、光沢紙(不図示)を貼り付け、白色を呈する反射板とした。
この電気泳動表示装置を駆動したところ、コントラスト9:1で、白表示時に反射率50%という優れた表示特性が得られた。
(実施例2)
対向電極5を形成した第2基板2には薄膜層4を塗布しないこと以外は、実施例1と同様にして電気泳動表示装置を作製した。この電気泳動表示装置を駆動したところ、得られたコントラストは9:1で、白表示時に反射率50%と優れた表示特性が得られた。
(比較例1)
第1基板1および第2基板2に薄膜層4を塗布しないこと以外は、実施例1と同様にして電気泳動表示装置を作製した。この電気泳動表示装置を駆動したところ、得られたコントラストは4:1で、白表示時の反射率は30%と表示特性が低下した。
(比較例2)
薄膜層4として、表面エネルギーが13.8mN/mでその分散成分γdは13.0mN/m、極性成分γpは0.8mN/mであるサイトップ(旭硝子)をフッ素成分をもつ表面コート剤として用いる以外は、実施例1と同様に電気泳動表示装置を作製した。その結果、分散液8をセルに注入したときに、分散液8の注入速度が極端に遅くなった。そして、分散液8がセル内に完全に注入されるまでに非常に時間がかかり、作製工程が非常に非効率となった。
この電気泳動表示装置を駆動したところ、通常の電圧として10V印加しても帯電粒子6がほとんど動かなかった。さらに、電圧を上げても帯電粒子6は完全には移動せず、表示特性は非常に低くなった。これはフッ素系材料が負極側に帯電しやすいためであると考えられる。
(実施例3)
図5に示すような第4の実施形態に関する実施例3の電気泳動表示装置について説明する。
まず、厚さ約0.7mmの無アルカリガラス基板からなる第1基板1上にTFT素子23、信号線(図示せず)、ゲート線(図示せず)を常法により形成した。次にITOからなる画素電極3を形成した。なお、第1電極3とTFT素子のドレイン電極、信号線とTFT素子のソース電極、ゲート線とTFT素子のゲート電極は夫々電気的に接続されている。この基板上にスピンコートによりアルキル側鎖を有するポリイミド樹脂としてSE1681(日産化学)を用い、薄膜層4を塗布した。塗布後、200℃に加熱したオーブン中で1時間焼成した。このようにして得られた薄膜層4の膜厚は約1000Åであった。接触角による表面エネルギー測定により、この薄膜層4の表面エネルギーは39.0mN/mでその分散成分γdは39.0mN/m、極性成分γpは0mN/mであった。
次に、厚さ約0.7mmの無アルカリガラス基板からなる第2基板2上にITOからなる対向電極5を形成した。対向電極5を形成した第2基板2上にも第1基板1と同様にスピンコートにより薄膜層4を塗布し、焼成した。この第2基板2上に以下の工程により隔壁31を形成した。化学増幅型感光性エポキシ樹脂(ネガ型)をスピンナーを用いて30μmの厚さに塗布した。95℃のホットプレートでプリベークした後、フォトマスクを介して露光した。これを95℃のホットプレートでベークした後、現像し、対向電極5のパターンと同じ、幅10μm、高さ30μmの隔壁31を形成した。その後、180℃のホットプレートでポストベークし、十分に化学増幅型感光性エポキシ樹脂を硬化させた。
第2基板2の周辺部に、排気口を除いて直径35μmの円筒形のガラスロッドを混ぜた室温硬化型2液性エポキシ接着剤をディスペンサーを用いて塗布した。次に、分散液8として、絶縁性液体7としてシリコーンオイル(表面張力17mN/m)を、帯電粒子6として表面にポリスチレンをコートしたカーボン粒子を用意した。このとき、絶縁性液体7は透明であり、帯電粒子6は黒色であった。この分散液8を、隔壁が形成された画素領域全体に滴下し、気泡が入らないように第1基板1を貼り合わせて位置合わせを行いながら固定し、接着剤を硬化させた。排気口を接着剤で封じ、分散液8を基板間に密閉し電気泳動ディスプレイセルを得た。第2基板2の対向電極5を形成した面と反対の面には、光沢紙(不図示)を貼り付け、白色を呈する反射板とした。
この電気泳動表示装置を駆動したところ、隣接する画素による影響がなくなり、コントラスト10:1で、白表示時に反射率50%と優れた表示特性が得られた。
(実施例4)
対向電極5の形成後ではなく、隔壁31の形成後に薄膜層4を形成する以外は実施例3と同様にして、電気泳動表示装置を作製した。このとき、隔壁31があることにより薄膜層4の材料が隔壁31周囲に溜まり、膜厚が厚くなるのを防ぐために、第2基板2に塗布する薄膜層4の材料は第1基板1に塗布した薄膜層4の材料を、シンナーを溶媒として2倍に希釈して使用した。
この電気泳動表示装置を駆動したところ、コントラスト10:1で、白表示時に反射率50%と優れた表示特性が得られた。
(実施例5)
帯電粒子6として白色の二酸化チタンを、絶縁性液体7として黒色の染料(スーダンブラック1wt%)を溶かしたジメチルシリコンを用いる以外は実施例1と同様にして、電気泳動表示装置を作製した。この電気泳動表示装置を駆動したところ、得られたコントラストは9:1で、白表示時の反射率は40%と優れた表示特性が得られた。
本発明の第1の実施形態に係る電気泳動表示装置の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る電気泳動表示装置の断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る電気泳動表示装置の断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る電気泳動表示装置を示す平面図であり、(a)が第1基板側からみた図、(b)が第2基板側から見た図である。 本発明の第4の実施形態に係る電気泳動表示装置の断面図である。 本発明の第5の実施形態に係る電気泳動表示装置の断面図である。
符号の説明
1…第1基板
2…第2基板
3…画素電極(第1電極)
4…薄膜層
5…対向電極(第2電極)
6…帯電粒子
7…絶縁性液体
8…分散液
11…第1電極
12…第2電極
21…信号線
22…ゲート線
23…TFT素子
31…隔壁

Claims (9)

  1. 互いに対向して配置される第1基板及び第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板との間に設けられる絶縁性液体と、
    前記絶縁性液体中に分散される複数の帯電粒子と、
    前記第1基板上に各画素に対応して設けられる第1電極と、
    前記第1基板若しくは前記第2基板上に、前記各画素に対応して設けられる第2電極と、
    前記第1基板上の少なくとも前記第1電極表面を覆うよう設けられ、アルキル側鎖を有するポリイミド樹脂からなる薄膜層と、
    前記第1電極及び前記第2電極に電圧を印加する駆動手段とを具備する
    ことを特徴とする電気泳動表示装置。
  2. 前記第2基板表面、若しくは前記第2基板表面及び前記第2電極表面を、前記アルキル側鎖を有するポリイミド樹脂で覆うことを特徴とする請求項1記載の電気泳動表示装置。
  3. 前記第1基板と前記第2基板との間に、各画素を囲むよう設けられる隔壁をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の電気泳動表示装置。
  4. 前記隔壁表面を、前記アルキル側鎖を有するポリイミド樹脂で覆うことを特徴とする請求項3記載の電気泳動表示装置。
  5. 前記ポリイミド樹脂の前記アルキル側鎖の炭素数が5以上20以下であり、前記ポリイミド樹脂中の前記アルキル側鎖の含有量が5wt%以上60wt%以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電気泳動表示装置。
  6. 前記アルキル側鎖を有するポリイミド樹脂表面の表面自由エネルギーの分散力成分γdが30mN/m以上40mN/m以下であり、極性成分γpが2mN/m以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電気泳動表示装置。
  7. 前記絶縁性液体の表面張力が前記アルキル側鎖を有するポリイミド樹脂の表面自由エネルギーよりも小さいことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電気泳動表示装置。
  8. 前記絶縁性液体が非極性溶媒であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電気泳動表示装置。
  9. 前記絶縁性液体の表面張力の極性成分γpが2mN/m以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電気泳動表示装置。
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