JP2005275143A - 光学センサおよび画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 異なる種類の情報を良好に検出することができる光学センサおよび画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 Pセンサ8に発光素子81の正反射光を検出する第1受光素子82と、発光素子81の拡散反射光を受光する第2受光素子83とを備えることで、トナー濃度の検出、感光体表面の劣化の検出を正確に行うことができる。また、トナー濃度および感光体表面の劣化を正反射光と拡散反射光とを組み合わせて検出することで、より正確なトナー濃度の検出、感光体表面の劣化の検出を行うことができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、発光手段と、この発光手段から照射された入射光が照射対象物によって反射した時の反射光を受光する、受光手段とを有する光学センサおよびこの光学センサを備えた画像形成装置に関するものである。
この種の画像形成装置においては、安定した画像濃度を得るために、感光体や、中間転写ベルト等の像担持体にトナーからなる基準パターンを作成し、その基準パターン上のトナー付着量を光学センサ(以下、Pセンサ)により検出してトナー濃度を検知するものがある(例えば、特許文献1、2)。この画像形成装置では、そのPセンサによる検知結果に基づき、潜像形成用の書込光強度、帯電バイアス、現像バイアス等を変更して現像ポテンシャルを調節したり、2成分現像方式の場合には現像器内のトナー濃度の目標値を調節したりするような画像濃度制御を行う。このPセンサは、発光手段と受光手段とを備えた反射型光学センサが一般的に用いられている。
また、上記Pセンサを用いて、トナー濃度を検知するとともに、像担持体の表面状態を検出して、像担持体表面の劣化やフィルミングなどの像担持体表面の不具合を検知するものが知られている(特許文献3)。
特開平08−82599号公報 特開2002−62708号公報 特開2002−278383号公報
上記特許文献3のPセンサの受光手段は、発光手段の正反射光が検出できる位置、または発光手段の拡散反射光が検出できる位置に配置されている。発光手段の正反射光が検出できる位置に受光手段を配置した場合、照射対象物である像担持体表面が平滑面であるため、発光手段からの照射光のほとんどが正反射され、反射光のほとんどが受光手段に検出される。その結果、感光体の表面状態を良好に検出することができ、像担持体表面の劣化やフィルミングなどの像担持体表面の不具合を良好に検知することができる。しかし、受光手段を発光手段の正反射光が検出できる位置に配置した場合、発光手段から照射対象物である基準パターンの表面は凹凸であるので、照射された光のほとんどが拡散反射され反射光のほとんどが受光手段に検出されない。その結果、トナー濃度を良好に検出することができない場合があった。一方、受光手段を発光手段の拡散反射光が検出できる位置に配置した場合は、逆に、トナー濃度は良好な検出結果が得られるが、像担持体の表面状態は良好な検出結果が得られない場合があった。このように、Pセンサで像担持体の劣化とトナー濃度という異なる情報を検知しようとする場合、両方を精度よく検出することができなかった。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、異なる種類の情報を良好に検出することができる光学センサおよび画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、少なくとも1つの発光手段と、該発光手段から照射された照射光が照射対象物によって反射した時の反射光を受光する少なくとも1つの受光手段とを有する光学センサにおいて、上記反射光のうち、正反射光を受光する正反射光受光手段と、上記反射光のうち拡散反射光を受光する拡散反射光受光手段とを有することを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、発光手段と、該発光手段から照射された照射光が照射対象物によって反射した時の反射光を受光する、少なくとも1つの受光手段とを有する光学センサにおいて、該発光手段から該照射対象物に照射される照射光のスポット径が互いに異なる発光手段を複数有することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、少なくとも1つの発光手段と、該発光手段から照射された照射光が照射対象物によって反射した時の反射光を受光する少なくとも1つの受光手段とを有する光学センサにおいて、該発光手段から該照射対象物に照射される照射光のスポット径が互いに異なる発光手段を複数有することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項2または3光学センサにおいて、上記受光手段は、上記反射光のうち、正反射光または拡散反射光の何れか一つを受光することを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項2または3の光学センサにおいて、上記反射光のうち、正反射光を受光する正反射光受光手段と、上記反射光のうち拡散反射光を受光する拡散反射光受光手段とを有することを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項2、3、4または5の光学センサにおいて、上記照射対象物がトナーからなる基準パターン像および該基準パターン像を担持する像担持体表面であり、該基準パターン像表面に照射される光のスポット径は、該像担持体表面に照射される光のスポット径より大きいことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1、2、3、4または5の光学センサにおいて、上記照射対象物がトナーからなる基準パターン像であり、該基準パターン像表面に照射される光のスポット径[mm]は、人間の視覚感度が最大となる空間周波数[cycle/mm]の逆数以下に設定することを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項7の光学センサにおいて、上記光のスポット径が、1[mm]以下とすることを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、トナー像を担持する像担持体と、少なくとも1つの発光手段と、該発光手段から照射された入射光が該像担持体によって反射した時の反射光を受光する、少なくとも1つの受光手段とを有する光学センサとを備えた画像形成装置において、上記光学センサは、請求項1、2、3、4、5、6、7、8の光学センサであることを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、トナー像を担持する像担持体と、少なくとも1つの発光手段と、該発光手段から照射された入射光が該像担持体によって反射した時の反射光を受光する、少なくとも1つの受光手段とを有する光学センサとを備えた画像形成装置において、該光学センサを上記像担持体表面移動方向に対して横切る方向に移動させる移動手段を備えたことを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項10の画像形成装置において、上記光学センサは、請求項1、2、3、4、5、6、7、8の光学センサであることを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項10、11の画像形成装置において、上記移動手段で光学センサを移動させながら、像担持体表面の主走査線方向の反射光量を検出するときの像担持体表面に照射される光のスポット径を、像担持体表面の副走査線方向の反射光量を検出するときの像担持体表面に照射される光のスポット径よりも小さくすることを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、請求項12の画像形成装置において、像担持体表面の副走査線方向の反射光量を検出し、該検出値が基準値に対して所定値以上の変化があった場合は、像担持体表面の主走査線方向の反射光量を検出することを特徴とするものである。
また、請求項14の発明は、請求項12または13の画像形成装置において、上記像担持体の停止時に、上記像担持体表面の主走査線方向の反射光量を検出することを特徴とするものである。
また、請求項15の発明は、請求項12または13の画像形成装置において、上記像担持体表面の主走査線方向の反射光量を検出するとき、上記像担持体表面は移動していることを特徴とするものである。
また、請求項16の発明は、請求項15の画像形成装置において、上記光学センサを停止して、上記像担持体表面の反射光量を検出することを特徴とするものである。
請求項1、7乃至9、11乃至16の発明によれば、正反射光を受光する正反射光受光手段を有しているので、照射対象物の表面が平滑な面であってもその表面状態を正確に検知することができる。また、拡散反射光を受光する拡散反射光受光手段を有するので、照射対象物の表面に凹凸があっても、その表面状態を正確に検知することができる。その結果、表面が平滑な照射対象物の情報と、表面に凹凸のある照射対象物の情報と異なる2種類の情報を良好に検知することができる。
また、請求項2乃至6の発明によれば、異なるスポット径を照射対象物に照射できるようにしているので、照射対象物の得たい情報に合わせてスポット径を選択することができる。例えば、照射対象物の正確な情報を得たい場合は、小さなスポット径で照射対象物を検知すれば、照射対象物を詳細に検知することができ正確な情報を得ることができる。また、照射対象物の全体の情報を得たい場合は、大きなスポット径で照射対象物を検知すれば、広い範囲で照射対象物の状態を検知することができ照射対象物の全体の情報を得ることができる。これにより、照射対象物の詳細な情報と、照射対象物の全体の情報と異なる2種類の情報を良好に検知することができる。
また、請求項10の発明によれば、光学センサを上記像担持体表面移動方向に対して横切る方向に移動させるようにして、像担持体の主走査線方向の表面を検知することができるようにしている。これにより、像担持体表面の副走査線方向の情報と像担持体表面の主走査線方向の情報と異なる2種類の情報を検知することができる。また、像担持体は回転するので光学センサと主走査線方向で対向する像担持体の表面を異ならせることができる。よって、像担持体の回転動作と光学センサの移動動作を組み合わせれば、像担持体全体の劣化状態を検知することができる。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、タンデムフルカラー中間転写タイプの画像形成装置に用いた実施形態について説明する。
まず、この複写機の基本的な構成について説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。この画像形成装置は、プリンタ部100、給紙部200、プリンタ部100の上部に固定されたスキャナ部300、これに取り付けされた原稿自動搬送装置(以下、ADFという)400などを備えている。また、複写機内の各装置の動作を制御する図示しない制御部も備えている。
上記スキャナ部300は、コンタクトガラス32上に載置された原稿の画像情報を読取センサ33で読み取り、読み取った画像情報をこの制御部に送る。制御部は、受け取った上記画像情報に基づいてプリンタ部100の露光装置21内に配設された図示しないレーザやLED等を制御して感光体40Y,40M,40C,40Kに向けてレーザ光を照射させる。この照射により、感光体40Y,40M,40C,40Kの表面には静電潜像が形成され、所定の現像プロセスを経由してトナー像に現像される。これら4つの感光体40Y,40M,40C,40Kは、プリンタ部100のタンデム画像形成部20内に配設されている。
上記給紙部200は、ペーパーバンク43内に多段に設けられた複数の給紙カセット44、紙搬送路46、これの途中に適宜設けられた複数の搬送ローラ対47などを備えている。それぞれの給紙カセット44は、カセット内部に収容された転写紙を一番上のものから順次送り出す給紙ローラ42を有している。また、給紙ローラ42によって重送されてしまった複数の転写紙を個々に分離してから紙搬送路46に送り出す分離ローラ45なども有している。搬送ローラ対47は、給紙カセット44から受け取った転写紙を後段の搬送ローラ対47に向けて送り出す。本実施形態に係る複写機においては、かかる構成の給紙部200による給紙の他に、手差し給紙も可能となっている。そして、この手差し給紙を実現するための、手差しトレイ51をプリンタ部100の側面に備えている。手差しトレイ51は給紙ローラ50や分離ローラ52を備えており、これらによって転写紙をプリンタ部100内に送り出す。
上記給紙部200や手差しトレイ51から送り込まれた転写紙は、レジストローラ対49に挟まれる。このレジストローラ対49は、挟み込んだ転写紙を所定のタイミングで2次転写ニップに送り込む。この2次転写ニップとは、中間転写ベルト10と、2次転写ローラ22との当接によって形成されるニップである。
ユーザーは、カラーコピーをとるために、まず、原稿をADF400の原稿台30上にセットするか、あるいはADF400の開操作によって露出させたスキャナ部300のコンタクトガラス32上にセットする。そして、図示しないスタートスイッチを押す。すると、ADF400からコンタクトガラス32上に搬送された原稿、あるいは初めからコンタクトガラス32上にセットされた原稿の画像情報を読み取るために、スキャナ部300の駆動が開始される。具体的には、第1走行体33の走行を開始してその光源から発した光を原稿面で反射させて第2走行体34に向けて送る。そして、同じく走行を開始した第2走行体34のミラーによってこの反射光を受けて結像レンズ35を通して読み取りセンサ36に入れて画像情報を読み取る。
上記制御部は、スキャナ部300から画像情報を受け取ると、上述のようなレーザ書込や現像プロセスによって感光体40Y,40M,40C,40Kトナー像を形成せしめる。なお、記号Y、M、C、Kは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの略である。
図2は、上記プリンタ部100の一部構成を拡大して示す拡大構成図である。図において、タンデム画像形成部20は、4つのプロセスユニット18Y,M、C、Kを有している。各プロセスユニットは、使用するトナーの色が互いに異なっているが、その他の構成についてはほぼ同様である。よって、Yトナーを用いるプロセスユニット18Yだけについてその構成を詳述し、他のプロセスユニットの説明については説明を省略する。プロセスユニット18Yは、感光体40Y、帯電器64Y、現像器61Y、ドラムクリーニング装置63Yなどを有している。潜像担持体たる感光体40Yは、図示しない駆動手段によって図中反時計回りに回転駆動されながら、帯電器64Yによってその表面が一様帯電せしめられ、非画像部電位Vとなる。そして、一様帯電後の表面に上述のレーザ書込光が照射されて画像部電位VLとなることによって静電潜像が形成される。この静電潜像は、像形成物質たるYトナーを用いる現像器61YによってYトナー像に現像される。感光体40Y上のKトナー像は、後述の中間転写ベルト10上に中間転写される。中間転写工程を経た感光体40Y表面は、ドラムクリーニング装置63Yによってその表面の転写残トナーがクリーニングされる。他のプロセスユニット18M、C、Kでも同様のプロセスが実施されて、M、C、Kトナー像が形成される。
一方、中間転写体たる中間転写ベルト10は、3つの張架ローラ14,15,16に張架されながら、何れか1つの張架ローラが図示しない駆動手段によって回転駆動されることにより、図中時計回りに無端移動せしめられる。中間転写ローラ62Y,M,C,Kが中間転写ベルト10を感光体40Y、40M、40C、40K方向にそれぞれ抑えるような配設により、各感光体と中間転写ベルト10との間には、Y、M、C、K用の4つの中間転写ニップが形成される。中間転写ローラ62Y,M,C,Kには、電源9Y、M、CKからそれぞれ中間転写バイアスが印加されることによって中間転写電界が作用する。感光体40Y、40M、40C、40K上に形成されたY、M、C、Kトナー像は、この中間転写電界やニップ圧の影響を受けて中間転写ベルト10上に中間転写される。この中間転写は、Y、M、C、Kトナー像という順で、順次重ね合わされるように行われる。これにより、中間転写ベルト10上には4色重ね合わせトナー像が形成される。
2次転写部は、紙搬送ベルト24、2つの張架ローラ22、23などを有している。紙搬送ベルト24は、一方の張架ローラ22、23が図示しない駆動手段によって回転駆動されることで、図中反時計回りに無端移動せしめられる。もう一方の張架ローラ22は、紙搬送ベルト24と中間転写ベルト10とを介して張架ローラ16に当接している。この当接により、中間転写ベルトと紙搬送ベルトとの間には2次転写ニップが形成される。この2次転写ニップには、図示しない電源から張架ローラ22に2次転写バイアスが印加されることで2次転写電界が作用している。
先に図2に示したように、プリンタ部100内に給紙された転写紙は、レジストローラ対49に挟まれる。このレジストローラ対49は、挟み込んだ転写紙を中間転写ベルト10上の4色重ね合わせトナー像に重ね合わせうるタイミングを見計らって2次転写ニップに送り出す。2次転写ニップにおいては、中間転写ベルト10上の4色重ね合わせトナー像が2次転写電界やニップ圧の影響を受けて転写紙上に2次転写される。転写紙は白色を呈しているため、4色重ね合わせトナー像が2次転写されると、これがフルカラー画像となる。このようにしてフルカラー画像が形成された転写紙は、紙搬送ベルト24の無端移動に伴って定着装置25内に送られる。そして、加熱ローラと加圧ローラとの間に挟まれてフルカラー画像が表面に定着せしめられた後、排紙ローラ対56を経由して機外の排紙トレイ57上に排出される。
尚、本実施形態の画像形成装置には、各感光体40Y、40M、40C、40K上に形成するトナー像の画像濃度を調整する濃度調整手段としての反射型フォトセンサ(以下、Pセンサという)8Y、8M、8C、8Kが、現像器よりも感光体40の回転方向下流側にそれぞれ設けられている。これらPセンサ8Y、8M、8C、8Kにより、画像形成中のトナー濃度を制御する際に、感光体40Y、M、C、K上に形成された基準画像の光学濃度を検出している。そして、この検出結果に基づいて、所定の濃度に近づけるように、図示しない制御部によって、必要な量のトナーを現像器61Y、M、CKの現像剤攪拌部へ補給させるなどの画像形成条件を変更している。
図3は、Pセンサの概略構成図である。Pセンサの構成は、Y、M、C、Kで同じであるので、以下の説明では色分け符号Y、M、C、Kについては適宜省略する。Pセンサ8は、図3に示すように、発光ダイオードなどからなる発光素子81と、正反射光を受光する第1受光素子82と、拡散反射光を受光する第2受光素子83とから構成されている。第1受光素子82及び第2受光素子83は、Siフォトトランジスタや、PD(フォトダイオード)などを用いる。各素子31,32,33は、ケース85に封入されており、ケース中の各素子81,82,83は、プリント基板84上に実装されている。また、発光素子81は、図4に示すように、発光素子81から発せられた光が検出対象の感光体40の垂線に対してθの角度で入射するようにプリント基板84に実装されている。また、正反射光を受光する第1受光素子82は、反射する光のうち感光体40の垂線に対してθの角度で反射する光を受光するように実装される。このとき、θ=θとすることで、第1受光素子82で正反射光を検出することができる。拡散反射光を受光する第2受光素子83は、任意の角度でプリント基板84に実装する。プリント基板84には、コネクタ89が実装されている。このコネクタ89には、発光素子に電圧を供給するハーネス(図示省略)や、受光素子の出力用のハーネス(図示省略)等が取り付けられている。また、図4に示すように、ケース85の射出光路上に集光レンズ86が配置されている。この構成においては、発光素子81からの射出光は、集光レンズ86により屈折して、感光体40の表面の照射目標に集光される。また、入射光路上にも、集光レンズ87、88が配置されている。
Pセンサ8による、トナー付着量の検出は、電源投入時あるいは所定枚数のプリントを行う度に、各色の画像濃度等の画質を適正化するためのプロセスコントロール動作(以下、「プロコン動作」という。)を実行する。トナー付着量の検出は、まず、基準パターンを、感光体40上に形成する。そして、Pセンサ8の発光素子81からの照射光が基準パターンに照射され、その反射光量が第1および第2受光素子82、83によって検出される。この検出結果は、Pセンサ8から直流電圧としてコネクタ89を介して制御部90に出力される。上記反射光量は感光体40上の所定位置におけるトナー付着量によって変化する。即ち、Pセンサ8からの出力電圧値は、感光体上の所定位置におけるトナー付着量によって変化する。そして、この出力値は、プリント基板84に設けられたコネクタ89から制御部90へ送られ、この出力値に基づいてトナー付着量を換算し、制御部90から現像装置、帯電装置等の各プロセスユニットに、トナー付着量が狙いの量となるように適宜設定することで、画像濃度が調整される。
上記Pセンサ8は、タンデムフルカラー中間転写タイプの画像形成装置に限らず、種々の画像形成装置に適用可能である。例えば、図5に示す、タンデムフルカラー直接転写タイプや、図6に示す1ドラムフルカラー中間転写タイプや、図7に示すモノクロ直接タイプの画像形成装置にも適用可能である。
上記構成の画像形成装置において、各感光体40Y、M、C、K上表面には、現像ローラ65Y、M、C、K、中間転写ベルト10、クリーニングローラ66Y、M、C、K等が接触するよう設けられている。そして、感光体40Y、M、C、K表面が経時で徐々に磨耗してしまうことは避けられない。また、トナー中に添加されているシリカ、酸化チタン及びワックスなどが付着すして、フィルミングが発生してしまう恐れもある。さらに、図5や図7のように感光体と転写紙が直接接触するタイプの画像形成装置においては、感光体40Y、M、C、K表面に転写部での転写紙との接触によって転写紙の塗料として使用されている炭酸カルシウムやシリカ等が付着する。これらは、画像劣化の原因となるため、感光体の劣化やフィルミング発生の有無を適宜検出することが望まれるところである。そこで、本実施形態においては、上記Pセンサ8を用いて、感光体表面の劣化やフィルミング等による感光体表面の不具合を検出できるようにしている。
このPセンサ8による感光体不具合の検出は、以下のように行う。まず、電源投入時あるいは所定枚数のプリントを行った後に行われるプロコン動作時に実行する。感光体を一回転以上回転駆動させ、感光体表面に基準パターンを形成する前に、Pセンサ8で感光体40の表面の劣化を検出する。感光体表面に傷やフィルミングのない場合、感光体表面は平滑であるので、ほとんどが正反射する。すなわち、正反射光を受光する第1受光素子82の出力値の方が、拡散反射光を受光する第2受光素子83の出力値に比べて大きい値を示す。一方、感光体表面に傷や異物などが付着してフィルミング等により、感光体表面が荒れてくると、第1受光素子82の出力値が減少し、第2受光素子83の出力値が増加する。このような出力値を制御部90に送り、第1受光素子82の出力値の減少量および第2受光素子83の出力値の増加量に基づいて感光体表面の劣化を判断する。劣化度合の判断は、例えば、まず、制御部90のメモリに予め感光体40が平滑な時の第1受光素子82の出力値と第2受光素子83の出力値の平均値を記憶しておく。次に、感光体表面を実際に測定して、制御部90に送られた第1受光素子82の出力値と第2受光素子83の出力値のそれぞれの平均値を算出する。そして、これらの出力値の平均値と上記メモリに記憶されている出力値との差を算出する。これにより、第1受光素子の出力値の減少量および第2受光素子の出力値の増加量を求めることができる。これら差の値(第1受光素子の出力値の減少量および第2受光素子の出力値の増加量)が小さい場合は、感光体表面が十分平滑であり、画像に影響を与えないと判断し画像形成条件を変更しない。これら差がある程度ある場合は、転写バイアスを最適値に変更したり、現像剤のトナー濃度を高めたりする。さらに、これらの差が大幅に開いた場合は、感光体の寿命と判断し、図示しない操作パネル等に感光体の交換を表示して、ユーザーに警告するようにする。また、これと同時に第1受光素子82および第2受光素子83の感光体表面の全周に渡って測定したアナログデータの出力値に、あるレベルの出力値が検出された場合は、致命的な傷があるとして、操作パネル等に感光体の交換を表示して、ユーザーに警告する。この感光体不具合の検出を行った後、感光体40の表面上に基準パターンを作成し、トナー付着量の検出を行い、その結果に基づき最適な画像形成条件を変更して、プロコン動作を終了する。
上述では、感光体表面の劣化をプロコン動作時に行っているが、これに限られない。例えば、プリント動作中の非画像形成領域で行っても良い。
本実施形態のPセンサは、発光素子81の正反射光を検出する第1受光素子82と、発光素子81の拡散反射光を受光する第2受光素子83とを備えている。感光体40の表面上のトナー付着量の検出する場合、トナー像は、正反射光より、拡散反射光の方が多いので、正反射光を検出するより拡散反射光を検出する方がより正確な検出を行うことができる。一方、感光体表面の劣化の検出する場合、感光体表面は平滑な面であるので、拡散反射光より正反射光の方が多く、拡散反射光を検出するより正反射光を検出する方がより正確な検出を行うことができる。よって、Pセンサに発光素子81の正反射光を検出する第1受光素子82と、発光素子81の拡散反射光を受光する第2受光素子83とを備えることで、トナー付着量の検出、感光体表面の劣化の検出を正確に行うことができる。また、正反射光の検出と拡散反射光の検出とを組み合わせることで、より正確なトナー付着量の検出、感光体表面の劣化の検出を行うことができる。
上記Pセンサ8は、発光素子81の正反射光を検出する第1受光素子82と、発光素子81の拡散反射光を受光する第2受光素子83を備えているが、どちらか一方を備えていれば、トナー付着量および感光体の劣化を検出することができる。図8および図9は、発光素子81と、拡散反射光を受光する受光素子83からなるPセンサ108である。このように、Pセンサ108の受光素子を一個にすることで、安価にPセンサを製造することができる。このPセンサ108で感光体40の表面劣化の検出は、感光体40が劣化するに従って、拡散反射光が増加するので、受光素子83からの出力値が増加する。制御部90のメモリに出荷時の感光体表面の出力値を記憶しておき、メモリの記憶と出力値との差分の結果から、それぞれ最適な画像形成条件に設定する。
図10は、Pセンサが主走査線方向に移動可能としたものである。上述のPセンサ8、108は、感光体表面の中央部付近のみしか感光体の劣化度合や、トナー付着量を検出することができない。そのため、中央部付近以外の感光体の劣化を検出することができない。特に、副走査線方向に延びる摺接傷等は、検出することは困難である。しかし、図10に示すように、Pセンサ8を主走査線方向に移動可能とすることで、感光体表面の劣化を幅方向で検出することができ、副走査線方向に延びる摺接傷も検出することができる。図11は、Pセンサ8の移動手段を示したものである。図11に示す、Pセンサ8の移動手段は、Pセンサ8を積載するスライド台座201を貫通して感光体40に並行に延在するスクリュー軸202を有している。また、このスクリュー軸202と一定間隔をおいて並行に延在するスライドガイド203、スクリュー軸202を正逆回転させるパルスモータ204も有している。そして、スライド台座201のスクリュー軸202が貫通する貫通孔の内周面には、スクリュー軸202の螺子溝に螺合するよう螺子溝が形成されている。また、スライド台座201は、スライドガイド203と遊貫している。このスライドガイド203でスライド台座201のスクリュー軸202回りの回動を規制し、スクリュー軸202の回転で、スライド台座201がスクリュー軸上を軸方向に移動する。
Pセンサ8のプリント基板84のコネクタ89には、発光素子に電圧を供給するハーネス(図示省略)や、受光素子の出力用のハーネス(図示省略)等が取り付けられているが、Pセンサ8の移動によりハーネスが弛んで感光体40の表面に接触するおそれがある。そこで、上記ハーネスをフレキシブルケーブルとしたり、ハーネスが弛んでも感光体40の表面に接触しない範囲でPセンサ8を移動させたりする。また、Pセンサ8の移動によりハーネスが弛まないようにハーネスを巻き取る等のハーネスが弛まないような機構を設けても良い。
また、Pセンサ8の移動手段は、これに限らず、例えば、図12のように構成しても良い。図12に示すPセンサの移動手段は、Pセンサ8を積載する長板状のスライド台座110と、このスライド台座110の上下に設置され、それぞれ感光体40に並行に延在する上側スライドガイド111a、下側スライドガイド111bとを備えている。上側スライドガイド111aおよび下側スライドガイド111bには、溝部がそれぞれ設けられており、上側スライドガイド111aの溝部がスライド台座110の上端部を保持し、下側スライドガイド111bの溝部がスライド台座110下端部をそれぞれ保持している。また、図中右側には、スライド台座110の両側面を挟持する一対の駆動ローラ112を備えている。。駆動ローラ表面は、ゴムなどのグリップ力のある部材で構成し、スライド台座110と駆動ローラ112との摩擦力でスライド台座110を移動させるようにする。また、これに限らず、駆動ローラ112の表面およびスライド台座110にピッチを切ってこれらのピッチを噛合わせることで、スライド台座を移動させるようにしても良い。このように駆動ローラ112を構成し、駆動ローラを正逆回転させることでスライド台座110を図中の左右に移動させることができる。このPセンサ移動手段においても、Pセンサ8のコネクタ89に各種ハーネスが取り付けられており、上述同様にハーネスが弛んで感光体表面に接触しないようにしている。
このように、Pセンサ8を移動可能とすれば、感光体40を駆動させることなく主走査線方向の感光体表面の劣化度合を判定することができる。例えば、画像形成装置の電源投入後等のプロコン動作時に、感光体を駆動させて、感光体表面に基準パターンを形成する前に感光体表面の副走査線方向の劣化度合を検出する。その後、感光体表面に基準パターンを形成してトナー付着量を検出する。感光体の停止後、Pセンサを移動させて、感光体表面の主走査線方向の劣化度合を検出し、これら複数の情報から、最適な画像形成条件を設定して、高品位な画像を形成できるようにする。また、感光体の主走査線方向の劣化検出は、感光体を駆動する必要がないので、短時間で感光体の劣化度合を検出することができる。このため、画像形成動作が終わり、感光体が停止している合間に主走査線方向の感光体の劣化を検出することができる。このように、プリント動作終了毎にプロコン動作を実施することができ、常に最適な条件で画像形成することができる。
また、上記のようにPセンサが移動可能でない場合は、中央部のみしか感光体の劣化を判断できなかったため、検出部分以外の摺接傷などは、検出することができず、プロコン動作を行っても画像が改善されないなどの問題がおきていた。しかし、感光体が停止する毎に主走査線方向の感光体の劣化を検出することで、毎回異なる感光体表面の主走査線方向の劣化を検出することができる。これにより、一定の期間をかけて、感光体表面のほぼ全周の劣化度合を検出することができるようになる。
また、プロコン動作毎にPセンサを副走査線方向に1ライン移動させるようにすることで、一定期間をかけて感光体表面全体の劣化度合を検出することも可能である。まず、電源投入後、プロコンを実施して、副走査線方向1ライン分の感光体の劣化と、トナー付着量を検出する。検出終了後、Pセンサを主走査線方向1ライン分移動させる。次に、再びプロコンが実行されたときは、先程検出した副走査線方向のラインから1ライン主走査線方向にずれた副走査線方向の感光体の劣化と、トナー付着量を検出する。そして、先程と同様にPセンサを主走査線方向1ライン分移動させる。これを繰り返すことで、結果的に感光体表面のほぼ全周の劣化度合を検出することができる。
また、感光体を駆動させた状態でPセンサを連続的に移動させることで、感光体表面全体の劣化を検出するようにしても良い。例えば、プロコンを実行して感光体が回転した状態で、Pセンサを主走査線方向に往復運動させて、感光体表面の劣化を検出する。これにより、感光体表面をPセンサが螺旋状に検出していくこととなる。このとき、発光素子から照射されて感光体表面に反射された反射光が受光素子に受光されるように、Pセンサの移動速度や、発光素子や受光素子の取り付け角度は最適に設定されている。このように、Pセンサが螺旋状に感光体表面を検出していくことで、効率よく感光体表面の主走査方向と副走査線方向の劣化を検出することができる。
また、感光体を駆動させた状態で、Pセンサを段階的に移動させるようにして感光体表面全体の劣化を検出するようにしても良い。上記のようにPセンサを連続的に移動させて検出する場合、発光素子からの照射光が反射した時の反射光を受光素子で正しく検知できない場合がある。そこで、Pセンサを段階的に移動させるようにするようにする。具体的には、感光体の表面の劣化を検出する場合、ある一定時間Pセンサを停止させて、感光体表面の劣化を検出する。そして、一定時間経過したら、Pセンサを移動させて停止し、停止した状態で再び感光体表面の劣化を検出するようにする。これにより、感光体表面全体の劣化を正確に検出ことができる。
感光体40の表面上のトナー付着量を検出する場合は、スポット径が大きい方が全体的な付着量情報が得られ、好ましい。一方、感光体表面の劣化を検出する場合、スポット径が1mm以下と狭い方が、感光体表面の細かい傷も検出することができ、その検出結果に基づき、より最適な画像形成条件を得ることできる。そこで、本実施形態においては、発光素子から照射される光のスポット径を可変として、それぞれの検出条件に最適なスポット径を得られるようにしている。
図13は、発光素子81から照射される光のスポット径を可変とした1実施例である。図13に示すように、発光素子81から照射される光のスポット径を可変とするには、矢印Aのように発光素子81を図中上下に移動可能としたり、矢印Bにあるように、集光レンズ86を図中上下に移動可能としたり、矢印Cに示すように集光レンズ86と発光素子81とを一体に図中上下に移動可能としたりするなどして行うことができる。そして、図示しないマイクロモータにより、集光レンズ86または発光素子81を上下させる。また、これらを適宜組み合わせて、発光素子81から照射される光のスポット径を変えることもできる。スポット径をどこまで絞れるかは、集光レンズ86の性能によるので、所望のスポット径を達成できる集光レンズを選ぶことが必要である。感光体40の劣化を検出する場合は、スポット径を絞って1mm以下のスポット径で検出を行い、トナー付着量を検出する場合は、スポット径を数mm大に広げて検出を行う。
図13に示すように、集光レンズ86や発光素子81などを移動させることで、スポット径を可変とする場合、これらを移動させるために、マイクロモータなどの移動機構を設ける必要がある。しかし、このような移動機構を狭いケース内部に設けることは、困難である。そこで、図14では、スポット径の異なる発光素子を2つ設けるようにしている。図14に示す、第1の発光素子81aは、大径スポットを形成するよう構成されており、第2の発光素子81bは、小径スポットを形成するよう構成されている。また、第1の発光素子81aは、第1の発光素子81aからの照射光の拡散反射光が受光素子83で検出されるような位置に配置する。一方、第2の発光素子81bは、第2の発光素子81bからの照射光の正反射光が受光素子83で検出されるような位置に配置する。トナー付着量を検出する場合は、第1の発光素子81aで行う。第1の発光素子81aは、上述したとおり、大径スポットなので、広い範囲でトナー付着量を検出することができる。また、第1の発光素子から照射された光のうち、トナー付着量検出に有利な拡散反射光だけが受光素子83で検出されるようにしている。このため、正確なトナー付着量を検出することができる。また、感光体40の劣化度合は、第2の発光素子81bで行う。第2の発光素子81bは、上述したとおり、小径スポットなので、感光体表面の細かい傷まで検出することができる。また、第2の発光素子81bから照射された光のうち、感光体の劣化検出に有利な正反射光だけが受光素子83で検出されるようにしているため、正確な感光体の劣化を検出することができる。
図14においては、大径スポットを形成する第1発光素子81aは、第1の発光素子から照射された光のうち、拡散反射光だけが受光素子83で検出され、小径スポットを形成する第2発光素子81bは、第2の発光素子から照射された光のうち、正反射光だけが受光素子83で検出されるようにしているが、これに限られない。例えば、第1発光素子81aの位置と第2の発光素子81bの位置とを入れ替えても良い。この場合、大径スポットを形成する第1発光素子81bは、第1の発光素子から照射された光のうち、正反射光だけが受光素子83で検出され、小径スポットを形成する第2発光素子81bは、第2の発光素子から照射された光のうち、拡散反射光だけが受光素子83で検出されるようになる。図7に示すモノクロ機の場合、トナーの付着量の検出は、拡散反射光より正反射光の方が有利となり、このような配置のPセンサが好ましい。また、第1発光素子81aと第2発光素子81bとを、受光素子83が拡散反射光のみを受光する位置に並べて配置したり、その逆に、受光素子83が正反射光のみを受光する位置に並べて配置したりしても良い。また、ミラーを設けて第1発光素子81aからの照射光と、第2発光素子81bからの照射光とを同じ光軸上に載せてもよい。しかしながら、図14に示す配置が、スペース上、コスト的に有利である。
小径スポットで感光体40の劣化度合を検出することで、細かな傷が検出でき、最適な画像形成条件を得ることができる。しかし、このような小径スポットでは、感光体の劣化を感光体表面の広い範囲で検出することができない。一方、大径スポット径で感光体の劣化を検出すれば、感光体表面の広い範囲で感光体の劣化状態を判断することができる。しかし、大径スポットで感光体の劣化を検出すると、細かな傷が検出できず、最適な画像形成条件を得ることができない。そこで、通常は、感光体の劣化の検出を大径スポットで行い、感光体の広い範囲で感光体表面の変化を検出し、異常ありと判断したときは、小径スポットで感光体表面の劣化を詳細に検出して、最適な画像形成条件に変更するようにする。
図15は、この感光体劣化検出を示すプロセスフローチャートである。図15に示すように、まず、図13、図14に示した、大径スポットと小径スポットを照射できるPセンサを用いて、大径スポット径で感光体劣化を検出する(S1)。検出するタイミングは、上述にしたように、感光体表面にトナー付着量検出用の基準パターンを形成する前や、プリント動作中の非画像形成領域で実行する。また、このとき、Pセンサを主走査線方向に移動させて検出しても良い。そして、この検出した出力値を制御部90に送り、制御部90のメモリに記憶されている基準値との差分を算出する(S2)。差分の絶対値が規定値aよりも小さい場合(S2のNO)は、感光体表面状態が変化していないので終了する(S3)。一方、差分の絶対値が規定値aよりも大きい場合(S2のYES)は、感光体表面状態が変化したと判断して、小径スポットで感光体表面の劣化を検出する(S4)。このとき、Pセンサを主走査線方向に移動させても良い。この検出結果に基づき、転写バイアスを変更するなど、画像形成条件を最適に変更する(S5)。そして、上記メモリの基準値を大径スポットで感光体表面の劣化を検出した出力値に変更して(S6)、終了する。
また、感光体表面に付着したフィルミングは、主走査線方向と副走査線方向にある程度の幅を持っているので、副走査線方向の感光体の劣化検出でも検出することができ、大径スポットでも十分検出することができる。一方、感光体表面にできる細かな傷は、ほとんどが副走査線方向に延びる摺接傷であり、このような傷は小径スポットでPセンサを主走査線方向に移動しないと検出することができない。そこで、副走査線方向の感光体の劣化の検出は、大径スポット径で行い、主走査線方向の感光体の劣化の検出は小径スポットで行うようにしても良い。
この場合、まず、感光体表面にトナー付着量検出用の基準パターンを形成する前や、プリント動作中の非画像形成領域中において、大径スポット径で感光体の副走査線方向の劣化検出を行う。この検出結果に基づき最適な画像形成条件に変更する。次に、画像形成動作が終わり、感光体が停止している間にPセンサを主走査線方向に移動して小径スポットで主走査線方向の感光体の劣化を検出する。この主走査線方向の検出によって、感光体表面に形成された微細な摺接傷を検出することができる。そして、この検出結果に基づいて、最適な画像形成条件に変更する。
本実施形態においては、Pセンサ8による、感光体40の表面上のトナー付着量を検出して各色の画質を適正化している。また、Pセンサ8によって、感光体の表面の劣化度合を検出して、各色の画質を適正化している。しかし、画質を構成する要素は、これだけでなく、画像の粒状性も大きく関与してくる。特に、高画質を実現するためには、この粒状性を低い状態に維持するようなプロセスコントロールが必要である。そこで、本実施形態においては、Pセンサ8で、この粒状性を検出し、各色の画像の粒状性を適正化するためのプロコン動作を実行する。
画像の粒状性は、画像が形成されている平面空間における濃度ムラであることが知られている。つまり、濃度ムラのある画像は、ザラツキ感のある粒状性の悪い画像と言える。しかし、全ての濃度ムラが粒状性に影響するのではなく、人間が感知することができる濃度ムラが多いと、ザラツキ感のある粒状性の悪い画像となる。一般に、人間の視覚感度は、図16に示すように、1[cycle/mm]をピークとした空間周波数特性を有している。すなわち、人間が最も感知することができる空間周波数は、1[cycle/mm]であるということができる。よって、Pセンサ8で1[cycle/mm]の空間周波数の濃度ムラを検出して、プロコン動作で人間が感知できる濃度ムラを抑えることで、ザラツキ感のない粒状性の良好な画像を得ることができる。そこで、Pセンサ8で濃度ムラを検出できるように、Pセンサ8のスポット径を、人間が最も感知することができる空間周波数特性の逆数以下とする。具体的には、人間が最も感知することができる空間周波数は、1[cycle/mm]なので、Pセンサ8のスポット径を1mm以下とする。
濃度ムラは、Pセンサ8による感光体40の表面上のトナー付着量を検出することで、得ることができる。トナー付着量を検出結果をそのまま用いれば、画像濃度情報を得ることができ、このトナー付着量をフーリエ変換などの公知の手法で空間周波数に変換すれば濃度ムラ情報を得ることができる。
濃度ムラの検出は、まず、基準パターンを感光体40上に形成する。そして、Pセンサの発光素子からの照射光が基準パターンに照射され、その反射光量が受光素子によって検出される。受光素子によって基準パターン全体に渡って測定されたアナログデータの出力値を制御部90にて高速フーリエ変換等の公知の手法を施し空間周波数特性を算出する。この得られたデータの1[cycle/mm]の空間周波数のノイズ量と、予め制御部のメモリに記憶されている出荷時の1[cycle/mm]の空間周波数のノイズ量との差を算出して、その差に応じて粒状性を最適化する画像形成条件に変更する。
スポット径を1mm以下とすれば、Pセンサで濃度ムラ、感光体表面劣化、画像濃度の3つを検出することができる。
上述の実施形態のPセンサにおいては、現像器よりも感光体の回転方向下流側に設けて、感光体表面の劣化および、感光体表面のトナー付着量を検出しているが、これに限られない。例えば、図2、図6に示すように中間転写ベルトと対向する位置に上記Pセンサ8aを設けて、中間転写ベルト表面の劣化および、トナー付着量を検出するようにしてもよい。図2に示すタンデムフルカラー中間転写タイプの画像形成装置は、感光体表面でトナー付着量を検出する場合、4つのPセンサを用いる必要がある。しかし、中間転写ベルトの表面でトナー付着量を検出する場合は、Pセンサが一つで済み、経済的である。また、中間転写ベルトと対向する位置にのみPセンサを用いた場合、感光体の劣化は、トナー付着量から判断することとなる。また、感光体表面に付着したトナー付着量の検出は、現像装置の特性を検出することとなるが、中間転写ベルトと対向する位置にPセンサを配置すれば、一次転写特性を含めた検出を行うことができる。中間転写ベルト上のトナー付着量を検出する場合は、全色を検出することとなるので、発光素子は、赤外光とするのが好ましい。また、中間転写ベルトと対向する位置と、感光体表面に対向する位置の両方にPセンサを配置しても良い。このように、両方にPセンサを配置することで、感光体表面および中間転写ベルトの劣化両方を判断することができる。また、図5に示すように、転写搬送体と対向する位置にPセンサ8aを設けても良い。この場合は、転写搬送体の劣化状態を検出して、その結果に基づき画像形成条件を変更することとなる。
以上、本実施形態のPセンサによれば、発光手段としての発光素子81の正反射光を検出する正反射光受光手段としての第1受光素子82と、発光素子81の拡散反射光を受光する拡散反射光受光手段としての第2受光素子83とを備えている。像担持体としての感光体40の表面上のトナー基準パターンに光を照射する場合、基準パターン像からの反射光は、正反射光より拡散反射光の方が多い。このため、基準パターンのトナー付着量からトナー濃度を検出する場合は、正反射光を検出するより拡散反射光を検出する方がより正確な検出を行うことができる。一方、感光体表面に光を照射する場合、感光体表面は平滑な面であるので、感光体表面からの反射光は、拡散反射光より正反射光の方が多い。このため、感光体表面の劣化状態を検出する場合は、拡散反射光を検出するより正反射光を検出する方がより正確な検出を行うことができる。よって、光学センサとしてのPセンサに発光素子81の正反射光を検出する第1受光素子82と、発光素子81の拡散反射光を受光する第2受光素子83とを備えることで、トナー濃度の検出、感光体表面の劣化の検出を正確に行うことができる。また、トナー濃度および感光体表面の劣化を正反射光と拡散反射光とを組み合わせて検出することで、より正確なトナー濃度の検出、感光体表面の劣化の検出を行うことができる。
また、本実施形態のPセンサは、発光素子から照射対象物としての感光体表面に照射される光のスポット径を可変にしている。スポット径を可変にすることで、スポット径を小さくして、感光体表面を詳細に検出することもでき、スポット径を大きくして広い範囲で感光体表面の状態を検出することもができる。これにより、感光体表面状態の得たい情報に合わせてスポット径を選択することができる。
また、本実施形態のPセンサは、感光体表面に照射される光のスポット径が異なる2つの発光素子を有している。感光体表面の広い範囲の情報を得たい場合は、2つの発光素子のうち、スポット径の大きい方の発光素子である第1発光素子81aで検知を行い、感光体表面の細かな劣化情報を検出する場合は、2つの発光素子のうち、スポット径の小さい方の発光素子である第2発光素子81bで検知を行うことができる。これにより、感光体表面劣化の得たい情報に合わせてスポット径を選択することができる。また、発光素子や集光レンズを上下させることで感光体表面に照射するスポット径を異ならせる場合は、集光レンズや発光素子などを移動させる移動機構を設ける必要があり、そのスペースを確保する必要がある。しかし、感光体表面に照射される光のスポット径が異なる2つの発光素子を設けることで、発光素子などを移動させる移動機構を設けずに大径スポットと小径スポットを切り替えることができる。これにより、省スペース化、低コスト化を図れることができる。
また、Pセンサの受光素子を一つにして、拡散反射光または正反射光のうちどちらか一つの反射光を受光して、トナー付着量および感光体の劣化を検出するようにしている。このように、Pセンサ108の受光素子を一個にすることで、安価にPセンサを製造することができる。また、省スペース化を図ることができる。
また、感光体40の表面上の基準パターンからトナー付着量を検出してトナー濃度を検出する場合は、スポット径を大きくして全体的なトナー付着量情報を得るようにする。一方、感光体表面の劣化を検出する場合は、スポット径を1mm以下として、感光体表面の細かい傷をも検出できるようにする。トナー付着量を検出する場合は、全体的なトナー付着量情報を得る方がより正確なトナー濃度情報を検出することができる。また、感光体表面の劣化は、細かい傷まで見ることで、感光体表面の正確な劣化情報を検出することができる。これらの正確な情報から画像形成条件を変更することで、経時にわたり良好な画像を維持することができる。
また、Pセンサ8のスポット径を、人間が最も感知することができる空間周波数特性(1[cycle/mm])の逆数(1[mm])以下にして、感光体40表面の基準パターンのトナー付着量を検出する。そして、この結果をフーリエ変換などの公知の方法で変換して、1[cycle/mm]の空間周波数の濃度ムラを検出する。そして、この濃度ムラ情報を得て、各色の画像の粒状性を適正化するための画像形成条件を変更する。このようにPセンサによって濃度ムラを検出して、その検出結果に基づいて画像形成条件を変更することで、粒状性を低い高品位な画像を得ることができる。
また、Pセンサを感光体移動方向に対して横切る方向に移動できるようにしている。これにより、感光体表面の主走査線方向および副走査線方向両方を検出することができる。そして、その検出結果に基づいて画像形成条件を変更することで、良好な画像を得ることができる。
また、副走査線方向の感光体の劣化の検出は、大径スポット径で行い、主走査線方向の感光体の劣化の検出は小径スポットで行う。大径スポットで感光体の副走査線方向の劣化検出を行うことで、広範囲に感光体表面に付着したフィルミングを検知することができる。また、小径スポットで主走査線方向の感光体の劣化を検出することで、副走査線方向に延びる摺接傷を検知することができる。これにより、感光体表面の劣化を精度良く検出することができる。よって、最適な画像形成条件に変更することができ、経時にわたり、良好な画像を維持することができる。
また、通常は、大径スポットで副走査線方向の感光体の劣化の検出を行い、感光体の広い範囲で感光体表面の変化を検出し、異常ありと判断したときのみ、小径スポットで主走査線方向の感光体表面の劣化を詳細に検出して、最適な画像形成条件に変更する。通常は、トナー濃度を検知するのに良好な大径スポットで感光体表面の状態を監視するので、感光体の劣化の状態を検知した後に、トナー濃度を検知するために大径スポットに変更する必要がない。このため短時間で感光体表面の劣化とトナー濃度の検知を行うことができる。そして、検出値が基準値に対して所定値以上の変化があった場合は、感光体表面の主走査線方向の反射光量を検出する。これにより、詳細な感光体の劣化状態が検出することができる。よって、最適な画像形成条件に変更することができ、経時にわたり、良好な画像を維持することができる。
また、Pセンサ8を移動可能とすることで、感光体40を駆動させることなく主走査線方向の感光体表面の劣化度合を判定することができる。これにより、短時間で感光体の劣化度合を検出することができる。このため、画像形成動作が終わり、感光体が停止している合間に主走査線方向の感光体の劣化を検出することができる。このように、プリント動作終了毎にプロコン動作を実施することができ、常に最適な条件で画像形成することができる。その結果、経時にわたり、良好な画像を維持することができる。
また、感光体を駆動させた状態でPセンサを連続的に往復移動させて感光体表面の劣化を検出する。これにより、感光体表面をPセンサが螺旋状に検出していくこととなる。その結果、感光体表面全体の劣化状態を効率よく検出することができる。
また、感光体を駆動させた状態で、Pセンサを段階的に移動させて、Pセンサが停止時に感光体の劣化を検出するようにする。これにより、正確に感光体の主走査線方向と副走査線方向の劣化状態を検出することができる。
本実施形態に係る画像形成装置の概略構成図 プリンタ部100の一部構成を拡大して示す拡大構成図 Pセンサの概略構成図 Pセンサの投受光部を示す概略構成図 タンデムフルカラー直接転写タイプの画像形成装置の概略構成図 1ドラムフルカラー中間転写タイプの画像形成装置の概略構成図 モノクロ直接タイプの画像形成装置 他のPセンサの概略構成図 他のPセンサの投受光部を示す概略構成図 Pセンサを主走査線方向に移動可能とした例を示す図 Pセンサの移動手段を示す概略構成図 Pセンサの他の移動手段を示す概略構成図 発光素子から照射される光のスポット径を可変としたPセンサを示す概略構成図 スポット径の異なる発光素子を設けたPセンサの概略構成図 スポット径を異ならせて感光体表面の劣化検出を行うプロセスフローチャート 視覚の空間周波数特性を示す図
符号の説明
8 Pセンサ
9 転写バイアス電源
10 中間転写ベルト
10a 転写搬送ベルト
18C,M,Y,B 画像形成手段
20 タンデム画像形成部
22 二次転写装置
25 定着装置
26 定着ローラ
27 加圧ローラ
40Y,C,M,B 感光体

Claims (16)

  1. 少なくとも1つの発光手段と、該発光手段から照射された照射光が照射対象物によって反射した時の反射光を受光する少なくとも1つの受光手段とを有する光学センサにおいて、
    上記反射光のうち、正反射光を受光する正反射光受光手段と、上記反射光のうち拡散反射光を受光する拡散反射光受光手段とを有することを特徴とする光学センサ。
  2. 発光手段と、該発光手段から照射された照射光が照射対象物によって反射した時の反射光を受光する、少なくとも1つの受光手段とを有する光学センサにおいて、
    該発光手段から該照射対象物に照射される照射光のスポット径が互いに異なる発光手段を複数有することを特徴とする光学センサ。
  3. 少なくとも1つの発光手段と、該発光手段から照射された照射光が照射対象物によって反射した時の反射光を受光する少なくとも1つの受光手段とを有する光学センサにおいて、
    該発光手段から該照射対象物に照射される照射光のスポット径が互いに異なる発光手段を複数有することを特徴とする光学センサ。
  4. 請求項2または3光学センサにおいて、上記受光手段は、上記反射光のうち、正反射光または拡散反射光の何れか一つを受光することを特徴とする光学センサ。
  5. 請求項2または3の光学センサにおいて、上記反射光のうち、正反射光を受光する正反射光受光手段と、上記反射光のうち拡散反射光を受光する拡散反射光受光手段とを有することを特徴とする光学センサ。
  6. 請求項2、3、4または5の光学センサにおいて、上記照射対象物がトナーからなる基準パターン像および該基準パターン像を担持する像担持体表面であり、該基準パターン像表面に照射される光のスポット径は、該像担持体表面に照射される光のスポット径より大きいことを特徴とする光学センサ。
  7. 請求項1、2、3、4または5の光学センサにおいて、上記照射対象物がトナーからなる基準パターン像であり、該基準パターン像表面に照射される光のスポット径[mm]は、人間の視覚感度が最大となる空間周波数[cycle/mm]の逆数以下に設定することを特徴とする光学センサ。
  8. 請求項7の光学センサにおいて、上記光のスポット径が、1[mm]以下とすることを特徴とする光学センサ。
  9. トナー像を担持する像担持体と、少なくとも1つの発光手段と、該発光手段から照射された入射光が該像担持体によって反射した時の反射光を受光する、少なくとも1つの受光手段とを有する光学センサとを備えた画像形成装置において、上記光学センサは、請求項1、2、3、4、5、6、7、8の光学センサであることを特徴とする画像形成装置。
  10. トナー像を担持する像担持体と、少なくとも1つの発光手段と、該発光手段から照射された入射光が該像担持体によって反射した時の反射光を受光する、少なくとも1つの受光手段とを有する光学センサとを備えた画像形成装置において、該光学センサを上記像担持体表面移動方向に対して横切る方向に移動させる移動手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項10の画像形成装置において、上記光学センサは、請求項1、2、3、4、5、6、7、8の光学センサであることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項10、11の画像形成装置において、上記移動手段で光学センサを移動させながら、像担持体表面の主走査線方向の反射光量を検出するときの像担持体表面に照射される光のスポット径を、像担持体表面の副走査線方向の反射光量を検出するときの像担持体表面に照射される光のスポット径よりも小さくすることを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項12の画像形成装置において、像担持体表面の副走査線方向の反射光量を検出し、該検出値が基準値に対して所定値以上の変化があった場合は、像担持体表面の主走査線方向の反射光量を検出することを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項12または13の画像形成装置において、上記像担持体の停止時に、上記像担持体表面の主走査線方向の反射光量を検出することを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項12または13の画像形成装置において、上記像担持体表面の主走査線方向の反射光量を検出するとき、上記像担持体表面は移動していることを特徴とする画像形成装置。
  16. 請求項15の画像形成装置において、上記光学センサを停止して、上記像担持体表面の反射光量を検出することを特徴とする画像形成装置。
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