JP2005275094A - 空間光スイッチの制御装置及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 空間光スイッチの出力光レベルを高分解能に制御できるようにする。
【解決手段】 2以上の偏向軸を有しこれら偏向軸を中心とした偏向角度が制御されることにより、複数の入力ポートと複数の出力ポートとの間でいずれかの入力ポートからの光路を偏向していずれかの出力ポートに出力する偏向手段2をそなえた空間光スイッチの制御装置5であって、出力ポートからの出力光レベルを検出する光検出手段6と、偏向手段2の一の偏向軸を中心とした偏向角度を制御した後、偏向手段2の他の偏向軸を中心とした偏向角度を制御して、光検出手段6で検出される出力光レベルを所望の光出力レベルに制御する制御手段7とをそなえるようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)方式による基幹光ネットワークにおける光クロスコネクト(OXC:Optical Cross-Connect)システム等に用いて好適な、空間光スイッチの制御装置及び制御方法に関する。
大容量光通信網を構築する有力な手段として波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)方式があり、近年、インターネットの爆発的な普及とともに、そのトラフィックが爆発的に増加している。
このWDM方式による基幹光ネットワークとしての一般的な光クロスコネクト(OXC:Optical Cross-Connect)装置は、複数の光信号交換装置が光ファイバにより相互に接続されてなるものである。光信号交換装置は、波長多重された光信号が光ファイバを通じて入力されると、波長単位で光信号の方路を切り替えるとともに、同一方路の光信号について波長多重して伝送し得るものである。
かかる光クロスコネクト装置においては、ある通信ルートをなす光ファイバに障害が発生した場合、即時に予備の光ファイバや別ルートの光ファイバに自動的に迂回してシステムを高速に復旧させることができる他、波長単位での光パスの編集が可能である。
そして、このような光クロスコネクト装置に適用される光スイッチング装置として、3次元ティルトミラー(例えば、後記特許文献1参照)を用いて、いずれかの入力ポートからの入力光の反射角を変更することによりその光路を変更していずれかの出力ポートへ出力できるようにした空間光スイッチがある。なお、この空間光スイッチには、例えば、MEMS(Micro Electro-Mechanical Systems)技術を用いたものがある。
ところで、上述のごとく光クロスコネクト装置により交換された信号(光)は、通常、他の波長の光と波長多重された後、その光レベル(光パワー)を高めるためにEDFA(Erbium Doped Fiber Amplifier)等の所要の光増幅器に入力される。この光増幅器は、通常、入力光パワーが高い光ほど利得が高くなり、逆に、入力光パワーが低い光ほど利得が低くなるという特性を有しているため、波長間で光レベルにばらつきがあるWDM光が入力されると、波長間の光レベルのばらつきがより大きくなってしまい、入力光パワーの低い光が所期のレベルにまで十分に増幅されず、受信側で正常に受信できなくなる。
このため、従来は、例えば、光クロスコネクト装置と光増幅器との間にVOA(Variable Optical Attenuator)を設けて、このVOAにより、光クロスコネクト装置から出力される光の中で光レベルが高い波長の光レベルを予め減衰させて、光増幅器に入力される光の各波長の光レベルが均一になるように制御する手法が提案されている。このように、VOAを用いてWDM光の波長毎の光レベルを光増幅器への入力前に均一に制御しておくことで、WDM光のすべての波長の光を光増幅器にて均等に増幅させることが可能となる。
しかしながら、このようにVOAを個別に設ける場合は、光クロスコネクト装置に入力されたWDM光を構成する全ての波長に対してVOAを設ける必要があり、装置自体が大型化してしまうとともに、製造コストが嵩んでしまう。
そこで、前述した3次元ティルトミラー(以下、3次元MEMSミラーともいう)を用いた光スイッチング装置(空間光スイッチ)にVOA機能を併せもたせる技術も提案されている。即ち、空間光スイッチでは、ティルトミラーの面位を変更することにより入力光を光出力ポートに結合させる光量を制御できるため、上記のようなVOAを波長毎に設けなくてもVOA機能を光スイッチング機能と併せて実現できる。したがって、光クロスコネクト装置から出力されるWDM光のうち光レベルが高い波長の光の光出力ポートへの結合量を減少制御することにより上記と同等のレベル均一制御が可能となる。
特開平9−127439号公報
ところで、光スイッチング装置から出力される(すなわち、光増幅器に入力される)光(光信号)の各波長の光レベルは、例えば、0.1(dB)程度の誤差範囲内で均一化されることが望ましく、従って、各波長の出力光レベルは少なくとも分解能0.1(dB)という高精度で調整することが望ましい。
しかしながら、光スイッチング装置(空間光スイッチ)にVOA機能を併せもたせた技術では、ティルトミラーの偏向角度を機械的に制御するため、各波長の出力光レベルを微小に調整することが困難であり、各波長の光レベルを0.1(dB)程度の誤差範囲内という高精度で均一化させることは困難である。
つまり、例えば図9に示すように、ティルトミラーの偏向軸(回転軸)を中心とした偏向角度と出力光レベルとの関係はガウス分布形状で表わすことができるが、偏向軸についての偏向角度がある程度以上(例えば、図9中のθ1以上)になると、偏向角度を微小に変化させただけで出力光レベルが急激に変化してしまう。
このため、出力光レベルを例えばPmaxからPobj(Pobj<P1)まで減衰させる場合には、出力光レベルP1(偏向角度θ1)までは偏向制御量に対する出力光レベルの変化の感度が低いため比較的細かく調整することができるが、出力光レベルP1以降では偏向制御量に対する出力光レベルの変化の感度が高いため調整を0.1dB程度という高分解能で行なうことが極めて困難になる。
結果として、出力光レベルPobjを高精度に実現することが困難になり、光スイッチング装置(空間光スイッチ)から出力される各波長の光のレベル誤差を0.1(dB)以内に収めることがほぼ不可能になる。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、空間光スイッチの出力光レベルを高分解能に制御できるようにした、空間光スイッチの制御装置及び制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の空間光スイッチの制御装置は、2以上の偏向軸を有し該偏向軸を中心とした偏向角度が制御されることにより、複数の入力ポートと複数の出力ポートとの間でいずれかの入力ポートからの光路を偏向していずれかの出力ポートに出力する偏向手段をそなえた空間光スイッチの制御装置であって、該出力ポートからの出力光レベルを検出する光検出手段と、該偏向手段の一の該偏向軸を中心とした偏向角度を制御した後、該偏向手段の他の該偏向軸を中心とした偏向角度を制御して、該光検出手段で検出される出力光レベルを所望の光出力レベルに制御する制御手段とをそなえたことを特徴としている(請求項1)。
また、上記目的を達成するために、本発明の空間光スイッチの制御装置は、1以上の偏向軸を有し該偏向軸を中心とした偏向角度が制御されることにより、複数の入力ポートと複数の出力ポートとの間でいずれかの入力ポートからの光路を偏向していずれかの出力ポートに出力する偏向手段を複数そなえた空間光スイッチの制御装置であって、該出力ポートからの出力光レベルを検出する光検出手段と、任意の偏向手段の一の偏向軸を中心とした偏向角度を制御した後、当該偏向軸以外の他の偏向軸を中心とした偏向角度を制御して、該光検出手段で検出される出力光レベルを所望の光出力レベルに制御する制御手段とをそなえたことを特徴としている(請求項2)。
なお、該制御手段は、該光検出手段で検出される出力光レベルが所定の目標レベルについての許容範囲内となるように、上記一の偏向軸についての制御を行なう粗調整部と、該粗調整部による制御の後に、該光検出手段で検出される出力光レベルが該目標レベルとなるように、上記他の偏向軸についての制御を行なう微調整部とをそなえて構成されることが好ましい(請求項3)。
また、上記目的を達成するために、本発明の空間光スイッチの制御方法は、2以上の偏向軸を有し該偏向軸を中心とした偏向角度が制御されることにより、複数の入力ポートと複数の出力ポートとの間でいずれかの入力ポートからの光路を偏向していずれかの出力ポートに出力する偏向手段をそなえた空間光スイッチの制御方法であって、該偏向手段の一の該偏向軸を中心とした偏向角度を制御した後、該偏向手段の他の該偏向軸を中心とした偏向角度を制御して、該出力ポートから出力される出力光レベルを所望の光出力レベルに制御することを特徴としている(請求項4)。
また、上記目的を達成するために、本発明の空間光スイッチの制御方法は、1以上の偏向軸を有し該偏向軸を中心とした偏向角度が制御されることにより、複数の入力ポートと複数の出力ポートとの間でいずれかの入力ポートからの光路を偏向していずれかの出力ポートに出力する偏向手段を複数そなえた空間光スイッチの制御方法であって、任意の偏向手段の一の偏向軸を中心とした偏向角度を制御した後、当該偏向軸以外の他の偏向軸を中心とした偏向角度を制御して、該出力ポートから出力される出力光レベルを所望の光出力レベルに制御することを特徴としている(請求項5)。
このように、本発明によれば、偏向手段の一の偏向軸を中心とした偏向角度を制御した後、偏向手段の他の偏向軸を中心とした偏向角度を制御して、出力光レベルを所望の光出力レベルに制御するので、空間光スイッチの出力光レベルを高分解能に制御することが可能となる。
その際、例えば、出力光レベルが所定の目標レベルについての許容範囲内となるように、上記一の偏向軸についての制御(粗調整)を行なった後に、出力光レベルが目標レベルとなるように、上記他の偏向軸についての制御(微調整)を行なうことにより、上述した効果をより確実に得ることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
〔1〕本発明の一実施形態の説明
図1は本発明の一実施形態としての空間光スイッチの制御装置の構成を示すブロック図である。この図1に示すように、本実施形態の空間光スイッチの制御装置5は、光検出器(光検出手段)6及び制御部(制御手段)7をそなえて構成されている。
そして、この制御装置5に加え、入力コリメータアレイ1,ミラーアレイ(偏向手段)2,出力コリメータアレイ3及びカプラ部4により光スイッチング装置(空間光スイッチ)が構成される。
なお、これら入力コリメータアレイ1,ミラーアレイ2,出力コリメータアレイ3,カプラ部4及び制御装置5から成る光スイッチング装置を、WDM方式における基幹光ネットワークに適用する際には、前述の光クロスコネクト装置として動作させることができるほか、光ADM(Add Drop Multiplexing)として動作させることもできる。
ここで、上述の入力コリメータアレイ1,ミラーアレイ2及び出力コリメータアレイ3は、入力された光の出力方路(光路)を任意に切り替える光スイッチングを行なうためのものであって、例えば図2に示すような配置により構成することができる。すなわち、入出力として別個のコリメータアレイ1,3をそなえるとともに、ミラーアレイ(偏向手段)2として、入力用及び出力用の2つのミラーアレイ(偏向手段)2−1,2−2をそなえて構成することができる。
入力コリメータアレイ1は、N(Nは2以上の整数で、図2中においては8×8=64)チャンネルの方路切替対象の各入力光をそれぞれコリメートするためのN個の入力ポートとしての入力コリメータ1aが2次元(アレイ状)に配置されて構成されており、例えばN本の入力光ファイバの束をアレイ状に整列して接続した入力ファイバブロック(図示省略)からの各光(各波長の光)がそれぞれ入力コリメータ1aに導入されるとともに、そのコリメート光を入力ミラーアレイ2−1側に出射できるようになっている。
入力ミラーアレイ2−1は、入力コリメータアレイ1の入力コリメータ1aの配置に1対1で対応するように、N個のティルトミラー2aがアレイ状に配置されて構成されている。すなわち、この入力ミラーアレイ2−1は、N個のティルトミラー2aで入力コリメータアレイ1からの最大N本のコリメート光をそれぞれ後段の出力ミラーアレイ2−2へ反射できるようにアレイ状に配置されて構成されている。
同様に、出力ミラーアレイ2−2は、入力ミラーアレイ2−1のティルトミラー2aの配置に1対1で対応するように、N個のティルトミラー2bがアレイ状に配置されて構成されている。すなわち、この出力ミラーアレイ2−2は、N個のティルトミラー2bでティルトミラー2aからの最大N本の反射光をそれぞれ後段の出力コリメータアレイ3へ反射できるようにアレイ状に配置されて構成されている。
さらに、出力コリメータアレイ3は、出力ミラーアレイ2−2のティルトミラー2bの配置に1対1で対応するように、N個の出力ポートとしての出力コリメータ3aがアレイ状に配置されて構成されて、ティルトミラー2bからの最大N本の反射光をそれぞれコリメートして出力するものである。
なお、この図2において、入力ミラーアレイ2−1及び出力ミラーアレイ2−2は互いに90度の角度をなして配置される一方、入力コリメータアレイ1及び出力コリメータアレイ3と、各ミラーアレイ2−1,2−2とは45度の角度をなして配置されている。
また、上述の入力ミラーアレイ2−1及び出力ミラーアレイ2−2を構成する各ティルトミラー2a,2bが、それぞれ、3次元MEMSミラーとして構成されており、後述の制御部7の駆動回路8により個別にその面位を可変できるようになっており、これにより、入射光の入力コリメータアレイ1から入力ミラーアレイ2−1及び出力ミラーアレイ2−2を経由する出力コリメータアレイ3への光路を入射光毎に独立して自在に偏向することができるようになっている。
したがって、各ティルトミラー2a,2bの面位を個々に制御して出力コリメータアレイ3の出力コリメータ3aへの光結合量を制御することにより、その出力光レベルを調整することができる。
換言すれば、上述の入力ミラーアレイ2−1及び出力ミラーアレイ2−2における、面位が設定された各ティルトミラー2a,2bが協働することにより、入力コリメータアレイ1への各入力光を、その出力コリメータアレイ3からの出力光レベルを調整しながら、出力コリメータアレイ3における任意の位置の出力コリメータ3aへスイッチすることができる。すなわち、空間光スイッチにVOA機能をもたせることができる。
そして、上述のミラーアレイ2−1,2−2を構成する各ティルトミラー2a,2bには、それぞれ、例えば、図3に示すようなマイクロミラーユニット10が用いられる。すなわち、上述のミラーアレイ2−1,2−2は、図3に示すマイクロミラーユニット10がN個アレイ状に配置されて構成されており、ティルトミラー2a,2bのそれぞれがマイクロミラー12に相当する。
より詳細に説明すると、この図3に示すマイクロミラーユニット10は、固定フレーム11の内側に、マイクロミラー12がそなえて構成され、このマイクロミラー12が、固定フレーム11に接続された第1のトーションバー13によりX軸方向に回動可能に支持されるとともに、固定フレームに第1のトーションバー12と直交するように接続された第2のトーションバー14によりY軸方向に回動可能に支持されており、駆動回路8により発生される静電力に応じたトーションバー13又は14のねじれ作用によりマイクロミラー12の面位を自在に変更することができるようになっている。
従って、このようなマイクロミラーユニット10が採用された光スイッチング装置によれば、駆動回路8によりトーションバー13又は14を回転(偏向)軸としてマイクロミラー12の面位を可変して光出力ポート(出力光ファイバ)への光結合量を可変することにより、当該光スイッチング装置に入力された光の出力光レベルを制御することができ、その結果、WDM光を構成する各波長の光レベルを均一制御することができる。
つまり、後述する駆動回路8によりマイクロミラーユニット10の第1偏向軸としてのトーションバー13又は第2偏向軸としてのトーションバー14を中心としてティルトミラー12(すなわち、ティルトミラー2a,2b)の偏向角度(以下、ミラー角度ともいう)が可変されることによりティルトミラー2a,2bの面位が可変し、これにより、いずれかの入力ポート(入力コリメータ)1aに入射した光をいずれかの出力ポート(出力コリメータ)3aに結合して出力するとともに、その出力光レベルを調整することができる。なお、マイクロミラーユニット10の構成は上記構成に限定されない。
ところで、図1に示すカプラ部4は、各出力コリメータ3aから出力された出力光を一部分岐するもので、出力コリメータアレイ3に接続される図示しないファイバブロックにおける個々の出力光ファイバからの出力光を光レベル安定化のためのフィードバック制御用に分岐する複数の光カプラ4−1〜4−Nからなる。
そして、本実施形態の制御装置5の光検出器6は、カプラ部4の各光カプラ4−1〜4−Nで分岐された各出力光(各波長信号)の光レベルを各々検出(モニタ)するもので、例えば、各出力光の光レベルに応じた電気信号(フォトカレント;電流信号)を出力するフォトダイオード及び、フォトカレントを電圧信号に変換して出力する電流/電圧変換器等により構成される。
また、制御部7は、入力ミラーアレイ2−1及び/又は出力ミラーアレイ2−2のティルトミラー2a及び/又は2bの面位を制御して、即ち、第1偏向軸(トーションバー)13又は第2偏向軸(トーションバー)14を中心としたティルトミラー2a及び/又は2bの偏向角度を制御して、光検出器6により検出される各出力光の光レベルを所望の出力光レベルに制御するものであり、本実施形態では図1に示すように駆動回路8と制御回路9とをそなえて構成されている。
ここで、駆動回路8は、制御回路9からの制御により、制御回路9からティルトミラー2a,2bの目標ミラー角度に応じたディジタル制御量を受けると、このディジタル制御量をアナログ制御量(制御電圧)に変換して個々のティルトミラー2a,2b(マイクロミラー12)へ供給することにより、各ティルトミラー2a,2bの面位を個々に所定量(角度)偏向させるものである。
制御回路9は、駆動回路8を制御して、ティルトミラー2aの第1偏向軸13,第2偏向軸14及びティルトミラー2bの第1偏向軸13,第2偏向軸14の4つの偏向軸のうち、一の偏向軸を中心とした偏向角度を制御したのち、当該偏向軸以外の他の偏向軸を中心とした偏向角度を制御することにより、いずれかの入力ポート1aへの入力光をいずれかの出力ポート3aに出力するとともに、その際に光検出器6で検出された各出力光のモニタ結果に基づいて、各出力光が所望の出力光レベルになるように駆動回路8を制御するものであり、ここでは、粗調整部9a及び微調整部9b(図1参照)をさらにそなえて構成されている。
なお、制御回路9は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Arrays)等のASIC(Application Specific Integrated Circuit)により構成することができる。
ここで、粗調整部9aは、光検出器6で検出される出力光レベルが所定の目標レベルについての許容範囲内となるように、上記4つの偏向軸のうち一つの偏向軸を、駆動回路8を制御することにより制御して出力ポート3aからの出力光レベルの粗調整を行なうものである。
微調整部9bは、この粗調整部9aによる制御後に、光検出器6で検出される出力光レベルが所定の目標レベルとなるように、上記粗調整部9aにより制御された偏向軸とは異なる他の偏向軸を、駆動回路9を制御することにより制御して出力ポート3aからの出力光レベルの微調整を行なうものである。
このように、制御回路9は、粗調整部9aが一つの偏向軸を制御してティルトミラー2aもしくは2bの面位を偏向することにより、出力ポート3aから出力される各波長の出力光レベルを所定の目標レベル付近(許容範囲内)まで調整し、その後、微調整部9bが当該偏向軸とは異なる他の偏向軸を制御してティルトミラー2aもしくは2bの面位を偏向することにより、各波長の出力光レベルを所定の目標レベルに減衰させるように構成されている。
(1.1)動作説明(2軸制御)
以下、上述のごとく構成された本実施形態の空間光スイッチの制御方法について、図4に示すフローチャート(ステップS1〜S7)を参照しながら説明する。
この図4に示すように、本実施形態の空間光スイッチの制御方法では、まず、制御回路9が、出力コリメータアレイ3の出力ポート3aから出力され、カプラ部4で分岐された出力光の光レベルについての目標レベルPrを設定して、当該出力光の光検出器6でのモニタ結果に基づいて目標レベルPrまでの出力光レベルの減衰量を設定する(ステップS1)。
そして、まず制御回路9の粗調整部9aによる制御が行なわれるが、粗調整部9aは、今回の制御がn(nは2以上の整数)回目未満か否かを判断し(ステップS2)、n回目以上であれば(ステップS2でNoであれば)、後述するステップS3〜S5までの処理をスキップして後述するステップS6の処理へ進む。これは、粗調整部9aによるある偏向軸についての偏向制御が下記条件を満たさずにいつまでたっても終了しないことを防止するための処理である。なお、当該偏向軸についての偏向制御回数は図示しないカウンタ等により管理される。
一方、上記偏向軸についての偏向制御回数がn回未満であれば(ステップS2でYesであれば)、粗調整部9aは、駆動回路8を制御して、入力側のティルトミラー2a又は出力側のティルトミラー2bのミラー角度を第1偏向軸13又は第2偏向軸14を中心に制御する(ステップS3)。
例えば、当該出力光が反射されている入力側のティルトミラー2aの第1偏向軸13(ここではX1軸という)を中心とした偏向角度を制御する場合、粗調整部9aが駆動回路8を制御して、X1軸を中心としたティルトミラー2aの偏向角度を制御することによりティルトミラー2aの面位を偏向して、当該出力光の光路を偏向することにより、当該出力光の光レベルを減衰させる。
そして、粗調整部9aは、光検出器6で検出される出力光レベルP(図5参照)が目標レベルPrよりも高い(P>Pr)か否かを判断し(ステップS4)、出力光レベルPが目標レベルPrよりも高くなければ(ステップS4でNoであれば)、上記ステップS2以降の処理にリターンして所定の制御回数nに達しない限りにおいて同じX1軸についてのミラー角度制御を再度実行する。
一方、ここで出力光レベルPが目標レベルPrよりも高ければ(ステップS4でYesであれば)、さらに、粗調整部9aは、現在の光検出器6で検出される現在の出力光レベルPが目標レベルPrに所定値(許容値)α(但し、α>0)を加えた値よりも小さい(P<Pr+α)か否か、つまり、現在の出力光レベルPが目標レベルPrの許容値αの範囲内にあるか否かを判断する(ステップS5)。
ここで、現在の出力光レベルPが目標レベルPrの許容値αの範囲内になければ(ステップS5でNoであれば)、粗調整部9aは、上記ステップS2の処理にリターンして所定の制御回数nに達しない限りにおいて同じX1軸についてのミラー角度制御を継続する。
一方、現在の出力光レベルPが目標レベルPrについての許容値αの範囲内にある場合(ステップS5でYesの場合)、粗調整部9aは処理(X1軸についてのミラー角度制御)を終了(中止)する。
つまり、上述したステップS2〜S5は、粗調整部9aが、光検出器6で検出される現在の出力光レベルPが所定の目標レベルPrについての許容値αの範囲内(Pr<P<Pr+α)になるようにX1軸についてのミラー角度を適応的に制御する、粗調整制御ステップS10として機能する。
ここで、かかる制御の際の出力光レベルと偏向軸についての偏向角度(即ち、ティルトミラー2aの偏向制御量)との関係に着目すると、例えば図5に示すように、粗調整制御ステップS10において、粗調整部9aがX1軸についての偏向角度を制御する(即ち、X1軸を中心とした偏向角度を最小分解能で制御することによってティルトミラー2aの偏向制御量を最小分解能Dで制御する)ことにより、光検出器6で検出される現在の出力光レベルPが目標レベルPrよりも大きく、且つ、目標レベルPrに所定値αを加えたレベルよりも低くなるように、つまり、Pr<P<Pr+αが成立するように出力光レベルPが図5に二点鎖線Qで示すガウス分布特性上を変化して減衰することになる。なお、この図5や前記図9に示すように、偏向角度と出力光レベルとの関係を示すガウス分布特性は、出力光レベルが最大となる偏向角度を中心として左右対称となるため、偏向角度をずらす方向は2方向のうちいずれでもよい。
次に、微調整部9bが、駆動回路8を制御して、上記X1軸とは異なる偏向軸、例えば同じ入力側のティルトミラー2aの第2偏向軸14(ここではY1軸という)を中心とした偏向角度を制御する(ステップS6)。つまり、微調整部9bが駆動回路8を制御して、Y1軸の偏向角度を制御することによりティルトミラー2aの面位を偏向して、粗調整制御ステップS10で所定範囲まで減衰された出力光レベルPを、さらに目標レベルPrに向けて減衰させる。
そして、微調整部9bは、上記ステップS6でのY1軸制御後に光検出器6で検出される現在の出力光レベルPが目標レベルPrと等しいか否かを判断し(ステップS7)、現在の出力光レベルPが目標レベルPrと等しくなければ(ステップS7でNoの場合)、現在の出力光レベルPと目標レベルPrとが等しくなるまで(ステップS7のYesと判定されるまで)、上記ステップS6の処理(Y1軸を中心としたミラー角度制御)を再度実行し、現在の出力光レベルPと目標レベルPrとが等しくなった時点でY1軸を中心としたミラー角度制御を終了する。
かかるY1軸についての偏向制御は、上記X1軸についての偏向制御により図5に示すX1軸についてのガウス分布特性Q上を点Pまで変化(減衰)させた出力光レベルPを、Y1軸についてのガウス分布特性(図5の実線R参照)の偏向制御に対する出力光レベル変化の感度が低い部分(カーブが緩やかな部分)を点P′まで変化(減衰)させることを意味する。
つまり、上述したステップS6,S7は、Y1軸についての偏向制御を行なう(即ち、Y1軸を中心とした偏向角度を最小分解能で制御することによってティルトミラー2aの偏向制御量を最小分解能Dで制御する)ことにより、光検出器6で検出される現在の出力光レベルPが所定の目標レベルPrになるようにY1軸についてのガウス分布特性Rの偏向制御に対する出力光レベル変化の感度が低い部分を利用して高分解能に制御する、微調整制御ステップS20として機能する。
なお、上記制御方法は、減衰の必要な波長の出力光のそれぞれについて、上述したステップS1〜S7(ステップS1,S10,S20)の処理を実行することにより完了される。
このように、本発明の一実施形態によれば、制御回路9の粗調整部9aが、駆動回路8を制御してX1軸についての偏向角度を偏向させてティルトミラー2aの面位を偏向することにより、現在の出力光レベルPが目標レベルPrについての許容値αの範囲内(ここでは、Pr<P<Pr+α)となるように制御し(粗調整制御ステップS10)、その後、制御回路9の微調整部9bが、駆動回路8を制御してX1軸と異なるY1軸についての偏向角度を偏向させてティルトミラー2aの面位をさらに偏向することにより、Y1軸についてのガウス分布のカーブの緩やかな部分を利用して、現在の出力光レベルPが目標レベルPrとなるように高分解能に制御する(微調整制御ステップS20)。
したがって、微小な分解能(例えば0.1(dB))で出力光レベルの減衰を実現することができ、各波長の出力光レベルを高精度に目標レベルに制御することができる。
(1.2)変形例(3軸制御)
上述した実施形態では、粗調整部9aが制御する偏向軸をティルトミラー2aの第1偏向軸(X1軸)13とし、微調整部9bが制御する偏向軸をティルトミラー2aの第2偏向軸(Y1軸)14としたが、粗調整部9aと微調整部9bとが制御する軸がそれぞれ異なっていれば、粗調整部9a及び微調整部9bが、ティルトミラー2a,2bが有する合計4つの偏向軸のうち何れの軸を制御してもよい。例えば、ここでは、3つの偏向軸を制御する場合について、図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。
図6は本発明の変形例としての空間光スイッチの制御方法(3軸制御)を説明するためのフローチャート(ステップS1〜S5,S2′〜S7′)である。つまり、この図6に示すように、制御回路9は、例えば、粗調整部9aが上述した実施形態と同様にX1軸を制御した後、さらに、粗調整部9aがX1軸とは異なるY1軸を制御し、その後、微調整部9bがX1軸及びY1軸とは異なる、出力側のティルトミラー2bの第1偏向軸13(以下、X2軸という)を制御するように構成してもよい。
このとき、粗調整部9aにより、上述した実施形態と同様にX1軸を制御した(粗調整制御ステップS10)後、上記X1軸とは異なる偏向軸、例えばY1軸についてのミラー角度制御が行なわれるが、粗調整部9aは、まず、今回の制御がm(mは2以上の整数で、m=nでもm≠nでもよい)回目未満か否かを判断し(ステップS2′)、m回目以上であれば(ステップS2′でNoであれば)、後述するステップS3′〜S5′までの処理をスキップして後述するステップS6′の処理へ進む。
一方、上記偏向軸(Y1軸)についての偏向制御回数がm回未満であれば(ステップS2′でYesであれば)、粗調整部9は、駆動回路8を制御して、Y1軸を中心としたティルトミラー2aの偏向角度を制御することによりティルトミラー2aの面位を偏向して、当該出力光の光路を偏向することにより、当該出力光の光レベルを減衰させる(ステップS3′)。
そして、粗調整部9aは、光検出器6で検出される現在の出力光レベルPが目標レベルPrよりも高い(P>Pr)か否かを判断し(ステップS4′)、出力光レベルPが目標レベルPrよりも高くなければ(ステップS4′でNoであれば)、上記ステップS2′以降の処理にリターンして所定の制御回数mに達しない限りにおいて同じY1軸についてのミラー角度制御を再度実行する。
一方、ここで現在の出力光レベルPが目標レベルPrよりも高ければ(ステップS4′でYesであれば)、さらに、粗調整部9aは、現在の光検出器6で検出される現在の出力光レベルPが目標レベルPrに所定値(許容値)β(但し、0<β<α)を加えた値よりも小さい(P<Pr+β)か否か、つまり、現在の出力光レベルPが目標レベルPrの許容値βの範囲内にあるか否かを判断する(ステップS5′)。
ここで、現在の出力光レベルPが目標レベルPrの許容値βの範囲内になければ(ステップS5′でNoであれば)、粗調整部9aは、上記ステップS2′の処理にリターンして所定の制御回数mに達しない限りにおいて同じY1軸についてのミラー角度制御を継続する。
一方、現在の出力光レベルPが目標レベルPrについての許容値βの範囲内にある場合(ステップS5′でYesの場合)、粗調整部9aは処理(Y1軸についてのミラー角度制御)を終了(中止)する。
つまり、上述したステップS2′〜S5′は、粗調整部9aが、光検出器6で検出される現在の出力光レベルPが所定の目標レベルPrについての許容値βの範囲内(Pr<P<Pr+β)になるようにY1軸についてのミラー角度を適応的に制御する、粗調整制御ステップS10′として機能する。
ここで、かかる制御の際の出力光レベルと偏向軸についての偏向角度(即ち、ティルトミラー2a,2bの偏向制御量)との関係に着目すると、例えば図7に示すように、上記X1軸についての偏向制御により図7に示すX1軸についてのガウス分布特性Q上を点Pまで変化(減衰)させた出力光レベルPを、粗調整部9aがY1軸についての偏向角度を制御することにより、目標レベルPrよりも大きく、且つ、目標レベルPrに所定値βを加えたレベルよりも低くなるように、つまり、Pr<P<Pr+βが成立するように出力光レベルPを図7に一点鎖線Q′で示すガウス分布特性上を変化させて点P′まで減衰させることになる。
次に、微調整部9bが、駆動回路8を制御して、上記X1軸及びY1軸とは異なる偏向軸、例えば出力側のティルトミラー2bの第2向軸13(ここではX2軸)を中心とした偏向角度を制御する(ステップS6′)。つまり、微調整部9bが駆動回路8を制御して、X2軸についての偏向角度を制御することによりティルトミラー2bの面位を偏向して、粗調整制御ステップS10′で所定範囲(図7の点P′)まで減衰された出力光レベルPを、さらに目標レベルPrに向けて減衰させる。
そして、図6に示すように、微調整部9bは、現在の出力光レベルPが目標レベルPrと等しいか否かを判断し(ステップS7′)、現在の出力光レベルPが目標レベルPrと等しくなければ(ステップS7′でNoの場合)、現在の出力光レベルPと目標レベルPrとが等しくなるまで(ステップS7′でYesと判定されるまで)、上記ステップS6′の処理(X2軸を中心としたミラー角度制御)を再度実行し、現在の出力光レベルPと目標レベルPrとが等しくなった時点でX2軸を中心としたミラー角度制御を終了する。
かかるX2軸についての偏向制御は、上記Y1軸についての偏向制御により図7に示すY1軸についてのガウス分布特性Q′上を点P′まで変化(減衰)させた出力光レベルPを、X2軸についてのガウス分布特性(図7の実線R参照)の偏向制御に対する出力光レベル変化の感度が低い部分(カーブが緩やかな部分)を点P″まで変化(減衰)させることを意味する。
つまり、上述したステップS6′,S7′は、X2軸についての偏向制御を行なうことにより、光検出器6で検出される現在の出力光レベルPが所定の目標レベルPrになるようにX2軸についてのガウス分布特性Rの偏向制御に対する出力光レベル変化の感度が低い部分を利用して高分解能に制御する、微調整制御ステップS20′として機能する。
これにより、上述した実施形態と同様の作用効果を得ることができるとともに、上述した実施形態よりも広範囲にわたって細かい分解能で出力光レベルPを調整させることができる。また、粗調整部9aがそれぞれ異なる偏向軸(ここではX1軸及びY1軸)を制御して、2段階のミラー角度制御を行なうことにより(粗調整制御ステップS10,S10′)、粗調整部9aが、目標レベルPrに対して上述した2軸制御よりも小さな許容範囲内に出力光レベルPを減衰させることができるため、微調整制御ステップS20′において、微調整部9bが偏向制御(ここではX2軸についての偏向制御)に対する出力光レベル変化の感度がより低い部分を利用して、出力光レベルPをより高分解能に減衰することができ、その結果、より高精度に目標レベルPrを実現することができる。
〔2〕その他
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述した実施形態では、偏向手段としてのミラーアレイを入力ミラーアレイ2−1及び出力ミラーアレイ2−2の複数そなえた空間光スイッチに適用されたものを例に挙げて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば、図8に示すような配置により入力コリメータアレイ1,ミラーアレイ2及び出力コリメータアレイ3を構成してもよい。
すなわち、偏向手段としてのミラーアレイ2を一つだけそなえ、入力コリメータアレイ1及び出力コリメータアレイ3は互いに90度の角度をなして配置する一方、ミラーアレイ2を入力コリメータアレイ1及び出力コリメータアレイ3のそれぞれに対して45度の角度をなして配置するように構成してもよい。但し、ミラーアレイ2は、入力ミラーアレイ2−1もしくは出力ミラーアレイ2−2と同様の構成を採用している。
この場合でも、ミラーアレイ2を構成する個々のティルトミラーの異なる偏向軸についてミラー角度制御を順番に行なうことにより、上述した実施形態と同様に、出力光レベルを高分解能に制御することが可能である。
つまり、本発明では、偏向手段としてのミラーアレイが、それぞれ異なる特性でマイクロミラー(ティルトミラー)の面位を偏向する複数の偏向軸を有したマイクロミラーユニットにより構成されていればよい。
従って、上述した実施形態では、入力ミラーアレイ2−1及び出力ミラーアレイ2−2が、図3に示すマイクロミラーユニット10がN個アレイ状に配置されることによって構成されるとしたが、これに限定されるものではなく、それぞれ異なる特性でマイクロミラー12の面位を偏向する3以上の偏向軸を有するマイクロミラーユニットを採用してもよい。
さらに、偏向手段としてのミラーアレイが複数存在する場合には、偏向軸を一つだけそなえたマイクロミラーユニットを採用してもよい。この場合も、異なるマイクロミラーユニットの偏向軸を順番に制御すれば、上記と同様の作用効果を得ることができる。
また、上述した実施形態では、2軸制御及び3軸制御の場合について説明したが、4軸の全てを制御するようにしてもよい。さらに、異なる偏向軸についての制御を順番に行なうことを前提として、各偏向軸の制御順序も不問である。例えば、同じティルトミラーの異なる偏向軸についてどちらを先に制御してもよいし、異なる(入力側及び出力側の)ティルトミラーの偏向軸についてどちらを先に制御してもよい。
〔3〕付記
(付記1)
2以上の偏向軸を有し該偏向軸を中心とした偏向角度が制御されることにより、複数の入力ポートと複数の出力ポートとの間でいずれかの入力ポートからの光路を偏向していずれかの出力ポートに出力する偏向手段をそなえた空間光スイッチの制御装置であって、
該出力ポートからの出力光レベルを検出する光検出手段と、
該偏向手段の一の該偏向軸を中心とした偏向角度を制御した後、該偏向手段の他の該偏向軸を中心とした偏向角度を制御して、該光検出手段で検出される出力光レベルを所望の光出力レベルに制御する制御手段とをそなえたことを特徴とする、空間光スイッチの制御装置。
(付記2)
1以上の偏向軸を有し該偏向軸を中心とした偏向角度が制御されることにより、複数の入力ポートと複数の出力ポートとの間でいずれかの入力ポートからの光路を偏向していずれかの出力ポートに出力する偏向手段を複数そなえた空間光スイッチの制御装置であって、
該出力ポートからの出力光レベルを検出する光検出手段と、
任意の偏向手段の一の偏向軸を中心とした偏向角度を制御した後、当該偏向軸以外の他の偏向軸を中心とした偏向角度を制御して、該光検出手段で検出される出力光レベルを所望の光出力レベルに制御する制御手段とをそなえたことを特徴とする、空間光スイッチの制御装置。
(付記3)
該制御手段が、
該光検出手段で検出される出力光レベルが所定の目標レベルについての許容範囲内となるように、上記一の偏向軸についての制御を行なう粗調整部と、
該粗調整部による制御の後に、該光検出手段で検出される出力光レベルが該目標レベルとなるように、上記他の偏向軸についての制御を行なう微調整部とをそなえて構成されたことを特徴とする、付記1又は2に記載の空間光スイッチの制御装置。
(付記4)
該偏向手段が、該偏向軸として互いに直交する回転軸を有するティルトミラーにより構成されていることを特徴とする、付記1又は2に記載の空間光スイッチの制御装置。
(付記5)
2以上の偏向軸を有し該偏向軸を中心とした偏向角度が制御されることにより、複数の入力ポートと複数の出力ポートとの間でいずれかの入力ポートからの光路を偏向していずれかの出力ポートに出力する偏向手段をそなえた空間光スイッチの制御方法であって、
該偏向手段の一の該偏向軸を中心とした偏向角度を制御した後、
該偏向手段の他の該偏向軸を中心とした偏向角度を制御して、該出力ポートから出力される出力光レベルを所望の光出力レベルに制御することを特徴とする、空間光スイッチの制御方法。
(付記6)
1以上の偏向軸を有し該偏向軸を中心とした偏向角度が制御されることにより、複数の入力ポートと複数の出力ポートとの間でいずれかの入力ポートからの光路を偏向していずれかの出力ポートに出力する偏向手段を複数そなえた空間光スイッチの制御方法であって、
任意の偏向手段の一の偏向軸を中心とした偏向角度を制御した後、
当該偏向軸以外の他の偏向軸を中心とした偏向角度を制御して、該出力ポートから出力される出力光レベルを所望の光出力レベルに制御することを特徴とする、空間光スイッチの制御方法。
(付記7)
該出力光レベルが所定の目標レベルについての許容範囲内となるように、上記一の偏向軸についての粗調整制御を行なった後、
該出力光レベルが該目標レベルとなるように、上記他の偏向軸についての微調整制御を行なうことを特徴とする、付記5又は6に記載の空間光スイッチの制御方法。
本発明の一実施形態としての空間光スイッチの制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態としての空間光スイッチの制御装置が適用される空間光スイッチの要部を示す模式図である。 図1及び図2に示す空間光スイッチに適用されるティルトミラー(マイクロミラーユニット)を示す模式的斜視図である。 本発明の一実施形態としての空間光スイッチの制御方法(2軸制御)を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態としての空間光スイッチの制御方法により変更される出力光レベルと偏向制御量との関係(ガウス分布)の一例を示す図である。 本発明の変形例としての空間光スイッチの制御方法(3軸制御)を説明するためのフローチャートである。 本発明の変形例としての空間光スイッチの制御方法により変更される出力光レベルと偏向制御量との関係(ガウス分布)の一例を示す図である。 本発明の変形例としての空間光スイッチの制御装置が適用される空間光スイッチの要部を示す上視図である。 出力光レベルと偏向軸についての偏向角度との関係(ガウス分布)の一例を示す図である。
符号の説明
1 入力コリメータアレイ
1a 入力コリメータ(入力ポート)
2 ミラーアレイ(偏向手段)
2a,2b ティルトミラー
2−1 入力ミラーアレイ
2−2 出力ミラーアレイ
3 出力コリメータアレイ
3a 出力コリメータ(出力ポート)
4 カプラ部
5 制御装置
6 光検出器(光検出手段)
7 制御部(制御手段)
8 駆動回路
9 制御回路
9a 粗調整部
9b 微調整部
10 マイクロミラーユニット
11 固定フレーム
12 マイクロミラー(ティルトミラー)
13 第1のトーションバー(第1偏向軸)
14 第2のトーションバー(第2偏向軸)

Claims (5)

  1. 2以上の偏向軸を有し該偏向軸を中心とした偏向角度が制御されることにより、複数の入力ポートと複数の出力ポートとの間でいずれかの入力ポートからの光路を偏向していずれかの出力ポートに出力する偏向手段をそなえた空間光スイッチの制御装置であって、
    該出力ポートからの出力光レベルを検出する光検出手段と、
    該偏向手段の一の該偏向軸を中心とした偏向角度を制御した後、該偏向手段の他の該偏向軸を中心とした偏向角度を制御して、該光検出手段で検出される出力光レベルを所望の光出力レベルに制御する制御手段とをそなえたことを特徴とする、空間光スイッチの制御装置。
  2. 1以上の偏向軸を有し該偏向軸を中心とした偏向角度が制御されることにより、複数の入力ポートと複数の出力ポートとの間でいずれかの入力ポートからの光路を偏向していずれかの出力ポートに出力する偏向手段を複数そなえた空間光スイッチの制御装置であって、
    該出力ポートからの出力光レベルを検出する光検出手段と、
    任意の偏向手段の一の偏向軸を中心とした偏向角度を制御した後、当該偏向軸以外の他の偏向軸を中心とした偏向角度を制御して、該光検出手段で検出される出力光レベルを所望の光出力レベルに制御する制御手段とをそなえたことを特徴とする、空間光スイッチの制御装置。
  3. 該制御手段が、
    該光検出手段で検出される出力光レベルが所定の目標レベルについての許容範囲内となるように、上記一の偏向軸についての制御を行なう粗調整部と、
    該粗調整部による制御の後に、該光検出手段で検出される出力光レベルが該目標レベルとなるように、上記他の偏向軸についての制御を行なう微調整部とをそなえて構成されたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の空間光スイッチの制御装置。
  4. 2以上の偏向軸を有し該偏向軸を中心とした偏向角度が制御されることにより、複数の入力ポートと複数の出力ポートとの間でいずれかの入力ポートからの光路を偏向していずれかの出力ポートに出力する偏向手段をそなえた空間光スイッチの制御方法であって、
    該偏向手段の一の該偏向軸を中心とした偏向角度を制御した後、
    該偏向手段の他の該偏向軸を中心とした偏向角度を制御して、該出力ポートから出力される出力光レベルを所望の光出力レベルに制御することを特徴とする、空間光スイッチの制御方法。
  5. 1以上の偏向軸を有し該偏向軸を中心とした偏向角度が制御されることにより、複数の入力ポートと複数の出力ポートとの間でいずれかの入力ポートからの光路を偏向していずれかの出力ポートに出力する偏向手段を複数そなえた空間光スイッチの制御方法であって、
    任意の偏向手段の一の偏向軸を中心とした偏向角度を制御した後、
    当該偏向軸以外の他の偏向軸を中心とした偏向角度を制御して、該出力ポートから出力される出力光レベルを所望の光出力レベルに制御することを特徴とする、空間光スイッチの制御方法。
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