JP2005274995A - 液晶ライトバルブを構成する射出側偏光板の温度上昇抑制 - Google Patents

液晶ライトバルブを構成する射出側偏光板の温度上昇抑制 Download PDF

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Abstract

【課題】 液晶ライトバルブに入射する光の量を制限することなく液晶ライトバルブに含まれる射出側偏光板の温度上昇を抑制する。
【解決手段】 与えられる画像信号に応じて、入射光を変調する液晶ライトバルブを有し、前記液晶ライトバルブから射出される変調光の表す画像を投写するプロジェクタにおいて、前記液晶ライトバルブは、前記液晶ライトバルブの光射出面側に設けられた射出側偏光板を備える。前記プロジェクタは、前記画像信号の黒レベルを調整する黒レベル調整部と、前記液晶ライトバルブの光射出面側に設けられた射出側偏光板の温度を検出する温度検出部と、前記黒レベル調整部の動作を制御する制御部とを備える。前記制御部は、前記射出側偏光板の温度上昇を抑制するために、前記温度検出部で検出される温度に基づいて、前記黒レベル調整部に対して前記画像信号の黒レベルを調整させることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、プロジェクタにおいて、液晶ライトバルブを構成する射出側偏光板の温度上昇を抑制するための技術に関するものである。
画像を投写するプロジェクタの電気光学デバイスとして液晶ライトバルブが多く利用されている。
この液晶ライトバルブは、透過型の液晶パネルと、この液晶パネルの光入射面側に設けられた入射側偏光板と、光射出面側に設けられた射出側偏光板とで構成される。入射側偏光板から射出される偏光光は、液晶パネルにおいて、画像信号に応じて各画素に印加される駆動電圧に従ってその偏光方向が変調される。液晶パネルにおいて変調された光のうち、射出側偏光板の偏光軸と一致する偏光方向の光のみが、射出側偏光板から射出され、その他の光は射出側偏光板で吸収される。これにより、液晶ライトバルブは、入射される光を画像信号に応じて変調する。
従って、液晶ライトバルブを構成する液晶パネル、入射側偏光板、および、射出側偏光板は、入射する光に対して射出光に損失があり、この損失により発熱して温度が上昇する。特に、射出側偏光板は光の吸収量が多く、これに起因して温度上昇の度合いが高くなる。なお、入射側偏光板の温度上昇は、入射側偏光板に入射する光が、通常、効率を考慮して入射側偏光板の偏光軸と同じ偏光方向の偏光光とされるため、比較的低くなる。
従来のプロジェクタには、冷却ファンからの送風により液晶ライトバルブを冷却して、液晶ライトバルブの近傍温度が、あらかじめ決められた仕様温度内に維持できるように、冷却ファンの回転数を制御し、また、光源装置の発光量を制御して、射出側偏光板や液晶パネルの温度の上昇を抑制しているものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、射出側偏光板の温度が、異常温度となった場合に照明光を発生する光源装置の電源を遮断して、射出側偏光板や液晶パネルの温度の上昇を抑制しているものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−194072号公報 特開2003−43440号公報
ところで、上述したように、射出側偏光板の温度上昇は、射出側偏光板で吸収される光の量に起因している。そこで、射出側偏光板で吸収される光量を減少させることにより射出側偏光板の温度上昇を抑制する方法として、光源装置から射出される光の量を制限して、液晶ライトバルブに入射する光の量を制限して、射出側偏光板で吸収される光量を減少させる方法も考えられている。
しかしながら、この方法の場合、プロジェクタの使用中において、射出側偏光板の温度上昇に応じて、投写画像の明るさが制限されることになる。
ビジネスシーンにおいてプロジェクタを利用する場合、投写画像の明るさが優先され、投写可能な最大の明るさで画像を投写することが望まれている。このような場合に、液晶ライトバルブの温度上昇に応じて、液晶ライトバルブに入射する光の量が制限されて投写画像の明るさが変化することになると、その画像を見ているユーザに対して違和感を与えてしまう可能性が高く、望ましくない。
従って、液晶ライトバルブに入射する光の量を制限することなく液晶ライトバルブに含まれる射出側偏光板の温度上昇を抑制することが望まれている。
そこで、本発明の目的は、上記した従来技術の問題点を解決し、液晶ライトバルブに入射する光の量を制限することなく液晶ライトバルブに含まれる射出側偏光板の温度上昇を抑制するための技術を提供することを目的とする。
上記した目的の少なくとも一部を達成するために、本発明の第1の装置は、与えられる画像信号に応じて、入射光を変調する液晶ライトバルブを有し、前記液晶ライトバルブから射出される変調光の表す画像を投写するプロジェクタにおいて、
前記液晶ライトバルブは、前記液晶ライトバルブの光射出面側に設けられた射出側偏光板、を備え、
前記プロジェクタは、
前記画像信号の黒レベルを調整する黒レベル調整部と、
前記射出側偏光板の温度を検出する温度検出部と、
前記黒レベル調整部の動作を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記射出側偏光板の温度上昇を抑制するために、前記温度検出部で検出される温度に基づいて、前記黒レベル調整部に対して前記画像信号の黒レベルを調整させることを特徴とする。
上記発明のプロジェクタによれば、温度検出部で検出される温度に基づいて、画像信号の黒レベルを調整することにより、射出側偏光板の温度上昇を抑制することができる。これにより、液晶ライトバルブに入射する光の量を制限することなく液晶ライトバルブに含まれる射出側偏光板の温度上昇を抑制することができる。
ここで、上記発明のプロジェクタにおいて、
前記液晶ライトバルブを冷却するための冷却ファン、を備え、
前記制御部は、前記射出側偏光板の温度上昇を抑制するために、前記黒レベル調整部に対して前記画像信号の黒レベルを調整させる前に、前記温度検出部で検出される温度に基づいて、前記冷却ファンに対して前記冷却ファンの風量を調整させることが好ましい。
これにより、画像信号の黒レベルを調整することにより、射出側偏光板の温度上昇を抑制する前に、冷却ファンの風量を調整して射出側偏光板の温度上昇を抑制することができるので、画像信号の黒レベルを調整することにより、投写される画像の画質が低下する前に、冷却ファンの風量を調整することにより、射出側偏光板の温度上昇を抑制することができる。
あるいは、上記発明のプロジェクタにおいて、
前記液晶ライトバルブを冷却するための冷却ファン、を備え、
前記制御部は、前記射出側偏光板の温度上昇を抑制するために、前記黒レベル調整部に対して前記画像信号の黒レベルを調整させた後、さらに、前記温度検出部で検出される温度に基づいて、前記冷却ファンに対して前記冷却ファンの風量を調整させることも好ましい。
これにより、画像信号の黒レベルを調整することにより、射出側偏光板の温度上昇を抑制した後で、さらに、冷却ファンの風量を調整して射出側偏光板の温度上昇を抑制することができるので、効果的に射出側偏光板の温度上昇を抑制することができる。
また、上記発明のプロジェクタにおいて、
前記液晶ライトバルブを冷却するための冷却ファン、を備え、
前記制御部は、ユーザの指示に従って、前記射出側偏光板の温度上昇を抑制するために、前記黒レベル調整部に対して前記画像信号の黒レベルを調整させる前に、前記温度検出部で検出される温度に基づいて、前記冷却ファンに対して前記冷却ファンの風量を調整させる第1の複数制御モードと、前記射出側偏光板の温度上昇を抑制するために、前記黒レベル調整部に対して前記画像信号の黒レベルを調整させた後、さらに、前記温度検出部で検出される温度に基づいて、前記冷却ファンに対して前記冷却ファンの風量を調整させる第2の複数制御モードのいずれで動作するかを決定することも好ましい。
これにより、ユーザは射出側偏光板の温度上昇を抑制するための制御動作として、第1の複数制御モードと、第2の複数制御モードから選択することが可能である。
また、上記発明のプロジェクタにおいて、
前記入射光の光量を調整する入射光量調整部、を備え、
前記制御部は、前記射出側偏光板の温度上昇を抑制するために、前記黒レベル調整部に対して前記画像信号の黒レベルを調整させた後、さらに、前記温度検出部で検出される温度に基づいて、前記入射光量調整部に対して前記入射光の光量を調整させることが好ましい。
これにより、画像信号の黒レベルを調整することにより、射出側偏光板の温度上昇を抑制した後で、さらに、液晶ライトバルブの入射光の光量を調整して射出側偏光板の温度上昇を抑制することができるので、効果的に射出側偏光板の温度上昇を抑制することができる。
また、上記発明のプロジェクタにおいて、
前記入射光の光量を調整する入射光量調整部、を備え、
前記制御部は、前記射出側偏光板の温度上昇を抑制するために、前記黒レベル調整部に対して前記画像信号の黒レベルを調整させ、前記冷却ファンに対して前記冷却ファンの風量を調整させた後、さらに、前記温度検出部で検出される温度に基づいて、前記入射光量調整部に対して前記入射光の光量を調整させることも好ましい。
これにより、画像信号の黒レベルを調整し、冷却ファンの風量を調整して、射出側偏光板の温度上昇を抑制した後で、さらに、液晶ライトバルブの入射光の光量を調整して射出側偏光板の温度上昇を抑制することができるので、効果的に射出側偏光板の温度上昇を抑制することができる。
また、上記発明のプロジェクタにおいて、
前記入射光の光量を調整する入射光量調整部、を備え、
前記制御部は、前記第1または第2の複数制御モードで動作後、さらに、前記温度検出部で検出される温度に基づいて、前記入射光量調整部に対して前記入射光の光量を調整させることも好ましい。
これにより、第1または第2の複数制御モードで、射出側偏光板の温度上昇を抑制した後で、さらに、液晶ライトバルブの入射光の光量を調整して射出側偏光板の温度上昇を抑制することができるので、効果的に射出側偏光板の温度上昇を抑制することができる。
発明の第2の装置は、与えられる画像信号に応じて、入射光を変調する液晶ライトバルブを有し、前記液晶ライトバルブから射出される変調光の表す画像を投写するプロジェクタにおいて、
前記画像信号の黒レベルを標準の階調レベルに調整する第1のモードと、前記標準の階調レベルよりも高い階調レベルに調整する第2のモードとを有する黒レベル調整部と、
前記黒レベル調整部を前記第1のモードまたは前記第2のモードで動作させる制御部と、を備えることを特徴とする。
上記発明のプロジェクタによれば、画像信号の黒レベルを標準の階調レベルよりも高い階調レベルに調整することにより、射出側偏光板の温度上昇を抑制することができる。これにより、液晶ライトバルブに入射する光の量を制限することなく液晶ライトバルブに含まれる射出側偏光板の温度上昇を抑制することができる。
ここで、上記発明のプロジェクタにおいて、
前記液晶ライトバルブは、前記液晶ライトバルブの光射出面側に設けられた射出側偏光板、を備え、
前記プロジェクタは、前記液晶ライトバルブの光射出面側に設けられた射出側偏光板の温度を検出する温度検出部、を備え、
前記制御部は、前記温度検出部で検出した温度に基づいて、前記黒レベル調整部を前記第1のモードと前記第2のモードのいずれで動作させるか決定することが好ましい。
これにより、温度検出部で検出される温度に基づいて、第1のモードで動作するか第2のモードで動作するか決定することができる。
また、上記発明のプロジェクタにおいて、
前記液晶ライトバルブは、前記液晶ライトバルブの光射出面側に設けられた射出側偏光板、を備え、
前記プロジェクタは、前記液晶ライトバルブの光射出面側に設けられた射出側偏光板の温度を検出する温度検出部、を備え、
前記制御部は、前記黒レベル調整部を前記第2のモードで動作させる場合において、さらに、前記画像信号の黒レベルを、前記温度検出部で検出した温度に基づいて、前記標準の階調レベルよりも高い複数の階調レベルに調整するように動作させることが好ましい。
これにより、温度検出部で検出される温度に基づいて、画像信号の黒レベルを標準の階調レベルよりも高い複数の階調レベルに調整することにより、射出側偏光板の温度上昇を抑制することができる。
また、上記発明のプロジェクタにおいて、
前記液晶ライトバルブを冷却するための冷却ファン、を備え、
前記制御部は、前記黒レベル調整部を前記第2のモードで動作させる前に、前記温度検出部で検出した温度に基づいて、前記冷却ファンに対して前記冷却ファンの風量を調整させることが好ましい。
これにより、画像信号の黒レベルを調整する前に、冷却ファンの風量を調整することができるので、画像信号の黒レベルを調整することにより、投写される画像の画質が低下する前に、冷却ファンの風量を調整することにより、射出側偏光板の温度上昇を抑制することができる。
あるいは、上記発明のプロジェクタにおいて、
前記液晶ライトバルブを冷却するための冷却ファン、を備え、
前記制御部は、前記黒レベル調整部を前記第2のモードで動作させた後、さらに、前記温度検出部で検出した温度に基づいて、前記冷却ファンに対して前記冷却ファンの風量を調整させることも好ましい。
これにより、画像信号の黒レベルを調整させた後、さらに、冷却ファンの風量を調整して射出側偏光板の温度上昇を抑制することができるので、効果的に射出側偏光板の温度上昇を抑制することができる。
また、上記発明のプロジェクタにおいて、
前記液晶ライトバルブを冷却するための冷却ファン、を備え、
前記制御部は、ユーザの指示に従って、前記黒レベル調整部を前記第2のモードで動作させる前に、前記温度検出部で検出した温度に基づいて、前記冷却ファンに対して前記冷却ファンの風量を調整させる第1の複数制御モードと、前記黒レベル調整部を前記第2のモードで動作させた後、さらに、前記温度検出部で検出した温度に基づいて、前記冷却ファンに対して前記冷却ファンの風量を調整させる第2の複数制御モードのいずれで動作させるか決定することも好ましい。
これにより、ユーザは射出側偏光板の温度上昇を抑制するための制御動作として、第1の複数制御モードと、第2の複数制御モードから選択することが可能である。
また、上記発明のプロジェクタにおいて、
前記入射光の光量を調整する入射光量調整部、を備え、
前記制御部は、前記黒レベル調整部を前記第2のモードで動作させた後、さらに、前記温度検出部で検出される温度に基づいて、前記入射光量調整部に対して前記入射光の光量を調整させることが好ましい。
これにより、画像信号の黒レベルを調整して射出側偏光板の温度上昇を抑制した後で、さらに、液晶ライトバルブの入射光の光量を調整して射出側偏光板の温度上昇を抑制することができるので、効果的に射出側偏光板の温度上昇を抑制することができる。
また、上記発明のプロジェクタにおいて、
前記入射光の光量を調整する入射光量調整部、を備え、
前記制御部は、前記黒レベル調整部を前記第2のモードで動作させ、前記冷却ファンの風量を調整させた後、さらに、前記温度検出部で検出される温度に基づいて、前記入射光量調整部に対して前記入射光の光量を調整させることも好ましい。
これにより、画像信号の黒レベルを調整し、冷却ファンの風量を調整して、射出側偏光板の温度上昇を抑制した後で、さらに、液晶ライトバルブの入射光の光量を調整して射出側偏光板の温度上昇を抑制することができるので、効果的に射出側偏光板の温度上昇を抑制することができる。
また、上記発明のプロジェクタにおいて、
前記入射光の光量を調整する入射光量調整部、を備え、
前記制御部は、前記第1または第2の複数制御モードで動作後、さらに、前記温度検出部で検出される温度に基づいて、前記入射光量調整部に対して前記入射光の光量を調整させることも好ましい。
これにより、第1または第2の複数制御モードで、射出側偏光板の温度上昇を抑制した後で、さらに、液晶ライトバルブの入射光の光量を調整して射出側偏光板の温度上昇を抑制することができるので、効果的に射出側偏光板の温度上昇を抑制することができる。
また、上記発明のプロジェクタにおいて、
前記制御部は、ユーザの指示に従って、前記黒レベル調整部を前記第1のモードと前記第2のモードのいずれで動作させるかを決定することも好ましい。
これにより、ユーザは、画像信号の黒レベルを標準の階調レベルに調整する第1のモードと、標準の階調レベルよりも高い会長レベルに調整する第2のモードのいずれかで動作させることができる。
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.プロジェクタの構成:
B.温度制御:
C.変形例:
A.プロジェクタの構成:
図1は、本発明を適用したプロジェクタを示す説明図である。このプロジェクタ1000は、画像を投写するための光学系100と、画像の投写を制御するための制御系700とにより構成されている。
光学系100は、照明光学系200と、色光分離光学系300と、3つのライトバルブ(LV)400R,400G,400Bと、クロスダイクロイックプリズム500と、投写レンズ(投写光学系)600と、を備えている。
照明光学系200は、偏光変換光学系260を含んでおり、光源装置210から射出された光を偏光方向の揃った1種類の直線偏光光に変換して射出する。照明光学系から射出された光は、色光分離光学系300において、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の色光に分離される。分離された各色光は、ライトバルブ400R,400G,400Bにおいて画像信号に応じて変調される。
R用のライトバルブ400Rは、液晶パネル401Rと、その光入射面側および光射出面側に設けられた入射側偏光板402Riおよび射出側偏光板402Roと、を備えている。入射側偏光板402Riおよび射出側偏光板402Roは、液晶パネル401Rから離された位置で図示しない透過性のガラス板に貼り付けられている。
R用のライトバルブ400Rに入射するR光は、上記のように偏光変換光学系260を備える照明光学系200から射出されているので、直線偏光光となっている。入射側偏光板402Riの偏光軸は、入射する直線偏光光の偏光方向と同じとなるように設定されている。従って、入射側偏光板402Riに入射したR光のほとんどが入射側偏光板402Riをそのまま透過する。入射側偏光板402Riから射出された偏光光は、液晶パネル401Rに入射される画像信号に応じて、その偏光方向が変調される。なお、画像信号は、後述する画像処理部から供給される。射出側偏光板402Roは、液晶パネル401Rにおいて変調された光のうち、偏光軸と同じ偏光方向の光のみを透過して射出し、その他の偏光方向を有する光を吸収する。これにより、R用のライトバルブ400Rは、入射するR光を、画像信号に応じて変調する。
同様に、G用のライトバルブ400Gは入射するG光を画像信号に応じて変調し、B用のライトバルブ400Bは入射するB光を画像信号に応じて変調する。
ライトバルブ400R,400G,400Bにおいて変調された3色の変調光線束は、クロスダイクロイックプリズム500で合成され、投写光学系600によって図示しないスクリーン上に投写される。
なお、図1に示すような光学系の各構成および機能については、例えば、本願出願人によって開示された特開2003−270636号公報に詳述されているので、本明細書において詳細な説明は省略する。
図2は図1の制御系700を示す説明図である。制御系700は、画像処理部800と、処理制御部900と、を備えている。
画像処理部800は、入力信号処理部810と、補正処理部820と、R,G,B用のライトバルブ駆動部830R,830G,830Bと、を備えている。
入力信号処理部810は、外部から画像信号としてR,G,B信号R1,G1,B1が入力されると、これらの信号がアナログ信号である場合にはアナログ/デジタル変換を行ったり、これらの信号の信号形式に応じて、フレームレート変換やリサイズ処理を行ったりして、後段の処理部で利用可能な画像データに変換する。また、メニュー表示を行う場合は、メニュー画面を重畳したりする。なお、入力された画像信号がコンポジット信号である場合には、そのコンポジット信号を復調するとともに、R,G,B信号および同期信号に分離する処理を行う。
補正処理部820は、入力信号処理部810から出力されたR,G,B信号R2,G2,B2に対して補正を施すことにより、ライトバルブ400R,400G,400Bから射出する透過光の階調特性を補正する。なお、この補正処理部820は、R,G,B用の黒レベル調整部822R,822G,822Bや、R,G,B用のVT補正部824R,824G,824Bの他、図示しない色補正部等により構成される。
黒レベル調整部822R,822G.822Bは、制御部910から供給される指示に従って、入力信号処理部810から出力されたR,G,B信号R2,G2,B2に対して、出力されるR,G,B信号R3,G3,B3の黒レベルを調整する。なお、黒レベルとは、画像信号の最低階調レベルを意味している。この黒レベルは、通常は、ライトバルブから射出される光が最低、理論的には遮光されるような階調レベル(以下、「標準の階調レベル」と呼ぶ。)に設定される。
図3は、R用の黒レベル調整部822RにおけるR信号の入出力特性を示している。以下の説明では、各信号のビット数を8ビットとして説明する。R信号の黒レベルは、通常、標準の階調レベル"0"に設定され、入力Viの0から255までの階調レベルの変化に応じて、出力Voの階調レベルも0から255までの階調レベルに変化するように設定される。
R用の黒レベル調整部822Rでは、入力Viの黒レベル(標準の階調レベル"0")に対して、出力Voの黒レベルとして複数段階の階調レベルを有する階調特性のR信号に調整することができる。図3は、出力Voの黒レベルを標準の階調レベル"0"に対して、階調レベル"32"、"64"、"96"、"128"の4段階で調整することができる場合を例に示している。例えば、制御部910から黒レベルをアップさせる指示がなされると、R用の黒レベル調整部822Rの入出力特性は、出力Voの黒レベルが標準の階調レベル"0"である0段目の入出力特性ではなく、出力Voの黒レベルが"32"である1段目の入出力特性となるように設定され、入力されるR信号は、設定された入出力特性に従って変換される。さらに、制御部910から黒レベルをアップさせる指示がなされれば、出力Voの黒レベルが"64"である2段目の入出力特性となるように設定され、入力されるR信号は、設定された入出力特性に従って変換される。このように、制御部910からの黒レベルをアップさせる指示に従って、R用の黒レベル調整部822Rの入出力特性は、順に、1段目、2段目、3段目、4段目の入出力特性となるように設定される。
なお、このような黒レベル調整部は、例えば、ルックアップテーブルに、あらかじめ、出力の黒レベルとしてそれぞれ異なった階調レベルを有する複数の入出力特性データを記憶しておき、制御部910からの指示に従って対応する入出力特性データを選択して利用することにより実現することができる。
以上R用の黒レベル調整部822Rについて説明したが、G,B用の黒レベル調整部822G,822Bについても同様である。
ここで、R,G,B信号の黒レベルをアップさせると、R,G,B用のライトバルブ400R,40G,400Bに、R,G,B信号の黒レベルが入力されたときに、それぞれの射出側偏光板4002Ro,402Go,402Boで吸収される色光の光量を減少させることができるので、それぞれの射出側偏光板4002Ro,402Go,402Boで吸収される色光の光量を全体として実効的に減少させることができる。これにより、それぞれの射出側偏光板402Ro,402Go,402Boの温度上昇を抑制することが可能である。
図2のVT補正部824R,824G,824Bは、黒レベル調整部822R,822G,822Bから出力されたR,G,B信号R3,G3,B3に対して、ライトバルブ400R,400G,400BのVT特性(電圧−透過率特性)を考慮したγ補正を施す。なお、VT補正部824R,824G,824Bは、通常、ルックアップテーブルにより構成される。
ライトバルブ駆動部830R,830G,830Bは、補正処理部820から出力されたR,G,B信号R4,G4,B4に基づいて、ライトバルブ400R,400G,400Bを駆動するための駆動信号を生成する。
ライトバルブ400R,400G,400Bは、上述したように、ライトバルブ駆動部830R,830G,830Bから出力された駆動信号に応じて駆動され、入射したR光,G光,B光を変調する。
処理制御部900は、制御部910と、R,G,B用の温度センサ920R,920G,920Bと、温度検出部930と、冷却ファン940と、ファン駆動部950と、ランプ駆動部960と、入力操作部970と、を備えている。
制御部910は、図示しないCPUおよびメモリを備えるコンピュータにより構成される。そして、CPUがメモリに格納されているプログラムを読み出して実行することにより、入力信号処理部810や、補正処理部820、ライトバルブ駆動部830R,830G,830B、ファン駆動部950、ランプ駆動部960を制御する。特に、図は、温度制御部912、黒レベル制御部914、ファン制御部916、および、ランプ制御部918として機能している場合を示している。
また、制御部910は、入力操作部970を介して入力されるユーザの指示に従って、種々の制御を実行する。例えば、ユーザが入力操作部970としての図示しない操作パネルやリモートコントローラを操作して、メニュー表示を指示すると、制御部910は入力信号処理部810を制御してメニュー表示を実行する。そして、ユーザは、メニューに従って種々の設定や制御を実行することが可能である。例えば、後述する温度制御動作のオン/オフや、温度制御動作における制御温度等種々の制御条件の設定が可能である。
温度制御部912は、温度検出部930で検出される温度に従って、黒レベル制御部914、ファン制御部916、および、ランプ制御部918を制御する。
黒レベル制御部914は、温度制御部912からの指示に従って、R,G,B用の黒レベル調整部822R,822G,822Bの動作を制御して、出力されるR,G,B信号の黒レベルを調整する。
ファン制御部916は、温度制御部912からの指示に基づいて、ファン駆動部950の動作を制御することにより、冷却ファン940の回転数を制御して風量を調整する。
ランプ制御部918は、温度制御部912からの指示に基づいて、ランプ駆動部960の動作を制御することにより、光源装置210から射出される光の量を調整する。
温度検出部930は、R,G,B用の温度センサ920R,920G,920Bから出力された検出信号に応じた温度を検出する。検出された温度情報は、温度制御部912に供給される。
ここで、温度センサ920R,920G,920Bは、対応するR,G,B用のライトバルブ400R,400G,400Bの近傍に配置されており、ライトバルブ近傍の空気の温度を検知し、これに応じた検出信号を出力する。
図4は、温度センサの配置位置について示す説明図である。図4(A)は、クロスダイクロイックプリズム500と、R,G,B用のライトバルブ400R,400G,400Bとを拡大して示す概略平面図であり、図4(B)は、これらを投写光学系600側からみた概略側面図である。
温度センサ920R,920G,920Bとしては、例えばサーミスタが用いられる。これらの配置位置としては、冷却ファン940からの送風が、ライトバルブ400R,400G,400Bを冷却することにより温度上昇した空気の温度を検出するように、ライトバルブ400R,400G,400Bの下側に配置された冷却ファン940とは反対側の、それぞれ対応するライトバルブ400R,400G,400Bの上側に配置されている。従って、温度センサ920R,920G,920Bは、それぞれ対応するライトバルブ400R,40G,400Bの射出側偏光板4002Ro,402Go,402Boの温度を直接検知するわけではない。しかしながら、検知した空気の温度は、ライトバルブを構成する液晶パネルや偏光板を冷却することにより上昇した空気の温度であるため、一定の相関関係がある。従って、上記空気の温度を検知することにより、間接的に射出側偏光板の温度を検知することができる。
なお、ライトバルブ400R,400G,400Bの射出側偏光板402Ro,402Go,402Boの温度を直接検知できるように、温度センサ920R,920G,9230Bを、それぞれ対応する射出側偏光板402Ro,402Go,402Bo上に設置するようにしてもよい。
以上のように、温度制御部912は、温度検出部930で検出される温度に応じて黒レベル制御部914、ファン制御部916、および、ランプ制御部918を制御し、温度検出部930で検出される温度を制御する。以下では、この温度制御部912における温度制御動作について説明する。
B.温度制御:
図5は、温度制御部912における温度制御動作を示すフローチャートである。プロジェクタが起動されると、上述したように、制御部910は、図示しないCPUがメモリに格納されているプログラムを読み出して実行することにより、温度制御部912として機能し、図5に示した温度制御動作が常時実行される。
まず、ステップS110において、温度検出部930によってライトバルブ400R,400G,400Bの近傍温度を検出する。具体的には、温度センサ920R,920G,920Bからの出力に基づいてライトバルブ400R,400G,400Bそれぞれの近傍温度を求める。そして、これら求められた3つの温度のうち最も高い温度を、検出温度t℃とする。
次に、ステップS120において、検出温度tと、シャットダウン温度ts(例えば、80℃)とを比較し、シャットダウン温度ts以上(t≧ts)となっていた場合には、ステップS122に進み、図示しない電源をオフすることによりプロジェクタの動作をシャットダウンする。一方、ステップS120において、t≧tsでないならば、ステップS130に進み、次の判断処理を実行する。
ステップS130では、検出温度tと、上昇制御温度tu(例えば、70℃)とを比較し、上昇制御温度tuを越えていた(t>tu)場合には、ステップS152、ステップS162、およびS172のいずれかに進み、温度上昇を抑制するための処理(温度上昇抑制処理)を実行する。一方、ステップS130においてt>tuでないならば、ステップS140に進み、さらに、次の判断処理を実行する。
ステップS140では、検出温度tと、上昇制御温度tuよりも数度低く設定された下降制御温度td(例えば、67℃)とを比較し、下降制御温度td以下(t≦td)となっていた場合には、ステップS182、ステップS192、およびS202のいずれかに進み、温度上昇を抑制するために行っていた処理を解除するための処理(温度上昇抑制解除処理)を実行する。一方、ステップS140においてt≦tdでないならば、ステップS110に戻って、次の温度検出処理を実行する。なお、下降制御温度tdを上昇制御温度tuよりも数度低く設定しているのは、温度制御を安定に実行するためのヒステリシスを持たせるためである。
まず、t>tuとなっていた場合に実行する温度上昇抑制処理について説明する。
t>tuであった場合には、まず、ステップS150において、R,G,B信号の黒レベルをアップすることが可能であるか判断する。すなわち、上述した黒レベル調整部822R,822G,822Bにおいて、出力するR,G,B信号の黒レベルを、現在設定されている黒レベルよりも高い階調レベルにすることが可能であるか判断される。上述したように、設定可能な複数段階の黒レベル可変範囲の中で、黒レベルをアップすることが可能である場合には、ステップS152において、黒レベル制御部914を介して黒レベル調整部822R,822G,822Bを制御することにより、出力するR,G,B信号の黒レベルを1段階アップする処理を実行する。そして、ステップS110に戻って、次の温度検出を実行する。一方、黒レベルをアップすることが可能でない場合、すなわち、黒レベルとして設定可能な複数段階の階調レベルの可変範囲の中で、既に、最も高い階調レベルに設定しているため、黒レベルをこれ以上高い階調レベルにアップすることができない場合には、ステップS160に進み、次の判断処理を実行する。
ステップS160では、R,G,B用のライトバルブ400R,400G,400Bを冷却する冷却ファン940の風量をアップすることが可能であるか判断する。設定可能な複数段階の風量可変範囲の中で、風量をアップすることが可能である場合には、ステップS162において、ファン制御部916を介してファン駆動部950を制御することにより、冷却ファン940の風量を1段階アップする処理を実行する。そして、ステップS110に戻って、次の温度検出を実行する。一方、風量をアップすることが可能でない場合、すなわち、設定可能な複数段階の風量可変範囲の中で、既に、最も多い風量に設定しているため、これ以上風量をアップすることができない場合には、ステップS200に進み、次の判断処理を実行する。
ステップS170では、光源装置210から射出される光量をダウンすることが可能であるか判断する。設定可能な複数段階の光量可変範囲の中で、光量をダウンすることが可能である場合には、ステップS172において、ランプ制御部918を介してランプ駆動部960を制御することにより、光源装置210の光量を1段階ダウンする処理を実行する。そして、ステップS110に戻って、次の温度検出を実行する。一方、光量をダウンすることが可能でない場合、すなわち、設定可能な複数段階の光量可変範囲の中で、既に、最も少ない光量に設定しているため、これ以上光量をダウンすることができない場合には、そのままステップS110に戻って、次の温度検出を実行する。
次に、t≦tdとなっていた場合に実行する温度上昇抑制解除処理について説明する。
t≦tdであった場合には、まず、ステップS180において、光源装置210から射出される光量をアップすることが可能であるか判断する。温度上昇を抑制するために、設定可能な複数段階の光量可変範囲の中で、光量をダウンする処理が行われており、これを解除して光量をアップすることが可能である場合には、ステップS182において、光源装置210の光量を1段階アップする処理を実行する。そして、ステップS110に戻って、次の温度検出を実行する。一方、光量をアップすることが可能でない場合、すなわち、設定可能な複数段階の光量可変範囲の中で、既に、最も多い光量に設定しているため、これ以上光量をアップすることができない場合には、ステップS190に進み、次の判断処理を実行する。
ステップS190では、冷却ファン940の風量をダウンすることが可能であるか判断する。温度上昇を抑制するために、設定可能な複数段階の風量可変範囲の中で、風量をアップする処理が行われており、これを解除して風量をダウンすることが可能である場合には、ステップS192において、冷却ファン940の風量を1段階ダウンする処理を実行する。そして、ステップS110に戻って、次の温度検出を実行する。一方、風量をダウンすることが可能でない場合、すなわち、既に、設定可能な複数段階の風量可変範囲の中で、最も少ない風量に設定しているため、これ以上風量をダウンすることができない場合には、ステップS200に進み、次の判断処理を実行する。
ステップS200では、R,G,B信号の黒レベルをダウンすることが可能であるか判断する。温度上昇を抑制するために、設定可能な複数段階の黒レベル可変範囲の中で、黒レベルをアップする処理が行われており、これを解除して黒レベルをダウンすることが可能である場合には、ステップS202において、R,G,B信号の黒レベルを1段階ダウンする処理を実行する。そして、ステップS110に戻って、次の温度検出を実行する。一方、黒レベルをダウンすることが可能でない場合、すなわち、既に、設定可能な複数段階の黒レベル可変範囲の中で、最も低い黒レベルに設定しているため、これ以上黒レベルをダウンすることができない場合には、そのまま、ステップS110に戻って、次の温度検出を実行する。
以上の温度制御動作において、温度上昇抑制処理では、ライトバルブ400R,400G,400Bの近傍温度を検出し、検出温度tが上昇制御温度tuを越えた場合には、まず、R,G,B信号の黒レベルを、設定可能な複数段階の黒レベル可変範囲の中で順にアップさせて温度上昇を抑制する。そして、最も高い黒レベルまでアップさせても、まだ、温度が上昇する場合には、冷却ファン940の風量を、設定可能な複数段階の可変範囲の中で順にアップさせて温度上昇を抑制する。さらに、最も多い風量までアップさせても、まだ、温度が上昇する場合には、光源装置210の光量を、設定可能な複数段階の可変範囲の中で順にダウンさせて温度上昇を抑制する。また、温度上昇抑制解除処理では、検出温度tが下降制御温度td以下となった場合には、温度上昇を抑制するために黒レベルの調整、風量の調整、光量の調整の順で実行されていた温度上昇抑制処理を、逆の順番、すなわち、光量の調整解除、風量の調整解除、黒レベルの調整解除の順で解除する。これにより、ライトバルブ400R,400G,400Bの近傍温度が、あらかじめ設定されている温度(上昇制御温度tu)を越えないように制御することができ、これに応じて、ライトバルブ400R,400G,400Bそれぞれの射出側偏光板402Ro,402Go,402Boの温度上昇を抑制することができる。
以上説明したように、上記温度制御動作では、R,G,B信号の黒レベルを調整することにより、射出側偏光板で吸収される光量を実効的に減少させることができるので、ライトバルブの入射光の光量を減少させることなく、温度上昇を抑制することが可能となる。また、ライトバルブ、特に、射出側偏光板を冷却するための冷却ファンの風量を全体的に下げることが可能となる。これにより、冷却ファンの回転数を下げることができるので、発生する騒音を抑制することが可能である。また、ファンの小型化が可能である。
なお、R,G,B信号の黒レベルをアップさせると、これに応じてプロジェクタから投写される画像における黒レベルの輝度が高くなり、画像のコントラストを低下させることになる。
しかしながら、明るい部屋でプロジェクタが使用される場合においては、投写画像の黒レベルの実質的な輝度は、部屋の明るさに起因して高くなっている。このため、上記のように、R,G,B信号の黒レベルをアップさせることにより、投写される画像の黒レベルの輝度が高くなったとしても、実質的には何ら問題はないと考えられる。例えば、コントラスト比(白:黒)が1000:1のプロジェクタを、実質的なコントラスト比が20:1程度となるような明るい部屋で使用する場合には、R,G,B信号の黒レベルをアップさせて、プロジェクタのコントラスト比を50:1程度まで低下させたとしも、ほとんど影響はないと考えられる。
また、上記温度上昇抑制処理のように、黒レベルの調整、風量の調整、光源ランプの調整の順で温度上昇を抑制するようにすれば、より効果的に温度上昇を抑制することができ、温度上昇によって発生する射出側偏光板や液晶パネルの劣化を効果的に抑制して、装置の寿命を延ばすことが可能となる。
C.変形例:
なお、本発明は上記実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様にて実施することが可能である。
C1.変形例1:
図6は、変形例としての温度制御動作を示すフローチャートである。この温度制御動作は、図5に示した実施例の温度制御動作において、ステップS150、S160、S170の順番で実行される判断処理を、ステップS160、S150、S170の順番とし、また、ステップS180、S190、S200の順番で実行される判断処理を、ステップS180、S200、S190の順番とし、これらの順番の違いに応じて、ステップS152の黒レベルをアップする処理と、ステップS162の風量をアップする処理の順番を反対とし、また、ステップS192の風量をダウンする処理と、ステップS202の黒レベルをダウンする処理の順番を反対としている。
変形例の温度制御動作では、温度上昇抑制処理において、先に、風量をアップさせ、その後で黒レベルをアップさせいている。黒レベルをアップさせる場合、上記実施例で説明したように、コントラストの低下等により画質の低下が発生する場合がある。変形例の温度制御動作の場合には、黒レベルをアップして温度上昇を抑制する前に、ファンの風量をアップして温度上昇を抑制するので、投写画像の画質を優先する場合に都合がよい。
C2.変形例2:
上記実施例および変形例1では、黒レベル、風量、および、光量を調整することにより、温度制御を実行する場合を例に説明しているが、光量を除く、黒レベルおよび風量を調整することにより、温度制御を実行する構成としてもよい。
C3.変形例3:
上記実施例および変形例1では、あらかじめ設定された1つの温度制御動作に従って温度を制御する場合を例に説明しているが、入力操作部970を介して入力されるユーザの指示に従って、上記実施例の温度制御動作と、変形例1の温度制御動作のいずれかが実行されるようにしてもよい。
C4.変形例4:
上記実施例では、黒レベル、風量、および光量を変化させることにより温度を制御する場合を例に説明しているが、これに限定されるものではない。例えば、風量を除く、黒レベルおよび光量を調整して温度を制御する構成としてもよい。また、光量は除く、黒レベルおよび風量を調整して温度を制御する構成としてもよい。さらに、黒レベルのみを調整して温度を制御する構成としてもよい。すなわち、少なくとも、黒レベルを変化させる構成であればよい。
C5.変形例5:
上記実施例では、上昇制御温度tuはあらかじめ設定されており、例えば70℃に設定されているとして説明しているが、これに限定されるものではなく、種々の温度に設定可能である。
また、上記実施例では、下降制御温度tdは、上昇制御温度tuから数度低い値にあらかじめ設定されており、例えば、67℃に設定されているとして説明しているが、これに限定されるものではなく、上昇制御温度tuよりも低い種々の温度に設定可能であり、上昇制御温度tuとの関係で安定な温度制御が可能な温度であればよい。
また、上昇制御温度tuおよび下降制御温度tdを、入力操作部970を介して入力されるユーザの指示に従って、あらかじめ用意されている複数の候補の中から選択設定するようにしてもよく、また、ユーザが任意に設定するようにしてもよい。
C6.変形例6:
上記実施例では、黒レベルの可変範囲として、標準の階調レベルである0段から最高の階調レベルである4段までの5段階に変化可能である場合を例に説明しているが、これに限定されるものではなく、2段以上の種々の段数とすることができる。
C7.変形例7:
上記実施例では、黒レベル調整部822R,822G,822Bとして、ルックアップテールを用いた場合を例に説明しているが、これに限定されるものではない。例えば、R,G,B信号に、黒レベルとして設定すべき階調レベルに応じたオフセットを与えるとともに、ゲインを調整する回路を用いるようにしてもよい。また、黒レベルとして設定すべき階調レベルに応じて、R,G,B信号の最低レベルをクランプするクランプレベルを調整する回路を用いるようにしてもよい。
C8.変形例8:
上記実施例では、黒レベルの可変範囲があらかじめ設定されている場合を例に説明しているが、プロジェクタを使用する部屋の明るさに応じて、ユーザが入力操作部970を介して、あらかじめ用意されている複数の候補の中から選択設定するようにしてもよい。また、部屋の明るさを測定するセンサを備えて、測定した部屋の明るさに応じて黒レベルの可変範囲を自動的に設定することようにしてもよい。このようにすれば、部屋の明るさに応じて、投写画像の実質的なコントラストに影響しない最適な可変範囲で黒レベルを変化させることができる。
C9.変形例9:
上記実施例では、ランプ駆動部960を制御することにより、光源装置210から射出される光量を変化させて、ライトバルブ400R,400G,400Bの入射光を変化させる場合を例に説明しているが、これに限定されるものではなく、光源装置210から射出され、ライトバルブ400R,400G,400Bに入射する光の光路中に、通過する光量を制限する手段、例えば、ライトバルブを備えて、ライトバルブ400R,400G,400Bに入射する光量を変化させるようにしてもよい。すなわち、ライトバルブ400R,400G,400Bの入射光の光量を調整する手段(入射光量調整部)であれば、どのような構成であってもよい。
C10.変形例10:
上記実施例では、検出温度に基づいて黒レベルを調整する場合を例に説明しているが、これに限定するものではない。例えば、入力操作部970を介して入力されるユーザの指示に従って、検出温度に基づいて黒レベルを調整するか否かを設定できるようにしてもよい。また、入力操作部970を介して入力されるユーザの指示に従って、設定可能な黒レベルの可変範囲の中から、設定したい黒レベルを設定できるようにしてもよい。
本発明を適用したプロジェクタを示す説明図である。 図1の制御系700を示す説明図である。 R用の黒レベル調整部822RにおけるR信号の入出力特性を示している。 温度センサの配置位置について示す説明図である。 温度制御部912における温度制御動作を示すフローチャートである。 変形例としての温度制御動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1000...プロジェクタ
100...光学系
200...照明光学系
210...光源装置
260...偏光変換光学系
300...色光分離光学系
400R,400G,400B...ライトバルブ
401R,401G,401B...液晶パネル
402Ri,402Gi,302Bi...入射側偏光板
402Ro,402Go,402Bo...射出側偏光板
500...クロスダイクロイックプリズム
600...投写光学系
700...制御系
800...画像処理部
900...処理制御部
810...入力信号処理部
820...補正処理部
830R,830G,830B...ライトバルブ駆動部
822R,822G,822B...黒レベル調整部
910...制御部
912...温度制御部
914...黒レベル制御部
916...ファン制御部
918...ランプ制御部
920R,920G,920B...温度センサ
930...温度検出部
940...冷却ファン
950...ファン駆動部
960...ランプ駆動部
970...入力操作部
950...ファン駆動部

Claims (17)

  1. 与えられる画像信号に応じて、入射光を変調する液晶ライトバルブを有し、前記液晶ライトバルブから射出される変調光の表す画像を投写するプロジェクタにおいて、
    前記液晶ライトバルブは、前記液晶ライトバルブの光射出面側に設けられた射出側偏光板、を備え、
    前記プロジェクタは、
    前記画像信号の黒レベルを調整する黒レベル調整部と、
    前記射出側偏光板の温度を検出する温度検出部と、
    前記黒レベル調整部の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記射出側偏光板の温度上昇を抑制するために、前記温度検出部で検出される温度に基づいて、前記黒レベル調整部に対して前記画像信号の黒レベルを調整させることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項1記載のプロジェクタにおいて、
    前記液晶ライトバルブを冷却するための冷却ファン、を備え、
    前記制御部は、前記射出側偏光板の温度上昇を抑制するために、前記黒レベル調整部に対して前記画像信号の黒レベルを調整させる前に、前記温度検出部で検出される温度に基づいて、前記冷却ファンに対して前記冷却ファンの風量を調整させることを特徴とするプロジェクタ。
  3. 請求項1記載のプロジェクタにおいて、
    前記液晶ライトバルブを冷却するための冷却ファン、を備え、
    前記制御部は、前記射出側偏光板の温度上昇を抑制するために、前記黒レベル調整部に対して前記画像信号の黒レベルを調整させた後、さらに、前記温度検出部で検出される温度に基づいて、前記冷却ファンに対して前記冷却ファンの風量を調整させることを特徴とするプロジェクタ。
  4. 請求項1記載のプロジェクタにおいて、
    前記液晶ライトバルブを冷却するための冷却ファン、を備え、
    前記制御部は、ユーザの指示に従って、前記射出側偏光板の温度上昇を抑制するために、前記黒レベル調整部に対して前記画像信号の黒レベルを調整させる前に、前記温度検出部で検出される温度に基づいて、前記冷却ファンに対して前記冷却ファンの風量を調整させる第1の複数制御モードと、前記射出側偏光板の温度上昇を抑制するために、前記黒レベル調整部に対して前記画像信号の黒レベルを調整させた後、さらに、前記温度検出部で検出される温度に基づいて、前記冷却ファンに対して前記冷却ファンの風量を調整させる第2の複数制御モードのいずれで動作するかを決定することを特徴とするプロジェクタ。
  5. 請求項1または請求項2記載のプロジェクタにおいて、
    前記入射光の光量を調整する入射光量調整部、を備え、
    前記制御部は、前記射出側偏光板の温度上昇を抑制するために、前記黒レベル調整部に対して前記画像信号の黒レベルを調整させた後、さらに、前記温度検出部で検出される温度に基づいて、前記入射光量調整部に対して前記入射光の光量を調整させることを特徴とするプロジェクタ。
  6. 請求項3記載のプロジェクタにおいて、
    前記入射光の光量を調整する入射光量調整部、を備え、
    前記制御部は、前記射出側偏光板の温度上昇を抑制するために、前記黒レベル調整部に対して前記画像信号の黒レベルを調整させ、前記冷却ファンに対して前記冷却ファンの風量を調整させた後、さらに、前記温度検出部で検出される温度に基づいて、前記入射光量調整部に対して前記入射光の光量を調整させることを特徴とするプロジェクタ。
  7. 請求項4記載のプロジェクタにおいて、
    前記入射光の光量を調整する入射光量調整部、を備え、
    前記制御部は、前記第1または第2の複数制御モードで動作後、さらに、前記温度検出部で検出される温度に基づいて、前記入射光量調整部に対して前記入射光の光量を調整させることを特徴とするプロジェクタ。
  8. 与えられる画像信号に応じて、入射光を変調する液晶ライトバルブを有し、前記液晶ライトバルブから射出される変調光の表す画像を投写するプロジェクタにおいて、
    前記画像信号の黒レベルを標準の階調レベルに調整する第1のモードと、前記標準の階調レベルよりも高い階調レベルに調整する第2のモードとを有する黒レベル調整部と、
    前記黒レベル調整部を前記第1のモードまたは前記第2のモードで動作させる制御部と、を備えることを特徴とするプロジェクタ。
  9. 請求項8記載のプロジェクタにおいて、
    前記液晶ライトバルブは、前記液晶ライトバルブの光射出面側に設けられた射出側偏光板、を備え、
    前記プロジェクタは、前記射出側偏光板の温度を検出する温度検出部、を備え、
    前記制御部は、前記温度検出部で検出した温度に基づいて、前記黒レベル調整部を前記第1のモードと前記第2のモードのいずれで動作させるか決定することを特徴とするプロジェクタ。
  10. 請求項8記載のプロジェクタにおいて、
    前記液晶ライトバルブは、前記液晶ライトバルブの光射出面側に設けられた射出側偏光板、を備え、
    前記プロジェクタは、前記射出側偏光板の温度を検出する温度検出部、を備え、
    前記制御部は、前記黒レベル調整部を前記第2のモードで動作させる場合において、さらに、前記画像信号の黒レベルを、前記温度検出部で検出した温度に基づいて、前記標準の階調レベルよりも高い複数の階調レベルに調整するように動作させることを特徴とするプロジェクタ。
  11. 請求項9または請求項10記載のプロジェクタにおいて、
    前記液晶ライトバルブを冷却するための冷却ファン、を備え、
    前記制御部は、前記黒レベル調整部を前記第2のモードで動作させる前に、前記温度検出部で検出した温度に基づいて、前記冷却ファンに対して前記冷却ファンの風量を調整させることを特徴とするプロジェクタ。
  12. 請求項9または請求項10記載のプロジェクタにおいて、
    前記液晶ライトバルブを冷却するための冷却ファン、を備え、
    前記制御部は、前記黒レベル調整部を前記第2のモードで動作させた後、さらに、前記温度検出部で検出した温度に基づいて、前記冷却ファンに対して前記冷却ファンの風量を調整させることを特徴とするプロジェクタ。
  13. 請求項9または請求項10記載のプロジェクタにおいて、
    前記液晶ライトバルブを冷却するための冷却ファン、を備え、
    前記制御部は、ユーザの指示に従って、前記黒レベル調整部を前記第2のモードで動作させる前に、前記温度検出部で検出した温度に基づいて、前記冷却ファンに対して前記冷却ファンの風量を調整させる第1の複数制御モードと、前記黒レベル調整部を前記第2のモードで動作させた後、さらに、前記温度検出部で検出した温度に基づいて、前記冷却ファンに対して前記冷却ファンの風量を調整させる第2の複数制御モードのいずれで動作させるか決定することを特徴とするプロジェクタ。
  14. 請求項9ないし請求項11のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記入射光の光量を調整する入射光量調整部、を備え、
    前記制御部は、前記黒レベル調整部を前記第2のモードで動作させた後、さらに、前記温度検出部で検出される温度に基づいて、前記入射光量調整部に対して前記入射光の光量を調整させることを特徴とするプロジェクタ。
  15. 請求項12記載のプロジェクタにおいて、
    前記入射光の光量を調整する入射光量調整部、を備え、
    前記制御部は、前記黒レベル調整部を前記第2のモードで動作させ、前記冷却ファンの風量を調整させた後、さらに、前記温度検出部で検出される温度に基づいて、前記入射光量調整部に対して前記入射光の光量を調整させることを特徴とするプロジェクタ。
  16. 請求項13記載のプロジェクタにおいて、
    前記入射光の光量を調整する入射光量調整部、を備え、
    前記制御部は、前記第1または第2の複数制御モードで動作後、さらに、前記温度検出部で検出される温度に基づいて、前記入射光量調整部に対して前記入射光の光量を調整させることを特徴とするプロジェクタ。
  17. 請求項8記載のプロジェクタにおいて、
    前記制御部は、ユーザの指示に従って、前記黒レベル調整部を前記第1のモードと前記第2のモードのいずれで動作させるかを決定することを特徴とするプロジェクタ。
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