JP2005274632A - 液晶モジュール及びそれを備えた液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液晶モジュールの薄型化を実現するとともに強度的にも優れた構造とし、補強テープ等を用いずにドライバICのクラックを防止できる液晶モジュール及びそれを備えた液晶表示装置を提供する。
【解決手段】表フレームのドライバIC4に対向する辺1bにはエンボス部14が設けられている。エンボス部14は、凹部14aと凸部14bとにより断面が略W字状に形成されており、凹部14aによって液晶パネルの額縁部3bを押圧固定する。エンボス部14により表フレームの辺1bは長手方向と直交する方向の強度が増加するため、表フレーム及び液晶パネルの撓みを低減してドライバIC4のクラック発生を効果的に防止する。また、材質を厚く、或いは幅広にすることなく表フレームを補強できるため、液晶モジュールの薄型化、軽量化及び狭額縁化も実現する。
【選択図】図2

Description

本発明は、液晶モジュール及びそれを備えた液晶表示装置に関し、特に液晶モジュールに搭載されるドライバICの破損防止に関するものである。
近年、ディスプレイ装置として従来使用されてきたブラウン管(Cathode Ray Tube)に代わり、いわゆるフラットパネルディスプレイが主流となって市場を拡大しつつある。中でも、液晶表示装置(Liquid Crystal Display)は、薄型、軽量、低消費電力、高精細を特徴としており、テレビやパソコン、デジタルカメラ、携帯電話等の広い分野に用いられている。
液晶表示装置は、対向する一対の電極基板の間に液晶を封入した液晶パネル及び偏光板から成る液晶モジュールと、液晶モジュールを裏面から照明するバックライト装置と、液晶モジュールの駆動に用いられる各種の回路基板とから構成される。このような液晶表示装置においては、液晶モジュールの更なる狭額縁化、薄型化の要求に伴い、液晶表示装置の各部品も薄型化されることとなる。
そのため、液晶モジュールを構成する各部品の強度低下を招き、振動や落下等の衝撃により液晶モジュール内部の各部品で撓みや破損が発生する原因となる。特に、液晶パネルの周辺部に搭載されるドライバICは、外力により液晶パネルが撓んだ場合でも液晶パネルに追従して撓みにくいため、液晶モジュールに荷重が加えられた場合にクラックが発生しやすい。
そこで、振動や落下等によるドライバICのクラック発生を防止する方法が種々提案されており、特許文献1には、液晶パネルと回路基板との間にパネル枠を設けることにより、組み立て時における液晶パネルの位置決めを容易にするとともに、表フレームとパネル枠との間に液晶パネルを挟持して液晶パネル及び表示装置内部の各部品を衝撃等の外力から保護する方法が開示されている。しかしながら、特許文献1の方法では、液晶パネルの裏面全体にパネル枠を設ける必要があるため、液晶表示装置の薄型化の面で支障となる。
また、図9に示すように、液晶パネルと表フレームの隙間に補強テープを配設し、補強テープを介して液晶パネルを押さえることにより、ドライバIC等の表示装置内部の各部品を保護する方法も実用化されている。
図9において、1は表フレームであり、鉄、アルミニウム、ステンレス等の金属やABS樹脂、ポリカーボネート等の硬質樹脂で形成されている。表フレーム1は裏ケース2と組み合わされて液晶モジュールの筐体を構成する。表フレーム1と裏ケース2の対応箇所には、嵌合爪及び嵌合孔、或いはビス穴(いずれも図示せず)等の固定手段が設けられており、裏ケース2内に収納された液晶モジュールの各構成部品を適度の圧力で挟み込んで裏ケース2から離脱しないように支持するとともに、振動や落下等の衝撃から各構成部品を保護する。表フレーム1は額縁状に形成されており、中央の窓部1aから後述する液晶パネル3の液晶表示部3aが露出する。
液晶パネル3は、図示しないTFT基板、液晶及びカラーフィルタ基板により構成される。この液晶パネル3は、所望の映像を表示する液晶表示部3aと、液晶表示部3aの周囲の額縁部3bとから成り、額縁部3bの一辺には液晶パネル3を駆動制御するドライバIC4が2つ設けられている。5は屈曲性のある回路基板FPC(Flexible Printed Circuit)であり、ポリエステル(PET)等のフィルム上に印刷又はエッチング等により回路を形成したものである。このFPC5を介して液晶パネル3を制御する制御信号がドライバIC4に送信される。
6は液晶パネル3を支持する樹脂フレームである。液晶パネル3と樹脂フレーム6の間には両面粘着性の液晶パネル固定用テープ7が設けられており、液晶パネル3と樹脂フレーム6を一体に固定している。樹脂フレーム6を挟んで液晶パネル3と反対側には、反射シート8、導光板9、拡散シート10及び2枚の集光シート11a、11bが、この順に裏ケース2の底面に積層されている。
反射シート8は高い反射率を有しており、後述する導光板9からの光を液晶パネル3の方向に効率良く反射する。導光板9は反射シート8の上面に積層されるくさび型又は平行平板型のプレートであり、図示しないランプリフレクタで発生した線光源形態の光学分布を有する光の光路を変更するとともに、面光源形態の光学分布を有する光に変換する。
導光板9の上面には、光学シートを構成する拡散シート10及び二枚の集光シート11a、11bが積層されている。拡散シート10及び集光シート11a、11bは導光板9により導光された光の輝度分布を均一にする。なお、この例では一枚の拡散シート10及び二枚の集光シート11a、11bにより光学シートを構成しているが、光学シートの枚数及び構成は目的及び用途に応じて適宜設定することができる。
13は液晶パネル3に設けられたドライバIC4を保護する補強テープである。補強テープ13は弾性率の高い材料により細長状に形成され、ドライバIC4が設けられた液晶パネル3の一辺に沿って配置されている。補強テープ13の中央部の2箇所にはドライバIC4が挿入される挿入穴13aが設けられている。
図10は、図9に示した液晶モジュールのドライバIC付近の断面図(図9のA−A′断面)である。同図に示すように、ドライバIC4よりも厚みのある補強テープ13を液晶パネル3と表フレーム1との間に介在させることにより、表フレーム1とドライバIC4が接触しないため、衝撃等により表フレーム1に撓みが発生した場合にドライバIC4に加わる負荷を低減し、ドライバIC4のクラック発生を防止する。
しかしながら、補強テープを用いる方法では表フレームの撓みによるドライバICのクラックは防止できるものの、表フレームの薄型化に伴い、外力による表フレームの撓みも増加し、ひいては液晶パネルの撓みも増加することとなる。そのため、液晶パネルの撓みによるドライバICのクラックを防止するには、表フレームの剛性を強化して液晶パネルの撓みを抑制する構造が必要となる。
また、表フレームと液晶パネルの間に補強テープが介在するため、表フレームにより液晶パネルを十分な圧力で固定できないという問題点もあった。さらに液晶モジュールの大型化による画素数の増加に伴い、ドライバICを液晶パネルの複数の辺に実装する場合、補強テープもドライバICに合わせて複数の辺に配設する必要があるため、組み立て工程が繁雑となる上、部品点数も増加してコスト面でも不利となる。
表フレームの剛性を強化する方法としては、特許文献2において、液晶表示装置の表フレームに、裏面に弾性部材を貼り付けた絞り補強構造を施し、液晶パネルの圧接部を弾性部材の角部で押さえて固定する方法が開示されている。しかしながら、絞り補強構造により表フレームの強度は増加するものの、弾性部材の角部で液晶パネルを押圧固定するため、液晶パネルとの接触面積が少なく確実な固定が困難である。さらに、弾性部材が別途必要となるため、複数のドライバICを実装する場合、補強テープを用いる方法と同様に組み立て工程数や部品点数も増加してしまう。
実開平1−149616号公報 特開平10−254377号公報
本発明は上記問題点に鑑み、液晶モジュールの薄型化を実現するとともに強度的にも優れた構造とし、別途補強テープ等を用いずに液晶モジュールに搭載されるドライバICのクラックを防止できる液晶モジュール及びそれを備えた液晶表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、液晶表示部と、該液晶表示部の周囲に設けられた額縁部とから成る液晶パネルと、前記額縁部の少なくとも一辺に実装され前記液晶パネルを駆動制御するドライバICと、前記液晶パネルを収納する裏ケースと、前記額縁部を押圧して前記液晶パネルを前記裏ケースとの間に挟持する額縁状の表フレームと、を備えた液晶モジュールにおいて、前記表フレームの上面の周方向に沿って、前記額縁部の前記ドライバIC周辺部を押圧する断面凹状のエンボス部が形成されていることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の液晶モジュールにおいて、前記エンボス部は、凹部内にさらに凸部を有する断面略W字状に形成されており、前記凸部の内側に前記ドライバICが収納されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の液晶モジュールにおいて、前記エンボス部は前記ドライバICよりも大きく形成されており、前記エンボス部の底面に前記ドライバICが貫通する開口部が設けられたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の液晶モジュールにおいて、前記表フレームと前記ドライバICとの間に隙間を設けたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の液晶モジュールが搭載された液晶表示装置である。
本発明の第1の構成によれば、液晶モジュールの表フレーム上面に周方向に沿って断面凹状のエンボス部を設け、ドライバIC周辺部をエンボス部の凹部で押圧することにより、ドライバIC部分の表フレームの強度を増加させ、且つ液晶パネルを確実に押さえることができ、表フレーム及び液晶パネルの撓みを低減してドライバICのクラック発生を防止する。さらに表フレームの材質を厚くしたり、幅広に形成したりする必要がないため液晶モジュールの薄型化、軽量化、狭額縁化が可能となる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の液晶モジュールにおいて、凹部内にさらに凸部を設けてエンボス部を断面略W字状に形成し、凹部により額縁部の表面を押圧固定するとともに、凸部内にドライバICが収納されることにより、表フレームの剛性がより向上するとともに液晶パネルの固定強度も向上し、補強テープ等を用いずにドライバICのクラックをより効果的に防止可能となる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1の構成の液晶モジュールにおいて、エンボス部底面にドライバICが貫通する開口部を設けたことにより、表フレームの強度を増加しながら液晶パネルの押さえ効果も向上させることができ、表フレームの軽量化にも貢献する。さらに、ドライバICに表フレームの撓みが伝わりにくいため、ドライバICのクラック発生を効果的に防止する。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第1乃至第3のいずれかの構成の液晶モジュールにおいて、表フレームとドライバICとの間に隙間を設けたことにより、ドライバICに直接表フレームが接触しないため、衝撃等の外力により表フレームに撓みが発生した場合にドライバICに表フレームの撓みが直接伝わらず、ドライバICのクラック発生を一層効果的に防止する。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第1乃至第4のいずれかの構成の液晶モジュールを液晶表示装置に搭載したので、ドライバICのクラック発生を抑制し、衝撃等の外力に強く且つ薄型化、軽量化の要望にも応えた、優れた液晶表示装置を提供する。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の第1実施形態の液晶モジュールに用いられる表フレームの斜視図である。従来例の図9と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態においては、表フレーム1の四辺のうち、ドライバIC4が設けられている液晶パネル3の額縁部3b(図9参照)に対向する辺1bの長手方向に沿って細長状のエンボス部14が2箇所設けられている。
図2は第1実施形態の液晶モジュールにおけるドライバIC付近の構造を示す概略断面図である。従来例の図10と共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。同図において、表フレーム1のエンボス部14は、凹部14aと、その中央に形成された凸部14bとにより断面が略W字状に形成されており、凹部14aによって液晶パネル3の額縁部3bを押圧固定している。
エンボス部14を設けることにより、表フレーム1の辺1bは長手方向と直交する方向(図2の上下方向)の強度が増加する。そのため、表フレーム1の撓み及びそれに追従する液晶パネル3の撓みを低減してドライバIC4のクラック発生を効果的に防止することができる。また、表フレーム1の材質を厚く若しくは幅広にすることなく強度を増強できるため、液晶モジュールの薄型化、軽量化、及び狭額縁化も同時に実現する。このエンボス部14は、例えば液晶モジュールの組み立て前に、表フレーム1の辺1bをプレスにより絞り加工して設けられる。
図3は、図2におけるエンボス部14の拡大平面図及び断面図である。同図に示すように、エンボス部14はドライバIC4に重なるように、且つドライバIC4よりも大きく形成されており、凹部14aの中央に凸部14bが突出する構造となっている。凹部14aはドライバIC4周辺の額縁部3bの表面を押圧するとともに、ドライバIC4は凸部14b内に収納される。
この構成により、表フレーム1の上下方向の撓みを低減するとともに、液晶パネル3の額縁部3bを凹部14aにより確実に押さえることができる。なお、表フレーム1により液晶パネル3を確実に押さえて固定し、さらにドライバIC4に外力による負荷をかけないようにするためには、凹部14bの深さはドライバIC4の高さと同等若しくはそれ以上に設計しておく必要がある。
また、本実施形態においてはドライバIC4の周囲全体に凹部14aを設けているが、例えば図4(a)に示すように、ドライバIC4の長手方向に沿って溝状の凹部14aを2箇所並行して設けてエンボス部14とし、凹部14aの間を凸部14bとしてドライバIC4を収納しても同様の効果が期待できる。
この場合、凹部14aの長さをドライバIC4の長手方向の大きさより短くすることも可能である。しかし、表フレーム1の上下方向の撓みを効果的に抑制するためには、エンボス部14を表フレーム1の周方向に沿ってある程度の長さに形成する必要がある。そのため、凹部14aをドライバIC4の長手方向の大きさと同等以上の長さとすることが好ましい。
本実施形態では、額縁部3bの一辺に2つのドライバIC4が搭載されているため、エンボス部14も対応する表フレーム1の2箇所に設けることとしたが、図4(b)に示すように2つのドライバIC4を覆うようにエンボス部14を1箇所に設けてもよい。また、ドライバIC4が額縁部3bの複数の辺に搭載されている場合は、それに合わせてエンボス部14を表フレーム1の複数の辺に複数箇所設けることができる。
図5は、本発明の第2実施形態に係る液晶モジュールのドライバIC付近の構造を示す概略断面図である。図2と共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。本実施形態においては、凹部14aがドライバIC4の片側のみに形成されており、凹部14aによって額縁部3bのドライバICの外側を押圧固定している。即ち、エンボス部14として、図4(a)に示した溝状の凹部14aをドライバIC4の外側(図の左側)に1箇所設けた構成となっている。
本実施形態においても第1実施形態と同様に、凹部14aによって表フレーム1の撓み及びそれに追従する液晶パネル3の撓みを低減してドライバIC4のクラックを防止することができる。なお、この例においては凹部14aをドライバIC4の外側に設けているが、ドライバIC4の内側に設けても同様の効果が期待できる。
図6は、本発明の第3実施形態に係る液晶モジュールのドライバIC付近の構造を示す概略断面図である。図2と共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。本実施形態においては、エンボス部14の凸部14bとドライバIC4の上面及び側面との間に所定の隙間d、eが設けられている。この構成とすることにより、表フレーム1の上下、左右方向に加えられた負荷が直接ドライバIC4に伝達されないため、第1実施形態に比べドライバIC4のクラックの発生をより効果的に低減することができる。
隙間d、eの大きさは特に制限はないが、隙間d、eが狭すぎる場合は表フレーム1に大きな負荷が加えられた場合に凸部14bとドライバIC4が接触するおそれがあり、逆に広すぎる場合は辺1bの厚み及び幅が大きくなって液晶モジュールの薄型化、狭額縁化の妨げとなる。そのため、液晶モジュールの大きさにもよるが、隙間d、eは0.1〜数mm程度とするのが好ましい。
図7は、本発明の第4実施形態の液晶モジュールに用いられる表フレームの斜視図である。図1と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態においては、第1、第3実施形態の凸部14bに当たる部分に開口部15が設けられており、表フレーム1が液晶パネル3に組み付けられた際にドライバIC4が開口部15より外部に露出する構成となっている。
図8は、第4実施形態の液晶モジュールにおけるドライバIC付近の構造を示す概略断面図である。図2及び図5と共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。同図において、表フレーム1は、エンボス部14の凹部14aによってドライバIC4の両側の額縁部3bを押圧し、液晶パネル3を固定している。凹部14aの底面にはドライバIC4の長手方向(図の紙面方向)に沿って開口部15が形成され、ドライバIC4が開口部15を貫通して外部に突出している。
開口部15の端縁15aとドライバIC4との間には所定の間隔fが設けられており、表フレーム1とドライバIC4とが直接接触しない構成となっている。間隔fを設けない構成とすることもできるが、間隔fを設けた場合、第3実施形態と同様に、表フレーム1に加えられた負荷が直接ドライバIC4に伝達されないため、ドライバIC4のクラック発生をより効果的に防止可能となる。なお、間隔fについても第3実施形態の隙間d、eと同様に0.1〜数mm程度とするのが好ましい。
また、液晶モジュールは通常、液晶表示装置に搭載される際、液晶表示部を除いて液晶表示装置の筐体内に収納される。従って、ドライバIC4も液晶表示装置の筐体により保護されるため、ドライバIC4が表フレーム1の上面より露出していても破損や汚れのおそれはない。
上記各実施形態で説明した液晶モジュールを、バックライト装置と共に液晶テレビやパソコン、デジタルカメラ等の筐体内に搭載することにより、液晶モジュールの厚さや額縁部の幅を増加することなく、振動や落下等の衝撃によってもドライバICが破損しにくい液晶表示装置を提供でき、近年要望の強い液晶表示装置を備えた各製品の薄型化、軽量化、及び大画面化にも貢献する。
なお、上記の各実施形態は液晶モジュールの用途及び目的等に応じて適宜組み合わせて使用できるのはもちろんである。
本発明は、液晶表示部と、該液晶表示部の周囲に設けられた額縁部とから成る液晶パネルと、額縁部の少なくとも一辺に実装され液晶パネルを駆動制御するドライバICと、液晶パネルを収納する裏ケースと、額縁部を押圧して液晶パネルを裏ケースとの間に挟持する額縁状の表フレームと、を備えた液晶モジュールにおいて、表フレームの上面の周方向に沿って、額縁部のドライバIC周辺部を押圧する断面凹状のエンボス部が形成されていることとする。これにより、材質を厚く若しくは幅広にすることなくドライバIC部分の表フレーム強度を増加させることができ、表フレーム及び液晶パネルの撓みを低減してドライバICのクラック発生を防止可能となるため、外部からの衝撃等に強く、軽量且つ薄型で液晶表示部の大きい液晶モジュールを提供することができる。
また、エンボス部を凹部とその内部の凸部とにより断面を略W字状に形成し、凹部により額縁部を押圧固定するとともに、凸部内にドライバICが収納されることとしたので、表フレームの剛性がより強化されるとともに液晶パネルの固定強度も向上し、ドライバICのクラックをより効果的に防止する。
また、ドライバICのクラック発生をより一層防止するためには、表フレームをドライバICと接触させない方が好ましいが、エンボス部の凸部とドライバICとの間に隙間を設けたり、エンボス部内にドライバICが貫通する開口部を設けたりすることにより、表フレームに加えられた外力が直接ドライバICに伝達されず、クラックの発生を一層効果的に防止する。
また、本発明の液晶モジュールを搭載することにより、ドライバICのクラック発生を抑制し、衝撃等の外力に強い優れた液晶表示装置を提供するとともに、装置の薄型化、軽量化にも貢献する。
は、本発明の第1実施形態の液晶モジュールに用いる表フレームの斜視図である。 は、第1実施形態の液晶モジュールにおけるドライバIC付近の部分断面図である。 は、エンボス部の拡大平面図及び断面図である。 は、エンボス部の他の構成を示す拡大平面図及び断面図である。 は、本発明の第2実施形態の液晶モジュールにおけるドライバIC付近の部分断面図である。 は、本発明の第3実施形態の液晶モジュールにおけるドライバIC付近の部分断面図である。 は、本発明の第4実施形態の液晶モジュールに用いる表フレームの斜視図である。 は、第4実施形態の液晶モジュールにおけるドライバIC付近の部分断面図である。 は、従来の液晶モジュールの構成を示す分解斜視図である。 は、従来の液晶モジュールにおけるドライバIC付近の部分断面図である。
符号の説明
1 表フレーム
2 裏ケース
3 液晶パネル
3a 液晶表示部
3b 額縁部
4 ドライバIC
5 FPC
6 樹脂フレーム
9 導光板
10 拡散シート
11a、11b 集光シート
13 補強テープ
14 エンボス部
14a 凹部
14b 凸部
15 開口部

Claims (5)

  1. 液晶表示部と、該液晶表示部の周囲に設けられた額縁部とから成る液晶パネルと、前記額縁部の少なくとも一辺に実装され前記液晶パネルを駆動制御するドライバICと、前記液晶パネルを収納する裏ケースと、前記額縁部を押圧して前記液晶パネルを前記裏ケースとの間に挟持する額縁状の表フレームと、を備えた液晶モジュールにおいて、
    前記表フレームの上面の周方向に沿って、前記額縁部の前記ドライバIC周辺部を押圧する断面凹状のエンボス部が形成されていることを特徴とする液晶モジュール。
  2. 前記エンボス部は、凹部内にさらに凸部を有する断面略W字状に形成されており、前記凸部の内側に前記ドライバICが収納されることを特徴とする請求項1に記載の液晶モジュール。
  3. 前記エンボス部は前記ドライバICよりも大きく形成されており、前記エンボス部の底面に前記ドライバICが貫通する開口部が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の液晶モジュール。
  4. 前記表フレームと前記ドライバICとの間に隙間を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の液晶モジュール。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の液晶モジュールを搭載した液晶表示装置。
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