JP2005273869A - 自動変速制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エンジン負荷が比較的高い状態における変速操作の繰り返しを防止できる自動変速制御装置を提供する。
【解決手段】 変速機3の各ギア段毎に、燃料消費率と、現在の運転状態を維持するために必要な必要最低トルクとを決定し、必要最低トルクがエンジンの最大トルク以下であるギア段の中で最も燃料消費率の低いギア段を目標ギア段として選定し、変速機をその目標ギア段に変速する変速制御手段9と、現在のギア段における必要最低トルクが第一所定値(設定値1)よりも大きいときに、変速制御手段9による変速を禁止する変速禁止手段9とを備えたものである。
【選択図】 図2

Description

本発明は、変速機を車両が失速しない範囲で最も低燃費で走行可能なギア段へと自動変速する自動変速制御装置に関するものである。
変速機を自動的に変速する自動変速制御装置において、変速機のギア段を、車両が失速しない範囲で最も低燃費で走行可能なギア段へと変速する低燃費モードと称される変速制御を実行するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この変速制御の概略を図5を用いて説明する。
図中横軸がエンジン回転速度であり、縦軸が正味平均有効圧力Pme(エンジントルクに相当)である。図中実線Aで示す線図はエンジンの等燃費線図であり、同一ライン上であれば燃料消費率SFCが同じであることを意味している。また、この等燃費線図Aにおいて、内側のラインに近づくほど燃料消費率が低く、逆に外側のラインに近づくほど燃料消費率が高くなる。点線Bで示すラインは、エンジンの最大トルク線図である。
低燃費モードでは、車両の運転状態に基づいて、現在の運転状態を維持するために最低限必要な馬力(つまり現在の状態で定常走行するために必要な出力)を決定し、その等馬力線図Cを作成する。定常走行に必要な馬力は、走行条件(路面の勾配など)やアクセル開度、つまりエンジン負荷に応じて変化する。
今、変速機のギア段がN段で、エンジン回転速度がR(N)で走行しているとする。すると、まず、現ギア段Nで現在の運転状態を維持するために最低限必要となる必要最低トルクT(N)が算出され、その必要最低トルクT(N)とエンジン回転速度R(N)とに基づいて等馬力線図Cが作成される。なお、図5において、エンジン回転速度R及びエンジントルクTの括弧内の記号は対応するギア段を示している。
次に、現在のエンジン回転速度R(N)と変速機の各ギア段のギア比とに基づいて、変速機の各ギア段毎に変速後の仮想エンジン回転速度を決定し、その仮想エンジン回転速度と等馬力線図Cとに基づいて、各ギア段毎に、変速後現在の運転状態を維持するために必要となる必要最低トルクを決定する。つまり、図5において、変速機を現ギア段Nから1段シフトアップした後の仮想エンジン回転速度がR(N+1)であり、N+1段で現在の運転状態を維持するために必要なトルクはT(N+1)である。また、変速機を現ギア段Nから2段シフトアップした後の仮想エンジン回転速度がR(N+2)であり、N+2段で現在の運転状態を維持するために必要なトルクはT(N+2)である。なお、図中では、現ギア段N〜N+2段までしか示されていないが、変速機の全てのギア段に対して変速後の仮想エンジン回転速度Rと必要最低トルクTとが決定される。そして、その仮想エンジン回転速度R及び必要最低トルクTと等燃費線図Aとに基づいて、変速機の各ギア段毎に燃料消費率が決定される。
次に、変速後の必要最低トルクTが、エンジンの最大トルク線図B以下であるギア段のみを選択可能なギア段として決定する。これは、変速後の必要最低トルクTがエンジンの最大トルクBよりも大きければ、変速後に車両が失速してしまうからである。そして、選択可能なギア段のなかで、最も燃料消費率の低いギア段を目標ギア段として選定し、変速機をその目標ギア段へ変速する。
図5の例では、選択可能なギア段として、現ギア段Nと、現ギアよりも一つ高いギア段N+1が決定され、両者の燃料消費率が比較される。ここでは、現ギア段NよりもN+1段の方が燃料消費率が低いので、変速機がN+1段にシフトアップされることになる。
実開昭60−67243号公報 特許第2846754号公報
しかしながら、この変速制御では車両が登坂路を走行しているときなど、エンジン負荷が比較的高いときに、変速機のシフトアップとシフトダウンとが交互に繰り返し行われてしまう場合があった。
この理由を図6を用いて説明する。
図のラインC1は車両が平坦路を走行しているときの等馬力線図であり、ラインC2は登坂路を走行しているときの等馬力線図である。登坂路を走行しているときはエンジン負荷が高く必要最低トルクが大きいので、ラインC2はラインC1よりも上方に位置する。
ここで、図に示すような運転状態では、平坦路走行時(ラインC1)、登坂路走行時(ラインC2)共に、ほぼ同じエンジン回転速度で変速機がシフトアップされることになる。つまり、ラインC1の運転状態、ラインC2の運転状態共に、現在ギア段よりも現在ギア段+1段の方が燃料消費率が低く、かつ現在ギア段+1段での必要最低トルクT(現+1)がエンジンの最大トルクB以下であるので、目標ギア段として現在ギア段+1段が選択され、変速機が1段シフトアップされる。
しかしながら、登坂路走行時(ラインC2)は必要最低トルクが大きいため、シフトアップ後の余裕駆動力(最大トルクBと必要最低トルクT(現+1)との差)が、平坦路走行時よりも小さくなる。図例では、変速後の必要最低トルクT(現+1)と最大トルクBとがほぼ等しく、余裕駆動力はほぼゼロである。
この状態でシフトアップを行うと、シフトアップ操作(クラッチ断→ギヤ抜き→ギアイン→クラッチ接)を行っている間、およびシフトアップ後エンジンが最大トルクを出力するまでの間に車両が失速して、図に矢印で示すようにエンジン回転速度が若干低下してしまう場合がある。
こうなると、エンジン回転速度の低下に伴ってエンジンの最大トルクが低くなり、図示するように、シフトアップ後の必要最低トルクT(現+1)が最大トルクBを上回ってしまう場合がある。この現象は、図のようにシフトアップ後のエンジン回転速度が、エンジンの最大トルク線図Bが右上がりとなる領域に位置した場合に生じる。このように、シフトアップ後に必要最低トルクT(現+1)が最大トルクBを上回ると、現在ギア段(シフトアップ後のギア段)が選択可能なギア段から除かれるため、変速機が1段シフトダウンされる(元のギア段に戻る)。そして、変速機がシフトダウンされた後エンジン回転速度が上昇すると変速機が再度1段シフトアップされることになる。
このように、エンジン負荷が比較的高い状態(走行抵抗が大きい状態)でシフトアップを実行すると、シフトアップ後すぐに必要最低トルクが最大トルクを上回りシフトダウンが実行されるといった事態が生じる。この結果、シフトアップとシフトダウンとが交互に繰り返されることになり、車両がいつまでたっても加速できないという問題が生じる。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、車両が失速しない範囲で最も低燃費で走行可能なギア段へと自動変速する自動変速制御装置であって、エンジン負荷が比較的高い状態における変速操作の繰り返しを防止できる自動変速制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、変速機の各ギア段毎に、燃料消費率と、現在の運転状態を維持するために必要な必要最低トルクとを決定し、必要最低トルクがエンジンの最大トルク以下であるギア段の中で最も燃料消費率の低いギア段を目標ギア段として選定し、変速機をその目標ギア段に変速する変速制御手段と、現在のギア段における上記必要最低トルクが第一所定値よりも大きいときに、上記変速制御手段による変速を禁止する変速禁止手段とを備えたものである。
ここで、上記変速禁止手段は、変速制御手段による変速を禁止した後、エンジン回転速度が第二所定値よりも大きくなったときに変速禁止を解除しても良い。
また、上記変速禁止手段は、変速制御手段による変速を禁止した後、現在のギア段における上記必要最低トルクが上記第一所定値以下である第三所定値よりも小さくなったときに変速禁止を解除しても良い。
本発明によれば、必要最低トルクが第一所定値以上であるとき、つまり、エンジン負荷が所定値よりも高い状態では変速機のシフトアップが禁止されるため、変速操作の繰り返しを防止できる。
以下、本発明の好適な一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1は、本実施形態に係る車両の自動変速制御装置の概略図である。
本実施形態の自動変速制御装置はディーゼルエンジン1にクラッチ2を介して連結された多段変速機3(ここでは前進12段変速機)を自動変速制御するものである。
エンジン1はエンジン制御手段(ECU)6によって制御される。ECU6は基本的には、エンジン1の回転速度を検出するエンジン回転センサ7と、アクセルペダル5の開度を検出するアクセル開度センサ8との出力からエンジンの運転状態(エンジン回転速度及びエンジン負荷)を読取り、そのエンジン運転状態に基づいてエンジン1の燃料噴射時期及び燃料噴射量(エンジン出力)等を制御する。
クラッチ2及び変速機3は、TMCU(変速制御手段)9によって自動制御される。ECU6とTMCU9とは互いにバスケーブル等を介して接続され、相互に連絡可能となっている。
クラッチ2にはクラッチアクチュエータ10が設けられ、TMCU9はこのクラッチアクチュエータ10に信号を出力し、クラッチアクチュエータ10を介してクラッチ2を断接制御する。なお、本実施形態では、クラッチ2はクラッチペダル11によるマニュアル断接も可能となっている。クラッチ2には、クラッチプレート(図示せず)の位置を検出するためのクラッチストロークセンサ14が設けられ、クラッチストロークセンサ14の検出値はECU6及びTMCU9に送信される。
また、変速機3にはギアシフトユニット(GSU)12が設けられ、TMCU9はこのGSU12に信号を出力し、GSU12を介して変速機3を変速する。変速機3には、そのギアポジションを検出するためのギアポジションセンサ23が設けられ、ギアポジションセンサ23の検出値はTMCU9に送信される。また、変速機3には、そのアウトプットシャフト(図示せず)の回転速度を検出するためのアウトプットシャフトセンサ28が設けられ、アウトプットシャフトセンサ28の検出値はTMCU9に送信される。
変速機3を変速する際には、TMCU9はまずクラッチアクチュエータ10に信号を出力してクラッチ2を断し、次いでGSU12に信号を出力して変速機3のギア抜き・ギアインを実行し、その後クラッチ2を接続する。なお、本実施形態では、変速機3はシフトチェンジ手段29によるマニュアル変速もできるようになっている。
TMCU9は、「背景技術」の欄で説明したような低燃費モードと称される変速制御を実行する。詳しくは上述したので省略するが、基本的には、変速機3の各ギア段毎に、燃料消費率と、現在の運転状態を維持するために必要な必要最低トルクと、エンジンの最大トルクとを決定し、必要最低トルクが最大トルク以下となるギア段の中で最も燃料消費率が低いギア段を目標ギア段として選定し、変速機3をその目標ギア段へと自動変速する。
さて、本実施形態の自動変速制御装置では、車両が登坂路を走行しているときなど、エンジン負荷が高い(走行抵抗が大きい)ときに、変速機3のシフトアップとシフトダウンとが交互に繰り返されることを防止するために工夫がなされている。
具体的には、本実施形態の自動変速制御装置は、変速機3の現在のギア段における必要最低トルクが予め定められた第一所定値よりも大きいときに、変速機3の変速を禁止する変速禁止手段を備える。つまり、現在のギア段の必要最低トルクが高いときは、シフトアップ後の余裕駆動力が小さく、変速後直ちにシフトダウンが実行される可能性があるので、その場合は変速機3をシフトアップせずに現在ギア段に維持する。従って、変速機3が繰り返し変速されることを防止できる。
本実施形態では、TMCU9が変速禁止手段を兼ねており、以下、図2を用いてTMCU9による変速禁止制御の内容を説明する。
まず、TMCU9は図2の制御フローの実行に先立って、上述した方法により目標ギア段を選定する。そして、図2のステップS1にて選定した目標ギア段が現在ギア段よりも高い(高速側)ギア段であるか否かを判定する。
目標ギア段が現在ギア段よりも高いギア段であるということは、シフトアップを実行しようとしてることを意味しているので、ステップS1でYESと判定された場合、ステップS2に進み、現在ギア段での必要最低トルクが予め定められた設定値1(第一所定値)よりも大きいか否かを判定する。
この設定値1が、シフトアップ後直ちにシフトダウンが実行される可能性が高いか否かを判定するための値である。この値はエンジン1の出力特性(最大トルク線図)等によって異なるもので、予め実験などにより変速機3の各ギア段毎に設定値1を求めておき、TMCU9に例えばマップとして入力しておく。TMCU9はギアポジションセンサ23の検出値に基づいてマップから設定値1を決定する。
図3に設定値1のマップの一例を示す。
図の横軸がギア段であり、縦軸が設定値1(Pme)である。図から分かるように、この例では、ギア段が高くなるほど設定値1が高く設定される。この理由は、高速側のギア段ではもともと余裕駆動力が少ない(必要最低トルクが高い)ので、設定値1を低くするとシフトアップを禁止する割合が大きくなり燃費の悪化を招くおそれがあるからである。
図2に戻り、ステップS2で現在ギア段における必要最低トルクが設定値1よりも大きいと判定された場合、ステップS3に進み、変速禁止フラグをONする。変速禁止フラグがONであるときはTMCU9による変速機1の変速が禁止される。従って、変速機3が目標ギア段にシフトアップされることはなく現在ギア段に維持される。
図6を用いてこれを説明すると、ラインC2の運転状態(登坂路走行時)では現在ギア段における必要最低トルクT(現)が設定値1よりも高いので、現在ギア段+1段での燃料消費率が最も低く、かつ必要最低トルクT(現+1)がエンジン1の最大トルクB以下であるにもかかわらず、現在ギア段+1段へのシフトアップは実行しない。
一方、図2のステップS1で目標ギア段が現在ギア段以下であると判定された場合、現在ギア段の維持又はシフトダウンを実行しようとしている状態であり、上述した変速操作の繰り返しが生じることはないと判断できるので、ステップS4に進み、変速禁止フラグをOFFする(変速を禁止しない)。
また、ステップS2で、現在ギア段での必要最低トルクが設定値1以下であると判定された場合、変速後の余裕駆動力が充分に確保できる状態であり、変速操作の繰り返しが生じる可能性は低いと判断できるので、ステップS4に進み、変速禁止フラグをOFFする(変速を禁止しない)。
従って、これらの場合、変速機3が目標ギア段に変速されることになる。
図6を用いてこれを説明すると、ラインC1の運転状態(平坦路走行時)では現在ギア段における必要最低トルクT(現)が設定値1よりも低いので、現在ギア段+1段へのシフトアップが実行される。この場合、シフトアップ中又はシフトアップ後にエンジン回転速度が低下しても変速後の必要最低トルクT(現+1)が最大トルクBを上回ることはなく、変速操作が繰り返し行われることはない。
本実施形態では、TMCU9(変速禁止手段)は変速機3の変速を禁止した後、所定の条件が成立したならば変速禁止を解除する。これを、図4を用いて説明する。
TMCU9は、図4のステップS11で変速禁止フラグがONであるか否か、つまり、現在変速機3の変速を禁止している状態であるか否かを判定する。
ステップS11でYESと判定された場合、ステップS12に進み、エンジン回転センサ7により検出されるエンジン回転速度が予め定められた設定値2(第二所定値)よりも大きいか否かを判定する。
この設定値2が、変速操作の繰り返しが発生する可能性が低くなったか否かを判断するためのものである。エンジン回転速度が大きくなるということは、図6の各ギア段のポイントが図中右側に移動することを意味している。このように、エンジン回転速度が大きくなる(各ギア段のポイントが右に移動する)と、シフトアップ中及びシフトアップ後にエンジン回転速度が低下したとしても、変速後の必要最低トルクT(現+1)が右上がりの最大トルクBを上回る可能性は小さくなる。
そこで、図4のステップS12で、エンジン回転速度が設定値2よりも大きいと判定された場合、ステップS13に進み、変速対象ギア段として現在ギア段と現在ギア段+1段を選定可能とする。つまり、変速機3の変速禁止を解除して1段シフトアップを可能とする。
一方、ステップS12でエンジン回転速度が設定値2以下であると判定された場合は、変速操作の繰り返しが発生する可能性が依然として高いと判断できるので変速禁止を維持する。
なお、ステップS11で変速禁止フラグがOFFであると判定された場合、ステップS14に進み、アウトプットシャフトセンサ28の検出値に基づいて車両が減速しているか否かを判定する。
ステップS14で車両が減速していないと判定された場合、シフトアップを実行しようとしている状態であると判断できるので、ステップS15に進み、変速対象ギア段として現在ギア段から最高ギア段までを選定可能とする。一方、ステップS14で車両が減速していると判定された場合、シフトダウンを実行しようとしている状態であると判断できるので、ステップS16に進み、変速対象ギア段として発進段〜現在ギア段までを選定可能とする。
このように、本実施形態のTMCU9は、変速機3の変速を禁止した後、エンジン回転速度が設定値2よりも大きくなったときに変速禁止を解除する。
更に本実施形態では、TMCU9は変速機3の変速を禁止した後、現在ギア段での必要最低トルクが上記設定値1以下である設定値3(第三所定値)よりも小さくなったときにも変速禁止を解除する。つまり、図4の制御フローのステップS12を、現在ギア段での必要最低トルクが設定値3よりも小さいか否かを判定するステップに置き換えた制御フローをも実行する。
現在ギア段での必要最低トルクが設定値3よりも小さくなったということは、例えば、登坂路から平坦路に移行するなどしてエンジン負荷が小さくなったことを意味する。つまり、シフトアップを実行しても変速操作が繰り返し実行される可能性が低くなったと判断できるので、この場合も変速禁止を解除する。設定値3は、予め実験などにより変速機3の各ギア段毎に求めておきTMCU9に例えばマップとして入力しておく。
本発明は上述した実施形態に限定はされない。
例えば、TMCU9は常に低燃費モードに従って変速を行うものに限定はされず、通常時は、エンジン回転速度とアクセル開度とに基づいて各ギア段の範囲を定めたマップに従って変速機3を変速し、所定の条件が成立したとき(例えば、ドライバが低燃費モードの開始スイッチをONしたときなど)にのみ低燃費モードに従った変速制御を行うもの等でも良い。
本発明の一実施形態に係る自動変速制御装置の概略図である。 変速禁止の制御内容を示す制御フローである。 設定値1を定めたマップの一例である。 変速禁止解除の制御内容を示す制御フローである。 低燃費モードによる変速制御を説明するための図である。 シフトアップ後直ちにシフトダウンされてしまう状態を説明するための図である。
符号の説明
1 エンジン
2 クラッチ
3 変速機
5 アクセルペダル
6 ECU
7 エンジン回転センサ
8 アクセルペダル開度センサ
9 TMCU(変速制御手段、変速禁止手段)

Claims (3)

  1. 変速機の各ギア段毎に、燃料消費率と、現在の運転状態を維持するために必要な必要最低トルクとを決定し、必要最低トルクがエンジンの最大トルク以下であるギア段の中で最も燃料消費率の低いギア段を目標ギア段として選定し、変速機をその目標ギア段に変速する変速制御手段と、
    現在のギア段における上記必要最低トルクが第一所定値よりも大きいときに、上記変速制御手段による変速を禁止する変速禁止手段とを備えたことを特徴とする自動変速制御装置。
  2. 上記変速禁止手段は、変速制御手段による変速を禁止した後、エンジン回転速度が第二所定値よりも大きくなったときに変速禁止を解除する請求項1記載の自動変速制御装置。
  3. 上記変速禁止手段は、変速制御手段による変速を禁止した後、現在のギア段における上記必要最低トルクが上記第一所定値以下である第三所定値よりも小さくなったときに変速禁止を解除する請求項1又は2記載の自動変速制御装置。
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