JP2005272334A - 抗クラミジア剤、クラミジアが関与する疾患の予防剤、再発予防剤及び治療剤 - Google Patents
抗クラミジア剤、クラミジアが関与する疾患の予防剤、再発予防剤及び治療剤 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005272334A JP2005272334A JP2004086340A JP2004086340A JP2005272334A JP 2005272334 A JP2005272334 A JP 2005272334A JP 2004086340 A JP2004086340 A JP 2004086340A JP 2004086340 A JP2004086340 A JP 2004086340A JP 2005272334 A JP2005272334 A JP 2005272334A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chlamydia
- agent
- aminophenoxazin
- disease
- cells
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
【解決手段】
2−アミノフェノキサジン−3−オン又はその薬理学的に許容される塩若しくはエステルを有効成分として含有する、抗クラミジア剤、ならびにクラミジアが関与する疾患の予防剤、再発予防剤及び治療剤を提供する。
【選択図】図1
Description
下記実施例2および実施例3では、2−アミノフェノキサジン−3−オン(最終濃度1μMまたは10μM)は、サイクロヘキシミドの非存在下、すなわち感染細胞の蛋白質合成が抑制されない条件下においてクラミジアの感染細胞(HEp-2細胞およびTHP−1細胞)内においてクラミジア・ニューモニアの増殖を著しく抑制した。
実施例4では、2−アミノフェノキサジン−3−オンはクラミジアが感染したHEp-2細胞内において、サイクロヘキシミド非存在下で、クラミジアの増殖抑制がRNAレベルでも確認された。従って、2−アミノフェノキサジン−3−オンは、サイクロヘキシミド非存在下において感染細胞内におけるクラミジアの増殖に対する抑制効果が顕著であることが明らかである。
従来のマクロライドやキノロン系薬剤に対して、細胞に感染したクラミジアは極めて強く抵抗性を示すことが明らかとなっている。これに対して、2−アミノフェノキサジン−3−オンは、サイクロヘキサミド非存在下において低い濃度で感染細胞内におけるクラミジアの増殖を抑制する。この効果は従来のマクロライドやキノロン系薬剤には見られないものである。
このように、本発明の剤によるクラミジアの抗菌の作用機構は明らかではないが、クラミジアが感染する細胞内の何らかの機構を介してクラミジアの感染細胞内での増殖を抑制すると考えられる。従って、2−アミノフェノキサジン−3−オンは、マクロライドやキノロン系薬剤とは異なる機構によりクラミジアの増殖を抑制して、クラミジアが関与する疾患の予防、再発予防及び治療に有効であると考えられる。
[製造例]
100 mLの50 mM濃度のオルトアミノフェノール(東京化成工業株式会社製)溶液(0.1 規定水酸化ナトリウム水溶液でpH7.0に中和したもの)を1Lのウシヘモグロビン溶液に添加し十分に攪拌した後、37℃、6日間放置した。6日後に、該反応液に対して5Lの100%メタノールを添加し、ヘモグロビンとタンパク質とを変性させた。変性したヘモグロビンとタンパク質は遠心分離器(SCR-20BS型、株式会社日立製作所)で遠心分離し(10,000 x g、5分)、上澄みを得た。この上澄みを回収したのち、ロータリーエバポレーター(NE型、東京理化器械株式会社製)を用いて、水とメタノールを蒸発させ濃縮した。残った粉末に対して、300mlの100%メタノールを加え、溶解させた。この溶解液を、50%エタノールで予め膨潤させて平衡化したセファデックスLH20樹脂(アマルシャム・ファルマシア・ジャパン株式会社製)を充填したカラム(内径7cm×高さ30cm)に付し分離精製を行った。溶出は、50%エタノール(容量/容量)で行い、一定時間毎に分画した。第3番目に出てくる分画(赤褐色)部分を回収した。この分画を再びエバポレータで濃縮し、粉末を得た。該粉末に対して、50mlの100%メタノールを加え完全に溶解させた。この溶解液を、50%エタノールで予め膨潤させて平衡化したセファデックスLH20樹脂を充填したカラム(内径4cm×高さ50cm)に付し分離精製を行った。溶出は、50%エタノール(容量/容量)で行い、一定時間毎に分画した。赤褐色の分画を回収し、この分画を再びエバポレータで濃縮し、赤褐色の粉末約3.5 gを得た。この粉末のUV、IR、1H-NMR(270 MHz)、13C-NMR(50.3 MHz)の各データ値を、標品の2−アミノフェノキサジン−3−オンのそれらと比較することにより、該粉末は2−アミノフェノキサジン−3−オンであると同定された。
(1) 試験化合物
上記製造例で得られた2−アミノフェノキサジン−3−オンを用いた。
(2)試験化合物の希釈
20 mlの99%エタノール(特級、和光純薬株式会社製)に15 mgの2−アミノフェノキサジン−3−オン含む原液(0.75 mg/ml)を作製した。
対照として、感染後細胞培養時に、2−アミノフェノキサジン−3−オンを含まない同量のエタノールを用いて試験化合物同様の最終希釈倍数になるように添加した。
(3)接種用クラミジア・ニューモニアの調製
Chlamydia pneumoniae TW183 ATCC (日本名:クラミジア・ニューモニア、入手先:杏林大学医学部感染症学教室)(Mycoplasma free) を使用した。摂取用菌株はヘブ2細胞内で増殖させ、超音波処理により細胞より遊離後、遠心操作により回収した。回収した菌体はショ糖リン酸緩衝液(Sucrose phosphate buffer, pH7.4: 0.2M Sucrose, 0.004M KH2PO4, 0.007M K2HPO4 )に再浮遊させた。菌数5x107 IFUs(IFUは菌数とほぼ同じ意味である)/mlになるように調整し、2ml凍結用バイアルに1mlずつ分注後、深冷凍庫(型番 ウルトラ・フロー MDF-392、三洋電機株式会社製)にて、−80℃にて凍結保存した。
(4)細胞株
HEp-2(ヘプ2)細胞(日本名:ヒト咽頭扁平上皮癌由来細胞、入手先:杏林大学医学部感染症学教室)
細胞株は、10%非働化ウシ幼児血清(FCS)添加D-MEM培地(Sigma社、米国ミズリー州、セントルイス市)にて継代培養し、細胞数1x107個/mlになるように調整し、2ml凍結用バイアルに1mlずつ分注後、深冷凍庫(型番 ウルトラ・フロー MDF-392、三洋電機株式会社製)にて、−80℃にて凍結保存した。
24穴プレート(岩城硝子社)の各ウェル(well)にHEp-2細胞の単層培養を行い、HEp-2細胞増殖がプレート全面に広がった段階でクラミジア・ニューモニアを感染させた。感染後、最終濃度でサイクロヘキシミド(cycloheximide)1μg/mlおよび2−アミノフェノキサジン−3−オン(0.015625、0.03125、0.0625、0.125、0.25、0.5、 1、 2、 4、 8、 16または32μg/ml: 32μg/mlは160μM濃度に対応する)を含んだ培養液に移し、3日間培養した。培養後、24穴プレートに70%アルコールを添加し、HEp-2細胞を固定後、各ウェル中に形成された封入体をFITC−抗クラミジア抗体で染色した。蛍光顕微鏡(Olympus BX50、オリンパス株式会社製)で1穴当たりの染色された封入体の数を測定しその数からIFU(Inclusion forming units)として感染力値を算出して、IFUが認められない濃度を決定し、2−アミノフェノキサジン−3−オン薬剤のMICとした。
HEp-2細胞において2−アミノフェノキサジン−3−オンがクラミジアの増殖を完全に抑制する最小発育阻止濃度(MIC)は32μg/mlであった。
(1)試験化合物、試験化合物の希釈、接種用クラミジア・ニューモニアの調製については、サイクロヘキシミドは添加しなかったことを除き、実施例1と同じである。
クラミジア・ニューモニアのHEp-2細胞への感染は感染多重度(MOI:multiplicity of infection)=10(HEp-2細胞1つあたりクラミジア・ニューモニアを10個暴露させたこと)で行った。具体的には、24穴プレートに1x105個/穴の割合でHEp-2細胞を準備した後、1x106 IFUのクラミジア・ニューモニアを含む溶液1mlを加え、そのまま400 x gで室温、1時間遠心し、菌体を細胞に吸着・感染させた。そして10%FCS添加D-MEM培地にて3回洗浄操作を行ったのち、サイクロヘキシミド非存在下で2−アミノフェノキサジン−3−オンを最終濃度が1または10μMになるように夫々添加した。10%FCS添加D-MEM培地中で72時間培養後、封入体形成数算定(IFU)法(FEMS Microbiology Letters、第216巻、第229-234頁、2002年; Infection and Immunity、第69巻、第7753-7759頁、2001年)により菌数の定量測定を行った。対照としては、2−アミノフェノキサジン−3−オンの代わりに薬剤の希釈に使用した培養液のみを加え72時間培養した(対照)。また、2−アミノフェノキサジン−3−オン原液ストックはエタノールに溶解されている。それゆえ、エタノールの細胞への影響がないことを確かめるために、エタノールを試験化合物添加時最終希釈倍数になるように加えて72時間培養を行った(対照(エタノール))。
HEp-2細胞内での2−アミノフェノキサジン−3−オン各濃度(最終濃度1または10μM)における感染後72時間培養後のクラミジア・ニューモニアの細菌数(IFU)を図1に示す。また、表1は、図1の細菌数、及び増殖度を具体的に示す。
(1)実験方法
実施例2のHEp-2細胞の代わりにTHP-1細胞(ヒト単球/マクロファージ細胞株、入手先:杏林大学医学部感染症学教室)を使用した以外は、実施例2と同様に試験をおこなった。細胞株は、10%非働化ウシ幼児血清(FCS)添加RPMI1640培地(Sigma社、米国ミズリー州、セントルイス市)にて継代培養し、細胞数1x106個/mlに調整し、2ml凍結用バイアルに1mlずつ分注後、深冷凍庫(型番 ウルトラ・フロー MDF-392、三洋電機株式会社製)にて、−80℃にて凍結保存したものを使用した。
THP-1細胞内での2−アミノフェノキサジン−3−オン各濃度(最終濃度1または10μM)における感染後72時間培養後のクラミジア・ニューモニアの細菌数(IFU)を図2に示す。また、表2に図2の細菌数、及び増殖度を具体的に示す。
(1)試験化合物、試験化合物の希釈、接種用クラミジア・ニューモニアの調製については、実施例1と同じである。
クラミジア・ニューモニア 16S rRNAに特異的なプライマーを用いてReal-time RT-PCRを行った(Berger M, Schroder B, Daeschlein Gら、Chlamydia pneumoniae DNA in Non-coronary Atherosclerotic Plaques and Circulating Leukocytes.、J Lab Clin Med 、2000年、第136巻、194-200頁)。細胞への感染は実施例2の実験方法に準じて、クラミジア・ニューモニアのHEp-2細胞への感染を感染多重度MOI =10で行った。具体的には、24穴プレートに1x105個/穴の割合でHEp-2細胞を加えたのち、1x106IFUのクラミジア・ニューモニアを含む溶液1mlを加え室温にて400 x gで1時間遠心し、菌体を細胞に吸着・感染させた。そして10%FCS添加D-MEM培地にて遠心操作により3回洗浄したのち、サイクロヘキシミド非存在下で2−アミノフェノキサジン−3−オンを最終濃度1または10μMになるように夫々添加した。10%FCS添加D-MEM培地中で72時間培養後、RNeasy Mini Kit(Qiagen社)を用いて感染HEp-2細胞より総RNAを抽出した。この操作を複数回繰り返し、抽出量は合計で2〜6μg/40μl抽出液であった。この抽出液40μlをDNase(DNA除去キット;Ambion社、米国テキサス州、オースチン市)で処理し、混入するDNAを分解した。
RNAを含む抽出液からDNAが完全に除去されたことは、逆転写(RT:Reverse Transcription)処理前のRNA溶液を用いたreal-time PCR(RTなし)によってDNAからのクラミジアの標的産物の増幅が無いことで確認された。抽出液中の1μgのRNAは、市販のRT反応混合物(20μl;Reverse Transcription System;Promega社、米国ウィスコン州、マディソン市)とランダムプライマーを有する鳥の骨髄芽球症(myeloblastosis)ウィルス逆転写酵素の作用によりcDNAに変換された。
抽出されたRNAの質ならびにRT反応におけるcDNA合成の効率が検体間で均一であることは、細胞内で常時変動無く発現しているG3PDH遺伝子を標的としたreal-time RT-PCRを施行することにより確認できた。real-time RT-PCRはGeneAmp 5700 配列検出システム(sequence detection system:PE Biosystems社、米国カリフォルニア州、フォスターシティ市)を用いて施行した。
クラミジアの検出は、本菌16S rRNA を標的(ターゲット)とする特異的なプライマー(sense, 5-GGA CCT TAG CTG GAC TTG ACATGT-3; antisense, 5-CCA TGC AGC ACC TGT GTA TCT G-3)を用いてSYBY green法(QuantiTect SYBR green PCR kit、Qiagen社)に従って行った。
PCRによる標的産物の増幅は、95℃で10分間、1サイクル、そして95℃で15秒、60℃で1分及び72℃で20秒の50サイクルの条件で行った。PCR産物が特異的に増幅されたか否かを確認するためにPCRを施行するたびに、融解温度(melting temperature;Tm)の検定を行った。本実験に用いたプライマーのクラミジア標的産物のTm値は76.9℃であった。それ以外のTm値で増幅が認められた検体については非特異的増幅反応がおこっているものとして除外した。
また、陽性と判定された試料中の増幅産物については、直接オリゴヌクレオチド配列を決定することにより特異的に標的産物が増幅されていることを確認した。
Real-time PCRの検量線は、既知の菌数のクラミジア凍結保存溶液から抽出されたDNAを希釈して作成した。結果を図3に示す。図3の縦軸の数値は、PCR チューブ中に増幅されたクラミジア・ニューモニア 16S rRNA cDNAコピー数を示す。
real-time-RT-PCR法により検討した結果、HEp-2細胞内でのクラミジア・ニューモニアの増殖抑制効果が、1および10μM添加のいずれの系においても有意に(p<0.05)認められた(図3)。
実施例1の結果より、2−アミノフェノキサジン−3−オンは、宿主細胞のDNAタンパク合成を抑制するサイクロヘキシミドの存在下でクラミジア・ニューモニアの増殖を抑制する(MIC:32μg/ml)。実施例2〜4の結果より、2−アミノフェノキサジン−3−オンは、サイクロヘキシミドの非存在下でクラミジア・ニューモニアの増殖を著しく抑制する(1μg/ml)。このことから、2−アミノフェノキサジン−3−オンは、サイクロヘキシミドの存在下よりも非存在下において低い濃度でクラミジア・ニューモニア増殖を抑制することが判る。このことは、2−アミノフェノキサジン−3−オンは、宿主細胞の何らかの機構に対して効果を及ぼし、結果としてクラミジア・ニューモニアの増殖を抑制すると考えられる。
実施例1と同じ方法を使用して、下記試験化合物のMIC(最小発育阻止濃度)を測定した。
(1) 試験化合物
1) 2−アミノフェノキサジン−3−オン誘導体
2−アミノ−4,4a−ジヒドロ−4a,7−ジメチル−3H−フェノキサジン−3−オン(以下、化合物aとする)は、Akio Tomodaら、An Improved Method for the Rapid Preparation of 2-Amino-4,4a-dihydro-4a,7-dimethyl-3H-phenoxazine-3-one, a Novel Antitumor Agent、Bioorganic & chemistry Letters、第11巻、1057-1058頁、2001年に記載の方法に従い製造した。
3−アミノ−1,4a−ジヒドロ−4a,8−ジメチル−2H−フェノキサジン−2−オン(以下、化合物bとする)は、Akio Tomodaら、Oxidative Condensation of 2-Amino-4-Methylphenol to Dihydrophenoxazinone Compound by Human Hemoglobin、J. Biochem.、第110巻、1004-1007頁、1991年に記載の方法に従い製造した。
その結果、化合物aおよびbは32μg/mlの濃度ではクラミジアの増殖に対しては全く影響しなかった。従って、化合物aおよびbは、クラミジアに対して有効でない。
Claims (8)
- 2−アミノフェノキサジン−3−オン又はその薬理学的に許容される塩若しくはエステルを有効成分として含有する、抗クラミジア剤。
- 前記クラミジアが、クラミジア・トラコマチス(Chlamydia trachomatis)、オウム病クラミジア(Chlamydia psittaci)、クラミジア・ニューモニア(Chlamydia pneumoniae)又はクラミジア・ペコルム(Chlamydia pecorum)である、請求項1に記載のクラミジア感染症治療剤。
- 2−アミノフェノキサジン−3−オン又はその薬理学的に許容される塩若しくはエステルを有効成分として含有する、クラミジアが関与する疾患の予防剤、再発予防剤又は治療剤。
- 前記クラミジアが、クラミジア・トラコマチス(Chlamydia trachomatis)、オウム病クラミジア(Chlamydia psittaci)、クラミジア・ニューモニア(Chlamydia pneumoniae)又はクラミジア・ペコルム(Chlamydia pecorum)である、請求項3に記載のクラミジアが関与する疾患の予防剤、再発予防剤又は治療剤。
- 前記疾患がクラミジア・トラコマチスに起因する慢性角結膜炎、非淋菌性尿道炎、封入体性結膜炎、子宮頸管炎、卵管炎、肝周囲炎、新生児クラミジア肺炎、新生児クラミジア眼炎、鼠径(性病性)リンパ肉芽腫症、不妊症、子宮外妊娠又は流産である、請求項3に記載のクラミジアが関与する疾患の予防剤、再発予防剤又は治療剤。
- 前記疾患がオウム病クラミジアに起因するオウム病、髄膜炎、結膜炎又は肺炎である、請求項3に記載のクラミジアが関与する疾患の予防剤、再発予防剤又は治療剤。
- 前記疾患がクラミジア・ニューモニアに起因する喘息、肺炎、気管支炎、中耳炎、動脈硬化又は粥状動脈硬化症である、請求項3に記載のクラミジアが関与する疾患の予防剤、再発予防剤又は治療剤。
- 前記疾患がクラミジア・ペコルムに起因する反芻動物の下痢又は流産である、請求項3に記載のクラミジアが関与する疾患の予防剤、再発予防剤又は治療剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004086340A JP4732702B2 (ja) | 2004-03-24 | 2004-03-24 | 抗クラミジア剤、クラミジアが関与する疾患の予防剤、再発予防剤及び治療剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004086340A JP4732702B2 (ja) | 2004-03-24 | 2004-03-24 | 抗クラミジア剤、クラミジアが関与する疾患の予防剤、再発予防剤及び治療剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005272334A true JP2005272334A (ja) | 2005-10-06 |
JP4732702B2 JP4732702B2 (ja) | 2011-07-27 |
Family
ID=35172381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004086340A Expired - Fee Related JP4732702B2 (ja) | 2004-03-24 | 2004-03-24 | 抗クラミジア剤、クラミジアが関与する疾患の予防剤、再発予防剤及び治療剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4732702B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008047758A1 (fr) | 2006-10-17 | 2008-04-24 | Kabushiki Kaisha Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo | Agent anti-inflammatoire contenant du 2-aminophénol ou un dérivé de celui-ci en tant que principe actif |
WO2009003625A1 (de) * | 2007-07-02 | 2009-01-08 | Eberhard-Karls-Universitaet Tuebingen Universitaetskilinikum | Aminophenoxazinons als antitumor- und antientzündliches mittel |
JP2013517252A (ja) * | 2010-01-13 | 2013-05-16 | サントル ナシオナル ドゥ ラ ルシェルシュ シアンティフィーク(セーエヌエールエス) | β−ラクタムを用いたクラミジア科感染症の治療 |
CN118420558A (zh) * | 2024-07-04 | 2024-08-02 | 济南爱思医药科技有限公司 | 一种朱红菌酸衍生物及其制备方法与应用 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02193984A (ja) * | 1989-01-20 | 1990-07-31 | Teruo Tomota | 水溶性2―アミノフェノキサジン―3―オンおよびその誘導体の製造方法 |
-
2004
- 2004-03-24 JP JP2004086340A patent/JP4732702B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02193984A (ja) * | 1989-01-20 | 1990-07-31 | Teruo Tomota | 水溶性2―アミノフェノキサジン―3―オンおよびその誘導体の製造方法 |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
JPN6010045586, YASUHIRO IGARASHI et al., "lucosylquestiomycin, a Novel Antibiotic from Microbispora sp. TP−A0184: Fermentation, Isolation, St", THE JOURNAL OF ANTIBIOTICS, 1998, Vol.51(10), p.915−920 * |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008047758A1 (fr) | 2006-10-17 | 2008-04-24 | Kabushiki Kaisha Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo | Agent anti-inflammatoire contenant du 2-aminophénol ou un dérivé de celui-ci en tant que principe actif |
JP5357545B2 (ja) * | 2006-10-17 | 2013-12-04 | 株式会社林原 | 2−アミノフェノール又はその誘導体を有効成分とする抗炎症剤 |
WO2009003625A1 (de) * | 2007-07-02 | 2009-01-08 | Eberhard-Karls-Universitaet Tuebingen Universitaetskilinikum | Aminophenoxazinons als antitumor- und antientzündliches mittel |
JP2013517252A (ja) * | 2010-01-13 | 2013-05-16 | サントル ナシオナル ドゥ ラ ルシェルシュ シアンティフィーク(セーエヌエールエス) | β−ラクタムを用いたクラミジア科感染症の治療 |
CN118420558A (zh) * | 2024-07-04 | 2024-08-02 | 济南爱思医药科技有限公司 | 一种朱红菌酸衍生物及其制备方法与应用 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4732702B2 (ja) | 2011-07-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Bailey et al. | Small molecule inhibitors of type III secretion in Yersinia block the Chlamydia pneumoniae infection cycle | |
JP7458706B2 (ja) | クロストリジウム・ディフィシル感染を処置及び予防するための方法 | |
Ibrahim et al. | Synthesis and antibacterial evaluation of amino acid–antibiotic conjugates | |
WO2007097940A2 (en) | Reca inhibitors with antibiotic activity, compositions and methods of use | |
JP2015061858A (ja) | 胃腸疾患を治療するための方法 | |
US5516905A (en) | Antibiotic compounds and methods to treat gram-positive bacterial and mycoplasmal infections | |
Ur-Rehman et al. | Pre-clinical pharmacokinetics and anti-chlamydial activity of salicylidene acylhydrazide inhibitors of bacterial type III secretion | |
AU2003267079B2 (en) | Factors that bind intestinal toxins | |
JP2020536966A (ja) | 亜鉛イオノフォアおよびその使用 | |
WO2008094507A2 (en) | Novel fusion compounds | |
WO2009145829A1 (en) | Type iii secretion inhibitors, analogs and uses thereof | |
US20160213626A1 (en) | Methods for microbial biofilm destruction | |
Kurioka et al. | Efficacy of antibiotic therapy for infection with Shiga-like toxin-producing Escherichia coli O157: H7 in mice with protein-calorie malnutrition | |
JP4732702B2 (ja) | 抗クラミジア剤、クラミジアが関与する疾患の予防剤、再発予防剤及び治療剤 | |
US20100210602A1 (en) | PhoU (PerF), A PERSISTENCE SWITCH INVOLVED IN PERSISTER FORMATION AND TOLERANCE TO MULTIPLE ANTIBIOTICS AND STRESSES AS A DRUG TARGET FOR PERSISTER BACTERIA | |
US6395773B1 (en) | Anti-drug resistant strain agents and antichlamydia agents | |
Johnson et al. | A novel inhibitor of Chlamydophila pneumoniae protein kinase D (PknD) inhibits phosphorylation of CdsD and suppresses bacterial replication | |
JP5756096B2 (ja) | グアニンリボスイッチ結合化合物及び抗生物質としてのその使用 | |
AU2015339039B2 (en) | Synergistic compositions for treating microbial infections | |
JP5391721B2 (ja) | 抗結核化合物、及びその利用 | |
KR20170007818A (ko) | 박테리아 감염의 치료를 위한 융합된,스피로환식 헤테로방향족 화합물 | |
EP3892734B1 (en) | Screening methods and therapeutic applications based on bacterial motility inhibition | |
US7575889B2 (en) | Compound combinations for inhibiting cell division and methods for their identification and use | |
RU2743927C1 (ru) | Твердая дисперсия 4-(3-этокси-4-гидроксибензил)-5-оксо-5,6-дигидро-4H-[1,3,4]-тиадиазин-2-(2,4-дифторфенил)-карбоксамида для изготовления лекарственной формы и способ лечения хронических инфекционных заболеваний | |
EP1549143A2 (en) | Antibacterial pyrazole carboxylic acid hydrazides |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070320 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100810 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100830 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110414 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110421 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |