JP2005271670A - 車輌用窓装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 車輌の窓から車室内への人の侵入を防ぐことができる車輌用窓装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 車輌ドアDRのサッシュフレーム3には、一対のガイド溝33、34が形成されている。車室内側のガイド溝33にはクリアガラス7が装着され、車室外側のガイド溝34には、遮蔽パネル6が上下動可能に装着されている。遮蔽パネル6は鋼板により形成され、高い強度を有している。遮蔽パネル6を下降させて窓部31を開状態にして、窓部31から採光ができるとともに、上昇させて窓部31を閉状態にして、車室外側から窓部31を通過する光をほぼ完全に遮るとともに、窓部31から車室内への人の侵入を防ぎ、更に、車輌の衝突時に、車室内から車外へ人が投げ出されることも防止する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車輌の窓に取り付けられる車輌用窓装置に関する。
近年、防犯機能を備えた車輌装備の必要性が高まっている。特に、第三者の車室内への侵入を防ぐ機構に対するニーズは増大している。従来技術として、車輌ドアの窓に上下移動可能に、二重に取り付けられた透明ガラスと着色ガラスを備えた窓装置があった(例えば、特許文献1参照。)。これは、透明ガラスと着色ガラスとを別々に窓枠に対して上下させることにより、車室内への外部光の進入量を調整可能にするものである。しかしながら、この従来技術は、窓から車室内への人の侵入を防ぐような、防犯機能を備えたものではなかった。
特開平10−114218号公報(第1図)
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、車輌の窓から車室内への人の侵入を防ぐことができる車輌用窓装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、透光性を有するとともに、車輌に形成された窓に取り付けられた窓板、および前記窓板に対して車輌の外側または内側に位置するように、前記窓に開閉可能に取り付けられ、光を遮るとともに、前記窓から車室内への侵入を防止可能な強度部材により形成された遮蔽パネルを備えたことを特徴とする車輌用窓装置とした。
請求項2の発明は、前記遮蔽パネルは金属板により形成されたことを特徴とする請求項1記載の車輌用窓装置とした。
請求項3の発明は、前記窓板および遮蔽パネルに対して、車輌の内側に位置するように、前記窓に開閉可能に取り付けられたブラインドを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の車輌用窓装置とした。
請求項4の発明は、前記窓が車輌ドアに形成されるとともに、前記窓板を移動させる窓板アクチュエータと、前記遮蔽パネルを移動させるパネルアクチュエータとを備え、前記窓板アクチュエータは前記車輌ドアのアウタパネル、およびこれの車輌内側に連結されたインナパネルのうちの一方に取り付けられ、前記パネルアクチュエータは前記アウタパネルおよびインナパネルのうちの他方に取り付けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の車輌用窓装置とした。
<請求項1の発明>
透光性を有するとともに、車輌に形成された窓に取り付けられた窓板、および窓板に対して車輌の外側または内側に位置するように、窓に開閉可能に取り付けられ、光を遮るとともに、窓から車室内への侵入を防止可能な強度部材により形成された遮蔽パネルを備えた構成としたことにより、遮蔽パネルを移動させて窓を開状態にして、必要なときに窓から採光ができるとともに、窓を閉状態にして、窓から車室内への人の侵入を防ぐことができる。
<請求項2の発明>
遮蔽パネルが金属板により形成された構成としたことにより、車輌内部への侵入を確実に防止できるとともに、車輌の衝突時に、車室内から車外へ人が投げ出されることも防止できる。
<請求項3の発明>
窓板および遮蔽パネルに対して、車輌の内側に位置するように、窓に開閉可能に取り付けられたブラインドを備えた構成としたことにより、ブラインドで窓を覆うことにより、更に、車室内への採光量を微妙に調整できる。
<請求項4の発明>
窓が車輌ドアに形成されるとともに、窓板を移動させる窓板アクチュエータと、遮蔽パネルを移動させるパネルアクチュエータとを備え、窓板アクチュエータは車輌ドアのアウタパネル、およびこれの車輌内側に連結されたインナパネルのうちの一方に取り付けられ、パネルアクチュエータはアウタパネルおよびインナパネルのうちの他方に取り付けられた構成としたことにより、アウタパネルとインナパネルに加わる荷重がアンバランスになることがなく、車輌ドアが傾いて、これを車輌ボデーに連結させているドアヒンジに、ねじり荷重が加わることを回避できる。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を図1乃至図3によって説明する。尚、図3において、左方が車輌外側(車室外方)に該当する。車輌のボデーBDに開閉可能に取り付けられ、その後方部が車輌外側へ開く車輌ドアDRは、車輌の後部席STの側方に設けられている。図2および図3に示すように、車輌ドアDRは、金属板により形成され、車輌ドアDRの外板となるアウタパネル2、同じく金属板により形成され、アウタパネル2の車輌内側に設けられたインナパネル4、および、合成樹脂材料にて一体に形成され、インナパネル4の、更に車室内側に配置されたトリムボード5を備えている。
インナパネル4は、その下端部41(図3示)および車輌の前後方向端部42が、アウタパネル2の下端部に形成された折曲部21、および車輌の前後方向端部に形成された折曲部22において挟圧された後、溶接等にてアウタパネル2に取り付けられる。トリムボード5は外周縁をインナパネル4に当接させるとともに、その車室外側に複数個立設された2つ割りのスナップ51(図3に一つのみ示す)を、インナパネル4の取付孔43に係合させることにより、インナパネル4に対して取り付けられる。トリムボード5の車室内側の面には、後部席STへの着座者が腕を置くアームレスト52が突出している。
サッシュフレーム3は金属材料にて一体に形成され、上方部に本発明の窓に該当する窓部31を有し、その下方に車輌の前後方向に配置された一対のガイド部32が、下方に向けて延在している。窓部31は、概ね五角形の枠形状をしている。ガイド部32は、インナパネル4の車輌の前後方向に形成され、互いに対向した一対の段部44に係合されており、この状態で溶接またはボルト締め等によりインナパネル4に固定される。これにより、サッシュフレーム3は、アウタパネル2とインナパネル4の間に介装され、窓部31はこれらの上端部から上方へと突出している。
窓部31およびガイド部32には、車輌の内外方向に並ぶように、一対の連続したガイド溝33、34が形成されている。車輌の内方に設けられたガイド溝33には、本発明の車輌用窓装置1を構成し窓板に該当するクリアガラス7が、ガイド溝33に沿って上下方向に移動可能に取り付けられている。クリアガラス7は透光性を有し、通常の車輌ドアの窓に装着されたものと同様の透明ガラスであるが、透明な合成樹脂材料にて形成されていてもよい。
一方、ガイド溝33に対して車輌の外方に位置するガイド溝34には、車輌用窓装置1を構成する遮蔽パネル6が、やはりガイド溝34に沿って上下方向に移動可能に取り付けられている。遮蔽パネル6は、鋼板により形成されているが、その他、ステンレス等の硬質の金属板、もしくは、車輌外側から窓部31を通過する光をほぼ完全に遮り、窓部31からの車室内への人の侵入を防ぐ、あるいは、車輌衝突時に車室外へ人が投げ出されることを防止できる高強度の部材であれば、あらゆる材料にて形成可能である。遮蔽パネル6は上方へ移動した状態において、窓部31の内周縁と間隙なく係合して閉状態とし、窓部31を通過する外部光を完全に遮断できる。遮蔽パネル6およびクリアガラス7は、その下端部にそれぞれ下方に向けてわずかに突出した取付部61、71を有しており、これらにおいて、それぞれアウトサイドウインドウレギュレータ8、インサイドウインドウレギュレータ9に連結されている。
アウトサイドウインドウレギュレータ8(本発明のパネルアクチュエータに該当する)は公知のものと同様のものであり、上下方向に延びたガイドレール81と、ガイドレール81に上下移動可能に係合したキャリアプレート82とを有しており、ガイドレール81の上下端には、一対のプーリ83、84が回転可能に取り付けられている。プーリ83、84には、一続きの駆動ケーブル85が張架されており、駆動ケーブル85はプーリ83、84に架けられた部位の間において、キャリアプレート82に接続されている。
駆動ケーブル85の両端部は、ドラム86に回転可能に内蔵された、図示しないドラム部材にそれぞれ巻回されている、更に、ドラム部材には、両方向に回転可能な電動モータ87が、減速機を介して連結されている。上述した遮蔽パネル6は、取付部61がキャリアプレート82に加締められることにより、アウトサイドウインドウレギュレータ8に連結されているが、取付部61に貫通孔を形成して、これに取付ボルトを挿通させ、キャリアプレート82に締付けて取り付けるようにしてもよい。
アウタパネル2の車輌内側の上端部には、鋼板で一体に形成されたアッパリインフォースメント24が、車輌の前後方向に延びるように形成されている。図3に示されたように、アッパリインフォースメント24はその断面が略くの字になるように折り曲げられており、これにより剛性を向上させている。アッパリインフォースメント24は、その上部をアウタパネル2の上端部に形成された折曲部23内で挟持されるとともに、その下方部をアウタパネル2にスポット溶接されることにより固定されている。一方、アウタパネル2の車輌内側の下端部には、車輌の前後方向に延びるように形成されたロアリインフォースメント25が、アッパリインフォースメント24と同様に、アウタパネルの車室内側にスポット溶接等により固定されている。アッパリインフォースメント24およびロアリインフォースメント25には、一対のスタッドボルト26が、それぞれ所定の間隔をあけて対向するように取り付けられている。
アウトサイドウインドウレギュレータ8のガイドレール81には、その上下端部にそれぞれ一対の取付孔81aが形成されており、これらに、上述したリインフォースメント24、25に設けられたスタッドボルト26を挿入した後、ガイドレール81側からナット88を締め付けることにより、アウトサイドウインドウレギュレータ8は、アウタパネル2の車輌内側に取り付けられる。
電動モータ87は、図示しない車輌の電源バッテリーに電気的に接続されており、駆動されることにより、減速機を介してドラム部材を回動させ、巻回されている駆動ケーブル85の一端側をドラム部材に巻き取るとともに、他端側をドラム部材から送り出す。これにより、駆動ケーブル85のキャリアプレート82との接続部を、上方あるいは下方に移動させ、キャリアプレート82とともに、遮蔽パネル6を上下動させる。上述したように、電動モータ87は、両方向に回転可能であるため、その回転方向を選択することにより、遮蔽パネル6を窓部31のガイド溝34内において上下動させ、窓部31を開閉させることができる。
一方、インサイドウインドウレギュレータ9(本発明の窓板アクチュエータに該当する)も、アウトサイドウインドウレギュレータ8と同様に、ガイドレール91、ガイドレール91に上下移動可能に係合したキャリアプレート92、キャリアプレート92の上下端に回動可能に取り付けられた一対のプーリ、プーリに張架された駆動ケーブル(ともに図示せず)、ドラム93、およびドラム93に内蔵されたドラム部材に減速機を介して連結された電動モータ94を有している。クリアガラス7は、取付部71がキャリアプレート92に加締められることにより、インサイドウインドウレギュレータ9に連結されているが、取付部71に貫通孔を形成して、これに取付ボルトを挿通させ、キャリアプレート92に締付けて取り付けるようにしてもよい。インサイドウインドウレギュレータ9と、アウトサイドウインドウレギュレータ8は、ほぼ同様の構成を備えているため、当然のことながら、互いにほぼ同等の重量を有している。
インナパネル4の上下部には、車輌の外方に向けて突出するように絞られた取付面45がそれぞれ形成され、各々の取付面45には、一対の取付孔45aが設けられている。インサイドウインドウレギュレータ9のガイドレール91には、その上下端部にそれぞれ一対のスタッドボルト95が取り付けられており、これらを、インナパネル2の取付孔45aに挿入した後、インナパネル4側からナット96を締め付けることにより、インサイドウインドウレギュレータ9は、インナパネル4の車輌外側に取り付けられる。アウトサイドウインドウレギュレータ8と同様に、インサイドウインドウレギュレータ9の電動モータ94を駆動することにより、キャリアプレート92に取り付けられたクリアガラス7は、窓部31のガイド溝33内を上下動する。
また、アウタパネル2の折曲部23、窓部31の下辺31aおよびインナパネル4の上端部46には、それぞれウェザーストリップ27、35、47が上方より装着されている。これらのウェザーストリップ27、35、47は、そのリップ部が遮蔽パネル6あるいはクリアガラス7の表面と液密的に当接して、車輌ドアDRの内部に雨水、埃等が浸入することを防いでいる(図3示)。
本実施形態によれば、車輌ドアDRに形成された窓部31に、上下動可能に取り付けられたクリアガラス7と、鋼板により形成され、クリアガラス7に対して車輌の外側に位置するように、上下動により窓部31を開閉可能に取り付けられた遮蔽パネル6とを備えた構成としたことにより、遮蔽パネル6を下降させて窓部31を開状態にして、必要なときに窓部31から採光ができるとともに、遮蔽パネル6を上昇させて窓部31を閉状態にし、車輌内部への外部光の進入を完全に抑えるとともに、車輌内部への人の侵入を確実に防止し、更に、車輌の衝突時に、車室内から車外へ人が投げ出されることも防止できる。
また、クリアガラス7を移動させるインサイドウインドウレギュレータ9と、遮蔽パネル6を移動させるアウトサイドウインドウレギュレータ8とを備え、アウトサイドウインドウレギュレータ8は車輌ドアDRのアウタパネル2に取り付けられ、インサイドウインドウレギュレータ9はインナパネル4に取り付けられた構成としたことにより、アウタパネル2とインナパネル4に加わる荷重がアンバランスになることがなく、車輌ドアDRが傾いて、これを車輌ボデーBDに連結させているドアヒンジに、ねじり荷重が加わることを回避できる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を図4乃至図7によって説明する。本実施形態による車輌用窓装置1Aは、第1実施形態のものに対して、窓部31の遮蔽パネル6およびクリアガラス7に対する車室内側に、窓部31を開閉可能なブラインド装置10(本発明のブラインドに該当する)を備えている点のみが異なる。ブラインド装置10は、その上端部に上部バー11、下端部に下部バー12を有しており、上部バー11と下部バー12とを繋ぐようにブラインドシート13が設けられている。上部バー11と下部バー12は断面が真円状で、合成樹脂材料にてそれぞれ一体に形成されており、窓部31の内周形状に対応した形状となるように、上部バー11は後方部が下方に傾斜した長物状に形成され、下部バー12は直線状に形成されている。
一方、ブラインドシート13は、これに限定されるわけではないが、ある程度の遮光性を有した合成繊維または天然繊維等により、窓部31を覆うような形状に形成され、その上下端部が、それぞれ上部バー11と下部バー12に対してインサート成形されることにより、これらに連結されている。また、ブラインドシート13には、その内部に上下方向に延びるように、一対の骨部13a、13bが設けられている。骨部13a、13bは、形状記憶合金あるいは合成樹脂材料にて形成され、ブラインドシート13が窓部31を覆う時に、ブラインドシート13の上下方向の曲がり具合を、クリアガラス7の曲率に合わせることにより、その表面に沿わせるようにする機能を有する。また、図7に示すように、下部バー12の内部には、断面が真円状の回動孔12aが形成されており、回動孔12aは下部バー12をその全長に渡り貫通するか、あるいは、その両端部のみに形成されている。更に、下部バー12の一端部には、その外周面の一箇所から円柱形状をした係止部12bが突出している。
一方、一対のブラインドサポート49(図5示)は、それぞれ合成樹脂材料あるいは金属材料にて一体に形成され、一対の締付孔49a1が貫通した平板体49aと、平板体49aに立設された軸体49bとにより構成されている。軸体49bは、平板体49aに連結された根元部49b1と、根元部49b1に対して垂直に折れ曲がるように形成された枢支部49b2とを有している。ブラインドサポート49は、締付孔49a1にそれぞれ挿通された図示しない取付ボルトを、インナパネル4Aの上部に貫通したサポート取付孔48(図7示)に挿入し、インナパネル4Aの車輌外側からナットにて締め付けることにより、インナパネル4Aに固定されている。下部バー12は、その内部に形成された回動孔12aに、ブラインドサポート49の枢支部49b2を挿入することにより、その両端部にてブラインドサポート49に対して回動可能に支持され、インナパネル4Aとトリムボード5Aとの間に設置されている。
トーションスプリング14は、一般的な螺旋状に形成されており、その両端部には、ともに鉤状のバー係止片14aとサポート係止片14bがそれぞれ設けられている。バー係止片14aとサポート係止片14bとは、その形状を同一形状にしてもよいし、互いに異ならせてもよい。トーションスプリング14の内周側には、下部バー12の端部が挿入され、バー係止片14aは下部バー12の係止部12bに係合することにより、下部バー12と一体に回動可能とされている。サポート係止片14bは、一側のブラインドサポート49の根元部49b1と係合して固定されており、下部バー12が回動することにより、トーションスプリング14がバー係止片14aとサポート係止片14bとの間においてねじられて、下部バー12に回転方向の付勢力を与えることができる。
一方、サッシュフレーム3Aの窓部31の上辺には、一対のバークリップ36が、その下面において下方に向けて設けられている。各々のバークリップ36は、互いに対向した撓み可能なクリップ片36aを有しており、これらはブラインド装置10の上部バー11と係合して、挟持することが可能な間隔に設定されている。また、トリムボード5Aの上端部には、前後方向に延びたブラインドスロット53(図5示)が設けられ、クリアガラス7との間に隙間を形成している。ブラインドシート13は下方よりこの隙間を通過し、上部バー11がブラインドスロット53の上方に露出している。ブラインドスロット53による隙間は、上部バー11の外径よりも小さく設定されているため、上部バー11がブラインドスロット53を通過して、車輌ドアの内部に進入することはない。その他の構成については、第1実施形態によるものと同一であるため、説明は省略する。
以下、ブラインド装置10の操作方法について説明する。ブラインド装置10が窓部31を覆っていない(開状態)時、ブラインドシート13は、トーションスプリング14の付勢力を受けた下部バー12に巻き取られており、その上端部に位置する上部バー11は、ブラインドシート13により下方に引っ張られた状態で、トリムボード5Aの上端部に当接している。
ブラインドシート13で窓部31を覆う場合、着座者が上部バー11を上方に引き上げることにより、下部バー12が巻回されたブラインドシート13に引っ張られ、トーションスプリング14の付勢力に抗して、図6において時計回り方向に回動する。上方に引き上げられた上部バー11は、窓部31の、それぞれのクリップ片36aを押圧することで、これらを互いに開くように撓ませた後、その間で挟持されるように押し込まれる。クリップ片36aは、互いの間に上部バー11が挿入された状態で形状復帰し、上部バー11を挟圧して保持することにより、ブラインドシート13が窓部31を覆った状態となる(閉状態)。
再び、ブラインドシート13による窓部31の覆いを取り去る時は、クリップ片36aを撓ませながら、上部バー11をバークリップ36から、下方に引き抜く。こうすることにより、拘束を解かれたブラインドシート13が、トーションスプリング14の付勢力により回転された下部バー12に自動的に巻き取られ、窓部31を開状態とする。
本実施形態によれば、クリアガラス7および遮蔽パネル6に対して、車輌の内側に位置するように、窓部31に開閉可能に取り付けられたブラインド装置10を備えた構成としたことにより、ブラインド装置10で窓部31を覆うことにより、車室内への採光量をいっそう微妙に調整できる。
<他の実施形態>
本発明は上述の記載および図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、以下の記載のもの以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本発明は車輌のあらゆるドアに設けられた窓、またはドア以外の車輌ボデーに形成された窓に使用できる。更に、車輌の嵌め殺しの窓にも適用可能である。
(2)遮蔽パネルは、クリアガラスに対して、車室内側に取り付けてもよい。
(3)クリアガラスと遮蔽パネルの互いの位置関係により、クリアガラスを移動させるウインドウレギュレータをアウタパネルに取り付け、遮蔽パネルを移動させるウインドウレギュレータをインナパネルに取り付けてもよい。
第1実施形態による車輌用窓装置を使用した車輌ドアを、車室内から見た斜視図である。 図1に示した車輌ドアの分解斜視図である。 図1に示した車輌ドアの断面図である。 第2実施形態による車輌用窓装置を使用した車輌ドアを、車室内から見た斜視図である。 図4に示した車輌ドアの分解斜視図である。 図4に示した車輌ドアの断面図である。 図4に示したブラインド装置の要部拡大図である。
符号の説明
1、1A…車輌用窓装置
2…アウタパネル
4、4A…インナパネル
6…遮蔽パネル
7…クリアガラス
8…アウトサイドウインドウレギュレータ
9…インサイドウインドウレギュレータ
10…ブラインド装置
31…窓部
DR…車輌ドア

Claims (4)

  1. 透光性を有するとともに、車輌に形成された窓に取り付けられた窓板、および
    前記窓板に対して車輌の外側または内側に位置するように、前記窓に開閉可能に取り付けられ、光を遮るとともに、前記窓から車室内への侵入を防止可能な強度部材により形成された遮蔽パネルを備えたことを特徴とする車輌用窓装置。
  2. 前記遮蔽パネルは金属板により形成されたことを特徴とする請求項1記載の車輌用窓装置。
  3. 前記窓板および遮蔽パネルに対して、車輌の内側に位置するように、前記窓に開閉可能に取り付けられたブラインドを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の車輌用窓装置。
  4. 前記窓が車輌ドアに形成されるとともに、前記窓板を移動させる窓板アクチュエータと、前記遮蔽パネルを移動させるパネルアクチュエータとを備え、前記窓板アクチュエータは前記車輌ドアのアウタパネル、およびこれの車輌内側に連結されたインナパネルのうちの一方に取り付けられ、前記パネルアクチュエータは前記アウタパネルおよびインナパネルのうちの他方に取り付けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の車輌用窓装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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