JP2005271555A - 液滴吐出装置およびその吐出異常検出方法 - Google Patents

液滴吐出装置およびその吐出異常検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】積層型の圧電式アクチュエータを使用する場合に、比較的簡易な構成により、ノズルの吐出異常の判定を確実に行うことができる液滴吐出装置の提供。
【解決手段】この発明は、ノズルの吐出異常の検出時に、駆動回路41からの駆動信号を圧電式アクチュエータ22に印加させ、そのノズルからインクを吐出させる。この吐出時に、インクジェットヘッドは残留振動を発生し、この残留振動には圧電式アクチュエータ22の固有振動とインク室の振動とが混在し、ノズルの吐出異常の検出に必要なものは、インク室の残留振動である。そこで、このときに切り替えスイッチ42を切り替え、残留振動検出回路43は、圧電式アクチュエータ22が検出するインクジェットヘッドの残留振動中から、2つのバンドパスフィルタ431、432と、演算処理回路434とを使用して、目的とするインク室の残留振動を検出する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、インクジェットプリンタなどの液滴吐出装置、およびその吐出異常検出方法に関するものである。
液滴吐出装置の1つであるインクジェットプリンタは、複数のノズルからインク滴(液滴)を吐出して所定の用紙上に画像形成を行う。インクジェットプリンタのインクジェットヘッド(印刷ヘッド)には、多数のノズルが設けられているが、インクの粘度の増加や、気泡の混入、塵や紙粉の付着などの原因によって、いくつかのノズルが目詰まりしてインク滴を吐出できない場合がある。ノズルが目詰まりすると、画像内にドット抜けが生じ、画質を劣化させる原因となる。
従来、このような不具合を解消するために、インクをノズルから吐出するための圧電素子の駆動時に、その圧電素子の振動波形の繰り返し周期を検出し、印刷ヘッド内の気泡の有無を検知する装置が知られている(例えば、特許文献1など参照)。
特開昭63−141750号公報
しかし、特許文献1に記載の従来装置において、インクを吐出させるために、積層型の圧電素子を用いた圧電式アクチュエータを使用する場合には、積層圧電素子のイナータンスが無視できないので、圧電式アクチュエータは固有振動を持つと考えられる。
このため、圧電式アクチュエータの駆動によりインクの吐出時に発生する振動は、インク室内の振動と圧電式アクチュエータの固有振動とが混在した波形となる。従って、その混在波形を検出し、これに基づいてノズルの吐出異常の判定を確実に行うことは難しいという不具合がある。
このため、積層型の圧電素子を用いた圧電式アクチュエータを使用する場合に、比較的簡易な構成により、ノズルの吐出異常の判定を確実に行うことができる新規な装置の出現が望まれる。
そこで、本発明の目的は、上記の点に鑑み、積層型の圧電式アクチュエータを使用する場合に、比較的簡易な構成により、ノズルの吐出異常の判定を確実に行うことができる液滴吐出装置、およびそ吐出異常検出方法を提供することにある。
上記の課題を解決し本発明の目的を達成するために、各発明は、以下のように構成するようにした
すなわち、第1の発明は、振動板と、前記振動板を変位させる積層型の圧電式アクチュエータと、内部に液体が充填され前記振動板の変位により内部の圧力が増減されるインク室と、前記インク室に連通し前記インク室内の圧力の増減により液体を液滴として吐出するノズルとを有する液滴吐出ヘッドと、前記圧電式アクチュエータを駆動する駆動信号を出力する駆動手段と、前記ノズルの吐出異常の検出時に、前記駆動手段からの駆動信号で前記圧電式アクチュエータが駆動されて前記ノズルからの液滴の吐出後に、前記圧電式アクチュエータが検出する前記液滴吐出ヘッドの残留振動に対して所定のフィルタ処理および所定の演算処理を行なって前記インク室の残留振動を検出する残留振動検出手段と、を備えている。
第2の発明は、第1の発明において、前記残留振動検出手段は、前記液滴吐出ヘッドの残留振動に含まれる前記インク室の振動成分を多く含む波形を抽出する第1フィルタと、前記液滴吐出ヘッドの残留振動に含まれる前記圧電式アクチュエータの固有振動成分を多く含む波形を抽出する第2フィルタと、前記第1フィルタの出力と前記第2フィルタの出力との減算処理を少なくとも行う演算処理回路と、を備えている。
第3の発明は、第2の発明において、前記第1フィルタおよび前記第2フィルタは、低域の遮断周波数にそれぞれ差異を設けるようにし、前記第1フィルタの低域の遮断周波数は、抽出すべき残留振動周波数よりも低く設定するようにし、かつ、前記第2フィルタの低域の遮断周波数は、抽出すべき残留振動周波数よりも高く設定するようにした。
第4の発明は、第2または第3の発明において、前記演算処理回路は、前記第1フィルタおよび前記第2フィルタの各出力を異なる増幅率で処理するように構成され、前記第2フィルタの出力の増幅率は、前記第1フィルタの出力の増幅率よりも低く設定されている。
第5の発明は、振動板と、前記振動板を変位させる積層型の圧電式アクチュエータと、内部に液体が充填され前記振動板の変位により内部の圧力が増減されるインク室と、前記インク室に連通し前記インク室内の圧力の増減により液体を液滴として吐出するノズルとを有する液滴吐出ヘッドを備えた液滴吐出装置において、前記ノズルの吐出異常を検出するときには、前記圧電式アクチュエータを駆動信号で駆動させて前記ノズルから液滴を吐出させ、その液滴の吐出後に、前記圧電式アクチュエータで前記液滴吐出ヘッドの残留振動を検出する第1ステップと、その検出した残留振動に対して、所定のフィルタ処理および所定の演算処理を行なって前記インク室の残留振動を検出する第2ステップと、その検出したインク室の残留振動に基づいて、前記ノズルの吐出異常を判定する第3ステップと、からなる各処理を行うようにした。
第6の発明は、第5の発明において、前記第2ステップは、前記液滴吐出ヘッドの残留振動中に含まれる前記インク室の振動成分を多く含む波形を抽出して第1波形を取得するとともに、その残留振動中に含まれる前記圧電式アクチュエータの固有振動成分を多く含む波形を抽出して第2波形を取得するフィルタ処理ステップと、そのフィルタ処理ステップで取得した第1波形と第2波形との減算処理を少なくとも行う演算処理ステップと、からなるようにした。
第7の発明は、第6の発明において、前記演算処理ステップは、前記減算処理に先立って、前記第1波形と前記第2波形を異なる増幅率で処理する前処理を含み、前記第2波形の増幅率は、前記第1波形の増幅率よりも低く設定されているようにした。
このような構成からなる本発明によれば、積層型の圧電式アクチュエータを使用する場合であっても、比較的簡易な構成により、ノズルの吐出異常の判定を確実に行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の液滴吐出装置、およびその吐出異常検出方法の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態における液滴吐出装置の一種であるインクジェットプリンタ1の概略構成を示す平面図である。
このインクジェットプリンタ1は、図1に示すように、ヘッドユニット2およびインクカートリッジ3を搭載したキャリッジ4を備え、このキャリッジ4は1組のキャリッジ軸5に案内されて主走査方向に移動できるようになっている。また、キャリッジ4の一部は歯付きベルト9に固定され、かつ歯付きベルト9は、モータ6の回転軸に固定された駆動プーリ7と従動プーリ8との間に掛け渡されている。
さらに、キャリッジ4にはエンコーダ10が取り付けられ、キャリッジ4の移動方向に沿ってリニアスケール11が設けられている。これにより、エンコーダ10でキャリッジ4上のヘッドユニット2の位置を検出するようになっている。
なお、図1において、12はヘッドユニット2とシステムコントローラなどと電気的な接続を行うケーブルである。13は、後述のインクジェットヘッドの表面をクリーニングするワイパである。14は、そのインクジェットヘッドのノズル基板(図3参照)のキャッピングを行うキャップである。
このような構成からなるインクジェットプリンタ1では、エンコーダ10の検出信号がモータ制御回路(図示せず)に入力されると、そのモータ制御回路によりモータ6の回転動作が次のように制御される。すなわち、加速、一定速度、減速、反転、加速、一定速度、減速、反転・・・というように制御される。
このようなモータ6の動作に伴って、キャリッジ4が主走査方向に往復移動を繰り返し、一定速度の区間が印刷領域に相当するので、その一定速度の際にキャリッジ4に搭載されるヘッドユニット2のノズルから記録紙a上にインク滴が吐出される。この結果、記録紙aには、そのインク滴により所定の文字や画像が記録される。
次に、図1に示すヘッドユニット2の具体的な構成について、図2および図3を参照して説明する。
このヘッドユニット2は、図2に示すようなインクジェットヘッド(液滴吐出ヘッド)20を複数個備え、各インクジェットヘッド20は後述の圧電式アクチュエータを用いたものである。
インクジェットヘッド20は、図2に示すように、振動板21と、この振動板21を変位させる積層型の圧電式アクチュエータ22と、内部に液体であるインクが充填され振動板21の変位により内部の圧力が増減されるインク室(圧力室)23と、このインク室23に連通しインク室23内の圧力の増減によりインクを液滴として吐出するノズル24とを少なくとも備えている。
さらに詳述すると、インクジェットヘッド20は、ノズル24が形成されたノズル基板25と、インク室基板26と、振動板21と、複数の圧電素子27を積層した積層型の圧電式アクチュエータ22とを備えている。
インク室基板26は、図示のように所定形状に形成され、これにより、インク室23と、これに連通するリザーバ28とが形成されている。また、リザーバ28は、インク供給チューブ29を介してインクカートリッジ3に接続されている。
圧電式アクチュエータ22は、対向して配置される櫛歯状の電極31、32と、その電極31、32の各櫛歯と交互に配置される圧電素子27とからなる。また、圧電式アクチュエータ22は、その一端側が図2に示すように中間層30を介して振動板21と接合され、その他端側が図2に示すように固定されている。
このような構成からなる圧電式アクチュエータ22では、電極31と電極32との間に印加される駆動信号により、図2に示すように上下方向に伸び縮みするモードを利用している。この圧電式アクチュエータ22は、ピエゾ素子などからなる圧電素子27が積層されているために、大きな駆動力が得られるのが特徴である。
従って、圧電式アクチュエータ22では、図2に示すような駆動信号が印加されると、振動板21に変位が生じてインク室内23内の圧力が変化して、ノズル24からインク滴が吐出されるようになっている。
なお、図2に示すノズル基板26に形成されるインクジェットヘッド20ごとのノズル24は、例えば図3に示すように配列されている。この図3の例では、4色のインク(Y,M,C,K)に適用した場合のノズル24の配列パターンを示している。
このようなインクジェットヘッド20を備えたインクジェットプリンタ1では、インク切れ、気泡の発生、目詰まり(乾燥)、紙粉付着などの原因によって、ノズル24からインク滴が吐出すべきときに吐出しないというインク滴の吐出異常(不吐出)、いわゆるドット抜け現象を生じることがある。
ここで、紙粉とは、木材パルプを原料とする記録紙が紙送りローラなどと摩擦接触した際に発生しやすく、記録紙の一部からなり繊維状またはその集合体のものを意味する。
次に、上記のような構成からなる圧電式アクチュエータ22を含むインクジェットヘッド20の等価回路を、図4に示す。
図4に示すように、静電式アクチュエータ22は、そのアクチュエータのコンプライアンス(単位圧力あたりの容積変化)Caと、そのアクチュエータのイナータンス(質量)Maとで表すことができる。また、インク室23は、インク室のコンプライアンスCcで表すことができ、そのコンプライアンスCcは、インクの圧縮性によるコンプライアンスCiと振動板21のコンプライアンスCvとからなる。
さらに、ノズル流路は、メニスカスの表面張力によるコンプライアンスCnと、ノズル流路のイナータンスMnと、ノズル流路の抵抗Rnとで表すことができる。また、インク供給路は、インク供給路のイナータンスMsと、インク供給路の抵抗Rsとで表すことができる。
ここで、コンプライアンスCは、次の(1)式で表される。
C=ΔV/ΔP・・・(1)
(1)式において、ΔPは媒体に加えた圧力、ΔVは圧力ΔPが作用したときの容積変化である。
また、図5に示すような断面積S、長さLの管路中の媒質のイナータンスMは、次の(2)式で表される。
M=(ρ×L)/S・・・(2)
(2)式において、ρは管路内の媒質の密度である。
図6に、図2に示すインクジェットヘッド20の概略断面図を示す。
(1)式より、コンプライアンスは、圧力を作用させたときの圧力変化量である。積層型の圧電式アクチュエータ22の場合には、図2に示すように圧電素子27として薄いピエゾ素子を積層し、縦型振動モードで使用する。このため、圧電式アクチュエータ22のコンプライアンスCaは、振動板21のコンプライアンスCvに比べて小さな値となる。また、圧電式アクチュエータ22は図6に示すように振動方向の長さLが長く、イナータンスMaを無視することができない。
従って、インクの吐出時に発生するインクジェットヘッド20の残留振動の成分は、主に、圧電式アクチュエータ22の固有振動モードとインク室23の振動モードとの2種類が混在したものとなる。
ここで、圧電式アクチュエータ22の固有振動モードは、図7(A)に示すように、圧電式アクチュエータ22のコンプライアンスCaとイナータンスMaとによる固有振動である。また、インク室の振動モードは、図7(B)に示すように、インク室22のコンプライアンスCcと、ノズル供給路およびインク供給路の両イナータンスMn,Msが並列合成されたイナータンスとによる振動である。
次に、本発明のインク滴の吐出異常の検出原理について、図2、図7〜図9を参照して説明する。
図2に示す圧電式アクチュエータ22に後述の駆動回路から駆動信号が供給されると、振動板21が撓み、インク室23内の容積が拡大し収縮する。このとき、インク室23内に発生する圧力により、インク室23内を満たすインクの一部が、インク室23に連通しているノズル24からインク滴として吐出される。
これらの一連の動作により、図7(A)に示す圧電式アクチュエータ22の固有振動モードの場合は、機械的に設計された圧電式アクチュエータ22のコンプライアンスCaとイナータンスMaとによって決まる振動となる。
一方、インク室23の振動モードの場合は、概略してノズル24、インク供給口やインク粘度などによる音響抵抗r、流路内のインク重量によるイナータンスm、インク室23のコンプライアンスは、Cv>Ciであることから、主に振動板21のコンプライアンスをCvとすると、これらの音響インピーダンスで決定される周波数で振動板21が自由振動を起こすと考えられる。
図8に、振動板21の残留振動を想定した単振動の計算モデルを示す。この計算モデルに音圧Pを与えたときのステップ応答を体積速度uについて計算すると、次式を得ることができる。
Figure 2005271555
ここで、図2に示すインクジェットヘッド20が正常にインクを吐出し、音響抵抗r、イナータンスm、およびコンプライアンスCvに変化がなければ、常に一定のインク室23の残留振動波形が得られる。
しかし、インクの吐出が不良でドット抜けが発生する場合には、各音響インピーダンスが変化し、正常の吐出時とは異なる振動になる。図9に、この計算結果の一例を示す。この計算結果によれば、以下のことがわかった。
(1)気泡がインクの流路や、ノズルの先端に詰まった場合には、気泡が混入した分のインク重量が減ってイナータンスmが減少し、気泡によりノズル径が大きくなった状態と等価となり音響抵抗rが減少し、周波数が高くなるという特徴的な残留振動波形として検出できる(図9の「気泡混入」参照)。
(2)ノズル部のインクが乾燥して吐出しなくなった場合には、その乾燥によりノズル付近のインクの粘性が増加し、音響抵抗rが増大し、過減衰になるという特徴的な残留振動波形として検出できる(図9の「乾燥」参照)。
(3)紙粉やゴミがノズル面に付着した場合には、紙粉によりノズルからインクが染み出すことによって、振動板から見たインク重量が増加してイナータンスmが増加する。また、ノズルに付着した紙粉の繊維によって音響抵抗rが増大し、正常吐出の周期と比べて周期が大きくなる(周波数が低くなる)という特徴的な残留振動波形として検出することができる(図9の「紙粉付着」参照)。
以上から、インク室23の残留振動の波形の差異によってインクジェットヘッド20のインク滴の吐出異常を検出するとともに、その目詰まりの原因を特定できる。
本発明は、このようなインク室23の残留振動を検出することにより、インクジェットヘッド20のインク滴の吐出異常(ノズルの吐出異常)を検出するものである。
しかし、上記のように、インクの吐出時に発生するインクジェットヘッド20の残留振動には、ノズルの吐出異常の検出に必要なインク室23の振動の他に、その検出には不用な圧電式アクチュエータ22の固有振動が混在する。しかも、その両振動の周波数は比較的接近している。
そこで、これらの点を考慮し、インクジェットヘッド20のノズルの吐出異常の検出が必要なときに、インク室23の振動だけを検出し、ノズルの吐出異常の検出を確実に行うことができるようにした本発明の実施形態について、図2および図10〜図12を参照して説明する。
この実施形態は、図10に示すように、駆動手段である駆動回路41と、積層型の圧電式アクチュエータ22と、切り替えスイッチ42と、残留振動検出手段である残留振動検出回路43と、を少なくとも備えている。
駆動回路41は、圧電式アクチュエータ22を駆動する所定の駆動信号(駆動電圧)を出力する回路である。
圧電式アクチュエータ22は、図2に示すように構成され、その電極31、32間に駆動回路41から駆動信号が印加されると変位し、この変位が振動板21に変位を生じさせてインク室内23内の圧力が変化し、これによりノズル24からインク滴が吐出されるようになっている。また、圧電式アクチュエータ22は、ノズル24の吐出異常の検出時には、インクジェットヘッド20の残留振動を検出し、この検出される残留振動を残留振動検出回路43に対して供給するようになっている。
切り替えスイッチ42は、通常は図10に示すようにその接点が駆動回路41と圧電式アクチュエータ22とを接続させた状態にある。また、この切り替えスイッチ42は、ノズル24の吐出異常の検出を行う場合に、システムコントローラ(図示せず)から切り替え信号が出力されるので、これにより、その接点が駆動回路41側から残留振動検出回路43側に切り替わるようになっている。
残留振動検出回路43は、ノズル24の吐出異常の検出時に、圧電式アクチュエータ22が検出するインクジェットヘッド20の残留振動(その残留振動に応じた圧電式アクチュエータ22の発生電圧)に電圧に基づき、後述のように目的とするインク室23の残留振動を検出するものであり、この具体的な検出方法については後述する。
次に、図10に示す残留振動検出回路43の具体的な構成例について、図11を参照して説明する。
残留振動検出回路43は、図11に示すように、第1フィルタである第1ハイパスフィルタ431および第2フィルタである第2ハイパスフィルタ432からならなり、全体としてバンドパスフィルタの機能を有するフィルタ処理回路433と、演算処理回路434と、を少なくとも備えている。
第1ハイパスフィルタ431は、ノズル24の吐出異常の検出時に、圧電式アクチュエータ22が検出するインクジェットヘッド20の残留振動に基づき、その残留振動中からインク室23の振動成分を多く含んだ波形を抽出するものである。このため、第1ハイパスフィルタ431の周波数特性は、例えば図12に示すように、低域の遮断周波数がfz1、高域の遮断周波数がfp1になるように設定されている。
第2ハイパスフィルタ432は、ノズル24の吐出異常の検出時に、圧電式アクチュエータ22が検出するインクジェットヘッド20の残留振動に基づき、その残留振動中から圧電式アクチェエータ22の固有振動成分を多く含んだ波形を抽出するものである。このため、第2ハイパスフィルタ432の周波数特性は、例えば図12に示すように、低域の遮断周波数がfz2、高域の遮断周波数がfp2になるように設定されている。
これらの第1ハイパスフィルタ431および第2ハイパスフィルタ432は、例えばオペアンプ、抵抗、コンデンサなどからなるアクティブフィルタから構成される。すなわち、オペアンプを使用した微分回路で構成され、圧電式アクチュエータ22のが検出するインクジェットヘッド20の残留振動中から直流成分をカットすると同時に、低域の周波数成分を遮断し、高域の周波数成分を通過させるようになっている(図12参照)。なお、第1ハイパスフィルタ431および第2ハイパスフィルタ432は、上記の微分回路に増幅機能を持たせるようにしても良い。
図12において、点aはインク室23の振動周波数であり、点bは圧電式アクチュエータ22の固有振動周波数である。
このような構成からなる第1ハイパスフィルタ431および第2ハイパスフィルタ432は、その遮断周波数fz1,fz2,fp1,fp2は、次のような関係にある(図12参照)。
fz1<fz2<fp1<fp2
このため、第1ハイパスフィルタ431と第2ハイパスフィルタ432の両周波数特性は、図12に示すようにその一部で重なり、第2ハイパスフィルタ432は、第1ハイパスフィルタ431の出力する高周波成分を同時に出力することになる。
演算処理回路434は、第1ハイパスフィルタ431の出力Aと、第2ハイパスフィルタ432の出力Bとの間で、次式のような演算処理を行い、その演算結果Cを出力する回路である。
C=A−(G・B)・・・(6)
ここで、Gは増幅率(利得)であり、この増幅率Gは、1以下の値であり、好ましくは0.2以上から0.8以下の範囲、より好ましくは0.3以上から0.7以下の範囲の任意の値に設定されるようになっている。
(6)式によれば、演算処理回路434は、第1ハイパスフィルタ431の出力Aと、第2ハイパスフィルタ432の出力Bとに対して異なる増幅率で増幅処理し、その後に、その両者の減算処理を行い、目的とするインク室23の残留振動を求めることになる。
次に、このような構成からなる実施形態の動作例について、図10〜図17を参照して説明する。
まず、この実施形態がインクジェットヘッド20のノズル24からのインク滴の吐出により記録紙に画像形成を行う場合の動作について説明する。
このときには、図10に示すように、図示しないシステムコントローラから出力されるスイッチ切り替え信号は「Lレベル」のままである。このため、切り替えスイッチ42の接点は図10の位置のままとなり、駆動回路41と圧電式アクチュエータ22とが接続されたままとなる。そして、この状態で、駆動回路41からは駆動信号が出力されるので、この駆動信号によって圧電式アクチュエータ22が駆動され、インクジェットヘッド20のノズル24から記録紙にインク滴が吐出されて画像形成が行われる。
次に、この実施形態がインクジェットヘッド20のノズル24の吐出異常の検出を行う場合の動作について説明する。
このときには、システムコンロトーラから出力されるスイッチ切り替え信号は、例えば「Lレベル」になる。このため、切り替えスイッチ42はその接点が図10に示す状態になり、駆動回路41と圧電式アクチュエータ22とが接続された状態になる。。
この状態において、駆動回路41からの駆動信号が圧電式アクチュエータ22に印加されると、圧電式アクチュエータ22が駆動される。この結果、振動板21が撓み、インク室23内の容積が拡大縮小する。このとき、インク室23内に発生する圧力により、インク室23内を満たすインクの一部が、ノズル24からインク滴として吐出される(図2参照)。
このインク滴の吐出後(駆動信号の印加後)に、システムコントローラから出力されるスイッチ切り替え信号が「Hレベル」となり、切り替えスイッチ42の接点が駆動回路41側から残留振動検出回路43側に切り替わる。
このとき、インクジェットヘッド20は残留振動を発生し、圧電式アクチュエータ21にその残留振動に応じた電圧が発生する。すなわち、圧電式アクチュエータ21は、インクジェットヘッド20の残留振動を検出することになる(ステップS1)。このインクジェットヘッド20の残留振動の一例を、図14に示す。
上記のように、インクジェットヘッド20の残留振動は、圧電式アクチュエータ22の固有振動とインク室23の振動とが混在し、しかも、その両振動の周波数は比較的接近している。すなわち、図12に示すように、例えばインク室23の振動周波数は点aとなり、圧電式アクチュエータ22の固有振動周波数は点bとなる。
ここで、インクジェットヘッド20のノズル24の吐出異常の検出に必要なものは、上記のようにインク室23の残留振動である。
そこで、残留振動検出回路43は、その圧電式アクチュエータ22が検出するインクジェットヘッド20の残留振動に基づいて、目的とするインク室23の残留振動を以下のような手順で検出する(図12〜図13参照)。
まず、圧電式アクチェエータ21が検出したインクジェットヘッド20の残留振動は、第1ハイパスフィルタ431に入力され、ここで直流成分がカットされるとともに(ステップS2)、インク室23の振動成分を多く含んだ波形が抽出され(ステップS3)、この抽出された出力Aが演算処理回路434に入力される。この抽出された、インク室23の振動成分を多く含んだ波形の一例を、図15に示す。
一方、その残留振動は、同時に第1ハイパスフィルタ432にも入力され、ここで直流成分がカットされるとともに(ステップS2)、圧電式アクチュエータ22の固有振動成分を多く含んだ波形が抽出され(ステップS4)、この抽出された出力Bが演算処理回路434に入力される。この抽出された、圧電式アクチュエータ22の固有振動成分を多く含んだ波形の一例を、図16に示す。
演算処理回路434は、第1ハイパスフィルタ431の出力Aと、第2ハイパスフィルタ432の出力Bとの間で、(6)式のような演算処理を行い、その演算結果Cを出力する。すなわち、演算処理回路434は、第1ハイパスフィルタ431の出力Aを1倍するとともに、第2ハイパスフィルタ432の出力BをG倍し、その両者の減算処理を行い、目的とするインク室23の残留振動を出力する。このように出力された、インク室23の残留振動の波形の一例を、図17に示す。
このように残留振動検出回路43が検出したインク室23の残留振動は、その後段に接続される吐出異常判定回路(図示せず)に供給される。すると、吐出異常判定回路は、その残留振動の波形に基づいて、インク滴の吐出異常の有無を判定し、かつその異常の内容(インクの目詰まりの原因)を特定する。
なお、以上の説明は、図11に示す第1ハイパスフィルタ431と第2ハイパスフィルタ432は同じ増幅度に設定され、演算処理回路434の増幅度Gが「1」以下に設定される場合について説明した。
しかし、図12に示すように、両フィルタ431、432に異なる増幅度を設定し、フィルタ処理を行うようにしても良い。この場合には、演算処理回路434の増幅度Gが「1」に設定される。
以上説明したように、本発明の実施形態では、ノズルの吐出異常の検出時に、積層型の圧電式アクチュエータが検出するインクジェットヘッドの残留振動中から、ノズルの吐出異常の検出に必要なインク室の残留振動を、2つのフィルタ431、432と演算処理回路434とを用いて検出するようにした。
このため、実施形態によれば、積層型の圧電式アクチュエータ22を使用する場合であっても、比較的簡易な構成で、ノズル24の吐出異常の判定を確実に行うことができる。
さらに、実施形態によれば、インクジェットヘッド20の残留振動には、圧電式アクチュエータ22の固有振動とインク室23の振動とが混在し、その両振動の周波数は比較的接近しているが、目的とするインク室23の残留振動を容易に検出できる。
本発明の実施形態における液滴吐出装置の一種であるインクジェットプリンタの概略構成を示す平面図である。 図1に示すインクジェットプリンタのインクジェットヘッドの構成を示す断面図である。 図2に示すヘッドのノズル基板の構成を示す平面図である。 図2に示す圧電式圧チクチュエータを含むインクジェットヘッドの等価回路である。 コンプライアンスを説明するための図である。 インクジェットヘッドの概略断面図である。 ノズルの吐出異常の検出時に生ずる、インクジェットヘッドの残留変動の主な振動モードに対応する等価回路である。 振動板の残留振動を想定した単振動の計算モデルを示す図である。 インク室の残留振動の各種の場合の計算結果を示す図である。 本発明の実施形態の構成を示すブロック図である。 図10に示す残留振動検出回路の具体的な構成を示すブロック図である。 図11に示すハイパスフィルタの周波数特性を示す図である。 図11に示す残留振動検出回路の各部の処理手順を説明するフローチャートである。 図11に示す第1ハイパスフィルタおよび第2ハイパスフィルタに入力されるインクジェットヘッドの残留振動の波形の一例を示す図である。 図11に示す第1ハイパスフィルタにより抽出されたインク室の振動成分を多く含む波形の一例を示す図である。 図11に示す第2ハイパスフィルタにより抽出された圧電式アクチュエータの固有振動成分を多く含む波形の一例を示す図である。 図11に示す演算処理回路から出力されたインク室の残留振動の波形の一例を示す図である。
符号の説明
1・・・インクジェットプリンタ、2・・・ヘッドユニット、20・・・インクジェットヘッド、21・・・振動板、22・・・積層型の圧電式アクチュエータ、23・・・インク室、24・・・ノズル、41・・・駆動回路、42・・・切り替えスイッチ、43・・・残留振動検出回路、431・・・第1ハイパスフィルタ、432・・・第2ハイパスフィルタ、433・・・フィルタ処理回路、434・・・演算処理回路。

Claims (7)

  1. 振動板と、前記振動板を変位させる積層型の圧電式アクチュエータと、内部に液体が充填され前記振動板の変位により内部の圧力が増減されるインク室と、前記インク室に連通し前記インク室内の圧力の増減により液体を液滴として吐出するノズルとを有する液滴吐出ヘッドと、
    前記圧電式アクチュエータを駆動する駆動信号を出力する駆動手段と、
    前記ノズルの吐出異常の検出時に、前記駆動手段からの駆動信号で前記圧電式アクチュエータが駆動されて前記ノズルからの液滴の吐出後に、前記圧電式アクチュエータが検出する前記液滴吐出ヘッドの残留振動に対して所定のフィルタ処理および所定の演算処理を行なって前記インク室の残留振動を検出する残留振動検出手段と、
    を備えていることを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 前記残留振動検出手段は、
    前記液滴吐出ヘッドの残留振動に含まれる前記インク室の振動成分を多く含む波形を抽出する第1フィルタと、
    前記液滴吐出ヘッドの残留振動に含まれる前記圧電式アクチュエータの固有振動成分を多く含む波形を抽出する第2フィルタと、
    前記第1フィルタの出力と前記第2フィルタの出力との減算処理を少なくとも行う演算処理回路と、
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。
  3. 前記第1フィルタおよび前記第2フィルタは、低域の遮断周波数にそれぞれ差異を設けるようにし、前記第1フィルタの低域の遮断周波数は、抽出すべき残留振動周波数よりも低く設定するようにし、かつ、前記第2フィルタの低域の遮断周波数は、抽出すべき残留振動周波数よりも高く設定するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の液滴吐出装置。
  4. 前記演算処理回路は、前記第1フィルタおよび前記第2フィルタの各出力を異なる増幅率で処理するように構成され、前記第2フィルタの出力の増幅率は、前記第1フィルタの出力の増幅率よりも低く設定されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の液滴吐出装置。
  5. 振動板と、前記振動板を変位させる積層型の圧電式アクチュエータと、内部に液体が充填され前記振動板の変位により内部の圧力が増減されるインク室と、前記インク室に連通し前記インク室内の圧力の増減により液体を液滴として吐出するノズルとを有する液滴吐出ヘッドを備えた液滴吐出装置において、
    前記ノズルの吐出異常を検出するときには、
    前記圧電式アクチュエータを駆動信号で駆動させて前記ノズルから液滴を吐出させ、その液滴の吐出後に、前記圧電式アクチュエータで前記液滴吐出ヘッドの残留振動を検出する第1ステップと、
    その検出した残留振動に対して、所定のフィルタ処理および所定の演算処理を行なって前記インク室の残留振動を検出する第2ステップと、
    その検出したインク室の残留振動に基づいて、前記ノズルの吐出異常を判定する第3ステップと、
    からなる各処理を行うことを特徴とする液滴吐出装置の吐出異常検出方法。
  6. 前記第2ステップは、
    前記液滴吐出ヘッドの残留振動中に含まれる前記インク室の振動成分を多く含む波形を抽出して第1波形を取得するとともに、その残留振動中に含まれる前記圧電式アクチュエータの固有振動成分を多く含む波形を抽出して第2波形を取得するフィルタ処理ステップと、
    そのフィルタ処理ステップで取得した第1波形と第2波形との減算処理を少なくとも行う演算処理ステップと、
    からなることを特徴とする請求項5に記載の液滴吐出装置の吐出異常検出方法。
  7. 前記演算処理ステップは、
    前記減算処理に先立って、前記第1波形と前記第2波形を異なる増幅率で処理する前処理を含み、
    前記第2波形の増幅率は、前記第1波形の増幅率よりも低く設定されていることを特徴とする請求項6に記載の液滴吐出装置の吐出異常検出方法。
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