JP2005271451A - 液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型で消費電力が小さな装置でありながら、記録紙上におけるインクのにじみが生じない液体噴射装置を提供すること。
【解決手段】ターゲット200に対して液滴P1等を吐出するノズル112等を有する記録ヘッド110と、ノズル112等から吐出された液滴P1等に対して、液滴P1等がターゲット200に到達する間にレーザー光L1等を照射する照射手段120等と、記録ヘッド110と照射手段120等を制御する制御手段124と、を有することを特徴とする液体噴射装置100。
【選択図】図2

Description

本発明は、ターゲットに対して液体を噴射する液体噴射装置に関するものである。
従来より、液体噴射装置である例えば、インクジェット式記録装置には、インクジェット式記録ヘッドが備えられている。このインクジェット式記録ヘッドには、記録紙等にインクを吐出するためのノズルが多数設けられている。
そして、前記記録紙に前記インクが吐出され、定着することで、文字、画像等を記録することができる。
ところが、前記ノズルから吐出された前記インクが前記記録紙上において乾燥して定着するには時間がかかり、前記インクの溶媒の割合が多い場合等には、前記記録紙上において前記インクがにじみ、文字、画像等の輪郭が不鮮明になる場合がある。
特に、前記記録紙における同一の画素に対して複数回前記インクを吐出する、いわゆる重ね打ちをする際には、先に吐出した前記インクが十分に乾燥しないうちに、さらに前記インクが吐出され、上述の前記インクのにじみの問題がより大きくなるおそれがある。
これに対して、前記記録紙上に吐出された前記インクを輻射熱等によって急速に乾燥させ、前記記録用紙上に定着させる技術が提案されている。
特開平8−224871号公報(図1等)
しかしながら、前記記録紙上に吐出されたインクを輻射熱等によって乾燥させるための装置は大型であるから大きなスペースが余分に必要になる。また、それらの装置は、消費電力が大きい等の問題がある。
そこで、本発明は、小型で消費電力が小さな装置でありながら、記録紙上におけるインクのにじみが生じない液体噴射装置を提供することを目的とする。
前記目的は、第1の発明によれば、ターゲットに対して溶媒と溶質で構成される液滴を吐出するノズルを有する記録ヘッドと、前記記録ヘッドに液体の供給が可能な液体供給源と、前記ノズルから吐出された前記液滴に対して、前記ノズルから前記液滴が吐出されてから前記ターゲットに到達する間にレーザー光を照射する照射手段と、前記記録ヘッドと前記照射手段を制御する制御手段と、を有し、前記照射手段は、前記液滴の前記溶媒の一部又は全部を蒸発させることを特徴とする液体噴射装置により達成される。
第1の発明の構成によれば、前記照射手段は前記液滴に対して、前記液滴が前記ノズルから吐出されてから前記ターゲットに到達する間にレーザー光を照射することができる。
このため、前記液滴の溶媒である例えば、水が、前記レーザー光のエネルギーを受けて蒸発するから、前記液滴は前記ノズルから吐出され前記ターゲットに到達する間の飛翔中に前記溶媒に対する前記溶質の割合が高くなる(溶質濃度が高くなる)。
すなわち、前記液滴が前記ノズルから吐出されたときの溶質濃度よりも、前記液滴が前記ターゲットに着弾するときの溶質濃度が高くなる。溶質濃度が高い前記液滴は前記ターゲット上において、溶質濃度が低い液滴よりも乾燥及び定着が早いから、にじみも生じない。
そして、前記照射手段は、その機能が前記レーザー光の照射であるから、小型化が可能であり、また、消費電力も小さい。
これにより、小型で消費電力が小さい装置でありながら、記録紙上におけるインクのにじみが生じない液体噴射装置を提供することができるのである。
第2の発明は、第1の発明の構成において、前記レーザー光は、複数の異なる色相を有する複数の種類の前記液滴に対応して、複数の異なる波長を有することを特徴とする。
第2の発明の構成によれば、前記レーザー光の波長は、前記液滴の色相に対応する。
このため、前記液滴の色相に対応して、前記液滴に吸収され易い波長の前記レーザー光を照射することができる。
これにより、前記液滴に前記レーザー光にエネルギーを効率良く吸収させることができ、前記照射手段の一層の小型化、低電力消費化が可能になる。
第3の発明は、第1又は第2の発明のいずれかの構成において、前記レーザー光は、紫外線又は赤外線であることを特徴とする。
前記紫外線及び前記赤外線は、前記液滴の色相が異なっても、前記液滴に吸収される吸収率はほぼ同じである。
このため、あらゆる色相の前記液滴に対して、前記レーザー光のエネルギーを効率良く吸収させることができる。
第4の発明は、第1の発明の構成において、前記照射手段は、黒の色相を有する前記液滴にのみ前記レーザー光を照射することを特徴とする。
このため、前記黒の色相を有する前記液滴の溶質濃度を高くすることができる。
これにより、特にシャープかつ高濃度な記録が要求される前記黒の色相において、にじみを生じることなく、高濃度に記録することができる。
第5の発明は、第1乃至第4の発明のいずれかの構成において、前記液体供給源は液体を収容する液体収容部を備え、同一の色相の液体は、単一の液体収容部に収容されていることを特徴とする。
前記照射手段によって、前記液滴の溶質濃度を制御することができるから、前記液体収容部に収容された液体が、同一の色相において単一であっても、複数の溶質濃度の前記液滴を生成することができる。よって、複数段階の濃度の記録が可能であるため、異なる濃度の液体を個別に記録ヘッドに供給する必要がない。なお、濃度は前記ターゲット上の色の濃さを表し、溶質濃度は前記液滴の濃さを表すものとして使用する。
このため、前記液体収容部の数が少なくてもよい。
これにより、前記液体噴射装置の大きさを小型化できる。
第6の発明は、第1乃至第5の発明のいずれかの構成において、前記制御手段は、印刷データに対応して、前記レーザー光を照射する出力状態と、前記レーザー光を照射しない非出力状態を制御することを特徴とする。
このため例えば、濃度が高い前記印刷データの場合は、前記レーザー光を照射することによって、前記液滴の溶質濃度を高くして、前記記録紙上の文字等の濃度を高くし、濃度が低い前記印刷データの場合は、前記レーザー光を照射しないことによって、前記液滴の溶質濃度を高くせず、前記記録紙上の文字等の濃度を低くすることができる。
第7の発明は、第6の発明の構成において、前記制御手段は、前記印刷データに対応して、前記出力状態における前記レーザー光の出力を複数段階に制御することを特徴とする。
このため例えば、同一の色相において濃度が異なる複数の印刷データに対応して、前記レーザー光の出力を制御し、溶質濃度が異なる前記液滴を生成することができる。
これにより、前記液滴を、前記印刷データに対応して複数の溶質濃度に制御可能となる。よって前記記録紙上に複数の濃度で記録することができる。
第8の発明は、第1乃至第7の発明のいずれかの構成において、前記制御手段は、前記印刷データに対応して、前記ターゲットにおける各画素に対する前記液滴の吐出回数を制御することを特徴とする。
前記各画素に対する前記液滴の吐出回数が多いほど、単一の画素に供給される前記液滴中の溶質が多くなるから、前記画素の濃度が高くなる。
このため、前記各画素に対する前記液滴の吐出回数を制御することで、複数の濃度の文字等を記録することができる。
第9の発明は、第8の発明の構成において、前記制御手段は、前記ターゲットの種類及び前記レーザー光の前記出力状態と前記非出力状態に対応して、前記ターゲットにおける各画素に対する前記液滴の吐出回数の上限値を変化させることを特徴とする。
前記各画素に対する吐出回数の上限値は、前記ターゲットの種類と液滴の重量から決定される。例えば前記ターゲットがインクジェット専用紙の場合は、多くの液体を吸収できるため、普通紙の場合と比較して吐出回数の上限値は多くなる。また液滴の重量が小さい場合には、吐出回数の上限値は多くなる。
吐出回数を多くすると高濃度の記録が可能であるが、上限値を超えて吐出を行った場合には、にじみが大きくなる、前記ターゲットが膨潤し変形を起こす等の問題が生じる。
前記レーザー光の照射を行った前記液滴の重量は行わなかった液滴に比較して小さいため、吐出回数の上限値を大きくすることができる。このとき、1つの液滴中の溶質の量は、照射の有無に関わらず一定である。このため、より濃度の高い記録が可能となる。
第10の発明は、第1乃至第9の発明の構成において、前記記録ヘッドは、複数の前記ノズルが列状に並んだノズル列を有し、前記照射手段は、前記ノズル列の方向と平行に前記レーザー光を照射することを特徴とする。
このため、前記照射手段は、前記ノズル列を構成するすべての前記ノズルから吐出される前記液滴に対して、前記レーザー光を照射することができる。
これにより、一列の前記ノズル列に対して、1個の前記照射手段があればよいから、前記記録装置の小型化が可能になる。
第11の発明は、第1乃至第10の発明のいずれかの構成において、前記液体噴射装置は複数のノズル列を備え、前記複数のノズル列の一部は前記照射手段を有する照射手段対応ノズル列であり、前記照射手段対応ノズル列以外の前記ノズル列は前記照射手段を有しない照射手段非対応ノズル列であることを特徴とする。
前記照射手段対応ノズル列の前記ノズルから吐出される前記液滴には、前記レーザー光が照射されるから、前記液滴の溶質濃度は高くなる。
一方、前記照射手段非対応ノズル列の前記ノズルから吐出される前記液滴には、前記レーザー光が照射されないから、前記液滴の濃度は高くならない。
よって、黒等の特に高濃度の記録が求められる色相を吐出するノズル列のみを照射手段対応ノズル列とすることにより、効果的に高品質な記録が可能となる。
第12の発明は、第11の発明の構成の液体噴射装置において、少なくとも一つの前記照射手段対応ノズル列と、少なくとも一つの前記照射手段非対応ノズル列は、同一の液体収容部から液体の供給を受けることを特徴とする。
前記照射手段対応ノズル列の前記ノズルから吐出される前記液滴には、前記レーザー光が照射されるから、前記液滴の溶質濃度は高くなる。
一方、前記照射手段非対応ノズル列の前記ノズルから吐出される前記液滴には、前記レーザー光が照射されないから、前記液滴の溶質濃度は高くならない。
このため、前記照射手段対応ノズル列と前記照射手段非対応ノズル列から吐出される前記液滴の種類が同一であっても、溶質濃度が異なる前記液滴を前記記録用紙上に着弾させることができる。
これにより、液体収容部の数が少なくても、溶質濃度が異なる前記液滴を生成することができる。
第13の発明は、第1乃至第12の発明のいずれかの構成の液体噴射装置において、同一の前記液滴に対して、複数回前記レーザー光を照射するためのレーザー光反射手段を有することを特徴とする。
このため、同一の前記液滴に対して、一度だけ前記レーザー光を照射するよりも、前記レーザー光のエネルギーをより多く吸収させることができる。
これにより、前記レーザー光の出力が小さくても、前記液滴に大きなエネルギーを吸収させることができる。
第14の発明は、第1乃至第12の発明のいずれかの構成の液体噴射装置において、一つの前記照射手段から照射された前記レーザー光を、複数の前記ノズル列に対して照射するためのレーザー光案内手段を有することを特徴とする。
前記レーザー光は例えば、金属製の鏡などによって容易に経路の制御が可能である。このため、例えば、複数の鏡で構成される前記レーザー光案内手段によって、一つの前記照射手段による前記レーザー光の経路を制御し、複数の前記ノズル列に前記レーザー光を照射することができる。
このため、複数の前記ノズル列の数よりも、前記照射手段の数が少なくてもよいから、前記液体噴射装置の小型化が可能となる。
以下、この発明の好適な実施の形態を添付図面等を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の液体噴射装置の実施の形態にかかるインクジェット式記録装置(以下「記録装置」という)100を示す概略斜視図である。
図1に示すように、記録装置100は、キャリッジ101を有し、このキャリッジ101はキャリッジモータ102により駆動されるタイミングベルト103を介し、ガイド部材104に案内されてプラテン105の軸方向に往復移動されるように構成されている。
図1のキャリッジ101のターゲットである例えば、記録紙200に対向する側には、記録ヘッドである例えば、後述するインクジェット式記録ヘッド(以下「記録ヘッド」という)が搭載され、その上部には、記録ヘッド110に液体である例えば、インクの供給が可能な液体供給源である例えば、ブラックインクカートリッジ106及びカラー用インクカートリッジ107が着脱可能に装填されている。ブラックインクカートリッジ106は単一の液体収容部を備えており、例えば、黒色のインクをその液体収容部に格納している。カラーインクカートリッジ107は複数の液体収容部を備えており、例えば、イエロー、マゼンタ、シアンのインクをそれぞれ1つの液体収容部に格納している。
黒色の色相のインクを供給するインクカートリッジはブラックインクカートリッジ106のみであり、更にブラックインクカートリッジは上述のように、内部に単一の液体収容部を備える。また、イエローの色相のインクを供給するインクカートリッジはカラーインクカートリッジ107のみであり、更にイエローのインクは上述のように1つの液体収容部に格納されている。これは、同一の色相の液体は、単一の液体収容部に収容されていることを意味する。
図2は、図1の記録装置100の部分概略断面図である。
図3は、図2の記録装置100を矢印B方向から見た概略図である。なお、図3では、キャリッジ101を省略してある。
図2に示すように、記録装置100は、上側給紙側ローラ116aと下側給紙側ローラ116bで構成される給紙側ローラ116及び、上側排紙側ローラ118aと下側排紙側ローラ118bで構成される排紙側ローラ118によって、記録紙200が矢印S方向に紙送りされるようになっている。
図2に示すように、キャリッジ101には、記録ヘッド110が配置されている。
この記録ヘッド110は、記録紙200に対して液滴である例えば、インク滴を吐出するノズル112a,112b,112c,112d,112eを有している。イエロー(黄色)のカラーインクカートリッジから吐出されるインク滴は例えば、水である溶媒と、イエローの染料である溶質で構成されている。
図3に示すように、記録ヘッド110は、複数のノズル112が列状に並んだノズル列113を有している。記録ヘッド110は、また、複数のノズル114が列状に並んだノズル列115を有している。
また、記録ヘッド110には、図2に示すように、ノズル112から吐出されたインク滴に対して、そのインク滴が記録紙200に到達する間にレーザー光L1を照射する照射手段である例えば、レーザー光源120が配置されている。このレーザー光源120は例えば、半導体レーザーである。記録ヘッド110にはまた、図3に示すように、ノズル114から吐出されたインク滴に対して、レーザー光L2を照射するためのレーザー光源121が配置されている。
すなわち、図3に示すように、レーザー光源120等はノズル列毎に配置されている。ノズル列113に対応してレーザー光源120が設けられており、ノズル列115に対応してレーザー光源121が設けられている。
そして、レーザー光源120及びレーザー光源121は、ノズル列113及びノズル列115の方向に平行に(言い換えると、沿って)レーザー光L1及びL2をそれぞれ照射するように構成されている。
このため、レーザー光源120及びレーザー光源121は、それぞれ、ノズル列113及び115を構成するすべてのノズル112及び114から吐出されるインク滴に対して、レーザー光L1及びL2を照射することができる。
これにより、一列のノズル列113(又はノズル列115)に対して、1個のレーザー光源120(又はレーザー光源121)があればよいから、記録装置100の小型化が可能になる。
また、記録装置100は、このレーザー光源120等に対応して、レーザー光源120等から照射されたレーザー光L1等を遮断するための遮光板122を有する。
図3に示すように、遮光版122は、矢印T方向に沿って形成されており、矢印T方向に往復移動する記録ヘッド110に配置されたレーザー光源120等から照射されるレーザー光L1等を遮断できるように構成されている。
また、記録装置100は、図2に示すように、記録ヘッド110とレーザー光源120等を制御する制御手段である例えば、制御装置124を有する。
図4は、本実施の形態の記録装置100の主なハードウエア構成等を示す概略ブロック図である。
図4に示すように記録装置100には、例えばコンピュータ等が搭載されている。具体的には、バス160を介してCPU(Central Processing Unit)161、ROM(Read Only Memory)162、RAM(Random Access Memory)163等が配置されている。
また、バス160には、記録装置100へ情報を入力するキーボード等の入力装置164やディスプレイ等の表示装置165も接続されている。
また、バス160には、図3の記録ヘッド110、レーザー光源120、レーザー光源121が接続されている。
バス160はすべてのデバイスを接続する機能を有し、アドレスやデータパスを有する内部バスである。
CPU161は、所定のプログラムの処理を行う他、バス160に接続されたROM162等を制御している。ROM162は、上記プログラムや各種情報等を格納している。
ROM162は、書き換え可能な不揮発性メモリであるFLASH ROMを含んでいても良い。このようなFLASH ROMは、例えばネットワークを通じてダウンロードされたデータ等が格納される。
RAM163は、上記プログラム処理中のメモリの内容を対比したり、プログラムを実行するためのエリアとしての機能を有する。
図5は、記録装置100の主なソフトウエア構成等を示す概略ブロック図である。
図5に示すように、記録装置100は中央制御部201を有する。
また、記録装置100は図3の記録ヘッド110を制御する記録ヘッド制御部202を有する。
さらに、記録装置100はレーザー光源120及び121を制御するレーザー光源制御部204を有する。
上記の中央制御部201、記録ヘッド制御部202及びレーザー光源制御部204は、図2の制御装置124に対応する。
以上の構成によれば、図3のレーザー光源120及び121はインク滴に対して、インク滴がノズル112等から吐出されてから、記録紙200に到達する間に(前に)レーザー光L1及びL2を照射することができる。
そして、レーザー光L1とレーザー光L2は、複数の異なる色相を有する複数の種類のインク滴に対応して、複数の異なる波長を有する。
すなわち、レーザー光L1は、図1のカラーインクカートリッジ107に格納されている例えば、イエローのインクが図3のノズル112から吐出されて形成されるインク滴に吸収され易い波長を有し、レーザー光L2は、ブラックインクカートリッジ106に格納されている黒色のインクが図3のノズル114から吐出されて形成されるインク滴に吸収され易い波長を有するのである。
図6(a)は、インクの色相とレーザー光の色相の関係を示す図である。
インクの色相に対して逆の色相となる波長のレーザー光を用いると、エネルギーの吸収効率は上がる。例えばイエローのインク滴に対しては、図6(a)に示すように、ブルーの波長のレーザー光を用いる。また、図6(a)に示すように、シアンのインク滴に対してはレッドの波長のレーザー光を用い、マゼンタのインク滴に対してはグリーンの波長のレーザー光を用いる。
これにより、インク滴の溶媒である例えば、水が、レーザー光L1及びL2のエネルギーを効率的に吸収して蒸発する。
レーザー光L1等の照射により、図6(b)を使用して以下に説明するように、インク滴はノズル112及び114から吐出され記録紙200に到達する間の飛翔中に溶媒に対する溶質の割合が高くなる(溶質濃度が高くなる)。
なお、本実施の形態とは異なり、レーザー光を紫外線又は赤外線としてもよい。前記紫外線及び赤外線は、インク滴の色相が異なっても、インク滴に吸収される吸収率はほぼ同じである。
このため、あらゆる色相のインク滴に対して、レーザー光のエネルギーを効率良く吸収させることができる。
また、本実施の形態とは異なり、黒の色相を有するインク滴にのみレーザー光を照射する構成にしてもよい。
これにより、黒の色相を有するインク滴の溶質濃度を高くすることができるから、特に鮮明さが要求されている黒の色相を有するインク滴によって生成される文字等を、にじみを生じることなく、鮮明に記録することができるのである。
図6(b)は、インク滴の一例を示す図である。
図6(b)では、図3のノズル112から吐出されるインク滴P1にレーザー光L1を当てる場合の例を示している。
図6(b)に示すように、ノズル112から吐出された直後のインク滴P1(レーザー光L1の照射前のインク滴P1)の構成は、溶媒である例えは、水分が75パーセント(%)であり、溶質である例えば、色材成分が25%である。そして、インク滴P1の重量(ドット重量)は例えば、100ナノグラム(ng)である。色材成分は例えば、黄色の染料である。
ところが、インク滴P1にレーザー光L1が照射されると、上述の水分が蒸発してインク滴P1は例えば、インク滴P2になる。インク滴P2の構成は、水分が50パーセント(%)であり、色材成分が50%である。そして、インク滴P2の重量(ドット重量)は例えば、50ナノグラム(ng)である。
すなわち、インク滴P1は、ノズル112から吐出され、記録紙200に着弾する間の飛翔中に、レーザー光L1の照射を受けることによって、水分のみが蒸発して色材成分の割合が高く、溶質濃度が高く(以後、「高溶質濃度」という)、重量も小さい(そして、直径も小さい)インク滴P2になるのである。
上述のように、インク滴がノズル112及び114から吐出されたときの溶質濃度よりも、インク滴が記録紙200に着弾するときの溶質濃度が高くなる。そして、図7を使用して以下に説明するように、溶質濃度が高いインク滴は記録紙200上において、溶質濃度が低い液滴よりも乾燥及び定着が早いから、にじみも生じない。
図7は、インク滴の記録紙200へのしみ込み方を示す図である。
図7では、図2のノズル112から吐出されるインク滴P1にレーザー光L1を照射する場合と照射しない場合の例を示している。
図7(a)に示すように、インク滴P1にレーザー光L1を照射せずに、記録紙200に着弾させる場合には、インク滴P1は直径w1、深さd1で記録紙200にしみ込む。
これに対して、インク滴P1にレーザー光L1を照射して、インク滴P2として記録紙200に着弾させる場合には、図7(b)に示すように、インク滴P2は直径w2、深さd2で記録紙200にしみ込む。
ここで、直径w2はw1よりも小さく、深さd2はd1よりも小さい。
すなわち、インク滴P1よりも、高溶質濃度で重量も小さい(そして、直径も小さい)インク滴P2は、記録紙200において、より小さな像を形成するのである。
このことは、以下に説明する多くの有利な効果を有する。
第1に、インク滴P2は、インク滴P1から水分だけが蒸発したものであるから、色材成分の含有量はインク滴P1と同じである。そして、インク滴P2はインク滴P1よりも記録紙200上において、小さな像を形成して着弾するから、単位面積当りの色材成分が、インク滴P1がそのまま記録紙200上に着弾する場合よりも、多い。
つまり、ノズル112から溶質濃度が低い(以後、「低溶質濃度」という)インク滴P1を吐出しても、飛翔中にインク滴P2に変質し、高溶質濃度のインク滴P2によって、記録紙200に印刷を行うことができるのである。
これにより、ノズル112から低溶質濃度のインク滴P1を吐出しても、高溶質濃度のインク滴P2を吐出して印刷したのと同様に、高濃度でシャープな印刷が可能になる。これは特に、インクがにじみ易い、いわゆる普通紙で効果が大きい。
また、紙以外でインクのにじみ易い媒体である例えば、OHP(Over Head Projector)用のシートにも、にじみを生じることなく印刷することができる。
第2に、図7(b)を使用して説明したように、インク滴P2が記録紙200にしみ込む深さd2は、インク滴P1にレーザー光L1を照射しないで記録紙200に着弾させる場合の深さd1よりも浅いから、インク滴P2が着弾した記録紙200の面の反対側から透けて見えることはなく、いわゆる、裏うつりすることがない。
このため、記録紙200の両面に印刷することも可能になる。
第3に、インク滴P2は、インク滴P1よりも、水分量が少ないから、乾燥時間を短縮できる。これは、記録紙200の印刷後、短時間で別の記録紙を印刷して先に印刷済みの記録紙200に重ねても、記録紙200上のインクは既に乾燥しているから、記録紙200上のインクが他方の記録紙に付着することがないことを意味する。
これにより、印刷速度を速くすることができる。
第4に、上述のように、ノズル112から低溶質濃度のインク滴P1を吐出すればよいので、高溶質濃度のインクを吐出する場合の問題を回避できる。すなわち、高溶質濃度のインクはわずかに水分が蒸発しただけで粘度が急激に上昇し、ノズルからの吐出不良を起こし易いのであるが、本実施の形態においては、ノズル112から吐出するインクP1は低溶質濃度なので、このような問題を回避できるのである。
第5に、上述のように、ノズル112から重量が大きいインク滴P1を吐出しても、記録紙200へは小さなインク滴P2を着弾させることができる。ノズルから吐出するインク滴が小さ過ぎると(重量が軽過ぎると)、飛翔中に減速して、霧状のいわゆる、ミストになるという問題がある。
この点、本実施の形態においては、ノズル112から吐出するのは重量が大きいインク滴P1であるから、上述のミストの問題を回避できるとともに、飛翔中にインク滴P2はレーザー光L1の照射を受けて重量も直径も小さくなるから、記録紙200上に小さな像を形成する。
すなわち、ミストの問題を未然に防止しつつ、インク滴の1個当りの像(ドット)の直径であるいわゆるドット径が小さいインク滴によって、高品質の印刷が可能になるのである。
第6に、上述のように、ノズル112から低溶質濃度のインク滴P1を吐出し、飛翔中にレーザー光L1を照射することにより、記録紙200には高溶質濃度のインク滴P2を着弾させることができる。また、インク滴P1にレーザー光を照射させない場合には、記録紙200には低溶質濃度のインク滴P1をそのまま着弾させることができる。
すなわち、ノズル112から吐出されるインク滴P1に、レーザー光L1を照射させなければ、低溶質濃度のインク滴P1によって記録紙200上には濃度の低いドットを形成することができ、レーザー光L1を照射すれば、溶質濃度の高いインク滴P2によって記録紙200上には濃度の高いドットを形成することができるのである。
このため、同じ色相において1種類の低溶質濃度のインクを保持することで、低濃度の印刷(濃度の低いドット形成)に加えて、高濃度の印刷(濃度の高いドット形成)をすることができるのである。
これにより、記録装置100が保持する必要があるインクの種類が減り、記録装置100の一層の小型化が可能になる。
第7に、ノズル112から吐出されるインク滴P1に、レーザー光L1を照射するかしないかによって、また、レーザー光L1の出力によって、複数の色調表現が可能である。
例えば、インク滴P1にレーザー光L1を照射しなければ、インク滴P1の本来の低濃度のドットが得られる。一方、インク滴P1にレーザー光L1を照射する出力を制御することで、インク滴P1の水分を蒸発させる割合を制御することができるから、結果として、インク滴P2の溶質濃度を制御することができ、複数段階の濃度のドットを得ることができるのである。
第8に、インク滴P1にレーザー光L1を直接照射することによってインク滴P1の水分の蒸発量を制御しているから、着弾した後に記録紙を加熱して間接的に水分を蒸発させる方式と比較すると、インク滴P1の水分の蒸発量を高精度に制御することができる。
第9に、インク滴P1の水分を蒸発させる手段としてレーザー光L1を使用しているが、レーザー光源120の構造は簡単であり、小型であり、また、起動時間も短いという利点がある。
また、着弾した後に記録紙200を加熱して間接的に水分を蒸発させる方式に用いる装置は大型であり、その装置が記録装置の本体側に存在するために、本来記録ヘッド110の近傍に配置することが好ましい排紙ローラを記録ヘッド近傍に配置できない。この点、本発明の実施形態によれば、レーザー光源120等は、記録ヘッド110に配置されているから、排紙側ローラ118の配置場所に制限はなく、記録ヘッド110の近傍に配置することができる。
第10に、レーザー光源120等は、その機能がレーザー光L1等の照射であるから、小型化が可能であり、また、消費電力も小さい。
これにより、小型で消費電力が小さな装置でありながら、記録紙200上におけるインクのにじみが生じない記録装置100を提供することができるのである。
また、図5に示すように、記録装置100は、印刷データファイル206を有する。印刷データとは、記録紙200上の各画素の色の濃度(色の濃さ)を指定するデータであり、印刷開始の際に、記録装置100の使用者によって与えられる。
印刷データを処理するために、図4のROM162には、図8に示す印刷テーブルが格納されている。
図8(a)は、各吐出条件における吐出回数、溶質の量、液体の量の関係の一例を示す図である。
図9及び図10は、記録紙200の画素の一例を示す図である。
記録ヘッド110は、記録紙200のある一つの画素に対し、最高で4回のインク滴を吐出可能とされている。4回のインクの吐出は、キャリッジ101がある画素の領域を移動する間に高速で連続的に行ってもよい。また、キャリッジ101を2回往復させ(この間、紙送りはしない)、それぞれの往路、復路で1回ずつ吐出してもよい。
印刷データは例えば、図8(a)のYの値であり、Yの値は例えば、記録紙200上にイエロ(黄色)のインク滴が形成する画素に要求される色の濃度である。濃度が高いほど、Yの値は大きくなる。
そして、中央制御部201は、Yの値に基づいて、インクの吐出の有無と、レーザー光L1を照射する出力状態(照射ありの状態)とレーザー光L1を照射しない非出力状態(照射なしの状態)を制御する。
図8(a)は、インク滴P1の1個分の染料(溶質)の量を0.25、水分の量を0.75、液体量(染料の量と水分の量の合計)を1として作成されている。
そして、インク滴P1の水分を67%蒸発させたものがインク滴P2である。つまり、インク滴P2は、染料の量が0.25であり、水分の量が0.25、液体量が0.5である構成になっている。
このように、インク滴P1とインク滴P2は水分の量は異なるが、染料の量は同じである。
そして、上述のように、記録紙200に対して、インク滴P2はインク滴P1よりも、狭い範囲でしみ込むから、インク滴P2が記録紙200にしみ込む場合の方が、インク滴P1が記録紙200にしみ込む場合よりも、単位面積あたりの染料の量は多い。
また、記録紙200に対して、インク滴P2はインク滴P1よりも、浅くしみ込むから、インク滴P2が記録紙200にしみ込む場合の方が、インク滴P1が記録紙200にしみ込む場合よりも、染料が記録紙200の表面(インク滴P1又はP2が着弾する側の表面)近くに保持され、単位面積あたりの染料の量が同じであるとしても、ドットの濃度は大きい。言い換えると、色が濃く見える。
また、中央制御部201は、Yの値に基づいて、記録紙200における各画素に対するインク滴P1の吐出回数を制御する。
吐出回数を増やすと、記録紙200の一つの画素にしみ込む染料の量もその分多くなるから、濃度が大きいドットを形成することができるのである。これにより、複数の色の濃度の表現が可能になる。
このとき、中央制御部201は、レーザー光L1の照射ありの状態と、照射なしの状態に対応して、吐出回数の上限値を変化させる。記録紙200には、液体を保持できる最大量(上限値)があり、それ以上の液体が供給されると、インクのにじみ等の問題が大きくなる。この液体の上限値は、紙の種類によって決定され例えば、インクジェット式記録装置に適応するインクジェット用紙よりも、いわゆる普通紙はその上限値が小さい。
図8(b)は、記録紙の種類と吐出回数の上限値を示す図である。
吐出回数が増えると、記録紙200等に供給される液体の量が増えるから、吐出回数の上限値は記録紙200等が保持できる液体の最大量に対応する。
図8(b)に示すように、吐出回数の上限値は、記録紙の種類によって異なり、例えば、同一の液体量を有するインク滴を吐出する場合には、OHP(Over Head Projector)シートの場合を2回とすると、光沢紙の場合は10回である。
本実施の形態では、記録紙200が保持可能な液体量の最大量を例えば、2としている。
したがって、上述のように、液体量が1であるインク滴P1は記録紙200に対して2発着弾させるのが上限であるのに対して、液体量が0.5であるインク滴P2の着弾数の上限値は4発である。
このように、中央制御部201は、レーザー光L1の照射ありの状態と、照射なしの状態に対応して、インク滴P1の吐出回数の上限値を変更する制御をするのである。
すなわち、レーザー光L1等でインク滴P1を乾燥させることによって、一つの画素に対するインク滴の吐出回数の上限値を上げることができ、高濃度の印刷が可能になるのである。
以下、Yの値に基づいて、中央制御部201が、インク滴P1の吐出回数を制御する方法の一例を説明する。
図8(c)は、Yの値に対応する吐出条件の一例を示す図である。
図9(a)乃至図9(e)及び図10(a)ないし図10(d)は、記録紙200の各画素に着弾するドット等の一例を示す図である。
図9(a)は、Yの値が0の場合であり、記録紙200に対して、インク滴P1等が着弾しない状態である。
図9(b)は、Yの値が1の場合であり、記録紙200に対して、インク滴P1が1発
、着弾してしみ込んだ状態である。
図9(c)は、Yの値が2の場合であり、記録紙200に対して、インク滴P2が1発、着弾してしみ込んだ状態である。
上述のYが1の場合と染料の量は同じ1であるが、以下の理由によって、より大きな濃度を実現できる。
すなわち、インク滴P1は、記録紙200の一つの画素に対して、図7を使用して説明したように、レーザー光L1を照射してインク滴P2を着弾させる場合よりも、記録紙200に対して深く浸透している。
したがって、染料の量が同じでも、記録紙200に対して、インク滴P1をそのまま着弾させる場合には、インク滴P1にレーザー光L1を照射してインク滴P2として着弾させる場合よりも、濃度が低く見えるのである。言い換えると、色が薄く見えるのである。
このように、インク滴P1に対して、レーザー光L1を照射するか否かによって、より細かい色調表現を行うことができるのである。
図9(d)は、Yの値が3の場合であり、記録紙200に対して、インク滴P1が2発、着弾してしみ込んだ状態である。インク滴P2が1発の場合と比べて、染料の量が2倍であるから、Y1より大きなOLE_LINK1濃度OLE_LINK1であるY2を表現できるのである。
図9(e)は、Yの値が4の場合であり、記録紙200に対して、インク滴P1が1発、インク滴P2が1発、着弾してしみ込んだ状態である。
図8(c)に示すように、1発目(1ショット目)のインク滴に対しては、レーザー光を照射せずにインク滴P1として記録紙200に着弾させ、2発目(2ショット目)のインク滴に対しては、レーザー光を照射してインク滴P2として記録紙200に着弾させる。
上述のYの値が3の場合と染料の量は同じ2であるが、以下の理由によって、より大きな濃度を実現できる。
すなわち、Yの値が3の場合は、インク滴は2発とも記録紙200に深く浸透するインク滴P1である。
一方、Yの値が4の場合は、インク滴は、記録紙200に深く浸透するインク滴P1は一発と、記録紙200により浅く浸透するインク滴P2を一発使用しているから、Yの値が3の場合と染料の量が同じでも、より濃く見えるのである。
図10(a)は、Yの値が5の場合であり、記録紙200に対して、インク滴P2が2発着弾してしみ込んだ状態である。
上述のYの値が3の場合と同様に、染料の量は2であるが、図7で説明したように、インク滴P2は記録紙200において、インク滴P1よりも狭い範囲で、より浅くしみ込むので、より濃度が高い画素を形成することができるのである。
図10(b)は、Yの値が6の場合であり、記録紙200に対して、インク滴P1が1発、インク滴P2が2発、着弾してしみ込んだ状態である。染料の量は3である。
図10(c)は、Yの値が7の場合であり、記録紙200に対して、インク滴P2が3発着弾してしみ込んだ状態である。
上述のYの値が6の場合と同様に、染料の量は3であるが、Yの値が5の場合には、インク滴P1の1発分の染料が記録紙200に広く深く浸透しているのに対して、Yの値が7の場合には、3発のすべてがインク滴P2であるから、記録紙200に狭く浅く浸透する。これにより、Yの値が5の場合と染料の量は同じであっても、より高い濃度の画素を形成することができるのである。
図10(d)は、Yの値が8の場合であり、記録紙200に対して、インク滴P2が4発、着弾してしみ込んだ状態である。染料の量は4である。
なお、図9および図10では、便宜上インク滴の着弾位置をずらして記載しているが、着弾位置は同一点としても問題ない。また、着弾位置は画素の大きさと比較して小さい範囲でずれていても問題ない。
以上が、本実施の形態の記録装置100の構成であるが、以下、その動作等について説明する。
図11は本実施の形態の記録装置100の動作例を示す概略フローチャートである。
まず、図11のステップST1において、記録装置100は、印刷データを取得する。記録装置100が取得した印刷データは、図5の印刷データファイル206に格納される。印刷データはYの値が4であるとする(図8(c)参照)。
ステップST2において、記録装置100の中央制御部201は、一発目の吐出条件を取得する。図8(c)に示すように、一発目はインク滴を吐出するが、レーザー光は照射しないという吐出条件である。
上述の吐出条件を取得した中央制御部201は、レーザー光を照射するかどうかの判断(ステップST3)において、照射しないと判断して図5のレーザー光制御部204のレーザー光照射フラグをOFFにする(ステップST41)。
続いて、中央制御部201は、インク滴を吐出するか否か判断(ステップST5)において、吐出すると判断して図5の記録ヘッド制御部202のインク滴吐出フラグをONにする(ステップST6)。
一発目の吐出条件を取得した中央制御部201は、インク滴を吐出するインク滴吐出ステップを実行する(ステップST7)。
図12は、インク滴吐出ステップの一例を示す図である。
図5の中央制御部201は、インク滴吐出ステップを開始すると(ステップST71)、図2の制御装置124のインク滴吐出フラグがONになっていることを確認し(ステップST72)、さらに、レーザー光照射フラグがOFFになっていることを確認する(ステップST73)。
そして、図2のレーザー光源120からレーザー光を照射せずに、ノズル112a等からインク滴を吐出する。
上述のステップST7において、一発目のインク滴の吐出が終了すると、中央制御部201は、次に吐出するインク滴の吐出条件を取得する。このインク滴は2発目であるから、4発目以下であると判断し(ステップST9)、ステップST3乃至ステップST7のフローを実行する。
ここで、本実施の形態では、記録紙200が保持できる液体の最大量を2としているから、吐出回数の上限値は、インク滴P2である4回である。従って、記録紙200の一つの画素について、4発分の印刷データを処理する。
図8(c)に示すように、Yの値が4の場合は、2発目の吐出条件は、インク滴を吐出し、さらに、レーザー光を照射するというものである。
したがって、図5の中央制御部201は、レーザー光を照射すると判断して(ステップST3)、レーザー光照射フラグをONにし(ステップST4)。インク滴を吐出すると判断して(ステップST5)、インク吐出フラグをONにする(ステップST6)。
そして、記録装置100は、レーザー光を照射して(図13のステップST74)、インク滴を吐出し(ステップST75)、インク滴が記録紙200に着弾する前にレーザー光の照射を終了する(ステップST76)。
2発明のインク滴の吐出が終了すると、図5の中央制御部201は、次に吐出するインク滴の吐出条件を取得する。
Yの値が4の場合は、図8(c)に示すように、3発目はインク滴を吐出しないという条件であるから、図12のステップST7においてはインク滴を吐出しない。同様に、4発目もステップST7においてインク滴を吐出しない。
4発目のインク滴の吐出(又は不吐出)処理を終了すると(ステップST9)、記録紙200の一つの画素に対する印刷データの処理は終了する。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施形態としての記録装置300について説明する。第2の実施形態における記録装置300の構成は、上記第1の実施形態の記録装置100と多くの構成が共通するため共通する部分は同一の符号等とし、説明を省略し、以下、相違点を中心に説明する。
図13は、第2の実施の形態の記録装置300を示す概略図である。
図14は、図13の破線Jで囲んだ部分の概略図である。
第2の実施形態では、図13等に示すように、記録装置300の構成において、第1の実施形態とは異なる点がある。
記録ヘッド111は、同一のインク滴P1に対して、複数回レーザー光L1等を照射するためのレーザー光反射手段である例えば、図13に示す反射板126及び、図14(a)に示す127を有する。反射板126は、記録ヘッド111に配置されている。反射板127は、レーザー光源120に配置されている。
反射板126及び127は例えば、金属製の鏡であり、レーザー光L1等を反射できるように構成されている。
図14に示すように、反射板126(反射板のレーザー光L1の受光側表面)は、垂線Hに対して角度θの傾きを有する。このため、レーザー光源120のレーザー光発射口120aから発射されたレーザー光L1が、再びレーザー光発射口120aに戻ることがない。
また、反射板126が上述の角度θを有することによって、レーザー光L1は、図14を使用して以下に説明するように、反射板126と反射板127の間において、複数回往復することができる。
図14(a)に示すように、レーザー光L1は、レーザー光源120のレーザー光発射口120aから発射され、水平方向(垂線Hと直角方向)に直進し、インク滴P1を照射して、さらにインク滴P1を透過して反射板126の表面部126aに到達する。このとき、インク滴P1はレーザー光L1のエネルギーを吸収率aの分だけ吸収する。すなわち、レーザー光L1のエネルギーをQとすると、インク滴P1はQ×a(Qa)のエネルギーを吸収し、インク滴P1を構成する水分の一部が蒸発して、図14(b)に示すインク滴P1aとなる。
図14(b)に示すように、表面部126aに到達したレーザー光L1は、表面部126aにおいて反射し、レーザー光L1aとなって、反射板127の表面127a部に到達する。
すなわち、反射板は垂線Hに対して角度θの傾きを有するから、レーザー光L1aは水平方向に対して図で下向きに角度θにおいて直進し、レーザー光発射口120aには戻らず、反射板127の表面部127aに到達するのである。
レーザー光L1aは、インク滴P1aを照射して、さらにインク滴P1aを透過して反射板127の表面部127aに到達する。このとき、インク滴P1aはレーザー光L1aのエネルギーを吸収率aの分だけ吸収する。すなわち、レーザー光L1aのエネルギーをQαとすると、インク滴P1aはQα×a(Qαa)のエネルギーを吸収し、インク滴P1aを構成する水分の一部が蒸発して、図14(c)に示すインク滴P1bとなる。
図14(c)に示すように、表面部127aに到達したレーザー光L1aは、表面部127aにおいて反射し、レーザー光L1bとなって、反射板126の表面部126bに到達する。
レーザー光L1bは、インク滴P1bを照射して、さらにインク滴P1bを透過して反射板126の表面部126bに到達する。
以上で説明したように、同一のインク滴P1に対して、複数回レーザー光L1等を照射することができるから、レーザー光L1のエネルギーを効率的にインク滴P1に吸収させることができる。これは、レーザー光源120がレーザー光L1を発射する出力は、インク滴P1に対して一度の照射によりエネルギーを付与する場合と比べて、小さくてもよいことを意味する。
また、インク滴P1に対してレーザー光L1等を一方からだけではなくて、反対方向からも照射できるため、インク滴P1の水分を均一に蒸発させることができる。
なお、本実施の形態とは異なり、反射板126だけではなくて反射板127も、垂直
方向に対して、角度を有する構成としてもよい。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施形態としての記録装置400について説明する。第3の実施形態における記録装置400の構成は、上記第1の実施形態の記録装置100と多くの構成が共通するため共通する部分は同一の符号等とし、説明を省略し、以下、相違点を中心に説明する。
図15は、第3の実施の形態の記録装置400を図1の矢印A方向から見た概略図である。第3の実施形態では、図15に示すように、記録装置400の構成において、第1の実施形態とは異なる点がある。
図15に示すように、記録ヘッド110は、複数のノズル112及び114に対して、レーザー光L1を照射するためのレーザー光案内手段である例えば、導光手段130a及び130bを有する。導光手段130a及び130bは例えば、金属製の鏡であり、その表面は、レーザー光L1の進行方向である矢印X1に対して、θ2の角度において配置されている。
θ2は例えば、45度であり、レーザー光L1は、導光手段130aの表面で矢印X1と直角方向である矢印X2方向に進行方向を変更し、さらに、導光手段130bの表面で矢印X2方向と直角方向である矢印X3方向に進行方向を変更して、記録ヘッド110に配置された遮光板131に到達する。
すなわち、矢印X1と矢印X3は平行であるから、レーザー光L1を、記録ヘッド110に平行に配置されたノズル112から吐出されるインク滴のみならず、114から吐出されるインク滴にも照射することができるのである。
このため、記録装置400は、1個のレーザー光源120を有することによって、すべてのノズル112及び114から吐出されるインク滴P1等にレーザー光L1を照射することができる。
これにより記録装置400は、レーザー光源を1個だけ有すれば足りるから、小型化及びコストダウンを図ることができる。
(第4の実施の形態)
次に、第4の実施形態としての記録装置500について説明する。第4の実施形態における記録装置500の構成は、上記第1の実施形態の記録装置100と多くの構成が共通するため共通する部分は同一の符号等とし、説明を省略し、以下、相違点を中心に説明する。
図16は、第4の実施の形態の記録装置500を図1の矢印A方向から見た概略図である。第4の実施形態では、図16に示すように、記録装置500の構成において、第1の実施形態とは異なる点がある。
図16に示すように、記録装置500は、ノズル列113を構成するノズルから吐出されるインク滴P1をレーザー光L1によって、照射するためのレーザー光源120を有するが、ノズル列115を構成するノズルから吐出されるインク滴をレーザー光によって照射するためのレーザー光源は有していない。
記録装置500は、ノズル列113とノズル列115は同一の液体収容部から液体の供給を受け、同一のインク滴P1を吐出するのであるが、ノズル列113から吐出されたインク滴P1は、レーザー光L1の照射を受けて水分が蒸発してインク滴P2になるから、高濃度の印刷ができる。
一方、ノズル列115から吐出されたインク滴P1にはレーザー光は照射されないから、インク滴P1がそのまま記録紙200に着弾し、低濃度の印刷をすることになる。
このため、レーザー光源120は常にレーザー光L1を照射する制御にしても、同一の色相において高濃度印刷と、低濃度印刷をすることが可能であるから、記録装置500の制御が簡素化できる。
また、レーザー光源の数を少なくすることができるから、記録装置500の小型化が可能である。
(第5の実施の形態)
次に、第5の実施形態について説明する。第5の実施形態における記録装置の構成は、上記第1の実施形態の記録装置100と多くの構成が共通するため共通する部分は同一の符号等とし、説明を省略し、以下、相違点を中心に説明する。
第5の実施の形態の記録装置においては、図5の中央制御部201は、印刷データに対応して、出力状態におけるレーザー光L1等の出力を複数段階に制御する。
図17は、印刷データ(Yの値)とレーザー光の出力の関係(出力テーブル)の一例を示す図である。
図17に示すように、Yの値が大きいほど、レーザー光の出力は大きい。これは、レーザー光の出力が大きいほど、インク滴に吸収させることができるエネルギー量が多く、水分をより多く蒸発させることができるため、染料の溶質濃度が高いインク滴を生成できるからである。
すなわち、レーザー光L1等の出力の強さによって、色の色調表現を行うことができるのである。
レーザー光L1等の出力を大きくすることによって生成された溶質濃度が高いインク滴は、図1の記録紙200の浸透がより浅くなる。そして、インク滴中の染料は記録紙200の表面近傍に位置する。
そして、インク滴中の染料の量が同じ場合には、記録紙200の表面近傍に位置する染料の量が多いほど、記録紙200に形成されるのドットは濃度が高く見える。言い換えると、色が濃く見える。
従って、レーザー光L1等の出力を制御することによって、色の色調表現を行うことができるのである。
さらに、インク滴を一発吐出するだけで、十分な濃度を得られるから、同一の画素に対して複数回の吐出(重ね打ち)をする必要がないという効果もある。
レーザー光L1等の出力テーブルは、図4のROM162にデータとして格納されている。
なお、図17の出力テーブルは例えば、インク滴P1の重量、乾燥させる水分重量、インク比重、インク滴P1の体積、インク滴P1の半径、インク滴P1の投影面積、蒸発エンタルピー、比熱、蒸発エネルギー、インク滴P1の速度、レーザー光の直径、レーザー光の面積、レーザー光がインク滴P1を通過する通過時間、レーザー光L1がインク滴P1に吸収される吸収率等に基づいて、算出される。
本発明は、上述の実施の形態に限定されない。さらに、上述の各実施の形態は、相互に組み合わせて構成するようにしてもよい。また、本発明は、インクジェット式記録装置に限らず、プリンタ等の画像記録装置に用いられる記録ヘッド、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の電極形成に用いられる電極材噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等の液体を吐出する液体噴射ヘッドを用いた液体噴射装置、精密ピペットとしての試料噴射装置等にも適用できる。
本発明の液体噴射装置の実施の形態にかかるインクジェット式記録装置を示す概略斜視図である。 記録装置の部分概略断面図である。 図1の記録装置の概略図である。 記録装置の主なハードウエア構成等を示す概略ブロック図である。 記録装置の主なソフトウエア構成等を示す概略ブロック図である。 インクの色相とレーザー光の関係の一例等を示す図である。 インク滴の記録紙へのしみ込み方を示す図である。 印刷テーブルの一例等を示す図である。 記録紙の画素の一例を示す図である。 記録紙の画素の一例を示す図である。 記録装置の動作例を示す概略フローチャートである。 記録装置の動作例を示す概略フローチャートである。 記録装置の概略図である。 記録装置の概略図である。 記録装置の概略図である。 記録装置の概略図である。 出力テーブルの一例を示す図である。
符号の説明
100、300、400、500・・・インクジェット式記録装置、101・・・キャリッジ、102・・・キャリッジモータ、103・・・タイミングベルト、104・・・ガイド部材、105・・・プラテン、106・・・ブラックインクカートリッジ、107・・・カラー用インクカートリッジ、112、114・・・ノズル、113、115・・・ノズル列、120、121・・・レーザー光源、122・・・遮光板、124・・・制御装置、126、127・・・反射板、130a,130b・・・導光手段、200・・・記録紙、201・・・中央制御部

Claims (14)

  1. ターゲットに対して溶媒と溶質で構成される液滴を吐出するノズルを有する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドに液体の供給が可能な液体供給源と、
    前記ノズルから吐出された前記液滴に対して、前記ノズルから前記液滴が吐出されてから前記ターゲットに到達する間にレーザー光を照射する照射手段と、
    前記記録ヘッドと前記照射手段を制御する制御手段と、を有し、
    前記照射手段は、前記液滴の前記溶媒の一部又は全部を蒸発させることを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記レーザー光は、複数の異なる色相を有する複数の種類の前記液滴に対応して、複数の異なる波長を有することを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記レーザー光は、紫外線又は赤外線であることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の液体噴射装置。
  4. 前記照射手段は、黒の色相を有する前記液滴にのみ前記レーザー光を照射することを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  5. 前記液体供給源は液体を収容する液体収容部を備え、同一の色相の液体は、単一の液体収容部に収容されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の液体噴射装置。
  6. 前記制御手段は、印刷データに対応して、前記レーザー光を照射する出力状態と、前記レーザー光を照射しない非出力状態を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の液体噴射装置。
  7. 前記制御手段は、前記印刷データに対応して、前記出力状態における前記レーザー光の出力を複数段階に制御することを特徴とする請求項6に記載の液体噴射装置。
  8. 前記制御手段は、前記印刷データに対応して、前記ターゲットにおける各画素に対する前記液滴の吐出回数を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の液体噴射装置。
  9. 前記制御手段は、前記ターゲットの種類及び前記レーザー光の前記出力状態と前記非出力状態に対応して、前記ターゲットにおける各画素に対する前記液滴の吐出回数の上限値を変化させることを特徴とする請求項8に記載の液体噴射装置。
  10. 前記記録ヘッドは、複数の前記ノズルが列状に並んだノズル列を有し、
    前記照射手段は、前記ノズル列の方向と平行に前記レーザー光を照射することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の液体噴射装置。
  11. 前記液体噴射装置は複数のノズル列を備え、
    前記複数のノズル列の一部は前記照射手段を有する照射手段対応ノズル列であり、
    前記照射手段対応ノズル列以外の前記ノズル列は前記照射手段を有しない照射手段非対応ノズル列であることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の液体噴射装置。
  12. 少なくとも一つの前記照射手段対応ノズル列と、
    少なくとも一つの前記照射手段非対応ノズル列は、
    同一の液体収容部から液体の供給を受けることを特徴とする請求項11に記載の液体噴射装置。
  13. 同一の前記液滴に対して、複数回前記レーザー光を照射するためのレーザー光反射手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の液体噴射装置。
  14. 一つの前記照射手段から照射された前記レーザー光を、複数の前記ノズル列に対して照射するためのレーザー光案内手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の液体噴射装置。
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