JP2005270888A - 溶液の濃縮方法とこの方法に使用される濃縮装置 - Google Patents

溶液の濃縮方法とこの方法に使用される濃縮装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005270888A
JP2005270888A JP2004090694A JP2004090694A JP2005270888A JP 2005270888 A JP2005270888 A JP 2005270888A JP 2004090694 A JP2004090694 A JP 2004090694A JP 2004090694 A JP2004090694 A JP 2004090694A JP 2005270888 A JP2005270888 A JP 2005270888A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solution
mist
chamber
ultrasonic
recovery chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004090694A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Matsuura
一雄 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CHOONPA JOZOSHO KK
Original Assignee
CHOONPA JOZOSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CHOONPA JOZOSHO KK filed Critical CHOONPA JOZOSHO KK
Priority to JP2004090694A priority Critical patent/JP2005270888A/ja
Priority to GB0505962A priority patent/GB2412334B/en
Priority to DE102005013874A priority patent/DE102005013874A1/de
Priority to US11/087,768 priority patent/US7399338B2/en
Priority to FR0502986A priority patent/FR2867987B1/fr
Publication of JP2005270888A publication Critical patent/JP2005270888A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D3/00Distillation or related exchange processes in which liquids are contacted with gaseous media, e.g. stripping
    • B01D3/06Flash distillation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D1/00Evaporating
    • B01D1/0011Heating features
    • B01D1/0041Use of fluids
    • B01D1/0052Use of a liquid transfer medium or intermediate fluid, e.g. bain-marie
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D3/00Distillation or related exchange processes in which liquids are contacted with gaseous media, e.g. stripping
    • B01D3/34Distillation or related exchange processes in which liquids are contacted with gaseous media, e.g. stripping with one or more auxiliary substances
    • B01D3/343Distillation or related exchange processes in which liquids are contacted with gaseous media, e.g. stripping with one or more auxiliary substances the substance being a gas
    • B01D3/346Distillation or related exchange processes in which liquids are contacted with gaseous media, e.g. stripping with one or more auxiliary substances the substance being a gas the gas being used for removing vapours, e.g. transport gas
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D5/00Condensation of vapours; Recovering volatile solvents by condensation
    • B01D5/0027Condensation of vapours; Recovering volatile solvents by condensation by direct contact between vapours or gases and the cooling medium
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D5/00Condensation of vapours; Recovering volatile solvents by condensation
    • B01D5/0033Other features
    • B01D5/0039Recuperation of heat, e.g. use of heat pump(s), compression
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D5/00Condensation of vapours; Recovering volatile solvents by condensation
    • B01D5/0033Other features
    • B01D5/0042Thermo-electric condensing; using Peltier-effect
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D5/00Condensation of vapours; Recovering volatile solvents by condensation
    • B01D5/0033Other features
    • B01D5/0045Vacuum condensation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D5/00Condensation of vapours; Recovering volatile solvents by condensation
    • B01D5/0078Condensation of vapours; Recovering volatile solvents by condensation characterised by auxiliary systems or arrangements
    • B01D5/0081Feeding the steam or the vapours
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D5/00Condensation of vapours; Recovering volatile solvents by condensation
    • B01D5/0078Condensation of vapours; Recovering volatile solvents by condensation characterised by auxiliary systems or arrangements
    • B01D5/0084Feeding or collecting the cooling medium
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D5/00Condensation of vapours; Recovering volatile solvents by condensation
    • B01D5/0078Condensation of vapours; Recovering volatile solvents by condensation characterised by auxiliary systems or arrangements
    • B01D5/0087Recirculating of the cooling medium
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D5/00Condensation of vapours; Recovering volatile solvents by condensation
    • B01D5/0078Condensation of vapours; Recovering volatile solvents by condensation characterised by auxiliary systems or arrangements
    • B01D5/009Collecting, removing and/or treatment of the condensate

Abstract

【課題】溶液から目的物質をより効率よく回収する。
【解決手段】溶液の濃縮方法は、目的物質を含む溶液を、超音波霧化室4で超音波振動させてミストに霧化し、霧化されたミストを、回収室5で目的物質を凝集させて回収して、目的物質を溶液から分離する。さらに、溶液の濃縮方法は、回収室5の気相圧力を大気圧以上に保ち、気相中の目的物質の飽和蒸気分圧を大気圧下における飽和蒸気分圧よりも低下させている。
【効果】回収室を加圧して、目的物質の飽和蒸気分圧を大気圧下における飽和蒸気分圧よりも低下させることにより、目的物質をより効果的に凝集させて回収できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、速やかに表面に移行して表面過剰となる物性の目的物質、主として酒や酒原料等のアルコール溶液から、更に高濃度のアルコールを分離して濃縮する溶液の濃縮方法と装置に関する。
本発明者は、表面過剰となる物性を示す目的物質であるアルコールを分離する装置を開発した。(特許文献1参照)
特開2001−314724号公報
この分離装置は、アルコール溶液を閉鎖構造の超音波霧化室に充填し、この超音波霧化室のアルコール溶液を超音波振動子で超音波振動させてミストに霧化し、霧化されたミストを凝集させて回収して高濃度のアルコール溶液を分離する。この分離装置が目的物質として高濃度のアルコールを分離できるのは、以下の動作による。
速やかに表面に移行して表面過剰となる物性を示すアルコールは、表面の濃度が高くなっている。この状態で超音波振動させると、表面の溶液が超音波振動のエネルギーで空気中にミストとなって微細な粒子で放出される。空気中に放出されたミストはアルコール濃度が高くなっている。アルコール濃度の高い表面の溶液がミストとなるからである。したがって、ミストを凝集して回収すると、高濃度のアルコール溶液が分離される。この方法は、溶液を加熱しないで高濃度のアルコール溶液を分離できる。このため、少ないエネルギー消費で高濃度に目的物質を分離できる。また、加熱しないので目的物質を変質させることなく分離できる特長もある。
この装置は、超音波振動で得られたミストを効率よく回収することが大切である。超音波振動で空気中に飛散されたミストは、目的物質の濃度が溶液よりも高くなっている。微細な粒子のミストは一部が気化して気体となる。気体になった目的物質を回収しないと、回収効率が悪くなる。このため、気体になった目的物質は冷却して回収している。冷却すると飽和蒸気分圧が低下するので、気体となった目的物質を過飽和な状態として液化できるからでる。冷却温度を低くするほど、目的物質の飽和蒸気分圧は低くなる。このため、目的物質が過飽和となる量が増加して回収効率を高くできる。ただ、飽和蒸気分圧は温度に比例して小さくならない。低温になるほど温度を低下させても飽和蒸気分圧が低下する割合が小さくなる。このため、温度低下させる方式では、目的物質を残らず高効率に回収するのが難しくなる。
本発明は、目的物質をより効率よく回収することを目的に開発されたもので、本発明の重要な目的は、回収室を加圧して目的物質を高効率に回収する溶液の濃縮方法と装置を提供することにある。
本発明の溶液の濃縮方法は、目的物質を含む溶液を、超音波霧化室4で超音波振動させてミストに霧化し、霧化されたミストを、回収室5で目的物質を凝集させて回収して、目的物質を溶液から分離する。さらに、本発明の溶液の濃縮方法は、回収室5の気相圧力を大気圧以上に保ち、気相中の目的物質の飽和蒸気分圧を大気圧下における飽和蒸気分圧よりも低下させている。
本発明の溶液の濃縮方法は、超音波霧化室4で発生されるミストを含む気体を圧縮機35で回収室5に移送して回収室5を大気圧以上に加圧することができる。本発明の溶液の濃縮方法は、回収室5内を冷却して、ミストを凝集させて回収することができる。
本発明の溶液の濃縮方法は、回収室5のミストをサイクロン、パンチング板、デミスター、シェブロン、スクラバー、スプレー塔のいずれかで機械的に回収し、あるいはミストを静電気で凝集させて電気的に回収することができる。さらに、本発明の溶液の濃縮方法は、回収室5のミストを機械的又は電気的に回収しつつ、かつ回収室5内を冷却してミストを回収することができる。
本発明の溶液の濃縮方法は、回収室5の排出側において、ミストの通過を阻止ないし制限し、かつ気体の通過抵抗を大きくして、ミストの排出を制限しながら回収室5を大気圧以上に加圧することができる。
本発明の溶液の濃縮装置は、目的物質を含む溶液が供給される超音波霧化室4と、この超音波霧化室4の内部において、溶液を超音波振動でミストに霧化する超音波振動子2と、この超音波振動子2に接続されて超音波振動子2に高周波電力を供給して超音波振動させる超音波電源3と、超音波振動子2で霧化されたミストを凝集させて回収する回収室5とを備え、超音波霧化室4で霧化されたミストを回収室5で回収して目的物質を溶液から分離する。さらに、濃縮装置は、超音波霧化室4の排出側と回収室5の流入側との間に、超音波霧化室4のミストを吸収して回収室5に供給する圧縮機35を接続している。この濃縮装置は、圧縮機35で回収室5を大気圧以上に加圧し、回収室5において気相中の目的物質の飽和蒸気分圧を大気圧下における飽和蒸気分圧よりも低下させてミストを凝集させて回収する。
本発明の溶液の濃縮装置は、回収室5に冷却用熱交換器33を設けて、この冷却用熱交換器33でミストを冷却、凝集して回収することができる。
本発明の溶液の濃縮装置は、超音波霧化室4に、サイクロン、パンチング板、デミスター、シェブロン、スクラバー、スプレー塔、静電回収機のいずれを連結してミストを回収することができる。
本発明の溶液の濃縮装置は、回収室5の排出側に絞り弁36を連結すると共に、この絞り弁36の排出側と、圧縮機35の排出側であって回収室5の流入側とを熱交換する排熱用熱交換器37を設けることができる。
本発明の溶液の濃縮装置は、冷却用熱交換器33の冷媒循環路に、冷媒を冷却して液化させる放熱用熱交換器40を連結して、この放熱用熱交換器40を絞り弁36の排出側に連結している排熱用熱交換器39に熱結合し、排熱用熱交換器39で放熱用熱交換器40を冷却することができる。
本発明の溶液の濃縮方法と濃縮装置は、目的物質をより効率よく回収できる特長がある。それは、本発明の濃縮方法と濃縮装置が、目的物質を含む溶液を超音波霧化室で超音波振動させてミストに霧化すると共に、霧化されたミストを回収する回収室の気相圧力を大気圧以上に加圧して、目的物質を溶液から分離して回収するからである。回収室の気相圧力を大気圧以上に加圧することによって、回収室の気相中の目的物質の飽和蒸気分圧は、大気圧下における飽和蒸気分圧よりも低下する。したがって、本発明では、大気圧以上に加圧されて、飽和蒸気分圧が低下された回収室において、目的物質を効率よく凝集させて回収できる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための溶液の濃縮方法と濃縮装置を例示するものであって、本発明は溶液の濃縮方法と濃縮装置を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
本発明の溶液の濃縮装置は、液面に移行して表面過剰となる物性を有する目的物質を含む溶液から目的物質を分離する。本発明は溶液の溶媒と溶質を特定するものではないが、溶媒は、主として水であるが、水以外にもアルコール等の有機溶媒も使用できる。目的物質を含む溶液は、例えば以下のものである。
(1) 清酒、ビール、ワイン、食酢、みりん、スピリッツ、焼酎、ブランデー、ウイスキー、リキュール
(2) ピネン、リナロール、リモネン、ポリフェノール類などの香料、芳香成分ないし香気成分を含む溶液
(3) 飽和炭化水素であるアルカン、シクロアルカン、不飽和炭化水素であるアルケン、シクロアルケン、アルキン、もしくはエーテル、チオエーテルあるいは芳香族炭化水素のうちいずれかに属する有機化合物、もしくはそれらの結合した物質を含む溶液
(4) 飽和炭化水素であるアルカン、シクロアルカン、不飽和炭化水素であるアルケン、シクロアルケン、アルキン、もしくはエーテル、チオエーテルあるいは芳香族炭化水素のうちいずれかに属する有機化合物、もしくはそれらの結合体の少なくとも一つの水素原子もしくは官能基をハロゲンによって置き換えた物質を含む溶液
(5) 飽和炭化水素であるアルカン、シクロアルカン、不飽和炭化水素であるアルケン、シクロアルケン、アルキン、もしくはエーテル、チオエーテルあるいは芳香族炭化水素のうちいずれかに属する有機化合物、もしくはそれらの結合体の少なくとも一つの水素原子もしくは官能基を水酸基によって置き換えた物質を含む溶液
(6) 飽和炭化水素であるアルカン、シクロアルカン、不飽和炭化水素であるアルケン、シクロアルケン、アルキン、もしくはエーテル、チオエーテルあるいは芳香族炭化水素のうちいずれかに属する有機化合物、もしくはそれらの結合体の少なくとも一つの水素原子もしくは官能基をアミノ基によって置き換えた物質を含む溶液
(7) 飽和炭化水素であるアルカン、シクロアルカン、不飽和炭化水素であるアルケン、シクロアルケン、アルキン、もしくはエーテル、チオエーテルあるいは芳香族炭化水素のうちいずれかに属する有機化合物、もしくはそれらの結合体の少なくとも一つの水素原子もしくは官能基をカルボニル基によって置き換えた物質を含む溶液
(8) 飽和炭化水素であるアルカン、シクロアルカン、不飽和炭化水素であるアルケン、シクロアルケン、アルキン、もしくはエーテル、チオエーテルあるいは芳香族炭化水素のうちいずれかに属する有機化合物、もしくはそれらの結合体の少なくとも一つの水素原子もしくは官能基をカルボキシル基によって置き換えた物質を含む溶液
(9) 飽和炭化水素であるアルカン、シクロアルカン、不飽和炭化水素であるアルケン、シクロアルケン、アルキン、もしくはエーテル、チオエーテルあるいは芳香族炭化水素のうちいずれかに属する有機化合物、もしくはそれらの結合体の少なくとも一つの水素原子もしくは官能基をニトロ基によって置き換えた物質を含む溶液
(10) 飽和炭化水素であるアルカン、シクロアルカン、不飽和炭化水素であるアルケン、シクロアルケン、アルキン、もしくはエーテル、チオエーテルあるいは芳香族炭化水素のうちいずれかに属する有機化合物、もしくはそれらの結合体の少なくとも一つの水素原子もしくは官能基をシアノ基によって置き換えた物質を含む溶液
(11) 飽和炭化水素であるアルカン、シクロアルカン、不飽和炭化水素であるアルケン、シクロアルケン、アルキン、もしくはエーテル、チオエーテルあるいは芳香族炭化水素のうちいずれかに属する有機化合物、もしくはそれらの結合体の少なくとも一つの水素原子もしくは官能基をメルカプト基によって置き換えた物質を含む溶液
(12) 前述の(3)〜(11)の目的物質に含まれるいずれか一つ以上の原子を金属イオンによって置換した物質を含む溶液
(13) 先述の(3)〜(11)の目的物質に含まれる分子のうち任意の水素原子、炭素原子もしくは官能基を(3)〜(11)の分子のうち任意の分子で置き換えた物質を含む溶液
以上の溶液に含まれる目的物質は、表面に移行して表面過剰となる物性がある。この目的物質は、表面濃度が高くなるので、これを超音波振動させて表面の溶液をミストにして霧化させると、ミストは目的物質の濃度が高くなる。したがって、このミストを凝集して回収すると、目的物質の濃度を高くできる。すなわち、溶液から高濃度の目的物質を含むものを分離できる。
以下、目的物質をアルコールとする溶液から高濃度にアルコールを分離する装置と方法を示す。ただし、本発明は目的物質をアルコールに特定せず、表面に移行して表面過剰となる全ての目的物質を分離できる。
図1ないし図3に示す濃縮装置は、溶液が供給される閉鎖構造の超音波霧化室4と、この超音波霧化室4の溶液を超音波振動させてミストに霧化する複数の超音波振動子2と超音波電源3を備える超音波霧化機1と、超音波霧化室4で霧化されたミストを凝集させて回収する回収室5と、超音波霧化室4で霧化されたミストを搬送気体と共に回収室5に大気圧以上に加圧する状態で供給する圧縮機35とを備える。搬送気体は空気である。ただ、搬送気体には窒素ガスや炭酸ガス等の不活性ガスを使用することもできる。
溶液はポンプ10で超音波霧化室4に供給される。超音波霧化室4は、供給される全ての溶液をミストとして霧化させない。全ての溶液を霧化して回収室5で回収すると、超音波霧化室4に供給する溶液と、回収室5で回収される溶液のアルコール等の目的物質濃度が同じになるからである。超音波霧化室4に供給された溶液は、ミストとして霧化して容量が少なくなるにしたがって、目的物質の濃度が低下する。このため、ミストに含まれる目的物質の濃度も次第に低下する。超音波霧化室4の溶液は、目的物質濃度が低下すると新しいものに入れ換えられる。
超音波霧化室4は、たとえば、目的物質の濃度が10〜50重量%である溶液を霧化して、目的物質の濃度が低下した後、溶液を新しいものに入れ換える。一定の時間経過すると溶液を新しいものに入れ換える方法、すなわちバッチ式に溶液を交換する。ただ、超音波霧化室4に、ポンプ10を介して溶液を蓄えている原液槽11を連結し、原液槽11から連続的に溶液を供給することもできる。この装置は、超音波霧化室4の溶液を排出しながら、原液槽11から溶液を供給して、超音波霧化室4の溶液のアルコール等の目的物質濃度が低下するのを防止する。また、図2の矢印Bで示すように、超音波霧化室4の溶液を原液槽11に循環することなく外部に排出して、原液槽11に含まれる目的物質の濃度が低下するのを防止することもできる。
超音波霧化室4の溶液は、超音波霧化機1でミストに霧化される。超音波霧化機1で霧化されたミストは、溶液よりも目的物質濃度が高くなる。したがって、超音波霧化機1で溶液をミストに霧化し、ミストを凝集して回収することで、高濃度な溶液を効率よく分離できる。
超音波霧化室4の溶液は、超音波振動されて、超音波霧化室4の溶液よりも高濃度なミストとなって溶液面Wから飛散する。溶液を超音波振動させると、溶液面Wに液柱Pができ、この液柱Pの表面からミストが発生する。図4に示す超音波霧化機1は、溶液を充填している超音波霧化室4の底に、超音波霧化機1の超音波振動子2を上向きに配設している。超音波振動子2は、底から溶液面Wに向かって上向きに超音波を放射して、溶液面Wを超音波振動させて、液柱Pを発生させる。超音波振動子2は、垂直方向に超音波を放射する。
図の超音波霧化機1は、複数の超音波振動子2と、これ等の超音波振動子2を超音波振動させる超音波電源3とを備える。超音波振動子2は、超音波霧化室4の底に水密構造に固定される。複数の超音波振動子2が溶液を超音波振動させる装置は、より効率よく溶液をミストに霧化する。
複数の超音波振動子2は、図5と図6に示すように、防水構造で脱着プレート12に固定される。複数の超音波振動子2を固定している脱着プレート12は、図7と図8に示すように、防水構造で脱着できるように超音波霧化室4のケーシング13に装着される。この脱着プレート12が超音波霧化室4のケーシング13に装着されて、各々の超音波振動子2は超音波霧化室4の溶液を超音波振動する。
図5と図6に示す脱着プレート12は、表面プレート12Aと裏面プレート12Bを備えており、表面プレート12Aと裏面プレート12Bを積層して、表面プレート12Aと裏面プレート12Bの間に超音波振動子2を防水構造で挟着している。表面プレート12Aは貫通孔12aを開口しており、この貫通孔12aに振動面2Aを位置させて超音波振動子2を表面プレート12Aと裏面プレート12Bに挟着して固定している。裏面プレート12Bは、超音波振動子2を嵌入する凹部12bを設けて、この凹部12bに超音波振動子2を嵌入している。図5の脱着プレート12は、裏面プレート12Bに凹部12bを設けているが、表面プレートに凹部を設けて、この凹部に超音波振動子を嵌入することもできる。
超音波振動子2と表面プレート12Aとの間を防水構造とするために、表面プレート12Aと超音波振動子2との間にパッキン16を挟着している。図5に示す超音波霧化機1は、超音波振動子2と裏面プレート12Bとの間にもパッキン16を挟着して防水構造としている。ただし、超音波霧化機は、必ずしも超音波振動子と裏面プレートとの間を防水構造とする必要はない。それは、超音波振動子と表面プレートとの間を防水構造とする脱着プレートを超音波霧化室のケーシングの下面に固定して、超音波霧化室の溶液が漏れるのを阻止できるからである。パッキン16は、ゴム状弾性体のOリングである。Oリングのパッキン16は、超音波振動子2の振動面2Aの外周縁と表面プレート12Aとの対向面に配設されて、超音波振動子2の振動面2Aと表面プレート12Aとの間を防水構造として、この間から水が漏れるの阻止する。さらに、超音波振動子2の外周と裏面プレート12Bとの間を防水構造で連結する。
パッキン16は、テフロン(登録商標)、シリコン、天然または合成ゴム等のゴム状弾性体である。このパッキン16は、超音波振動子2と表面プレート12Aとの間、超音波振動子2と裏面プレート12Bとの間に、弾性変形して押しつぶされる状態で挟着されて、超音波振動子2と表面プレート12A及び裏面プレート12Bの表面に隙間なく密着して連結部分を防水構造とする。ただし、パッキン16には、銅、シンチュウ、アルミニウム、ステンレス等の金属をリング状に加工した金属パッキンも使用できる。
図5と図6に示す脱着プレート12は、表面プレート12Aと裏面プレート12Bの片側縁を蝶番17で連結している。この脱着プレート12は、裏面プレート12Bと表面プレート12Aとを開いて、超音波振動子2を簡単に脱着できる。超音波振動子2を交換するとき、裏面プレート12Bと表面プレート12Aが開かれる。この状態で、古い超音波振動子を取り出して新しい超音波振動子2とパッキン16を所定の位置に入れる。その後、裏面プレート12Bと表面プレート12Aを閉じて、超音波振動子2が交換される。閉じられた裏面プレート12Bと表面プレート12Aは、蝶番17の反対側を止ネジ(図示せず)で連結し、あるいは超音波霧化室4のケーシング13に固定して連結される。
以上の超音波霧化機1は、パッキン16を使用して防水構造としているが、パッキンの位置にコーキング材を充填して防水構造とすることもできる。さらに、図5に示す超音波霧化機1は、脱着プレート12を表面プレート12Aと裏面プレート12Bからなる2枚の金属プレート、あるいは非金属の硬質プレートで構成しているが、脱着プレート12は図9ないし図11に示すように1枚のプレートとすることもできる。この脱着プレート12は、金属プレートあるいは非金属硬質プレートで、超音波振動子2を配設する凹部12bを上方に、あるいは貫通孔12aを開口して設けている。
図9の超音波霧化機1は、脱着プレート12の凹部12bに超音波振動子2を入れて、超音波振動子2の外周部分の上下にパッキン16を配置している。さらに、脱着プレート12の開口部にリングプレート18を固定している。リングプレート18は、超音波振動子2の上面に配置しているパッキン16を押圧して、超音波振動子2を凹部12bに防水構造で固定する。凹部12bは底に貫通孔12cを設けて、リード線19を外部に引き出している。
図10の超音波霧化機1は、パッキンとリングプレートを使用することなく、脱着プレート12の凹部12bに入れた超音波振動子2をコーキング材20で接着して防水構造で固定している。この超音波振動子2もリード線19を凹部12bの底部に開口している貫通孔12cから外部に引き出している。貫通孔12cとリード線19との間にもコーキング材20を充填して、水漏れしない防水構造としている。
図11の超音波霧化機1は、脱着プレート12に貫通孔12aを開口しており、この貫通孔12aに振動面2Aを位置させて、超音波振動子2を脱着プレート12の下面に固定している。超音波振動子2を脱着プレート12に固定するために、脱着プレート12の底面には固定具21を固定している。超音波振動子2は、外周部分の上下に配置したパッキン16を介して防水構造で脱着プレート12に固定している。固定具21は段差凹部を有するリング状で、外周縁部を貫通する固定ネジ22が脱着プレート12にねじ込まれて脱着プレート12に固定されている。固定具21は、段差凹部の底面で超音波振動子2の下面に配置しているパッキン16を押圧して、超音波振動子2を脱着プレート12に防水構造で固定する。固定具21は、段差凹部の底面に貫通孔21Aを設けており、ここからリード線19を外部に引き出している。
図7と図8は、超音波霧化機1を固定する超音波霧化室4を示す。これ等の図に示す超音波霧化室4は、ケーシング13の底面に開口部13Aを設けて、この開口部13Aを防水構造で閉塞するように脱着プレート12を固定している。脱着プレート12は、パッキン23を介して防水構造でケーシング13に固定される。脱着プレート12を固定するために、ケーシング13の底面には固定金具24を固定している。固定金具24はL字状で、これを貫通する止ネジ25で脱着プレート12を押圧して超音波霧化室4のケーシング13に固定する。この構造で超音波霧化室4に固定される複数の超音波振動子2は、ケーシング13の底面から上面に向かって溶液を超音波振動させる。この脱着プレート12は、超音波霧化室4のケーシング13の底面に、開口部13Aを閉塞するように、しかも脱着できるように装着される。
脱着プレート12は、図12に示すように、超音波霧化室4の溶液中に浸漬して、溶液を超音波振動させることもできる。この構造は、簡単に脱着プレート12を超音波霧化室4に脱着できるように配置できる。溶液中に浸漬される超音波霧化機1は、たとえば図10に示す構造として、超音波振動子2の振動面2Aを除く部分を防水構造として脱着プレート12に固定している。
超音波霧化室4の溶液が超音波振動子2や超音波電源3で高温に加熱されると、品質が低下することがある。この弊害は、超音波振動子2を強制的に冷却して解消できる。さらに、好ましくは超音波電源3も冷却する。超音波電源3は直接には溶液を加熱することはないが、周囲を加熱して間接的に溶液を加熱する。超音波振動子2や超音波電源3は、これ等に冷却パイプを熱結合する状態で配設、すなわち、冷却パイプを接触させる状態で配設して冷却できる。冷却パイプは、冷却機で冷却した液体や冷媒、あるいは地下水や水道水等の冷却水を流して超音波振動子と超音波電源を冷却する。
さらに、図3の濃縮装置は、超音波霧化室4の溶液に気泡を供給する気泡装置28を設けている。気泡装置28は、超音波霧化室4の溶液中に気泡供給部28Aを配設しており、この気泡供給部28Aから溶液に気泡を供給している。このように、超音波霧化室4の溶液に微細な気泡を供給する濃縮装置は、溶液中のガス溶解度を上昇させることにより、溶液中で発生するキャビテーションを促進して、溶液を超音波振動で効率よくミストに霧化できる特長がある。
さらに、図3に示す濃縮装置は、超音波霧化室4の溶液温度を制御する温度制御機構75を備える。温度制御機構75は、溶液の温度が所定の温度となるように溶液を冷却する冷却器76を備える。この温度制御機構75は、超音波霧化室4に貯溜された溶液の温度を温度センサー77で検出すると共に、冷却器76を制御して溶液の温度を30℃以下に保持する。このように、温度制御機構75で溶液の温度を制御する濃縮装置は、気泡装置28から供給される気泡の溶解度を高くできる。
溶液の温度は、超音波振動で溶液をミストに霧化する効率に影響を与える。溶液の温度が低くなると、ミストに霧化する効率が低下する。溶液は温度を低くして、品質の低下を少なくできる。ただ、溶液温度が低いとミストに霧化する効率が低下するので、溶液の温度は、目的物質が温度で変化する特性を考慮しながら、効率よくミストに霧化できる温度に設定される。温度が高くなっても品質の低下が少なく、あるいは問題にならない目的物質は、溶液の温度を高くして効率よくミストに霧化することができる。
さらに、図2と図3に示す濃縮装置は、超音波霧化室4において、超音波振動されて溶液面Wにできる液柱Pに送風機構27から風を吹き付けている。図の送風機構27は、液柱Pに風を吹き付けるファン29を備えている。このように、送風機構27で液柱Pに風を吹き付ける濃縮装置は、液柱Pの表面から効率よくミストに霧化できる特長がある。ただ、本発明の濃縮装置は、図1に示すように、必ずしも送風機構を設けて液柱に風を吹き付ける必要はない。
超音波霧化室4で霧化された溶液のミストは、搬送気体を介して回収室5に移送される。ミストを含む搬送気体は、圧縮機35で回収室5に供給される。圧縮機35は、超音波霧化室4から搬送気体を回収室5に供給するために、超音波霧化室4の排出側と回収室5の流入側との間に連結している。この圧縮機35は、搬送気体を超音波霧化室4から吸収して回収室5に供給して、超音波霧化室4のミストを回収室5に供給する。圧縮機35は、搬送気体を大気圧以上に加圧して回収室5に供給する。圧縮機35が搬送気体を大気圧以上に加圧して回収室5に供給するのは、回収室5において、気相中の目的物質の飽和蒸気分圧を大気圧下における飽和蒸気分圧よりも低下させて、ミストをより効果的に凝集させて回収するためである。
圧縮機35には、ピストン式の圧縮機、ロータリー式の圧縮機、ダイヤフラム式の圧縮機、リショルム式の圧縮機等を使用できる。圧縮機35には、好ましくは搬送気体を0.2〜1MPaの圧力に圧送できるタイプのものを使用する。
図の装置は、回収室5の圧力を高くするために、回収室5の排出側に絞り弁36を連結している。ただし、圧縮機が回収室に供給する搬送気体の流量が多い場合、必ずしも回収室の排出側に絞り弁を設ける必要はない。回収室の排出側の通過抵抗が大きい場合、圧縮機が多量の搬送気体を回収室に供給して、回収室の圧力を大気圧以上にできるからである。ただ、回収室5の排出側に絞り弁36を連結して、効率よく回収室5を大気圧以上に加圧できる。絞り弁36は、ミストの通過を阻止ないし制限しながら回収室5から排出される搬送気体の通過抵抗を大きくして、回収室5の圧力を高くする。絞り弁36には、開度を調整して搬送気体の通過抵抗を調整できる弁、あるいはキャピラリチューブ等の細管でもって搬送気体の通過抵抗を大きくしてなる配管、あるいはまた配管内に搬送気体の通過抵抗を大きくする抵抗材を充填しているもの等を使用できる。絞り弁36が通過抵抗を大きくするほど、回収室5の圧力は高くなる。
図13は、回収室5が大気圧以上に加圧されるにしたがって、搬送気体である空気に含まれる目的物質のエタノール量が減少する状態を示している。このグラフからわかるように、搬送気体の空気は、温度が高くなるにしたがって、気体の状態で含有できるエタノール量が増加する。しかしながら、圧力が高くなると気体の状態で含有できるエタノール量は急激に減少する。たとえば、30℃において、乾燥空気に含有できるエタノール量は、圧力を大気圧の0.1MPaから0.5MPaと高くすると、含有できるエタノール量は約1/5と著しく少なくなる。気体の状態で含有できる最大エタノール量が少なくなると、最大エタノール量よりも多量のエタノールは、全て過飽和なミストの状態となって、効率よく回収できる。気体の状態で含有されるエタノールは、これをミストにしないかぎり凝集して回収できない。また、超音波振動が目的物質をミストの状態に霧化しても、これが気体の状態に気化してしまうと、凝集して回収できなくなる。このため、超音波振動でミストになった目的物質は、これを気化させることなく、ミストの状態として回収することが大切である。また、ミストが気化しても、過飽和な状態として再び液化させて回収できる。すなわち、目的物質を効率よく回収するためには、ミストになった目的物質を搬送気体に気化させる量をできるかぎり少なくすることが大切である。本発明は、ミストを含む搬送気体を大気圧以上に加圧して、目的物質の飽和蒸気分圧を低くし、これによって搬送気体に含まれる目的物質を気体の状態でなくてミストの状態として効率よく回収する。搬送気体を冷却することで飽和蒸気分圧を低くすることもできるが、加圧する方法は、圧縮機35でもって極めて簡単に、しかも少ないエネルギーで効率よく飽和蒸気分圧を低くできる特徴がある。さらに、冷却しながら加圧することで、目的物質の飽和蒸気分圧をさらに低くして、目的物質をさらに効率よく回収するとも可能となる。
圧縮機35が搬送気体を圧縮すると、搬送気体は断熱圧縮されて発熱する。また、搬送気体が絞り弁36を通過すると、断熱膨張して冷却される。圧縮機35から回収室5に供給される搬送気体は、ミストを効率よく回収するために冷却するのがよく、発熱すると回収効率が悪くなる。この弊害を少なくするために、図1の装置は、絞り弁36の排出側と、圧縮機35の排出側であって回収室5の流入側とを熱交換する排熱用熱交換器37を設けている。この排熱用熱交換器37は、絞り弁36の排出側で断熱膨張して冷却される搬送気体でもって、圧縮機35で断熱圧縮して加熱された搬送気体を冷却する。
排熱用熱交換器37は、循環パイプ38の内部に冷媒を循環させている。循環パイプ38は、一方を絞り弁36の排出側に熱結合して、他方を圧縮機35の排出側に熱結合している。循環パイプ38を循環する冷媒は、絞り弁36の排出側で冷却される。ここで冷却された冷媒が圧縮機35の排出側を冷却する。循環パイプ38は、図14に示すように、熱結合させる部分を二重管構造として、搬送気体と冷媒とを熱結合している。
さらに、図1に示す装置は、絞り弁36の排出側を、冷却用熱交換器33を冷却する放熱用熱交換器40に連結する第2排熱用熱交換器39を備える。この第2排熱用熱交換器39は、前述の排熱用熱交換器37と同じ構造で、絞り弁36の排出側で冷媒を冷却し、この冷却された冷媒で放熱用熱交換器40を冷却して、放熱用熱交換器40の内部を循環する冷媒を液化させる。
図1ないし図3の装置は、回収室5と超音波霧化室4を循環ダクト30で連結して、搬送気体を回収室5と超音波霧化室4とに循環させる。
図2と図3の回収室5は、ミストを冷却して凝集させる冷却用熱交換器33を内蔵している。冷却用熱交換器33は、熱交換パイプ34にフィン(図示せず)を固定している。熱交換パイプ34に冷却用の冷媒や冷却水を循環させて、冷却用熱交換器33を冷却する。超音波霧化室4で霧化されたミストは、一部が気化して気体となるが、気体は回収室5の冷却用熱交換器33で冷却され、結露して凝集されて回収される。回収室5に流入されるミストは、冷却用熱交換器33に衝突し、あるいは互いに衝突して大きく凝集し、または冷却用熱交換器33のフィン等に衝突して大きく凝集して溶液として回収される。ミストと気体を冷却用熱交換器33で凝集して回収した空気は、循環ダクト30を介して再び超音波霧化室4に循環される。
回収室5において、ミストをより速やかに回収するために、図15の回収室5は、溶液を散水するノズル6を備える。ノズル6は、循環ポンプ15を介して回収室5の底部に連結される。循環ポンプ15は、回収室5に回収された溶液を吸入して、ノズル6から噴霧させる。
図の濃縮装置は、回収室5の上部にノズル6を配設している。上部のノズル6は、下向きに溶液を噴霧する。ノズル6から噴霧される溶液は、超音波霧化機1で霧化されたミストに比較して充分に大きな水滴であって、回収室5の内部を速やかに落下し、落下するときに、回収室5の内部に浮遊しているミストに衝突して、ミストを回収しながら落下する。したがって、回収室5に浮遊するミストを効率よく速やかに回収できる。
図の濃縮装置は、ノズル6を上部に配設しているが、回収室5の下部にノズルを配設することもできる。下部のノズルは、上向きに溶液を噴霧する。このノズルは、回収室の天井に溶液を衝突させる速度で、あるいは、天井の近傍まで上昇する速度で溶液を噴霧する。天井の近傍まで上昇するように噴霧される溶液は、天井の近傍で下向きに方向を変えて落下するので、上昇するときと降下するときにミストに接触して、ミストを効率よく回収する。
図16の回収室5は、内部に複数枚の邪魔板7を配設している。邪魔板7は、隣接するものとの間にミストを通過できる隙間を設けて、垂直の姿勢で配設している。垂直の邪魔板7は、ミストを表面に衝突させて付着する溶液を自然に流下させて回収できる。図の邪魔板7は、表面を凹凸面として、ミストをより効率よく接触させて回収できるようにしている。
さらに、図16の回収室5は、ミストを強制送風して撹拌するファン9を設けている。ファン9は、回収室5のミストを撹拌する。撹拌されるミストは、互いに衝突して凝集し、あるいは、邪魔板7の表面に衝突して凝集する。凝集するミストは、速やかに落下して回収される。図のファン9は、回収室5のミストを下向きに送風して循環させる。
図17の回収室5は、ミストを振動して互いに衝突する確率を高くするミスト振動器8を設けている。ミスト振動器8は、回収室5の気体を振動させる電気振動−機械振動変換器と、この電気振動−機械振動変換器を駆動する振動電源とを備える。電気振動−機械振動変換器は、可聴周波数の音を放射するスピーカーや、可聴周波数よりも高い超音波を放射する超音波振動子等である。電気振動−機械振動変換器が、ミストを効率よく振動させるために、電気振動−機械振動変換器から放射される振動を回収室5で共振させる。このことを実現するために、電気振動−機械振動変換器は、回収室5で共振する周波数で振動させる。いいかえると、回収室5を電気振動−機械振動変換器から放射される振動に共振する形状に設計する。
超音波は人間の可聴周波数を越える高い周波数であるので、耳には聞こえない。このため、超音波を放射するミスト振動器8は、回収室5の気体を激しく振動させて、いいかえると、電気振動−機械振動変換器の出力を極めて大きくして、人間に音の害を与えることがない。このため、超音波はミストを激しく振動して、効率よく衝突させて、速やかに回収できる特長がある。
以上の濃縮装置は、回収室5に、ミストを効率よく凝集させる装置を配設するので、ミストをより速やかに凝集させて高濃度の溶液とすることができる。さらに、図示しないが、本発明の濃縮装置は、回収室に、溶液を噴霧するノズルと、ミストを撹拌するファンと、ミストを振動させる振動器の全てを内蔵させて、最も効率よくミストを凝集できる。また、ミストを凝集させるふたつの装置を内蔵して、ミストを効率よく凝集させることもできる。
超音波霧化室4と回収室5は、好ましくは不活性ガスを充填する。この装置は、不活性ガスによって、超音波霧化室4や回収室5における溶液の変質が防止される。このため、より高品質な状態で高濃度の溶液を得ることができる。
さらに、本発明の濃縮装置は、図示しないが、超音波霧化室に、サイクロン、パンチング板、デミスター、シェブロン、スクラバー、スプレー塔、静電回収機のいずれかを連結してミストを回収することができる。これらの機構は、たとえば、超音波霧化室と圧縮機との間に配置し、あるいは、圧縮機と回収室との間に配置して、回収室と両方で効率よくミストを回収できる。
本発明の一実施例にかかる溶液の濃縮装置を示す概略構成図である。 本発明の他の実施例にかかる溶液の濃縮装置を示す概略構成図である。 本発明の他の実施例にかかる溶液の濃縮装置を示す概略構成図である。 超音波霧化室と超音波霧化機の一例を示す概略断面図である。 超音波振動子と脱着プレートの連結構造の一例を示す拡大断面図である。 図5に示す脱着プレートの平面図である。 脱着プレートを超音波霧化室に装着した状態を示す断面図である。 図7に示す脱着プレートと超音波霧化室の連結構造を示す拡大断面図である。 超音波振動子と脱着プレートの連結構造の他の一例を示す拡大断面斜視図である。 超音波振動子と脱着プレートの連結構造の他の一例を示す拡大断面図である。 超音波振動子と脱着プレートの連結構造の他の一例を示す拡大断面図である。 脱着プレートを超音波霧化室に配置する他の一例を示す断面図である。 加圧下における空気中の絶対エタノール量を示すグラフである。 循環パイプと循環ダクトを熱結合させる構造の一例を示す拡大断面図である。 回収室の一例を示す概略断面図である。 回収室の他の一例を示す概略断面図である。 回収室の他の一例を示す概略断面図である。
符号の説明
1…超音波霧化機
2…超音波振動子 2A…振動面
3…超音波電源
4…超音波霧化室
5…回収室
6…ノズル
7…邪魔板
8…ミスト振動器
9…ファン
10…ポンプ
11…原液槽
12…脱着プレート 12A…表面プレート 12B…裏面プレート
12a…貫通孔 12b…凹部
12c…貫通孔
13…ケーシング 13A…開口部
15…循環ポンプ
16…パッキン
17…蝶番
18…リングプレート
19…リード線
20…コーキング材
21…固定具 21A…貫通孔
22…固定ネジ
23…パッキン
24…固定金具
25…止ネジ
27…送風機構
28…気泡装置 28A…気泡供給部
29…ファン
30…循環ダクト
33…冷却用熱交換器
34…熱交換パイプ
35…圧縮機
36…絞り弁
37…排熱用熱交換器
38…循環パイプ
39…排熱用熱交換器
40…放熱用熱交換器
75…温度制御機構
76…冷却器
77…温度センサー
W…溶液面
P…液柱

Claims (11)

  1. 目的物質を含む溶液を、超音波霧化室(4)で超音波振動させてミストに霧化し、霧化されたミストを回収室(5)で目的物質を凝集させて回収して、目的物質を溶液から分離する溶液の濃縮方法において、
    回収室(5)の気相圧力を大気圧以上に保ち、気相中の目的物質の飽和蒸気分圧を大気圧下における飽和蒸気分圧よりも低下させることを特徴とする溶液の濃縮方法。
  2. 超音波霧化室(4)で発生されるミストを含む気体を圧縮機(35)で回収室(5)に移送して回収室(5)を大気圧以上に加圧する請求項1に記載される溶液の濃縮方法。
  3. 回収室(5)内を冷却してミストを凝集させて回収する請求項1に記載される溶液の濃縮方法。
  4. 回収室(5)のミストをサイクロン、パンチング板、デミスター、シェブロン、スクラバー、スプレー塔のいずれかで機械的に回収し、あるいはミストを静電気で凝集させて電気的に回収する請求項1に記載される溶液の濃縮方法。
  5. 回収室(5)のミストを機械的又は電気的に回収しつつ、かつ回収室(5)内を冷却してミストを回収する請求項4に記載される溶液の濃縮方法。
  6. 回収室(5)の排出側において、ミストの通過を阻止ないし制限し、かつ気体の通過抵抗を大きくして、ミストの排出を制限しながら回収室(5)を大気圧以上に加圧する請求項1に記載される溶液の濃縮方法。
  7. 目的物質を含む溶液が供給される超音波霧化室(4)と、この超音波霧化室(4)の内部において、溶液を超音波振動でミストに霧化する超音波振動子(2)と、この超音波振動子(2)に接続されて超音波振動子(2)に高周波電力を供給して超音波振動させる超音波電源(3)と、超音波振動子(2)で霧化されたミストを凝集させて回収する回収室(5)とを備え、超音波霧化室(4)で霧化されたミストを回収室(5)で回収して目的物質を溶液から分離する装置であって、
    超音波霧化室(4)の排出側と回収室(5)の流入側との間に、超音波霧化室(4)のミストを吸収して回収室(5)に供給する圧縮機(35)を接続し、この圧縮機(35)で回収室(5)を大気圧以上に加圧し、回収室(5)において気相中の目的物質の飽和蒸気分圧を大気圧下における飽和蒸気分圧よりも低下させてミストを凝集させて回収する溶液の濃縮装置。
  8. 回収室(5)に冷却用熱交換器(33)を設けており、この冷却用熱交換器(33)でミストを冷却、凝集して回収する請求項7に記載される溶液の濃縮装置。
  9. 超音波霧化室(4)に、サイクロン、パンチング板、デミスター、シェブロン、スクラバー、スプレー塔、静電回収機のいずれを連結してミストを回収する請求項7に記載される溶液の濃縮装置。
  10. 回収室(5)の排出側に絞り弁(36)を連結し、この絞り弁(36)の排出側と、圧縮機(35)の排出側であって回収室(5)の流入側とを熱交換する排熱用熱交換器(37)を設けている請求項7に記載される溶液の濃縮装置。
  11. 冷却用熱交換器(33)の冷媒循環路に、冷媒を冷却して液化させる放熱用熱交換器(40)を連結しており、この放熱用熱交換器(40)を絞り弁(36)の排出側に連結している排熱用熱交換器(39)に熱結合し、排熱用熱交換器(39)で放熱用熱交換器(40)を冷却する請求項8に記載される溶液の濃縮装置。
JP2004090694A 2004-03-25 2004-03-25 溶液の濃縮方法とこの方法に使用される濃縮装置 Pending JP2005270888A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004090694A JP2005270888A (ja) 2004-03-25 2004-03-25 溶液の濃縮方法とこの方法に使用される濃縮装置
GB0505962A GB2412334B (en) 2004-03-25 2005-03-23 Method and apparatus for concentrating a solution
DE102005013874A DE102005013874A1 (de) 2004-03-25 2005-03-24 Verfahren und Vorrichtung zum Konzentrieren einer Lösung
US11/087,768 US7399338B2 (en) 2004-03-25 2005-03-24 Method and apparatus for concentrating a solution
FR0502986A FR2867987B1 (fr) 2004-03-25 2005-03-25 Procede et appareil de concentration d'une solution

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004090694A JP2005270888A (ja) 2004-03-25 2004-03-25 溶液の濃縮方法とこの方法に使用される濃縮装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005270888A true JP2005270888A (ja) 2005-10-06

Family

ID=34545174

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004090694A Pending JP2005270888A (ja) 2004-03-25 2004-03-25 溶液の濃縮方法とこの方法に使用される濃縮装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7399338B2 (ja)
JP (1) JP2005270888A (ja)
DE (1) DE102005013874A1 (ja)
FR (1) FR2867987B1 (ja)
GB (1) GB2412334B (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012523317A (ja) * 2009-04-14 2012-10-04 ビオカルティ ソシエテ アノニム 低減されたパワー閾値による、hifu(高密度焦点式超音波)誘起キャビテーション
WO2023120100A1 (ja) * 2021-12-21 2023-06-29 ナノミストテクノロジーズ株式会社 溶液の超音波分離装置
WO2023120101A1 (ja) * 2021-12-21 2023-06-29 ナノミストテクノロジーズ株式会社 溶液の超音波分離装置
WO2023204191A1 (ja) * 2022-04-18 2023-10-26 ナノミストテクノロジーズ株式会社 超音波霧化装置

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7490815B2 (en) * 2005-11-14 2009-02-17 The Procter & Gamble Company Delivery system for dispensing volatile materials using an electromechanical transducer in combination with an air disturbance generator
JP5142347B2 (ja) * 2008-03-31 2013-02-13 ナノミストテクノロジーズ株式会社 バイオマスアルコールの製造方法
ITMI20081063A1 (it) * 2008-06-11 2009-12-12 Ralf Pohling Gruppo e metodo di trattamento di una sostanza a comportamento liquido, in particolare vino, stoccata in un serbatoio
JP5760214B2 (ja) * 2008-06-12 2015-08-05 ナノミストテクノロジーズ株式会社 溶液の濃縮装置
US8317901B2 (en) * 2010-02-26 2012-11-27 Empire Technology Development Llc Nanoparticle filtration
ES2402611B1 (es) * 2011-10-25 2014-03-13 Universidad De Las Palmas De Gran Canaria Procedimiento, y aparato para su puesta en practica, para la condensacion de vapores de combustible y su recuperacion liquida que emplea medios vibratorios
CN103771313A (zh) * 2012-10-24 2014-05-07 山东工大机械有限公司 啤酒二氧化碳填充机
US20140203099A1 (en) * 2013-01-22 2014-07-24 Cenovus Energy Inc. Ultrasonic produced water dispersion device, system and method
CN103657301B (zh) * 2013-12-27 2016-06-08 云立方秦皇岛科技有限公司 一种无组织排放超细颗粒粉尘泡沫干雾抑尘工艺
CN107866190A (zh) * 2017-09-25 2018-04-03 南京航空航天大学 一种微纳物质分离装置
US11904262B2 (en) 2018-03-29 2024-02-20 Uop Llc Vapor-liquid contacting apparatus and process with cross contacting
CA3120954C (en) * 2019-01-25 2023-04-04 Borealis Ag A separating device and process for separating volatile compounds from a polymer reaction mixture
JP7181142B2 (ja) * 2019-03-28 2022-11-30 株式会社フジミインコーポレーテッド シリカゾルの製造方法
BR112021025007A2 (pt) * 2019-06-10 2022-01-25 Alliance Sustainable Energy Refrigeração e desumidificação com base em dessecante integrado
CN112833439B (zh) * 2021-03-12 2023-04-07 青海通未环保科技有限公司 油烟净化一体机

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54134853A (en) * 1978-04-12 1979-10-19 Mayekawa Mfg Co Ltd Method of discharging oil from evaporator
DE3337360A1 (de) * 1983-10-14 1985-05-02 Kalawrytinos, Georg, Dr., 5190 Stolberg Verfahren und vorrichtung zur abwasserreinigung
JPH03229601A (ja) 1990-02-03 1991-10-11 Toho Kako Kensetsu Kk 低沸点溶剤の回収方法
JP3459458B2 (ja) 1993-11-17 2003-10-20 大関株式会社 蒸留装置、それを用いる蒸留方法、酒類の製造方法およびそれから得られる酒類
JP3225187B2 (ja) 1995-10-26 2001-11-05 株式会社村元工作所 溶剤回収装置
JPH1071320A (ja) 1996-08-30 1998-03-17 Koichi Nakamura 水資源造出装置
JP3367038B2 (ja) 1997-04-21 2003-01-14 株式会社 本家松浦酒造場 アルコール溶液のアルコール分離装置
JP4927244B2 (ja) 2000-02-28 2012-05-09 ナノミストテクノロジーズ株式会社 アルコール溶液のアルコール分離装置
JP3789845B2 (ja) 2002-04-18 2006-06-28 超音波醸造所有限会社 表面過剰液体を分離する分離装置
GB2404880B (en) * 2003-07-25 2005-10-12 Ultrasound Brewery Ultrasonic solution separator

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012523317A (ja) * 2009-04-14 2012-10-04 ビオカルティ ソシエテ アノニム 低減されたパワー閾値による、hifu(高密度焦点式超音波)誘起キャビテーション
WO2023120100A1 (ja) * 2021-12-21 2023-06-29 ナノミストテクノロジーズ株式会社 溶液の超音波分離装置
WO2023120101A1 (ja) * 2021-12-21 2023-06-29 ナノミストテクノロジーズ株式会社 溶液の超音波分離装置
WO2023204191A1 (ja) * 2022-04-18 2023-10-26 ナノミストテクノロジーズ株式会社 超音波霧化装置

Also Published As

Publication number Publication date
FR2867987B1 (fr) 2007-05-11
GB0505962D0 (en) 2005-04-27
DE102005013874A1 (de) 2005-11-10
US7399338B2 (en) 2008-07-15
FR2867987A1 (fr) 2005-09-30
GB2412334A (en) 2005-09-28
US20050223890A1 (en) 2005-10-13
GB2412334B (en) 2008-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005270888A (ja) 溶液の濃縮方法とこの方法に使用される濃縮装置
US7357334B2 (en) Method and apparatus for separating a solution
US7713338B2 (en) Method and apparatus for separating a liquid
JP5051689B2 (ja) 溶液の超音波分離方法とこの方法に使用される超音波分離装置
JP5517025B2 (ja) 溶液の超音波霧化機
JPWO2006070839A1 (ja) 溶液の超音波分離方法とこの方法に使用される超音波分離装置
JP4737550B2 (ja) 溶液の超音波分離装置
JP5246907B2 (ja) 溶液の分離方法とこの方法に使用される分離装置
JP4927244B2 (ja) アルコール溶液のアルコール分離装置
JP4020415B2 (ja) 溶液の超音波分離装置
JP5051680B2 (ja) 石油の分離方法と分離装置
JP5099807B2 (ja) 溶液の超音波霧化装置
JP2005066526A5 (ja)
JP5182796B2 (ja) 溶液の濃縮方法と濃縮装置
JP2005066554A (ja) 溶液の超音波分離方法とこの方法に使用される超音波分離装置
US7946508B2 (en) Method and apparatus for separating a solution
JP2005066554A5 (ja)
JP4782368B2 (ja) 溶液の超音波分離装置
JP4880192B2 (ja) 溶液の超音波分離方法とこの方法に使用される超音波分離装置
JP2005040772A5 (ja)
JP2005066553A5 (ja)
JP4851228B2 (ja) 溶液の霧化方法とこの方法に使用される霧化装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080218

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080507