JP2005270168A - 食堂pos自動精算装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】任意の方向に設置でき、少ない設置スペースで利用者が効率的に精算と下膳ができる食堂POS自動精算装置を提供すること。
【解決手段】円卓1と、円卓1の中心を基点として放射状に配置され、トレイ3上の食器14に備えられた無線ICタグから精算に必要なデータを自動的に読み取る複数の自動読取装置と、円卓1に連接した本体2の内部に、食器14を載置したトレイ3を回収する食器回収部とを備える。食器回収部は、トレイ排出穴4及びトレイ3を搬送するベルトコンベア5を有している。
【選択図】図1
【解決手段】円卓1と、円卓1の中心を基点として放射状に配置され、トレイ3上の食器14に備えられた無線ICタグから精算に必要なデータを自動的に読み取る複数の自動読取装置と、円卓1に連接した本体2の内部に、食器14を載置したトレイ3を回収する食器回収部とを備える。食器回収部は、トレイ排出穴4及びトレイ3を搬送するベルトコンベア5を有している。
【選択図】図1
Description
本発明は、セルフサービス式の食堂に設置され、料金を自動的に精算する食堂POS自動精算装置に関するものである。
従来の食堂POS自動精算装置では、無線ICタグを備えた食器を載せたトレイを所定の位置に置いて自動精算を行う利用者の精算待ちの列を解消するために、無線ICタグの自動読取装置を内蔵した長い専用台と、この専用台の前方に備えられた表示装置とで構成され、利用者が専用台にトレイを載せてトレイを表示装置まで滑らせながら進む間に、自動読取装置が無線ICタグの情報を読み取って精算を行うようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−222763公報
しかしながら、従来の食堂POS自動精算装置は専用台が長いことから、食堂に設置する際に設置方向が限定されたり、複数の装置を設置すると設置スペースが広くなるために、必要な台数の装置の導入ができなかったりという問題があった。さらに、精算後に下膳のために、同装置から食器回収場までトレイを持ち運ぶ必要があり、食器回収場付近で利用者同士が入り乱れて、下膳の流れが滞ったりするという問題もあった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、任意の方向に設置でき、少ない設置スペースで利用者が効率的に精算と下膳ができる食堂POS自動精算装置を提供することを目的としている。
本発明の食堂POS自動精算装置は、円卓と、前記円卓の中心を基点として放射状に配置され、精算に必要なデータを自動的に読み取る複数の自動読取手段と、前記円卓に連接した本体の内部に食器を載置したトレイを回収する食器回収部とを備え、前記食器回収部は前記トレイを搬送する搬送手段を有している。
この構成により、食堂POS自動精算装置を任意の方向に設置することができ、複数の利用者が同時に利用することができ、精算と下膳とを同じ場所で行うことができる。
また、本発明の食堂POS自動精算装置は、前記搬送手段が、前記トレイを保持するための保持部が付設されたベルトコンベアからなる構成を有している。
この構成により、精算後の前記トレイを安定した状態に保持して搬送することができる。
また、本発明の食堂POS自動精算装置は、前記ベルトコンベアが対向配置されており、各々の前記ベルトコンベアには前記トレイの両端部を保持する前記保持部が付設されている構成を有している。
この構成により、前記トレイを両側から水平に保持することができ、より安定した状態で搬送することができる。
また、本発明の食堂POS自動精算装置は、前記ベルトコンベアが前記保持部に保持された前記トレイを前記本体の内部の下方へ搬送するよう構成されており、前記ベルトコンベアの下方には、前記ベルトコンベアで前記本体の内部の下方へ搬送された前記トレイを食器回収場に向けて搬送する別のベルトコンベアが配置されている構成を有している。
この構成により、食堂POS自動精算装置から食器回収場まで人手を介さずに前記トレイを搬送することができる。
また、本発明の食堂POS自動精算装置は、前記食器回収部に前記トレイが挿入されたことを検出する検出手段と、前記検出手段から出力される検出信号に基づいて前記ベルトコンベアの稼動を制御するベルトコンベア制御手段とを備えた構成を有している。
この構成により、前記トレイが前記食器回収部に挿入されると、前記ベルトコンベアを自動的に稼動することができる。
また、本発明の食堂POS自動精算装置は、前記円卓が回転自在になっている構成を有している。
この構成により、食堂POS自動精算装置の前記円卓に備えられた前記自動読取装置の向きを容易に変えることができる。
本発明は、任意の方向に向けて設置することができ、複数の利用者が同時に利用でき、また精算と下膳とを一箇所で行うことができる食堂POS自動精算装置を提供することができるものである。
以下、本発明の実施の形態の円卓テーブル型食堂POS自動精算装置(以下、食堂POS装置という)について、図面を用いて説明する。
まず、本発明の実施の形態における食堂POS装置の構成の概要を、図4を参照して説明する。本発明の実施の形態における食堂POS装置は、円卓1と、円卓1の中心を基点として放射状に配置され、トレイ3上の食器14の底に備えられた無線ICタグから精算に必要なデータ(以下、タグ情報という)を自動的に読み取る複数の自動読取装置(図示せず)と、円卓1に連接した本体2の内部に、食器14を載置したトレイ3を回収する食器回収部(図示せず)とを備えた構成を有している。食器回収部は、トレイ3を搬送する搬送手段であるベルトコンベア5を有している。
上記の食堂POS装置の構成を、図1〜図3を参照して詳述する。
図2に示すように、円卓1は回転方向aに回転自在に構成されており、円卓1の内部には、複数の自動読取装置6が放射状に配置されている。円卓1上には、それぞれの自動読取装置6の真上にあたる位置に、トレイ3を位置決めするための2つ一組のトレイガイド7が配置されている。なお、図2では食器の図示を省略している。
各々のトレイガイド7には、図3に示すように、トレイセンサ8が内蔵されている。トレイセンサ8は、自動読取装置6上の適切な位置にトレイ3が置かれたかどうかを検出する。円卓1の中央部の食器排出穴4は本体2の内部の食器回収部に通じている。
本体2の内部の、食器排出穴4の近くには、食器排出穴4にトレイ3が挿入されたこと
を検出するコンベア部トレイセンサ9が備えられている。このコンベア部トレイセンサ9は、光学式の反射型センサで構成されている。また、本体2の内部には、2機のベルトコンベア5が対向して配置されている。それぞれのベルトコンベア5には、トレイ3を保持するための保持部であるヒレ10が付設されている。
を検出するコンベア部トレイセンサ9が備えられている。このコンベア部トレイセンサ9は、光学式の反射型センサで構成されている。また、本体2の内部には、2機のベルトコンベア5が対向して配置されている。それぞれのベルトコンベア5には、トレイ3を保持するための保持部であるヒレ10が付設されている。
ベルトコンベア5の下方の床12の下には、トレイ3を食器回収場に向けて搬送する別のベルトコンベア11が配置されている。床12には、ベルトコンベア5からベルトコンベア11にトレイ3を移動させるための床開口部13が設けられている。ベルトコンベア5、11は、コンベア部トレイセンサ9がトレイ3を検出すると稼動を開始するように構成されている。
次に、上記食堂POS装置の動作について図1を参照して説明する。
まず、トレイ3がトレイガイド7により適切な位置に置かれると、トレイガイド7に内蔵されたトレイセンサ8(図3参照)がトレイ3を検出する。トレイ3が検出されると、自動読取装置6はタグ情報の読み取りを開始する。読み取りを完了すると、利用者による精算手続が入力装置(図示せず)を使用して行われる。精算後のトレイ3が利用者によってトレイ排出穴4へ排出方向bに示すように挿入されると、コンベア部トレイセンサ9はトレイ3を検出し、続いてベルトコンベア5、11が稼動を開始する。
トレイ排出穴4に挿入されたトレイ3は、ベルトコンベア5のヒレ10で両端部を保持される。ベルトコンベア5は搬送方向cへ稼動することで、トレイ3を本体2の内部の下方へ搬送する。トレイ3はベルトコンベア5の最下部に到達すると、ヒレ10から離れ床開口部13を通過してベルトコンベア11に載せ換えられる。ベルトコンベア11は搬送方向dへ稼動することで、トレイ3を食器回収場(図示せず)へ向けて搬送する。
なお、上記食堂POS装置では、コンベア部トレイセンサ9に光学式の反射型センサを使用しているため、コンベア部トレイセンサ9に食堂内の蛍光灯や太陽光に代表される外乱光が入射しないように、設置方向を決定することが望ましい。光学式の反射型センサは光源と受光部を備えていて、光源から投光された光をトレイ3で反射させ、この反射光を受光部で感知することでトレイ3を検出するように構成されている。したがって、受光部に外乱光が入射すると、誤動作するおそれがある。
設置方向を決定して食堂POS装置を据え付けたら、食堂内のレイアウトや利用者の動線を考慮し、円卓1を回転方向a(図2参照)に回転させて最適な方向に調整し、設置を完了する。
以下、上記の食堂POS装置の電気信号のやりとりについて、図5及び図6を参照して説明する。
まず、上記の食堂POS装置の電気的な構成について、図5のブロック図を用いて説明する。
図5において、制御手段21は食堂POS装置の各部の制御及び演算処理を行う。トレイ検出手段22はトレイセンサ8を有していて、トレイ3が自動読取装置6上の適切な位置に置かれたときに検出信号を制御手段21に送出する。自動読取手段23は自動読取装置6を有していて、制御手段21から読み取り命令が入力されると食器14の底に備えられた無線ICタグから精算に必要なタグ情報を読み取る。タグ情報には、食器14の食事のメニュー情報や価格情報が含まれている。表示情報はタグ情報をもとに制御手段21で生成され、表示手段24に表示される。利用者は表示情報に基づいて入力手段25を使用
して精算手続きを行い、入力されたデータは制御手段21に送出される。コンベア部トレイ検出手段26はコンベア部トレイセンサ9を有していて、トレイ排出穴4にトレイ3が挿入されたときに検出信号を制御手段21に送出する。コンベア制御手段27は制御手段21から出力されるコンベア制御命令に基づいて、ベルトコンベア5、12の稼動を制御する。食堂POS装置とセンター装置とは、通信手段28を通じて通信をする。
して精算手続きを行い、入力されたデータは制御手段21に送出される。コンベア部トレイ検出手段26はコンベア部トレイセンサ9を有していて、トレイ排出穴4にトレイ3が挿入されたときに検出信号を制御手段21に送出する。コンベア制御手段27は制御手段21から出力されるコンベア制御命令に基づいて、ベルトコンベア5、12の稼動を制御する。食堂POS装置とセンター装置とは、通信手段28を通じて通信をする。
次に、上記の食堂POS装置の電気信号のやりとりを図6のフロー図を参照して説明する。
フローは、トレイ検出手段22がトレイ3を検出して自動読取手段23がタグ情報を読み取り、利用者によって精算手続きが行われるまでの一連の精算処理(ステップS1〜ステップS7)と、精算処理後にトレイ3を回収するトレイ回収処理(ステップS8〜ステップS9)とに大別できる。
フローは、トレイ検出手段22がトレイ3を検出して自動読取手段23がタグ情報を読み取り、利用者によって精算手続きが行われるまでの一連の精算処理(ステップS1〜ステップS7)と、精算処理後にトレイ3を回収するトレイ回収処理(ステップS8〜ステップS9)とに大別できる。
まず、精算処理について説明する。ステップS1で、トレイ検出手段22がトレイ3を検出していないとき、食堂POS装置は利用者待ち状態となる。トレイ検出手段22はトレイ3を検出すると、検出信号を制御手段21に送出する。制御手段21は、この検出信号を受けて、自動読取手段23に読取開始命令を送出して、ステップS2に移行する。ステップS2で自動読取手段23は、食器14に備えられた無線ICタグのタグ情報を読み取る。自動読取手段23はタグ情報の読み取りを完了すると、読取完了信号を制御手段21に送出する(ステップS3)。ステップS3で、制御手段21は、読み取ったタグ情報に基づいて精算金額及び明細を含む精算データを生成する。精算データ生成後に制御手段21は、精算データを表示手段24に表示するとともに、入力手段25を入力受付状態に設定する(ステップS4)。入力手段25は入力待ち状態となり(ステップS5)、この状態で利用者が入力手段25を使用して所定の精算手続きを行うと、ステップS6に移行する。ステップS6で制御手段21は、利用者の入力に応じた入力データ及び精算データを、通信手段28を通じてセンター装置に送信する。通信手段28がセンター装置から精算完了信号を受信する(ステップS7)と、一連の精算処理は完了する。
続いて食堂POS装置は、トレイ回収処理に移行する。精算完了信号を受信するとステップS8が開始し、制御手段21はコンベア部トレイ検出手段26をトレイ待ち状態に設定する。トレイ3がトレイ排出穴4に挿入されると、コンベア部トレイ検出手段26は検出信号を制御手段21に送出し、ステップS9に移行する。制御手段21はこの検出信号を受けて、コンベア制御手段27に対してベルトコンベア11、12の稼動開始命令を送出する(ステップS9)。
続いて食堂POS装置は、トレイ回収処理に移行する。精算完了信号を受信するとステップS8が開始し、制御手段21はコンベア部トレイ検出手段26をトレイ待ち状態に設定する。トレイ3がトレイ排出穴4に挿入されると、コンベア部トレイ検出手段26は検出信号を制御手段21に送出し、ステップS9に移行する。制御手段21はこの検出信号を受けて、コンベア制御手段27に対してベルトコンベア11、12の稼動開始命令を送出する(ステップS9)。
以上のように本実施の形態の食堂POS装置によれば、円卓1に複数の自動読取装置6とトレイ排出穴4とを備え、本体2の内部にトレイ3を搬送するベルトコンベア5を設けたことにより、任意の方向に向けて設置でき、1台で同時に複数の利用者に対応でき、その場でトレイ3を回収することができる。すなわち、従来の四角形のテーブル型の食堂POS装置では、設置方向を変えると食堂内の美観を損ねたり、テーブルの角に人がぶつかったりする危険性があったのに対し、本発明の実施の形態の食堂POS装置は、円卓型にしたことで、いずれの方向に向けて設置しても外観が変わらず、角が無いことで安全面も向上し、多様な設置環境に対応することができる。また、1台の食堂POS装置に複数の自動読取装置6を備えたことで、従来の食堂POS装置を複数台設置した場合に比較して少ない設置面積で、同時に複数の利用者に対応できるという利点を有する。さらに、本発明の実施の形態の食堂POS装置はトレイ3の回収用のベルトコンベア5を設けたことにより、利用者が精算後にトレイ3を別の場所に持ち運ぶ必要が無くなるため、食堂内の利用者の流れがスムーズになることに加え、食堂内に下膳用の窓口を設ける必要も無くなる。
また、本実施の形態によれば、トレイ3を保持するためのヒレ10を付設したベルトコンベア5を対向させて配置したことにより、トレイ3の両端部を保持した状態でトレイ3
を本体2の下方へ搬送することができ、また、ベルトコンベア5の下方に食器回収場に向かう別のベルトコンベア11を設けたことにより、トレイ3を自動的に食器回収場に向けて搬送して自動回収することができるため、食堂運営の効率化を図ることができる。
を本体2の下方へ搬送することができ、また、ベルトコンベア5の下方に食器回収場に向かう別のベルトコンベア11を設けたことにより、トレイ3を自動的に食器回収場に向けて搬送して自動回収することができるため、食堂運営の効率化を図ることができる。
さらに、本実施の形態によれば、円卓1を回転自在としたことにより、自動読取装置6を任意の方向に向けることができ、異なる設置条件の食堂にフレキシブルに対応することができる。
以上のように、本発明にかかる食堂POS自動精算装置は、設置スペースが小さく、複数の利用者が同時に利用することができ、精算とトレイの回収を一箇所で行うことができるという効果を有し、セルフサービス式の食堂POS自動精算装置として有用である。
1 円卓
2 本体
3 トレイ
4 トレイ排出穴
5 ベルトコンベア
6 自動読取装置
9 コンベア部トレイセンサ
10 ヒレ
11 ベルトコンベア
14 食器
2 本体
3 トレイ
4 トレイ排出穴
5 ベルトコンベア
6 自動読取装置
9 コンベア部トレイセンサ
10 ヒレ
11 ベルトコンベア
14 食器
Claims (6)
- 円卓と、前記円卓の中心を基点として放射状に配置され、精算に必要なデータを自動的に読み取る複数の自動読取手段と、前記円卓に連接した本体の内部に食器を載置したトレイを回収する食器回収部とを備え、前記食器回収部は前記トレイを搬送する搬送手段を有する食堂POS自動精算装置。
- 前記搬送手段は前記トレイを保持するための保持部が付設されたベルトコンベアからなる請求項1記載の食堂POS自動精算装置。
- 前記ベルトコンベアは対向配置されており、各々の前記ベルトコンベアには前記トレイの両端部を保持する前記保持部が付設されている請求項2記載の食堂POS自動精算装置。
- 前記ベルトコンベアは前記保持部に保持された前記トレイを前記本体の内部の下方へ搬送するよう構成されており、前記ベルトコンベアの下方には、前記ベルトコンベアで前記本体の内部の下方へ搬送された前記トレイを食器回収場に向けて搬送する別のベルトコンベアが配置されている請求項2または3記載の食堂POS自動精算装置。
- 前記食器回収部は前記トレイが挿入されたことを検出する検出手段と、前記検出手段から出力される検出信号に基づいて前記ベルトコンベアの稼動を制御するベルトコンベア制御手段とを備えた請求項2ないしは4のいずれかに記載の食堂POS自動精算装置。
- 前記円卓は回転自在になっている請求項1ないしは5のいずれかに記載の食堂POS自動精算装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004084383A JP2005270168A (ja) | 2004-03-23 | 2004-03-23 | 食堂pos自動精算装置 |
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Publications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2004
- 2004-03-23 JP JP2004084383A patent/JP2005270168A/ja active Pending
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