JP2005267771A - ディスクカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】 第2シャッタに設けられた防塵用及びディスクメディアにおける記録面の内側近傍の支持用の第2凸部がディスクメディアの記録面に干渉することを確実に防止することができるディスクカートリッジを得る。
【解決手段】 ディスクカートリッジ10では、ケース14に回転可能に収容したディスクメディア12の記録面にアクセスするためのヘッド開口部16は、ディスクメディア12と同軸的に回動する第1シャッタ64と第1シャッタ64とは異なる軸回りにカ移動する第2シャッタ74とによって開閉される。ヘッド開口部16の閉塞状態では、それぞれ円弧状の第1凸部68と第2凸部80とが環状を成してディスクメディア12の記録面の内側に当接し、記録面側への塵埃の侵入を阻止する。ヘッド開口部16の開閉過程及び開放状態では、カム部56と摺動突起76Aとで構成されるガイド機構が第2シャッタ74をディスクメディア12に対し離間させる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、情報や映像の記録再生媒体として用いられる円板状のディスクメディアをケース内に回転可能に収容したディスクカートリッジに関する。
例えば、コンピュータ用の記録再生媒体や映像の記録再生媒体として、光ディスクや光磁気ディスク等の円板状のディスクメディアが用いられている。このようなディスクメディアは、記録または再生を行なう際には、ディスクドライブ装置に装填された状態でスピンドル軸によって回転されつつ、ディスクメディアの記録面側にアクセスした記録ヘッドによって該ディスクメディアの記録層へレーザ光、またはレーザ光及び磁場の両者が照射される。これにより、ディスクメディアでは、記録層の分解及び/または昇温によるピット形成や相変化、磁化反転等によって情報の記録が為され、または再生ヘッドが照射するレーザ光の反射率や偏光角を該再生ヘッドで読み取って記録された情報の再生が行なわれるようになっている。
このようなディスクメディアの高記録容量化に伴い、ディスクメディアの記録面側の表面(記録層を被覆するカバー層)への塵埃等の付着を防止するために、ディスクメディアをケースの収容部内に収容したディスクカートリッジが知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなディスクカートリッジでは、ケースにおけるディスクメディアの記録面側に、ディスクメディアのセンタ孔及び記録面側にアクセスするためのチャッキング開口部及びヘッド開口部が設けられている。これらの開口は、インナロータによって駆動される一対のシャッタによって開閉されるようになっている。
また、ケースにおけるディスクメディアに対しチャッキング開口部及びヘッド開口部とは反対側に、ディスクメディアの出し入れを可能とする開口部を設けたディスクカートリッジが知られている(例えば、特許文献2参照)。このディスクカートリッジでは、上記開口部を設けると共に、インナロータを含む一対のシャッタを同一平面で動作させることにより、薄型化を図るようになっている。このディスクカートリッジについて、図12に基づいて説明する。
図12に示すディスクカートリッジ100は、ケース102の底板102Aにディスクメディア(図示省略)のセンタ孔にアクセスするためのチャッキング開口部104、ドライブ装置のヘッドが記録面にアクセスするためのヘッド開口部106がそれぞれ設けられている。ケース102内におけるディスクメディアと底板102Aとの間には、ディスクメディアと同軸的に回動可能に支持された第1シャッタ108と、ケース102におけるディスクメディアの径方向外側に回動軸112を有する第2シャッタ110とが設けられている。
第1シャッタ108と第2シャッタ110とは、図12(A)に示す如く互いの突き当て端である当接端面108A、110Aを突き当ててヘッド開口部106を閉塞し、チャッキング開口部104については常時開放状態を維持する。そして、第1シャッタ108を矢印G方向に回動すると共に第2シャッタ110をヘッド開口部106に対し矢印Gとは略反対の矢印H方向に回動することで、図12(B)に示される如く、ヘッド開口部106が開放される。
この第1シャッタ108と第2シャッタ110とは連動する。具体的には、第1シャッタ108から突設された突起114が第2シャッタ110に設けられたガイド溝116に入り込んでおり、第1シャッタ108が矢印G側に回動すると、突起114がガイド溝116の溝壁と摺動しつつ該溝壁を押圧することで、第2シャッタ110が矢印H方向に回動し、ヘッド開口部106が開放される。また、これと反対の動作によってヘッド開口部106が閉塞される。
また、第1シャッタ108の上面及び第2シャッタ110の上面からは、それぞれ平面視で円弧状に形成された内周受け凸部118、120が突設されている。一対の内周受け凸部118、120は、ヘッド開口部106の閉塞状態で互いに周方向端部を当接させ、全体として平面視でチャッキング開口部104を囲む環状を成す。この環状に形成された内周受け凸部118、120の上端面にディスクメディア12の軸心部に設けられたセンタ孔周りの面が当接するようになっている。これにより、チャッキング開口部104を経由したディスクメディアの記録面側への塵埃等の侵入が阻止される。また、第1シャッタ108の外周部には、ディスクメディア12の記録面よりも径方向外側部分に当接する外周受け凸部122が設けられており、ディスクメディアの外周側から記録面側への塵埃等の侵入が阻止される。
そして、このディスクカートリッジ100では、ヘッド開口部106を完全に開放または閉塞する状態で、第1シャッタ108の突起114が底板102Aの溝(図示省略)に入り込むようになっている。これにより、ヘッド開口部106を開閉する過程では、突起114が溝を抜け出て底板102Aと摺動することで、第1シャッタ108における突起114側部分が持ち上がり、第2シャッタ110に設けた内周受け凸部120がディスクメディアの記録面に干渉することを防止する。ヘッド開口部106を完全に開放した状態では、突起114が溝に入り込んで第1シャッタ108が下降し、ディスクメディアが底板102Aに対し平行な状態に復帰する。これにより、ドライブ装置の回転スピンドル軸によるディスクメディアの保持が可能となる。
特開2003−115184号公報 特開2003−242740号公報
しかしながら、上記の如き従来のディスクカートリッジ100では、ヘッド開口部106を完全に開放した状態で第1シャッタ108が下降し、内周受け凸部120の高さが内周受け凸部118の高さに一致するため、回転スピンドル軸による保持、浮上前のディスクメディアの記録面が内周受け凸部120に接触してしまう恐れがある。この内周受け凸部120と記録面との接触は、該記録面に損傷を与える原因となる。また、上記特許文献2には、ヘッド開口部106を完全に開放した状態で内周受け凸部120と記録面との接触を防止可能な構成も記載されているが、何れも回転スピンドルによる保持前のディスクメディアを底板102Aに対し傾斜させるものであり、回転スピンドル軸によるディスクメディアの正確な位置決め状態での保持が困難となるため、実用的ではない。
本発明は、上記事実を考慮して、第2シャッタに設けられた防塵用及びディスクメディアにおける記録面の内側近傍の支持用の第2凸部がディスクメディアの記録面に干渉することを確実に防止することができるディスクカートリッジを得ることが目的である。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係るディスクカートリッジは、円板状のディスクメディアを回転可能に収容し、前記ディスクメディアの記録面にアクセスするためのヘッド開口部が設けられたケースと、前記ケース内における前記ディスクメディアの記録面側に設けられ、前記ディスクメディアの軸心と同軸的に回動して前記ヘッド開口部の一部を開閉する第1シャッタと、前記ケース内における前記ディスクメディアの記録面側に該ディスクメディアに対する接離可能に設けられ、前記第1シャッタとは異なる軸廻りに回動して前記ヘッド開口部の残余の一部を開閉する第2シャッタと、円弧状に形成されて前記第1シャッタに設けられ、前記ディスクメディアにおける記録面の内側に当接する第1凸部と、円弧状に形成されて前記第2シャッタに設けられ、前記ヘッド開口部の閉塞状態で前記第1シャッタに設けられた第1凸部とで環状を成す第2凸部と、前記ヘッド開口部の閉塞状態で、前記第2シャッタを、前記第2凸部が前記第1凸部と共に前記ディスクメディアにおける記録面の内側に当接する前記ディスクメディアに対する近接位置に保持し、前記ヘッド開口部の開閉過程及び開放状態で、前記第2シャッタを前記ディスクメディアに対し前記近接位置よりも離間して位置させるガイド機構と、を備えている。
請求項1記載のディスクカートリッジでは、ケースに収容されたディスクメディアの記録面にアクセスするためのヘッド開口部は、不使用時には第1シャッタと第2シャッタとによって閉塞され、使用時には第1シャッタと第2シャッタとがそれぞれの回動軸心廻りに回動して開放される。ヘッド開口部が開放された状態では、ディスクメディアはドライブ装置によって回転駆動され、ドライブ装置のヘッドがヘッド開口部から記録面にアクセスして情報の記録または記録された情報の再生が為される。すなわち、ケースは、ディスクメディアのドライブ装置による回転駆動を可能とするように、該ディスクメディアを相対回転可能に収容している。
そして、第1シャッタと第2シャッタとがヘッド開口部を閉塞した状態では、第1シャッタの第1凸部と、ガイド機構によってディスクメディア記録面に対する近接位置で保持されている第2シャッタの第2凸部とが、環状を成してディスクメディアの記録面よりも径方向内側部分にそれぞれ当接している。これにより、例えばチャッキング開口部が閉塞されない構成においても、第1凸部と第2凸部とがディスクメディアの記録面側への塵埃等の侵入を阻止する。
ここで、ガイド機構は、第1シャッタ及び第2シャッタがヘッド開口部を開閉する過程及びヘッド開口部が完全に開放された状態で、第2シャッタを上記近接位置よりもディスクメディアから離間した位置に位置させるため、該第2シャッタに設けた第2凸部がディスクメディアの記録面に接触してしまうことが防止される。そして、ヘッド開口部の開放状態では、ディスクメディアは、第1シャッタの第1凸部(及びディスクメディアの記録面に干渉しない他の部分)に当接してケースに対し略平行な状態に維持される。これにより、ドライブ装置の回転スピンドル軸によるディスクメディアの保持が正確かつ容易に行なわれる。
このように、請求項1記載のディスクカートリッジでは、第2シャッタに設けられた防塵用及びディスクメディアにおける記録面の内側近傍の支持用の第2凸部がディスクメディアの記録面に干渉することを確実に防止することができる。なお、ガイド機構は、例えば、第1シャッタと第2シャッタとの間、またはケースと第2シャッタとの間に設けられる。また、第2シャッタをディスクメディアに対し接離させる力は、例えば、重力、第2シャッタまたは第1シャッタの回動力、弾性部材による付勢力等から得ることできる。
請求項2記載の発明に係るディスクカートリッジは、請求項1記載のディスクカートリッジにおいて、前記第2シャッタは、前記ケースにおける前記ディスクメディアの径方向外側に設けられた支軸にボス部を嵌合させて、該支軸に対し回動及び軸線方向の移動可能に支持されており、前記ガイド機構は、前記ケースにおける前記支軸廻りの部分と、前記ボス部との間に設けられている、ことを特徴としている。
請求項2記載のディスクカートリッジでは、第2シャッタの回動軸心である支軸がケースにおけるディスクメディアの径方向外側に配置されており、このケースにおける支軸廻りの部分と第2シャッタのボス部との間にガイド機構が設けられている。このため、第2シャッタをディスクメディアに対し接離させるガイド機構は、ディスクメディアの径方向外側に位置し、ケース内の限られた空間を有効利用して設けられる。
請求項3記載の発明に係るディスクカートリッジは、請求項2記載のディスクカートリッジにおいて、前記ガイド機構は、前記ケースにおける前記支軸の根元部廻りに設けられ周方向にテーパ状の段差を形成するカム部と、前記ボス部における前記支軸の根元部側から突設され前記ヘッド開口部の開閉に伴って前記カム面と摺動する接触子とを有して構成されている、ことを特徴としている。
請求項3記載のディスクカートリッジでは、第2シャッタが支軸周りにヘッド開口部の閉塞方向に回動すると、接触子がカム部と摺動し、第2シャッタがヘッド開口部の閉塞位置に至るときに接触子がカム部のテーパ状の段差を乗り越えて第2凸部がディスクメディアのセンタ孔周りの面に当接する。この状態から第2シャッタがヘッド開口部の開放方向に回動すると、接触子が段差を有するカム部に倣って摺動しつつ第2シャッタがディスクメディア記録面から離間する方向に移動し、第2凸部が記録面から離間する。このように、簡単な構造でガイド機構が構成される。
請求項4記載の発明に係るディスクカートリッジは、請求項1乃至請求項3の何れか1項記載のディスクカートリッジにおいて、前記第2シャッタを前記ディスクメディアから離間する方向に付勢する付勢部材をさらに備えた、ことを特徴としている。
請求項4記載のディスクカートリッジでは、付勢部材が第2シャッタをディスクメディア記録面からの離間方向に付勢している。このため、ヘッド開口部の開閉過程及び開放状態、すなわちガイド手段による近接位置での保持が解除された状態で、第2シャッタ(第2凸部)はディスクメディア記録面から確実に離間する。また、ディスクメディアに対し接離可能(軸線方向に移動可能)である第2シャッタの動作が安定する。さらに、例えば、ディスクメディアの回転軸線を水平面に沿わせる縦型のドライブ装置においても、ヘッド開口部の開閉過程及び開放状態で、第2シャッタすなわち第2凸部はディスクメディア記録面から確実に離間する。
請求項5記載の発明に係るディスクカートリッジは、請求項1乃至請求項4の何れか1項記載のディスクカートリッジにおいて、前記第2凸部が前記第1凸部よりも前記ディスクメディアの記録面側に突出しないように前記第2シャッタの移動を規制するストッパをさらに備えた、ことを特徴としている。
請求項5記載のディスクカートリッジでは、第2凸部が第1凸部よりも突出しないように第2シャッタの移動を規制するストッパを設けたため、ディスクメディアに対し接離可能である第2シャッタがヘッド開口部の閉塞状態でディスクメディアを損傷する恐れがない。すなわち、例えばユーザが不注意により第2シャッタをケース内方側に押圧ししても、ディスクメディアが損傷を受けることが防止される。
以上説明したように本発明に係るディスクカートリッジは、第2シャッタに設けられた防塵用及びディスクメディアにおける記録面の内側近傍の支持用の第2凸部がディスクメディアの記録面に干渉することを確実に防止することができるという優れた効果を有する。
本発明の一実施形態に係るディスクカートリッジ10について、図1乃至図11に基づいて説明する。なお、各図に適宜示す矢印Aは、ディスクカートリッジ10のドライブ装置への装填方向を示しており、便宜上、ドライブ装置への装填方向である矢印Aにて示す側を前側として説明する。また、矢印Bにて示す方向を上側、矢印Cにて示す方向を右側とする。
図1には、ディスクカートリッジ10の外観形状が斜視図にて示されており、図2にはディスクカートリッジ10が分解斜視図にて示されている。これらの図に示される如く、ディスクカートリッジ10は、円板状に形成された情報記録再生媒体としてのディスクメディア12を回転可能に収容するケース14と、ケース14の下面で開口し記録再生ヘッドがディスクメディア12の記録面にアクセスするためのヘッド開口部16を開閉するシャッタ機構18と、ケース14の上側に開口し該ケース14に対するディスクメディア12の出し入れを可能とするディスク開口部20からのディスクメディア12の脱落を防止するためのディスク保持機構22とを主要構成要素として構成されている。なお、図1ではディスクメディア12の図示を省略している。
先ず、ディスクカートリッジ10の概略全体構成を説明し、その後、本発明の要部である第2シャッタ昇降機構について説明することとする。
[ディスクカートリッジの全体構成]
(ディスクメディアの構成)
ディスクカートリッジ10に収容されるディスクメディア12は、上記の通り円板状に形成されている。ディスクメディア12の軸心部には、ディスクドライブ装置の回転スピンドル軸にチャッキング(係合保持)されるセンタ孔12Aが設けられている。また、図7に示される如く、ディスクメディア12の下面における外周近傍及びセンタ孔12A周りの所定範囲を除く部分は、記録層がカバー層にて被覆保護されて形成された記録面(記録領域)12Bとされている。ディスクメディア12の下面におけるセンタ孔12Aの孔縁と記録面12Bの内縁との間の領域は、ドライブ装置の回転スピンドル軸がディスクメディア12を保持するためのチャッキングエリア12Cとされている。本実施形態では、ディスクメディア12の直径(外径)は略120mmとされている。
(ケースの構成)
ケース14は、上シェル24と下シェル26とを接合して平面視で略矩形の扁平容器状に構成されている。具体的には、ケース14は、平面視で前縁部が左右略対称の円弧状に形成されると共に後端が左右方向に沿う直線状に形成されており、この形状によってドライブ装置への誤装填を防止するようになっている。
上シェル24は、平面視でケース14の形状に対応した形状の天板28と、天板28の外縁に略沿って下方に立設された外周壁30とを備えている。天板28には、平面視で略円形のディスク開口部20が設けられており、ディスク開口部20の内径はディスクメディア12の外径よりも大とされている。これにより、ディスク開口部20を通してディスクメディア12のケース14への出し入れ(挿脱)が可能とされている。また、上シェル24は、ディスク開口部20の縁部に沿って下方に立設された環状の内周壁32を備えている。
また、天板28における後端側でかつ内周壁32の径方向外側の2箇所には、後述するディスク押え部材84取付用の切欠部34が設けられている。さらに、天板28における右側の切欠部34の右側には、後述するロック部材88を操作するための左右方向に長手のロック操作窓36が設けられている。一方、外周壁30におけるケース14の右側の側壁を構成する部分の前後方向中央部には、前後方向に長手とされると共に下方に開口するコ字状の縁部を有する切欠部30Aが形成されている。
下シェル26は、天板28に略対応した形状の底板38と、外周壁30に略対応した形状の外周壁40とを備えている。底板38には、ディスクメディア12のセンタ孔12Aに対応する略円形のチャッキング開口部42と、上記ヘッド開口部16とが設けられている。以下の説明では、チャッキング開口部42とヘッド開口部16とをまとめてアクセス開口44という場合がある。ヘッド開口部16は、チャッキング開口部42の径方向に長手の略矩形状に形成されており、チャッキング開口部42の前側に連設されている。したがって、アクセス開口44が形成する底板38の切欠き縁は、前方に開口する略U字状に形成されている。また、ヘッド開口部16は、外周壁40における前部の左右方向中央部を全高に亘り切り欠いて構成されている。また、底板38の上面からは、ケース側防塵リブ45が突設されている。ケース側防塵リブ45については、第2シャッタ昇降機構と共に後述する。
外周壁40は、その上端(開口端)を上シェル24の外周壁30の下端(開口端)に突き当ててケース14の周壁を構成するようになっている。この外周壁40における上シェル24の切欠部30Aに対応する位置には、前後方向に長手とされると共に上方に開口するコ字状の縁部を有する切欠部40Aが形成されている。外周壁30と外周壁40とが互いに開口端を突き当てた状態では、切欠部30Aと切欠部40Aとがケース14の右側の側面にシャッタ操作窓46(図1参照)を形成するようになっている。シャッタ操作窓46は、後述するインナロータ60の操作突起66露出用とされている。
また、下シェル26は、チャッキング開口部42と同軸的な円周に沿って底板38から部分的に立設された内壁48を備えている。内壁48は、その内面を結ぶ仮想円の内径が上シェル24の内周壁32の外径よりも大とされており、上シェル24と下シェル26との接合状態で内周壁32との間に隙間が形成されるようになっている。この隙間にインナロータ60の環状壁部62(後述)を入り込ませる構成である。そして、底板38と内壁48と上シェル24の内周壁32とが、ケース14内においてディスクメディア12を収容する収容部としてのディスク収容部50(図1参照)を形成するようになっている。このディスク収容部50は、上記の通りディスク開口部20を通じてディスクメディア12の出し入れが可能とされている。
さらに、底板38における左後の角部近傍からは、支軸52が突設されている。支軸52の軸心は、内壁48の外面に沿う円周の外側すなわちディスク収容部50の外側に位置している。本実施形態では、支軸52は、その内部が底板38の外面に開口する基準孔52Aとされた円筒状に形成されている。底板38における右後の角部近傍からは、基準孔52Aと対を成し左右方向に長手とされた基準孔53Aが設けられた突条53が設けられている。また、底板38の後部における内壁48の径方向外側からは、左右一対の軸受部54が突設されており、ディスク押え部材84の軸支持用とされている。底板38における支軸52の根元部からはカム部56が突設されているが、これについては後述する。
さらにまた、さらに、底板38の左前の角部近傍には、一対のガイドピン58が突設されている。一対のガイドピン58は、内壁48と同軸的かつ内壁48よりも大径の仮想円周上に配置されており、後述するディスク受け部材82のガイド用とされている。
以上説明した下シェル26は、外周壁40の上端面を外周壁30の下端面に突き当てた状態で、ビス止めによって上シェル24に接合されてケース14を構成している。なお、上シェル24と下シェル26とは、ビス止めに代えて、例えば外周壁30、44を超音波溶着や接着等によって接合しても良い。
(シャッタ機構の構成)
シャッタ機構18は、ケース14内に設けられている。具体的には、シャッタ機構18は、ケース14内に配設されたインナロータ60を備えている。インナロータ60は、短円筒状に形成された環状壁部62を備えている。環状壁部62は、上記の通り、上シェル24の内周壁32と下シェル26の内壁48との間の隙間に摺動可能に入り込んでいる。これにより、インナロータ60は、ケース14に対するディスク収容部50(に収容されるディスクメディア12)と同軸的に回動可能とされている。
環状壁部62の下端内側には、平板状の第1シャッタ64が一体的に設けられている。第1シャッタ64は、環状壁部62と同軸同径の円板に、アクセス開口44と略同形状の切欠部65Aと、後述する第2シャッタ74の内周ディスク受け部(円弧リブ)80の相対移動軌跡に対応した切欠部65Bとを設けた形状とされている。また、環状壁部62には、切欠部65Aの径方向外端に連続し縁部の形状が下方に開口する略コ字状の切欠部62Aが形成されている。この切欠部62Aが下シェル26の外周壁40が切欠かれた部分と一致することで、記録再生用ヘッドがディスクカートリッジ10の前方からアクセスすることを許容する構成とされている。
この第1シャッタ64は、下シェル26の底板38(ディスク収容部50)上に摺動可能に載置されており、インナロータ60の回動に伴ってヘッド開口部16の外周側及び内周側の一部を閉塞する閉塞位置(図8参照)と、ヘッド開口部16上から退避する開放位置(図11参照)とを取り得るようになっている。すなわち、開放位置に位置する第1シャッタ64は、その切欠部65Aをアクセス開口44上に略一致して位置させるようになっている。
そして、環状壁部62の外周面からは、ケース14のシャッタ操作窓46から外部に露出される操作突起66が突設されている。操作突起66は、第1シャッタ64が閉塞位置に位置するときにはシャッタ操作窓46の前端に位置し、第1シャッタ64が開放位置に位置するときにはシャッタ操作窓46の後端に位置するように配置されている。
また、第1シャッタ64の上面からは、切欠部65Aにおけるチャッキング開口部42に対応する縁部に沿って円弧状に形成された第1凸部68が立設されている。第1凸部68は、後述する第2凸部80とで環状のディスク内周受け部90を成し、このディスク内周受け部90の上端面がディスクメディア12の上記チャッキングエリア12Cの下面に当接するようになっている。したがって、第1シャッタ64は、底板38とディスクメディア12との間に配置されてヘッド開口部16の一部を開閉するようになっている。
一方、第1シャッタ64の上面における外周近傍からは、環状壁部62の内面とに跨がるように外周受け凸部70が立設されている。外周受け凸部70は、第1凸部68と略同じ高さとされており、ディスクメディア12の下面における記録面12Bよりも径方向外側の領域が当接するようになっている。これにより、第1シャッタ64は、閉塞位置に位置すときには第1凸部68及び外周受け凸部70において、ディスクメディア12を下方から支持する構成とされている。
さらに、第1シャッタ64の下面における外周近傍からは、下方に向けてカム突起72が突設されている。カム突起72は、切欠部65Bの径方向外側に配置されており、第2シャッタ74のカム溝78(後述)に常に入り込むようになっている。
また、シャッタ機構18は、第1シャッタ64が閉塞位置に位置するときにヘッド開口部16の残余の一部(内周側の一部)を閉塞する、シャッタとしての第2シャッタを備えている。第2シャッタ74は、平板状に形成されており、ディスクメディア12(記録面12B)と底板38との間における第1シャッタ64よりも下方(底板38側)に配置されている。このため、第1シャッタ64における第2シャッタ74の移動領域と干渉する部分、具体的には主に切欠部65Bの径方向外側部分は、他の部分よりも薄肉とされている。すなわち、第2シャッタ74は、第1シャッタ64におけるヘッド開口部16を閉塞する部分よりも薄肉とされている。
この第2シャッタ74は、長板状に形成されており、長手方向の一端部に下シェル26の支軸52に回動自在に軸支されるボス部76を備えている。これにより、第2シャッタ74は、支軸52廻りの回動によって、ヘッド開口部16の内周側の一部を閉塞する閉塞位置(図8参照)と、ヘッド開口部16上から退避する開放位置(図11参照)とを取り得るようになっている。図1及び図8に示される如く、第1シャッタ64と第2シャッタ74とは、それぞれ閉塞位置に位置する状態では、互いの当接端面64A、74Aを突き当ててヘッド開口部16を完全に閉塞する構成である。
当接端面74Aは、支軸52の軸心を中心とする曲率半径を有する円弧状に形成されている。一方、当接端面64Aは、第1シャッタ64、第2シャッタ74が共に閉塞位置に位置する状態で、当接端面74Aにほぼ隙間なく当接する曲率半径を有する円弧形状に形成されている。これにより、第2シャッタ74は、第1シャッタ64の回動位置に依らず支軸52廻りの回動が可能とされており、ヘッド開口部16の開閉に伴って第1シャッタ64と干渉することが確実に防止されてスムースに作動するようになっている。
そして、第1シャッタ64は、インナロータ60の軸心廻りに図8に示す矢印D方向に回動することで閉塞位置から開放位置側へ移動し、第2シャッタ74は、支軸52廻りにヘッド開口部16に対し矢印Dとは略反対向きの矢印E方向に回動することで閉塞位置から開放位置側へ移動する構成とされている。また、これらの第1シャッタ64と第2シャッタ74とは互いに連動するようになっている。具体的には、第2シャッタ74には長手方向に略沿うカム溝78が設けられており、このカム溝78には第1シャッタ64のカム突起72が入り込んでいる。
これにより、ヘッド開口部16の閉塞状態で、インナロータ60の操作突起66が後方に移動して第1シャッタ64が矢印D方向に回動すると、矢印D方向に回動(公転)するカム突起72がカム溝78の溝壁を押圧することで第2シャッタ74が矢印E方向に回動するようになっている。カム突起72は、ヘッド開口部16の閉塞状態ではカム溝78における支軸52側の端部近傍に位置しており、図9及び図10に示される如くインナロータ60の矢印D方向への回動に伴って支軸52から離間するよう相対移動する構成である。
そして、本実施形態では、図10に示す如く、第2シャッタ74が第1シャッタ64よりも先に開放位置に達するようになっており、その後の第2シャッタ74の矢印E方向への回動を防止しつつ第1シャッタの矢印D方向の回動を担保するために、カム溝78の支軸52側と反対側の端部は、第2シャッタ74が開放位置に位置するときにカム突起72の移動軌跡に一致する円弧状に形成されている。これにより、第1シャッタ64は、第2シャッタ74と干渉することなく図10に示す回動位置から図11に示す開放位置へ移動するようになっている。また、シャッタ機構18では、ヘッド開口部16の開放状態からインナロータ60を矢印Dと反対方向に回動することで、図10及び図9に示す状態を経て図8に示すヘッド開口部16の閉塞状態に復帰する構成である。
また、図1及び図2に示される如く、第2シャッタ74の上面からは、円弧状に形成された第2凸部80が突設されている。第2凸部80は、ヘッド開口部16を閉塞した状態で、周方向端部をそれぞれ第1凸部68の対応する周方向端部に突き合わせることで、環状のディスク内周受け部90を形成するようになっている。第2シャッタ74における第2凸部80の外側(径方向内側)は、切欠部74B(図2参照)とされている。したがって、第1シャッタ64及び第2シャッタ74が共に閉塞位置に位置する状態で、チャッキング開口部42は完全に開放される構成とされている。換言すれば、チャッキング開口部42は、切欠部65A、74Bによって常に開放されてディスク開口部20と連通する構成である。
図4にも示される如く、第2凸部80における当接端面74A側の一端部80Aは、テーパ形状とされている。一端部80Aは、本実施の形態では、上方、周方向先端側、及び径方向内側をそれぞれ向く湾曲面とされている。第1凸部68における第2凸部80の一端部80Aに突き合わされる一端部68Aは、該一端部80Aに対応するテーパ形状とされている。これにより、ヘッド開口部16の閉塞状態で、第1凸部68と第2凸部80とが周方向端部を突き合わせて環状に形成されるディスク内周受け部90に隙間が生じ難い構成とされている。
ヘッド開口部16を閉塞した状態で第1凸部68と第2凸部80とで環状に形成されるディスク内周受け部90は、その上端面をディスクメディア12の下面におけるチャッキングエリア12Cに下方から当接させる(下側から支持する)構成である。このため、ディスクメディア12の下面すなわち記録面12B側には、常に開放されているチャッキング開口部42を経由して塵埃等が侵入することがない構成とされている。そして、ディスクカートリッジ10は、ヘッド開口部16を開閉する際に第2凸部80をディスクメディア12の記録面12Bに干渉させないために、第2シャッタ74を昇降する第2シャッタ昇降機構を備えている。この第2シャッタ昇降機構については後述する。
さらに、シャッタ機構18は、ディスク受け部材82を備えている。ディスク受け部材82は、第1シャッタ64及び第2シャッタ74がヘッド開口部16を閉塞した状態で、第1シャッタ64の切欠部65Aの径方向外端において切欠かれた外周受け凸部70の周方向端部間を架け渡すディスク外周受け部82Aを備えている。すなわち、ディスク外周受け部82Aは、閉塞位置に位置する第1シャッタ64の外周受け凸部70とで環状を成すと共に、この状態で上面が外周受け凸部70の上面と略面一とされ、ディスクメディア12の下面における記録面12Bよりも径方向外側部分の残余の一部に下方から接する(下側から支持する)構成である。これにより、ディスクメディア12の下面すなわち記録面12B側には、ディスク開口部20を経由して塵埃等が侵入することがない構成とされている。
このディスク受け部材82は、下シェル26の一対のガイドピン58によって上下動可能に支持されており、インナロータ60が矢印D方向に回動する動作に伴って下降し、矢印D方向に回動する外周受け凸部70と干渉しない構成とされている。詳細は省略するが、ディスク外周受け部82A及び外周受け凸部70の対応する周方向端部が上下に重なり合うテーパ状に形成されており、インナロータ60の矢印D方向の回動によってディスク外周受け部82Aを外周受け凸部70の下側に潜り込ませる構成とされている。なお、ヘッド開口部16の開放状態から閉塞状態への移行過程では、上記説明の逆の動作が行なわれるようになっている。
(ディスク保持機構の構成)
ディスク保持機構22は、ディスク押え部材84を備えている。ディスク押え部材84は、下シェル26の一対の軸受部54にそれぞれ回動自在に軸支される一対の支軸部84Aと、一対の支軸部84Aと一体に形成された左右方向に長手のアーム部84Bとを備えて構成されている。また、アーム部84Bには、ディスクメディア12の上面に当接する左右一対のディスク当接部84Cが設けられている。ディスク当接部84Cは、樹脂材等にて一体成形される支軸部84A及びアーム部84Bに対し、別部材であるゴム等にて構成することができる。
ディスク押え部材84は、支軸部84A周りの回動によって、アーム部84Bをディスク収容部50(ディスク開口部20)内に張り出してディスク当接部84Cをディスクメディア12の上面に当接させるディスク押え位置と、アーム部84Bをディスク収容部50内に張り出しつつディスク当接部84Cをディスクメディア12の上面から離間させるディスク回転許容位置と、アーム部84Bをディスク収容部50から退出させるディスク挿脱可能位置とを選択的に取り得る構成とされている。
また、図2に示される如く、ディスク保持機構22は、ディスク押え部材84をディスク押え位置側に付勢するディスク押えばね86と、ケース14内に左右方向のスライドのみ可能に設けられ操作突起88Aをロック操作窓36から露出させたロック部材88とを備えている。ディスク押えばね86は、捩りコイルばねとされており、一端部がアーム部84Bに係止されると共に他端部がロック部材88の係合突起88Bに係合している。これにより、ディスク押え部材84は、通常はディスク押えばね86の付勢力によってディスク押え位置に位置し、ディスクメディア12を保持する構成である。
このディスク押え部材84は、第1シャッタ64がヘッド開口部16を開放する動作に伴ってディスク押え位置からディスク回転許容位置に移動するようになっている。具体的には、インナロータ60の環状壁部62には、他の部分よりも壁高が高い部分が設けられており(図示省略)、該部分がインナロータ60の矢印D方向への回動に伴ってアーム部84Bを切欠部34内において上方に持ち上げることで、ディスク押え部材84をディスク押え位置からディスク回転許容位置に移動させる構成である。そして、ヘッド開口部16が開放されている状態で、ディスク押え部材84がディスク回転許容位置に位置する状態が維持されるようなっている。これにより、ディスク押え部材84が回転するディスクメディア12に干渉することが防止される構成である。
また、ロック部材88は、操作突起88Aがロック操作窓36の左端に位置するときにはディスク押えばね86の他端部に係合するが、操作突起88Aがロック操作窓36の右端に位置するときにはディスク押えばね86の他端部との係合が解除されるようになっている。したがって、操作突起88Aを操作してロック部材88を右方に移動させることで、ディスク押え部材84にはディスク押えばね86の付勢力が作用しなくなる。この状態でディスク押え部材84を人手によってディスク挿脱可能位置に移動すれば、ディスク押え部材84から手を離してもディスク押え部材84がディスク押え位置に復帰してしまうことがなく、ディスクメディア12のディスク収容部50への挿入、取り出し(離脱)、取替え等を容易に行なうことができる構成である。
[第2シャッタ昇降機構の構成]
図4に示される如く、ケース14の底板38における支軸52の根元部からは、平面視で円環状に形成されたカム部56が支軸52と同軸的に突設されている。カム部56の上面には、周方向の一部に設けられた段差部であるテーパ面56Aを境界にして高位の異なる高面部56B、低面部56Cが形成されている。すなわち、カム部56の上面は、互いに高位の異なる高面部56B、低面部56Cの周方向端部がテーパ面56Aによって連続されて構成されている。高面部56Bと低面部56Cとの高位差は、略0.3mmから0.5mmとされている(各図では誇張して描いている)。
また、第2シャッタ74は、ボス部76が支軸52に遊嵌されて該支軸52の軸線方向の移動が可能とされている。すなわち、第2シャッタ74は、ディスクメディア12の記録面12Bに対し該ディスクメディア12の軸線方向(板厚方向)に沿う接離可能とされている。この第2シャッタ74のボス部76における周方向の一部からは、接触子としての摺動突起76Aが下方に向けて突設されている。
摺動突起76Aは、第2シャッタ74が支軸52廻りに回動する動作に伴って、カム部56の上面と摺動するようになっている。そして、摺動突起76Aは、第2シャッタ74が閉塞位置に位置するときには、高面部56Bに当接し、第2シャッタ74が閉塞位置から矢印E方向にわずかに回動するとテーパ面56A、低面部56Cと順次摺動して急速に下降するように配置されている。また、摺動突起76Aは、第2シャッタ74が開放位置に位置するときには、カム部56の低面部56Cに当接するようになっている。一方、第2シャッタ74が開放位置から矢印Eとは反対の矢印F方向に回動すると、テーパ面56Aと摺動しつつ低面部56C側から高面部56B側に移動するようになっている。
以上により、第2シャッタ74は、図3(A)に示される如く、ヘッド開口部16を閉塞する閉塞位置に位置する状態では、摺動突起76Aを高面部56Bに当接させてディスクメディア12に対し最も近接した(近接位置に位置する)状態となる構成である。この状態では、第2シャッタ74に設けられた第2凸部80が第1シャッタ64の第1凸部68と上面の高位を一致させてディスクメディア12のチャッキングエリア12Cに当接するようになっている。すなわち、この状態で、第2凸部80がディスク内周受け部90を構成するようになっている。
一方、第2シャッタ74は、図3(B)に示される如く、ヘッド開口部16を開閉する過程及びヘッド開口部16を完全に開放した状態では、摺動突起76Aを低面部56Cに摺動または当接させて、ディスクメディア12に対し上記近接位置よりも離間した位置に位置する状態となる。これにより、ヘッド開口部16を開閉する過程及びヘッド開口部16を完全に開放した状態で、第2凸部80は、ディスクメディア12の記録面12Bから離間し、該記録面12Bに干渉することがない構成とされている。なお、この状態で第1シャッタ64は、第1凸部68及び外周受け凸部70によってディスクメディア12を下方から支持し、該ディスクメディア12が底板38に対し略平行な状態を維持する構成とされている。
したがって、上記カム部56と摺動突起76Aとが本発明における「ガイド機構」を構成する。なお、カム部56は、テーパ面56A、高面部56B、及び低面部56Cをそれぞれ周方向に沿って複数有し、これに対応して第2シャッタ74が複数の摺動突起76Aを有するようにしても良い。
また、第2シャッタ昇降機構は、付勢部材としての押圧ばね92を備えている。押圧ばね92は、本実施形態では圧縮コイルスプリングとされており、支軸52廻りに配設されている。押圧ばね92は、ボス部76の上面と、ケース14の天板28から突設されたばね受け部28Aとの間に圧縮状態で配設されている。これにより、第2シャッタ74が押圧ばね92の付勢力によって常に下方に付勢され、摺動突起76Aがカム部56に押し付けられる構成となっている。
さらに、天板28からは、ストッパとしてのストッパ突起94が突設されている。ストッパ突起94は、第2シャッタ74が閉塞位置に位置するとき、すなわちディスクメディア12に対し最も近接した状態で、ボス部76の上面に当接するようになっている。これにより、閉塞位置に位置する第2シャッタ74が上方に移動することが防止される構成とされている。ストッパ突起94は、ボス部76の上面における摺動突起76A(高面部56Bとの当接部位)の直上部に当接するように配置されている。なお、ストッパ突起94は、例えば、天板28とは別体とされ支軸52の上端に固着されるばね受け部材に一体に設けられても良い。
そして、ディスクカートリッジ10では、図3(A)に示される如く、ヘッド開口部16の閉塞状態から第2シャッタ74の下方への移動を許容するために、底板38と第2シャッタ74との間には隙間が形成されている。この隙間を経由したケース14のディスク収容部50内(ディスクメディア12の記録面)への塵埃等の侵入を防止するために、ケース14の底板38の上面からはケース側防塵リブ45が突設されている。
図2に示される如く、ケース側防塵リブ45は、アクセス開口44の縁部に沿って設けられているが、その一部がヘッド開口部16の右縁16A側よりも右側に位置している。この部分は、第1シャッタ64の当接端面64Aに対応して円弧状に形成された円弧部45Aとされている。すなわち、ケース側防塵リブ45は、そのアクセス開口44側の縁部が、第1シャッタ64の切欠部65Aの縁部に対応して(切欠部65Bとの境界部を直線状に結んだ如く)形成されている。
また、ケース側防塵リブ45における閉塞位置に位置する第2シャッタ74が横切る部位は、他の部分よりも低位の低位部45Bとされている。この低位部45Bの底板38に対する高位が第2シャッタ74の下降代を生成する構成とされている。したがって、低位部45Bの底板38に対する高位は、カム部56の高面部56Bと低面部56Cとの高位差に対応している。
一方、図5に示される如く、第2シャッタ74の下面からは、ケース側防塵リブ45の低位部45Bに対応した形状のシャッタ側防塵リブ96が突設されている。シャッタ側防塵リブ96の突出高は、ケース側防塵リブ45における低位部45Bと他の部分との高位差に対応している。これにより、図6に示される如く第2シャッタ74が閉塞位置に位置する状態では、シャッタ側防塵リブ96が低位部45B上に位置し、低位部45B上の隙間が閉塞されるようになっている。また、シャッタ側防塵リブ96の突出高は、低位部45Bの底板38に対する高位と同等または若干大とされており、図7に示される如く第2シャッタ74が開放位置に位置する状態では、該第2シャッタ74の当接端面74Aが低位部45Bに干渉しない構成とされている。
また、図4に示される如く、シャッタ側防塵リブ96は、ヘッド開口部16を閉塞する際に低位部45Bに近接する側の面がテーパ面96Aとされており、第2シャッタ74の矢印F方向の回動動作によって低位部45B上に乗り上げるようになっている。一方、図3に示される如く、ケース側防塵リブ45の低位部45Bにおける右方の面はテーパ面96Aに対応するテーパ面45Cとされており、換言すれば、上端面の幅が狭く構成されており、閉塞位置に位置する第2シャッタ74がわずかに矢印E方向に回動すると、該第2シャッタ74を速やかに(例えば、図9に示す状態で)下降させるようになっている。
さらに、ケース側防塵リブ45をアクセス開口44に沿って設けることで、第1シャッタ64がヘッド開口部16の開閉に伴ってケース側防塵リブ45上を摺動するようになっている。これにより、第1シャッタ64の厚肉化が防止されると共に第1シャッタ64とケース14との摺動抵抗が低減されている。なお、第1シャッタ64の姿勢を安定させるために、第1シャッタ64から底板38と摺動する突起を突設するか、底板38から第1シャッタと摺動する突起を突設するかしても良い。また、ケース側防塵リブ45は、円弧部45Aを設けず、単にアクセス開口44に沿って形成されても良い。
次に、本実施形態の作用を説明する。
上記構成のディスクカートリッジ10では、保管時や運搬時等の不使用時には第1シャッタ64、第2シャッタ74がそれぞれ閉塞位置に位置してヘッド開口部16を閉塞している。さらに、ディスク押え部材84がディスク押えばね86の付勢力によってディスクメディア12を下方に押し付け、該ディスクメディア12のガタつきを防止している。
また、第1凸部68と第2凸部80とが環状のディスク内周受け部90を形成し、このディスク内周受け部90の上端面がディスクメディア12のチャッキングエリア12Cに当接している。さらに、外周受け凸部70とディスク受け部材82のディスク外周受け部82Aとが環状を成してディスクメディア12の記録面12Bよりも径方向外側部分に当接している。さらにまた、第1シャッタ64の下面がケース側防塵リブ45に当接すると共に、第2シャッタ74のシャッタ側防塵リブ96がケース側防塵リブ45の低位部45B上に乗り上げている。これらにより、ディスクメディア12の内周側から記録面12B側への塵埃等の侵入、ディスクメディア12の外周側から記録面12B側への塵埃等の侵入が防止されると共に、ディスクメディア12の記録面12Bが第1シャッタ64、第2シャッタ74に接触することが防止されている。
このディスクカートリッジ10を使用する際、すなわちディスクメディア12に情報を記録する際またはディスクメディア12に記録された情報を再生する際には、ディスクカートリッジ10を矢印A方向に沿ってドライブ装置に装填する。この装填動作(ディスクカートリッジ10とドライブ装置との相対移動)に伴って、ドライブ装置の開閉部材がインナロータ60の操作突起66に係合して該操作突起66を後方に移動する。
すると、インナロータ60すなわち第1シャッタ64が矢印D方向に回動し、これに連動して第2シャッタ74が矢印E方向に回動する。この第2シャッタ74の矢印E方向への回動初期には、該回動に伴って、シャッタ側防塵リブ96がケース側防塵リブ45の低位部45B上から退避すると共に、摺動突起76Aがカム部56の高面部56B上からテーパ面56Aを経由して低面部56C上へ移動する。すると、第2シャッタ74は、押圧ばね92の付勢力(及び重力)によって下降し、第2凸部80がディスクメディア12の下面から離間する。
第1シャッタ64がさらに矢印D方向に回動して第2シャッタ74がさらに矢印E方向に開動し、図9及び図10に示す状態を経て操作突起66がシャッタ操作窓46の後端まで移動すると、図11に示される如くヘッド開口部16が完全に開放された状態になる。このヘッド開口部16の開放過程及び完全に開放された状態では、第2シャッタ74が第2凸部80と共にディスクメディア12に対し離間しているので、第2凸部80がディスクメディア12の記録面12Bに干渉することはない。
次いで、ドライブ装置内では、底板38の基準孔52A、53Aに位置決めピンが挿入される等してディスクカートリッジ10が位置決めされる。この位置決め状態でチャッキング開口部42からはドライブ装置の回転スピンドル軸が進入し、該回転スピンドル軸がディスクメディア12のセンタ孔12A(及びチャッキングエリア12C)をチャッキングして該ディスクメディア12を保持しつつ第1シャッタ64の第1凸部68、外周受け凸部70から離間させる。そして、回転スピンドル軸が回転すると、ディスクメディア12がケース14内で非接触で回転駆動される。一方、ヘッド開口部16からはドライブ装置の記録再生ヘッドが進入する。この記録再生ヘッドによって、ディスクメディア12の記録面12Bに情報が記録され、または記録面12Bに記録された情報が再生される(ディスクメディア12が使用される)。
ディスクメディア12の使用後には、ディスクメディア12が第1シャッタ64の第1凸部68、外周受け凸部70上に載置された状態で、ディスクカートリッジ10がドライブ装置から排出される。この排出動作に伴って、ドライブ装置の開閉部材がインナロータ60の操作突起66に係合して該操作突起66を前方に移動する。すると、インナロータ60すなわち第1シャッタ64が矢印Dとは反対方向に回動し、これに連動して第2シャッタ74が矢印F方向に回動する。
このとき、第2シャッタ74は第2凸部80と共にディスクメディア12の下面から離間しているため、第2凸部80がディスクメディア12の記録面12Bに干渉することはない。そして、第2凸部80げ記録面12Bよりも径方向内側に至ると、第2シャッタ74の矢印F方向の回動によって、摺動突起76Aがテーパ面56Aと摺動しつつ低面部56Cから高面部56Bに移動すると共に、シャッタ側防塵リブ96がテーパ面96Aをテーパ面45Cと摺動させつつケース側防塵リブ45の低位部45B上に乗り上げる。すると、第2シャッタ74が第2凸部80と共に上昇し、該第2凸部80の上端面がディスクメディア12のチャッキングエリア12Cに当接する。すなわち、第2シャッタ74が、上下方向においてディスクメディア12に対する近接位置に復帰する。
図8に示される如くヘッド開口部16が完全に閉塞された状態に復帰すると、第2凸部80は第1凸部68と共に環状のディスク内周受け部90を構成し、ディスクメディア12のチャッキングエリア12Cを支持しつつ記録面12B側への塵埃等の侵入を防止する状態に復帰する。すなわち、ディスクカートリッジ10が使用前の状態に復帰する。
ここで、ヘッド開口部16の開閉過程及びヘッド開口部が完全に開放された状態で、第2シャッタ74が下降してディスクメディア12に対し離間するため、該第2シャッタ74に設けた第2凸部80がディスクメディア12の記録面12Bに接触してしまうことが防止される。そして、ディスクメディア12は、ヘッド開口部16の開放状態で、第1シャッタ64の第1凸部68及び外周受け凸部70に当接してケース14の底板38(ドライブ装置に対する位置決め基準面)に対し略平行な状態に維持される。これにより、ドライブ装置の回転スピンドル軸によるディスクメディア12の保持が正確かつ容易に行なわれ、ディスクメディア12の回転時の面振れも防止される。
このように、本実施形態に係るディスクカートリッジ10では、第2シャッタ74に設けられた防塵用の第2凸部80がディスクメディア12の記録面12Bに干渉することを確実に防止することができる。
特に、第2シャッタ74を下方に付勢する押圧ばね92を設けたため、重力に頼ることなく第2シャッタ74を底板38側に移動してディスクメディア12から離間させることができる。また、摺動突起76Aにおいてカム部56上面に摺動または当接する第2シャッタ74のガタつきが防止され、姿勢及び動作が安定する。これらにより、例えば、ディスクカートリッジ10を、ディスクメディア12の軸線を水平面に沿わせるように配置する縦型のドライブ装置に装填した場合にも、第2凸部80を記録面12Bに干渉させない上記機能が果たされる。
また、閉塞位置に位置する第2シャッタ74の上昇を規制するストッパ突起94を設けたため、昇降(上下動)可能な第2シャッタ74に設けた第2凸部80が第1凸部68よりも上方に突出し、ディスク押え部材84にて保持されているディスクメディア12に不要な荷重を作用させることが防止される。これにより、例えば、ユーザが不注意または故意により第2シャッタ74を外部から押圧しても、ディスクメディア12が保護される。
さらに、第2シャッタ74を昇降させる第2シャッタ昇降機構を、ケース14におけるディスク収容部50(ディスクメディア12)の径方向外側に位置する支軸52廻りの部分と、第2シャッタ74のボス部76との間に設けたため、換言すれば、第2シャッタ74をケース14の厚み方向に移動させる第2シャッタ昇降機構をディスクメディア12の外側に配置したため、該第2シャッタ昇降機構をケース14内の限られた空間を有効利用して(天板28と底板38との間の上下に広い空間に)設けることができた。
そして、第2シャッタ昇降機構は、底板38における支軸52の根元部廻りに設けたカム部56と、第2シャッタ74のボス部76から突設した摺動突起76Aとを有し構成されるため、簡単な構造で、上記第2凸部80を記録面12Bに干渉させない機能が果たされる。また、この構造によって、付勢部材として、組付が容易な圧縮コイルスプリングである上記押圧ばね92を採用することができる。
なお、上記実施形態では、第2シャッタ昇降機構を第2シャッタ74の回動軸心廻りに設けた好ましい構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、第2シャッタ昇降機構を、シャッタ側防塵リブ96がケース側防塵リブ45の低位部45Bに乗り降りする動作に連動して底板38に設けられたリブに乗り降りするリブを第2シャッタ74の下面に設けて構成しても良く、シャッタ側防塵リブ96がケース側防塵リブ45の低位部45Bに乗り降りする動作に連動して第1シャッタ64の下面に設けたリブを乗り降りさせるリブを第2シャッタ74の上面に設けることで構成しても良い。また例えば、第2シャッタ昇降機構を第2シャッタ74の回動軸心廻りに設ける構成において、カム部56をボス部76に下向きに設け、底板38の上面から摺動突起76Aを突設するようにしても良い。
また、上記実施形態では、付勢部材として圧縮コイルスプリングである押圧ばね92を備えた構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、付勢部材を備えない構成としても良く、付勢部材として板ばね等の他の弾性部材を用いても良い。付勢部材を設けない場合には、例えば、カム部56と摺動突起76Aとが確動カムを構成するようにしても良い。
さらに、上記実施形態では、第2シャッタ74の上昇を規制するストッパとしてストッパ突起94を設けた構成としたが、本発明はこれに限定されず、ストッパ突起94を設けない構成としても良い。この場合でも、上記実施形態では、第2シャッタ74上に設けられた第1シャッタ64がストッパとしても機能する。特に、第2凸部80の一端部80Aが第1凸部68の一端部68Aに下側から突き合わされるため、第2シャッタ74の上昇を効果的に防止することができる。
さらにまた、上記の実施形態では、ケース14にディスク開口部20が設けられている構成を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、天板28が開口部を備えない構成としても良く、ディスク開口部20に代えて天板28にもヘッド開口部16またはアクセス開口44を設けた構成として良い。後者の場合、天板28とディスクメディア12との間にシャッタ機構18または別のシャッタ機構を設けることができる。また、上記の実施形態では、チャッキング開口部42が常時開放される構成としたが、本発明はこれに限定されず、チャッキング開口部42がヘッド開口部16と共に第1シャッタ64及び第2シャッタ74にて閉塞される構成であっても良い。但し、本発明は、ディスク開口部20を有するか、またはチャッキング開口部42が常時開放される構成に、好適に適用される。
さらに、上記の実施形態では、ディスクメディア12の直径が略120mmである構成としたが、本発明はこれに限定されず、如何なる寸法のディスクメディア12を備えるディスクカートリッジ10についても本発明が適用可能であることは言うまでもない。また、例えば、ディスクメディア12は、片面記録タイプのみならず両面記録タイプであっても良く、ユーザによる情報の記録を不能とした再生専用のディスクメディアであっても良いことは言うまでもない。したがって、上記したドライブ装置の記録再生ヘッドは、記録機能のみ、または再生機能のみを有するものであっても良い。また、本発明におけるディスクカートリッジ10は、ディスクメディア12を構成要素とするものには限られず、例えば、ディスクメディア12に使用に際して該ディスクメディア12を収容するものであっても良い。
本発明の一実施形態に係るディスクカートリッジの外観を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るディスクカートリッジの分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るディスクカートリッジを示す図であって、(A)はヘッド開口部の閉塞状態の模式的な断面図、(B)はヘッド開口部の開放状態の模式的な断面図である。 本発明の一実施形態に係るディスクカートリッジを構成する第2シャッタ昇降機構の分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るディスクカートリッジを構成する第2シャッタの下側から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係るディスクカートリッジを構成する防塵リブを示すヘッド開口部の閉塞状態の模式的な底面図である。 本発明の一実施形態に係るディスクカートリッジを構成する防塵リブを示すヘッド開口部の開放状態の模式的な底面図である。 本発明の一実施形態に係るディスクカートリッジを構成するシャッタ機構によるヘッド開口部の閉塞状態を示す模式的な平面図である。 本発明の一実施形態に係るディスクカートリッジを構成するシャッタ機構のヘッド開口部の閉塞または開放過程を示す模式的な平面図である。 本発明の一実施形態に係るディスクカートリッジを構成するシャッタ機構のヘッド開口部の閉塞または開放過程の図9とは異なる状態を示す模式的な平面図である。 本発明の一実施形態に係るディスクカートリッジを構成するシャッタ機構によるヘッド開口部の開放状態を示す模式的な平面図である。 従来のディスクカートリッジを示す図であって、(A)はシャッタ機構によるヘッド開口部の閉塞状態を示す平面図、(B)はシャッタ機構によるヘッド開口部の開放状態を示す平面図である。
符号の説明
10 ディスクカートリッジ
12 ディスクメディア
12A センタ孔
12B 記録面
14 ケース
16 ヘッド開口部
52 支軸
56 カム部(ガイド機構)
64 第1シャッタ
68 第1凸部
74 第2シャッタ
76 ボス部
76A 摺動突起(接触子、ガイド機構)
80 第2凸部
92 押圧ばね(付勢部材)
94 ストッパ突起(ストッパ)

Claims (5)

  1. 円板状のディスクメディアを回転可能に収容し、前記ディスクメディアの記録面にアクセスするためのヘッド開口部が設けられたケースと、
    前記ケース内における前記ディスクメディアの記録面側に設けられ、前記ディスクメディアの軸心と同軸的に回動して前記ヘッド開口部の一部を開閉する第1シャッタと、
    前記ケース内における前記ディスクメディアの記録面側に該ディスクメディアに対する接離可能に設けられ、前記第1シャッタとは異なる軸廻りに回動して前記ヘッド開口部の残余の一部を開閉する第2シャッタと、
    円弧状に形成されて前記第1シャッタに設けられ、前記ディスクメディアにおける記録面の内側に当接する第1凸部と、
    円弧状に形成されて前記第2シャッタに設けられ、前記ヘッド開口部の閉塞状態で前記第1シャッタに設けられた第1凸部とで環状を成す第2凸部と、
    前記ヘッド開口部の閉塞状態で、前記第2シャッタを、前記第2凸部が前記第1凸部と共に前記ディスクメディアにおける記録面の内側に当接する前記ディスクメディアに対する近接位置に保持し、前記ヘッド開口部の開閉過程及び開放状態で、前記第2シャッタを前記ディスクメディアに対し前記近接位置よりも離間して位置させるガイド機構と、
    を備えたディスクカートリッジ。
  2. 前記第2シャッタは、前記ケースにおける前記ディスクメディアの径方向外側に設けられた支軸にボス部を嵌合させて、該支軸に対し回動及び軸線方向の移動可能に支持されており、
    前記ガイド機構は、前記ケースにおける前記支軸廻りの部分と、前記ボス部との間に設けられている、請求項1記載のディスクカートリッジ。
  3. 前記ガイド機構は、前記ケースにおける前記支軸の根元部廻りに設けられ周方向にテーパ状の段差を形成するカム部と、前記ボス部における前記支軸の根元部側から突設され前記ヘッド開口部の開閉に伴って前記カム面と摺動する接触子とを有して構成されている、請求項2記載のディスクカートリッジ。
  4. 前記第2シャッタを前記ディスクメディアから離間する方向に付勢する付勢部材をさらに備えた、請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の記載のディスクカートリッジ。
  5. 前記第2凸部が前記第1凸部よりも前記ディスクメディアの記録面側に突出しないように前記第2シャッタの移動を規制するストッパをさらに備えた、請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の記載のディスクカートリッジ。
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