JP2005267259A - 画像修整装置、画像修整方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

画像修整装置、画像修整方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 画像処理にマスクを適用させる際の作業性を向上する。
【解決手段】 マスク設定処理により作成したマスクデータを、入力画像データDpiに実行される複数種類の画像処理の一つ一つに対して設定することができる。画像処理の内容を記録する作業メモファイルFL2には、入力画像データにDpi対して、どういったマスクが掛けられたどういった種類の画像処理が、どういった順序で実行され、さらに、各種類の画像処理が最終的にどういったパラメータとなって実行されているかが記録される。
【選択図】 図21

Description

本発明は、画像データのレタッチ(修整)のための技術に関する。
コンピュータで動作する画像のレタッチソフトウェアを使えば、画像データに対して各種の画像処理を施すことができ、画像データを容易に修整することができる。画像処理は、必ずしも画像全体でなく、画像の内の一部にだけ作用させたいということがあり、こうした場合には、画像にマスクを掛けて画像処理を実行することが行なわれている(特許文献1参照)。
マスクとは、特定の領域を隠すためのグレー階調のペイントである。作業者は、画像の上に1枚のグレー階調の色のシートを貼って、そのシートに切り抜き処理を行なうことでマスクを作成する。このマスクを作成する作業は、画像処理の一つ一つに対して行なわれていた。
特開2000−132701号公報
上記の技術では、作業者は、画像処理毎にマスクを作成する作業を行なう必要があり、作業性が悪いという問題があった。例えば、1つのマスクの範囲を複数の画像処理に適用可能な場合もあり、こうした場合にも、作業者は、画像処理の一つ一つに対してマスク作成を行なう必要があった。
本発明の解決しようとする課題は、画像処理にマスクを適用させる際の作業性を向上することにある。
前述した課題の少なくとも一部を解決するための手段として、以下に示す構成をとった。
本発明の画像修整装置は、
入力画像データに対して複数種類の画像処理を順次実行することによって、前記入力画像データの修整を行なう画像修整装置において、
前記入力画像データに対して、画像における所定の領域を隠すためのマスクを示すマスクデータを設定するマスクデータ設定手段と、
前記入力画像データに対して実行させるための画像処理についての種類と修整の程度を規定するパラメータとを、作業者からの操作指令に基づいて順次設定する画像処理設定手段と、
前記画像処理設定手段により一の画像処理についての設定がなされる毎に、前記設定された種類とパラメータ、および前記マスクデータ設定手段により設定されたマスクデータに基づいて、前記入力画像データに画像処理を実行して、修整画像データを得る画像処理手段と
を備えることを特徴としている。
上記構成の画像修整装置によれば、マスクデータ設定手段により設定したマスクデータを、画像処理手段により実行される複数種類の画像処理の一つ一つに適応させることができる。したがって、画像処理にマスクを適用させる際の作業性に優れているという効果を奏する。
前記構成の画像修整装置において、
前記マスクデータ設定手段により設定されたマスクデータをマスクテーブルに登録するマスクデータ登録手段と、
前記マスクテーブルに登録されたマスクデータの中から、作業者からの操作指令に基づいて一のマスクデータを選択するマスクデータ選択手段と
を備え、
前記画像処理手段は、
前記マスクデータ設定手段により設定されたマスクデータとして、前記マスクデータ選択手段により選択されたマスクデータを用いる構成とすることができる。
この構成によれば、一の入力画像データに対して、複数のマスクデータを掛けようとする際にも、マスクデータ選択手段によりマスクテーブルから所望のマスクを選択することで、画像処理手段により実行される複数種類の画像処理の一つ一つに所望のマスクデータを適用させることができる。したがって、作業性よく、複数のマスクデータを適用させることができる。
前記複数のマスクデータに適用可能とした構成において、前記マスクデータ登録手段は、作業者からの操作指令に基づいて定められた名称でもって前記マスクデータを登録する構成であり、前記マスクデータ選択手段は、作業者からの操作指令に基づいて入力された名称に基づいて、前記マスクデータの選択を行なう構成とすることができる。
この構成によれば、名称でもってマスクデータを管理することができる。
上記名称でもってマスクデータを管理する構成において、前記画像処理手段による前記画像処理の実行の都度に、前記画像処理についての種類とパラメータと前記マスクデータの名称を、記録ファイルに追加させる記録追加手段と、前記画像処理手段により、前記入力画像手段に対して既に実行された画像処理の種類とマスクデータの組み合わせと同じ画像処理が、再度なされるときには、前記記録追加手段による動作を禁止して、当該再実行時のパラメータの値でもって前記記録ファイルに記録された当該種類とマスクデータから定まる画像処理のパラメータを書き替える記録修正手段とを備える構成とすることができる。
この構成によれば、前記画像処理についての種類とパラメータとマスクデータの名称とをひとまとめに、記録ファイルに記憶しておくことができる。記録ファイルにより、入力画像データから現在の修整済の画像を復元することができる。
上記記録ファイルの記憶が可能な画像修整装置において、前記記録ファイルに格納された画像処理についての少なくとも種類とマスクデータの名称とを、表示装置に表示する表示制御手段を備える構成とすることができる。
この構成によれば、作業者は、記録ファイルの内容、特にマスクデータの名称を視覚的に確認することができる。
前記構成の画像修整装置において、前記マスクデータを、不揮発性の記憶手段に保存するマスクデータ保存手段を備える構成とすることができる。
この構成によれば、マスクデータを装置電源オフ後でも残しておくことができることから、いつでもマスクデータの再利用が可能である。
本発明の画像修整方法は、
入力画像データに対して複数種類の画像処理を順次実行することによって、前記入力画像データの修整を行なう画像修整方法において、
(a)前記入力画像データに対して、画像における所定の領域を隠すためのマスクを示すマスクデータを設定する行程と、
(b)前記入力画像データに対して実行させるための画像処理についての種類と修整の程度を規定するパラメータとを、作業者からの操作指令に基づいて順次設定する行程と、
(c)前記行程(b)により一の画像処理についての設定がなされる毎に、前記設定された種類とパラメータ、および前記行程(b)により設定されたマスクデータに基づいて、前記入力画像データに画像処理を実行して、修整画像データを得る行程と
を備えることを特徴としている。
本発明のコンピュータプログラムは、
入力画像データに対して複数種類の画像処理を順次実行することによって、前記入力画像データの修整を行なうためのコンピュータプログラムにおいて、
(a)前記入力画像データに対して、画像における所定の領域を隠すためのマスクを示すマスクデータを設定する機能と、
(b)前記入力画像データに対して実行させるための画像処理についての種類と修整の程度を規定するパラメータとを、作業者からの操作指令に基づいて順次設定する機能と、
(c)前記機能(b)により一の画像処理についての設定がなされる毎に、前記設定された種類とパラメータ、および前記機能(b)により設定されたマスクデータに基づいて、前記入力画像データに画像処理を実行して、修整画像データを得る機能と
をコンピュータに実現させることを特徴としている。
本発明の画像修整方法およびコンピュータプログラムによっても、本発明の画像修整装置と同様に、画像処理にマスクを適用させる際の作業性に優れているという効果を奏する。
本発明の記録媒体は、本発明のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を特徴としている。この記録媒体は、この発明の各コンピュータプログラムと同様な作用・効果を有している。
本発明は、以下のような他の態様も含んでいる。その第1の態様は、この発明のコンピュータプログラムを通信経路を介して供給するプログラム供給装置としての態様である。この第1の態様では、コンピュータプログラムをコンピュータネットワーク上のサーバなどに置き、通信経路を介して、必要なプログラムをコンピュータにダウンロードし、これを実行することで、上記の方法や装置を実現することができる。
本発明を実施するための最良の形態を実施例に基づき説明する。この実施例を、次の順序に従って説明する。
A.装置の構成:
B.コンピュータ処理:
B−1.処理の全体:
B−2.修整処理:
B−2−1.マスク設定処理:
B−2−2.画像処理:
C.作用・効果
D.他の実施形態:
A.装置の構成:
図1は、この発明の一実施例を適用するコンピュータシステム10のハードウェアの概略構成を示すブロック図である。このコンピュータシステム10は、いわゆるパーソナルコンピュータ(以下、単にコンピュータと呼ぶ)を中心に備え、その周辺にCRTディスプレイ12、プリンタ13およびデジタルカメラ14を備える。コンピュータは、コンピュータ本体16とキーボード18とマウス20を備える。なお、このコンピュータ本体16には、CD−ROM22の内容を読み取るCDドライブ24が搭載されている。
コンピュータ本体16は、CPU30を中心にバスにより相互に接続されたROM31、RAM32、表示画像メモリ33、マウスインタフェース34、キーボードインタフェース35、CDC36、HDC37、CRTC38、プリンタインタフェース39、入出力機用インタフェース40およびI/Oポート41を備える。ROM31は、内蔵されている各種プログラム等を記憶する読み出し専用のメモリである。RAM32は、各種データ等を記憶する読み出し・書込み可能なメモリである。表示画像メモリ33は、CRTディスプレイ12に表示する画像の画像データを記憶するメモリである。
マウスインタフェース34は、マウス20とのデータ等のやり取りを司るインタフェースである。キーボードインタフェース35は、キーボード18からのキー入力を司るインタフェースである。CDC36は、CDドライブ(CDD)24を制御するCDコントローラである。HDC37は、ハードディスクドライブ(HDD)42を制御するハードディスクコントローラである。HDD42には、後述するコンピュータプログラム等が予め記憶されている。
CRTC38は、表示画像メモリ33に記憶される表示画像データに基づいてCRTディスプレイ12における画像の表示を制御するCRTコントローラである。プリンタインタフェース39は、プリンタ13へのデータの入出力を制御するインタフェースである。入出力機用インタフェース40は、外部に接続された入出力機器、この実施例では、例えばUSB(Universal Serial Bus)接続されたデジタルカメラ14へのデータの入出力を制御するインタフェースである。I/Oポート41は、シリアル出力のポートを備えており、モデム44に接続されており、このモデム44を介して、公衆電話回線46に接続されている。コンピュータ本体16は、モデム44を介して、外部のネットワークに接続されており、特定のサーバ47に接続可能となっている。
このコンピュータシステム10では、オペレーティングシステムはHDD42に記憶されており、コンピュータ本体16に電源を投入すると、HDD42のブートブロックに書き込まれたローダに従ってRAM32の所定の領域にロードされる。また、デジタルカメラ14で撮影した写真画像(カラー写真画像)を修整するフォトレタッチソフトウェア(コンピュータプログラム)は、CD−ROM22に予め格納されており、所定のインストールプログラムを起動することで、CDドライブ24からコンピュータ本体16にインストールされる。このインストールされたコンピュータプログラムは、HDD42に記憶されており、所定の起動命令を受けたときに、RAM32の所定の領域にロードされる。
このコンピュータプログラムの一部のモジュール(後述する)をCPU30が実行することによって本発明の各種構成要件は実現される。このコンピュータプログラムは、前述したように、CD−ROM22に格納されたものであるが、これに替えて、フロッピィディスク、光磁気ディスク、ICカード等の他の携帯型記録媒体(可搬型記録媒体)に格納された構成としてもよい。また、前述したコンピュータプログラムは、外部のネットワークに接続される特定のサーバ47から、ネットワークを介して提供されるプログラムデータをダウンロードして、RAM32またはHDD42に転送することにより得るようにすることもできる。なお、上記ネットワークとしては、インターネットであってもよく、特定のホームページからダウンロードして得たコンピュータプログラムであってもよい。あるいは、電子メールの添付ファイルの形態で供給されたコンピュータプログラムであってもよい。
以上説明したハードウェア構成を有するコンピュータシステム10によるフォトレタッチソフトウェアに従う制御処理の様子について次に説明する。図2は、コンピュータ本体16によって実行されるこのフォトレタッチソフトウェア50に従う制御処理の様子を示すブロック図である。
図2に示すように、コンピュータ本体16の内部で動作しているフォトレタッチソフトウェア50によれば、まず、入力モジュール51によりデジタルカメラ14から写真画像を表わす画像データDpiを取り込む処理を行なう。次いで、入力モジュール51によって取り込まれた画像データ(以下、入力画像データと呼ぶ)Dpiに対する修整を修整モジュール52によって行なう。この修整モジュール52によって、入力画像データDpiで表わされた写真画像に対して、回転やトリミング(切り抜き)を行なったり、画像の明るさやコントラストや彩度などを変更したり、露出補正やクロスフィルタなどの効果をかけるなどして、画像の修整を行なうことができる。これら一つ一つの画像処理は、作業者からの操作指令を受けることで、必要に応じて順次実行される。修整モジュール52による修整の過程の画像は、ディスプレイドライバ60を介してCRTディスプレイ12へ送られて表示される。
修整モジュール52は、マスクデータ設定部52a、画像処理設定部52bおよび画像処理部52cを備える。各部52a〜52cの働きにより、入力画像データDpiにマスクを掛けて画像処理を行なうことができる。この構成が、本発明の要部に対応するものであり、後に詳しく説明する。
フォトレタッチソフトウェア50によれば、印刷モジュール53により、修整済画像データDpoは、プリンタドライバ62を介してプリンタ13へ送られて表示される。さらに、出力モジュール54により、修整済画像データDpoは、外部機器へ送られる。
B.コンピュータ処理:
B−1.処理の全体:
コンピュータ本体16のCPU30でフォトレタッチソフトウェア50を実行することで、上述した入力モジュール51、修整モジュール52、印刷モジュール53および出力モジュール54を実現している。このフォトレタッチソフトウェア50に従う制御処理について、以下詳細に説明する。図3は、この制御処理のルーチンを示すフローチャートである。このルーチンは、フォトレタッチソフトウェア50を実行させる旨の指示がなされたときに、実行開始される。
図示するように、処理が開始されると、CPU30は、まず、アプリケーションウィンドウWDをCRTディスプレイ12に表示する処理を行なう(ステップS100)。図4は、このアプリケーションウィンドウWDの初期状態を示す説明図である。図示するように、アプリケーションウィンドウWDの左側の処理メニュー欄MNには、「入力」、「修整」、「印刷」、「出力」の4種類のボタンBT1,BT2,BT3,BT4が、下方に向かって順に並んでおり、作業者は、これらボタンBT1〜BT4を順にマウス20によりクリックしていくことで、CRTディスプレイ12の画面上で、デジタルカメラ14で撮影した写真画像を修整して出力する作業を進めていくことができる。すなわち、図3に示すように、CPU30は、ステップ100の実行後、ボタンBT1〜BT4がマウス20によりクリックされる操作指令を取り込んで、その操作指令に対応した入力処理、修整処理、印刷処理、出力処理を順に実行する(ステップS200,S300,S400,S500)。
ステップS200で実行される入力処理は、デジタルカメラ14から写真画像を表わす画像データ(入力画像データ)Dpiを取り込むもので、前述した入力モジュール51(図2)に対応する。この入力画像データDpiの取り込み作業は、図4に示されるアプリケーションウィンドウWDのメニューバーBR1に設けられた「ファイル」のボタンBT11が、マウス20によりクリックされる操作指令を受けて行なわれる。詳細には、「ファイル」のボタンBT11から開くプルダウンメニュー(図示せず)に備えられた「外部機器入力」を選択して、次いで、入力デバイスとしてデジタルカメラ14を選択して、その後、ファイル名を選択するといった一連のマウス20からの操作指令を受けて行なわれる。なお、こうして取り込まれた入力画像データDpiは、RAM32の所定のエリアに格納されるが、それとともに、アプリケーションウィンドウWDの作業フィールドFDWに表示される。
なお、デジタルカメラ14から直接、入力画像データDpiを取り込む構成に替えて、デジタルカメラ14で撮影した写真画像の画像データを予めHDD42に格納しておき、このHDD42内の画像データを読み出す構成とすることもできる。すなわち、写真画像を表わす画像データであれば、デジタルカメラを用いてその都度読み出す構成としてもよいし、予めHDD42等の記憶手段に用意しておき、その記憶手段から読み出す構成とすることもできる。また、写真画像の画像データをネットワークを介して外部から取り込む構成とすることもできる。
ステップS300で実行される修整処理は、入力画像データDpiに対して画像処理を実行することにより入力画像データDpiを修整するものである。なお、この修整処理は、いわゆる「修整パラメータ方式」を採用した画像処理である。すなわち、画像の修整情報などはオリジナル画像とは別に、パラメータとして保存される構成である。この修整処理により本発明の各種要件は実現されるが、詳細については後述する。なお、修整の処理が施された修整済画像データDpoは、HDD42に用意された所定のホルダに格納される。この修整処理が、前述した修整モジュール52(図2)に対応する。
ステップS400で実行される印刷処理は、ステップS300で作成された修整済画像データDpoを、印刷コマンドとしてプリンタドライバに出力するものである。この印刷の処理は、周知の構成であり、ここでは詳しく説明はしないが、これによって修整した写真画像がプリンタ13から印刷されることになる。この印刷処理が、前述した印刷モジュール53(図2)に対応する。
ステップS500で実行される出力処理は、ステップS300で作成された修整済画像データDpoを、外部機器に出力するものである。これによって修整した写真画像を表わす修整済画像データDpoが所望の外部機器に出力されることになる。この出力処理が、前述した出力モジュール54(図2)に対応する。
B−2.修整処理
ステップS300で実行される修整処理について、以下詳細に説明する。このフォトレタッチ用ソフトウェアでは、写真を撮影した環境を変更した効果を画像に与える機能(撮影環境)、写真を撮影したときのカメラの設定を変更した効果を画像に与える機能(撮影)、写真を撮影した後に暗室で行なう作業の効果を画像に与える機能(暗室)、アンシャープマスクやぼかし等の効果を画像に与える機能(フィルタ)、明るさ、コントラストの調整や、赤目の補正、しみ抜きなどの加工の効果を画像に与える機能(ツール)等を備えるが、これら機能は、この修整処理によって実現される。
図5ないし図6は、この修整処理のルーチンを示すフローチャートである。このルーチンに処理が移行すると、図示するように、CPU30は、まず、CRTディスプレイ12に表示されているアプリケーションウィンドウWDを修整処理用に変更する処理を行なう(ステップS310)。
図7は、修整処理用のアプリケーションウィンドウWDを示す説明図である。図示するように、この修整処理用のアプリケーションウィンドウWDのツールバーBR2には、頻繁に使用する画像処理の起動スイッチとしてのボタンが複数表示される。ツールバーBR2の上部には、複数のグループタブTB1〜TB6が設けられている。第1ないし第5のグループタブTB1〜TB5には、このフォトレタッチソフトウェア50が備える前述した修整処理の機能、すなわち、前述した「撮影環境」、「撮影」、「暗室」、「フィルタ」、「ツール」の各機能が対応している。第6のグループタブTB6には、「作品ノート」の機能が対応している。「作品ノート」の機能については後述する。
作業者は、第1ないし第6のグループタブTB1〜TB6から所望のグループタブを、マウス20を用いてクリックすることで、「撮影環境」、「撮影」、「暗室」、「フィルタ」、「ツール」、「作品ノート」の機能から所望の機能を選択することができる。これら機能は、それぞれ、一つの修整処理により実現されるのではなく、複数の修整処理により実現されている。例えば、第1のグループタブTB1に対応した「撮影環境」の機能は、「光をあてる」、「フラッシュ光量」、「撮影時間帯変更」、「天候変換」の各画像処理により実現され、第5のグループタブTB5に対応した「ツール」の機能は、「明るさ」、「コントラスト」、「カラーバランス」、「色相・彩度・明度」、「トーンカーブ」、「ヒストグラム」等の各修整処理により実現される。換言すれば、第1ないし第6のグループタブTB1〜TB6から所望のグループタブをクリックによって選択することで、作業者は、その機能を実現する画像処理のグループを選択することになる。
ツールバーBR2には、前述した選択の結果としてのグループに含まれる画像処理の起動スイッチがボタンとして複数表示されることになる。すなわち、第1ないし第6のグループタブTB1〜TB6の中からクリックされたタブに対応した機能を実現する各種修整処理のボタンが表示されることになる。図7に示すように、例えば、第1のグループタブである「撮影環境」のTB1が選択されている場合には、「光をあてる」、「フラッシュ光量」、「撮影時間帯変更」、「季節変更」、「天候変換」のボタンが表示される。図示はしないが、例えば、第5のグループタブである「ツール」のTB5が選択されている場合には、「明るさ」、「コントラスト」、「カラーバランス」、「色相・彩度・明度」、「トーンカーブ」、「ヒストグラム」等のボタンが表示されることになる。
作業者は、ツールバーBR2に設けられたグループタブTB1〜TB6の切り替えを行ないつつ、ツールバーBR2に表示されるボタンを、マウス20によりクリックすることで、そのボタンに対応した画像処理を選択することができる。各画像処理は、ステップS200で取り込んだ入力画像データDpiに対して実行されるが、入力画像データDpiの画像全体ではなく、画像の内の一部にだけ作用させたいということもある。こうした場合には、画像にマスクを掛けて画像処理を実行することになる。
作業フィールドFDWの下方には、マスクの設定を行なうためのマスク設定用フィールドFDmaが設けられている。マスク設定用フィールドFDmaは、「マスクの設定」のボタンBTm1と、濃さのスライダーバーSBm1と、色変更のボタンBTm2とを備える。「マスクの設定」のボタンBTm1は、マスク設定処理を実行するための「マスクの設定」ウィンドウを表示するスイッチである。スライダーバーSBm1は、マスクをアプリケーションウィンドウWDに表示する際のマスクの表示色の透明度(濃さ)を指定するためのものである。色変更のボタンBTm2は、上記表示色を指定するためのものである。マスクとは、特定の領域を隠すためのグレー階調のペイントであるが、画面への表示の際には、スライダーバーSBm1と色変更のボタンBTm2により、マスクの表示色の透明度とその表示色を変更することができる。
図5に戻って、ステップS310の実行後、CPU30は、ステップS320に処理を進めて、マスク設定用フィールドFDmaに備えられた「マスクの設定」のボタンBTm1が、マウス20を用いてクリックされたか否かを判別する。ここでクリックされたと判定された場合には、マスク設定処理を実行して(ステップS321)、その後、ステップS330に処理を進める。一方、ステップS320で、「マスクの設定」のボタンBTm1がクリックされていないと判定された場合には、ステップS321を実行することなく、ステップS330に処理を進める。
B−2−1.マスク設定処理:
マスク設定処理の詳細について、以下説明する。図8は、ステップS321で実行されるマスク設定処理の詳細を示すフローチャートである。図示するように、処理がこのマスク設定処理に移行すると、CPU30は、まず、「マスクの設定」ウィンドウWDmをCRTディスプレイ12に表示する処理を行なう(ステップS610)。
図9は、「マスクの設定」ウィンドウWDmを示す説明図である。図示するように、「マスクの設定」ウィンドウWDmには、操作系のフィールドFDm1と、作業用のフィールドFDm2とが設けられている。操作系のフィールドFDm1は、「レイヤー操作」のフィールドFDm11と、「マスクの作成」のフィールドFDm12が設けられている。「レイヤー操作」のフィールドFDm11には、「作成」、「削除」、「複製」の各ボタンBTm11、BTm12、BTm13が設けられている。
「マスクの作成」のフィールドFDm12には、範囲指定して編集するための各ツールボタンBTm14〜BT17と、「追加」、「切抜」、「中止」の各ボタンBTm18〜BT20とが設けられている。さらに、各種のツールボタンが設けられている。
図示の状態は、「マスクの設定」ウィンドウWDmが表示された直後の状態である。作業用のフィールドFDm2には、入力画像データDpiが表示されている。なお、この時点では、マスクを作成するマスクレイヤーがないので、その入力画像データDpiの画像の上には、「マスクレイヤーがありません」との文字が表示されている。なお、上述したように、マスクは、レイヤーに形成される。レイヤーとは、元画像に手を加えることなく色補正や、新たな画像(文字やクリップ等)を乗せて貼り付けなどの作業ができるようにするための透明のシートであるが、ここでは、マスク用のマスクレイヤーとして、グレイ階調のシートが用意される。このマスクレイヤーは、「作成」ボタンBTm11によって作成することができる。
すなわち、図8に戻って、ステップS610の実行後、CPU30は、「作成」ボタンBTm11が、マウス20によってクリックされたか否かを判別する(ステップS620)。ここで、否定判別された場合には、ステップS620の処理を繰り返して、「作成」ボタンBTm11がクリックされるのを待つ。一方、ステップS620で、「作成」ボタンBTm11がクリックされたと判別された場合には、ステップS630に処理を進める。ステップS630では、CPU30は、「新規マスクの作成」のダイアログボックスDBX1を表示して、マスクの名称を入力する処理を行なう。
図10は、「新規マスクの作成」のダイアログボックスDBX1の一例を示す説明図である。図示するように、「新規マスクの作成」のダイアログボックスDBX1には、「名前」の入力欄FDm20が設けられている。作業者によるマウス20およびキーボード18の操作により、この入力欄FDm20に、マスクの名称が入力され、「OK」ボタンBTm30がクリックされると、CPU30は、このマスクの名称を取り込む。ここでは、「城」というマスクの名称が入力されたものとする。
図8に戻り、ステップS630の実行後、CPU30は、ステップS630で設定された名称のマスクレイヤーを作成して(ステップS640)、そのマスクレイヤーを「マスクの設定」ウィンドウWDmに表示する(ステップS650)。
図11は、マスクレイヤーが表示された状態の「マスクの設定」ウィンドウWDmを示す説明図である。図示の例は、ステップS620ないしS650の処理が繰り返し2回行なわれて、「城」という名称のマスクレイヤーと、「空」という名称のマスクレイヤーとが作成された場合のものである。図示するように、作業用のフィールドFDm2には、2つのタブTBm1、TBm2が形成されており、タブTBm1、TBm2を切り換えることにより、「城」のマスクレイヤーと「空」のマスクレイヤーとの間で表示を切り換えることができる。各マスクレイヤーは、入力画像データDpiと同一のサイズであり、グレー階調の色のシートである。例えば、256階調8ビットグレースケールで処理されている場合、この時点では、画像の全ての画素が、255の値となっている。
作業用のフィールドFDm2の下方には、マスク表示の設定用フィールドFDmbが設けられている。マスク設定用フィールドFDmbは、濃さのスライダーバーSBm2と、色変更のボタンBTm40とを備える。スライダーバーSBm2は、マスクを「マスクの設定」ウィンドウWDmに表示する際のマスクの表示色の透明度(濃さ)を指定するためのものである。色変更のボタンBTm40は、上記表示色を指定するためのものである。スライダーバーSBm2とボタンBTm40とを操作することで、上記「城」のマスクレイヤーと「空」のマスクレイヤーの表示上の色と濃さを調整することができる。なお、図11においては、マスクレイヤーをハッチングの領域にて示した。これは、マスクレイヤーであることを図示において明瞭とすることを目的としており、実際にハッチングが表示されるものではない。他の図面においても、マスクの部分にはハッチングを付した。
図8のステップS640でマスクレイヤーを作成すると、図11に示すように最初は完全にマスク(写真全部が覆われいる)された状態である。ここから、範囲を指定して「切り抜き」、あるいは、ペンや消しゴムを使って範囲を追加/削除して、マスクの形を作っていく必要がある。ステップS660、S670は、範囲を指定して「切り抜き」を行なう処理である。具体的には、次のように行なう。
図11に示すように、範囲指定のツールとしては、「矩形」、「楕円」、「折れ線」、「輪郭」の各ツールが用意されており、これらは、各ツールボタンBTm14〜BT17によって選択可能である。「矩形」のツールは、矩形を描いて範囲を指定するものである。「楕円」のツールは、楕円を描いて範囲を指定するものである。「折れ線」のツールは、折れ線を描いて範囲を指定するものである。「輪郭」のツールは、被写体の輪郭を指定し、トレースしながら被写体の選択を行なうものである。
「矩形」、「楕円」、「折れ線」、「輪郭」の各ツールについては、作業者によるマウス20の操作により描かれた矩形、楕円または折れ線にて指定された領域が、そのまま範囲として指定される。「輪郭」のツールについては、作業者によるマウス20の操作により指定された点を基に輪郭を自動的に抽出して範囲を定めている。
図12は、「輪郭」のツールを用いて範囲指定を行なう様子を示す説明図である。作業者は、「マスクの設定」ウィンドウWDmに表示された画像における輪郭上の適当な位置を、まずクリックする。そうすると、クリックした点に開始点を示す黄色い丸CYが表示され、マウス20を移動するごとに輪郭線が伸びる。丸CY(または以下に説明するハンドル)との間に、幅の太い線CLが表示される。この線CLは輪郭を探す範囲を示します。この範囲内で、CPU30は、自動的に輪郭を判断し、紫色の輪郭線LNと、輪郭線上にいくつかの緑色の丸(ハンドル)CGとを表示する。作業者は、こうして所定の範囲を、輪郭線の自動抽出の力を借りながら描いていく。図示の例では、マスクの名称が「城」であるから、城の輪郭線が描かれる。
図8のステップS670では、CPU30は、ステップS650で指定された範囲の「切り抜き」を行なう。詳細には、「マスクの設定」ウィンドウWDmに設けられた「切抜」ボタンBTm19がマウス20によりクリックされるのを受けて、ステップS660で指定された範囲をマスクレイヤーから切り抜く処理を行なう。こうして「切り抜き」がなされたマスクレイヤーが、マスクを表わすマスクデータMDTである。
図13は、切り抜きがなされた後のマスクレイヤー(マスクデータMDT1)が表示された「マスクの設定」ウィンドウWDmを示す説明図である。図示するように、「マスクの設定」ウィンドウWDmには、城の部分が切り抜かれた「城」のマスクデータ(図中、ハッチングの部分)MDT1が表示されることになる。
図14は、「城」のマスクデータMDT1を示す説明図である。図示するように、マスクデータMDT1は、城の部分が白色に、城以外の部分が黒色にて表わされるビットマップ形式の画像データである。
図15は、「空」のマスクデータMDT2を示す説明図である。この「空」のマスクデータMDT2は、前述した「城」の部分を切り抜いた手法と同様な方法にて、「空」の部分を切り抜いたものである。図示するように、マスクデータMDT2は、城の部分が白色に、空以外の部分が黒色にて表わされるビットマップ形式の画像データである。
なお、図14、図15に示すように、マスクデータは、必ず白、黒の2値である必要はなく、前述したようにグレー階調のデータであるから、グラデーションを掛けるようなこともできる。図13に示すように、「マスクの設定」ウィンドウWDmの操作系のフィールドFDm1には、「グラデーション」ボタンBTm21が設けられており、この「グラデーション」ボタンBTm21をクリックすると、図示しないツールオプションによりマスクレイヤーにグラデーションを掛けることができる。空の場合は、天空側に強い効果をかけ、下に来ると効果を弱めるのがきれいに見せるコツであることから、図15の「空」のマスクデータMDT2は、グラデーションを掛けることで、よりきれいな画像処理を施すことが可能となる。
図8に戻り、ステップS670の実行後、CPU30は、ステップS680に処理を進めて、ステップS620ないしS670で得られたマスクデータMDTを、マスクテーブルTBLmに登録する処理を行なう。
図16は、マスクテーブルTBLmのデータ構造を示す説明図である。図示するように、マスクテーブルTBLmには、「マスクの名称」、「マスクデータ」の各項目データDTm1、DTm2が設けられている。「マスクの名称」の項目データDTm1には、ステップS630で入力されたレイヤーの名称が格納され、「マスクデータ」の項目データDTm2には、ステップS670で入力されたマスクデータMDTが格納される。
図8に戻り、ステップS680の実行後、CPU30は、ステップS690に処理を進めて、「マスクの設定」ウィンドウWDmの「実行」ボタンBTm50(図13参照)がクリックされるのを待つ。「実行」ボタンBTm50がクリックされない場合には、ステップS620に処理を戻して、次のマスク作成についての処理を繰り返す。一方、ステップS690で、「実行」ボタンBTm50がクリックされたと判別された場合には、CPU30は、「マスクの設定」ウィンドウWDmを閉じる(ステップS700)。
ステップS700の実行後、CPU30は、作成されたマスクデータMDTを、修整処理用のアプリケーションウィンドウWDに表示された画像に反映される処理を行なう(ステップS710)。図17は、その反映後の修整処理用のアプリケーションウィンドウWDを示す説明図である。図示するように、アプリケーションウィンドウWDの作業フィールドFDWには、「城」のマスクデータMDT1が反映された入力画像データDpiが表示される。なお、作成されたマスクMDT1,MDT2のうちのいずれが表示されるかは、「マスクの設定」ウィンドウWDmにおいて、「実行」ボタンBTm50をクリックした際にアクティブとなっているマスクデータによって決まる。この表示に使用されるマスクデータを、以下、「現在選択されている状態のマスクデータ」と呼ぶ。
なお、図中に示すように、「マスクの設定」ボタンBTm1の右端の下向きの三角マークをクリックすることにより、プルアップのメニューMNmが開く。メニューMNmには、「マスクを使用しない」という選択肢と、作成したマスクの名称の選択肢とが表示されており、作業者は、選択肢をクリックすることで、入力画像データDpiに重畳されるマスクデータを切り換えたり、マスクそのものの表示を止めたりすることができる。
ステップS710の実行後、CPU30は、「リターン」に抜けて、このマスク設定処理のルーチンを一旦終了する。
上記構成のマスク設定処理によれば、作業者によって作成されたマスクデータMDTが、作業者によって指定された名称でもって、マスクテーブルTBLmに登録されることになる。このマスクテーブルTBLmは、RAM32に格納される。このマスク設定処理は、上述したマスクデータ設定部52a(図2)に対応する。なお、上述したように、マスクテーブルTBLmはRAM32に格納されることから、このアプリケーションプログラムの終了共に消去されるが、この実施例では、マスクデータMDTをHDD42等の不揮発性の記憶装置に保存することができる。こうした構成について、次に説明する。
図13に示すように、「マスクの設定」ウィンドウWDmにおける作業用のフィールドFDm2の右下には、「保存」ボタンBTm60が設けられている。作業者は、保存したいマスクレイヤーのタブTBm1、TBm2をクリックして、その後、「保存」ボタンンBTm60をクリックする。そうすると、「名前を付けて保存」のダイアログボックスDBX2が表示される。
図18は、「名前を付けて保存」のダイアログボックスDBX2の一例を示す説明図である。図示するように、「保存場所」と「ファイル名」のデータ入力欄FDh1、FDh2が設けられている。マウス20およびキーボード18を操作して、作業者は、データ入力欄FDh1、FDh2から、保存場所、ファイル名を指定し、その後、「保存」ボタンBTh1をクリックする。この結果、その保存場所に、そのファイル名でもって、マスクデータMDTが記憶される。記憶されるファイルの種類は、8ビットのビットマップ形式である。
上記のように保存したマスクデータは、後ほど読み出すことができる。図19は、「ファイルを開く」のダイアログボックスDBX3の一例を示す説明図である。図示するように、「ファイルの場所」と「ファイル名」のデータ入力欄FDr1、FDr2が設けられている。マウス20およびキーボード18を操作して、作業者は、データ入力欄FDr1、FDr2から、ファイルの場所を指定して、入力するマスクファイルを指定し、その後、「開く」ボタンBTr1をクリックする。この結果、上記のように保存したマスクデータMDTを読み出して、利用を図ることができる。読み出されたスクデータMDTは、「マスクの設定」ウィンドウWDmにおける作業用のフィールドFDm2に読み出される。
なお、上述したように作用者によって作成されたマスクデータMDTを読み出すばかりではなく、このアプリケーションプログラムにいくつかの基準となるマスクデータを予め用意しておくようにして、これを読み出す構成とすることもできる。
B−2−2.画像処理:
図5に戻って、上述したマスク設定処理を終えると、ステップS330に処理が移行する。ステップS330では、CPU30は、作業者からのマウス20を用いたクリック操作の指令を取り込んで、ツールバーBR2から画像処理を実行させるためのボタンの選択がなされたか否かを判定する。ここで、選択なしと判定されると、ステップS330を繰り返して実行して、その選択があるのを待つ。
ステップS330で、ツールバーBR2に備えられたいずれかのボタンが選択されたと判定されると、CPU30は、ステップS340に処理を進める。ステップS340では、ボタンの選択によって指示された画像処理の種類を特定する。例えば、第5のグループタブTB5の選択により表示される「カラーバランス」のボタンがクリックされた時には、画像処理の種類は、「カラーバランス」であると定める。
その後、CPU30は、ステップS340で特定した画像処理用のダイアログボックスを表示する処理を行なう(ステップS350)。
図20は、「カラーバランス」のボタンがクリックされた時に表示される「カラーバランス」用のダイアログボックスDBX4の一例を示す説明図である。図示するように、このダイアログボックスDBX4には、元画像表示用のフィールドFD11と、処理画像表示用のフィールドFD12と、操作系のフィールドFD13とが設けられている。
操作系のフィールドFD13には、「赤」、「緑」、「青」をそれぞれ調整するためのスライダーバーSB1,SB2,SB3が設けられている。作業者は、このスライダーバーSB1〜SB3を操作することで、入力画像データDpiの「赤」、「緑」、「青」のカラーバランスをそれぞれ調整することができ、この結果は、処理画像表示用のフィールドFD12に表示される。「実行」のボタンBT12がクリックされると、ステップS360,S370により、そのときのスライダーバーSB1〜SB3の調整値が、「カラーバランス」用パラメータとしてRAM32に記憶される。
ステップS350ないしS370の処理により獲得されるパラメータの一例として、ここでは、前述したように、「カラーバランス」について説明したが、その他の画像処理も同様に、その画像処理に関わるパラメータが得られることになる。例えば「CC」の画像処理においては、写真の色味を変える効果を定める「色相」、「濃度」のパラメータが得られ、「アンシャープマスク」の画像処理においては、アンシャープマスク効果の「半径」、「強度」、「しきい値」のパラメータが得られることになる。なお、ステップS330ないしS370の処理が、上述した画像処理設定部52b(図2)に対応する。
ステップS370の実行後、CPU30は、ステップS340で特定した画像処理の種類と、ステップS370で取得したパラメータと、マスク設定処理で作成されて現在選択されている状態のマスクデータMDT(図20の例では、「城」のマスクデータMDT1)とから定まる画像処理を、入力画像データDpiに実行する処理を行なう(ステップS380)。具体的には、上記マスクデータMDT1で定められたマスクの覆われていない領域に対して、上記種類、パラメータで定まる画像処理を実行する。グラデーションが掛かっている場合には、そのグラデーションに応じた比率でもって画像処理の強さが定まる。なお、この画像処理は、前述したようにオリジナル画像とは別にパラメータとして保存するもので、入力画像データDpiそのものに変更が加えられるものではない。なお、このステップS380の処理が、上述した画像処理部52c(図2)に対応する。
ステップS380の実行後、CPU30は、ステップS380の画像処理により得られた処理済みの入力画像データDpiを、アプリケーションウィンドウWDの作業フィールドFDWに表示する(ステップS390)。
その後、CPU30は、図6のステップS392に処理を進める。ステップS392では、ステップS340で特定した画像処理の種類と、ステップS370で取得したパラメータと、マスク設定処理で作成されて現在選択されている状態のマスクデータMDTを修整履歴ファイルFL1に登録する処理を行なう。
図21は、修整履歴ファイルFL1の一例を示す説明図である。修整履歴ファイルFL1は、入力画像データDpiに対して実行された画像処理の履歴を記録するファイルであり、ステップS200で取り込んでから現在の処理済みの画像を得るまでの全ての画像処理が記録されている。図示するように、修整履歴ファイルFL1は、「修整No.」、「種類」、「パラメータ」、「マスク名称」、「マスクの使い方」の各項目データDT1、DT2、DT3、DT4、DT5から構成される。「修整No.」の項目データDT1には、画像処理の実行順位を示す1から順にインクリメントされた数字が格納される。「種類」の項目データDT2には、ステップS330で特定した画像処理の種類が格納される。「パラメータ」の項目データDT3には、ステップS360で取得した画像処理に関わるパラメータが格納される。
「マスク名称」の項目データDT4には、マスク設定処理で作成されて現在選択されている状態のマスクデータMDTの名称が格納される。すなわち、上述した例では、「城」か「空」か、マスクを使用しない旨を示すヌルデータ(空欄)が格納される。
「マスクの使い方」の項目データDT5には、現在選択されている状態にあるマスクデータを反転して使用する場合に、「反転」とのデータが格納され、マスクデータを正転のままで使用する場合には、ヌルデータ(空欄)が格納される。図20に示すように、画像処理用のダイアログボックスDBX4には、「マスクを反転する」ボタンBT13が設けられており、作業者により、このボタンBT13がクリックされた場合には、マスクデータは反転して使用され、この場合に、「マスクの使い方」の項目データDT5に「反転」が格納される。
図21の例では、作業者は、「城」のマスクデータMDT1を使って、「カラーバランス」、「コントラスト」、「アンシャープマスク」の順序で入力画像データDpiに対して画像処理を施し、次いで、「空」のマスクデータMDT2を使って、「カラーバランス」、「明るさ」、「トーンカーブ」の順序で入力画像データDpiに対して画像処理を施している。さらに、作業者は、修整画像がイメージしているものと違うので、イメージしたものに近づけようと、「城」についての「アンシャープマスク」のパラメータと、「空」についての「トーンカーブ」を調整し直している。図示の例は、ステップS380で実行する画像処理が、入力画像データDpiに対して実行される第10番目の修整である場合のケースであり、ステップS392では、第10番目の画像処理を示すレコードデータ、すなわち、修整No.が「10」であり、種類が「トーンカーブ」であり、パラメータが「RGBポイント:(0,0),(102,106),(152,149),(230,221),(255,255)」であるレコードデータが追加された時点のものである。
図6に戻って、ステップS392の実行後、CPU30は、図6のステップS394に処理を進める。ステップS394では、ステップS340で特定した画像処理の種類と、ステップS370で取得したパラメータと、マスク設定処理で作成されて現在選択されている状態のマスクデータMDTとに基づいて、作業メモファイルFL2を更新する処理を行なう。
図22は、作業メモファイルFL2の一例を示す説明図である。作業メモファイルFL2は、ステップS200で入力画像データDpiを取り込んでから、現在の処理済みの画像を得るまでの効率化された画像処理の内容を記録するものであり、「順位」、「種類」、「パラメータ」、「マスク名称」、「マスクの使い方」の各項目データDT11、DT12、DT13、DT14、DT15から構成される。ここでいう「効率化」とは、入力画像データDpiの画像を現在の処理済みの画像に変換する目的に対して、各画像処理のパラメータを効率的な値に設定することである。好ましくは最も適切な値に設定することである(最適化)。具体的には、この実施例では、画像処理の各種類は、作業者から指示された実行順序を維持しながら、同じ種類の画像処理(マスクが設定されている場合には、マスクが同じで且つ同じ種類の画像処理)が繰り返し行なわれてパラメータの変更がなされた場合に、変更された最新のパラメータの値に、その種類の画像処理のパラメータが修正されるといったことで、「効率化」がなされている。なお、この作業メモファイルFL2が、本発名の記録ファイルに相当する。
図22に示した作業メモファイルFL2の内容は、図21の修整履歴ファイルFL1で示される内容で画像処理が順次実行されたときのものである。図21の修整履歴ファイルFL1に示されているように、実行された画像処理類は、「城」のマスクデータMDT1を使った「カラーバランス」、「コントラスト」、「アンシャープマスク」と、「空」のマスクデータMDT2を使った「カラーバランス」、「明るさ」、「トーンカーブ」であり、この順序で各画像処理は実行されていることから、図22に示すように、作業メモファイルFL2の「種類」の項目データDT12には、この順序を維持した状態で、「城」についての「カラーバランス」、「コントラスト」、「アンシャープマスク」、「空」についての「カラーバランス」、「明るさ」、「トーンカーブ」を示すデータが格納されている。
また、図21の修整履歴ファイルFL1に示されているように、「城」のマスクデータを使った「アンシャープマスク」の画像処理については、第9番目の処理によって、パラメータは、「半径:1、強度:30、しき値:5」に変更されていることから、この変更後のパラメータの値が、図22に示すように、「城」のマスクデータを使った「アンシャープマスク」の画像処理についての「パラメータ」の項目データDT13に格納されている(順位が「03」のレコードデータ参照)。
同様に、「空」のマスクデータを使った「トーンカーブ」の画像処理については、図21の修整履歴ファイルFL1に示すように、第10番目の処理によって、パラメータは、「RGBポイント:(0,0),(102,106),(152,149),(230,221),(255,255)」に変更されていることから、この変更後のパラメータの値が、図22に示すように、「空」のマスクデータを使った「トーンカーブ」の画像処理についての「パラメータ」の項目データDT13に格納されている(順位が「06」のレコードデータ参照)。
なお、「城」のマスクデータを使った「カラーバランス」、「コントラスト」の画像処理、および「空」のマスクデータを使った「カラーバランス」、「明るさ」の画像処理ついては、最初の処理から変更がないことから、最初の処理時のパラメータの値が、作業メモファイルFL2に格納されている。
図23は、ステップS394の作業メモファイルFL2の更新処理を詳細に示すフローチャートである。図示するように、この更新処理に処理が移行すると、CPU30は、まず、作業メモファイルFL2に、ステップS340で特定した画像処理の種類とマスク設定処理で作成されて現在選択されている状態のマスクデータとの組み合わせが既に登録されているか否かを判定する(ステップS394a)。ここで未だ登録されていないと判定されたときには、CPU30は、ステップS340で特定した画像処理の種類と、ステップS370で取得したパラメータと、マスク設定処理で作成されて現在選択されている状態のマスクデータMDTとを備える新たなレコードデータを作業メモファイルFL2に追加する(ステップS394b)。詳細には、「順位」の項目データDT11に、値1だけインクリメントされた数字が格納され、「種類」の項目データDT12に、ステップS340で特定した画像処理の種類が格納され、「パラメータ」の項目データDT13に、ステップS370で取得したパラメータが格納され、「マスク名称」の項目データDT14には、マスク設定処理で作成されて現在選択されている状態のマスクデータMDTの名称が格納され、「マスクの使い方」の項目データDT15に、ステップS360で入力される「マスクを反転する」ボタンBT13に応じた値が格納された新たなレコードデータを、作業メモファイルFL2に追加する。
一方、ステップS394aで、既に登録されていると判定されたときには、CPU30は、ステップS340で特定した画像処理の種類と、マスク設定処理で作成されて現在選択されている状態のマスクデータMDTの名称とに対応するレコードを選択して、そのレコードの「パラメータ」の項目データDT13の内容を、ステップS370で取得したパラメータでもって書き替える処理を行なう(ステップS394c)。ステップS394bまたはS394cの実行後、「リターン」に抜けて、図6のステップS396に処理を移行する。
ステップS396では、ステップS392で得られた修整履歴ファイルFL1と、ステップS394で得られた作業メモファイルFL2との内容を、アプリケーションウィンドウWDの作業情報表示欄WKに表示する処理を行なう。図7に示すように、作業情報表示欄WKには、「履歴」、「作業メモ」、「作品ノート」の3つのタブTB11、TB12、TB13が設けられている。タブTB11〜TB13を切り換えることにより、作業情報表示欄WKの表示を切り換えることができる。
図24は、修整履歴ファイルFL1の内容が図21に示すものである場合の作業情報表示欄WKの表示の一例を示す説明図である。図示は、「履歴」のタブTB11が選択された状態であるが、この作業情報表示欄WKには、修整履歴ファイルFL1の「種類」の項目データDT2の内容が、「修整No.」の項目データDT1の順序でもって上から下に向かって表示されている。なお、同じ種類について2回目からは、「再設定」である旨の表示が付加されている。
図25は、作業メモファイルFL2の内容が図22に示すものである場合の作業情報表示欄WKの表示の一例を示す説明図である。図示は、「作業メモ」のタブTB11が選択された状態であるが、この作業情報表示欄WKには、作業メモファイルFL2の「種類」の項目データDT12の内容が、「順位」の項目データDT11の順序でもって上から下に向かって表示されている。
図26の(A)に示すように、作業情報表示欄WKに表示された種類をマウス20によりクリックして(図示の例では、第1番目の「カラーバランス」の種類がクリックされている)、左側の矢印マークmk1をクリックすることにより、図26の(B)に示すように、その選択されている種類の画像処理のパラメータの内容とマスクデータの名称が表示される。すなわち、「カラーバランス」のパラメータの内容として「赤:0、緑:0、青:−5」が表示されるとともに、マスクデータの名称として「城」が表示される。その後、矢印マークmk2をクリックすることにより、そのパラメータの表示を閉じることができる。
なお、最初に画像処理の種類だけを表示する構成に換えて、画像処理の種類とマスクデータMDTの名称とが表示させる構成としてもよい。要は、どのような手法でもよいが、少なくとも画像処理の種類とマスクデータとが少なくとも表示可能な構成とすることが好ましい。
また、作業情報表示欄WKに表示された種類のさらに左側には、チェックボックスcbが設けられている。チェックボックスcbをクリックしてオフにすると、その画像処理を実行しなかったことにして、入力画像データDpiを再修整することができる。すなわち、一時的に画像処理の効果をオフにしてみて、作業手順上、その画像処理を実行した場合としなかった場合にどう変化するかを確認することができる。
画像処理の不透明度(%)を調整することができる。不透明度とは、修整の効果の強度である。種類の表示の右端にあるボックスbxに数値を入力するか、下向きの塗りつぶしの三角マークをクリックして図示しないスライダーバーを動かすかして、0〜100%の範囲で不透明度を指定することができる。100%にすると画像処理を実行した結果そのままであり、不透明度を下げると、画像処理の結果が比率に応じて薄くなり、0%で画像処理が全くかかからない状態になる。
さらに、作業情報表示欄WKの下方には、「設定」ボタンBT21と「削除」ボタンBT22とが設けられている。作業情報表示欄WKに表示された種類をマウス20によりクリックして、「設定」ボタンBT21をクリックすることにより、その選択された種類に対応した入力用のダイアログボックスが表示される。例えば、選択された種類が、「カラーバランス」である場合には、図20に示したダイアログボックスDBX4が表示される。なお、このダイアログボックスDBX4のパラメータ入力欄には、現在の設定内容が表示される。例えば、現在の設定が、「赤:0、緑:0、青:−5」である場合、図20に示したようなスライダーバーSB1〜SB3の状態となる。図中、判りにくいが、「青」のスライダーバーSB3は「ー5」の値の位置を指している。作業者は、ダイアログボックスから該当する画像処理の現在の設定内容を必要に応じて変更することができる。
このために、以前に実行した画像処理のパラメータを簡単に変更することができる。また、その変更したパラメータでもって、入力画像データに対して一連の画像処理を再実行させることが可能となる。
また、作業情報表示欄WKに表示された種類をマウス20によりクリックして、「削除」ボタンBT22をクリックすることにより、その選択された画像処理を削除することができる。
さらに、「作業メモ」のタブTB11が選択された状態の作業情報表示欄WKの上方には、「作品ノートにまとめる」のボタンBT23が設けられている。作業メモファイルFL2の内容は、「ある目的の作品を仕上げるための作品化手順」となっているために、この作業メモファイルFL2の内容を、「作品ノート」として保存することで、その作品化手順の利用を図ることが可能である。上記ボタンBT23をマウス20によりクリックすることで、作業情報表示欄WKに表示されている作業メモファイルFL2の内容を、作品ノートファイルとしてHDD42に保存することができる。詳細には、上記ボタンBT23をマウス20によりクリックすると、図示しないダイアログボックスが開いて、このダイアログボックスから、「ファイル名」と「タイトル」を入力することができ、この「ファイル名」でもってHDD42に保存される。「タイトル」は、作品ノートファイルに、作業メモファイルFL2に記憶された内容とともに記憶される。
HDD42は、不揮発性のメモリであるから、コンピュータシステム10の電源オフ後であっても、作業メモファイルFL2の内容を作品ノートファイルの形で記憶しておくことができる。したがって、前記入力画像データに対して施した効率的な画像修整の作業を、他の画像データを作品化(修整作業)するときにいつでも利用できる。
図27は、「作品ノート」のタブTB13が選択された状態の作業情報表示欄WKを示す説明図である。図示するように、作品ノートとして、「ユーザーノート」、「スナップ」、「花」、「補正」、「風景」の5種類のホルダHD1〜HD5が用意されており、各ホルダHD1〜HD5に複数の作品ノートがそれぞれ記憶されている。例えば、「風景」のホルダHD5の中には、図示はしないが、「遠景をくっきり」、「海をより青く」、「紅葉をより鮮やかに」、「青空をより青く」、「雪景をイメージ通りに」、「夜景」、「夕焼けをより印象的に」といったタイトルの7つの作品ノートが記憶されている。「ユーザーノート」を除いた「補正」、「風景」、「花」、「スナップ」のホルダHD2〜HD5に記憶された作品ノートは、このソフトウェアによって予め用意されたものである。
「ユーザーノート」のホルダHD1は、前述した「作品ノートにまとめる」のボタンBT23がクリックされて保存される作品ノートファイルの保存先である。すなわち、「作品ノートにまとめる」のボタンBT23をクリックすることで、作品ノートファイルは、HDD42に用意した「ユーザーノート」のホルダHD1に格納される。図25には、ダイアログボックスから入力された「タイトル」が「城をくっきりと」である作品ノートファイルが、作業者によって、「ユーザーノート」のホルダHD1に登録された場合が示されている。
なお、上記「補正」、「風景」、「花」、「スナップ」のホルダHD2〜HD5に対しては、外部からネットワーク等を通じて新たな作品ノートを追加(インポート)可能とすることができる。この構成により、フォトレタッチソフトウェアの製造元から新たな作品ノートの提供等が可能となる。また、「ユーザーノート」のホルダHD1に記憶された作品ノートは、外部に対してエクスポート可能とすることができる。この構成により、作業者が作成した作品ノートを外部に対して提供することができる。
図28は、ツールバーBR2の「作品ノート」のタブTB6が選択された状態の修整処理用のアプリケーションウィンドウWDを示す説明図である。前述したように、タブTB1〜TB6を切り換えることで、ツールバーBR2に表示される画像処理のボタンの配列が切り替わるが、「作品ノート」のタブTB6が選択された場合には、作業情報表示欄WKから選択された作品ノートによっても、ツールバーBR2の上記ボタンの配列が切り替わる。図示の例は、前述した作業者によって登録された「城をくっきりと」のタイトルの作品ノートが選択された場合の例である。この場合には、「作品ノート」のタブTB6が選択されたツールバーBR2の欄には、「カラーバランス」、「コントラスト」、「アンシャープマスク」、「カラーバランス」、「明るさ」、「トーンカーブ」のボタンが左から右へ向かって表示されている。
上記「カラーバランス」から「トーンカーブ」までのボタンは、「城をくっきりと」のタイトルの作品ノートファイルの登録内容から定まったものである。「城をくっきりと」の作品ノートファイルは、前述したように、作業メモファイルFL2の内容にタイトルの項目を付加したものであることから、図22に表示された画像処理の内容が登録されており、この登録された画像処理の内容に従って、前記「カラーバランス」、「コントラスト」、「アンシャープマスク」、「カラーバランス」、「明るさ」、「トーンカーブ」のボタンの種類とその並び順が定まっている。
すなわち、ツールバーBR2に表示されるボタンの配列は、「作品ノート」のタブTB13をクリックしたときの作業情報表示欄WKから選択される作品ノートに従うものである。作品ノートのファイルは、画像処理の作業手順を記憶するものであることから、この作品ノートファイルに登録された複数の画像処理の内容に従って、上記ボタンの種類と並び順が定められる。
作業者は、「作品ノート」のタブTB13が選択された状態の作業情報表示欄WKから所望の作品ノートのタイトルを選択することで、ツールバーBR2から、目的の作品を作成するために必要な画像処理の提示を受けることができる。作業者は、ツールバーBR2に表示されたボタンを、左から右へ順番にクリックして、ボタンによって定まる各画像処理を順番に実行する。このとき、図20に例示したような前述したパラメータ入力用のダイアログボックスが表示される。なお、このダイアログボックスのパラメータ入力欄には、現在の設定内容が表示される。例えば、「色相・彩度・明度」用のダイアログボックスで、現在の設定内容が「赤:0、緑:0、青:−5」である場合、図20に示したようなスライダーバーSB1〜SB3の状態となる。作業者は、パラメータ入力欄の値を変更せずに、そのまま「実行」のボタンBT12をクリックすることで、作品ノートに登録された画像処理の作業をそのまま実行させることができる。また、作業者は、必要に応じて、ダイアログボックスのパラメータ入力欄の値を調整することもできる。
このために、入力モジュール51により新たに入力した入力画像データに対して、「作品ノート」として登録した複数種類の画像処理の内容を実行させることができる。
図6に戻り、ステップS396の実行の後、CPU30は、ツールバーBR2に備えられたボタンの選択が終了したか否かを判定する(ステップS398)。具体的には、CPU30は、ツールバーBR2に備えられたボタン以外の操作指令を受けたか否かを判定して、肯定判別されたときに、上記ボタンの選択は終了したとして、「リターン」に処理を進める。一方、ステップS398で、上記ボタンの選択が終了していないと判定された場合には、ステップS340に処理を戻して、新たに選択されたボタンに対応する画像処理を実行させる。
C.作用・効果
以上のように構成されたこの実施例のコンピュータシステムによれば、マスク設定処理により作成したマスクデータを、入力画像データDpiに実行される複数種類の画像処理の一つ一つに適応させることができる。したがって、画像処理にマスクを適用させる際の作業性に優れているという効果を奏する。特にこの実施例では、作成したマスクデータをマスクテーブルTBLmに登録して適宜選択することができることから、入力画像データDpiに対して、複数のマスクデータを掛けようとする際にも、複数種類の画像処理の一つ一つに所望のマスクデータを適用させることができる。したがって、作業性よく、複数のマスクデータを適用させることができる。
従来の技術では、マスクを示すマスクデータは、所定の画像処理に反映されるだけで、その場限りのものであった。すなわち、マスクデータ単体として、保存されることがなく、このために、一旦作ったマスクデータを、後から再利用したり、本来の画像処理とは違う他の画像処理で利用したりすることができなかった。これに対して、本発明では、上述したように、1つのマスクデータを複数種類の画像処理に利用することができ、利便性に優れている。
また、この実施例では、マスクテーブルTBLmに格納されたマスクデータを、マスク名称でもって管理することができ、また、作業メモファイルFL2との間をマスク名称で関連づけることができる。
さらに、作業メモファイルFL2には、入力画像データにDpi対して、どういったマスクが掛けられたどういった種類の画像処理が、どういった順序で実行され、さらに、各種類の画像処理が最終的にどういったパラメータとなって実行されているかが記録される。このために、入力画像データに対して実行された効率的な画像処理の内容を参照することが容易である。特に、この実施例では、作業メモファイルFL2の内容を作業情報表示欄WKに表示することができることから、マスクデータ等の名称を視覚的に確認することができる。
D.他の実施形態:
なお、この発明は上記の実施例や変形例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様にて実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)前記実施例では、入力画像データDpiは、デジタルカメラにより撮影したものとしたが、これに替えて、カラースキャナ等を用いて獲得した銀塩写真やカラーグラビア等の画像データであってもよい。また、HDD42等の記憶装置に予め用意したものであってもよい。あるいは、ネットワークを介して外部から取り込んだものであってもよい。また、必ずしもカラーの画像データである必要もなく、白黒の画像データに適用することもできる。
(2)前記実施例では、作業メモファイルFL2の内容を含む作品ノートファイルをHDD42に保存するように構成していたが、コンピュータ本体16から離れた他の不揮発性メモリに格納する構成とすることもできる。コンピュータネットワーク上のサーバなどに置くこともできる。また、マスクデータについても同様に、HDD42に換えて、コンピュータ本体16から離れた他の不揮発性メモリに格納する構成とすることもできる。コンピュータネットワーク上のサーバなどに置くこともできる。
(3)前期実施例では、ツールバーBR2に表示する画像処理の起動スイッチは、ボタンの形態で設けられていたが、これに替えて、プルダウンのメニューの形態とすることもできる。
本発明の一実施例を適用するコンピュータシステム10のハードウェアの概略構成を示すブロック図である。 コンピュータ本体16によって実行されるフォトレタッチソフトウェア50に従う制御処理の様子を示すブロック図である。 上記制御処理のルーチンを示すフローチャートである。 アプリケーションウィンドウWDの初期状態を示す説明図である。 修整処理の前半部分のルーチンを示すフローチャートである。 修整処理の後半部分のルーチンを示すフローチャートである。 修整処理用のアプリケーションウィンドウWDを示す説明図である。 マスク設定処理の詳細を示すフローチャートである。 「マスクの設定」ウィンドウWDmを示す説明図である。 「新規マスクの作成」のダイアログボックスDBX1の一例を示す説明図である。 マスクレイヤーが表示された状態の「マスクの設定」ウィンドウWDmを示す説明図である。 「輪郭」のツールを用いて範囲指定を行なう様子を示す説明図である。 切り抜きがなされた後のマスクデータMDT1が表示された「マスクの設定」ウィンドウWDmを示す説明図である。 「城」のマスクデータMDT1を示す説明図である。 「空」のマスクデータMDT2を示す説明図である。 マスクテーブルTBLmのデータ構造を示す説明図である。 マスクデータMDT1の反映後の修整処理用のアプリケーションウィンドウWDを示す説明図である。 「名前を付けて保存」のダイアログボックスDBX2の一例を示す説明図である。 「ファイルを開く」のダイアログボックスDBX3の一例を示す説明図である。 「カラーバランス」用のダイアログボックスDBX4の一例を示す説明図である。 修整履歴ファイルFL1の一例を示す説明図である。 作業メモファイルFL2の一例を示す説明図である。 ステップS394の作業メモファイルFL2の更新処理を詳細に示すフローチャートである。 修整履歴ファイルFL1の内容が図21に示すものである場合の作業情報表示欄WKの表示の一例を示す説明図である。 作業メモファイルFL2の内容が図22に示すものである場合の作業情報表示欄WKの表示の一例を示す説明図である。 「作業メモ」のパラメータやマスクを示す作業情報表示欄WKの変化の一例を示す説明図である。 「作品ノート」のタブTB13が選択された状態の作業情報表示欄WKを示す説明図である。 ツールバーBR2の「作品ノート」のタブTB6が選択された状態の修整処理用のアプリケーションウィンドウWDを示す説明図である。
符号の説明
10...コンピュータシステム
12...CRTディスプレイ
13...プリンタ
14...デジタルカメラ
16...コンピュータ本体
18...キーボード
20...マウス
30...CPU
31...ROM
32...RAM
33...表示画像メモリ
34...マウスインタフェース
35...キーボードインタフェース
36...CDC
37...HDC
38...CRTC
39...プリンタインタフェース
40...入出力機用インタフェース
41...I/Oポート
42...ハードディスクドライブ(HDD)
44...モデム
46...公衆電話回線
47...サーバ
50...フォトレタッチソフトウェア
51...入力モジュール
52...修整モジュール
52a...マスクデータ設定部
52b...画像処理設定部
52c...画像処理部
53...印刷モジュール
54...出力モジュール
60...ディスプレイドライバ
62...プリンタドライバ
BR1...メニューバー
BR2...ツールバー
DBX1...「新規マスクの作成」のダイアログボックス
DBX4...「カラーバランス」用のダイアログボックス
Dpi...入力画像データ
Dpo...修整済画像データ
FD11、FD12,FD13...フィールド
FDW...作業フィールド
FDma...マスク設定用フィールド
FDm1...操作系のフィールド
FDm2...作業用のフィールドフィールド
MN...処理メニュー欄
SB1,SB2,SB3...スライダーバー
TB6...「作品ノート」のグループタブ
WD...アプリケーションウィンドウ
WDm...「マスクの設定」ウィンドウ
BTm11〜BTm20...ボタン
FL1...修整履歴ファイル
FL2...作業メモファイル
WK...作業情報表示欄

Claims (15)

  1. 入力画像データに対して複数種類の画像処理を順次実行することによって、前記入力画像データの修整を行なう画像修整装置において、
    前記入力画像データに対して、画像における所定の領域を隠すためのマスクを示すマスクデータを設定するマスクデータ設定手段と、
    前記入力画像データに対して実行させるための画像処理についての種類と修整の程度を規定するパラメータとを、作業者からの操作指令に基づいて順次設定する画像処理設定手段と、
    前記画像処理設定手段により一の画像処理についての設定がなされる毎に、前記設定された種類とパラメータ、および前記マスクデータ設定手段により設定されたマスクデータに基づいて、前記入力画像データに画像処理を実行して、修整画像データを得る画像処理手段と
    を備えることを特徴とする画像修整装置。
  2. 請求項1に記載の画像修整装置であって、
    前記マスクデータ設定手段により設定されたマスクデータをマスクテーブルに登録するマスクデータ登録手段と、
    前記マスクテーブルに登録されたマスクデータの中から、作業者からの操作指令に基づいて一のマスクデータを選択するマスクデータ選択手段と
    を備え、
    前記画像処理手段は、
    前記マスクデータ設定手段により設定されたマスクデータとして、前記マスクデータ選択手段により選択されたマスクデータを用いる構成である画像修整装置。
  3. 請求項2に記載の画像修整装置であって、
    前記マスクデータ登録手段は、作業者からの操作指令に基づいて定められた名称でもって前記マスクデータを登録する構成であり、
    前記マスクデータ選択手段は、
    作業者からの操作指令に基づいて入力された名称に基づいて、前記マスクデータの選択を行なう構成である画像修整装置。
  4. 請求項3に記載の画像修整装置であって、
    前記画像処理手段による前記画像処理の実行の都度に、前記画像処理についての種類とパラメータと前記マスクデータの名称を、記録ファイルに追加させる記録追加手段と、
    前記画像処理手段により、前記入力画像手段に対して既に実行された画像処理の種類とマスクデータの組み合わせと同じ画像処理が、再度なされるときには、前記記録追加手段による動作を禁止して、当該再実行時のパラメータの値でもって前記記録ファイルに記録された当該種類とマスクデータから定まる画像処理のパラメータを書き替える記録修正手段と
    を備える画像修整装置。
  5. 請求項4に記載の画像修整装置であって、
    前記記録ファイルに格納された画像処理についての少なくとも種類とマスクデータの名称とを、表示装置に表示する表示制御手段
    を備える画像修整装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の画像修整装置であって、
    前記マスクデータを、不揮発性の記憶手段に保存するマスクデータ保存手段
    を備える画像修整装置。
  7. 入力画像データに対して複数種類の画像処理を順次実行することによって、前記入力画像データの修整を行なう画像修整方法において、
    (a)前記入力画像データに対して、画像における所定の領域を隠すためのマスクを示すマスクデータを設定する行程と、
    (b)前記入力画像データに対して実行させるための画像処理についての種類と修整の程度を規定するパラメータとを、作業者からの操作指令に基づいて順次設定する行程と、
    (c)前記行程(b)により一の画像処理についての設定がなされる毎に、前記設定された種類とパラメータ、および前記行程(b)により設定されたマスクデータに基づいて、前記入力画像データに画像処理を実行して、修整画像データを得る行程と
    を備えることを特徴とする画像修整方法。
  8. 請求項7に記載の画像修整方法において、
    (d)前記行程(a)により設定されたマスクデータをマスクテーブルに登録する行程と、
    (e)前記マスクテーブルに登録されたマスクデータの中から、作業者からの操作指令に基づいて一のマスクデータを選択する行程と
    を備え、
    前記行程(c)は、
    前記行程(a)により設定されたマスクデータとして、前記行程(e)により選択されたマスクデータを用いる構成である画像修整方法。
  9. 入力画像データに対して複数種類の画像処理を順次実行することによって、前記入力画像データの修整を行なうためのコンピュータプログラムにおいて、
    (a)前記入力画像データに対して、画像における所定の領域を隠すためのマスクを示すマスクデータを設定する機能と、
    (b)前記入力画像データに対して実行させるための画像処理についての種類と修整の程度を規定するパラメータとを、作業者からの操作指令に基づいて順次設定する機能と、
    (c)前記機能(b)により一の画像処理についての設定がなされる毎に、前記設定された種類とパラメータ、および前記機能(b)により設定されたマスクデータに基づいて、前記入力画像データに画像処理を実行して、修整画像データを得る機能と
    をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。
  10. 請求項9に記載のコンピュータプログラムであって、さらに、
    (d)前記機能(a)により設定されたマスクデータをマスクテーブルに登録する機能と、
    (e)前記マスクテーブルに登録されたマスクデータの中から、作業者からの操作指令に基づいて一のマスクデータを選択する機能と
    をコンピュータに実現させるとともに、
    前記機能(c)は、
    前記機能(a)により設定されたマスクデータとして、前記機能(e)により選択されたマスクデータを用いる構成であるコンピュータプログラム。
  11. 請求項10に記載のコンピュータプログラムであって、
    前記機能(d)は、
    作業者からの操作指令に基づいて定められた名称でもって前記マスクデータを登録する構成であり、
    前記機能(e)は、
    作業者からの操作指令に基づいて入力された名称に基づいて、前記マスクデータの選択を行なう構成であるコンピュータプログラム。
  12. 請求項11に記載のコンピュータプログラムであって、さらに、
    (f)前記機能(c)による前記画像処理の実行の都度に、前記画像処理についての種類とパラメータと前記マスクデータの名称を、記録ファイルに追加させる機能と、
    (g)前記機能(c)により、前記入力画像手段に対して既に実行された画像処理の種類とマスクデータの組み合わせと同じ画像処理が、再度なされるときには、前記機能(f)による動作を禁止して、当該再実行時のパラメータの値でもって前記記録ファイルに記録された当該種類とマスクデータから定まる画像処理のパラメータを書き替える機能と
    をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。
  13. 請求項12に記載のコンピュータプログラムであって、さらに、
    (h)前記記録ファイルに格納された画像処理についての少なくとも種類とマスクデータの名称とを、表示装置に表示する機能
    をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。
  14. 請求項9ないし13のいずれかに記載のコンピュータプログラムであって、さらに、
    (i)前記マスクデータを、不揮発性の記憶手段に保存する機能
    をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。
  15. 請求項9ないし14のいずれかに記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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