JP4045820B2 - 画像修正装置およびその方法並びにコンピュータプログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、画像データで表わされた画像を修正する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、コンピュータでは、画像処理ソフトウェアを使えば、取り込んだ画像データを加工・編集することが容易にできる。これら加工の処理の一つとして、色修正がある。例えば、デジタルカメラで撮影した写真画像が、肌色が黄色っぽかったりというように、実際と違った色である場合に、色あいなどの色の要素を変更することによって、全体の色調を青っぽくしたり、赤っぽくしたりすることができる。この結果、画像の色を自然な色に修正することが容易にできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術は、作業者が、画面に表示された「色あい」のレバーをマウスを用いて操作することで調整するものであり、作業者が、青みを増やしたいとか、赤みを減らしたいとかいった色の要素を変化する指示をコンピュータに入力する必要があった。このために、色の調整が難しく、作業者の意図する色への修正が困難であるという問題があった。
【0004】
この発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、作業者の意図する色への修正を容易にできるようにすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
前述した課題の少なくとも一部を解決するための手段として、以下に示す構成をとった。
【0006】
この発明の画像修正装置は、
画像データで表わされた画像を修正する画像修正装置であって、
前記画像の中のある範囲を選択することにより、前記画像を選択領域と非選択領域とに分ける領域指定手段と、
作業者の操作指令に基づいて、差し込み用の画像を指定する差し込み画像指定手段と、
前記領域指定手段による選択領域の画像を、前記指定された差し込み用の画像に取り換える画像取り換え手段と、
前記画像指定手段により指定された差し込み用の画像についての各画素のR,G,B値の平均値を算出し、前記非選択領域の画像の色を、前記算出したR,G,B値の平均値に基づいて補正する非選択領域補正手段と
を備え
前記非選択領域補正手段は、
前記差し込み用の画像についての各画素のR,G,B値の平均値を算出する第1の平均値算出手段と、
前記非選択領域についての各画素のR,G,B値の平均値を算出する第2の平均値算出手段と、
前記第1の平均値算出手段により算出したR,G,B値の平均値を基準範囲に収める第1の標準補正値を算出する手段と、
前記第2の平均値算出手段により算出したR,G,B値の平均値を基準範囲に収める第2の標準補正値を算出する手段と、
前記第2の標準補正値から前記第1の標準補正値を減算してR,G,B毎の制御量を算出する手段と、
前記算出されたR,G,B毎の制御量に基づいて、前記非選択領域について各画素のR,G,B値を補正する手段と
を備えることを特徴としている。
【0007】
この構成の画像修正装置によれば、領域指定手段により分けられた選択領域については、作業者の操作指令に基づいて指定された差し込み用の画像に取り換えられ、その上で、その選択領域と非選択領域とは、少なくとも一方が、他方側の画像の色に基づいて色補正がなされる。このために、作業者の意図する画像に選択領域の画像は変換されるとともに、選択領域と非選択領域とはつりあいのとれた色に調整される。したがって、この画像修正装置は、画像の差し替えを行なった部分を含めて画像全体を、作業者の意図するものに容易に修正することができるという効果を奏する。
【0010】
上記画像修正装置において、前記選択範囲は、空の範囲であり、前記差し込み用の画像は、空を表わす画像である構成とすることができる。
【0011】
この構成によれば、画像の中の空の領域を作業者の所望のものに変えることができ、その空の状態に応じて空以外の領域の色が補正される。したがって、空を含めて画像の全体を、天候にあった色に容易に補正することができる。
【0013】
上記画像修正装置において、作業者の操作指令に基づいて、前記選択領域についての明るさの程度を指定する第1指定手段と、作業者の操作指令に基づいて、前記非選択領域についての明るさの程度を指定する第2指定手段と、前記第1指定手段により指定された程度に応じて、前記画像取り換え手段による取り換え済の画像における前記選択領域の画像の明るさを変える第1強度変更手段と、前記第2指定手段により指定された程度に応じて、前記取り換え済の画像における前記非選択領域の画像の明るさを変える第2強度変更手段とを備える構成とすることができる。
【0014】
この構成によれば、作業者は、画像データで表わされた画像の中のある選択範囲と非選択範囲とで個別に明るさを変更することができる。
【0015】
上記画像修正装置において、前記差し込み画像指定手段は、前記差し込み用の画像としての複数の候補画像を記憶する記憶手段と、前記記憶手段へ候補画像を追加する画像追加手段と、作業者の操作指令に基づいて、前記記憶手段に記憶される複数の候補画像の内から一つの画像を選択する画像選択手段とを備える構成とすることができる。
【0016】
この構成によれば、選択領域の画像を取り換えるための差し込み用の画像を、作業者は自由に追加することができる。
【0017】
この発明の画像修正方法は、
画像データで表わされた画像を修正する画像修正方法であって、
(a)前記画像の中のある範囲を選択することにより、前記画像を選択領域と非選択領域とに分けるステップと、
(b)作業者の操作指令に基づいて、差し込み用の画像を指定するステップと、
(c)前記ステップ(a)による選択領域の画像を、前記指定された差し込み用の画像に取り換えるステップと、
(d)前記ステップ(b)により指定された差し込み用の画像についての各画素のR,G,B値の平均値を算出し、前記非選択領域の画像の色を、前記算出したR,G,B値の平均値に基づいて補正するステップと
を備え
前記ステップ(d)は、
(d−1)前記差し込み用の画像についての各画素のR,G,B値の平均値を算出するステップと、
(d−2)前記非選択領域についての各画素のR,G,B値の平均値を算出するステップと、
(d−3)前記ステップ(d−1)により算出したR,G,B値の平均値を基準範囲に収める第1の標準補正値を算出するステップと、
(d−4)前記ステップ(d−2)により算出したR,G,B値の平均値を基準範囲に収める第2の標準補正値を算出するステップと、
(d−5)前記第2の標準補正値から前記第1の標準補正値を減算してR,G,B毎の制御量を算出するステップと、
(d−6)前記算出されたR,G,B毎の制御量に基づいて、前記非選択領域について各画素のR,G,B値を補正するステップと
を備えることを特徴としている。
【0018】
この発明のコンピュータプログラムは、
画像データで表わされた画像を修正する処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
(a)前記画像の中のある範囲を選択することにより、前記画像を選択領域と非選択領域とに分ける機能と、
(b)作業者の操作指令に基づいて、差し込み用の画像を指定する機能と、
(c)前記機能(a)による選択領域の画像を、前記指定された差し込み用の画像に取り換える機能と、
(d)前記機能(b)により指定された差し込み用の画像についての各画素のR,G,B値の平均値を算出し、前記非選択領域の画像の色を、前記算出したR,G,B値の平均値に基づいて補正する機能と
を実現するとともに、
前記機能(d)は、
(d−1)前記差し込み用の画像についての各画素のR,G,B値の平均値を算出する機能と、
(d−2)前記非選択領域についての各画素のR,G,B値の平均値を算出する機能と、
(d−3)前記機能(d−1)により算出したR,G,B値の平均値を基準範囲に収める第1の標準補正値を算出する機能と、
(d−4)前記機能(d−2)により算出したR,G,B値の平均値を基準範囲に収める第2の標準補正値を算出する機能と、
(d−5)前記第2の標準補正値から前記第1の標準補正値を減算してR,G,B毎の制御量を算出する機能と、
(d−6)前記算出されたR,G,B毎の制御量に基づいて、前記非選択領域について各画素のR,G,B値を補正する機能と
を備えること特徴としている。
【0019】
上記構成の画像修正方法およびコンピュータプログラムは、上記画像修正装置と同様な作用・効果を有しており、画像の差し替えを行なった部分を含めて画像全体を、作業者の意図するものに容易に修正することができる。
【0020】
この発明の記録媒体は、この発明のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を特徴としている。この記録媒体は、この発明の各コンピュータプログラムと同様な作用・効果を有している。
【0021】
【発明の他の態様】
この発明は、以下のような他の態様も含んでいる。その第1の態様は、この発明のコンピュータプログラムを通信経路を介して供給するプログラム供給装置としての態様である。この第1の態様では、コンピュータプログラムをコンピュータネットワーク上のサーバなどに置き、通信経路を介して、必要なプログラムをコンピュータにダウンロードし、これを実行することで、上記の装置や方法を実現することができる。
【0022】
その第2の態様は、
画像データで表わされた画像を修正する画像修正装置であって、
前記画像の中のある範囲を選択することにより、前記画像を選択領域と非選択領域とに分ける領域指定手段と、
作業者の操作指令に基づいて、差し込み用の画像を指定する差し込み画像指定手段と、
前記領域指定手段による選択領域の画像を、前記指定された差し込み用の画像に取り換えるとともに、該取り換えられた選択領域の画像の色を、前記領域指定手段による非選択領域の画像の色に基づいて補正することにより、前記画像データで表わされた画像と前記差し込み用の画像とを合成する画像合成手段と
を備える画像修正装置。
【0023】
この第2の態様によれば、元の画像と差し込み用の画像との合成をきれいに行なうことができる。第3の態様としては、第2の態様に対応した画像修正方法としての態様である。第4の態様としては、第2の態様に対応したコンピュータプログラムとしての態様である。第5の態様としては、第4の態様のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体としての態様である。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を実施例に基づき説明する。この実施例を、次の順序に従って説明する。
A.装置の構成:
B.コンピュータ処理:
B−1.処理の全体:
B−2.修正処理
B−3.天候変換:
C.作用・効果
D.他の実施形態:
【0025】
A.装置の構成:
図1は、この発明の一実施例を適用するコンピュータシステム10のハードウェアの概略構成を示すブロック図である。このコンピュータシステム10は、いわゆるパーソナルコンピュータ(以下、単にコンピュータと呼ぶ)を中心に備え、その周辺にCRTディスプレイ12、プリンタ13およびデジタルカメラ14を備える。コンピュータは、コンピュータ本体16とキーボード18とマウス20を備える。なお、このコンピュータ本体16には、CD−ROM22の内容を読み取るCDドライブ24が搭載されている。
【0026】
コンピュータ本体16は、中央演算処理装置としてのCPU30を中心にバスにより相互に接続されたROM31、RAM32、表示画像メモリ33、マウスインタフェース34、キーボードインタフェース35、CDC36、HDC37、CRTC38、プリンタインタフェース39、入出力機用インタフェース40およびI/Oポート41を備える。ROM31は、内蔵されている各種プログラム等を記憶する読み出し専用のメモリである。RAM32は、各種データ等を記憶する読み出し・書込み可能なメモリである。表示画像メモリ33は、CRTディスプレイ12に表示する画像の画像データを記憶するメモリである。
【0027】
マウスインタフェース34は、マウス20とのデータ等のやり取りを司るインタフェースである。キーボードインタフェース35は、キーボード18からのキー入力を司るインタフェースである。CDC36は、CDドライブ(CDD)24を制御するCDコントローラである。HDC37は、ハードディスクドライブ(HDD)42を制御するハードディスクコントローラである。HDD42には、後述するコンピュータプログラム等が予め記憶されている。
【0028】
CRTC38は、表示画像メモリ33に記憶される表示画像データに基づいてCRTディスプレイ12における画像の表示を制御するCRTコントローラである。プリンタインタフェース39は、プリンタ13へのデータの入出力を制御するインタフェースである。入出力機用インタフェース40は、外部に接続された入出力機器、この実施例ではデジタルカメラ14へのデータの入出力を制御するインタフェースである。I/Oポート41は、シリアル出力のポートを備えており、モデム44に接続されており、このモデム44を介して、公衆電話回線46に接続されている。コンピュータ本体16は、モデム44を介して、外部のネットワークに接続されており、特定のサーバ47に接続可能となっている。
【0029】
このコンピュータシステム10では、オペレーティングシステムはHDD42に記憶されており、コンピュータ本体16に電源を投入すると、HDD42のブートブロックに書き込まれたローダに従ってRAM32の所定の領域にロードされる。また、デジタルカメラ14で撮影した写真画像(カラー写真画像)を加工するフォトレタッチ用ソフトウェア(コンピュータプログラム)は、CD−ROM22に予め格納されており、所定のインストールプログラムを起動することで、CDドライブ24からコンピュータ本体16にインストールされる。このインストールされたコンピュータプログラムは、HDD42に記憶されており、所定の起動命令を受けたときに、RAM32の所定の領域にロードされる。
【0030】
このコンピュータプログラムの一部のモジュール(後述する)をCPU30が実行することによって本発明の各種構成要件は実現される。このコンピュータプログラムは、前述したように、CD−ROM22に格納されたものであるが、これに替えて、フロッピィディスク、光磁気ディスク、ICカード等の他の携帯型記録媒体(可搬型記録媒体)に格納された構成としてもよい。また、前述したコンピュータプログラムは、外部のネットワークに接続される特定のサーバ47から、ネットワークを介して提供されるプログラムデータをダウンロードして、RAM32またはHDD42に転送することにより得るようにすることもできる。なお、上記ネットワークとしては、インターネットであってもよく、特定のホームページからダウンロードして得たコンピュータプログラムであってもよい。あるいは、電子メールの添付ファイルの形態で供給されたコンピュータプログラムであってもよい。
【0031】
以上説明したハードウェア構成を有するコンピュータシステム10によるフォトレタッチ用ソフトウェアに従う制御処理の様子について次に説明する。図2は、コンピュータ本体16によって実行されるこのフォトレタッチ用ソフトウェア50に従う制御処理の様子を示すブロック図である。
【0032】
図2に示すように、コンピュータ本体16の内部で動作しているフォトレタッチ用ソフトウェア50によれば、まず、入力モジュール51によりデジタルカメラ14から写真画像を表わす画像データDpiを取り込む処理を行なう。次いで、入力モジュール51によって取り込まれた画像データ(以下、元画像データと呼ぶ)Dpiに対する加工を修正モジュール52によって行なう。この修正モジュール52によって、元画像データDpiで表わされた写真画像に対して色を含めた画像の修正を行なうことができる。この修正を行なう機能は、修正モジュール52に備えられる領域指定部52aと差し込み用画像指定部52bと画像合成部52cとの働きによる。修正モジュール52による修正済の画像データDpoは、ディスプレイドライバ60を介してCRTディスプレイ12へ送られて表示される。
【0033】
また、フォトレタッチ用ソフトウェア50によれば、印刷モジュール53により、修正済画像データDpoは、プリンタドライバ62を介してプリンタ13へ送られて表示される。さらに、出力モジュール54により、修正済画像データDpoは、外部機器へ送られる。
【0034】
B.コンピュータ処理:
B−1.処理の全体:
コンピュータ本体16のCPU30でフォトレタッチ用ソフトウェア50を実行することで、上述した入力モジュール51、修正モジュール52、印刷モジュール53および出力モジュール54を実現している。このフォトレタッチ用ソフトウェア50に従う制御処理について、以下詳細に説明する。図3は、この制御処理のルーチンを示すフローチャートである。このルーチンは、フォトレタッチ用ソフトウェア50を実行させる旨の指示がなされたときに、実行開始される。
【0035】
図示するように、処理が開始されると、CPU30は、まず、アプリケーションウィンドウWDをCRTディスプレイ12に表示する処理を行なう(ステップS100)。図4は、このアプリケーションウィンドウWDの初期状態を示す説明図である。図示するように、アプリケーションウィンドウWDには、「入力」、「修正」、「印刷」、「出力」の4種類のボタンBT1,BT2,BT3,BT4が用意されており、作業者は、これらボタンBT1〜BT4を順にマウス20によりクリックしていくことで、CRTディスプレイ12の画面上で、デジタルカメラ14で撮影した写真画像を加工して出力する作業を進めていくことができる。すなわち、図3に示すように、CPU30は、ステップ100の実行後、ボタンBT1〜BT4がマウス20によりクリックされる操作指令を取り込んで、その操作指令に対応した入力処理、修正処理、印刷処理、出力処理を順に実行する(ステップS200,S300,S400,S500)。
【0036】
ステップS200で実行される入力処理は、デジタルカメラ14から写真画像を表わす画像データ(元画像データ)Dpiを取り込むもので、前述した入力モジュール51(図2)に対応する。この元画像データDpiの取り込み作業は、図4に示されるアプリケーションウィンドウWDのツールバーBRに設けられた「ファイル」のボタンBT5が、マウス20によりクリックされる操作指令を受けて行なわれる。詳細には、「ファイル」のボタンBT5から開くプルダウンメニュ(図示せず)に備えられた「外部機器入力」を選択して、次いで、入力デバイスとしてデジタルカメラ14を選択して、その後、ファイル名を選択するといった一連のマウス20からの操作指令を受けて行なわれる。なお、こうして取り込まれた元画像データDpiは、RAM32の所定のエリアに格納されるが、それとともに、アプリケーションウィンドウWDの作業フィールドFDWに表示される(図6参照)。
【0037】
なお、デジタルカメラ14から直接、元画像データDpiを取り込む構成に替えて、デジタルカメラ14で撮影した写真画像の画像データを予めHDD42に格納しておき、このHDD42内の画像データを読み出す構成とすることもできる。すなわち、写真画像を表わす画像データであれば、デジタルカメラを用いてその都度読み出す構成としてもよいし、予めHDD42等の記憶手段に用意しておき、その記憶手段から読み出す構成とすることもできる。また、写真画像の画像データをネットワークを介して外部から取り込む構成とすることもできる。
【0038】
ステップS300で実行される修正処理は、元画像データDpiを加工するもので、ここで本発明の各種要件は実現される。以下、後ほど詳述する。なお、ここで加工の処理が施された修正済画像データDpoは、HDD42に用意された所定のホルダに格納される。この修正処理が、前述した修正モジュール52(図2)に対応する。
【0039】
ステップS400で実行される印刷処理は、ステップS300で作成された修正済画像データDpoを、印刷コマンドとしてプリンタドライバに出力するものである。この印刷の処理は、周知の構成であり、ここでは詳しく説明はしないが、これによって加工した写真画像がプリンタ13から印刷されることになる。この印刷処理が、前述した印刷モジュール53(図2)に対応する。
【0040】
ステップS500で実行される出力処理は、ステップS300で作成された修正済画像データDpoを、外部機器に出力するものである。これによって加工した写真画像を表わす修正済画像データDpoが所望の外部機器に出力されることになる。この出力処理が、前述した出力モジュール54(図2)に対応する。
【0041】
B−2.修正処理
ステップS300で実行される修正処理について、以下詳細に説明する。このフォトレタッチ用ソフトウェアでは、写真を撮影した環境を変更した効果を画像に与える機能(撮影環境機能)、画像の明るさやコントラスト等を変更する機能(ツール機能)、アンシャープマスクやぼかし等の効果を画像に与える機能(フィルタ機能)等、さまざまな機能を備えるが、これら機能は、この修正処理によって実現される。図5は、この修正処理のルーチンを示すフローチャートである。このルーチンに処理が移行すると、図示するように、CPU30は、まず、CRTディスプレイ12に表示されているアプリケーションウィンドウWDを修正処理用に変更する処理を行なう(ステップS302)。
【0042】
図6は、修正処理用のアプリケーションウィンドウWDを示す説明図である。図示するように、この修正処理用のアプリケーションウィンドウWDのツールバーBRには、「撮影環境」のボタンBT21、「ツール」のボタンBT22、「フィルタ」のボタンBT23等が追加されており、また、「出力」のボタンBT4の下方には、「効果範囲の選択」のボタンBT25等が用意されている。その他の構成については、図4に示した入力処理用のアプリケーションウィンドウWDと同じである。「撮影環境」のボタンBT21、「ツール」のボタンBT22、「フィルタ」のボタンBT23は、上記撮影環境機能、ツール機能、フィルタ機能に対応しており、それぞれの機能を行なう作業指示を入力するためのものである。
【0043】
図5に戻り、次いで、CPU30は、ステップS304に処理を進めて、修正処理の効果を特別に与えたい範囲(元画像データDpiで表わされる画像上の範囲であり、以下、この範囲を「特別効果範囲」と呼ぶ)を指定する処理を行なう。この処理は、作業者によるマウス20を用いたマウス操作によって行なわれる。まず、アプリケーションウィンドウWDの「効果範囲の選択」のボタンBT25が、マウス20によりクリックされたときに、この特別効果範囲を指定する処理が開始される。
【0044】
図7は、特別効果範囲の指定処理時における画像の様子を示す説明図である。図示するように、作業者は、アプリケーションウィンドウWDの作業フィールドFDWに表示された元画像データDpiの画像を見て、特別効果範囲としたい輪郭上の適当な1点をマウスクリックして(この点を始点SPとする)、続いて、その輪郭の全周囲にわたってマウス20を用いて輪郭線を描いていく。図7では、特別効果範囲を空の範囲として、その空の輪郭を途中まで描いた状態が示されている。作業者は、マウスを用いて輪郭上を一周したら、上記始点SPでマウスボタンをクリックして、この輪郭線LNを描く作業を終了する。この結果、CPU30は、特別効果範囲としたい部分の全周囲にわたって輪郭線LNを描くことができ、この輪郭線LNの内側を特別効果範囲であると定めることができる。
【0045】
上記輪郭線LNは、太さを別の操作によって自在に変更できる構成とした上で、その輪郭線LNの中に含まれる画像のエッジを自動的に検出する構成とするのが好ましい。この構成によれば、作業者が指定したい特別効果範囲を高精度に抽出することができる。図5に戻り、ステップS304の実行後、CPU30は、アプリケーションウィンドウWDのツールバーBRからのマウス20による作業指示を入力する処理を行なう(ステップS310)。
【0046】
続いて、CPU30は、ステップS310で入力した作業指示が、撮影環境機能のうちの撮影時間帯変更機能を施す作業指示であるか否かを判別する(ステップS320)。このフォトレタッチ用ソフトウェアでは、撮影環境機能として、撮影した時間帯を変更した効果を画像に与える撮影時間帯変更機能と、撮影した季節を変更した効果を画像に与える季節変更機能と、撮影した天候を変更した効果を画像に与える天候変換機能とが用意されており、このステップS320では、撮影時間帯変更機能を施す作業指示がなされたか否かが判別される。この作業指示は、具体的には、図6に示すように、ツールバーBRにおける[撮影環境]−[撮影時間帯変更]といったマウス20による操作が、撮影時間帯変更機能を施す作業指示である。ステップS320では、こうしたマウス操作が入力されたと判別された場合には、撮影時間帯変更処理を実行する(ステップS330)。この撮影時間帯変更処理については、この発明には直接関係がないことからここでは詳細な説明は省略する。
【0047】
一方、ステップS320で否定判別された場合には、CPU30は、ステップS340に処理を進めて、ステップS310で入力した作業指示が、上記撮影環境機能のうちの季節変更機能を施す作業指示であるか否かを判別する。図6に示すアプリケーションウィンドウWDにおけるツールバーBRにおける[撮影環境]−[季節変更]といったマウス20による操作が、季節変更機能を施す作業指示である。ステップS340では、こうしたマウス操作が入力されたか否かを判別する。ここで、肯定判別された場合には、季節変更処理を実行する(ステップS350)。この季節変更処理については、この発明には直接関係がないことからここでは詳細な説明は省略する。
【0048】
一方、ステップS340で否定判別された場合には、CPU30は、ステップS360に処理を進めて、ステップS310で入力した作業指示が、上記撮影環境機能のうちの天候変換機能を施す作業指示であるか否かを判別する。図6に示すアプリケーションウィンドウWDにおけるツールバーBRにおける[撮影環境]−[天候変換]といったマウス20による操作が、天候変換機能を施す作業指示である。ステップS360では、こうしたマウス操作が入力されたか否かを判別する。ここで、肯定判別された場合には、CPU30は、後述する天候変換処理を実行する(ステップS370)。
【0049】
なお、ステップS360でも否定判別された場合には、CPU30は、ステップS380に処理を進めて、ステップS310で入力した作業指示に対応した処理、すなわち、撮影環境機能以外のその他の機能(前述したツール機能やフィルタ機能等)を施す処理を行なう。ステップS330、S350、S370またはS380の処理を終えると、「リターン」に抜けてこの修正処理のルーチンは一旦終了される。
【0050】
B−3.天候変換処理:
図8および図9は、ステップS330で実行される天候変換処理の詳細を示すフローチャートである。図示するように、この天候変換処理のルーチンに処理が移行すると、CPU30は、まず、天候変換用のダイアログボックスをCRTディスプレイ12に表示する処理を行なう(ステップS410)。このダイアログボックスは、天候変換の効果を与える作業を実行するために必要となる各種情報をコンピュータ本体16に対して設定するためのものである。図10は、天候変換用のダイアログボックスDB1の一例を示す説明図である。図示するように、このダイアログボックスDB1には、元画像表示用のフィールドFD1と、空画像表示用のフィールドFD2と、合成画像表示用のフィールドFD3とが設けられている。
【0051】
元画像表示用のフィールドFD1は、修正の対象となる元画像データDpiを表示するためのものである。空画像表示用のフィールドFD2は、差し込み用の空の画像を示す空画像データDskyを表示するためのものである。ここでいう差し込み用というのは、元画像データDpiのある領域(この実施例では、空の領域)を書き替えるためのものである。この天候変換処理では、元画像データDpiの空の領域を、空画像データDskyで表わされる空画像で書き替える処理が行なわれる。合成画像表示用のフィールドFD3は、この空の領域が書き替えられた修正済画像データDpoを表示するためのものである。
【0052】
上記画像表示用のフィールドFD1,FD2,FD3の下方には、各種の操作系の入力欄やボタン等が設けられている。上記下方の左側は、空画像切り替え用の操作系が備えられるエリアで、「ファイル名」の入力欄IF1と、「フォルダ」の入力欄IF2と、「空画像切り替え」のボタン群BT11と、「標準の空画像に戻す」のボタンBT12とが設けられている。「ファイル名」の入力欄IF1と「フォルダ」の入力欄IF2は、ファイル名とフォルダ名を入力するためのものである。「空画像切り替え」のボタン群BT11は、「フォルダ」の入力欄IF2に入力されたフォルダ名のフォルダの中から一のファイルを選択するためのボタン群であり、選択先を1つのファイルだけ進める「>」のボタンと、選択先を多数(例えば10)のファイルだけ進める「>>」のボタンと、選択先を1つのファイルだけ戻す「<」のボタンと、選択先を多数(例えば10)のファイルだけ戻す「<<」のボタンとが設けられている。
【0053】
「標準の空画像に戻す」のボタンBT12は、予め定めたファイル名の空画像データを選択するためのものである。これら「ファイル名」の入力欄IF1、「フォルダ」の入力欄IF2、「空画像切り替え」のボタン群BT11、「標準の空画像に戻す」のボタンBT12を、作業者はマウス20とキーボード18を用いて操作することで、差し込み用として使用したい空画像データDskyを指定することができる。すなわち、コンピュータ本体16のHDD42には、差し込み用として利用できる多数の空の画像データが予め用意されており、上記入力欄IF1,IF2やボタンBT11,BT12を操作することで、それら多数の空の画像から所望の空画像データDskyを指定することができる。なお、上記多数の空の画像としては、「晴れ」、「曇り」、「雨」、「雪」等の天候によって替わる多数が用意されている。図11は、空画像データDskyで表わされる画像の一例を示す説明図である。図示するように、空画像データDskyには、晴天を示す画像が表わされている。
【0054】
図10に戻り、このダイアログボックスDB1の下方の右側は、明るさの調節用の操作系が備えられるエリアで、「空」のスライダーバーSB1と、「空以外の領域」のスライダーバーSB2とが設けられている。2つのスライダーバーSB1,SB2によって、空の領域と空以外の領域に対して個別に明るさを調整することができる。なお、スライダーバーSB1,SB2には、明るさを変更しない”0”を真ん中として最小(暗い)から最大(明るい)までの調整幅を10等分する目盛りが付されている。
【0055】
図8に戻り、ステップS410の実行後、元画像データDpiで表わされる画像を、ダイアログボックスDB1の元画像表示用のフィールドFD1に表示する(ステップS420)。次いで、その元画像データDpiで表わされる画像を、空の領域(空領域)A1と空以外の領域(空以外領域)A2とに区分けする処理を行なう(ステップS430)。この処理は、ステップS304で指定された特別効果範囲が、空領域A1であるものとして、この特別効果範囲とそれ以外の領域とに画像を区分けする。作業者は、[撮影環境]−[天候変換]といったマウス操作によって天候変換の作業を指示するに先立ち、ステップS304で予め特別効果範囲を指定する作業を行なうが、この際に、特別効果範囲として、上述するように空の範囲を指定するようにすることで、上記ステップS430の空領域A1と空以外領域A2との区分けの処理が妥当なものとなる。天候変換用のダイアログボックスDB1とステップS430の処理が、前述した領域指定部52a(図2)に対応する。
【0056】
続いて、CPU30は、天候変換用のダイアログボックスDB1の空画像切り替え用のフィールドFD41から、差し込み用の画像データの指示情報(例えば、ファイル名)を入力して、その指示情報に従う空画像データDskyを、HDD42から読み出す処理を行なう(ステップS440)。天候変換用のダイアログボックスDB1とステップS440の処理が、前述した差し込み画像指定部52b(図2)に対応する。
【0057】
その後、CPU30は、ステップS430で定められた空領域A1を、ステップS440で読み出した空画像データDskyの画像に取り換える処理を行なう(ステップS450)。具体的には、空画像データDskyの画像の中から上記空領域A1と同じ形状、同じサイズの領域を抽出して、この抽出した領域を上記空領域A1に上書きする。なお、抽出する位置は、例えば、できるだけ画像の上方で、横方向についてはできるだけ真ん中付近というように予め決められた規則によって定めることができる。また、空画像データDskyの画像が空領域A1より小さい場合には、空画像データDskyの画像を拡大して抽出する構成とすることができる。なお、ステップS450では、元画像データDpiを直接変更するのではなく、元画像データDpiをテンポラリのファイルとして別に記憶しておき、そのファイルの画像上に空領域A1と空以外領域A2を定めて、その空領域A1に対して画像の書き換えを行なう構成とするのが好ましい。
【0058】
ステップS450の実行後、CPU30は、ステップS440で読み出した差し込み用の空画像データDskyの色あいに基づいて、ステップS430で得られた空以外領域A2の色あいを補正する色補正処理を行なう(ステップS460)。
【0059】
図12は、ステップS460で実行される空以外領域の色補正処理の詳細を示すフローチャートである。図示するように、この空以外領域の色補正処理のルーチンに処理が移行すると、CPU30は、まず、差し込み用の空画像データDskyを構成する各画素データのR,G,B値についてのそれぞれの平均値Rav1,Bav1,Gav1を算出する(ステップS610)。次いで、CPU30は、ステップS430で得られた空以外領域A2を構成する各画素データのR,G,B値についてのそれぞれの平均値Rav2,Bav2,Gav2を算出する(ステップS620)。
【0060】
その後、CPU30は、差し込み用の空画像データDskyについての平均値Rav1,Bav1,Gav1に基づいて、空画像データ用の標準補正値HR1,HB1,HG1をそれぞれ算出する(ステップS630)。標準補正値HR1,HB1,HG1は、平均値Rav1,Bav1,Gav1を基準となる範囲にそれぞれ収めるための値であり、次のようにして求める。
【0061】
(1)平均値Rav1が、基準となる範囲[a,b]を越えたとき、
HR1 = b − Rav1
(2)平均値Rav1が、基準となる範囲[a,b]内にあるとき、
HR1 = 0
(3)平均値Rav1が、基準となる範囲[a,b]を下回るとき、
HR1 = a − Rav1
【0062】
なお、上記(1)ないし(3)は、赤色についての平均値Rav1を代表的に説明したが、青色、緑色についての平均値Bav1,Gav1も同様に、基準となる範囲との偏差によって求められる。なお、各色の基準となる範囲は、必ずしも同じ値の範囲である必要はなく、それぞれ独自の値である。
【0063】
次いで、CPU30は、空以外領域A2についての平均値Rav2,Bav2,Gav2に基づいて、空以外領域用の標準補正値HR2,HB2,HG2をそれぞれ算出する(ステップS640)。標準補正値HR2,HB2,HG2は、平均値Rav2,Bav2,Gav2を基準となる範囲にそれぞれ収めるための値であり、前述した(1)ないし(3)と同様の規則に基づいて求められる。
【0064】
続いて、CPU30は、ステップS640で求めた標準補正値HR2,HB2,HG2から、ステップS630で求めた標準補正値HR1,HB1,HG1をそれぞれ減算して、各色の制御量VR,VB,VGを求める(ステップS650)。その後、CPU30は、制御量VR,VB,VGに応じて、空以外領域A2を構成する各画素データのR,B,G値をそれぞれ補正する(ステップS660)。なお、ステップS660の補正処理は、元画像データDpiを直接変更するのではなく、元画像データDpiをテンポラリのファイルとして別に記憶しておき、元画像データDpi上に設けた空以外領域A2に対して補正処理を施す。ステップS660の実行後、「リターン」に抜けて、この空以外領域の色補正処理のルーチンを一旦終了する。その後、CPU30は、図8のステップS470に処理を進める。
【0065】
この空以外領域の色補正処理では、ステップS440で読み出した差し込み用の空画像データDskyの色あいに基づいて色補正を行なっていたが、これは、取り換えられた新たな空領域A1の画像が、差し込み用の空画像データDskyから切り出したものであるからであり、これに替えて、ステップS450で取り換えられた新たな空領域A1の画像の色あいに基づいて色補正を行なう構成とすることもできる。すなわち、この実施例のように、取り換えのなされた選択領域と同様の色あいである差し込み用の空画像データDskyの色あいに基づいて色補正を行なってもよいし、この変形例のように、取り換えのなされた選択領域そのものの画像の色あいに基づいて色補正を行なってもよい。
【0066】
CPU30は、天候変換用のダイアログボックスDB1から入力された「空」のスライダーバーSB1の指示値C1と、「空以外の領域」のスライダーバーSB2の指示値C2をそれぞれ取り込む(ステップS470,S480)。
【0067】
その後、図9に示すように、CPU30は、ステップS470で取り込んだ指示値C1に応じて、ステップS450で取り換えられた空領域A1の明るさを変更する処理を行なう(ステップS490)。具体的には、指示値C1に応じて、「明るさ」と「コントラスト」を調整する。指示値C1が、値0の場合には、「明るさ」と「コントラスト」は変更されたそのままとし、マイナスの値の場合には、「明るさ」と「コントラスト」はその指示値の絶対値に応じた量だけ低くし、プラスの値の場合には、「明るさ」と「コントラスト」はその指示値の絶対値に応じた量だけ高くするといった調整を行なう。なお、このステップS490では、元画像データDpiに対して直接明るさを変更するのではなく、前述したテンポラリのファイルに対して色あいの変更を行なうのが好ましい。
【0068】
次いで、CPU30は、ステップS480で取り込んだ指示値C2に応じて、ステップS460の空以外領域の色補正処理で色補正を行なった空以外領域A2の明るさを変更する処理を行なう。具体的には、指示値C2に応じて、「明るさ」と「コントラスト」を調整する。指示値C2が、値0の場合には、「明るさ」と「コントラスト」は色合いの変更されたそのままとし、マイナスの値の場合には、「明るさ」と「コントラスト」はその指示値の絶対値に応じた量だけ低くし、プラスの値の場合には、「明るさ」と「コントラスト」はその指示値の絶対値に応じた量だけ高くするといった調整を行なう。
【0069】
その後、CPU30は、ステップS450で空領域A1の画像変換(取り換え)がなされ、ステップS490で空領域A1の明るさの変更がなされ、ステップS460、S500で空以外領域A2の色あい、明るさの変更がなされた画像(上記テンポラリのファイル)を、ダイアログボックスDB1の修正済画像表示用のフィールドFD2に表示する処理を行なう(ステップS510)。次いで、これまでの画像についての画像変換および色修正が妥当であるかを、作業者からの操作指示に基づいて判断する処理を行なう(ステップS520)。具体的には、天候変換用のダイアログボックスDB1に設けられた[実行]のボタンBT13(図10)が、作業者によってマウスクリックされたか否かから上記の判断を行なう。
【0070】
ここで[実行]のボタンBT13がクリックされて肯定判別された場合には、ステップS530に処理を進める。一方、ステップS520で、否定判別、すなわち、[実行]のボタンBT13がクリックされずに、上記空画像切り替え用の操作系、「空」のスライダーバーSB1、「空以外の領域」のスライダーバーSB2の少なくともいずれか一つが再び操作された場合には、ステップS440に処理を戻して、ステップS440ないしS520処理を繰り返し実行する。
【0071】
ステップS530では、CPU30は、上記ステップS510で表示を行なった画像についての画像データ(上記テンポラリのファイル)を修正済画像データDpoとして、HDD42に用意された所定のホルダに記憶する処理を行なう。その後、「リターン」に抜けて天候変換処理のルーチンを一旦終了する。なお、ステップS450およびS460の処理が、前述した画像合成部52c(図2)に対応する。
【0072】
図13は、空画像追加用のダイアログボックスDB2を示す説明図である。このダイアログボックスDB2は、アプリケーションウィンドウWDのツールバーBRに設けられた「ファイル」のボタンBT5(図4参照)が、マウス20によりクリックされる操作指令を受けて表示される。詳細には、「ファイル」のボタンBT5から開くプルダウンメニュ(図示せず)に備えられた「天候変換の空画像追加」を選択して表示される。
【0073】
この実施例では、前述したように、HDD42のホルダには、差し込み用として利用できる多数の空の画像データが予め用意されているが、上記ダイアログボックスDB2からファイル名を入力することで、そのホルダ内に、そのファイル名で指定される新たな空の画像データを追加することができる。このホルダ内の画像データは、前述したステップS440で、空画像データDskyとして読み出し可能である。
【0074】
C.作用・効果
以上のように構成されたこの実施例のコンピュータシステムによれば、元画像データDpiで表わされる画像の中の空領域A1については、天候変換用のダイアログボックスDB1から入力されたファイル名によって指定される空画像データDskyの画像に取り換えられる。空以外領域A2については、その空画像データDskyの画像の色あいに合わせて色あいの補正がなされる。このために、例えば、空画像データDskyの画像が晴天であれば、空以外領域A2の画像は明るい色あいとなり、空画像データDskyの画像が雨天であれば、空以外領域A2の画像は暗い色あいとなる。したがって、このコンピュータシステムは、画像の差し替えを行なった部分を含めて画像全体を、作業者の意図するものに容易に修正することができるという効果を奏する。
【0075】
また、このコンピュータシステムでは、天候変換用のダイアログボックスDB1に設けられたスライダーバーSB1,SB2によって、画像の中の空領域A1と空以外領域A2とで個別に明るさを変更することができる。このために、作業者の意図する色への変更がより細やかに行なうことができる。
【0076】
さらに、このコンピュータシステムでは、空画像追加用のダイアログボックスDB2を用いることで、選択領域の画像を取り換えるための差し込み用の画像を、作業者は自由に追加することができる。
【0077】
D.他の実施形態:
本発明の他の実施形態について、次に説明する。
【0078】
(1)前記実施例では、差し替えられた空画像データDskyの画像の色あいに基づいて、空以外領域A2の色あいを補正する構成としていたが、これに替えて、空以外領域A2の色補正は行なわず、その空以外領域A2の画像の色あいに基づいて、差し替えられた空領域A1の画像の色あいを補正する構成としてもよい。詳細には、図12のステップS460の空以外領域の色補正処理を、空領域の色補正処理とする。この空領域の色補正処理は、図12とほぼ同様な処理として、図12のステップS660の処理を、制御量VR,VB,VGに応じて、空領域A1を構成する各画素データのR,B,G値をそれぞれ補正する処理に切り替えたものである。この構成によっても元画像と差し込み用の画像との合成をきれいに行なうことができる。
【0079】
(2)前記実施例では、差し替えられた空画像データDskyの画像の色あいに基づいて、空以外領域A2の色あいを補正する構成としていたが、これに替えて、空以外領域A2の色あいの補正に加えてさらに、差し替えられた空領域A1の画像についても色あいを補正する構成としてもよい。詳細には、前記実施例において、前記(1)で説明した空領域の色補正処理を、ステップS460の空以外領域の色補正処理の後に追加する構成とする。なお、この実施形態では、空領域と空以外領域との両方から色を合わせ込むことになるので、互いの領域での補正量(すなわち、ステップS660の補正処理での補正量)は、前記実施例や前記(1)の態様に比べて半減された大きさとなっている。この構成によれば、元画像に差し込み用の画像をより一層きれいに合成することができるという効果を奏する。
【0080】
(3)前記実施例では、作業者のマウス操作によって描かれた特別効果範囲によって、空領域A1と空以外領域A2とがはっきりと区分けされる構成であったが、これに替えて、空領域A1と空以外領域A2との境界をぼかして定める構成とすることができる。詳細には、「空領域である」という情報をグラデーションをつけて持たせ(すなわち、マスクの各ピクセルの値にグラデーションを持たせて)、その値に基づいて空画像の色と空以外画像の色の比率を調整して、両色の合成を行なう構成とする。すなわち、この発明の画像修正装置において、前記領域指定手段は、前記選択領域と非選択領域との境界をぼかして定める構成であり、前記画像合成手段は、前記境界のぼかしの程度に応じて色補正を行なう色補正手段を備える態様である。この構成によれば、元画像に差し込み用の画像をより一層きれいに合成することができるという効果を奏する。
【0081】
(4)前記実施例では、作業者のマウス操作によって描かれた特別効果範囲を空領域A1として、特別効果範囲以外の領域を空以外領域A2としたが、これに替えて、特別効果範囲を空以外領域A2として、特別効果範囲以外の領域を空領域A1とすることもできる。
【0082】
(5)前記実施例では、作業者のマウス操作によって描かれた特別効果範囲を空の領域と定めていたが、作業者のマウス操作に頼らず、色あいとその領域の広さとから、空の領域を自動抽出する構成とすることもできる。
【0083】
(6)前記実施例では、季節に応じた色変更を、まず画像全体に対して行ない、その後、その色変更がなされた画像の中の草木領域A3について、個別に色変更を行なう構成としたが、これに替えて、草木についての色変更は、元画像データDpiの画像の中から抽出された草木領域に対して行なうようにして、その色変更のなされた草木領域を、前記色変更がなされた画像全体に上書きする構成とすることもできる。
【0084】
(7)前記実施例では、差し込み用の画像として空の画像が用意されていたが、これに替えて、海などの天候や季節によって色が大きく変化する画像を用意する構成とすることもできる。さらには、必ずしも天候や季節によって色が大きく変化する画像に限る必要もなく、自動車など他の画像を差し込み用の画像とすることもできる。要は、光線を反射して他の部分に色の影響を与える画像であれば適用可能であることから、あらゆるものを差し込み用とすることができる。
【0085】
(8)前記実施例では、天候変換の効果を施す画像データは、デジタルカメラにより撮影したものとしたが、これに替えて、カラースキャナ等を用いて獲得した銀塩写真やカラーグラビア等の画像データであってもよい。また、必ずしもカラーの画像データである必要もなく、白黒の画像データに適用することもできる。
【0086】
以上、本発明の実施例を詳述してきたが、本発明は、こうした実施態様に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様にて実施することができるのは勿論のことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を適用するコンピュータシステム10のハードウェアの概略構成を示すブロック図である。
【図2】コンピュータ本体16によって実行されるこのフォトレタッチ用ソフトウェア50に従う制御処理の様子を示すブロック図である。
【図3】制御処理のルーチンを示すフローチャートである。
【図4】アプリケーションウィンドウWDの初期状態を示す説明図である。
【図5】修正処理のルーチンを示すフローチャートである。
【図6】修正処理用のアプリケーションウィンドウWDを示す説明図である。
【図7】特別効果範囲の指定処理時における画像の様子を示す説明図である。
【図8】天候変換処理の前半部分を示すフローチャートである。
【図9】天候変換処理の後半部分を示すフローチャートである。
【図10】天候変換用のダイアログボックスDB1の一例を示す説明図である。
【図11】空画像データDskyで表わされる画像の一例を示す説明図である。
【図12】空以外領域の色補正処理の詳細を示すフローチャートである。
【図13】空画像追加用のダイアログボックスDB2の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10…コンピュータシステム
13…プリンタ
14…デジタルカメラ
16…コンピュータ本体
18…キーボード
20…マウス
33…表示画像メモリ
34…マウスインタフェース
35…キーボードインタフェース
39…プリンタインタフェース
40…入出力機用インタフェース
42…ハードディスクドライブ
44…モデム
46…公衆電話回線
47…サーバ
50…フォトレタッチ用ソフトウェア
51…入力モジュール
52…修正モジュール
52a…撮影時間指定部(季節指定部)
52b…色変更部
53…印刷モジュール
54…出力モジュール
60…ディスプレイドライバ
62…プリンタドライバ
A1…空領域
A2…空以外領域
Dpi…元画像データ
Dpo…修正済画像データ
DB1…天候変換用のダイアログボックス
DB2…空画像追加用のダイアログボックス

Claims (9)

  1. 画像データで表わされた画像を修正する画像修正装置であって、
    前記画像の中のある範囲を選択することにより、前記画像を選択領域と非選択領域とに分ける領域指定手段と、
    作業者の操作指令に基づいて、差し込み用の画像を指定する差し込み画像指定手段と、
    前記領域指定手段による選択領域の画像を、前記指定された差し込み用の画像に取り換える画像取り換え手段と、
    前記画像指定手段により指定された差し込み用の画像についての各画素のR,G,B値の平均値を算出し、前記非選択領域の画像の色を、前記算出したR,G,B値の平均値に基づいて補正する非選択領域補正手段と
    を備え
    前記非選択領域補正手段は、
    前記差し込み用の画像についての各画素のR,G,B値の平均値を算出する第1の平均値算出手段と、
    前記非選択領域についての各画素のR,G,B値の平均値を算出する第2の平均値算出手段と、
    前記第1の平均値算出手段により算出したR,G,B値の平均値を基準範囲に収める第1の標準補正値を算出する手段と、
    前記第2の平均値算出手段により算出したR,G,B値の平均値を基準範囲に収める第2の標準補正値を算出する手段と、
    前記第2の標準補正値から前記第1の標準補正値を減算してR,G,B毎の制御量を算出する手段と、
    前記算出されたR,G,B毎の制御量に基づいて、前記非選択領域について各画素のR,G,B値を補正する手段と
    を備える画像修正装置。
  2. 画像データで表わされた画像を修正する画像修正方法であって、
    (a)前記画像の中のある範囲を選択することにより、前記画像を選択領域と非選択領域とに分けるステップと、
    (b)作業者の操作指令に基づいて、差し込み用の画像を指定するステップと、
    (c)前記ステップ(a)による選択領域の画像を、前記指定された差し込み用の画像に取り換えるステップと、
    (d)前記ステップ(b)により指定された差し込み用の画像についての各画素のR,G,B値の平均値を算出し、前記非選択領域の画像の色を、前記算出したR,G,B値の平均値に基づいて補正するステップと
    を備え
    前記ステップ(d)は、
    (d−1)前記差し込み用の画像についての各画素のR,G,B値の平均値を算出するステップと、
    (d−2)前記非選択領域についての各画素のR,G,B値の平均値を算出するステップと、
    (d−3)前記ステップ(d−1)により算出したR,G,B値の平均値を基準範囲に収める第1の標準補正値を算出するステップと、
    (d−4)前記ステップ(d−2)により算出したR,G,B値の平均値を基準範囲に収める第2の標準補正値を算出するステップと、
    (d−5)前記第2の標準補正値から前記第1の標準補正値を減算してR,G,B毎の制御量を算出するステップと、
    (d−6)前記算出されたR,G,B毎の制御量に基づいて、前記非選択領域について各画素のR,G,B値を補正するステップと
    を備える画像修正方法。
  3. 画像データで表わされた画像を修正する画像修正方法であって、
    (a)前記画像の中のある範囲を選択することにより、前記画像を選択領域と非選択領域とに分けるステップと、
    (b)作業者の操作指令に基づいて、差し込み用の画像を指定するステップと、
    (c)前記ステップ(a)による選択領域の画像を、前記指定された差し込み用の画像に取り換えるステップと、
    (d)前記ステップ(c)により取り換えられた前記選択領域の新たな画像についての各画素のR,G,B値の平均値を算出し、前記非選択領域の画像の色を、前記算出したR,G,B値の平均値に基づいて補正するステップと
    を備え
    前記ステップ(d)は、
    (d−1)前記選択領域の新たな画像についての各画素のR,G,B値の平均値を算出するステップと、
    (d−2)前記非選択領域についての各画素のR,G,B値の平均値を算出するステップと、
    (d−3)前記ステップ(d−1)により算出したR,G,B値の平均値を基準範囲に収める第1の標準補正値を算出するステップと、
    (d−4)前記ステップ(d−2)により算出したR,G,B値の平均値を基準範囲に収める第2の標準補正値を算出するステップと、
    (d−5)前記第2の標準補正値から前記第1の標準補正値を減算してR,G,B毎の制御量を算出するステップと、
    (d−6)前記算出されたR,G,B毎の制御量に基づいて、前記非選択領域について各画素のR,G,B値を補正するステップと
    を備える画像修正方法。
  4. 画像データで表わされた画像を修正する処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    (a)前記画像の中のある範囲を選択することにより、前記画像を選択領域と非選択領域とに分ける機能と、
    (b)作業者の操作指令に基づいて、差し込み用の画像を指定する機能と、
    (c)前記機能(a)による選択領域の画像を、前記指定された差し込み用の画像に取り換える機能と、
    (d)前記機能(b)により指定された差し込み用の画像についての各画素のR,G,B値の平均値を算出し、前記非選択領域の画像の色を、前記算出したR,G,B値の平均値に基づいて補正する機能と
    を実現するとともに、
    前記機能(d)は、
    (d−1)前記差し込み用の画像についての各画素のR,G,B値の平均値を算出する機能と、
    (d−2)前記非選択領域についての各画素のR,G,B値の平均値を算出する機能と、
    (d−3)前記機能(d−1)により算出したR,G,B値の平均値を基準範囲に収める第1の標準補正値を算出する機能と、
    (d−4)前記機能(d−2)により算出したR,G,B値の平均値を基準範囲に収める第2の標準補正値を算出する機能と、
    (d−5)前記第2の標準補正値から前記第1の標準補正値を減算してR,G,B毎の制御量を算出する機能と、
    (d−6)前記算出されたR,G,B毎の制御量に基づいて、前記非選択領域について各画素のR,G,B値を補正する機能と
    を備えるコンピュータプログラム。
  5. 画像データで表わされた画像を修正する処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    (a)前記画像の中のある範囲を選択することにより、前記画像を選択領域と非選択領域とに分ける機能と、
    (b)作業者の操作指令に基づいて、差し込み用の画像を指定する機能と、
    (c)前記機能(a)による選択領域の画像を、前記指定された差し込み用の画像に取り換える機能と、
    (d)前記機能(c)により取り換えられた前記選択領域の新たな画像についての各画素のR,G,B値の平均値を算出し、前記非選択領域の画像の色を、前記算出したR,G,B値の平均値に基づいて補正する機能と
    を実現するとともに、
    前記機能(d)は、
    (d−1)前記選択領域の新たな画像についての各画素のR,G,B値の平均値を算出する機能と、
    (d−2)前記非選択領域についての各画素のR,G,B値の平均値を算出する機能と、
    (d−3)前記機能(d−1)により算出したR,G,B値の平均値を基準範囲に収める第1の標準補正値を算出する機能と、
    (d−4)前記機能(d−2)により算出したR,G,B値の平均値を基準範囲に収める第2の標準補正値を算出する機能と、
    (d−5)前記第2の標準補正値から前記第1の標準補正値を減算してR,G,B毎の制御量を算出する機能と、
    (d−6)前記算出されたR,G,B毎の制御量に基づいて、前記非選択領域について各画素のR,G,B値を補正する機能と
    を備えるコンピュータプログラム。
  6. 前記選択範囲は、空の範囲であり、前記差し込み用の画像は、空を表わす画像である請求項4または5に記載のコンピュータプログラム。
  7. 請求項ないしのいずれかに記載のコンピュータプログラムであって、
    (e)作業者の操作指令に基づいて、前記選択領域についての明るさの程度を指定する機能と、
    (f)作業者の操作指令に基づいて、前記非選択領域についての明るさの程度を指定する機能と、
    (g)前記機能(e)により指定された程度に応じて、前記機能(c)による取り換え済の画像における前記選択領域の画像の明るさを変える機能と、
    (h)前記機能(f)により指定された程度に応じて、前記取り換え済の画像における前記非選択領域の画像の明るさを変える機能と
    を実現するコンピュータプログラム。
  8. 請求項ないしのいずれかに記載のコンピュータプログラムであって、
    前記機能(b)は、
    (b−1)前記差し込み用の画像としての複数の候補画像を予め記憶する機能と、
    (b−2)前記候補画像として新たな画像を追加する機能と、
    (b−3)作業者の操作指令に基づいて、前記複数の候補画像の内から一つの画像を選択する機能と
    を備えるコンピュータプログラム。
  9. 請求項ないしのいずれかに記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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