JP2004013335A - 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】画像データの補正処理を行う上で実質的に意味のない不要な設定内容に基づく補正処理を行わず、補正処理の高速化を図る。
【解決手段】入力された画像データに対する所定の補正処理(color)が複数の設定内容で設定されている場合、それらの複数の設定内容のうち最後に設定された設定内容(color(−40,0,40))のみを用いて画像データに対する補正処理を実行する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力した画像に対する補正操作を行い、それらをディスプレイへ表示、もしくは印刷装置へ出力する画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
これまで、撮影した画像をそのまま特定サイズで出力したり、ポストカードなどのデザインテンプレートとの合成を行って出力したりする画像処理技術は、パーソナルコンピュータ上で実行可能なファミリー向けアプリケーションソフトウェアから、写真店等で利用されるような産業用アプリケーションに至るまで、様々なフィールドで利用されてきた。該画像を該画像処理装置に入力する手段には、フィルムスキャナやフラットベッドスキャナを用いる方法や、デジタルカメラで撮影・記録された記録媒体を該装置から直接読み取るなどの方法が一般的である。
【0003】
該画像処理技術においては、該入力画像に対して補正を行う際、複数の補正操作による組み合わせ、例えば90度回転と色補正、上下反転とモノクロ処理といった組み合わせが可能であり、広く利用されている。加えて、該技術においては、オリジナルの該画像を直接変更しないように工夫されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年のデジタルカメラやパソコンの技術向上によって、より高精細な画像データを簡単に作成することが可能になってきており、これに伴って前記画像処理装置で扱う前記入力画像データのサイズも大きくなる一方である。また、これまでの該画像補正処理においては、様々な画像補正コマンドを時系列に適用していくことが可能であっても、最終的に表示または印刷される画像データを生成するにあたり、すべてのコマンドを順に適用していくだけではかかる処理時間も増大し、また、その補正操作によっては実質的に効果が相殺され意味をなさないコマンドが発生しうる状態にある。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、画像データの補正処理を行う上で実質的に意味のない不要な設定内容に基づく補正処理を行わず、補正処理の高速化を図り得る画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明の第1の態様である画像処理装置は、画像データを入力する画像データ入力手段と、前記画像データに対して任意の補正処理が設定可能な補正処理設定手段と、前記補正処理設定手段により所定の補正処理が複数の設定内容で設定されている場合、前記複数の設定内容のうち最後に設定された設定内容のみを用いて前記画像データに対する補正処理を実行する画像データ補正手段とを有することを特徴とする。
【0007】
また、本発明の第2の態様である画像処理方法は、画像データを入力するステップと、前記画像データに対して任意の補正処理が設定可能な補正処理設定手段を用いて、前記画像データに対する補正処理を設定するステップと、前記補正処理設定手段により所定の補正処理が複数の設定内容で設定されている場合、画像データ補正手段が前記複数の設定内容のうち最後に設定された設定内容のみを用いて前記画像データに対する補正処理を実行するステップとを含むことを特徴とする。
【0008】
また、本発明の第3の態様であるプログラムは、前記画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。さらに、本発明の第4の態様であるコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記プログラムを記録したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明は、入力した画像の表示や印刷装置への出力といった画像出力処理機能の一部となる画像補正処理に関するものであり、入力画像と該画像に対応する補正コマンドおよびそのコマンド履歴情報がそれぞれファイルとして本画像処理装置内に格納され、また、画像の表示や印刷といった画像出力を行う際には、該補正コマンドに応じた補正処理を請求項に記載された方法に沿って実行し、画像データを生成することにより本発明独自の効果を奏することが可能となる。
【0010】
以下、添付図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理方法を概念的に示した図である。従来の技術とは異なり単純な時系列による補正処理ではなく、同じコマンドがあった場合には効果のない不要なコマンド処理をスキップすることでトータルの補正処理時間を短縮できることを示している。
【0011】
各コマンドのパラメータは該画像に対する絶対値で表現されている。図中、11ではコマンド履歴ファイルを示しており、これは色補正である colorコマンドが2度設定されていることを示している。しかし、これらのコマンドを時系列に適用していったとしても最初のコマンドは以降の同コマンド処理によって相殺されてしまうため、実質的な意味をなさない。(12)本実施形態の処理においては、最後の同コマンドを最初の同コマンドの位置に置き換え、それ以外の同コマンド処理をスキップして補正後の最終画像データを生成し、処理ステップを4段から3段に縮めたことでトータルの画像補正処理の高速化を実現している。(13)また、本実施形態では、後述する座標情報補正グループの補正コマンドを先に適用するため、回転処理を行う rotateコマンドが先頭に位置している。
【0012】
前記画像処理装置は、本発明の画像補正機能を実現するために、該画像データや個々の該画像に対する該コマンド履歴を格納するコマンド履歴ファイルを格納するためのハードディスクを具備し、また、デジタルカメラ用に記憶媒体から直接読み込むための外部記憶装置や銀塩フィルムやプリントペーパーといったデータを読み込むためのフィルムスキャナやフラットベッドスキャナなど画像入力装置も具備している。ユーザは該画像入力装置から該画像装置内へ画像を入力後、続けて別の画像入力装置からも入力することが可能である。加えて、印刷装置を具備することで、補正後の画像データを出力することも可能である。
【0013】
図2は、本発明の一実施形態に係る前記画像処理装置のシステム構成図である。図2において、21はキーボード・マウスなどの入力装置、22はシステムのマネージメント制御・入力画像の入力や補正、出力処理などを行う中央処理装置、23は表示に使用するディスプレイ、24は該画像データファイルや対応する画像補正コマンド履歴ファイルを格納するハードディスクなどの記憶装置、25は印刷装置、26はフィルムスキャナやフラットベッドスキャナなどの画像入力装置、27はフレキシブルドライブやデジタルカメラ等で用いる媒体に対応した外部記憶装置である。
【0014】
入力した画像を格納する場所は、該画像装置に具備しているハードディスク上に生成されるフォルダとなる。該フォルダの生成のタイミングは実施方法によって様々なケースが可能であり、例えば該画像処理装置が起動直後に生成したものであってもよいし、画像入力処理を行うたびに生成したものであってもよい。また、該フォルダの削除のタイミングは、該画像処理装置を停止して時点であってもよいし、該画像処理装置に具備している印刷装置への出力処理が完了した時点であってもよい。
【0015】
図3は、図2の記憶装置24上に格納される画像データおよび補正コマンドファイルの構成図である。図中、入力画像32と個々の入力画像に対応する補正コマンド履歴ファイル33が同一フォルダ31内に格納されている。ここでは補正コマンドファイルが入力画像ファイルと一対一に対応しているが、各画像に対応する補正コマンド群が一つのファイルにまとまっていてもよいし、各コマンドごとにファイルに分かれていてもよい。つまり、コマンドファイルからその補正対象となる画像が対応できるようになり、かつ、該コマンドが施された順序が復元できる構成であればよい。
【0016】
図4は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置の主操作画面を示した図である。該画像処理装置の主操作画面では、外部記憶装置やフィルムスキャナ、フラットベッドスキャナといった各種入力ソースごとに設定する画像入力ボタンや、入力した画像を縮小表示する画像プールエリア、該エリア上で選択中の画像を対象とする補正ボタンや印刷ボタン、補正処理を前の状態に戻すボタンも配置されている。加えて、該選択画像を拡大表示する画面も具備している。該機能の選択には図2にあるマウスやキーボードなどの入力装置を用いる。
【0017】
図中、41はデジタルカメラやフィルムスキャナ、フラットベッドスキャナといった画像入力ソース選択ボタン列であり、これを選択すると該入力ソースに応じた画像入力画面が表示される。
【0018】
42は入力した画像を縮小表示する画像プールエリア、43には比較的利用頻度の高い処理のために用意したボタンが配置されており、すべての画像を削除するボタン、回転ボタン、元に戻すボタン、印刷ボタン、印刷設定ボタンが配置される。該印刷ボタンを選択すると直前に設定した印刷設定、例えば出力先となるプリンタや用紙情報等、がそのまま利用されて印刷される。該印刷設定ボタンを選択すると印刷設定画面を表示し詳細情報を設定して印刷処理を実行することができる。
【0019】
44は現在選択中の画像を拡大表示するプレビューエリアである。45には、現在プレビューエリアに表示されている画像に対する補正処理を施すためのボタン類、例えばセピアやシャープネスといった補正ボタンが配置されている。46には画像補正専用のプルダウンメニューが配置されており、これを選択することで各種補正コマンドがリスト表示され、該リスト上で所望のコマンドを選択することで、42で選択中の画像に対する補正処理を行うことができる。
【0020】
なお、41、43、45のボタン類はユーザがその並びや表示・非表示の設定をすることが可能であり、特に45に配置されるボタン類は、46で定義されている画像補正リスト上のものと同じ処理のもので構成されている。
【0021】
該画像入力ソースボタンを選択すると、対応する入力機器に応じた画像入力画面が表示され、画像入力処理を実行することができ、該処理が終了すると該操作画面に戻り、該画像が画像表示エリアに縮小表示される。
【0022】
図5は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置における画像ファイル指定用の画像入力画面を示した図である。図中、51は入力対象となるフォルダをツリー表示するエリアであり、該フォルダの位置情報はユーザが該主操作画面にて設定することができる。例えば、デジタルカメラの画像データを入力するために特定の外部記憶装置をこのルートフォルダとして指定することができる。52は、51で選択されたフォルダに格納されている画像を縮小して一覧表示するエリアである。53は、52で表示された画像の全選択、選択解除といった操作を行うボタンが配置されている。ユーザは該画像入力画面でOKボタンを選択することで、52で選択した画像の入力操作が完了する。
【0023】
ユーザは該画像処理装置の該主操作画面において、補正対象となる入力画像を選択し、所望の補正コマンドを選択することで、画像補正画面を表示することができる。図6は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置の画像補正画面を示した図である。該補正画面において、補正前の画像と補正後の画像を表示し、ユーザは該2つの画像を見てその効果を確認しながら該補正コマンドの種類に応じたパラメータを設定することができる。例えば、色補正処理画面においては、シアン、マゼンタ、イエローおよび濃度の4つの補正値を設定することができ、アンシャープマスク処理においてはその強度を設定することができる。
【0024】
図中、61は補正前の画像を表示するエリアであり、62は該画像補正画面で操作された補正処理に応じた補正後の画像を表示するエリアである。63は、シアン、マゼンタ、イエロー、濃度の4つの補正値を設定するスライドバー群である。64は、リセット、全画像に適用、取消しといったボタンのほか、該画像補正処理となった対象画像の総数と現在表示している画像の番号表示を行うエリアであり、これらのボタン類を利用して複数の画像をまとめて処理することも可能である。
【0025】
該主操作画面上で所望の画像を複数選択し所望の画像補正コマンドを選択すると、起動された該画像補正画面においては、図中64で示されているように補正対象画像の総数と現在表示している画像の番号が示される。図では選択画像の総数が7で、該選択画像のうち先頭の画像が現在編集対象となっていることを示している。ユーザは64の該画像番号表示の左右両端にあるボタンを用いて該画像補正画面上で補正対象となる画像を選択することができ、その場合には64にある分子に当たる数字が増減する。
【0026】
また、図中、64にある全画像適用によって、現在設定している補正量を補正対象となる全画像へ一律に適用することが可能である。一方、64の該リセットボタンを選択すると、該画像補正ダイアログを起動した直後の補正状態に戻ることができ、また該取消しボタンを選択すると該全画像に適用ボタンで実行された処理をすべて取り消すことができる。なお、次に該画像補正画面を表示する際には、初期画面においては前回設定した値が示されている。
【0027】
該画像補正画面でOKボタンまたは全画像適用ボタンを選択して画像補正操作を完了すると、図1のコマンド履歴ファイルとして表示しているように、該画像に対応するコマンドが、該補正画面で設定したパラメータとともに追記される。ここで追記されるコマンドは1つとは限らず、選択された画像補正の種類に応じて変化する。例えば、モノクロ補正においては、モノクロコマンドの前にすべての色補正をリセットするコマンドが挿入される。このようにして、それ以前に行った色補正処理を実質的に無効としている。本発明による画像補正処理は、該画像補正ダイアログ上での画像表示や該画像プールにおいて補正後の画像を表示する際に機能する。
【0028】
本実施形態に係る画像補正処理においては、該入力画像に対する個々の該画像補正コマンド群のうち、左右の回転・上下左右の反転・ズーム・マスク処理といった座標情報補正グループと、色補正・ガンマ補正・コントラスト補正・輝度補正・彩度補正・ソフトフォーカス処理・アンシャープマスク処理・モノクロ処理・セピア処理といった色情報補正グループに分け、このグループ単位に補正コマンドを適用していく。つまり、前者のグループに属するコマンドを先に適用し、それが終了してから後者のグループに属するコマンドを適用する。
【0029】
前者のグループにおいては、マスク処理が複数あれば、その最後のマスク処理のみを適用するものとし他のマスク処理をスキップする。それ以外の該グループ内のコマンドについては時系列に適用していく。マスク処理は、任意の形もしくは予め用意されている形に画像を切り取る操作であり、切り取られた位置情報が該画像に対する絶対値で指定されるため、同じ画像に対して複数のマスク処理が行われた場合には、最後のマスク処理以外は意味を持たないものとなる。このため、該グループにおいてはマスク処理については最後のコマンドのみ適用することとする。
【0030】
前者のグループでの処理を終えると、続けて後者のグループでの処理を行う。同グループに属する同じコマンドが複数あった場合にはその最後のコマンドを最初のコマンドに置き換えて、かつ、それ以外の同コマンド処理をスキップする。
【0031】
ただし、モノクロ・セピア処理のコマンドの場合には同種類の操作とみなし、該グループ内のコマンド群にモノクロおよびセピア処理が記録されている場合には、これらのうち最後のコマンドのみ処理を適用するよう処理を行う。これは、モノクロ→セピア→モノクロといった処理が行われた場合、該適用ルールに則ると2回目のモノクロ処理が無視されることになり、ユーザが意図する結果とはならない。このため、モノクロおよびセピア処理については同じものとみなすことでこの矛盾を解消することができる。
【0032】
図7は、本発明の一実施形態に係る画像補正処理の流れを示したフローチャートであり、前半では座標情報補正グループの処理、後半では色情報補正グループの処理を行っている。図中、71は個々の画像に対する補正処理の開始を示している。72では、該画像に対応する該コマンド履歴ファイルの先頭からコマンドを読み込む処理を示しており、コマンド読み込みが終了した場合には77へ処理が進む。
【0033】
73では72で読み込んだ該コマンドが該座標情報補正グループに属するかどうかをチェックし、該グループに属さない場合には71に戻り次のコマンドを読み込む。74では該コマンドがマスク処理を示しているかどうをチェックし、マスク処理でない場合には処理76に進む。ここでマスク処理であれば75にてそれがコマンド履歴中最後のマスク処理かどうかをチェックし、最後のマスク処理でなければ71に戻り次のコマンドを読み込み、最後のマスク処理であればそれを該画像に対して適用し71に戻る。
【0034】
77以降では色情報補正グループとして処理を行うため、該コマンド履歴の先頭からコマンドの読み込みをやり直している。78では、コマンド読み込みが終了した場合には79へ進み該画像処理全体が終了する。80では、78で読み込んだ該コマンドが該色情報補正グループに属するかどうかをチェックし、該グループに属さない場合には78に戻る。81においては、該コマンドと同じコマンドがこれより前に存在するかどうかをチェックし、存在している場合には78に戻る。該コマンドが前に存在しない場合には82にてこれより後に同コマンドが存在するかどうかをチェックし、存在していない場合には84に進む。該コマンドが後ろに存在している場合には83にて最後の同コマンドを検索し、84にて該コマンドを該画像に対して適用し78に戻る。これによって該2つのグループごとの処理が実現する。
【0035】
また、図8は、本実施形態の画像補正処理で選択される画像補正コマンドの種類を示した図である。座標情報補正グループと色情報補正グループに分けて記載している。
ここで、従来から入力画像の個々の補正処理においてより時間を必要とする要素が増えてきており、不要と思しき補正処理は行わないなど、高速化の技術が必要とされている。しかしながら、高速化を実現できていても、操作性を損ねたりするようなことがあってはならない。例えば、高速化実現のために、補正後意図しない画像が生成されてしまった場合などに利用される元に戻す操作ができなくなる、などといったことは避けなければならない。
【0036】
これに対して本実施形態では画像補正を行った後、元の状態に戻す、つまり、1操作分戻るために、図4の該主操作画面上にある元に戻すボタンを選択することが可能である。該元に戻す処理においては、該コマンド履歴ファイル上にある最新のコマンドを削除して再度該画像補正処理を行い、画像プール上の該画像の再描画を行う。このとき削除されるコマンドは1つとは限らない。例えば、モノクロ処理を取り消す場合には、前記のとおりモノクロ処理に併せて直前に色補正コマンドが挿入されているので、両者のコマンドを削除することとなる。このように、本実施形態によれば画像データの補正処理の高速化を図りつつ、従来の操作性を維持することも可能である。
【0037】
また、該主操作画面において該印刷ボタンを選択することにより、該画像プール上で選択されている画像に対して印刷装置への出力を実行することができる。このときも、印刷用の画像データとして該画像処理が行われる。なお、該主操作画面においては2種類の印刷ボタンが具備されており、一方は印刷する紙の種類や印刷クオリティの設定など詳細設定を行って印刷処理を行う画面を表示し、もう一方は直前の印刷処理で設定された該設定条件のまま印刷処理を行う。
【0038】
以上のように、本実施形態によれば、その補正処理の特性に応じたグループ分けを行い、その中で適用順を変えることで実質的に意味をなさない不要な補正コマンドの処理をスキップすることで、補正処理の高速化を図ることができる。
【0039】
また、本実施形態によれば、モノクロ・セピア処理が混在された状況であっても操作性を損ねることなく、画像補正の高速化が図ることができる。さらに、本実施形態によれば、マスク処理が複数混在された状況であっても、画像補正の高速化が図ることができる。
【0040】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0041】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0042】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることが出来る。
【0043】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0044】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、所定の補正処理が複数の設定内容で設定されている場合、そのうちの最後に設定された設定内容のみを用いて画像データに対する補正処理を実行するように構成したので、補正処理を行う上でその他の実質的に意味のない不要な設定内容に基づく補正処理が行われず、補正処理の高速化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像処理方法を概念的に示した図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る画像処理装置のシステム構成を示した図である。
【図3】図2の記録装置上に格納される画像データ及び補正コマンドファイルの構成を示した図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る画像処理装置の主操作画面を示した図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る画像処理装置における画像ファイル指定用の画像入力画面を示した図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る画像処理装置の画像補正画面を示した図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る画像補正処理の流れを示したフローチャートである。
【図8】本発明の一実施形態に係る画像補正処理で選択される画像補正コマンドの種類を示した図である。
【符号の説明】
21 入力装置
22 中央処理装置
23 表示装置
24 記憶装置
25 印刷装置
26 画像入力装置
27 外部記憶装置

Claims (7)

  1. 画像データを入力する画像データ入力手段と、
    前記画像データに対して任意の補正処理が設定可能な補正処理設定手段と、
    前記補正処理設定手段により所定の補正処理が複数の設定内容で設定されている場合、前記複数の設定内容のうち最後に設定された設定内容のみを用いて前記画像データに対する補正処理を実行する画像データ補正手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像データ補正手段は、前記所定の補正処理として複数の補正処理が前記画像データに対して設定されている場合、前記複数の補正処理夫々について最後に設定された内容のみを用いて前記画像データに対する補正処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像データ補正手段は、前記所定の補正処理として前記画像データに対してモノクロ処理及びセピア処理が設定されている場合、前記モノクロ処理及び前記セピア処理に係る全ての設定内容のうち最後に設定された内容のみを用いて前記画像データに対する補正処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像データに対するマスク処理は、前記所定の補正処理に含まれることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 画像データを入力するステップと、
    前記画像データに対して任意の補正処理が設定可能な補正処理設定手段を用いて、前記画像データに対する補正処理を設定するステップと、
    前記補正処理設定手段により所定の補正処理が複数の設定内容で設定されている場合、画像データ補正手段が前記複数の設定内容のうち最後に設定された設定内容のみを用いて前記画像データに対する補正処理を実行するステップとを含むことを特徴とする画像処理方法。
  6. 請求項5に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  7. 請求項6に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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