JP2005267154A - 防犯用具 - Google Patents
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Abstract
【課題】建物への不法侵入を未然に防止しうる用具を安価に提供する。
【解決手段】樋2を伝って侵入しようとする不法者の犯行を防止するものにおいて、樋2の径方向断面視でU字形の断面を有し、その開口端面が樋2の設置される壁面4と合わせられることにより樋2を覆うとともに、外周面が樋2の中心軸線と平行に延びていることを特徴とし、鉛直方向に設置される樋2を覆う場合、好ましくは樋2の中心軸線方向における長さが1m以上であり、水平方向に設置される樋2を覆う場合、好ましくは外周面が開口部に向かって拡がるように水平面に対して傾斜している。
【選択図】図1
【解決手段】樋2を伝って侵入しようとする不法者の犯行を防止するものにおいて、樋2の径方向断面視でU字形の断面を有し、その開口端面が樋2の設置される壁面4と合わせられることにより樋2を覆うとともに、外周面が樋2の中心軸線と平行に延びていることを特徴とし、鉛直方向に設置される樋2を覆う場合、好ましくは樋2の中心軸線方向における長さが1m以上であり、水平方向に設置される樋2を覆う場合、好ましくは外周面が開口部に向かって拡がるように水平面に対して傾斜している。
【選択図】図1
Description
この発明は、樋を伝って侵入しようとする不法者の犯行を防止する用具に属する。
鉄筋コンクリート製の集合住宅等において侵入経路として盗人に最も多く利用されるのは、樋である。盗人は樋を伝って上階に上り又は水平方向に移動し、窓ガラスを割って室内に侵入する。そこで、樋の外面に近似した湾曲形状の基板と、その基板表面に設けられた突起とからなる防犯用具(特許文献1)が提案されている。この防犯用具を粘着テープを介して樋の裏側に貼り付けて、樋をつかもうとする際に突起によって痛手を負わせてつかみにくくしようというものである。
特開2003−187347
しかし、特許文献1に記載の用具は、粘着テープを剥がすことにより容易に取り外されてしまう。また、厚手の手袋を身につければ、突起から受ける痛手が軽減されるばかりか、かえって突起が滑り止めとして利用される可能性もある。
それ故、この発明の課題は、建物への不法侵入を未然に防止しうる用具を安価に提供することにある。
それ故、この発明の課題は、建物への不法侵入を未然に防止しうる用具を安価に提供することにある。
その課題を解決するために、この発明の防犯用具は、
樋を伝って侵入しようとする不法者の犯行を防止するものにおいて、
樋の径方向断面視でU字形の断面を有し、その開口端面が樋の設置される壁面と合わせられることにより樋を覆うとともに、外周面が樋の中心軸線と平行に延びていることを特徴とする。
この防犯用具を壁面に固定して樋を覆うと、少なくとも防犯用具で覆われている長さに亘って樋と壁面との間に不法者が手を入れることができなくなる。また、外周面が樋の中心軸線と平行に延びているので、外周面に手を掛ける個所も無い。従って、不法者が樋を伝うことができないばかりか、その形状を視認して着手前に犯行を断念する。
樋を伝って侵入しようとする不法者の犯行を防止するものにおいて、
樋の径方向断面視でU字形の断面を有し、その開口端面が樋の設置される壁面と合わせられることにより樋を覆うとともに、外周面が樋の中心軸線と平行に延びていることを特徴とする。
この防犯用具を壁面に固定して樋を覆うと、少なくとも防犯用具で覆われている長さに亘って樋と壁面との間に不法者が手を入れることができなくなる。また、外周面が樋の中心軸線と平行に延びているので、外周面に手を掛ける個所も無い。従って、不法者が樋を伝うことができないばかりか、その形状を視認して着手前に犯行を断念する。
この防犯用具は、鉛直方向及び水平方向のいずれの方向に設置される樋にも適用可能であるが、鉛直方向に設置される樋を覆う場合の防犯用具としては、樋の中心軸線方向における長さが1m以上のものが好ましい。不法者が樋を伝って防犯用具の直下まで上ってきても、防犯用具のせいで樋を掴むことができないし、防犯用具の長さが1m以上あれば防犯用具の上端に手をかけることもできず、そこで上昇を断念せざるを得ないからである。
水平方向に設置される樋を覆う場合の防犯用具としては、外周面が開口部に向かって拡がるように水平面に対して傾斜しているものが好ましい。傾斜していることにより、不法者が防犯用具に手を掛けたり足を載せたりしようとしても滑り落ちるからである。
水平方向に設置される樋を覆う場合の防犯用具としては、外周面が開口部に向かって拡がるように水平面に対して傾斜しているものが好ましい。傾斜していることにより、不法者が防犯用具に手を掛けたり足を載せたりしようとしても滑り落ちるからである。
この発明によれば建造物に対する窓からの不法侵入を防止することができる。しかも防犯用具の形状や取り付けは簡単であるから、安価に提供することができる。
−実施形態1−
この発明の実施形態に係る防犯用具を図面とともに説明する。図1は実施形態の防犯用具が建造物の壁面に取り付けられている状態を示す一部破断正面図、図2は、同じく径方向断面図である。
本実施形態では樋2が留め具3にて鉛直方向に壁面4に固定されており、塩化ビニル等の樹脂製の防犯用具1が樋2を覆うように壁面4に取り付けられている。防犯用具1は、図2に示されるように樋2の径方向断面視でU字形の断面を有し、その開口端面が壁面4と合わせられることにより樋2を全長もしくは1m以上の一部の長さに亘って覆っている。一部を覆う場合は、通常は地面に立った大人の手が届かない高い位置に取り付けるのがよい。防犯用具1は、人力では容易に取り外されないように開口端面においてボルト5等の適宜の固着手段で壁面4に固定されている。ボルト5の頭部は図略の接着剤等にて覆われている。ボルト5と防犯用具1及び壁面4との隙間にはシリコンゴム等の適宜のシール剤が注入され、壁面4の劣化が防止されている。防犯用具1の外周面は、樋2の中心軸線と平行に延びており、凹凸を有しない。
この発明の実施形態に係る防犯用具を図面とともに説明する。図1は実施形態の防犯用具が建造物の壁面に取り付けられている状態を示す一部破断正面図、図2は、同じく径方向断面図である。
本実施形態では樋2が留め具3にて鉛直方向に壁面4に固定されており、塩化ビニル等の樹脂製の防犯用具1が樋2を覆うように壁面4に取り付けられている。防犯用具1は、図2に示されるように樋2の径方向断面視でU字形の断面を有し、その開口端面が壁面4と合わせられることにより樋2を全長もしくは1m以上の一部の長さに亘って覆っている。一部を覆う場合は、通常は地面に立った大人の手が届かない高い位置に取り付けるのがよい。防犯用具1は、人力では容易に取り外されないように開口端面においてボルト5等の適宜の固着手段で壁面4に固定されている。ボルト5の頭部は図略の接着剤等にて覆われている。ボルト5と防犯用具1及び壁面4との隙間にはシリコンゴム等の適宜のシール剤が注入され、壁面4の劣化が防止されている。防犯用具1の外周面は、樋2の中心軸線と平行に延びており、凹凸を有しない。
防犯用具1は、長さが規格化されたものでもよい。前記のように樋2の全長に亘って覆う場合は樋2の長さに応じて継ぎ足して壁面4に取り付ければ良いし、規格品よりも短い一部の長さに亘って覆う場合は所望の長さに切断すれば良い。また、湾曲部の内径は、樋2の外径及び留め具3の肉厚にもよるが、通常は70mm乃至120mmで、湾曲部の底から開口端面までの距離は、通常は120mm乃至210mmである。
このように防犯用具1を取り付けることにより、盗人が樋2を伝ってよじ登ろうとしても、防犯用具1の位置で樋2を掴むことができなくなり、犯行を断念して降りざるを得ない。むしろ防犯用具1の形状を視認して樋2に着手する以前から断念させることができる。
このように防犯用具1を取り付けることにより、盗人が樋2を伝ってよじ登ろうとしても、防犯用具1の位置で樋2を掴むことができなくなり、犯行を断念して降りざるを得ない。むしろ防犯用具1の形状を視認して樋2に着手する以前から断念させることができる。
−実施形態2−
図3は、第二の実施形態の防犯用具が建造物の壁面に取り付けられている状態を示す径方向断面図である。
本実施形態では樋2が留め具3にて水平方向に壁面4に固定されており、防犯用具1が樋2を全長に亘って覆うように壁面4に取り付けられている。防犯用具1は、図2に示されるように樋2の径方向断面視でU字形の断面を有するが、実施形態1と異なり、外周面が開口端面に近づくほど拡がるように傾斜している。その他の点では実施形態1と同様である。
図3は、第二の実施形態の防犯用具が建造物の壁面に取り付けられている状態を示す径方向断面図である。
本実施形態では樋2が留め具3にて水平方向に壁面4に固定されており、防犯用具1が樋2を全長に亘って覆うように壁面4に取り付けられている。防犯用具1は、図2に示されるように樋2の径方向断面視でU字形の断面を有するが、実施形態1と異なり、外周面が開口端面に近づくほど拡がるように傾斜している。その他の点では実施形態1と同様である。
このように防犯用具1を取り付けることにより、盗人が樋2を手がかり足がかりとして登ろうとしても、樋2が防犯用具1に覆われて掴むことができず、防犯用具1を掴んだり足を掛けたりしようとすれば、滑り落ちる。従って、犯行を断念して降りざるを得ない。むしろ防犯用具1の形状を視認して建造物のどこかに着手する以前から断念させることができる。
1 防犯用具
2 樋
3 留め具
4 壁面
5 ボルト
2 樋
3 留め具
4 壁面
5 ボルト
Claims (3)
- 樋を伝って侵入しようとする不法者の犯行を防止するものにおいて、
樋の径方向断面視でU字形の断面を有し、その開口端面が樋の設置される壁面と合わせられることにより樋を覆うとともに、外周面が樋の中心軸線と平行に延びていることを特徴とする防犯用具。 - 鉛直方向に設置される樋を覆うものであって、樋の中心軸線方向における長さが1m以上である請求項1に記載の防犯用具。
- 水平方向に設置される樋を覆うものであって、外周面が開口部に向かって拡がるように水平面に対して傾斜している請求項1に記載の防犯用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004077645A JP2005267154A (ja) | 2004-03-18 | 2004-03-18 | 防犯用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004077645A JP2005267154A (ja) | 2004-03-18 | 2004-03-18 | 防犯用具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005267154A true JP2005267154A (ja) | 2005-09-29 |
Family
ID=35091647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004077645A Pending JP2005267154A (ja) | 2004-03-18 | 2004-03-18 | 防犯用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005267154A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4583504B1 (ja) * | 2010-03-18 | 2010-11-17 | 清 高瀬 | 縦樋用防犯具、当該防犯具用取付アダプタ及び縦樋並びに縦樋用防犯具の設置方法 |
-
2004
- 2004-03-18 JP JP2004077645A patent/JP2005267154A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4583504B1 (ja) * | 2010-03-18 | 2010-11-17 | 清 高瀬 | 縦樋用防犯具、当該防犯具用取付アダプタ及び縦樋並びに縦樋用防犯具の設置方法 |
JP2011196043A (ja) * | 2010-03-18 | 2011-10-06 | Kiyoshi Takase | 縦樋用防犯具、当該防犯具用取付アダプタ及び縦樋並びに縦樋用防犯具の設置方法 |
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