JP2005266311A - 電源回路、表示ドライバ及び表示装置 - Google Patents

電源回路、表示ドライバ及び表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 消費電流の増加を抑えつつ、所定の動作に起因する電源電圧の変動による表示画像の劣化を防止する電源回路、表示ドライバ及び表示装置を提供する。
【解決手段】 電源回路10は、基準電圧Vrefに基づいて第1の電源電圧VOUT1を出力する第1のレギュレータOP1と、基準電圧Vrefに基づいて表示パネルを駆動する駆動回路の動作回路の電源電圧を出力する第2のレギュレータOP2とを含む。第1のレギュレータOP1は、駆動回路の駆動電圧を生成するための生成元電圧として第1の電源電圧VOUT1を駆動回路に出力する。第2のレギュレータOP2が、第1の電源線PL1及び第2のレギュレータOP2の出力に接続され所定の動作時に第1の電源線PL1及び第2のレギュレータOP2の出力との間に電流経路を形成する動作回路に対し、電源電圧を出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電源回路、表示ドライバ及び表示装置に関する。
従来より、電子機器に用いられる液晶パネル(広義には、表示パネル。更に広義には、電気光学装置)として、単純マトリクス方式の液晶パネルと、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:以下TFTと略す。)等のスイッチング素子を用いたアクティブマトリクス方式の液晶パネルとが知られている。
このような液晶パネルを駆動する液晶ドライバ(表示ドライバ)は、液晶パネルの表示特性に応じて最適な駆動を実現する必要がある。そのため液晶パネルの表示特性のバラツキを考慮して、液晶ドライバは、駆動電圧や駆動タイミングの調整等の種々の制御ができるようになっている。液晶ドライバのこれらの制御を行うための制御データは、該液晶ドライバに内蔵又は外付けされるワンタイムPROM(one-time Programmable Read Only Memory:以下、OTPメモリ)(広義には、不揮発性メモリ)に予め記憶されている。液晶ドライバは、この制御データを読み出すことで、最適な表示特性が得られるように液晶パネルを駆動する。
特開2002−132231号公報
しかしながら、OTPメモリに記憶された制御データを読み出すメモリ読み出し回路が、メモリ読み出し動作を開始すると、大きな電流が流れ、該メモリ読み出し回路に接続された電源線の電源電圧が揺らいでしまうことがあった。特にメモリ読み出し動作に伴う電源電圧の揺らぎが、液晶ドライバの電源電圧の揺らぎとなり、液晶パネルの表示画像の画質に悪影響を及ぼす場合があった。
従って、メモリ読み出し動作に伴う電源電圧の揺らぎを、液晶パネルの表示画像の画質に影響を与えないようにすることが望ましい。しかも、消費電流の増加を抑えて、この影響を与えないようにすることが望ましい。
本発明は以上のような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、消費電流の増加を抑えつつ、所定の動作に起因する電源電圧の変動による表示画像の劣化を防止する電源回路、表示ドライバ及び表示装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、表示パネルを駆動する駆動回路に電源電圧を供給するための電源回路であって、第1及び第2の電源線に接続され、基準電圧に基づいて第1の電源電圧を出力する第1の電圧供給回路と、前記第1及び第2の電源線に接続され、前記基準電圧に基づいて前記駆動回路の動作回路の電源電圧を出力する第2の電圧供給回路とを含み、前記第1の電圧供給回路が、前記駆動回路の駆動電圧を生成するための生成元電圧として前記第1の電源電圧を前記駆動回路に出力し、前記第2の電圧供給回路が、前記第1の電源線及び前記第2の電圧供給回路の出力に接続され所定の動作時に前記第1の電源線及び前記第2の電圧供給回路の出力との間に電流経路を形成する前記動作回路に対し、電源電圧を出力する電源回路に関係する。
本発明においては、表示パネルの駆動電圧を生成するための生成元電圧となる第1の電源電圧と、動作回路の電源電圧とを、同じ基準電圧に基づいて別個に(別系統で)生成される。これにより、動作回路が所定の動作を行って、その動作時に貫通電流が発生する電流経路を形成し、該動作回路の電源電圧が変動したとしても、第1の電源電圧が変動することがなくなる。表示パネルの駆動電圧の生成元電圧(昇圧元電圧)として第1の電源電圧を用いたとしても、動作回路の所定の動作に起因して駆動電圧の揺らぎが発生することがなくなり、表示画像の劣化を防止できるようになる。
また本発明に係る電源回路では、前記第1の電圧供給回路の出力と前記第2の電圧供給回路の出力との間に挿入されたダイオード素子を含み、前記第1の電圧供給回路の出力から前記第2の電圧供給回路の出力への方向が順方向となるように前記ダイオード素子が挿入されていてもよい。
本発明によれば、電位が低下する可能性のある動作回路の電源電圧の電位を補正する形でダイオード素子が機能する。従って、ダイオード素子の順方向の電圧降下があるものの、第1の電源電圧と動作回路の電源電圧とをほぼ同じ電位となる。これにより、動作回路と、第1の電源電圧を動作電源電圧とする回路との間で送受信される信号の振幅をほぼ同じレベルにすることができ、両回路間のインタフェースを正確に実現できる。
また本発明に係る電源回路では、前記第1の電圧供給回路の出力と前記第2の電圧供給回路の出力との間に挿入された抵抗素子を含むことができる。
本発明によれば、動作回路と、第1の電源電圧を動作電源電圧とする回路との間で送受信される信号の振幅をほぼ同じレベルにすることができ、両回路間のインタフェースを正確に実現できる。
また本発明に係る電源回路では、前記駆動回路の非駆動期間において、前記第2の電圧供給回路が、前記動作回路の電源電圧を出力し、前記駆動回路の駆動期間において、前記第2の電圧供給回路の動作電流が停止又は制限されてもよい。
本発明によれば、上記の効果に加えて、動作回路の動作を駆動回路の非駆動期間のみに限定したので、駆動回路の駆動期間に表示パネルの表示画像への影響を確実に無くすことができる。また、動作回路が動作しない駆動回路の駆動期間に、第2の電圧供給回路の動作を停止したので、消費電流を削減でき、低消費電力化を図ることができる。
また本発明は、表示パネルを駆動する駆動回路に電源電圧を供給するための電源回路であって、第1及び第2の電源線に接続され、基準電圧に基づいて第1の電源電圧を出力する第1の電圧供給回路と、前記第1及び第2の電源線に接続され、前記基準電圧に基づいて前記駆動回路の動作回路の電源電圧を出力する第2の電圧供給回路とを含み、前記第1の電圧供給回路が、前記駆動回路の駆動電圧を生成するための生成元電圧として前記第1の電源電圧を前記駆動回路に出力し、前記駆動回路の非駆動期間において、前記第2の電圧供給回路が、前記第1の電源線及び前記第2の電圧供給回路の出力に接続され所定の動作時に前記第1の電源線及び前記第2の電圧供給回路の出力との間に電流経路を形成する前記動作回路に対し、電源電圧を出力し、前記駆動回路の駆動期間において、前記第2の電圧供給回路の動作電流が停止又は制限される電源回路に関係する。
本発明によれば、動作回路の動作を駆動回路の非駆動期間のみに限定したので、駆動回路の駆動期間に表示パネルの表示画像への影響を確実に無くすことができる。また、動作回路が動作しない駆動回路の駆動期間に、第2の電圧供給回路の動作を停止したので、消費電流を削減でき、低消費電力化を図ることができる。
また本発明に係る電源回路では、前記第1の電圧供給回路の出力のスルーレートが、前記第2の電圧供給回路の出力のスルーレートより大きくてもよい。
本発明においては、動作回路の動作期間が限定されている場合に、該動作回路に対しては必要なときに電力が供給されればよいため、第2の電圧供給回路のスルーレートを小さくすることにより、第2の電圧供給回路の消費電流を削減できるようになる。
また本発明は、表示パネルを駆動する駆動回路に電源電圧を供給するための電源回路であって、第1及び第2の電源線に接続され、基準電圧に基づいて第1の電源電圧を出力する第1のレギュレータと、ソースに前記駆動回路の動作回路の電源線が接続され、ドレインに前記第2の電源線が接続されるトランジスタと、前記第1のレギュレータの出力と前記動作回路の電源線との間に挿入されたダイオード素子とを含み、前記トランジスタが、エンハンスメント型のnチャネル型MOSトランジスタであり、そのゲート電圧が前記第2の電源線の電圧よりも低い電圧であり、前記ダイオード素子が、前記第1のレギュレータの出力から前記動作回路の電源線への方向が順方向となるように挿入され、前記第1のレギュレータが、前記駆動回路の駆動電圧を生成するための生成元電圧として前記第1の電源電圧を出力し、前記トランジスタのドレイン電圧が、所定の動作時に前記第1の電源線及び前記動作回路の電源線との間に電流経路を形成する前記動作回路の電源電圧として供給される電源回路に関係する。
本発明においては、表示パネルの駆動電圧を生成するための生成元電圧となる第1の電源電圧と、動作回路の電源電圧とを、同じ基準電圧に基づいて別個に(別系統で)生成される。これにより、動作回路が所定の動作を行って、その動作時に貫通電流が発生する電流経路を形成し、該動作回路の電源電圧が変動したとしても、第1の電源電圧が変動することがなくなる。表示パネルの駆動電圧の生成元電圧(昇圧元電圧)として第1の電源電圧を用いたとしても、動作回路の所定の動作に起因して駆動電圧の揺らぎが発生することがなくなり、表示画像の劣化を防止できるようになる。
更に、トランジスタのドレイン電圧を動作回路の電源電圧として供給するようにしたので、構成を簡素化できる上に、例えばレギュレータによって電源電圧を供給する場合に比べて消費電流(動作電流、待機電流)を削減できるようになる。
また本発明に係る電源回路では、前記トランジスタのゲート電圧が、前記基準電圧と該トランジスタの閾値電圧との和の電圧に固定されていてもよい。
本発明によれば、トランジスタのドレイン電圧を、基準電圧と等しくできるようになるので、第1の電源電圧を動作電源電圧とする回路と、動作回路の回路設計を容易化できる。
また本発明は、表示パネルを駆動する駆動回路に電源電圧を供給するための電源回路であって、第1及び第2の電源線に接続され、基準電圧に基づいて第1の電源電圧を出力する第1のレギュレータと、ソースに前記駆動回路の動作回路の電源線が接続され、ドレインに前記第2の電源線が接続されるトランジスタと、前記第1のレギュレータの出力と前記動作回路の電源線との間に挿入されたダイオード素子とを含み、前記ダイオード素子が、前記第1のレギュレータの出力から前記動作回路の電源線への方向が順方向となるように挿入され、前記第1のレギュレータが、前記駆動回路の駆動電圧を生成するための生成元電圧として前記第1の電源電圧を前記駆動回路に出力し、前記駆動回路の駆動期間において、前記トランジスタのソース・ドレイン間が電気的に切断され、前記駆動回路の非駆動期間において、前記トランジスタのソース・ドレイン間が電気的に接続されると共に、該トランジスタのドレイン電圧が、所定の動作時に前記第1の電源線及び前記動作回路の電源線との間に電流経路を形成する前記動作回路の電源電圧として供給される電源回路に関係する。
本発明においては、表示パネルの駆動電圧を生成するための生成元電圧となる第1の電源電圧と、動作回路の電源電圧とを、同じ基準電圧に基づいて別個に(別系統で)生成される。これにより、動作回路が所定の動作を行って、その動作時に貫通電流が発生する電流経路を形成し、該動作回路の電源電圧が変動したとしても、第1の電源電圧が変動することがなくなる。表示パネルの駆動電圧の生成元電圧(昇圧元電圧)として第1の電源電圧を用いたとしても、動作回路の所定の動作に起因して駆動電圧の揺らぎが発生することがなくなり、表示画像の劣化を防止できるようになる。
更に、トランジスタのドレイン電圧を動作回路の電源電圧として供給するようにしたので、構成を簡素化できる上に、例えばレギュレータによって電源電圧を供給する場合に比べて消費電流(動作電流、待機電流)を削減できるようになる。
また本発明に係る電源回路では、前記トランジスタが、エンハンスメント型のnチャネル型MOSトランジスタであり、そのゲートに、前記非駆動期間では、前記基準電圧と該MOSトランジスタの閾値電圧との和の電圧又は前記第2の電源線の電圧より低い電圧のゲート信号が供給されてもよい。
また本発明に係る電源回路では、前記ダイオード素子に代えて、前記第1のレギュレータの出力と前記動作回路の電源線との間に挿入された抵抗素子を含むことができる。
また本発明に係る電源回路では、前記動作回路が、メモリ読み出し回路であり、前記メモリ読み出し回路が、前記駆動回路を制御するための制御データを記憶する不揮発性メモリのデータを読み出すための回路であってもよい。
また本発明は、複数の走査線及び複数のデータ線を有する表示パネルの前記複数のデータ線を階調データに基づいて駆動するデータ線駆動回路と、駆動回路としての前記データ線駆動回路に、前記表示パネルの駆動電圧を生成するための生成元電圧として前記第1の電源電圧を出力する上記のいずれか記載の電源回路とを含む表示ドライバに関係する。
また本発明に係る表示ドライバでは、前記データ線駆動回路を制御するための制御データを記憶する不揮発性メモリを含み、前記動作回路が、前記不揮発性メモリのデータを読み出すためのメモリ読み出し回路であってもよい。
また本発明に係る表示ドライバでは、前記複数の走査線を走査する走査線駆動回路を含むことができる。
本発明によれば、所定の動作に起因する電源電圧の変動による表示画像の劣化を防止する表示ドライバを提供できる。
また本発明は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記複数の走査線及び複数のデータ線により特定される複数の画素と、前記複数のデータ線を駆動する上記のいずれか記載の表示ドライバとを含む表示装置に関係する。
本発明によれば、所定の動作に起因する電源電圧の変動による表示画像の劣化を防止する表示装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成のすべてが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. 電源回路
1.1 第1の実施形態
図1に、第1の実施形態における電源回路の構成例の図を示す。
第1の実施形態における電源回路10は、制御回路12及び動作回路の電源電圧を出力する。動作回路は、所定の動作時に貫通電流が流れる経路を形成する。このとき動作回路は、該所定の動作により生成信号を生成し、該生成信号を制御回路12に対して出力することができる。そして制御回路12は、動作回路からの生成信号を受けて所定の制御信号を生成する。
このような動作回路として、例えば不揮発性メモリに記憶された制御データを読み出すメモリ読み出し回路14がある。この場合、制御回路12は、例えば制御レジスタ13を有し、該制御レジスタ13に不揮発性メモリから読み出された制御データを格納し、制御レジスタ13に格納された制御データに基づいて制御信号を生成する。
以下では、第1の実施形態における電源回路10が表示パネル(液晶パネル)を駆動する駆動回路(表示ドライバ)に適用された場合について説明する。しかしながら、本発明の適用がこの種の駆動回路への適用に限定されるものではないことは当然である。制御回路12としては、電力が常時供給される回路であればよい。また動作回路としては、周期的に電力が供給されたときにその機能を実現できる回路であればよい。
駆動回路は、表示パネルの表示特性に応じて最適な駆動を実現する必要がある。そのため、例えばOTPメモリに予め制御データを記憶させておき、この制御データを駆動回路が読み出す。そして駆動回路は、該制御データに基づいて最適な表示特性が得られるように液晶パネルを駆動する。このような駆動回路は制御回路12を含み、該制御回路12が、読み出された制御データに対応した制御信号に基づいて駆動回路を制御する。このような制御回路12は、表示パネルの駆動に起因したノイズの影響を無くすために、OTPメモリに対して読み出し動作(所定の動作)を周期的に行って、制御回路12の制御レジスタ13に制御データを繰り返し書き込む動作(リフレッシュ動作)を行う。
第1の実施形態における電源回路10は、第1のレギュレータ(第1の電圧供給回路)OP1、第2のレギュレータ(第2の電圧供給回路)OP2を含む。第1及び第2のレギュレータOP1、OP2のそれぞれは、ボルテージフォロワ接続された演算増幅器により構成される。
第1のレギュレータOP1は、第1及び第2の電源線PL1、PL2に接続され、基準電圧Vrefに基づいて第1の電源電圧VOUT1を出力する。第1の電源線PL1には、システム接地電源電圧VSSが供給される。第2の電源線PL2には、外部供給電源電圧VDDが供給される。
第1の電源電圧VOUT1は、表示パネルの駆動電圧(データ電圧、走査電圧)を生成するための生成元電圧である。即ち、第1の電源電圧VOUT1を昇圧(降圧)することで、表示パネルの駆動電圧が生成される。従って第1のレギュレータOP1は、駆動回路の駆動電圧を生成するための生成元電圧として、該駆動回路に第1の電源電圧VOUT1を出力する。
第2のレギュレータOP2は、第1及び第2の電源線PL1、PL2に接続され、基準電圧Vrefに基づいて駆動回路のメモリ読み出し回路(動作回路)14の電源電圧として第2の電源電圧VOUT2を出力する。
メモリ読み出し回路14は、第1の電源線PL1及び第2のレギュレータOP2の出力に接続され、OTPメモリに対するメモリ読み出し動作(所定の動作)を行って生成されたリードデータ信号(生成信号)を制御回路12に対して出力する。このとき、メモリ読み出し回路14では、第1の電源線PL1及び第2のレギュレータOP2の出力との間に電流経路が形成され、貫通電流が流れる。
また図1では、制御回路12が、第1の電源線PL1と第1のレギュレータOP1の出力とに接続されている。制御回路12は、メモリ読み出し回路14からのリードデータ信号を受けて駆動回路を制御する制御信号を生成する。より具体的には、制御回路12は、制御レジスタ13を含み、制御レジスタ13には、メモリ読み出し回路14によって読み出されたOTPメモリからの制御データが書き込まれる。そして制御回路12は、制御レジスタ13に書き込まれた制御データに基づいて、制御信号を生成する。
1.1.1 比較例
ここで第1の実施形態における電源回路10の効果について説明するため、まず第1の実施形態と対比するための比較例について説明する。
図2に、比較例における電源回路の構成を示す。但し、図1と同一部分には同一符号を付し適宜説明を省略する。
比較例における電源回路20では、第1のレギュレータOP1を含む。第1のレギュレータOP1は、基準電圧Vrefに基づいて第1の電源電圧VOUT1を出力する。第1の電源線PL1及び第1のレギュレータOP1の出力には、制御回路12及びメモリ読み出し動作回路14が接続されている。比較例では、第1の実施形態と異なり、メモリ読み出し回路14が、第1のレギュレータOP1の出力を電源電圧として動作する。
1.1.2 OTPメモリのメモリ読み出し動作
図3に、図2のメモリ読み出し回路14とOTPメモリ30との接続関係を示す。
図3では、説明の便宜上、OTPメモリが5ビットの制御データを記憶するものとし、その構成を簡略化している。メモリ読み出し回路14は、メモリ制御回路40(図1、図2では図示せず)に含まれる。OTPメモリ30は、複数のOTPセルC0〜C4とリファレンスセルRCとを含む。OTPセルC0〜C4の各セルとリファレンスセルRCとは、それぞれ1ビットのデータを記憶し、それぞれほぼ同様の回路構成及びレイアウト構成を有する。
メモリ読み出し回路14が、メモリ読み出し動作を行うと、OTPメモリ30に対して、図示しないチップセレクト信号(出力イネーブル信号)及びリード制御信号XREADを出力する。OTPメモリ30は、リファレンスセルRCからの参照信号レベルを基準にリードデータ信号を出力する。即ち、OTPメモリ30のメモリ読み出し動作では、リファレンスセルRCがOTPセルC0〜C4に対して参照信号を出力し、OTPセルC0〜C4が該参照信号レベルを基準に、リードデータ信号を出力する。このリードデータ信号は、メモリ読み出し回路14を介して制御レジスタ13に伝達される。
図4に、OTPセルC0の構成例を示す。ここでは、OTPセルC0の構成を示すが、OTPセルC1〜C4の構成も同様である。なお図4では、各金属酸化膜半導体(Metal Oxide Semiconductor:MOS)トランジスタのオン状態又はオフ状態を示しているが、後述のように読み出し動作における各MOSトランジスタの状態を示している。
図4に示すOTPセルC0に対して、リファレンスセルRCは、REF入力が省略され、判定用トランジスタDTRのゲートとドレインとが接続された状態にされる。リファレンスセルRCの出力(RQ)が、OTPセルC0のREF入力となるので、リファレンスセルRC及びOTPセルC0の判定用トランジスタDTRには同じゲート電圧が印加されることになる。
初期設定時、メモリ制御回路40は、OTPメモリ30に制御データを書き込む。この初期設定は、製造工程において行われ、例えば特性検査後の結果を反映させた制御データが書き込まれる。このようなOTPメモリ30に書き込まれた制御データを読み出す際には、メモリ読み出し回路14がリード制御信号XREADを各OTPセルC0〜C4の入力RDに出力する。これにより、OTPメモリ30は、制御データを出力する。
図5に、メモリ制御回路40がOTPセルC0に対してスタンバイ、書き込み及び読み出しの各動作を行うときの動作説明図を示す。図5では、電圧VPの値と、保護信号XPROT、リード制御信号XREAD及び書き込み信号WRROMの信号レベルと、図4に示す各MOSトランジスタの動作状態を示している。
図4のOTPセルC0に対してスタンバイ動作を行う場合(読み出し又は書き込みの何れも行わない場合)、メモリ制御回路40は、図5に示すように、保護トランジスタPTRのゲートにLレベルの保護信号XPROTを出力する。従って、図5に示すように、保護トランジスタPTRがオン状態となり、フローティングゲート・トランジスタPROMのソース及びドレインが同電位になる。このため、フローティングゲート・トランジスタPROMのフローティングゲートに注入された電荷の引き抜きを抑える。
初期設定時に図4のOTPセルC0に対して書き込み動作を行う場合、メモリ制御回路40は、電圧VPを書き込み用電圧VWR(例えば7V)に設定する。またメモリ制御回路40は、書き込み用トランジスタWTRのゲートに図5に示すようにHレベルの書き込み信号WRROMを出力する。これにより、書き込み用トランジスタWTRは図5に示すようにオン状態となる。従ってフローティングゲート・トランジスタPROMのソースに電圧VWRが印加され、フローティングゲート・トランジスタPROMのドレインにはシステム接地電源電圧VSSが印加される。このようにフローティングゲート・トランジスタPROMに高電圧(書き込み用電圧VWR)が印加されたときに流れるソース・ドレイン間の電流により発生したホットエレクトロンが、フローティングゲートに注入される。このとき、フローティングゲート・トランジスタPROMのソース・ドレイン間は電気的に導通状態となる。
そして、図4のOTPセルC0に対して読み出し動作を行う場合は、メモリ制御回路40のメモリ読み出し回路14は、図5に示すようにLレベルのリード制御信号XREADを読み出し用トランジスタRTRのゲートに出力し、Lレベルの書き込み信号WRROMを書き込み用トランジスタWTRのゲートに出力する。これにより、読み出し用トランジスタRTRはオン状態となり、トランジスタTR1、トランジスタTR2及び書き込み用トランジスタWTRはオフ状態となる。また、メモリ読み出し回路14は、保護トランジスタPTRのゲートにHレベルの保護信号XPROTを出力する。
更に、メモリ制御回路40(メモリ読み出し回路14)は、図5に示すように電圧VPを読み出し用電圧VRD(例えば3V)に設定する。また、判定用トランジスタDTRのゲートにはリファレンスセルRCの出力が供給される。この読み出し動作を行う場合には、リファレンスセルRCに対しても同様に読み出し動作を行うため、リファレンスセルRCからの出力が、OTPセルC0に供給される。
図4のフローティングゲート・トランジスタPROMに対して書き込み動作が行われている場合、フローティングゲート・トランジスタPROMのソース・ドレイン間は電気的に導通状態となるので、図4の第1及び第2のノードND1、ND2に電流が流れる。即ち、第1及び第2の出力用トランジスタQTR1、QTR2がオン状態となる。第1及び第2の出力用トランジスタQTR1、QTR2は互いに同サイズに設計されているので、各出力用トランジスタQTR1、QTR2のそれぞれの電流供給能力は同じである。つまり、各出力用トランジスタQTR1、QTR2のゲートがノードND1に接続されているので、第1の出力用トランジスタQTR1のオン抵抗は、第2の出力用トランジスタQTR2と同様に小さくなる。また、判定用トランジスタDTRのゲートにはリファレンスセル110の出力が供給されているので、判定用トランジスタDTRはオン状態となるが、リファレンスセルRCの出力電圧は比較的高い電圧に設定されているため、判定用トランジスタDTRの電流供給能力は、第1の出力用トランジスタQTR1の電流供給能力より小さい。つまり、判定用トランジスタDTRのオン抵抗よりも第1の出力用トランジスタQTR1のオン抵抗が小さくなるので、図4のOTPセルC0の出力RQの電圧は、Lレベルの電圧(システム接地電源電圧VSSより若干高い電圧)となる。
ところが、図4のフローティングゲート・トランジスタPROMに対して書き込み動作が行われていない場合、フローティングゲート・トランジスタPROMのソース・ドレイン間は電気的に非導通状態となるので、第1及び第2のノードND1、ND2に電流が流れない。これにより、第1及び第2の出力用トランジスタQTR1、QTR2は図5に示されるようにオフ状態となる。これにより、第1の出力用トランジスタQTR1のオン抵抗は判定用トランジスタDTRのオン抵抗よりも十分大きくなるので、図4のOTPセルC0の出力RQの電圧は、Hレベルの電圧(読み出し電圧VRDより若干低い電圧)となる。
第1の実施形態では、リファレンスセルRCがOTPセルC0のフローティングゲート・トランジスタPROMと同一サイズ、同一構造のフローティングゲート・トランジスタRPROMを含むので、OTPセルC0の特性の劣化と、リファレンスセルRCの特性の劣化とが同様である。これにより、OTPメモリ30が記憶する制御データの信頼性を向上させることができる。
このような制御データとしては、基準電圧Vrefの補正データ、表示特性パラメータ(例えば、階調情報、発振周波数、PWMの設定情報等)や、表示パネル又は駆動回路の固有情報(例えば製品番号、IDナンバー、ロットナンバー等)がある。基準電圧Vrefの補正データによって、第1及び第2の電源線PL1、PL2の間の電圧の抵抗分割比を変更して、該抵抗分割比によって第1及び第2の電源線PL1、PL2の間の電圧を抵抗分割した基準電圧Vrefのレベルを調整できる。また階調情報には例えばFRC(フレームレートコントロール)駆動方式に用いられるフレームレートなどが考えられる。また、PWMの設定情報には、階調クロックパルスのパルスの立ち上がりタイミングの設定情報などが考えられる。
ところで、書き込み動作が行われたOTPセルC0に対して読み出し動作を行う場合、図4に示すように読み出し用トランジスタRTRがオン状態となり、フローティングゲート・トランジスタPROMのソース・ドレイン間は電気的に導通なので、第2の出力用トランジスタQTR2がオン状態となる。従って、図4の電流経路P1が形成され、貫通電流が流れる。
従って、読み出し用電圧VRD(例えば3V)が第1の電源電圧VOUT1と共用されている場合には、図6に示すように第1の電源電圧VOUT1の変動(揺らぎ)を発生させる。そして第1の電源電圧VOUT1は、表示パネルの駆動電圧の生成元電圧(昇圧元電圧)として用いられるため、駆動電圧の揺らぎにより表示パネルの表示画像の劣化を招く場合があった。
以上のようなOTPメモリ30の読み出し動作を行う比較例に対して、図1に示す第1の実施形態の電源回路10は、表示パネルの駆動電圧を生成するための生成元電圧と、メモリ読み出し回路14の電源電圧とを、同じ基準電圧に基づいて別個に(別系統で)生成する。従って、メモリ読み出し回路14がメモリ読み出し動作を行ったとしても、第1の電源電圧VOUT1が変動することがなくなる。そのため、第1の電源電圧VOUT1を、表示パネルの駆動電圧の生成元電圧(昇圧元電圧)として用いたとしても、メモリ読み出し動作に起因して駆動電圧の揺らぎが発生することがなくなり、表示画像の劣化を防止できるようになる。
なおメモリ読み出し回路(動作回路)14は、上述のメモリ読み出し動作を所定期間のみ行うことが望ましい。より具体的には、メモリ読み出し回路14は、メモリ読み出し動作を駆動回路の非駆動期間(非表示期間、帰線期間)のみ行うことが考えられる。この場合、メモリ読み出し回路14は、周期的にメモリ読み出し動作を行うということができ、メモリ読み出し動作に起因する電源電圧の変動の表示画像への影響を無くすことができる。第1の実施形態においても、メモリ読み出し回路14のメモリ読み出し動作を駆動回路の非駆動期間(非表示期間、帰線期間)のみ行うことが望ましいが、このような動作期間の制御を不要にして制御の簡素化を図ることができる点でも効果がある。
1.2 第2の実施形態
本発明は、図1に示す第1の実施形態における電源回路に限定されるものではない。第1の実施形態では、第1及び第2の電源電圧VOUT1、VOUT2が異なり、メモリ読み出し回路14からのリードデータ信号を受ける制御レジスタ13に、正確に制御データを格納することができない場合がある。そこで、第2の実施形態における電源回路では、第1の実施形態における電源回路10に対して、ダイオード素子が追加されている。
図7に、第2の実施形態における電源回路の構成例の図を示す。但し、図7において、図1に示す第1の実施形態と同一の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
第2の実施形態における電源回路50は、ダイオード素子D1を含む。ダイオード素子D1は、第1のレギュレータOP1の出力と第2のレギュレータOP2の出力との間に挿入される。そして、第1のレギュレータOP1の出力から第2のレギュレータOP2の出力への方向が順方向となるように、ダイオード素子D1が挿入される。即ち、ダイオード素子D1のアノード側(陽極)には、第1のレギュレータOP1の出力が接続される。そしてダイオード素子D1のカソード側(陰極)には、第2のレギュレータOP2の出力が接続される。
こうすることで、第1及び第2のレギュレータOP1、OP2が出力する第1及び第2の電源電圧VOUT1、VOUT2が、ダイオード素子D1の順方向の電圧降下があるもののほぼ同じ電位となる。従って、図7において、メモリ読み出し回路14からのリードデータ信号の振幅と、制御レジスタ13の動作電源電圧とをほぼ同じレベルにすることができ、メモリ読み出し回路14からのリードデータ信号に対応した制御データを制御レジスタ13に正確に書き込むことができるようになる。
またダイオード素子D1のカソード側を第2のレギュレータOP2の出力に接続するようにしたので、第2のレギュレータOP2と、第1のレギュレータOP1とにより、電位が低下する可能性のある第2の電源電圧VOUT2の電位を補正する形でその電位を維持させることができるようになる。
更に第1のレギュレータOP1の出力のスルーレート(slew rate)が、第2のレギュレータOP2の出力のスルーレートより大きいことが望ましい。ここで、レギュレータの出力のスルーレートとは、出力電圧の単位時間当たりの変化率ということができる。従って、第1のレギュレータOP1の出力のスルーレートが、第2のレギュレータOP2の出力のスルーレートより大きいとき、所定の電圧に達するまでの時間が、第1のレギュレータOP1の方が第2のレギュレータOP2より短いことを意味する。
特に、上述のように、第2の電源電圧VOUT2に接続されるメモリ読み出し回路14が、メモリ読み出し動作を所定期間(駆動回路の非駆動期間)のみ周期的に行う場合には、必要なときに電力が供給されればよい。従って、第2のレギュレータOP2の出力のスルーレートを小さくすることで第2のレギュレータOP2の消費電力を削減することができるようになる。これに対して、第1の電源電圧VOUT1に接続される制御回路12は定常的に安定した電力が供給される必要があるので、第1のレギュレータOP1は、第2のレギュレータOP2の出力のスルーレートより大きいスルーレートを有することが望ましい。
なお第2の実施形態は、図7に示す構成に限定されるものではなく、第1及び第2の電源電圧VOUT1、VOUT2が、同じ電位又は所与の電位差を保てるようにできればよい。
図8に、第2の実施形態の変形例における電源回路の構成例の図を示す。但し、図7に示す第2の実施形態と同一の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
第2の実施形態の変形例における電源回路60が、図7に示す第2の実施形態における電源回路50と異なる点は、ダイオード素子D1に代えて抵抗素子R1が挿入されている点である。即ち、本変形例における電源回路60では、抵抗素子R1が、第1のレギュレータOP1の出力と第2のレギュレータOP2の出力との間に挿入される。
抵抗素子R1の抵抗値は、メモリ読み出し回路14のメモリ読み出し動作によって発生する貫通電流の大きさに応じて決められる。この場合、抵抗素子R1の抵抗値が、貫通電流によって第2の電源電圧VOUT2の電位の降下幅が大きくならないような値であることが望ましい。
1.3 第3の実施形態
第3の実施形態では、第2の実施形態の第2のレギュレータOP2の動作が非駆動期間指示信号NDP1により制御される。
図9に、第3の実施形態における電源回路の構成例の図を示す。但し、図7に示す第2の実施形態と同一の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
第3の実施形態における電源回路70では、第2のレギュレータOP2の動作電流が非駆動期間指示信号NDP1により制御される。非駆動期間指示信号NDP1は、駆動回路の非駆動期間(帰線期間)にアクティブとなり、駆動回路の駆動期間にインアクティブとなる信号である。この非駆動期間指示信号NDP1は、制御回路12によって生成される。
第2のレギュレータOP2を構成する演算増幅器は電流源を有し、該電流源が発生する動作電流が、インアクティブとなった非駆動期間指示信号NDP1によって停止又は制限された場合、第2のレギュレータOP2の出力がハイインピーダンス状態に設定される。従って、第2のレギュレータOP2は、駆動回路の駆動期間では第2の電源電圧VOUT2の供給を停止し、該駆動回路の非駆動期間では第2の電源電圧VOUT2を供給する。
従って、駆動回路の非駆動期間のみメモリ読み出し回路14を動作させて、制御レジスタ13に制御データを書き込むリフレッシュ動作を行うことができる。非駆動期間では、駆動回路が表示パネルを駆動しないため、メモリ読み出し回路14のメモリ読み出し動作によって表示パネルの表示画像を劣化させることがなくなる。
しかも、メモリ読み出し回路14がメモリ読み出し動作を行う非駆動期間のみ第2のレギュレータOP2を動作させ、メモリ読み出し回路14がメモリ読み出し動作を行わない駆動期間では第2のレギュレータOP2の動作電流を停止又は制限するので、消費電流を大幅に削減できるようになる。
なお図9では、第2の実施形態と同様に、第1及び第2のレギュレータOP1、OP2の出力がダイオード素子D1を介して接続されているが、該ダイオード素子D1が省略された構成であってもよい。この場合、電源回路70は、基準電圧Vrefに基づいて第1の電源電圧VOUT1を出力する第1のレギュレータOP1と、基準電圧Vrefに基づいて駆動回路のメモリ読み出し回路(動作回路)14の電源電圧である第2の電源電圧VOUT2を出力する第2のレギュレータOP2を含むということができる。そして、第1のレギュレータOP1が、駆動回路の駆動電圧を生成するための生成元電圧として第1の電源電圧VOUT1を駆動回路に出力するということができる。更に駆動回路の非駆動期間において、第2のレギュレータOP2が、第1の電源線PL1及び第2のレギュレータOP2の出力に接続され所定の動作時に第1の電源線PL1及び第2のレギュレータOP2の出力との間に電流経路を形成するメモリ読み出し回路14に対し、電源電圧を出力し、駆動回路の駆動期間において、第2のレギュレータOP2の動作電流が停止又は制限されるということができる。
その一方で、図9に示すようにダイオード素子D1を設けた方が望ましい。この場合、駆動期間であってもダイオード素子D1を介して、メモリ読み出し回路14に対して電源電圧が供給されるため、非駆動期間になったときにメモリ読み出し動作を早く開始できるようになるからである。
図10(A)、(B)に、非駆動期間の説明図を示す。
図10(A)は、1垂直走査期間が駆動期間及び非駆動期間を有する場合を示している。この場合、非駆動期間指示信号NDP1は、いわゆる垂直帰線期間においてアクティブとなる信号ということができる。例えば、1垂直走査期間の最初の水平走査期間から表示ライン数に対応した最後の水平走査期間までを駆動期間とし、該駆動期間の終了後から次の垂直走査期間の開始までを非駆動期間とすることができる。
図10(B)は、1水平走査期間が駆動期間及び非駆動期間を有する場合を示している。この場合、非駆動期間指示信号NDP1は、いわゆる水平帰線期間においてアクティブとなる信号ということができる。例えば、1水平走査期間の前半の所定の期間を駆動期間とし、該駆動期間の終了後から次の水平走査期間の開始までを非駆動期間とすることができる。
次に、図10(A)に示す場合の非駆動期間指示信号NDP1の生成例について説明する。
図11に、非駆動期間指示信号生成回路の構成例のブロック図を示す。
図12に、図11の非駆動期間指示信号生成回路の動作例のタイミング図を示す。
制御回路12が、この非駆動期間指示信号生成回路を含むことができる。制御回路12には、1水平走査期間を規定するラッチパルスLP、表示パネルライン数R(R>0、Rは整数)、表示ライン数P(0<P≦R、Pは整数)が入力される。ここで1ラインは、1水平走査に相当する。また表示パネルライン数Rが、予めOTPメモリ30に記憶されるものとする。また表示ライン数Pが、駆動回路を制御するホスト(表示コントローラ)によって設定される制御データであるものとする。
カウンタCNTは、ラッチパルスLPの立ち上がりでカウント値COUNTをインクリメントする。カウンタCNTは、リセット入力信号の立ち上がりエッジでカウント値COUNTを初期値に戻す(A1)。
第1のコンパレータCMP1は、表示ライン数Pとカウント値COUNTとの一致検出を行うマグニチュードコンパレータである。第1のコンパレータCMP1は、表示ライン数Pとカウント値COUNTとの一致を検出したとき、1パルスの検出信号RES1を出力する(A2)。
第2のコンパレータCMP2は、表示パネルライン数Rとカウント値COUNTとの一致検出を行うマグニチュードコンパレータである。第2のコンパレータCMP2は、表示パネルライン数Rとカウント値COUNTとの一致を検出したとき、1パルスの検出信号RES2を出力する(A3)。
リセットセットフリップフロップRSFは、検出信号RES1の立ち下がりエッジによりリセットされ(A4)、検出信号RES2の立ち下がりエッジによりセットされる(A5)非駆動期間指示信号NDP1を生成する。この非駆動期間指示信号NDP1は、図10(A)に示す垂直帰線期間を指定できる。
第3の実施形態では、このように指定生成された非駆動期間指示信号NDP1がHレベルのとき、第2のレギュレータOP2の動作電流が停止又は制限され、非駆動期間指示信号NDP1がLレベルのとき、第2のレギュレータOP2が動作し第2の電源電圧VOUT2を出力する。
なお第3の実施形態は、図9に示す構成に限定されるものではない。第2の実施形態と同様に、第1のレギュレータOP1の出力のスルーレートが、第2のレギュレータOP2の出力のスルーレートより大きいことが望ましい。また、第1及び第2の電源電圧VOUT1、VOUT2が、同じ電位又は所与の電位差を保てるようにできればよく、図9に示すダイオード素子D1に代えて抵抗素子R1を挿入しても良い点も、第2の実施形態と同様である。
1.4 第4の実施形態
第4の実施形態では、図7に示す第2の実施形態における第2のレギュレータOP2に代えて、MOSトランジスタQ1が設けられている。
図13に、第4の実施形態における電源回路の構成例の図を示す。図13において、図7と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
第4の実施形態における電源回路80は、第1のレギュレータOP1とMOSトランジスタ(広義にはトランジスタ)Q1とダイオード素子D2とを含む。
第1のレギュレータOP1は、第1及び第2の電源線PL1、PL2に接続され、基準電圧Vrefに基づいて第1の電源電圧VOUT1を出力する。MOSトランジスタQ1のドレインには、駆動回路のメモリ読み出し回路(動作回路)14の電源線が接続され、該MOSトランジスタQ1のソースに第2の電源線PL2が接続される。そして、ダイオード素子D2が、第1のレギュレータOP1の出力とメモリ読み出し回路14の電源線との間に挿入される。より具体的には、このダイオード素子D1は、第1のレギュレータOP1の出力からメモリ読み出し回路14の電源線への方向が順方向となるように挿入される。
MOSトランジスタQ1は、エンハンスメント型のnチャネル型MOSトランジスタであり、MOSトランジスタQ1のゲート電圧には電圧VDD2が供給されている。この電圧VDD2は、第2の電源線PL2の電圧よりも低い電圧とすることができる。
そして、第1のレギュレータOP1が、駆動回路の駆動電圧を生成するための生成元電圧として第1の電源電圧VOUT1を出力する。またMOSトランジスタQ1のドレイン電圧が、メモリ読み出し回路14の電源電圧(第2の電源電圧VOUT2)として供給される。このメモリ読み出し回路14は、メモリ読み出し動作時に第1の電源線PL1及びメモリ読み出し動作回路14の電源線との間に電流経路を形成する。
このような構成により、メモリ読み出し回路14のメモリ読み出し動作によって、MOSトランジスタQ1のドレイン電圧の電位(第2の電源電圧VOUT2の電位)が低下すると、MOSトランジスタQ1のソース・ゲート間の電圧差が増大するので、MOSトランジスタQ1がオン状態になる。更に、第1の電源電圧VOUT1、MOSトランジスタQ1のドレイン電圧(第2の電源電圧VOUT2)が、ダイオード素子D2の順方向の電圧降下があるもののほぼ同じ電位とすることができる。
ここで、電圧VDD2が、基準電圧Vrefと、MOSトランジスタQ1の閾値電圧Vthとの和に固定されていることが望ましい。この場合、MOSトランジスタQ1がオン状態になることによって、第2の電源電圧VOUT2が電圧VDD2より閾値電圧Vthだけ低い電圧、即ち基準電圧Vrefとすることができる。
このように第4の実施形態では、第2のレギュレータOP2に代えてMOSトランジスタQ1を採用することで、構成を簡素化できる上に、第2のレギュレータOP2の消費電流(動作電流、待機電流)を削減できるようになる。
なお第4の実施形態では、MOSトランジスタQ1として、エンハンスメント型のnチャネル型MOSトランジスタを採用したが、これに限定されるものではない。また第2の実施形態の変形例と同様に、ダイオード素子D2に代えて抵抗素子を挿入することも可能である。
1.5 第5の実施形態
第5の実施形態では、第4の実施形態のMOSトランジスタが非駆動期間指示信号NDP2によってゲート制御される。
図14に、第5の実施形態における電源回路の構成例の図を示す。ただし、図13に示す第4の実施形態と同一の部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
第5の実施形態における電源回路90では、第4の実施形態におけるMOSトランジスタQ1に相当するMOSトランジスタQ2が、制御回路12からの非駆動期間指示信号NDP2によってゲート制御される。この非駆動期間指示信号NDP2は、第3の実施形態における非駆動期間指示信号NDP1と同じタイミングで変化する信号であり、その生成例は第3の実施形態と同様であるため説明は省略する。
MOSトランジスタQ2のソース・ドレイン間は、非駆動期間指示信号NDP2によって指定される駆動回路の駆動期間において、電気的に切断される。またMOSトランジスタQ2のソース・ドレイン間は、非駆動期間指示信号NDP2によって指定される駆動回路の非駆動期間において、電気的に接続される。そして、この非駆動期間では、メモリ読み出し回路(動作回路)14が、メモリ読み出し動作(所定の動作)を行ってその動作時に第1の電源線PL1及びメモリ読み出し回路14の電源線との間に電流経路を形成する。
こうすることで、第3の実施形態と同様に、駆動期間ではダイオード素子D2を介して第1のレギュレータOP1の出力がメモリ読み出し回路14の電源線と電気的に接続され、非駆動期間では、MOSトランジスタQ2が、ゲート電圧より閾値電圧Vthだけ低い電圧を第2の電源電圧VOUT2として出力できる。
なお、MOSトランジスタQ2が、エンハンスメント型のnチャネル型MOSトランジスタとすると、そのゲートには、駆動回路の非駆動期間に、基準電圧Vrefと該MOSトランジスタQ2の閾値電圧Vthとの和の電圧又は第2の電源線PL2の電圧より低い電圧に変化する非駆動期間指示信号NDP2が供給されることが望ましい。
またMOSトランジスタQ2として、デプレッション型のトランジスタであってもよい。この場合、駆動回路の非駆動期間にドレイン電流が流れ、駆動回路の駆動期間にソース・ドレイン間が電気的に遮断されるような非駆動期間指示信号NDP2をMOSトランジスタQ2のゲートに供給すればよい。
なお第5の実施形態においても、ダイオード素子D2に代えて抵抗素子を挿入することも可能である。
2. 表示装置
次に、上述の電源回路が適用されたデータドライバ(表示ドライバ)、及び該データドライバを含む表示装置の構成例について説明する。
図15に、上述のいずれかの電源回路が適用されたデータドライバを含む表示装置の構成例のブロック図を示す。図15では、表示装置として液晶装置の構成例を示す。
この液晶装置(広義には表示装置)210は、携帯電話機、携帯型情報機器(PDA等)、デジタルカメラ、プロジェクタ、携帯型オーディオプレーヤ、マスストレージデバイス、ビデオカメラ、電子手帳、又はGPS(Global Positioning System)などの種々の電子機器に組み込むことができる。
液晶装置210は、表示パネル212(狭義にはLCD(Liquid Crystal Display)パネル)、データドライバ(表示ドライバ)220、走査ドライバ(走査線駆動回路)230、表示コントローラ240を含む。なお、液晶装置210にこれらのすべての回路ブロックを含める必要はなく、その一部の回路ブロックを省略する構成にしてもよい。
ここで表示パネル212(広義には電気光学装置)は、複数の走査線(狭義にはゲート線)と、複数のデータ線(狭義にはソース線と)と、走査線及びデータ線により特定される画素(画素電極)を含む。この場合、データ線に薄膜トランジスタTFT(Thin Film Transistor、広義にはスイッチング素子)を接続し、このTFTに画素電極を接続することで、アクティブマトリクス型の液晶装置を構成できる。
より具体的には、表示パネル212はアクティブマトリクス基板(例えばガラス基板)に形成される。このアクティブマトリクス基板には、図15のY方向に複数配列されそれぞれX方向に伸びる走査線G〜G(Mは2以上の自然数)と、X方向に複数配列されそれぞれY方向に伸びるデータ線S〜S(Nは2以上の自然数)とが配置されている。また、走査線G(1≦K≦M、Kは自然数)とデータ線S(1≦L≦N、Lは自然数)との交差点に対応する位置に、薄膜トランジスタTFTKL(広義にはスイッチング素子)が設けられている。
TFTKLのゲート電極は走査線Gに接続され、TFTKLのソース電極はデータ線Sに接続され、TFTKLのドレイン電極は画素電極PEKLに接続されている。この画素電極PEKLと、画素電極PEKLと液晶(広義には電気光学物質)を挟んで対向するコモン電極CE(共通電極、対向電極)との間には、液晶容量CLKL(液晶素子)及び補助容量CSKLが形成されている。そして、TFTKL、画素電極PEKL等が形成されるアクティブマトリクス基板とコモン電極CEが形成される対向基板との間に液晶が封入されるように形成され、画素電極PEKLとコモン電極CEとの間の印加電圧に応じて画素の透過率が変化するようになっている。
なお、コモン電極CEに与えられるコモン電圧VCOMの電圧レベル(高電位側電圧、低電位側電圧)は、データドライバ(表示ドライバ)220の電源回路に含まれるコモン電圧生成回路より生成される。また、コモン電極CEを対向基板上に一面に形成せずに、各走査線に対応するように帯状に形成してもよい。
データドライバ(表示ドライバ)220は、階調データに基づいて表示パネル212のデータ線S〜Sを駆動する。一方、走査ドライバ230は、表示パネル212の走査線G〜Gを走査(順次駆動)する。
表示コントローラ240は、図示しない中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)等のホストにより設定された内容に従って、データドライバ220、走査ドライバ230を制御する。より具体的には、表示コントローラ240は、データドライバ220及び走査ドライバ230に対して、例えば動作モードの設定や内部で生成した垂直同期信号や水平同期信号の供給を行うと共に、データドライバ220の電源回路に対して、コモン電極CEに印加するコモン電圧VCOMの電圧レベルの極性反転タイミングの制御を行う。
データドライバ220は、電源回路250、データ線駆動回路(広義には、駆動回路)260を含む。またデータドライバ220は、上述のOTPメモリ30を含んでもよい。電源回路250は、上述の実施形態のいずれかの電源回路を採用できる。
なお図15ではシステム接地電源電圧VSSが供給されるシステム接地電源線(第1の電源線)の図示を省略しているが、電源回路250には外部供給電源電圧VDDが供給される。そして電源回路250が、データ線を駆動するためのデータ電圧の生成元電圧としての第1の電源電圧VOUT1、走査線を走査するための走査電圧VDDHG、VEE、及びコモン電極CEに供給されるコモン電圧VCOMを生成する。また電源回路250は、OTPメモリ30のメモリ用の電圧VP(VST、VRD、VWR)を生成する。
このような構成の液晶装置210は、表示コントローラ240の制御の下、外部から供給される階調データに基づいて、データドライバ220及び走査ドライバ230が協調して表示パネル212を駆動する。
なお、図15では、液晶装置210が表示コントローラ240を含む構成になっているが、表示コントローラ240を液晶装置210の外部に設けてもよい。或いは、表示コントローラ240と共にホストを液晶装置210に含めるようにしてもよい。また、データドライバ220、走査ドライバ230、表示コントローラ240の一部又は全部を表示パネル212上に形成してもよい。
また図15において、データドライバ220及び走査ドライバ230を集積化して、半導体装置(集積回路、IC)として表示ドライバを構成してもよい。またこの表示ドライバが、表示コントローラ240を内蔵してもよい。
2.1 データドライバ
図16に、図15のデータドライバ220の構成例を示す。図16において、図1、図15と同一部分には同一符号を付し適宜説明を省略する。
なおデータドライバ220は、OTPメモリ30が内蔵されていても、外付けされていてもよく、図16ではOTPメモリ30が外付けされた場合の構成例を示している。
データドライバ220のデータ線駆動回路260は、図1に示す制御回路12(制御レジスタ13)と、メモリ読み出し回路14と、駆動部270とを含む。データ線駆動回路260では、電源回路250によって生成された第1の電源電圧VOUT1が制御回路12の電源電圧となり、電源回路250によって生成された第2の電源電圧VOUT2がメモリ読み出し回路14の電源電圧となる。また、データ線駆動回路260では、第1の電源電圧VOUT1が、データ線の駆動電圧の生成元電圧として供給される。
図17に、図15及び図16の電源回路250の構成例のブロック図を示す。
電源回路250は、システム電源電圧生成回路252、走査電圧生成回路254、コモン電圧生成回路256、メモリ電源電圧生成回路258を含む。この電源回路250には、システム接地電源電圧VSS及び外部供給電源電圧VDDが供給される。
システム電源電圧生成回路252には、システム接地電源電圧VSS及び外部供給電源電圧VDDが供給される。このシステム電源電圧生成回路252は、第1〜第5の実施形態(又はその変形例)のいずれかの電源回路の構成を有する。
走査電圧生成回路254には、システム接地電源電圧VSS及び第1の電源電圧VOUT1が供給される。そして走査電圧生成回路254は、走査電圧を生成する。走査電圧は、走査ドライバ230によって駆動される走査線に印加される電圧である。この走査電圧の高電位側電圧はVDDHGであり、低電位側電圧はVEEである。
コモン電圧生成回路256は、コモン電圧VCOMを生成する。コモン電圧生成回路256は、極性反転信号POLに基づいて、高電位側電圧VCOMH又は低電位側電圧VCOMLのいずれかの電圧を、コモン電圧VCOMとして出力する。極性反転信号POLは、極性反転タイミングに合わせて表示コントローラ240によって生成される。
メモリ電源電圧生成回路258には、システム接地電源電圧VSS及び第2の電源電圧VOUT2が供給される。メモリ電源電圧生成回路258は、システム接地電源電圧VSS及び第2の電源電圧VOUT2の間の電圧に基づいて、メモリ用の電圧VP(VST、VRD、VWR)を生成する。
このような構成の電源回路250では、第1の電源電圧VOUT1の変動がそのままデータ線駆動回路のデータ電圧、走査ドライバ230の走査電圧を変動させることになる。しかしながら、上述のように第1の電源電圧VOUT1とは別個に生成した第2の電源電圧VOUT2を、動作時に消費電流の大きいメモリ読み出し回路14に供給するようにしたので、第1の電源電圧VOUT1の変動を抑えることができ、メモリ読み出し回路14のメモリ読み出し動作時の影響を無くすことができる。
図18に、図16の駆動部270の構成例のブロック図を示す。
駆動部270は、シフトレジスタ272、ラインラッチ274、276、DAC278(Digital-to-Analog Converter)(広義にはデータ電圧生成回路)、出力バッファ279を含む。
シフトレジスタ272は、各データ線に対応して設けられ、順次接続された複数のフリップフロップを含む。このシフトレジスタ272は、クロック信号CLKに同期してイネーブル入出力信号EIOを保持すると、順次クロック信号CLKに同期して隣接するフリップフロップにイネーブル入出力信号EIOをシフトする。
ラインラッチ274には、表示コントローラ240から例えば18ビット(6ビット(階調データ)×3(RGB各色))単位で表示データ(DIO)が入力される。ラインラッチ274は、この表示データ(DIO)を、シフトレジスタ272の各フリップフロップで順次シフトされたイネーブル入出力信号EIOに同期してラッチする。
ラインラッチ276は、表示コントローラ240から供給されるラッチパルスLPに同期して、ラインラッチ274でラッチされた1水平走査単位の表示データをラッチする。
DAC278は、各データ線に供給すべきアナログのデータ電圧を生成する。具体的にはDAC278は、ラインラッチ276からのデジタルの階調データに基づいて、該階調データに対応するアナログのデータ電圧(駆動電圧)を生成する。更に具体的には、DAC278は、図17のシステム電源電圧生成回路252からの第1の電源電圧VOUT1とシステム接地電源電圧VSSとの間の電圧を、階調数に応じて分割した階調電圧のいずれかを階調データに基づいて選択し、デジタルの階調データに対応するアナログのデータ電圧として出力する。そのため、第1の電源電圧VOUT1が変動すると、データ電圧の変動を招き、表示画像の影響を招くということができる。しかしながら、上述のように、上記の実施形態では、第1の電源電圧VOUT1の変動を抑えることができる。
出力バッファ279は、DAC278からのデータ電圧をバッファリングしてデータ線に出力し、データ線を駆動する。具体的には、出力バッファ279は、データ線毎に設けられたボルテージフォロワ接続の演算増幅回路OPCを含み、これらの各演算増幅回路OPCが、DAC278からのデータ電圧をインピーダンス変換して、各データ線に出力する。
2.2 走査線駆動回路
図19に、図15の走査ドライバ230の構成例のブロック図を示す。
走査ドライバ230は、シフトレジスタ232、レベルシフタ234、出力バッファ236を含む。
シフトレジスタ232は、各走査線に対応して設けられ、順次接続された複数のフリップフロップを含む。このシフトレジスタ232は、クロック信号CLKに同期してイネーブル入出力信号EIOをフリップフロップに保持すると、順次クロック信号CLKに同期して隣接するフリップフロップにイネーブル入出力信号EIOをシフトする。ここで入力されるイネーブル入出力信号EIOは、表示コントローラ240から供給される垂直同期信号である。
レベルシフタ234は、シフトレジスタ232からの電圧レベルを、表示パネル212の液晶素子とTFTのトランジスタ能力とに応じた電圧レベルにシフトする。この電圧レベルとしては、例えば20V〜50Vの高い電圧レベルが必要とされるため、他のロジック回路部とは異なる高耐圧プロセスが用いられる。
出力バッファ236は、レベルシフタ234によってシフトされた走査電圧をバッファリングして走査線に出力し、走査線を駆動する。
2.3 表示装置の動作例
図20に、図15の表示パネル212の駆動波形の一例を示す。
データ線には、階調データに応じた階調電圧DLVが印加される。図20では、システム接地電源電圧VSS(=0V)を基準に、5Vの振幅の階調電圧DLVが印加されている。
走査線には、非選択時において低電位側電圧VEE(=−10V)、選択時において高電位側電圧VDDHG(=15V)の走査電圧GLVが印加される。
コモン電極CEには、高電位側電圧VCOMH(=3V)、低電位側電圧VCOML(=−2V)のコモン電圧VCOMが印加される。そして所与の電圧を基準としたコモン電圧VCOMの電圧レベルの極性が、極性反転タイミングに合わせて反転している。図20では、いわゆる走査ライン反転駆動時のコモン電圧VCOMの波形を示している。この極性反転タイミングに合わせて、データ線の階調電圧DLVもまた、所与の電圧を基準に、その極性が反転している。
ところで液晶素子は、直流電圧を長時間印加すると劣化するという性質がある。このため、液晶素子に印加する電圧の極性を所定期間毎に反転させる駆動方式が必要になる。このような駆動方式としては、フレーム反転駆動、走査(ゲート)ライン反転駆動、データ(ソース)ライン反転駆動、ドット反転駆動等がある。
このうち、フレーム反転駆動は、消費電力は低いが、画質がそれほど良くないという不利点がある。また、データライン反転駆動、ドット反転駆動は、画質は良いが、表示パネルの駆動に高い電圧が必要になるという不利点がある。
そこで図15に示す液晶装置210では、走査ライン反転駆動を採用している。この走査ライン反転駆動では、液晶素子に印加される電圧が走査期間毎(走査線毎)に極性反転される。例えば、第1の走査期間(走査線)では正極性の電圧が液晶素子に印加され、第2の走査期間では負極性の電圧が印加され、第3の走査期間では正極性の電圧が印加される。一方、次のフレームにおいては、今度は、第1の走査期間では負極性の電圧が液晶素子に印加され、第2の走査期間では正極性の電圧が印加され、第3の走査期間では負極性の電圧が印加されるようになる。
そして、この走査ライン反転駆動では、コモン電極CEのコモン電圧VCOMの電圧レベルが走査期間毎に極性反転される。
より具体的には図21に示すように、正極の期間T1(第1の期間)ではコモン電圧VCOMの電圧レベルは低電位側電圧VCOMLになり、負極の期間T2(第2の期間)では高電位側電圧VCOMHになる。そして、このタイミングに合わせてデータ線に印加される階調電圧も、その極性が反転する。なお、低電位側電圧VCOMLは、所与の電圧レベルを基準として高電位側電圧VCOMHの極性を反転した電圧レベルである。
ここで、正極の期間T1は、データ線の階調電圧が供給された画素電極の電圧レベルがコモン電極CEの電圧レベルよりも高くなる期間である。この期間T1では液晶素子に正極性の電圧が印加されることになる。一方、負極の期間T2は、データ線の階調電圧が供給された画素電極の電圧レベルがコモン電極CEの電圧レベルよりも低くなる期間である。この期間T2では液晶素子に負極性の電圧が印加されることになる。
このようにコモン電圧VCOMを極性反転することで、表示パネルの駆動に必要な電圧を低くすることができる。これにより、駆動回路の耐圧を低くでき、駆動回路の製造プロセスの簡素化、低コスト化を図ることができる。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、本発明は上述の液晶パネルの駆動に適用されるものに限らず、エレクトロクミネッセンス、プラズマディスプレイ装置の駆動に適用可能である。
上述の実施形態では、不揮発性メモリとしてOTPメモリを例に説明したが、これに限定されるものではない。不揮発性メモリとしてEPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリなどを用いた場合も同様である。
また、本発明のうち従属請求項に係る発明においては、従属先の請求項の構成要件の一部を省略する構成とすることもできる。また、本発明の1の独立請求項に係る発明の要部を、他の独立請求項に従属させることもできる。
第1の実施形態における電源回路の構成例の図。 比較例における電源回路の構成を示す図。 図2のメモリ読み出し回路とOTPメモリとの接続関係を示す図。 OTPセルの構成例を示す回路図。 メモリ制御回路がOTPセルに対してスタンバイ、書き込み及び読み出しの各動作を行うときの動作説明図。 メモリ読み出し動作のときの第1の電源電圧の変動の説明図。 第2の実施形態における電源回路の構成例の図。 第2の実施形態の変形例における電源回路の構成例の図。 第3の実施形態における電源回路の構成例の図。 図10(A)、(B)は非駆動期間の説明図。 非駆動期間指示信号生成回路の構成例のブロック図。 図11の非駆動期間指示信号生成回路の動作例のタイミング図。 第4の実施形態における電源回路の構成例の図。 第5の実施形態における電源回路の構成例の図。 第1〜第5の実施形態のいずれかの電源回路が適用されたデータドライバを含む表示装置の構成例のブロック図。 図15のデータドライバの構成例のブロック図。 図16の電源回路の構成例のブロック図。 図15及び図16の駆動部の構成例のブロック図。 図15の走査ドライバの構成例のブロック図。 図15の表示パネルの駆動波形の一例を示す図。 極性反転駆動の説明図。
符号の説明
10、20、50、60、70、80、90、250 電源回路、12 制御回路、
13 制御レジスタ、14 メモリ読み出し回路(動作回路)、30 OTPメモリ、
40 メモリ制御回路、210 液晶装置(表示装置)、212 表示パネル、
220 データドライバ(表示ドライバ)、230 走査ドライバ、
240 表示コントローラ、260 データ線駆動回路、C0〜C4 OTPセル、
D1、D2 ダイオード素子、NDP1、NDP2 非駆動期間指示信号、
OP1 第1のレギュレータ(第1の電圧供給回路)、
OP2 第2のレギュレータ(第2の電圧供給回路)、PL1 第1の電源線、
PL2 第2の電源線、Q1、Q2 MOSトランジスタ、R1 抵抗素子、
RC リファレンスセル、VDD 外部供給電源電圧、VOUT1 第1の電源電圧、
VOUT2 第2の電源電圧、Vref 基準電圧、VSS システム接地電源電圧

Claims (16)

  1. 表示パネルを駆動する駆動回路に電源電圧を供給するための電源回路であって、
    第1及び第2の電源線に接続され、基準電圧に基づいて第1の電源電圧を出力する第1の電圧供給回路と、
    前記第1及び第2の電源線に接続され、前記基準電圧に基づいて前記駆動回路の動作回路の電源電圧を出力する第2の電圧供給回路とを含み、
    前記第1の電圧供給回路が、
    前記駆動回路の駆動電圧を生成するための生成元電圧として前記第1の電源電圧を前記駆動回路に出力し、
    前記第2の電圧供給回路が、
    前記第1の電源線及び前記第2の電圧供給回路の出力に接続され所定の動作時に前記第1の電源線及び前記第2の電圧供給回路の出力との間に電流経路を形成する前記動作回路に対し、電源電圧を出力することを特徴とする電源回路。
  2. 請求項1において、
    前記第1の電圧供給回路の出力と前記第2の電圧供給回路の出力との間に挿入されたダイオード素子を含み、
    前記第1の電圧供給回路の出力から前記第2の電圧供給回路の出力への方向が順方向となるように前記ダイオード素子が挿入されていることを特徴とする電源回路。
  3. 請求項1において、
    前記第1の電圧供給回路の出力と前記第2の電圧供給回路の出力との間に挿入された抵抗素子を含むことを特徴とする電源回路。
  4. 請求項2又は3において、
    前記駆動回路の非駆動期間において、
    前記第2の電圧供給回路が、前記動作回路の電源電圧を出力し、
    前記駆動回路の駆動期間において、
    前記第2の電圧供給回路の動作電流が停止又は制限されることを特徴とする電源回路。
  5. 表示パネルを駆動する駆動回路に電源電圧を供給するための電源回路であって、
    第1及び第2の電源線に接続され、基準電圧に基づいて第1の電源電圧を出力する第1の電圧供給回路と、
    前記第1及び第2の電源線に接続され、前記基準電圧に基づいて前記駆動回路の動作回路の電源電圧を出力する第2の電圧供給回路とを含み、
    前記第1の電圧供給回路が、
    前記駆動回路の駆動電圧を生成するための生成元電圧として前記第1の電源電圧を前記駆動回路に出力し、
    前記駆動回路の非駆動期間において、
    前記第2の電圧供給回路が、前記第1の電源線及び前記第2の電圧供給回路の出力に接続され所定の動作時に前記第1の電源線及び前記第2の電圧供給回路の出力との間に電流経路を形成する前記動作回路に対し、電源電圧を出力し、
    前記駆動回路の駆動期間において、
    前記第2の電圧供給回路の動作電流が停止又は制限されることを特徴とする電源回路。
  6. 請求項2乃至5のいずれかにおいて、
    前記第1の電圧供給回路の出力のスルーレートが、
    前記第2の電圧供給回路の出力のスルーレートより大きいことを特徴とする電源回路。
  7. 表示パネルを駆動する駆動回路に電源電圧を供給するための電源回路であって、
    第1及び第2の電源線に接続され、基準電圧に基づいて第1の電源電圧を出力する第1のレギュレータと、
    ソースに前記駆動回路の動作回路の電源線が接続され、ドレインに前記第2の電源線が接続されるトランジスタと、
    前記第1のレギュレータの出力と前記動作回路の電源線との間に挿入されたダイオード素子とを含み、
    前記トランジスタが、
    エンハンスメント型のnチャネル型MOSトランジスタであり、そのゲート電圧が前記第2の電源線の電圧よりも低い電圧であり、
    前記ダイオード素子が、
    前記第1のレギュレータの出力から前記動作回路の電源線への方向が順方向となるように挿入され、
    前記第1のレギュレータが、
    前記駆動回路の駆動電圧を生成するための生成元電圧として前記第1の電源電圧を出力し、
    前記トランジスタのドレイン電圧が、
    所定の動作時に前記第1の電源線及び前記動作回路の電源線との間に電流経路を形成する前記動作回路の電源電圧として供給されることを特徴とする電源回路。
  8. 請求項7において、
    前記トランジスタのゲート電圧が、
    前記基準電圧と該トランジスタの閾値電圧との和の電圧に固定されていることを特徴とする電源回路。
  9. 表示パネルを駆動する駆動回路に電源電圧を供給するための電源回路であって、
    第1及び第2の電源線に接続され、基準電圧に基づいて第1の電源電圧を出力する第1のレギュレータと、
    ソースに前記駆動回路の動作回路の電源線が接続され、ドレインに前記第2の電源線が接続されるトランジスタと、
    前記第1のレギュレータの出力と前記動作回路の電源線との間に挿入されたダイオード素子とを含み、
    前記ダイオード素子が、
    前記第1のレギュレータの出力から前記動作回路の電源線への方向が順方向となるように挿入され、
    前記第1のレギュレータが、
    前記駆動回路の駆動電圧を生成するための生成元電圧として前記第1の電源電圧を前記駆動回路に出力し、
    前記駆動回路の駆動期間において、
    前記トランジスタのソース・ドレイン間が電気的に切断され、
    前記駆動回路の非駆動期間において、
    前記トランジスタのソース・ドレイン間が電気的に接続されると共に、該トランジスタのドレイン電圧が、所定の動作時に前記第1の電源線及び前記動作回路の電源線との間に電流経路を形成する前記動作回路の電源電圧として供給されることを特徴とする電源回路。
  10. 請求項9において、
    前記トランジスタが、
    エンハンスメント型のnチャネル型MOSトランジスタであり、そのゲートに、前記非駆動期間では、前記基準電圧と該MOSトランジスタの閾値電圧との和の電圧又は前記第2の電源線の電圧より低い電圧のゲート信号が供給されることを特徴とする電源回路。
  11. 請求項7乃至10のいずれかにおいて、
    前記ダイオード素子に代えて、前記第1のレギュレータの出力と前記動作回路の電源線との間に挿入された抵抗素子を含むことを特徴とする電源回路。
  12. 請求項1乃至11のいずれかにおいて、
    前記動作回路が、メモリ読み出し回路であり、
    前記メモリ読み出し回路が、
    前記駆動回路を制御するための制御データを記憶する不揮発性メモリのデータを読み出すための回路であることを特徴とする電源回路。
  13. 複数の走査線及び複数のデータ線を有する表示パネルの前記複数のデータ線を階調データに基づいて駆動するデータ線駆動回路と、
    駆動回路としての前記データ線駆動回路に、前記表示パネルの駆動電圧を生成するための生成元電圧として前記第1の電源電圧を出力する請求項1乃至12のいずれか記載の電源回路とを含むことを特徴とする表示ドライバ。
  14. 請求項13において、
    前記データ線駆動回路を制御するための制御データを記憶する不揮発性メモリを含み、
    前記動作回路が、
    前記不揮発性メモリのデータを読み出すためのメモリ読み出し回路であることを特徴とする表示ドライバ。
  15. 請求項13又は14において、
    前記複数の走査線を走査する走査線駆動回路を含むことを特徴とする表示ドライバ。
  16. 複数の走査線と、
    複数のデータ線と、
    前記複数の走査線及び複数のデータ線により特定される複数の画素と、
    前記複数のデータ線を駆動する請求項13乃至15のいずれか記載の表示ドライバとを含むことを特徴とする表示装置。
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