JP2005265726A - 風量測定装置及び風量測定方法 - Google Patents

風量測定装置及び風量測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】長期にわたって安定して正確な風量測定を行い得、且つ、圧力損失の発生を抑制する風量測定装置及び風量測定方法を提供することにある。
【解決手段】 モータ15の運転周波数を制御して風量の調整を行う送風機14の風量を測定する。送風機14における吸入口及び吐出口の少なくとも一方にはダクトを取り付ける。演算部2によって、モータ15に供給される電流の値Iとモータ15の運転周波数Fとを測定し、測定した電流値Iと運転周波数Fとに基づいて、送風機14によってダクト内を流れる気体の風量Qを算出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、風量測定装置及び風量測定方法、特にインバータによって回転制御を行う送風機の風量を測定する風量測定装置及びこれを用いた風量測定方法に関する。
従来から、空調設備、排煙設備等においては、排気や排煙のために送風機が利用されている。送風機の種類としては、遠心式送風機や容積式送風機が挙げられる。また、遠心式送風機の代表例としては、多翼ファン、ラジアルファン、ターボファン等が知られている。容積式送風機の代表例としては、ルーツ形送風機が知られている。
このような送風機の原動機としては、一般にモータが使用されている。モータの電源として交流が用いられる場合は、インバータによってモータの回転数の制御が行われ、これによって風量の調節が行われる。
また、このような送風機を利用する設備においては、風量の測定が重要となる。例えば、工場やビル等に設置された空調設備においては、外気に応じて吸気と排気とのバランスを調整するため風量の測定が行われる(例えば、特許文献1参照。)。更に、複数の部屋の空調を同時に行う場合は、各部屋を快適に保つために風量の測定が行われる(例えば、特許文献2参照。)。また、排煙設備においては、風量が足りないと、ダストが集塵機に捕らえられず、ダクト内にたまってしまうため、風量の測定が行われる。
風量測定の方法としては、風速センサを用いて風量を測定する方法が知られている。この方法では、ダクト内に設置した風速センサによってダクト内の風速を測定し、これにダクトの断面積を乗じて風量を得ることができる(例えば、特許文献1参照)。また、風速センサとしては、熱式やピトー管式等がある。その他、オリフィス板やベンチュリ管を用いた風量センサによって風量を測定する方法も知られている。
特開平7−55311号公報(第3頁) 特開平4−20736号公報(第3頁)
しかしながら、風速センサは排煙や排気によって汚れるため、メンテナンスが十分でないと正確な風速を測定できないという問題がある。特に、ピトー管式の風速センサは、構造上、ピトー管が汚れやすいため、頻繁にメンテナンスを行う必要がある。
また、オリフィス板やベンチュリ管を用いる場合は、これらによって圧力損失が生じるため、送風機にかかる負荷を上昇させてしまうという問題がある。また、送風機の負荷が上昇すると、送風機の消費電力も上昇するため、省エネルギー化の妨げとなる。
本発明の目的は、上記問題を解消し、長期にわたって安定して正確な風量測定を行い得、且つ、圧力損失の発生を抑制する風量測定装置及び風量測定方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明における風量測定装置は、吸入口及び吐出口の少なくとも一方にダクトが取り付けられ、且つ原動機の運転周波数を制御して風量調整を行う送風機の風量を測定する風量測定装置であって、前記原動機に供給される電流の値Iと前記原動機の運転周波数Fとを測定し、測定した前記電流の値Iと前記運転周波数Fとに基づいて、前記送風機によって前記ダクト内を流れる気体の風量Qを算出する演算部を有することを特徴する。
また、上記本発明における風量測定方法は、吸入口及び吐出口の少なくとも一方にダクトが取り付けられ、且つ原動機の回転数を制御して風量調整を行う送風機の風量を測定するための風量測定方法であって、(a)前記原動機に供給される電流の値Iを測定する工程と、(b)前記原動機の運転周波数Fを測定する工程と、(c)測定した前記電流の値Iと前記運転周波数Fとに基づいて、前記送風機によって前記ダクト内を流れる気体の風量Qを算出する工程とを少なくとも有することを特徴する。
また、本発明は、上記の本発明における風量測定方法を具現化するためのプログラムであっても良い。このプログラムをコンピュータにインストールして実行することにより、本発明における風量測定方法を実行できる。
以上のように本発明における風量測定装置及び風量測定方法によれば、メンテナンスの必要な風速センサ等のセンサを用いることなく、風量の測定が行える。このため、長期にわたって安定して正確な風量測定を行うことができる。また、運転周波数と電流値とから風量を測定するため、風量測定に起因する圧力損失は生じ得ず、送風機に負荷を与えないので省エネルギー化に貢献できる。
上記本発明における風量測定装置及び風量測定方法においては、前記原動機の運転周波数の制御がインバータ装置を用いて行われており、前記インバータ装置は、電源から供給された交流を直流に変換する整流回路、インバータ回路及び駆動回路を少なくとも有している態様であるのが好ましい。また、前記送風機はターボ式送風機であるのが好ましい。更に、前記ダクトは、空調設備又は排煙設備の一部を構成している態様であっても良い。
また、上記本発明における風量測定装置においては、前記演算部が、前記原動機に供給される電流の値Iとして、前記電源から前記整流回路に供給される交流の電流値I1を測定し、前記送風機の設計最大風量Qdと、前記送風機の定格運転周波数Fdと、前記設計最大風量Qd及び前記定格運転周波数Fdを前記送風機の予想性能曲線に当てはめて得られる電流値Idとを用いて、下記式(1)及び(2)によって前記風量Qを算出する態様とするのが好ましい。
(数1)
α=Qd/(Id/Fd2)・・・(1)
(数2)
Q=α(I1−k(Id(F/Fd)l−I1))/F2・・・(2)
但し、2<k<4、0<l<1である。
上記態様においては、前記式(2)における係数k及び次数lの値は、前記予想性能曲線上に複数のポイントを選定し、前記複数のポイントそれぞれにおける運転周波数fd、風量qd、電流値idを抽出し、前記複数のポイントそれぞれについて、下記式(3)から計算風量qcを算出し、算出した前記計算風量qcを用いて下記式(4)から誤差e1を算出したときに、前記誤差e1の平均値が最も小さくなるように設定されているのが好ましい。
(数3)
qc=α(id−k(Id(fd/Fd)l−id))/fd2・・・(3)
(数4)
e1=(qc−qd)/qc・・・(4)
また、上記本発明における風量測定装置においては、前記原動機が運転周波数を段階的に変更できるように構成され、前記演算部が、前記原動機に供給される電流の値Iとして、前記インバータ装置から出力した電流の値I2を測定し、前記原動機の運転周波数を段階的に変更しながらセンサを用いた前記送風機の風量の計測を予め行うことによって取得された、計測した風量が前記送風機の設計最大風量Qdに最も近似するときの運転周波数よりも一段上の運転周波数Feと、前記運転周波数Feで前記送風機を稼動したときに前記センサを用いて計測された風量Qeと、前記運転周波数Feで前記送風機を稼動したときに前記原動機に供給される電流の値Ieとを用いて、下記式(5)によって前記風量Qを算出する態様とするのも好ましい。
(数5)
Q=Qe・(Fe/F)m・(I2/Ie)n・・・(5)
但し、1<m<3、1<n<3である。
上記態様においては、前記式(5)における次数m及び次数nの値は、前記原動機の運転周波数frを段階的に変更しながら前記送風機を稼動して、センサによる前記送風機の風量qrの測定と、前記原動機に供給される電流の値irの測定とを行い、前記運転周波数frそれぞれについて、下記式(6)から計算風量qfを算出し、算出した前記計算風量qfを用いて下記式(7)から誤差e2を算出したときに、前記誤差e2の平均値が最も小さくなるように設定されているのが好ましい。
(数6)
qf=Qe・(Fe/fr)m・(ir/Ie)n・・・(6)
(数7)
e2=(qf−qr)/qf・・・(7)
上記本発明における風量測定装置においては、前記原動機の回転数を測定する回転数測定部を更に有し、前記演算部が、前記回転数測定部によって測定された前記回転数に基づいて、前記運転周波数Fの測定を行っている態様であっても良い。更に、前記駆動回路から前記インバータ回路に入力されるスイッチング信号を検出するスイッチング信号検出部を更に有し、前記演算部が、前記スイッチング信号検出部によって検出された前記スイッチング信号に基づいて、前記運転周波数Fの測定を行っている態様であっても良い。
また、上記本発明における風量測定方法においては、前記送風機の設計最大風量Qdと、前記送風機の定格運転周波数Fdと、前記設計最大風量Qd及び前記定格運転周波数Fdを前記送風機の予想性能曲線に当てはめて得られる電流値Idとを取得する工程を更に有し、前記(a)の工程において、前記原動機に供給される電流の値Iとして、前記電源から前記整流回路に供給される交流の電流値I1を測定し、前記(c)の工程において、上記式(1)及び(2)によって前記風量Qを算出する態様とするのが好ましい。
この態様においては、前記予想性能曲線上に複数のポイントを選定して、前記複数のポイントそれぞれにおける運転周波数fd、風量qd、電流値idを抽出する工程と、前記ポイント毎に、下記式(3)に前記運転周波数fdと前記電流値idとを代入して、計算風量qcを求める工程と、前記ポイント毎に、下記式(4)に、求められた前記計算風量qcと抽出した前記風量qdとを代入して、誤差e1を求める工程と、上記式(4)から求められた前記誤差e1の平均値が最も小さくなるように、上記式(2)及び上記式(3)における係数k及び次数lの値を設定する工程とを更に有しているのが好ましい。
上記本発明における風量測定方法においては、前記原動機が運転周波数を段階的に変更できるように構成されており、前記原動機の運転周波数を段階的に変更しながらセンサを用いた前記送風機の風量の計測を行って、計測した風量が前記送風機の設計最大風量Qdに最も近似するときの運転周波数よりも一段上の運転周波数Feと、前記運転周波数Feで前記送風機を稼動したときに前記センサを用いて計測された風量Qeと、前記運転周波数Feで前記送風機を稼動したときに前記原動機に供給される電流の値Ieとを取得する工程を更に有し、前記(a)の工程において、前記原動機に供給される電流の値Iとして、前記インバータ装置から出力した電流の値I2を測定し、前記(c)の工程において、上記式(5)によって前記風量Qを算出する態様とするのも好ましい。
また、この態様においては、前記原動機の運転周波数frを段階的に変更しながら前記送風機を稼動して、センサによる前記送風機の風量qrの測定と、前記原動機に供給される電流の値irの測定とを行う工程と、前記運転周波数frと、測定された前記電流値irとを下記式(6)に代入して計算風量qfを求める工程と、前記計算風量qfと、それに対応する前記風量qrとを下記式(7)に代入して、誤差e2を求める工程と、前記誤差e2の平均値が最も小さくなるように、上記式(5)及び上記式(6)における次数m及び次数nの値を設定する工程とを更に有しているのが好ましい。
また、上記本発明における風量測定方法においては、前記(b)の工程において、前記原動機の回転数を測定し、測定された前記回転数に基づいて、前記原動機の運転周波数Fの測定が行われるのが好ましい。また、前記(b)の工程において、前記駆動回路から前記インバータ回路に入力されるスイッチング信号を検出し、検出された前記スイッチング信号に基づいて、前記原動機の運転周波数Fの測定が行われるのも好ましい。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1における風量測定装置及び風量測定方法について、図1〜図5を参照しながら説明する。最初に、本実施の形態1における風量測定装置の構成について図1及び図2を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1における風量測定装置の構成を概略的に示す構成図である。図2は、図1に示す送風機の運転周波数を制御するインバータ装置の一例を示す図である。
図1に示すように、本実施の形態1では、風量測定装置1によって送風機14の風量の測定が行われる。本実施の形態1では、送風機14はモータ(原動機)15によって駆動され、モータ15の運転周波数の制御によって風量の調整が行われる。モータ15の運転周波数の制御には、インバータ装置20が用いられている。
また、測定対象となる送風機14は空調設備や排煙設備等で使用されているものであり、送風機14の吸入口及び吐出口の少なくとも一方には、図示していないが、ダクトが取り付けられている。風量測定装置1は、送風機14によってダクト内を流れる気体の風量Qを測定する。なお、送風機14の吸入口及び吐出口の少なくとも一方に取り付けられるダクトは、分岐を有さない、流路が一本のものであるのが好ましい。
インバータ装置20は、インバータ回路16、駆動回路17、及び整流回路18を備えている。図2に示すように、本実施の形態1ではインバータ回路16は三相インバータである。インバータ回路16は整流回路18を介して交流電源19に接続されており、インバータ回路16には、整流回路18によって変換された直流電力が供給される。
また、図2に示すように、インバータ回路16は、スイッチング素子として機能する電界効果トランジスタ23a〜23fを有している。電界効果トランジスタ23a〜23fの各ゲート端子は駆動回路17に接続されている。駆動回路17から出力されるスイッチング信号によって電界効果トランジスタ23a〜23fのON/OFFが行われる。
具体的には、電界効果トランジスタ23a〜23fは、LOWレベルのスイッチング信号によって「OFF」状態となり、HIGHレベルのスイッチング信号によって「ON」状態となる。ON状態となった電界効果トランジスタでは、整流回路18からの電流がドレイン端子からソース端子へと流れる。
従って、電界効果トランジスタ23a及び23bと、23c及び23dと、23e及び23fとをスイッチング信号によって交互にON状態とすると、スイッチング信号のタイミングに応じて、周波数の方形波電圧がモータ15に印加される。これにより、モータ15は、方形波電圧の周波数に応じた回転数で回転する。なお、本実施の形態1においては、モータ15の運転周波数の変更は、3Hz毎や5Hz毎といった特定の幅で段階的に可能となっている。
このように、本実施の形態1においては、インバータ装置20を用いてモータ15の運転周波数の制御が行われ、送風機14の風量調整が行われる。また、モータ15に供給される電流(インバータ回路16の出力電流)の値はモータ15の負荷に応じて変化する。
なお、本実施の形態1において、モータ15の制御を行うインバータ装置20やインバータ回路16は、図1及び図2に示す例に限定されず、これ以外のものであっても良い。また、インバータ装置20における出力周波数の制御方法も、特に限定されるものではなく、PWM方式やPAM方式等を採用できる。
また、図1に示すように、風量測定装置1は、演算部2、電流値測定部3、回転数測定部4、表示部5、入力部8、記憶部9、A/D変換器6及び7を備えている。演算部2は、モータ15に供給される電流の値Iとモータ15の運転周波数Fとを測定し、測定した値に基づいて、送風機14によるダクト内の風量Qを算出する。
本実施の形態1では、演算部2は、電流値測定部3を用いて電流値の測定を行っている。また、演算部2は、モータ15に供給される電流の値Iとして、交流電源19から整流回路18に供給される交流の電流値I1を測定している。具体的には、交流電源19の出力側に電流センサ13が取り付けられており、電流センサ13からの信号が電流値測定部3に出力される。電流センサ13から信号が出力されると、電流値測定部3は、この信号に基づいて電流値I1を計測し、電流値I1を特定する信号(電流特定信号)を出力する。電流特定信号はA/D変換器6によってデジタル信号に変換された後、演算部2に入力される。
また、本実施の形態1では、演算部2は、回転数測定部4を用いてモータ15の運転周波数Fの測定を行っている。具体的には、モータ15には回転数センサ12が取り付けられており、回転数センサ12からの信号が回転数測定部4に出力される。回転数センサ12から信号が出力されると、回転数測定部4は、この信号に基づいて回転数を測定し、回転数を特定する信号(回転数特定信号)を出力する。回転数特定信号はA/D変換器7によってデジタル信号に変換された後、演算部2に入力される。演算部2は、入力された回転数特定信号からモータ15の運転周波数Fの測定を行う。例えば、回転数特定信号によって特定された回転数が1500回転の場合、演算部2はモータ15の運転周波数が50Hzであると判断する。
また、本実施の形態1では、入力部8から、演算部2が風量Qを算出するために必要なデータが入力される。入力されるデータとしては、例えば、送風機14の予想性能曲線、設計最大風量Qd、定格運転周波数Fd、設計最大風量Qd及び定格運転周波数Fdを予想性能曲線に当てはめて得られる電流値Idが挙げられる。なお、本実施の形態1では、演算部2は、入力された予想性能曲線から電流値Idを求めることもできる。
入力部8から入力されたデータや、演算部2が求めた電流値Idは、記憶部9に記憶される。演算部2は、必要に応じて記憶部9からデータを読み出して風量Qの算出を行う。演算部2によって算出された風量Qは表示部5に表示される。演算部2による風量Qの算出方法については後述する。
なお、本実施の形態1では、入力部8へのデータの入力は、操作者によって行われている。また、表示部5には、操作者がデータを入力する際の入力画面や、モータ15の運転周波数F、電流値I1等を表示することもできる。
次に、本実施の形態1における風量測定装置の動作及び風量測定方法について図3〜図5を用いて説明する。但し、本実施の形態1における風量測定方法は、風量測定装置1を動作させることによって実施できる。よって、本実施の形態1における風量測定方法については、適宜図1及び図2を参酌しながら、図3に基づいて風量測定装置1の動作と共に説明する。図3は、本発明の実施の形態1における風量測定装置の動作の流れを示すフロー図である。
図3に示すように、先ず、演算部2は、記憶部9からデータを読み出して、風量Qの算出に必要なデータを取得する(ステップS1)。本実施の形態1においては、送風機14の設計最大風量Qd、送風機14の定格運転周波数Fd、電流値Idが読み出される。また、これらのデータは、送風機14を稼動する前に、予め操作者によって入力部8から入力されている。
次に、演算部2は、回転数測定部4が出力した回転数特定信号に基づいて、モータ15の運転周波数Fの測定を行う(ステップS2)。更に、演算部2は、電流値測定部3が出力した電流値特定信号から電流値I1の測定も行う(ステップS3)。なお、本実施の形態1において、ステップS1〜S3の順序は入れ替わっても良く、又ステップS1〜S3は同時に実行しても良い。
次に、演算部2は、読み出した設計最大風量Qd、定格運転周波数Fd及び電流値Idと、測定した運転周波数F及び電流値I1とを用いて、送風機14の風量Qの算出を行う(ステップS4)。具体的には、演算部2は、下記式(1)から係数αを求め、求めた係数αを下記式(2)に代入することによって、風量Qを算出する。
(数8)
α=Qd/(Id/Fd2)・・・(1)
(数9)
Q=α(I1−k(Id(F/Fd)l−I1))/F2・・・(2)
但し、上記式(2)において、係数kの範囲は2<k<4であり、次数lの範囲は0<l<1である。また、本実施の形態1においては、演算部2は、風量Qの測定を開始する前に、送風機14の予想性能曲線に基づいて係数k及び次数lを設定する。この点については後述する。
その後、算出された風量Qが表示部5に表示される(ステップS5)。また、本実施の形態1では、風量Qに加え、測定された運転周波数Fや、測定された電流値I1も、同時に表示部5に表示される。
ここで、演算部2によって行われる係数k及び次数lの設定について図4及び図5を用いて説明する。図4は、係数k及び次数lの設定プロセスを示すフロー図である。図5は、送風機の一例における予想性能曲線を示す図である。但し、設計最大風量Qdが500m3/min、定格運転周波数Fdが50Hz、定格静圧が5.5kPa、設計最大軸動力が72kW、モータの定格出力が90kWのターボ式送風機を例に挙げて説明する。また、交流電源19として400V/50Hzの交流電源が用いられている。
図4に示すように、最初に、演算部2は、記憶部9から予想性能曲線を読み出し、予想性能曲線上に複数のポイントを選定する(ステップS11)。本実施の形態1では、図5に示すように、演算部2はポイント1)〜9)までの9個のポイントを選定している。なお、ポイントの数は、複数であれば良く、特に限定されるものではない。また、ポイントの選定は、送風機14の最大能力付近が含まれるように行えば良い。
次に、演算部2は、1)〜9)のポイント毎に運転周波数fd、風量qd、電流値idを抽出する(ステップS12)。結果を表1に示す。
Figure 2005265726
次に、演算部2は、1)〜9)のポイント毎に、下記式(3)に運転周波数fdと電流値idとを代入する(ステップS13)。これにより、1)〜9)のポイント毎の計算風量qcが求められる。なお、下記式(3)は、上記式(2)から導かれる式であり、下記式(3)中のαも、上記式(1)から算出される。
(数10)
qc=α(id−k(Id(fd/Fd)l−id))/fd2・・・(3)
次に、演算部2は、1)〜9)のポイント毎に、下記式(4)に、ステップS13で求められた計算風量qcと、ステップS12で抽出した風量qdとを代入する(ステップS14)。これにより、1)〜9)のポイント毎に誤差e1が求められる。
(数11)
e1=(qc−qd)/qc・・・(4)
ここで、本例では、設計最大風量Qdが500m3/min、定格運転周波数Fdが50Hzであるから、図4に示す予想性能曲線からポイント1)における電流値idが電流値Idとなる(128A)。よって、上記式(1)からα=9766となる。また、ステップS13及びステップS14によって得られた結果は、以下の表2に示す通りとなる。なお、表2において、qc1〜qc9は、ポイント毎の計算風量qcを示している。
Figure 2005265726
次に、演算部2は、表2に示された結果に基づいて、ポイント毎の誤差e1の平均値が最も小さくなるように、上記式(2)及び上記式(3)における係数k及び次数lの値を設定する(ステップS15)。本例では、表2から、係数k=0.3、次数l=3のとき、誤差e1の平均値が最小となる。演算部2は、係数k=0.3、次数l=3と決定し、決定した値を記憶部9に格納する。また、係数k=0.3、次数l=3としたときの計算風量qc及び誤差e1は、下記表3の通りとなる。
Figure 2005265726
また、本例では、上述したようにα=9766であって、k=0.3、l=3であるから、上記式(2)は、下記式(8)として表される。よって、設計最大風量Qdが500m3/min、定格運転周波数Fdが50Hz、定格静圧が5.5kPa、設計最大軸動力が72kW、モータの定格出力が90kWのターボ式送風機を測定対象とした場合は、演算部2は、下記式(8)を用いて風量Qの算出(図3におけるステップS4)を行うことになる。
(数12)
Q=2930(I1−(128(F/50)3−I1)/F2・・・(8)
このように、本実施の形態1における風量測定装置及び風量測定方法によれば、風速センサ等を用いることなく、送風機の風量を測定できる。よって、従来に比べてメンテナンスを行う必要がないため、長期にわたって安定して正確な風量測定を行うことができる。
本実施の形態1において、送風機に供給される電流の値Iの測定は、電源とインバータ装置との間で行っているが、本実施の形態1はこの態様に限定されるものではない。例えば、インバータ装置の出力側において電流値Iを測定する態様であっても良い。
また、本実施の形態1においては、送風機14としてはターボファンを用いた場合について説明しているが、本実施の形態1はこれに限定するものではない。送風機14が、多翼ファン、ラジアルファンといったターボファン以外の遠心式送風機の場合でも、予想性能曲線から具体的な算出式が求められるため、風量Qを測定できる。また、本実施の形態1における風量測定装置及び風量測定方法は、容積式送風機の風量測定に対しても適用できる。
また、本実施の形態1における風量測定装置及び風量測定方法は、送風機がどのような設備に使用されていても適用できる。但し、算出される風量Qの正確性を向上させる点からは、送風機は、吸入口及び吐出口にダクトが取り付けられる設備、例えば、空調設備や排煙設備等に使用されているのが好ましい。この場合、送風機によってダクト内を流れる気体の風量が風量Qとして算出される。また、送風機の吸入口及び吐出口に取り付けられるダクトは、分岐を有さない、流路が一本のものであるのが好ましい。
本発明の風量測定装置は、コンピュータに、図3に示すステップS1〜S5を具現化させるプログラムをインストールし、このプログラムを実行することによっても、実現することができる。また、コンピュータには、図4に示すステップS11〜S15を具現化させるプログラムをインストールすることもできる。
このような態様においては、コンピュータのCPUは、演算部2として機能し、処理を行う。また、コンピュータに備えられたハードディスクやメモリ等の記憶装置が記憶部9として機能し、キーボード等の入力装置やUSB等のインターフェイスが入力部8として機能する。また、CPUを電流値測定部3及び回転数測定部4としても機能させても良いが、コンピュータのPCIバス等に、電流値測定部3として機能する機器や、回転数測定部4として機能する機器を接続するのが好ましい。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2における風量測定装置及び風量測定方法について、図6〜図8を参照しながら説明する。最初に、本実施の形態2における風量測定装置の構成について図6を用いて説明する。図6は、本発明の実施の形態2における風量測定装置の構成を概略的に示す構成図である。なお、図6において、図1に付された符号と同じ符号が付された部分は、図1に示すものと同様のものである。
図6に示すように、本実施の形態2では、風量測定装置21によって送風機14の風量の測定が行われる。本実施の形態2において、送風機14は、実施の形態1と同様のものであり、モータ15によって駆動されている。また、モータ15の運転周波数の制御は、インバータ装置20を用いて行われている。
また、図6に示すように、本実施の形態2においても、実施の形態1と同様に、風量測定装置21は、演算部22、電流値測定部3、回転数測定部4、表示部5、入力部8、記憶部9、A/D変換器6及び8を備えている。演算部22は、実施の形態1と同様に、モータ15に供給される電流の値Iとモータ15の運転周波数Fとを測定し、測定した値に基づいて、送風機14の風量Qを算出する。
また、本実施の形態2においても、実施の形態1と同様に、測定対象となる送風機14は空調設備や排煙設備等で使用されているものであり、送風機14の吸入口及び吐出口の少なくとも一方には、図示していないがダクトが取り付けられる。また、風量測定装置21も、送風機14によってダクト内を流れる気体の風量Qを測定する。なお、送風機14の吸入口及び吐出口の少なくとも一方に取り付けられるダクトは、分岐を有さない、流路が一本のものであるのが好ましい。
但し、本実施の形態2では、演算部22は、モータ15に供給される電流の値Iとして、インバータ装置20から出力された電流の値I2を測定している。具体的には、インバータ装置20の出力側に電流センサ13が取り付けられており、この点で実施の形態1と異なっている。
更に、本実施の形態2では、実施の形態1と異なり、演算部22は、実測値から導き出された算出式を用いて風量Qの算出を行っている。また、本実施の形態2では、実測値は、モータ15の運転周波数を段階的に変更しながら、吸入側または吐出側のダクト内を流れる気体の風量をセンサによって計測することによって取得される。なお、本実施の形態2においては、後述するように演算部2が実測値から算出式を導いているが、代わりに、操作者が予め実測値から算出式を求め、これを入力部8から入力する態様であっても良い。
また、本実施の形態2においては、上述の実測値の取得を行う際に、風量Qの算出に用いる運転周波数Fe、風量Qe、電流値Ieの取得も行われる。ここで、運転周波数Feは、センサを用いて計測した風量を送風機14の設計最大風量Qdに最も近似させる運転周波数の一段上の運転周波数である。風量Qeは、運転周波数Feで送風機14を稼動したときにセンサを用いて計測された風量である。電流値Ieは、運転周波数Feで送風機14を稼動したときにモータ15に供給される電流の値である。取得された運転周波数Fe、風量Qe及び電流値Ieは、記憶部9に格納され、風量Qの算出の際に読み出される。なお、電流値Ieも、電流値Iと同様に、インバータ装置20の出力側で計測されている。
次に、本実施の形態2おける風量測定装置の動作及び風量測定方法について図7及び図8を用いて説明する。但し、本実施の形態2における風量測定方法は、本実施の形態2における風量測定装置21を動作させることによって実施できる。よって、本実施の形態2においても、適宜図6を参酌しながら、風量測定装置21の動作と共に風量測定方法を説明する。図7は、本発明の実施の形態2における風量測定装置の動作の流れを示すフロー図である。
図7に示すように、先ず、演算部22は、記憶部9から、センサによる風量測定を行って得られたデータ、即ち、運転周波数Fe、運転周波数Feで送風機14を稼動したときの風量Qe及び電流値Ieを読み出す(ステップS21)。なお、これらのデータの具体的な取得方法については、後述する。
次に、演算部22は、回転数測定部4が出力した回転数特定信号に基づいて、モータ15の運転周波数Fの測定を行う(ステップS22)。更に、演算部2は、電流値測定部3が出力した電流値特定信号から電流値I2の測定も行う(ステップS23)。なお、本実施の形態2においても、実施の形態1と同様に、ステップS21〜S23の順序は入れ替わっても良く、又ステップS21〜S23は同時に実行しても良い。
次に、演算部22は、読み出した運転周波数Fe、風量Qe及び電流値Ieと、測定した運転周波数F及び電流値I2とを用いて、送風機14の風量Qの算出を行う(ステップS24)。具体的には、演算部22は、下記式(5)によって風量Qを算出する。
(数13)
Q=Qe・(Fe/F)m・(I2/Ie)n・・・(5)
但し、上記式(5)において、次数mの範囲は1<m<3であり、次数nの範囲は1<n<3である。また、本実施の形態2においては、演算部2は、運転周波数Fe、風量Qe及び電流値Ieの取得時に、次数m及びnを設定する。この点については後述する。
その後、算出された風量Qが表示部5に表示される(ステップS25)。また、本実施の形態2においても、風量Qに加え、測定された運転周波数Fや、測定された電流値I2も表示部5に表示される。
ここで、演算部22によって行われる運転周波数Fe、風量Qe及び電流値Ieの取得と、次数m及びnの設定とについて図8及び図9を用いて説明する。図8は、風量Qの算出に必要なデータの取得と次数m及びnの設定とのプロセスを示すフロー図である。図9は、測定対象となる送風機が設備に設置された状態を示す図である。
但し、実施の形態1と同様に、設計最大風量Qdが500m3/min、定格運転周波数Fdが50Hz、定格静圧5.5kPa、設計最大軸動力が72kW、モータの定格出力が90kWのターボ式送風機を例に挙げて説明する。交流電源19としては400V/50Hzの交流電源が用いられている。
また、図9に示すように、センサによる風量qrの実測は、送風機14の吸入口にダクト31を取り付け、吐出口にダクト32を取り付けた状態で行われる。図9の例では、ダクト31及び32の内径は共に800mmである。また、吸入側のダクト31内部における送風機14から8000mm離れた位置に、風量qrを実測するためのピトー管34が取り付けられている。ピトー管34は、ダクト31内の風速を特定する信号(風速特定信号)を演算部22に出力する。また、ピトー管34は、図8に示すステップが全て終了した後、取り外される。吐出側のダクト31の内部には、直径が800mmのダンパー33が取り付けられている。
なお、図9の例では、ピトー管34は、送風機14の吸入側に設置されているが、これに限定されず、送風機14の吐出側に配置されていても良い。ピトー管34は、送風機の吸入口付近等に生じる乱流の影響を受けないように取り付ければ良い。
先ず、送風機14の運転が始まると、演算部22は、回転数測定部4が出力した回転数特定信号に基づいて、モータ15の運転周波数frの測定を行う(ステップS31)。次いで、演算部22は、電流値測定部3が出力した電流値特定信号に基づいて電流値irの測定を行う(ステップS32)。
更に、演算部22は、ピトー管34が出力した風速特定信号で特定された風速にダクト31の断面積を乗じることによって、送風機14の風量qrを測定する(ステップS33)。ステップS33で測定された風量qrは実測値である。
次に、演算部22は、送風機14の運転が終了したかどうかの判定を行う(ステップS34)。送風機14の運転が終了していない場合は、再度ステップS31〜S33を実行する。終了している場合は、ステップS35に移行する。なお、送風機14の運転は、モータ15の運転周波数を段階的に変更しながら行われている。このため、運転周波数fr毎に電流値ir及び風量qrが取得され、これらは運転周波数frと関連付けて記憶部9に格納される。表4に、スッテプS31〜S33によって取得された運転周波数fr、電流値ir及び風量qrを示す。
Figure 2005265726
次に、演算部22は、計測した風量qrが送風機14の設計最大風量Qdに最も近似するときの運転周波数frを特定し、更に特定した運転周波数よりも一段上の運転周波数Feを特定する(ステップS35)。本例では、設計最大風量Qdは500m3/minであることから、表4から分るように、設計最大風量Qdに最も近似するときの運転周波数frは35Hzである。よって、演算部22は、運転周波数Fe=40Hzと特定し、特定した運転周波数Feを記憶部9に格納する。
次に、演算部22は、運転周波数Feで送風機14を稼動したきの実測の風量qr及び電流値irを抽出し、抽出した値を風量Qe及び電流値Ieとして特定する(ステップS36)。本例では、表4より、演算部22は、Qe=623.3m3/min、Ie=129Aと特定し、特定した風量Qe及び電流値Ieも記憶部9に格納する。
次いで、演算部22は、上記式(5)における次数m及びnを設定するため、測定された運転周波数frと、対応する電流値irとを下記式(6)に代入する(ステップS37)。これにより、運転周波数fr毎に計算風量qfが求められる。
(数14)
qf=Qe・(Fe/fr)m・(ir/Ie)n・・・(6)
更に、演算部22は、ステップS37で求めた計算風量qfと、それに対応する風量qrとを下記式(7)に代入する(ステップS38)。これにより、運転周波数fr毎に誤差e2が求められる。
(数15)
e2=(qf−qr)/qf・・・(7)
ここで、ステップS37及びS38によって得られた結果を表5に示す。なお、表5において、qf1〜qf4は、運転周波数fr毎の計算風量qfを示している。
Figure 2005265726
次に、演算部22は、表5に示された結果に基づいて、誤差e2の平均値が最も小さくなるように、上記式(5)及び上記式(6)における次数m及び次数nの値を設定する(ステップS39)。本例では、表5から、次数m=1.5、次数n=2のとき、誤差e2の平均値が最小となる。演算部22は、次数m=1.5、次数n=2と決定し、決定した値を記憶部9に格納する。また、次数m=1.5、次数n=2としたときの計算風量qf及び誤差e2は、下記の表6の通りとなる。
Figure 2005265726
よって、設計最大風量Qdが500m3/min、定格運転周波数Fdが50Hz、定格静圧が5.5kPa、設計最大軸動力が72kW、モータの定格出力が90kWのターボ式送風機を測定対象とした場合は、演算部22は、下記式(9)を用いて風量Qの算出(図7におけるステップS24)を行うことになる。
(数16)
Q=623.3(40/F)1.5・(I2/129)2・・・(9)
このように、本実施の形態2における風量測定装置及び風量測定方法によっても、実施の形態1と同様に、風速センサ等を用いることなく、送風機の風量を測定できる。よって、従来に比べてメンテナンスを行う必要がないため、長期にわたって安定して正確な風量測定を行うことができる。また、本実施の形態2では、実測値に基づいて風量Qの算出式が決定されるため、実施の形態1に比べてより精度の高い風量測定が可能となる。
また、図6で示したように、本実施の形態2においても、実施の形態1と同様に、モータ15の運転周波数Fの測定は、モータ15の回転数を測定することによって行われているが、本実施の形態2はこれに限定されるものではない。本実施の形態2においては、例えば、駆動回路17がインバータ回路16に出力するスイッチング信号によって、運転周波数Fを測定することができる。
図10は、本発明の実施の形態2における風量測定装置の他の例の構成を概略的に示す構成図である。図10に示す風量測定装置41は、図6で示した回転数測定部4の代わりに、スイッチング信号検出部43を備えている。スイッチング信号検出部43は、駆動回路17がインバータ回路16に出力するスイッチング信号を検出する。このため、演算部42は、スイッチング信号43に基づいて、モータ15の運転周波数Fを測定する。
なお、この点以外においては、演算部42は、図6に示した演算部22と同様に機能する。また、実施の形態1における風量測定装置においても、図10の例と同様に、回転数測定部4の代わりに、スイッチング信号検出部43を備えた態様とできる。
実施の形態2における風量測定装置を用いて、実際に風量測定を行った。なお、本実施例1においても、測定対象となる送風機は、設計最大風量Qdが500m3/min、定格運転周波数Fdが50Hz、定格静圧5.5kPa、設計最大軸動力が72kW、モータの定格出力が90kWのターボ式送風機である。また、図9に示したように、ターボ式送風機には、内径が800mmのダクト31及び32が取り付けられる。
上記の送風機を測定対象とする場合は、上述したように、Qeは623.3m3/min、Ieは129Aとなり、次数mは1.5、次数nは2に設定される。このため、演算部22は上記式(9)を用いて風量Qを算出する。また、本実施例1では、算出された風量Qの比較のため、同時にピトー管34によって風量の実測も行った。結果を以下の表7に示す。なお、表7における誤差は、下記の式(9)によって算出されている。
(数17)
誤差=(風量Q−実測風量)/風量Q・・・(9)
Figure 2005265726
表7から分るように、実施例1における風量測定装置及び風量測定方法によれば、ピトー管等のセンサを用いることなく、精度の高い風量測定を行える。
以上のように、本発明における風量測定装置及び風量測定方法によれば、風速センサ等のセンサを用いることなく、風量の測定が行える。このため、頻繁にメンテナンスの必要がないため、送風機を利用する設備におけるランニングコストを低減できる。また、風量測定に起因する圧力損失の発生を抑制できる。このため、送風機の消費電力の上昇を抑制でき、省エネルギー化に貢献できる。
本発明の実施の形態1における風量測定装置の構成を概略的に示す構成図である。 図1に示す送風機の運転周波数を制御するインバータ装置の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1における風量測定装置の動作の流れを示すフロー図である。 係数k及び次数lの設定プロセスを示すフロー図である。 送風機の一例における予想性能曲線を示す図である。 本発明の実施の形態2における風量測定装置の構成を概略的に示す構成図である。 本発明の実施の形態2における風量測定装置の動作の流れを示すフロー図である。 風量Qの算出に必要なデータの取得と次数m及びnの設定とのプロセスを示すフロー図である。 測定対象となる送風機が設備に設置された状態を示す図である。 本発明の実施の形態2における風量測定装置の他の例の構成を概略的に示す構成図である。
符号の説明
1、21、41 風量測定装置
2、22、42 演算部
3 電流値測定部
4 回転数測定部
5 表示部
6、7 A/D変換器
8 入力部
9 記憶部
12 回転数センサ
13 電流センサ
14 送風機
15 モータ(原動機)
16 インバータ回路
17 駆動回路
18 整流回路
19 交流電源
20 インバータ装置
23a〜23f 電界効果トランジスタ
31、32 ダクト
33 ダンパー
34 ピトー管
43 スイッチング信号検出部

Claims (20)

  1. 吸入口及び吐出口の少なくとも一方にダクトが取り付けられ、且つ原動機の運転周波数を制御して風量調整を行う送風機の風量を測定する風量測定装置であって、
    前記原動機に供給される電流の値Iと前記原動機の運転周波数Fとを測定し、測定した前記電流の値Iと前記運転周波数Fとに基づいて、前記送風機によって前記ダクト内を流れる気体の風量Qを算出する演算部を有することを特徴する風量測定装置。
  2. 前記原動機の運転周波数の制御がインバータ装置を用いて行われており、前記インバータ装置は、電源から供給された交流を直流に変換する整流回路、インバータ回路及び駆動回路を少なくとも有している請求項1に記載の風量測定装置。
  3. 前記演算部が、前記原動機に供給される電流の値Iとして、前記電源から前記整流回路に供給される交流の電流値I1を測定し、前記送風機の設計最大風量Qdと、前記送風機の定格運転周波数Fdと、前記設計最大風量Qd及び前記定格運転周波数Fdを前記送風機の予想性能曲線に当てはめて得られる電流値Idとを用いて、下記式(1)及び(2)によって前記風量Qを算出する請求項2に記載の風量測定装置。
    α=Qd/(Id/Fd2)・・・(1)
    Q=α(I1−k(Id(F/Fd)l−I1))/F2・・・(2)
    但し、2<k<4、0<l<1である。
  4. 前記式(2)における係数k及び次数lの値は、
    前記予想性能曲線上に複数のポイントを選定し、前記複数のポイントそれぞれにおける運転周波数fd、風量qd、電流値idを抽出し、前記複数のポイントそれぞれについて、下記式(3)から計算風量qcを算出し、算出した前記計算風量qcを用いて下記式(4)から誤差e1を算出したときに、前記誤差e1の平均値が最も小さくなるように設定されている請求項3記載の風量測定装置。
    qc=α(id−k(Id(fd/Fd)l−id))/fd2・・・(3)
    e1=(qc−qd)/qc・・・(4)
  5. 前記原動機が運転周波数を段階的に変更できるように構成され、
    前記演算部が、前記原動機に供給される電流の値Iとして、前記インバータ装置から出力した電流の値I2を測定し、前記原動機の運転周波数を段階的に変更しながらセンサを用いた前記送風機の風量の計測を予め行うことによって取得された、計測した風量が前記送風機の設計最大風量Qdに最も近似するときの運転周波数よりも一段上の運転周波数Feと、前記運転周波数Feで前記送風機を稼動したときに前記センサを用いて計測された風量Qeと、前記運転周波数Feで前記送風機を稼動したときに前記原動機に供給される電流の値Ieとを用いて、下記式(5)によって前記風量Qを算出する請求項2記載の風量測定装置。
    Q=Qe・(Fe/F)m・(I2/Ie)n・・・(5)
    但し、1<m<3、1<n<3である。
  6. 前記式(5)における次数m及び次数nの値は、
    前記原動機の運転周波数frを段階的に変更しながら前記送風機を稼動して、センサによる前記送風機の風量qrの測定と、前記原動機に供給される電流の値irの測定とを行い、前記運転周波数frそれぞれについて、下記式(6)から計算風量qfを算出し、算出した前記計算風量qfを用いて下記式(7)から誤差e2を算出したときに、前記誤差e2の平均値が最も小さくなるように設定されている請求項5記載の風量測定装置
    qf=Qe・(Fe/fr)m・(ir/Ie)n・・・(6)
    e2=(qf−qr)/qf・・・(7)
  7. 前記原動機の回転数を測定する回転数測定部を更に有し、
    前記演算部が、前記回転数測定部によって測定された前記回転数に基づいて、前記運転周波数Fの測定を行っている請求項1〜6のいずれかに記載の風量測定装置。
  8. 前記駆動回路から前記インバータ回路に入力されるスイッチング信号を検出するスイッチング信号検出部を更に有し、
    前記演算部が、前記スイッチング信号検出部によって検出された前記スイッチング信号に基づいて、前記運転周波数Fの測定を行っている請求項2〜6のいずれかに記載の風量測定装置。
  9. 前記送風機がターボ式送風機である請求項1〜8のいずれかに記載の風量測定装置。
  10. 前記ダクトが、空調設備又は排煙設備の一部を構成している請求項1〜9のいずれかに記載の風量測定装置。
  11. 吸入口及び吐出口の少なくとも一方にダクトが取り付けられ、且つ原動機の回転数を制御して風量調整を行う送風機の風量を測定するための風量測定方法であって、
    (a)前記原動機に供給される電流の値Iを測定する工程と、
    (b)前記原動機の運転周波数Fを測定する工程と、
    (c)測定した前記電流の値Iと前記運転周波数Fとに基づいて、前記送風機によって前記ダクト内を流れる気体の風量Qを算出する工程とを少なくとも有することを特徴する風量測定方法。
  12. 前記原動機の運転周波数の制御がインバータ装置を用いて行われており、前記インバータ装置は、電源から供給された交流を直流に変換する整流回路、インバータ回路及び駆動回路を少なくとも有している請求項11に記載の風量測定方法。
  13. 前記送風機の設計最大風量Qdと、前記送風機の定格運転周波数Fdと、前記設計最大風量Qd及び前記定格運転周波数Fdを前記送風機の予想性能曲線に当てはめて得られる電流値Idとを取得する工程を更に有し、
    前記(a)の工程において、前記原動機に供給される電流の値Iとして、前記電源から前記整流回路に供給される交流の電流値I1を測定し、
    前記(c)の工程において、下記式(1)及び(2)によって前記風量Qを算出する請求項12に記載の風量測定方法。
    α=Qd/(Id/Fd2)・・・(1)
    Q=α(I1−k(Id(F/Fd)l−I1))/F2・・・(2)
    但し、2<k<4、0<l<1である。
  14. 前記予想性能曲線上に複数のポイントを選定して、前記複数のポイントそれぞれにおける運転周波数fd、風量qd、電流値idを抽出する工程と、
    前記ポイント毎に、下記式(3)に前記運転周波数fdと前記電流値idとを代入して、計算風量qcを求める工程と、
    前記ポイント毎に、下記式(4)に、求められた前記計算風量qcと抽出した前記風量qdとを代入して、誤差e1を求める工程と、
    下記式(4)から求められた前記誤差e1の平均値が最も小さくなるように、前記式(2)及び下記式(3)における係数k及び次数lの値を設定する工程とを更に有している請求項13記載の風量測定方法。
    qc=α(id−k(Id(fd/Fd)l−id))/fd2・・・(3)
    e1=(qc−qd)/qc・・・(4)
  15. 前記原動機が運転周波数を段階的に変更できるように構成されており、
    前記原動機の運転周波数を段階的に変更しながらセンサを用いた前記送風機の風量の計測を行って、計測した風量が前記送風機の設計最大風量Qdに最も近似するときの運転周波数よりも一段上の運転周波数Feと、前記運転周波数Feで前記送風機を稼動したときに前記センサを用いて計測された風量Qeと、前記運転周波数Feで前記送風機を稼動したときに前記原動機に供給される電流の値Ieとを取得する工程を更に有し、
    前記(a)の工程において、前記原動機に供給される電流の値Iとして、前記インバータ装置から出力した電流の値I2を測定し、
    前記(c)の工程において、下記式(5)によって前記風量Qを算出する請求項12記載の風量測定方法。
    Q=Qe・(Fe/F)m・(I2/Ie)n・・・(5)
    但し、1<m<3、1<n<3である。
  16. 前記原動機の運転周波数frを段階的に変更しながら前記送風機を稼動して、センサによる前記送風機の風量qrの測定と、前記原動機に供給される電流の値irの測定とを行う工程と、
    前記運転周波数frと、測定された前記電流値irとを下記式(6)に代入して計算風量qfを求める工程と、
    前記計算風量qfと、それに対応する前記風量qrとを下記式(7)に代入して、誤差e2を求める工程と、
    前記誤差e2の平均値が最も小さくなるように、前記式(5)及び下記式(6)における次数m及び次数nの値を設定する工程とを更に有している請求項15に記載の風量測定方法。
    qf=Qe・(Fe/fr)m・(ir/Ie)n・・・(6)
    e2=(qf−qr)/qf・・・(7)
  17. 前記(b)の工程において、前記原動機の回転数を測定し、測定された前記回転数に基づいて、前記原動機の運転周波数Fの測定が行われる請求項11から16のいずれかに記載の風量測定方法。
  18. 前記(b)の工程において、前記駆動回路から前記インバータ回路に入力されるスイッチング信号を検出し、検出された前記スイッチング信号に基づいて、前記原動機の運転周波数Fの測定が行われる請求項12から16のいずれかに記載の風量測定方法。
  19. 前記送風機がターボ式送風機である請求項11〜18のいずれかに記載の風量測定方法。
  20. 前記ダクトが、空調設備又は排煙設備の一部を構成している請求項11〜19のいずれかに記載の風量測定方法。
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