JP2005265269A - 冷凍サイクル用熱交換パイプ - Google Patents

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直樹 横山
Takeshi Shimizu
武 清水
Koichi Nishimura
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Kazue Yamato
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    • F25B2400/05Compression system with heat exchange between particular parts of the system
    • F25B2400/052Compression system with heat exchange between particular parts of the system between the capillary tube and another part of the refrigeration cycle

Abstract

【課題】伝熱面積および熱伝達率を増加させることにより、サクションパイプ内を流れる冷媒とキャピラリーチューブ内を流れる冷媒との熱交換量を増加させ、冷凍効率を向上させることができる冷凍サイクル用熱交換パイプを提供する。
【解決手段】サクションパイプ5とキャピラリーチューブ3の外表面を互いに熱的に接触するように接合し、サクションパイプ5の内表面に、サクションパイプ5の管軸方向と同一方向の溝を備え、サクションパイプ5内表面積を増加させ、サクションパイプ5内を流れる冷媒が内表面に設けられた溝により攪拌されることにより、サクションパイプ5内表面における伝熱面積および熱伝達率が増加するため、サクションパイプ5内を流れる冷媒とキャピラリーチューブ3内を流れる冷媒との熱交換量が増加し、冷凍効率を向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍効率を向上させる冷凍サイクル用熱交換パイプに関するものである。
従来、冷蔵庫等に用いられる圧縮機と凝縮器とキャピラリーチューブと蒸発器とサクションパイプを順次環状に接続した冷凍サイクルにおいては、キャピラリーチューブから蒸発器に流入する冷媒の温度を低下させ、液相割合を増やすことで蒸発器内における冷媒の蒸発潜熱量を大きくし、冷凍効率を高めるため、低温冷媒の流れるサクションパイプと高温冷媒の流れるキャピラリーチューブを熱交換的に接触させており、サクションパイプの外表面に管軸方向に延びる突条部を設け、この突条部に沿ってキャピラリーチューブを接合した構造の冷凍サイクル用熱交換パイプが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図10は、特許文献1に記載された従来の冷凍サイクル用熱交換パイプを示すものである。また、図9は特許文献1に記載された従来の冷凍サイクル用熱交換パイプが用いられる一般的な冷凍サイクルを示すものである。
はじめに従来の冷凍サイクル用熱交換パイプが用いられる一般的な冷凍サイクルについて、図9を用いて説明する。図9において101は圧縮機、102は凝縮器、103はキャピラリーチューブ、104は蒸発器、105はサクションパイプであり、106はサクションパイプとキャピラリーチューブを熱交換的に接触させた熱交換パイプである。
以上のように構成された従来の冷凍サイクル用熱交換パイプが用いられる一般的な冷凍サイクルについて、その動作を説明する。
圧縮機101において圧縮された冷媒は、高温高圧ガスとなって凝縮器102に送られ、ここで放熱して液化されるようになる。液化された冷媒は、キャピラリーチューブ103を通って蒸発器104に送られ、ここで蒸発することに伴い周囲の熱を奪い、この結果周囲の空気を冷却する。蒸発した冷媒はサクションパイプ105を通って圧縮機101に戻り、再び圧縮される。サクションパイプ105とキャピラリーチューブ103は冷凍効率を高めるため、熱交換的に接触させた冷凍サイクル用熱交換パイプ106を構成している。
次に従来の冷凍サイクル用熱交換パイプについて図10を用いて説明する。図10に示す冷凍サイクル用熱交換パイプの断面図おいて、107はサクションパイプ105の外表面の一部に、管軸方向に沿って設けられた突条部である。この突条部にキャピラリーチューブ103を溶接等の手段によって接合し、サクションパイプ内を流れる冷媒とキャピラリーチューブ内を流れる冷媒との熱交換効率を向上させている。
特開2001−248979号公報
しかしながら、上記従来の構成では、サクションパイプとキャピラリーチューブの外表面は突条部を介してのみ接触しており、伝熱面積が少なく、サクションパイプ内を流れる冷媒とキャピラリーチューブ内を流れる冷媒との間で十分な熱交換量が得られないという問題点があった。本発明は、上記従来の課題を解決するもので、サクションパイプおよびキャピラリーチューブの外表面および内表面形状を改良することにより、伝熱面積および熱伝達率を増加させ、サクションパイプ内を流れる冷媒とキャピラリーチューブ内を流れる冷媒との熱交換量を増加させ、冷凍効率を向上させる冷凍サイクル用熱交換パイプを提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷凍サイクル用熱交換パイプは、圧縮機と凝縮器とキャピラリーチューブと蒸発器とサクションパイプを順次環状に接続した冷凍サイクルにおいて、前記サクションパイプと前記キャピラリーチューブの外表面を互いに熱的に接触するように接合し、サクションパイプの内表面に、サクションパイプの管軸方向と同一方向の溝を設けたことを特徴としたものである。
これによって、サクションパイプ単位長さ当りの内表面積が増加し、サクションパイプ内を流れる冷媒が内表面に設けられた溝により攪拌されることにより、サクションパイプ内表面における伝熱面積および熱伝達率が増加するため、サクションパイプ内を流れる冷媒とキャピラリーチューブ内を流れる冷媒との熱交換量が増加し、冷凍効率を向上させることができる。
また、本発明の冷凍サイクル用熱交換パイプは、圧縮機と凝縮器とキャピラリーチューブと蒸発器とサクションパイプを順次環状に接続した冷凍サイクルにおいて、前記サクションパイプと前記キャピラリーチューブの外表面を互いに熱的に接触するように接合し、キャピラリーチューブの内表面に、キャピラリーチューブの管軸方向と同一方向の溝を設けたことを特徴としたものである。
これによって、キャピラリーチューブ単位長さ当りの内表面積が増加し、キャピラリーチューブ内を流れる冷媒が内表面に設けられた溝により攪拌されることにより、キャピラリーチューブ内表面における伝熱面積および熱伝達率が増加するため、サクションパイプ内を流れる冷媒とキャピラリーチューブ内を流れる冷媒との熱交換量が増加し、冷凍効率を向上させることができる。
また、本発明の冷凍サイクル用熱交換パイプは、圧縮機と凝縮器とキャピラリーチューブと蒸発器とサクションパイプを順次環状に接続した冷凍サイクルにおいて、サクションパイプとキャピラリーチューブを偏平状に加工し、互いの外表面を、緩やかな偏平面にて熱的に接触するように接合したことを特徴としたものである。
これによって、サクションパイプとキャピラリーチューブの外表面の接触面積を増加させることができるため、サクションパイプとキャピラリーチューブの外表面における伝熱面積が増加し、サクションパイプ内を流れる冷媒とキャピラリーチューブ内を流れる冷媒との熱交換量が増加し、冷凍効率を向上させることができる。
また、本発明の冷凍サイクル用熱交換パイプは、圧縮機と凝縮器とキャピラリーチューブと蒸発器とサクションパイプを順次環状に接続した冷凍サイクルにおいて、サクションパイプとキャピラリーチューブを四角形状に加工し、互いの外表面を、平面にて熱的に接触するように接合したことを特徴としたものである。
これによって、サクションパイプとキャピラリーチューブの外表面を面接触させることができるため、サクションパイプとキャピラリーチューブの外表面における伝熱面積が大幅に増加するため、サクションパイプ内を流れる冷媒とキャピラリーチューブ内を流れる冷媒との熱交換量が増加し、冷凍効率を向上させることができる。
本発明の冷凍サイクル用熱交換パイプは、伝熱面積および熱伝達率を増加させることにより、サクションパイプ内を流れる冷媒とキャピラリーチューブ内を流れる冷媒との熱交換量を増加させ、冷凍効率を向上させることができる。また、必要な熱交換量に対する冷凍サイクル用熱交換パイプの長さを削減することが可能となり、製造コストを削減することができる。
請求項1に記載の発明は、圧縮機と凝縮器とキャピラリーチューブと蒸発器とサクションパイプを順次環状に接続した冷凍サイクルにおいて、前記サクションパイプと前記キャピラリーチューブの外表面を互いに熱的に接触するように接合し、サクションパイプの内表面に、サクションパイプの管軸方向と同一方向の溝を設けることにより、サクションパイプ単位長さ当りにおける内表面積が増加し、サクションパイプ内を流れる冷媒が内表面に設けられた溝により攪拌されることにより、サクションパイプ内表面における伝熱面積および熱伝達率が増加するため、サクションパイプ内を流れる冷媒とキャピラリーチューブ内を流れる冷媒との熱交換量が増加し、冷凍効率を向上させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明の冷凍サイクル用熱交換パイプを、サクションパイプ内表面に設けた溝は、サクションパイプの管軸方向に対して斜めの角度を有することを特徴とすることにより、サクションパイプ単位長さ当りにおける内表面積がさらに増加し、サクションパイプ内を流れる冷媒が、内表面に設けられた、冷媒の進行方向に対して角度を有する溝によりさらに攪拌されることにより、サクションパイプ内表面における伝熱面積および熱伝達率がより増加するため、サクションパイプ内を流れる冷媒とキャピラリーチューブ内を流れる冷媒との熱交換量が増加し、冷凍効率を向上させることができる。
請求項3に記載の発明は、圧縮機と凝縮器とキャピラリーチューブと蒸発器とサクションパイプを順次環状に接続した冷凍サイクルにおいて、前記サクションパイプと前記キャピラリーチューブの外表面を互いに熱的に接触するように接合し、キャピラリーチューブの内表面には、キャピラリーチューブの管軸方向と同一方向の溝を設けることにより、キャピラリーチューブ単位長さ当りにおける内表面積が増加し、キャピラリーチューブ内を流れる冷媒が内表面に設けられた溝により攪拌されることにより、キャピラリーチューブ内表面における伝熱面積および熱伝達率が増加するため、サクションパイプ内を流れる冷媒とキャピラリーチューブ内を流れる冷媒との熱交換量が増加し、冷凍効率を向上させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3記載の発明の冷凍サイクル用熱交換パイプを、キャピラリーチューブ内表面に設けた溝は、キャピラリーチューブの管軸方向に対して斜めの角度を有することを特徴とすることにより、キャピラリーチューブ単位長さ当りにおける内表面積がさらに増加し、キャピラリーチューブ内を流れる冷媒が内表面に設けられた溝によりさらに攪拌されることにより、キャピラリーチューブ内表面における伝熱面積および熱伝達率がより増加するため、サクションパイプ内を流れる冷媒とキャピラリーチューブ内を流れる冷媒との熱交換量が増加し、冷凍効率を向上させることができる。
請求項5に記載の発明は、圧縮機と凝縮器とキャピラリーチューブと蒸発器とサクションパイプを順次環状に接続した冷凍サイクルにおいて、前記サクションパイプと前記キャピラリーチューブを偏平形状に加工し、互いの外表面を、緩やかな偏平面にて熱的に接触するように接合することにより、サクションパイプとキャピラリーチューブの外表面の接触面積を増加させることができるため、サクションパイプとキャピラリーチューブの外表面における伝熱面積が増加し、サクションパイプ内を流れる冷媒とキャピラリーチューブ内を流れる冷媒との熱交換量が増加し、冷凍効率を向上させることができる。
請求項6に記載の発明は、圧縮機と凝縮器とキャピラリーチューブと蒸発器とサクションパイプを順次環状に接続した冷凍サイクルにおいて、前記サクションパイプと前記キャピラリーチューブを四角形状に加工し、互いの外表面を、平面にて熱的に接触するように接合したことを特徴とすることにより、サクションパイプとキャピラリーチューブの外表面を面接触させることができるため、サクションパイプとキャピラリーチューブの外表面における伝熱面積が大幅に増加し、サクションパイプ内を流れる冷媒とキャピラリーチューブ内を流れる冷媒との熱交換量が増加し、冷凍効率を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参考にしながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷凍サイクル用熱交換パイプの断面図であり、図2は同実施例のサクションパイプの斜視図である。また、図9は本発明の冷凍サイクル用熱交換パイプが用いられる一般的な冷凍サイクルについて示したものである。
図9において、圧縮機1において圧縮された冷媒は、高温高圧ガスとなって凝縮器2に送られ、ここで放熱して液化され、凝縮器内の冷媒温度は、例えば外気温30℃のとき40℃程度の温度となる。液化された40℃程度の高温冷媒は、キャピラリーチューブ3を通って減圧され、蒸発器4に送られ、ここで蒸発することに伴い周囲の熱を奪い、この結果周囲の空気を冷却する。蒸発器4は例えば冷却温度が約−28℃となるように、0.09MPa程度の圧力に設定されている。蒸発した−28℃程度の低温冷媒はサクションパイプ5を通って圧縮機1に戻り、再び圧縮される。
図1および図2において、サクションパイプ5の内表面にはサクションパイプ5の管軸方向と同一方向のサクションパイプ内表面溝8が設けられており、サクションパイプ5とキャピラリーチューブ3は、互いに熱的に接触するように、はんだ9により接合され、冷凍サイクル用熱交換パイプ6を構成している。
以上のように構成された冷凍サイクル用熱交換パイプについて、以下その動作、作用について説明する。
サクションパイプの内表面には、サクションパイプの管軸方向と同一方向の溝が設けられており、サクションパイプ単位長さ当りにおける内表面積が増加し、サクションパイプ内を流れる冷媒が内表面に設けられた溝により攪拌されることにより、サクションパイプ内表面における伝熱面積および熱伝達率が増加する構造となる。
以上のように、本実施の形態においては、圧縮機と凝縮器とキャピラリーチューブと蒸発器とサクションパイプを順次環状に接続した冷凍サイクルにおいて、前記サクションパイプと前記キャピラリーチューブの外表面を互いに熱的に接触するように接合し、サクションパイプの内表面に、サクションパイプの管軸方向と同一方向の溝を設けることにより、サクションパイプ単位長さ当りにおける内表面積が増加し、サクションパイプ内を流れる冷媒が内表面に設けられた溝により攪拌されることにより、サクションパイプ内表面における伝熱面積および熱伝達率が増加するため、サクションパイプ内を流れる冷媒とキャピラリーチューブ内を流れる冷媒との熱交換量が増加し、冷凍効率を向上させることができる。
(実施の形態2)
図1は本発明の実施の形態2における冷凍サイクル用熱交換パイプの断面図であり、図3は同実施例のサクションパイプの斜視図である。また、図9は本発明の冷凍サイクル用熱交換パイプが用いられる一般的な冷凍サイクルについて示したものである。
図9についての説明は、実施の形態1と同様であるため省略する。
図1および図3において、サクションパイプ5の内表面にはサクションパイプ5の管軸方向に対して斜めの角度を有するサクションパイプ内表面溝8が設けられており、サクションパイプ5とキャピラリーチューブ3は、互いに熱的に接触するように、はんだ9により接合され、冷凍サイクル用熱交換パイプ6を構成している。
以上のように構成された冷凍サイクル用熱交換パイプについて、以下その動作、作用について説明する。
サクションパイプの内表面には、サクションパイプの管軸方向に対して斜めの角度を有する溝が設けられており、サクションパイプ単位長さ当りにおける内表面積がさらに増加し、サクションパイプ内を流れる冷媒が、内表面に設けられた、冷媒の進行方向に対して角度を有する溝によりさらに攪拌されることにより、サクションパイプ内表面における伝熱面積および熱伝達率がより増加する構造となる。
以上のように、本実施の形態においては、サクションパイプの内表面に、サクションパイプの管軸方向に対して斜めの角度を有する溝を設けることにより、サクションパイプ単位長さ当りにおける内表面積がさらに増加し、サクションパイプ内を流れる冷媒が、内表面に設けられた、冷媒の進行方向に対して角度を有する溝によりさらに攪拌されることにより、サクションパイプ内表面における伝熱面積および熱伝達率がより増加するため、サクションパイプ内を流れる冷媒とキャピラリーチューブ内を流れる冷媒との熱交換量が増加し、冷凍効率を向上させることができる。
(実施の形態3)
図4は本発明の実施の形態3における冷凍サイクル用熱交換パイプの断面図であり、図5は同実施例のキャピラリーチューブの斜視図である。また、図9は本発明の冷凍サイクル用熱交換パイプが用いられる一般的な冷凍サイクルについて示したものである。
図9についての説明は、実施の形態1と同様であるため省略する。
図4および図5において、キャピラリーチューブ3の内表面にはキャピラリーチューブ3の管軸方向と同一方向のキャピラリーチューブ内表面溝10が設けられており、サクションパイプ5とキャピラリーチューブ3は、互いに熱的に接触するように、はんだ9により接合され、冷凍サイクル用熱交換パイプ6を構成している。
以上のように構成された冷凍サイクル用熱交換パイプについて、以下その動作、作用について説明する。
キャピラリーチューブの内表面には、キャピラリーチューブの管軸方向と同一方向の溝が設けられており、キャピラリーチューブ単位長さ当りにおける内表面積が増加し、キャピラリーチューブ内を流れる冷媒が内表面に設けられた溝により攪拌されることにより、キャピラリーチューブ内表面における伝熱面積および熱伝達率が増加する構造となる。
以上のように、本実施の形態3においては、圧縮機と凝縮器とキャピラリーチューブと蒸発器とサクションパイプを順次環状に接続した冷凍サイクルにおいて、前記サクションパイプと前記キャピラリーチューブの外表面を互いに熱的に接触するように接合し、キャピラリーチューブの内表面に、キャピラリーチューブの管軸方向と同一方向の溝を設けることにより、キャピラリーチューブ単位長さ当りにおける内表面積が増加し、キャピラリーチューブ内を流れる冷媒が内表面に設けられた溝により攪拌されることにより、キャピラリーチューブ内表面における伝熱面積および熱伝達率が増加するため、サクションパイプ内を流れる冷媒とキャピラリーチューブ内を流れる冷媒との熱交換量が増加し、冷凍効率を向上させることができる。
(実施の形態4)
図4は本発明の実施の形態4における冷凍サイクル用熱交換パイプの断面図であり、図6は同実施例のキャピラリーチューブの斜視図である。また、図9は本発明の冷凍サイクル用熱交換パイプが用いられる一般的な冷凍サイクルについて示したものである。
図9についての説明は、実施の形態1と同様であるため省略する。
図4および図6において、キャピラリーチューブ3の内表面にはキャピラリーチューブ3の管軸方向に対して斜めの角度を有するキャピラリーチューブ内表面溝10が設けられており、サクションパイプ5とキャピラリーチューブ3は、互いに熱的に接触するように、はんだ9により接合され、冷凍サイクル用熱交換パイプ6を構成している。
以上のように構成された冷凍サイクル用熱交換パイプについて、以下その動作、作用について説明する。
キャピラリーチューブの内表面には、キャピラリーチューブの管軸方向に対して斜めの角度を有する溝が設けられており、キャピラリーチューブ単位長さ当りにおける内表面積がさらに増加し、キャピラリーチューブ内を流れる冷媒が、内表面に設けられた、冷媒の進行方向に対して角度を有する溝によりさらに攪拌されることにより、キャピラリーチューブ内表面における伝熱面積および熱伝達率がより増加する構造となる。
以上のように、本実施の形態4においては、キャピラリーチューブの内表面に、キャピラリーチューブの管軸方向に対して斜めの角度を有する溝を設けることにより、キャピラリーチューブ単位長さ当りにおける内表面積がさらに増加し、キャピラリーチューブ内を流れる冷媒が内表面に設けられた溝によりさらに攪拌されることにより、キャピラリーチューブ内表面における伝熱面積および熱伝達率がより増加するため、サクションパイプ内を流れる冷媒とキャピラリーチューブ内を流れる冷媒との熱交換量が増加し、冷凍効率を向上させることができる。
(実施の形態5)
図7は本発明の実施の形態5における冷凍サイクル用熱交換パイプの断面図であり、図9は本発明の冷凍サイクル用熱交換パイプが用いられる一般的な冷凍サイクルについて示したものである。
図9についての説明は、実施の形態1と同様であるため省略する。
図7において、サクションパイプ5とキャピラリーチューブ3は、偏平形状に加工され、互いの外表面を、緩やかな偏平面であるサクションパイプ側偏平面11とキャピラリーチューブ側偏平面12にて、熱的に接触するように、はんだ9により接合され、冷凍サイクル用熱交換パイプ6を構成している。
以上のように構成された冷凍サイクル用熱交換パイプについて、以下その動作、作用について説明する。
サクションパイプとキャピラリーチューブを偏平形状に加工し、互いの外表面を、緩やかな偏平面にて、熱的に接触するように接合することにより、サクションパイプとキャピラリーチューブの外表面の接触面積を増加させることができるため、サクションパイプとキャピラリーチューブの外表面における伝熱面積が増加する構造となる。
以上のように、本実施の形態5においては、圧縮機と凝縮器とキャピラリーチューブと蒸発器とサクションパイプを順次環状に接続した冷凍サイクルにおいて、前記サクションパイプと前記キャピラリーチューブを偏平形状に加工し、互いの外表面を、緩やかな偏平面にて、熱的に接触するように接合することにより、サクションパイプとキャピラリーチューブの外表面の接触面積を増加させることができるため、サクションパイプとキャピラリーチューブの外表面における伝熱面積が増加し、サクションパイプ内を流れる冷媒とキャピラリーチューブ内を流れる冷媒との熱交換量が増加し、冷凍効率を向上させることができる。
(実施の形態6)
図8は本発明の実施の形態6における冷凍サイクル用熱交換パイプの断面図であり、図9は本発明の冷凍サイクル用熱交換パイプが用いられる一般的な冷凍サイクルについて示したものである。
図9についての説明は、実施の形態1と同様であるため省略する。
図8において、サクションパイプ5とキャピラリーチューブ3は、四角形状に加工され、互いの外表面を、四角形状の長辺側平面であるサクションパイプ側平面11とキャピラリーチューブ側平面12にて、熱的に接触するように、はんだ9により接合され、冷凍サイクル用熱交換パイプ6を構成している。
以上のように構成された冷凍サイクル用熱交換パイプについて、以下その動作、作用について説明する。
サクションパイプとキャピラリーチューブを四角形状に加工し、互いの外表面を、四角形状の長辺側平面にて、熱的に接触するように接合することにより、サクションパイプとキャピラリーチューブの外表面が平面にて接触し、接触面積を大幅に増加させることができるため、サクションパイプとキャピラリーチューブの外表面における伝熱面積が増加する構造となる。
以上のように、本実施の形態6においては、圧縮機と凝縮器とキャピラリーチューブと蒸発器とサクションパイプを順次環状に接続した冷凍サイクルにおいて、前記サクションパイプと前記キャピラリーチューブを四角形状に加工し、互いの外表面を、四角形状の長辺側平面にて、熱的に接触するように接合することにより、サクションパイプとキャピラリーチューブの外表面が平面にて接触し、接触面積を増加させることができるため、サクションパイプとキャピラリーチューブの外表面における伝熱面積が増加し、サクションパイプ内を流れる冷媒とキャピラリーチューブ内を流れる冷媒との熱交換量が増加し、冷凍効率を向上させることができる。
以上のように、本発明にかかる冷凍サイクル用熱交換パイプは、伝熱面積および熱伝達率を増加させることにより、サクションパイプ内を流れる冷媒とキャピラリーチューブ内を流れる冷媒との熱交換量を増加させ、冷凍効率を向上させることができるため、冷凍機器全般の高効率化の用途にも適用できる。
本発明による冷凍サイクル用熱交換パイプの実施の形態1を説明する冷凍サイクル用熱交換パイプ断面図 本発明による冷凍サイクル用熱交換パイプの実施の形態1を説明するサクションパイプ斜視図 本発明による冷凍サイクル用熱交換パイプの実施の形態2を説明するサクションパイプ斜視図 本発明による冷凍サイクル用熱交換パイプの実施の形態3を説明する冷凍サイクル用熱交換パイプ断面図 本発明による冷凍サイクル用熱交換パイプの実施の形態3を説明するキャピラリーチューブ斜視図 本発明による冷凍サイクル用熱交換パイプの実施の形態4を説明するキャピラリーチューブ斜視図 本発明による冷凍サイクル用熱交換パイプの実施の形態5を説明する冷凍サイクル用熱交換パイプ断面図 本発明による冷凍サイクル用熱交換パイプの実施の形態6を説明する冷凍サイクル用熱交換パイプ断面図 一般的な冷凍サイクルの構成図 従来の冷凍サイクル用熱交換パイプ断面図
符号の説明
1 圧縮機
2 凝縮機
3 キャピラリーチューブ
4 蒸発器
5 サクションパイプ
6 冷凍サイクル用熱交換パイプ
8 サクションパイプ内表面溝
9 はんだ
10 キャピラリーチューブ内表面溝
11 キャピラリーチューブ側偏平面
12 サクションパイプ側偏平面
13 キャピラリーチューブ側平面
14 サクションパイプ側平面

Claims (6)

  1. 圧縮機と凝縮器とキャピラリーチューブと蒸発器とサクションパイプを順次環状に接続した冷凍サイクルにおいて、前記サクションパイプと前記キャピラリーチューブの外表面を互いに熱的に接触するように接合し、サクションパイプの内表面に、サクションパイプの管軸方向と同一方向の溝を設けたことを特徴とするキャピラリーチューブとサクションパイプにより構成される冷凍サイクル用熱交換パイプ。
  2. 前記サクションパイプ内表面に設けた溝は、サクションパイプの管軸方向に対して斜めの角度を有することを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル用熱交換パイプ。
  3. 圧縮機と凝縮器とキャピラリーチューブと蒸発器とサクションパイプを順次環状に接続した冷凍サイクルにおいて、前記サクションパイプと前記キャピラリーチューブの外表面を互いに熱的に接触するように接合し、キャピラリーチューブの内表面には、キャピラリーチューブの管軸方向と同一方向の溝を設けたことを特徴とするキャピラリーチューブとサクションパイプにより構成される冷凍サイクル用熱交換パイプ。
  4. 前記キャピラリーチューブ内表面に設けた溝は、キャピラリーチューブの管軸方向に対して斜めの角度を有することを特徴とする請求項3に記載の冷凍サイクル。
  5. 圧縮機と凝縮器とキャピラリーチューブと蒸発器とサクションパイプを順次環状に接続した冷凍サイクルにおいて、前記サクションパイプと前記キャピラリーチューブを偏平形状に加工し、互いの外表面を、緩やかな偏平面にて熱的に接触するように接合したことを特徴とするキャピラリーチューブとサクションパイプにより構成される冷凍サイクル用熱交換パイプ。
  6. 圧縮機と凝縮器とキャピラリーチューブと蒸発器とサクションパイプを順次環状に接続した冷凍サイクルにおいて、前記サクションパイプと前記キャピラリーチューブを四角形状に加工し、互いの外表面を、平面にて熱的に接触するように接合したことを特徴とするキャピラリーチューブとサクションパイプにより構成される冷凍サイクル用熱交換パイプ。
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