JP2005265263A - 熱交換器及び空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単なヘッダ構造により風圧損失を低減し露飛びを防止すると共に、冷媒側熱伝達率の向上と冷媒同士の熱交換による熱ロスの防止により、効率の高い熱交換器及び空気調和機を得ること。
【解決手段】 気流方向に沿って並列に配置される複数のフィン5と、フィンに対して直交する方向に配設され内部を冷媒が流動する複数の伝熱管群と、伝熱管群の端部にそれぞれ接続される第1ヘッダ12及び第2ヘッダ13とを備え、第1及び第2ヘッダは段方向に複数のヘッダ室に区画する各々2種類の仕切り板14、15を有し、さらに第1及び第2ヘッダのそれぞれ一方の仕切り板14b、15bにより伝熱管群を複数の冷媒回路に分割し、この分割された一方の冷媒回路の冷媒蒸発時における冷媒流入位置の伝熱管群3d1、4a1と、他方の冷媒回路の冷媒蒸発時における冷媒流出位置の伝熱管群3d2、4a2とを、気流の風上側と風下側に、互いに重なるように配置する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、空気調和機に収納される熱交換器及びその熱交換器を用いた空気調和機に関する。
従来の熱交換器として、伝熱管群の端部にヘッダを接続して多パス方式に構成された熱交換器が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
また、空気調和機に収納される熱交換器で補助熱交換器を具備したものが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開平4−268128号公報(請求項1、図1、図4) 特開平4−240364公報(請求項1、図1−図3) 特開2001−82761号公報(段落[0048]、[0072]、図7−図9)
従来の空気調和機に用いる熱交換器は、特許文献1に開示するように、冷媒の圧力損失を抑制するため、伝熱管群の端部をヘッダを用いて接続する多パス方式の熱交換器を採用しているのが一般的である。すなわち、従来の熱交換器は、気流方向に沿って並列に配置された複数のフィンと、これらのフィンに対して直交する方向に配設され内部を冷媒が流動する複数の伝熱管群と、伝熱管群のそれぞれの端部に接続されたヘッダを備え、さらに各ヘッダ内部を気流方向に平行な平板状の仕切り板で仕切ることによって、伝熱管群の上下方向(段方向)に各ヘッダ内のヘッダ室を介して冷媒が通過する複数の冷媒回路を構成するものである。
特許文献1の熱交換器においては、冷媒は、蒸発時には下方の伝熱管群から上方の伝熱管群へ各ヘッダのヘッダ室を介して順次流動し、凝縮時には上記蒸発時とは逆順に流動し、この流動の過程においてフィンを介して空気と熱交換を行う。また、各ヘッダ内部は気流方向に平行な平板状の仕切り板によって仕切られているので、1つの冷媒回路が、気流方向において他の冷媒回路と重なることはない。そのため、このような熱交換器を空気調和機に使用した場合には、冷媒蒸発時に、冷媒の流出口側の伝熱管内では、冷媒の乾き度が大きくなるので空気を十分冷却できず湿度の高い空気を通過させてしまうため、熱交換器の後方に設置されるファン表面で水分が結露し、空気調和機の吹出し口からいわゆる露飛びを起こすという課題があった。
一方、特許文献2にはヘッダを用い管内抵抗を低減する分流方式を採用しながら、気流方向に直交する方向に冷媒が移動するよう形成されたヘッダを介して、複数の伝熱管中を冷媒が通過して空気と熱交換する方式により、露飛びを防止するものが示されている。しかしながら、同文献に開示されている熱交換器においては、気流の風上側でヘッダの(重力方向の)最下方位置に冷媒が流入した後、ヘッダ内では、冷媒は気流の風上側を最下方から最上方へ流れ、続いて、冷媒は気流の風下側を最上方から最下方に流れた後、風下側のヘッダ最下方位置から外部に流出する、単一冷媒回路を構成するものである。また、この熱交換器のヘッダでは、上下方向に複数の伝熱管が一体となって形成された伝熱管群が複数個連結され、これらの伝熱管群に含まれる伝熱管の本数が下方から上方へ向かって徐々に増加する方式が採用されている。そのため、冷媒流入側及び流出側のヘッダの配管構造が相当複雑になっている。したがって、多パス方式の熱交換器には採用しにくいヘッダ構造である。
特許文献3の空気調和機では、熱交換パイプが円形状の断面をしているため、補助熱交換器を配置することで複数列となり、風圧損失が増大してしまい、風量の低下や騒音が増大してしまうという問題点があった。
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、簡単なヘッダ構造により風圧損失を低減し露飛びを防止すると共に、冷媒側熱伝達率の向上と冷媒同士の熱交換による熱ロスの防止により、効率の高い熱交換器及び空気調和機を得ることを目的とする。
本発明に係る熱交換器は、気流方向に沿って並列に配置される複数のフィンと、前記フィンに対して直交する方向に配設され内部を冷媒が流動する複数の伝熱管群と、前記伝熱管群のそれぞれの端部に接続される第1ヘッダ及び第2ヘッダとを備え、前記第1ヘッダ及び第2ヘッダは段方向に複数のヘッダ室に区画するそれぞれ2種類の仕切り板を有し、さらに前記第1ヘッダ及び第2ヘッダのそれぞれ一方の仕切り板により前記伝熱管群を複数の冷媒回路に分割し、この分割された一方の冷媒回路の冷媒蒸発時における冷媒流入位置の伝熱管群と、他方の冷媒回路の冷媒蒸発時における冷媒流出位置の伝熱管群とを、気流の風上側と風下側に、互いに重なるように配置したことを特徴とするものである。
本発明の熱交換器によれば、複数の伝熱管群の端部に第1及び第2ヘッダを接続するとともに、第1及び第2ヘッダのそれぞれ2種類の仕切り板により伝熱管群を複数の冷媒回路に分割し、これにより分割された一方の冷媒回路の冷媒流入位置の伝熱管群と、この冷媒回路に隣接する別の冷媒回路の冷媒流出位置の伝熱管群とを、気流の風上側と風下側に互いに重なるように配置したので、均質に空気を冷却し、かつ除湿することが可能となり、露飛びを防止することができる。
実施の形態1.
図1は本発明の第1の実施の形態を示す熱交換器の概略構成図であり、図2は図1のB−B拡大断面図、図3は図1のC−C拡大断面図、図4は図1の熱交換器を右側面からみた拡大図を示す。
図1において、気流方向に沿って多数のフィン5が互いに平行に設置され、このフィン5に直交する方向に内部を冷媒が流動する多数の伝熱管群1a〜1c、1d1(1d2)、2a1(2a2)、2b〜2c、2d1(2d2)、3a1(3a2)、3b、3c、3d1(3d2)、4a1(4a2)、4b〜4dが挿入接合され、そして上記すべての伝熱管群の各伝熱管の一端間を第1ヘッダ12によって、また他端間を第2ヘッダ13によって、それぞれ連結し、接続している。第1ヘッダ12の内部には、詳しくは図2に示すように、上記伝熱管群の段方向(上下方向)に複数のヘッダ室に区画する2種類の仕切り板14が設けられ、第2ヘッダ13の内部には、詳しくは図3に示すように、同じく段方向(上下方向)に複数のヘッダ室に区画する2種類の仕切り板15が設けられている。そして、これらの仕切り板14、15により区画された各ヘッダ室ごとに各々冷媒の流れ方向を規制する。なお、上記のすべての伝熱管群は拡管手段によってフィン5に接合されている。
図2において、第1ヘッダ12は、2種類の形状の仕切り板14a、14bからなる仕切り板14によって段方向に8個のヘッダ室12a〜12hに区画されている。一方の仕切り板14aは平板状であり、他方の仕切り板14bはステップ状の形状となっており、これらの仕切り板14a、14bは段方向に交互に設けられている。上述の8個のヘッダ室のうち、12bと12c、12dと12e、12fと12gは、ステップ状の仕切り板14bと平板状の仕切り板14aにより、L字状のヘッダ室(例えば12c)と逆L字状のヘッダ室(例えば12b)に区画されている。特に、ヘッダ室12bに接続される伝熱管群1d1および2a1(これらの伝熱管群を冷媒流入位置の伝熱管群と呼ぶ)と、ヘッダ室12cに接続される伝熱管群1d2および2a2(これらの伝熱管群を冷媒流出位置の伝熱管群と呼ぶ)とは、気流(気流方向を11で示す)の風上側と風下側に分離して段方向に各々2段に分けて配置されている。同様に、伝熱管群2d1および3a1と、2d2および3a2とが、伝熱管群3d1および4a1と、3d2および4a2とが、いずれも気流の風上側と風下側とに分離して各々2段に分けて配置されている。なお、上述の伝熱管群はいずれも気流方向に並ぶ3個の伝熱管により構成されている。一方、これら以外の伝熱管群では、気流方向に並ぶ6個の伝熱管により構成されている。
また図3において、第2ヘッダ13は、2種類の形状の仕切り板15a、15bからなる仕切り板15によって12個のヘッダ室13a、13b、13c1、13c2、13d、13e1、13e2、13f、13g1、13g2、13h、13iに区画されている。一方の仕切り板15aは平板状であり、他方の仕切り板15bはI字状の形状となっている。I字状の仕切り板15bは1つ置きに配設されている。上述の12個のヘッダ室のうち、13c1、13c2、13e1、13e2、13g1、13g2は、I字状の仕切り板15bにより、縦長の長方形状のヘッダ室(例えば13c1と13c2)に区画されている。特に、ヘッダ室13c1に接続される伝熱管群1d1および2a1(これらの伝熱管群を冷媒流入位置の伝熱管群と呼ぶ)と、ヘッダ室13c2に接続される伝熱管群1d2および2a2(これらの伝熱管群を冷媒流出位置の伝熱管群と呼ぶ)とは、気流の風上側と風下側に分離して各々2段に分けて配置されている。同様に、伝熱管群2d1および3a1と、2d2および3a2とが、伝熱管群3d1および4a1と、3d2および4a2とが、いずれも気流の風上側と風下側とに分離して各々2段に分けて配置されている。さらに、図1および図4において、16a、16b1、16b2、16c1、16c2、16d1、16d2、16eは冷媒の流入口あるいは流出口となる8個の接続管である。これらのうち、16b1、16c1、16d1、16eは蒸発時における冷媒流入口であり、16a、16b2、16c2、16d2は蒸発時における冷媒流出口である。また、凝縮時には、逆に前の4つが冷媒流入口、後の4つが冷媒流出口となる。
冷媒は、蒸発時、実線矢印で示すように一方の第2ヘッダ13の接続管16b1、16c1、16d1、16eを通って、乾き度(乾き度は、冷媒蒸気の質量流量を冷媒蒸気の質量流量と冷媒液の質量流量との和で割った値で定義される。)が約0.2の状態で第2ヘッダ13に流入する。まず、接続管16eを通って第2ヘッダ13に流入する冷媒の動作を説明する。接続管16eからヘッダ室13iに流入した冷媒は、平板状の仕切り板15aによって流れが規制された状態で伝熱管群4dへ流入する。冷媒は、伝熱管群4dを通過する間にフィン5の間を流れる空気と熱交換するため、冷媒の乾き度は大きくなる。その後、冷媒は、伝熱管群4dから第1ヘッダ12側のヘッダ室12hに流入し、平板状の仕切り板14aによって流れが規制された状態で、再び伝熱管群4cへ流入し、空気と熱交換する。この後、冷媒は、伝熱管群4cから第2ヘッダ13側のヘッダ室13hに戻り、伝熱管群4bを通って平板状の仕切り板14aとステップ状の仕切り板14bによって区画された第1ヘッダ12側のヘッダ室12gへ流入する。その後、このヘッダ室12gに流入した冷媒は、伝熱管群4bから風下に位置する伝熱管群4a2と3d2とに分かれて流入し、空気と熱交換する。その後、伝熱管群4a2と3d2とを通過した冷媒は、I字状の仕切り板15bによって区画された第2ヘッダ13側のヘッダ室13g2で合流した後に、乾き度が1の状態で、接続管16d2を通って外部配管(図示せず)に流出する。
以上に述べた冷媒の一連の流路である、ヘッダ室13i、伝熱管群4d、ヘッダ室12h、伝熱管群4c、ヘッダ室13h、伝熱管群4b、ヘッダ室12g、伝熱管群4a2と3d2、ヘッダ室13g2により、1つの冷媒回路C1が形成され、この冷媒回路C1において、伝熱管群4dは冷媒流入位置に位置する伝熱管群、伝熱管群4a2と3d2は冷媒流出位置に位置する伝熱管群、伝熱管群4cと4bは中間位置の伝熱管群である。また、上述の伝熱管群4cは、図2に示すように、段方向(この図では、重力に沿う方向に相当する)には、1段で構成されている。このため、伝熱管群4cが複数段で構成されている従来例に比べて、個別の伝熱管への冷媒の分布が重力の影響で不均一になることを防止できている。このことは、例えば、ヘッダ室13hにおける伝熱管群4cから4bへの冷媒の移動においても同様である。
同様に、接続管16d1を通って第2ヘッダ13に乾き度約0.2で流入した冷媒は、I字状の仕切り板15bによってヘッダ室13g2と区画されたヘッダ室13g1へ流入し、伝熱管群4a1と3d1とに分流する。この冷媒は伝熱管群4a1と3d1とを通過する間に空気と熱交換するため、その乾き度は大きくなる。その後、冷媒は、伝熱管群4a1と3d1から第1ヘッダ12側のヘッダ室12fに流入して合流し、ステップ状の仕切り板14bと平板状の仕切り板14aによって流れが規制された状態で、再び伝熱管群3cへ流入し、空気と熱交換する。その後、冷媒は、伝熱管群3cから第2ヘッダ13側のヘッダ室13fに戻り、伝熱管群3bを通って平板状の仕切り板14aとステップ状の仕切り板14bによって区画され第1ヘッダ12側のヘッダ室12eへ流入する。その後、ヘッダ室12eに流入した冷媒は、風下に位置する伝熱管群3a2と2d2とに分かれて流入し、空気と熱交換する。その後、伝熱管群3a2と2d2とを通過した冷媒は、I字状の仕切り板15bによって区画され第2ヘッダ13側のヘッダ室13e2で合流した後に、乾き度が1の状態で、接続管16c2を通って流出する。
以上に述べた冷媒の一連の流路である、ヘッダ室13g1、伝熱管群4a1と3d1、ヘッダ室12f、伝熱管群3c、ヘッダ室13f、伝熱管群3b、ヘッダ室12e、伝熱管群3a2と2d2、ヘッダ室13e2により、上記とは別の冷媒回路C2が形成される。この冷媒回路C2において、伝熱管群4a1と3d1は冷媒流入位置に位置する伝熱管群、伝熱管群3a2と2d2は冷媒流出位置に位置する伝熱管群、伝熱管群3cと3bは中間位置の伝熱管群である。
以上において、冷媒回路C1の冷媒流出位置の伝熱管群4a2と3d2、冷媒回路C2の冷媒流入位置の伝熱管群4a1と3d1は、4a1と4a2および3d1と3d2が各々、気流方向に隣接するとともに、気流の風上側と風下側に互いに重なる(例えば4a1と4a2の配置を見ればわかるように、段方向には、同じ段位置に配置される)ように配設されている。また、段方向における前記第1ヘッダ12及び第2ヘッダ13での冷媒の主たる流動方向が、蒸発時には、図2、図3に実線の矢印で示すように冷媒回路C1と、これに隣接する他の冷媒回路であるC2とも、図において、下から上の方向となっており、一方、凝縮時には、図2、図3に破線の矢印で示すように冷媒回路C1と、これに隣接する他の冷媒回路であるC2とも、図中、上から下の方向となっている。このように、いずれの場合も隣接する冷媒回路間で互いに同方向となっている。さらに、両冷媒回路は第1ヘッダ12では、ステップ状の仕切り板14bで、第2ヘッダ13では、I字状の仕切り板15bで分割されている。
また、接続管16c1から第2ヘッダ13に乾き度約0.2で流入した冷媒の動作は、接続管16d1から流入した冷媒の動作と同様であり、最後は、乾き度が1の状態でそれぞれ接続管16b2、16c2より流出する。
最後に、接続管16b1を通って第2ヘッダ13に乾き度約0.2で流入した冷媒の動作を説明する。接続管16b1よりI字状の仕切り板15bによって区画された第2ヘッダ13側のヘッダ室13c1に流入した冷媒は、伝熱管群2a1と1d1に分かれて流入し、伝熱管群2a1と1d1を通過する間に空気と熱交換するため、冷媒の乾き度は大きくなる。その後、冷媒は、伝熱管群2a1と1d1から第1ヘッダ12側のヘッダ室12bに流入して合流し、ステップ状の仕切り板14bと平板状の仕切り板14aによって流れが規制された状態で、再び伝熱管群1cへ流入し、空気と熱交換する。冷媒は、伝熱管群1cから第2ヘッダ13側のヘッダ室13bに戻り、伝熱管群1bを通って第1ヘッダ12側のヘッダ室12aへ流入する。その後、ヘッダ室12aに流入した冷媒は、伝熱管群1aに流入し、空気と熱交換する。その後、伝熱管群1aを通過した冷媒は、第2ヘッダ13側のヘッダ室13aに流入し、乾き度が1の状態で、接続管16aを通って流出する。
また、凝縮時、冷媒は破線矢印で示すように蒸発時とは逆方向に流れる。例えば、接続管16c2を通って第2ヘッダ13に流入した冷媒の動作を説明する。冷媒は、乾き度が1の過熱ガスの状態で接続管16c2に流入する。接続管16c2を通ってヘッダ室13e2に流入した冷媒は、伝熱管群2d2と3a2とに分かれて流入し、伝熱管群2d2と3a2とを通過する間に空気と熱交換するため、冷媒の乾き度は小さくなる。その後、冷媒は、伝熱管群2d2と3a2から第1ヘッダ12側のヘッダ室12eに流入して合流し、ステップ状の仕切り板14bと平板状の仕切り板14aによって流れが規制された状態で、再び伝熱管群3bへ流入し、空気と熱交換する。その後、冷媒は、伝熱管群3bから第2ヘッダ13側のヘッダ室13fに戻り、伝熱管群3cを通って第1ヘッダ12側のヘッダ室12fへ流入する。その後、ヘッダ室12fに流入した冷媒は、風上に位置する伝熱管群3d1と4a1に分かれて流入し、空気と熱交換する。その後、伝熱管群3d1と4a1を通過した冷媒は、第2ヘッダ13側のヘッダ室13g1で合流した後に、乾き度が0の過飽和状態で、接続管16d1を通って流出する。なお、図2、図3において、実線矢印は蒸発時の冷媒の主たる流動方向を、破線矢印は凝縮時の冷媒の主たる流動方向を示し、いずれも段方向となっている。
このように、第1の実施の形態によれば、冷媒蒸発時に、冷媒回路C1の冷媒流出位置で乾き度が1となる伝熱管群3d2、4a2と、冷媒回路C2の冷媒流入位置で冷媒の乾き度が小さい伝熱管群3d1、4a1を、また、冷媒回路C2の冷媒流出位置で乾き度が1となる伝熱管群2d2、3a2と、冷媒回路C3の冷媒流入位置で冷媒の乾き度が小さい伝熱管群2d1、3a1を、さらに、冷媒回路C3の冷媒流出位置で乾き度が1となる伝熱管群1d2、2a2と、冷媒回路C4の冷媒流入位置で冷媒の乾き度が小さい伝熱管群1d1、2a1を、気流方向11に対して各々伝熱管群の同じ段位置でオーバーラップさせることにより、気流の風下側に位置する冷媒流出位置の伝熱管群3d2、4a2、2d2、3a2、1d2、2a2を通過する冷媒の乾き度が1となっても、気流の風上側にこれらの伝熱管群に各々対応して位置する伝熱管群3d1、4a1、2d1、3a1、1d1、2a1により、均質に空気を冷却し、かつ除湿することができるため、熱交換器の風下側(以降、熱交換器の後方という)での露飛びをほぼ防止することが可能となる。ここで、冷媒回路に配置される冷媒流出位置の伝熱管群のうち、段方向に1段のみで配設される伝熱管群1aでは、乾き度の小さな伝熱管群とは気流方向にオーバーラップしないが、従来例との比較では、乾き度が1となる伝熱管群の割合は段方向で16個中1個に相当し、従来の熱交換器(伝熱管群は段方向に16段、気流の並び方向に6個で、両端のダンパはすべて平板状の仕切り板で第1ヘッダでは8個、第2ヘッダでは12個のヘッダ室に区画された熱交換器)で乾き度が1となる伝熱管群の割合に比べてはるかに小さいため、露飛びが発生する可能性がかなり低下することは明らかである。
また、ステップ状の仕切り板14bにより、気流に対して段方向には同じ段位置で、冷媒流出位置で乾き度が1となる1つの冷媒回路の伝熱管群の伝熱管数(3個)と冷媒流入位置で冷媒の乾き度が小さい別の冷媒回路の伝熱管群の伝熱管数(3個)との和を、これに隣接する段ごとの伝熱管の総数(6個)と同数に配置でき、またヘッダ位置でのこれら両冷媒回路の冷媒の主たる流動方向を同じ方向とすることができる。このため、外部配管との接続は一方の第2ヘッダ13に集中させる構成とすることも可能となる。
さらに、例えば接続管16d1を通ってヘッダ室13g1に流入した冷媒が、伝熱管群3d1と4a1で不均一に分配されたとしても、他方のヘッダ室12fにて再び合流するため、分配の不均一をいったん解消することができ、伝熱性能を確保することができる。さらに、冷媒回路の中間経路において、伝熱管の段数が1段であることは分配の不均一解消に役立っている。
加えて、そのすべてが平行に形成されている従来例の各ヘッダ室の境界線(仕切り板)を、例えば図2に示すように、冷媒流出位置の伝熱管群(例えば2d2、3a2)と、冷媒流入位置の伝熱管群(例えば2d1、3a1)とが隣接する境界では、伝熱管の配置が2段となる(伝熱管数は従来に比較して半数となる)構成とすべく、一方の第1ヘッダ12でのヘッダ室の境界線をステップ状に変更する(図3に示す他方の第2ヘッダ13ではヘッダ室の境界線をI字状に変更する)だけで、露飛びをほぼ防止できる熱交換器を容易に得ることができる。
一方、凝縮時に流入する冷媒は、冷媒流入位置の伝熱管群(例えば3d2、4a2)と、冷媒流出位置の伝熱管群(例えば3d1、4a1)とが隣接し、風上側に冷媒液の多い伝熱管群が配置されるので効率のよい熱交換器が実現できる。
また、凝縮時、冷媒回路の冷媒出口となる接続管16b1、16c1、16d1が気流の風上側に位置するため、冷媒の温度を十分に下げることができるため、システムの効率を向上することができる。
図2、図3では、1つの冷媒回路中では、伝熱管群の数が、段方向には5段あるいは6段ある場合で、かつ気流方向には、例えば4d、4c、4bでは6列、4a2、3d2では3列ある場合を示したが、伝熱管群の段数および列数は任意である。
また、ここでは1つの冷媒回路の流入口および流出口と外部配管(図示せず)との各々の接続部を同じヘッダに設けたが、これらの接続部を異なるヘッダに設けてもよいし、ある1つの冷媒回路の流入口および流出口と外部配管(図示せず)との各々の接続部が同じヘッダにあるものと、異なるヘッダにあるものとが、混在するように設けてもよい。
実施の形態2.
次に、本発明の第2の実施の形態による熱交換器を図5から図8に示す。図5はこの実施の形態による熱交換器の概略構成図、図6は図5のD−D拡大断面図、図7は図5のE−E拡大断面図、図8は図4の熱交換器を右側面からみた拡大図である。
この実施の形態の熱交換器は、断面が扁平状の伝熱管群1A、2B、3C、4D、2A、2B、2C、2D、3A、3B、3C、3D、4A、4B、4C、4Dで構成したものである。すなわち、各々の伝熱管は気流方向11に並んだ複数の(例えば6個の)冷媒流路を有する。これらの扁平状伝熱管群は、気流方向に沿って平行に配設された多数のフィン5に対して直交する方向に、かつ断面の長軸方向が気流方向11に平行となるように挿入接合され、各伝熱管群の端部には第1の実施形態と同じ構造の第1ヘッダ12及び第2ヘッダ13が接続される。また、扁平状伝熱管というときは、伝熱管の断面が長円形状、楕円形状、あるいは流線形状等を含むものであり、内部を冷媒が流動する複数の独立した流路が一体に形成されているものである。なお、冷媒流路の断面形状は特に限定されるものではなく、四角形、円形等任意である。
ここで、各扁平状伝熱管の冷媒流路を第1の実施の形態で説明した伝熱管群と同じ符号を用いてあらわすものとすると、扁平状伝熱管群の冷媒流路は図5、図6のようになる。そして、第1ヘッダ12において、扁平状伝熱管群1Dと2Aは、冷媒蒸発時、ステップ状の仕切り板14bによって、冷媒流入位置の冷媒流路1d1および2a1と、冷媒流出位置の冷媒流路1d2および2a2とが、気流の風上側と風下側に互いに重なるようにそれぞれ同じ段位置に配置される。
同様に、扁平状伝熱管群2Dと3Aは、冷媒流入位置の冷媒流路2d1および3a1と、冷媒流出位置の冷媒流路2d2および3a2とが気流の風上側と風下側に互いに重なるようにそれぞれ同じ段位置に配置され、また扁平状伝熱管群3Dと4Aは、冷媒流入位置の冷媒流路3d1および4a1と、冷媒流出位置の冷媒流路3d2および4a2とが気流の風上側と風下側に互いに重なるようにそれぞれ同じ段位置に配置される。
また、第2ヘッダ13においては、冷媒蒸発時、扁平状伝熱管群1Dと2Aは、I字状の仕切り板15bによって、冷媒流入位置の冷媒流路1d1および2a1と、冷媒流出位置の冷媒流路1d2および2a2とが気流の風上側と風下側に互いに重なるようにそれぞれ同じ段位置に配置され、扁平状伝熱管群2Dと3Aは、冷媒流入位置の冷媒流路2d1および3a1と、冷媒流出位置の冷媒流路2d2および3a2とが気流の風上側と風下側に互いに重なるようにそれぞれ同じ段位置に配置され、また扁平状伝熱管群3Dと4Aは、冷媒流入位置の冷媒流路3d1および4a1と、冷媒流出位置の冷媒流路3d2および4a2とが気流の風上側と風下側に互いに重なるようにそれぞれ同じ段位置に配置される。
これらの扁平状伝熱管群1D、2A、2D、3A、3D、4Aは、第1ヘッダ12ではステップ状の仕切り板14bの垂直板を挟んで第1ヘッダ12に接合され、第2ヘッダ13ではI字状の仕切り板15bの垂直板を挟んで第2ヘッダ13に接合される。したがって、これらの扁平状伝熱管群を冷媒流入位置の冷媒流路群と冷媒流出位置の冷媒流路群とに必ずしも分割する必要はない。
また、上記のすべての扁平状伝熱管群はロウ付け手段でフィン5に接合される。
第2の実施の形態による熱交換器は、上記のように構成されているものであり、複数の冷媒流路が1つの伝熱管に一体に形成されている点で第1の実施の形態の熱交換器と相違するものであるため、冷媒蒸発時及び凝縮時の作用並びに効果は基本的に第1の実施形態と同様である。ただ、扁平状伝熱管群によると、円形断面の伝熱管群に比べて熱交換効率が高く、騒音が低くなる利点がある。
実施の形態3.
図9は、前述した本発明の熱交換器を適用した第3の実施の形態に係る空気調和機の断面を模式的に示している。図中、21は空気調和機の室内機本体、22は上部空気吸込口、23は前面側空気吸込口、24は空気吹出口、25は吹出しベーン、26は熱交換器、27は送風機、28は前ドレンパン、29は背面ドレンパン、30はスクロールケーシングである。また、前面側空気吸込口23の前には運転時に開く可動式のパネル(図示なし)があっても良い。
室内機本体21内には、熱交換器26が配置され、この熱交換器26に覆われるようにして送風機27が配置される。この送風機27は熱交換器26の幅方向寸法と略同一の軸方向寸法を備え、熱交換器26と対向して配置される貫流ファンと、この貫流ファンを回転駆動するファンモータとから構成される。
上記熱交換器26の前面側下端部は前ドレンパン28上に載り、背面側下端部は背面ドレンパン29上に載っている。熱交換器で生成されるドレン水がこれらドレンパンに流下し、前ドレンパン28に集められて、排水ホース(図示なし)を介して外部に排水できるようになっている。
また、前後ドレンパン28、29の一部側壁外面は送風機27に近接した位置に設けられ、これらで送風機27に対するノーズを構成している。上記ドレンパン28、29の側壁部と、吹出口24との間はスクロールケーシング30により連結されている。このスクロールケーシング30で囲まれる空間が、ノーズと吹出口24を連通する風路となる。
次に、上記熱交換器26について詳述する。この熱交換器26は、側面視で略逆V字状に形成された主熱交換器40と、この主熱交換器40の空気吸込み側に沿って配置される補助熱交換器44との組合せ体からなる。このような主熱交換器40が室内機本体21内に組み込まれた状態で、前面側空気吸込口23に対向して略くの字形状で位置することから、この部分を前面上部熱交換器41および前面下部熱交換器42と呼び、上部空気吸込口22と斜め背面側に傾斜して位置するものを背面熱交換器43と呼ぶ。
ここで、上記主熱交換器40は、前述した本発明の熱交換器を適用したものであり、端部に接続されるヘッダ部分は図示を省略してある。この主熱交換器40は、狭小の間隔を有して併設される多数枚のフィン45と、これらフィン45を貫通しロウ付け手段により接合された断面が扁平形状の熱交換パイプ46からなる。この熱交換パイプ46は第2の実施の形態における扁平状伝熱管に相当するものであり、内部には複数の冷媒流路が一体に形成されている。
一方、上記補助熱交換器44は、背面熱交換器43の上方の略三角形の空間に配置され、背面熱交換器43の幅方向寸法と略同一の幅方向寸法を有している。また、上記補助熱交換器44は、狭小の間隔を有して併設される多数枚のフィン47と、これらフィン47を貫通しロウ付け手段により接合された断面が扁平形状の熱交換パイプ48からなる。
図10は、熱交換器26における配管系統を模式的に示している。上記主熱交換器40は、前面上部熱交換器41、前面下部熱交換器42および背面熱交換器43のそれぞれの長手方向にわたって前後に断面扁平形状の熱交換パイプ46が2列、互いの列が一定の距離で離間して整列されると共に、碁盤状に配置して設けられる。
前記主熱交換器40における断面扁平形状の熱交換パイプ46は、直線部分の長さが並設フィン45の幅方向とほぼ同じであり、両端が並設フィン45から突出する。端部はそれぞれヘッダー(図示なし)に接続され複数の冷媒回路が形成される。
前記補助熱交換器44における断面扁平形状熱交換パイプ48は、フィン47の長手方向に沿って1列に並べられる。断面扁平形状の熱交換パイプ48間の上下に示す実線および破線は両端のフィン47から突出する部分の一端を示し、この突出部分の断面扁平形状熱交換パイプ48をU字状に曲げるか、またはヘッダー(図示なし)を接続するなどして流路を構成する。
前記補助熱交換器44には2系統の冷媒流路が形成され、各々の系統がさらに4系統に接続されて、前記主熱交換器40には8系統の冷媒流路が形成されている。
図10の矢印は、冷房運転における冷媒の流れを示している。すなわち、冷房時には外部から冷媒は補助熱交換器44に導入され、この補助熱交換器44を出てから分岐部51において複数の系統に分流されてから、主熱交換器40に導かれる。さらに冷媒は主熱交換器40を出てから合流し、外部へ導かれる。暖房時の冷媒の流れは冷房時と逆の流れとなる。すなわち、暖房時には外部から冷媒は複数の系統に分流された後、主熱交換器40に導入され、この主熱交換器40を出てから合流し補助熱交換器44に導かれる。
第3の実施の形態によれば、熱交換器26として、前面上部熱交換器41、前面下部熱交換器42および背面熱交換器43の他に、室内機本体21の上部デッドスペースに補助熱交換器44を備えたものであるので、室内機本体21の容量をそのまま維持可能で、かつ熱交換容量が増加できるので熱交換能力の増大が得られる。また、主熱交換器40にはフィン45を貫通しロウ付け手段により接合された断面扁平形状の熱交換パイプ46を具備したので、風圧損失を低減でき、大風量化による効率向上や低騒音化が実現できる。
また、主熱交換器40と熱的に遮断された補助熱交換器44に、暖房時の冷媒過冷却部が配置されるため、冷媒二相部との温度差による冷媒同士の熱交換で生じる熱ロスを防止することが可能となる。また、補助熱交換器44の冷媒流路の数が主熱交換器40の冷媒流路の数より少ないので、熱伝達率の低い液冷媒(過冷却部)の流速を上げることにより伝熱性能が向上できる。
また、暖房運転時の過冷却度Sc(deg)が増加するに伴い、熱交換器出入り口のエンタルピ差は大きくなり、熱交換量Qは大きくなるが、伝熱の悪い過冷却部の全熱交換器面積に占める割合が大きくなり、伝熱の良い冷媒二相部の割合が減少する。
サイクルの成績係数COPはCOP=Q/W(Wは圧縮機入力)で示され、圧縮機入力は熱交換器の熱通過率Kが大きいほど小さくなる。なお、熱通過率Kは伝熱管内の熱伝達率と空気側の熱伝達率によって決定される。よって、過冷却度Scは一般にSc=5〜15程度が最も空調機において成績係数COPが大きくなる。
図13は、全て円管の熱交換パイプ46aで構成される補助熱交換器の無い円管熱交換器(図11参照)に対し、補助熱交換器の無い、扁平形状熱交換パイプ46で構成される扁平管熱交換器(図12参照)の過冷却度Sc(deg)に対する熱通過率Kの割合を示している。本例における補助熱交換器の無い扁平管熱交換器は、同じく補助熱交換器の無い円管熱交換器に比べて、Scが大きくなる場合のKの低下度合いが大きく、Scが小さいとき、扁平管熱交換器のKは円管熱交換器よりも大きいが、Scを大きくしていくと、円管熱交換器よりもKが低下する。これは扁平管熱交換器の2相域と過冷却域の管内熱伝達率の比率が円管と比べて非常に大きいことに起因している。
一方、図15は、全て円管で構成される補助熱交換器44aのある円管熱交換器(図14参照)に対し、本実施の形態の補助熱交換器44のある扁平管熱交換器の過冷却度Sc(deg)に対する熱通過率Kの割合を示している。本実施の形態における扁平管熱交換器は円管熱交換器に比べてScが大きくなる場合のKの低下度合いは円管とほぼ同等である。また、本実施の形態の扁平管熱交換器はScが大きくなってもKは円管熱交換器を下回ることが無い。これは扁平管熱交換器の補助熱交換器(過冷却部)44が2パスと主熱交換器40のパス数よりも少ないパス数で構成され、管内の流速が増加したため、過冷却域の管内熱伝達率が大幅に向上したことに起因している。よって、補助熱交換器を付加する効果は円管熱交換器よりも大きい。
なお、本実施の形態では、空気調和室内機の場合を示したが、室外機においても同様な構成により同じ効果が得られる。また、断面扁平形状の熱交換パイプ46を碁盤配列にした場合を示したが、千鳥配列であっても同様の効果を有する。
実施の形態4.
図16は、本発明の第4の実施の形態である空気調和機の断面を模式的に示している。補助熱交換器44を前面上部熱交換器41の吸込み側上部のスペースに配置した例である。その他は、第3の実施の形態の構成と同じであり、同じ効果が得られる。
実施の形態5.
図17は、本発明の第5の実施の形態である空気調和機の断面を模式的に示している。本実施の形態の補助熱交換器44aは、狭小の間隔を有して並設される多数枚のフィン47と、これらフィン47を貫通し拡管手段により接合された断面が円形状の熱交換パイプ49とからなる。その他は、第3の実施の形態の構成と同じであり、同じ効果が得られる。
実施の形態6.
図18は、本発明の第6の実施の形態である空気調和機の断面を模式的に示している。本実施の形態の補助熱交換器44aは、狭小の間隔を有して並設される多数枚のフィン47と、これらフィン47を貫通し拡管手段により接合された断面が円形状の熱交換パイプ49とからなり、前面上部熱交換器41の吸込み側上部のスペースに配置した例である。その他は、第3の実施の形態の構成と同じであり、同じ効果が得られる。
実施の形態7.
図19は、図9に示した空気調和機の熱交換器26における冷媒配管系統を模式的に示した本発明の第7の実施の形態である。この補助熱交換器44には1系統の冷媒流路が形成され、出入口間に逆止弁52を介したバイパス回路53を具備する。8系統の冷媒流路が形成された主熱交換器40は、冷媒分岐部51を介して補助熱交換器44と接続されている。
図19の矢印は、冷房運転における冷媒の流れを示している。すなわち、冷房時には外部から冷媒は補助熱交換器44をバイパスし、逆止弁52を介して冷媒分岐部51に導入され、この冷媒分岐部51において複数の系統に分流されてから、主熱交換器40(41、42、43)に導かれる。そして主熱交換器40を出てから合流し、外部へ導かれる。暖房時の冷媒の流れは冷房時と逆の流れとなる。すなわち、暖房時には外部から冷媒は複数の系統に分流された後、主熱交換器40に導入され、この主熱交換器40を出てから前記冷媒分岐部51で合流し補助熱交換器44に導かれる。この際、逆止弁52によりバイパス回路53には冷媒が流れない。
本実施の形態によれば、主熱交換器40と熱的に遮断された補助熱交換器44に、暖房時の冷媒過冷却部が配置されるため、冷媒二相部との温度差による冷媒同士の熱交換で生じる熱ロスを防止することが可能となる。また、補助熱交換器44の冷媒流路を1系統としたので、熱伝達率の低い液冷媒(過冷却部)の流速を上げることにより伝熱性能を向上することができる。
また、冷房時には1系統の冷媒流路からなる補助熱交換器44をバイパスすることにより、熱交換パイプ内の冷媒圧力損失の増大を抑制することができる。また、冷媒乾き度が小さい状態で同じに複数系統の冷媒流路に分配することができるので、均一な冷媒分配が可能となる。その結果、熱交換性能の向上が実現できる。
実施の形態8.
図20は、本発明の第8の実施の形態である空気調和機の熱交換器26(主熱交換器40、補助熱交換器44)と送風機27の配置を示している。これはパッケージエアコンの4方向吹出し天井カセットタイプの例である。同図(a)は概略上面図、同図(b)は概略側面図である。
図において、熱交換器26は主熱交換器40と補助熱交換器44により構成されている。主熱交換器40は断面扁平形状熱交換パイプ46を有し、ヘッダー31を中継して送風機27の周囲を取り囲むように配置してある。補助熱交換器44は主熱交換器40と送風機27との間、すなわち主熱交換器40の吸込み側全体または一部に配置してある。補助熱交換器44は、前記実施の形態1〜5のように断面扁平形状熱交換パイプ46または断面が円形状の熱交換パイプ49を有し、暖房時の冷媒過冷却部となるように冷媒流路を配置したものである。
また。この熱交換器26はターボファンの送風機27の吹出し側を取り囲むように配置してある。送風機27は吸込グリル・プレフィルタ(共に図示なし)を介して下方より室内空気を吸い込み、熱交換器26に向けて径方向に吹き出す。熱交換器26を通過した空気は吹き出し風路(図示なし)を介して、室内に吹き出される。
このように構成したので、本実施の形態においても前記実施の形態1〜7と同様な効果が得られる。
本発明の実施の形態1を示す熱交換器の概略構成図。 図1のB−B拡大断面図。 図1のC−C拡大断面図。 図1に示した熱交換器の右拡大側面図。 本発明の実施の形態2を示す熱交換器の概略構成図。 図2のD−D拡大断面図。 図2のE−E拡大断面図。 図2に示した熱交換器の右拡大側面図。 本発明の実施の形態3を示す空気調和機の断面図。 本発明の実施の形態3における熱交換器の冷媒配管系統図。 補助熱交換器の無い円管熱交換器による空気調和機の断面図。 補助熱交換器の無い扁平管熱交換器による空気調和機の断面図。 上記円管熱交換器と扁平管熱交換器の特性比較図。 補助熱交換器のある円管熱交換器を具備する空気調和機の断面図。 本発明の実施の形態3の熱交換器と図14の円管熱交換器の特性比較図。 本発明の実施の形態4を示す空気調和機の断面図。 本発明の実施の形態5を示す空気調和機の断面図。 本発明の実施の形態6を示す空気調和機の断面図。 本発明の実施の形態7を示す熱交換器の冷媒配管系統図。 本発明の実施の形態8を示す空気調和機の上面図及び側面図。
符号の説明
1a、1b、1c、1d1、1d2、2a1、2a2、2b、2c、2d1、2d2、3a1、3a2、3b、3c、3d1、3d2、4a1、4a2、4b、4c、4d 伝熱管群または冷媒流路群、1A、1B、1C、1D、2A、2B、2C、2D、3A、3B、3C、3D、4A、4B、4C、4D 扁平状伝熱管群、5 フィン、11 気流方向、12 第1ヘッダ、12a〜12h ヘッダ室、13 第2ヘッダ、13a、13b、13c1、13c2、13d、13e1、13e2、13f、13g1、13g2、13h、13i ヘッダ室、14 仕切り板、14a 平板状の仕切り板、14b ステップ状の仕切り板、15 仕切り板、15a 平板状の仕切り板、15b I字状の仕切り板、21 空気調和機本体、40 主熱交換器、 41 前面上部熱交換器、 42 前面下部熱交換器、43 背面熱交換器、 44 補助熱交換器、 45 フィン、46 断面扁平形状熱交換パイプ、 47 フィン、48 断面扁平形状熱交換パイプ、49 断面円形状熱交換パイプ、51 冷媒分岐部、52 逆止弁、53 バイパス回路。

Claims (10)

  1. 気流方向に沿って並列に配置される複数のフィンと、前記フィンに対して直交する方向に配設され内部を冷媒が流動する複数の伝熱管群と、前記伝熱管群のそれぞれの端部に接続される第1ヘッダ及び第2ヘッダとを備え、前記第1ヘッダ及び第2ヘッダは段方向に複数のヘッダ室に区画するそれぞれ2種類の仕切り板を有し、さらに前記第1ヘッダ及び第2ヘッダのそれぞれ一方の仕切り板により前記伝熱管群を複数の冷媒回路に分割し、この分割された一方の冷媒回路の冷媒蒸発時における冷媒流入位置の伝熱管群と、他方の冷媒回路の冷媒蒸発時における冷媒流出位置の伝熱管群とを、気流の風上側と風下側に、互いに重なるように配置したことを特徴とする熱交換器。
  2. 気流方向に沿って並列に配置される複数のフィンと、前記フィンに対して直交する方向に配設され内部を冷媒が流動する複数の冷媒流路を有する断面が扁平状の扁平状伝熱管群と、前記扁平状伝熱管群のそれぞれの端部に接続される第1ヘッダ及び第2ヘッダとを備え、前記第1ヘッダ及び第2ヘッダは段方向に複数のヘッダ室に区画するそれぞれ2種類の仕切り板を有し、さらに前記第1ヘッダ及び第2ヘッダのそれぞれ一方の仕切り板により前記扁平状伝熱管群の冷媒流路を複数の冷媒回路に分割し、この分割された一方の冷媒回路の冷媒蒸発時における冷媒流入位置の冷媒流路群と、他方の冷媒回路の冷媒蒸発時における冷媒流出位置の冷媒流路群とを、気流の風上側と風下側に、互いに重なるように配置したことを特徴とする熱交換器。
  3. 前記第1ヘッダは、平板状とステップ状の2種類の仕切り板を有することを特徴とする請求項1または2記載の熱交換器。
  4. 前記第2ヘッダは、平板状とI字状の2種類の仕切り板を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の熱交換器。
  5. 前記扁平状伝熱管群は、ロウ付け手段により前記フィンに接合してなることを特徴とする請求項2記載の熱交換器。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の熱交換器を主熱交換器とし、該主熱交換器の空気吸い込み側に補助熱交換器を配置したことを特徴とする空気調和機。
  7. 前記補助熱交換器は、狭小の間隔を有して並設される多数枚のフィンと、これらのフィンを貫通しロウ付け手段により接合され、断面が扁平状で複数の冷媒流路を有する熱交換パイプからなることを特徴とする請求項6記載の空気調和機。
  8. 前記補助熱交換器は、狭小の間隔を有して並設される多数枚のフィンと、これらのフィンを貫通し拡管手段により接合され、断面が円形状の熱交換パイプからなることを特徴とする請求項6記載の空気調和機。
  9. 前記補助熱交換器の冷媒流路の数が前記主熱交換器の冷媒流路の数より少ないことを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の空気調和機。
  10. 前記補助熱交換器は暖房時のみ冷媒が流れ、冷房時はバイパスさせて冷媒が流れないように冷媒回路を構成したことを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載の空気調和機。
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