JP2010139166A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】凝縮水が送風ファンによる空気流れにより風下側へ流される力が強い場合でも、風下へ移動した凝縮水が送風ファンへ飛散し難く、又風下部へ凝縮水が滞留し難い排水性にすぐれた熱交換器を備えた空気調和機を提供する。
【解決手段】この発明に係る空気調和機は、熱交換器が少なくとも以下に示す構成のものを含むことを特徴とする。
(1)複数枚並べられた平板フィンの長辺の二辺のうちの一辺に長手方向に直交して切り欠きが設けられとともに他の一辺側に平面部が形成され、切り欠きに扁平管が挿入されてなる1列の熱交換器要素を任意の列数配置される;
(2)当該熱交換器は、送風ファンにより生成される風の風上側に所定角度傾斜している;
(3)最も風上側の熱交換器要素は、風上側に平面部が位置し、扁平管は風下側から切り欠きに挿入される;
(4)最も風下側の熱交換器要素は、風下側に平面部が位置し、扁平管は風上側から切り欠きに挿入される。
【選択図】図6

Description

この発明は、空気調和機に関する。詳しくは、多数積層された平板状のフィンの間を流動する空気などと扁平状の伝熱管内を流動する水や冷媒などとの間で熱を授受する熱交換器に関するものである。
従来の扁平管を平板フィンの側面から挿入してなる熱交換器として、扁平管を空気流れの下流方向から挿入するとともに、扁平管の断面が空気流れに対して上り傾斜となるようにフィン面上に切り欠きを設けることにより、蒸発器として用いた場合に扁平管上面に滞留する凝縮水が速やかに空気流れの上流側に移動し、排水されるので通風抵抗の増大を抑えるフィンアンドチューブ形熱交換器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開7−91873号公報
しかしながら、上記特許文献1の熱交換器は、凝縮水が扁平管の傾斜により重力で排水経路のある風上側へ流れようとする力よりも空気流れにより風下側へ流される力が強い場合に、結露水が排水経路のない風下側へ移動、滞留することにより通風抵抗の増大や、ファンによる空気流れにより凝縮水がファンへ飛散することによって空気と共に空気調和機外部へ飛び出す等の課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、凝縮水がファンによる空気流れにより風下側へ流される力が強い場合でも、風下へ移動した凝縮水がファンへ飛散し難く、又風下部へ凝縮水が滞留し難い排水性にすぐれた熱交換器を備えた空気調和機を提供することを目的とする。
この発明に係る空気調和機は、筐体内に、空気を吸引すると共に吸引した空気を吹き出す送風ファンと、送風ファンが形成する風路内の送風ファンの風上側に配置され、吸引した空気を調和する熱交換器とを設けた空気調和機において、
熱交換器は、少なくとも以下に示す構成のものを含むことを特徴とする。
(1)複数枚並べられた平板フィンの長辺の二辺のうちの一辺に長手方向に直交して切り欠きが設けられとともに他の一辺側に平面部が形成され、切り欠きに扁平管が挿入されてなる1列の熱交換器要素を任意の列数配置される;
(2)当該熱交換器は、送風ファンにより生成される風の風上側に所定角度傾斜している;
(3)最も風上側の熱交換器要素は、風上側に平面部が位置し、扁平管は風下側から切り欠きに挿入される;
(4)最も風下側の熱交換器要素は、風下側に平面部が位置し、扁平管は風上側から切り欠きに挿入される。
この発明に係る空気調和機は、熱交換器が、少なくとも以下に示す構成のものを含むことにより、送風ファンによる空気流れにより風下側へ流される力が強い場合でも風下へ移動した凝縮水が送風ファンへ飛散し難く、又、風下部へ凝縮水が滞留し難いという効果を有する。
(1)複数枚並べられた平板フィンの長辺の二辺のうちの一辺に長手方向に直交して切り欠きが設けられるとともに他の一辺側に平面部が形成され、切り欠きに扁平管が挿入されてなる1列の熱交換器要素を任意の列数配置される;
(2)当該熱交換器は、送風ファンにより生成される風の風上側に所定角度傾斜している;
(3)最も風上側の熱交換器要素は、風上側に平面部が位置し、扁平管は風下側から切り欠きに挿入される;
(4)最も風下側の熱交換器要素は、風下側に平面部が位置し、扁平管は風上側から切り欠きに挿入される。
実施の形態1.
図1乃至図7は実施の形態1を示す図で、図1は空気調和機100の縦断面図、図2は熱交換器20及び送風ファン3の斜視図、図3はヘッダー15を外した熱交換器20及び送風ファン3の斜視図、図4は図1の空気調和機100のうちの熱交換器20及び送風ファン3のみを示す図、図5は熱交換器20を構成する平板フィン1と扁平管2の組み立て前の状態を示す断面図、図6は図4で示した熱交換器20の前面下部熱交換器7(前面下部1列目熱交換器7a及び前面下部2列目熱交換器7b)の拡大図、図7は図4で示した熱交換器20の前面上部熱交換器8(前面上部1列目熱交換器8a及び前面上部2列目熱交換器8b)の拡大図である。
図8、図9は比較のために示す図で、図8は図6において前面下部2列目熱交換器7bの排水平面部5を風上側にした場合に凝縮水12が送風ファン3へ飛散する状態を示す図、図9は図6において前面下部1列目熱交換器7aの排水平面部5を風下側にした場合に扁平管2の傾斜に沿って重力により風上側へ勢いよく流れ落ちる状態を示す図である。
図1において、空気調和機100は、筐体30と、筐体30内に設置され、空気を吸引すると共に吸引した空気を吹き出す送風ファン3と、送風ファン3が形成する風路内に配置され、吸引した空気を調和する熱交換器20とを備える。尚、その他に、図示しない吸引した空気に含まれる塵埃を捕捉するフィルター、フィルターを清掃するフィルター清掃装置等を備えている。
筐体30は、両端面(図示しない)が塞がれた筒状であって、天面(図中、上側)の一部が開口し、該開口部が空気を吸い込む吸込口21を形成し、底面(図中、下側)の一部が開口し、吸込口21から吸い込んだ空気を吹き出す吹出口22を形成している。そして、前面(図中、左側)は開口し、該開口部を開閉する前面パネル23が設置されている。なお、背面(図中、右側)は塞がれている。
送風ファン3は、筐体30の側面視で略中央部に配置され、吸込口21から吹出口22に至る風路に設置される。送風ファン3と吹出口22との間の吹出側風路は、ノズル24と背面ガイド板25と筐体30の両端部とにより形成される。送風ファン3は、図示しないモータにより駆動される。
吹出口22には、吹出口22から吹き出す気流の風向を上下方向に調整する上下風向調整板及び左右方向に調整する左右風向調整板(図示せず)を備える。
熱交換器20は、筐体30の前面側下部に配置される前面下部熱交換器7と、前面側上部に配置される前面上部熱交換器8と、背面側に配置される背面熱交換器9とから構成される。熱交換器20は、吸込口21と送風ファン3との間に送風ファン3を取り囲むように配置され、吸い込まれた空気を調和(冷却、加熱、除湿等)する。また、前面側下部の前面下部熱交換器7はノズル24よりも上側に配置される。
筐体30には、冷房運転時に熱交換器20に生じる凝縮水12(後述)を受ける露受け皿(ドレンパン)が形成されている。前面下部熱交換器7の下方に露受け部26が形成され、背面熱交換器9の下方に露受け部27が形成されている。
図2、図3に示すように、熱交換器20は、送風ファン3を取り囲むように、前面下部熱交換器7、前面上部熱交換器8及び背面熱交換器9が配置される。前面下部熱交換器7、前面上部熱交換器8及び背面熱交換器9は、夫々後述するように、複数枚積層された平板フィン1に複数の扁平管2(図3)が挿入されて形成されるが、直線状の複数の扁平管2の端部にヘッダー15が接続される。
ヘッダー15は、各扁平管2を接続するものである。ここでは、各扁平管2が直列に接続されるように、ヘッダー15の内部は仕切られている。
図3は扁平管2の端部のヘッダー15を外し、前面下部熱交換器7、前面上部熱交換器8及び背面熱交換器9の夫々の端部に扁平管2が露出した状態を示している。
図4は図1の空気調和機100のうちの熱交換器20及び送風ファン3のみを示す図である。図4に示すように、前面下部熱交換器7は、前面下部1列目熱交換器7a(熱交換器要素)と前面下部2列目熱交換器7b(熱交換器要素)とを有し、夫々を2列平行に配置している。
前面下部1列目熱交換器7aは、前面下部1列目熱交換器7aの排水平面部5(後述する)が風上側に位置し、扁平管2が風下側から平板フィン1に挿入される点に特徴がある。
前面下部2列目熱交換器7bは、前面下部2列目熱交換器7bの排水平面部5(平面部)が風下側に位置し、扁平管2が風上側から平板フィン1に挿入される点に特徴がある。
前面上部熱交換器8は、前面上部1列目熱交換器8a(熱交換器要素)と前面上部2列目熱交換器8b(熱交換器要素)とを有し、夫々を2列平行に配置している。
前面上部1列目熱交換器8aは、前面上部1列目熱交換器8aの排水平面部5が風下側に位置し、扁平管2が風上側から平板フィン1に挿入される点に特徴がある。
前面上部2列目熱交換器8bも、前面上部2列目熱交換器8bの排水平面部5が風下側に位置し、扁平管2が風上側から平板フィン1に挿入される点に特徴がある。
背面熱交換器9は、背面1列目熱交換器9a(熱交換器要素)と背面2列目熱交換器9b(熱交換器要素)とを有し、夫々を2列平行に配置している。
背面1列目熱交換器9aは、背面1列目熱交換器9aの排水平面部5が風下側に位置し、扁平管2が風上側から平板フィン1に挿入される点に特徴がある。
背面2列目熱交換器9bも、背面2列目熱交換器9bの排水平面部5が風下側に位置し、扁平管2が風上側から平板フィン1に挿入される点に特徴がある。
前面下部熱交換器7、前面上部熱交換器8及び背面熱交換器9の夫々の1列目と2列目とは、夫々のヘッダー15を接続する配管で結合している。
熱交換器20は、送風を行う送風ファン3(横流ファン、電動機で駆動される)を囲むように、前面下部熱交換器7、前面上部熱交換器8及び背面熱交換器9が配置される。
熱交換器20は、前面下部熱交換器7、前面上部熱交換器8及び背面熱交換器9の夫々が、多数枚の平板フィン1が略等ピッチで平行に並べられ、平板フィン1に直交して扁平管2が挿入される。この点については後述する。
図4の矢印は、前面下部熱交換器7、前面上部熱交換器8及び背面熱交換器9の夫々に流入する空気流れ6の概略の方向を示している。
熱交換器20は、送風を行う送風ファン3を囲むように、前面下部熱交換器7、前面上部熱交換器8及び背面熱交換器9が配置されるので、送風ファン3の回転により発生する空気流れ6は、前面下部熱交換器7、前面上部熱交換器8及び背面熱交換器9の夫々に対して略直交している。
既に述べたように、前面下部熱交換器7及び背面熱交換器9の下方に、熱交換器20を蒸発器として使用する場合に、熱交換器20に発生する凝縮水を受ける露受け部26及び露受け部27が設けられる。露受け部26及び露受け部27は、筐体30の一部である。
蒸発器は、冷凍サイクルを構成する一つの要素であり、冷媒が低温で蒸発して冷凍作用を行うところである。
図5に示すように、略等ピッチで平行に並べられた多数枚の平板フィン1(厚さ、略0.1mm)には、長手方向の二辺のうちの一辺に、長手方向に直交して切り欠き4が形成されている。切り欠き4は、断面がテーパ形状であり、入口が広く奥に向かって狭くなっている。この切り欠き4は、一つの平板フィン1に、複数個、略等間隔に形成されている。切り欠き4と二辺のうちの他の一辺との間は、切り欠き4と他の一辺との間の距離がDの平面部になっている。この平面部を排水平面部5と呼ぶことにする。尚、平板フィン1の材料は、アルミニウム又アルミニウム合金である。
そして、平板フィン1の切り欠き4に扁平管2が挿入される。扁平管2も、切り欠き4と同様、断面がテーパ形状である。扁平管2は、長辺2a、短辺2b及び扁平管2内部を分割する分割部2cから構成される。分割部2cで分割された扁平管2内部には、小孔2dが複数個形成される。図3の例では、小孔2dが4個形成されている。但し、これは一例であり、分割数は任意でよい。
扁平管2内部を分割部2cで複数の小孔2dに分割することにより、扁平管2の内部表面積が分割部2c(2面)の分だけ増加し、熱伝達率が改善される。
さらに、分割部2cを設けることにより、扁平管2の強度が増す。扁平管2の内部を流れる高圧の冷媒による扁平管2の変形(膨らむ)を抑制することができる。
切り欠き4と他の一辺との間の平面部の寸法Dは、平板フィン1の強度を確保するために、所定の寸法(例えば、1〜2mm)以上とする必要がある。
切り欠き4の断面がテーパ形状であるから、二つの短辺2bの長さは異なり、最初に切り欠き4に挿入される先端部側の短辺2bの長さは、反対側の短辺2bの長さよりも短くなっている。
扁平管2の材料も、平板フィン1と同様、アルミニウム又アルミニウム合金である。
扁平管2は、公知のアルミニウムの押し出し成形で作られる。一般的に、金属チューブの押し出し成形は、加熱された金属をダイス金型を通して押し出す事により金属チューブの形状が成型される。
扁平管2の断面をテーパ形状とするとともに、平板フィン1の長手方向の二辺のうちの一辺に直交して形成される切り欠き4も同様のテーパ形状とすることにより、扁平管2を平板フィン1へ挿入したときの密着性が向上し、扁平管2と平板フィン1間の接触熱伝達率を上げることができる。
図5において、平板フィン1の長手方向の二辺のうちの一辺に直交して形成される切り欠き4の反対側の他の一辺は、排水平面部5となり、熱交換器20を蒸発器として用いた場合に熱交換器20に生じる凝縮水は、この排水平面部5を伝わり排水される。
以上のように構成される熱交換器20について、以下にその動作、作用を説明する。図4に示す前面下部熱交換器7(前面下部1列目熱交換器7a及び前面下部2列目熱交換器7b)は、鉛直方向に対して角度θ1だけ、空気調和機100の前面側に傾斜している(図6)。別の表現をすると、前面下部熱交換器7は、鉛直方向に対して角度θ1だけ、風上側(上流側)に傾斜している。空気調和機100を右側面から見ている図6では、前面下部熱交換器7は、鉛直方向に対して角度θ1だけ、反時計方向に傾斜している。空気調和機100を左側面から見る場合は、前面下部熱交換器7は、鉛直方向に対して角度θ1だけ、時計方向に傾斜している。
前面下部熱交換器7(前面下部1列目熱交換器7a及び前面下部2列目熱交換器7b)に流入する空気流れ6の方向は、前面下部熱交換器7に対して略垂直である。
上記のように、前面下部1列目熱交換器7a及び前面下部2列目熱交換器7b並びに送風ファン3が配置される場合、前面下部1列目熱交換器7a及び前面下部2列目熱交換器7bを蒸発器として用いた場合に生じる凝縮水12が重力により流れ落ちる方向と、送風ファン3による空気流れ6(風力)により凝縮水12が風下へ移動する方向が反対になる。
即ち、前面下部1列目熱交換器7a及び前面下部2列目熱交換器7bを蒸発器として用いた場合に生じる凝縮水12が重力により流れ落ちる経路は、図6の破線で示す重力による凝縮水排水経路13となる。
即ち、前面下部2列目熱交換器7bの平板フィン1及び扁平管2に凝縮した凝縮水12は、扁平管2が風下側が高く風上側が低い傾斜になっているので、前面下部1列目熱交換器7aに流れる。
既に述べたように、前面下部1列目熱交換器7aは、排水平面部5が風上側に位置し、扁平管2は風下側から平板フィン1に挿入されている。また、前面下部2列目熱交換器7bは、排水平面部5が風下側に位置し、扁平管2は風上側から平板フィン1に挿入されている。
前面下部1列目熱交換器7aでは、前面下部2列目熱交換器7bから重力で流れてきた凝縮水12と、前面下部1列目熱交換器7aの平板フィン1及び扁平管2に凝縮した凝縮水12とが、扁平管2が風下側が高く風上側が低い傾斜になっているので、前面下部1列目熱交換器7aの排水平面部5に流れ、重力による凝縮水排水経路13から排水される。
前面下部1列目熱交換器7a及び前面下部2列目熱交換器7bを蒸発器として用いた場合に生じる凝縮水12が送風ファン3の風力により流れる経路は、図6の実線で示す風力による凝縮水排水経路11となる。
即ち、前面下部1列目熱交換器7aの平板フィン1及び扁平管2に凝縮した凝縮水12は、送風ファン3の風力により前面下部2列目熱交換器7bへ流れる。前面下部2列目熱交換器7bでは、送風ファン3の風力により前面下部1列目熱交換器7aから流れてきた凝縮水12と、前面下部2列目熱交換器7bの平板フィン1及び扁平管2に凝縮した凝縮水12とが、送風ファン3の風力により前面下部2列目熱交換器7bの排水平面部5に流れ、風力による凝縮水排水経路11から排水される。
図4、図6に示す前面下部熱交換器7の構成の効果が明確になるように、図4、図6に示す前面下部熱交換器と異なる構成にした場合に、どのような不具合が生じるかを、図8、図9を参照しながら説明する。
図8に示す例は、前面下部1列目熱交換器7aの構成が、図4、図6に示す前面下部熱交換器7と同じであるが、前面下部2列目熱交換器7bの構成が図4、図6に示す前面下部熱交換器7と異なる。
即ち、図8に示す前面下部2列目熱交換器7bは、排水平面部5が風上側に位置し、扁平管2は風下側から平板フィン1に挿入されている。
凝縮水12が扁平管2の傾斜により重力で風上側へ流れようとする力よりも、空気流れ6により風下側へ流される力が強い場合を想定する。その場合、図8に示す前面下部熱交換器7では、前面下部1列目熱交換器7aの平板フィン1及び扁平管2に凝縮した凝縮水12は、送風ファン3の風力により前面下部2列目熱交換器7bへ流れるが、前面下部2列目熱交換器7bの排水平面部5が風上側に位置するため、前面下部2列目熱交換器7bの扁平管2に到達する前に排水平面部5に形成される風力による凝縮水排水経路11から排水される。
前面下部2列目熱交換器7bの平板フィン1及び扁平管2に凝縮した凝縮水12は、扁平管2の風下側に排水平面部5がないため、凝縮水12が送風ファン3へ飛散する。送風ファン3へ飛散した凝縮水12は、空気と共に空気調和機100の外部へ飛び出す恐れがある。
図9に示す例は、前面下部2列目熱交換器7bの構成が、図4、図6に示す前面下部熱交換器7と同じであるが、前面下部1列目熱交換器7aの構成が図4、図6に示す前面下部熱交換器7と異なる。
即ち、図9に示す前面下部1列目熱交換器7aは、排水平面部5が風下側に位置し、扁平管2は風上側から平板フィン1に挿入されている。
凝縮水12が扁平管2の傾斜により重力で風上側へ流れようとする力と送風ファン3による空気流れ6により風下側へ流される力が釣り合っていることにより扁平管2上へ凝縮水12が滞留している状態において、送風ファン3による空気流れ6が停止した場合を想定する。
その場合、図9に示す前面下部熱交換器7では、前面下部2列目熱交換器7bの平板フィン1及び扁平管2に凝縮した凝縮水12は、重力により前面下部1列目熱交換器7aへ流れるが、前面下部1列目熱交換器7aの排水平面部5が風下側に位置するため、前面下部1列目熱交換器7aの扁平管2に到達する前に排水平面部5に形成される重力による凝縮水排水経路13から排水されるものもあるが、前面下部1列目熱交換器7aの扁平管2にも流れる。
前面下部2列目熱交換器7bから流れてきた凝縮水12及び前面下部1列目熱交換器7aの平板フィン1及び扁平管2に凝縮した凝縮水12は、扁平管2の風上側に排水平面部5がないため、前面下部1列目熱交換器7aから筐体30の前面側に勢いよく流れ落ちる。
そのため、前面下部1列目熱交換器7aから筐体30の前面側に勢いよく流れ落ちた凝縮水12が露受け部26に滴下する際、排水平面部5からの滴下に比べれば、凝縮水12が露受け部26及び露受け部26に滞留している凝縮水12に滴下する音が比較的大きくなる。
また、露受け部26を露受け部26前面に配置される部品の影響で、筐体30の前面側へ突き出せない場合(前面下部熱交換器7の下方への投影面積をすべてカバーできない場合)には、送風ファン3が停止すると、凝縮水12が露受け部26の外へ滴下し、やがて室内へ漏れるという不具合も生じる。
本実施の形態の前面下部熱交換器7(前面下部1列目熱交換器7a及び前面下部2列目熱交換器7b)は、鉛直方向に対して角度θ1だけ、風上側(上流側)に傾斜している。さらに、前面下部1列目熱交換器7aの排水平面部5が風上側に位置し、扁平管2が風下側から平板フィン1に挿入されるとともに、前面下部2列目熱交換器7bの排水平面部5が風下側に位置し、扁平管2が風上側から平板フィン1に挿入される。
そのため、前面下部1列目熱交換器7aでは、前面下部2列目熱交換器7bから重力で流れてきた凝縮水12と、前面下部1列目熱交換器7aの平板フィン1及び扁平管2に凝縮した凝縮水12とが、扁平管2が風下側が高く風上側が低い傾斜になっているので、前面下部1列目熱交換器7aの排水平面部5に流れ、重力による凝縮水排水経路13から排水され、露受け部26に落下する。前面下部1列目熱交換器7aの排水平面部5に流れ、重力による凝縮水排水経路13から排水され、露受け部26に滴下するので、図9に示す比較例のような不具合は発生しない。
前面下部1列目熱交換器7a及び前面下部2列目熱交換器7bを蒸発器として用いた場合に生じる凝縮水12が送風ファン3の風力により流れる経路は、図6の実線で示す風力による凝縮水排水経路11となる。
また、前面下部2列目熱交換器7bでは、送風ファン3の風力により前面下部1列目熱交換器7aから流れてきた凝縮水12と、前面下部2列目熱交換器7bの平板フィン1及び扁平管2に凝縮した凝縮水12とが、送風ファン3の風力により前面下部2列目熱交換器7bの排水平面部5に流れ、風力による凝縮水排水経路11から排水されるので、図8に示す比較例のように、凝縮水12が扁平管2の傾斜により重力で風上側へ流れようとする力よりも空気流れ6により風下側へ流される力が強い場合に、前面下部2列目熱交換器7bの平板フィン1及び扁平管2に凝縮した凝縮水12が、扁平管2の風下側に排水平面部5がないため送風ファン3へ飛散し、送風ファン3へ飛散した凝縮水12が、空気と共に空気調和機100の外部へ飛び出す恐れが少ない。
図7は図4で示した熱交換器20の前面上部熱交換器8(前面上部1列目熱交換器8a及び前面上部2列目熱交換器8b)の拡大図である。
図7に示すように、熱交換器20の前面上部熱交換器8は、鉛直方向に対して角度θ2だけ、空気調和機100の背面側に傾斜している。別の表現をすると、前面上部熱交換器8は、鉛直方向に対して角度θ2だけ、風下側(下流側)に傾斜している。空気調和機100を右側面から見ている図7では、前面上部熱交換器8は、鉛直方向に対して角度θ2だけ、時計方向に傾斜している。空気調和機100を左側面から見る場合は、前面上部熱交換器8は、鉛直方向に対して角度θ2だけ、反時計方向に傾斜している。
前面上部熱交換器8(前面上部1列目熱交換器8a及び前面上部2列目熱交換器8b)に流入する空気流れ6の方向は、前面上部熱交換器8に対して略垂直である。
上記のように、前面上部1列目熱交換器8a及び前面上部2列目熱交換器8b並びに送風ファン3が配置される場合、前面上部1列目熱交換器8a及び前面上部2列目熱交換器78bを蒸発器として用いた場合に生じる凝縮水12が重力により流れ落ちる方向と、送風ファン3による空気流れ6(風力)により凝縮水12が風下へ移動する方向が同じになる。
即ち、前面上部1列目熱交換器8a及び前面上部2列目熱交換器8bを蒸発器として用いた場合に生じる凝縮水12が重力により流れ落ちる経路及び風力により流れ落ちる経路は、図7の一点鎖線で示す重力及び風力による凝縮水排水経路14となる。
即ち、前面上部1列目熱交換器8aの平板フィン1及び扁平管2に凝縮した凝縮水12は、扁平管2が風上側が高く風下側が低い傾斜になっているので、前面上部2列目熱交換器8b方向に流れる。
既に述べたように、前面上部1列目熱交換器8aは、排水平面部5が風下側に位置し、扁平管2は風上側から平板フィン1に挿入されている。また、前面上部2列目熱交換器8bも、排水平面部5が風下側に位置し、扁平管2は風上側から平板フィン1に挿入されている。
前面上部1列目熱交換器8aでは、前面上部熱交換器8を蒸発器として用いた場合に生じる凝縮水12は、重力及び風力により扁平管2から前面上部2列目熱交換器8b方向に流れるが、前面上部1列目熱交換器8aの風下側に排水平面部5が存在するため、この前面上部1列目熱交換器8aの排水平面部5に重力及び風力による凝縮水排水経路14が形成され、排水される。
重力及び風力による凝縮水排水経路14から排水される前面上部1列目熱交換器8aの凝縮水12は、前面下部熱交換器7を経て露受け部26に落下する。
前面上部2列目熱交換器8bでも、前面上部1列目熱交換器8aと同様に、前面上部熱交換器8を蒸発器として用いた場合に生じる凝縮水12は、重力及び風力により扁平管2から送風ファン3方向に流れるが、前面上部2列目熱交換器8bの風下側に排水平面部5が存在するため、この前面上部2列目熱交換器8bの排水平面部5に重力及び風力による凝縮水排水経路14が形成され、排水される。
重力及び風力による凝縮水排水経路14から排水される前面上部2列目熱交換器8bの凝縮水12は、前面下部熱交換器7を経て露受け部26に落下する。
仮に、前面上部熱交換器8が、前面下部熱交換器7と同様の構成の場合を想定する。即ち、前面上部1列目熱交換器8aの排水平面部5が風上側に位置し、扁平管2が平板フィン1に風下側から挿入される。前面上部2列目熱交換器8bは、図7と同様の構成である。
この場合は、前面上部1列目熱交換器8aでは、前面上部1列目熱交換器8aの排水平面部5が風下側に存在しないので、前面上部熱交換器8を蒸発器として用いた場合に生じる凝縮水12は、重力及び風力により前面上部2列目熱交換器8bに流れる。
前面上部2列目熱交換器8bでは、前面上部1列目熱交換器8aから流れてきた凝縮水12と、前面上部2列目熱交換器8b自身で生じる凝縮水12との両方を前面上部2列目熱交換器8bの排水平面部5に形成される重力及び風力による凝縮水排水経路14から排水することになる。前面上部熱交換器8の傾斜角度は、前面下部熱交換器7の傾斜角度より大きい(θ1<θ2)ため露垂れしやすい。また、前面上部熱交換器8は重力方向と風力の向きが同一であるため露垂れしやすい。そのため、重力及び風力による凝縮水排水経路14から凝縮水12が溢れて、送風ファン3方向への露垂れが生じる恐れがある。
従って、前面上部熱交換器8を、前面下部熱交換器7と同様の構成にすることは好ましい形態ではない。
また、前面上部1列目熱交換器8aの排水平面部5が風上側に位置し、扁平管2が平板フィン1に風下側から挿入されるとともに、前面上部2列目熱交換器8bの排水平面部5が風上側に位置し、扁平管2が平板フィン1に風下側から挿入される場合を想定する。
この場合は、前面上部1列目熱交換器8aでは、前面上部1列目熱交換器8aの排水平面部5が風下側に存在しないので、前面上部熱交換器8を蒸発器として用いた場合に生じる凝縮水12は、重力及び風力により前面上部2列目熱交換器8bに流れる。
前面上部2列目熱交換器8bでは、前面上部1列目熱交換器8aから流れてきた凝縮水12は、前面上部2列目熱交換器8bの風上側に位置する排水平面部5に形成される重力及び風力による凝縮水排水経路14からある程度排水されるが、ここで排水されない前面上部1列目熱交換器8aから流れてきた凝縮水12と、前面上部2列目熱交換器8bで生じる凝縮水12とが送風ファン3へ飛散する。送風ファン3へ飛散した凝縮水12は、空気と共に空気調和機100の外部へ飛び出す恐れがある。
従って、前面上部熱交換器8を、前面上部1列目熱交換器8aの排水平面部5が風上側に位置し、扁平管2が平板フィン1に風下側から挿入されるとともに、前面上部2列目熱交換器8bの排水平面部5が風上側に位置し、扁平管2が平板フィン1に風下側から挿入される構成にすることは好ましい形態ではない。
図4に示すように、背面熱交換器9も前面上部熱交換器8と同様、風下側に所定角度傾斜している。従って、背面熱交換器9の構成は、前面上部熱交換器8と同様の構成にする。
即ち、背面1列目熱交換器9aは、排水平面部5が風下側に位置し、扁平管2が平板フィン1に風上側から挿入されるとともに、背面2列目熱交換器9bも、排水平面部5が風下側に位置し、扁平管2が平板フィン1に風上側から挿入される構成が好ましい。
以上の説明では、前面下部熱交換器7、前面上部熱交換器8及び背面熱交換器9は、夫々2列のものについて説明したが、列数は複数であればよい。
この場合、前面上部熱交換器8及び背面熱交換器9では、それらの傾斜角度は、前面下部熱交換器7の傾斜角度より大きい(θ1<θ2)ため露垂れしやすい。また、前面上部熱交換器8は重力方向と風力の向きが同一であるため露垂れしやすい。従って、前面上部熱交換器8及び背面熱交換器9では、設置条件が厳しいため全て風下側へ排水経路を設置するのが好ましい。
また、前面下部熱交換器7では、1列目のみ風上側へ排水経路を設置し、残りは全て排水経路を風下側へ設置する。それは、切り欠き4が風上に向くことで扁平管短辺2bが直接風と衝突する事により性能が向上するためである。
以上のように、本実施の形態の前面下部熱交換器7(前面下部1列目熱交換器7a及び前面下部2列目熱交換器7b)は、鉛直方向に対して角度θ1だけ風上側(上流側)に傾斜している。さらに、前面下部1列目熱交換器7aの排水平面部5が風上側に位置し、扁平管2が風下側から平板フィン1に挿入されるとともに、前面下部2列目熱交換器7bの排水平面部5が風下側に位置し、扁平管2が風上側から平板フィン1に挿入される構成としたので、前面下部1列目熱交換器7aでは、前面下部2列目熱交換器7bから重力で流れてきた凝縮水12と、前面下部1列目熱交換器7aの平板フィン1及び扁平管2に凝縮した凝縮水12とが、扁平管2が風下側が高く風上側が低い傾斜になっているので、前面下部1列目熱交換器7aの排水平面部5に流れ、重力による凝縮水排水経路13から排水され、露受け部26に落下する。前面下部1列目熱交換器7aの排水平面部5に流れ、重力による凝縮水排水経路13から排水され、露受け部26に滴下するので、排水平面部5からの滴下に比べれば、凝縮水12が露受け部26及び露受け部26に滞留している凝縮水12に滴下する音が比較的大きくなったり、露受け部26を露受け部26前面に配置される部品の影響で、筐体30の前面側へ突き出せない場合に送風ファン3が停止すると、凝縮水12が露受け部26の外へ滴下し、やがて室内へ漏れるという不具合は発生しない。
また、前面下部1列目熱交換器7a及び前面下部2列目熱交換器7bを蒸発器として用いた場合に生じる凝縮水12が送風ファン3の風力により流れる経路は、図6の実線で示す風力による凝縮水排水経路11となるが、前面下部2列目熱交換器7bでは、送風ファン3の風力により前面下部1列目熱交換器7aから流れてきた凝縮水12と、前面下部2列目熱交換器7bの平板フィン1及び扁平管2に凝縮した凝縮水12とが、送風ファン3の風力により前面下部2列目熱交換器7bの排水平面部5に流れ、風力による凝縮水排水経路11から排水されるので、凝縮水12が扁平管2の傾斜により重力で風上側へ流れようとする力よりも空気流れ6により風下側へ流される力が強い場合でも、前面下部2列目熱交換器7bの平板フィン1及び扁平管2に凝縮した凝縮水12が、扁平管2の風下側に排水平面部5がないため送風ファン3へ飛散し、送風ファン3へ飛散した凝縮水12が、空気と共に空気調和機100の外部へ飛び出す恐れが少ない。
また、前面上部熱交換器8は、鉛直方向に対して角度θ2だけ、風下側(下流側)に傾斜させるとともに、前面上部1列目熱交換器8aは、排水平面部5が風下側に位置し、扁平管2は風上側から平板フィン1に挿入され、また、前面上部2列目熱交換器8bも、排水平面部5が風下側に位置し、扁平管2は風上側から平板フィン1に挿入される構成にしたので、重力及び風力による凝縮水排水経路14から凝縮水12が溢れて、送風ファン3方向への露垂れが生じたり、凝縮水12が送風ファン3へ飛散し、送風ファン3へ飛散した凝縮水12が、空気と共に空気調和機100の外部へ飛び出す恐れが少ない。
また、背面熱交換器9も、前面上部熱交換器8と同様の構成にしたので、前面上部熱交換器8と同様の効果を奏する。
実施の形態1を示す図で、空気調和機100の縦断面図。 実施の形態1を示す図で、熱交換器20及び送風ファン3の斜視図。 実施の形態1を示す図で、ヘッダー15を外した熱交換器20及び送風ファン3の斜視図。 実施の形態1を示す図で、図1の空気調和機100のうちの熱交換器20及び送風ファン3のみを示す図。 実施の形態1を示す図で、熱交換器20を構成する平板フィン1と扁平管2の組み立て前の状態を示す断面図。 実施の形態1を示す図で、図4で示した熱交換器20の前面下部熱交換器7(前面下部1列目熱交換器7a及び前面下部2列目熱交換器7b)の拡大図。 実施の形態1を示す図で、図4で示した熱交換器20の前面上部熱交換器8(前面上部1列目熱交換器8a及び前面上部2列目熱交換器8b)の拡大図。 比較のために示す図で、図6において前面下部2列目熱交換器7bの排水平面部5を風上側にした場合に凝縮水12が送風ファン3へ飛散する状態を示す図。 比較のために示す図で、図6において前面下部1列目熱交換器7aの排水平面部5を風下側にした場合に扁平管2の傾斜に沿って重力により風上側へ勢いよく流れ落ちる状態を示す図。
符号の説明
1 平板フィン、2 扁平管、2a 長辺、2b 短辺、2c 分割部、2d 小孔、3 送風ファン、4 切り欠き、5 排水平面部、6 空気流れ、7 前面下部熱交換器、7a 前面下部1列目熱交換器、7b 前面下部2列目熱交換器、8 前面上部熱交換器、8a 前面上部1列目熱交換器、8b 前面上部2列目熱交換器、9 背面熱交換器、9a 背面1列目熱交換器、9b 背面2列目熱交換器、11 風力による凝縮水排水経路、12 凝縮水、13 重力による凝縮水排水経路、14 重力及び風力による凝縮水排水経路、15 ヘッダー、20 熱交換器、21 吸込口、22 吹出口、23 前面パネル、24 ノズル、25 背面ガイド板、26 露受け部、27 露受け部、30 筐体、100 空気調和機。

Claims (2)

  1. 筐体内に、空気を吸引すると共に吸引した空気を吹き出す送風ファンと、前記送風ファンが形成する風路内の前記送風ファンの風上側に配置され、吸引した空気を調和する熱交換器とを設けた空気調和機において、
    前記熱交換器は、少なくとも以下に示す構成のものを含むことを特徴とする空気調和機。
    (1)複数枚並べられた平板フィンの長辺の二辺のうちの一辺に長手方向に直交して切り欠きが設けられるとともに他の一辺側に平面部が形成され、前記切り欠きに扁平管が挿入されてなる1列の熱交換器要素を任意の列数配置される;
    (2)当該熱交換器は、前記送風ファンにより生成される風の風上側に所定角度傾斜している;
    (3)最も風上側の前記熱交換器要素は、風上側に前記平面部が位置し、前記扁平管は風下側から前記切り欠きに挿入される;
    (4)最も風下側の前記熱交換器要素は、風下側に前記平面部が位置し、前記扁平管は風上側から前記切り欠きに挿入される。
  2. 前記熱交換器は、さらに以下に示す構成のものを含むことを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
    (1)複数枚並べられた平板フィンの長辺の二辺のうちの一辺に長手方向に直交して切り欠きが設けられるとともに他の一辺側に平面部が形成され、前記切り欠きに扁平管が挿入されてなる1列の熱交換器要素を任意の列数配置される;
    (2)当該熱交換器は、前記送風ファンにより生成される風の風下側に所定角度傾斜している;
    (3)最も風上側の前記熱交換器要素は、風下側に前記平面部が位置し、前記扁平管は風上側から前記切り欠きに挿入される;
    (4)最も風下側の前記熱交換器要素は、風下側に前記平面部が位置し、前記扁平管は風上側から前記切り欠きに挿入される。
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