JP2005262565A - インクカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】 インクカートリッジ内のインク残量が所定量に達したことを小さな誤差で検知する。
【解決手段】 インクカートリッジ3内には、インク残量に応じて変位する遮光板60が配置されている。遮光板60からは、当接部60aが左右に突出している。当接部60aは、インク残量が多いときには規制面である被当接面56に当接しており、インク残量が少なくなると、被当接面56から離隔する。被当接面56及びその一端に接続された垂直壁面69からは、これらの面に跨るリブ57が形成されている。また、凹部34aの対向する2つの内壁面34bのそれぞれからも、遮光板60に向かってリブ58が突出している。
【選択図】 図4

Description

本発明は、インクを貯溜するインクカートリッジに関する。
記録用紙に向けてノズルからインクを吐出して印刷を行うインクジェットプリンタが知られている。このようなインクジェットプリンタには、インクカートリッジを着脱可能なものがある。インクカートリッジ内のインクが空の状態でインクジェットヘッドがインクを吐出すると、印刷が行なわれないだけでなく、インクジェットヘッド内にエアが侵入することがある。インクジェットヘッド内にエアが侵入すると、そのヘッドは最悪の場合、使用不能となってしまう。このような事態が生じないようにするには、インクカートリッジ内のインク残量を常に把握しておき、インクカートリッジ内のインク残量がほぼゼロになるとヘッドからのインク吐出が禁止されるような制御を行う必要がある。
インク残量を把握するには、印刷が行われるごとに使用インク量を算出し、その総和を初期インク量から差し引く方法が考えられる。しかしながら、このような方法で計算されたインク残量と実際のインク残量とには大きな誤差が生じやすい。したがって、誤差分を考慮すると、実際に十分なインク残量がある時点においてヘッドからのインク吐出を禁止しなければならず、その結果、大量のインクが残存したインクカートリッジが破棄されて、新しいインクカートリッジと取り替えられることになる。
一方、特許文献1には、インクカートリッジ内のインク残量を正確に測定する技術が開示されている。すなわち、特許文献1に記載のインクカートリッジにおいては、インクタンク内にインクより比重の小さいウキが収容されている。このウキの鉛直方向に沿った位置はインク残量に応じて変化するので、ウキの位置を検知すれば、インクの液量を正確に測定すること、引いては、インクカートリッジ内のインク残量がほぼゼロに近い所定量に達したことを小さな誤差で検知することができる。
特開平9−001819号公報(図7)
しかしながら、特許文献1に記載の技術によると、インクタンクの内壁面に付着しているインクの表面張力のために、ウキが内壁面に貼り付いてインク表面の低下に伴って下降しなくなることがある。このような場合、インクカートリッジ内のインク残量がほぼゼロに近い所定量に達したことを小さな誤差で検知することができない。
そこで、本発明の主たる目的は、インクカートリッジ内のインク残量が所定量に達したことを小さな誤差で検知することができるインクカートリッジを提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明のインクカートリッジは、インクが貯溜されるインクタンクと、前記インクタンクに貯溜されたインク量の増減に伴って前記インクタンク内において変位する変位部材とを備えており、前記インクタンクは、前記変位部材の変位を規制する規制面と、前記規制面の一端からインク液面に対して下方に傾いた方向に延在した下方傾斜内面とを有しており、前記変位部材には、前記変位部材の位置に応じて前記規制面に当接する位置と前記規制面から離隔した位置とを選択的に取り得る当接部が形成されており、前記規制面及び前記下方傾斜内面からは、これら両方の面に跨るリブが突出している。
この構成によると、規制面に残っているインクがリブを伝って下方へと落下していくので、当接部と規制面とがインクの表面張力によって接着されにくくなる。そのため、インク残量の変化に伴って変位部材が円滑に動くことになって、インクカートリッジ内のインク残量が所定量に達したことを小さな誤差で検知することが可能となる。
本発明において、前記当接部と対向する側の前記リブの側面が、前記規制面及び前記下方傾斜内面に対して直交する方向、又は、前記当接部と前記規制面との当接位置を内側としたときに前記直交する方向よりも外側方向に傾いていることが好ましい。これにより、規制面とリブとの境界部における毛管作用による吸引力が小さくなるために、この境界部にインクが溜まりにくくなる。
本発明においては、前記リブが、前記規制面の前記一端から他端にかけて連続して設けられていることが好ましい。これにより、規制面に残っているインクがリブを伝って下方へと落下しやすくなる。
本発明においては、前記リブが、前記下方傾斜内面の上端から下端にかけて連続して設けられていることが好ましい。これにより、下方傾斜内面に残っているインクがリブを伝って下方へと落下しやすくなる。
本発明では、前記リブと前記規制面との境界付近において前記リブと前記規制面とに跨った曲線の曲率が、前記リブと前記下方傾斜内面との境界付近において前記リブと前記下方傾斜内面とに跨った曲線の曲率よりも小さいことが好ましい。これにより、規制面とリブとの境界部に残っているインクがリブを伝って下方へと落下しやすくなる。
本発明においては、前記規制面が、前記インク表面と交差する斜面であってもよい。これにより、規制面に残っているインクがさらに下方に落下しやすくなる。
別の観点において、本発明のインクカートリッジは、インクが貯溜されるインクタンクであって、インクの使用に伴うインク表面の変位方向と直交する面に対して下方に傾いた方向に延在した下方傾斜内面を有しているインクタンクと、前記インクタンクに貯溜されたインク量の増減に伴って前記インクタンク内において変位する変位部材とを備えている。そして、前記下方傾斜内面のうち前記変位部材と対向する部分からは、前記変位部材に向かってリブが突出している。
この構成によると、下方傾斜内面に残っているインクがリブを伝って下方へと落下していくので、変位部材と下方傾斜内面とがインクの表面張力によって接着されにくくなる。そのため、インク残量の変化に伴って変位部材が円滑に動くことになって、インクカートリッジ内のインク残量がほぼゼロになったことを小さな誤差で検知することが可能となる。
本発明において、前記リブが、前記変位部材の変位軌道に沿って連続して設けられていることが好ましい。これにより、下方傾斜内面と変位部材との間に溜まっているインクを効率よく排出することができる。
本発明において、前記インクタンクの内壁には、2つの前記下方傾斜内面が対向した凹部が形成されており、前記変位部材の少なくとも一部が、前記凹部において対向した2つの前記下方傾斜内面の間に挟まれており、且つ、前記リブが、2つの前記下方傾斜内面のそれぞれから前記変位部材に向かって突出していることが好ましい。これによると、凹部の下方傾斜内面と変位部材との間の距離を短くすることができるので、凹部の外側から変位部材を検知しやすくなる。
本発明において、前記リブと前記下方傾斜内面の上端との境界付近において前記リブと前記下方傾斜内面とに跨った曲線の曲率が、前記リブと前記下方傾斜内面の下端との境界付近において前記リブと前記下方傾斜内面とに跨った曲線の曲率よりも小さいことが好ましい。これにより、下方傾斜内面とリブとの境界部に残っているインクがリブを伝って下方へと落下しやすくなる。
本発明において、前記変位部材が、前記凹部を形成する2つの前記下方傾斜内面と対向する薄板形状部分を有していることが好ましい。凹部の下方傾斜内面と変位部材との間の距離をさらに短くすることができるので、凹部の外側から変位部材をより検知しやすくなる。
本発明において、前記変位部材が、前記インクタンクに貯溜されたインク量の増減に伴って、インクの使用に伴うインク表面の変位方向と直交する軸を中心として、前記インクタンク内において回動してもよい。これにより、変位部材の軌道が安定するために、下方傾斜内面と変位部材とがインクの表面張力によって接着されにくくなる。
さらに別の観点において、本発明のインクカートリッジは、インクが貯溜されるインクタンクであって、インクの使用に伴うインク表面の変位方向と略直交する規制面、及び、前記規制面の各端部から前記規制面に対して下方に傾いた方向に延在した第1及び第2の下方傾斜内面を有しているインクタンクと、前記インクタンクに貯溜されたインク量の増減に伴って前記インクタンク内において変位する変位部材とを備えている。前記変位部材には、前記変位部材の位置に応じて前記規制面に当接する位置と離隔した位置とを選択的に取り得る、前記変位方向と直交する方向に延びた柱状の当接部が形成されている。前記規制面及び前記第1の下方傾斜内面からは、前記当接部が前記当接する位置にあるときに前記当接部と隣接すると共に、これら両方の面に跨る第1のリブが突出している。前記インクタンクの内壁には、2つの前記第2の下方傾斜内面が対向した凹部が形成されている。前記変位部材の少なくとも一部が、前記凹部において対向した2つの前記第2の下方傾斜内面の間に挟まれており、且つ、2つの前記第2の下方傾斜内面のうち前記変位部材と対向する部分のそれぞれからは、前記変位部材に向かって第2のリブが突出している。
本発明の第1の実施の形態について説明する。第1の実施の形態は、4色のインクを吐出可能なインクジェットプリンタに本発明を適用したものである。
図1に示すように、インクジェットプリンタ1は、記録用紙Pに対してシアン(C)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)及びブラック(K)の4色のインクを吐出するノズル2aを備えたインクジェットヘッド2と、4色のインクを夫々貯留する4つのインクカートリッジ3(3a,3b,3c,3d)が装着されるカートリッジ装着部としての4つのホルダ4(4a,4b,4c,4d)と、インクジェットヘッド2をガイド9に沿って一方向(紙面に対して垂直方向)に直線的に往復移動させるキャリッジ5と、記録用紙Pをインクジェットヘッド2の移動方向に対して垂直で且つインクジェットヘッド2のインク吐出面に平行な方向に搬送する搬送機構6と、インクジェットヘッド2内のエアや高粘度化したインクを吸引するパージ装置7と、インクジェットプリンタ1全体の制御を司る制御装置8等を備えている。
このインクジェットプリンタ1においては、インクジェットヘッド2がキャリッジ5により図1の紙面垂直方向に往復駆動されつつ、記録用紙Pが搬送機構6により図1の左右方向に搬送される。これに連動して、インクカートリッジ3が装着されたホルダ4から供給チューブ10を介してインクジェットヘッド2のノズル2aにインクが供給されるとともに、記録用紙Pに向けてノズル2aからインクが吐出されて、記録用紙Pが印刷される。
また、パージ装置7は、インク吐出面に対して接近/離隔する方向に移動可能で且つインクジェットヘッド2にインク吐出面を覆うように装着可能なパージキャップ11と、ノズル2aからインクを吸引する吸引ポンプ70を備えている。そして、インクジェットヘッド2が記録用紙Pに印刷可能な印刷範囲外にあるときに、吸引ポンプ70により、インクジェットヘッド2内に混入したエアや、あるいは、水分が蒸発して高粘度化したインクをノズル2aから吸引することが可能になっている。
4つのホルダ4a〜4dは、一列に並べて設けられており、これら4つのホルダ4a〜4dには、シアン、イエロー、マゼンタ及びブラックのインクを貯留する4つのインクカートリッジ3a〜3dが夫々装着される。ここで、4色のインクのうち、ブラックのインクは、他の3色のカラーインクに比べて使用頻度が高くなることが多く、その場合には、ブラックのインクカートリッジの容量が、カラーインクのインクカートリッジ3a〜3cよりも大きいことが好ましい。
ホルダ4の底部において、後述のインクカートリッジ3のインク供給弁21と大気導入弁22に夫々対応する位置には、インク供給管(連通管)12と大気導入管13が夫々立設されている。また、ホルダ4には、インクカートリッジ3内のインク残量を検出する為の光学式のセンサ14(透過型光センサ)も設けられている。このセンサ14は、同じ高さ位置でインクカートリッジ3を両側から挟み込むように相対向して取り付けられた発光部14a及び受光部14bを有し、発光部14aからの光が後述のインクカートリッジ3内に設けられたシャッター機構23により遮断されたか否かを検出して、制御装置8に出力する。
次に、インクカートリッジ3について詳細に説明する。尚、3種類のカラーインクを夫々貯留するインクカートリッジ3a〜3cと、ブラックのインクを貯留するインクカートリッジ3dは同じ構造を有するため、そのうちの1つについて説明する。
図2〜図4に示すように、インクカートリッジ3は、インクを貯留するカートリッジ本体20と、カートリッジ本体20内のインクをインクカートリッジ3へ供給するインク供給流路を開閉可能なインク供給弁21と、外部からカートリッジ本体20内に大気を導入する大気導入路を開閉可能な大気導入弁22と、インク残量を検出するセンサ14の発光部14aからの光を遮断するシャッター機構23と、カートリッジ本体20の下端部を覆うキャップ24とを備えている。
カートリッジ本体20は、光透過性を有する合成樹脂で形成されている。図4に示すように、カートリッジ本体20内には水平に延びる仕切壁30が一体形成されており、この仕切壁30によりカートリッジ本体20の内部空間が、上側のインク室(インクタンク)31と下側の2つの弁収容室32及び弁収容室33とに仕切られている。インク室31内には各色のインクが充填され、2つの弁収容室32,33には、インク供給弁21と大気導入弁22とが夫々収容されている。このとき、弁収容室32内にはインク室31内に充填されたインクを外部に導くためのインク供給通路が構成される。後述するように、このインク供給通路においては、インク室31側から下方向に向うインクの流れが形成される(図9(b)参照)。図2(b)、図2(c)に示すように、インク室31の側壁部の高さ方向の略中央の位置には、やや外側へ突出するとともに下方向に沿って延在している突出部34が形成されている。インクカートリッジ3がホルダ4に装着された状態では、ホルダ4に設けられたセンサ14の発光部14a及び受光部14bは、カートリッジ本体20の側壁部に形成された突出部34と等しい高さに位置する。
図5〜図7にさらに示すように、インク室31内における突出部34の内側には凹部34aが形成されている。凹部34aは、インク表面に対して垂直方向(下方に傾いた方向)に延在しているとともに、互いに対向している内壁面(下方傾斜内面)34bを有している。この凹部34a内には、後述のシャッター機構23の遮光板60が、2つの内壁面34bに挟まれるように配置される。各内壁面34bには、凹部34a内に配置された遮光版60に向かって突出しているとともに、垂直方向に延在しているリブ58が形成されている。さらにインク室31内には、各内壁面34bに隣接しているとともに、同一平面内で互いに平行に延在する2つの被当接面(規制面)56が形成されている。被当接面56は、後述する遮光板60の当接部60aと当接するものであり、インク室31の底面に向かって傾斜している(インク表面と交差する)斜面となっている。また、内壁面34b及び被当接面56に隣接するように垂直壁面69が形成されており、被当接面56及び垂直壁面69に跨るように、且つ被当接面56に当接した当接部60aの延在方向に直交するようにリブ57が形成されている。尚、当接部60aが被当接面56に当接している状態では、当接部60aの先端がリブ57の側面に対向して隣接する。また、リブ57は、被当接面56の一端から他端にかけて、及び垂直壁面69の一端から他端にかけて連続している。図8に示すように、リブ57と被当接面56との境界付近におけるリブ57と被当接面56とに跨った曲線(例えば図中A)は、リブ57と垂直壁面69との全ての境界付近におけるリブ57と垂直壁面69とに跨った曲線(例えば図中B、C)よりその曲率が小さくなっている。また、リブ57と垂直壁面69の上端領域との境界付近におけるリブ57と垂直壁面69とに跨った曲線(例えば図中B)は、リブ57と垂直壁面69の下端領域との境界付近におけるリブ57と垂直壁面69とに跨った曲線(例えば図中C)よりその曲率が小さくなっている。
図4〜図7に示すように、シャッター機構23は、インク室31の下側の空間に設けられており、光を透過しない遮光板60と、中空状のフロート61と、遮光板60とフロート61とを連結する連結部材62と、仕切壁30の上側に設けられ連結部材62を回動可能に支持する支持台63とを備えている。遮光板60、フロート61、及び連結部材62により変位部材を構成している。フロート61は、その内部に空気が満たされた密閉空間を有する円筒形状の部材であり、フロート61全体の比重はインク室31内のインクの比重よりも小さくなっている。遮光板60とフロート61は連結部材62の両端部に夫々設けられている。連結部材62の中心には、連結部材62の平面に対して垂直方向に突出している円柱形状の回動軸62aが形成されており、支持台63は回動軸62aを(図4の紙面に平行な鉛直面内において)回転可能に支持している。
この回動軸62aは、ちょうどインクの表面の変位方向と直交する方向に、連結部材62の両側の平面から突出している。また、回動軸62aは、その回動の滑らかさを確保するために、図6の面内においても、多少回動できる程度に支持台63に支持されている。すなわち、支持台63は、回動軸62aを中心とする回動以外の動きも許容するように変位部材を下から支持している。尚、それぞれの回動軸62aの突出方向先端部は、インク室31の底面(仕切壁30:後述)から立設されている支持板63aの側壁面に当接しており、図6の紙面左右方向に変位部材が全体的な変位を起こしてしまうことが規制されている。
遮光板60は、前記鉛直面に平行で且つ所定の面積を有する薄板状の部材である。また、遮光板60は、図4に示すように、矩形状領域と、矩形状領域の上端部からさらに上方に延在するように形成されている三角形状の突出領域とを有している。突出領域の上端には遮光板60から2つのリブ57に向かって(インク表面に沿った方向)突出した柱形状を有する当接部60aが形成されている。当接部60aは被当接面56と当接することにより、連結部材62の回動を規制して遮光板60を所定の位置に配置するものである。具体的には、当接部60aが被当接面56と当接したときには、遮光板60が凹部34aにおける発光部14a及び受光部14bの間の検出位置に配置される。このとき、遮光板60は、センサ14の発光部14aから、透光性のカートリッジ本体20の壁部及びインク室31のインクを透過してきた光を遮断するようになっている。逆に、当接部60aが被当接面56から離隔したときには、遮光板60が検出位置以外に配置される。このとき、発光部14aからの光は遮断されることなく受光部14bに到達する。
従って、インク室31内のインク残量が多く、連結部材62の一端に設けられたフロート61の全体がインク中に位置する状態では、浮力によりフロート61が浮いて、他端に設けられた遮光板60が、突出部内の発光部14aからの光を遮断する位置(図4の実線の位置)に位置する。しかし、インク室31内のインク残量が少なくなり、フロート61の一部がインクの液面から露出すると、フロート61に作用する浮力が小さくなってフロート61が下降する。すると、遮光板60は突出部34内よりも上方の、遮光板60が発光部14aからの直接光を遮断しない位置(図4の鎖線の位置)に移動するため、発光部14aからの直接光は、直線的な光路中で光透過性の突出部34を透過して直接的に受光部14bに受光されるようになる。このようにして、センサ14によりインク室31内のインクの残量が少ない状態が検出される。
遮光板60(変位部材の端部近傍)の矩形状領域の両平面には、遮光板60から内壁面34bに向かって突出した柱形状を有するピン(凸部)59がそれぞれ形成されている。ピン59の先端は湾曲面で構成されている。図4に示すように、当接部60aが、被当接面56に当接する位置と被当接面56から離隔する位置との間を移動する範囲において、ピン59の先端が常に内壁面34bに対向するようになっている。尚、ピン59は、ピン59の先端が内壁面34bに当接して遮光板60が内壁面34bに最接近したときでも、両者の間には少なくともインクの表面張力により毛管現象が生じない程度の間隙を作る突出量を有している。
インクカートリッジ3がホルダ4に装着されている状態では、突出部34はセンサ14の発光部14aと受光部14bに挟まれるようになっている。このとき、突出部34の幅が発光部14aと受光部14bとの距離よりも短くなっているため、発光部14a及び受光部14bと突出部34との間には所定の間隔が維持されている。また、図2、図3に示すように、突出部34が形成された外壁の水平方向両端には、突出部34を挟むように突出部34に沿って延在した一対のリブ55が形成されている。カートリッジ本体20の上端部には蓋部材35が溶着されており、カートリッジ本体20内のインク室31が蓋部材35により閉塞されている。
2つの弁収容室32,33の間には、図4に示すように、空のインクカートリッジ3のインク室31内にインクを注入する為の注入孔36が形成されており、この注入孔36には、合成ゴム製の栓部材37が圧入されている。また、注入孔36の奥端はカートリッジ本体20内のインク室31と連通している。そして、インクを充填するときは、注入孔36内の栓部材37に注入針(図示省略)が貫通され、この注入針を介してインク室31内にインクが充填されることになる。
インク供給弁21が収容されている弁収容室32の天井部を構成する仕切壁30の部分には、下方へ突出する筒状部38が一体形成されており、筒状部38の下端には、筒状部38内に形成された連通路を塞ぐ薄膜部39が設けられている。一方、大気導入弁22が収容されている弁収容室33の天井部を構成する仕切壁30の部分には、上方及び下方へ夫々突出する2つの筒状部40,41が一体形成され、下側の筒状部41の下端には、筒状部40,41内に形成された連通路を塞ぐ薄膜部42が設けられている。さらに、筒状部40の上側には、インク室31の上端部まで延びる筒部材43が設けられている。
図4に示すように、インク供給弁21は、合成ゴム等で略円筒形に形成され弾力性を有する弁本体45と、この弁本体45内に収納された合成樹脂製の弁体46とを備えている。図9に示すように、弁本体45は、上側(インク室が31側)から順に並ぶ、付勢部47、弁座部48及び嵌合部49が一体形成されて構成されている。
弁座部48の上面(インク室31側の端面)には、弁体46の下面が当接するようになっており、弁座部48の軸心側の部分には上下方向に延びる貫通孔48aが形成されている。嵌合部49には、貫通孔48aに連通し且つ下方へ延びる誘導孔49aが形成されており、この誘導孔49aは、下方ほど径が大きくなる末広がりの形状に形成されている。誘導孔49aの周囲には、環状の溝49bが形成されており、誘導孔49aを形成する壁部が、誘導孔49aが拡径する方向に容易に弾性変形できるようになっている。従って、誘導孔49aにインク供給管12が挿入されたときに、誘導孔49aとインク供給管12との密着性を向上させてインク漏れを極力防止できる。また、誘導孔49aに対してインク供給管12が傾斜した状態あるいはずれた状態で挿入された場合でも、誘導孔49aが拡径する方向に壁部が変形するため、インク供給管12が誘導孔49aに確実に挿入される。
付勢部47は、弁座部48の外周側部分からインク室31側へ立ち上がった円筒形状の側壁部47aと、この側壁部47aの上端から径方向内側に一体的に張り出した張出部47bとを有する。張出部47bの下面は弁体46に当接しており、側壁部47a及び張出部47bの弾性力により、弁体46は下方に付勢されている。さらに、張出部47bの内側には開口47cが形成されており、一体形成された側壁部47aと張出部47bが容易に弾性変形できるように構成されている。
図9、図10に示すように、弁体46は、弁座部48に当接する底部50と、この底部50の外周側部分からインク室31側に延びる円筒状の弁側壁部51と、底部50の中心部から弁側壁部51よりもさらにインク室31側に突出した破断部52とを有する。
底部50の下面(弁座部48と対向する端面)には、弁座部48側に突出する環状突起50aが形成されている。そして、付勢部47により弁体46が弁座部48側に付勢され、環状突起50aが弁座部48の上面に密着している状態では、弁座部48の貫通孔48aが弁体46により閉塞されて、インク供給流路が閉止されている。さらに、底部50の、環状突起50aよりも外周側で且つ弁側壁部51よりも内周側の部分における周方向等分位置には、弁体46の上側の空間と下側の空間とを連通させる複数(例えば、8つ)の連通路53が形成されている。
図9、図10に示すように、破断部52は、平面視で十字形状に組み合わされた4つの板部材52a,52b,52c,52dで構成されており、底部50の略中心部に立設されている。また、4つの板部材52a〜52dの間には上下方向に延びる溝54が夫々形成されている。そして、破断部52は、張出部47bの内側の開口47cを通って上方へ突出しており、図4に示すように、その先端は薄膜部39よりも少し下方の位置に配置されている。
インクカートリッジ3がホルダ4に装着されるときには、ホルダ4に設けられたインク供給管12が誘導孔49a内に挿入される。すると、インク供給管12の先端により付勢部47の付勢力に抗して弁体46が押し上げられ、弁体46が付勢部47を変形させながら上方へ移動して、弁体46の環状突起50aが弁座部48から離隔する。このとき、上方へ移動した弁体46の破断部52の先端により薄膜部39が破断されるため、図4、図5(b)に示すように、インク室31内のインクが筒状部38内の連通路を介して弁収容室32内に流入し、さらに、弁体46の連通路53を介してインク供給管12からインクがインクジェットプリンタ1側に供給される。このとき、弁収容室32はインク供給通路として機能し、インク室31側から下方向に向うインクの流れが形成される。
大気導入弁22は、弁本体45と、この弁本体45内に収納された弁体46とを備えており、インク供給弁21と同一の構成を有する。即ち、弁本体45の弁座部48に、付勢部47により下方へ付勢された弁体46が密着して、弁体46が貫通孔48aを塞ぐように構成されている。そして、インクカートリッジ3がホルダ4に装着されるときには、弁本体45に形成された誘導孔49aに大気導入管13が挿入され、インク供給弁21と同様に、弁体46が上方へ移動して破断部52により筒状部41の薄膜部42が破断される。すると、外部の大気が大気導入管13から弁体46の連通路53を介して弁収容室33内に流入し、さらに、筒状部40,41及び筒部材43の内部通路を介してインク室31の上部に大気が導入される。
キャップ24は、カートリッジ本体20と異なり、光を透過しない非透光性の材料で形成されている。そして、図2〜図4に示すように、このキャップ24は、カートリッジ本体20の下端部を覆った状態で、超音波溶着等によりカートリッジ本体20に固着されている。キャップ24の底部において、インク供給弁21及び大気導入弁22と夫々対応する位置には、下方へ突出する2つの環状突起65が夫々形成されており、インクカートリッジ3を机上に置いたときなどに、インク供給弁21や大気導入弁22の入口付近のインクが机の表面等に付着しにくくなっている。
カートリッジ本体20に形成された突出部34と同じ側のキャップ24の側壁部には、上下方向に延びるリブ66が形成されている。図2(b)、図4に示すように、このリブ66とカートリッジ本体20の突出部34内の遮光板60は、鉛直方向に沿って所定距離離隔した位置に配設されており、リブ66は遮光板60よりも下側に位置している。従って、インクカートリッジ3をホルダ4に装着した状態では、リブ66は、センサ14の発光部14a及び受光部14bよりも下側の位置にある。さらに、リブ66は、インクカートリッジ3を装着方向から見たときに、平面視でセンサ14の発光部14aと受光部14bに挟まれる位置にある。また、リブ66の幅は突出部34の幅よりも狭く、リブ66の突出距離は突出部34の突出距離よりも短い。
リブ66は、インクカートリッジ3がホルダ4に装着される場合、あるいは、ホルダ4からインクカートリッジ3が取り外される場合にのみ、発光部14a及び受光部14b間を通過してセンサ14の発光部14aからの光を瞬間的に遮断することにより検出される。一方、インクカートリッジ3の装着状態においては、センサ14によりリブ66は検出されず、インク室31内に配設された遮光板60のみがセンサ14により検出可能となる。即ち、インクカートリッジ3の着脱時にのみセンサ14でリブ66が検出されることで、後述の制御装置8によりインクカートリッジ3が装着されているか否かを認識できることになる。また、インクカートリッジ3を一方向に着脱するだけで、リブ66がセンサ14により検出されるようになっている。そのため、リブ66をセンサ14で検出する為の複雑な操作が不要であり、さらに、外部に露出しており強度的にも弱いリブ66がホルダ4と接触するなどして破損してしまうのを極力防止できる。
次に、制御装置8について説明する。制御装置8は、インクジェットヘッド2のノズル2aからのインクの吐出や、インクジェットヘッド2への給紙、あるいは、インクジェットヘッド2により印字された用紙の排紙等、インクジェットプリンタ1の各種作業の制御を司るものであり、制御装置8は、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)と、CPUが実行するプログラム及びプログラムに使用されるデータが記憶されているROM(Read-Only Memory)と、プログラム実行時にデータを一時記憶するためのRAM(Random Access Memory)と、書き換え可能なEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の不揮発性メモリと、入出力インターフェースやバス等で構成されている。そして、図1に示すように、制御装置8は、外部のパーソナルコンピュータ(PC)82から入力された各種信号に基づいて、インクジェットヘッド2、キャリッジ5を駆動する搬送機構6のモータ、パージ装置7の吸引ポンプ70等、インクジェットプリンタ1を構成する種々の装置を制御する。
さらに、制御装置8は、センサ14からの出力信号に基づいて、ホルダ4におけるインクカートリッジ3の装着状態を判定する装着状態判定部80と、インク室31内のインク残量を算出するインク残量算出部81とを備えている。
以下、装着状態判定部80とインク残量算出部81の作用について、図11の装着状態判定処理のフローチャートを参照して説明する。ここで、図11におけるSi(i=10,11,12・・・)は各ステップを示す。尚、このフローチャートは、ブラックのインクを貯留するインクカートリッジ3dがホルダ4dに装着される際に適用されるものを一例として示したものである。
まず、インクジェットプリンタ1の電源が投入されている状態で、キャップ24に設けられたリブ66がセンサ14で検出されていない場合には(S10:No)、S14のインク残量算出処理に移行する。リブ66がセンサ14で検出された場合に(S10:Yes)、このリブ66の検出直前に、ホルダ4dにインクカートリッジ3dが装着されていた場合には(S11:Yes)、インクカートリッジ3dがホルダ4dから取り外されたと判定して、インクカートリッジ3dが非装着状態にあることに対応する情報を記憶する(S12)。さらに、インク残量を算出する必要はないため、そのままリターンする。
リブ66の検出直前にインクカートリッジ3dが装着されていなかった場合には(S11:No)、インクカートリッジ3dがホルダ4dに装着されることで、図3に示すインクカートリッジ3dのリブ66が検出されたことになるので、インクカートリッジ3dが装着状態にあることに対応する情報を記憶する(S13)。さらに、S14のインク残量算出処理に移行する。
S14のインク残量算出処理においては、シャッター機構23の遮光板60が検出されている場合(インク残量が十分にある場合)には、インクカートリッジ3dの最大容量と、インクカートリッジ3d装着時からの吐出されたインク液滴数の積算値とから概略のインク残量を算出する。一方、シャッター機構23の遮光板60が検出されていない場合(インク残量が少なくなっている場合)には、遮光板60が検出されなくなった状態でのインク残量と、その状態となったときからの吐出されたインク液滴数の積算値とから、より正確なインク残量を算出する。そして、S14で算出されたインク残量をPC82に転送して(S15)、リターンする。
尚、インクカートリッジ3の装着状態や、吐出されたドットの積算値等の情報は、インクジェットプリンタ1の電源が落ちた状態でも保持されるように、EEPROM等の不揮発性メモリに記憶される。
以上説明した第1の実施の形態によると、ピン59により遮光板60と内壁面34bとの距離が維持される。この時、遮光板60と内壁面34bとの間には、インクの表面張力により毛管現象が生じない程度の距離が確保されており、遮光板60と内壁面34bとがインクの表面張力によって接着したり、遮光板60の変位の滑らかさが損なわれたりすることを防止することができる。すなわち、インクの消費に伴うインク表面の低下と同様に、遮光板60と内壁面34bとの間に介在するインクの表面も低下することができ、両者の間には、表面張力により遮光板60の変位を妨げるようなインクが残留することが無くなる。そのため、インク残量の変化に伴って遮光板60が円滑に動くことになってインク室31内のインク残量が所定量に達したことを小さな誤差で検知することができる。
また、変位部材は、図6の面内において多少の回動ができるように支持されているので、遮光板60と内壁面34bとの間隔によっては、支持点から離れた位置に設けられている遮光板60が内壁面34bに近づきすぎてしまうということが生じる。これを見込んで、両者間の間隔を広くとれば、遮光板60の滑らかな動きを損なうことになるインクの表面張力の影響を受けなくて済むが、センサ14の発光部14aと受光部14bとの間隔も広くする必要があり、センサ14の感度の点で得策ではない。発光部と受光部との間隔によっては、より高感度の高価なセンサを用いる必要がある。しかし、本実施の形態では、ピン59により、遮光板60と内壁面34bとの間隔が、インクの表面張力で遮光板60の滑らかな動きを損なわない程度に規制されているので、その分ピン59により遮光板60と内壁面34bとの間の距離を短くすることができる。同時に、突出部34の幅を狭くすることができる。さらに、遮光板60が薄板形状であるため突出部34の幅をさらに狭くすることができる。これにより、安価な透過型の光センサであるセンサ14を利用することができる。
加えて、内壁面34bにリブ58が形成されているため、遮光板60と内壁面34bとの間に溜まったインクをリブ58に沿わせて下方へと落下させることができる。これにより、遮光板60と内壁面34bとがインクの表面張力によって接着するのをさらに防止することができる。
さらに、ピン59の先端が湾曲面で構成されており、ピン59が内壁面34bと点で接触するため、仮に、ピン59と内壁面34bとの間にインクが残留するようなことがあっても、その残留量を最小限に抑えることができる。すなわち、ピン59と内壁面34bとがインクの表面張力によって接着されにくくなる。そのため、インク残量の変化に伴って遮光板60が円滑に動くことになってインク室31内のインク残量が所定量に達したことを小さな誤差で検知することができる。
また、当接部60aが柱状であり、当接部60aと被当接面56とが線で接触するため、当接部60aと被当接面56とがインクの表面張力によって接着されにくくなる。そのため、インク残量の変化に伴って遮光板60が円滑に動くことになってインク室31内のインク残量が所定量に達したことを小さな誤差で検知することができる。
さらに、被当接面56上に溜まったインクが、被当接面56とリブ57との間に形成された稜部の毛管力により吸引され、さらにリブ57を伝って下方への落下していくので、当接部60aと被当接面56とがインクの表面張力によって接着されにくくなる。同時に、当接部60aが被当接面56に当接している状態では、当接部60aの先端がリブ57の側面に対向して隣接しているので、当接部60aと被当接面56との間で保持されているインクも被当接面56とリブ57との間に形成された稜部の毛管力により吸引される。そのため、当接部60aはインク表面の低下に応じて被当接面56から適切なタイミングで容易に離間することができる。
このとき、リブ57と垂直壁面69の下端領域とに跨った曲線(C)、リブ57と垂直壁面69の上端領域とに跨った曲線(B)、リブ57と被当接面56とに跨った曲線(A)の順にその曲率が小さくなっている。これにより、壁面と壁面とが作る稜部の毛管カが、リブ57の下方に位置する部位ほど大きなものになり、全体としてより下方にインクを移動するように働く。すなわち、被当接面56とリブ57との境界付近に溜まっているインクがさらにリブ57を伝って下方へと落下しやすくなる。
加えて、被当接面56が斜面となっており、被当接面56上に溜まったインクが傾斜に沿って下方に流れ落ちるため被当接面56上にインクが一層溜まりにくくなる。
さらに、遮光板60を備える連結部材62が回動することにより、遮光板60を変位させるため、遮光板60を所定の安定して軌道に沿って変位させることができる。このため、遮光板60が所定の軌道外にある内壁面34bに接着されにくくなる。
次に、第2の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。第2の実施の形態において、第1の実施の形態と実質的に同一部材については第1の実施の形態と同じ符号を付してその説明を省略する。当接部60aが被当接面56に当接した位置から被当接面56から離隔した位置まで移動することにより、遮光板60が円弧を描くように変位する。図12に示すように、各内壁面34bには、遮光板60の変位軌道に沿って湾曲しつつ連続して延在しているとともに、凹部34a内に配置された遮光版60に向かって突出しているリブ58Aが形成されている。
以上説明した第2の実施の形態によると、遮光板60が変位する領域と内壁面34bとの間に溜まったインクをリブ58Aに沿わせて下方へと落下させることができる。これにより、遮光板60と内壁面34bとがインクの表面張力によって接着するのを防止することができる。このため、インク残量の変化に伴って遮光板60が円滑に動くことになってインク室31内のインク残量が所定量に達したことを小さな誤差で検知することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。例えば、リブ57、58、58Aの形状や高さ、幅などは適宜変更することが可能である。また、上述した実施の形態においては、被当接面56及び垂直壁面69に跨るリブ57と、内壁面34bから遮光板60に向かうリブ58とを形成しているが、一方のリブだけを形成してもよい。また、上述した実施の形態においては、リブ57の突出角度を被当接面56に対して直角としているが、鈍角又は鋭角のどちらであってもよい。ただし、被当接面56とリブ57との境界部にインクが溜まりにくくするためには、鈍角とすることが好ましい。
また、上述した実施の形態においては、リブ57が被当接面56の一端から他端にかけて連続して設けられているが、リブ57は被当接面56と垂直壁面69とに跨っていれば、被当接面56の途中までしか延在していなくてもよい。このとき、当接部60aと被当接面56とが当接状態にあっても、両者間にインクが保持されないようにするためには、当接部60aの先端に隣接する位置までリブ57が被当接面56上で延在していることが好適である。同様に、リブ57は、垂直壁面69の下端にまで延在していなくてもよい。
また、上述した実施の形態では、リブ57の3個所の根元部における曲率が図8(a)〜(c)で説明したような関係を有しているが、このような関係が成り立っていなくてもよい。
さらに、上述の実施の形態においてはリブ57、58が凹部34aに関連して設けられているが、凹部34aと関連しない位置にリブを設けるようにしてもよい。
また、上述した実施の形態では、変位部材として遮光板60、フロート61及び連結部材62からなる回動可能な部材を用いているが、変位部材は回動しない単なるウキのような部材であってもよい。また、回動部材を用いる場合であっても、遮光板60を薄板形状としなくてもよい。
また、第2の実施の形態においては、リブ58Aを遮光板60の変位軌道に沿って形成しているが、遮光板60と内壁面34bとの間に極力インクが保持されないようにして、より滑らかな変位部材の回動を可能とする観点からは、リフ58Aをピン59の変位軌道に沿うように形成することが好適である。
第1の実施の形態に係るインクジェットプリンタの概略構成図である。 図1に描かれたインクカートリッジを示す図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は底面図である。 図1に描かれたインクカートリッジを下方から見た斜視図である。 図2(b)のIV-IV線断面図である。 図2(a)のV-V線断面の斜視図である。 図2(a)のV-V線断面の上面図である。 図2(a)のV-V線断面の正面図である。 (a)は図6のVIIIA-VIIIA線断面図、(b)は図6のVIIIB-VIIIB線断面図、(c)は図7のVIIIC-VIIIC線断面図である。 図4に描かれたインク供給弁の断面図であり、(a)は閉弁した状態の図、(b)は開弁した状態の図である。 図5に描かれた弁体の斜視図である。 図1に描かれたインクカートリッジ着脱時における装着状態判定処理のフローチャートである。 第2の実施の形態に係るインクカートリッジの部分断面の拡大図である。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ
3 インクカートリッジ
14 センサ
14a 発光部
14b 受光部
20 カートリッジ本体
31 インク室
34 突出部
34a 凹部
34b 内壁面
56 被当接面
57、58 リブ
59 ピン
60 遮光板
60a 当接部
61 フロート
62 連結部材
66 リブ

Claims (13)

  1. インクが貯溜されるインクタンクと、
    前記インクタンクに貯溜されたインク量の増減に伴って前記インクタンク内において変位する変位部材とを備えており、
    前記インクタンクは、前記変位部材の変位を規制する規制面と、前記規制面の一端からインク液面に対して下方に傾いた方向に延在した下方傾斜内面とを有しており、
    前記変位部材には、前記変位部材の位置に応じて前記規制面に当接する位置と前記規制面から離隔した位置とを選択的に取り得る当接部が形成されており、
    前記規制面及び前記下方傾斜内面からは、これら両方の面に跨るリブが突出していることを特徴とするインクカートリッジ。
  2. 前記当接部と対向する側の前記リブの側面が、前記規制面及び前記下方傾斜内面に対して直交する方向、又は、前記当接部と前記規制面との当接位置を内側としたときに前記直交する方向よりも外側方向に傾いていることを特徴とする請求項1に記載のインクカートリッジ。
  3. 前記リブが、前記規制面の前記一端から他端にかけて連続して設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクカートリッジ。
  4. 前記リブが、前記下方傾斜内面の上端から下端にかけて連続して設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクカートリッジ。
  5. 前記リブと前記規制面との境界付近において前記リブと前記規制面とに跨った曲線の曲率が、前記リブと前記下方傾斜内面との境界付近において前記リブと前記下方傾斜内面とに跨った曲線の曲率よりも小さいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクカートリッジ。
  6. 前記規制面が、前記インク表面と交差する斜面であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のインクカートリッジ。
  7. インクが貯溜されるインクタンクであって、インクの使用に伴うインク表面の変位方向と直交する面に対して下方に傾いた方向に延在した下方傾斜内面を有しているインクタンクと、
    前記インクタンクに貯溜されたインク量の増減に伴って前記インクタンク内において変位する変位部材とを備えており、
    前記下方傾斜内面のうち前記変位部材と対向する部分からは、前記変位部材に向かってリブが突出していることを特徴とするインクカートリッジ。
  8. 前記リブが、前記変位部材の変位軌道に沿って連続して設けられていることを特徴とする請求項7に記載のインクカートリッジ。
  9. 前記インクタンクの内壁には、2つの前記下方傾斜内面が対向した凹部が形成されており、
    前記変位部材の少なくとも一部が、前記凹部において対向した2つの前記下方傾斜内面の間に挟まれており、且つ、
    前記リブが、2つの前記下方傾斜内面のそれぞれから前記変位部材に向かって突出していることを特徴とする請求項7又は8に記載のインクカートリッジ。
  10. 前記リブと前記下方傾斜内面の上端との境界付近において前記リブと前記下方傾斜内面とに跨った曲線の曲率が、前記リブと前記下方傾斜内面の下端との境界付近において前記リブと前記下方傾斜内面とに跨った曲線の曲率よりも小さいことを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載のインクカートリッジ。
  11. 前記変位部材が、前記凹部を形成する2つの前記下方傾斜内面と対向する薄板形状部分を有していることを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載のインクカートリッジ。
  12. 前記変位部材が、前記インクタンクに貯溜されたインク量の増減に伴って、インクの使用に伴うインク表面の変位方向と直交する軸を中心として、前記インクタンク内において回動することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のインクカートリッジ。
  13. インクが貯溜されるインクタンクであって、インクの使用に伴うインク表面の変位方向と略直交する規制面、及び、前記規制面の各端部から前記規制面に対して下方に傾いた方向に延在した第1及び第2の下方傾斜内面を有しているインクタンクと、
    前記インクタンクに貯溜されたインク量の増減に伴って前記インクタンク内において変位する変位部材とを備えており、
    前記変位部材には、前記変位部材の位置に応じて前記規制面に当接する位置と離隔した位置とを選択的に取り得る、前記変位方向と直交する方向に延びた柱状の当接部が形成されており、
    前記規制面及び前記第1の下方傾斜内面からは、前記当接部が前記当接する位置にあるときに前記当接部と隣接すると共に、これら両方の面に跨る第1のリブが突出しており、
    前記インクタンクの内壁には、2つの前記第2の下方傾斜内面が対向した凹部が形成されており、
    前記変位部材の少なくとも一部が、前記凹部において対向した2つの前記第2の下方傾斜内面の間に挟まれており、且つ、2つの前記第2の下方傾斜内面のうち前記変位部材と対向する部分のそれぞれからは、前記変位部材に向かって第2のリブが突出していることを特徴とするインクカートリッジ。
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