JP2005262508A - 複合合板及びその製造方法 - Google Patents

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道雄 松岡
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Abstract

【課題】 針葉樹合板等の木質系ボードを基板として用い、平滑性に優れた複合合板及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 本発明の複合合板1は、木質系ボード(針葉樹合板等)2と、揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物からなる接合層3と、薄葉紙又は不織布4とを順次備える。また、本発明の複合合板の製造方法は、木質系ボードの表面に、揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物を塗布し、接着剤層を形成する工程と、この接着剤層の表面に、薄葉紙又は不織布を配置する工程と、積層物全体を圧着する工程とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複合合板及びその製造方法に関する。更に詳しくは、針葉樹材からなる合板等の木質系ボードを基板として用い、平滑性に優れた複合合板及びその製造方法に関するものである。
従来、化粧合板等の2次加工用台板に用いるための基板として、ラワン等の南洋材からなる合板が使用されてきたが、近年、南洋材の枯渇に伴って合板の表面が劣悪になってきており、割れ、虫食い、節穴等が多く見られるようになってきた。2次加工用台板として使用するには、表面の平滑性が必要であり、合板表面の平滑性を得るため、合板表面をパテ補修する方法、中密度繊維板をそのまま又はスライスして合板表面に貼り合わせる方法等が取られている。また、南洋材の代わりに、針葉樹合板を使用することも検討されているが、未だ全面採用までには至っていない。
表面にパテ補修を施した合板に、突板を接着して得られた化粧合板において、パテ補修部分での突板表面のシミ、変色、或いはパテ部分からの剥離等の問題が生じている。また、中密度繊維板[ミディアムデンシティファイバーボード(MDF)]を積層して化粧合板とする場合には、工数が増え、厚み規制等手間がかかるうえ、コストアップとなる。針葉樹合板を用いた場合は、節が多く、夏目冬目により材の硬さに差があるため、表面の平滑性が得られ難い。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、針葉樹合板等の木質系ボードを基板として用い、平滑性に優れた複合合板及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、針葉樹合板等の木質系ボードの表面に、揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物を塗布し、薄葉紙又は不織布を置き、熱圧接着することにより目止め効果が得られ、平滑性に優れた複合合板が得られることを見出した。また、針葉樹合板等の木質系ボードの表面に、揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物を塗布し、薄葉紙又は不織布を置き、更に揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有しない接着剤組成物を塗布して化粧用シート又は突板を置いて熱圧接着することにより工程を増やすことなく、従来の工程だけで平滑で意匠性に優れた複合合板が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は以下の通りである。
1.木質系ボードと、揮発性ガスが内包されたマイクロカプセル(以下、「揮発性ガス内包マイクロカプセル」ともいう。)を含有する接着剤組成物からなる接合層と、薄葉紙又は不織布と、を順次備えることを特徴とする複合合板。
2.上記薄葉紙又は上記不織布の表面に、更に接合層と、化粧用シート層又は突板と、を順次備える上記1に記載の複合合板。
3.上記木質系ボードは、針葉樹材からなる合板である上記1又は2に記載の複合合板。
4.木質系ボードの表面に揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物を塗布し、接着剤層を形成する工程と、該接着剤層の表面に薄葉紙又は不織布を配置する工程と、積層物全体を圧着する工程と、を備えることを特徴とする複合合板の製造方法。
5.上記薄葉紙又は上記不織布を配置する工程の後に、該薄葉紙又は該不織布の表面に接着層を形成する工程と、該接着層の表面に化粧用シート又は突板を配置する工程と、を更に備える上記4に記載の複合合板の製造方法。
本発明の複合合板は、木質系ボードと、揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物からなる接合層と、薄葉紙又は不織布と、を順次備えることで表面の平滑性に優れる。
また、上記薄葉紙又は上記不織布の表面に、更に接合層と、化粧用シート層又は突板と、を順次備える場合には、優れた平滑性に加え、意匠性、外観性等に優れた複合合板とすることができる。
更に、上記木質系ボードが針葉樹材合板である場合には、ラワン合板等の資源を節約することができる。
本発明の複合合板の製造方法は、木質系ボードの表面に揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物を塗布し、接着剤層を形成する工程と、この接着剤層の表面に薄葉紙又は不織布を配置する工程と、積層物全体を圧着する工程とを備えることから、目止め工程(パテ補修工程等)などを新たに備えることなく、目止め及び接着を同時に行い、平滑性に優れた複合合板を得ることができる。
また、上記薄葉紙又は上記不織布を配置する工程の後に、この薄葉紙又は不織布の表面に接着層を形成する工程と、この接着層の表面に化粧用シート又は突板を配置する工程と、を更に備える場合には、優れた平滑性に加え、意匠性、外観性等に優れた複合合板を容易に得ることができる。
以下、本発明を詳しく説明する。
[1]複合合板
本発明の複合合板は、木質系ボードと、揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物からなる接合層と、薄葉紙又は不織布と、を順次備えることを特徴とする。その概略図を図1に示す。即ち、図1の複合合板1は、木質系ボード2と、揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物からなる接合層3と、薄葉紙又は不織布4とを順次備える。
上記「木質系ボード」は、本複合合板の基板であり、木材等の植物系繊維を主成分とするものであれば特に限定されない。この木質系ボードとしては、例えば、針葉樹材、広葉樹材等からなる合板、パーティクルボード、オリエンテッドストランドボード(OSB)、ハードファイバーボード(HB)、ミディアムデンシティファイバーボード(MDF)、インシュレーションファイバーボード(IB)等が挙げられる。これらのうち、合板、パーティクルボード及びオリエンテッドストランドボード(OSB)が好ましい。特に、入手が容易であり、ラワン合板等の資源を節約することができるという観点から、針葉樹材からなる針葉樹合板が特に好ましい。
上記木質系ボードの厚さは特に限定されないが、2.5〜30mmであることが好ましく、より好ましくは5.0〜18mm、更に好ましくは5.5〜15mmである。
上記「接合層」は、揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物からなり、木質系ボードと、薄葉紙又は不織布とを接合している。
上記「接着剤組成物」は、木材用として一般的に使用される接着剤成分と、揮発性ガス内包マイクロカプセルとを含有する。
上記接着剤成分としては、アミノプラスト樹脂、ビニル系樹脂及び合成ゴム等が挙げられる。上記アミノプラスト樹脂としては、例えば、ユリア樹脂、メラミン樹脂、ユリア−メラミン共縮合樹脂、ユリア−フェノール共縮合樹脂及びメラミン−フェノール共縮合樹脂等が挙げられる。上記ビニル系樹脂としては、例えば、酢酸ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル−アクリル共重合樹脂及びスチレン−アクリル共重合樹脂等が挙げられる。上記合成ゴムとしては、例えば、スチレン−ブタジエン共重合体及びアクリル−スチレン−ブタジエン共重合体等が挙げられる。これらは1種のみ含有されていてもよいし、2種以上が混合されて含有されていてもよい。この接着剤組成物に含まれる接着剤成分は、アミノプラスト樹脂、ビニル系樹脂及び合成ゴムのうちの少なくとも1種であることが好ましく、少なくともアミノプラスト樹脂を含むことがより好ましい。尚、上記アミノプラスト樹脂は、通常水溶液として配合され、この固形分濃度は、通常40〜80%であり、好ましくは45〜75%、より好ましくは50〜70%である。また、上記ビニル系樹脂は、通常エマルジョンとして配合され、この固形分濃度は、通常30〜70%であり、好ましくは35〜65%、より好ましくは40〜60%である。また、上記合成ゴムは、通常ラテックスとして配合され、この固形分濃度は、通常30〜70%であり、好ましくは35〜65%、より好ましくは40〜60%である。
また、接着剤成分としてアミノプラスト樹脂が含まれる場合には、この接着剤組成物は、塩化アンモニウムなどのアンモニウム塩、塩酸などの酸性物質等の一般的なアミノプラスト樹脂用硬化剤を含有していることが好ましい。この場合の、アミノプラスト樹脂用硬化剤の含有量は、上記接着剤成分(有姿換算)を100質量部とした場合に、2質量部以下であることが好ましく、より好ましくは0.3〜1質量部である。
上記「揮発性ガス内包マイクロカプセル」は、加熱されることにより体積膨張する性質を有しており、最高で20〜70倍(通常、10〜50倍、特に10〜40倍)の体積膨張を起こすものである。
この揮発性ガス内包マイクロカプセルに内包される揮発性ガスとしては、例えば、メタンガス、エタンガス、プロパンガス、ブタンガス等の低沸点炭化水素が用いられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
マイクロカプセルの外殻を構成する材質としては、例えば、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合物、アクリロニトリル重合物等が挙げられる。この揮発性ガス内包マイクロカプセルが加熱により体積膨張をし始める温度は、カプセルの外殻を構成する材質の種類により異なるが、例えば、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合物の場合には、70〜75℃である。
また、この揮発性ガス内包マイクロカプセルの平均粒子径は、5〜50μmであることが好ましく、より好ましくは10〜40μm、更に好ましくは10〜30μmである。
このような揮発性ガスマイクロカプセルとしては、例えば、「F−30」、「F−50」、「F−80」(以上、松本油脂製薬株式会社製)等の揮発性ガスが圧封入された市販品等を用いることができる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
この接着剤組成物における揮発性ガス内包マイクロカプセルの含有量は、上記接着剤成分(有姿換算)を100質量部とした場合に、0.1〜15質量部であることが好ましく、より好ましくは0.1〜13質量部、更に好ましくは1〜10質量部である。この含有量が0.1〜15質量部である場合、木質系ボード表面の目止め性に優れ、且つ十分な平滑性を有する複合合板となる。
また、上記接着剤組成物は、木質系ボードと薄葉紙又は不織布との接着をより良好なものとするために、上記揮発性ガス内包マイクロカプセル及び接着剤成分以外に、各種の添加剤を含有していてもよい。この添加剤としては、充填剤、増量剤、安定剤、可塑剤、酸化防止剤、老化防止剤、着色剤等が挙げられる。
充填剤としては、有機系、無機系、及び、有機・無機複合系から選ばれるものを用いることができる。有機系充填剤としては、小麦粉、米粉、大麦粉、裸麦粉、脱脂大豆粉、脱脂トウモロコシ粉、コンニャク粉、クルミ粉等の各種穀類の粉末、種子粉末、木粉等が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。無機系充填剤としては、ゼオライト、ホワイトカーボン、クレー、珪藻土、水酸化アルミニウム、石膏等が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
この接着剤組成物における充填剤の含有量は、上記接着剤成分(有姿換算)を100質量部とした場合に、5〜200質量部であることが好ましく、より好ましくは10〜100質量部である。この含有量が5〜200質量部である場合、より平滑性に優れる複合合板となる。
また、揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物からなる接合層の厚さは、5〜100μmであることが好ましく、より好ましくは10〜80μm、更に好ましくは20〜70μmである。尚、単位面積あたりの質量では、5〜200g/mであることが好ましく、より好ましくは10〜150g/m、更に好ましくは20〜130g/mである。
本発明の複合合板における接合層の表面には、薄葉紙又は不織布が配設されている。特に、この接合層の表面には、薄葉紙が配設されていることが好ましい。
上記「薄葉紙」とは、JIS P 4500に準拠する機械すき和紙をいう。
また、上記「不織布」とは、織ったり、編んだりすることなく繊維同士を結合させたシートをいう。この不織布としては、例えば(1)綿、麻、羊毛繊維、しゅろ繊維、ココヤシ繊維等の天然繊維、(2)ポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアクリロニトリル、ポリウレタン等の合成繊維、(3)ガラス繊維、炭素繊維、金属繊維の無機繊維からなるもの等が挙げられる。尚、この不織布は、1種の繊維からなっていてもよいし、2種以上の繊維が併用されていてもよい。
上記接合層の表面に薄葉紙が形成される場合、この薄葉紙の単位面積あたりの質量は、18〜32g/mであることが好ましく、より好ましくは20〜30g/m、更に好ましくは23〜30g/mである。
また、上記接合層の表面に不織布が形成される場合、この不織布の単位面積あたりの質量は、15〜35g/mであることが好ましく、より好ましくは18〜32g/m、更に好ましくは20〜30g/mである。
尚、上記薄葉紙又は不織布の表面には、所定の形状或いは模様の印刷パターンを有してもよい。
本発明の複合合板は、上記薄葉紙又は不織布の表面に、更に接合層と、化粧用シート層又は突板と、を順次備えるものとすることができる。その概略図を図2に示す。即ち、図2の複合合板1aは、木質系ボード2と、揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤層からなる接合層3と、薄葉紙又は不織布4と、接合層5と、化粧用シート層又は突板6とを順次備える。
上記態様における薄葉紙又は不織布の表面に、更に形成された上記「接合層」は、上記揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物以外からなり、薄葉紙又は不織布と、化粧用シート又は突板とを接合している。
この接合層(以下、「第2接合層」ともいう。)は、例えば、木材用として一般的に使用される、アミノプラスト樹脂、ビニル系樹脂、合成ゴム等の接着剤成分を含有する接着剤組成物により形成される。これらの接着剤成分については、前記の各説明をそのまま適用することができる。また、接着剤成分として前記アミノプラスト樹脂が含まれる場合には、この接着剤組成物は前記アミノプラスト樹脂用硬化剤を含有していてもよい。また、第2接合層を形成する上記接着剤組成物は、薄葉紙又は不織布と、化粧用シート又は突板との接着をより良好なものとするために、上記接着剤成分以外に、前記の各種添加剤を含有していてもよい。
また、この第2接合層は、熱、圧力等により接着性を発現するフィルム、膜等により形成されていてもよい。
この第2接合層の厚さは、5〜100μmであることが好ましく、より好ましくは10〜80μm、更に好ましくは20〜70μmである。尚、単位面積あたりの質量では、5〜200g/mであることが好ましく、より好ましくは10〜150g/m、更に好ましくは20〜130g/mである。
上記「化粧用シート層」としては特に限定されず、一般に「化粧シート」として用いられているものをそのまま用いることができる。通常、樹脂等からなるフィルム、ラミネート等で補強された紙等をそのまま、或いは表面に印刷した状態で用いられる。また、この化粧用シート層の表面側、即ち、下方の接合層(第2接合層)側でない面には、印刷による方法以外に意匠性、外観性を高める等の目的で凹凸等の形状を有してもよい。
上記化粧用シート層の厚さは、0.02mm以上であることが好ましく、より好ましくは0.02〜1.0mm、更に好ましくは0.03〜0.6mm、特に好ましくは0.04〜0.4mmである。
また、上記「突板(単板ともいう。)」としては特に限定されず、一般に「銘木突板」、「天然木突板」等として用いられているものをそのまま用いることができる。
上記突板の厚さは、0.15mm以上であることが好ましく、より好ましくは0.15〜1.2mm、更に好ましくは0.15〜0.8mm、特に好ましくは0.15〜0.5mmである。
[2]複合合板の製造方法
本発明の複合合板を製造する方法は特に限定されないが、例えば、木質系ボードの表面に、揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物を塗布し、接着剤層を形成する工程と、この接着剤層の表面に薄葉紙又は不織布を配置する工程と、積層物全体を圧着する工程と、を備えることを特徴とする複合合板の製造方法により得ることができる。即ち、この方法により、図1に示した断面構造を有する複合合板を得ることができる。
上記接着剤層を形成する工程では、木質系ボードの表面に、揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物が塗布されて、接着剤層が形成される。尚、本発明において、「接着剤層を形成する」とは、木質系ボードの表面に(好ましくは全面に)、室温(25℃)で液状であり且つ接着性を有する組成物を塗布し、塗膜を形成することを意味する。
上記木質系ボード及び上記揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物については、前記の各説明をそのまま適用することができる。
上記揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物に含まれる接着剤成分は、前記アミノプラスト樹脂、前記ビニル系樹脂及び前記合成ゴムのうちの少なくとも1種であることが好ましく、少なくともアミノプラスト樹脂を含むことがより好ましい。尚、上記アミノプラスト樹脂は、通常水溶液として配合される。また、上記ビニル系樹脂は、通常エマルジョンとして配合される。更に、上記合成ゴムは、通常ラテックスとして配合される。また、これらの固形分濃度については、前記の説明をそのまま適用することができる。
この接着剤成分が、アミノプラスト樹脂水溶液、ビニル系樹脂エマルジョン及び合成ゴムラテックスのうちの少なくとも1種であり、且つ少なくともアミノプラスト樹脂水溶液を含む場合、アミノプラスト樹脂水溶液の含有割合は、アミノプラスト樹脂水溶液、ビニル系樹脂エマルジョン及び合成ゴムラテックスの合計を100質量部とした際に、100質量部であってもよいし、目的用途に応じて、90質量部以下、80質量部以下等とすることができる。
例えば、このアミノプラスト樹脂水溶液の含有割合は、後述する接着層を形成する工程と、化粧用シート又は突板を配置する工程とを備えていない場合には、50〜100質量部であることが好ましく、より好ましくは60〜100質量部、更に好ましくは70〜100質量部である。この含有割合が50〜100質量部である場合、熱圧着時に接着層が発泡、硬化して、解圧後に、目ぶくれ、目やせ等が生じるのを抑制することができ、より平滑性に優れる複合合板を得ることができる。
また、後述する接着層を形成する工程と、化粧用シート又は突板を配置する工程とを備えている場合には、20〜80質量部であることが好ましく、より好ましくは30〜80質量部より好ましくは40〜80質量部である。この含有割合が20〜80質量部である場合、熱圧着時に接着層が発泡、硬化して、解圧後に、目ぶくれ、目やせ等が生じるのを抑制することができ、より平滑性に優れる複合合板を得ることができる。
上記揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物を木質系ボードの表面に塗布する方法としては特に限定されず、スプレッダー等を用いるなど公知の方法を適宜選択することができる。
また、この接着剤組成物の塗布量(有姿換算)は、20〜200g/mであることが好ましく、より好ましくは40〜150g/m、更に好ましくは50〜130g/mである。
上記薄葉紙又は不織布を配置する工程では、上記接着剤層の表面に、薄葉紙又は不織布が配置される。上記薄葉紙及び上記不織布については、前記の各説明をそのまま適用することができる。
この薄葉紙又は不織布は、接着剤層の表面に配置するだけで、木質系ボードと接着剤層と薄葉紙又は不織布とを備える積層物としてもよいし、圧着して積層物としてもよい。
上記積層物全体を圧着する工程では、ホットプレス等の加熱圧締機を用い、加熱下で圧着することにより、本発明の複合合板を得ることができる。加熱温度は、通常70〜150℃であり、好ましくは90〜130℃、更に好ましくは100〜120℃である。また、このときの圧着時間は、通常10〜100秒間であり、好ましくは10〜90秒間、更に好ましくは20〜90秒間である。
尚、本発明の複合合板は、木質系ボードの表面に、上記接着剤層が裏面(木質系ボード側)に形成された薄葉紙又は不織布を配置し、その後、圧着することによっても得ることができる。
本発明の複合合板を製造する方法は、上記薄葉紙又は上記不織布を配置する工程の後に、薄葉紙又は不織布の表面に接着層を形成する工程と、この接着層の表面に化粧用シート又は突板を配置する工程と、を更に備えていてもよく、これらの工程の後に、積層物全体を圧着することにより、図2に示した断面構造を有する複合合板(以下、「他の複合合板」ともいう。)を得ることができる。
上記接着層を形成する工程では、薄葉紙又は不織布の表面に接着層が形成される。本発明において、「接着層を形成する」とは、薄葉紙又は不織布の表面に(好ましくは全面に)、室温(25℃)で液状である接着剤組成物(前記揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物以外のもの)を塗布し、塗膜を形成すること、又は、熱、圧力等により接着性を発現するフィルム、膜等を載置(積層)することを意味する。
上記接着剤組成物については、前記第2接合層の形成に用いられる前記接着剤組成物の説明をそのまま適用することができる。尚、この接着剤組成物は、室温(25℃)付近で用いる常温硬化性の組成物でもよいし、例えば50℃以上に加熱して用いる熱硬化性の組成物或いはホットメルト組成物でもよい。
この接着剤組成物における接着剤成分は特に限定されないが、前記アミノプラスト樹脂、前記ビニル系樹脂及び前記合成ゴムのうちの少なくとも1種であることが好ましく、少なくともアミノプラスト樹脂を含むことがより好ましい。尚、上記アミノプラスト樹脂は、通常水溶液として配合される。また、上記ビニル系樹脂は、通常エマルジョンとして配合される。更に、上記合成ゴムは、通常ラテックスとして配合される。また、これらの固形分濃度については、前記の説明をそのまま適用することができる。
この接着剤成分が、アミノプラスト樹脂水溶液、ビニル系樹脂エマルジョン及び合成ゴムラテックスのうちの少なくとも1種であり、且つ少なくともアミノプラスト樹脂水溶液を含む場合、アミノプラスト樹脂水溶液の含有割合は、アミノプラスト樹脂水溶液、ビニル系樹脂エマルジョン及び合成ゴムラテックスの合計を100質量部とした際に、通常100質量部以下、好ましくは50質量部以下、より好ましくは5〜50質量部である。
液状の接着剤組成物を薄葉紙又は不織布の表面に塗布する方法としては特に限定されず、スプレッダー等を用いるなど公知の方法を適宜選択することができる。また、フィルム等の接着剤組成物を載置する方法としては、そのまま載置する以外に、転写等の方法を用いることができる。
液状の接着剤組成物を使用する場合の塗布量(有姿換算)は、10〜150g/mであることが好ましく、より好ましくは30〜120g/m、更に好ましくは40〜100g/mである。
上記化粧用シート又は突板を配置する工程では、上記接着層の表面に化粧用シート又は突板が配置される。上記化粧用シート及び上記突板については、前記の各説明をそのまま適用することができる。
この化粧用シート又は突板は、接着層の表面に配置するだけで、木質系ボードと、接着剤層と、薄葉紙又は不織布と、接着層と、化粧用シート又は突板とを備える積層物としてもよいし、圧着して積層物としてもよい。そして、この積層物を上記と同様に圧着することで、他の複合合板を得ることができる。
また、他の複合合板は、図1に示す複合合板を製造した後に、複合合板における薄葉紙又は不織布の表面に接着層を形成し、その後、この接着層の表面に化粧用シート又は突き板を配置し、次いで、全体を圧着することによっても得ることができる。
更に、他の複合合板は、図1に示す複合合板を製造した後に、複合合板における薄葉紙又は不織布の表面に、接着層が裏面に形成された化粧用シート又は突き板を配置し、その後、全体を圧着することによっても得ることができる。
以下、本発明について、実施例を挙げて具体的に説明する。尚、本発明は、これらの実施例に何ら制約されるものではない。また、実施例中の「部」は、特に断らない限り質量基準である。
[1]接着剤組成物の調製
下記成分を表1に示す割合で配合し、接着剤組成物No.1〜11を調製した。尚、これらのうち、No.1〜4及びNo.6〜9が揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物である。
(a)スチレン・ブタジエンラテックス;東洋プライウッド株式会社製、商品名「XLB−115」
(b)メラミン樹脂水溶液;東洋プライウッド株式会社製、商品名「SA−200」
(c)小麦粉;日本製粉株式会社製、商品名「うめ」
(d)揮発性ガス内包マイクロカプセル;松本油脂製薬株式会社製、商品名「F−30」、白色微粒物、平均粒子径;10〜30μm
(e)塩化アンモニウム
Figure 2005262508
[2]複合合板の製造(I)
実施例1
木質系ボード(針葉樹合板、厚さ12mm)の表面に、揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物(表1におけるNo.1)を、スプレッダーを用いて塗布量110g/mで塗布し、接着剤層を形成した。その後、この接着剤層の表面に薄葉紙(坪量25g/m)を配置し、積層物を得た。次いで、この積層物全体をホットプレス(温度125℃、圧力0.7MPa、時間37秒)を用いて圧着し、木質系ボード2と、揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物からなる接合層3と、薄葉紙4と、を順次備える実施例1の複合合板1を製造した(図1参照)。
得られた実施例1の複合合板について、平滑性及び接着性の評価を下記方法により行った。その結果を表2に示した。
(1)平滑性
薄葉紙の表面が平滑であるかどうかを目視で評価した。
(2)接着性
接着した薄葉紙に膨れが発生しているかどうかを目視で評価した。
実施例2
上記No.1の接着剤組成物に変えて、表1におけるNo.2の揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物を用いたこと以外は、上記実施例1と同様にして実施例2の複合合板を製造した。また、上記と同様にして平滑性及び接着性の評価を行い、その結果を表2に併記した。
実施例3
上記No.1の接着剤組成物に変えて、表1におけるNo.3の揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物を用いたこと以外は、上記実施例1と同様にして実施例3の複合合板を製造した。また、上記と同様にして平滑性及び接着性の評価を行い、その結果を表2に併記した。
実施例4
上記No.1の接着剤組成物に変えて、表1におけるNo.4の揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物を用いたこと以外は、上記実施例1と同様にして実施例4の複合合板を製造した。また、上記と同様にして平滑性及び接着性の評価を行い、その結果を表2に併記した。
比較例1(揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有しない接着剤組成物を用いた例)
上記No.1の接着剤組成物に変えて、表1におけるNo.5の揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有しない接着剤組成物を用いたこと以外は、上記実施例1と同様にして比較例1の複合合板を製造した。また、上記と同様にして平滑性及び接着性の評価を行い、その結果を表2に併記した。
Figure 2005262508
[3]複合合板の製造(II)
実施例5
木質系ボード(針葉樹合板、厚さ12mm)の表面に、揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物(表1におけるNo.6)を、スプレッダーを用いて塗布量100g/mで塗布し、接着剤層を形成した。その後、この接着剤層の表面に薄葉紙[和紙(坪量25g/m)]を配置した。次いで、揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物以外の接着剤組成物(表1におけるNo.11)を、スプレッダーを用いて塗布量75g/mで塗布し、接着層を形成した。その後、この接着層の表面に厚さ0.25mmのなら突板を配置し、積層物を得た。次いで、この積層物全体をホットプレス7(温度125℃、圧力0.7MPa、時間37秒)を用いて圧着し(図3参照)、木質系ボード2と、揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物からなる接合層3と、薄葉紙4と、揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物以外からなる接合層5と、突板6とを順次備える実施例5の複合合板1aを製造した(図2参照)。
得られた実施例5の複合合板について、上記と同様にして平滑性及び接着性の評価を行い、その結果を表3に示した。
実施例6
上記No.6の接着剤組成物に変えて、表1におけるNo.7の揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物を用いたこと以外は、上記実施例5と同様にして実施例6の複合合板を製造した。また、上記と同様にして平滑性及び接着性の評価を行い、その結果を表3に併記した。
実施例7
上記No.6の接着剤組成物に変えて、表1におけるNo.8の揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物を用いたこと以外は、上記実施例5と同様にして実施例7の複合合板を製造した。また、上記と同様にして平滑性及び接着性の評価を行い、その結果を表3に併記した。
実施例8
上記No.6の接着剤組成物に変えて、表1におけるNo.9の揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物を用いたこと以外は、上記実施例5と同様にして実施例8の複合合板を製造した。また、上記と同様にして平滑性及び接着性の評価を行い、その結果を表3に併記した。
比較例2(揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有しない接着剤組成物を用いた例)
上記No.6の接着剤組成物に変えて、表1におけるNo.10の揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有しない接着剤組成物を用いたこと以外は、上記実施例5と同様にして比較例2の複合合板を製造した。また、上記と同様にして平滑性及び接着性の評価を行い、その結果を表3に併記した。
Figure 2005262508
[4]複合合板の製造(III)
比較例3(薄葉紙を備えていない例)
木質系ボード(針葉樹合板、厚さ12mm)の表面に、揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物(表1におけるNo.6)を、スプレッダーを用いて塗布量100g/mで塗布し、接着剤層を形成した。その後、この接着剤層の表面に厚さ0.25mmのなら突板を配置し、積層物を得た。次いで、この積層物全体をホットプレス(温度125℃、圧力0.7MPa、時間37秒)を用いて圧着し、木質系ボードと、揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物からなる接合層と、突板とを順次備える比較例3の複合合板を製造した。
得られた比較例3の複合合板について、上記と同様にして平滑性及び接着性の評価を行い、その結果を表4に示した。
比較例4(薄葉紙を備えていない例)
上記No.6の接着剤組成物に変えて、表1におけるNo.7の揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物を用いたこと以外は、上記比較例3と同様にして比較例4の複合合板を製造した。また、上記と同様にして平滑性及び接着性の評価を行い、その結果を表4に併記した。
比較例5(薄葉紙を備えていない例)
上記No.6の接着剤組成物に変えて、表1におけるNo.8の揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物を用いたこと以外は、上記比較例3と同様にして比較例5の複合合板を製造した。また、上記と同様にして平滑性及び接着性の評価を行い、その結果を表4に併記した。
比較例6(薄葉紙を備えていない例)
上記No.6の接着剤組成物に変えて、表1におけるNo.9の揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物を用いたこと以外は、上記比較例3と同様にして比較例6の複合合板を製造した。また、上記と同様にして平滑性及び接着性の評価を行い、その結果を表4に併記した。
Figure 2005262508
表2によれば、揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有しない接着剤組成物により木質系ボードと薄葉紙とが接合された比較例1の複合合板では、薄葉紙の表面に窪みが有り、平滑性に劣っていた。
これに対して、揮発性ガス内包マイクロカプセルを3〜8部含有する接着剤組成物により木質系ボードと薄葉紙とが接合された実施例1〜3の複合合板では、薄葉紙の表面には何の問題もなく平滑性に優れており、接着性も良好であった。また、揮発性ガス内包マイクロカプセルを15部含有する接着剤組成物により木質系ボードと薄葉紙とが接合された実施例4の複合合板では、薄葉紙の表面に僅かながらに盛り上がりが生じたが実使用には問題のない程度であった。また、接着性の評価は良好であった。
表3によれば、揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有しない接着剤組成物により木質系ボードと薄葉紙とが接合された比較例2の複合合板では、薄葉紙の表面に窪みが有り、平滑性に劣っていた。
これに対して、揮発性ガス内包マイクロカプセルを3〜8部含有する接着剤組成物により木質系ボードと薄葉紙とが接合された実施例5〜8の複合合板では、薄葉紙の表面には何の問題もなく平滑性に優れており、接着性も良好であった。
表4によれば、薄葉紙を備えておらず、木質系ボードと突板とが揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物により接合された比較例3〜6の複合合板では、平滑性には問題がなかったが、糊滲みが生じて、接着性に劣っていた。
以上のことから、揮発性ガス内包マイクロカプセルを含有する接着剤組成物により木質系ボードと薄葉紙とが接合されている場合には、平滑性に優れた複合合板が得られることが確認できた。
本発明の複合合板は、平滑性に優れるため、2次加工用台板として有用である。また、化粧樹脂シート、突板等を表面に配設した複合合板は、意匠性、外観性にも優れる。従って、これらの複合合板は、家具用、建具用、建築・土木用、展示・装飾用、電気製品用、楽器用、玩具用、車両用、内装用等に好適である。
本発明の複合合板を示す概略断面図である。 本発明の複合合板の他の態様を示す概略断面図である。 化粧用シート層又は突板を備える複合合板の製造方法を説明する概略図である。
符号の説明
1及び1a;複合合板、2;木質系ボード、3;揮発性ガスを内包するマイクロカプセルを含有する接着剤組成物からなる接合層、4;薄葉紙又は不織布、5;揮発性ガスを内包するマイクロカプセルを含有する接着剤組成物以外からなる接合層、6;化粧用シート層又は突板、7;ホットプレス。

Claims (5)

  1. 木質系ボードと、揮発性ガスが内包されたマイクロカプセルを含有する接着剤組成物からなる接合層と、薄葉紙又は不織布と、を順次備えることを特徴とする複合合板。
  2. 上記薄葉紙又は上記不織布の表面に、更に接合層と、化粧用シート層又は突板と、を順次備える請求項1に記載の複合合板。
  3. 上記木質系ボードは、針葉樹材からなる合板である請求項1又は2に記載の複合合板。
  4. 木質系ボードの表面に、揮発性ガスが内包されたマイクロカプセルを含有する接着剤組成物を塗布し、接着剤層を形成する工程と、該接着剤層の表面に、薄葉紙又は不織布を配置する工程と、積層物全体を圧着する工程と、を備えることを特徴とする複合合板の製造方法。
  5. 上記薄葉紙又は上記不織布を配置する工程の後に、該薄葉紙又は該不織布の表面に接着層を形成する工程と、該接着層の表面に化粧用シート又は突板を配置する工程と、を更に備える請求項4に記載の複合合板の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102514053A (zh) * 2011-12-24 2012-06-27 徐州安联木业有限公司 抗扭曲高强度胶合板及其制造方法
CN103240774A (zh) * 2013-04-28 2013-08-14 福建农林大学 一种环保阻燃型可降解复合结构胶合板及其制备方法
CN113070177A (zh) * 2021-03-30 2021-07-06 浙江宁合生物科技有限公司 一种珍珠粉棉柔巾及其生产装置和方法

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