JP2005261042A - 電気接続箱 - Google Patents

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達也 山田
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達也 岡
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Abstract

【課題】 ジョイントコネクタ部を電気接続箱に一体的に設け、別体のジョイントコネクタなしで複数の電線をジョイントする。
【解決手段】 複数の電線端末に接続された端子をジョイントバスバー30の各タブ30bと接続するジョイントコネクタ部19を本体ケース11の内部に一体的に形成しており、ジョイントコネクタ部はジョイントバスバー30の基部30aを装着するバスバー装着部20と、基部30aより一定ピッチで突出させたタブ30bを挿入係止する複数の端子収容室21を連通させて備え、端子収容室内に電線端末に接続させた端子を挿入して上記タブと直接嵌合接続させて上記複数の電線をジョイントする構成としている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電気接続箱に関し、詳しくは、電線同士をジョイントするジョイントコネクタを電気接続箱の内部に一体的に設けたものである。
従来、互いにジョイントする電線は、図4に示すように、電線を集束したワイヤハーネスの幹線から分岐して引き出し、これら分岐線wの端末に接続した端子3をジョイントコネクタ1の内部に予め収容係止しているジョイントバスバー2のタブに嵌合して接続している。上記ジョイントコネクタ1はワイヤハーネスの外周面にテープ巻き固定し、あるいは車体パネル等にロック固定している。
しかしながら、電線のジョイントを上記ジョイントコネクタ1を用いて行うと、複数の電線wをジョイントした後、ジョイントコネクタ1をワイヤハーネスの幹線に沿わせてテープ巻きしたり、所要箇所にロック固定する等して位置決め固定しなければならず、該位置決め固定作業に手数がかかると共に、ジョイントコネクタを必要とし、部品点数が増加する問題もある。
上記した問題に対して、特開2000−69648号(特許文献1)において、図5に示すように、電気接続箱4にジョイントバスバーを収容係止する構成が提供されている。
上記電気接続箱4では、その内部にジョイントバスバー2の基部2aの固定部を設け、該基部2aから突出するタブ2bをキャビテイ4aに突出させている。該キャビテイ4aには複数の電線wの端末に接続したコネクタハウジング5を嵌合し、該コネクタハウジング5の各端子収容室内に上記タブ2bを挿入させ、各端子収容室内に挿入係止されている電線端末の雌端子と嵌合接続させている。
上記特開2000−69648号で提供されている電気接続箱では、電線同士のジョイントが電気接続箱4で行われるため、前記したジョイントコネクタ1のようにワイヤハーネスの幹線にテープ巻き等により位置決め固定する必要がない。
しかしながら、複数の電線wの端末を予めコネクタハウジング5に接続しておき、このコネクタハウジング5を電気接続箱4のキャビテイ4aに嵌合して、電線端末の端子をジョイントバスバーのタブと接続する構成としているため、電気接続箱4と別体のコネクタハウジング5を必要とし、部品点数を低減することができず、かつ、電気接続箱4にはコネクタハウジング5を嵌合係止するキャビテイを設ける必要があるため電気接続箱4が大型化および複雑化する問題がある。
特開2000−69648号公報
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、電線端末に接続しておくコネクタハウジングを不要とし、電気接続箱内に挿入係止したジョイントバスバーと電線端末の端子を直接接続して、複数の電線をジョイントすることを課題としている。
上記課題を解決するため、本発明は、複数の電線端末に接続された端子をジョイントバスバーの各タブと接続するジョイントコネクタ部を本体ケースの内部に一体的に形成し、
上記ジョイントコネクタ部は上記ジョイントバスバーの基部を装着するバスバー装着部と、上記基部より一定ピッチで突出させたタブを挿入係止する複数の端子収容室を連通させて備え、
上記端子収容室内に電線端末に接続させた端子を挿入して上記タブと直接嵌合接続させて上記複数の電線をジョイントする構成としていることを特徴とする電気接続箱を提供している。
上記構成とすると、電気接続箱にジョイントコネクタの機能も持たせることができ、本体ケースに装着したジョイントバスバーと電線端末の端子とを全くコネクタを介さずに直接接続でき、部品点数及び製造コストを低減することができる。
また、ジョイントコネクタをワイヤハーネスの電線群に接続した場合に必要であったジョイントコネクタのワイヤハーネスあるいはパネルへの固定作業を不要とすることができる。
具体的には、上記ジョイントバスバーをタブを下向きに突出させて本体ケースの上面側から上記ジョイントバスバー装着部に挿入係止する一方、電線端末に接続した上記端子を上記本体ケースの下面側から上記端子収容室に挿入係止して、上記ジョイントバスバーのタブと端子とを直接接続している。
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、電気接続箱にジョイントコネクタの機能を持たせており、電気接続箱の本体ケースに装着したジョイントバスバーと電線端末の端子とをコネクタを介さずに直接接続しているため、部品点数及び製造コストを低減することができる。
また、ジョイントコネクタを電気接続箱と別体に設けた場合のように、ジョイントコネクタを電線群にテープ巻きしたり所要箇所にロック固定する必要がないため、電線をジョイントする作業工数を低減することができる。
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図3は、本発明の実施形態を示し、電気接続箱10は、本体ケース11の上面側にアッパーカバー12を被せて組み付けると共に、下面側にロアカバー13を被せて組み付けている。
本体ケース11には、図1に示すように、リレー収容部14、ヒューズ収容部15、ヒュージブルリンク収容部16を設けると共に、空いたスペースに複数のジョイントコネクタ部19(19−1、19−2、19−3)を一体的に設けている。
これらジョイントコネクタ部19は、本体ケース11の上面にジョイントバスバー30の基部30aを挿入係止するバスバー装着部20を設けていると共に、該バスバー装着部20に連通させて本体ケース11の下面に開口する複数の端子収容室21を設け、各端子収容室21内にジョイントバスバー30の基部30aから突出させたタブ30bを挿入係止している。
上記バスバー装着部20の上端には、図2(A)に示すように、上壁22を設け、該上壁22に圧入孔23を穿設している。該バスバー装着部20の下部に連続すると共に隔壁26により仕切られた各端子収容室21には、隔壁26より係止爪24を供えた係止片25を突設している。
上記ジョイントコネクタ部19に装着するジョイントバスバー30は、図3に示すように、基部30aから同一方向に同一ピッチで複数のタブ30bを突設している。本実施形態では、タブ30bをそれぞれ2本、3本、4本備えたジョイントバスバー30A、30B、30Cを用いている。これらジョイントバスバー30A〜30Cは、同一の金型を用いて形成しており、所要箇所に入れ子を配置することで所要本数のタブ30bを備えたジョイントバスバー30としている。
なお、上記ジョイントバスバーはタブを5本以上備えていてもよい。
また、複数のタブを備えた連鎖状のジョイントバスバーを形成し、所要箇所で基部を切断することにより所要本数のタブを備えたジョイントバスバーとしてもよい。
本体ケース11の端子収容室21に挿入係止する雌端子40は、図2(A)に示すように、電線wの端末に圧着しており、電気接続部41に係止用の凹部42を設けている。
次に、上記ジョイントバスバー30と電線端末雌端子40の直接接続方法について説明する。
まず、電線wの端末に接続した複数の雌端子40をそれぞれ端子収容室21に下端開口を通して下方から挿入し、各雌端子40の凹部42に係止片25の係止爪24を係止させて雌端子40を端子収容室21内に固定する。
ついで、ジョイントバスバー30のタブ30bを下向きにして、本体ケース11のバスバー装着部20の圧入孔23を通して上方から所要位置まで挿入すると、ジョイントバスバー30の基部30aが圧入孔23の周縁により挟持されて位置決め固定される。このとき、ジョイントバスバー30のタブ30bと雌端子40の電気接続部41が雌雄嵌合接続されて、図2(B)に示すように、複数の電線wがジョイントされる。
本実施形態では、雌端子40を端子収容室21に挿入した後にジョイントバスバー30をジョイントコネクタ20に装着して雌端子40とジョイントバスバーのタブを接続しているが、ジョイントバスバー30と雌端子40の挿入順序は逆でもよい。
なお、基部30aに係止孔を設けると共に、バスバー装着部20にピンを設けて、該ピンをジョイントバスバー30の係止孔に挿入させて、ジョイントバスバー30を位置決め固定する構成としてもよい。
上記雌端子40を接続した電線w及び本体ケース11のコネクタ収容部17に嵌合させたコネクタに接続された電線(図示せず)は、ロアカバー13に設けた電線引出口18を通して外部に引き出している。
上記構成によれば、電気接続箱10にジョイントコネクタの機能を持たせ、本体ケース11に装着したジョイントバスバー30と電線wの端末に接続した雌端子を別体のコネクタを介さずに直接接続して複数の電線をジョイントしているため、部品点数及び製造コストを低減することができる。
また、本体ケースの空きスペースにジョイントコネクタ部19を設けているため、電気接続箱が大型化する問題もない。
さらに、ジョイントコネクタ部19には所要本数のタブ30bを備えたジョイントバスバー30を装着すればよいので、回路変更を容易にすることができる。
本発明の実施形態の電気接続箱を示し、(A)は平面図(アッパーカバーは省略)、(B)はA−A線断面図である。 ジョイントバスバーと雌端子とを接続した状態を示し、図1(A)のB−B線断面図、(B)はC−C線断面図である。 (A)〜(C)はジョイントバスバーの正面図である。 従来例を示す図面である。 他の従来例を示す図面である。
符号の説明
10 電気接続箱
11 本体ケース
12 アッパーカバー
13 ロアカバー
19 ジョイントコネクタ部
20 バスバー装着部
21 端子収容室
30 ジョイントバスバー
30a 基部
30b タブ
40 雌端子
41 電気接続部
w 電線

Claims (2)

  1. 複数の電線端末に接続された端子をジョイントバスバーの各タブと接続するジョイントコネクタ部を本体ケースの内部に一体的に形成し、
    上記ジョイントコネクタ部は上記ジョイントバスバーの基部を装着するバスバー装着部と、上記基部より一定ピッチで突出させたタブを挿入係止する複数の端子収容室を連通させて備え、
    上記端子収容室内に電線端末に接続させた端子を挿入して上記タブと直接嵌合接続させて上記複数の電線をジョイントする構成としていることを特徴とする電気接続箱。
  2. 上記ジョイントバスバーをタブを下向きに突出させて本体ケースの上面側から上記ジョイントコネクタ部のバスバー装着部に挿入係止する一方、電線端末に接続した上記端子を上記本体ケースの下面側から上記端子収容室に挿入係止して、上記ジョイントバスバーのタブと端子とを直接接続している請求項1に記載の電気接続箱。
JP2004067486A 2004-03-10 2004-03-10 電気接続箱 Pending JP2005261042A (ja)

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