JP2005260704A - 色校正システム及び色補正方法 - Google Patents

色校正システム及び色補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 本刷りと校正刷りの際に用いる用紙の光沢度の違いによらず、色の校正を行うことが可能な色校正システム及びそのための色補正方法を提供する。
【解決手段】 色補正部2は、ターゲットデバイスで用いる記録媒体を参照した時と同じ色の見えが、プリンタ3で実際に使用する記録媒体を参照した時に得られるように、入力データに対して色補正処理を行う。このとき、光沢情報取得部1で取得したターゲットデバイスにおいて使用される記録媒体の光沢情報、プリンタ3において実際の画像形成で使用される記録媒体の光沢情報、及び両者の測色値を用いて行う。光沢度はデバイスプロファイルに含めておいて、色補正時に光沢情報取得部1で取得すればよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ターゲットデバイスにおける再現色を、別のデバイスによってシミュレートするための技術に関するものである。
従来、印刷する際には予め校正刷りを行い、色のチェックなどを行っていた。しかし、校正刷りは非常に手間とコストがかかるため、近年、カラープリンタなどを用いて校正刷りを行う技術が開発されている。この場合、校正刷りを行うカラープリンタは、印刷の際の色再現を忠実に行うことが要求される。しかし、印刷機とカラープリンタでは画像形成方式からして異なるため、同じデータを用いて画像を形成しても、そのままでは再現される色が異なってしまう。そのため、印刷機で印刷される色がカラープリンタで忠実に再現されるように、入力されるデータに対して色補正処理を施してから、カラープリンタで画像を形成している。
図9は、従来の色補正処理の一例を示すフローチャートである。従来の色補正処理では、印刷機で印刷される色と、校正用のカラープリンタで再現される色との測色的な一致を行う。そのために、まずS21において、印刷機用のデバイスに依存した印刷データ(例えばCMYKデータ)をデバイスに依存しないデータ(例えばCIEXYZデータやCIELABデータ)に変換する。S22において、このデバイスに依存しないデータに対して、各種の色補正処理を行う。例えば、印刷機で印刷される色再現域と校正用のカラープリンタの色再現域の違いを補正する色域圧縮処理などを行うことができる。そしてS23において、校正用のカラープリンタに依存したプリントデータ(例えばCMYKデータ)への変換を行う。なお、上述のS21,S23における色空間の変換処理を行う際には、印刷機や校正用のカラープリンタの色再現特性を記述したデバイスプロファイル(例えばICCプロファイル)が一般的に利用されている。
例えば特許文献1では、測色幾何条件の違いを補正することにより、異なる幾何条件で測色された場合でも、再現色を一致させる方法が開示されている。この開示技術により、異なる測色条件で測色され、作成されたプロファイルを、同じ幾何条件で測色したプロファイルに相当するように変換し、測色幾何条件の相違を補正することができる。
印刷においては、様々な用紙が利用され、特に用紙の光沢度には広範なタイプがある。一方、校正用のプリンタで利用できる用紙は限定されており、印刷で用いる用紙と同じものを利用できない場合が多い。印刷用紙と校正用紙の光沢度が大きく異なる場合、測色値を合わせるように色再現させても、印刷用紙に形成された画像と、校正用紙に形成された画像をユーザが観察した場合に、同じ色に見えないことがある。そのため、校正時と本刷りとで色が異なるというクレームの対象となってしまう。上述の特許文献1に記載されている技術でも、同じ幾何条件で測色していても観察環境において光沢度が大きく異なる場合には、同じ色に再現できない。
例えば特許文献2には、測色値と光沢度から、視覚基準の色彩値を求めることが記載されている。この技術では、人の視覚による評価実験に基づく色彩値を定義し、この値に変換することで光沢度の異なるサンプル間でも比較可能にしている。しかしながら、光沢度が異なる場合、表面光沢感などが影響を及ぼし、色だけの主観的な比較が難しいため、精度の良い色彩値の定義は実現できない。また、そのような色彩値を求めることができても、実際に印刷機で再現された色がどのように見え、またその色を校正用のプリンタでどのように再現するかについて、何ら考えられていない。さらに、光沢度の色再現への影響は試料の色によって変化するが、この変化については考慮されていなかった。
特開平9−214786号公報 特開2002−228522号公報
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、印刷する際に用いる用紙と校正に用いる用紙との光沢度の違いによらず、色の校正を行うことが可能な色校正システム及びそのための色補正方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、ターゲットデバイスの再現色をシミュレートする色校正システム及び色補正方法において、ターゲットデバイスで用いる記録媒体の光沢情報を光沢情報取得手段で取得し、前記ターゲットデバイスで用いる記録媒体を参照した時と同じ色の見えが実際に使用する記録媒体を参照した時に得られるように前記光沢情報に従って色補正手段で色補正を行うことを特徴とするものである。さらに、実際に使用する記録媒体の光沢情報を用いて色補正を行うことができる。
色補正は、実際に使用する記録媒体における測色情報と前記光沢情報と観察時の照明光情報から、観察条件下における三刺激値を推定することにより行うことができる。また、光沢情報は、デバイスプロファイルに光沢情報を含めておいて、その光沢情報を含むデバイスプロファイルから取得するように構成することができる。あるいは別途ユーザから入力あるいは選択を受けるように構成してもよい。
また色補正を行う際には、観察時の照明光に依存した色補正を行えばよい。さらに、光沢情報とともに再現色に依存した色補正を行うように構成することもできる。
また本発明は、ターゲットデバイスの再現色をシミュレートする色校正システム及び色補正方法において、ターゲットデバイスで用いる記録媒体の光沢情報を光沢情報取得手段で取得し、再現色に応じて前記光沢情報に従った色補正を色補正手段で行うことを特徴とするものである。
本発明によれば、ターゲットデバイスにおいて使用する記録媒体及び色校正を行うために実際に使用する記録媒体の光沢度が異なる場合においても、ターゲットデバイスで記録媒体に形成された画像の色と同等の色の見えを色校正時にも再現することができる。従って、ターゲットデバイスで記録媒体に形成した画像を見た時に、色校正時に見た色と同等の色が再現されるので、色校正をスムースに行うことができるという効果がある。
また、上述のように光沢度の影響は再現色によって異なるが、再現色と光沢情報に従った色補正を行うことによって精度よく光沢度を考慮した色補正処理を行って色再現を行うことができるという効果がある。
図1は、本発明の実施の一形態を示すブロック図である。図中、1は光沢情報取得部、2は色補正部、3はプリンタである。この例では色補正部2で補正を行った後の出力データを受け取り、出力を行うデバイスとしてプリンタ3を想定した例を示している。このプリンタ3によって、ターゲットデバイスにおける出力を、プリンタ3によって校正刷りを行い、シミュレートする場合を例示している。なお、以下の説明ではターゲットデバイス及びプリンタ3のデバイスプロファイルが与えられているものとする。また、そのデバイスプロファイルには、使用する記録媒体の光沢度に関する情報が光沢情報として含まれているものとする。
光沢情報取得部1は、ターゲットデバイスにおいて使用される記録媒体の光沢情報、及び、プリンタ3において実際の画像形成で使用される記録媒体の光沢情報を取得する。これらの光沢情報の取得は、ターゲットデバイス及びプリンタ3のデバイスプロファイルから取得することができる。なお、プリンタ3の光沢情報については、予め色補正部2に設定しておくことにより、この光沢情報取得部1で取得しないように構成することもできる。
色補正部2は、ターゲットデバイスで用いる記録媒体を参照した時と同じ色の見えが、プリンタ3で実際に使用する記録媒体を参照した時に得られるように、入力データに対して色補正処理を行う。このとき、ターゲットデバイスで用いる記録媒体の光沢情報、ターゲットデバイスのデバイスプロファイル、プリンタ3で用いる記録媒体の光沢情報、プリンタ3のデバイスプロファイルを用い、後述する色補正処理を行う。なお、記録媒体における光沢度の補正については、実際に測色が可能であれば、使用する記録媒体における測色情報と対応する光沢情報と観察時の照明光情報から、当該記録媒体に形成された画像を観察する条件下における三刺激値を推定することができる。さらに、観察時の照明光などに依存した色補正を行う。さらに、上述のように光沢による観察される色の変化は再現色によって異なってくるので、再現色に依存した光沢度による補正を行うとよい。
図2は、本発明の実施の一形態における色補正部の動作の一例を示すフローチャートである。ここでは印刷機などのターゲットデバイスに入力するためのCMYKデータを入力データとして受け取り、プリンタ3に渡すためのCMYKデータを出力データとして出力するものとする。
ターゲットデバイス用のCMYKの入力データを受け取ると、S11において、ターゲットデバイスのデバイスプロファイルを用いて、CMYKの入力データをデバイスに依存しない色空間の中間データ、例えばCIEXYZデータに変換する。
S12において、ターゲットデバイスで用いられる記録媒体における光沢情報を、例えばターゲットデバイスのデバイスプロファイルなどから取得し、その光沢情報に従ってCIEXYZの中間データに対して補正処理を施す。この補正処理によって、中間データはターゲットデバイスで用いられる記録媒体に画像を形成した時に、ユーザによる見えを反映したデータとなる。
S13において、補正後の中間データに対して、各種の色補正処理を行う。例えば、ターゲットデバイスの色再現域とプリンタ3の色再現特性の違いを補正する色域圧縮処理などを行うことができる。もちろん、色補正処理を行わなくてもよい。
S14において、今度はプリンタ3で用いる記録媒体における光沢情報を、例えばプリンタ3のデバイスプロファイルから取得し、この光沢情報に従って色変換処理後の中間データに対して補正処理を行う。これによって、実際に画像を記録媒体に形成した時のユーザによる見えを反映させることができる。
S15において、プリンタ3のデバイスプロファイルを用いて、CIEXYZの中間データを、プリンタ3が受け取る色空間の出力データ、例えばCMYKデータに変換する。そして、S16において出力データをプリンタ3へ渡し、処理を終える。
このようにして、ターゲットデバイスで記録媒体に画像を形成した時の見えを反映するとともに、そのときの見えがプリンタ3で記録媒体に画像を形成した時の見えと略一致するように補正している。これによって、プリンタ3で記録媒体に形成した画像を観察した時に、ターゲットデバイスで所定の記録媒体に形成した画像を観察した時と同様の色を観察することができる。例えば色校正を行う際には、プリンタ3で校正刷りを行って色校正を行えば、印刷機などのターゲットデバイスで本刷りを行った場合でもほぼ同等の色の見えを保証することができる。
次に、それぞれの記録媒体における光沢条件についてさらに説明する。図3は、測色時と観察時の照明幾何条件の違いの説明図、図4は、それぞれの記録媒体における表面反射分布の一例の説明図である。一般に測色器などで測色する場合には、図3(A)に示すように、例えば、記録媒体に対して垂直に光を当て、45°の角度で受光し、測色している。しかし、ユーザが記録媒体を参照する際には、図3(B)に示すように、記録媒体に対して垂直な光だけではなく、あらゆる方向から記録媒体上に光が入射し、それらの入射光が記録媒体で反射して、ある特定の方向、例えば45°方向に反射した光をユーザが観察することになる。
また、図4(A)は記録媒体が高光沢の場合を示しており、この場合には記録媒体に入射する光は、それほど散乱されずに一定の方向に反射される。従って、図3(A)の照明幾何条件で、図4(A)の高光沢の記録媒体を測色した場合には、記録媒体の表面反射光はほとんど垂直方向に反射していくため、受光方向には表面反射光は含まれないことになる。しかし低光沢の記録媒体では、図4(B)に示すように、記録媒体の表面に入射した光は散乱されるため、例えば一方向から光が入射する場合でもある程度広い角度に表面反射光が散乱するので表面反射光も含んだ光が観察される。
このように、記録媒体上に形成されている画像を観察する際には、測色時とは異なる光源条件において観察するため、測色値とは少し異なる色が観察されることになる。また、使用する記録媒体の光沢条件によって、同じ光源を用いてもその散乱度合いが異なることから、色の違いが生じてしまう。
図5は、記録媒体の光沢度と、測色時と観察時における三刺激値の差の一例を示すグラフである。図5では記録媒体の光沢度と、三刺激値の一つであるY成分について、測色時と観察時の値との差との関係の一例を示している。全体として、光沢度が高いほど、測色時と観察時とでは色の差が大きくなる傾向を持っている。
また図5では、記録媒体上のそれぞれの色ごとに示しており、黒丸が黒を、三角が赤を、四角がマゼンタを、白丸が黄を、星形が灰色を、それぞれ示している。図5から分かるように、灰色については他の色に比べて測色時と観察時での色の差が小さいことが分かる。このように、同じ光沢度の記録媒体を用いても、色によって差分が異なることが分かる。
図6は、入射角度による表面反射率の変化を示すグラフである。図6に示すグラフは、フレスネルの式から求まる光の入射角と表面反射率の関係を示すものである。なお、図示の都合上、入射角度が60度までと70度以上を、縦軸の縮尺を変えて別のグラフとして示している。一般的にも知られているように、記録媒体に対して垂直方向を0度とすると入射角が大きくなるほど、表面反射率が高くなる。
図7は、照明幾何条件と記録媒体の表面性による光の入射角度の模式図である。図3、図4で説明した照明幾何条件と記録媒体の反射分布の違いをまとめると、図7に示すようになる。まず測色時には光の入射角度は0°であり、観察時には様々な角度から光が入射することになる。また、高光沢の記録媒体の場合には、表面はフラットであることから図6に示す関係がほぼ適用できるが、低光沢の記録媒体の場合には、表面に凹凸が存在するため位置によって反射率は異なることになる。すなわち、図7(A)に示すように高光沢の記録媒体を用い、測色を行う場合には、ほぼ0°の光の入射角度は、そのままほぼ0°の入射光となる。図7(B)に示すように低光沢の記録媒体の場合には、同じく測色時の条件としてほぼ0°の入射光を与えても、記録媒体の表面における微少な凹凸によって入射角度はそれぞれの場所によって異なることになる。一方、観察時には、図7(C)に示すように入射する光が不定方向から入射するため、高光沢の記録媒体を用いた場合でも入射角度はそれぞれの入射する光の方向によって異なることになる。さらに図7(D)に示すように低光沢の記録媒体を用いた場合には、不定方向から入射する光のそれぞれが、さらに記録媒体の表面における微少な凹凸によって入射角度が異なることになる。
このように、記録媒体に形成された画像を測色し、あるいは観察する際には、照明幾何条件や記録媒体の光沢度の影響を受ける。従って、これらの条件を考慮して色補正を行う必要がある。
図8は、色補正部において行う色補正処理で用いる色補正モデルの一例の説明図である。I(λ)は入射光を示しており、図6で示した関係に従って、入射角に応じた反射率βだけ記録媒体上で表面反射する。しかし、図7でも説明したように、入射角度は記録媒体の表面における凹凸によって変化し、観察方向に反射された光だけが観察されることになる。このため、入射角に応じた反射率βは光沢度に依存する項である。また、この時の観察方向に反射される光の分布は、記録媒体の表面の光沢度に依存して変化する。その項をαとして示しており、項αは光沢度に依存する項である。従って、記録媒体表面で反射する光量は、
I(λ)・β・α
で表すことができる。
一方、表面反射しなかった光が記録媒体の内部(あるいは記録媒体上の色材内、以下同じ)に入り、記録媒体の反射率R(λ)に応じて反射する。記録媒体内に進入する光量は、I(λ)・(1−β)である。なお、記録媒体の内部で反射して外部へ放出される光は、記録媒体内部で拡散しているので全方向均等分布で出て行くと考えることができる。従って、入射光が記録媒体内に進入して再び放出される光量は、
I(λ)・R(λ)・(1−β)
で表すことができる。
ユーザが記録媒体を観察したり、記録媒体の測色を行う際には、上述の記録媒体表面で反射される光と、記録媒体内に進入して再び放出される光とを受けることになる。このように、いずれの光も光沢度に依存して変化することになる。
ここで、測色時には図7(A)、(B)でも示しているように、記録媒体の表面での反射光の影響はなるべく排除するように測色するため、測色値を記録媒体内部からの反射光として利用し、測色された三刺激値をXmeas,Ymeas,Zmeasとする。この測色値を用い、記録媒体内に進入して再び放出される光は、[1−f(G)]・Xmeas,[1−f(G)]・Ymeas,[1−f(G)]・Zmeasと表すことができる。ここで、Gは光沢度であり、f(G)は光沢度の関数である。
また、入射光の三刺激値をXls,Yls,Zlsとすると、記録媒体表面で反射される光は、g(G)・Xls,g(G)・Yls,g(G)・Zlsで表すことができる。ここで、Gは同じく光沢度であり、g(G)は光沢度の関数である。なお、f(G)及びg(G)は対数をベースとした式で近似できる。
観察される光は、上述のように記録媒体表面で反射される光と、記録媒体内に進入して再び放出される光である。従って、観察される色の三刺激値をXobs,Yobs,Zobsとするとき、
Xobs=[1−f(G)]・Xmeas+g(G)・Xls
Yobs=[1−f(G)]・Ymeas+g(G)・Yls
Zobs=[1−f(G)]・Zmeas+g(G)・Zls
としてモデル化することができる。
この式を用いて、測色された三刺激値と光沢度から、観察される三刺激値を予測することができる。これによって、光沢度が異なる記録媒体を用いた観察環境においても、同じ三刺激値として観察されるように色補正を行うことができる。従って、例えば校正刷りをターゲットデバイスとは異なるデバイスで行った場合でも、校正刷りにおいて本刷りと同様の色が観察されるため、色校正を効率よく進めることができる。
本発明の実施の一形態を示すブロック図である。 本発明の実施の一形態における色補正部の動作の一例を示すフローチャートである。 測色時と観察時の照明幾何条件の違いの説明図である。 それぞれの記録媒体における表面反射分布の一例の説明図である。 記録媒体の光沢度と、測色時と観察時における三刺激値の差の一例を示すグラフである。 入射角度による表面反射率の変化を示すグラフである。 照明幾何条件と記録媒体の表面性による光の入射角度の模式図である。 色補正部において行う色補正処理で用いる色補正モデルの一例の説明図である。 従来の色補正処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1…光沢情報取得部、2…色補正部、3…プリンタ。

Claims (14)

  1. ターゲットデバイスの再現色をシミュレートする色校正システムにおいて、ターゲットデバイスで用いる記録媒体の光沢情報を取得する光沢情報取得手段と、前記ターゲットデバイスで用いる記録媒体を参照した時と同じ色の見えが実際に使用する記録媒体を参照した時に得られるように前記光沢情報に従って色補正を行う色補正手段を有することを特徴とする色校正システム。
  2. 前記色補正手段は、色校正に実際に使用する記録媒体の光沢情報をさらに用いて前記色補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の色校正システム。
  3. 前記色補正手段は、使用する記録媒体における測色情報と前記光沢情報から、観察条件下における三刺激値を推定することにより色補正を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の色校正システム。
  4. 前記光沢情報取得手段は、デバイスプロファイルから前記光沢情報を取得することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の色校正システム。
  5. 前記色補正手段は、観察時の照明光に依存した色補正を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の色校正システム。
  6. 前記色補正手段は、さらに前記光沢情報とともに再現色に依存した色補正を行うことを特徴とする請求項5に記載の色校正システム。
  7. ターゲットデバイスの再現色をシミュレートする色校正システムにおいて、ターゲットデバイスで用いる記録媒体の光沢情報を受け取る光沢情報取得手段と、再現色に応じて前記光沢情報に従った色補正を行う色補正手段を有することを特徴とする色校正システム。
  8. ターゲットデバイスの再現色をシミュレートする色補正方法において、ターゲットデバイスで用いる記録媒体の光沢情報を光沢情報取得手段で取得し、前記ターゲットデバイスで用いる記録媒体を参照した時と同じ色の見えが実際に使用する記録媒体を参照した時に得られるように前記光沢情報に従って色補正手段で色補正を行うことを特徴とする色補正方法。
  9. 前記色補正は、色校正に実際に使用する記録媒体の光沢情報をさらに用いることを特徴とする請求項8に記載の色補正方法。
  10. 前記色補正は、使用する記録媒体における測色情報と前記光沢情報から、観察条件下における三刺激値を推定することを特徴とする請求項8または請求項9に記載の色補正方法。
  11. 前記光沢情報は、デバイスプロファイルから取得することを特徴とする請求項8ないし請求項10のいずれか1項に記載の色補正方法。
  12. 前記色補正として、観察時の照明光に依存した色補正を行うことを特徴とする請求項8ないし請求項11のいずれか1項に記載の色補正方法。
  13. 前記色補正として、さらに前記光沢情報とともに再現色に依存した色補正を行うことを特徴とする請求項12に記載の色補正方法。
  14. ターゲットデバイスの再現色をシミュレートする色補正方法において、ターゲットデバイスで用いる記録媒体の光沢情報を光沢情報取得手段で取得し、再現色に応じて前記光沢情報に従った色補正を色補正手段で行うことを特徴とする色補正方法。
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JP2012100122A (ja) * 2010-11-02 2012-05-24 Canon Inc 画像処理装置及び画像処理方法

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