JP2005260335A - 車載通信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車載通信機において、機器全体の低消費電力化を適切に実現する。
【解決手段】 車載通信機1において、ウェイクアップ制御回路3は、メイン制御回路2が路上機20との狭域無線通信を正常に終了してウェイクアップ状態からスリープ状態へ移行すると、車両が狭域無線通信エリア内に滞在するか否かを判定すると共にリリースタイマ値に相当する所定待機時間が経過したか否かを判定し、車両が狭域無線通信エリア内に滞在している旨を検出すると、メイン制御回路2をスリープ状態からウェイクアップ状態へ移行させることなく、メイン制御回路2のスリープ状態を継続する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ウェイクアップ状態で路上機との狭域無線通信を狭域無線通信エリア内で行うことが可能なメイン制御回路と、前記メイン制御回路をスリープ状態からウェイクアップ状態へ移行させることが可能なウェイクアップ制御回路とを備えてなる車載通信機に関する。
従来より、車載通信機の一つとして、ノンストップ自動料金収受システムで用いられるETC車載器がある(例えば特許文献1,2参照)。
特開2000−278201号公報 特許第3353821号公報
ところで、この種のETC車載器においては、機器全体の低消費電力化を目的として、路上機との狭域無線通信を狭域無線通信エリア内で行うメイン制御回路と、メイン制御回路をスリープ状態(動作停止状態)からウェイクアップ状態(動作状態)へ移行させるウェイクアップ制御回路とを備え、車両が路上機(基地局)により形成されている狭域無線通信エリア内に進入すると、ウェイクアップ制御回路がメイン制御回路をスリープ状態からウェイクアップ状態へ移行させ、メイン制御回路が路上機との狭域無線通信を終了すると、メイン制御回路がウェイクアップ状態からスリープ状態へ移行する構成が考えられている。
しかしながら、このような構成では、メイン制御回路が路上機との狭域無線通信を正常に終了してウェイクアップ状態からスリープ状態へ移行した後に、例えば車両が渋滞や事故などに巻込まれて狭域無線通信エリア内に長時間にわたって滞在していると、メイン制御回路が路上機との狭域無線通信を正常に終了したにも拘らずウェイクアップ制御回路がメイン制御回路をスリープ状態からウェイクアップに再度移行させてしまう場合がある。そうなると、メイン制御回路が路上機との狭域無線通信を不要に再開してしまい(いわゆる二重通信を行ってしまい)、その結果、機器全体の消費電力が不要に増大してしまうという問題がある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、メイン制御回路が路上機との狭域無線通信を正常に終了した場合に、メイン制御回路が路上機との狭域無線通信を不要に再開してしまうことを未然に回避することができ、機器全体の低消費電力化を適切に実現することができる車載通信機を提供することにある。
請求項1に記載した発明によれば、ウェイクアップ制御回路は、メイン制御回路が路上機との狭域無線通信を正常に終了してウェイクアップ状態からスリープ状態へ移行した後に、車両が狭域無線通信エリア内に滞在しているか否かを判定し、車両が狭域無線通信エリア内に滞在している旨を検出すると、メイン制御回路のスリープ状態からウェイクアップ状態への移行を禁止する。
これにより、メイン制御回路が路上機との狭域無線通信を正常に終了してウェイクアップ状態からスリープ状態へ移行した後に、車両が狭域無線通信エリア内に滞在している、つまり、車両が狭域無線通信エリア内から狭域無線通信エリア外へ移動していない場合には、仮にスリープ状態からウェイクアップ状態への移行条件が満たされたとしても(仮に路上機から無線信号が正常に受信されたとしても)、ウェイクアップ制御回路がメイン制御回路をスリープ状態からウェイクアップ状態へ移行させることなく、メイン制御回路がスリープ状態を継続することになる。
したがって、メイン制御回路が路上機との狭域無線通信を正常に終了した場合に、例えば車両が渋滞や事故などに巻込まれて狭域無線通信エリア内に長時間にわたって滞在している場合であっても、メイン制御回路が路上機との狭域無線通信を不要に再開してしまう(いわゆる二重通信を行ってしまう)ことを未然に回避することができ、機器全体の低消費電力化を適切に実現することができる。
請求項2に記載した発明によれば、ウェイクアップ制御回路は、メイン制御回路が路上機との狭域無線通信を正常に終了してウェイクアップ状態からスリープ状態へ移行した後に、車両が狭域無線通信エリア内に滞在しているか否かを判定すると共に所定待機時間が経過したか否かを判定し、車両が狭域無線通信エリア内に滞在していない旨を検出すると共に所定待機時間が経過した旨を検出すると、メイン制御回路のスリープ状態からウェイクアップ状態への移行を許可する。
これにより、メイン制御回路が路上機との狭域無線通信を正常に終了してウェイクアップ状態からスリープ状態へ移行した後に、車両が狭域無線通信エリア内に滞在していない、つまり、車両が狭域無線通信エリア内から狭域無線通信エリア外へ移動すると共に所定待機時間が経過した場合には、ウェイクアップ制御回路がメイン制御回路のスリープ状態からウェイクアップ状態への移行を許可して待機することになる。
したがって、例えば社団法人電波産業会により標準規格として規定されている狭域通信システムのリリースタイマ値に相当する時間が所定待機時間として設定されるシステムでは、車両が狭域無線通信エリア内から狭域無線通信エリア外へ移動すると共にリリースタイマ値に相当する時間が経過すると、これ以後、スリープ状態からウェイクアップ状態への移行条件が満たされると(路上機から無線信号が正常に受信されると)、ウェイクアップ制御回路がメイン制御回路をスリープ状態からウェイクアップ状態へ速やかに移行させることにより、メイン制御回路が路上機との狭域無線通信を速やかに行うことができる。
また、例えば車両が渋滞や事故などに巻込まれて狭域無線通信エリア内に長時間にわたって滞在している場合で、仮にリリースタイマ値に相当する時間が先に経過した場合であっても、車両が狭域無線通信エリア内に滞在している、つまり、車両が狭域無線通信エリア内から狭域無線通信エリア外へ移動していない場合には、仮にスリープ状態からウェイクアップ状態への移行条件が満たされたとしても(路上機から無線信号が正常に受信されたとしても)、ウェイクアップ制御回路がメイン制御回路をスリープ状態からウェイクアップ状態へ移行させることなく、メイン制御回路が路上機との狭域無線通信を不要に再開してしまう(いわゆる二重通信を行ってしまう)ことを未然に回避することができ、機器全体の低消費電力化を適切に実現することができる。
請求項3に記載した発明によれば、ウェイクアップ制御回路は、外部から車載通信機に受信された無線信号における立上がりのエッジ同士のエッジ間隔が規定範囲内にあるか否かを判定し、その条件が満たされた無線信号が規定回数受信されたか否かを判定することにより、路上機からの無線信号が車載通信機に受信されたか否かを判定し、車両が狭域無線通信エリア内に滞在しているか否かを判定する。
これにより、立上がりのエッジ同士のエッジ間隔が規定範囲内にある無線信号が規定回数受信されたか否かに基づいて、路上機から無線信号が車載通信機に受信されたか否かを容易に判定することができ、車両が狭域無線通信エリア内に滞在しているか否かを容易に判定することができる。
請求項4に記載した発明によれば、ウェイクアップ制御回路は、外部から車載通信機に受信された無線信号における立上がりのエッジから立下がりのエッジに至るまでのパルス幅が規定範囲内にあるか否かを判定すると共に立下がりのエッジから立上がりのエッジに至るまでのインターバル区間幅が規定範囲内にあるか否かを判定し、その条件が満たされた無線信号が規定回数受信されたか否かを判定することにより、路上機からの無線信号が車載通信機に受信されたか否かを判定し、車両が狭域無線通信エリア内に滞在しているか否かを判定する。
これにより、立上がりのエッジから立下がりのエッジに至るまでのパルス幅が規定範囲内にあると共に立下がりのエッジから立上がりのエッジに至るまでのインターバル区間幅が規定範囲内にある無線信号が規定回数受信されたか否かに基づいて、路上機から無線信号が車載通信機に受信されたか否かを容易に判定することができ、車両が狭域無線通信エリア内に滞在しているか否かを容易に判定することができる。また、この場合は、上記した請求項3に記載したものとは異なって、エッジ間隔を判定するのではなく、パルス幅とインターバル区間幅とを判定するので、例えば他の通信システムからの無線信号やノイズ信号と路上機からの無線信号とを適切に区別することができ、誤判定の可能性を極めて小さくすることができる。
請求項5に記載した発明によれば、ウェイクアップ制御回路は、外部から車載通信機に受信された無線信号における立上がりのエッジから立下がりのエッジに至るまでのパルス幅が規定範囲内にあるか否かを判定すると共に立上がりのエッジ同士または立下りのエッジ同士のエッジ間隔が規定範囲内にあるか否かを判定し、その条件が満たされた無線信号が規定回数受信されたか否かを判定することにより、路上機からの無線信号が車載通信機に受信されたか否かを判定し、車両が狭域無線通信エリア内に滞在しているか否かを判定する。
これにより、立上がりのエッジから立下がりのエッジに至るまでのパルス幅が規定範囲内にあると共に立上がりのエッジ同士または立下りのエッジ同士のエッジ間隔が規定範囲内にある無線信号が規定回数受信されたか否かに基づいて、路上機から無線信号が車載通信機に受信されたか否かを容易に判定することができ、車両が狭域無線通信エリア内に滞在しているか否かを容易に判定することができる。また、この場合も、上記した請求項3に記載したものとは異なって、パルス幅とエッジ間隔とを判定するので、上記した請求項4に記載したものと同様にして、例えば他の通信システムからの無線信号やノイズ信号と路上機からの無線信号とを適切に区別することができ、誤判定の可能性を極めて小さくすることができる。
請求項6に記載した発明によれば、メイン制御回路は、当該メイン制御回路とは別体に設けられた発振器から動作クロックが供給され、ウェイクアップ制御回路は、メイン制御回路をスリープ状態からウェイクアップ状態へ移行させるのと略同時に発振器からメイン制御回路への動作クロックの供給を開始させる。
これにより、メイン制御回路に発振器が組込まれている構成のもの、つまり、メイン制御回路がスリープ状態からウェイクアップ状態へ移行された後に発振器が起ち上がって動作クロックの供給が開始されるものとは異なって、メイン制御回路がスリープ状態からウェイクアップ状態へ移行されるのと略同時に発振器からの動作クロックの供給が開始されることにより、メイン制御回路における動作クロックを速やかに安定させることができ、メイン制御回路におけるウェイクアップ状態の起動を速やかに実現することができる。
請求項7に記載した発明によれば、メイン制御回路とウェイクアップ制御回路とは、当該メイン制御回路と当該ウェイクアップ制御回路とは別体に設けられた同一の発振器から動作クロックが供給され、ウェイクアップ制御回路は、メイン制御回路をスリープ状態からウェイクアップ状態へ移行させるのと略同時に発振器からメイン制御回路への動作クロックの供給を開始させる。
これにより、上記した請求項6に記載したものと同様にして、メイン制御回路に発振器が組込まれている構成のもの、つまり、メイン制御回路がスリープ状態からウェイクアップ状態へ移行された後に発振器が起ち上がって動作クロックの供給が開始されるものとは異なって、メイン制御回路がスリープ状態からウェイクアップ状態へ移行されるのと略同時に発振器からの動作クロックの供給が開始されることにより、メイン制御回路における動作クロックを速やかに安定させることができ、メイン制御回路におけるウェイクアップ状態の起動を速やかに実現することができる。また、この場合は、メイン制御回路とウェイクアップ制御回路とで発振器を共有していることにより、部品点数の削減と低消費電力化をも実現することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を狭域無線通信システムで使用される車載通信機に適用した第1の実施形態について、図1ないし図5を参照して説明する。まず、図1は、車載通信機の全体構成を機能ブロック図として示している。車載通信機1は、メイン制御回路2と、ウェイクアップ制御回路3と、スイッチ部4,5と、電力供給部6とを備えている。
メイン制御回路2は、メイン制御回路2の動作全般を制御する制御部7と、路上機(基地局)20から受信された無線信号(高周波信号)の受信処理を行うRF受信部8と、無線信号の送信処理を行うRF送信部9と、アンテナ10からRF受信部8への無線信号の入力とRF送信部9からアンテナ10への無線信号の出力とを切替えるスイッチ部11と、RF受信部8の受信処理とRF送信部9の送信処理とを制御する通信制御部12と、メモリ13と、HMI部14と、高周波の動作クロックを制御部7に供給する発振器15とを備えている。
ウェイクアップ制御回路3は、ウェイクアップ制御回路3の動作全般を制御する制御部16と、アンテナ10からスイッチ部4を通じて入力された無線信号を検出するウェイクアップ回路部17と、主に低周波の動作クロックを制御部16に供給する発振器18と、動作電力を制御部16に供給する電力供給部19とを備えている。この場合、ウェイクアップ制御回路3は、全体として低消費電力化を実現可能に設計されている。
スイッチ部4は、ウェイクアップ制御回路3の制御部16から切替信号が入力されると、アンテナ10とメイン制御回路2とを接続する第1の接続状態と、アンテナ10とウェイクアップ制御回路3とを接続する第2の接続状態とを切替える。つまり、路上機20からアンテナ10に受信された無線信号は、スイッチ部4が第1の接続状態に切替えられている場合にはメイン制御回路2に入力され、一方、スイッチ部4が第2の接続状態に切替えられている場合にはウェイクアップ制御回路3に入力される。
スイッチ部5は、ウェイクアップ制御回路3の制御部16からのウェイクアップ信号の出力がオフからオンに切替わると、電池21(本発明でいう電源)と電力供給部6との間の電力供給経路を接続し、一方、制御部6からのウェイクアップ信号の出力がオンからオフに切替わると、電池21と電力供給部6との間の電力供給経路を遮断する。つまり、ウェイクアップ制御回路3において、制御部16は、ウェイクアップ信号の出力をオフからオンに切替え、電池21から動作電力をメイン制御回路2に供給させることにより、メイン制御回路2をスリープ状態からウェイクアップ状態へ移行させる。
また、メイン制御回路2において、制御部7は、メイン制御回路2をウェイクアップ状態からスリープ状態へ移行させる場合には、その直前にスリープ信号の出力をオフからオンに切替える。さらに、上記した構成では、ウェイクアップ制御回路3は、メイン制御回路2とは異なって、電池21から動作電力が常時供給される。
さて、ここで、ウェイクアップ制御回路3の動作について、図2を参照して説明する。ウェイクアップ制御回路3において、ウェイクアップ回路部17は、スイッチ部4が第2の接続状態では、外部からアンテナ10に受信された無線信号がスイッチ部4を通じて入力されると、その入力された無線信号が規定条件(例えば受信周波数帯域が規定周波数帯域内で且つ受信レベルが規定レベル以上)を満たしているか否かを判定し、その入力された無線信号が規定条件を満たしている旨を検出すると、その無線信号の受信時間に応じたウェイクアップパルスを制御部16に出力する。
ここで、図2(a)は、路上機20により形成されている狭域無線通信エリア内に他の通信機が滞在していない場合のウェイクアップパルスの出力パターンを示している。ウェイクアップ回路部17は、路上機20により形成されている狭域無線通信エリア内に他の通信機が滞在していない場合には、路上機20から制御信号が周期的に受信される毎に、その制御信号の受信時間に相当するパルス幅のウェイクアップパルスを周期的に制御部16に出力する。
これに対して、図2(b)は、路上機20により形成されている狭域無線通信エリア内に他の通信機が滞在している場合のウェイクアップパルスの出力パターンを示している。ウェイクアップ回路部17は、路上機20により形成されている狭域無線通信エリア内に他の通信機が滞在している場合には、路上機20からの制御信号に対応するウェイクアップパルスを制御部16に出力するのみでなく、他の通信機からのデータ信号などが受信されると、その受信されたデータ信号などに対応するウェイクアップパルスも制御部16に出力する。
そして、制御部16は、このようにしてウェイクアップ回路部17から出力されるウェイクアップパルスを検出することにより、路上機20から無線信号が受信されたか否かを判定し、路上機20から無線信号が受信された旨を検出すると、ウェイクアップ信号の出力をオフからオンに切替え、メイン制御回路2をスリープ状態からウェイクアップ状態へ移行させる。
ところで、制御部16がウェイクアップ回路部17から出力されたウェイクアップパルスを検出するに際しては幾つかの方法があるが、一例として以下に示す第1の方法〜第3の方法がある。
(1)第1の方法
無線信号における立上がりのエッジ同士のエッジ間隔が規定範囲内にあるか否かを判定し、その条件が満たされた無線信号が規定回数受信されたか否かを判定する方法
(2)第2の方法
無線信号における立上がりのエッジから立下がりのエッジに至るまでのパルス幅が規定範囲内にあるか否かを判定すると共に立下がりのエッジから立上がりのエッジに至るまでのインターバル区間幅が規定範囲内にあるか否かを判定し、その条件が満たされた無線信号が規定回数受信されたか否かを判定する方法
(3)第3の方法
無線信号における立上がりのエッジから立下がりのエッジに至るまでのパルス幅が規定範囲内にあるか否かを判定すると共に立上がりのエッジ同士または立下りのエッジ同士のエッジ間隔が規定範囲内にあるか否かを判定し、その条件が満たされた無線信号が規定回数受信されたか否かを判定する方法
この場合、制御部16が上記の方法のいずれを採用するかは、ハードウェアのロジックなどを考慮して決定すれば良い。
尚、上記の方法を比較すると、第1の方法では、単に立上がりのエッジ同士のエッジ間隔を判定する方法であるので、上記したように路上機20から無線信号が受信されていないにも拘らず、他の通信システムからの無線信号やノイズ信号が受信され、そのエッジ間隔が偶然にも路上機20からの無線信号のエッジ間隔と合致してしまうと、制御部16がウェイクアップ信号の出力を誤ってオフからオンに切替えてしまう可能性がある。
これに対して、第2の方法では、立上がりのエッジから立下がりのエッジに至るまでのパルス幅と立下がりのエッジから立上がりのエッジに至るまでのインターバル区間幅とを判定する方法であるので、制御部16がウェイクアップ信号の出力を誤ってオフからオンに切替えてしまう可能性が極めて小さい利点がある。また、第3の方法では、立上がりのエッジから立下がりのエッジに至るまでのパルス幅と立上がりのエッジ同士または立下りのエッジ同士のエッジ間隔とを判定する方法であるので、この場合も、制御部16がウェイクアップ信号の出力を誤ってオフからオンに切替えてしまう可能性が極めて小さい利点がある。尚、制御部16が上記した以外の方法、例えば無線信号における立下がりのエッジ同士のエッジ間隔が規定範囲内にあるか否かを判定する方法などを採用しても良い。
次に、上記した構成の作用について、図3ないし図5を参照して説明する。ここで、図3は、メイン制御回路2における制御部7が行う処理をフローチャートとして示しており、図4は、ウェイクアップ制御回路3における制御部16が行う処理をフローチャートとして示している。尚、ここでは、メイン制御回路2がスリープ状態からウェイクアップ状態へ移行した以後の処理について説明する。
メイン制御回路2において、制御部7は、ウェイクアップ制御回路3の制御部16からのウェイクアップ信号の出力がオフからオンに切替ったことにより、電池21からスイッチ部5および電力供給部6を通じて動作電力が供給されると、起動してメイン制御回路2をスリープ状態からウェイクアップ状態へ移行させる(ステップS1)。次いで、制御部7は、ウェイクアップタイマをスタートさせ(ステップS2)、周波数スキャンを行う(ステップS3)。そして、制御部7は、ウェイクアップタイマのカウント値が予め規定されている規定値に到達したか否かを判定すると共に(ステップS4)、路上機20からFCMC(フレームコントロールメッセージチャネル:制御信号)が受信されたか否かを判定する(ステップS5)。
ここで、制御部7は、ウェイクアップタイマのカウント値が規定値に到達するよりも先に路上機20からFCMCが受信された旨を検出すると(ステップS5にて「YES」)、ウェイクアップタイマをリスタートさせ(ステップS6)、周波数確定条件に合致したか否かを判定する(ステップS7)。
次いで、制御部7は、周波数確定条件に合致した旨を検出すると(ステップS7にて「YES」)、ウェイクアップタイマをストップさせると共にウェイクアップ回数をクリアし(ステップS8)、車載通信機1のアプリケーションがFCMCのAID(アプリケーション要素識別子)に対応しているか否かを判定し(ステップS9)、車載通信機1のアプリケーションがFCMCのAIDに対応している旨を検出すると(ステップS9にて「YES」)、路上機20との狭域無線通信を行う(ステップS10)。
そして、制御部7は、路上機20との狭域無線通信を正常に終了したか否かを判定し(ステップS11)、路上機20との狭域無線通信を正常に終了した旨を検出すると(ステップS11にて「YES」)、在圏チェックを有効に設定すると共にスリープタイマ値として路上機20から通知されたリリースタイマ値を設定してスリープ信号の出力をオフからオンに切替え(ステップS12)、メイン制御回路2をウェイクアップ状態からスリープ状態へ移行させる(ステップS13)。尚、ここでいうリリースタイマ値とは、社団法人電波産業会により狭域通信システムの標準規格として規定されている時間である。
さて、ウェイクアップ制御回路3において、制御部16は、ウェイクアップ信号の出力をオフからオンに切替えた以後、つまり、メイン制御回路2をスリープ状態からウェイクアップ状態へ移行させた以後では、メイン制御回路2の制御部7からのスリープ信号の出力がオフからオンに切替えられたか否か、つまり、メイン制御回路2がウェイクアップ状態からスリープ状態へ移行したか否かを監視している(ステップT1)。
ここで、制御部16は、メイン制御回路2の制御部7からのスリープ信号の出力がオフからオンに切替えられた旨を検出すると(ステップT1にて「YES」)、ウェイクアップ信号の出力をオンからオフに切替え(ステップT2)、切替信号をスイッチ部4に出力してスイッチ部4を第1の接続状態から第2の接続状態に切替える。そして、制御部16は、スリープ信号の在圏チェックが有効あるいは無効のいずれに設定されているかを判定する(ステップT3)。
さて、制御部16は、上記したようにメイン制御回路2が路上機2との狭域無線通信を正常に終了した場合には在圏チェックを有効に設定すると共にスリープタイマ値としてリリースタイマ値を設定するので、在圏チェックが有効に設定されている旨を検出し(ステップT3にて「YES」)、在圏チェックタイマをスタートさせると共にスリープタイマをスタートさせる(ステップT4)。
次いで、制御部16は、在圏チェックタイマのカウント値が予め規定されている規定値に到達したか否かを判定し且つスリープタイマのカウント値がスリープタイマ値に到達したか否かを判定すると共に(ステップT5)、ウェイクアップ回路部17からウェイクアップパルスが入力されたか否かを判定する(ステップT6)。
ここで、制御部16は、ウェイクアップ回路部17からウェイクアップパルスが入力された旨を検出すると(ステップT6にて「YES」)、その入力されたウェイクアップパルスが規定条件を満たしているか否かを判定し(ステップT7)、その入力されたウェイクアップパルスが規定条件を満たしている旨を検出すると(ステップT7にて「YES」)、在圏チェックタイマをリスタートさせ(ステップT8)、上記したステップT5,T6に戻る。
これに対して、制御部16は、在圏チェックタイマのカウント値が規定値に到達し且つスリープタイマのカウント値がスリープタイマ値に到達した旨を検出すると(ステップT5にて「YES」)、メイン制御回路2のスリープ状態からウェイクアップ状態への移行を許可して待機する(ステップT9)。
すなわち、メイン制御回路2は、路上機20との狭域無線通信を正常に終了した場合には、在圏チェックを有効に設定すると共にスリープタイマ値としてリリースタイマ値を設定してウェイクアップ状態からスリープ状態へ移行する。一方、ウェイクアップ制御回路3は、在圏チェックが有効に設定されると共にスリープタイマ値としてリリースタイマ値が設定されると、車両が狭域無線通信エリア内に滞在しているか否かを判定すると共にリリースタイマ値に相当する時間が経過したか否かを判定し、車両が狭域無線通信エリア内に滞在している旨を検出すると、メイン制御回路2のスリープ状態を継続し、車両が狭域無線通信エリア内に滞在していない旨を検出すると共にリリースタイマ値に相当する時間が経過した旨を検出すると、メイン制御回路2のスリープ状態からウェイクアップ状態への移行を許可して待機する。
したがって、例えば車両が渋滞や事故などに巻込まれて狭域無線通信エリア内に長時間にわたって滞在している場合であっても、メイン制御回路2が路上機20との狭域無線通信を不要に再開してしまう(いわゆる二重通信を行ってしまう)ことを未然に回避することができる。また、車両が狭域無線通信エリア内から狭域無線通信エリア外へ移動すると共にリリースタイマ値に相当する時間が経過すると、メイン制御回路2のスリープ状態からウェイクアップ状態への移行を許可して待機するので、これ以後、スリープ状態からウェイクアップ状態への移行条件が満たされると(路上機20から無線信号が正常に受信されると)、メイン制御回路2がスリープ状態からウェイクアップ状態へ速やかに移行されることにより、メイン制御回路2が路上機20との狭域無線通信を速やかに行うことができる。尚、この場合、スリープタイマ値として設定されるリリースタイマ値に相当する時間が本発明でいう所定待機時間である。
また、メイン制御回路2において、制御部7は、路上機20からFCMCが受信されるよりも先にウェイクアップタイマのカウント値が規定値に到達した旨を検出すると(ステップS4にて「YES」)、ウェイクアップタイマをストップさせると共にウェイクアップ回数をインクリメントし(ステップS14)、ウェイクアップ回数が予め規定されている規定回数に到達したか否かを判定する(ステップS15)。そして、制御部7は、ウェイクアップ回数が規定回数に到達していない旨を検出すると(ステップS15にて「NO」)、在圏チェックを無効に設定すると共にスリープタイマ値として「0秒」を設定してスリープ信号の出力をオフからオンに切替え(ステップS17)、メイン制御回路2をウェイクアップ状態からスリープ状態へ移行させる(ステップS13)。
この場合、ウェイクアップ制御回路3において、制御部16は、上記したようにウェイクアップ回数が規定回数に到達していない場合にはメイン制御回路2が在圏チェックを無効に設定すると共にスリープタイマ値として「0秒」を設定するので、在圏チェックが無効に設定されている旨を検出し(ステップT3にて「NO」)、在圏チェックタイマをスタートさせることはなく、スリープタイマをスタートさせ(ステップT10)、スリープタイマのカウント値がスリープタイマ値に到達したか否かを判定する(ステップT11)。
そして、制御部16は、スリープタイマのカウント値がスリープタイマ値に到達した旨を検出すると(ステップT11にて「YES」)、メイン制御回路2のスリープ状態からウェイクアップ状態への移行を許可して待機する(ステップT9)。つまり、ここでは、制御部16は、スリープタイマ値として「0秒」が設定されているので、メイン制御回路2のスリープ状態からウェイクアップ状態への移行を速やかに許可して待機する。
したがって、メイン制御回路2がスリープ状態からウェイクアップ状態へ移行したにも拘らず例えば前方の大型車両の影響による一時的な電波遮断または電波干渉が原因となって路上機20との狭域無線通信を開始することができなかった場合には、メイン制御回路2がウェイクアップ状態からスリープ状態へ速やかに移行することにより、メイン制御回路2がウェイクアップ状態を不要に継続してしまうことを未然に回避することができる。また、この場合は、在圏チェックが無効に設定されると共にスリープタイマ値として「0秒」が設定されるので、メイン制御回路2がウェイクアップ状態からスリープ状態へ移行した以後では、ウェイクアップ制御回路3においてスリープ状態からウェイクアップ状態への移行条件が満たされると、ウェイクアップ制御回路3がメイン制御回路2をスリープ状態からウェイクアップ状態へ速やかに移行させることにより、メイン制御回路2が路上機20との狭域無線通信を速やかに行うことができる(リトライすることができる)。
また、メイン制御回路2において、制御部7は、ウェイクアップ回数が規定回数に到達した旨を検出すると(ステップS15にて「YES」)、ウェイクアップ回数が規定回数に到達していない場合とは異なって、ウェイクアップ回数をクリアし(ステップS16)、在圏チェックを有効に設定すると共にスリープタイマ値として「0秒」を設定してスリープ信号の出力をオフからオンに切替え(ステップS18)、メイン制御回路2をウェイクアップ状態からスリープ状態へ移行させる(ステップS13)。
この場合、ウェイクアップ制御回路3において、制御部16は、上記したようにウェイクアップ回数が規定回数に到達した場合にはメイン制御回路2が在圏チェックを有効に設定すると共にスリープタイマ値として「0秒」を設定するので、在圏チェックが有効に設定されている旨を検出し(ステップT3にて「YES」)、これ以後、メイン制御回路2が路上機20との狭域無線通信を正常に終了した場合と同様にして、上記したステップT4〜T9の処理を行う。
したがって、この場合も、メイン制御回路2がウェイクアップ状態からスリープ状態へ速やかに移行することにより、メイン制御回路2がウェイクアップ状態を不要に継続してしまうことを未然に回避することができる。また、この場合は、在圏チェックが有効に設定されると共にスリープタイマ値として「0秒」が設定されるので、メイン制御回路2がウェイクアップ状態からスリープ状態へ移行した以後では、車両が狭域無線通信エリア内に滞在している間はウェイクアップ制御回路3がメイン制御回路2をスリープ状態からウェイクアップ状態へ移行させることはなく、車両が狭域無線通信エリア内から狭域無線通信エリア外へ移動した後に、スリープ状態からウェイクアップ状態への移行条件が満たされると、ウェイクアップ制御回路3がメイン制御回路2をスリープ状態からウェイクアップ状態へ速やかに移行させることにより、メイン制御回路2が路上機20との狭域無線通信を速やかに行うことができる。
また、メイン制御回路2において、制御部7は、車載通信機1のアプリケーションがFCMCのAIDに対応していない旨を検出すると(ステップS9にて「NO」)、この場合も、ウェイクアップ回数が規定回数に到達した場合と同様にして、在圏チェックを有効に設定すると共にスリープタイマ値として「0秒」を設定してスリープ信号の出力をオフからオンに切替え(ステップS18)、メイン制御回路2をウェイクアップ状態からスリープ状態へ移行させる(ステップS13)。
したがって、車載通信機1のアプリケーションがFCMCのAIDに対応していない狭域無線通信エリア内に車両が進入してメイン制御回路2が誤ってスリープ状態からウェイクアップ状態へ移行してしまった場合には、この場合も、メイン制御回路2がウェイクアップ状態からスリープ状態へ速やかに移行することになり、メイン制御回路2がウェイクアップ状態を不要に継続してしまうことを未然に回避することができる。また、この場合も、在圏チェックが有効に設定されると共にスリープタイマ値として「0秒」が設定されるので、メイン制御回路2がウェイクアップ状態からスリープ状態へ移行した以後では、車両が狭域無線通信エリア内に滞在している間はウェイクアップ制御回路3がメイン制御回路2をスリープ状態からウェイクアップ状態へ移行させることはなく、車両が狭域無線通信エリア内から狭域無線通信エリア外へ移動した後に、スリープ状態からウェイクアップ状態への移行条件が満たされると、ウェイクアップ制御回路3がメイン制御回路2をスリープ状態からウェイクアップ状態へ速やかに移行させることにより、メイン制御回路2が路上機20との狭域無線通信を速やかに行うことができる。
さらに、メイン制御回路2において、制御部7は、路上機20との狭域無線通信を正常に終了しなかった旨を検出すると(ステップS11にて「NO」)、この場合も、ウェイクアップ回数が規定回数に到達していない場合と同様にして、在圏チェックを無効に設定すると共にスリープタイマ値として「0秒」を設定してスリープ信号の出力をオフからオンに切替え(ステップS17)、メイン制御回路2をウェイクアップ状態からスリープ状態へ移行させる(ステップS13)。
したがって、例えば車両が狭域無線通信エリア内を高速で通過して路上機20との狭域無線通信を正常に終了しなかった場合に、メイン制御回路2がウェイクアップ状態を不要に継続してしまうことを未然に回避することができる。また、この場合も、在圏チェックが無効に設定されると共にスリープタイマ値として「0秒」が設定されるので、メイン制御回路2がウェイクアップ状態からスリープ状態へ移行した以後では、車両が狭域無線通信エリア内に滞在しているか否かに関係なく、スリープ状態からウェイクアップ状態への移行条件が満たされると、ウェイクアップ制御回路3がメイン制御回路2をスリープ状態からウェイクアップ状態へ速やかに移行させることにより、メイン制御回路2が路上機20との狭域無線通信を速やかに行うことができる(リトライすることができる)。
ところで、以上に説明した一連の処理では、メイン制御回路2において、制御部7は、路上機20との狭域無線通信を正常に終了しなかった場合に、在圏チェックを無効に設定すると共にスリープタイマ値として「0秒」を設定してスリープ信号の出力をオフからオンに切替えるものであるが、図5に示すように、路上機20との狭域無線通信を正常に終了しなかった場合に、スリープ信号の出力をオフからオンに切替えることなく、上記したステップS2に戻っても良い。
つまり、メイン制御回路2は、路上機20との狭域無線通信を正常に終了しなかった場合に、図3に説明した一連の処理では、ウェイクアップ状態からスリープ状態へ一旦移行し、スリープ状態からウェイクアップ状態への移行条件が満たされると、スリープ状態からウェイクアップ状態へ移行されることになるが、図5に説明した一連の処理では、ウェイクアップ状態からスリープ状態へ移行することなく、ウェイクアップタイマを速やかにスタートさせて周波数スキャンを再開することになる。
これは、車両が例えば狭域無線通信エリア内のデッドポイント(路上機20から送信された無線信号の受信状態が劣悪な区域)を走行してしまい、一時的に狭域無線通信が異常終了してスリープ状態からウェイクアップ状態への移行を速やかに試みようとした場合を考慮したものである。つまり、図3に説明した一連の処理では、メイン制御回路2がウェイクアップ状態からスリープ状態へ一旦移行するので、メイン制御回路2がウェイクアップ状態からスリープ状態へ移行した直後に車両が狭域通信エリア内のデッドポイントを抜けたとしても、ウェイクアップ制御回路3がメイン制御回路2をスリープ状態からウェイクアップ状態へ移行させるまでに時間がかかる(メイン制御回路2の起動に時間がかかる)場合には、周波数スキャンを行って通信を再開するまでに時間がかかってしまう虞があり、最悪な場合では通信を正常終了することができないまま狭域無線通信エリアを通り抜けてしまうという場合も考えられる。しかしながら、これに対して、図5に説明した一連の処理では、メイン制御回路2がウェイクアップ状態からスリープ状態へ一旦移行することなく、メイン制御回路2がウェイクアップ状態を継続するので、車両が一時的に狭域無線通信エリア内のデッドポイントを走行してしまったとしても、周波数スキャンを速やかに再開することができる利点がある。
以上に説明したように第1の実施形態によれば、車載通信機1において、ウェイクアップ制御回路3は、メイン制御回路2が路上機20との狭域無線通信を正常に終了してウェイクアップ状態からスリープ状態へ移行すると、車両が狭域無線通信エリア内に滞在するか否かを判定すると共にリリースタイマ値に相当する時間が経過したか否かを判定し、車両が狭域無線通信エリア内に滞在している旨を検出すると、メイン制御回路2のスリープ状態を継続するように構成したので、メイン制御回路2が路上機20との狭域無線通信を正常に終了した場合に、例えば車両が渋滞や事故などに巻込まれて狭域無線通信エリア内に長時間にわたって滞在している場合であっても、メイン制御回路2が路上機20との狭域無線通信を不要に再開してしまうことを未然に回避することができ、機器全体の低消費電力化を適切に実現することができる。
また、車載通信機1において、ウェイクアップ制御回路3は、車両が狭域無線通信エリア内に滞在していないと共にリリースタイマ値に相当する時間が経過した旨を検出すると、メイン制御回路2のスリープ状態からウェイクアップ状態への移行を許可して待機するように構成したので、車両が狭域無線通信エリア内から狭域無線通信エリア外へ移動すると共にリリースタイマ値に相当する時間が経過し、これ以後、スリープ状態からウェイクアップ状態への移行条件が満たされると、ウェイクアップ制御回路3がメイン制御回路2をスリープ状態からウェイクアップ状態へ速やかに移行させることにより、メイン制御回路2が路上機20との狭域無線通信を速やかに行うことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図6を参照して説明する。尚、上記した第1の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。上記した第1の実施形態は、メイン制御回路2の制御部7に動作クロックを供給する発振器15がメイン制御回路2に組込まれている構成であるが、これに対して、この第2の実施形態は、メイン制御回路の制御部に動作クロックを供給する発振器がメイン制御回路とは別体に設けられている。
すなわち、図6において、車載通信機31は、メイン制御回路22と、ウェイクアップ制御回路33と、スイッチ部4,5と、電力供給部6との他に、発振器34と、スイッチ部35とを備えている。この場合、スイッチ部35は、ウェイクアップ制御回路33の制御部16からのウェイクアップ信号の出力がオフからオンに切替わると、発振器34からの動作クロックをメイン制御回路22に供給させ、一方、制御部6からのウェイクアップ信号の出力がオンからオフに切替わると、発振器34からの動作クロックの供給を停止する。つまり、メイン制御回路22は、ウェイクアップ信号の出力がオフからオンに切替えられると、スリープ状態からウェイクアップ状態へ移行されるのと略同時に発振器34からの動作クロックの供給が開始される。
以上に説明したように第2の実施形態によれば、車載通信機31において、メイン制御回路22がスリープ状態からウェイクアップ状態へ移行されるのと略同時に発振器34からメイン制御回路22への動作クロックの供給が開始されるように構成したので、上記した第1の実施形態に記載したものとは異なって、メイン制御回路22における動作クロックを速やかに安定させることができ、メイン制御回路22におけるウェイクアップ状態の起動を速やかに実現することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図7を参照して説明する。尚、上記した第2の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。この第3の実施形態は、メイン制御回路の制御部とウェイクアップ制御回路の制御部とに動作クロックを供給する発振器がメイン制御回路とウェイクアップ制御回路とは別体に設けられている。
すなわち、図7において、車載通信機41は、メイン制御回路22と、ウェイクアップ制御回路42と、スイッチ部4,5,35と、電力供給部6との他に、発振器43とを備えている。この場合も、メイン制御回路22は、ウェイクアップ信号の出力がオフからオンに切替えられると、スリープ状態からウェイクアップ状態へ移行されるのと略同時に発振器43からの動作クロックの供給が開始される。また、発振器43は、動作クロックをメイン制御回路22の制御部7に供給すると共にウェイクアップ制御回路42の制御部16にも供給する。
以上に説明したように第3の実施形態によれば、車載通信機41において、メイン制御回路22がスリープ状態からウェイクアップ状態へ移行されるのと略同時に発振器43からメイン制御回路22への動作クロックの供給が開始されるように構成したので、上記した第2の実施形態に記載したものと同様にして、メイン制御回路22における動作クロックを速やかに安定させることができ、メイン制御回路22におけるウェイクアップ状態の起動を速やかに実現することができる。また、この場合は、メイン制御回路22とウェイクアップ制御回路42とで発振器43を共有していることにより、部品点数の削減と低消費電力化をも実現することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
車載通信機1,31,41として、ETC車載器を適用する構成であっても良いし、車両のナンバープレートに取付可能なスマートプレートを適用する構成であっても良い。また、電源として電池21が利用される構成に限らず、電源として車両に搭載されているカーバッテリが利用される構成であっても良い。
メイン制御回路2とウェイクアップ制御回路3とがアンテナ10を共有する構成に限らず、メイン制御回路2とウェイクアップ制御回路3との各々が専用のアンテナを用いる構成であっても良い。
メイン制御回路2の制御部7は、例えばスタンバイモード(パワーセーブモード)を利用することにより、それ自体で低消費電力化を実現可能な構成であっても良い。
発振器15,18の代わりに、振動子や発振回路を採用しても良い。
図面に示した回路構成は、機能毎に分けたブロック構成を示したものであり、実際の車載通信機の機器構成にあたっては、この構成に限ったものでなくても良い。例えば図1の構成において、メイン制御回路2のRF受信部8、RF送信部9、スイッチ部11とウェイクアップ制御回路3のウェイクアップ回路部17とを集積化して1チップとする構成であっても良く、また、メイン制御回路2の通信制御部12と制御部7とメモリ13とウェイクアップ制御回路3の制御部16とを集積化して1チップとする構成であっても良い。
本発明の第1の実施形態を示す機能ブロック図 ウェイクアップパルスの出力パターンを示す図 メイン制御回路の制御部が行う処理を表すフローチャート ウェイクアップ制御回路の制御部が行う処理を表すフローチャート 図3相当図 本発明の第2の実施形態を示す機能ブロック図 本発明の第3の実施形態を示す機能ブロック図
符号の説明
図面中、1は車載通信機、2はメイン制御回路、3はウェイクアップ制御回路、20は路上機、21は電池(電源)、31は車載通信機、32はメイン制御回路、33はウェイクアップ制御回路、34は発振器、41は車載通信機、42はウェイクアップ制御回路、43は発振器である。

Claims (7)

  1. ウェイクアップ状態で路上機との狭域無線通信を狭域無線通信エリア内で行うことが可能なメイン制御回路と、前記メイン制御回路をスリープ状態からウェイクアップ状態へ移行させることが可能なウェイクアップ制御回路とを備えてなる車載通信機であって、
    前記ウェイクアップ制御回路は、前記メイン制御回路が路上機との狭域無線通信を正常に終了してウェイクアップ状態からスリープ状態へ移行した後に、車両が狭域無線通信エリア内に滞在しているか否かを判定し、車両が狭域無線通信エリア内に滞在している旨を検出した場合に、前記メイン制御回路のスリープ状態からウェイクアップ状態への移行を抑制することを特徴とする車載通信機。
  2. 請求項1に記載した車載通信機において、
    前記ウェイクアップ制御回路は、前記メイン制御回路が路上機との狭域無線通信を正常に終了してウェイクアップ状態からスリープ状態へ移行した後に、車両が狭域無線通信エリア内に滞在しているか否かを判定すると共に所定待機時間が経過したか否かを判定し、車両が狭域無線通信エリア内に滞在していない旨を検出すると共に所定待機時間が経過した旨を検出した場合に、前記メイン制御回路のスリープ状態からウェイクアップ状態への移行を許可することを特徴とする車載通信機。
  3. 請求項1または2に記載した車載通信機において、
    前記ウェイクアップ制御回路は、外部から車載通信機に受信された無線信号における立上がりのエッジ同士のエッジ間隔が規定範囲内にあるか否かを判定し、その条件が満たされた無線信号が規定回数受信されたか否かを判定することにより、路上機からの無線信号が車載通信機に受信されたか否かを判定し、車両が狭域無線通信エリア内に滞在しているか否かを判定することを特徴とする車載通信機。
  4. 請求項1または2に記載した車載通信機において、
    前記ウェイクアップ制御回路は、外部から車載通信機に受信された無線信号における立上がりのエッジから立下がりのエッジに至るまでのパルス幅が規定範囲内にあるか否かを判定すると共に立下がりのエッジから立上がりのエッジに至るまでのインターバル区間幅が規定範囲内にあるか否かを判定し、その条件が満たされた無線信号が規定回数受信されたか否かを判定することにより、路上機からの無線信号が車載通信機に受信されたか否かを判定し、車両が狭域無線通信エリア内に滞在しているか否かを判定することを特徴とする車載通信機。
  5. 請求項1または2に記載した車載通信機において、
    前記ウェイクアップ制御回路は、外部から車載通信機に受信された無線信号における立上がりのエッジから立下がりのエッジに至るまでのパルス幅が規定範囲内にあるか否かを判定すると共に立上がりのエッジ同士または立下りのエッジ同士のエッジ間隔が規定範囲内にあるか否かを判定し、その条件が満たされた無線信号が規定回数受信されたか否かを判定することにより、路上機からの無線信号が車載通信機に受信されたか否かを判定し、車両が狭域無線通信エリア内に滞在しているか否かを判定することを特徴とする車載通信機。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載した車載通信機において、
    前記メイン制御回路は、当該メイン制御回路とは別体に設けられた発振器から動作クロックが供給され、
    前記ウェイクアップ制御回路は、前記メイン制御回路をスリープ状態からウェイクアップ状態へ移行させるのと略同時に前記発振器から前記メイン制御回路への動作クロックの供給を開始させることを特徴とする車載通信機。
  7. 請求項1ないし5のいずれかに記載した車載通信機において、
    前記メイン制御回路と前記ウェイクアップ制御回路とは、当該メイン制御回路と当該ウェイクアップ制御回路とは別体に設けられた同一の発振器から動作クロックが供給され、
    前記ウェイクアップ制御回路は、前記メイン制御回路をスリープ状態からウェイクアップ状態へ移行させるのと略同時に前記発振器から前記メイン制御回路への動作クロックの供給を開始させることを特徴とする車載通信機。

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