JP2005259359A - フラット型ケーブル、板状ケーブルシート、板状ケーブルシート製造方法 - Google Patents

フラット型ケーブル、板状ケーブルシート、板状ケーブルシート製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 この発明の目的は、柔軟な配線が可能なフラット型ケーブルを提供することにある。
【解決手段】 フラット型ケーブルは、信号線と、信号線を埋設するように形成される可塑性の薄型誘電体シートと、その誘電体シートを厚さ方向に挟んで信号線の長さ方向と平行に延びて互いに隔置された2つのグランド層と、グランド層が露出しないようにグランド層を覆う絶縁体とから構成される。信号線の断面寸法、誘電体シートの厚さおよび比誘電率等は、所定の値の特性インピーダンスとなるように調整される。また、グランド層の幅は、信号線に対して十分幅広となるように設定される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、フラット型ケーブルおよびフラット型ケーブルの製造方法に関し、特に、低コストで製造でき、高密度の実装が可能なフラット型ケーブルに関する。
近年、高周波を発信する様々な種類の電子機器が開発されるに従って、これらの電子機器の普及が進み、1つのオフィスや家庭内で多くの数の電子機器が使われる様になった。一方、こうした電子機器では高周波信号用のケーブルとして、同軸ケーブルが広く用いられている。
図15には、従来の同軸ケーブルの構造が示されている。同軸ケーブル120の中心には信号線121が配置され、その周りに誘電体122が配置される。さらにその誘電体122の周りにグランド層123が配置され、最外周は絶縁体124で覆われる。このように、同軸ケーブル120の断面は円になるため、ケーブルを薄型低背にすることができず、結果的に大きな径を持つものとなってしまい、高密度実装には適さない。さらに、各層を円筒型に形成・積層しなければならないため、加工操作が煩雑で製造コストを抑えることが困難である。
上記問題点を解決するために、特許文献1や特許文献2において、液晶ポリマーを用いたフラット型ケーブル内に複数の信号線を配置する構造が提案されている。
特開2001−135974号公報 特開平11−162267号公報
また、特許文献3では、高周波用の伝送線路をプリント配線基板上に形成する方法が提案されている。
特開2002−111233号公報
しかしながら、上記特許文献1や特許文献2に示すようなフラット型ケーブルでは、高周波の信号を伝送するのには適していない。それは、高周波の信号においては、特性インピーダンスを所定の値に設定し通過損失を低減するため、信号線の切断面の寸法や誘電体の厚さ等が所定の値に調整されていなければならないからである。また、ケーブルから信号がもれ出るのを防ぐために、グランド層は信号線に対して十分に幅広でなくてはならない。
また、上記特許文献3のような、高周波用の伝送線路をプリント配線基板上に形成する方法では、各々の伝送線路を自由に曲げて配線することができないため、ケーブルとしての利用には適していない。
従って、この発明の目的は、柔軟な配線が可能なフラット型ケーブルを提供することにある。また、この発明のさらなる目的は、特性インピーダンスが所定の値になるように信号線等の断面寸法を調整し、かつ信号線に対して十分幅広なグランド層を有するフラット型ケーブルを提供することにある。
さらに、この発明の目的は、低コストで製造が可能なフラット型ケーブルを提供することにある。
第1の実施態様に係る発明は、信号線と、信号線を埋設するように形成される誘電体シートと、誘電体シートを厚さ方向に挟んで信号線の長さ方向と平行に延び、互いに隔置された2つのグランド層と、グランド層が露出しないようにグランド層を覆う第1の絶縁体とを有するよう構成されたフラット型ケーブルである。
第2の実施態様に係る発明は、誘電体シートと、誘電体シート上に、誘電体シートの長さ方向とほぼ平行に配置された信号線と、誘電体シート上に、誘電体シートの長さ方向とほぼ平行に、かつ信号線から離れて配置された第1のグランド層と、誘電体シート上に、誘電体シートの長さ方向とほぼ平行に、かつ信号線を挟んで第1のグランド層の反対側に、信号線から離れて配置された第2のグランド層と、信号線、第1のグランド層、および第2のグランド層が配置された誘電体シートの上側および下側に配置された絶縁体とを有するよう構成されたフラット型ケーブルである。
第3の実施態様に係る発明は、互いに隔置された複数の信号線と、各信号線について、信号線を埋設するように形成される誘電体シートと、誘電体シートを厚さ方向に挟んで信号線の長さ方向と平行に延び、互いに隔置された2つのグランド層と、グランド層が露出しないようにグランド層を覆う絶縁体とを有し、誘電体シートは全ての信号線にわたって一体的に形成され、かつ絶縁体は全ての信号線にわたって一体的に形成されている板状ケーブルシートである。
第4の実施態様に係る発明は、互いに隔置された複数の信号線と、各信号線について、信号線を埋設するように形成される誘電体シートと、誘電体シートを厚さ方向に挟んで信号線の長さ方向と平行に延び、互いに隔置された2つのグランド層と、グランド層が露出しないようにグランド層を覆う第1の絶縁体と、第1の絶縁体を厚さ方向に挟んで信号線の長さ方向と平行に延び、互いに隔置された2つのシールド層と、シールド層が露出しないようにシールド層を覆う第2の絶縁体とを有し、誘電体シートは全ての信号線にわたって一体的に形成され、第2の絶縁体は全ての信号線にわたって一体的に形成されている板状ケーブルシートである。
第5の実施態様に係る発明は、(a)第1の誘電体上に金属膜を積層する第1の積層ステップと、(b)第1の誘電体の上部を加工する第1の加工ステップと、(c)第1の誘電体の下部を加工する第2の加工ステップとを有し、第1の加工ステップが、(b1)金属膜に対して、複数の互いにほぼ平行な信号線を形成するようにエッチングを行う第1のエッチングステップと、(b2)第1のエッチングステップでエッチングされた表面に第2の誘電体を積層する第2の積層ステップと、(b3)第2の積層ステップで積層された第2の誘電体の上側に金属薄膜を積層する第3の積層ステップと、(b4)第3の積層ステップで積層された金属薄膜を、複数の隔置されたグランド層として形成し、各グランド層は、信号線の上部に位置づけられるようにエッチングを行う第2のエッチングステップと、(b5)第2のエッチングを行った表面に絶縁体を積層する第4の積層ステップとを含み、第2の加工ステップが、(c1)第1の誘電体の下側に金属薄膜を積層する第5の積層ステップと、(c2)第5の積層ステップで積層された金属薄膜を、複数の隔置されたグランド層として形成し、各グランド層は、信号線の下部に位置づけられるようにエッチングを行う第3のエッチングステップと、(c3)第3のエッチングを行った表面に絶縁体を積層する第6の積層ステップとを含み、第1の加工ステップと第2の加工ステップは任意の順序で行われる板状ケーブルシート製造方法である。
この発明によれば、特性インピーダンスが所定の値となるように、信号線の切断面の寸法や誘電体の厚さ等が所定の値に調整され、また、信号線に対して十分幅広なグランド層と、可塑性を有する誘電体シートからなるフラット型ケーブルが、低い製造コストで提供される。また、このようなフラット型ケーブルを用いることにより、電子機器を小型化することができる。
たとえば、無線機能を内蔵する小型モバイル機器(たとえば、ノート型パソコン)では、アクセスポイントに対して信号の送受信感度を高めるために、アンテナ部を、たとえば液晶ディスプレイの上部(かつ液晶パネルの内側)に配置し、キーボードの下側に無線通信モジュールを配置する。この発明のフラット型ケーブルは、当該アンテナと無線通信モジュールとの間をつなぐ用途に用いられ、両者間で、たとえば、2.4GHzといった高周波の信号を伝送する。近年、モバイル機器の小型化がますます進んできているが、この発明のフラット型ケーブルを用いることによって、わずかなスペースで無線機能を上記モバイル機器に実装することが可能となる。
また、この発明のフラット型ケーブルは、リボン状のケーブルであるため、敷設にわずかなスペースしか必要でないことに加え、たとえば、液晶ディスプレイの折り曲げや、極めて制限された空間での敷設に対しても極めて柔軟に対応できる。
この発明のフラット型ケーブルは、たとえば、液晶ポリマー、またはテフロン基板のような曲げ可能な(可塑性を有する)誘電体(シート)の表面または内部に信号線を形成し、その周囲を誘電体を介して金属からなるグランド層で挟みこんで高周波の信号が伝達する伝送線路とする。また、誘電体シートの表面に、信号線を挟んで2つのグランド層を隔置する構成も考えられる。
高周波の信号が少ない損失で伝達するためには、信号線の形状や誘電体の比誘電率等によって決まる特性インピーダンスが所定の値、たとえば50Ωであることが必要である。また、ケーブルから信号がもれ出るのを防ぐため、グランド層は信号線に対して十分に幅広でなくてはならない。さらに、ケーブルからの信号輻射を抑え、同時に外部の電磁ノイズが与える信号線への影響を低減するためには、信号線とグランド層が対になった伝送線路の周囲をさらに金属からなるシールド層によって覆うことが効果的である。
以下に、この発明の具体的な実施形態について説明する。これらの実施形態は、上記考察による各条件を考慮して考えられたものである。
この発明の第1の実施形態のフラット型ケーブルの構造を図1に示す。ケーブル10は、ストリップライン構造を有する高周波ケーブルである。このケーブルはフラットな形状であるため、従来の同軸ケーブルよりも薄型低背にすることが可能である。また、誘電体の厚みを薄くし、グランド層の幅を信号線の幅に比べて十分大きくすることで、グランド層のない側面部からの信号輻射を抑えることができる。特性インピーダンスは、信号線の断面の寸法、および誘電体の比誘電率等に依存し、ここでは、特性インピーダンスが50Ωになるよう設計される。
ケーブル10の構造は、より具体的には、信号線11が、薄型の誘電体シート12の中に埋設され、誘電体シート12の上面および下面に、信号線11の幅より十分幅広なグランド層13が配置される。グランド層13を介して回路が不用意にショートするのを防ぐため、ケーブルの外側は絶縁体14の膜で覆われる。2つのグランド層は、外部に露出しないように絶縁体14の膜で覆われる。従って、ケーブル10の側部は、誘電体シート12と絶縁体14で構成される。
ここで、誘電体シート12は、たとえば可塑性を有する材料で構成される。このことにより、ケーブル10は比較的自由に曲げることができ、複雑な敷設経路への対応や、回転・開閉機構への敷設が可能となる。
ここで、第1の実施形態のケーブル10のようなストリップ線路の特性インピーダンスの求め方について説明する。ケーブル10は、前述のように、こうして求められる特性インピーダンスが、たとえば50Ωになるように設計される。図2は、ストリップ線路の構造を模式的に表したものである。ストリップ線路20は、信号線21、誘電体シート22、およびグランド層23からなる。また、ここで、グランド層23の幅をw、誘電体シート22の高さをh、信号線21の断面の幅をa、高さをbとし、誘電体シート22の比誘電率をεrとする。
そうすると、グランド層23の幅wが信号線21の断面の幅aよりも十分大きいとき、特性インピーダンスZ0は、以下の式1によって近似的に表される。
0=(60/(εr1/2)ln(4h/(0.67πa(0.8+(b/a)))) ・・・(式1)
図3および図4は、上記第1の実施形態のフラット型ケーブルの製造方法を示した図である。図3Aでは、精度を要する信号線11がエッチング等によって形成され、その信号線11の上下両側を、誘電体シート12および金属薄膜で積層する。信号線11の材料は、たとえば銅である。
次に、図3Bで示すように、エッチング等によって上記金属薄膜を加工することによって、グランド層13を形成する。グランド層13は、上述したように、信号線11の幅より十分幅広の幅で加工される。
最後に、図3Cに示すように、上下両面に絶縁体14の層を形成する。これで、複数のケーブルを含む1つの板状ケーブルシート30が形成されることになる。
その後、図4に示すように、図3の製造工程によって形成された板状ケーブルシート30を、たとえば、AおよびBを結ぶ点線に沿って短冊状に切り分けることで、図1に示したようなフラット型ケーブル10が複数得られる。このようにして、特性の良い高周波ケーブルを低コストで大量に作ることができる。切断面に金属が現れないように、グランド層は切断される箇所に配置されないように、切断の間隔よりも狭くなるように形成することが望ましい。
次に、第2の実施形態のフラット型ケーブルについて、図5を参照して説明する。図5のケーブル40は、信号線41、誘電体シート42、グランド層43、シールド層44、および絶縁体45を含んでいる。信号線41は、誘電体シート42の中に埋設され、誘電体シート42の上面および下面に、信号線41の幅より十分幅広なグランド層43が配置される。その外側は、上下とも絶縁体45に覆われ、さらにその外側にシールド層44が配置され、そのシールド層44も絶縁体45に覆われる。
この実施形態は、第1の実施形態のケーブル10の外側に、さらにシールド層44と絶縁体45を配置した形になっている。これによって、信号輻射が一層抑止され、外部の電磁ノイズが信号線に与える影響が軽減されうる。また、グランド層43とシールド層44は、外部に露出しないように形成される。従って、ケーブル40の側部は、誘電体シート42および絶縁体45で構成される。
ケーブル40は、図3および図4で示したのと同様の手順で製造されうる。ただし、板状ケーブルシートの形成については、図3の板状ケーブルシート30の製造の後、シールド層44の積層とエッチング、および最外部の絶縁体45の積層の各プロセスが行われる。また、誘電体シート42は、たとえば可塑性を有する材料で構成される。
次に、第3の実施形態のフラット型ケーブルについて、図6を参照して説明する。図6のケーブル50は、信号線51とグランド層53を同一平面(誘電体シート52)上に配置したコプレーナ構造を有するケーブルの実施例である。信号線51とグランド層53が同じ平面、すなわち誘電体シート52上にあるため、構造が簡単で、より低コストで製造することが可能である。
ケーブル50は、信号線51、誘電体シート52、グランド層53、および絶縁体54からなる。上述のように、誘電体シート52の上に信号線51と2つのグランド層53が、ケーブル50の長手方向にほぼ並行に、かつ互いに接することなく配される。また、グランド層53は、信号線51の両側に敷設され、ケーブル50の長手方向に直交する断面においては、各グランド層53の幅が、信号線51の幅に対して十分広く取られている。
このようにして配置された信号線51、誘電体シート52、およびグランド層53の上面および下面は、絶縁体54によって覆われる。
このケーブル50についても、図3および図4に示すような製造方法で製造することができる。この場合、信号線51とグランド層53の積層およびエッチングは同じプロセスで実行されうる。また、誘電体シート52は、たとえば可塑性を有する材料で構成される。
ここで、コプレーナ線路(CPW:Coplanar Waveguide)の特性インピーダンスは、使用する誘電体シートの比誘電率と厚さ、および導体の厚さと幅等によって決定され、比誘電率の高い材料の誘電体シートを用いれば、回路の小型化が実現できる。図7に示されたコプレーナ線路60は、図6に示した第3の実施形態に係るケーブル50と同様の構造のものである。コプレーナ線路60は、信号線61、誘電体シート62、グランド層63、および絶縁体64からなる。誘電体シート62の比誘電率をεr、誘電体シート62の厚さをh、信号線61の断面の幅(線路幅)をs、信号線61の線路の加工時の幅をwとする。
この場合、特性インピーダンスZ0は、上記各値を基に所定の式で近似され得る。また、所定のシミュレーターを用いて計算することも可能である。
次に、第4の実施形態のフラット型ケーブルについて、図8を参照して説明する。図8のケーブル70は、フラット型ケーブルの端部(端子部分)を示したものである。ケーブル70は、信号線71、誘電体シート72、グランド層73、および絶縁体74からなる。このケーブル70は、スルーホール75、76を有している。ケーブルの側部ではグランド層73が露出しているが、第1の実施形態ないし第3の実施形態のフラット型ケーブルを用いることもできる。
回路基板と電気的に接続されるように、一方のグランド層73は、その端部において、絶縁体74で覆われていない。4つのスルーホール75は、2つのグランド層73を電気的に接続する。スルーホール76は、信号線71と接続して、信号線71からの信号を外部に伝えるための端子を形成する。端子は、図8に示したケーブル70の上側に現されている。この例では、4つのスルーホール75が形成されているが、これ以上、あるいはこれ以下の数のスルーホール75を設けることも可能である。スルーホール75は、2つのグランド層73の電位を等しく保つこと等を目的として設けられる。
スルーホールには、たとえば、誘電体シートを挟んだ2枚のグランド層に孔を開け、その中に導電性ペースト(たとえば、銀ペーストや銅ペースト)を充填して2枚のグランド層を電気的に接続するものや、孔の内側の側面に導電性物質をメッキ等して2枚のグランド層を電気的に接続するもの等、さまざまな方法がある。図8に示す例では、前者の形態のスルーホールが用いられている。
このケーブル70についても、図3および図4に示す製造方法によって製造可能である。また、スルーホール75およびスルーホール76についての穿孔は、単一プロセスで実施されうる。誘電体シート72は、たとえば可塑性を有する材料で構成される。
図9は、図8のケーブル70を図8に示した矢印Aの方向に見た図である。各スルーホール75は、上のグランド層73から下のグランド層73まで延び、これらを電気的に接続する。スルーホール76は、上のグランド層73から下部に伸びているが、スルーホール76の接する上のグランド層73は、スルーホール76を中心として同心円状に配置される空間部80によって周りのグランド層73から隔離される。スルーホール76の下部では、ちょうどグランド層73を円形にくり抜くようにして形成された空間部81があり、スルーホール76と下のグランド層73は接触しないようになっている。また、空間部81を、空間部80と同様の形状で構成しても良い。
また、スルーホール76は、信号線71と接続される。図9では、信号線71が、奥から、スルーホール76の位置まで延びている。ケーブル70をこのように構成すれば、回路基板上のグランドと、絶縁体74に覆われていない上のグランド層73のうち、空間部80の外側の何れかの部分を接続し、回路基板上の信号入出力部と、空間部80に囲まれた上のグランド層73の何れかの部分を接続することによって、回路基板とケーブル70の電気的接続が達成される。上記接続は、たとえば半田付けによって行われる。また、カシメ等によって機械的に接触、または接合させることによって、回路基板とケーブル70との接続を行っても良い。
次に、図10を参照して、この発明の第5の実施形態に係るフラット型ケーブルについて説明する。図10には、この発明に係るケーブル85が、そのケーブル85に電気的に接続されているコネクタ90とともに示されている。図10Aは正面図であり、図10Bは図10Aに示されたケーブル85およびコネクタ90の側面図である。
図10に示すケーブル85の端部には、コネクタ90が接続されており、コネクタ90のグランド端子91は、ケーブル85のグランド層88にカシメ等の方法によって接続され、コネクタ90の信号端子92は、ケーブル85の信号線86にカシメ等の方法によって接続される。グランド端子91は、2つのグランド層88に接続されることが望ましい。2つのグランド層88の電位を等しく保つことが好ましいからである。前述した第4の実施形態のように、コネクタ90の近くで、2つのグランド層を接続するスルーホールを設けるように構成することもできる。
このコネクタ90に適合した別のコネクタ(たとえば、コネクタ90の凹凸に嵌合するよう構成されたコネクタ)を回路基板上に設置し、コネクタ同士の接続を行うことによって、ケーブル85と回路基板との容易な接続が実現される。
また、ケーブル85をコネクタ90に差し込むことによって(図10Aの矢印Bの方向)、ケーブル85とコネクタ90を電気的に接続させるようにしてもよい。また、この場合、ケーブル85とコネクタ90を適宜、取り外し可能なように構成してもよい。
次に、図11および図12を参照して、第6の実施形態に係るフラット型ケーブルについて説明する。このケーブルは、ダイポールアンテナと一体的に形成されたケーブルである。図11Aは、ケーブル100の正面図であり、図11Bは、図11Aの一点鎖線Cにおけるケーブル100の断面図である。ケーブル100はT字型となっており、図11Bに示すように、先端がダイポールアンテナとして機能し、そのダイポールアンテナに接続されているのが、この発明のフラット型ケーブルである。さらに、図11Bから分かるように、フラット型ケーブルは、信号線101、誘電体シート102、グランド層103、および絶縁体104からなり、これらの各構成要素がダイポールアンテナの部分に延びている。
図12は、ダイポールアンテナの部分にまで延びるフラット型ケーブルの信号線101、誘電体シート102、グランド層103、および絶縁体104が、どのように配置されているかを示した図である。図12Aは、図11Bの矢印aの層(すなわち、一方のグランド層103)に沿った断面を示す図であり、図12Bは、図11Bの矢印bの層(すなわち、信号線101)に沿った断面を示す図であり、図12Cは、図11Bの矢印cの層(すなわち、他方のグランド層103)に沿った断面を示す図である。
図12Aに示すように、一方のグランド層103は、フラット型ケーブルからダイポールアンテナの部分の左方向に延びている。また、図12Bは、グランド層103より幅が狭い信号線101が、フラット型ケーブルからダイポールアンテナの部分の右側に延びていることを示している。図12Cは、他方のグランド層103がダイポールアンテナの部分に延びている様子が示されているが、この態様は、実質的に図12Aと同じである。
このケーブル100のアンテナ部以外の部分は、図3および図4に示す製造法によって製造されうる。また、誘電体シート102は、たとえば可塑性を有する材料で構成される。
次に、図13および図14を参照して、第7の実施形態に係るフラット型ケーブルについて説明する。このケーブルは、スリーブアンテナと一体的に形成されたケーブルである。図13Aは、ケーブル110の正面図であり、図13Bは、一点鎖線Dにおけるケーブル110の断面図である。ケーブル110は短冊状の形状であり、図13Bに示すように、先端がスリーブアンテナとして機能し、そのスリーブアンテナに接続されているのが、この発明のフラット型ケーブルである。さらに、図13Bから分かるように、フラット型ケーブルは、信号線111、誘電体シート112、グランド層113、および絶縁体114からなり、これらの各構成要素が、そのままスリーブアンテナの部分に延びている。
図14は、スリーブアンテナの部分にまで延びるフラット型ケーブルの信号線111、誘電体シート112、グランド層113、および絶縁体114が、どのように配置されるかを示した図である。図14Aは、図13Bの矢印dの層(すなわち、一方のグランド層113)に沿った断面を示す図であり、図14Bは、図13Bの矢印eの層(すなわち、信号線111)に沿った断面を示す図であり、図14Cは、図13Bの矢印fの層(すなわち、他方のグランド層113)に沿った断面を示す図である。
図14Aに示すように、一方のグランド層113は、フラット型ケーブルからスリーブアンテナの部分のほぼ中間の位置まで延びている。また、図14Bは、グランド層113より幅が狭い信号線111が、フラット型ケーブルからスリーブアンテナの部分の最先端まで延びていることを示している。ただし、信号線111は、スリーブアンテナの部分のほぼ中間の位置から最先端までは、グランド層113の幅とほぼ同じ幅を有するよう構成される。図14Cは、他方のグランド層113がスリーブアンテナの部分に延びている様子が示されているが、この態様は、実質的に図14Aと同じである。
このケーブル100のアンテナ部以外の部分は、図3および図4に示す製造法によって製造されうる。また、誘電体シート102は、たとえば可塑性を有する材料で構成される。
上記のように、第6の実施形態と第7の実施形態に係るケーブルは、アンテナと一体的に形成されたケーブルであるが、この発明のフラット型ケーブルは、さまざまな形式のアンテナと一体的に形成することが可能であり、これらの実施例に限定されるものではない。このようなケーブルとアンテナを同一のプロセスによって同時に製造することも可能である。
この発明の第1の実施形態に係るフラット型ケーブルの構造を示す略線図である。 ストリップ線路の構造を模式的に表した略線図である。 この発明の第1の実施形態に係るフラット型ケーブルの製造方法を表す略線図である。 この発明の第1の実施形態に係るフラット型ケーブルの製造方法を表す略線図である。 この発明の第2の実施形態に係るフラット型ケーブルの構造を示す略線図である。 この発明の第3の実施形態に係るフラット型ケーブルの構造を示す略線図である。 コプレーナ線路の構造を模式的に表した略線図である。 この発明の第4の実施形態に係るフラット型ケーブルの構造を示す略線図である。 この発明の第4の実施形態に係るフラット型ケーブルを別の方向から見た略線図である。 この発明の第5の実施形態に係るフラット型ケーブルの構造を示す略線図である。 この発明の第6の実施形態に係るフラット型ケーブルの構造を示す略線図である。 この発明の第6の実施形態に係るフラット型ケーブルの断面構造を示す略線図である。 この発明の第7の実施形態に係るフラット型ケーブルの構造を示す略線図である。 この発明の第7の実施形態に係るフラット型ケーブルの断面構造を示す略線図である。 従来の同軸ケーブルの構造を示す略線図である。
符号の説明
10,40,50,70,85,100,110・・・フラット型ケーブル、30・・・板状ケーブルシート、11,41,51,71,86,101,111・・・信号線、12,42,52,72,87,102,112・・・誘電体シート、13,43,53,73,88,103,113・・・グランド層、14,45,54,74,89,104,114・・・絶縁体、44・・・シールド層、90・・・コネクタ、75,76・・・スルーホール

Claims (28)

  1. 信号線と、
    前記信号線を埋設するように形成される誘電体シートと、
    前記誘電体シートを厚さ方向に挟んで前記信号線の長さ方向と平行に延び、互いに隔置された2つのグランド層と、
    前記グランド層が露出しないように前記グランド層を覆う第1の絶縁体とを有することを特徴とするフラット型ケーブル。
  2. 請求項1に記載のフラット型ケーブルにおいて、
    前記フラット型ケーブルについて、所定の特性インピーダンスが得られるように、前記信号線の断面寸法、前記誘電体シートの厚さ、および前記誘電体シートの比誘電率が調整されていることを特徴とするフラット型ケーブル。
  3. 請求項1に記載のフラット型ケーブルにおいて、
    前記第1の絶縁体を厚さ方向に挟んで前記信号線の長さ方向と平行に延び、互いに隔置された2つのシールド層と、
    前記シールド層が露出しないように前記シールド層を覆う第2の絶縁体とを有することを特徴とするフラット型ケーブル。
  4. 請求項1に記載のフラット型ケーブルにおいて、
    前記誘電体シートが可塑性を有することを特徴とするフラット型ケーブル。
  5. 請求項1に記載のフラット型ケーブルにおいて、
    前記信号線の長さ方向と直交する第1の方向における前記グランド層の幅が、前記第1の方向における前記信号線の幅より十分長いことを特徴とするフラット型ケーブル。
  6. 請求項1に記載のフラット型ケーブルにおいて、
    前記2つのグランド層が、少なくとも1方の端部に配置された1以上のスルーホールによって接続されていることを特徴とするフラット型ケーブル。
  7. 請求項1に記載のフラット型ケーブルにおいて、
    一方の端部にアンテナ部が一体的に接続され、前記信号線および前記2つのグランド層が、前記アンテナ部に延びるよう構成されることを特徴とするフラット型ケーブル。
  8. 誘電体シートと、
    前記誘電体シート上に、前記誘電体シートの長さ方向とほぼ平行に配置された信号線と、
    前記誘電体シート上に、前記誘電体シートの長さ方向とほぼ平行に、かつ前記信号線から離れて配置された第1のグランド層と、
    前記誘電体シート上に、前記誘電体シートの長さ方向とほぼ平行に、かつ前記信号線を挟んで前記第1のグランド層の反対側に、前記信号線から離れて配置された第2のグランド層と、
    前記信号線、前記第1のグランド層、および前記第2のグランド層が配置された前記誘電体シートの上側および下側に配置された絶縁体とを有することを特徴とするフラット型ケーブル。
  9. 請求項8に記載のフラット型ケーブルにおいて、
    前記フラット型ケーブルについて、所定の特性インピーダンスが得られるように、前記信号線の断面寸法、前記誘電体シートの厚さ、および前記誘電体シートの比誘電率が調整されていることを特徴とするフラット型ケーブル。
  10. 請求項8に記載のフラット型ケーブルにおいて、
    前記誘電体シートが可塑性を有することを特徴とするフラット型ケーブル。
  11. 請求項8に記載のフラット型ケーブルにおいて、
    前記信号線の長さ方向と直交する第1の方向における前記グランド層の幅が、前記第1の方向における前記信号線の幅より十分長いことを特徴とするフラット型ケーブル。
  12. 請求項8に記載のフラット型ケーブルにおいて、
    前記第1のグランド層と前記第2のグランド層が、少なくとも1方の端部に配置された1以上のスルーホールによって接続されていることを特徴とするフラット型ケーブル。
  13. 請求項8に記載のフラット型ケーブルにおいて、
    一方の端部にアンテナ部が一体的に接続され、前記信号線および前記2つのグランド層が、前記アンテナ部に延びるよう構成されることを特徴とするフラット型ケーブル。
  14. 互いに隔置された複数の信号線と、
    前記各信号線について、
    前記信号線を埋設するように形成される誘電体シートと、
    前記誘電体シートを厚さ方向に挟んで前記信号線の長さ方向と平行に延び、互いに隔置された2つのグランド層と、
    前記グランド層が露出しないように前記グランド層を覆う絶縁体とを有し、
    前記誘電体シートは全ての信号線にわたって一体的に形成され、かつ前記絶縁体は全ての信号線にわたって一体的に形成されていることを特徴とする板状ケーブルシート。
  15. 請求項14に記載の板状ケーブルシートにおいて、
    前記板状ケーブルシートを裁断することによって、複数のフラット型ケーブルが得られ、前記フラット型ケーブルのそれぞれについて所定の特性インピーダンスが得られるように、前記各信号線の断面寸法、前記誘電体シートの厚さ、および前記誘電体シートの比誘電率が調整されていることを特徴とする板状ケーブルシート。
  16. 請求項14に記載の板状ケーブルシートにおいて、
    前記各信号線の間で、前記信号線の長さ方向に沿って前記グランド層が配置されていない領域が存在するよう形成され、
    前記裁断が、前記領域に沿って行われることを特徴とする板状ケーブルシート。
  17. 請求項14に記載の板状ケーブルシートにおいて、
    前記誘電体シートが可塑性を有することを特徴とする板状ケーブルシート。
  18. 請求項14に記載の板状ケーブルシートにおいて、
    前記信号線の長さ方向と直交する第1の方向における前記グランド層の幅が、前記第1の方向における前記信号線の幅より十分長いことを特徴とする板状ケーブルシート。
  19. 請求項14に記載の板状ケーブルシートにおいて、
    前記2つのグランド層が、少なくとも1方の端部に配置された1以上のスルーホールによって接続されていることを特徴とする板状ケーブルシート。
  20. 互いに隔置された複数の信号線と、
    前記各信号線について、
    前記信号線を埋設するように形成される誘電体シートと、
    前記誘電体シートを厚さ方向に挟んで前記信号線の長さ方向と平行に延び、互いに隔置された2つのグランド層と、
    前記グランド層が露出しないように前記グランド層を覆う第1の絶縁体と、
    前記第1の絶縁体を厚さ方向に挟んで前記信号線の長さ方向と平行に延び、互いに隔置された2つのシールド層と、
    前記シールド層が露出しないように前記シールド層を覆う第2の絶縁体とを有し、
    前記誘電体シートは全ての信号線にわたって一体的に形成され、前記第2の絶縁体は全ての信号線にわたって一体的に形成されていることを特徴とする板状ケーブルシート。
  21. 請求項20に記載の板状ケーブルシートにおいて、
    前記板状ケーブルシートを裁断することによって、複数のフラット型ケーブルが得られ、前記フラット型ケーブルのそれぞれについて所定の特性インピーダンスが得られるように、前記各信号線の断面寸法、前記誘電体シートの厚さ、および前記誘電体シートの比誘電率が調整されていることを特徴とする板状ケーブルシート。
  22. 請求項20に記載の板状ケーブルシートにおいて、
    前記各信号線の間で、前記信号線の長さ方向に沿って前記グランド層およびシールド層が配置されていない領域が存在するよう形成され、
    前記裁断が、前記領域に沿って行われることを特徴とする板状ケーブルシート。
  23. 請求項20に記載の板状ケーブルシートにおいて、
    前記誘電体シートが可塑性を有することを特徴とする板状ケーブルシート。
  24. 請求項20に記載の板状ケーブルシートにおいて、
    前記信号線の長さ方向と直交する第1の方向における前記グランド層の幅が、前記第1の方向における前記信号線の幅より十分長いことを特徴とする板状ケーブルシート。
  25. 請求項20に記載の板状ケーブルシートにおいて、
    前記2つのグランド層が、少なくとも1方の端部に配置された1以上のスルーホールによって接続されていることを特徴とする板状ケーブルシート。
  26. (a)第1の誘電体上に金属膜を積層する第1の積層ステップと、
    (b)前記第1の誘電体の上部を加工する第1の加工ステップと、
    (c)前記第1の誘電体の下部を加工する第2の加工ステップとを有し、
    前記第1の加工ステップが、
    (b1)前記金属膜に対して、複数の互いにほぼ平行な信号線を形成するようにエッチングを行う第1のエッチングステップと、
    (b2)前記第1のエッチングステップでエッチングされた表面に第2の誘電体を積層する第2の積層ステップと、
    (b3)前記第2の積層ステップで積層された第2の誘電体の上側に金属薄膜を積層する第3の積層ステップと、
    (b4)前記第3の積層ステップで積層された金属薄膜を、複数の隔置されたグランド層として形成し、各グランド層は、前記信号線の上部に位置づけられるようにエッチングを行う第2のエッチングステップと、
    (b5)前記第2のエッチングを行った表面に絶縁体を積層する第4の積層ステップとを含み、
    前記第2の加工ステップが、
    (c1)前記第1の誘電体の下側に金属薄膜を積層する第5の積層ステップと、
    (c2)前記第5の積層ステップで積層された金属薄膜を、複数の隔置されたグランド層として形成し、各グランド層は、前記信号線の下部に位置づけられるようにエッチングを行う第3のエッチングステップと、
    (c3)前記第3のエッチングを行った表面に絶縁体を積層する第6の積層ステップとを含み、
    前記第1の加工ステップと前記第2の加工ステップは任意の順序で行われることを特徴とする板状ケーブルシート製造方法。
  27. 請求項26に記載の板状ケーブルシート製造方法において、
    前記第1の加工ステップが、さらに、
    (b6)前記第4の積層ステップで積層された絶縁体の上側に金属薄膜を積層する第7の積層ステップと、
    (b7)前記第7の積層ステップで積層された金属薄膜を、複数の隔置されたシールド層として形成し、各シールド層は、前記グランド層の上部に位置づけられるようにエッチングを行う第4のエッチングステップと、
    (b8)前記第4のエッチングを行った表面に絶縁体を積層する第8の積層ステップとを含み、
    前記第2の加工ステップが、さらに、
    (b9)前記第6の積層ステップで積層された絶縁体の下側に金属薄膜を積層する第9の積層ステップと、
    (b10)前記第9の積層ステップで積層された金属薄膜を、複数の隔置されたシールド層として形成し、各シールド層は、前記グランド層の下部に位置づけられるようにエッチングを行う第5のエッチングステップと、
    (b11)前記第5のエッチングを行った表面に絶縁体を積層する第9の積層ステップとを含むことを特徴とする板状ケーブルシート製造方法。
  28. 請求項26に記載の板状ケーブルシート製造方法において、
    前記信号線の長さ方向と直交する第1の方向における前記グランド層の幅が、前記第1の方向における前記信号線の幅より十分長いことを特徴とする板状ケーブルシート製造方法。
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