JP2005258771A - 容器回収機および容器回収機付き自動販売機 - Google Patents

容器回収機および容器回収機付き自動販売機 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の課題は、空容器のリサイクル、および商品の販促を支援する容器回収機および容器回収機付き自動販売機を提供することにある。
【解決手段】投入口から投入された空容器を回収する容器回収機において、空容器と引き換えに、飲料メーカーが販促キャンペーンで発行しているポイントシールを提供する機構を設け、利用者に対しポイントシールを搬出するものである。
【選択図】 図1

Description

この発明は、缶やペットボトルなどの容器入りの飲料商品を販売および回収する容器回収機および容器回収機付自動販売機に関する。
従来、容器回収機への容器回収を促進するために、カードに回収実績を記憶し、記憶情報が一定数に達したときに景品などの特典を与える容器回収機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、自動販売機に容器回収機を併設し、飲料製品購入用のプリペイドカードへの書き込み機構、または回収専用カードへの書き込み機構を設け、容器回収に対する見返りをカードへのポイント加算という形で提供するシステムが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平5−307670号公報 特開平11−39543号公報
しかしながら、従来の容器回収においては、広く一般社会をロケーションとした場合、システムで対象としているカードを所有していない場合が多く、容器回収を行なえない、容器と引き換えに提供する対価の負担などがあり、運用面からも積極的に実施しない、という点で問題がある。
本発明の課題は、空容器のリサイクル、および商品の販促を支援する容器回収機および容器回収機付き自動販売機を提供することにある。
本発明は、以下の各手段により達成されるものである。
(1)投入口から投入された空容器を回収する容器回収機において、空容器と引き換えに、飲料メーカーが販促キャンペーンで発行しているポイントシールを提供する機構を設け、利用者に対しポイントシールを搬出することを特徴とする。
(2)上記容器回収機において、投入された容器のバーコードを読み取る手段と、読み取ったバーコードから回収するか否かを判定する手段とを設け、投入された空容器を回収すべきか否かの判断を行うことを特徴とする。
(3)上記容器回収機において、複数の任意のバーコードを設定する手段を設け、1または複数種の空容器の回収およびその変更を可能とすることを特徴とする。
(4)上記容器回収機において、複数種のポイントシールを提供する手段を設け、回収した空容器に対応するポイントシールを提供することことを特徴とする。
(5)上記容器回収機において、回収しないあるいはできない空容器を利用者へ返却する手段を設け、容器を投入口あるいは専用の返却口などへ導き、利用者に空容器を返却することを特徴とする。
(6)上記容器回収機において、回収する容器の容積を圧縮する手段を設け、空容器の容積を圧縮して回収ボックスへ格納することを特徴とする。
(7)上記容器回収機において、当該容器回収機を自動販売機に備えたことを特徴とする。
本発明は、空容器を回収する容器回収機において、空容器と引き換えに、飲料メーカーが販促キャンペーンで発行しているポイントシールを提供する機構を設け、空容器の回収と引き換えにポイントシールを提供することにより、専用のカードなどを持っていなくても利用できることから、より多くの人が利用することができる。
また、ポイントシールは既にメーカーが発行しているもので、新たな開発コストを必要せず、景品については抽選と言う形式をとっているので、ポイントシールの市場への普及量が増し応募数が増えたとしても、景品数を増やす必要はなく、対価として金銭やその代替品(ポイントなど)を提供する場合に比べ、経済的リスクを格段に軽減することができ、リサイクルを促進することができる。
また、特定の飲料製品に対して、飲み終えても(ゴミになっても)ポイントシールがもらえると言う価値を付加することから、対象飲料に対する購買意欲を一層向上することができる。
また、利用者、特に経済的に多くの飲料製品を購入できない子供などは、ポイントシールの収集に多大な努力を費やしていることから、このようなシステムは歓迎的であり空容器のリサイクルを一層促進することができる。
また、回収と判断する飲料製品を可変とし、キャンペーンの内容変化や新飲料製品の発売に追従することができることから、利用者の利用意欲、つまりリサイクル意欲を損なわないシステムを提供することができる。
また、回収容器をポイントシール提供商品あるいはリサイクル対象商品のみに限定し、オペレーターの負荷を軽減することから、運用側のシステム導入意欲を促進し、空容器のリサイクルを促進することができる。
また、回収する容器の容積を圧縮するようにし、空容器の回収率を向上させ回収機の稼働率の向上およびクリーニング作業の負荷軽減を実現することから、運用側の導入意欲を促進し、空容器のリサイクルを促進することができる。
また、容器回収機を自動販売機に併設することにより、販売とリサイクルとの両方にて販促効果が得ることができ、しかも、設定装置も共通化を図ることができるため、構成も簡素化できる。
本発明の一実施形態を図1ないし図3を用いて示し、図1は本発明にかかる実施形態を示すブロック図、図2は本発明にかかる空容器回収動作を示すフローチャート、図3は本発明にかかる容器回収機付き自動販売機の実施例の正面図である。
まず、図3において、1は自動販売機、2は容器回収機を示し、それぞれの構成について説明する。
まず、自動販売機1の構成として、その正面には、商品展示室2、商品展示室2内に設けられる商品見本3、商品見本2に対応して設けられ、販売可/売切ランプを有する商品選択押釦4、硬貨投入口5、硬貨(釣銭)返却口6、金額表示器7、商品取出口8がそれぞれ設けられ、内部には、図示しない商品収納ラックおよび点線にて示す後述する自販機制御部11、コイン処理装置12、商品搬出装置13などが設けられている。
次に、容器回収機2の構成として、自動販売機1に併設して設けられ、その正面には、空容器投入口21、容器回収機2の状態を示す表示装置22、ポイントシール搬出口23がそれぞれ設けられ、内部には、点線にて示す投入口21の後方に設けられる容器の受入れ可否の情報として容器のバーコードを読み取るバーコードスキャナ24、アルミ缶、スチール缶、ペットボトル、返却する容器などを振り分ける容器振分機構25、投入された容器を圧縮する減容部26、容器の回収ボックス27、容器回収の対価として搬出するポイントシールのポイントシール搬出装置28、容器回収機制御部29がそれぞれ設けられている。
図1は、ブロック図であり、11は自動販売機全体を制御し、制御プログラム、各種設定データなどを記憶するメモリ11aを有する自販機制御部であり、該自販機制御部11には、商品選択押釦4、金額表示器7、コイン処理装置12、商品搬出装置13、商品価格、回収容器を設定するキーボードあるいはデータローダなどからなる設定装置14などが自動販売機の機能として接続されている。
一方、29は容器回収機全体を制御し、制御プログラム、各ポイントシールの搬出枚数、バーコードテーブルなどを記憶するメモリ29aを有する容器回収機制御部29であり、容器回収機制御部29には、表示装置22、バーコードスキャナ24、容器振分機構25、減容部26、ポイントシール搬出装置28などが接続されている。
なお、自販機制御部11と容器回収機制御部29とは、回収可能な商品データの送信など必要に応じてデータを送受信するために接続されている。
また、本発明のポイントシールとは、通常、商品に貼り付けられているシールで、このシールを特定の台紙に貼り付けてゆき、貼り付けた枚数が規定の枚数に達したならば、この台紙を飲料メーカーに送付することにより、懸賞に参加できるようになっている販売促進方法に使用されるものである。
この構成において、まず、自動販売機の販売動作について簡単に説明すると、硬貨投入口に所定金額の入金があると、自販機制御部11へ通知し、自販機制御部11は購入できる商品の商品選択押釦4の販売可ランプを点灯させる。ここで、商品選択押釦4が押されると、自販機制御部11は商品搬出装置28へ指示を出し、商品搬出装置28は選択された商品を商品取出口8へ搬出する。一方、自販機制御部11は入金額から販売額を差し引き、釣銭がある場合は、コイン処理装置へその返却指示を出し、硬貨返却口へ釣銭を返却することにより、一連の販売動作が終了する。
なお、商品の支払方法として硬貨を説明したが、紙幣、カード、電子マネーなどでもよいことは明らかである。
次に、図2のフローチャートを用いて、容器回収とポイントシールの搬出動作について説明する。
ステップS1では、容器回収機1の表示装置22にて空容器受入れ可否を表示しており、この場合、表示装置22にて回収可能表示を行なっているものとし、ステップS2に進む。次にステップS2では、容器投入有りを判断しており、空容器投入口21に空容器が投入されれば(ステップS2、Yes)、ステップS3に進む。ステップS3では、表示装置22に対して回収中表示を行なうように指示してその表示を行なうものであり、ステップS4に進む。ステップS4では、バーコードスキャナ24により投入された空容器のバーコードの読み取りが開始され、ステップS5に進む。ステップS5では、バーコードが読み取れたかを判断し、読み取れれば(ステップS5,Yes)、ステップS6に進み、ステップS6では、そのバーコードがあらかじめ空容器回収機制御部29のメモリ29aに保有しているバーコードテーブルの中にあるか検索し、ステップS7に進む。ステップS7では、バーコードテーブル内に読み取ったバーコードと一致する回収対象のバーコードがあれば(ステップS7、Yes)、ステップS8に進む。ステップS8では、減容部26を起動し、ステップS9では、容器振分機構25により空容器の受入れ動作である回収動作を行ない、空容器を減容部26へ導く。ステップS10では、ポイントシール搬出装置28を駆動して読み取ったバーコードに対応したポイントシールをポイントシール搬出口23から搬出する。一方、減容部26に導かれた空容器は、ステップS11で示すように、容積を圧縮され、回収ボックスに導かれ、ステップS12にて、減容部が停止し、一連の回収およびポイントシール搬出動作が終了し、次の空容器の受入れ準備となる。
また、ステップS5にてバーコードが読み取れなかった空容器、ステップS8にて回収対象ではなかった空容器については、それぞれ、ステップS6の分岐No、ステップS7の分岐Noに進み、ステップS13に進む。ステップS13では、表示装置22に返却容器であることを表示して利用者に空容器を取り除くことを促し、ステップS14では、容器振分機構25によって空容器投入口21へ容器の返却動作を実施し、処理を終了する。
以上のように、バーコード情報が登録されている空容器が投入されるとポイントシールが搬出されるようにして、空容器のリサイクルの推進が図れ、自動販売機と併設することにより、ポイントシール搬出対象の商品の販促も図ることができる。
この上記実施の形態を達成する方法としては、上記の他に以下の形態も考えられる。
バーコードスキャナは、バーコードが空容器のどの場所にあっても読み取るものとし、必要に応じて複数用意してもよく、バーコードスキャナの検索方法については、完全一致を検索する場合もあるし、バーコード内のメーカーコード部など一部だけの一致を検索してもよい。
また、飲料メーカーは、個々の飲料製品群ごとに複数のキャンペーンを行なっている場合が多いので、複数のポイントシール搬出装置を搭載してもよく、この場合、バーコードとポイントシールとの関係を容器回収機制御部29のメモリ29aにあらかじめ設定しておけばよい。
また、回収しないあるいはできない空容器の返却を空容器投入口21へ戻す形態としているが、別途返却経路を設けて振り分けて返却しても良いし、また、異物用のボックスを設けてそこへ回収するようにしてもてもよい。
また、金属やペットボトルなどの素材検出手段などを別途設けた上で、バーコードの読み取りに関係なく、リサイクル対象の空容器であればポイントシールを発行せずに空容器のみを回収する手段も考えられる。
なお、空容器回収機におけるバーコードテーブルや制御パラメータ情報は、設定装置14などにより、自販機制御部11を介してまたは直接、空容器回収機制御部29へ入力されるが、別途単独で設定できる手段を有してもよく、容器回収機単独で設定手段を設けた場合には、必ずしも自動販売機と併設する必要は無く、容器回収機2のみを適当な場所に単独にて設置してもよい。
本発明にかかる自動販売の制御装置を示すブロック図である。 本発明の実施例1の動作を示すフローチャートである。 本発明の対象となる自動販売機の外観を示す正面図である。
符号の説明
1 自動販売機
2 容器回収機
11 自販機制御部
14 設定装置
11a メモリ
21 空容器投入口
22 表示装置
23 ポイントシール搬出口
24 バーコードスキャナ
25 容器振分機構
26 減容部
28 ポイントシール搬出装置
29 容器回収機制御部
29a メモリ

Claims (7)

  1. 投入口から投入された空容器を回収する容器回収機において、空容器と引き換えに、飲料メーカーが販促キャンペーンで発行しているポイントシールを提供する手段を設けたことを特徴とする容器回収機。
  2. 請求項1に記載の容器回収機において、投入された空容器のバーコードを読み取る手段と、読み取ったバーコードから回収するか否かを判定する手段とを設けたことを特徴とする容器回収機。
  3. 請求項2に記載の容器回収機において、複数の任意のバーコードを設定する手段を設けたことを特徴とする容器回収機。
  4. 請求項3に記載の容器回収機において、複数種のポイントシールを提供する手段を設けたことを特徴とする容器回収機。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の容器回収機において、回収しないあるいはできない容器を返却する手段を設けたことを特徴とする容器回収機。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の容器回収機において、回収する容器の容積を圧縮する手段を設けたことを特徴とする容器回収機。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の容器回収機において、当該容器回収機を自動販売機に併設したことを特徴とする容器回収機付き自動販売機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020181421A (ja) * 2019-04-25 2020-11-05 ボトルト株式会社 販売支援システム、販売支援プログラム及び販売支援方法

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