JP2005258251A - ロール紙用の画像形成装置 - Google Patents

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啓二 松岡
Katsuhiro Yoshiuchi
勝裕 吉内
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Abstract

【課題】 装置本体の大型化を抑えた上で、両面コピーの処理効率を向上させることができるようにする。
【解決手段】 画像形成装置10は、定着処理後の表面転写済引出し紙R0を表面転写済ロール紙R2としてストックする前記装置本体11の所定の位置に設けられたストック部30と、定着処理後の引出し紙R0を装置本体11外へ排紙する系外排紙処理とストック部30へ一時的に排紙する系内排紙処理との間で切り換える排紙処理切換え手段と、ストック部30にストックされている表面転写済ロール紙R2を引出して反転させる反転機構50と、反転機構50によって反転された表面転写済ロール紙R2を画像形成部18へ返送して裏面側の画像転写に供する返送搬送路60とを備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、渦巻き状に巻回された、いわゆるロール紙を転写用紙として使用するロール紙用の画像形成装置に関するものである。
従来、特許文献1に記載されているような、ロール紙を転写用紙として使用する画像形成装置が知られている。この画像形成装置は、装置本体内の下部のホッパに貯留されているロール紙から引き出された引出し紙に対して画像形成部で画像転写処理を施すとともに、当該引出し紙を所定の長さでカットし、得られたカット紙の転写画像に対し定着処理を施してから当該カット紙をスタッカに排紙するようになっている。
そして、用紙の両面に転写処理を施す、いわゆる両面コピーを行うに際しては、カット紙の表面側に施された転写画像に対して定着処理を施した後に当該カット紙を画像形成部と平行に配されたスイッチバック搬送路に導き入れ、このスイッチバック搬送路から表裏を反転させた状態のカット紙を画像形成部に再度供給し、これによってカット紙の裏面側に転写処理を施すようになされている。
特開平7−304220号公報
ところで、上記のような画像形成装置にあっては、一旦所定のサイズにカットされたカット紙に対してスイッチバックを行わせることにより当該カット紙に表裏反転処理が施されるため、定着装置の上流側にカット紙の長さ寸法より長い当該カット紙を一時貯留する貯留空間を確保しなければならず、これによって装置本体が大型化するという問題点が存在する。
また、ロール紙は、A4サイズやB5サイズ等の定形サイズにカットされるのが一般的であるため、複数ページに亘って両面コピーが行われるときには、各カット紙を1枚ずつ一時貯留空間に送り込んでから一々スイッチバックさせて裏面側に転写処理を施さなければならず、これによって両面コピーの処理効率が低下するという問題点も存在する。
本発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであって、装置本体の大型化を抑えた上で、両面コピーの処理効率を向上させることができるロール紙用の画像形成装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、装置本体に内装された用紙貯留部から給紙される転写用のロール紙から引出された引出し紙に対して画像形成部で所定の画像形成処理を施した後に当該転写画像に定着処理を施す画像形成装置において、定着処理後の表面転写済引出し紙を表面転写済ロール紙としてストックする前記装置本体の所定の位置に設けられたストック部と、前記定着処理後の引出し紙を装置本体外へ排紙する系外排紙処理と、前記ストック部へ一時的に排紙する系内排紙処理との間で切り換える排紙処理切換え手段と、前記ストック部にストックされている表面転写済ロール紙を引き出して反転させる反転機構と、前記反転機構によって反転された表面転写済ロール紙を画像形成部へ返送して裏面側の画像転写に供する返送搬送路とを備えていることを特徴とするものである。
かかる構成を採用したことにより、用紙貯留部に貯留されているロール紙から引き出された引出し紙は、画像形成部で表面側に画像が転写された後に定着処理が施されて表面転写済引出し紙になる。この表面転写処理済引出し紙は、排紙処理切換え手段が系内排紙処理に設定された状態で、装置本体の所定の位置に形成されたストック部に一時的にストックされて表面転写済ロール紙になる。この表面転写済ロール紙は、反転機構によってストック部から引き出されて表裏が反転され、返送搬送路を通って画像形成部へ返送される。そして、画像形成部へ返送された引出し紙は、その裏面側に転写処理が施され、今度は系外排紙処理に設定された排紙処理切換え手段を介して装置本体外に排紙される。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記用紙貯留部に貯留されているロール紙を幅方向の全長に亘ってカットするカッターが設けられていることを特徴とするものである。
かかる構成を採用すれば、ロール紙から引き出された引出し紙を所定の位置で幅方向の全長に亘ってカットすることにより、引出し紙は短くなって両面コピーのための反転処理が容易になるとともに、転写処理後の用紙は、枚葉紙として出力される。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記排紙処理切換え手段は、定着処理後の引出し紙を装置本体外に向けてガイドする系外排紙姿勢と、前記ストック部に向けてガイドする系内排紙姿勢との間で姿勢変更可能な第1ガイド板を備えて構成されていることを特徴とするものである。
かかる構成を採用したことにより、定着処理が施された後の引出し紙は、第1ガイド板が系外排紙姿勢に姿勢設定された状態では、当該第1ガイド板のガイドにより装置本体の外部に排紙される一方、第1ガイド板が系内排紙姿勢に姿勢設定された状態では、当該第1ガイド板のガイドによりストック部に向けて排紙される。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記反転機構は、前記ストック部の出入口に設けられた搬送ローラ対と、この搬送ローラ対と直列に並設された第2ガイド板とを有し、前記搬送ローラ対は、定着処理後の引出し紙をストック部へ向けて搬送する正駆動と、ストックされた引出し紙をストック部から引き出す逆駆動との間で切り換え可能に構成され、前記第2ガイド板は、前記搬送ローラ対が正駆動している状態で定着処理後の引出し紙を前記ストック部に向けてガイドする対ストック部ガイド姿勢と、前記搬送ローラ対が逆駆動することによってストック部から引き出された引出し紙を画像形成部へ向わせる対画像形成部ガイド姿勢との間で姿勢変更可能に構成されていることを特徴とするものである。
かかる構成を採用したことにより、両面コピーを行うに際し、表面側に転写処理が施された後に定着処理が施された引出し紙は、対ストック部ガイド姿勢に姿勢設定された第2ガイド板にガイドされることにより搬送ローラ対に捕捉され、当該搬送ローラ対の正駆動によってストック部へ一旦送り込まれる。ついで、第2ガイド板が対画像形成部ガイド姿勢に姿勢設定された状態で搬送ローラ対が逆駆動されることにより、ストック部に一時貯留されていた引出し紙は、第2ガイド板にガイドされて表裏が反転され、この表裏反転状態で画像形成部へ返送されて裏面側に画像転写処理が施された後、再度定着処理が施されて外部に排紙される。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、前記ストック部は、板状体が渦巻き状に形成されてなるコイル状ストックユニットによって形成されていることを特徴とするものである。
かかる構成を採用したことにより、コイル状ストックユニットへ導入された引出し紙は、当該コイル状ストックユニットの渦巻状の隙間に嵌り込んでいくことによりストック部に収納貯留される。そして、引出し紙は、コイル状ストックユニットに渦巻状で貯留されることにより、引出し紙を伸長状態で貯留する場合に比較し、他の機器との干渉をなくし、かつ、占有空間を少なく抑えた状態で装置本体内に貯留される。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明において、前記ストック部は、前記装置本体内に設けられていることを特徴とするものである。
かかる構成を採用したことにより、ストック部が装置本体内に設けられていることで画像形成装置の外観視が簡素なものになる。
請求項7記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明において、前記ストック部は、前記装置本体外に設けられていることをものである。
かかる構成を採用したことにより、ストック部が装置本体外に設けられていることで装置本体のさらなるコンパクト化が実現される。
請求項1記載の発明によれば、用紙貯留部に貯留されているロール紙から引き出された引出し紙は、画像形成部で表面側に画像が転写された後に定着処理が施されて表面転写済引出し紙になり、この表面転写処理済引出し紙は、排紙処理切換え手段が系内排紙処理に設定された状態で、装置本体の所定の位置に形成されたストック部に一時的にストックされて表面転写済ロール紙になり、渦巻き状で一時収納されるため、従来のようにロール紙から引き出された引出し紙が一旦カットされてカット紙とされ、このカット紙に反転処理が施される場合に比較し、反転のために用いられる空間を小さくすることができ、これによって、装置本体の大型化を抑えることが可能になり、画像形成装置のコンパクト化を図る上で有効である。
また、複数ページに亘って両面コピーが行われるときであっても予め設定された所定長のロール紙の全長に亘って一気に両面コピーを施すことができるため、各カット紙の1枚ずつを一時貯留空間に送り込んでから一々スイッチバックさせて裏面側に転写処理を施さなければならない従来の方式に比較し、両面コピーの処理効率を大幅に向上させることができる。
請求項2記載の発明によれば、カッターによってロール紙から引出し紙が引き出された引出し紙を幅方向の全長に亘ってカットすることにより、引出し紙は短くなって両面コピーのための反転処理が容易になるとともに、転写処理後の用紙は枚葉紙として出力されるため、出力後の長い引出し紙をわざわざ切断して枚葉紙にする必要がなくなり、その分作業効率を向上させることができる。
請求項3記載の発明によれば、定着処理が施された後の引出し紙は、第1ガイド板が系外排紙姿勢に姿勢設定された状態で当該第1ガイド板のガイドにより装置本体の外部に排紙される一方、第1ガイド板が系内排紙姿勢に姿勢設定された状態で当該第1ガイド板のガイドによりストック部に向けて排紙され、排紙処理切換え手段の構造を簡単なものにした上で、状況に応じて引出し紙の行き先を確実に仕分けることができる。
請求項4記載の発明によれば、搬送ローラ対の正逆駆動と、第2ガイド板の姿勢変更との組み合わせによって、表面側に転写処理が施された後の引出し紙の表裏反転処理と、反転された引出し紙の画像形成部への返送処理とを確実に行うことが可能になり、引出し紙の表裏反転構造を簡単なものにし得ることによって製造コストの低減化に貢献することができる。
請求項5記載の発明によれば、コイル状ストックユニットへ導入された引出し紙は、コイル状ストックユニットに渦巻状で貯留されることにより、引出し紙を伸長状態で貯留する場合に比較し、他の機器との干渉をなくし、かつ、占有空間を少なく抑えた状態で装置本体内に貯留されるため、装置本体のコンパクト化に貢献することができる。
請求項6記載の発明によれば、ストック部が装置本体内に設けられているため、画像形成装置の装置本体の外観視をデザイン的に優れた簡素なものにすることができる。
請求項7記載の発明によれば、ストック部が装置本体外に設けられているため、画像形成装置の装置本体のさらなるコンパクト化に貢献することができる。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す外観斜視図である。なお、この図において、X−X方向を幅方向、Y−Y方向を前後方向といい、特に−X方向を左方、+X方向を右方、−Y方向を後方、+Y方向を前方という。
まず、図1に示すように、本実施形態に係る画像形成装置10は、幅寸法が前後寸法より長尺で、高さ寸法が略1m前後の直方体状を呈した装置本体11を有し、この装置本体11内に画像形成用の各種の機器が装着されている。かかる装置本体11には、その上面の後方部分に幅寸法より若干短めで幅方向に長尺の原稿給紙トレイ12が設けられているとともに、この原稿給紙トレイ12の直下位置に転写処理済の用紙を排紙するための、開口が前方に向いた幅方向に長尺の排紙口13が設けられている。長尺の排紙口13の直上流側には、排紙ローラ対131(図2)が設けられ、定着装置70から導出された引出し紙R0は、この排紙ローラ対131の駆動によって確実に排紙されるようになっている。
また、前記装置本体11における排紙口13の下方位置前面には、観音開きで開閉される用紙受け部14が設けられている。この用紙受け部14は、装置本体11の前面を覆う幅方向一対の前面板141と、各前面板141に一体に設けられ、かつ、装置本体11の前面の幅方向各縁部に対応した上下方向に長尺の側板142とからなり、各前面板141を閉止することによって装置本体11と前面板141との間に排紙された引出し紙R0(図2)を収納する排紙ボックス140が形成されるようになっている。
前記前面板141は、上縁部が前方に向って湾曲され、これによる排紙ボックス140の上面開口の拡大で上方から排紙される引出し紙R0を受け入れ易くしている。かかる用紙受け部14が開放されることによって装置本体11内に装填されている後述のロール紙R(図2)の交換を行い得るようになっている。
また、前記排紙口13と用紙受け部14との間には観音開きの開閉扉15が設けられている。そして、この開閉扉15を開放することによって各種の機器の搭載されたユニットを引出し得るようになっている。かかる開閉扉15を開放して前記ユニットを装置本体11から前方へ向けて引き出すことにより、ユニットに搭載された各種の機器のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
また、前記原稿給紙トレイ12の後方位置には、給紙された原稿Pを覆うカバー体16が設けられ、このカバー体16内に後述する原稿読取り部17が設けられている。そして、原稿給紙トレイ12から原稿読取り部17へ給紙された原稿Pは、装置本体11の後方上面をスライドして排紙されるようになっている。
以下、このような画像形成装置10の内部構造の概要について図2を基に説明する。図2は、第1実施形態の画像形成装置10の内部構造の概略を説明するための断面視の説明図であり、ストック部30に貯留された表面転写済ロール紙R2を二点鎖線で示している。この図に示すように、画像形成装置10は、装置本体11の上面位置に形成された原稿読取り部17と、装置本体11内における原稿読取り部17の直下に設けられた画像形成部18と、この装置本体11内の下方位置に形成されたロール紙貯留部19と、このロール紙貯留部19と前記画像形成部18との間に形成された表裏反転部20とを備えた基本構成を有している。
前記原稿読取り部17は、カバー体16内と装置本体11内とに亘って上下で対向配置された前後方向一対の給紙ローラ対171と、これら一対の給紙ローラ対171間に設けられた原稿押えローラ172と、装置本体11の上面に付設されたコンタクトガラス173と、前記コンタクトガラス173の直下位置に設けられた光学系ユニット174とを備えて構成されている。
前記原稿押えローラ172は、給紙ローラ対171によって搬送されつつある原稿Pをコンタクトガラス173へ向けて押圧するためのものである
前記光学系ユニット174は、図略の発光部と受光部とを有しており、発光部の光源からコンタクトガラス173を介して原稿Pの原稿面に向けて光を照射するとともに、原稿面からの反射光を受光部に設けられたCCD(charge coupled device)で受光するようになっている。そして、CCDによって受光された原稿Pのアナログの画像情報は、ディジタルに変換されたのち記憶装置175に記憶され、必要に応じて画像形成部18へ向けて出力されるようになっている。
前記画像形成部18は、図2において反時計方向へ向けて回転する幅方向(図2の紙面に直交する方向)に長尺の感光体ドラム181と、この感光体ドラム181周りに回転方向の上流側から順次配されたクリーニング装置182、帯電ユニット183、露光ユニット184および現像装置185と、クリーニング装置182の前方位置に設けられた定着装置70とを備えている。
前記クリーニング装置182は、感光体ドラム181の周面に残留している残留トナーを取り除いて当該周面を清浄化し、感光体ドラム181をつぎの転写処理に備えさせるためのものである。前記帯電ユニット183は、クリーニング装置182によって清浄化された感光体ドラム181の周面に対して電荷を供給し、これによって同周面に一様な電荷を付与するものである。
前記露光ユニット184は、記憶装置175が記憶している画像情報に基づき一様に帯電している感光体ドラム181の周面に向けてレーザー光を照射するものである。かかるレーザー光の照射によって、感光体ドラム181の周面に静電潜像が形成されることになる。
前記現像装置185は、静電潜像の形成された感光体ドラム181の周面に向けてトナーを供給するものである。かかるトナーの供給によって感光体ドラム181の周面にトナー像が形成される。このトナー像は、感光体ドラム181の反時計方向への回転によって、ロール紙貯留部19のロール紙Rから引き出された引出し紙R0へ転写される。
前記定着装置70は、感光体ドラム181による転写処理が施された引出し紙R0のトナー像に対して定着処理を施すものであり、加熱ローラ71と、この加熱ローラ71の下部で当該加熱ローラ71と対向配置された加圧ローラ72とを備えている。そして、引出し紙R0は、これらローラ71,72間を押圧挟持されつつ通過する間に加熱ローラ71によって加熱され、これによるトナーの溶融でトナー像が引出し紙R0の紙面に定着されるようになっている。そして、定着装置70で定着処理の施された引出し紙R0は、装置本体11の前面側に設けられた排紙口13を介して外部へ排紙され、排紙ボックス140(図1)に受けられるようになっている。
かかる加熱ローラ71および加圧ローラ72は、ロール紙Rから引出し紙R0を引き出すための駆動源の一つとして機能するものであり、両者で引出し紙R0を押圧挟持しながら回転することによって、引出し紙R0をロール紙Rから引き出すようになされている。
前記ロール紙貯留部19は、転写処理対象のロール紙Rを貯留する部分であり、装置本体11内における表裏反転部20の下部に設けられている。かかるロール紙貯留部19には、ロール紙Rが装着されるロール紙貯留ユニット190が内装されている。本実施形態においては、ロール紙貯留部19は上下2段に分けられ、上段位置191および下段位置192にそれぞれ1台ずつのロール紙貯留ユニット190が挿脱自在に装着されている。
かかる各ロール紙貯留ユニット190に装着されたロール紙Rは、2台の内の選択された方のものが引き出され、前後のロール紙貯留ユニット190の当接位置から上方に向かって延びる主搬送路193を通って感光体ドラム181の下部周面に供給され、ここで感光体ドラム181の周面に形成されたトナー像の引出し紙R0に対する転写処理が実行されるようになっている。
前記主搬送路193には、所定組の搬送ローラ対194が設けられ、ロール紙Rから引き出された引出し紙R0は、これらの搬送ローラ対194の駆動回転によって感光体ドラム181へ向けて送り込まれるようになっている。そして、かかる主搬送路193の適所には、予め設定された所定の長さで引出し紙R0をカットするためのカッター195が設けられている。
そして、所定の引き出し長に達した引出し紙R0は、カッター195によって幅方向の全長に亘ってカットされ、以後カット紙R1となって感光体ドラム181による転写処理および定着装置70による定着処理が施された後、排紙口13から排紙ボックス140へ排紙されることになる。
前記表裏反転部20は、引出し紙R0に両面コピーを施す場合に定着装置70から導出されたカット紙R1に表裏反転処理を施すためのものである。かかる表裏反転部20は、定着処理後のカット紙(表面転写済引出し紙)R1を表面転写済ロール紙R2としてストックするストック部30と、前記カット紙R1を排紙口13を介して外部へ排紙する系外排紙処理と前記ストック部30へ一時的に排紙する系内排紙処理との間で切り換える第1排紙先切換え手段(排紙処理切換え手段)40と、前記ストック部30にストックされているカット紙R1を引出して反転させる反転機構50と、この反転機構50によって反転された表面転写済のカット紙R1を画像形成部へ返送して裏面側の画像転写に供する返送搬送路60とを備えて基本されている。
前記ストック部30は、本実施形態においては、装置本体11内の定着装置70の下部後方位置に設けられている。かかるストック部30は、定着装置70の下方位置で後方に向って先下がりに傾斜したストック板31と、このストック板31の後端縁部上に延設されたコイル状ストックユニット32とを備えて構成されている。
前記コイル状ストックユニット32は、金属板あるいは合成樹脂版を渦巻き状に形成したものである。かかるコイル状ストックユニット32がストック板31の先端に連接されることにより、ストック板31を介してコイル状ストックユニット32へ導入されたカット紙R1は、図2に二点鎖線で示すように、自身の巻き癖により容易に渦巻き状でコイル状ストックユニット32内に入り込んでいって貯留される。
また、ストック板31の上流側には、反転機構50を挟んだ状態で誘導板33が設けられている。この誘導板33は、定着装置70から導出されたカット紙R1を反転機構50を介してストック部30へ誘導するためのものであり、後述する第1ガイド板41の直下から反転機構50へ向けて先下がりに傾斜している。
図3は、前記第1排紙先切換え手段40が設けられる定着装置70の一実施形態を示す斜視図であり、図4は、第1排紙先切換え手段40の一実施形態を示す斜視図である。また、図5は、第1排紙先切換え手段40の作用を説明するための説明図であり、(イ)は、第1ガイド板41が系外排紙姿勢に姿勢設定された状態、(ロ)は、第1ガイド板41が系内排紙姿勢に姿勢設定された状態をそれぞれ示している。なお、図3〜図5におけるXおよびYによる方向表示は、図1の場合と同様である。
まず、図3に示すように、定着装置70は、装置本体11内の適所に配設された幅方向一対のフレーム73間に加熱ローラ71および加圧ローラ72が上下に並設状態で架設されることによって形成されている。前記加熱ローラ71および加圧ローラ72は、一方(図3では左方)のフレーム73に形成されたギヤ群74を介して同期しながら互いに逆方向に回転し、これによってカット紙R1を前方へ向けて送り出すようになっている。
前記各フレーム73における前縁部の対向面には、それぞれ上下方向に長尺の排紙ローラ支持板75がねじ止め等で固定されている。各排紙ローラ支持板75は、図4に示すように、上下方向に延びる長尺矩形状の支持板本体751と、この支持板本体751の上下方向の中央位置から後方に向って突設されたブラケット752とからなっている。
そして、一対の支持板本体751間にブラケット752と対応するように上下一対のローラ軸132が架設されているとともに、これら一対のローラ軸132に例えばゴム製のローラが周面を互いに接触させた状態でそれぞれ一体的に外嵌されて排紙ローラ対131が形成されている。かかる排紙ローラ対131も、前記ギヤ群74を介して加熱ローラ71および加圧ローラ72と同期回転し、これによって第1排紙先切換え手段40が系外排紙処理に設定された状態で、加熱ローラ71および加圧ローラ72間から導出されたカット紙R1を挟持しながら排紙するようになっている。
前記第1排紙先切換え手段40は、一対のブラケット752間に架設される姿勢変更可能な第1ガイド板41と、この第1ガイド板41に姿勢変更を行わせる第1アクチュエータ42と、この第1アクチュエータ42および前記第1ガイド板41を連結するリンクアーム43とを備えて構成されている。
前記第1ガイド板41には、幅方向の各縁部における前後方向の略中央位置から互いに反対方向に突設された軸突起411が設けられている一方、ブラケット752の後端側には、前記軸突起411が内嵌される軸支孔753が穿設され、軸突起411を軸支孔753に嵌入することによって第1ガイド板41が軸支孔753の孔心回りに回動し得るようになっている。また、前記第1ガイド板41には、軸突起411より前方位置から下方に向けて突出した、前記リンクアーム43の上端部が連結される連結片412が設けられている。
前記第1アクチュエータ42は、本実施形態においては、ソレノイド方式のものが採用され、内部にソレノイドが内装されたアクチュエータ本体421と、このアクチュエータ本体421から上方に向かって突設された鉄心422とからなっている。鉄心422は、アクチュエータ本体421内のソレノイドに貫通され、当該ソレノイドの励磁および励磁解消で昇降するようになっている。
前記リンクアーム43は、その下端部が第1軸431を介して当該第1軸431回りに回動自在に鉄心422の上端部に連結されているとともに、その上端部が第2軸432を介して当該第2軸432回りに回動自在に前記第1ガイド板41の連結片412に連結されている。
そして、鉄心422がアクチュエータ本体421から上方に突出した状態では、第1ガイド板41がリンクアーム43を介して上方に押し上げられることにより軸突起411回りに反時計方向に回動し、これによって図5の(イ)に示す略水平な系外排紙姿勢に姿勢設定される一方、鉄心422がアクチュエータ本体421内に後退した状態では、第1ガイド板41がリンクアーム43を介して下方へ引き下げられることにより軸突起411回りに時計方向へ回動し、これによって図5の(ロ)に示す前方に向かって先下がりに傾斜した系内排紙姿勢に姿勢設定されるようになっている。
かかる第1排紙先切換え手段40の構成によれば、加熱ローラ71が、図5の(イ)に示すように、系外排紙姿勢に姿勢設定された状態で、加熱ローラ71および加圧ローラ72によって定着処理の施されたカット紙R1の先端が第1ガイド板41に到達すると、第1ガイド板41の上面にガイドされることによって当該上面をスライドし、排紙ローラ対131を介して外部に導出されることになる。
ついで、図5の(ロ)に示すように、前記第1ガイド板41が系内排紙姿勢に姿勢設定された状態では、第1ガイド板41の後端縁が加熱ローラ71と加圧ローラ72との当接点より上方に位置した状態になっているため、加熱ローラ71によって定着処理の施されたカット紙R1は、第1ガイド板41の下面に捕捉された後、当該第1ガイド板41の下面に誘導されて排紙方向が下方に向かうようになり(カット紙R1は、巻き癖が付いているため、その先端は下方に向かう)、これによってストック部30に排紙されることになる。
以下、図6〜図8を基に反転機構50について説明する。図6および図7は、前記反転機構50を概念的に示した斜視図であり、図6は、第2ガイド板51が後下がり姿勢に姿勢設定された状態、図7は、第2ガイド板51が前下がり姿勢に姿勢設定された状態をそれぞれ示している。また、図8は、反転機構50の作用を説明するための説明図であり、(イ)は、第2ガイド板51が対ストック部ガイド姿勢に姿勢設定された状態、(ロ)は、第2ガイド板51が対画像形成部ガイド姿勢に姿勢設定された状態をそれぞれ示している。なお、図6〜図8におけるXおよびYによる方向表示は図1の場合と同様である。
まず、図6に示すように、反転機構50は、画像形成部18(図1)の下部に設けられた幅方向一対のフレーム59(図6では左方のフレームのみを示している)間に配設される第2ガイド板51と、この第2ガイド板51の後端部に対向して設けられた反転ローラ対55と、前記第2ガイド板51の姿勢変更を行う第2アクチュエータ57とを備えて構成されている。
前記第2ガイド板51は、幅寸法が一対のフレーム59間の距離より若干短めの底板52と、この底板52の上部に対向配置された当該底板52と同一平面寸法の天板53と、これら底板52および天板53の幅方向の両縁部間に架設された幅方向一対の側板54とを備えて幅方向に長尺に形成されている。かかる第2ガイド板51の前端側には、カット紙R1を導入するための入口開口511が形成されているとともに、後端側には、カット紙R1を反転ローラ対55へ向わせるための出口開口512が形成されている。
第2ガイド板51がこのように底板52と天板53とで二重構造とされているのは、当該第2ガイド板51に導入されるカット紙R1には、その先端部が上方に向けて湾曲したいわゆる巻き癖が付いているため、その巻き癖を矯正する天板53が存在しない状態で反転ローラ対55へ供給された場合、カット紙R1の先端を反転ローラ対55間に向わせることが困難になるためである。
また、底板52の後部には、下方に向かって湾曲した湾曲部521が形成されている。そして、底板52の裏面側にガイドされつつストック部30から逆送されてきたカット紙R1は、その先端が湾曲部521に誘導されることによって効果的に下方に向かわせられるようになっている。
また、一対の側板54には、前後方向の略中央位置から互いに反対方向へ向けて突設された軸突起531がそれぞれ設けられている一方、左右のフレーム59には前記軸突起531に対応した軸支孔591がそれぞれ穿設されている。
前記第2ガイド板51は、軸突起531が軸支孔591に嵌入されることで軸支孔591の孔心回りに正逆回動可能になり、これによって出口開口512が反転ローラ対55に向くように後下がりに傾斜した後下がり傾斜姿勢(対ストック部ガイド姿勢)と、入口開口511が斜め後方に向くように前下がりに傾斜した前下がり傾斜姿勢(対画像形成部ガイド姿勢)との間で姿勢変更可能になっている。
そして、第2ガイド板51が後下がり傾斜姿勢に姿勢設定されることにより、定着装置70から送り込まれたカット紙R1は、第2ガイド板51、反転ローラ対55およびストック板31を介してコイル状ストックユニット32へ導入される一方、第2ガイド板51が前下がり傾斜姿勢に姿勢設定された状態で、コイル状ストックユニット32に貯留されていたカット紙R1がストック板31、反転ローラ対55および第2ガイド板51を介して逆送され、表裏反転状態で画像形成部18へ戻されるようになっている。
また、一対の第2ガイド板51の一方側(図6に示す例では左方側)には、前記軸突起531の若干前方位置から下方に向けて突設された連結片532が設けられている。この連結片532は、第2ガイド板51を第2アクチュエータ57に連結するためのものである。
前記第2アクチュエータ57は、その正逆駆動によって第2ガイド板51に姿勢変更を行わせるためのものである。かかる第2アクチュエータ57は、前記連結片532と対応して左方のフレーム59に固定されるアクチュエータ本体571と、このアクチュエータ本体571から上方へ向って突設された鉄心572と、この鉄心572の上端部に連結されたリンクアーム573とからなっている。鉄心572は、アクチュエータ本体571内のソレノイドに貫通され、当該ソレノイドの励磁および励磁解消で昇降するようになっている。
前記リンクアーム573は、その下端部が第3軸574を介して当該第3軸574回りに回動自在に鉄心572の上端部に連結されているとともに、その上端部が第4軸575を介して当該第4軸575回りに回動自在に前記連結片532に連結されている。
そして、鉄心572がアクチュエータ本体571から上方に突出した状態では、第2ガイド板51がリンクアーム573を介して上方に押し上げられることにより軸突起531回りに反時計方向に回動し、これによって、図8の(イ)に示すように、後方に向って先下がりの後下がり傾斜姿勢に姿勢設定される一方、鉄心572がアクチュエータ本体571内に後退した状態では、第2ガイド板51がリンクアーム573を介して下方へ引き下げられることにより軸突起531回りに時計方向へ回動し、これによって図8の(ロ)に示す容易、前方に向かって先下がりに傾斜した前下がり傾斜姿勢に姿勢設定されるようになっている。
前記反転ローラ対55は、挟持したカット紙R1を正逆搬送するためのものであり、一対のフレーム59間に互いに平行に架設された上下一対のローラ軸56に同心で一体回転可能に外嵌されている。かかる反転ローラ対55は、図略の駆動モータの正逆駆動でローラ軸56を介して同期しながら互いに逆方向に駆動回転するようになっており、反転ローラ対55の上部のものが時計方向へ回転するとともに、下部のものが反時計方向へ回転することにより、両者に挟持されたカット紙R1がストック板31を介してコイル状ストックユニット32へ向けて搬送される一方、反転ローラ対55の上部のものが反時計方向へ回転するとともに、下部のものが反時計方向へ回転することにより、両者に挟持されたカット紙R1がコイル状ストックユニット32から引き出されるようになっている。
また、前記誘導板33の下方位置には、第2ガイド板51の湾曲部521の軸突起531回りの回動軌跡に沿うように当該回動軌跡の外側に形成された幅方向に長尺の軌跡板58が一対のフレーム59間に架設されている。かかる軌跡板58の存在により、第2ガイド板51が前下がり傾斜姿勢に姿勢設定された状態で、第2ガイド板51の底板52の裏面にガイドされつつ逆送されるカット紙R1は、軌跡板58を介して円滑に返送搬送路60へ向けて導出されることになる。
前記返送搬送路60は、図2に示すように、表裏反転部20と、この表裏反転部20の下部のロール紙貯留部19とを仕切る仕切り板61の上面によって形成されている。この仕切り板61は、主搬送路193より前方であってストック板31および軌跡板58の直下において一対のフレーム59(図6)間に水平に架設されている。かかる仕切り板61におけるストック板31より後方側には、当該仕切り板61に形成された開口611が設けられているとともに、この開口611を挟むように返送ローラ対63が配設されている。そして、仕切り板61上に排紙されたカット紙R1は、返送ローラ対63の駆動で仕切り板61上を後方に向けて返送されるようになっている。
かかる仕切り板61は、その後部が感光体ドラム181の直下の搬送ローラ対194へ向けて先上りに傾斜することによって形成した傾斜部62を有しており、仕切り板61上を搬送されるカット紙R1は、この傾斜部62に案内されることによって確実に感光体ドラム181へ供給され得るようになっている。
また、仕切り板61の前端部位置には、装置本体11の前面壁が開口されることによって形成した手差し口110が設けられている。そして、転写用紙を手差しで給紙するに際しては、この手差し口110を介して転写用紙を感光体ドラム181へ直接供給し得るようになっている。このように、返送搬送路60を手差し時の転写用紙の搬送路と共用していることにより、これらを別々に設ける場合に比較して装置本体11のコンパクト化に貢献することができる。
以下、図8を基に反転機構50の作用について説明する。まず、図8の(イ)に示すように、第2ガイド板51が後下がり傾斜姿勢に姿勢設定された状態(すなわち、第2ガイド板51の出口開口512が反転ローラ対55に対向した状態)で、定着装置70(図1)から誘導板33および定着装置70のケーシングの外壁に案内されつつ送り込まれたカット紙R1は、入口開口511から第2ガイド板51内に導入され、当該カット紙R1のカール状の先端縁が第2ガイド板51の天板53の内面と摺接しながら前進し、これによってカット紙R1の先端縁部が反転ローラ対55に到達する。
このとき反転ローラ対55は、順回転(上方のものが時計方向に回転するとともに、下方のものが反時計方向に回転)しているため、反転ローラ対55に挟持されたカット紙R1は、その順回転によってストック板31を介してコイル状ストックユニット32へ向けて搬送される。そして、コイル状ストックユニット32へ搬送されたカット紙R1は、その巻き癖によって自然と渦巻き状の表面転写済ロール紙R2になる。そして、カット紙R1の他端部が反転ローラ対55を通過する直前で当該反転ローラ対55の駆動が停止され、これによって表面転写済ロール紙R2がコイル状ストックユニット32に一時貯留された状態になる。
因みに、前記反転ローラ対55の停止については、例えば、反射タイプの光センサを反転ローラ対55の近傍に配設し、当該光センサにカット紙R1の他端部を検出させ、その検出信号に基づき反転ローラ対55の駆動を停止させるような方式を採用すればよい。
ついで、第2アクチュエータ57の駆動により後下がり傾斜姿勢に姿勢設定されていた第2ガイド板51が、図8の(ロ)に示すように、前下がり傾斜姿勢に姿勢変更される。これによって第2ガイド板51の底板52の後縁部が反転ローラ対55より上方に位置するとともに、同前縁の湾曲部521が軌跡板58と対向した状態になる。この状態で反転ローラ対55が逆回転(上方のものが反時計方向に回転するとともに、下方のものが時計方向に回転)されることにより、コイル状ストックユニット32に貯留されていた表面転写済ロール紙R2は、底板52の裏面に案内されつつ表裏が反転された状態で軌跡板58を介し仕切り板61上に排紙されることになる。
そして、仕切り板61上に排紙された表裏反転のカット紙R1は、返送ローラ対63の駆動によって仕切り板61上を後方に向って返送され、傾斜部62および最上位の搬送ローラ対194を介して感光体ドラム181へ供給され、裏面側に転写処理が施される。そして、表裏面に転写処理の施されたカット紙R1は、定着装置70において再度定着処理が施された後、系外排紙姿勢に姿勢設定された第1ガイド板41および排紙口13を通って装置本体11の外部へ排紙されることになる。
図9は、第2実施形態の画像形成装置10′の内部構造の概略を説明するための断面視の説明図であり、ストック部30′に表面転写済ロール紙R2が形成されつつある状態を示している。また、図10は、反転機構50′の作用を説明するための説明図であり、(イ)は、第1ガイド板41が系外排紙姿勢に、第3ガイド板81が閉止姿勢に姿勢設定された状態、(ロ)は、第3ガイド板81が閉止姿勢を維持したまま第1ガイド板41が系内排紙姿勢に姿勢変更された状態、(ハ)は、第1ガイド板41が系外排紙姿勢に、第3ガイド板81が開放姿勢に姿勢設定された状態をそれぞれ示している。なお、図9および図10において、Yによる方向表示は、図1の場合と同様である。
第2実施形態の画像形成装置10′は、図9に示すように、ストック部30′が装置本体11の外側に形成されている点(すなわちコイル状ストックユニット32が装置本体11の外部に設けられている点)と、第2排紙先切換え手段(排紙処理切換え手段)80が設けられている点とが第1実施形態の画像形成装置10と相違している。
前記ストック部30′は、第1実施形態のものと同様のコイル状ストックユニット32と、装置本体11外における手差し口110と排紙口13との間に設けられた、コイル状ストックユニット32を支持する支持棚34とを備えて構成されている。コイル状ストックユニット32は、入口側が排紙口13の外方で排紙ローラ対131と対向するように支持棚34に支持されている。
前記支持棚34は、装置本体11の前面壁に固定された水平板341と、この水平板341の前縁部から上方に向かって延設された垂直板342とからなっている。これら水平板341および垂直板342は、コイル状ストックユニット32を確実に支持し得るように寸法設定されている。
前記第2排紙先切換え手段80は、図10に示すように、装置本体11の前面壁における排紙口13より若干上方位置に付設された第3ガイド板81と、この第3ガイド板81に姿勢変更を行わせる第3アクチュエータ82と、この第3アクチュエータ82および前記第3ガイド板81を連結するリンクアーム83とを備えて構成されている。
前記第3ガイド板81には、後端部から互いに反対方向に突設された軸突起811が設けられている一方、装置本体11には、排紙口13の直上の前方壁に前記軸突起811が回動自在に支持されるブラケット111が突設され、軸突起811がブラケット111に支持されることによって第3ガイド板81は、軸突起811の軸心回りに正逆回動して引出し紙R0を外部に排紙する系外排紙姿勢と、引出し紙R0をストック部30′へ導く導入姿勢との間で姿勢変更し得るようになっている。また、前記第3ガイド板81には、軸突起811より前方位置から下方に向けて突出した、前記リンクアーム83の上端部が連結される連結片812が設けられている。
そして、第3ガイド板81は、系外排紙姿勢に姿勢設定された状態で先端がコイル状ストックユニット32の入口から上方へ離間する一方、導入姿勢に姿勢設定された状態でコイル状ストックユニット32の入口に対向するようになっている。
前記第3アクチュエータ82は、本実施形態においては、ソレノイド方式のものが採用され、内部にソレノイドが内装されたアクチュエータ本体821と、このアクチュエータ本体821から上方に向かって突設された鉄心822とからなっている。鉄心822は、アクチュエータ本体821内のソレノイドに貫通され、当該ソレノイドの励磁および励磁解消で昇降するようになっている。
前記リンクアーム83は、その上端部が第5軸831を介して当該第5軸831回りに回動自在に鉄心822の下端部に連結されているとともに、その下端部が第6軸832を介して当該第6軸832回りに回動自在に前記第3ガイド板81の連結片812に連結されている。
前記鉄心822がアクチュエータ本体821から下方に突出した状態では、第3ガイド板81がリンクアーム83を介して下方に押し上げられることにより軸突起811回りに時計方向に回動し、これによって図10の(イ)に示す略水平な系外排紙姿勢に姿勢設定される一方、鉄心822がアクチュエータ本体821内に後退した状態では、第3ガイド板81がリンクアーム83を介して上方へ引き上げられることにより軸突起811回りに反時計方向へ回動し、これによって図10の(ロ)に示す前方に向かって先下がりに傾斜した導入姿勢に姿勢設定されるようになっている。
そして、第2実施形態においては、反転機構50′は、第1実施形態で採用されたものと同様の第1排紙先切換え手段40および同排紙ローラ対131から構成されている。但し、第1排紙先切換え手段40は、第1ガイド板41が系内排紙姿勢に姿勢設定された状態で、図10の(ロ)に示すように、当該第1ガイド板41の後端部が後下がりに傾斜する点が先の実施形態と相違している(因みに、第1実施形態においては、第1ガイド板41が系内排紙姿勢に姿勢設定された状態で、図5の(ロ)に示すように、当該第1ガイド板41の前端部が前下がりに傾斜する)。
第2実施形態の画像形成装置10′によれば、第1ガイド板41が略水平になる系外排紙姿勢(対ストック部ガイド姿勢)に姿勢設定された状態で排紙ローラ対131から導出されたカット紙R1は、第3ガイド板81にガイドされてコイル状ストックユニット32へ向い、その巻き癖に援助されて渦巻き状になりながら当該コイル状ストックユニット32へ収納されることになる。そして、カット紙R1の下流側の端部が排紙ローラ対131を通過する直前で当該排紙ローラ対131の駆動が停止され、これによって表面転写済ロール紙R2がコイル状ストックユニット32に一時貯留された状態になる。
この状態で、第3アクチュエータ82の駆動により系外排紙姿勢に姿勢設定されていた第1ガイド板41が、図10の(ロ)に示すように、前下がりに傾斜した系内排紙姿勢に姿勢変更される。これによって第1ガイド板41の前端縁部が排紙ローラ対131より上方に位置した状態になる。この状態で排紙ローラ対131が逆回転(上方のものが時計方向に回転するとともに、下方のものが反時計方向に回転)されることにより、コイル状ストックユニット32に貯留されていた表面転写済ロール紙R2は、第1ガイド板41の裏面に案内されつつ表裏が反転された状態で軌跡板58を介し仕切り板61(図9)上に排紙されることになる。
そして、仕切り板61上に排紙された表裏反転のカット紙R1は、返送ローラ対63の駆動によって仕切り板61上を後方に向って返送され、傾斜部62および最上位の搬送ローラ対194を介して感光体ドラム181へ供給され、裏面側に転写処理が施される。そして、表裏面に転写処理の施されたカット紙R1は、定着装置70において再度定着処理が施された後、系外排紙姿勢に姿勢変更された第1ガイド板41、排紙口13および系外排紙姿勢に姿勢変更された第3ガイド板81とコイル状ストックユニット32の入口上縁部との間を通って装置本体11の外部へと排紙されることになる。
以上詳述したように、本発明に係る画像形成装置10,10′は、装置本体11に内装されたロール紙貯留部19から給紙される転写用の幅広のロール紙Rから引出された引出し紙R0に対してまず表面側に画像形成部18で所定の画像形成処理を施した後、裏面側に同様の転写処理を施す、いわゆる両面コピー用のものである。
そして、かかる画像形成装置10,10′は、定着処理後の表面転写済引出し紙R0を表面転写済ロール紙R2としてストックする前記装置本体11の所定の位置に設けられたストック部30,30′と、定着処理後の引出し紙R0を装置本体11外へ排紙する系外排紙処理とストック部30,30′へ一時的に排紙する系内排紙処理との間で切り換える排紙処理切換え手段と、ストック部30,30′にストックされている表面転写済ロール紙R2を引出して反転させる反転機構50,50′と、反転機構50,50′によって反転された表面転写済ロール紙R2を画像形成部18へ返送して裏面側の画像転写に供する返送搬送路60とを備えている。
したがって、ロール紙貯留部19に貯留されているロール紙Rから引き出された引出し紙R0は、画像形成部18で表面側に画像が転写された後に定着処理が施されて表面転写済引出し紙R0になる。この表面転写処理済引出し紙R0は、排紙処理切換え手段が系内排紙処理に設定された状態で、装置本体11の所定の位置に形成されたストック部30,30′に一時的にストックされて表面転写済ロール紙R2になる。この表面転写済ロール紙は、反転機構50,50′によってストック部30,30′から引き出されて表裏が反転され、返送搬送路60を通って画像形成部18へ返送される。そして、画像形成部18へ返送された引出し紙R0は、その裏面側に転写処理が施され、今度は通常通紙に設定された排紙処理切換え手段を介して装置本体11外に排紙される。
そして、表面転写処理済引出し紙R0は、ストック部30,30′に一時的にストックされた状態で表面転写済ロール紙R2になって渦巻き状で一時収納されるため、従来のようにロール紙から引き出された引出し紙R0が一旦カットされてカット紙R1とされ、このカット紙R1にそのまま反転処理が施される場合に比較し、反転のために用いられる空間を小さくすることができ、これによって、装置本体11の大型化を抑えることができ、画像形成装置のコンパクト化を図る上で好都合である。
また、複数ページに亘って両面コピーが行われるときであっても予め設定された所定長のロール紙Rの全長に亘って一気に両面コピーを施すことができるため、各カット紙R1の1枚ずつを一時貯留空間に送り込んでから一々スイッチバックさせて裏面側に転写処理を施さなければならない従来の方式に比較し、両面コピーの処理効率を大幅に向上させることができる。
また、排紙先切換え手段40,40′は、定着処理後の引出し紙R0を装置本体11外に向けてガイドする系外排紙姿勢と、ストック部30,30′に向けてガイドする系内排紙姿勢との間で姿勢変更可能な第1ガイド板41を備えているため、定着処理が施された後の引出し紙R0は、第1ガイド板41が系外排紙姿勢に姿勢設定された状態では、当該第1ガイド板41のガイドにより装置本体11の外部に排紙される一方、第1ガイド板41が系内排紙姿勢に姿勢設定された状態では、当該第1ガイド板41のガイドによりストック部30,30′に向けて排紙され、第1排紙先切換え手段40,40′の構造を簡単なものにした上で、状況に応じて引出し紙の行き先を確実に仕分けることができる。
また、反転機構50,50′は、ストック部30,30′の出入口に対向配置された反転ローラ対55または排紙ローラ対131と、この反転ローラ対55または排紙ローラ対131のストック部30,30′と反対側に設けられた第2または第3ガイド板51,81とを有し、反転ローラ対55または排紙ローラ対131は、定着処理後の引出し紙R0をストック部30,30′へ向けて搬送する正駆動と、ストックされた引出し紙R0をストック部30,30′から引き出す逆駆動との間で切り換え可能に構成され、第2または第3ガイド板51,81は、反転ローラ対55または排紙ローラ対131が正駆動している状態で定着処理後の引出し紙R0をストック部30,30′に向けてガイドする対ストック部ガイド姿勢と、反転ローラ対55または排紙ローラ対131が逆駆動することによってストック部30,30′から引き出された引出し紙R0を画像形成部18へ向わせる対画像形成部18ガイド姿勢との間で姿勢変更可能に構成されている。
かかる構成を採用したことにより、両面コピーを行うに際し、表面側に転写処理が施された後に定着処理が施された引出し紙R0は、対ストック部姿勢に姿勢設定された第2または第3ガイド板51,81にガイドされることにより反転ローラ対55または排紙ローラ対131に捕捉され、当該反転ローラ対55または排紙ローラ対131の正駆動によってストック部30,30′へ一旦送り込まれる。ついで、第2または第3ガイド板51,81が対画像形成部ガイド姿勢に姿勢設定された状態で反転ローラ対55または排紙ローラ対131が逆駆動されることにより、ストック部30,30′に一時貯留されていた引出し紙R0は、第2または第3ガイド板51,81にガイドされて表裏が反転され、この表裏反転状態で画像形成部18へ返送されて裏面側に画像転写処理が施された後、再度定着処理が施されて外部に排紙される。
このように、反転ローラ対55または排紙ローラ対131の正逆駆動と、第2または第3ガイド板51,81の姿勢変更との組み合わせによって、表面側に転写処理が施された後のカット紙R1の表裏反転処理と、反転されたカット紙R1の画像形成部18への返送処理とを確実に行うことが可能になり、表裏反転構造を簡単なものにし得ることによって製造コストの低減化に貢献することができる。
そして、本発明においては,ストック部30,30′は、板状体が渦巻き状に形成されてなるコイル状ストックユニット32によって形成されているため、コイル状ストックユニット32へ導入された引出し紙R0は、当該コイル状ストックユニット32の渦巻状の隙間に誘導されて容易に渦巻き状になって嵌り込んでいくことが可能になる。そして、カット紙R1は、コイル状ストックユニット32に渦巻状で貯留されることにより、引出し紙R0を伸長状態で貯留する場合に比較し、他の機器との干渉を有効に防止することができるとともに、占有空間を少なく抑えた状態で装置本体11内に貯留することができ、これによって装置本体11のコンパクト化に貢献することができる。
また、第1実施形態のように、ストック部30を装置本体11に内装することによって、画像形成装置10の外観視を簡素なものにすることができる。
これに対し、第2実施形態のように、ストック部30′を装置本体11の外側に設けることによって、装置本体11のさらなるコンパクト化を実現することができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
(1)上記の実施形態においては、コイル状ストックユニット32は全体的に渦巻き状に形成されているが、本発明は、コイル状ストックユニット32が全体的に渦巻状であることに限定されるものではなく、1周分だけ渦巻き状にしてもよい。こうすることによって、コイル状ストックユニット32に導入されたカット紙R1は、最初はコイル状ストックユニット32の内壁面に案内されつつコイル状ストックユニット32内を1周した後、自身に巻き癖が付いていることも手伝って、以後は、特に渦巻状の板に案内されなくても渦巻き状になっていくことができる。また、コイル状ストックユニット32を1周分とすることでコイル状ストックユニット32の材料コストおよび製造コストの低減化にも寄与することができる。
(2)上記の実施形態においては、画像形成装置10として複写機を例に挙げて説明したが、本発明は、画像形成装置10が複写機であることに限定されるものではなく、ファクシミリ装置であってもよいし、コンピュータに接続されたプリンタであってもよい。
(3)上記の実施形態においては、ロール紙貯留部19にロール紙Rが2段で装填されるようになっているが、本発明は、ロール紙貯留部19におけるロール紙Rの装填は2段であることに限定されるものではなく、1段であってもよいし、3段以上(3段、4段あるいは5段)であってもよい。また、各段に2つのロール紙Rを互いに対向した状態で装填し得るように構成してもよい。
(4)上記の第1実施形態においては、第1排紙先切換え手段40として第1ガイド板41を採用し,この第1ガイド板41の姿勢変更でコイル状ストックユニット32からのカット紙R1の排紙方向を給紙方向と変更するようにしているが、かかる第1ガイド板41に代えて反転ローラ対55の姿勢変更でコイル状ストックユニット32内のカット紙R1を返送搬送路60へ向わせるようにしてもよい。
(5)上記の実施形態においては、ストック部30にコイル状ストックユニット32を設け、このコイル状ストックユニット32の渦巻状の隙間の中にカット紙R1の巻き癖を利用して当該カット紙R1を押し込んでいくようにしているが、こうする代わりにカット紙R1の先端部をクリップして強制的にコイル状ストックユニット32の渦巻状の隙間の中に引き込んでいく機構を設けてもよい。こうすることによって、カット紙R1を確実にコイル状ストックユニット32に収納することができる。
また、ストック部30としてコイル状ストックユニット32に代えて巻き芯と、この巻き芯を軸心回りに回転させる駆動手段とを設けてもよい。そして、カット紙R1がストック部30に到達した時点で当該カット紙R1の先端部を巻き芯に係止させた上で駆動手段の駆動でカット紙R1を自動的に巻き取るようにしてもよい。こうすることによって、ストック部30を極めて小容量にすることが可能になり、画像形成装置10のさらなるコンパクト化に貢献することができる。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す外観斜視図である。 第1実施形態の画像形成装置の内部構造の概略を説明するための断面視の説明図であり、ストック部に貯留された表面転写済ロール紙を二点鎖線で示している。 第1排紙先切換え手段が設けられる定着装置の一実施形態を示す斜視図である。 第1排紙先切換え手段の一実施形態を示す斜視図である。 第1排紙先切換え手段の作用を説明するための説明図であり、(イ)は、第1ガイド板が系外排紙姿勢に姿勢設定された状態、(ロ)は、第1ガイド板が系内排紙姿勢に姿勢設定された状態をそれぞれ示している。 反転機構を概念的に示した斜視図であり、第2ガイド板が後下がり姿勢に姿勢設定された状態を示している。 反転機構を概念的に示した斜視図であり、第2ガイド板が前下がり姿勢に姿勢設定された状態を示している。 反転機構の作用を説明するための説明図であり、(イ)は、第2ガイド板が対ストック部ガイド姿勢に姿勢設定された状態、(ロ)は、第2ガイド板が対画像形成部ガイド姿勢に姿勢設定された状態をそれぞれ示している。 第2実施形態の画像形成装置の内部構造の概略を説明するための断面視の説明図であり、ストック部に表面転写済ロール紙が形成されつつある状態を示している。 反転機構の作用を説明するための説明図であり、(イ)は、第1ガイド板が系外排紙姿勢に、第3ガイド板が閉止姿勢に姿勢設定された状態、(ロ)は、第3ガイド板が閉止姿勢を維持したまま第1ガイド板が系内排紙姿勢に姿勢変更された状態、(ハ)は、第1ガイド板が系外排紙姿勢に、第3ガイド板が開放姿勢に姿勢設定された状態をそれぞれ示している。
符号の説明
10,10′ 画像形成装置 11装置本体
111 ブラケット 12 原稿給紙トレイ
13 排紙口 131 排紙ローラ対
132 ローラ軸 14 用紙受け部
140 排紙ボックス 141 前面板
142 側板 15 開閉扉
16 カバー体 17 原稿読取り部
171 給紙ローラ対 172 原稿押えローラ
173 コンタクトガラス 174 光学系ユニット
175 記憶装置 18 画像形成部
181 感光体ドラム 182 クリーニング装置
183 帯電ユニット 184 露光ユニット
185 現像装置 186 定着装置
186b 加圧ローラ 19 ロール紙貯留部
190 ロール紙貯留部 191 上段位置
192 下段位置 193 搬送路
194 搬送ローラ対 195 カッター
20 表裏反転部 30 ストック部
31 ストック板 32 コイル状ストックユニット
33 誘導板 34 支持棚
341 水平板 342 垂直板
40,40′ 第1排紙先切換え手段
41 第1ガイド板 411 軸突起
412 連結片 42 第1アクチュエータ
421 アクチュエータ本体 422 鉄心
43 リンクアーム 431 第1軸
432 第2軸 50,50′ 反転機構
51 第2ガイド板 511 入口開口
512 出口開口 52 底板
521 湾曲部 53 天板
531 軸突起 532 連結片
54 側板 55 反転ローラ対
56 ローラ軸 57 第2アクチュエータ
571 アクチュエータ本体 572 鉄心
573 リンクアーム 574 第3軸
575 第4軸 58 軌跡板
59 フレーム 591 軸支孔
60 返送搬送路 61 仕切り板
62 傾斜部 63 返送ローラ対
70 定着装置 71 加熱ローラ
72 加圧ローラ 73 フレーム
74 ギヤ群 75 排紙ローラ支持板
80 第2排紙先切換え手段 81 第3ガイド板
811 軸突起 812 第3ガイド板812
82 第3アクチュエータ 821 アクチュエータ本体
822 鉄心 83 リンクアーム
831 第5軸 832 第6軸
R ロール紙 R0 引出し紙
R1 カット紙 R2 表面転写済ロール紙

Claims (7)

  1. 装置本体に内装された用紙貯留部から給紙される転写用のロール紙から引出された引出し紙に対して画像形成部で所定の画像形成処理を施した後に当該転写画像に定着処理を施す画像形成装置において、
    定着処理後の表面転写済引出し紙を表面転写済ロール紙としてストックする前記装置本体の所定の位置に設けられたストック部と、
    前記定着処理後の引出し紙を装置本体外へ排紙する系外排紙処理と、前記ストック部へ一時的に排紙する系内排紙処理との間で切り換える排紙処理切換え手段と、
    前記ストック部にストックされている表面転写済ロール紙を引き出して反転させる反転機構と、
    前記反転機構によって反転された表面転写済ロール紙を画像形成部へ返送して裏面側の画像転写に供する返送搬送路とを備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記用紙貯留部に貯留されているロール紙から引出し紙が引き出された状態でその下流端部を幅方向の全長に亘ってカットするカッターが設けられていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記排紙処理切換え手段は、定着処理後の引出し紙を装置本体外に向けてガイドする系外排紙姿勢と、前記ストック部に向けてガイドする系内排紙姿勢との間で姿勢変更可能な第1ガイド板を備えて構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記反転機構は、前記ストック部の出入口に設けられた搬送ローラ対と、この搬送ローラ対と直列に並設された第2ガイド板とを有し、
    前記搬送ローラ対は、定着処理後の引出し紙をストック部へ向けて搬送する正駆動と、ストックされた引出し紙をストック部から引き出す逆駆動との間で切り換え可能に構成され、
    前記第2ガイド板は、前記搬送ローラ対が正駆動している状態で定着処理後の引出し紙を前記ストック部に向けてガイドする対ストック部ガイド姿勢と、前記搬送ローラ対が逆駆動することによってストック部から引き出された引出し紙を画像形成部へ向わせる対画像形成部ガイド姿勢との間で姿勢変更可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記ストック部は、板状体が渦巻き状に形成されてなるコイル状ストックユニットによって形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記ストック部は、前記装置本体内に設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記ストック部は、前記装置本体外に設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。
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