JP2005256985A - ホースバンド - Google Patents

ホースバンド Download PDF

Info

Publication number
JP2005256985A
JP2005256985A JP2004070527A JP2004070527A JP2005256985A JP 2005256985 A JP2005256985 A JP 2005256985A JP 2004070527 A JP2004070527 A JP 2004070527A JP 2004070527 A JP2004070527 A JP 2004070527A JP 2005256985 A JP2005256985 A JP 2005256985A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
latching
receiving
hose band
belt
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004070527A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005256985A5 (ja
Inventor
Kazuo Shimura
一夫 志村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OGINO KENKO KK
Original Assignee
OGINO KENKO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OGINO KENKO KK filed Critical OGINO KENKO KK
Priority to JP2004070527A priority Critical patent/JP2005256985A/ja
Publication of JP2005256985A publication Critical patent/JP2005256985A/ja
Publication of JP2005256985A5 publication Critical patent/JP2005256985A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)

Abstract

【課題】適用範囲径が広く、しかも径の変更が容易なホースバンドとする。
【解決手段】帯状部材1と、この帯状部材1に取り付けられ相互に掛合する掛止部材2及び受け掛止部材3と、を備える。掛止部材2は、その少なくとも一部をばね部材4で構成し、帯状部材1との取付部Bから受け掛止部材3との掛合部Aまでの長さLを伸縮可能とする。加えて、受け掛止部材3に、帯状部材1が挿通される挿通孔3Aを形成し、この挿通孔3Aを通された帯状部材1Aが折り返されることによって、受け掛止部材3が帯状部材1に取り付けられるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホースバンドに関するものである。より詳しくは、例えば、製造工場や食品加工工場等においてパイプにホースを接続する場合や、電柱に配線をくくり付ける場合、更には荷物をくくり付ける場合などに使用することができるホースバンドに関するものである。
この種のホースバンドとしては、適宜加工の施された可撓性を有する環状の帯状部材からなるものや、帯状部材に縮径を図るためのウォームを備えたものなどがある(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
しかしながら、これら従来のホースバンドは、適用範囲径が狭く、また、径の変更に手間がかかる。適用範囲径が狭いと、例えば、同一工場内においてもパイプやホースなどの径はさまざまであるから、適用箇所に応じて複数種のホースバンドを使い分けなければならなくなる。複数種のホースバンドの使い分けは、作業効率の面で好ましくないだけではなく、ホースバンド自体の製造コスト増加にもつながる。また、径の変更に手間がかかると、作業効率が悪くなるだけではなく、パイプやホースなどの締め付けが不完全になる原因ともなる。
特開平10−318473号公報 特開2002−295757号公報
本発明が解決しようとする主たる課題は、適用範囲径が広く、しかも径の変更が容易なホースバンドとすることにある。
この課題を解決した本発明は、次のとおりである。
〔請求項1記載の発明〕
帯状部材と、この帯状部材に取り付けられ相互に掛合する掛止部材及び受け掛止部材と、が備わるホースバンドであって、
前記掛止部材は、その少なくとも一部がばね部材で構成されたことによって前記帯状部材との取付部から前記受け掛止部材との掛合部までの長さが伸縮可能とされ、
前記受け掛止部材は、前記帯状部材が挿通される挿通孔を有し、この挿通孔を通された帯状部材が折り返されることによって、前記受け掛止部材が前記帯状部材に取り付けられる、ことを特徴とするホースバンド。
〔請求項2記載の発明〕
掛止部材が、帯状部材に取り付けられる基材と、この基材に軸支されたレバー材と、このレバー材の軸部よりも基端側に直接又はフック部材を介して取り付けられたばね部材と、を有し、
前記基材に受け係止部が設けられ、かつ前記レバー材に係止部が設けられ、前記レバー材を回動して前記基材に沿わせると、前記係止部及び前記受け係止部が係合する、請求項1記載のホースバンド。
〔請求項3記載の発明〕
掛止部材の基材先端部に受け掛止部材側に延在する延在片が設けられ、前記掛止部材及び前記受け掛止部材を掛合すると、前記延在片が前記受け掛止部材を上から押さえ付ける、請求項2記載のホースバンド。
〔請求項4記載の発明〕
レバー材の両側壁にそれぞれ貫通孔が形成され、
フック部材が、前記貫通孔にそれぞれ側方から貫通する貫通針を有し、この貫通針は、先割り可能とされている、請求項2又は請求項3記載のホースバンド。
〔請求項5記載の発明〕
受け掛止部材が、帯状部材の長手方向に沿う底板及びこの底板の両側縁からそれぞれ上方に延在する側板で断面略コ字状とされ、
前記両側板は、それぞれ前記長手方向に関して異なる複数の位置に切り欠き部が形成され、一方の側板の切り欠き部及びこれに対応する他方の側板の切り欠き部でそれぞれ受け掛合部が構成されている、請求項1〜4のいずれかに記載のホースバンド。
〔請求項6記載の発明〕
掛止部材の先端部が、一方の側板の切り欠き部及びこれに対応する他方の側板の切り欠き部に差し込まれて掛合する板材で構成されている、請求項5記載のホースバンド。
〔請求項7記載の発明〕
板材の基端部に、掛合状態において側板の表面に沿う掛止片が設けられている、請求項6記載のホースバンド。
〔請求項8記載の発明〕
板材及びフック部材の少なくとも一方に、ばね部材の先端部又は基端部が引っ掛かる切り欠き部が形成され、この切り欠き部の開口縁に突片が設けられ、この突片を折り曲げると前記切り欠き部の開口が閉じる、請求項6又は請求項7記載のホースバンド。
本発明によると、ホースバンドの適用範囲径が広くなり、また、ホースバンド径の変更が容易となる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1に示すように、本実施の形態のホースバンド10は、帯状部材1と、この帯状部材1に取り付けられ相互に掛合する掛止部材2及び受け掛止部材3と、から主になる。
帯状部材1の素材は、特に限定されず、例えば、SUS、アルミ、スチール等の可撓性を有する素材や、ナイロン、板紙、ビニール、ポリエステル、ポリプロピレンなどの公知の素材を使用することができる。用途に応じて、例えば、耐久性や防錆性などが要求される製造工場や食品加工工場等における使用であれば、SUSを、柔軟性や客体の毀損防止などが要求される荷造りにおける使用であれば、ナイロンやポリプロピレンなどを、用いるとよい。
本実施の形態の掛止部材2は、その一部がコイルばね等のばね部材4で構成されており、帯状部材1との取付部Bから受け掛止部材3との掛合部Aまでの長さLが伸縮可能とされている。このばね部材4の伸縮によって、ホースバンド10の径は、自動的に微調節(変更)される。この微調節は、ばね部材4の伸縮強度に比例することになるので、ホースバンド10の用途に応じた伸縮強度のばね部材を使用するとよい。
本実施の形態のばね部材4は、図12の(a)及び(b)に示すように、その基端部4A及び先端部4Bの巻き方向がほぼ垂直(ばね部材4の延在方向)に変化しており、後述するレバー材7若しくはフック部材8に引っ掛けることができ、又は受け掛止部材3若しくは後述する板材9に引っ掛けることができる、ようになっている。ただし、これは、本実施の形態では、掛止部材2の一部がばね部材で構成されるようにしたためであり、掛止部材2の全部をばね部材で構成する形態、つまり、ばね部材4の基端部4Aを直接帯状部材1に取り付け、ばね部材4の先端部4Bを直接受け掛止部材3と掛合させる形態、とすることもできる。
本実施の形態の受け掛止部材3は、図2〜4に示すように、帯状部材1の長手方向に沿う底板37及びこの底板37の両側縁からそれぞれ上方に延在する、本実施の形態では上方に折れ曲がる側板38,38で断面略コ字状(図4参照)に形成されている(なお、図2は、側板38,38を底板37に対してほぼ直角に折り曲げて断面略コ字状にする前の状態を示している。)。
底板37には、帯状部材1が挿通される挿通孔3Aが形成されており、図5に模式的に示すように、挿通孔3Aに帯状部材1が挿通され、挿通された帯状部材1Aが折り返されることによって、受け掛止部材3が帯状部材1に取り付けられるようになっている。このように本実施の形態のホースバンド10は、帯状部材1の折り返し位置を変化させることによってホースバンド径を変更するものなので、適用範囲径が大変広い。しかも、微調節(変更)は、ばね部材4によってなされるので、帯状部材1の折り返し位置を厳密に調節する必要がなく、径変更作業は、容易である。
図5に示すように、本実施の形態では、挿通孔3Aの基端側に、挿通孔3Aに平行して第2の挿通孔3Bが形成されている。挿通孔3Aに帯状部材1を挿通するに先立って、この第2の挿通孔3Bに、帯状部材1を挿通しておくと、受け掛止部材3の帯状部材1に対する取り付けが強固で安定したものとなる。
挿通孔3Aや挿通孔3Bの形状は、特に限定されず、帯状部材1を挿通することができるものであれば足りる。本実施の形態では、挿通孔3A及び挿通孔3Bともに、底板37幅方向に細長い略矩形状としている。
一方、受け掛止部材3の側板38,38は、それぞれ長手方向に関して異なる複数の位置に、本実施の形態では4箇所に、それぞれ先端側斜め下方に向かう切り欠き部39,39…が形成されおり、一方の側板38の切り欠き部39及びこれに対応する他方の側板38の切り欠き部39で、それぞれ受け掛合部が構成されている。このように受け掛合部を複数設けることで、ばね部材4による微調節と帯状部材1の折り返しによる大幅な調節との間の中間的な径調節が可能となる。また、この径調節は、掛止部材2と受け掛止部材3とを掛合させる際に、利用する受け掛合部(39,39)を変えるのみで足りるので、容易である。
本発明において、掛止部材2は、その一部がばね部材4で構成されており、受け掛止部材3と掛合するものであれば足りるが、本実施の形態においては、図1に示すように、帯状部材1に取り付けられる基材5(図6〜11参照)と、この基材5の例えば先端部に軸材6によって軸支されたレバー材7と、このレバー材7の軸部(6)よりも基端側に直接又は本実施の形態のようにフック部材8を介して取り付けられたばね部材4と、から主になる。この形態では、掛止部材2の先端側(受け掛止部材3側)を構成するばね部材4が直接又はフック部材8を介してレバー材7の軸部(6)よりも基端側に取り付けられているので、レバー材7を回動して基材5に沿わせると、掛止部材2の掛合部Aが基端側に引かれ、ホースバンド10の径が若干短くなる。したがって、本掛止部材2によると、レバー材7を回動させるという簡易な操作のみによって、パイプやホースなどの対象物の締め付けが完了する。
もっとも、以上によると操作は簡易となるものの、対象物から強い衝撃、振動を受けるなどすると、レバー材7が基材5から離れる方向に回動し、意図せずに締め付けが解除されてしまうおそれがある。そこで、本実施の形態では、図6〜11に示すように、基材5に受け係止部12が設けられ、かつレバー材7に係止部18が設けられ、レバー材7を回動して基材5に沿わせると、係止部18及び受け係止部12が係合するロック機構を備えている。このロック機構の具体的形状は、特に限定されるものではないが、本実施の形態の図11に示すロック機構を推奨する。
本ロック機構においては、まず、受け係止部12が、基材5(平板11)から上方に立ち上がり、その先端部12Aが適宜の角度、本実施の形態では約120〜160度折り返された形状となっている。他方、係止部18は、レバー材7の側壁19に貫通させられた可動板20と、この可動板20を切り欠いて形成した幅狭部22に嵌合され、可動板20の切り欠いていない部位24及び側壁19に挟み込まれたスプリングなどの伸縮部材23と、から主になる。
可動板20の切り欠いていない部位24は、図11の(1)に断面図及び平面図として示すように、係合前においては受け係止部12の先端部12Aに突き当たる位置に設けられている。また、この切り欠いていない部位24の先端側には、挿通部21(切り欠き)が形成されており、この挿通部21は、受け係止部12の先端部12Aよりも、可動板20の長手方向に関する長さが長くなっている。したがって、レバー材7を基材5に沿わせるために下方に回動させると、可動板20の切り欠いていない部位24が受け係止部12の先端部12Aに突き当たり、この先端部12Aは斜め下方を向いているので、可動板20は、伸縮部材23を縮めながら基端側(側壁19側)に徐々にスライドし、図11の(2)に示すように、挿通部21に受け係止部12が挿通されることになる。そして、更にレバー材7を下方に回動させ、可動板20の切り欠いていない部位24が受け係止部12の先端部12Aよりも下方となると、図11の(3)に示すように、縮まっている伸縮部材23が側壁19から受ける反発力によって、可動板20が先端側に押し返され、可動板20の切り欠いていない部位24が係止部12の先端部12Aの下方に戻ることになる。これにより、レバー材7が基材5から離れる方向に回動しようとしても切り欠いていない部位24が受け係止部12の先端部12Aに引っ掛かることになるので、レバー材7の基材5から離れる方向への回動が防止される。以上の係合は、レバー材7を回動して基材5に沿わせるという作業にともなって自動的に行われるので、作業が全く増えない。また、レバー材7を基材5から離れる方向に回動して締め付けを解除するにも、可動板20の先端部20Aを基端側に押しながら行うのみ足りるので、大変簡易である。
本実施の形態において、基材5は、図6及び図7に示すように、基端部が若干幅広の平板11と、この平板11の先端部両側縁から上方に延在し、レバー材7を軸支するための軸材6が挿通される軸孔14が形成された立ち上がり片13,13と、平板11幅広部の先端側に形成された括れ部15から立ち上がる前述した受け係止部12と、から主になる。
基材5の帯状部材1に対する取り付け方法は、特に限定されず、例えば、図6及び図7に示すように、平板11の裏面11bに帯状部材1を溶接、接着、ビス止め、リベット止めするなどして取り付ける方法や、図8及び図9に示すように、平板11の表面11aに括れ部15に沿うように切り欠き16が形成された帯状部材1を溶接、接着、ビス止め、リベット止めするなどして取り付ける方法などを、例示することができる。
ただし、図10に示すように、基材5の先端部よりも受け掛止部材3側において帯状部材1を折り返し、この折り返し縁と基材5先端部との間に帯状部材1で形成された延在片17が設けられるようにするのが好ましい。これにより、掛止部材2と受け掛止部材3との掛合時に、延在片17が受け掛止部材3を、本実施の形態においては底板37を、上から押さえ付けることになるので、掛止部材2と受け掛止部材3との一体性が向上する。この場合、平板11の表面11a及び裏面11bと帯状部材1とは、溶接や、接着、ビス止め、リベット止めすることもできるが、単に帯状部材1とその先端部1Bとで平板11を挟み込むだけの状態としておくことでも足りる。
本実施の形態においては、帯状部材1を受け掛止部材3側において折り返すことによって、基材5の先端部に受け掛止部材3側に延在する延在片17が設けられる形態としたが、これに限定する趣旨ではない。例えば、平板11を受け掛止部材3側に延在させ、この延在部を延在片17とすることもできる。
以上のように、延在片17を設ける場合は、図3に示すように、受け掛止部材3の底板37に、先端側を基端側より低くするための段差部40を設けるのが好ましい。基端側が低くなっていると、この低くなっている部位に延在片17が収まることになるので、ホースバンド10の表面が平滑化する。また、段差部40に、例えば、先述した挿通孔3Aや3Bと同一形状の挿通孔3Cを設け、この挿通孔3Cに延在片17の先端部が挿通するようにすると、掛止部材2と受け掛止部材3との一体性がより向上する。
ところで、本実施の形態において、ばね部材4は、フック部材8を介して間接的にレバー材7に取り付けられているが、このフック部材8の形状、取付形態は、特に限定されない。例えば、レバー材7の両側壁にそれぞれ図示しない貫通孔を形成しておき、図13に示すような、レバー材7の貫通孔にそれぞれ側方から貫通する貫通針28,28と、ばね部材4基端部4Aに形成された輪に通される曲り部27と、を有する針金状のフック部材26用いることができる。もっとも、この形状、取付形態によると、フック部材26が強い力でばね部材4に引っ張られた場合、貫通針28,28がレバー材7の貫通孔から抜けてしまうおそれがある。そこで、フック部材8としては、図14〜16に示すフック部材29,80,90を用いることを推奨する。
まず、フック部材29は、図14に示すように、ばね部材4基端部4Aが引っ掛かる切り抜き部32が形成された架材31と、この架材31の両側端部に取り付けられた側材36,36と、この側材36,36の下端部に取り付けられ、又は下端部から折れ曲がり、レバー材7の貫通孔にそれぞれ側方から貫通する貫通針34,34と、から主になる。そして、このフック部材29においては、図14の(c)に示すように、貫通針34,34が、それぞれ2つの分割針34A及び34Bに分割形成されており、先割り可能とされている。したがって、本フック部材29によると、分割針34A及び34Bを、レバー材7の貫通孔に貫通した後、適宜の方向に曲げることによって、貫通針34,34がレバー材7の貫通孔から抜けてしまうのを防止することができる。
また、本フック部材29においては、図14の(a)に示すように、架材31に形成された切り欠き部32の開口縁35に突片33が設けられており、この突片33を折り曲げると切り欠き部32の開口が閉じるようになっている。したがって、切り欠き部32に引っ掛けたばね部材4の基端部4Aが、例えば、側材36,36などに移動してしまうのを防止することができるので、ホースバンド径の意図しない変化を避けることができる。
本実施の形態では、突片33の折り曲げを容易とするために、開口縁35の両側に円弧状の切り欠き35A,35Aを形成して、開口縁35が幅狭となるようにしている。
次に、フック部材80は、図15に示すように、ばね部材4基端部4Aが引っ掛かる切り抜き部83が形成された架材85と、この架材85の両側端部から鈍角に折れ曲がる側材81,81と、この側材81,81の下端部から略直角に折れ曲がり、レバー材7の貫通孔にそれぞれ側方から貫通する貫通針82,82と、から主になる。本フック部材80は、側材81,81が架材85側から貫通針82側に向かって外方に広がった状態となっているので、そのままの状態で貫通針82,82の先端部をそれぞれレバー材7の貫通孔が形成された位置に一致させることができ、この一致させた状態で側材81,81を内方に曲げると、フック部材80がレバー材7に取り付けられることになる。つまり、本フック部材80は、レバー材7への取り付けにあたって、側材81,81を外方に広げる作業を要しない利点を有する。
側材81,81の外方への広がり具合は、特に限定されず、そのままの状態で貫通針82,82の先端部をそれぞれレバー材7の貫通孔が形成された位置に一致させることができれば足りる。本実施の形態では、側材81,81を、架材85の両側端部から99°の鈍角に折り曲げることにより、広がった状態としている。また、本実施の形態では、架材85から側材81,81への折れ曲がり部の内側縁に、それぞれ円弧状の切り欠き81A,81Aを形成し、側材81,81を内方に曲げ易くしている。
本フック部材80においても、図15の(a)に示すように、貫通針82,82が、それぞれ2つの分割針82A及び82Bに分割形成されており、先割り可能とされている。したがって、フック部材29によるのと同様、本フック部材80によっても、分割針82A及び82Bを、レバー材7の貫通孔に貫通した後、適宜の方向に曲げることによって、貫通針82,82がレバー材7の貫通孔から抜けてしまうのを防止することができる。
また、本フック部材80においても、図15の(a)に示すように、架材85に形成された切り欠き部83の開口縁に突片84が設けられており、この突片84を折り曲げると切り欠き部83の開口が閉じるようになっている。したがって、切り欠き部83に引っ掛けたばね部材4の基端部4Aが、例えば、側材81,81などに移動してしまうのを防止することができるので、ホースバンド径の意図しない変化を避けることができる。
本実施の形態では、突片84の折り曲げを容易とするために、開口縁に円弧状の切り欠き84Aを形成している。
さらに、フック部材90は、図16に示すように、ばね部材4基端部4Aが引っ掛かる切り抜き部93が形成された架材95と、この架材95の両側端部に取り付けられた側材91,91と、この側材91,91の下端部に取り付けられ、又は下端部から折れ曲がり、レバー材7の貫通孔にそれぞれ側方から貫通する貫通針92,92と、から主になる。そして、このフック部材90においても、図16の(a)に示すように、貫通針92,92が、それぞれ2つの分割針92A及び92Bに分割形成されており、先割り可能とされている。したがって、本フック部材90によっても、分割針92A及び92Bを、レバー材7の貫通孔に貫通した後、適宜の方向に曲げることによって、貫通針92,92がレバー材7の貫通孔から抜けてしまうのを防止することができる。
また、本フック部材90においても、図16の(a)に示すように、架材95に形成された切り欠き部93の開口縁に突片94が設けられており、この突片94を折り曲げると切り欠き部93の開口が閉じるようになっている。したがって、切り欠き部93に引っ掛けたばね部材4の基端部4Aが、例えば、側材91,91などに移動してしまうのを防止することができるので、ホースバンド径の意図しない変化を避けることができる。
本実施の形態でも、突片94の折り曲げを容易とするために、開口縁に円弧状の切り欠き94Aを形成している。
図1に示すように、本実施の形態において、ばね部材4の先端部4Bには、一方の側板38の切り欠き部39及びこれに対応する他方の側板38の切り欠き部39に差し込まれて掛合する板状の板材9が取り付けられている。本発明においては、ばね部材4の先端部4Bを直接受け掛止部材3に引っ掛けて掛合させることもできるが、本実施の形態のように、板材9を用いると、取り外し(掛合解除)時に板材9に力をかける(摘む)ことができる(本実施の形態の形状であれば、板材9を引き上げることになる。)ので、掛合の解除が容易となる。
板材9の形状は、特に限定されず、受け掛止部材3の切り欠き部39,39に差し込むことができるものであれば足りるが、基端部に掛合状態(受け掛止部材3の切り欠き部39,39に差し込まれた状態)において側板38,38の表面に沿う掛止片が設けられているものが好ましい。側板38,38の表面に沿う掛止片が設けられていることによって、板材9が横方向にずれて意図せずに受け掛止部材3の切り欠き部39,39から外れてしまうのを、防止することができる。
この掛止片の例としては、図17〜20に示すような、側板38,38の各外側表面に沿う掛止片45,45、掛止片52,52、掛止片59,59、掛止片68,68等を例示することができる。ただし、両外側表面に沿う形態に限定する趣旨ではなく、例えば、一方の側板38の両表面(内側表面及び外側表面)に沿う掛止片や、側板38,38の各内側表面に沿う掛止片等も例示することができる。
また、板材9は、その基端部から先端部にかけて平坦とすることもできるが、掛合解除の容易性という観点からは、図17に示すように、先端側41Aが基端側41Bに対して、適宜の角度、本実施の形態では40〜50度折れ曲がっている方が好ましい。なお、図18の板材9においも先端側48Aが基端側48Bに対して、図19の板材9においても先端側55Aが基端側55Bに対して、図20の板材9においても先端側64Aが基端側64Bに対して、それぞれ40〜50度折れ曲がっている。
さらに、本実施の形態の板材9は、ばね部材4の先端部4Bに取り付けられるものであるため、ばね部材4の引っ掛け部を有するものである必要があるが、この引っ掛け部の形態は、特に限定されない。例えば、図17の(a)に平面図を、(b)にその側面図を示すような、主材41と、図17の(c)に平面図を、(d)にその底面図を示すような、補助材42と、の組み合わせによるものを例示することができる。主材41には、その基端縁から上方に切り欠かれた引っ掛け部46が形成されており、この引っ掛け部46の基端部両側方には、一対のリベット孔43,43が形成されている。また、補助材42の両側端部にも主材41のリベット孔43,43と同一形状のリベット孔44,44が形成されている。
この形態においては、引っ掛け部46にばね部材4先端部4Bの輪を位置させた後、補助材42を、主材41のリベット孔43,43と補助材42のリベット孔44,44とが一致するように、ばね部材4先端部4Bの輪を通して主材41に重ね合わせてから、リベット孔43,43及びリベット孔44,44を利用して、リベット留めする。これにより、ばね部材4の先端部4Bが引っ掛け部46から外れない状態となる。
本形態においては、掛止片45,45が主材41に設けられているが、これに限定する趣旨ではない。図18の(a)に平面図を、(b)にその側面図を示すような、前述した引っ掛け部46と同一形状の引っ掛け部53及びリベット孔49,49が形成された主材48には、掛止片が設けられておらず、図18の(c)に平面図を、(d)にその底面図を示すような、両側端部に主材48のリベット孔49,49と同一形状のリベット孔51,51が形成された補助材50に、掛止片52,52が設けられたものを用いてもよい。
また、図19の(a)に平面図を、(b)にその側面図を示すような、側縁から内方に切り欠かれた引っ掛け部58が形成され、基端部の引っ掛け部58側の側端部に、1つのリベット孔56が形成された主材55と、図19の(c)に平面図を、(d)にその底面図を、(e)に側面図を示すような、主材55のリベット孔56と同一形状のリベット孔61が中央部に形成され、かつ先端部62がほぼ垂直に折れ曲がる補助材60と、の組み合わせによることもできる。
この形態においては、ばね部材4先端部4Bの輪に主材55の基端部を通した後、補助材60の先端部62を引っ掛け部58に引っ掛けつつ、リベット孔61をリベット孔56に一致させてリベット留めする。この形態においては、補助材60の先端部62を引っ掛け部58に引っ掛けることによって、補助材60の回転を防止し、もってリベット留めする箇所を一箇所で足りるようにしている。
ただし、以上の形態によると、板材9に予想外の力が加わるなどしてリベットが外れる可能性が皆無ではないため、例えば、食品加工場などにおいて使用する場合は、図20に示す形態の板材9を推奨する。
本板材9は、図20の(a)に平面図を、(b)にその側面図を示すように、主材64に、その側縁から内方に切り欠かれた引っ掛け部(切り欠き部)65が形成されており、この引っ掛け部65の開口縁に突片66が設けられている。本板材9は、リベット等を使用しないので、先の問題を生じるおそれはなく、また、この突片66を折り曲げると引っ掛け部65の開口が閉じるので、引っ掛け部65に引っ掛けたばね部材4の先端部4Bが外れてしまうおそれもない。
本実施の形態では、突片66の折り曲げを容易とするために、開口縁の一側に円弧状の切り欠き67を形成して、開口縁が幅狭となるようにしている。
ホースバンドの斜視図である。 受け掛止部材の展開図である。 受け掛止部材の側面図である。 図3の≡‐≡線矢視図である。 受け掛止部材及び帯状部材の取付関係を示す断面模式図である。 基材及び帯状部材の取付関係を示す平面図である。 基材及び帯状部材の取付関係を示す側面図である。 基材及び帯状部材の取付関係を示す平面図である。 基材及び帯状部材の取付関係を示す側面図である。 基材及び帯状部材の取付関係を示す側面図である。 係合部及び受け係合部の係合を説明するための断面図及び平面図である。 ばね部材である。 第1の形態のフック部材である。 第2の形態のフック部材である。 第3の形態のフック部材である。 第4の形態のフック部材である。 第1の形態の板材である。 第2の形態の板材である。 第3の形態の板材である。 第4の形態の板材である。
符号の説明
1…帯状部材、2…掛止部材、3…受け掛止部材、4…ばね部材、5…基材、7…レバー材、8,26,29,80,90…フック部材、9…板材、10…ホースバンド、12…受け係合部、18…係合部。

Claims (8)

  1. 帯状部材と、この帯状部材に取り付けられ相互に掛合する掛止部材及び受け掛止部材と、が備わるホースバンドであって、
    前記掛止部材は、その少なくとも一部がばね部材で構成されたことによって前記帯状部材との取付部から前記受け掛止部材との掛合部までの長さが伸縮可能とされ、
    前記受け掛止部材は、前記帯状部材が挿通される挿通孔を有し、この挿通孔を通された帯状部材が折り返されることによって、前記受け掛止部材が前記帯状部材に取り付けられる、ことを特徴とするホースバンド。
  2. 掛止部材が、帯状部材に取り付けられる基材と、この基材に軸支されたレバー材と、このレバー材の軸部よりも基端側に直接又はフック部材を介して取り付けられたばね部材と、を有し、
    前記基材に受け係止部が設けられ、かつ前記レバー材に係止部が設けられ、前記レバー材を回動して前記基材に沿わせると、前記係止部及び前記受け係止部が係合する、請求項1記載のホースバンド。
  3. 掛止部材の基材先端部に受け掛止部材側に延在する延在片が設けられ、前記掛止部材及び前記受け掛止部材を掛合すると、前記延在片が前記受け掛止部材を上から押さえ付ける、請求項2記載のホースバンド。
  4. レバー材の両側壁にそれぞれ貫通孔が形成され、
    フック部材が、前記貫通孔にそれぞれ側方から貫通する貫通針を有し、この貫通針は、先割り可能とされている、請求項2又は請求項3記載のホースバンド。
  5. 受け掛止部材が、帯状部材の長手方向に沿う底板及びこの底板の両側縁からそれぞれ上方に延在する側板で断面略コ字状とされ、
    前記両側板は、それぞれ前記長手方向に関して異なる複数の位置に切り欠き部が形成され、一方の側板の切り欠き部及びこれに対応する他方の側板の切り欠き部でそれぞれ受け掛合部が構成されている、請求項1〜4のいずれかに記載のホースバンド。
  6. 掛止部材の先端部が、一方の側板の切り欠き部及びこれに対応する他方の側板の切り欠き部に差し込まれて掛合する板材で構成されている、請求項5記載のホースバンド。
  7. 板材の基端部に、掛合状態において側板の表面に沿う掛止片が設けられている、請求項6記載のホースバンド。
  8. 板材及びフック部材の少なくとも一方に、ばね部材の先端部又は基端部が引っ掛かる切り欠き部が形成され、この切り欠き部の開口縁に突片が設けられ、この突片を折り曲げると前記切り欠き部の開口が閉じる、請求項6又は請求項7記載のホースバンド。
JP2004070527A 2004-03-12 2004-03-12 ホースバンド Pending JP2005256985A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004070527A JP2005256985A (ja) 2004-03-12 2004-03-12 ホースバンド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004070527A JP2005256985A (ja) 2004-03-12 2004-03-12 ホースバンド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005256985A true JP2005256985A (ja) 2005-09-22
JP2005256985A5 JP2005256985A5 (ja) 2007-06-14

Family

ID=35082902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004070527A Pending JP2005256985A (ja) 2004-03-12 2004-03-12 ホースバンド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005256985A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08210320A (ja) * 1995-02-07 1996-08-20 Togo Seisakusho:Kk ホースクリップ
JPH094777A (ja) * 1995-03-01 1997-01-07 Hans Oetiker Ag Mas & Apparatefab レバー型クランプ
JPH1047740A (ja) * 1996-07-29 1998-02-20 O K Kizai Kk 締付バンド及び該バンドによるダクト接続構造
JP2000240618A (ja) * 1999-02-22 2000-09-05 Nichido Denko Kk バンド用留め具

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08210320A (ja) * 1995-02-07 1996-08-20 Togo Seisakusho:Kk ホースクリップ
JPH094777A (ja) * 1995-03-01 1997-01-07 Hans Oetiker Ag Mas & Apparatefab レバー型クランプ
JPH1047740A (ja) * 1996-07-29 1998-02-20 O K Kizai Kk 締付バンド及び該バンドによるダクト接続構造
JP2000240618A (ja) * 1999-02-22 2000-09-05 Nichido Denko Kk バンド用留め具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5714317B2 (ja) バネクリップ
US8636454B2 (en) Fastener
US7100248B2 (en) Flexible tie strap
US11105354B2 (en) Fastening clip
JP5961864B2 (ja) 引き出し、および、引き出し底部を強固にクランプするための工具
US5644819A (en) Reusable metallic banding assembly
US20110123260A1 (en) Quick-action fastening element
EP1050705A1 (en) Hose clip
JP5378545B2 (ja) ホースクランプ
JP2008256142A (ja) ホースクランプ
JP2004131182A (ja) 補強用のリブを設けたボールロック式ケーブルタイ
JP2006336411A (ja) ワンタッチ式ヘッダー固定金具
JP2005187073A (ja) 陥凹面を設けたストラップ緊結用バックル
JP2014218777A (ja) 金属製天井下地材用のクリップ金具
JP2010112508A (ja) 押込みタイプの固定具
JP2005256985A (ja) ホースバンド
WO2017199842A1 (ja) クリップ
JP6521827B2 (ja) スクリーン枠に対するスクリーンの取付構造
JPH11230448A (ja) クリップ
JP4516498B2 (ja) 長尺体保持具
JP5660921B2 (ja) 配線・配管材保持具および配線・配管材の固定方法
KR200486842Y1 (ko) 견고성이 향상된 체결밴드
WO2011011611A1 (en) Band seal with selectively deployable locking members
JP6931785B2 (ja) 結束バンド
JP7123680B2 (ja) 金属製棒材への固定部構造、および保持具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070309

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070425

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091218

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100507