JP2005256569A - 建設機械のオイルフィルタ配管構造 - Google Patents
建設機械のオイルフィルタ配管構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005256569A JP2005256569A JP2004073440A JP2004073440A JP2005256569A JP 2005256569 A JP2005256569 A JP 2005256569A JP 2004073440 A JP2004073440 A JP 2004073440A JP 2004073440 A JP2004073440 A JP 2004073440A JP 2005256569 A JP2005256569 A JP 2005256569A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- oil filter
- piping
- filter
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Abstract
【課題】オイルフィルタの搭載位置、及び、配管構造を簡略化し、コストを低減することができる構造を得る。
【解決手段】旋回フレーム20に予め貫通孔34を設けておき、エンジン23とエンジンオイルフィルタ31との間を接続する配管33を前記貫通孔34を通して配管することにより、側壁(仕切板28)の外側での配管の引き回しを無くし、最短で、且つ、簡単な配管を可能にした建設機械のオイルフィルタ配管構造を提供する。
【選択図】図3
【解決手段】旋回フレーム20に予め貫通孔34を設けておき、エンジン23とエンジンオイルフィルタ31との間を接続する配管33を前記貫通孔34を通して配管することにより、側壁(仕切板28)の外側での配管の引き回しを無くし、最短で、且つ、簡単な配管を可能にした建設機械のオイルフィルタ配管構造を提供する。
【選択図】図3
Description
本発明は例えば油圧ショベルのような建設機械に関するものであり、特に、エンジンを潤滑するエンジンオイルの循環経路内に設けられたオイルフィルタを、エンジンとは別の部屋内に配置して成る建設機械のオイルフィルタの配管構造に関するものである。
従来、油圧ショベルは、エンジンを備えており、このエンジンを潤滑するのにエンジンオイルを使用している。このエンジンオイルでは、エンジンに付設されたオイルパンからエンジンオイルをポンプで汲み上げ、この汲み上げたエンジンオイルをエンジンの摺動各部に供給するようにしている。そのエンジンオイルは、エンジンの作動を円滑にするためのものであることから、エンジンの駆動時には摺動による摩耗粉やシール部材の破片等の固形異物が発生する。従って、この固形異物がエンジンオイルに混入することになる。このことから、エンジンオイルの循環経路にもオイルフィルタ、所謂、エンジンオイルフィルタを設けて、常にエンジンオイルから固形異物を分離除去するようにしている。
このエンジンオイルフィルタは、以前ではエンジンの近傍に設置されていたが、定期的にフィルタの交換を行う必要があり、又、必要に応じて修理や部品交換を行わなければならない。即ち、エンジンオイルフィルタは定期的に、又、随時にメンテナンスを行う必要がある。しかし、油圧ショベルでメンテナンスを行い、必要に応じて修理や部品交換を行わなければならない部品は、オイルフィルタ類だけ見てもメイン回路用のオイルフィルタ、パイロット回路用オイルフィルタ等のフィルタ類があり、これらも定期的に、又、随時にメンテナンスを行う必要がある。従って、それぞれのオイルフィルタが別個の位置に配置されていると、同時に点検乃至フィルタ交換等のメンテナンス作業を行う上で不便で、作業性が悪いという難点がある。
そこで、メンテナンスを行う必要のある各種オイルフィルタを、フレーム材で区切られた一つの部屋に集めて配置し、その部屋で集中管理をする構造にした建設機械も既に知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平2001−288777号公報。
しかしながら、特許文献1記載の発明は、エンジンとエンジンオイルフィルタを接続しているホース又はパイプ(以下、単に「パイプ材」という)は、上部旋回体のフレーム材で作られている壁を突き抜くこと無しに、該フレーム材の外側を大きく引き回して配管している。このため、エンジンオイルフィルタの搭載位置やパイプ材の曲げ角度の制約によって搭載が複雑になり、又、配管が困難な場合もあった。更に、配管のレイアウトが複雑化し、長い配管を必要とする等、コストも高くなるという問題点があった。
そこで、オイルフィルタの搭載位置、及び、配管構造を簡略化し、コストを低減できる構造を得るために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、上部旋回体に設けられた建屋内に、該建屋内を仕切板で区切って作られた複数の部屋を有し、エンジンとエンジンオイルフィルタをそれぞれ別々の前記部屋内に配設して成ると共に、該エンジンと該エンジンオイルフィルタとの間をパイプ材で連結し、前記エンジンと前記エンジンオイルフィルタを循環して流れるエンジンオイルを前記パイプ材を通して流す建設機械に於いて、前記上部旋回体の旋回フレームに貫通孔を設け、前記パイプ材を該貫通孔を通して配管した建設機械のオイルフィルタ配管構造を提供する。
この構成によれば、エンジンとオイルフィルタを連結しているパイプ材を旋回フレームの貫通孔を通すことによって、フレーム材の外側でのパイプ材の引き回しを無くし、最短で、且つ、簡単な配管が得られる。
請求項1記載の発明は、エンジンとオイルフィルタを連結しているパイプ材を最短の距離で配管することができるので、パイプ材の使用量が減り、コスト低減に寄与する。又、配管構造も簡略化されてパイプ材を搭載し易くなるので、配管作業も簡単になり、更にコストを下げることが可能になる。
オイルフィルタの搭載位置、及び、配管構造を簡略化し、コストを低減できる構造を得るために、上部旋回体に設けられた建屋内に、該建屋内を仕切板で区切って作られた複数の部屋を有し、エンジンとエンジンオイルフィルタをそれぞれ別々の前記部屋内に配設して成ると共に、該エンジンと該エンジンオイルフィルタとの間をパイプ材で連結し、前記エンジンと前記エンジンオイルフィルタとを還流するエンジンオイルを前記パイプ材を通して流すようにした建設機械に於いて、前記上部旋回体の旋回フレームに貫通孔を設け、前記パイプ材を該貫通孔を通して配管した建設機械のオイルフィルタ配管構造を提供する。
以下、本発明の一実施例を図面に従って詳述する。図1は本発明を適用した建設機械としての油圧ショベルを示す。該油圧ショベル10は、下部走行体11上に旋回機構12を介して上部旋回体13が旋回自在に載置されている。上部旋回体13には、その前方一側部にキャブ14が設けられ、且つ、前方中央部にブーム15が俯仰可能に取り付けられている。又、ブーム15の先端にアーム16が上下回動自在に取り付けられ、更に該アーム16の先端にバケット17が取り付けられている。
上部旋回体13の旋回フレーム20及びプラットホーム21上には、前記キャブ14の他に、建屋18が設けられている。その建屋18は、外側がカバーで覆われ、内部にはエンジン23やポンプ装置24の他に、各種のオイルフィルタ及び機器類、補器類等が配置されている。又、建屋18内は、仕切板28(図2乃至図4参照)を壁として複数の部屋に区切られており、例えば前記エンジン23及びポンプ装置24を配置したエンジン室25、オイルフィルタ(31,32)を配置したフィルタ設置室26等が作られている(図2及び図3参照)。
フィルタ設置室26の内部を図2乃至図4に示す。フィルタ設置室26は、一側面に開閉カバー29がヒンジ30を介して開閉可能に取り付けられると共に、下面にはアンダーカバー22が取り付けられ、箱状の部屋として形成されている。更に、フィルタ設置室26内には、該フィルタ設置室26を形成している建屋18の内面に、ブラケット37を介して、エンジンオイルフィルタ31とパイロット回路用オイルフィルタ32とが配設されている。これら、各オイルフィルタ31,32は、図2から明らかなように、本体部31a,32aの下部に、内部にフィルタを装着しているフィルタケース31b,32bが着脱可能に取り付けられている。又、本体部31a,32aには、流入側配管31c,32cと、流出側配管31d,32dとが設けられている。
ここで、エンジンオイルフィルタ31は、エンジン室25のエンジン23及び図示せぬオイルパン及びオイルポンプとの間を流れるエンジンオイルの循環経路を形成している配管33に接続されており、エンジン23からオイルパンに還流するエンジンオイル中に含まれる固形異物等をフィルタケース31b内で分離し、固形異物等を含まないエンジンオイルを流出する。その配管33は、ホース又は管材等のパイプ材で構成されており、図3及び図4に示すように、旋回フレーム20に予め開設してある貫通孔34を通ってエンジン室25に導かれ、エンジン23及びオイルパンと接続されている。
一方、パイロット回路用オイルフィルタ32は、コントロールバルブから図示せぬ作動油タンクに作動油を還流させる配管35に接続されており、流入側配管32cから本体部32a内に流入する固形異物を含んだ作動油がフィルタケース32b内を通る際に、固形異物等を捕捉し、固形異物等を分離した作動油を流出側配管32dから流出する。その配管35も、ホース又は管材等のパイプ材で構成されており、図3及び図4に示すように、旋回フレーム20に予め開設してある貫通孔34を通って作動油タンクに導かれ、該作動油タンクと接続されている。
そして、このように構成された油圧ショベルのエンジンオイルフィルタ31及びパイロット回路用オイルフィルタ32は、油圧ショベルの運転時間を目安として、定期的にフィルタの交換が行われる。又、フィルタの交換以外にも、随時点検や修理が必要となる。このようなメンテナンス作業を行う場合は、フィルタ設置室26の側面を閉じている開閉カバー29を開くことにより、点検及び修理を行うことができる。即ち、フィルタ設置室26では、エンジンオイルフィルタ31とパイロット回路用オイルフィルタ32を集中管理することが可能である。又、これ以外の補器類等も設置しておくと、同じ場所で集中管理することができる。
従って、この実施例の構造では、エンジン23とエンジンオイルフィルタ31、並びに、作動油タンク19とパイロット回路用オイルフィルタ32を接続するパイプ材(配管33、配管35)を、旋回フレーム20に予め開設してある貫通孔34を通すことによって、従来構造で行っていた側壁(仕切板28)の外側での、配管の引き回しが無くなる。又、旋回フレーム20の貫通孔34を通すことによって、最短で、且つ、簡単な配管が可能になり、パイプ材の使用を最小限にしてコストの低減を図ることができる。又、側壁(仕切板28)の外側でのパイプ材の引き回しを無くすことによって配管の簡略化が図れ、更にコストの低減が可能になる。
尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
18 建屋
23 エンジン
24 ポンプ装置
25 エンジン室
26 フィルタ設置室
28 仕切板
31 エンジンオイルフィルタ
31a 本体部
31b フィルタケース
31c 流入側配管
31d 流出側配管
32 パイロット回路用オイルフィルタ
32a 本体部
32b フィルタケース
32c 流入側配管
32d 流出側配管
33 配管
34 貫通孔
35 配管
23 エンジン
24 ポンプ装置
25 エンジン室
26 フィルタ設置室
28 仕切板
31 エンジンオイルフィルタ
31a 本体部
31b フィルタケース
31c 流入側配管
31d 流出側配管
32 パイロット回路用オイルフィルタ
32a 本体部
32b フィルタケース
32c 流入側配管
32d 流出側配管
33 配管
34 貫通孔
35 配管
Claims (1)
- 上部旋回体に設けられた建屋内に、該建屋内を仕切板で区切って作られた複数の部屋を有し、エンジンとエンジンオイルフィルタをそれぞれ別々の前記部屋内に配設して成ると共に、該エンジンと該エンジンオイルフィルタとの間をパイプ材で連結し、前記エンジンと前記エンジンオイルフィルタを循環して流れるエンジンオイルを前記パイプ材を通して流す建設機械に於いて、
前記上部旋回体の旋回フレームに貫通孔を設け、前記パイプ材を該貫通孔を通して配管したことを特徴とする建設機械のオイルフィルタ配管構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004073440A JP2005256569A (ja) | 2004-03-15 | 2004-03-15 | 建設機械のオイルフィルタ配管構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004073440A JP2005256569A (ja) | 2004-03-15 | 2004-03-15 | 建設機械のオイルフィルタ配管構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005256569A true JP2005256569A (ja) | 2005-09-22 |
Family
ID=35082569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004073440A Pending JP2005256569A (ja) | 2004-03-15 | 2004-03-15 | 建設機械のオイルフィルタ配管構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005256569A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2581505A2 (en) | 2011-10-13 | 2013-04-17 | Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. | Operating machine with hydraulic hose guide means |
US20160202506A1 (en) * | 2013-08-09 | 2016-07-14 | Kohoku Kogyo Co., Ltd. | Optical device |
JP2017160751A (ja) * | 2016-03-11 | 2017-09-14 | コベルコ建機株式会社 | 作業機械 |
-
2004
- 2004-03-15 JP JP2004073440A patent/JP2005256569A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2581505A2 (en) | 2011-10-13 | 2013-04-17 | Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. | Operating machine with hydraulic hose guide means |
US8820821B2 (en) | 2011-10-13 | 2014-09-02 | Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. | Operating machine |
US20160202506A1 (en) * | 2013-08-09 | 2016-07-14 | Kohoku Kogyo Co., Ltd. | Optical device |
US10025122B2 (en) * | 2013-08-09 | 2018-07-17 | Kohoku Kogyo Co., Ltd. | Optical device |
JP2017160751A (ja) * | 2016-03-11 | 2017-09-14 | コベルコ建機株式会社 | 作業機械 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4953191B2 (ja) | 建設機械 | |
JP2008055024A (ja) | トンネル消火栓装置 | |
JP4489705B2 (ja) | 建設機械のスイベルジョイント | |
JP5028438B2 (ja) | 建設機械 | |
JP6472672B2 (ja) | 建設機械 | |
JP4525654B2 (ja) | 建設機械 | |
JP2013117189A (ja) | 作業機械 | |
JP2005256569A (ja) | 建設機械のオイルフィルタ配管構造 | |
JPWO2004076265A1 (ja) | 後端小旋回油圧ショベル | |
JP2015229904A (ja) | 建設機械 | |
JP2008087530A (ja) | 建設機械における空調装置 | |
JP4172135B2 (ja) | 建設機械のフィルタ類装着構造 | |
JP2006328883A (ja) | 作業機械の作動油タンク構造 | |
JP6260635B2 (ja) | 作業機械 | |
JP2007161156A (ja) | タンカーの荷液配管布設構造 | |
JP2016102359A (ja) | 建設機械 | |
KR100483892B1 (ko) | 감속기 부착 유압모터장치 | |
JP2008019675A (ja) | 建設機械のリターン回路 | |
JP2014237945A (ja) | 建設機械のバルブ装置 | |
US9255384B2 (en) | Construction machine with pilot hoses | |
JP3656369B2 (ja) | 建設機械の作動油タンク | |
JP6399376B1 (ja) | 給水維持方法 | |
JP5770603B2 (ja) | 排水ます | |
JP2021025354A (ja) | 建設機械 | |
JP2006193949A (ja) | 建設機械の上部旋回体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20050712 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20070412 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070424 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20070821 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |