JP2005256553A - 引戸のシール構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 引戸と、引戸の下枠100に固定される固定フレーム20と、固定フレーム20に支持され、固定フレーム20の下端面から突出入可能な閉塞フレーム30と、引戸の水平方向の動きを閉塞フレーム30の上下方向の動きに変換する動作変換部DHとを備え、動作変換部DHは、引戸枠の下枠と縦枠が交差部の近傍に、上方に突出する突出部200aと、固定フレーム20に軸支され、突出部200aに当接して回動する作動片22と、水平方向に移動可能に支持され、押圧部54が形成された移動体50と、被押圧部32が形成された閉塞フレーム30を備える引戸のシール構造である。
【選択図】 図4
Description
また、特許文献1においては、引戸の下枠から突出する閉塞部材の突出量がいずれの位置においても同じ突出量となっている。しかしながら、引戸および引戸枠はほとんどの場合、正確な矩形形状から若干変形しており、引戸の下枠と引戸枠の下枠との間に生じる隙間は場所によって広くなったり狭くなったりしているため、特許文献1における閉塞部材を用いても隙間の確実な閉塞は非常に困難であるという課題もある。
これにより、閉塞フレームおよび閉塞フレームを押圧している部材の両方の部材を閉塞フレームが引戸の下枠に収容する方向に付勢させることができるので、特に力を入れることなく引戸を開けても、引戸の下枠部分と引戸枠の下枠との間の隙間の閉塞を確実に解除することができる。
これにより、引戸の下枠からの閉塞フレームの突出量を不均一にすることができるので、引戸の下枠と引戸枠の下枠との間の隙間が建付け等の状態によって引戸の下枠の両端部分において隙間の広さが異なっている場合であっても、確実に閉塞部材により隙間を閉塞することができる。
さらに、前記押圧部と前記被押圧部は、互いに摺動可能に形成されていることを特徴とする。
これにより、移動体の横方向の動きを閉塞フレームの上下方向の動きに円滑に変換することができる。
これにより、閉塞フレームが隙間を閉塞する際において、閉塞フレームが床面に接触した際に生じる音を軽減させることができる。
図1は、本実施の形態における引戸のシール構造の組立説明図である。図2は、引戸の下枠部分における拡大説明図である。
引戸は、図2に示されているように、引戸枠の下枠200に形成された引戸の移動をガイドするレールRに沿って戸車40により水平方向に往復動可能に配設されている。引戸枠の下枠200には、引戸枠の縦枠(図示せず)と交差する部分の近傍において上方に突出する突出部200aが配設されている。
第2の付勢手段に用いられるつるまきバネ70は、閉塞フレーム30を固定フレーム20に支持させる際に、閉塞フレーム30の天板30aに形成されたネジ孔NHを通り、固定フレーム20の天板20aに取り付けられるネジNにより挿通され、閉塞フレーム30の天板30aの下側表面とネジNのネジ頭のネジ山側との間に配設されている。なお、つるまきバネ70は、常に反発力が作用するように天板30aとネジNとの間に圧縮された状態で配設されているのが好ましい。
図3、図4に示されているように、引戸のシール構造10が取り付けられた引戸を引戸枠のレールRに沿って引戸を閉塞させる方向に移動させる(S1)と、引戸の下枠100からレールRに向かって突出する作動片22がレールRの延長上に形成された突出部200aに乗りあがる(S2)。作動片22の下端部22aが突出部200aに乗りあがった後に、さらに引戸を閉塞方向に移動させると、作動片22は支持軸24を中心として引戸が閉塞する方向に回動する(S3)。
本発明に係る引戸のシール構造10においては、引戸の下枠100の長手方向における中央部分にのみ押圧部54が形成されていて、被押圧部32に乗り上げて、閉塞フレーム30を押し下げる構造となっている。すなわち、閉塞フレーム30の先端部30dのいずれかの位置が床面に当接すると、床面と当接した部分はその状態を維持し、それ以外の部分がさらに下降することになり、引戸の下枠100と引戸枠の下枠200との離間距離が異なる場合であっても、確実に隙間Sを閉塞することが可能である。また、閉塞フレーム30の先端部30dには、フェルト材が配設されているので、閉塞フレーム30の先端部30dが床面に当接した際においても、閉塞フレーム30と床面との衝撃が緩衝され、特に音を生じることがなく静かな閉塞が可能になる。
また、第2の付勢手段であるつるまきバネ70が閉塞フレーム30の天板30aの内面においてネジに挿通され、閉塞フレーム30により押圧縮されながら配設されているので、閉塞フレーム30には上向きに作用する付勢力が生じている(S8)。
また、回動片22は、閉塞フレーム30の内部空間内を引戸が移動する方向に回動する形態としているが、引戸の下枠の外面部分に軸支させる形態とすることも可能である。
20 固定フレーム
22 作動片
24 支持軸
30 閉塞フレーム
32 被押圧部
40 戸車
50 移動体
50a 当接部
52 支持フレーム
54 押圧部
60 第1の付勢手段(つるまきバネ)
70 第2の付勢手段(つるまきバネ)
100 引戸の下枠
200 引戸枠の下枠
200a 突出部
DH 動作変換部
R レール
S 隙間
Claims (5)
- 引戸と、
前記引戸をガイドするレールが形成された下枠を有する引戸枠と、
前記引戸の下枠に固定される固定フレームと、
前記固定フレームに支持され、当該固定フレームの下端面から突出入可能に設けられた閉塞フレームと、
前記引戸の水平方向の動きを閉塞フレームの上下方向の動きに変換する動作変換部とを備える引戸のシール構造であって、
前記動作変換部は、
前記引戸枠の下枠と縦枠が交差する部分の近傍に、前記レールに沿って上方に突出して設けられた突出部と、
前記固定フレームに軸支され、前記引戸が移動した際に、前記突出部に当接して回動する作動片と、
前記固定フレーム内に、水平方向に移動可能に支持されると共に、押圧部が形成されている移動体と、
前記閉塞フレームに形成された被押圧部とを備え、
前記引戸を閉める方向に移動させた際に、前記作動片は、その一端部が前記突出部に当接すると共に他端部が前記移動体に当接しながら回動することにより、前記移動体を水平方向に移動させ、該移動体に形成されている押圧部が前記被押圧部を押圧することにより、前記閉塞フレームが下方に移動することを特徴とする引戸のシール構造。 - 前記固定フレームと前記移動体との間に、引戸を閉めた際に、前記引戸を開ける方向に前記移動体を付勢する付勢力を作用させる第1の付勢手段が取り付けられ、
前記固定フレームと前記閉塞フレームとの間には、下位置に移動した際に閉塞フレームを上方向に付勢する付勢力を作用させる第2の付勢手段が取り付けられ、
前記引戸を開ける方向に移動させた際に、前記作動片の一端部が前記突出部から離反すると共に、前記作動片の他端部が前記移動体から離反し、
前記第1の付勢手段による付勢力により、前記引戸が開く方向に前記移動体が移動すると共に、前記第2の付勢手段による付勢力により、前記閉塞フレームが上方に移動することを特徴とする請求項1記載の引戸のシール構造。 - 前記被押圧部は、前記閉塞フレームの中央部分に配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の引戸のシール構造。
- 前記押圧部と前記被押圧部は、互いに摺動可能に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項記載の引戸のシール構造。
- 前記閉塞フレームの下端部には緩衝材が取り付けられていることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一項記載の引戸のシール構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004073186A JP2005256553A (ja) | 2004-03-15 | 2004-03-15 | 引戸のシール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004073186A JP2005256553A (ja) | 2004-03-15 | 2004-03-15 | 引戸のシール構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2005256553A true JP2005256553A (ja) | 2005-09-22 |
Family
ID=35082553
Family Applications (1)
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JP2004073186A Pending JP2005256553A (ja) | 2004-03-15 | 2004-03-15 | 引戸のシール構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005256553A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010180527A (ja) * | 2009-01-09 | 2010-08-19 | Meiko:Kk | 引戸の隙間封鎖装置 |
-
2004
- 2004-03-15 JP JP2004073186A patent/JP2005256553A/ja active Pending
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JP2010180527A (ja) * | 2009-01-09 | 2010-08-19 | Meiko:Kk | 引戸の隙間封鎖装置 |
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