JP2005256294A - ガードレール保護部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】 製作コストが安価で、ガードレール表面に露出するボルト頭部とガードレール表面との隙間を覆い、且つその表面を平坦にして標示部材をその表面に設置した場合、光の乱反射がなくドライバーが視認しやすいガードレール保護部材を提供することを目的とする。
【解決手段】 ガードレール保護部材において、ガードレールのビーム材に取付けられる合成樹脂製又は硬質ゴム製のガードレール保護部材であって、該ガードレール保護部材は、板状の本体部と、該本体部中央の左右から背面側に伸びる左右側壁部と、該本体部中央と該左右側壁部をつなぐ傾斜したテーパー部と、本体部上端に背面側に屈曲したフック状係合部を備え、前記左右側壁部は、前記ビーム材の窪み部に嵌合する台形状で、ビーム材に密着する形状とされ、前記本体部は、前記ビーム材の突出部と窪み部に対応する部分がほぼ平坦な形状とされ、本体部の下端部には、ビーム材に固定するクリップが係合する係合溝が形成されてなることを特徴とする。
【選択図】 図2
【解決手段】 ガードレール保護部材において、ガードレールのビーム材に取付けられる合成樹脂製又は硬質ゴム製のガードレール保護部材であって、該ガードレール保護部材は、板状の本体部と、該本体部中央の左右から背面側に伸びる左右側壁部と、該本体部中央と該左右側壁部をつなぐ傾斜したテーパー部と、本体部上端に背面側に屈曲したフック状係合部を備え、前記左右側壁部は、前記ビーム材の窪み部に嵌合する台形状で、ビーム材に密着する形状とされ、前記本体部は、前記ビーム材の突出部と窪み部に対応する部分がほぼ平坦な形状とされ、本体部の下端部には、ビーム材に固定するクリップが係合する係合溝が形成されてなることを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
本発明は、波形断面のビームと支柱で構成されたガードレールのビーム材に取付けられる合成樹脂製又は硬質ゴム製のガードレール保護部材に関する。
従来、車道側に突出した複数の突状部とこの突状部の間の窪み部が長手方向に沿って設けられたガードレールのビーム材の車道側に取付けられるガードレール保護部材として、実開昭60−45724号公報には、弾性を有する板材からなる標示板をビーム材の凹凸の表面形状に対応して屈曲形成してビーム材の車道側の面に固定されるガードレール保護部材が開示されている。また、実開昭61−188613号公報には、軟弾性の合成樹脂材の基板をビーム材の凹凸の表面形状に合わせて形成し、中央の窪み部に波形面を形成し、波形面に反射シートを設置しビーム材の車道側に固定するガードレール保護部材が開示されている。
実開昭60−45724号公報
実開昭61−188613号公報
従来のガードレール保護部材は、ガードレールのビーム材の凹凸形状と相似した板状の部材であり、ガードレール保護部材をビーム材の車道側の表面に設置した状態は、保護部材の凹凸形状が車道側表面に位置することになり、凹凸の保護部材上に反射シート等の標示部材を設置しても、表面が凹凸のためドライバーがその標示を視認しにくいという問題を有するものであった。さらに、ガードレールの車道側表面には、ガードレール継目部のボルトやガードレールの支柱取付部のボルトがガードレール表面に露出しており、危険であり、また、見栄えもよくなかったが、従来のガードレール保護部材には、そのような問題を充分に解決するものはなかった。
本発明は、従来技術の持つ問題点を解決した、製作コストが安価で、ガードレールのビーム材表面に露出するボルト頭部とガードレール表面との隙間をカバーし、且つその表面を平坦にして標示部材をその表面に設置した場合、ドライバーが視認しやすいガードレール保護部材を提供することを目的とする。
本第1発明は、前記課題を解決するために、ガードレール保護部材において、ガードレールのビーム材に取付けられる合成樹脂製又は硬質ゴム製のガードレール保護部材であって、該ガードレール保護部材は、板状の本体部と、該本体部中央の左右から背面側に伸びる左右側壁部と、該本体部と該左右側壁部をつなぐ傾斜したテーパー部と、本体部上端に背面側に屈曲したフック状係合部を備え、前記左右側壁部は、前記ビーム材の窪み部に嵌合する台形状で、ビーム材に密着する形状とされ、前記本体部は、前記ビーム材の突出部と窪み部に対応する部分がほぼ平坦な形状とされ、本体部の下端部には、ビーム材に固定するクリップが係合する係合溝が形成されてなることを特徴とする。
本第2発明は、本第1発明のガードレール保護部材において、前記ガードレール保護部材の本体部にガードレール継目部のボルトの頭部が突出する孔を形成することを特徴とする。
本第3発明は、本第1又は第2発明のガードレール保護部材において、前記ガードレール保護部材の本体部の前面の中央に反射シート等の標示部材設置用の周囲より低い平坦な段部を形成することを特徴とする。
本発明の、ガードレールのビーム材に取付けられる合成樹脂製又は硬質ゴム製のガードレール保護部材であって、該ガードレール保護部材は、板状の本体部と、該本体部中央の左右から背面側に伸びる左右側壁部と、該本体部と該左右側壁部をつなぐ傾斜したテーパー部と、本体部上端に背面側に屈曲したフック状係合部を備え、前記左右側壁部は、前記ビーム材の窪み部に嵌合する台形状で、ビーム材に密着する形状とされ、前記本体部は、前記ビーム材の突出部と窪み部に対応する部分がほぼ平坦な形状とされ、本体部の下端部には、ビーム材に固定するクリップが係合する係合溝が形成される構成により、ガードレール保護部材とガードレール表面とが隙間なく密着するので雨水等の浸入がなく、また、ガードレール保護部材の本体部の前面がほぼ平坦に形成されているので、その前面に標示部材を設置する場合、ドライバーに視認しやすく、さらにガードレールのビーム材への取付け、取り外しが容易なガードレール保護部材を提供できる。
ガードレール保護部材の本体部にガードレール継目部のボルトの頭部が突出する孔が形成される構成により、ボルト頭部とガードレール表面との間の隙間がガードレール保護部材によりカバーされ、未然に危険が防止されると共に、車輌の衝突時にガードレール保護部材がボルト頭部に引っかかり、ガードレール保護部材の移動を防止できる。
ガードレール保護部材の本体部がほぼ平坦な形状とされ、左右側壁部と傾斜したテーパー部つながっているため、車輌衝突時に角がない面で受け、ガードレール保護部材の凸部の空間があるためクッション効果がある。
ガードレール保護部材の平坦な本体部の前面の中央に反射シート等の表示部材設置用の周囲より低い平坦な段部が形成される構成により、所定厚みを有する反射シート等の標示部材を設置した場合でもガードレール保護部材の本体部が段差のない平坦部とすることができ、さらに、平坦な本体部と左右側壁部が傾斜したテーパー部でつながっているため、ドライバーが横方向、斜め方向からも視認しやすい標示部材とすることができる。
ガードレール保護部材の本体部にガードレール継目部のボルトの頭部が突出する孔が形成される構成により、ボルト頭部とガードレール表面との間の隙間がガードレール保護部材によりカバーされ、未然に危険が防止されると共に、車輌の衝突時にガードレール保護部材がボルト頭部に引っかかり、ガードレール保護部材の移動を防止できる。
ガードレール保護部材の本体部がほぼ平坦な形状とされ、左右側壁部と傾斜したテーパー部つながっているため、車輌衝突時に角がない面で受け、ガードレール保護部材の凸部の空間があるためクッション効果がある。
ガードレール保護部材の平坦な本体部の前面の中央に反射シート等の表示部材設置用の周囲より低い平坦な段部が形成される構成により、所定厚みを有する反射シート等の標示部材を設置した場合でもガードレール保護部材の本体部が段差のない平坦部とすることができ、さらに、平坦な本体部と左右側壁部が傾斜したテーパー部でつながっているため、ドライバーが横方向、斜め方向からも視認しやすい標示部材とすることができる。
本発明の実施の形態を図により説明する。図1は、本発明のガードレール保護部材の一実施形態を示す斜視図であり、図2は、ガードレール保護部材をガードレールのビーム材に取付けた状態の斜視図であり、図3は、ガードレール保護部材をガードレールのビーム材に取付けた状態の一部断面図であり、図4は、ガードレール保護部材の本体部に反射シートを設置した状態を示す側面図であり、図5は、ガードレール保護部材の他方の端部とガードレールのビーム材とをクリップで固定した状態を示す一部断面図であり、図6は、本発明のガードレール保護部材の他の実施形態を示す一部断面図である。
ガードレール保護部材1は、所定厚みの合成樹脂製又は硬質ゴム製の板状部材により形成される。材料としては再生合成樹脂や再生硬質ゴムを利用すると製作コストがさらに安価になる。ガードレール保護部材1は、板状の本体部4と、この本体部4の中央左右両端から背面側に伸びる左右側壁部2、3と、本体部4と左右側壁部2、3を連結するテーパー部22により構成される。左右側壁部2、3の下端部2’、3’は、車道側に突出した複数の突状部13とこの突状部13の間の窪み部14が長手方向に沿って設けられたガードレールのビーム材12の表面形状と密着する形状とされる。ガードレールのビーム材12は窪み部14を支柱17にボルト18で固定される。ガードレール保護部材の本体部4の表面部は、ガードレールのビーム材12の突状部13と窪み部14に対応する部分がほぼ平坦に形成される。本体部4の上端5は背面側に屈曲させガードレールのビーム材12の上端部15とのフック状係合部6を形成し、本体部4の下端7には、ガードレールのビーム材12の下端部16との固定のためのクリップが係合する係合溝8が形成され、クリップ11でガードレールのビーム材12の下端部16に固定される。ガードレール保護部材1のガードレールへの取付手段としては他の手段を採用してもよい。本体部4の表面部の中央に所定幅の周囲より低い平坦な段部9を形成してもよい。この平坦な段部9に反射シート等の標示部材10を設置すると、本体部4が段差のない平坦部となり、ドライバーに視認しやすい標示部材10とすることができる。ガードレールのビーム材12の支柱17への取付け部にガードレール保護部材1を取付けることにより、ボルト18の頭部がガードレール保護部材1により隠され、表面に露出することがなく、ボルト頭部とガードレール表面との間の隙間に通行人の衣服等が引っかかる事故が防止でき、且つ、ボルト頭部がガードレールのビーム材表面に露出しないので美観的にも優れたガードレール保護部材1とすることができる。また、ガードレール保護部材1の本体部4がほぼ平坦な形状とされ、左右側壁部2、と傾斜したテーパー部22でつながっているため、車輌衝突時に角がない面で受け、ガードレール保護部材1の凸部の空間があるためクッション効果がある。
図6に示される本発明のガードレール保護部材1の他の実施形態では、ガードレール保護部材1はガードレール継手部のボルト頭部19がガードレールのビーム材12の表面に露出する位置に設置される。ガードレール保護部材1の本体部4には、ガードレール継手部のボルト頭部18の一部が突出する孔20が形成される。この構成により、ボルト頭部19とガードレールのビーム材12の表面との隙間がガードレール保護部材1によりカバーされ、通行人の衣服等が隙間に引っかかる事故が防止でき、車輌の衝突時にガードレール保護部材がボルト頭部に引っかかり、ガードレール保護部材の移動を防止できる。その他の構成は、図1〜図5に示される実施形態と同様である。ガードレール継手部のボルト頭部19を隠す手段として、ガードレール保護部材1の本体部4の裏面に、ボルト頭部18を収容する凹部を形成してもよい。
1:ガードレール保護部材
2:左側壁部
3:右側壁部
4:本体部
5:本体部の上端
6:フック状係合部
7:本体部の下端
8:係合溝
9:平坦な段部
10:標示部材
11:クリップ
12:ガードレールのビーム材
13:ガードレールのビーム材の突状部
14:ガードレールのビーム材の窪み部
15:ガードレールのビーム材の上端部
16:ガードレールのビーム材の下端部
17:支柱
18:ボルト
19:ボルト頭部
20:孔
22:テーパー部
2:左側壁部
3:右側壁部
4:本体部
5:本体部の上端
6:フック状係合部
7:本体部の下端
8:係合溝
9:平坦な段部
10:標示部材
11:クリップ
12:ガードレールのビーム材
13:ガードレールのビーム材の突状部
14:ガードレールのビーム材の窪み部
15:ガードレールのビーム材の上端部
16:ガードレールのビーム材の下端部
17:支柱
18:ボルト
19:ボルト頭部
20:孔
22:テーパー部
Claims (3)
- ガードレールのビーム材に取付けられる合成樹脂製又は硬質ゴム製のガードレール保護部材であって、該ガードレール保護部材は、板状の本体部と、該本体部中央の左右から背面側に伸びる左右側壁部と、該本体部と該左右側壁部をつなぐ傾斜したテーパー部と、本体部上端に背面側に屈曲したフック状係合部を備え、前記左右側壁部は、前記ビーム材の窪み部に嵌合する台形状で、ビーム材に密着する形状とされ、前記本体部は、前記ビーム材の突出部と窪み部に対応する部分がほぼ平坦な形状とされ、本体部の下端部には、ビーム材に固定するクリップが係合する係合溝が形成されてなることを特徴とするガードレール保護部材。
- 前記ガードレール保護部材の本体部にガードレール継目部のボルトの頭部が突出する孔を形成することを特徴とする請求項1に記載のガードレール保護部材。
- 前記ガードレール保護部材の本体部の前面中央に反射シート等の標示部材設置用の周囲より低い平坦な段部を形成することを特徴とする請求項1又は2に記載のガードレール保護部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004065575A JP2005256294A (ja) | 2004-03-09 | 2004-03-09 | ガードレール保護部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004065575A JP2005256294A (ja) | 2004-03-09 | 2004-03-09 | ガードレール保護部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005256294A true JP2005256294A (ja) | 2005-09-22 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004065575A Pending JP2005256294A (ja) | 2004-03-09 | 2004-03-09 | ガードレール保護部材 |
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JP (1) | JP2005256294A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10378181B2 (en) | 2016-05-19 | 2019-08-13 | Caterpillar Inc. | Guard rail with insert |
CN112921870A (zh) * | 2021-02-03 | 2021-06-08 | 江西龙正科技发展有限公司 | 超高强度混凝土uhpc防撞墙 |
-
2004
- 2004-03-09 JP JP2004065575A patent/JP2005256294A/ja active Pending
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