JP2005256102A - ナノ材料作製方法 - Google Patents

ナノ材料作製方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005256102A
JP2005256102A JP2004070276A JP2004070276A JP2005256102A JP 2005256102 A JP2005256102 A JP 2005256102A JP 2004070276 A JP2004070276 A JP 2004070276A JP 2004070276 A JP2004070276 A JP 2004070276A JP 2005256102 A JP2005256102 A JP 2005256102A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nanomaterial
producing
barrier layer
porous alumina
substrate material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004070276A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3899413B2 (ja
Inventor
Seiichi Kato
誠一 加藤
Yoshio Kido
義勇 木戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute for Materials Science
Original Assignee
National Institute for Materials Science
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National Institute for Materials Science filed Critical National Institute for Materials Science
Priority to JP2004070276A priority Critical patent/JP3899413B2/ja
Publication of JP2005256102A publication Critical patent/JP2005256102A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3899413B2 publication Critical patent/JP3899413B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 ポーラスアルミナをテンプレートとするナノ材料の作製方法において、基板上にウェット法によって直接接合する態様にて生成可能とし、しかも低い電圧の直流で可能とするナノ材料の作製方法を提供する。
【解決手段】 陽極酸化して得たバリヤ層が残っているポーラスアルミナ層に、基板材料を予め膜状に直接一体化して生成し、バリヤ層が残っているアルミナ層についてはバリヤ層を除去した後において、また、バリヤ層が除去されているアルミナ層については膜生成後において、基板材料が膜状に取り付けられかつバリヤ層が除去されてなるポーラスアルミナをテンプレートとして用い、テンプレートに一体化して取り付けられている基板材料上にナノ材料を生成させることにより解決する。
【選択図】 図4-1

Description

本発明は、ナノレベルサイズの形態のナノ材料作製法に関する。詳しくは、ポーラスアルミナをテンプレートとしたナノレベルサイズのナノワイヤー、ナノドットの作製法に関する。
近年ナノレベルの研究が盛んに行われている。物質がナノレベルメートルのオーダーにまで小さくなると量子効果等により様々な特有な性質、現象が発現し、そのサイズ効果を利用した新しい材料、デバイスの開発が研究されている。しかしながら、こうしたナノ材料はこれを得ることは容易ではなく、困難を伴い多くの場合高度な制御システムの確立と支援を要し、これらがなくしては再現性をもって実施することはできなかった。このような状況から、従来、ナノ材料を作製するためには高価で大がかりな装置を必要とし、作製されたナノ材料も、高価なものにならざるを得なかった。
ナノ材料を簡単に作製でき、低コストで作製することができれば、ナノ技術を利用した技術開発に弾みがつき、新産業創出へと結びつき、産業の発展はおろか社会一般に与える影響は大なるものがあり、はかりしれない福音がもたらされるものと大きな期待が寄せられている。この様な背景のもとに、ナノ材料を作製する手段として各種テンプレートが提案されてきたが、その多くは実際には前記したように再現性、生産性、コスト面等において縷々多くの点で問題を抱え、極めて困難な状況にあった。その中でも、近年、ポーラスアルミナをテンプレートとして利用する試みが提案され(非特許文献1、2)注目されている。
ポーラスアルミナはアルミニウムを陽極酸化させることにより表面にできるアルミナの皮膜に形成される多孔質アルミナであり、孔の状態は、図1に模式的に示すように、規則的、且つ一様に配列した構造を有している。すなわち、アルミナ表面から基板アルミニウム側に向かって鉛直に形成される孔の分布密度、孔径は、いずれも作製条件により変化し、孔の径は約10nmから数百nmのものをつくることができる。また、酸化時間を変えることにより任意の長さの孔を作ることができる。上記提案は、この孔をテンプレートとして用い、この孔の中に作製しようとする材料を充填させることによって、ナノワイヤー、ナノドットを作製するものである。充填方法としては、いくつかの方法が考えられるが典型的には電解析出による方法が提案されている。すなわち、適切に配合した電解液中で処理することにより孔の底から物質が析出し、ワイヤーやドットが作製される。
しかしながら、この場合孔の底部にはバリヤ層と呼ばれる絶縁膜があるため、電解処理に際しては比較的高い電圧の交流を用いることが必要とされていた。ナノワイヤー、ナノドットの一様な品質の確保を考慮すると、なるべく低い電圧の直流であることが望ましいが、バリヤ層がある限り、低電圧、直流での電解析出条件では困難にならざるを得なかった。さらに、実際にデバイスを作製する場合には任意の材料の平滑基板上にナノワイヤー、ナノドットを直接接合した構造、状態に作製することが求められるが、通常の方法では電解析出は、アルミナ内に充填されたものしか作ることが出来なかった。ポーラスアルミナを用いてこうしたデバイスを作製しようとすると、ナノ材料を析出させようとする望みの基板上に、バリヤ層を取り除き孔を貫通させたポーラスアルミナを用意し、これを密着させる必要がある。
そのためには現在知られている方法として次の手段を講じることによって行われている。その一つは望みの基板上にスパッタリングによりアルミニウムの薄膜を形成し(図2)、その後、陽極酸化により孔をあけワイヤー、ドットを形成するものである(非特許文献1)。しかし、この方法にも、次に述べるような欠点があった。すなわち、使用できる基板の材料には制限があり、適用できる基板とできない基板とがあり、どの基板でも実施できるとは限らないと言う欠点があった。例えば貴金属等を基板にすると、陽極酸化中に孔底が基板に届いた瞬間に大きな電流が流れ、多量のガスが発生し構造が破壊される。また、アルミニウムを厚くのせることが難しいため、アスペクト比が高いワイヤーを作ることや、2段階陽極酸化法による高規則化は困難である。2段階陽極酸化法とはポーラスアルミナの細孔の配列を高規則化させる方法で、長時間の陽極酸化を行ったあと酸によりアルミナを溶解除去し、さらに2回目の陽極酸化を行うものである(非特許文献2)。
もう一つは図3に示すようにあらかじめ薬品処理により孔の貫通したポーラスアルミナを作製し、それを望みの基板にのせ、この状態で次のナノ材料を作製する工程に移行するが、その場合適用可能なナノ材料析出手段としては、真空蒸着等乾式法によって析出させてワイヤー、ドットを作るものであった(参考文献:同上)。これはテンプレートとするポーラスアルミナを単に基板に載置している状態であるため、電解めっき等のウェット法では液が拡散し、テンプレートによって画定しようとする範囲外にも液が漏れ、意図する形状のものを得ることは難しいといった事情が発生し、このため析出手段には事実上制約があったものである。
益田秀樹、応用物理、Vol.72、No.1、p.1280、2003年。 H.Masuda and M.Satoh、Jpn.J.Appl.Phys、vol.35、Ll26、1996年。
本発明は、このような事情に鑑み、ウェット法によっても基板上に所定の位置、所定の形状に直流低電圧で問題なくナノ材料を作製することが出来る方法を提供しようというものである。すなわち、本発明は、ポーラスアルミナをナノ材料製作におけるテンプレートとすることは上記したように既に知られ、先行技術であることを前提としてなされたものである。この前提技術においてはいずれも諸点において問題があったことから、問題がないナノ材料の作製方法を提供しようというものである。すなわち、具体的に述べるとポーラスアルミナをテンプレートとするナノ材料の作製方法において、ナノ材料を所望とする基板上にウェット法によって直接接合する態様にて生成可能とし、しかも低い直流電圧で製造可能とするナノ材料の作製方法を提供しようというものである。
そのため本発明者らにおいては、鋭意研究した結果、アルミニウム基板を陽極酸化して得たポーラスアルミナ層を得、これをテンプレートするナノ材料の作製方法において、該アルミナ層をテンプレートとする前に、該アルミナ層に所望とする基板材料を膜状に予め形成させ、次いでバリヤ層を除去し、基板材料とアルミナ層とが密着一体化したものをテンプレートとして用いることによって、ウェット法によっても実施可能であり、バリヤ層がないことから低い直流電圧による電解析出によって直接基板上に接合した状態で、生成することが可能であり、しかも基板がテンプレートの一体に形成されていることから、液漏れもなく基板上の設定された位置に、ナノ材料がウェット法により画定し、生成することが可能であることを見いだしたものである。すなわち、本発明はこの知見に基づいてなされたものであり、その解決手段として講じた構成は以下(1)から(8)に記載の通りである。なお、この基板材料を膜状に生成する工程は、前記説明では、バリヤ層の除去工程前に行うことを開示したが、この基板材料の膜形成は、バリヤ層を除去後に行っても可能であることが明らかとなった。
(1) アルミニウム基板を陽極酸化して得たポーラスアルミナをテンプレートとするナノ材料の作製方法において、陽極酸化して得たバリヤ層が残っているポーラスアルミナ層あるいはバリヤ層が除去されてなるポーラスアルミナ層に、ナノ材料を生成させようとする基板材料を予め膜状に直接一体化して形成させ、バリヤ層が残っているアルミナ層についてはバリヤ層を除去した後において、また、バリヤ層が除去されているアルミナ層については膜生成後において、該基板材料が一体化して形成されそしてバリヤ層が除去されてなるポーラスアルミナをテンプレートとして用い、そのテンプレートに一体化して取り付けられている基板材料上にナノ材料を生成させることを特徴とする、ナノ材料の作製方法。
(2) 該基板材料を膜状に生成する手段が、スパッタリング、蒸着、無電解メッキの何れかの一つの膜生成手段であることを特徴とする、前記(1)項に記載のナノ材料の作製方法。
(3) 該ポーラスアルミナ層に形成される基板材料としては、ナノ材料の電解析出が可能である導電性を有する材料から選ばれることを特徴とする、前記(1)または(2)に記載のナノ材料の作製方法。
(4) 該基板材料としては、銅を使用することを特徴とする、前記(1)ないし(3)の何れか1項に記載のナノ材料の作製方法。
(5) 該ナノ材料がニッケルないしニッケル基合金であることを特徴とする、前記(1)ないし(4)の何れか1項に記載のナノ材料の作製方法。
(6) 該ナノ材料がナノワイヤー、ナノドット状である、前記(1)ないし(5)記載の何れか1項に記載のナノ材料の作製方法。
(7) アルミニウム基板を陽極酸化してポーラスアルミナ層を形成する際、電解液、電解条件、電解時間を調整することによって、該アルミナ層に形成される微細細孔の密度、間隔、孔径、深さを任意に調製することを特徴とする、前記(1)項に記載のナノ材料の作製方法。
(8) 前記アルミニウム基板の陽極酸化工程に引きつづき、酸やアルカリ等の化学的処理液に浸す後処理工程に付すことを特徴とする、前記(7)項に記載のナノ材料の作製方法。
本発明のナノ材料作製方法は、ポーラスアルミナをテンプレートとし、しかも析出する基板上に直接ナノ材料を低い直流電圧による電解析出法により析出可能とするナノ材料の製作法を提供するもので、従来の高い電圧の交流を用いることによってバリヤ層問題に対処していた方法や、あるいはテンプレートを単に基板上に載置するだけで実施されていた方法に比し、品質的に安定したナノ材料を再現性を以て製作することを可能とし、しかも製作コスト、製作効率ともに格段に優れたナノ材料の作製方法を提供するものであるので、その効果は顕著であり、その意義は極めて大きい。
ポーラスアルミナはアルミニウムを陽極酸化させることにより表面にできる皮膜で図1に示す構造をもつ。孔の径は作製条件により変化し、約10nmから数百nmのものを作ることができる。また、酸化時間を変えることにより任意の長さの孔を作ることができる。この穴の中に電解析出等の方法により析出条件や時間を制御することによって、ナノ材料を充填してなる、ナノドット状のものからナノワイヤー状のものにいたる、いわゆるナノ材料を自在に得ることができる。電解析出操作終了後はアルミナのみを選択的に溶解させる液に浸漬する等によって基板上にナノ材料を所定の位置に表出させることが出来る。
アルミニウムを陽極酸化して得たポーラスアルミナは、その孔の孔底にバリヤ層が存在していても、電解析出法を実施することは可能であるが、そのためにはバリヤ層にも電流
を流すような電解条件、すなわち電圧を高くして交流を使用する必要があり、好ましくない。このため、バリヤ層は除去しておくことがナノ材料の品質上好ましい。
以下に、本発明を図面、実施例に基づいて具体的に説明する。ただし、この実施例はあくまでも本発明を容易に理解するための一助として開示するものであって、この実施例に限定する趣旨ではない。
実施例1;
本発明を容易に理解するためにまず図4-1によって作製手順に基づいて説明する。まずアルミニウムを陽極酸化しポーラスアルミナを作製したのち化学処理によりアルミニウム地金を除去する、またはアルミニウム地金がなくなるまで陽極酸化する。この陽極酸化を十分な時間をかけて行うとアルミナ被膜は十分な厚さをもつため取り扱いが容易であるが、薄い場合には取り扱いが難しいので、後で取り除くことが容易な接着剤を選定し、生成した表面を接着剤で補強することができる。その後望みの基板材料としての薄膜を作製する。薄膜の形成方法は例えばスパッタリング、蒸着、無電解めっき等がある。次に短時間の化学処理によりバリヤ層を取り除いた後、望みの材料でナノワイヤーやナノドットを作る。以上の過程のうちバリヤ層の除去と薄膜の形成は順番が逆でもよい(図4-2)。その場合、スパッタリング等基板材料が孔に入らない方法が望ましい。ワイヤー、ドットの作製方法は電解めっき、蒸着、ゾルゲル法等がある。電気めっきの場合はバリヤ層がないため直流の低電圧でワイヤー、ドットを作製することができる。
実施例2;
始めにアルミニウム板を陽極酸化しポーラスアルミナを作成する。99.99%のアルミニウム板(2cm×6cm、厚さ0.5mm)をアセトンで脱脂後図5で示す装置を用い陽極酸化した。陰極にはカーボンを用い、電解液には0.3Mシュウ酸を用いた。直流40V室温で約2日間陽極酸化処理を行った。その後塩化第2水銀飽和溶液中に浸し、アルミニウム部分を除去した。生成したポーラスアルミナをピンセットでつまんでいる態様を図6に示す。この図から、ポーラスアルミナ層が比較的大きな面積で得られたこと、また、その厚さについても十分な厚さがあることからピンセットでつかむことが可能であり、取り扱いも容易であることが明らかにされた。これを60℃の6wt%リン酸、1.8wt%クロム酸混合溶液に7分間浸し、ポーラスアルミナ層底部に残存しているバリヤ層の除去をした。この両面のSEM像を示したものが図7-1、図7-2に示す。図7-1は陽極酸化によって始めから孔が開けられている面、図7-2はバリヤ層の除去によってあとから孔が開けられた面である。バリヤ層が除去されて、孔が貫通したことがわかる。次いで、この片面にスパッタリングにより銅の薄膜を作成した。スパッタリングはアルゴン雰囲気中室温、約0.2nm/secのレートで2時間行った。この銅薄膜に電気めっきによりニッケルをメッキした。メッキ液は150g/l硫酸ニッケル、15g/lホウ酸、15g/l塩化アンモニウム混合溶液を用い、室温で直流3Vにて1分間または1秒間めっきした。陽極には白金ワイヤーを用いた。図8に1分間めっきした試料の断面SEM像を示す。この図からポーラスアルミナの細孔内に銅薄膜からニッケルのナノワイヤーが成長していることが見てとれる。このサンプルは銅薄膜の反対側の面にもニッケルがめっきされているが、これを防ぎたければめっきの前にその面に防水処理を施せばよい。この試料を60℃の6wt%リン酸、1.8wt%クロム酸混合溶液に1時間以上浸しアルミナを完全に除去し、ワイヤーを剥きだしにさせた。そのSEM像を図9に示す。ワイヤーが銅基板から直接生えているため倒れることなく立っていることがわかる。1秒間めっきした試料を同様の処理によりアルミナを除去したもののSEM像を図10に示す。めっき時間が短いためにワイヤーが十分に成長せず、ナノドットを形成していることがわかる。
本発明は、アルミニウムを陽極酸化して得られたポーラスアルミナに基板材料を形成し
、これをテンプレートして用いてナノワイヤー、ナノドット等ナノ材料を作製するものであるので、低い電圧の直流を使用することができ、これによって得られるナノ材料は、高品質で、低コスト、高い製作効率を有しているので、今後ナノ材料の設計に大いに利用され、これによって産業の発展に大いに寄与するものと期待される。
ポーラスアルミナの構造。 従来のナノ材料作製手順を示す図。 従来の異なるナノ材料の作製手順を示す図。 本発明の実施態様を示す図。 本発明の他の実施態様を示す図。 試料作成装置。 アルミニウム部分を除去したポーラスアルミナ層の写真。 電解酸化によりバリヤ層を除去し、はじめから孔のあいている面のポーラスアルミナのSEM像。 化学処理によりバリヤ層を取り除いて孔を開けた面のSEM像。 Niめっき後の試料の断面SEM像。 NiナノワイヤーのSEM像。 NiナノドットのSEM像

Claims (8)

  1. アルミニウム基板を陽極酸化して得たポーラスアルミナをテンプレートとするナノ材料の作製方法において、陽極酸化して得たバリヤ層が残っているポーラスアルミナ層あるいはバリヤ層が除去されてなるポーラスアルミナ層に、ナノ材料を生成させようとする基板材料を予め膜状に直接一体化して形成させ、バリヤ層が残っているアルミナ層についてはバリヤ層を除去した後において、また、バリヤ層が除去されているアルミナ層については膜生成後において、該基板材料が一体化して形成されそしてバリヤ層が除去されてなるポーラスアルミナをテンプレートとして用い、そのテンプレートに一体化して取り付けられている基板材料上にナノ材料を生成させることを特徴とする、ナノ材料の作製方法。
  2. 該基板材料を膜状に生成する手段が、スパッタリング、蒸着、無電解メッキの何れかの一つの膜生成手段であることを特徴とする、請求項1記載のナノ材料の作製方法。
  3. 該ポーラスアルミナ層に形成される基板材料としては、ナノ材料の電解析出が可能である導電性を有する材料から選ばれることを特徴とする、請求項1または2に記載のナノ材料の作製方法。
  4. 該基板材料としては、銅を使用することを特徴とする、請求項1ないし3の何れか1項に記載のナノ材料の作製方法。
  5. 該ナノ材料がニッケルないしニッケル基合金であることを特徴とする、請求項1ないし4の何れか1項に記載のナノ材料の作製方法。
  6. 該ナノ材料がナノワイヤー、ナノドット状である、請求項1ないし5記載の何れか1項に記載のナノ材料の作製方法。
  7. アルミニウム基板を陽極酸化してポーラスアルミナ層を形成する際、電解液、電解条件、電解時間を調整することによって、該アルミナ層に形成される微細細孔の密度、間隔、孔径、深さを任意に調製することを特徴とする、請求項1記載のナノ材料の作製方法。
  8. 前記アルミニウム基板の陽極酸化工程に引きつづき、酸やアルカリ等の化学的処理液に浸す後処理工程に付すことを特徴とする、前記(7)記載のナノ材料の作製方法。
JP2004070276A 2004-03-12 2004-03-12 ナノ材料作製方法 Expired - Lifetime JP3899413B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004070276A JP3899413B2 (ja) 2004-03-12 2004-03-12 ナノ材料作製方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004070276A JP3899413B2 (ja) 2004-03-12 2004-03-12 ナノ材料作製方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005256102A true JP2005256102A (ja) 2005-09-22
JP3899413B2 JP3899413B2 (ja) 2007-03-28

Family

ID=35082131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004070276A Expired - Lifetime JP3899413B2 (ja) 2004-03-12 2004-03-12 ナノ材料作製方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3899413B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008029416A1 (en) * 2006-09-08 2008-03-13 Tata Institute Of Fundamental Research (Tifr) A metal nanowire based device for obtaining gas discharge in air at low voltage less than 100v at atmospheric pressure.
JP2008545881A (ja) * 2005-05-18 2008-12-18 サントル ナスィオナル ド ラ ルシェルシュ スィアンティフィク 自立伝導性ナノ複合エレメントの電解製造法
JP2010058185A (ja) * 2008-09-01 2010-03-18 Toyota Central R&D Labs Inc 自律応答性ゲルの配列体及びその製造方法、並びに自律応答体及びその製造方法
WO2010095661A1 (ja) 2009-02-17 2010-08-26 富士フイルム株式会社 金属部材
JP2011161415A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Kanagawa Acad Of Sci & Technol サイズおよび形状の制御された微粒子およびその製造方法
WO2012147964A1 (ja) 2011-04-28 2012-11-01 富士フイルム株式会社 金属ナノワイヤを含有する分散液および導電膜
CN102953107A (zh) * 2011-08-16 2013-03-06 国家纳米科学中心 制备多孔氧化铝薄膜的装置和方法
JP2013177696A (ja) * 2008-12-31 2013-09-09 Korea Univ Research & Business Foundation 多元系ナノワイヤーの製造方法
CN103882479A (zh) * 2014-02-17 2014-06-25 瑞安市浙工大技术转移中心 带有直径梯度的磁性合金纳米线的制备方法
CN103882489A (zh) * 2014-02-17 2014-06-25 瑞安市浙工大技术转移中心 一种带有直径梯度的磁性合金纳米线的制备方法
CN107164795A (zh) * 2017-05-09 2017-09-15 电子科技大学 一种双通aao模板及其制备方法和应用
CN108766627A (zh) * 2018-05-15 2018-11-06 华南理工大学 一种银纳米网格柔性透明电极及其制备方法
KR20190107476A (ko) * 2018-03-12 2019-09-20 고려대학교 산학협력단 나노스케일 금속 나노선 및 제조방법
CN112657805A (zh) * 2020-12-01 2021-04-16 大连理工大学 一种纳米线-氟碳复合涂层及其制备方法

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008545881A (ja) * 2005-05-18 2008-12-18 サントル ナスィオナル ド ラ ルシェルシュ スィアンティフィク 自立伝導性ナノ複合エレメントの電解製造法
WO2008029416A1 (en) * 2006-09-08 2008-03-13 Tata Institute Of Fundamental Research (Tifr) A metal nanowire based device for obtaining gas discharge in air at low voltage less than 100v at atmospheric pressure.
JP2010058185A (ja) * 2008-09-01 2010-03-18 Toyota Central R&D Labs Inc 自律応答性ゲルの配列体及びその製造方法、並びに自律応答体及びその製造方法
JP2013177696A (ja) * 2008-12-31 2013-09-09 Korea Univ Research & Business Foundation 多元系ナノワイヤーの製造方法
WO2010095661A1 (ja) 2009-02-17 2010-08-26 富士フイルム株式会社 金属部材
JP2011161415A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Kanagawa Acad Of Sci & Technol サイズおよび形状の制御された微粒子およびその製造方法
WO2012147964A1 (ja) 2011-04-28 2012-11-01 富士フイルム株式会社 金属ナノワイヤを含有する分散液および導電膜
CN102953107B (zh) * 2011-08-16 2016-03-09 国家纳米科学中心 制备多孔氧化铝薄膜的装置和方法
CN102953107A (zh) * 2011-08-16 2013-03-06 国家纳米科学中心 制备多孔氧化铝薄膜的装置和方法
CN103882479A (zh) * 2014-02-17 2014-06-25 瑞安市浙工大技术转移中心 带有直径梯度的磁性合金纳米线的制备方法
CN103882489A (zh) * 2014-02-17 2014-06-25 瑞安市浙工大技术转移中心 一种带有直径梯度的磁性合金纳米线的制备方法
CN103882479B (zh) * 2014-02-17 2016-09-21 瑞安市浙工大技术转移中心 带有直径梯度的磁性合金纳米线的制备方法
CN107164795A (zh) * 2017-05-09 2017-09-15 电子科技大学 一种双通aao模板及其制备方法和应用
CN107164795B (zh) * 2017-05-09 2019-02-15 电子科技大学 一种双通aao模板及其制备方法和应用
KR20190107476A (ko) * 2018-03-12 2019-09-20 고려대학교 산학협력단 나노스케일 금속 나노선 및 제조방법
KR102088094B1 (ko) * 2018-03-12 2020-03-11 고려대학교 산학협력단 나노스케일 금속 나노선 및 제조방법
CN108766627A (zh) * 2018-05-15 2018-11-06 华南理工大学 一种银纳米网格柔性透明电极及其制备方法
CN112657805A (zh) * 2020-12-01 2021-04-16 大连理工大学 一种纳米线-氟碳复合涂层及其制备方法
CN112657805B (zh) * 2020-12-01 2022-07-19 大连理工大学 一种纳米线-氟碳复合涂层及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3899413B2 (ja) 2007-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3886082B2 (ja) ナノ構造体及びその製造方法
Gao et al. Electrochemical synthesis of copper nanowires
JP3899413B2 (ja) ナノ材料作製方法
JP6061202B2 (ja) 非金属被覆およびその生産方法
Stępniowski et al. Fabrication of nanowires and nanotubes by anodic alumina template-assisted electrodeposition
Wu et al. A simple and efficient combined AC–DC electrodeposition method for fabrication of highly ordered Au nanowires in AAO template
KR20120028674A (ko) 양극 산화 알루미늄의 제조 방법
WO2008034471A1 (en) Method for the preparation of nanostructures and nanowires
Chung et al. Effect of oxalic acid concentration on the formation of anodic aluminum oxide using pulse anodization at room temperature
Prida et al. Electrochemical methods for template-assisted synthesis of nanostructured materials
Mebed et al. Electrochemical fabrication of 2D and 3D nickel nanowires using porous anodic alumina templates
Yang et al. Preparation and characteristics of large-area and high-filling Ag nanowire arrays in OPAA template
Oh et al. Selective barrier perforation in porous alumina anodized on substrates
Inguanta et al. Fabrication of metal nano-structures using anodic alumina membranes grown in phosphoric acid solution: Tailoring template morphology
KR100747074B1 (ko) 양극 산화 알루미늄 템플레이트(AAOTemplate)를 이용한 나노 로드의 제조 방법 및이를 이용하여 얻어진 나노 로드
Santos et al. Cobalt and nickel nanopillars on aluminium substrates by direct current electrodeposition process
Maleki et al. DC electrodeposition of NiGa alloy nanowires in AAO template
Kanchibotla et al. Self assembly of nanostructures using nanoporous alumina templates
Vorobjova et al. Highly ordered porous alumina membranes for Ni–Fe nanowires fabrication
Sankar et al. Synthesis and characterization of cadmium selenide nanostructures on porous aluminum oxide templates by high frequency alternating current electrolysis
JP2003342791A (ja) 細孔を有する構造体及びその製造方法
Shen et al. Preparation of anodic aluminum oxide (AAO) nano-template on silicon and its application to one-dimensional copper nano-pillar array formation
CN109811313B (zh) 一种高电阻率基底上多孔氧化铝模板的制备方法
JP2014065617A (ja) グラフェンのバンドギャップ形成方法
KR101479211B1 (ko) 알루미늄의 전기화학적 고온 양극 산화를 통한 극미세 나노 다공성 알루미나 구조체의 제조 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060821

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060912

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061205

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350