JP2005255259A - エレベータ及びエレベータのカゴ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明のエレベータ10によれば、カゴ11の1対の側面12A,12Bに跨って連続して開口したカゴ側角部乗降口14を備えているので、従来のものに比べて乗降口の間口を広くすることができる。これにより、カゴ11への出入りが容易になる。また、各階には、停止階側角部ドア35を挟んで両側にエレベータ10の操作スイッチ41,41が備えられているので、停止階側角部ドア35に対してどちらから近づいてきても、スムーズにエレベータの呼び出し操作を行うことができる。
【選択図】 図2
Description
請求項1,11及び14に係るカゴに備えたカゴ側角部乗降口は、カゴの隣り合った1対の側面に跨って連続して開口しているので、従来のものに比べて乗降口の間口を広くすることができる。これにより、カゴへの乗降が容易になる。特に、カゴ内の床面積に法規上の上限値が設けられた家庭用エレベータでは、乗降口の間口を格段に広くすることができる。
請求項2の構成によれば、カゴ側角部ドアを構成する左右のスライドドアのうち一方のスライドドアの先端面が、他方のスライドドアの先端部側面に接合されるので、カゴ側角部ドアを閉塞したときの密閉感を高めることができる。
請求項3の構成によれば、カゴ側角部ドアを閉じた状態におけるスライドドアの接合部分の隙間が階段状になるので、その隙間を通してカゴ内から外部が見えることがなくなる。
請求項4の構成によれば、停止階側角部ドアを構成する左右のスライドドアのうち一方のスライドドアの先端面が、他方のスライドドアの先端部側面に接合されるので、停止階側角部ドアを閉塞したときの密閉感を高めることができる。
請求項5の構成によれば、停止階側角部ドアを閉じた状態におけるスライドドアの接合部分の隙間が階段状になるので、その隙間を通してカゴ内から外部が見えることがなくなる。
請求項6の構成によれば、カゴのうち1対の側面の上辺部に沿ってそれぞれ帯状の強度壁を設けたことで、それら1対の側面に跨って連続して開口したカゴ側角部乗降口を形成しても、カゴの強度を確保することができる。
請求項7の構成によれば、カゴのうち1対の側面の上部に複数の梁を設けたことで、カゴ側角部乗降口を備えたカゴでも強度を確保することができる。
請求項8の構成によれば、カゴ側角部ドア及び停止階側角部ドアを構成するスライドドアが、開閉動作時に左右同時に始動するので、左右両側のスライドドアがタイミングをずらして始動する場合に比べて、開閉動作の始動から終了までの所要時間を短くすることができる。
請求項9の構成によれば、カゴ側角部ドア及び停止階側角部ドアが開閉される際に、左右のスライドドアのうち一方のスライドドアが他方のスライドドアより先に始動するので、一方のスライドドアの先端面が他方のスライドドアの先端部側面に摺接することが防がれる。
請求項10の構成のように、カゴの昇降経路のうち停止階側角部乗降口を有しない停止階に、カゴ側角部乗降口の左右の何れか片側のみに重なって開口した停止階側片側乗降口を形成することで、各停止階に応じて乗降口の広さを相違させることができる。
請求項12の構成によれば、カゴ内操作パネルをカゴ内の複数位置に設けたので、カゴ内で容易に行き先を指定することができる。
請求項13の構成によれば、停止階側角部乗降口を挟んだ左右両側に、エレベータのカゴ外操作スイッチを設けたので、停止階側角部乗降口に対してどちらの方向から近づいてきても、スムーズにエレベータの呼び出し操作を行うことができる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。
本実施形態のエレベータ10は、カゴ内床面積が1.1m2以下に法規制された家庭用エレベータであり、カゴ11内の床面13の形状は、図1に示すように、例えば略正方形になっている。
車椅子50(図1参照)の利用者がエレベータ10に乗る場合には、通常のエレベータと同様に、住居40の何れかの階で操作パネル41のスイッチを操作すればよい。すると、スイッチ操作された階にカゴ11が移動してカゴ側及び停止階側の両角部ドア15,35が自動的に開く。
図7に示すように、本実施形態のエレベータ10’は、3階建ての住居45に設置され、カゴ11は、前記第1実施形態と同じ構成になっている。以下、第1実施形態と異なる構成に関してのみ説明し、第1実施形態と同一の構成に関しては、同一の符号を付して重複した説明は省略する。
本実施形態のエレベータ100は、図14に示すように、第1実施形態のエレベータ10にカゴ側側部乗降口101、及びカゴ側側面部ドア102を設けた構成になっている。以下、第1実施形態と異なる構成に関してのみ説明し、第1実施形態と同一の構成に関しては、同一の符号を付して重複した説明は省略する。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
11 カゴ
12A,12B 側面
14 カゴ側角部乗降口
15 カゴ側角部ドア
16,36 スライドドア
16D 段部
31 昇降経路
34 停止階側角部乗降口
35 停止階側角部ドア
41 操作パネル(カゴ外操作パネル)
49 操作パネル(カゴ内操作パネル)
60 停止階側片側乗降口
61 停止階側片側ドア
72 強度壁
Claims (14)
- エレベータのカゴのうち隣り合った1対の側面に跨って連続して開口したカゴ側角部乗降口と、
前記1対の側面の間の角部を境にして両側にスライドし、前記カゴ側角部乗降口を開閉するカゴ側角部ドアと、
前記カゴの昇降経路のうち前記カゴ側角部乗降口と対向し得る位置に設けられた停止階側角部乗降口と、
前記カゴ側角部ドアに重ねた状態で開閉される停止階側角部ドアとを備えたことを特徴とするエレベータ。 - 前記カゴ側角部ドアを構成する左右のスライドドアのうち一方のスライドドアの先端面が、他方のスライドドアの先端部側面に接合されるように構成したことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
- 前記カゴ側角部ドアを構成する左右のスライドドアの各先端に段部を形成し、前記カゴ側角部ドアを閉じた状態で、それら段部同士が接合されるように形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のエレベータ。
- 前記停止階側角部ドアを構成する左右のスライドドアのうち一方のスライドドアの先端面が、他方のスライドドアの先端部側面に接合されるように構成したことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のエレベータ。
- 前記停止階側角部ドアを構成する左右のスライドドアの各先端に段部を形成し、前記カゴ側角部ドアを閉じた状態で、それら段部同士が接合されるように形成したことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のエレベータ。
- 前記カゴのうち前記1対の側面の上辺部に沿ってそれぞれ帯状の強度壁を設けたことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のエレベータ。
- 前記カゴのうち前記1対の側面の上部に、互いに平行になった複数の梁を設けたことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のエレベータ。
- 前記カゴ側角部ドア及び前記停止階側角部ドアを構成するスライドドアが、開閉動作時に左右同時に始動するように構成したことを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のエレベータ。
- 前記カゴ側角部ドア及び前記停止階側角部ドアを構成する左右のスライドドアのうち一方のスライドドアの先端面が他方のスライドドアの先端側面に接合するように構成され、開閉動作時に、前記一方のスライドドアが前記他方のスライドドアより先に始動するように構成したことを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のエレベータ。
- 前記カゴの昇降経路のうち前記停止階側角部乗降口を有しない停止階には、前記カゴ側角部乗降口の左右の何れか片側のみに重なって開口した停止階側片側乗降口が形成され、その停止階側片側乗降口に、前記カゴ側角部ドアの片側のスライドドアに重ねた状態で開閉される停止階側片側ドアを設けたことを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のエレベータ。
- 前記カゴ内の床面積に法規上の上限値が設けられた家庭用エレベータであることを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載のエレベータ。
- 前記カゴの内部には、行き先を指定するためのカゴ内操作パネルが複数位置に備えられたことを特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載のエレベータ。
- 前記停止階角部乗降口を備えた停止階には、前記停止階側角部乗降口を挟んだ左右両側にカゴ外操作スイッチが設けられたことを特徴とする請求項1乃至12の何れかに記載のエレベータ。
- エレベータのカゴのうち隣り合った1対の側面に跨って連続して開口したカゴ側角部乗降口と、
前記1対の側面で構成された角部を境にして両側にスライドし、前記カゴ側角部乗降口を開閉するカゴ側角部ドアとを備えたことを特徴とするエレベータのカゴ。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009541181A (ja) * | 2006-06-26 | 2009-11-26 | オーチス エレベータ カンパニー | 昇降路の寸法を減少させたエレベータの設置 |
KR102291234B1 (ko) * | 2020-03-20 | 2021-08-20 | 주식회사 욘넷츠코리아 | 직각관통형 엘리베이터 |
US20220049531A1 (en) * | 2018-03-08 | 2022-02-17 | Inlay Door Systems LLC | Sliding door system capable of inline closure and capable of use with corner openings |
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2004
- 2004-03-09 JP JP2004065074A patent/JP2005255259A/ja active Pending
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