JP2005253493A - 空調座席装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空調座席装置において、座り心地を損なうことなく、低圧損の通気構成が実現でき、生産性に優れた簡易なパッド構成で冷涼感の優れたものとすること。
【解決手段】空気を噴出する通気性の表皮11と、表皮11で覆われて側面から着座面につながる通気溝12を設けた非通気性の弾性体のパッド部13からなる座席本体9と、送風機14と、送風機14で送風された空気をパッド部13側面の通気溝12に送る送風路15とを備えたことにより、座り心地を損なうことなく、低圧損の通気構成が実現でき、生産性の優れた簡易なパッド構成で人体に冷涼感を与えることを実現することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動車やオフィス用椅子など、環境温度が高温であったり、長時間着座する場合においても、快適な着座感を得ることができる椅子に関するものである。
従来、この種の空調座席装置は、図17に示すような、座席内部の支持部材1に貫通孔2を設けて、着座表面に空気の流通路3を形成し、支持部材1の外側を多孔性部材4で覆い、小さい孔を開けた革などの多孔性の座席カバー5で支持部材1に対して多孔性部材4を包囲し、温度や湿度を調和した調和空気6を吹出すものが開示されているという課題も有していた(例えば、特許文献1参照)。
特表平9−505499号公報
しかしながら、前記従来の構成では、図17に示すように、室内空気は、支持部材1のほぼ中央の底面から着座表面に開けられた貫通孔2に送風されて、着座表面に設けられた流通路3によって着座表面に広げられた後、多孔性部材4を透過して、座席カバー5の小さい孔から噴出される。しかし、着座時は、圧力が加わると支持部材1が潰れるので、貫通孔2が潰れ、また貫通孔2が人体の荷重の大半を受ける臀部に設けられているため、貫通孔2より着座表面に送られた風は、貫通孔2より噴出された直後から圧力損失を受けて、座席表面に設けられた流通路3の終端まで届きにくくなり、半閉塞状態となり座席全体に空気が行き渡らないこととなる。
また、パッド部のほぼ中央部に貫通孔を設けているため、着座時に人体の荷重を繰り返し受けることにより、パッドの剛性強度を低下させる構成であり、また製造上、着座面のほぼ中央に貫通孔をあけるために、金型成形上の歩留まりを低下させ、金型コストアップになる構成である。また、着座時にかかる荷重による貫通孔の変形で風路の閉塞を考慮して孔径を大きくしたいところであるが、着座した際に、孔の箇所で人体の荷重を受けることができないため、着座時に貫通孔の箇所に着座すると違和感を覚えることがあるので、着座時の座り心地を配慮してあまり大きくすることも困難な構成とならざるを得ない。また貫通孔の直下に着座すると貫通孔が閉塞されるか、あるいは貫通孔より噴出された直後より流通路3が狭まり、圧力損失が大きいものになってしまうので、貫通孔の位置も限定されるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、着座時の座り心地を損なわずに、低圧損の通気構成を実現でき、パッドの剛性や成形の歩留まりを向上させ、また着座時の荷重を受けにくいところで風路を形成するので、風路が閉塞されることのない簡易な通気構成で空調座席装構置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の空調座席装置は、空気を噴出する通気性の表皮と、前記表皮で覆われて側面から着座面につながる通気溝を設けた非通気性の弾性体のパッド部からなる座席本体と、送風機と、前記送風機で送風された空気をパッド部側面の通気溝に送る送風路とで構成したものである。
これによって、着座面には貫通孔などの人体の荷重が受けられない空間はないので、着座時の座り心地を損なわない。また、荷重を受けない箇所で通気溝を形成して、座席表面に導くので、送風の圧力損失を低くでき、終端までスムーズに風を送ることができる。また、パッド部の中央部に貫通孔を設けていないため、着座時に人体の荷重を繰り返し受けることにより、パッドの貫通孔の箇所より裂けるようなこともなく、パッド強度の信頼性の高い構成とすることができる。さらに、貫通孔を成形上で設ける必要がなく、表皮の釣り込み箇所と同様の金型構成でよいため、成形の歩留まりを向上させることができる。また人体の荷重の係らないところであれば、通気溝位置を限定することがないので、送風機の配置の自由度が高まるなど、簡易な通気構成とすることができる。
本発明の空調座席装置は、パッドの側面から着座面につながる通気溝を設けた構成としており、着座面に貫通孔を設けていないため、着座時に貫通孔の箇所で人体の荷重が受けられなくなることにより、座り心地が損なわれることがない。また、パッドの内側に貫通孔がなく、パッド部の側面に通気溝を設けて着座面に配風させているため、着座時に人体の荷重を繰り返し受けることによるパッド部の剛性強度の信頼性は高いものとなる。またパッド側面に溝を設けた簡易な構成であるため、製造上の成形の歩留まりを向上させる。パッド側面の人体の荷重がかからない箇所より通気溝を通して着座面に送られるので、低い圧力損失を実現でき、送風機の小型化が図れる。
第1の発明は、空気を噴出する通気性の表皮と、表皮で覆われて側面から着座面につながる通気溝を設けた非通気性の弾性体のパッド部からなる座席本体と、送風機と、送風機で送風された空気をパッド部側面の通気溝に送る送風路とを設けた構成により、着座面には貫通孔などの人体の荷重が受けられないという箇所はないので、着座時の座り心地を損なわない。パッド側面の人体の荷重がかからない箇所より通気溝を通して着座面に送られるので、低い圧力損失を実現でき、送風機の小型化が図れる。また、パッド側面に溝を設けた簡易な構成であるため、製造上の成形の歩留まりを向上させる。
第2の発明は、特に、第1の発明の表皮が空気を噴出する噴出口を備えたものである。
通気性を有する不織布などの表皮だけでなく、通気性のない合成皮革、革などでも、表皮表面に空気を噴出する噴出口を備えているので、着座面より風を噴出させることができる。そして、多数の小孔などで構成された噴出口を備えることが可能な加工を施すことができれば、表皮の素材を限定することなく使用することができる。
第3の発明は、パッド上面に通気性を有するシート表面材を設けることにより、パッド部の表面に通気溝を設けていても、シート表面材が人体の荷重を分散させて、通気溝などの凹凸形状を緩和させて、着座時の座り心地を向上させる。また、シート表面材を不織布のような素材を用いることにより、着座面に配風された風を、表皮の噴出口に至るまでの間で空気を拡散させることができるので、表皮に設けられた噴出口より、均一に噴出させることができる。
第4の発明は、パッド上面に設けたシート表面材の少なくとも一部に孔を設けたことにより、送風機で送られた空気は、通気孔より人体の冷点の集中している箇所に吹き付けることにより、強い冷涼感が得られる。
第5の発明は、パッド部の着座面に通気溝から分岐した分岐通気溝を備えたことにより、人体と着座面の接地する全体に送風することができるので、人体は即効で冷涼感を得ることができる。
第6の発明は、通気溝を複数個備えたものである。これにより、人体の複数箇所ある冷点に送風機から直接的に配風させることができる。着座面の終端部まで配風していた通風路も複数個設けることにより、各通風路長さが短くなるため、低圧損を実現でき、送風機の小型化が図れる。また、送風機を複数個備えて、使用者の好みに応じて、あるいあるいは人体の冷涼感の感じにくい箇所は、風量を増して冷涼感を調節することもできる。また、着座面の各通風路が独立している場合には、単に送風機による風を送るだけでなく、湿度調整手段あるいは、温度調整手段を備えて、少なくともひとつの通気溝に、除湿された風や冷却された風を送ることもできるので、強い冷涼感が得られる。
第7の発明は、表皮の少なくとも一部が非通気性の構造を備えたものである。上記構成により、人体の着座面に集中して風を送ることができ、人体に冷涼感を与えることができる。また、表皮の全面に噴出口を設けていたとしても、送風路の途中で送風を座席外部に漏らすことなく、人体に送風を吹き付けて、冷涼感を与える。また、非通気性の表面材で、必要な部位にのみ吹出すことも可能であるため、必要性能を維持しながら、装置サイズを小型化することができる。
第8の発明は、パッド部の側面に設けられた通気溝の少なくとも一部を非通気性の表面材で覆ったものである。上記構成により、人体の着座面に集中して風を送ることができ、人体に冷涼感を与えることができる。また、表皮の全面に噴出口を設けていたとしても、送風路の途中で送風を座席外部に漏らすことなく、人体に送風を吹き付けて、冷涼感を与える。また、非通気性の表面材で、必要な部位にのみ吹出すことも可能であるため、必要性能を維持しながら、装置サイズを小型化することができる。
第9の発明は、送風路が弾性構造からなることにより、人体が着座時に送風路に荷重が係っても、弾性構造を形成しているので、着座感が損なわれることはない。また、弾性変形させることができるので、座席本体に備わっているパワーシート駆動装置や他の座席の構成部材の配置により、送風機から通気溝までをつなぐ際に、送風路が弾性構造であるため、送風路の引き回しにより、送風機などの設置場所の自由度が増す。
第10の発明は、送風機で送風された空気の温度を調整する温度調整手段を備えたものである。ペルチェ素子などの温度調整手段を備えることにより、送風を冷却させて人体に吹き付けることができるので、冷涼感+をさらに増すことができる。
第11の発明は、送風機で送風された空気の湿度を調整する湿度調整手段を備えたものである。上記構成によれば、送風機で送風された風は、湿度調整手段で除湿された後、通風路に導かれて分岐通風路によってパッド部の着座表面に送風され、表皮に設けられた噴出口から着座している人体表面および着衣に噴出される。着衣、および皮膚表面に到達した乾燥空気は汗を気化させるとともに気化潜熱を奪う。このため、強い冷涼感を得ることができ、さらに汗を気化させるので蒸れ感を防止することができる。
第12の発明は、湿度調整手段が吸着により除湿する吸着材からなり、吸着材を加熱する加熱手段を備えたことにより、除湿手段として吸着作用を用いたゼオライトやシリカゲルなどの吸着材を持った構成としたものである。上記構成によって、ペルチェ素子等を用い結露で除湿する方式に比べ、結露水の処理が必要ない。また冬季など露点の低い場合も除湿が可能で、冬季においても長時間座っていた場合に感じる蒸れ感を防止することができる。また、加熱手段に吸着材を担持した構成をとれば、湿度調整手段が吸着した後に、水分を脱着させることは短時間で行うことができる。
第13の発明は、座席本体の着座面を暖房する電気抵抗発熱体を設けたことにより、夏季などの気温が高いときのみに使用できる他に、冬季のような気温が低いときにも、座席本体の着座面に設けられた電気抵抗発熱体を動作させることによって、暖房として使用することができる。また、パッド部に貫通孔を設けた場合には、シートクッションであれば底部に熱が逃げてしまうが、本発明ではパッドには通気溝があるだけなので、外部に熱が逃げにくい構成なので、電気抵抗発熱体の動作時の熱的なロス、放熱しにくい構成となっている。
第14の発明は、表皮より吸い込む動作を行う吸引送風機を備えたことにより、人体に吹付ける構成だけでなく、吸引送風機を備えることで人体のムレ感を防止させるために吸い込むことで外部に湿気を放出させる。これにより、吹出すことによる気流感を感じさせない構成とすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における空調座席装置の断面図で、図2はパッド部の斜視図で、図3は他の一例を示す空調座席装置の断面図である。
図1において、着座するためのシートクッション7とシートバック8で構成された座席本体9と、座席本体9を覆う空気を噴出する噴出口10などを設けた通気性を有する表皮11と、表皮11で覆われて側面から着座面につながる通気溝12を設けた非通気性の発泡ウレタン等の弾性体のパッド部13と、室内空気を送風するシロッコファンなどの送風機14と、送風機14で送風された空気をパッド部13側面の通気溝12に送る送風路15とで構成されている。また、着座面に導かれた送風は、パッド部13の表面に設けられた通気溝12で広がり、表皮表面全体より人体に吹付けることができる。
以上のように構成された空調座席装置について、以下その動作、作用を説明する。
まず、室内が高温高湿になっている場合に、空調座席装置を用いて快適な環境を実現する作用について説明する。図1に示すように、送風機14を駆動する。送風機14によって毎分0.2立方メートルの流量で、発泡ウレタン等の弾性体であるパッド部13に形成された側面から着座面につながる通気溝12に、室内の空気が送り込まれる。そして、着座面まで送られて、表皮11に設けられた噴出口10から着座している人体表面に吹付けられる。そして、人体は冷涼感を得ることができる。また、室内空気が、車内のカーエアコンや室内のエアコンなどの空調装置によって室内温度が低下してくれば、さらに冷涼感が増すのはいうまでもない。
以上のように、本実施の形態においては、パッド部の側面から着座面につながる通気溝12を設けて、着座表面の通気溝12に配風させることにより、人体の荷重の係らない箇所で配風させるので、送風の圧力損失は低いものとなり、終端部まで風量性能を劣さずに送風できる。また、着座面には貫通孔を設けていないため、座り心地が損なわれることはない。
なお、図2のように通気溝12を着座面のところで分岐した分岐通気溝16を設ける構成とすることにより、人体と着座面の接地する全体に送風することができるので、人体は即効で冷涼感を得ることができる。
また、本実施の形態においては、送風機14は表皮11の噴出口10より吹出す構成としたが、図3のように、表皮11より吸い込む動作を行う吸引送風機17を備えた場合には、吸い込むことで、人体の汗などの湿気を座席本体外部に放出させることができる。また、吹出すことによる気流感を感じさせない構成とすることができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の第2の実施の形態におけるパッド部の斜視図で、図5は他の一例を示すパッド部の斜視図である。
図4において、実施の形態1の構成と異なるところは、パッド部13上面に通気性を有するシート表面材18を設けたものである。なお、実施の形態1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
図4のように、パッド部13上面に通気性を有するシート表面材18を設けたことにより、着座面にある通気溝12上を着座しても、シート表面材18で通気溝12は覆われているので、座り心地が損なわれることはない。さらに、シート表面材で空気が拡散するので、通気溝12直上以外の場所にも送風され、冷涼感が向上する。
以上のように構成された空調座席装置について、以下その動作、作用を説明する。
また、図5に示すように、パッド部13上面に設けた非通気性のシート表面材19の少なくとも一部の人体の冷点の多い位置に通気孔19を設けた構成においては送風機14で送られた空気は、通気孔19より、冷点の多い位置に集中して吹き付けられるので、強い冷涼感が得られる。また、シート表面材18の材質は、非通気性の素材でもよく、素材を限定させることがないので着座に適した素材から選定することができる。
(実施の形態3)
図6は本発明の第3の実施の形態の空調座席装置の断面図で、図7は空調座席装置の斜視図で、図8は他の一例を示すの空調座席装置の断面図で、図9は空調座席装置の斜視図である。
図7において、実施の形態1の構成と異なるところは、表皮の少なくとも一部が非通気性の構造を備えているところである。なお、実施の形態1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
着座面には噴出口が多数設けられて、表皮より噴出させる構成となっているが、側面には噴出口を設けない非通気性表皮部を備えた構成となっている。
上記構成により、側面から着座面につながる通気溝12内を通る送風は表皮側面から送風が漏れることなく、着座面に導かれ、着座面の噴出口から吹出し人体に冷涼感を与える。
なお、図8、図9のように、側面も含めた全体に噴出口が設けられた表皮とパッド部の側面に設けられた通気溝12の少なくとも一部を、非通気性表面材21で覆った構成でも同様の効果を実現できるのはいうまでもない。
(実施の形態4)
図10は本発明の第4の実施の形態におけるシートクッション部の空調座席装置の断面図である。
図10において、実施の形態1の構成と異なるところは、送風路が弾性構造体送風路22で、できているところである。なお、実施の形態1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
これにより、通気溝12を設けることなくシートクッションから座席表面までを送風路で導くことにより人体に吹きつけ冷涼感を与えることができる。表皮で覆われて使用者が触れるようなところである側面に配設させても、樹脂製あるいは金属製のダクトのように硬くないため触れても弾性があるため、シートクッションのような柔らかさなので違和感なく構成することができる。また、シートクッション底部に装備されているパワーシートの駆動装置などの構成部材が配置されていても弾性のある柔軟性のある素材で構成されているため、送風路を着座面まで引き回すのに適した構成とすることができる。
(実施の形態5)
図11は本発明の第5の実施の形態における除湿モードの空調座席装置の断面図、図12は再生モードにおける空調座席装置の断面図である。
図11において、実施の形態1の構成と異なるところは、送風機14で送風された空気を空調する空調ユニット23を備えた構成としたところである。なお、空調ユニット23としては、シロッコファンや軸流ファン等の送風機14と、送風機14で送風された空気を除湿する、例えばゼオライトやシリカゲルやチタシリケート、活性アルミナ等などの吸着材25を有した除湿手段24と、除湿手段24が水分を吸着したのち再生させるために、除湿手段24の吸着材25を対流、輻射または熱伝導で加熱する加熱する電気抵抗発熱体等で構成された加熱手段26が設けられている。さらに、加熱手段26が除湿手段24を加熱した際に発生する水蒸気は排出口28から排出する構成となっている。また、噴出口10より除湿された空気を噴出させる除湿モードと排出口28より水蒸気を排出する再生モードとの切替を可能とするダンパー等の風路切替手段27とで構成している。なお、実施の形態1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
以上のように構成された空調座席装置について、以下その動作、作用を説明する。
まず、室内が高温高湿になっている場合に、空調座席装置を用いて快適な環境を実現する作用について説明する。図11に示すように、まず、除湿モードでは、風路切替手段27は排出口28を閉じる位置に設定し、送風機14を駆動する。送風機14によって毎分0.2立方メートルの流量で除湿手段24に送り込まれた室内の空気(35℃、55%RH)は、除湿手段24で水蒸気が吸着され湿度が低下するとともに吸着熱で発熱し高温低湿度の空気(48℃、18%RH)となる。そして、側面から着座面につながる通気溝12に導かれて、着座面に送られて、表皮11に設けられた噴出口10から着座している人体表面に吹付けられる。
これにより、単に送風機14で室内空気を送風させるだけでなく、室内空気を除湿手段24などの湿度調整手段を用いて、除湿された乾燥空気をつくり、皮膚表面に到達させて汗を気化させるとともに気化潜熱を奪う。そして、着座面に設けられた通風路16で乾燥空気が全体に広がり、強い冷涼感を得られる。また、汗を気化させるので長時間着座して使用する場合においても、蒸れ感を防止することができる。また、着座時は人体の体重によってパッド部13が圧縮されるが、通気溝12がパッドと一体に圧縮変形するので閉塞されることが無い。従って、着座時に最も圧縮変形する臀部の着座位置に通気溝12を設けても通気溝12が途中で閉塞されることなく、臀部に乾燥空気を送風することができる。そして、臀部に冷涼感を与え、さらに長時間着座しても蒸れ感を防止した座席を実現できる。
また、除湿手段24の除湿能力を回復させる再生モード時は、図12に示すように、風路切替手段27を排出口28の開ける位置にし、電気抵抗発熱体である加熱手段26を動作させる。例えば、除湿手段24で使用される吸着材25がシリカゲルの場合は、130℃まで加熱し水蒸気を吸着材25から放出させ、排出口28から室内に高湿度の空気として放出するものである。
また、送風機14のモーターを直流モーターとし、回転数を制御する構成においては、再生モード時は送風機14の送風量を、毎分0.02立方メートル程度の微弱風となるよう制御すると、最も効率的に吸着材25を再生させることができる。
なお、本実施の形態では、空調ユニット23として空気を除湿する除湿手段24として、ペルチェ素子あるいは冷凍サイクルを有する装置などを備えた構成で説明を行ったが、図13のように、代わりに、送風機14で送風された空気の温度を調整する温度調整手段を備えることもできる。これにより、単に送風機14で室内空気を送風させることでなく、室内空気を温度調整手段29を用いて、空気を冷却して、パッド部の側面から着座面につながる通気溝12に送風させることにより、人体に吹きつけ冷涼感を与えることができる。特に夏季の車内などでは、室内空気より冷却された空気を吹付けるので、冷涼感を感じることができる。
また、湿度調整手段と温度調整手段の両方を備えてもよく、冷涼感を向上させるとともに、長時間着座しても蒸れ感を解消できる座席を実現できる。
なお、本発明では、湿度調節手段として水分を吸着することによって、湿度を調節方法で説明したが、この他に結露させて湿度を調節する方法などがあり、湿度調節する方法を限定するものではない。
(実施の形態6)
図14は本発明の第6の実施における空調座席装置の断面図、図15はパッド部の斜視図である。
図14において、実施の形態1の構成と異なるところは、側面から着座面につながる通気溝12を複数個備えているところである。なお、実施の形態1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
これにより、図14および図15のように、シートクッションの前側通気溝12aにより座席表面まで通気溝をつなぎ、前側分岐通気溝16aで表面上で分配させる。まず、室内空気を送風機14により送り、シートクッションの後側通気溝12bは、除湿風や冷却された風を送る構成をとることもできる。このとき、各通気溝は独立しているため、人体に吹付けるまで風が混じることないので、除湿風の湿度の低下や、あるいは冷却された風の温度を上昇させることがないので、冷涼感の低下させることはない。
以上のように構成された空調座席装置について、以下その動作、作用を説明する。
図14および図15のように、シートクッションの前側通気溝12aは、シートクッション底部の送風機14よりシートクッション側面から着座面につながる通気溝12により着座面の通気溝12に風を送られて、人体に風を吹付けて冷涼感を与える。一方、シートクッションの後側の通気溝12bは、シートクッション底部の除湿装置よりシートクッション側面から着座面につながる通気溝12bにより着座面の通気溝に除湿風が送られて、人体に風を吹付けて冷涼感を与える。これにより、人体の冷点の集中している箇所に除湿風を吹付けることのより、夏季の不快な状態を即効で快適な状態とすることができる。なお、本発明では、除湿風を吹付ける構成で説明したが、ペルチェ素子や冷凍サイクルを用いた温度を調整する温度調整手段を備えた構成してもよいのはいうまでもない。
また、シートクッションの前側通気溝に除湿風を送り、後側通気溝に室内空気を送風させた実施の形態と逆の配置構成としてもよいのはいうまでもない。
(実施の形態7)
図16は本発明の第7の実施の形態のパッド部の斜視図である。
図16において、実施の形態1の構成と異なるところは、パッド部13上面と表皮11の間に暖房動作を行う電気抵抗発熱体31を設けたところである。
なお、実施の形態1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
以上のように構成された空調座席装置について、以下その動作、作用を説明する。
冬季などの気温の低い場合の立ち上げ時には、パッド部13上面と表皮11の間に電気抵抗発熱体31に通電を行えば、熱伝導によって着座している人体を暖房させることができる。さらに、長時間着座して使用する場合においては、電気抵抗発熱体31の通電動作と送風機14の動作を同時あるいは、交互に動作させることにより、暖房感を得ながら、人体着座時のムレ感を解消することができ、快適な着座感を実現できる。
以上のように、本発明にかかる空調座席装置は、パッド部13の側面から着座面につながる通気溝を設けた構成としたことにより、着座面に貫通孔を設けていないため、着座時に貫通孔の箇所で人体の荷重が受けられなくなることによる座り心地が損なわれるたりすることがない。また、パッドに貫通孔を設ける必要がないので、パッドの剛性や成形の歩留まりを向上させる。また、着座時の人体の荷重を受けないところで通気溝を形成するので、送風させた際に、圧力損失が大きなる箇所がない。パッドの側面の人体の荷重が係らない箇所であれば、どこでもよく通気溝の位置を限定しない。そして、自動車用座席だけに留まらず、ソファや座椅子や寝具などのように、人体が着座したり、接触したりあるいは覆ったりして、一定時間過ごすことのある際に、冷涼感を得ることを必要とする空調装置等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における空調座席装置の断面図 本発明の実施の形態1におけるパッド部の斜視図 本発明の実施の形態1における他の一例を示す空調座席装置の断面図 本発明の実施の形態2におけるパッド部の斜視図 本発明の実施の形態2における他の一例を示すパッド部の斜視図 本発明の実施の形態3におけるおける空調座席装置の断面図 本発明の実施の形態3における空調座席装置の斜視図 本発明の実施の形態3における他の一例を示す空調座席装置の断面図 本発明の実施の形態3における他の一例を示す空調座席装置の斜視図 本発明の実施の形態4におけるシートクッション部の空調座席装置の断面図 本発明の実施の形態5における除湿モード運転中の空調座席装置の断面図 本発明の実施の形態5における再生モード運転中の空調座席装置の断面図 本発明の実施の形態5における他の一例を示す空調座席装置の断面図 本発明の実施の形態6における空調座席装置の断面図 本発明の実施の形態6におけるパッド部の斜視図 本発明の実施の形態7における空調座席装置の断面図 従来の空調座席装置の断面図
符号の説明
7 シートクッション
8 シートバック
9 座席本体
10 噴出口
11 表皮
12 通気溝
13 パッド部
14 送風機
15 送風路
16 分岐通気溝
17 吸引送風機
18 シート表面材
19 通気孔
20 非通気性表皮部
21 非通気性表面材
22 弾性構造体送風路
23 空調ユニット
24 除湿手段
26 加熱手段
27 風路切替手段
28 排出口
29 温度調整手段
30 第2送風機
31 電気抵抗発熱体

Claims (14)

  1. 空気を噴出する通気性の表皮と、前記表皮で覆われて側面から着座面につながる通気溝を設けた非通気性の弾性体のパッド部からなる座席本体と、送風機と、前記送風機で送風された空気を前記パッド部側面の通気溝に送る送風路とを備えた空調座席装置。
  2. 表皮は空気を噴出する噴出口を備えた請求項1に記載の空調座席装置。
  3. パッド上面に通気性を有するシート表面材を設けた請求項1〜2のいずれか1項に記載の空調座席装置。
  4. パッド上面に設けたシート表面材の少なくとも一部に孔を設けた請求項1〜3のいずれか1項に記載の空調座席装置。
  5. パッド部の着座面に通気溝から分岐した分岐通気溝を備えた請求項1〜4のいずれか1項に記載の空調座席装置。
  6. 通気溝を複数個備えた請求項1〜5のいずれか1項に記載の空調座席装置。
  7. 表皮の少なくとも一部が非通気性の構造を備えた請求項1〜6のいずれか1項に記載の空調座席装置。
  8. パッド部の側面に設けられた通気溝の少なくとも一部を非通気性の表面材で覆ったことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の空調座席装置。
  9. 送風路が弾性構造からなる請求項1〜8のいずれか1項に記載の空調座席装置。
  10. 送風機で送風された空気の温度を調整する温度調整手段を備えた請求項1〜9のいずれか1項に記載の空調座席装置。
  11. 送風機で送風された空気の湿度を調整する湿度調整手段を備えた請求項1〜10のいずれか1項に記載の空調座席装置。
  12. 湿度調整手段が吸着により除湿する吸着材からなり、吸着材を加熱する加熱手段を備えた請求項1〜11のいずれか1項に記載の空調座席装置。
  13. パッド部上面と表皮の間に暖房動作を行う電気抵抗発熱体を設けた請求項1〜12のいずれか1項に記載の空調座席装置。
  14. 表皮より空気を吸い込む動作を行う吸引送風機を備えた請求項1〜13のいずれか1項に記載の空調座席装置。
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