JP2005253266A - 電動機巻線の結線構造 - Google Patents

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健 池見
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Abstract

【課題】電動機内のレイアウトを制約することなく且つ電動機の重量を増やさずに中性点を分散させる電動機巻線の結線構造及び複数のコイルを備えるアウターコア或いはインナーコアの発熱を抑えて電動機の磁気的な性能を維持したまま中性点を分散させる電動機巻線の結線構造を提供する。
【解決手段】アウターコア2と、アウターコア2の内側に配置されたインナーコア3と、アウターコア2の外側に配置されたハウジング5とを備えた電動機において、アウターコア2又はインナーコア3が回転磁界を発生させる複数のコイル1u、1v、1wを備え、複数のコイル1u、1v、1wの巻線一端6はハウジング5にそれぞれ直接接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は電動機巻線の結線構造に関し、特に、中性点を形成するコイルの巻線一端の結線構造に関する。
図7及び図8に示すように、従来から、回転磁界を発生させるための複数のコイル51u、51v、51wを備えたステータ52と、ステータ52の内側に配置され、複数の永久磁石54を備えたロータ53とを有するモータなどの電動機が知られている(特許文献1乃至4など参照)。これらの電動機は3相交流電動機であり、各相のコイル51u、51v、51wは星型結線されている。各相のコイル51u、51v、51wの巻線一端を中性点として1つにまとめて1箇所で結線してしまうと中性点が高熱になってしまい、電動機の性能が低下してしまう。そこで、特許文献1乃至4に開示された電動機は、以下に述べる方法により巻線一端(中性点)を分散して結線している。
即ち、図7に示すように、特許文献1乃至3に開示された電動機において、中性点を形成するコイル51u、51v、51wの巻線一端はステータ52の外周に配置された中性点用導体57にそれぞれ接続されている。また、図8に示すように、特許文献4に開示された電動機において、上記巻線一端はステータ52にそれぞれ接続されている。
特開2000−197311号公報 特開2003−079079号公報 特開2002−171708号公報 特開平08−019196号公報
特許文献1乃至3に開示された図7の電動機では、ステータ52やハウジングとは別に設けられた中性点用導体57を用いて中性点の結線を行い、中性点近傍での抜熱性及び結線作業性の向上を図っているため、(1)電動機内に中性点用導体57を入れるスペースが必要となる上、更に中性点用導体57を絶縁部58にて絶縁しなければならないため、レイアウトに制約が生じる。(2)また、中性点用導体57自体は磁気回路上意味を持たないので、そのまま電動機の重量増になる。
また、特許文献4に開示された図8の電動機では、中性点をステータ52の磁性材に直接接続することで、中性点の結線作業性の向上を図っているため、(3)ステータ52も発熱するため、高温になる中性点によって熱的に不利である。(4)また、ステータ52に穴があくと磁気的な性能が悪化してしまうため、ボルト締結で中性点を結線すると電動機の性能が低下してしまう。そうだからといって、ハンダによる結線はボルト締結による結線に比べ作業性が悪い。
本発明の特徴は、アウターコアと、アウターコアの内側に配置されたインナーコアと、アウターコアの外側に配置されたハウジングとを備えた電動機において、アウターコア又はインナーコアが回転磁界を発生させる複数のコイルを備え、複数のコイルの巻線一端はハウジングにそれぞれ直接接続されている電動機巻線の結線構造であることを要旨とする。
本発明によれば、複数のコイルの巻線一端をハウジングに接続することで、電動機内のレイアウトを制約することなく、且つ電動機の重量を増やさずに中性点を分散させる電動機巻線の結線構造を提供することが出来る。
また、複数のコイルを備えるアウターコア或いはインナーコアの発熱を抑えて電動機の磁気的な性能を維持したまま中性点を分散させる電動機巻線の結線構造を提供することが出来る。
更に、ハウジングが水路を有する場合はハウジングの抜熱性が更に高まるため、複数のコイルの巻線一端をハウジングに接続することで中性点近傍の温度を低減することが可能となり、電動機の連続出力限界を向上させる電動機巻線の結線構造を提供することができる。
以下図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。図面の記載において同一あるいは類似の部分には同一あるいは類似な符号を付している。
(電動機の構造)
図1に示すように、本発明の実施の形態に係わる電動機の一例としての3相交流電動機は、複数のコイル1u、1v、1wを備えた中空円筒状のアウターコア(以後、「ステータ2」という)と、ステータ2の内側に配置された複数の永久磁石4を備えたインナーコア(以後、「ロータ3」という)と、ステータ2の外側に配置されたハウジング5とを有する。
複数のコイル1u、1v、1wは、U相コイル1u、V相コイル1v、W相コイル1wから成り、各相のコイル1u、1v、1wは星型結線されている。各相のコイル1u、1v、1wの巻線一端は中性点としてハウジング5にそれぞれ直接接続されている。以後、中性点を形成する各相のコイル1u、1v、1wの巻線一端を「中性線6」と呼ぶ。複数のコイル1u、1v、1wの巻線他端は、それぞれU相電力線、V相電力線、W相電力線に接続されている。中性線6のハウジング5への接続方法は、ハンダによる方法、及び後述するボルト締結、溶接などを用いることが出来る。
複数のコイル1u、1v、1wにU相電力、V相電力、W相電力がそれぞれ供給され、複数のコイル1u、1v、1wは回転磁界を発生する。複数の永久磁石4はこの回転磁界の作用によって回転トルクを発生し、ロータ3はステータ2に対して回転する。
なお、図2に示すように、中性線6が直接接続されたハウジング5は接地されていることが望ましい。
図3に示すように、図1の3相交流電動機の回路構成は、インバータの部分と、モータ(コイル)の部分とから成り、インバータの部分では、電源7に対して、6つのインバータInv1〜Inv6が2つづつ並列に接続されている。モータ(コイル)の部分では、U相コイル1u、V相コイル1v、W相コイル1wの中性線6が1つにまとめられて中性点を構成し、中性点はハウジング5を介して接地電位に接続されている。また、U相コイル1uの巻線他端がインバータInv1とインバータInv4の間にU相電力線を介して接続され、V相コイル1vの巻線他端がインバータInv2とインバータInv5の間にV相電力線を介して接続され、W相コイル1wの巻線他端がインバータInv3とインバータInv6の間にW相電力線を介して接続されている。
以上説明したように、実施の形態に係わる3相交流電動機によれば、中性線6をハウジング5に直接接続することにより、中性線6をハウジング5の各部に分散して接続することができるので、中性線端子の集中が防げ、電動機の発熱が抑えられる。また、ハウジング5は抜熱性が高く、ハウジング5が水路を有する場合はさらに抜熱性が高まるため、中性線6をハウジング5に接続することで中性点近傍の温度を低減することが可能となり、電動機の連続出力限界を向上させることができる。
また、中性線6が接続されたハウジング5を接地することにより、ハウジング5の電位が0となるため、ハウジング5を絶縁する必要がなくなり、漏電、感電の危険性が少なくなる。
(電動機巻線の結線構造)
中性線6のハウジング5への接続方法は、ハンダによる方法に限られず、以下に示す様々な方法を用いることができる。
図4に示すように、中性線6の接続端子(中性線端子)9は、ボルト8の締結によりハウジング5にそれぞれ接続されていても構わない。具体的には、中性線端子9は導線10とその外周を被覆するエナメル11とからなり、中性線端子9の先端部分のエナメル11が剥がされて導線10が露出し、露出した導線10がボルト8の締結により直接ハウジング5に固着され、電気的接続が実現されている。図4では、1つの中性線端子9を1つのボルト8で固着した場合を示している。
また、図5に示すように、複数(図5では例えば6つ)の中性線端子9a〜9fをハウジング5に対して並べて配置し、各中性線端子9a〜9fを図4と同様にしてその先端部分のエナメル11a〜11fを剥がして導線10a〜10fを露出させ、露出した複数の導線10a〜10fの上から座金12を当てて座金12をボルト8a、8bで締結しても構わない。なお、「座金12」は、複数の接続部位(例えば、導線10a〜10f)を同時に被接続部位(例えば、ハウジング5)に押し当てて接続する機能を有する。座金12により導線10a〜10fはハウジング5に固着され、電気的接続が実現される。即ち、コイル1u、1v、1wの巻線一端(中性線6)は、ボルト締結によりハウジング5に接続された座金12により、同時にハウジング5に押し当てられハウジング5に接続されていても構わない。
更に、図6に示すように、複数(図6では例えば6つ)の中性線端子9a〜9fをハウジング5に対して並べて配置し、各中性線端子9a〜9fを図4と同様にしてその先端部分のエナメル11a〜11fを剥がして導線10a〜10fを露出させ、露出した複数の導線10a〜10fの上から座金12を当てて座金12を溶接13a、13bでハウジング5に接合しても構わない。座金12により導線10a〜10fはハウジング5に固着され、電気的接続が実現される。即ち、コイル1u、1v、1wの巻線一端(中性線6)は、座金12を溶接13a、13bでハウジング5に接合することにより、溶接13a、13bの際の熱により中性線6の端子表面を被覆しているエナメル11a〜11fを溶かして接続されていても構わない。
以上説明したように、実施の形態に係わる電動機巻線の結線構造によれば、図4のようにボルト8の締結により中性線6をハウジング5に接合することにより、ハンダによる締結に比べ、結線作業性が向上する。
また、図5のように座金12により複数の中性線端子9a〜9fが同時にハウジング5に押し当てられ、複数の中性線端子9a〜9fをハウジング5に接合することにより、複数の中性線端子9a〜9fを同時に結線できるので、結線の工数が低減できる。
更に、図6のように座金12を溶接13a、13bでハウジング5と接合することにより、溶接13a、13bの際の熱で中性線端子9a〜9fのエナメル11a〜11fを溶かし、中性線端子9a〜9fを接合させることにより、中性線端子9a〜9fのエナメル11a〜11fを剥ぐ必要がなくなるため、結線の工数が低減できる。溶け出したエナメル11a〜11f等が冷えて固まることで中性線端子9a〜9fが抜けにくくなり、短絡の危険性が減少する。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は、1つの実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば実施の形態においては、ステータ2が複数のコイル1u、1v、1wを備え、ロータ3が複数の永久磁石4を備えた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。ロータ3が複数のコイル1u、1v、1wを備え、ステータ2が複数の永久磁石4を備えていても構わない。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ限定されるものである。
本発明の実施の形態に係わる電動機の一例としての3相交流電動機を示す平面図である。 図1に示した3相交流電動機においてハウジングを接地した場合を示す平面図である。 図1に示した3相交流電動機の回路構成を示す回路図である。 図1に示した3相交流電動機におけるコイルの巻線一端の結線構造の一例を示す平面図である。 図1に示した3相交流電動機におけるコイルの巻線一端の結線構造の他の例を示す平面図である。 図1に示した3相交流電動機におけるコイルの巻線一端の結線構造の更に他の例を示す平面図である。 従来技術に係わる電動機巻線の結線構造の一例を示す平面図である。 従来技術に係わる電動機巻線の結線構造の他の例を示す平面図である。
符号の説明
1u…U相コイル
1v…V相コイル
1w…W相コイル
2…アウターコアの一例としてのステータ
3…インナーコアの一例としてのロータ
4…永久磁石
5…ハウジング
6…巻線一端(中性線)
7…電源
8、8a、8b…ボルト
9、9a〜9f…中性線端子
10、10a〜10f…導線
11、11a〜11f…エナメル
12…座金
13a、13b…溶接
51u、51v、51w…コイル
52…ステータ
53…ロータ
54…永久磁石
57…中性点用導体
58…絶縁部

Claims (5)

  1. アウターコアと、前記アウターコアの内側に配置されたインナーコアと、前記アウターコアの外側に配置されたハウジングとを備えた電動機において、前記アウターコア又は前記インナーコアが回転磁界を発生させる複数のコイルを備え、前記複数のコイルの巻線一端は前記ハウジングにそれぞれ直接接続されていることを特徴とする電動機巻線の結線構造。
  2. 前記ハウジングは接地されていることを特徴とする請求項1記載の電動機巻線の結線構造。
  3. 前記巻線一端はボルト締結により前記ハウジングにそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項1又は2記載の電動機巻線の結線構造。
  4. 複数の前記巻線一端は、前記ボルト締結により前記ハウジングに接続された座金により同時に前記ハウジングに押し当てられ前記ハウジングに接続されていることを特徴とする請求項3記載の電動機巻線の結線構造。
  5. 前記巻線一端は、複数の接続部位を同時に被接続部位に接続する機能を有する座金を溶接で前記ハウジングに接合することにより、前記溶接の際の熱により前記巻線一端の端子表面を被覆しているエナメルを溶かして接続されていることを特徴とする請求項1又は2記載の電動機巻線の結線構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101917727B1 (ko) * 2017-09-29 2018-11-13 주식회사 만도 모터의 버스바어셈블리

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