JP2005253014A - 記録装置、方法、およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 カムコーダの操作に連動して、カムコーダの撮影内容(ビデオデータ)を自動的にバックアップすることができ、当該バックアップが正常に取得されているかどうかを随時、容易に確認することができる記録装置、方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】 記録装置は、IEEE1394ケーブルを介してカムコーダに接続され、カムコーダの撮影開始に連動して、カムコーダからのビデオデータを、記録装置の備える記録手段に記録する。また、カムコーダにおける撮影が終了すると、これに連動して、ビデオデータの記録手段への記録を終了する。これに加え、ユーザは、記録装置への記録を強制的に開始させたり、強制的に停止させたりすることが可能である。これらの指示は、記録装置の表示装置に表示された設定画面を介して行われる。
【選択図】 図3

Description

この発明は、カムコーダ(CAMCORDERは登録商標)からの映像・音声等のビデオデータを記録する記録装置、方法、およびプログラムに関する。
近年、安価な撮影機器が普及し、一般市民が、趣味等で、撮影機器を操作している場面をよく見かけるようになった。このような趣味程度の撮影においては、撮影機器の故障等で一時的に撮影ができなくても影響は小さい。しかしながら、撮影を業務として行っている場合、このような撮影ができない状況は絶対に避けるべきである。
そこで、こうした撮影を業務とする業者は、カムコーダ(テープ等の記録メディアに、アナログまたはディジタルで記録を行うビデオカメラ)などの撮影機器の故障等により、撮影内容がテープに正しく記録されなかった場合に備えて、カムコーダにポータブルデッキやハードディスク(HDD:Hard Disk Drive、以下、適宜HDDと称する)レコーダを接続してカムコーダの撮影内容を同時に収録するようにすることが多い。これは、言い換えれば、撮影内容の同時バックアップである。こうしたバックアップは、失敗が許されない結婚式等のビデオ撮影では、とりわけ多く用いられる。
また、このようにして撮影された撮影内容(ビデオデータ)の編集に関しては、パーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer)を用いたノンリニア編集が主流になりつつある。ノンリニア編集では、カムコーダのテープに記録されたビデオデータ(映像、音声、タイムコードなど)を、PCに搭載しているハードディスクにコピーする必要があるが、このコピーには非常に長い時間を要する。たとえば、録画時間が1時間のビデオデータをPCに転送するには、1時間必要である。ただし、一部の業務用デッキでは、4倍速、2倍速での転送を可能にしたものがあるが、高価であり、それでも転送に15分程度必要である。
こうしたコピー操作にかかる時間や転送時間そのものが、ノンリニア編集の効率を低下させる一因となっている。そこで、カムコーダにより取得されたビデオデータを、撮影時にHDDレコーダにバックアップし、編集の際に、そのHDDレコーダを直接PCに接続するという手法が考えられた。
ここで、図7および図8を参照して、従来のHDDレコーダ用いた撮影時および編集時の態様の一例について説明する。図7は、撮影時の態様に関して示した図である。カムコーダ110は、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394規格のケーブル(IEEE1394ケーブル)120を介してHDDレコーダ100に接続される。HDDレコーダ100は、本体101とバッテリー部102とからなる。本体101には、ハードディスク、ハードディスク駆動装置、操作ボタン等が含まれ、バッテリー部102から電源の供給を受け動作する。
カムコーダ110は、本体111とバッテリー部112からなる。本体111はCCD等を備えたカメラ部、およびDV(Digital Video)信号処理を行うDVデッキ部を含んでおり、これらは、バッテリー部112から電源の供給を受け動作する。近年のカムコーダ110は、アナログからディジタルへの移行をほぼ終えており、ここでもディジタル・カムコーダを例に説明する。
HDDレコーダ100の電源は、家庭用のACコンセントからのみとるタイプのものもあるが、この例では、バッテリー部102からも提供されうる。このようなタイプのHDDレコーダ100を選択することで、屋外での撮影が可能となる。このタイプのHDDレコーダは、非特許文献1に記載されている。非特許文献1には、撮影の際に、カムコーダ110とHDDレコーダの本体101とバッテリー部が一体的に接続されている態様が紹介されている。
写真工業出版社、「ビデオα」、2003年1月、ページ89〜92
図8は、編集時の態様を示した図である。HDDレコーダ100は、ここでは、ACアダプタ103およびACプラグ104を介して、家庭用のACコンセントに接続されうる。編集は、通常、屋内で行われる。このため、HDDレコーダ100がACコンセントに接続可能であれば、容量に制限のあるバッテリー部102を用いず、図示するようにAC電源が用いられ、バッテリー部102は、HDDレコーダ100の本体101から取り外されている。
編集用PC130は、PC本体131、ディスプレイ装置132、キーボード133、およびマウス134からなり、IEEE1394ケーブル140を介してHDDレコーダ100に接続される。この他、HDDレコーダ100と編集用PC130は、SCSI、USB、LANなどの、他のネットワークを経由して接続できるものもある。
しかしながら、このような組み合わせでは、撮影時において以下のような課題がある。すなわち、カムコーダ110で撮影を開始または停止する場合は、そのタイミングに合わせて、HDDレコーダ100によるビデオデータの記録が開始または停止されるよう、HDDレコーダ100を操作しなければならない。また、HDDレコーダ100のバッテリー部102とカムコーダ110のバッテリー部112は、一般的に、異なる形状・規格であり、それぞれに専用のものが必要になる。
さらに、通常、HDDレコーダ100はモニタ画面やスピーカーを搭載していないので、カムコーダ110と正しく接続されているかどうか、あるいはカムコーダ110からのビデオデータが正常に記録されているかどうか等を確認することが困難である。また、HDDレコーダ100単体では、記録済みの映像・音声等を確認することができないため、不要なデータがあっても、撮影現場でファイルを削除することができず、容量に限りのあるハードディスクを有効に利用できないという不具合を生じることもある。
一方、ビデオデータの編集時においては、以下のような課題がある。PCの能力が劇的に向上してきたため、その能力を有効に活用して高速処理を行うには、アクセス速度が速い、PC内蔵のハードディスクにビデオデータが格納されていることが条件となる場合が増えてきた。たとえば、編集用PC130の外部にHDDレコーダ100が接続されている場合は、IEEE1394ケーブル140の転送スピードや、HDDレコーダ100に内蔵されるハードディスクのデータ読み出しスピード等では、編集PC130上で実行されるノンリニア編集アプリケーションの処理速度に間に合わない可能性がある。
そのため、せっかくHDDレコーダ100に記録したデータを、編集用PC130に内蔵されたハードディスクに一旦コピーするという手間が必要になる。また、HDDレコーダ100に内蔵されているハードディスクは、取り外しができないため、容量が足りなくなった場合は、後続の撮影のために編集用PC130にビデオデータを転送し、空き容量を確保する作業が必要となる。
したがって、この発明の目的は、カムコーダの操作に連動して、カムコーダの撮影内容を自動的にバックアップすることができ、また、HDDレコーダおよびそのバッテリーを携帯することなく、HDDレコーダの代わりにビデオデータを記録し、ビデオデータのバックアップが正常に取得されているかどうかを随時、容易に確認することができる記録装置、方法、およびプログラムを提供することにある。
この発明のさらなる目的は、撮影内容のバックアップとして記録されたビデオデータの映像・音声等を確認することができ、不要なデータを随時削除可能な記録装置、方法、およびプログラムを提供することにある。
また、この発明のさらなる目的は、編集PCにおいて、ノンリニア編集アプリケーションの処理速度に間に合うようにビデオデータを提供することができる記録装置、方法、およびプログラムを提供することにある。
第1の実施態様に係る発明は、所定のデータの書き込みおよび読み取りが可能な第1の記録手段を有し、ネットワークを介して接続された撮影機器から転送されるビデオデータを、ネットワークを介して受信し、撮影機器の撮影開始時期および撮影終了時期を、ネットワークを介して検出し、撮影開始時期から撮影終了時期までのビデオデータを自動的に第1の記録手段に記録するよう制御するよう構成された記録装置である。
第2の実施態様に係る発明は、所定のデータの書き込みおよび読み取りが可能な第1の記録手段を有し、ネットワークを介して接続された撮影機器から転送されるビデオデータを、ネットワークを介して受信し、撮影機器の撮影開始時期および撮影終了時期を、ネットワークを介して検出し、撮影機器から転送されるビデオデータを第1の記録手段に記録するよう制御し、第1の記録手段への記録開始時期は、検出された撮影開始時期およびユーザからの第1の指示に基づいて決定され、第1の記録手段への記録終了時期は、検出された撮影終了時期およびユーザからの第2の指示に基づいて決定されるよう構成された記録装置である。
第3の実施態様に係る発明は、ネットワークを介して接続された撮影機器から転送されるビデオデータを、ネットワークを介して受信するステップと、撮影機器の撮影開始時期および撮影終了時期を、ネットワークを介して検出するステップと、撮影開始時期から撮影終了時期までのビデオデータを、所定のデータの書き込みおよび読み取りが可能な第1の記録手段に、自動的に記録するよう制御するステップとを有するよう構成された記録方法である。
第4の実施態様に係る発明は、ネットワークを介して接続された撮影機器から転送されるビデオデータを、ネットワークを介して受信するステップと、撮影機器の撮影開始時期および撮影終了時期を、ネットワークを介して検出するステップと、撮影機器から転送されるビデオデータを、所定のデータの書き込みおよび読み取りが可能な第1の記録手段に、自動的に記録するよう制御するステップとを有し、第1の記録手段への記録開始時期は、検出された撮影開始時期およびユーザからの第1の指示に基づいて決定され、第1の記録手段への記録終了時期は、検出された撮影終了時期およびユーザからの第2の指示に基づいて決定されるよう構成された記録方法。
第5の実施態様に係る発明は、コンピュータに、ネットワークを介して接続された撮影機器から転送されるビデオデータを、ネットワークを介して受信するステップと、撮影機器の撮影開始時期および撮影終了時期を、ネットワークを介して検出するステップと、撮影開始時期から撮影終了時期までのビデオデータを、所定のデータの書き込みおよび読み取りが可能な第1の記録手段に、自動的に記録するよう制御するステップとを実行させるためのプログラムである。
第6の実施態様に係る発明は、コンピュータに、ネットワークを介して接続された撮影機器から転送されるビデオデータを、ネットワークを介して受信するステップと、撮影機器の撮影開始時期および撮影終了時期を、ネットワークを介して検出するステップと、撮影機器から転送されるビデオデータを、所定のデータの書き込みおよび読み取りが可能な第1の記録手段に、自動的に記録するよう制御するステップとを実行させるためのプログラムであり、第1の記録手段への記録開始時期は、検出された撮影開始時期およびユーザからの第1の指示に基づいて決定され、第1の記録手段への記録終了時期は、検出された撮影終了時期およびユーザからの第2の指示に基づいて決定される。
この発明によれば、カムコーダの操作に連動して、カムコーダの撮影内容を自動的にバックアップすることができ、また、HDDレコーダおよびそのバッテリーを携帯することなく、HDDレコーダの代わりにビデオデータを記録し、ビデオデータのバックアップが正常に取得されているかどうかを随時、容易に確認することができる。また、撮影内容のバックアップとして記録されたビデオデータの映像・音声等を確認することができ、不要なデータを随時削除することもできる。
さらに、撮影されたビデオデータの編集時に、ノンリニア編集アプリケーションの処理速度に間に合うようにビデオデータが提供される。
また、この発明の記録装置は、年式の古いPCを利用して構成することができるため、資源の有効活用にもつながる。この発明に係るプログラムでは、PCの処理速度をそれほど必要としないため、数世代前のPCでも十分に利用可能である。したがって、デスクトップPCであれば、HDDだけを最新の大容量のものに置換し、この発明に係るプログラムをインストールすれば、容易にこの発明の記録装置として利用することができる。
従来のHDDレコーダは、一般的にはHDDを交換することができない。ところが、デスクトップPCであれば、比較的容易に希望のHDDを接続することが可能である。HDDの価格が下がってきていることを考えると、カムコーダにおけるテープのように、HDDそのものを交換しながら運用することも十分考えられるようになってきた。ビデオデータが記録されたHDDそのものを保存するので、その大容量のビデオデータをコピーする手間が不要になり、特に時間的な制約を受ける分野の番組作り等では、作業効率の大きな改善が期待できる。
本発明では、基本的に、PCにプログラム(アプリケーションソフト)をインストールし、PCそのものをHDDレコーダに代わる記録装置として機能させる。ここで、図1を参照して、この発明に係る記録装置について説明する。記録装置10は、たとえばIEEE1394ケーブル16を介してカムコーダ15に接続され、カムコーダ15が出力するビデオデータを受信し、内蔵ハードディスクに記録する。記録装置10は、たとえば、ノート型PCのような可搬型のコンピュータである。
近年、ノート型PCでもその性能向上は著しく、カムコーダ15からの映像・音声を、そのPCに内蔵されたハードディスクに記録することは容易になった。また、小型軽量化も進み、バッテリー動作時間も大幅に伸びている。同様に、内蔵ハードディスクの容量も増え、長時間のDVデータを格納することが可能になった。ほとんどのPCおよびカムコーダはIEEE1394ケーブルを接続可能なIEEE1394端子を標準で備えているため、図1のように、1本のIEEE1394ケーブル16で両者を接続可能である。
さらに、記録装置10は、モニタ11、スピーカー12(またはヘッドフォン端子(不図示))を備えているので、カムコーダ15の映像や音声を、撮影現場で確認することができる。また、記録装置10のハードディスクに記録された映像・音声をその場で再生して確認したり、不要な部分(シーン、フレーム)やファイルを削除したりすることも容易である。このような記録装置10の操作には、記録装置10の備えるキーボード13やマウス14等が使用される。
また、図1に示すように、カムコーダ15のビデオデータは、PCで構成された記録装置10に直接転送されるので、撮影後そのままノンリニア編集の作業に移ることができる。図1では、屋外で撮影することを前提としているので、記録装置10は、持ち運びに適するように、バッテリーで動作するノート型PCの図になっているが、商用電源が準備できる環境であれば、デスクトップPCを使用することもできる。デスクトップPCは、ノート型PCに比べてスペースの制限が少ないため、ノート型PCより価格面や性能面で有利な場合が多く、AC電源が使える環境では、デスクトップPCを選択することが推奨される。
この発明は、PCにプログラムをインストールすることによって所定の機能を実現可能であるため、どのようなタイプのコンピュータを用いてもよい。また、このような処理機能を有する専用のコンピュータを構築することもできる。
通常、カムコーダ15から出力されるビデオデータは、映像データと音声データを含み、所定の規格のフォーマットで生成され、記録装置10は、そのフォーマットにしたがって、ビデオデータを記録し、あるいはモニタ11に表示する。また、記録装置10は、受信したビデオデータを、たとえばMPEG2等の他のフォーマットに変換して記録することもできる。記録装置10におけるビデオデータの編集は、記録されたビデオデータのフォーマットに対応したアプリケーションを用いて行われる。現在のカムコーダ15では、所定の規格のフォーマットでビデオデータを生成することが一般的であるが、他の形式のフォーマットで符号化を行ってビデオデータを出力することも考えられる。また、カムコーダ15において、映像データおよび音声データをそのまま出力し、記録装置10によって、その映像データおよび音声データを符号化(すなわち、ビデオキャプチャ)するように構成しても良い。
次に、図2を参照して、この発明に係る記録装置10のモニタ11に表示される画面の例について説明する。モニタ11には、カムコーダ15の撮影時や、記録装置10で再生を指示した場合に表示されるモニタ画面20の例が示されている。モニタ画面20の中央上部には、撮影画像または再生画像を表示する画像表示部21が配置されている。撮影画像は、カムコーダ15から転送されてくるビデオデータの映像であり、この映像が画像表示部21に、ほぼリアルタイムに表示される。一方、再生画像は、記録装置10のハードディスクに一旦記録されたビデオデータをもとに生成される。
画像表示部21に画像が表示されるとともに、記録装置10のスピーカー12やヘッドフォン端子からは音声が出力される。このことにより、記録装置10によって、カムコーダ15で撮影した内容を即時にチェックし、あるいは、後で記録された撮影内容を再生して確認することができる。
画像表示部21の下側には、ディレクトリ選択ボタン22が配置される。ユーザが、記録装置10のキーボード13やマウス14を使ってディレクトリ選択ボタン22を押すと、カムコーダ15から転送されてくるビデオデータを格納するディレクトリ(フォルダ)を選択するディレクトリ選択画面が表示される。この画面は、市販のOS(Operating System)で一般的に使われるものであり、ここでの詳細な説明は省略する。ユーザは、ディレクトリ選択画面を用いて、ビデオデータを、どのディスクドライブのどのフォルダに記録させることにするかを指定する。
ディレクトリ選択ボタン22の下には、ファイル名称表示領域23が配置される。ファイル名称表示領域23に表示されるファイル名は、この例では、カムコーダ15による撮影または記録装置10による記録を開始した日時に自動的に設定される。日時は、西暦年、月、日、時、分、秒を表す、全部で14桁の数字である。カムコーダ15から転送されたビデオデータは、この14桁の数字からなるファイル名で、上記ユーザにより指定されたディレクトリに格納される。
ただし、今回のファイルの命名方法はあくまでも一例であり、たとえば、連番や任意指定など他のさまざまな方法によりファイル名称を設定することができる。また、事前に用意された、幾つかの名称設定方法のなかから、ユーザが設定できるようにしておいても良い。
モニタ画面20の右下のステータス表示領域24には、記録装置10の現在の状況(ステータス)が表示されている。たとえば、カムコーダ15からビデオデータを記録している場合は、「記録中」の表示になる。一方、記録装置10のハードディスクから、既に記録されたビデオデータを再生する場合は、「再生中」の表示になる。ステータス表示領域24の下には、画像表示部21に表示された画像に対応するタイムコードの値を表示するタイムコード表示領域25が配置されている。
ここで、タイムコードとは、たとえば、SMTPE(Society of Motion Picture and Television Engineers)に準拠したDVのタイムコードを指し、撮影したフレームごとに付けられる。したがって、タイムコードは、フレームを特定する情報となる。このタイムコードを使えば、たとえば、記録装置10で、ビデオデータの一部を削除等する編集を行ったが、後で、その編集をやり直したいと欲するような場合、削除されたビデオデータの部分に対応するタイムコードを指定して、同じビデオデータを記録しているカムコーダ15のテープから、その削除された部分を取り出すことができる。
タイムコード表示領域25の下には、強制停止ボタン26と強制記録ボタン27が配置されている。強制停止ボタン26をマウス14等で押下すると、接続しているカムコーダ15の状態に関わらず、記録装置10のハードディスクへの記録が中止される。強制記録ボタン27が押されると、カムコーダ15が撮影(記録)を行っていなくても、カムコーダ15からの映像や音声が転送されていれば、記録装置10のハードディスクへの記録を行う。
モニタ画面20の最下部には、2つの記録終了選択チェックボックス、カムコーダ連動28、記録継続29がある。カムコーダ連動28を、たとえばマウス14等を用いてチェックすると、カムコーダ15が撮影を停止(すなわち、カムコーダ15に挿入されたテープ等への記録を停止)すると、記録装置10のハードディスクへの記録も自動的に終了する。
一方、記録継続29をチェックすると、カムコーダ15がテープ等への記録を終了しても、カムコーダ15から映像や音声のデータが転送されている限り、記録装置10のハードディスクへの記録が継続される。ただし、この場合、モニタ画面20の強制停止ボタン26が押された場合には、当該をハードディスクへの記録は終了する。このオプションを選んでおくと、たとえば、カムコーダ15のテープが終了してしまっても記録装置10のハードディスクへの記録は続いているため、その間に、カムコーダ15側でテープ交換をすることができる。テープ交換の間の映像・音声は、記録装置10のハードディスクに格納されているので、大事な場面を取り逃がす心配がない。
カムコーダ連動28および記録継続29は、これらの機能から分かるように、実際にはどちらか一方が選択され、同時に選択されることはない。
カムコーダ15による記録を行わずに、強制記録ボタン27を押し、その後、強制停止ボタン26を押すようにすれば、カムコーダ15を単なるカメラとして用いることができる。このとき、カムコーダ15でのテープ記録は行わないので、カムコーダ15の内蔵マイクにメカデッキのノイズ(ドラムの回転音など)が入らず、特に音に関して高いクオリティーを求められている場合等には、有効な使い方である。
次に、図3ないし図5を参照して、この発明の記録装置10において実行されるプログラムの処理の流れを説明する。図3のフローチャートは、モニタ画面20で、記録終了選択のカムコーダ連動28をチェックした場合の動作を示したものであり、カムコーダ15の撮影開始と撮影終了に連動して記録が行われる。また、ここでは、説明を簡単にするために、強制停止ボタン26や強制記録ボタン27が押下された場合の処理は省略してある。
従来の記録装置の中には、カムコーダからの映像・音声を単にハードディスクに記録する機能を有するものもあるが、この発明の記録装置10は、図3のフローチャートに示すように、カムコーダ15の状態を監視しながら自動的にファイルを生成し、そこにビデオデータを記録する機能を有している。
最初に、ステップS10において、カムコーダ15が記録装置10に接続されているかどうかを判定する。たとえば、カムコーダ15と記録装置10が、図1に示したようなIEEE1394規格のケーブルを介して接続されている場合は、記録装置10で、IEEE1394端子の所定の箇所について電位等をチェックすることによって接続の有無を判定可能である。
ステップS10において、接続がされていないと判定された場合は、再度、ステップS10に戻り、接続がされるまで、上記判定を所定の間隔で繰り返す。ステップS10において、接続がされていると判定された場合は、ステップS11に進み、そこで、カムコーダ15による撮影が開始されたかどうかを判定する。
ここで、カムコーダ15による撮影が開始されるとは、カムコーダ15においてテープ等の記録メディアへの撮影画像および音声の記録を開始することだけでなく、そのような記録の前に、映像や音声をモニタリングするモニタリング状態にすることも含まれる。カムコーダ15の電源を投入することによって、上述のモニタリング状態になる場合には、電源の投入も撮影の開始の概念に含まれる。
ステップS11において、カムコーダ15が撮影を開始していないと判定された場合は、再度、ステップS10に戻る。カムコーダ15が撮影を開始したと判定された場合は、ステップS12に進み、そこで、記録装置10のハードディスク上の所定のディレクトリにカムコーダ15から転送されるビデオデータを記録するためのファイルが作成される。
ここで、ディレクトリは、前述したように、ユーザが、モニタ画面20に配置されたディレクトリ選択ボタン22を押下して設定することにより予め指定される。また、作成されるファイルのファイル名称は、図2のモニタ画面20に関連して説明したように、記録を開始した日時をもとに自動的に付けられる。
ステップS12の後、ステップS13において、カムコーダ15が依然として撮影を継続しているかどうかが判定される。カムコーダ15の撮影が継続していると判定された場合は、ステップS14に進み、カムコーダ15から転送されるビデオデータを記録装置10のメモリに一時的に記録する。その後、再び、ステップS13に戻って、同じ判定を繰り返す。一方、カムコーダ15の撮影が終了していると判定された場合は、ステップS15に進み、メモリ内に蓄積されたビデオデータを記録装置10のハードディスクに記録する。このビデオデータは、ステップS12で作成されたファイルのファイル名称で上記ハードディスクに記録される。
ここで、カムコーダ15が撮影を終了したと判定される場合は、カムコーダ15においてテープ等の記録メディアへの撮影画像および音声の記録を停止することだけでなく、そのような記録が終わった後に、映像や音声をモニタリングするモニタリング状態から脱したことも含まれる。場合によっては、カムコーダ15の電源をオフすることも撮影の終了の概念に含まれうる。
図3の例では、記録装置10は、ステップS12で、カムコーダ15での撮影が開始されたことが検出され、カムコーダ15からビデオデータが転送されてくると、そのビデオデータをメモリ等の記録装置に蓄積し(ステップS14)、ステップS13で、カムコーダ15での撮影が終了したことを検出すると、そのメモリに蓄積されていたビデオデータをハードディスクに移動する。しかしながら、記録装置10は、メモリ等に蓄積されたビデオデータを、カムコーダ15での撮影が終了したことを検出する前に、所定のタイミングで部分的にハードディスクに移動するよう制御することも可能である。このような処理によって、大きなメモリ容量を必要とせずに、ビデオデータの高速なバックアップが可能となる。
ステップS15で、ビデオデータのハードディスクへの記録が終了したら、ステップS16でファイルをクローズし、次にカムコーダ15の接続あるいは撮影が行われた場合に対処するため、ステップS10に戻る。
また、ステップS10の「NO」の場合、ステップS11の「NO」の場合、およびステップS13の「YES」の場合のループは、それぞれ所定の、比較的短い間隔で繰り返される。このことによって、カムコーダ15の状態の変化をほぼリアルタイムに捉えることが可能である。
図3に示した機能に加えて、たとえば、記録装置10のハードディスクに記録されたファイル(ビデオデータ)の編集、再生、削除、名称変更、結合、分割などの機能を追加することも可能であるが、このような処理はすでに市販されているアプリケーションを使って実現可能である。
次に、図4を参照して、モニタ画面20における記録終了選択においてカムコーダ連動28がチェックされている場合に、強制停止ボタン26および強制記録ボタン27の押下を判定する処理について説明する。
ステップS20、ステップS21、およびステップS23は、図3のステップS10、ステップS11、およびステップS12と同様である。ただし、ステップS21で、カムコーダ15の撮影が開始されていないと判定された場合は、ステップS22においてさらに、モニタ画面20で強制記録ボタン27が押下されたかどうかが判定される。強制記録ボタン27が押下されていると判定された場合は、強制的な記録が開始されるようステップS23に進む。強制記録ボタン27が押下されていない場合は、ステップS20に戻り、次のタイミングのカムコーダ15の状態の変化およびモニタ画面20に対する入力を監視する。
ステップS22の判定によって、カムコーダ15の撮影が開始されるか、または強制記録ボタン27が押下された場合に、記録装置10の記録が開始される。したがって、カムコーダ15の撮影開始が早ければ、強制記録ボタン27の押下を待たずに記録装置10の記録が開始される。
ステップS24において、カムコーダ15の撮影が継続されている場合、ステップS25に進み、そこで、モニタ画面20の強制停止ボタン26が押下されているかどうかが判定される。強制停止ボタン26が押下されている場合は、記録を強制的に停止し、ステップS27に進んでファイルの作成を行う。この他の処理の流れは、図3に示したフローチャートと同様である。したがって、この例では、カムコーダ15が撮影を停止するか、強制停止ボタン26が押下された場合に、記録が停止される。カムコーダ連動28がチェックされているので、記録装置10は、カムコーダ15が撮影を停止すれば、強制停止ボタン26の押下がなくても、記録を停止する。
次に、図5を参照して、モニタ画面20の記録終了選択において、記録継続29がチェックされた場合の処理手順について説明する。ステップS30ないしステップS33の処理は、図4のステップS20ないしステップS23と同じである。この例では、記録継続を指示しているので、カムコーダ15の状態に関わらず、記録装置10における記録が継続される。したがって、ステップS34においては、カムコーダ15の状態を判断せずに、モニタ画面20で強制停止ボタン26が押下されたかどうかが判定される。強制停止ボタン26が押下されていると判定された場合は、記録を停止し、ステップS37に進んで、メモリに蓄積されているビデオデータをハードディスクに記録する。
強制停止ボタン26が押下されていないと判定された場合は、ステップS35において、記録装置10のハードディスクの残り容量が判断される。残り容量は、メモリに蓄積されたビデオデータをすべてハードディスクに移動した後の、ハードディスクの残り容量であり、この残り容量が少ししかない場合は、これ以上の記録をすることができないので、記録を停止し、ステップS37に進む。記録継続29がチェックされている場合は、記録が継続されることになるので、この例では、その記録を停止させるための条件として、強制停止ボタン26の押下と、ハードディスクの残り容量を設定しているが、これ以外の停止条件を設けることも可能である。
ハードディスクの残り容量が十分あると判定された場合は、ステップS36に進んで、ビデオデータをメモリに展開した後、ステップS34に進む。この他の処理の流れは、図4に示したフローチャートと同様である。
図2に示したモニタ画面20の表示とこの画面を介した入力処理、および図3ないし図5のフローチャートに関連して説明した処理は、たとえばWindows(登録商標)等の市販のOS上で動作するアプリケーションソフトによって実現できる。また、IEEE1394規格のネットワークを通じてカムコーダ15と通信(映像・音声を含むビデオデータの記録装置10への転送やカムコーダ15の状態の取得)部分は、たとえば、マルチメディア用のライブラリであるDirectX(登録商標)で用意されているドライバを使用して実現することができる。
ここで、図6を参照して、この発明の記録装置10のハードウエア構成を説明する。記録装置10は、CPU(Central Processing Unit)40、メモリ41、外部記録装置42、可搬型記録媒体読取装置43、入力装置44、表示装置45、音声出力装置46、IEEE1394インタフェース47、ネットワーク・インタフェース48、およびこれらの構成要素を相互に接続するバス49を備える。
CPU40は、メモリ41にロードされたプログラムからの指令に基づいて、各構成要素の動作を制御する。このような各構成要素の動作により、上述した、この発明の特徴的な処理が実現される。より具体的には、CPU40の制御により、モニタ画面20の表示、およびモニタ画面20を介した入出力制御が行われる。また、カムコーダ15からのビデオデータをそのまま、あるいは所定の変換を行ってハードディスクに記録するよう制御する。この制御の際には、ディレクトリや各ボタンの押下など、モニタ画面20を介して入力されたユーザの指定が参照される。また、ハードディスクに記録されたビデオデータの編集処理は、ユーザ等の指示に基づいて、CPU40により行われる。CPU40はさらに、映像や音声を専用に処理するコプロセッサを利用しながら動作することも可能である。
メモリ41は、たとえば、半導体メモリで構成され、この発明の処理を実現するためのプログラムがロードされる他に、処理に必要なデータを一時的に記録する。また、カムコーダ15から提供されるビデオデータを受信して一時的に記録するのも、このメモリ41である。外部記録装置42は、ハードディスクのような記録装置を言う。ハードディスクには、CPU40の制御により、カムコーダ15からのビデオデータが記録される他、プログラム等のデータも記録される。
可搬型記録媒体読取装置43は、たとえば、CD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory)やDVD(Digital Versatile Disk)に記録されたデータを読み取る装置であり、読み取られたデータは、メモリ41にロードされたり、外部記録装置42に記録されたりする。この発明に係る処理を実現するためのプログラムもCD−ROMやDVDに記録され、可搬型記録媒体読取装置43を介して、記録装置10の外部からメモリ41にロードされ、または外部記録装置42に記録されうる。
入力装置44は、キーボードやマウス等の入力デバイスであり、キーボードについては、記録装置10がノート型パソコンである場合は、PC本体と一体的に構成されている場合が多い。ユーザは、これらの入力デバイスにより、モニタ画面20を介して所定の指示を入力することができる。表示装置45は、LCD(Liquid Crystal Display)モニタやCRT(Cathode Ray Tube)モニタ等の表示デバイスである。記録装置10がノート型パソコンである場合は、PCとLCDモニタ(パネル)は一体的に構成されている場合が多い。これらの表示装置45には、カムコーダ15の撮影映像や、再生映像が表示される。
音声出力装置46は、たとえば、スピーカー等の出力デバイスであり、カムコーダ15からの音声や、再生音声が出力される。記録装置10は、スピーカーに加えて、あるいはスピーカーに替えて、ヘッドフォン端子を備えている場合がある。その場合は、ヘッドフォン端子にヘッドフォンを接続することによって、音声を聞くことができる。
IEEE1394インタフェース47は、IEEE1394端子に接続された機器とのインタフェースを、IEEE1394ケーブルを介して確立し、記録装置10とカムコーダ15の間のデータ転送を可能にする。図1に示した例では、記録装置10は、IEEE1394ケーブルを介してカムコーダ15からビデオデータを受信しているが、これ以外のネットワーク(たとえば、USBケーブル、無線または有線LAN(Local Area Network)、インターネット、WAN(Wide Area Network)など)を介して両者を接続することも可能である。
ネットワーク・インタフェース48は、記録装置10を、たとえばLANやインターネットに接続するためのインタフェースである。記録装置10が、ネットワーク・インタフェース48を介して外部のサーバやコンピュータに接続することにより、そのサーバやコンピュータが有する資源をネットワーク経由で受信することができる。たとえば、この発明の処理を実現するためのプログラム自体も、外部のサーバやコンピュータからダウンロードしてくることが可能である。
これまで、ビデオデータはカムコーダ15から提供されるものとして説明してきたが、この発明の記録装置10は、所定のネットワークを介してビデオデータと撮影開始・終了や記録開始・終了等の操作状況を取得可能である限り、他のタイプの撮影機器と接続して使用することができる。カムコーダ15は、そのような撮影機器の単なる一例に過ぎない。
この発明の一実施形態に係る記録装置と、これに接続されるカムコーダを表した略線図である。 この発明の一実施形態に係る記録装置のモニタに表示されるモニタ画面の例を示す略線図である。 この発明の一実施形態に係る記録装置の処理手順を表すフローチャートである。 この発明の一実施形態に係る記録装置の別の処理手順を表すフローチャートである。 この発明の一実施形態に係る記録装置のさらに別の処理手順を表すフローチャートである。 この発明の一実施形態に係る記録装置のハードウエア構成を示すブロック図である。 従来のHDDレコーダと、これに接続されるカムコーダを表した略線図である。 従来の編集用PCと、これに接続されるHDDレコーダを表した略線図である。
符号の説明
10・・・記録装置、11・・・モニタ、12・・・スピーカー、13・・・キーボード、14・・・マウス、15・・・カムコーダ、16・・・ネットワーク

Claims (22)

  1. 所定のデータの書き込みおよび読み取りが可能な第1の記録手段を有し、
    ネットワークを介して接続された撮影機器から転送されるビデオデータを、前記ネットワークを介して受信し、
    前記撮影機器の撮影開始時期および撮影終了時期を、前記ネットワークを介して検出し、
    前記撮影開始時期から前記撮影終了時期までの前記ビデオデータを自動的に前記第1の記録手段に記録するよう制御することを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、
    前記撮影開始時期は、前記撮影機器においてモニタリングを開始した時点、または前記撮影機器が備える第2の記録手段への記録を開始した時点のいずれかであり、
    前記撮影終了時期は、前記撮影機器においてモニタリングを終了した時点、または前記第2の記録手段への記録を終了した時点のいずれかであることを特徴とする記録装置。
  3. 所定のデータの書き込みおよび読み取りが可能な第1の記録手段を有し、
    ネットワークを介して接続された撮影機器から転送されるビデオデータを、前記ネットワークを介して受信し、
    前記撮影機器の撮影開始時期および撮影終了時期を、前記ネットワークを介して検出し、
    前記撮影機器から転送される前記ビデオデータを前記第1の記録手段に記録するよう制御し、
    前記第1の記録手段への記録開始時期は、前記検出された撮影開始時期およびユーザからの第1の指示に基づいて決定され、前記第1の記録手段への記録終了時期は、前記検出された撮影終了時期およびユーザからの第2の指示に基づいて決定されることを特徴とする記録装置。
  4. 請求項3に記載の記録装置において、
    前記撮影開始時期は、前記撮影機器においてモニタリングを開始した時点、または前記撮影機器が備える第2の記録手段への記録を開始した時点のいずれかであり、
    前記撮影終了時期は、前記撮影機器においてモニタリングを終了した時点、または前記第2の記録手段への記録を終了した時点のいずれかであることを特徴とする記録装置。
  5. 請求項3に記載の記録装置において、
    前記検出された撮影開始時期と前記ユーザからの第1の指示がされた時期のうち、早い方が前記第1の記録手段への記録開始時期として決定されることを特徴とする記録装置。
  6. 請求項3に記載の記録装置において、
    前記ユーザからの第2の指示が、前記撮影終了時期に連動して記録を終了させるという指示である場合は、前記第1の記録手段への記録終了時期は、前記検出された撮影終了時期に決定され、
    前記ユーザからの第2の指示が、前記撮影終了時期に連動させずに記録を継続させるという指示である場合は、前記第1の記録手段への記録終了時期は、ユーザからの更なる指示または前記第1の記録手段の残り容量に基づいて決定されることを特徴とする記録装置。
  7. 請求項3に記載の記録装置において、
    前記ユーザからの第1の指示、および前記ユーザからの第2の指示を入力する画面を表示するための表示手段を有することを特徴とする記録装置。
  8. 請求項7に記載の記録装置において、
    音声を出力する音声出力手段を有し、
    前記表示手段と前記音声出力手段によって、前記撮影機器から転送される前記ビデオデータの出力が行われることを特徴とする記録装置。
  9. ネットワークを介して接続された撮影機器から転送されるビデオデータを、前記ネットワークを介して受信するステップと、
    前記撮影機器の撮影開始時期および撮影終了時期を、前記ネットワークを介して検出するステップと、
    前記撮影開始時期から前記撮影終了時期までの前記ビデオデータを、所定のデータの書き込みおよび読み取りが可能な第1の記録手段に、自動的に記録するよう制御するステップとを有することを特徴とする記録方法。
  10. 請求項9に記載の記録方法において、
    前記撮影開始時期は、前記撮影機器においてモニタリングを開始した時点、または前記撮影機器が備える第2の記録手段への記録を開始した時点のいずれかであり、
    前記撮影終了時期は、前記撮影機器においてモニタリングを終了した時点、または前記第2の記録手段への記録を終了した時点のいずれかであることを特徴とする記録方法。
  11. ネットワークを介して接続された撮影機器から転送されるビデオデータを、前記ネットワークを介して受信するステップと、
    前記撮影機器の撮影開始時期および撮影終了時期を、前記ネットワークを介して検出するステップと、
    前記撮影機器から転送される前記ビデオデータを、所定のデータの書き込みおよび読み取りが可能な第1の記録手段に、自動的に記録するよう制御するステップとを有し、
    前記第1の記録手段への記録開始時期は、前記検出された撮影開始時期およびユーザからの第1の指示に基づいて決定され、前記第1の記録手段への記録終了時期は、前記検出された撮影終了時期およびユーザからの第2の指示に基づいて決定されることを特徴とする記録方法。
  12. 請求項11に記載の記録方法において、
    前記撮影開始時期は、前記撮影機器においてモニタリングを開始した時点、または前記撮影機器が備える第2の記録手段への記録を開始した時点のいずれかであり、
    前記撮影終了時期は、前記撮影機器においてモニタリングを終了した時点、または前記第2の記録手段への記録を終了した時点のいずれかであることを特徴とする記録方法。
  13. 請求項11に記載の記録方法において、
    前記検出された撮影開始時期と前記ユーザからの第1の指示がされた時期のうち、早い方が前記第1の記録手段への記録開始時期として決定されることを特徴とする記録方法。
  14. 請求項11に記載の記録方法において、
    前記ユーザからの第2の指示が、前記撮影終了時期に連動して記録を終了させるという指示である場合は、前記第1の記録手段への記録終了時期は、前記検出された撮影終了時期に決定され、
    前記ユーザからの第2の指示が、前記撮影終了時期に連動させずに記録を継続させるという指示である場合は、前記第1の記録手段への記録終了時期は、ユーザからの更なる指示または前記第1の記録手段の残り容量に基づいて決定されることを特徴とする記録方法。
  15. 請求項11に記載の記録方法において、
    前記ユーザからの第1の指示、および前記ユーザからの第2の指示の入力が、表示手段に表示された入力画面を介して行われることを特徴とする記録方法。
  16. コンピュータに、
    ネットワークを介して接続された撮影機器から転送されるビデオデータを、前記ネットワークを介して受信するステップと、
    前記撮影機器の撮影開始時期および撮影終了時期を、前記ネットワークを介して検出するステップと、
    前記撮影開始時期から前記撮影終了時期までの前記ビデオデータを、所定のデータの書き込みおよび読み取りが可能な第1の記録手段に、自動的に記録するよう制御するステップとを実行させるためのプログラム。
  17. 請求項16に記載のプログラムにおいて、
    前記撮影開始時期は、前記撮影機器においてモニタリングを開始した時点、または前記撮影機器が備える第2の記録手段への記録を開始した時点のいずれかであり、
    前記撮影終了時期は、前記撮影機器においてモニタリングを終了した時点、または前記第2の記録手段への記録を終了した時点のいずれかであることを特徴とするプログラム。
  18. コンピュータに、
    ネットワークを介して接続された撮影機器から転送されるビデオデータを、前記ネットワークを介して受信するステップと、
    前記撮影機器の撮影開始時期および撮影終了時期を、前記ネットワークを介して検出するステップと、
    前記撮影機器から転送される前記ビデオデータを、所定のデータの書き込みおよび読み取りが可能な第1の記録手段に、自動的に記録するよう制御するステップとを実行させるためのプログラムであって、
    前記第1の記録手段への記録開始時期は、前記検出された撮影開始時期およびユーザからの第1の指示に基づいて決定され、前記第1の記録手段への記録終了時期は、前記検出された撮影終了時期およびユーザからの第2の指示に基づいて決定されることを特徴とするプログラム。
  19. 請求項18に記載のプログラムにおいて、
    前記撮影開始時期は、前記撮影機器においてモニタリングを開始した時点、または前記撮影機器が備える第2の記録手段への記録を開始した時点のいずれかであり、
    前記撮影終了時期は、前記撮影機器においてモニタリングを終了した時点、または前記第2の記録手段への記録を終了した時点のいずれかであることを特徴とするプログラム。
  20. 請求項18に記載のプログラムにおいて、
    前記検出された撮影開始時期と前記ユーザからの第1の指示がされた時期のうち、早い方が前記第1の記録手段への記録開始時期として決定されることを特徴とするプログラム。
  21. 請求項18に記載のプログラムにおいて、
    前記ユーザからの第2の指示が、前記撮影終了時期に連動して記録を終了させるという指示である場合は、前記第1の記録手段への記録終了時期は、前記検出された撮影終了時期に決定され、
    前記ユーザからの第2の指示が、前記撮影終了時期に連動させずに記録を継続させるという指示である場合は、前記第1の記録手段への記録終了時期は、ユーザからの更なる指示または前記第1の記録手段の残り容量に基づいて決定されることを特徴とするプログラム。
  22. 請求項18に記載のプログラムにおいて、
    前記ユーザからの第1の指示、および前記ユーザからの第2の指示の入力が、表示手段に表示された入力画面を介して行われることを特徴とするプログラム。
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