JP2005252558A - 画像処理方法の選択 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 画像処理についての複数の画像処理方法を候補処理方法として準備する。そして、プロセッサが、候補処理方法のそれぞれを用いて所定の参照画像に対する画像処理を実行し、画像処理の実行に要した時間が最も短い画像処理方法を選択する。
【選択図】 図5
Description
(a)前記画像処理についての複数の画像処理方法を候補処理方法として準備する工程と、
(b)前記プロセッサが、前記候補処理方法のそれぞれを用いて所定の参照画像に対する前記画像処理を実行し、前記画像処理の実行に要した時間が最も短い画像処理方法を選択する工程と、を備える。
(a)前記画像処理の中の少なくとも1つの処理に用いるアーキテクチャステートの数が異なる複数の画像処理方法を候補処理方法として準備する工程と、
(b)前記プロセッサが、前記プロセッサが1つの実行リソースに対して複数の前記アーキテクチャステートを備えているか否かを判定する工程と、
(c)前記プロセッサが、前記工程(b)において前記プロセッサが1つの実行リソースに対して複数の前記アーキテクチャステートを備えていると判定されたときは、前記候補処理方法の中から前記アーキテクチャステートを複数用いて処理を行う画像処理方法を選択し、前記工程(b)において前記プロセッサが1つの実行リソースに対して複数の前記アーキテクチャステートを備えていないと判定されたときは、前記候補処理方法の中から前記アーキテクチャステートを複数用いないで処理を行う画像処理方法を選択する工程と、
(d)前記プロセッサが、前記工程(c)において選択された画像処理方法が複数有るか否かを判定する工程と、
(e)前記プロセッサが、前記工程(d)において画像処理方法が複数あると判定されたときは、前記工程(c)において選択された画像処理方法のそれぞれを用いて所定の参照画像に対する前記画像処理を実行し、前記画像処理の実行に要した時間が最も短い画像処理方法を選択する工程と、を備える。
A.第1実施例:
A−1.画像処理装置の構成:
A−2.画像処理部の設定:
B.第2実施例:
C.変形例:
A−1.画像処理装置の構成:
図1は、本発明の第1実施例としての画像処理装置の構成を概略的に示した説明図である。第1実施例の画像処理装置としてのコンピュータ200は、CPU210と、ROMやRAM等の内部記憶装置220と、外部記憶装置250と、ディスプレイ等の表示部260と、キーボードやマウス等の操作部270と、インターフェイス部(I/F部)280とを備えている。
図3は、画像処理設定部による画像処理部の設定の処理の流れを示すフローチャートである。ステップS100では、ユーザが、プリンタドライバのインストールを行う。画像処理部240(図1)としてのプリンタドライバは、インストーラを用いたインストールを行うことによって、外部記憶装置250に格納される。また、画像処理部240としてのプリンタドライバは、CPU210により外部記憶装置250からロードされることによって内部記憶装置220に格納される。なお、画像処理部240としてのプリンタドライバは、ハーフトーンモジュールグループ242を含んでおり、ステップS100において、ハーフトーンモジュールグループ242は画像処理部240内の所定の場所に格納されることとなる。
図6は、第2実施例としての画像処理装置による画像処理部の設定の処理の流れを示すフローチャートである。第2実施例は、既に画像処理部240(図1)の設定が行われた後、コンピュータ200を構成するハードウェア資源に変更があったときに、再度、画像処理部240の設定を行うときの例である。そのため、第2実施例では、画像処理部240としてのプリンタドライバは、既に内部記憶装置220(図1)に格納されている。図6に示した第2実施例と図3に示した第1実施例との違いは、図3のステップS100の処理(プリンタドライバのインストール)の代わりに、ステップS120からステップS160の処理が行われる点だけであり、その他の点は同じである。
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記実施例では、CPU210は1つの実行リソース212を共有する2つのアーキテクチャステート214を備えているが、CPU210は1つの実行リソース212を共有する3つ以上のアーキテクチャステート214を備えているとしてもよい。また、CPU210は1つの実行リソース212に対して1つのアーキテクチャステート214のみを備えているとしてもよい。
上記実施例では、コンピュータ200は1つのCPU210を備えているが、コンピュータ200は2つ以上のCPU210を備えているとしてもよい。このようにしても、上記実施例と同様に、処理方法選択部232は、ハーフトーンモジュールグループ242に含まれるハーフトーンモジュールの中から最適ハーフトーンモジュールsHTMを選択し、画像処理部240の設定を行うことができる。
上記実施例では、画像処理の例として、画像処理部240としてのプリンタドライバによる印刷データの生成処理を用いて説明したが、画像処理は、例えば画像補正処理や画像合成処理といった他の画像処理であってもよい。
上記実施例におけるハーフトーンモジュールの構成や内容は、あくまで一例であり、他の構成や内容のハーフトーンモジュールを用いてもよい。例えばハーフトーン処理の方法として、誤差拡散法やディザ法以外の処理方法を定めることも可能である。また、上記実施例では、インク色毎に処理方法を定めているが、インク色とインクドット径との組み合わせ毎に処理方法を定めることも可能である。なお、印刷に用いるインク色についても一例であり、他のインク色を用いることも可能である。
上記実施例では、プリンタドライバのインストールが行われると、自動的に画像処理設定部230による画像処理部240の設定が実行されるとしているが、画像処理設定部230による画像処理部240の設定は、プリンタドライバのインストール後の最初の起動時に実行されるとすることも可能である。また、ユーザの指示に従って任意のタイミングで実行されるとすることも可能である。
上記実施例では、ハーフトーンモジュールグループ242は、プリンタドライバのインストール時に画像処理部240内の所定の場所に格納されるとしているが、ハーフトーンモジュールグループ242は、プリンタドライバのインストールの後にユーザの操作によって所定の場所に格納されるとしてもよい。また、ハーフトーンモジュールグループ242を、画像処理部240以外の所定の場所(例えば、画像処理設定部230内の所定の場所)に格納し、最適ハーフトーンモジュールsHTMを選択した後に、最適ハーフトーンモジュールsHTMのみを画像処理部240に格納するとしてもよい。さらに、画像処理部240の設定処理の後に、ユーザの準備した新たなハーフトーンモジュールを追加的に画像処理部240内に格納し、再度、画像処理部240の設定処理を行うことも可能である。
上記実施例では、処理方法選択部232は、ハーフトーンモジュールグループ242に含まれるすべてのハーフトーンモジュールを用いて画像処理を実行し、最適ハーフトーンモジュールsHTMを選択しているが、処理方法選択部232は、まずCPU210の種類を判別してCPU210の種類に適したハーフトーンモジュールを峻別し、その中から実際に画像処理を実行して最適ハーフトーンモジュールsHTMを選択するとしてもよい。例えば、処理方法選択部232は、CPU210が1つの実行リソース212に対してアーキテクチャステート214を複数備えていると判別したときは、まず複数のスレッドを並列に処理するように定められたハーフトーンモジュールを峻別し、その中から実際に画像処理を実行して最適ハーフトーンモジュールsHTMを選択することも可能である。このようにすれば、最適ハーフトーンモジュールsHTMの選択に要する時間を短縮することができる。
上記実施例では、処理方法選択部232は、画像処理部240におけるハーフトーン処理に要する時間tを用いて最適ハーフトーンモジュールsHTMを選択しているが、処理方法選択部232は、画像処理部240における色変換処理とハーフトーン処理とを含む画像処理全体の所要時間を用いて最適ハーフトーンモジュールsHTMを選択することも可能である。
上記第2実施例では、画像処理設定部230は、コンピュータ200を構成するハードウェア資源の変更があったときに、再度、画像処理部240の設定を行うこととしているが、画像処理設定部230は、プリンタドライバのアップデートが実行された際に、再度、画像処理部240の設定を行うとすることも可能である。あるいは、画像処理設定部230は、プリンタドライバのアップデートが実行された後、最初のプリンタドライバの起動の際に、再度、画像処理部240の設定を行うとすることも可能である。
上記実施例では、コンピュータ200が画像処理部240を備えている例を用いて説明したが、プリンタ300が画像処理部を備えているとすることも可能である。このときも、上記実施例と同様に、プリンタ300の画像処理部によるハーフトーン処理に用いるのに最適なハーフトーンモジュールを選択することができる。
210...CPU
212...実行リソース
214...アーキテクチャステート
220...内部記憶装置
230...画像処理設定部
232...処理方法選択部
234...参照画像
240...画像処理部
242...ハーフトーンモジュールグループ
250...外部記憶装置
260...表示部
270...操作部
280...インターフェイス部
300...プリンタ
400...CD−R/RWドライブ
Claims (11)
- プロセッサにより行われる画像処理についての画像処理方法を選択する画像処理方法選択方法であって、
(a)前記画像処理についての複数の画像処理方法を候補処理方法として準備する工程と、
(b)前記プロセッサが、前記候補処理方法のそれぞれを用いて所定の参照画像に対する前記画像処理を実行し、前記画像処理の実行に要した時間が最も短い画像処理方法を選択する工程と、を備える、画像処理方法選択方法。 - 請求項1記載の画像処理方法選択方法であって、
前記プロセッサは、1つの実行リソースに対して、レジスタ群を有するアーキテクチャステートを複数備えている、画像処理方法選択方法。 - 請求項2記載の画像処理方法選択方法であって、
前記候補処理方法は、前記画像処理の中の少なくとも1つの処理に用いる前記アーキテクチャステートの数が異なる複数の画像処理方法を含む、画像処理方法選択方法。 - 請求項2または請求項3に記載の画像処理方法選択方法であって、
前記画像処理は、ハーフトーン処理を含み、
前記候補処理方法は、前記ハーフトーン処理に用いるハーフトーン処理手法の異なる複数の画像処理方法を含む、画像処理方法選択方法。 - 請求項3または請求項4に記載の画像処理方法選択方法であって、
前記画像処理方法の選択は、前記画像処理を行うことができる画像処理プログラムのインストールの際に実行される、画像処理方法選択方法。 - 請求項5記載の画像処理方法選択方法であって、
前記画像処理方法の選択は、前記画像処理に用いるハードウェア資源について変更があった際に実行される、画像処理方法選択方法。 - プロセッサにより行われる画像処理についての画像処理方法を選択する画像処理方法選択方法であって、
(a)前記画像処理の中の少なくとも1つの処理に用いるアーキテクチャステートの数が異なる複数の画像処理方法を候補処理方法として準備する工程と、
(b)前記プロセッサが、前記プロセッサが1つの実行リソースに対して複数の前記アーキテクチャステートを備えているか否かを判定する工程と、
(c)前記プロセッサが、前記工程(b)において前記プロセッサが1つの実行リソースに対して複数の前記アーキテクチャステートを備えていると判定されたときは、前記候補処理方法の中から前記アーキテクチャステートを複数用いて処理を行う画像処理方法を選択し、前記工程(b)において前記プロセッサが1つの実行リソースに対して複数の前記アーキテクチャステートを備えていないと判定されたときは、前記候補処理方法の中から前記アーキテクチャステートを複数用いないで処理を行う画像処理方法を選択する工程と、
(d)前記プロセッサが、前記工程(c)において選択された画像処理方法が複数有るか否かを判定する工程と、
(e)前記プロセッサが、前記工程(d)において画像処理方法が複数あると判定されたときは、前記工程(c)において選択された画像処理方法のそれぞれを用いて所定の参照画像に対する前記画像処理を実行し、前記画像処理の実行に要した時間が最も短い画像処理方法を選択する工程と、を備える、画像処理方法選択方法。 - プロセッサにより行われる画像処理についての画像処理方法を選択する画像処理方法選択プログラムであって、
予め準備された前記画像処理についての複数の画像処理方法のそれぞれを用いて所定の参照画像に対する前記画像処理を実行し、前記画像処理の実行に要した時間が最も短い画像処理方法を選択する機能、をコンピュータに実現させることを特徴とする、画像処理方法選択プログラム。 - プロセッサにより画像処理を行う画像処理方法であって、
(a)前記画像処理についての複数の画像処理方法を候補処理方法として準備する工程と、
(b)前記プロセッサが、前記候補処理方法のそれぞれを用いて所定の参照画像に対する前記画像処理を実行し、前記画像処理の実行に要した時間が最も短い画像処理方法を選択する工程と、
(c)前記プロセッサが、前記工程(b)において選択された画像処理方法を用いて前記画像処理を行う工程と、を備える、画像処理方法。 - プロセッサにより画像処理を行う画像処理装置であって、
前記画像処理についての複数の画像処理方法を候補処理方法として準備し、前記候補処理方法のそれぞれを用いて所定の参照画像に対する前記画像処理を実行し、前記画像処理の実行に要した時間が最も短い画像処理方法を選択する画像処理設定部と、
前記画像処理設定部により選択された画像処理方法を用いて前記画像処理を行う画像処理部と、を備える、画像処理装置。 - プロセッサに画像処理を行わせる画像処理プログラムであって、
予め準備された前記画像処理についての複数の画像処理方法のそれぞれを用いて所定の参照画像に対する前記画像処理を実行し、前記画像処理の実行に要した時間が最も短い画像処理方法を選択する機能と、
前記選択された画像処理方法を用いて前記画像処理を行う機能と、をコンピュータに実現させることを特徴とする、画像処理プログラム。
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JP2006065459A (ja) * | 2004-08-25 | 2006-03-09 | Seiko Epson Corp | 画像処理を並列処理で実行する際の負荷の割り付け |
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