JP2005251087A - 著作権保護システム、著作権保護装置、著作権保護方法、著作権保護装置の制御方法、著作権保護装置の制御プログラム及び著作権保護装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、課金実行装置、課金実行装置の制御方法、課金実行装置の制御プログラム - Google Patents

著作権保護システム、著作権保護装置、著作権保護方法、著作権保護装置の制御方法、著作権保護装置の制御プログラム及び著作権保護装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、課金実行装置、課金実行装置の制御方法、課金実行装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】デジタル万引きを未然に防止することができ、著作権に関する課金を可能とするとともに、その課金の重複を防止することができる著作権保護装置等を提供すること。
【解決手段】保護対象物20aの著作権の利用についての課金に関する課金情報を含む著作権保護情報を有する配置装置30と、著作権保護情報を読み取ることができる読取装置62を有する著作権保護装置50と、課金を実行する課金実行装置80と、を備える著作権保護システムであって、著作権保護装置50は、保護対象物20aの内容情報を取得する内容情報取得手段64等と、課金を実行した履歴である履歴情報を格納する履歴情報格納手段180aと、著作権保護情報と履歴情報に基づいて、課金が重複することを防止する重複課金防止手段180等を有し、課金実行装置80は、著作権保護装置50から課金要求情報を受信する課金要求情報受信手段200等を有する。
【選択図】図6



Description

本発明は、著作権保護装置、著作権保護方法、著作権保護装置の制御方法、著作権保護装置の制御プログラム及び著作権保護装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、課金実行装置、課金実行装置の制御方法、課金実行装置の制御プログラムに関するものである。
従来、万引き防止システムとして、店舗内の商品にトランスポンダ・タグを取り付け、店舗の出口にタグ励振器を設置し、タグ励振器によりRFサベイランス励振信号を発生させ、商品持ち出し許可がない場合には、トランスポンダ・タグが活性化され、警報機を始動することで万引き防止を図る万引き防止システムが提案されており、万引き抑止力として、一定の効果を上げている。
特開平10−124764号公報(図1等)
しかし、例えばデジタルカメラ付携帯電話機等の小型の撮影機器の普及により、店舗内の商品自体は店舗外に持ち出すことなく、デジタルカメラ付携帯電話機等で書籍・雑誌から欲しい情報を撮影する行為である、いわゆるデジタル万引きが増加している。
このデジタル万引きは、書店の売上低下のみならず、書籍や雑誌に掲載された著作物の著作権侵害の問題も生じさせている。
デジタル万引きは、店舗内の商品自体を店舗外に持ち出さないから、従来の万引き防止システムでは抑止できない。
また、書店の担当者も、客が店舗内で携帯電話機等を操作していても、メール等の送受信の操作なのか、本や雑誌を撮影しているのか判断ができず、実際に客がデジタル万引きをしているとしても、警告して止めさせるのは困難である場合がある。
結局、デジタル万引きの防止策として、有効なものはなく、客のマナーに依存しているのが現状である。
そこで、本発明は、デジタル万引きを未然に防止することができ、著作権に関する課金を可能にするとともに、その課金の重複を防止することができる著作権保護装置、著作権保護方法、著作権保護装置の制御方法、著作権保護装置の制御プログラム及び著作権保護装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、課金実行装置、課金実行装置の制御方法、課金実行装置の制御プログラムを提供すること目的とする。
前記目的は、第1の発明によれば、保護対象物に配置され、前記保護対象物の著作権の利用についての課金に関する課金情報を含む著作権保護情報を有する配置装置と、前記配置装置の前記著作権保護情報を読み取ることができる読取装置を有する著作権保護装置と、前記著作権保護装置と通信可能であって、前記課金を実行する課金実行装置と、を備える著作権保護システムであって、前記著作権保護装置は、前記保護対象物の内容情報を取得する内容情報取得手段と、前記内容情報取得手段を制御する機能制御手段と、前記課金を実行した履歴である履歴情報を格納する履歴情報格納手段と、前記著作権保護情報と前記履歴情報に基づいて、前記課金が重複することを防止する重複課金防止手段と、前記著作権保護装置の使用者に対して前記課金の受諾を確認する課金受諾確認手段と、前記課金実行装置に対して前記課金の実行を要求するための課金要求情報を送信する課金要求情報送信手段と、を有し、前記課金実行装置は、前記著作権保護装置から前記課金要求情報を受信する課金要求情報受信手段と、前記著作権保護装置に対して前記課金の完了に関する課金完了情報を送信する課金完了情報送信手段と、を有することを特徴とする著作権保護システムにより達成される。
第1の発明の構成によれば、前記配置装置は、前記課金情報を含む著作権保護情報を有し、前記著作権保護装置はその著作権保護情報を読み取ることができる。前記著作権保護情報は例えば、前記保護対象物である例えば、写真が著作権の保護対象である旨の情報である。
そして、前記著作権保護装置である例えば、カメラ付携帯電話機は、前記内容情報取得手段を制御する機能制御手段を有しているから、前記著作権保護情報を読み取ると、前記内容情報取得手段である例えば、カメラ装置の機能を後述する課金実行が完了するまで停止する等の制御をすることができる。
これにより、前記課金が完了する前に例えば、上述の写真の内容情報がカメラ装置による撮影によって取得されることを防止することができる。
また、前記著作権保護装置は、前記著作権保護情報と前記履歴情報に基づいて、前記課金が重複することを防止する重複課金防止手段を有している。
このため、前記保護対象物である例えば、写真について、既に課金済みであるという前記履歴情報を有している場合には、前記保護対象物の撮影に際して、新たな課金に応じることを防止することができる。
これにより、前記使用者は、前記保護対象物について、一度課金に応じれば、その後は重複して課金されることなく前記保護対象物の内容情報を取得することができるのである。
そして、前記著作権保護情報は前記課金情報を含んでおり、前記著作権保護装置は、前記使用者に対して課金の受諾を確認する課金受諾確認手段を有している。
これにより、前記著作権保護装置は、前記保護対象物が著作権の保護対象であって、その利用のためには対価が必要である旨を報知し、前記使用者に対してその課金受諾の意思があるかどうかを確認することができる。
さらに、前記著作権保護装置は、前記課金実行装置に対して課金実行を要求するための課金要求情報を送信する課金要求情報送信手段を有する。
これにより、前記著作権保護装置である例えばカメラ付携帯電話機は、その使用者の前記課金受諾の意思を確認した場合には、例えばクレジットカード会社の課金サーバである前記課金実行装置に対して前記課金要求情報を送信することができる。
そして、前記課金実行装置は、前記著作権保護装置に対して前記課金実行の完了に関する課金完了情報を送信する課金完了情報送信手段を有する。
このため、前記課金完了情報を取得した前記著作権保護装置は、前記機能制御手段によって前記著作権保護装置である例えばカメラ付携帯電話機のカメラ装置の機能を作動させ、前記保護対象物の撮影をさせることができる。
これにより、デジタル万引きを未然に防止することができ、著作権に関する課金を可能とするとともに、その課金の重複を防止することができる著作権保護システムを提供することができる。
すなわち、著作権保護装置の使用者が店舗内で例えば、カメラ付携帯電話機である著作権保護装置を操作し、保護対象物である例えば写真を撮影しようとしている場合には、その写真の利用の対価についての課金が完了するまでは例えば、カメラ付携帯電話機のカメラ装置の機能を停止させることにより、デジタル万引きを防止することができる。
そして、その写真について既に課金に応じた実績がある場合には、重複して課金することなく、カメラ装置の機能を作動させる。
これにより、上記カメラ付携帯電話機の使用者は自分が必要とするコンテンツだけを重複して課金されることなく取得することができるのである。
また、その写真について既に課金に応じた実績がない場合には、新たに課金することにより、カメラ装置の機能を作動させるのである。
これにより、上記カメラ付携帯電話機の使用者は自分が必要とするコンテンツを課金に応じて取得でき、上記著作物の著作権者は著作物利用の対価を得ることができるのである。
第2の発明は、第1の発明の構成において、前記課金情報は、前記保護対象物を識別するための著作物識別記号と、前記保護対象物の所在位置である所在位置情報と、を含むことを特徴とする。
ここで、前記著作物識別記号は例えば、各コンテンツに割り当てられる識別番号である。
そして、前記所在位置情報は例えば、前記保護対象物である例えば、写真が掲載された雑誌を販売している販売店の名称である。
このため、前記著作権保護装置は、上記の識別番号と、その識別番号に対応させて販売店の名称を履歴情報として保持することができる。
そして、前記著作権保護装置は、新たに取得した前記課金情報に含まれる例えば、識別番号と販売店の名称という一組の情報が例えば、既に履歴情報として保持している情報と同一であれば、その識別番号を有する前記保護対象物はその販売店において既に課金済みであると判断することができる。
これにより、例えば、カメラ付携帯電話機の使用者が、以前課金に応じて特定の写真を撮影したのと同じ販売店において、同じ特定の写真を撮影する場合には、新たに課金することなく撮影させることができるのである。
第3の発明は、第2の発明の構成において、前記課金実行装置は、前記著作物識別記号に対応する対価情報を格納する著作物対価情報格納手段と、前記対価情報を書き換えるための著作物対価情報書き換え手段と、を有することを特徴とする。
第3の発明の構成によれば、前記課金実行装置は、前記著作物識別記号に対応する対価情報を有する。前記著作物識別記号によって、前記保護対象物であるコンテンツが特定され、その特定されたコンテンツの利用のための対価に関する情報が対価情報である。
さらに、前記課金実行装置は、前記対価情報を書き換えるための著作物対価情報書き換え手段を有するから、上述のコンテンツの利用のための対価を変更することができる。
このため、前記配置装置は前記著作権保護情報として、前記保護対象物の著作権の存続期間等のすべての著作権保護情報を保持する必要がない。
これにより、前記配置装置が保持する必要があるデータが、すべての著作権保護情報を保持する場合よりも少なくてよいから、前記配置装置の小型化、軽量化を図ることができる。
また、前記課金実行装置は、前記著作物対価情報書き換え手段を有するから、前記保護対象物を販売店に出荷した後でも、前記保護対象物の利用の対価を容易に変更することができるのである。
前記目的は、第4の発明によれば、保護対象物の著作権の利用についての課金に関する課金情報を含む著作権保護情報を有する配置装置から前記著作権保護情報を読み取ることができる読取装置と、前記保護対象物の内容情報を取得する内容情報取得手段と、前記内容情報取得手段を制御する機能制御手段と、前記課金を実行した履歴である履歴情報を格納する履歴情報格納手段と、前記著作権保護情報と前記履歴情報に基づいて、前記課金が重複することを防止する重複課金防止手段と、前記著作権保護装置の使用者に対して前記課金の受諾を確認する課金受諾確認手段と、前記課金実行装置に対して前記課金の実行を要求するための課金要求情報を送信する課金要求情報送信手段と、前記課金実行装置から前記課金の完了に関する課金完了情報を受信する課金完了情報受信手段と、を有することを特徴とする著作権保護装置によって達成される。
第4の発明の構成によれば、第1の発明と同様に、デジタル万引きを未然に防止することができ、著作権に関する課金を可能とするとともに、その課金の重複を防止することができる。
前記目的は、第5の発明によれば、著作権保護装置の読取装置が、保護対象物の著作権の利用についての課金に関する課金情報を含む著作権保護情報を有する配置装置から前記著作権保護情報を取得する著作権保護情報取得ステップと、前記著作権保護装置の機能制御手段が、前記保護対象物の内容情報を取得する内容情報取得手段の機能を制御する機能制御ステップと、前記著作権保護装置の重複課金防止手段が、前記著作権保護情報と前記課金を実行した履歴である履歴情報に基づいて、前記課金が重複することを防止する重複課金防止ステップと、前記著作権保護装置が、前記著作権保護装置の使用者に対して前記課金の受諾を確認する課金受諾確認ステップと、前記著作権保護装置が、前記課金を実行する課金実行装置に対して前記課金の実行を要求する課金要求ステップと、前記課金実行装置が、前記課金の実行をする課金実行ステップと、前記課金実行装置が、前記著作権保護装置に対して前記課金の完了に関する課金完了情報を送信する課金完了情報送信ステップと、を有することを特徴とする著作権保護方法によって達成される。
第5の発明の構成によれば、第1の発明と同様に、デジタル万引きを未然に防止することができ、著作権に関する課金を可能とするとともに、その課金の重複を防止することができる。
第6の発明は、第5の発明の構成において、前記課金情報は、前記保護対象物を識別するための著作物識別記号と、前記保護対象物の所在位置である所在位置情報と、を含むことを特徴とする。
第6の発明の構成によれば、第2の発明と同様に、例えば、カメラ付携帯電話機の使用者が、以前課金に応じて特定の写真を撮影したのと同じ販売店において、同じ特定の写真を撮影する場合には、新たに課金することなく撮影させることができるのである。
第7の発明は、第6の発明の構成において、前記課金実行装置は、前記著作物識別記号に対応する対価情報を有しており、前記著作権保護装置が、前記重複課金防止ステップの後に、前記課金実行装置から前記対価情報を取得する対価情報取得ステップを有することを特徴とする。
第7の発明の構成によれば、第3の発明と同様に、前記配置装置が保持する必要があるデータが、すべての著作権保護情報を保持する場合よりも少なくてよいから、前記配置装置の小型化、軽量化を図ることができる。
また、前記課金実行装置は、前記著作物対価情報書き換え手段を有するから、前記保護対象物を販売店に出荷した後でも、前記保護対象物の利用の対価を容易に変更することができる。
前記目的は、第8の発明によれば、著作権保護装置の読取装置が、保護対象物の著作権の利用についての課金に関する課金情報を含む著作権保護情報を有する配置装置から前記著作権保護情報を取得する著作権保護情報取得ステップと、前記著作権保護装置が、前記保護対象物の内容情報を取得する内容情報取得手段の機能を制御する機能制御ステップと、前記著作権保護装置が、前記著作権保護情報と前記課金を実行した履歴である履歴情報に基づいて、前記課金が重複することを防止する重複課金防止ステップと、前記著作権保護装置が、前記著作権保護装置の使用者に対して前記課金の受諾を確認する課金受諾確認ステップと、前記著作権保護装置が、前記課金実行装置に対して前記課金の実行を要求する課金要求ステップと、前記著作権保護装置が、前記課金実行装置から前記課金の完了に関する課金完了情報を受信する課金完了情報受信ステップと、を有することを特徴とする著作権保護装置の制御方法によって達成される。
第8の発明の構成によれば、第1の発明と同様に、デジタル万引きを未然に防止することができ、著作権に関する課金を可能とするとともに、その課金の重複を防止することができる。
前記目的は、第9の発明によれば、コンピュータに、著作権保護装置の読取装置が、保護対象物の著作権の利用についての課金に関する課金情報を含む著作権保護情報を有する配置装置から前記著作権保護情報を取得する著作権保護情報取得ステップと、前記著作権保護装置が、前記保護対象物の内容情報を取得する内容情報取得手段の機能を制御する機能制御ステップと、前記著作権保護装置が、前記著作権保護情報と前記課金を実行した履歴である履歴情報に基づいて、前記課金が重複することを防止する重複課金防止ステップと、前記著作権保護装置が、前記著作権保護装置の使用者に対して前記課金の受諾を確認する課金受諾確認ステップと、前記著作権保護装置が、前記課金実行装置に対して前記課金の実行を要求する課金要求ステップと、前記著作権保護装置が、前記課金実行装置から前記課金の完了に関する課金完了情報を受信する課金完了情報受信ステップと、を実行させることを特徴とする著作権保護装置の制御プログラムによって達成される。
第9の発明の構成によれば、第1の発明と同様に、デジタル万引きを未然に防止することができ、著作権に関する課金を可能とするとともに、その課金の重複を防止することができる。
前記目的は、第10の発明によれば、コンピュータに、著作権保護装置の読取装置が、保護対象物の著作権の利用についての課金に関する課金情報を含む著作権保護情報を有する配置装置から前記著作権保護情報を取得する著作権保護情報取得ステップと、前記著作権保護装置が、前記保護対象物の内容情報を取得する内容情報取得手段の機能を制御する機能制御ステップと、前記著作権保護装置が、前記著作権保護情報と前記課金を実行した履歴である履歴情報に基づいて、前記課金が重複することを防止する重複課金防止ステップと、前記著作権保護装置が、前記著作権保護装置の使用者に対して前記課金の受諾を確認する課金受諾確認ステップと、前記著作権保護装置が、前記課金実行装置に対して前記課金の実行を要求する課金要求ステップと、前記著作権保護装置が、前記課金実行装置から前記課金の完了に関する課金完了情報を受信する課金完了情報受信ステップと、を実行させることを特徴とする著作権保護装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって達成される。
第10の発明の構成によれば、第1の発明と同様に、デジタル万引きを未然に防止することができ、著作権に関する課金を可能とするとともに、その課金の重複を防止することができる。
前記目的は、第11の発明によれば、保護対象物に配置され、前記保護対象物の著作権の利用についての課金に関する課金情報を含む著作権保護情報を有する配置装置と、前記配置装置の前記著作権保護情報を読み取ることができる読取装置を有する著作権保護装置と、前記著作権保護装置と通信可能であって、前記課金情報に対応する対価に関する対価情報を有する課金実行装置と、を備える著作権保護システムであって、前記著作権保護装置は、前記保護対象物の内容情報を取得するための内容情報取得手段と、前記内容情報取得手段を制御する機能制御手段と、前記課金実行装置に対して前記対価情報を要求するための対価情報要求情報を送信する対価情報要求情報送信手段と、前記著作権保護装置の使用者に対して課金の受諾を確認するための課金受諾確認手段と、前記課金実行装置に対して課金実行を要求するための課金要求情報を送信する課金要求情報送信手段と、を有し、 前記課金実行装置は、前記著作権保護装置から前記対価情報要求情報を受信するための対価情報要求情報受信手段と、前記著作権保護装置の使用者に対して前記課金をした実績である課金実績情報を格納する課金実績情報格納手段と、前記対価情報要求情報と前記課金実績情報とに基づいて、前記課金の必要性に関する課金必要性情報を生成する課金必要性情報生成手段と、前記著作権保護装置から前記課金要求情報を受信する課金要求情報受信手段と、前記著作権保護装置に対して前記課金の完了に関する課金完了情報を送信する課金完了情報送信手段と、を有することを特徴とする著作権保護システムによって達成される。
第11の発明の構成によれば、前記課金実行装置は、前記著作権保護装置の使用者に対して前記課金をした実績である課金実績情報を有し、前記対価情報要求情報と前記課金実績情報とに基づいて、前記課金の必要性に関する課金必要性情報を生成することができる。
すなわち、著作権保護装置である例えば、カメラ付携帯電話機の側で前記課金の必要性を判断するのではなくて、前記課金実行装置の側で前記課金の必要性について判断する。
このため例えば、カメラ付携帯電話機が前記課金の必要性を判断する必要はないから、小型の機器であるカメラ付携帯電話機の負荷が小さくて済む。
これにより、著作権保護装置の負荷を小さくしつつ、第1の発明と同様に、デジタル万引きを未然に防止することができ、著作権に関する課金を可能とするとともに、その課金の重複を防止することができる。
前記目的は、第12の発明によれば、保護対象物の著作権の利用についての課金に関する課金情報に対応する対価に関する対価情報と、前記課金情報を含む著作権保護情報を取得した著作権保護装置から、前記対価情報を要求するための対価情報要求情報を受信する対価情報要求情報受信手段と、前記著作権保護装置の使用者に対して前記課金をした実績である課金実績情報を格納する課金実績情報格納手段と、前記対価情報要求情報と、前記課金実績情報とに基づいて、前記課金の必要性に関する課金必要性情報を生成する課金必要性情報生成手段と、前記著作権保護装置から前記課金の実行を要求する課金要求情報を受信する課金要求情報受信手段と、前記著作権保護装置に対して前記課金の完了についての課金完了情報を送信する課金完了情報送信手段と、を有することを特徴とする課金実行装置によって達成される。
第12の発明の構成によれば、第11の発明と同様に、デジタル万引きを未然に防止することができ、著作権に関する課金を可能とするとともに、その課金の重複を防止することができる。
前記目的は、第13の発明によれば、保護対象物の著作権の利用についての課金に関する課金情報に対応する対価に関する対価情報を有する課金実行装置が、前記課金情報を含む著作権保護情報を取得した著作権保護装置から、前記対価情報を要求するための対価情報要求情報を受信する対価情報要求情報受信ステップと、前記課金実行装置が、前記対価情報要求情報と、前記著作権保護装置の使用者に対して前記課金をした実績である課金実績情報とに基づいて、前記課金の必要性に関する課金必要性情報を生成する課金必要性情報生成ステップと、前記課金実行装置が、前記著作権保護装置に対して前記課金必要性情報を送信する課金必要性情報送信ステップと、前記課金実行装置が、前記著作権保護装置から前記課金の実行を要求する課金要求情報を受信する課金要求情報受信ステップと、前記著作権保護装置に対して前記課金の完了についての課金完了情報を送信する課金完了情報送信ステップと、を有することを特徴とする課金実行装置の制御方法によって達成される。
第13の発明の構成によれば、第11の発明と同様に、デジタル万引きを未然に防止することができ、著作権に関する課金を可能とするとともに、その課金の重複を防止することができる。
前記目的は、第14の発明によれば、コンピュータに、保護対象物の著作権の利用についての課金に関する課金情報に対応する対価に関する対価情報を有する課金実行装置が、前記課金情報を含む著作権保護情報を取得した著作権保護装置から、前記対価情報を要求するための対価情報要求情報を受信する対価情報要求情報ステップと、前記課金実行装置が、前記対価情報要求情報と、前記著作権保護装置の使用者に対して前記課金をした実績である課金実績情報とに基づいて、前記課金の必要性に関する課金必要性情報を生成する課金必要性情報生成ステップと、前記課金実行装置が、前記著作権保護装置に対して前記課金必要性情報を送信する課金必要性情報送信ステップと、前記課金実行装置が、前記著作権保護装置から前記課金の実行を要求する課金要求情報を受信する課金要求情報受信ステップと、前記著作権保護装置に対して前記課金の完了についての課金完了情報を送信する課金完了情報送信ステップと、を実行させることを特徴とする課金実行装置の制御プログラムによって達成される。
第14の発明の構成によれば、第11の発明と同様に、デジタル万引きを未然に防止することができ、著作権に関する課金を可能とするとともに、その課金の重複を防止することができる。
以下、この発明の好適な実施の形態を添付図面等を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る著作権保護システム10等を示す概略図である。
著作権保護システム10は、保護対象物である著作物20aを掲載した媒体である例えば、雑誌20と、著作物20aに配置され、著作物20aの著作権の利用についての課金に関する課金情報を含む著作権保護情報を有する配置装置である例えば、RFタグ(ICタグともいう)30を有する。
また、著作権保護システム10は、RFタグ30と情報の送受信を行い、RFタグ30に格納された著作権保護情報を読み取ることができる読取装置であるRFタグリーダ62を有する著作権保護装置である例えば、カメラ付携帯電話機50を有する。
また、著作権保護システム10は、課金を実行する課金実行装置である例えば、課金サーバ80を有する。この課金サーバ80は、基地局60及び例えばインターネット回線である通信網70を介して、カメラ付携帯電話機50と通信可能である。
RFタグリーダ62は、RFタグ励振信号E1を発信する。RFタグ30はこのRFタグ励振信号E1を受信すると、著作権保護情報に基づき、応答信号E2を生成し、発信する。そして、RFタグリーダ62は応答信号E2を受信し、読み取ることができる構成となっている。
(雑誌20及びRFタグ30等について)
図1に示すように、雑誌20には、RF(Radio Frequency)タグ30が、カメラ付携帯電話機50を用いる使用者Aに簡単にはわからない場所である例えば、背表紙などに付されている。
雑誌20には、著作物20aが掲載されている。
(RFタグ30のハードウエア構成について)
図2は、RFタグ30のハードウエア構成を示す概略図である。
RFタグ30は、塩化ビニール等からなるタグ本体30aを有すると共に、そのタグ本体30aにはICチップ30bが配置されている。つまり、RFタグ30は、ICタグである。
RFタグ30は、IC(集積回路)を有すると共に、非接触且つ近接することで情報の送受信を行うアンテナ部30cを有している。このRFタグ30は、RFID(Radio Frequency Identification:無線を用いた自動認識)を利用しているため、このアンテナ部30cによって接触せずに電波を交信することで情報のやりとりが行える構成となっている。
アンテナ部30cは、図1のカメラ付携帯電話機50のRFタグリーダ62からのRFタグ励振信号E1を受信し、RFタグリーダ62に対して応答信号E2を送信する。
(RFタグ30のソフトウエア構成について)
図3は、RFタグ30の主なソフトウエア構成等を示す概略図である。
図3に示すように、RFタグ30には、図1のRFタグリーダ62からの励振信号E1を受信する励振信号受信手段である例えば、励振信号受信部134や、RFタグリーダ62に対して著作権保護情報に基づく応答信号E2を送信する応答信号送信手段である例えば、応答信号送信部140を有している。
RFタグ30はまた、著作権保護情報を格納する著作権保護情報格納手段である例えば、著作権保護情報格納用ファイル136を有する。著作権保護情報格納用ファイル136に格納される著作権保護情報137は、著作物20aの著作権に関する著作権保護情報の一例である。
図3に示すように、著作権保護情報137は、著作物20aを識別するための著作物識別記号である例えば、コンテンツID137aを含む。コンテンツID137aは例えば、通し番号であり、本実施の形態の著作物20aのコンテンツID137aはA0001という番号である。
なお、コンテンツID137aは、著作物20aが著作権の保護対象であることを示す情報としても機能する。
著作権保護情報137はまた、著作物20aの所在位置である所在位置情報である例えば、コンテンツ所在位置情報137bを含む。コンテンツ所在位置情報137bは例えば、著作物20aを掲載した雑誌20の販売店の名称であり、本実施の形態ではA商店東京支店という名称である。
上述のコンテンツID137a及びコンテンツ所在位置情報137bは、著作物20aの著作権の利用についての課金に関する課金情報の一例である。
著作権保護情報137はまた、カメラ付携帯電話機50が課金サーバ80と交信するための課金サーバアドレス情報137cを含む。
上述のコンテンツID137a等は、雑誌20の出荷時や雑誌20を販売店であるA商店東京支店への受け入れの時、または受け入れ後に記録される。
なお、本実施の形態とは異なり、ファイル136には、著作権保護情報として、上記以外の情報を格納することもできる。
(カメラ付携帯電話機50について)
図1に示すように、カメラ付携帯電話機50は、使用者Aによって保持され、操作される。
図4(a)はカメラ付携帯電話機50の被写体に対向する側の外面等を示す概略図である。
図4(b)はカメラ付携帯電話機50の使用者A側の外面を示す概略図である。
図4(a)に示すように、カメラ付携帯電話機50は、被写体とのインターフェースであるカメラレンズ50aと、使用者Aが図示しない他者と通信等をするときに図1の基地局60を介して通信電波の送受信を行う通信アンテナ50bと、RFタグリーダ62とを有する。RFタグリーダ62は、図3のRFタグ30の著作権保護情報137を読み取ることができる読取装置の一例である。
RFタグリーダ62は、カメラ付携帯電話機50の画像取得手段の一部を構成するカメラレンズ50aに近接して配置されている。カメラレンズ50aと離間した場所に配置されると、接写の場合に、RFタグ励振信号E1の送信や、応答信号E2の受信が正常に行われない場合があるからである。
カメラ付携帯電話機50はまた、図4(b)に示すように、カメラ付携帯電話機50内において生成された音声を出力する音声出力手段である例えば、スピーカ50cと、カメラ付携帯電話機50内において生成された画像を表示する表示手段である例えば、液晶画面50dと、使用者Aがカメラ付携帯電話機50を操作するための入力手段である、例えば複数のプッシュ式スイッチで構成される操作部50eとを有する。操作部50eは、カメラ付携帯電話機50の後述のカメラ装置64を起動させるカメラ起動スイッチ50e1を含む。
(カメラ付携帯電話機50のハードウエア構成について)
図5はカメラ付携帯電話機50の主なハードウエア構成を示す概略図である。
図5に示すように、カメラ付携帯電話機50は、コンピュータを有しており、コンピュータは、バス52を有する。
このバス52には、CPU(Central Processing Unit)54、RAM(Random Access Memory)56、ROM(Read Only Memory)58等が接続されている。
また、このバス52には、図1のRFタグ30に対してRFタグ励振信号E1を図示しないアンテナを介して送信し、RFタグ30からの応答信号E2を図示しないアンテナを介して受信する等の処理を行うRFタグリーダ62が接続されている。RFタグリーダ62は、図1に示す雑誌20に配置されたRFタグ30が送信する著作権保護情報137を読み取ることができるように構成されている。
バス52には、また、音声出力手段であるスピーカ50cと、表示装置である液晶画面50dが接続されている。
バス52には、さらに、操作部50eと、電話装置50fが接続されている。電話装置50fは図4の通信アンテナ50bによって、図1の基地局60に対して電話通信が可能な構成になっている。
バス52には、さらに、著作物20aの内容情報を取得する内容情報取得手段である例えば、カメラ装置64が接続されている。
(カメラ付携帯電話機50のソフトウエア構成について)
図6は、カメラ付携帯電話機50の主なソフトウエア構成を示す概略図である。
図6に示すように、カメラ付携帯電話機50は、図1のRFタグ30に対して励振信号E1を送信する励振信号送信手段である例えば、励振信号送信部156を有する。
カメラ付携帯電話機50はまた、RFタグ30からの応答信号E2を受信する応答信号受信手段である例えば、応答信号受信部158を有する。
カメラ付携帯電話機50はまた、図5のRFタグリーダ62の制御を行う制御手段であり、また、応答信号E2を受信したか否かを判断する受信判定手段である例えば、タグリーダ制御部152と、応答信号E2から著作権保護情報等の情報を抽出することを内容とする、解析処理演算を行うタグリーダ演算部162とを有している。
カメラ付携帯電話機50はまた、応答信号受信部158が受信した著作権保護情報等の情報を、タグリーダ演算部162を介して受信し、その著作権保護情報等の情報の内容を判断する著作権保護情報判断手段である例えば、保護情報判断部164を有する。
RFタグ30に記録されている著作権保護情報137は図3に示す通りであるから、保護情報判断部164は例えば、タグリーダ演算部162が解析処理した情報を受信すると、コンテンツID137a等を判断する。
そして、カメラ付携帯電話機50は、図6に示すように、図5のカメラ装置64を制御する機能制御手段である例えば、撮影制御部170を有する。
カメラ装置64は、以下に説明する図6の撮影情報ファイル172、撮影演算部174、光学制御部176及び画像情報記録部178に対応している。
光学制御部176を介してカメラ付携帯電話機50に入力された被写体の画像情報等は撮影情報ファイル172に格納される。
撮影演算部174は、画像情報記録部178に記録する画像や映像の処理を行う。
光学制御部176は、図示しないレンズやシャッタ等の制御により被写体の画像情報を取得する画像情報取得手段の一例である。
上述のコンテンツID137a等を受信すると、撮影制御部170は、カメラ装置64を制御して、課金済みであることを確認するまで、あるいは、新たな課金が完了するまで、著作物20aの撮影を一時停止する。
これにより、カメラ付携帯電話機50は、著作物20aの著作権の利用についての課金を行うことなく、使用者Aが著作物20aの撮影をすることを防止することができるのである。
また、カメラ付携帯電話機50は、課金を実行した履歴である履歴情報を格納する履歴情報格納手段である例えば、購入履歴情報格納用メモリ180aを有する。
そして、RFタグ30から取得した著作権保護情報137と履歴情報に基づいて、課金が重複することを防止する重複課金防止手段である例えば、購入履歴判断部180を有する。
本実施の形態では、購入履歴情報格納用メモリ180aは、購入履歴判断部180の一部である。
図7は、購入履歴情報格納用メモリ180aに格納される購入履歴情報の一例である購入履歴情報183を示す図である。
図7(a)に示すように、購入履歴情報183は、コンテンツID183aと所在位置情報183bで構成される一組の情報である。すなわち、購入履歴情報格納用メモリ180aは、コンテンツID183aと所在位置情報183bを対応させた一組の情報を履歴情報として保持する。
図7(a)の例では、コンテンツID183aも所在位置情報183bも保持していない。これは、カメラ付携帯電話機50は、過去に、課金を受諾して撮影を実行した履歴がないことを意味する。
この場合、購入履歴判断部180は、図3の著作権保護情報137を取得すると、この購入履歴情報183と照会し、著作物20aについての購入履歴がないと判断する。
従って、カメラ付携帯電話機50は、使用者Aが著作物20aを撮影する際に、後述するように、新たに課金をするために課金サーバ80に接続する。
図7(b)の例では、コンテンツID183aはA0001であり、著作物20aのコンテンツIDであるが、所在位置情報183bはB商店大阪支店である。
これは、カメラ付携帯電話機50は、著作物20aについて、過去に、B商店大阪支店において課金を受諾して撮影を実行した履歴があることを意味する。
この場合、購入履歴判断部180は、図3の著作権保護情報137を取得すると、この購入履歴情報183と照会し、A商店東京支店においては、著作物20aについての購入履歴がないと判断する。
従って、カメラ付携帯電話機50は、使用者Aが著作物20aを撮影するためには、後述するように、新たに課金をして撮影を許可する。
図7(c)の例では、購入履歴情報183は2組あり、コンテンツID183aがA0001(著作物20aのコンテンツID)であって、所在位置情報183bがA商店東京支店であるという第1の情報と、コンテンツID183aがA0002(著作物20aのコンテンツIDではない)であって、所在位置情報183bがB商店大阪支店であるという第2の情報である。
これは、カメラ付携帯電話機50は、著作物20aについて、過去に、A商店東京支店において課金を受諾して撮影を実行した履歴があることを意味する。
この場合、購入履歴判断部180が、図3のRFタグ30の著作権保護情報137を取得すると、この購入履歴情報183と照会し、A商店東京支店において、著作物20aについての購入履歴があると判断する。
従って、カメラ付携帯電話機50は、使用者Aが著作物20aを撮影する際に、後述するように、新たに課金をすることなく撮影を許可する。
以上、図7(a)乃至(c)を使用して具体的に説明したように、購入履歴判断部180は、新たに取得した課金情報に含まれる例えば、コンテンツIDと販売店の名称という一組の情報が例えば、既に履歴情報として保持している情報と同一であれば、そのコンテンツIDを有する保護対象物はその販売店において既に課金済みであると判断することができるのである。
これにより、カメラ付携帯電話機50は例えば、使用者Aが、同一の保護対象を撮影する場合であっても、以前課金に応じて撮影した販売店と異なる販売店において撮影する場合には、新たに課金するための課金サーバ80に接続することができるのである。
一方、カメラ付携帯電話機50は、既に課金済みであれば、新たに課金をすることなく、保護対象の撮影を許可するのである。
図8は、図4(b)の液晶画面50dの画像例である。
また、カメラ付携帯電話機50は、図1の課金サーバ80に対して、著作物20aの著作権の利用の対価に関する対価情報を要求するための対価情報要求情報を送信する対価情報要求情報送信手段である例えば、対価情報問い合わせ部190を有する(図6参照)。
対価情報問い合わせ部190は、課金サーバ80に対価情報を問い合わせるときは、図8(a)に示すように、液晶画面50dに、「コンテンツ料金の確認のために、サーバに接続します。」という表示をする。これにより、使用者Aに、少なくとも対価情報取得までは、撮影が許可されないことを認識させることができる。
そして、カメラ付携帯電話機50は、図6に示すように課金サーバ80から対価情報を受信するための対価情報受信部である例えば、対価情報受信部192を有する。
これにより、カメラ付携帯電話機50は、課金サーバ80が有する後述する対価情報を取得することができるのである。
また、カメラ付携帯電話機50は、図6に示すように、使用者Aに対して課金の受諾を確認するための課金受諾確認手段である例えば、課金受諾確認情報生成部184を有する。
対価情報受信部192が、課金サーバ80から対価情報を受信すると、課金受諾確認情報生成部184は課金受諾確認情報を生成する。
課金受諾確認情報生成部184は例えば、図8(b)に示すように、「撮影するにはコンテンツ料金10円が必要となります。コンテンツ料金を支払って撮影しますか? はいの場合は1を押してください。いいえの場合は2を押してください」という課金受諾確認情報を生成し、図4(b)の液晶画面50dに表示する。
これにより、カメラ付携帯電話機50は使用者Aに、著作物20aが著作権の保護対象であること、撮影には対価が必要であること、対価の支払いの受諾確認の意思は図4の操作部50eの番号ボタンを押すことによって表示すること、を認識させることができる。
また、カメラ付携帯電話機50は、図1の課金サーバ80に対して課金実行を要求するための課金要求情報を送信する課金要求情報送信手段である例えば、図6に示す課金要求情報送信部186を有する。
具体的には、カメラ付携帯電話機50は、図3のRFタグ30の著作権保護情報137に含まれる課金サーバアドレス情報137cに基づいて、課金サーバ80に接続することにより、課金要求情報を送信する。
これにより、カメラ付携帯電話機50は、その使用者Aが、著作物20aの撮影に対する課金を受諾した場合には、課金サーバ80に対して課金実行を要求することができる。
課金サーバ80は、使用者Aに対して課金の実行を行うためのサーバであるが、その設置場所は例えば、クレジットカード会社、携帯電話サービス会社(キャリア会社)、銀行等である。
課金サーバ80のハードウエア構成、ソフトウエア構成については後述する。
さらに、カメラ付携帯電話機50は、課金サーバ80から課金実行の完了に関する課金完了情報を受信するための課金完了情報受信手段である例えば、課金完了情報受信部188を有する。
これにより、カメラ付携帯電話機50は、課金完了情報を取得することができ、撮影制御部170によって例えば、一時停止させていた図5のカメラ装置64の機能を作動させ、著作物20aの撮影をさせることができる。
カメラ付携帯電話機50はまた、使用者Aが課金に応じない場合には、保護情報判断部164からの警告作成指示信号に基づいて、図1の使用者Aに警告するための音声を生成する音声生成部166や、使用者Aに警告するための文字や画像を生成するための画像生成部168を有する。つまり、音声生成部166及び画像生成部168は、警告音声画像生成手段の一例である。
また、撮影制御部170は、使用者Aが課金を受諾しない場合には、撮影機能を一時停止した状態から、最終的に撮影機能を中止する等の制御をする。
これにより、著作物20aの著作権の利用に対する課金を可能にしつつ、デジタル万引きを防止することができる。
(課金サーバ80のハードウエア構成について)
図9は、課金サーバ80の主なハードウエア構成を示す概略図である。
図9に示すように、課金サーバ80は、バス82を有し、バス82には、CPU84、RAM86、ROM88等が接続されている。
また、このバス82には、図1のカメラ付携帯電話機50から課金要求情報を受信し、カメラ付携帯電話機50へ課金完了情報を送信する送受信装置92が接続されている。
また、このバス82には、各種情報を格納するための記録手段の一例であるハードディスク90が接続されている。
(課金サーバ80のソフトウエア構成について)
図10は、課金サーバ80の主なソフトウエア構成を示す概略図である。
図10に示すように課金サーバ80には、図9の送受信装置92に対応し、図1のカメラ付携帯電話機50から課金要求情報を受信するための課金要求情報受信手段の一例である
課金サーバ通信部200を有する。課金サーバ通信部200は、カメラ付携帯電話機50へ課金完了情報を送信するための課金完了情報送信手段の一例でもあり、カメラ付携帯電話機50から対価情報要求情報を受信するための対価情報要求情報受信手段の一例でもある。
課金サーバ80はまた、課金サーバ80の各部を制御する課金サーバ制御部202を有する。
課金サーバ80はさらに、RFタグ30の課金情報に対応する対価に関する情報である対価情報を格納する対価情報格納手段である例えば、対価情報データベース212を有する。
図11は課金サーバ80の対価情報データベース212に格納されている対価情報の一例を示す図である。
対価情報データベース212に格納されている対価情報213は、著作物のコンテンツIDに対応する対価に関する情報である。
すなわち、図11の対価情報213は、RFタグ30のコンテンツID137aに対応して生成され、著作物20aの著作権の保護期間情報213a、カメラ付携帯電話機50の制御方法情報213cも含む。
対価情報213はまた、RFタグ30のコンテンツID137aに対応する金額情報である例えば、金額情報213bを含む。
これにより、課金サーバ80は、カメラ付携帯電話機50を介してRFタグ30のコンテンツIDであるA0001を取得することにより、A0001に対応する対価情報213を抽出することができる。
例えば、RFタグ30がコンテンツIDとしてA0001という番号を有している場合には、課金サーバ80は、図11に示すように、A0001に対応する保護期間情報213aとして「2050年12月31日」という情報を、金額情報213bとして「10円」という情報を、カメラ付携帯電話機50の制御方法情報213c(以下、制御情報213cと呼ぶ)として「撮影機能の停止」という情報を抽出する。
図12及び図13は、カメラ付携帯電話機50の液晶画面50dの画像例を示す図である。
図11に示すように、制御情報213cは、コンテンツIDに対応して、複数の種類である。
課金サーバ80は、制御情報213cをカメラ付携帯電話機50に送信することによって、カメラ付携帯電話機50に以下に説明する内容の制御をさせる。
すなわち、制御情報213c1は、使用者Aが10円の課金を受諾する場合にはカメラ付携帯電話機50に対して例えば、図12(a)に示すように画像制限のない撮影を許可するが、当該課金を受諾しない場合には、図12(b)に示すように画像制限をし、撮影した画像の解像度を低くすることを内容とする。
課金情報213c2は、使用者Aが9円の課金を受諾しない場合にはカメラ付携帯電話機50に対して例えば、図13(a)に示すように画像制限をし、撮影した画像にモザイクを付することを内容とする。
課金情報213c3は、使用者Aが8円の課金を受諾しない場合にはカメラ付携帯電話機50に対して例えば、図13(b)に示すように画像制限をし、撮影した画像に「著作権で保護されています」という警告文を挿入することを内容とする。
課金情報213c4は、使用者Aが7円の課金を受諾しない場合にはカメラ付携帯電話機50に対して、図5のカメラ装置64の機能を停止して、撮影させないことを内容とする。
これにより、著作物20aの著作権について、著作権者の意向に合致した適切な著作権保護システムを提供することができるのである。
以上説明したように、課金サーバ80が著作権20aの対価情報213を有しているから、RFタグ30はすべての著作権保護情報を保持する必要がない。これにより、RFタグ30のメモリ容量が小さくてもよい。これにより、RFタグ30の小型化、軽量化が可能となる。
課金サーバ80は抽出した対価情報213を図10の課金サーバ通信部200によって、カメラ付携帯電話機50に送信することができる。
課金サーバ80はまた、図10に示すように、対価情報213を書き換えるための著作物対価書き換え手段である例えば、著作権保護情報書き換え部214を有する。
これにより、課金サーバ80は、対価情報213を変更することができる。
例えば、図1の雑誌20を書店等に出荷した後に、雑誌20に付されたRFタグ30に格納された情報には変更を加えずに、課金サーバ80に格納された対価情報213を変更することで、課金の金額を値下げすること等ができる。
課金サーバ80はまた、RFタグ30からカメラ付携帯電話機50を介して取得した図3のコンテンツ所在置情報137bに基づいてカメラ付携帯電話機50の現在位置における著作物20aを掲載した雑誌20の販売店を特定するための販売店特定手段である例えば、図10に示す販売店特定部216を有する。
販売店特定部216は販売店情報データベース218と接続されている。
例えば、販売店情報データベース218には、販売店名称と販売店の位置情報という販売店情報が格納されており、販売店特定部216が、この販売店情報とコンテンツ所在位置情報137bと照会することにより、雑誌20の販売店を特定することができるように構成されている。
課金サーバ80はまた、課金実行によって課金した金額の一部を販売店へ割り当てるための課金割り当て手段である例えば、図10に示す課金割り当て部220を有する。
課金割り当て部220は、課金割り当て情報データベース222に接続されている。
課金割り当て情報データベース222には課金割り当て情報である例えば、図14に示す課金割り当て情報223が格納されている。
図14は課金割り当て情報データベース222に格納されている課金割り当て情報の一例を示す図である。
課金割り当て情報223は例えば、図14に示すように、店舗名称情報223aに対応して、著作権者割り当て情報223b、店舗割り当て情報223c、著作者指定口座情報223d、店舗指定口座情報223eを含む。
例えば、A商店東京支店で販売された書籍等については、課金した金額のうち、10パーセント(%)は著作権者に割り当てられ、90パーセント(%)は店舗に割り当てられる。
そして、著作者に割り当てられた課金の金額は、著作者指定口座である第1銀行の口座番号00001に送金するように図10の課金割り当て情報データベース222内の図示しない送金予定ファイルに記録される。
一方、店舗に割り当てられた課金の金額は、店舗指定口座である第2銀行の口座番号10001に送金するように図10の課金割り当て情報データベース222内の図示しない送金予定ファイルに記録される。
これにより、著作物20aが掲載された雑誌20を販売している店舗においては、雑誌20自体が購入されない場合でも、課金の一部を取得することができる。
課金サーバ80は、また、カメラ付携帯電話機50からの課金要求情報に基づいて課金実行の可能性を判断するための課金可能性判断手段である例えば、課金可能性判断部204を有する。
課金可能性判断部204は、課金可能性判断情報格納用データベース205と接続されている。
図10に示すように、課金可能性判断情報格納用データベース205には課金可能性判断情報206として例えば、カメラ付携帯電話機50の製造番号206a、所有者Aの氏名206b、所有者Aの住所206c、カード番号206d、カード暗証番号206e、カード有効期限206fが格納されている。
これにより、課金サーバ80は、カメラ付携帯電話機50からの課金要求情報に含まれている例えば、カード暗証番号等に関する情報を、上述の課金可能性判断情報206と照会することによって、課金実行の可能性について判断することができる。
すなわち、課金可能性判断情報206とカメラ付携帯電話機50からの課金要求情報に含まれている内容が一致すれば、課金実行が可能であると判断する。
一方、課金可能性判断情報206とカメラ付携帯電話機50からの課金要求情報に含まれている内容が不一致であれば、課金可能性判断部204は、課金実行が不可能であると判断し、課金要求を拒否する。
また、課金サーバ80は、課金可能性判断部204が課金実行が可能であると判断した場合に、課金を実行するための課金実行部208を有する。
課金実行部208は例えば、課金サーバ80がクレジットカード会社内に配置されており、図示しないクレジットカード利用記録用データベ−スに、図1のカメラ付携帯電話機50の使用者Aに対して課金した金額の情報を記録することで、課金を実行する。
なお、本実施の形態とは異なり例えば、課金サーバ80が携帯電話会社内に配置されている場合には、課金実行部208は、図示しない電話料金記録用データベ−スに、図1のカメラ付携帯電話機50の使用者Aに対して課金した金額の情報を記録することで課金を実行する。
さらに、課金サーバ80は、課金実行部208が課金を完了した場合に、課金完了情報を生成するための課金完了情報生成部210を有する。
これにより、生成した課金完了情報を課金サーバ通信部200を介して、カメラ付携帯電話機50に送信することができる。
以上が本実施の形態に係る著作権保護システム10の構成であるが、以下、その使用例を主に図15、図16、図17、図18及び図19を使用して説明する。
図15は、図1のカメラ付携帯電話機50の使用者Aの購入履歴例等を示す図である。
図16乃至図19はカメラ付携帯電話機50が雑誌20に掲載された著作物20aを撮影する概略フローチャートである。
(図15のケース1の場合)
ケース1では、使用者Aは甲であり、甲はA商店東京支店において、著作物20aを課金受諾して撮影した履歴がある。
撮影準備開始ステップST0では、カメラ付携帯電話機50が使用者甲によって保持され、カメラレンズ50aが雑誌20に掲載された著作物20aに対向させられる。
タグリーダ起動ステップST1では、カメラ付携帯電話機50が、使用者甲によって図4(b)の操作部50eのカメラ起動スイッチ50e1が押され、さらに図5のカメラ装置64の図示しないシャッタが押されたことを関知すると、図6のタグリーダ制御部152によって図5のRFタグリーダ62が起動する。
励振信号送信ステップの一例であるステップST2では、RFタグリーダ62の図6の励振信号送信部156が、図1のRFタグ30に対して、励振信号E1を送信する。
励振信号受信ステップの一例であるステップST3では、図3のRFタグ30の励振信号受信部134が、励振信号E1を受信する。
応答信号送信ステップの一例であるステップST4では、図3のRFタグの応答信号送信部140が、カメラ付携帯電話機50に対して、著作権保護情報格納用ファイル136に格納された著作権保護情報に基づく応答信号E2を送信する。
応答信号受信ステップの一例であるステップST5では、カメラ付携帯電話機50のRFタグリーダ62の図6の応答信号受信部158が、応答信号E2を受信する。
上述のステップST1乃至ステップST5は、RFタグリーダ62が、著作物20aの著作権の利用についての課金に関する課金情報を含む著作権保護情報を有するRFタグ30から著作権保護情報を取得する著作権保護情報取得ステップの一例でもある。
ステップST6は、RFタグ30からの応答信号を受信したか否かを判断する受信判定ステップの一例である。ステップST6では、タグリーダ制御部152が、応答信号の受信の有無を判断する。
本実施の形態では、図6の応答信号受信部158は応答信号E2を受信している。
応答信号E2を受信すると、図6の撮影制御部170が、図5のカメラ装置64の機能を制御する機能制御ステップの一例である図17のステップST7に進む。
機能制御ステップにより、例えば、カメラ装置64の図示しないシャッタの作動が停止され、著作物20aの撮影が一時中止される。
応答信号演算ステップの一例であるステップST8では、タグリーダ演算部162が、応答信号E2を解析処理して、保護情報判断部164に送信する。
具体的には、応答信号E2に含まれる情報から情報の位置を示すフラグ等を除去することによって、応答信号E2から情報を抽出する解析演算処理をして、保護情報判断部164に送信する。
ステップST9及びステップST10は、カメラ付携帯電話機50が、応答信号受信部158が受信した著作権保護情報の内容を判断する著作権保護情報判断ステップの一例である。
著作権保護情報判断ステップの第1段階であるステップST9では、保護情報判断部164が、応答信号受信ステップであるステップST5において受信され、応答信号演算ステップST8を経て送信された情報を取得し、著作権保護情報の有無を判断する。
本実施の形態では、図3のRFタグ30から取得した著作権保護情報137が存在する。
著作権保護情報判断ステップの第2段階であるステップST10では、保護情報判断部164が、著作権保護情報の内容を判断する。
具体的には、保護情報判断部164は、著作物20aの図3に示す著作権保護情報137を認識する。
ステップST11は、図6のカメラ付携帯電話機50の購入履歴判断部180が、著作権保護情報137と図7の購入履歴情報183に基づいて、課金が重複することを防止する重複課金防止ステップの一例である。
使用者甲は、著作物20aをA商店東京支店で課金に応じて撮影した履歴があるから、図6の購入履歴情報格納用メモリ180aには例えば、図7(c)に示す購入履歴情報183が格納されている。
カメラ付携帯電話機50の購入履歴判断部180は、RFタグ30の著作権保護情報137に含まれるコンテンツID137aであるA0001とコンテンツ所在位置情報137bであるA商店東京支店という情報が、カメラ付携帯電話機50の購入履歴情報格納用メモリ180aの履歴情報として既に格納されているから、使用者甲が著作物20aをA商店東京支店で課金に応じて撮影した履歴があることを判断することができる。
この場合、購入履歴判断部180は新たな課金は必要ないと判断し、図4の液晶画面50dに例えば、図8(c)に示すように、「対象のコンテンツは既に課金処理が終了しております。撮影可能です。1のボタンを押すと、撮影を実行します」という表示をする(ステップST111)。
甲が撮影実行のために図4の操作部50eにある1のボタンを押すと、図6の撮影制御部170が撮影を開始する(ステップST112)。
これにより、A商店東京支店において、既に著作物20aを課金に応じて撮影していたAは、新たな課金に応じる必要がなく、著作物20aを撮影することができる。
(図15のケース2の場合)
ケース2では、使用者Aは乙であり、乙はA商店東京支店において、著作物20aを課金受諾して撮影した履歴がない。しかし、乙は、課金を受諾する意思はある。
使用者乙の場合は、図17のステップST11において、図6の購入履歴判断部180は、使用者乙が著作物20aをA商店東京支店で課金に応じて撮影した履歴がないことを判断する。
この場合、カメラ付携帯電話機50の購入履歴判断部180は課金が必要であると判断し、図4の液晶画面50dに例えば、図8(a)に示すような表示をし、使用者乙に、課金サーバ80に接続中である旨を認識させる。
一方で、図6の対価情報問い合わせ部190は、課金サーバ80から対価情報を取得する対価情報取得ステップの一例であるステップST12を実行する。対価情報問い合わせ部190が送信する対価情報取得のための対価情報要求情報には、著作物20aのコンテンツID137aであるA0001を含む。
対価情報の問い合わせを受けた課金サーバ80は、図10の対価情報データベース212から、コンテンツID137aであるA0001に対応する対価情報を抽出し(ステップST13)、その対価情報をカメラ付携帯電話機50に送信する(ステップST14)。
カメラ付携帯電話機50の図6の対価情報受信部192はその対価情報を受信する(ステップST14)。
対価情報を受信したカメラ付携帯電話機50は、使用者乙に対して課金の受諾を確認する課金受諾確認ステップの一例であるステップST15を実行する。
具体的には、課金受諾確認情報生成部184が例えば、図8(b)に示すように、「撮影するにはコンテンツ料金10円が必要となります。コンテンツ料金を支払って撮影しますか? はいの場合は1のボタンを押してください。いいえの場合は2のボタンを押してください」という課金受諾確認情報を生成し、図4の液晶画面50dに表示する。
あるいは、上述の課金受諾情報を図4のスピーカ50cから音声として出力してもよい。
使用者乙は、課金を受諾するから、図4(b)の操作部50eのボタン1を押して、課金受諾の意思表示をする。これにより、カメラ付携帯電話機50は課金承諾の情報を取得する(ステップST16)。
課金承諾の情報を取得したカメラ付携帯電話機50は図4(b)の液晶画面50dに課金方法の選択画面を表示する(図18のステップST17)。
液晶画面50dには例えば「クレジットカードによるお支払いの場合は0のボタンを押してください。電話料金と一緒にお支払いの場合は1のボタンを押してください。」というメッセージが表示される。
カメラ付携帯電話機50は、その使用者乙に、上記いずれかの番号ボタンを押させることにより、課金方法情報を取得することができる。
使用者乙は、課金方法としてクレジットカードによる支払いを選択するとする。
カメラ付携帯電話機50が、クレジットカードによる支払いという課金方法情報を取得すると(ステップST18)、ステップST19に進む。なお、電話料金と一緒に支払うという課金方法情報を取得した場合には、ステップST171に進むが、ステップST171以降については後述する。
ステップST19は、カメラ付携帯電話機50が、課金サーバ80に対して課金の実行を要求する課金要求ステップの一例であり、課金サーバ80に対して課金要求情報を送信する。また、課金サーバ80が、カメラ付携帯電話機50から課金要求情報を受信する課金要求情報受信ステップの一例でもある。
具体的には、図6のカメラ付携帯電話機50の課金サーバ80の課金要求情報送信部186が、課金サーバ80に対して、課金要求情報を送信し、図10の課金サーバ80の課金サーバ通信部200が、その課金要求情報を受信する。
以下に説明するステップST20及びST21は、課金可能性判断ステップの一例である。
具体的には、ステップST20では、図10の課金サーバ80の課金実行部208が、課金要求情報に含まれているカード情報を取得する。
カード情報は例えば、上述のように、クレジットカードの番号、カード暗証番号等からなる。
ステップST21では、課金サーバ80の課金実行部208は、図10の課金可能性判断情報206に含まれるカード番号206d等が、カメラ付携帯電話機50からの課金要求情報に含まれているカード情報と一致するか否かを判断することによって、カード情報の認証を行う。
課金サーバ80の課金実行部208がカード情報の認証に失敗したと判断した場合には、ステップST20に戻って、カード情報の取得を再度行う。
ステップST21において、課金サーバ80の課金実行部208がカード情報の認証に成功したと判断した場合には、ステップST22に進み、課金を実行する。
ステップST21は課金実行ステップの一例であり、課金実行部208が課金を実行する。
具体的には、課金サーバ80の課金実行部208が、使用者乙の図示しないクレジットカード決済用の使用金額情報に使用者乙が応じた課金の金額を記録する。
ここで、使用者乙のクレジットカード決済用の使用可能金額の残高が、使用者Aが応じた課金の金額に満たない場合は、課金実行は失敗し、課金サーバ80から、課金実行失敗の情報を受信したカメラ付携帯電話機50は撮影を制限する(ステップST221)。
課金実行が成功した場合には、ステップST23に進む。
ステップST23は、課金サーバ80が、カメラ付携帯電話機50に対して課金完了情報を送信する課金完了情報送信ステップの一例である。
また、ステップST23は、カメラ付携帯電話機50が、課金サーバ80から課金実行の完了に関する課金完了情報を受信する課金完了情報受信ステップの一例でもある。
ステップST24においては、図6のカメラ付携帯電話機50の撮影制御部170が著作物20aの撮影を実行する。
これにより、カード情報の認証も成功し、課金実行も成功した乙は、課金に応じることにより、カメラ付携帯電話機50によって著作物20aを撮影することができる。
(図15のケース3の場合)
ケース3では、使用者Aは丙であり、丙はA商店東京支店において、著作物20aを課金受諾して撮影した履歴がない。そして、課金を受諾する意思はない。
使用者丙の場合、図17のステップST11において、図6のカメラ付携帯電話機50の購入履歴判断部180は、使用者丙が著作物20aをA商店東京支店で課金に応じて撮影した履歴がないことを判断する。
そして、ステップST15において、カメラ付携帯電話機50は丙に対して課金受諾の課金をするが、丙は課金受諾に応じない(ステップST16)。
カメラ付携帯電話機50は課金承諾の情報を受信しないので、図6の撮影制御部170が図5のカメラ装置64による撮影を制限する(ステップST161)。
これにより、著作物20aを課金に応じて撮影した履歴がない丙は、課金に応じないので著作物20aの撮影をすることができなかったのである。
(上記で説明しなかったステップについて)
本実施の形態とは異なり、ステップST6で、タグリーダ制御部152が応答信号受信部158によって応答信号E2が受信されていないと判定した場合は、撮影機能を制限することなく、被写体の撮影を開始(ステップST61)し、撮影は終了する。
また、本実施の形態とは異なり、ステップST9においてタグリーダ演算部162から送信された情報に著作権保護情報が含まれていない場合には、保護情報判断部164は、撮影制御部170に対して、著作権保護情報が存在しない旨の信号を送信し、撮影制御部170は、カメラ付携帯電話機50の撮影機能を制限することなく、撮影プロセスを実施し(ステップST91)、撮影を終了する。
また、本実施の形態とは異なり、ステップST17において、カメラ付携帯電話機50が課金方法情報として電話料金と一緒に課金するという情報を取得した場合(ステップST171)は、課金要求ステップの一例である図19のステップST172に進む。ステップST172は上述の図18のステップST19と同様なので、説明を省略する。
ステップST173は、課金実行ステップの一例である。
具体的には、課金実行部208は、カメラ付携帯電話機50の使用者Aの電話料金情報に、使用者Aが応じた課金の金額を記録する。
課金実行が完了した後には、ステップST174に進む。
ステップST174は、課金サーバ80が、カメラ付携帯電話機50に対して課金完了情報を送信する課金完了情報送信ステップの一例である。
また、ステップST174は、カメラ付携帯電話機50が、課金サーバ80から課金実行の完了に関する課金完了情報を受信する課金完了情報受信ステップの一例でもある。
ステップST175においては、図6の撮影制御部170が著作物20aの撮影を実行する。
上述したように、本実施の形態においては、カメラ付携帯電話機50が重複課金の防止の構成を持っているので、課金サーバ80に重複課金防止のための構成を付する改変を加える必要がない。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について、説明する。
第2の実施の形態における著作権保護システムの構成は、上記第1の実施の形態の著作権保護システム10と多くの構成が共通するため共通する部分は同一の符号等とし、説明を省略し、以下、相違点を中心に説明する。
第2の実施の形態における著作権保護システムは、第1の実施の形態の著作権保護システム10と異なり、後述のコンテンツ管理サーバ83(図22参照)が存在している。
第2の実施の形態が第1の実施の形態と異なる主な点は、著作物20aの著作権の利用いついての課金の重複防止を、第1の実施の形態ではカメラ付携帯電話機50で行っているのに対して、第2の実施の形態では課金サーバ81とコンテンツ管理サーバ83で行っている点である。
第2の実施の形態では、課金サーバ81とコンテンツ管理サーバ83が、課金実行装置の一例である。
すなわち、カメラ付携帯電話機50の側で課金の必要性を判断するのではなくて、課金サーバ81とコンテンツ管理サーバ83の側で課金の必要性について判断する。
このため例えば、カメラ付携帯電話機が前記課金の必要性を判断する必要はないから、小型の機器であるカメラ付携帯電話機の負荷が小さくて済む。
なお、本実施の形態においては、課金サーバ81とコンテンツ管理サーバ83を別のサーバとして説明しているが、これとは異なり例えば、課金サーバ81の一部にコンテンツ管理サーバ83の機能を持たせるように構成してもよい。
(カメラ付携帯電話機51について)
図20は、カメラ付携帯電話機51の主なソフトウエア構成を示す概略図である。
図20に示すように、カメラ付携帯電話機51は、コンテンツ管理サーバ83からユーザIDを取得するための使用者識別記号取得手段である例えば、ユーザID取得部189を有する。
このため、図1の使用者Aをコンテンツ取得可能者として、コンテンツ管理サーバ83に登録させることができる。
これにより、コンテンツ管理サーバ83に対して、使用者Aが特定の販売店で特定の著作物を撮影する際に、新たに課金が必要であるか否かを判断させるための基礎となる情報を与えることができる。
具体的には、ユーザID取得部189は、コンテンツ管理サーバ83に接続し、使用者Aの固有の識別番号であるユーザIDを取得するとともに、そのユーザIDを含むユーザ情報をコンテンツ管理サーバ83に登録させる。ユーザ情報には、ユーザである例えば、使用者Aの氏名、使用者Aを他人と識別するための固有のユーザID及び、ユーザ情報を変更等するときに使用するパスワード等が含まれる。
また、カメラ付携帯電話機51は、課金サーバ81に対して対価情報を要求するための対価情報要求情報送信手段である例えば、対価情報問い合わせ部192aを有する。
カメラ付携帯電話機51はまた、課金サーバ81から対価情報を受信するための対価情報受信部194aを有する。
この対価情報受信部194aは、コンテンツ管理サーバ83が生成した後述する課金必要性情報を、課金サーバ81から受信するための課金必要性情報受信手段の一例でもある。
以上の構成により、カメラ付携帯電話機51は、課金サーバ81から、対価情報及び課金必要性情報を取得することができる。
(課金サーバ81について)
図21は、課金サーバ81のソフトウエア構成等を示す概略図である。
図21に示すように、課金サーバ81は課金サーバ通信部200aを有する。課金サーバ通信部200aは、カメラ付携帯電話機51から上述の対価情報要求情報を受信する対価情報要求情報受信ステップを実行する対価情報要求情報受信手段の一例である。
課金サーバ81はまた、コンテンツ管理サーバ83に対して、新たに課金の必要があるかどうかについての課金必要性情報を問い合わせるための課金必要性情報要求情報を送信する課金必要性情報問い合せ手段である例えば、課金必要性情報問い合わせ部224を有する。
さらに、課金サーバ81は、コンテンツ管理サーバ83から課金必要性情報を受信するための課金必要性情報受信部226を有する。
そして、課金サーバ81は、カメラ付携帯電話機51に対して、コンテンツ管理サーバ83から受信した課金必要性情報を課金サーバ通信部200aによって送信する。すなわち、課金サーバ通信部200aは、課金必要性情報を送信する課金必要性情報送信ステップを実行する課金必要性情報送信手段の一例でもある。
このため、課金サーバ81は、カメラ付携帯電話機51から著作物の利用に関する対価情報を要求された場合には、カメラ付携帯電話機51に対して対価情報を提供する際に、上述の課金必要性情報を送信することができる。
これにより、同一の販売店において同一の著作物を使用者Aが課金に応じて撮影した実績がある場合には、新たに課金を課する必要がない旨の課金必要性情報をカメラ付携帯電話機51に送信して、カメラ付携帯電話機51に著作物の撮影をさせることができる。
(コンテンツ管理サーバ83について)
図22は、コンテンツ管理サーバ83の主なソフトウエア構成を示す概略図である。
図22に示すように、コンテンツ管理サーバ83は、カメラ付携帯電話機51及び課金サーバ81と通信するための管理サーバ通信部300を有する。この管理サーバ通信部300は、課金サーバ81から課金必要性情報の問い合わせを受ける課金必要性情報問い合わせ情報受信手段の一例でもある。
コンテンツ管理サーバ83は、各部を制御するサーバ制御部302を有する。
コンテンツ管理サーバ83はまた、使用者に関する使用者情報を登録するための使用者情報登録手段である例えば、ユーザ情報登録部304を有する。
ユーザ情報登録部304は例えば、カメラ付携帯電話機51からのユーザ情報登録要求に応じて例えば、使用者Aが希望するユーザID及びパスワードが、他人が既に登録してユーザ情報格納用データベース306に格納しているユーザID及びパスワードと重複するか否かを判断する。
そして、重複しない場合には、使用者AのユーザID及びパスワードをユーザ情報として、使用者情報格納手段の一例であるユーザ情報格納用データベース306に格納することによって登録する。
図23は、ユーザ情報格納用データベース306に格納されているユーザ情報の一例を示す図である。
図23に示すように、ユーザ情報307は、甲、乙等のユーザ名307a、kousan、otusan等のユーザID307b、パスワード307cを含む。
以上のように、ユーザ情報登録部304は、あらかじめ、著作物20a等のコンテンツを取得することができるコンテンツ取得可能者を他人と区別しつつ登録することができるのである。
コンテンツ管理サーバ83はまた、カメラ付携帯電話機51の使用者に対して課金をした実績である課金実績情報を格納する課金実績情報格納手段である例えば、図22に示す課金実績情報格納用データベース310を有する。
課金実績情報格納用データベース310には、上述のユーザID、コンテンツID、コンテンツ所在位置情報を含む課金実績情報が格納されている。
コンテンツ管理サーバ83はさらに、上述の課金必要性情報要求情報と課金実績情報とに基づいて、課金必要性情報を生成する課金必要性情報生成手段である例えば、課金必要性情報生成部308を有する。ここで、課金サーバ81からの課金必要性情報要求情報は、カメラ付携帯電話機51からの対価情報要求情報に基づいて生成されているから、課金必要性情報生成部308は、対価情報要求情報と課金実績情報とに基づいて、課金必要性情報を生成するということもできる。
課金必要性情報生成部308が生成した課金必要性情報が、課金サーバ81を介して、カメラ付携帯電話機51に送信される。
課金必要性情報生成部308は例えば、以下のように課金必要性情報を生成する課金必要性情報生成ステップを実行する。
例えば、固有のユーザーIDを有する使用者Aが、A商店東京支店において、コンテンツIDがA0001である著作物20aを撮影する場合には、そのような内容を含む課金必要性情報要求情報と、課金実績情報格納用データベース310に格納されている課金実績情報に基づいて、使用者Aに課金した実績があるため新たに課金の必要がないか、あるいは、使用者Aに課金した実績がないため新たに課金の必要があるかについての課金必要性情報を生成する。
上述のように、本実施の形態においては、コンテンツ管理サーバ83に二重課金防止のための構成を設けているので、課金サーバ81に二重課金防止のための構成を設ける必要がない。
(プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体等について)
コンピュータに上述の動作例の著作権保護情報取得ステップと、機能制御ステップと、重複課金防止ステップと、課金受諾確認ステップと、課金要求ステップと、課金完了情報受信ステップ等を実行させるための著作権保護装置の制御プログラムとすることができる。
また、このような著作権保護装置の制御プログラム等を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体等とすることもできる。
また、コンピュータに上述の動作例の課金必要性情報要求情報受信ステップと、課金必要性情報生成ステップと、課金必要性情報送信ステップと、課金要求情報受信ステップと、課金完了情報送信ステップ等を実行させるための課金実行装置の制御プログラムとすることができる。
また、このような課金実行装置の制御プログラム等を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体等とすることもできる。
これら著作権保護装置の制御プログラム等をコンピュータにインストールし、コンピュータによって実行可能な状態とするために用いられるプラグラム格納媒体は、例えばフロッピー(登録商標)のようなフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Compact Disc−Recordable)、CD−RW(Compact Disc−Rewriterble)、DVD(Digital Versatile Disc)などのパッケージメディアのみならず、プログラムが一時的若しくは永続的に格納される半導体メモリ、磁気ディスクあるいは光磁気ディスクなどで実現することができる。
本発明は、上述の各実施の形態に限定されない。さらに、上述の各実施の形態は、相互に組み合わせて構成するようにしてもよい。
本発明の実施の形態に係る著作権保護システムを示す概略図である。 RFタグのハードウエア構成を示す概略図である。 RFタグの主なソフトウエア構成を示す概略図である。 カメラ付携帯電話機の外面を示す概略図である。 カメラ付携帯電話機の主なハードウエア構成を示す概略図である。 カメラ付携帯電話機の主なソフトウエア構成を示す概略図である。 購入履歴情報の一例を示す図である。 カメラ付携帯電話機の液晶画面の画像例を示す図である。 課金サーバの主なハードウエア構成を示す概略図である。 課金サーバの主なソフトウエア構成を示す概略図である。 対価情報の一例を示す図である。 カメラ付携帯電話機に撮影される画像例を示す図である。 カメラ付携帯電話機に撮影される画像例を示す図である。 課金割り当て情報の一例を示す図である。 使用者の履歴を示す図である。 カメラ付携帯電話機が被写体を撮影する概略フローチャートである。 カメラ付携帯電話機が被写体を撮影する概略フローチャートである。 カメラ付携帯電話機が被写体を撮影する概略フローチャートである。 カメラ付携帯電話機が被写体を撮影する概略フローチャートである。 カメラ付携帯電話機の主なソフトウエア構成を示す概略図である。 課金サーバの主なソフトウエア構成を示す概略図である。 コンテンツ管理サーバの主なソフトウエア構成を示す概略図である。 ユーザ情報の一例を示す図である。
符号の説明
10・・・著作権保護システム、20・・・雑誌、20a・・・著作物、30・・・RFタグ、50・・・カメラ付携帯電話機、50a・・・カメラレンズ、50b・・・通信アンテナ、50c・・・スピーカ、50d・・・液晶画面、50e・・・操作部、50f・・・電話装置、60・・・基地局、62・・・RFタグリーダ、64・・・カメラ装置、70・・・通信網、136・・・著作権保護情報格納用ファイル、137・・・著作権保護情報、164・・・保護情報判断部、180・・・購入履歴判断部、184・・・課金受諾確認情報生成部、186・・・課金要求情報送信部、188・・・課金完了情報受信部、190・・・対価情報問い合わせ部、192・・・対価情報受信部、208・・・課金実行部、210・・・課金完了情報生成部、212・・・対価情報データベース

Claims (14)

  1. 保護対象物に配置され、前記保護対象物の著作権の利用についての課金に関する課金情報を含む著作権保護情報を有する配置装置と、
    前記配置装置の前記著作権保護情報を読み取ることができる読取装置を有する著作権保護装置と、
    前記著作権保護装置と通信可能であって、前記課金を実行する課金実行装置と、
    を備える著作権保護システムであって、
    前記著作権保護装置は、
    前記保護対象物の内容情報を取得する内容情報取得手段と、
    前記内容情報取得手段を制御する機能制御手段と、
    前記課金を実行した履歴である履歴情報を格納する履歴情報格納手段と、
    前記著作権保護情報と前記履歴情報に基づいて、前記課金が重複することを防止する重複課金防止手段と、
    前記著作権保護装置の使用者に対して前記課金の受諾を確認する課金受諾確認手段と、
    前記課金実行装置に対して前記課金の実行を要求するための課金要求情報を送信する課金要求情報送信手段と、
    を有し、
    前記課金実行装置は、
    前記著作権保護装置から前記課金要求情報を受信する課金要求情報受信手段と、
    前記著作権保護装置に対して前記課金の完了に関する課金完了情報を送信する課金完了情報送信手段と、
    を有することを特徴とする著作権保護システム。
  2. 前記課金情報は、
    前記保護対象物を識別するための著作物識別記号と、
    前記保護対象物の所在位置である所在位置情報と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の著作権保護システム。
  3. 前記課金実行装置は、
    前記著作物識別記号に対応する対価情報を格納する著作物対価情報格納手段と、
    前記対価情報を書き換えるための著作物対価情報書き換え手段と、を有することを特徴とする請求項2に記載の著作権保護システム。
  4. 保護対象物の著作権の利用についての課金に関する課金情報を含む著作権保護情報を有する配置装置から前記著作権保護情報を読み取ることができる読取装置と、
    前記保護対象物の内容情報を取得する内容情報取得手段と、
    前記内容情報取得手段を制御する機能制御手段と、
    前記課金を実行した履歴である履歴情報を格納する履歴情報格納手段と、
    前記著作権保護情報と前記履歴情報に基づいて、前記課金が重複することを防止する重複課金防止手段と、
    前記著作権保護装置の使用者に対して前記課金の受諾を確認する課金受諾確認手段と、
    前記課金実行装置に対して前記課金の実行を要求するための課金要求情報を送信する課金要求情報送信手段と、
    前記課金実行装置から前記課金の完了に関する課金完了情報を受信する課金完了情報受信手段と、を有することを特徴とする著作権保護装置。
  5. 著作権保護装置の読取装置が、保護対象物の著作権の利用についての課金に関する課金情報を含む著作権保護情報を有する配置装置から前記著作権保護情報を取得する著作権保護情報取得ステップと、
    前記著作権保護装置の機能制御手段が、前記保護対象物の内容情報を取得する内容情報取得手段の機能を制御する機能制御ステップと、
    前記著作権保護装置の重複課金防止手段が、前記著作権保護情報と前記課金を実行した履歴である履歴情報に基づいて、前記課金が重複することを防止する重複課金防止ステップと、
    前記著作権保護装置が、前記著作権保護装置の使用者に対して前記課金の受諾を確認する課金受諾確認ステップと、
    前記著作権保護装置が、前記課金を実行する課金実行装置に対して前記課金の実行を要求する課金要求ステップと、
    前記課金実行装置が、前記課金の実行をする課金実行ステップと、
    前記課金実行装置が、前記著作権保護装置に対して前記課金の完了に関する課金完了情報を送信する課金完了情報送信ステップと、を有することを特徴とする著作権保護方法。
  6. 前記課金情報は、
    前記保護対象物を識別するための著作物識別記号と、
    前記保護対象物の所在位置である所在位置情報と、を含むことを特徴とする請求項5に記載の著作権保護方法。
  7. 前記課金実行装置は、前記著作物識別記号に対応する対価情報を有しており、
    前記著作権保護装置が、前記重複課金防止ステップの後に、前記課金実行装置から前記対価情報を取得する対価情報取得ステップを有することを特徴とする請求項6に記載の著作権保護方法。
  8. 著作権保護装置の読取装置が、保護対象物の著作権の利用についての課金に関する課金情報を含む著作権保護情報を有する配置装置から前記著作権保護情報を取得する著作権保護情報取得ステップと、
    前記著作権保護装置が、前記保護対象物の内容情報を取得する内容情報取得手段の機能を制御する機能制御ステップと、
    前記著作権保護装置が、前記著作権保護情報と前記課金を実行した履歴である履歴情報に基づいて、前記課金が重複することを防止する重複課金防止ステップと、
    前記著作権保護装置が、前記著作権保護装置の使用者に対して前記課金の受諾を確認する課金受諾確認ステップと、
    前記著作権保護装置が、前記課金実行装置に対して前記課金の実行を要求する課金要求ステップと、
    前記著作権保護装置が、前記課金実行装置から前記課金の完了に関する課金完了情報を受信する課金完了情報受信ステップと、
    を有することを特徴とする著作権保護装置の制御方法。
  9. コンピュータに、
    著作権保護装置の読取装置が、保護対象物の著作権の利用についての課金に関する課金情報を含む著作権保護情報を有する配置装置から前記著作権保護情報を取得する著作権保護情報取得ステップと、
    前記著作権保護装置が、前記保護対象物の内容情報を取得する内容情報取得手段の機能を制御する機能制御ステップと、
    前記著作権保護装置が、前記著作権保護情報と前記課金を実行した履歴である履歴情報に基づいて、前記課金が重複することを防止する重複課金防止ステップと、
    前記著作権保護装置が、前記著作権保護装置の使用者に対して前記課金の受諾を確認する課金受諾確認ステップと、
    前記著作権保護装置が、前記課金実行装置に対して前記課金の実行を要求する課金要求ステップと、
    前記著作権保護装置が、前記課金実行装置から前記課金の完了に関する課金完了情報を受信する課金完了情報受信ステップと、
    を実行させることを特徴とする著作権保護装置の制御プログラム。
  10. コンピュータに、
    著作権保護装置の読取装置が、保護対象物の著作権の利用についての課金に関する課金情報を含む著作権保護情報を有する配置装置から前記著作権保護情報を取得する著作権保護情報取得ステップと、
    前記著作権保護装置が、前記保護対象物の内容情報を取得する内容情報取得手段の機能を制御する機能制御ステップと、
    前記著作権保護装置が、前記著作権保護情報と前記課金を実行した履歴である履歴情報に基づいて、前記課金が重複することを防止する重複課金防止ステップと、
    前記著作権保護装置が、前記著作権保護装置の使用者に対して前記課金の受諾を確認する課金受諾確認ステップと、
    前記著作権保護装置が、前記課金実行装置に対して前記課金の実行を要求する課金要求ステップと、
    前記著作権保護装置が、前記課金実行装置から前記課金の完了に関する課金完了情報を受信する課金完了情報受信ステップと、
    を実行させることを特徴とする著作権保護装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  11. 保護対象物に配置され、前記保護対象物の著作権の利用についての課金に関する課金情報を含む著作権保護情報を有する配置装置と、
    前記配置装置の前記著作権保護情報を読み取ることができる読取装置を有する著作権保護装置と、
    前記著作権保護装置と通信可能であって、前記課金情報に対応する対価に関する対価情報を有する課金実行装置と、
    を備える著作権保護システムであって、
    前記著作権保護装置は、
    前記保護対象物の内容情報を取得するための内容情報取得手段と、
    前記内容情報取得手段を制御する機能制御手段と、
    前記課金実行装置に対して前記対価情報を要求するための対価情報要求情報を送信する対価情報要求情報送信手段と、
    前記著作権保護装置の使用者に対して課金の受諾を確認するための課金受諾確認手段と、
    前記課金実行装置に対して課金実行を要求するための課金要求情報を送信する課金要求情報送信手段と、
    を有し、
    前記課金実行装置は、
    前記著作権保護装置から前記対価情報要求情報を受信するための対価情報要求情報受信手段と、
    前記著作権保護装置の使用者に対して前記課金をした実績である課金実績情報を格納する課金実績情報格納手段と、
    前記対価情報要求情報と前記課金実績情報とに基づいて、前記課金の必要性に関する課金必要性情報を生成する課金必要性情報生成手段と、
    前記著作権保護装置から前記課金要求情報を受信する課金要求情報受信手段と、
    前記著作権保護装置に対して前記課金の完了に関する課金完了情報を送信する課金完了情報送信手段と、
    を有することを特徴とする著作権保護システム。
  12. 保護対象物の著作権の利用についての課金に関する課金情報に対応する対価に関する対価情報と、
    前記課金情報を含む著作権保護情報を取得した著作権保護装置から、前記対価情報を要求するための対価情報要求情報を受信する対価情報要求情報受信手段と、
    前記著作権保護装置の使用者に対して前記課金をした実績である課金実績情報を格納する課金実績情報格納手段と、
    前記対価情報要求情報と、前記課金実績情報とに基づいて、前記課金の必要性に関する課金必要性情報を生成する課金必要性情報生成手段と、
    前記著作権保護装置から前記課金の実行を要求する課金要求情報を受信する課金要求情報受信手段と、
    前記著作権保護装置に対して前記課金の完了についての課金完了情報を送信する課金完了情報送信手段と、
    を有することを特徴とする課金実行装置。
  13. 保護対象物の著作権の利用についての課金に関する課金情報に対応する対価に関する対価情報を有する課金実行装置が、
    前記課金情報を含む著作権保護情報を取得した著作権保護装置から、前記対価情報を要求するための対価情報要求情報を受信する対価情報要求情報受信ステップと、
    前記課金実行装置が、前記対価情報要求情報と、前記著作権保護装置の使用者に対して前記課金をした実績である課金実績情報とに基づいて、前記課金の必要性に関する課金必要性情報を生成する課金必要性情報生成ステップと、
    前記課金実行装置が、前記著作権保護装置に対して前記課金必要性情報を送信する課金必要性情報送信ステップと、
    前記課金実行装置が、前記著作権保護装置から前記課金の実行を要求する課金要求情報を受信する課金要求情報受信ステップと、
    前記著作権保護装置に対して前記課金の完了についての課金完了情報を送信する課金完了情報送信ステップと、
    を有することを特徴とする課金実行装置の制御方法。
  14. コンピュータに、
    保護対象物の著作権の利用についての課金に関する課金情報に対応する対価に関する対価情報を有する課金実行装置が、
    前記課金情報を含む著作権保護情報を取得した著作権保護装置から、前記対価情報を要求するための対価情報要求情報を受信する対価情報要求情報ステップと、
    前記課金実行装置が、前記対価情報要求情報と、前記著作権保護装置の使用者に対して前記課金をした実績である課金実績情報とに基づいて、前記課金の必要性に関する課金必要性情報を生成する課金必要性情報生成ステップと、
    前記課金実行装置が、前記著作権保護装置に対して前記課金必要性情報を送信する課金必要性情報送信ステップと、
    前記課金実行装置が、前記著作権保護装置から前記課金の実行を要求する課金要求情報を受信する課金要求情報受信ステップと、
    前記著作権保護装置に対して前記課金の完了についての課金完了情報を送信する課金完了情報送信ステップと、
    を実行させることを特徴とする課金実行装置の制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7363262B2 (en) * 2004-01-20 2008-04-22 Arcot Systems, Inc. Account protection with one sided access
JP2016057908A (ja) * 2014-09-10 2016-04-21 宮田 清蔵 万引き予防システム及びソフトウエア

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