JP2005250936A - 情報表示制御装置、サーバ及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザの学年・学力に合った内容の辞書情報を適切に表示すること。
【解決手段】
学年設定操作により「2年」を選択し、入力文字「あ」を入力すると(a)、入力文字から始まる読みの学年別見出語が小2用辞書テーブルから検索される。この検索結果である学年別見出語の習得学年が取得され、当該習得学年が「2年」である学年別見出語が小2漢字一覧LST1として表示されるとともに、当該学年別見出語は検索結果から削除される。そして、残りの検索結果が小1漢字一覧LST3として表示される(b)。反転表示RD1によって「会」を選択すると、「会」の説明情報が小2用辞書テーブルから読み出されて内容情報CT1及び書き順画像PCとして表示される(c)。
【選択図】図11

Description

情報表示制御装置、サーバ及びプログラムに関する。
従来から、漢和辞書、国語辞書、英和辞書等、数種類の電子辞書データベース(以下、データベースを「DB」という。)が組み込まれた電子辞書と呼ばれる情報表示制御装置が知られている。この電子辞書DBは、見出語と当該見出語を説明解説等する説明情報とが対応付けられた情報を集合した辞書情報を、コンピュータを用いて検索処理することができるように体系的に構成させたものである。
例えば、漢和辞書DBが組み込まれた電子辞書において、ユーザは、所望の漢字の読みを入力すると、入力した読みに適合する漢字(見出語)が表示され、当該漢字の中から所望の漢字を選択することで、選択した漢字の説明情報を表示させることができる。
また、入力した文字が含まれる見出語を複数の辞書DBから検索し、検索した見出語に対応する説明情報を各辞書DBから読み出して表示する電子辞書が考案されている(特許文献1参照)。
また、複数の辞書DBそれぞれの成句データ及び例文データを1つにまとめて記憶しておくことで、所望の見出語の成句又は例文の串刺し検索を行うことができる電子辞書も考案されている(特許文献2参照)。
特開2000−276479号公報 特開2001−134567号公報
電子辞書のユーザは、小学生から高校生、社会人といったように多岐にわたる。このように、様々なユーザがいるにも関わらず、電子辞書に内蔵されている辞書DBの内容は、高校生以上の学力を持つユーザを対象として構成されているのが一般的であった。
例えば、漢和辞書DBは、1つ紙の漢和辞書がそのまま電子化されている。そのため、小学2年生のユーザが所望の漢字を調べるために読み「あ」を入力した場合に、当該読みに適合する漢字(見出語)「上、亜、会、・・・、在、・・・」が一覧表示される。このうち、「亜」は学年配当漢字以外の常用漢字、「在」は小学5年生の学年配当漢字であり、小学2年生が学習しない漢字までもが表示されてしまう。このように、ユーザの学年や学力によっては、不要な見出語が表示されてしまう。
また、小学2年生が習う漢字を選択して説明情報を表示させると、旧字の説明や、漢文の引例等が表示されたり、説明情報に小学2年生が学習しない漢字が使用されていたりと、小学2年生には難しい内容・文字種で説明情報が表示されてしまう場合がある。
また、特許文献1や2の電子辞書において表示される複数の説明情報や例文及び成句も、紙の辞書を元とした内容であるため、ユーザの学年や学力によっては難しい内容の説明情報が表示されたり、未習の例文や成句が表示されてしまったりしていた。
このように、従来の電子辞書において表示される様々な辞書情報は、ユーザの学年や学力によっては、難しい内容であったり、学習内容には不要な情報が含まれていたりした。
本発明は、以上のような課題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、ユーザの学年・学力に合った内容の辞書情報を適切に表示させることであり、使い勝手の良い情報表示制御装置等を実現することである。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の情報表示制御装置は、
複数の辞書レベルに対応して、各辞書レベル以下の見出語と当該見出語の説明情報とを対応付けて、各辞書レベルごとの辞書情報(例えば、図2の一般用辞書テーブル400、小1〜小6用辞書テーブル402〜412、中学用辞書テーブル414)として記憶する記憶手段(例えば、図2のROM40)と、
入力文字を入力する入力手段(例えば、図1の文字入力キー54、図2のCPU10、入力部20;図8のステップS3)と、
この入力手段により入力された入力文字に適合する見出語を前記各辞書情報に含まれる見出語の中から抽出して見出語候補として表示する制御を行う候補表示制御手段(例えば、図1のディスプレイ3;図2のCPU10、表示部30;図8のステップS29〜S31)と、
この候補表示制御手段により表示制御された見出語候補の中から何れかの見出語を選択する選択手段(例えば、図1のカーソルキー52、図2のCPU10、入力部20;図9のステップS35)と、
この選択手段により選択された見出語を含む辞書情報のうち、辞書レベルが最も低い辞書情報から、前記選択された見出語に対応する説明情報を読み出して表示する制御を行う説明情報表示制御手段(例えば、図1のディスプレイ3;図2のCPU10、表示部30;図9のステップS39〜S41)と、
を備えることを特徴としている。
また、請求項9に記載のプログラムは、
コンピュータに、
複数の辞書レベルに対応して、各辞書レベル以下の見出語と当該見出語の説明情報とを対応付けて、各辞書レベルごとの辞書情報(例えば、図2の一般用辞書テーブル400、小1〜小6用辞書テーブル402〜412、中学用辞書テーブル414)として記憶する記憶機能(例えば、図2のROM40)と、
入力文字を入力する入力機能(例えば、図1の文字入力キー54、図2のCPU10、入力部20;図8のステップS3)と、
この入力機能により入力された入力文字に適合する見出語を前記各辞書情報に含まれる見出語の中から抽出して見出語候補として表示する制御を行う候補表示制御機能(例えば、図1のディスプレイ3;図2のCPU10、表示部30;図8のステップS29〜S31)と、
この候補表示制御機能により表示制御された見出語候補の中から何れかの見出語を選択する選択機能(例えば、図1のカーソルキー52、図2のCPU10、入力部20;図9のステップS35)と、
この選択機能により選択された見出語を含む辞書情報のうち、辞書レベルが最も低い辞書情報から、前記選択された見出語に対応する説明情報を読み出して表示する制御を行う説明情報表示制御機能(例えば、図1のディスプレイ3;図2のCPU10、表示部30;図9のステップS39〜S41)と、
を実現させることを特徴としている。
請求項1又は9に記載の発明によれば、ユーザにより入力された入力文字に適合する見出語を、複数の辞書レベルの辞書情報から抽出して見出語候補として表示する。この見出語候補の中から何れかの見出語が選択されると、当該見出語に対応する説明情報を辞書レベルの最も低い辞書情報から読み出して表示する。これにより、ユーザは、所望の見出語を選択するといった簡単な操作で、最も辞書レベルの低い辞書情報の説明情報を表示させることができる。従って、ユーザの学年や学力に合った説明情報を適切に表示することのできる情報表示制御装置を実現できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報表示制御装置において、
辞書レベルを入力するレベル入力手段(例えば、図1のカーソルキー52、図2のCPU10、入力部20、図8のステップS1)を更に備え、
前記候補表示制御手段は、前記入力手段により入力された入力文字に適合する見出語を前記レベル入力手段により入力された辞書レベルの辞書情報から抽出して見出語候補として表示する制御を行うレベル指定候補表示制御手段(例えば、図1のディスプレイ3;図2のCPU10、表示部30;図8のステップS9〜S11→S13〜S25)を有し、
前記説明情報表示制御手段は、前記選択手段により選択された見出語に対応する説明情報を、前記レベル入力手段により入力された辞書レベルの辞書情報から読み出して表示する制御を行うレベル指定説明情報表示制御手段(例えば、図1のディスプレイ3;図2のCPU10、表示部30;図9のステップS49)を有する、
ことを特徴としている。
また、請求項3に記載の情報表示制御装置は、
複数の辞書レベルに対応して、各辞書レベル以下の見出語と当該見出語の説明情報とを対応付けて、各辞書レベルごとの辞書情報として記憶する記憶手段(例えば、図2のROM40)と、
辞書レベルを入力するレベル入力手段(例えば、図1のカーソルキー52、図2のCPU10、入力部20、図8のステップS1)と、
入力文字を入力する入力手段(例えば、図1の文字入力キー54、図2のCPU10、入力部20;図8のステップS3)と、
この入力手段により入力された入力文字に適合する見出語を前記レベル入力手段により入力された辞書レベルの辞書情報から抽出して見出語候補として表示する制御を行うレベル指定候補表示制御手段(例えば、図1のディスプレイ3;図2のCPU10、表示部30;図8のステップS9〜S11→S13〜S25)と、
このレベル指定候補表示制御手段により表示制御された見出語候補の中から何れかの見出語を選択する選択手段(例えば、図1のカーソルキー52、図2のCPU10、入力部20;図9のステップS35)と、
この選択手段により選択された見出語に対応する説明情報を、前記レベル入力手段により入力された辞書レベルの辞書情報から読み出して表示する制御を行うレベル指定説明情報表示制御手段(例えば、図1のディスプレイ3;図2のCPU10、表示部30;図9のステップS49)と、
を備えることを特徴としている。
また、請求項10に記載のプログラムは、
コンピュータに、
複数の辞書レベルに対応して、各辞書レベル以下の見出語と当該見出語の説明情報とを対応付けて、各辞書レベルごとの辞書情報として記憶する記憶機能(例えば、図2のROM40)と、
辞書レベルを入力するレベル入力機能(例えば、図1のカーソルキー52、図2のCPU10、入力部20、図8のステップS1)と、
入力文字を入力する入力機能(例えば、図1の文字入力キー54、図2のCPU10、入力部20;図8のステップS3)と、
この入力機能により入力された入力文字に適合する見出語を前記レベル入力機能により入力された辞書レベルの辞書情報から抽出して見出語候補として表示する制御を行うレベル指定候補表示制御機能(例えば、図1のディスプレイ3;図2のCPU10、表示部30;図8のステップS9〜S11→S13〜S25)と、
このレベル指定候補表示制御機能により表示制御された見出語候補の中から何れかの見出語を選択する選択機能(例えば、図1のカーソルキー52、図2のCPU10、入力部20;図9のステップS35)と、
この選択機能により選択された見出語に対応する説明情報を、前記レベル入力機能により入力された辞書レベルの辞書情報から読み出して表示する制御を行うレベル指定説明情報表示制御機能(例えば、図1のディスプレイ3;図2のCPU10、表示部30;図9のステップS49)と、
を実現させることを特徴としている。
請求項2、3又は10に記載の発明によれば、ユーザにより辞書レベルと入力文字とが入力されると、当該辞書レベルの辞書情報から入力文字に適合する見出語を抽出して見出語候補として表示する。そして、この見出語候補の中から何れかの見出語が選択されると、当該見出語の説明情報を入力された辞書レベルの辞書情報から読み出して表示する。従って、ユーザは、自分の学年や学力に合った辞書レベルを入力することで、当該辞書レベルでの辞書情報を表示させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の情報表示制御装置において、
前記レベル指定候補表示制御手段は、前記入力文字に適合する見出語であって、当該見出語に対応する説明情報に含まれる文字列(例えば、図3の一般用辞書テーブル400の熟語候補;図16(a)の熟語候補テーブル438の熟語候補)のうち、前記入力された辞書レベルを超える文字が含まれていない文字列を、前記入力された辞書レベルの辞書情報から抽出して表示する制御を行う手段(例えば、図2のCPU10;図9のステップS53〜S55;図18の設定学年熟語表示処理)であることを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、入力された辞書レベルを超える文字を含まない文字列を、当該辞書レベルの辞書情報から抽出して表示する。従って、ユーザは、自分の学年や学力に合わせて辞書レベルを入力することで、当該辞書レベル以下の文字により構成される文字列を表示させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4の何れか一項に記載の情報表示制御装置であって、
前記各辞書情報に含まれる見出語毎の習得学年レベルを記憶する習得学年レベル記憶手段(例えば、図2のROM40;図6の習得学年テーブル415)と、
習得学年レベルを入力する習得学年レベル入力手段(例えば、図1のカーソルキー52、図2のCPU10、入力部20、図8のステップS1)と、
を更に備え、
前記レベル指定候補表示制御手段は、前記入力された入力文字に適合する見出語であって、前記入力された習得学年レベル以下の見出語を、前記習得学年レベル記憶手段の記憶内容を参照して前記入力された辞書レベルの辞書情報の中から抽出し、見出語候補として表示する制御を行う習得学年レベル以下候補表示制御手段(例えば、図1のディスプレイ3;図2のCPU10、表示部30;図8のステップS9〜S11〜S25)を有する、
ことを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、請求項2〜4の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、辞書レベル、習得学年レベル及び入力文字が入力されると、当該入力文字に適合し、更に習得学年レベル以下である見出語を、入力された辞書レベルの辞書情報から抽出して見出語候補として表示する。これにより、ユーザは、習得学年レベルを入力することにより、自分の学力や学年以下の見出語を表示させることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の情報表示制御装置において、
辞書レベルを入力するレベル入力手段(例えば、図1のカーソルキー52;図1のCPU10、入力部20;図8のステップS1)を更に備え、
前記候補表示制御手段は、前記入力手段により入力された入力文字に適合する見出語を前記各辞書情報に含まれる見出語から抽出し、抽出した見出語が前記レベル入力手段により入力された辞書レベルの辞書情報に含まれる見出語か否かに応じて表示順番を制御する表示順番制御手段(例えば、図2のCPU10;図8のステップS13〜S25)を有することを特徴としている。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、各辞書情報から抽出した入力文字に適合する見出語の表示順番を、当該見出語が入力された辞書レベルの辞書情報に含まれる見出語か否かに応じて制御する。これにより、ユーザは、表示された見出語の中から所望の辞書レベルの見出語を容易に探し出すことができる。
請求項7に記載の発明は、
所定の通信回線(例えば、図19の通信回線N)を介して利用者端末(例えば、図19の電子辞書端末800)と通信可能に接続されたサーバ(例えば、図19のサーバ900)において、
複数の辞書レベルに対応して、各辞書レベル以下の見出語と当該見出語の説明情報とを対応付けて、各辞書レベルごとの辞書情報として記憶する記憶手段(例えば、図19の記憶部914)と、
前記利用者端末から入力文字を受信する入力文字受信手段(例えば、図19の通信装置912)と、
この入力文字受信手段により受信された入力文字に適合する見出語を前記各辞書情報に含まれる見出語の中から抽出して見出語候補として前記利用者端末に送信する見出語候補送信手段(例えば、図19の通信装置912)と、
この見出語候補送信手段により送信された見出語候補の中から何れかの見出語を選択するための選択信号を前記利用者端末から受信する選択信号受信手段(例えば、図19の通信装置912)と、
この選択信号受信手段により受信された選択信号によって選択された見出語を含む辞書情報のうち、辞書レベルが最も低い辞書情報から、前記選択された見出語に対応する説明情報を読み出して前記利用者端末に送信する説明情報送信手段(例えば、図19の通信装置912)と、
を備えることを特徴としている。
また、請求項11に記載のプログラムは、
所定の通信回線を介して利用者端末と通信可能に接続されたサーバに、
複数の辞書レベルに対応して、各辞書レベル以下の見出語と当該見出語の説明情報とを対応付けて、各辞書レベルごとの辞書情報として記憶する記憶機能と、
前記利用者端末から入力文字を受信する入力文字受信機能と、
この入力文字受信機能により受信された入力文字に適合する見出語を前記各辞書情報に含まれる見出語の中から抽出して見出語候補として前記利用者端末に送信する見出語候補送信機能と、
この見出語候補送信機能により送信された見出語候補の中から何れかの見出語を選択するための選択信号を前記利用者端末から受信する選択信号受信機能と、
この選択信号受信機能により受信された選択信号によって選択された見出語を含む辞書情報のうち、辞書レベルが最も低い辞書情報から、前記選択された見出語に対応する説明情報を読み出して前記利用者端末に送信する説明情報送信機能と、
を実現させることを特徴としている。
請求項7又は11に記載の発明によれば、サーバは、利用者端末から受信した入力文字に適合する見出語を、複数の辞書レベルの辞書情報から抽出し見出語候補として利用者端末に送信する。そして、利用者端末から選択信号を受信すると、辞書レベルの最も低い辞書情報から選択信号に基づいて選択した見出語に対応する説明情報を読み出して利用者端末に送信する。これにより、ユーザは、利用者端末を利用して見出語候補の中から所望の見出語を選択することで、当該見出語の最も低い辞書レベルでの説明情報を受信し、当該説明情報の内容を確認することができる。
請求項8に記載の発明は、
所定の通信回線(例えば、図19の通信回線N)を介して利用者端末(例えば、図19の電子辞書端末800)と通信可能に接続されたサーバ(例えば、図18のサーバ900)において、
複数の辞書レベルに対応して、各辞書レベル以下の見出語と当該見出語の説明情報とを対応付けて、各辞書レベルごとの辞書情報として記憶する記憶手段(例えば、図19の記憶部914)と、
前記利用者端末から辞書レベルを受信するレベル受信手段(例えば、図19の通信装置912)と、
前記利用者端末から入力文字を受信する入力文字受信手段(例えば、図19の通信装置912)と、
この入力文字受信手段により受信された入力文字に適合する見出語を前記レベル受信手段により受信された辞書レベルの辞書情報から抽出して見出語候補として前記利用者端末に送信するレベル指定候補送信手段(例えば、図19の通信装置912)と、
このレベル指定候補送信手段により送信された見出語候補の中から何れかの見出語を選択する選択信号を受信する選択信号受信手段(例えば、図19の通信装置912)と、
この選択信号受信手段により受信された選択信号によって選択された見出語に対応する説明情報を、前記レベル受信手段により受信された辞書レベルの辞書情報から読み出して前記利用者端末に送信するレベル指定説明情報送信手段(例えば、図19の通信装置912)と、
を備えることを特徴としている。
また、請求項12のプログラムは、
所定の通信回線を介して利用者端末と通信可能に接続されたサーバに、
複数の辞書レベルに対応して、各辞書レベル以下の見出語と当該見出語の説明情報とを対応付けて、各辞書レベルごとの辞書情報として記憶する記憶機能と、
前記利用者端末から辞書レベルを受信するレベル受信機能と、
前記利用者端末から入力文字を受信する入力文字受信機能と、
この入力文字受信機能により受信された入力文字に適合する見出語を前記レベル受信機能により受信された辞書レベルの辞書情報から抽出して見出語候補として前記利用者端末に送信するレベル指定候補送信機能と、
このレベル指定候補送信機能により送信された見出語候補の中から何れかの見出語を選択する選択信号を受信する選択信号受信機能と、
この選択信号受信機能により受信された選択信号によって選択された見出語に対応する説明情報を、前記レベル受信機能により受信された辞書レベルの辞書情報から読み出して前記利用者端末に送信するレベル指定説明情報送信機能と、
を実現させることを特徴としている。
請求項8又は12によれば、サーバは、辞書レベルと入力文字とを利用者端末から受信すると、当該辞書レベルの辞書情報から入力文字に適合する見出語を抽出し見出語候補として送信する。そして、利用者端末から選択信号を受信すると、受信した辞書レベルの辞書情報から選択信号に基づいて選択した見出語の説明情報を読み出して利用者端末に送信する。これにより、ユーザは、利用者端末を利用して、辞書レベルをサーバに送信することで、所望の辞書レベルでの見出語や、説明情報を利用者端末で受信し、内容を確認することができる。
請求項1又は9に記載の発明によれば、ユーザにより入力された入力文字に適合する見出語を、複数の辞書レベルの辞書情報から抽出して見出語候補として表示する。この見出語候補の中から何れかの見出語が選択されると、当該見出語に対応する説明情報を辞書レベルの最も低い辞書情報から読み出して表示する。これにより、ユーザは、所望の見出語を選択するといった簡単な操作で、最も辞書レベルの低い辞書情報の説明情報を表示させることができる。従って、ユーザの学年や学力に合った説明情報を適切に表示することのできる情報表示制御装置を実現できる。
請求項2、3又は10に記載の発明によれば、ユーザにより辞書レベルと入力文字とが入力されると、当該辞書レベルの辞書情報から入力文字に適合する見出語を抽出して見出語候補として表示する。そして、この見出語候補の中から見出語が選択されると、当該見出語の説明情報を入力された辞書レベルの辞書情報から読み出して表示する。従って、ユーザは、自分の学年や学力に合った辞書レベルを入力することで、当該辞書レベルでの辞書情報を表示させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、入力された辞書レベルを超える文字を含まない文字列を、当該辞書レベルの辞書情報から抽出して表示する。従って、ユーザは、自分の学年や学力に合わせて辞書レベルを入力することで、当該辞書レベル以下の文字により構成される文字列を表示させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、辞書レベル、習得学年レベル及び入力文字が入力されると、当該入力文字に適合し、更に習得学年レベル以下である見出語を、入力された辞書レベルの辞書情報から抽出して見出語候補として表示する。これにより、ユーザは、習得学年レベルを入力することにより、自分の学力や学年以下の見出語を表示させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、各辞書情報から抽出した入力文字に適合する見出語の表示順番を、当該見出語が入力された辞書レベルの辞書情報に含まれる見出語か否かに応じて制御する。これにより、ユーザは、表示された見出語の中から所望の辞書レベルの見出語を容易に探し出すことができる。
請求項7又は11に記載の発明によれば、サーバは、利用者端末から受信した入力文字に適合する見出語を、複数の辞書レベルの辞書情報から抽出し見出語候補として利用者端末に送信する。そして、利用者端末から選択信号を受信すると、辞書レベルの最も低い辞書情報から選択信号に基づいて選択した見出語に対応する説明情報を読み出して利用者端末に送信する。これにより、ユーザは、利用者端末を利用して見出語候補の中から所望の見出語を選択することで、当該見出語の最も低い辞書レベルでの説明情報を受信し、当該説明情報の内容を確認することができる。
請求項8又は12記載の発明によれば、サーバは、辞書レベルと入力文字とを利用者端末から受信すると、当該辞書レベルの辞書情報から入力文字に適合する見出語を抽出し見出語候補として送信する。そして、利用者端末から選択信号を受信すると、受信した辞書レベルの辞書情報から選択信号に基づいて選択した見出語の説明情報を読み出して利用者端末に送信する。これにより、ユーザは、利用者端末を利用して、辞書レベルをサーバに送信することで、所望の辞書レベルでの見出語や、説明情報を利用者端末で受信し、内容を確認することができる。
以下、本発明の情報表示制御装置を電子辞書に適用した場合の実施形態について図1〜図19を参照して詳細に説明する。
図1は、電子辞書1の概観の一例を示す図である。同図のように、電子辞書1は、ディスプレイ3と、操作入力キー群5とを備えている。
操作入力キー群5の各キーにはそれぞれ固有の機能が割り当てられており、ユーザによってこれらのキーが押下されて、電子辞書1が操作される。具体的には図1(b)のように、操作の確定指示を入力する決定キー50、カーソルの移動指示等を入力するカーソルキー52、文字入力キー54、所望の見出語の熟語を表示させるための熟語キー56、辞書レベルを設定するための学年キー58、辞書種別の選択キー60等を備えている。ユーザによりこれらのキーが押下されることで、CPU10は当該キーに割り当てられた機能を実行する。
選択キー60には、各種辞書DBが対応付けられており、漢和キー60a、英和キー60b等により構成される。特に、漢和キー60aがユーザによって押下された場合は、本実施形態に係る学習検索処理が実行される。尚、電子辞書1が備える辞書DBは、これらに限られるものではなく、国語辞書DBや和英辞書DB等といった他の辞書DBにも適宜設計変更等して適用可能である。
図2は電子辞書1の機能構成を示すブロック図である。同図によれば、電子辞書1は、CPU(Central Processing Unit)10、入力部20、表示部30、ROM(Read Only Memory)40及びRAM(Random Access Memory)50がバス70に接続されて構成される。
CPU10は、入力される指示に応じて所定のプログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示やデータの入出力を行う。具体的には、CPU10は、入力部20から入力される操作信号に応じてROM40に格納されたプログラムを読み出し、当該プログラムに従って処理を実行する。そして、処理結果を表示するための表示制御信号を表示部30に出力し、当該表示制御信号に従った表示情報を表示部30に表示させる。
入力部20は、仮名、アルファベット等の文字入力や機能選択等に必要なキー群を備え、押下されたキーの押下信号等をCPU10に出力する。この入力部20におけるキー入力により、辞書種別の選択、文字入力、確定指示の入力等をするための入力手段が実現される。尚、この入力部20は、図1に示す操作入力キー群5に相当するものである。
表示部30は、CPU10から入力される表示制御信号に基づいて各種画面を表示させるものであり、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成される。尚、この表示部30は、図1に示すディスプレイ3に相当するものである。
ROM40は、各種初期設定、ハードウェアの検査、又は必要なプログラムのロード等を行うための初期プログラムを格納する。CPU10は、電子辞書1の電源投入時にこの初期プログラムを実行することにより、電子辞書1の動作環境を設定する。また、ROM40は、電子辞書1の動作に係る種々の機能を実現するためのデータやプログラムを格納する。
図2によれば、ROM40は、一般用辞書テーブル400、小1〜小6用辞書テーブル402〜412、中学用辞書テーブル414、習得学年テーブル415、熟語説明情報テーブル416及び学年検索プログラム418を格納する。
一般用辞書テーブル400は、一般向けの「漢和辞書」のコンテンツを格納したDBであり、見出語と当該見出語の説明情報とを対応付けて格納した情報の集合情報(辞書情報)である。図3は、一般用辞書テーブル400の、データ構成の一例を示す図である。同図のように、一般用辞書テーブル400には、見出語に説明情報が対応付けて記憶されたレコードが複数集合されている。
また、一般用辞書テーブル400の説明情報には、見出語の読みと、内容情報と、熟語候補とがある。
内容情報は、説明情報の主要部分となる見出語を詳細に解説・説明するための様々な情報である。例えば、見出語の総画、部首、旧字の説明、常読及び字音等の読み、意味等を含んでいる。熟語候補は、見出語を含む熟語の集合であり、本実施形態においては、日本及び中国の古典で使用される熟語の集合である。
例えば、見出語「会」には、説明情報として読み「カイ/エ/ケ/あつまる/あう/・・・」と、内容情報「≪会≫〔総画〕6画、〔部首〕人部、・・・」と、熟語候補とが対応付けられている。これは、「会」には、音読み「カイ」や訓読み「あつまる」等の複数の読み方があり、総画が「6画」、部首が「人部」であることを表している。また、「会」は、「会」を使用した熟語として、「会釈、会計、会遇、会食、・・・」等があることを表している。
小1〜小6用辞書テーブル402〜412は、小学1年〜6年までの各学年の学力に合わせた内容で構成され「漢和辞書」のコンテンツを格納したDBであり、学年別見出語と当該学年別見出語の説明情報とを対応付けて格納した情報の集合情報(辞書情報)である。この小1〜小6用辞書テーブル402〜412のそれぞれが格納する学年別見出語は、当該学年以下の学年配当漢字である。例えば、小2用辞書テーブル404の学年別見出語は、小学1年から2年までの学年配当漢字全てである。
また、小1〜小6用辞書テーブル402〜412の説明情報は、各学年の学力に合わせた内容に予め構成された説明情報であり、読みと、内容情報と、熟語候補と、書き順画像データとにより構成される。書き順画像データとは、学年別見出語である漢字の書き順画像(例えば、図11(c)に示す書き順画像PC)を表示するための画像データである。CPU10は、説明情報のうち、内容情報と書き順画像データとを読み出す。そして、内容情報を表示させ、更に書き順画像データに基づいた書き順画像を表示部30に表示させる。
図4(a)は、小2用辞書テーブル404のデータ構成の一例を示す図である。同図のように、小2用辞書テーブル404も同様に、学年別見出語と説明情報とが対応付けて記憶されたレコードが複数集合されている。
例えば、学年別見出語「会」には、説明情報として、読み「カイ/エ/あつまる/あう/・・・」と、内容情報「2年、〔画数〕6画、〔音〕カイ、エ、〔くん〕あう・・・」と、熟語候補「会計、会食」と、書き順画像データ「kakijun3271.jpg」とが対応付けられている。小2用辞書テーブル404の内容情報及び熟語候補は、小学2年の学力に合わせた内容に構成された辞書情報である。例えば、一般用辞書テーブル400の内容情報に記憶されている「意」及び「味」は、小学3年の学年配当漢字であるため、小2用辞書テーブル404の内容情報では、「いみ」として記憶し、小学2年生の学力に合わせた内容としている。また、「宴会」、「鴻門之会」等は、小学2年の学習内容では不要な情報であるため、小2用辞書テーブル404の内容情報としては含まれていない。
また、熟語候補において、「会釈」のように小学3年生以上の学年配当漢字を含む熟語は、熟語候補に含まれていないことで、小学2年生の学力に合った熟語のみを熟語候補として記憶している。
図4(b)は、小5用辞書テーブル410のデータ構成の一例を示す図である。同図のように、小5用辞書テーブル410も同様に、学年別見出語と説明情報とが対応付けて記憶されたレコードが複数集合されている。
例えば、学年別見出語「会」には、説明情報として、読み「カイ/エ/あつまる/あう/・・・」と、内容情報「2年、〔画数〕6画、〔音〕カイ、エ、〔訓〕あう・・・」と、熟語候補「会計、会食、会席」と、書き順画像データ「kakijun3271.jpg」とが対応付けられている。小5用辞書テーブル410の内容情報及び熟語候補は、小学5年の学力に合わせた内容に構成された辞書情報である。例えば、「訓」は、小2用辞書テーブル404の内容情報においては「くん」として記憶されているが、小学4年の学年配当漢字であるため、小5用辞書テーブル410では「訓」とされ、小学5年生の学力に合わせた内容なっている。また、内容情報内に、小学5年生が理解可能な「面会」や「会見」等といった常用の熟語を含み、当該熟語には振り仮名を付して記憶している。
また、熟語候補は、小2用辞書テーブル404における熟語候補「会計、会食」に更に「会席」が追加されており、小学5年生の学力に合った熟語を熟語候補として記憶している。
また、小5用辞書テーブル410に記憶される学年別見出語は、小学1年から5年までの学習配当漢字である。従って、同図のように、学年別見出語「在」といった小学5年生の学習配当漢字が学年別見出語として記憶される。
中学用辞書テーブル414は、中学生の学力に合わせた内容の「漢和辞書」のコンテンツを格納したDBであり、学年別見出語と説明情報とを対応付けて格納した情報の集合情報である。学年別見出語は、常用漢字により構成される。また、中学用辞書テーブル414における説明情報は、読みと内容情報と熟語候補とによって構成される。CPU10は、説明情報のうち、内容情報を読み出して表示部30に表示させる。
図5は、中学用辞書テーブル414のデータ構成の一例を示す図である。同図のように、中学用辞書テーブル414も同様に、学年別見出語と説明情報とが対応付けて記憶されたレコードが複数集合されている。
例えば、学年別見出語「会」には、説明情報として、読み「カイ/エ/あつまる/あう/・・・」と、内容情報「2年、〔総画〕6画、〔部首〕人部、〔常読〕エ/カイ、あう・・・」と、熟語候補「会釈、会計、会遇、会食」とが対応付けられている。中学用辞書テーブル414の内容情報は、中学生の学力に合わせた内容に構成されている。例えば、「{名}」、「{動}」といった品詞を記憶したり、「アツム」といった漢文での読み方を記憶したりすることで、中学生の学力に合わせた内容の内容情報となっている。また、学年別見出語には、学年別見出語「亜」といった学年配当漢字以外の常用漢字が含まれて記憶される。
習得学年テーブル415は、見出語と習得学年とを対応付けて格納するためのデータテーブルである。習得学年とは、見出語である漢字を習得すべき就学学年であり、「1年」〜「6年」、「中学」及び「一般」として分類される。習得学年が、「1年」〜「6年」である見出語は、小学1年〜6年に習得すべき漢字のいわゆる学年配当漢字である。また、習得学年が「中学」である見出語は、中学校で習得すべき漢字(学年配当漢字以外の常用漢字)である。また、習得学年が、「一般」である見出語は、常用漢字以外の漢字である。
図6は、習得学年テーブル415のデータ構成の一例を示す図である。例えば、見出語「在」には、習得学年「5年」が対応付けられている。これは、「在」が小学5年で習得するべき学年配当漢字であることを表している。また、見出語「唖」には、習得学年「一般」が対応付けられており、常用漢字以外の漢字であることを表している。また、「釈」には、習得学年「中学」が対応付けられており、中学校で習得するべき漢字であることを表している。
上述した各辞書テーブルと、習得学年テーブル415に格納されている習得学年とは、一対一で対応しており、当該習得学年によって辞書テーブルの辞書レベルが判別される。具体的には、習得学年「1年」〜「6年」は、小1〜小6用辞書テーブル402〜412に対応しており、「中学」には中学用辞書テーブル414、「一般」には一般用辞書テーブル400が対応している。CPU10は、本実施形態に係る学年検索処理に基づいて、辞書情報を読み出す辞書テーブルを選択する。例えば、後述する学年設定操作により設定された学年に対応する辞書テーブルを選択したり、又はユーザによって選択された見出語の習得学年に対応する辞書テーブルを選択したりする。そして、選択した辞書テーブルから辞書情報を読み出して表示部30に表示させる。
このように、複数の辞書レベルに対応した一般用辞書テーブル400、小1〜小6用辞書テーブル402〜412及び中学用辞書テーブル414を適宜選択することで、ユーザの学年・学力に合った辞書情報の表示が実現される。
尚、辞書DBを小学1年〜6年、中学、一般として構成することとして説明しているが、これに限られるものではなく、例えば、小学低学年、小学高学年、中学、大学受験、一般といった辞書レベルで辞書DBを分類して構成することとしてもよい。
熟語説明情報テーブル416は、熟語と説明情報とを対応付けて格納するためのデータテーブルである。図7は、熟語説明情報テーブル416のテーブル構成の一例を示す図である。同図によれば、熟語に説明情報が対応付けられたレコードが集合されて記憶されている。例えば、熟語「会食」には説明情報「(カイショク)たくさんの人が集まっていっしょに食事をすること。」が対応付けられて格納されている。
学年検索プログラム418は、本実施形態に係る学年検索処理を実現するためのプログラムである。具体的には、CPU10によって、学年検索プログラム418が読み出され、RAM50に展開されることで、学年検索処理が実行される。
RAM50は、CPU10が実行する各種プログラムやこれらプログラムの実行に係るデータ等を一時的に保管するメモリ領域を備える。
図2によれば、RAM50は、設定学年500と、入力文字502と、学年辞書検索結果504と、学年別見出語学年506と、選択見出語508と、選択見出語学年510とを格納する。
設定学年500は、ユーザの学年設定操作によって設定された学年である。学年設定操作とは、辞書レベルを入力する操作であり、具体的には、ユーザが、学年キー58を押下して表示させた図10(b)の学年設定画面W3において、所望の学年をカーソルキー52の操作によって選択し、決定キー50を押下するまでの一連の操作である。設定学年500は、「設定なし」、「1年」〜「6年」、「中学」及び「一般」の何れか1つにより設定される。初期状態において設定学年500は、「設定なし」が設定され、この「設定なし」は、学年設定操作が為されていないことを表す。学年設定操作が為されると、選択された学年が設定学年500としてRAM50に設定される。また、設定学年500の「設定なし」以外の設定内容は、上述した習得学年と同様に、各辞書テーブルと一対一で対応している。
尚、電子辞書1にフラッシュROMを備えて、設定学年500をフラッシュROMに記憶することとしてもよい。これにより、設定学年500は、電子辞書1の初期設定情報となり、ユーザは、電子辞書1を使用するたびに学年設定操作をするといった手間を省くことができる。
入力文字502は、ユーザの文字入力キー54の押下によって入力された文字列である。
学年辞書検索結果504は、学年検索処理において利用されるワーク用のデータであり、設定学年500に対応する辞書テーブルから、入力文字502で始まる読みの学年別見出語を検索した検索結果のことである。具体的には、CPU10は、学年検索処理において、設定学年500に対応する辞書テーブルの読みのうち、入力文字502で始まる読みに対応する学年別見出語を学年辞書検索結果504としてRAM50に記憶させる。
学年別見出語学年506は、学年検索処理において利用されるワーク用のデータであり、学年別見出語の習得学年である。具体的には、CPU10は、学年検索処理において、学年辞書検索結果504の中から選択した学年別見出語の習得学年を学年別見出語学年506としてRAM50に記憶させる。
選択見出語508は、ユーザによって選択された見出語である。
選択見出語学年510は、選択見出語508の習得学年である。具体的には、CPU10は、選択見出語508の習得学年を習得学年テーブル415から読み出して、選択見出語学年510としてRAM50に記憶させる。
次に、電子辞書1の学年検索処理の動作について、図8及び図9に示すフローチャートを用いて説明する。
先ず、ユーザによって漢和キー60aが押下されたことを検知すると、CPU10は、学年検索プログラム418をROM40から読み出し、当該プログラムをRAM50に展開することで、学年検索処理を開始する。
学年検索処理を開始すると、CPU10は、ユーザによる学年設定操作が為されたか否かを判別する(ステップS1)。学年設定操作が為されたと判別した場合は(ステップS1:Yes)、学年設定操作によって選択された学年を設定学年500としてRAM50に記憶させる。また、学年設定操作が為されなかった場合は(ステップS1:No)、なにも処理を行わずステップS3へ処理を移行する。
CPU10は、ユーザにより文字が入力されるまで待機し(ステップS3)、文字が入力されたことを検知すると(ステップS3:Yes)、入力された文字を入力文字502としてRAM50に記憶させる。
そして、決定キー50が押下されたか否かを判別し(ステップS5)、押下されなかったと判別した場合は(ステップS5:No)、ステップS3へ処理を移行する。また、決定キー50が押下されたと判別した場合は(ステップS5:Yes)、学年設定操作により学年が設定されているか否かを設定学年500の設定内容により判別する(ステップS7)。
設定学年500が「設定なし」以外の「小1」〜「小6」、「中学」及び「一般」であれば、学年が設定されていると判別し、(ステップS7:Yes)、CPU10は、設定学年500に対応する辞書テーブルから入力文字502で始まる読みの学年別見出語を検索し、当該検索結果を学年辞書検索結果504としてRAM50に記憶させる(ステップS9)。
次いで、CPU10は、学年辞書検索結果504を参照して、検索結果があるか否かを判別する(ステップS11)。検索結果がないと判別した場合(ステップS11:No)、CPU10は、設定学年500に対応する辞書テーブルに入力文字502で始まる読みの学年別見出語がないこと表すメッセージ(例えば、「小学1年生用辞書には『ドウ』という読みの漢字はありません。」)を表示部30に表示させて(ステップS33)、ステップS1へ処理を移行する。
また、検索結果があると判別した場合は(ステップS11:Yes)、学年辞書検索結果504から学年別見出語を1つ選択し(ステップS13)、選択した学年別見出語と同じ見出語の習得学年を習得学年テーブル415から読み出して、学年別見出語学年506としてRAM50に記憶させる(ステップS15)。
そして、CPU10は、学年別見出語学年506と、設定学年500とが同じであるか否かを判別する(ステップS17)。学年別見出語学年506と、設定学年500とが同じであると判別した場合は(ステップS17:Yes)、ステップS13において選択した学年別見出語を枠FRで囲むことにより表示部30に特別表示させ、当該学年別見出語を学年辞書検索結果504から削除する(ステップS19)。
ステップS19の処理後、または、ステップS17において学年別見出語学年506と、設定学年500とが同じでないと判別した場合は(ステップS17:No)、学年辞書検索結果504に記憶されている学年別見出語を全て選択したか否を判別する(ステップS21)。
全て選択していないと判別した場合は(ステップS21:No)、次の学年別見出語を選択して、ステップS15の処理へ移行する。また、全て選択したと判別した場合(ステップS21:Yes)、CPU10は、学年辞書検索結果504に残っている学年別見出語を表示部30に一覧表示させる(ステップS25)。
ステップS25において表示させる学年別見出語は、設定学年500に対応する辞書テーブルから検索した検索結果のうち設定学年500以外の学年別見出語である。これは、設定学年500である学年別見出語を、ステップS19において先に表示部30に表示させており、その表示後、ステップS25において、設定学年500以外の学年別見出語を表示させるからである。このステップS15〜ステップS25の処理によって、学年辞書検索結果504の学年別見出語から設定学年500である学年別見出語のみを優先的に表示させるといった表示順番の制御が実現される。
また、設定学年500の学年別見出語を枠FRで囲んで特別表示することで、表示された学年別見出語の中から設定学年500の学年別見出語を容易に識別することが可能となる。尚、枠FRで学年別見出語を囲むことで特別表示させることとして説明したが、設定学年500の学年別見出語を設定学年500以外の漢字より大きく表示することで特別表させることとしてもよい。また、設定学年500の学年別見出語と、設定学年500以外の学年別見出語との間に境界線を設けて、それぞれの漢字を分類して表示することとしてもよい。
ステップS7において、設定学年500が「設定なし」であれば、学年が設定されていないと判別し(ステップS7:No)、CPU10は、一般用辞書テーブル400から入力文字502で始まる読みの見出語を検索し(ステップS29)、当該検索結果を表示部30に一覧表示させた後(ステップS31)、ステップS27の処理へ移行する。
ステップS25又はS31の処理後、CPU10は、学年設定操作が為されたか否かを判別し(ステップS27)、為されたと判別した場合は(ステップS27:Yes)、ステップS9の処理へ移行する。これにより、ユーザは、所望の見出語が表示されない場合等に、学年設定操作により設定学年500を変更することで、表示される見出語の内容を更新させることができる。
ステップS27において、学年設定操作が為されなかったと判別した場合(ステップS27:No)、CPU10は、表示させた見出語の中から何れかがユーザにより選択されるまで待機する(ステップS35)。
見出語が選択されたことを検知すると(ステップS35:Yes)、CPU10は、選択された見出語を選択見出語508としてRAM50に記憶させる。そして、学年が設定されているかか否かを判別し(ステップS37)、学年が設定されていないと判別した場合は(ステップS37:No)、選択見出語508と同じ見出語の習得学年を習得学年テーブル415から読み出して、選択見出語学年510としてRAM50に記憶させる(ステップS39)。
次いで、選択見出語学年510に対応する辞書テーブルから選択見出語508に対応する説明情報を読み出して、表示部30に表示させる(ステップS41)。
そして、CPU10は、ユーザによって熟語キー56が押下されたか否かを判別する(ステップS43)。熟語キー56が押下されなかったと判別した場合は(ステップS43:No)、学年検索処理を終了する。
熟語キー56が押下されたと判別した場合(ステップS43:Yes)、CPU10は、選択見出語学年510を読み出し(ステップS45)、選択見出語508と選択見出語学年510とに基づいて熟語候補を表示部30に表示させる(ステップS47)。具体的には、選択見出語学年510に対応する辞書テーブルから、選択見出語508と同じ学年別見出語を選択し、当該学年別見出語に対応する熟語候補を読み出して、表示部30に表示させる。そして、CPU10は、学年検索処理を終了させる。
また、ステップS37において学年が設定されていると判別した場合は(ステップS37:Yes)、設定学年500に対応する辞書テーブルから選択見出語508と同じ学年別見出語に対応する説明情報を読み出して表示部30に表示させた後(ステップS49)、CPU10は、ユーザによって熟語キー56が押下されたか否かを判別する(ステップS51)。
熟語キー56が押下されなかったと判別した場合は(ステップS51:No)、学年検索処理を終了する。熟語キー56が押下されたと判別した場合(ステップS51:Yes)、CPU10は、設定学年500を読み出し(ステップS53)、選択見出語508と設定学年500とに基づいて熟語候補を表示部30に表示させる(ステップS55)。具体的には、設定学年500に対応する辞書テーブルから、選択見出語508と同じ学年別見出語を選択し、当該学年別見出語に対応する熟語候補を読み出して、表示部30に表示させる。そして、CPU10は、学年検索処理を終了させる。
図10〜図14は、具体的な表示画面の画面遷移の例を示す図である。以下、ユーザの操作例と合わせて説明する。
先ず、ユーザが漢和キー60aを押下すると、表示部30には図10(a)のような漢和辞書画面W1が表示される。図10(a)において表示されている学年設定状態ST1「学年」は、学年設定操作が可能であることを表している。
ユーザが学年キー58を押下すると、表示部30には図10(b)のような学年設定画面W3が表示される。学年設定状態ST3の反転表示された「学年」は、学年設定操作中であることを表している。
ユーザが、カーソルキー52で反転表示RD1を移動し、「2年」を選択して、決定キー50を押下すると、図11(a)のような漢和辞書画面W5へ表示部30は切り替わる。学年設定状態ST5「小2」は、設定学年500が「小2」であり、検索対象とする辞書テーブルが小2用辞書テーブル404に切り替わったことを表している。
また、ユーザは図10(b)の学年設定画面W3において、「戻る」を選択して、決定キー50を押下すると、図10(a)の漢和辞書画面W1へ表示部30は切り替わる。
ユーザは、図11(a)の漢和辞書画面W5ように、文字入力キー54を押下して、入力エリアARに「あ」と入力し、決定キー50を押下すると、小学2年の学年配当漢字のうち、読みが「あ」で始まる小2漢字候補LST1が漢和辞書画面W7に表示される。この小2漢字候補LST1内の漢字は枠FRで囲まれて特別表示される。また、小2漢字候補LST1に続いて、小学1年の学年配当漢字のうち、読みが「あ」で始まる小1漢字候補LST3が表示される(図11(b))。
このとき、CPU10によって小2用辞書テーブル404を検索対象とした検索が行われる。具体的には、入力文字「あ」で始まる読みの学年別見出語「上」、「空」、「会」、「合」、「当」、「明」が小2用辞書テーブル404から読み出され、学年辞書検索結果504としてRAM50に記憶される(図8に示すステップS7→S9に相当)。設定学年500は「小2」であるので、CPU10によって、習得学年テーブル415に基づいて習得学年が「小2」である学年別見出語が選択されて表示される。この表示された学年別見出語は、CPU10によって、学年辞書検索結果504から削除される(図8に示すステップS17→S19に相当)。従って、小2漢字候補LST1が表示された時点で、学年辞書検索結果504は、「上」、「空」の2つの学年別見出語となり、当該学年別見出語が小1漢字候補LST3として表示部30に表示されるのである(図8に示すステップS21→S25に相当)。
ユーザが、反転表示RD3を移動して小2漢字候補LST3の中から「会」を選択し、決定キー50を押下すると、漢和辞書画面W9には、「会」の説明情報が表示される(図11(c))。具体的には、設定学年500である「2年」がCPU10によって読み出され、小2用辞書テーブル404から「会」に対応する説明情報が読み出される。説明情報の内容情報CT1が表示されるとともに、「会」に対応する書き順画像データ「kakijun3271.jpg」に基づいた書き順画像PCが表示される(図9に示すステップS35→S37→S49に相当)。また、熟語マークST7は、見出語の熟語を表示できる状態であることを表している。
図11(c)の漢和辞書画面W9において、ユーザが、熟語キー56を押下すると、熟語候補一覧LST5が表示される(図12(a))(図9に示すステップS51→S53〜S55に相当)。この熟語候補一覧LST5は、小2用辞書テーブル404に記憶されている「会」に対応する熟語候補である。ユーザが、カーソルキー52で反転表示RD5を移動して、熟語候補一覧LST5の中から所望の熟語を選択し、決定キー50を押下すると、選択した熟語の説明情報が熟語説明情報テーブル416から読み出されて表示される。
図12(b)は、学年設定画面W3において「5年」を選択した場合の漢和辞書画面W13の表示例である。同図のように、表示されている「会」の内容情報CT3は、小5用辞書テーブル410に記憶されている「会」に対応する内容情報に基づいた内容である。このとき、「面会・会見・会談」等といった熟語には、振り仮名を振ることで小学5年生にとって分かり易い内容の内容情報CT3としている。
図13は、学年設定操作を行わなかった場合、又は、学年設定画面W3において、「設定なし」を選択したときの漢和辞書画面の表示例である。図13(a)のように、漢和辞書画面W15の入力エリアARに「あ」と入力し、決定キー50を押下すると、一般漢字候補LST7が表示される。一般漢字候補LST7は、入力文字502「あ」で始まる読みの見出語が一般用辞書テーブル400から検索された結果の見出語である。
図13(a)の漢和辞書画面W15において、カーソルキー52で反転表示RD7を移動して「会」を選択すると、図13(b)漢和辞書画面W17のように、「会」の内容情報CT1が表示される。この内容情報CT1は、小2辞書テーブル404に記憶されている「会」に対応する内容情報に基づいた内容である。このように、学年設定操作が行われなかった場合には、選択見出語の説明情報を含む辞書テーブルのうち、最も習得学年の低い辞書テーブルから説明情報が読み出されて表示される(図9のステップS35→S37→S39→S41に相当)。
ユーザは、カーソルキー52で反転表示RD7を移動して「唖」を選択し、決定キー50を押下すると、図14(a)のように「唖」の内容情報CT5が漢和辞書画面W19に表示される。このとき、ユーザが選択した「唖」の習得学年は、図6の習得学年テーブル415において「一般」であるため、CPU10によって「唖」に対応する内容情報が一般用辞書テーブル400から読み出されて表示されている(図9に示すステップS35→S37→S39〜S41に相当)。
漢和辞書画面W19において、ユーザが、熟語キー56を押下すると、「唖」を含む熟語の熟語候補一覧LST9が漢和辞書画面W21に表示される(図14(b))(図9に示すステップS43→S45〜S47に相当)。
以上、本実施形態によれば、電子辞書1には、就学学年に合わせた見出語や説明情報で予め構成された複数の辞書テーブルと一般ユーザ向けの一般用辞書テーブル400とが内蔵されている。ユーザが、学年設定操作を行わずに入力文字を入力すると、当該入力文字で始まる読みの見出語が一般用辞書テーブル400から読み出されて表示される。この表示された見出語の中から見出語を選択すると、選択見出語の習得学年に基づいて辞書テーブルが選択され、当該辞書テーブルから説明情報が読み出されて表示される。表示された説明情報は、見出語の習得学年に合わせた内容の説明情報であるため、当該説明情報がユーザにとって分かり易いものとなる。
また、学年設定操作により学年を設定すると、設定学年に基づいた辞書テーブルから見出語が読み出されて表示される。ユーザが見出語を選択すると、選択した見出語の説明情報が、設定学年に基づいて選択された辞書テーブル読み出されて表示される。これにより、ユーザは、設定学年に基づいた見出語の一覧、及び設定学年の学習内容に合った説明情報を表示させることができる。
このように、辞書レベルの異なる複数の辞書テーブルを備え、見出語や説明情報を読み出す辞書テーブルを見出語の習得学年や設定学年に基づいて選択することにより、ユーザの学年・学力に合わせた内容の辞書情報を表示させることができる。従って、従来の情報表示制御装置のように、1つの辞書DBから読み出されて表示された辞書情報の中から、ユーザの就学学年において必要な辞書情報やユーザが分かり得る辞書情報を探し出すといった煩わさがなくなり、使い勝手の良い情報表示制御装置を実現することができる。また、ユーザが理解し易い辞書情報が表示されることにより、学習効果を向上させることができる。
また、説明情報の1つとして、熟語候補が各辞書テーブルに記憶されており、熟語キーを押下することにより、設定学年又は、表示されている見出語の習得学年に基づいて熟語候補が読み出されて表示される。これにより、見出語から派生する熟語のような語彙もユーザの学年・学力に合わせた内容で簡単に表示させることができる。
尚、本実施形態において、各辞書テーブルの説明情報の1つとして熟語候補を記憶することとして説明したが、熟語候補を各学年で分類したデータテーブルに記憶することとしてもよい。例えば、一般用熟語候補テーブル、小1〜小6用熟語候補テーブル及び中学用熟語候補テーブルといったデータテーブルに、予め熟語候補を分類して記憶する。そして、設定学年又は選択見出語の習得学年に基づいて熟語候補テーブルを選択して、熟語候補を読み出して表示させる。
また、同様に、熟語説明情報テーブルを各学年で分類したデータテーブルとして記憶してもよい。この場合、設定学年又は選択見出語の習得学年に基づいて熟語説明情報テーブルを選択し、熟語の説明情報を読み出して表示させることで、ユーザにとって分かり易い熟語の説明情報を表示させることができる。
また、熟語候補は各辞書テーブルの説明情報の1つとして記憶することとして説明したが、これに限られるものではなく、適宜変更可能である。以下に、各辞書テーブルに記憶されている熟語候補を熟語候補辞書テーブルとして記憶した場合の変形例を説明する。
〔変形例〕
変形例における電子辞書1は、図2に示したROM40及びRAM50を図15のROM42及び図16(b)のRAM52に置き換えた構成である。尚、実施形態において図2に示して説明した電子辞書1と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
図15は、変形例におけるROM42の構成の一例を示す図である。同図のように、ROM42は、一般用辞書テーブル420と、小1〜小6用辞書テーブル422〜432と、中学用辞書テーブル434と、熟語説明情報テーブル416と、学年別熟語表示プログラム442及び設定学年熟語表示プログラム444をサブルーチンとして含む学年検索プログラム440と、習得学年テーブル415とを格納する。
一般用辞書テーブル420は、見出語と、読み及び内容情報により構成される説明情報とを対応付けて格納するためのデータテーブルである。従って、一般用辞書テーブル420は、図3に示す一般用辞書テーブル400の説明情報から熟語候補を削除したデータテーブルで表される。
小1〜小6用辞書テーブル422〜432は、見出語と、読み、内容情報及び書き順画像データにより構成される説明情報とを対応付けて格納するためのデータテーブルである。例えば、小2用辞書テーブル424は、図4(a)に示す小2用辞書テーブル404の説明情報から熟語候補を削除したデータテーブルで表される。
中学用辞書テーブル434は、見出語と、読み及び内容情報により構成される説明情報とを対応付けて格納するためのデータテーブルである。従って、中学用辞書テーブル434は、図5に示す中学用辞書テーブル414の説明情報から熟語候補を削除したデータテーブルとして表される。
熟語候補テーブル438は、熟語見出語と当該熟語見出語を含む熟語の集合である熟語候補とを対応付けて格納するためのデータテーブルである。図16(a)は、熟語候補テーブル438のデータ構成の一例を示す図である。同図によれば、熟語見出語と複数の熟語候補とが対応付けられて格納されたレコードが複数集合されている。例えば、熟語見出語「会」には、「会」を含む熟語候補「会釈、会計、会遇、会食、・・・」が対応付けられて格納されている。
図16(b)は、RAM52のメモリ構成の一例を示す図である。同図によれば、RAM52は、設定学年500、入力文字502、学年辞書検索結果504、学年別見出語学年506、選択見出語508、選択見出語学年510、選択熟語候補520、選択熟語522及び選択漢字学年524を格納する。
選択熟語候補520は、CPU10によって熟語候補テーブル438から読み出された熟語候補である。選択熟語522は、選択熟語候補520から読み出された熟語である。
選択漢字学年524は、熟語を構成する各漢字の習得学年であり、CPU10によって取得されるデータである。具体的には、CPU10は、選択熟語候補520から1つ熟語を選択し、当該熟語を構成する漢字の1つを更に選択する。そして、当該漢字と同じ見出語に対応する習得学年を習得学年テーブル415から読み出して、選択漢字学年524としてRAM52に記憶させる。
次に、変形例における電子辞書1の学年検索処理の動作を説明する。
変形例における学年検索処理は、ステップS45〜S47の処理を学年別熟語表示処理に置き換え、また、ステップS53〜S55の処理を設定学年熟語表示処理に置き換えることにより実現される。
図17は、学年別熟語表示処理の動作を説明するためのフローチャートである。学年別熟語表示処理は、図9のステップS43において熟語キー56が押下されたと判別した場合に、CPU10が、ROM42から学年別熟語表示プログラム442を読み出し、RAM52に展開することで実行される。
学年別熟語表示処理を開始すると、先ず、CPU10は、選択見出語508と同じ熟語見出語を熟語候補テーブル438から選択し、当該熟語見出語に対応する熟語候補を読み出し、選択熟語候補520としてRAM52に記憶させる(ステップS100)。
そして、選択熟語候補520から熟語を1つ選択し、選択熟語522としてRAM52に記憶させる(ステップS102)。CPU10は、選択熟語522を構成する漢字を1文字選択し(ステップS104)、選択した漢字の習得学年を習得学年テーブル415から取得して、選択漢字学年524としてRAM52に記憶させる(ステップS106)。
次いで、選択漢字学年524が選択見出語学年510以下であるか否かを判別する(ステップS108)。ここで、習得学年の「中学」は、「6年」より大きく、「一般」は「中学」より大きい学年として扱う。選択見出語学年510以下でないと判別した場合は(ステップS108:No)、ステップS116へ処理を移行する。選択見出語学年510以下であると判別した場合は(ステップS108:Yes)、選択熟語522を構成する漢字を全て選択したか否かを判別する(ステップS110)。
全て選択したと判別した場合は(ステップS110:Yes)、選択熟語522を表示部30に表示させる。また、全て選択していないと判別した場合は(ステップS110:No)、次の漢字を選択して(ステップS112)、ステップS106へ処理を移行する。
ステップS108において、選択見出語学年510以下でないと判別した場合(ステップS108:No)、又はステップS114の処理の後、選択熟語候補520から熟語を全て選択したか否かを判別する(ステップS116)。全て選択していないと判別した場合(ステップS116:No)、CPU10は、選択熟語候補520から次の熟語を選択し、選択熟語522としてRAM52に格納させた後、ステップS104の処理へ移行する。また、全て選択したと判別した場合は(ステップS116:Yes)、学年別熟語表示処理を終了する。
図18は、設定学年熟語表示処理の動作を説明するためのフローチャートである。設定学年熟語表示処理は、図9のステップS51において熟語キー56が押下されたと判別した場合に、CPU10が、ROM42から設定学年熟語表示プログラム444を読み出し、RAM52に展開することで実行される。尚、図17の学年別熟語表示処理のステップと同一処理内容のステップには同一の符合を付してその説明を省略する。
設定学年熟語表示処理を開始すると、先ず、CPU10は、選択見出語508に対応する熟語候補を熟語候補テーブル438から読み出し、選択熟語候補520としてRAM52に記憶させる。そして、選択熟語候補520から熟語を1つ選択し、選択熟語522としてRAM52に記憶させる。CPU10は、選択熟語522を構成する漢字を1文字選択し、選択した漢字の習得学年を取得して、選択漢字学年524としてRAM52に記憶させる(ステップS100〜S106)。
次いで、選択漢字学年524が設定学年500以下であるか否かを判別し、設定学年500以下でないと判別した場合は、ステップS116へ処理を移行する。設定学年500以下であると判別した場合は、選択熟語522を構成する漢字を全て選択したか否かを判別する(ステップS208→S110)。
全て選択したと判別した場合は、選択熟語522を表示部30に表示させる(ステップS110→S114)。また、全て選択していないと判別した場合は、次の漢字を選択して(ステップS110→S112)、ステップS106へ処理を移行する。
ステップS208において、設定学年500以下でないと判別した場合(ステップS208:No)、又はステップS114の処理の後、選択熟語候補520から熟語を全て選択したか否かを判別し、全て選択していないと判別した場合、CPU10は、選択熟語候補520から次の熟語を選択して(ステップS116→S118)、ステップS104の処理へ移行する。また、全て選択したと判別した場合は、設定学年熟語表示処理を終了する。
例えば、学年設定操作において「2年」を選択し、図11(c)の漢和辞書画面W9で熟語キー56を押下した場合は、CPU10により設定学年熟語表示処理が実行され、熟語見出語「会」に対応する熟語候補「会釈、会計、会遇、会食、・・・」が選択熟語候補520として読み出される(図18に示すステップS100に相当)。
そして、選択熟語候補520の中から、「会釈」が選択熟語522として選択され、選択熟語522を構成する漢字「会」が選択される。「会」は、習得学年テーブル415において、習得学年が「2年」であるため、CPU10によって選択漢字学年524「2年」が設定学年500「2年」以下であると判別され、選択熟語522から「会」の次の漢字「釈」が選択される(図18に示すステップS102〜S208→S110→S112に相当)。「釈」は、習得学年テーブルにおいて、習得学年が「中学」であるため、CPU10によって選択漢字学年524「中学」が設定学年500「2年」以下でないと判別され、選択熟語候補520から次の熟語「会食」が選択熟語522として選択される(図18に示すステップS208→S116→S118に相当)。
選択熟語522「会食」を構成する漢字は「会」は、CPU10によって選択漢字学年524「2年」が設定学年500「2年」以下であると判別され、選択熟語522から次の漢字「食」が選択される。「食」は、習得学年テーブルにおいて、習得学年が「2年」であるため、CPU10によって選択漢字学年524「中学」が設定学年500「2年」以下であり、更に、選択熟語522の漢字を全て選択したと判別されて、選択熟語522「会食」は表示部30に表示される。このようにして、図12(a)の漢和辞書画面W11の表示例と同じ熟語候補一覧LST5が表示される(図18に示すステップS208→S110→S114に相当)。
また、学年設定操作を行わずに、図14(a)の漢和辞書画面W19で熟語キー56を押下した場合は、CPU10により学年別熟語表示処理が実行され、熟語見出語「唖」に対応する熟語候補「唖咽、唖嘔、唖唖、唖子、・・・」が選択熟語候補520として読み出される(図17に示すステップS100に相当)。
そして、選択熟語候補520の中から、「唖咽」が選択熟語522として選択され、選択熟語522を構成する漢字「唖」が選択される。「唖」は、習得学年テーブル415において、習得学年が「一般」であるため、CPU10によって選択漢字学年524「一般」が選択見出語学年510「一般」以下であると判別され、選択熟語522から次の漢字「咽」が選択される(図17に示すステップS102〜S108→S110→S112に相当)。「咽」も、習得学年が「一般」であるため、CPU10によって選択漢字学年524「一般」が選択見出語学年510「一般」以下であり、更に、選択熟語522の漢字を全て選択したと判別されて、選択熟語522「唖咽」は表示部30に表示される(図17に示すステップS106〜S108→S110→S114に相当)。
同様にして、「唖嘔」、「唖唖」、「唖子」を構成する漢字の習得学年は、選択見出語学年510「一般」以下であると判別され、図14(b)の漢和辞書画面W21の表示例と同じ熟語候補一覧LST9が表示される。
以上、変形例によれば、熟語を構成する漢字1つ1つの習得学年を習得学年テーブル415から取得し、設定学年500又は選択見出語学年510と比較することで、熟語を表示するか否かの判定が行われる。漢字1つ1つの習得学年が設定学年500以下であるとして表示された熟語は、ユーザの設定した学年以下の習得学年の漢字によって構成される熟語である。また、漢字1つ1つの習得学年が選択見出語学年510以下であるとして表示された熟語は、選択した見出語の習得学年以下の漢字によって構成される熟語である。従って、熟語を構成する1つ1つの漢字の習得学年によって、設定学年や選択見出語の習得学年といった一定基準で判定された熟語を表示させることができる。
また、実施形態においては各辞書テーブル内に熟語候補を記憶しており、重複して記憶してしまう熟語候補があったが、変形例のように熟語候補テーブル438にまとめて熟語候補を記憶することで、内蔵メモリを効率的に使用することができる。
また、本実施形態において、学年検索処理の検索対象を漢和辞書DBとして説明したが、これに限られるものではなく、適宜設計変更可能である。例えば、英和辞書DBを学年検索処理の検索対象とした電子辞書を設計してもよい。一般に、英和辞書DBの見出語である英単語は、星印の数で単語の習得学年が表される。例えば、星印が3つであれば中学学習語、2つであれば高校学習語、1つであれば大学生・社会人に必要な語、星印がなければ重要度の低いその他の単語とするように、最大3つまでの星印を付すことで英単語の習得学年が判別される。この星印の数によって英和辞書DBを、中学学習語(星印3つ)の辞書テーブル、高校学習語(星印2つ)の辞書テーブル、大学生・社会人に必要な語(星印1つ)の辞書テーブル、その他の語(星印なし)の辞書テーブルといったように予め構成された各辞書テーブルを電子辞書に内蔵する。そして、星印の数によって辞書テーブルを選択し、当該辞書テーブルから説明情報を読み出して、表示することで、実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、英和辞書DBの成句及び用例においては、成句及び用例を構成する英単語それぞれの星印の数を参照する。そして、所定の数以上の英単語のみによって構成される成句又は用例を表示することで、変形例と同様の効果を得ることができる。
また、英和辞書DBにおいては、成句にも星印が付されているため、星印の数ごとに成句を分類したデータテーブルを構成することで、適切な成句を表示することができる。例えば、星印3つの英単語「go」の成句「go by」には、一般に星印の数は付されておらず、重要度の低い成句として英和辞書DBでは扱われている。変形例の熟語の判定のように、成句を構成する英単語それぞれの星印の数を参照することで、表示する成句を選択したとすると、「go by」を構成する「by」の星印の数は3つであるため、「go by」の星印の数は3つと判定されてしまう。そこで、上述したように星印の数によって分類した成句のデータテーブルを設ければ、「go by」は星印がない重要度の低い成句として選択され、星印の数に基づいた適切な表示が可能となる。
また、実施形態では電子辞書等を含む電子辞書を適用例として説明したが、このような製品に限定されず、携帯電話、パソコン、電子時計、PDA(Personal Digital Assistants)等の電子機器全般に適用可能である。
また、実施形態では、電子辞書1を、単体で動作するいわゆるスタンドアローン型の装置として説明したが、本発明が適用可能な装置はこれに限られるものではなく、以下のようにしてもよい。即ち、通信装置を内蔵或いは接続可能に構成し、サーバと通信することによって本発明に係る装置を実現することも可能である。
図19は、通信装置を内蔵した電子辞書端末800と、サーバ900とが通信回線Nを介して通信可能に接続されたシステム構成の概略構成例を示す図である。サーバ900は、例えば、汎用のワークステーションやサーバ用コンピュータ等によって構成されるものであり、電子辞書端末800は、携帯電話機や、通信装置を内蔵したパソコン、通信装置を内蔵した電子辞書等により構成されるものである。通信回線Nは、有線/無線の電話網やインターネット網等である。
図19において、実施形態の電子辞書1の主要機能を有する機能ブロックを太線で示した。例えば、実施形態における電子辞書1のCPU10が実行する学年検索処理等は、サーバ900のCPU902が実行する。また、ROM40が記憶する各種データや各種プログラム等は、サーバ900が備えるハードディスク等から構成される記憶部914が記憶する。また、学年検索処理等の実行に伴うデータはサーバ900のRAM906が記憶する。
一方、電子辞書1の入力部20及び表示部30は、それぞれ、電子辞書端末800の入力部808及び表示部810に相当する。
すなわち、サーバ900がホスト(或いはサーバ)、電子辞書端末800が端末(或いはクライアント)に相当するホスト・端末のシステム(或いはクライアント/サーバ型のシステム)を形成する。そして、電子辞書端末800の入力部808から入力された入力文字や見出語候補の中から見出語を選択するための選択信号、学年設定操作によって選択された学年等が通信装置812を介してサーバ900に送信される。サーバ900のCPU902は、記憶部914に記憶された各種データ及び各種プログラムに従って学年検索処理等を実行し、通信装置912を通じて見出語候補や説明情報等の処理結果を電子辞書端末800に送信して表示部810に表示させる。このように、サーバ900及び電子辞書端末800から構成されるシステムで、本発明を実現することも可能である。この場合、電子辞書端末800においては、各辞書テーブルや学年検索プログラム418等を記憶しておく必要がなく、また学年検索処理等を実行する必要もない。このため、演算処理能力が比較的低いCPU802や、記憶容量等が比較的小さいROM804等を具備する電子辞書端末800(例えば携帯電話)であってもよい。
(a)は電子辞書の概観図の一例、(b)は電子辞書のキー配列の一例を示す図。 電子辞書の機能構成を示すブロック図。 一般用辞書テーブルのデータ構成の一例を示す図。 (a)は小2用辞書テーブル、(b)は小5用辞書テーブルのデータ構成の一例を示す図。 中学用辞書テーブルのデータ構成の一例を示す図。 習得学年テーブルのデータ構成の一例を示す図。 熟語説明情報テーブルのデータ構成の一例を示す図。 実施形態における学年検索処理を説明するための第1のフローチャート。 実施形態における学年検索処理を説明するための第2のフローチャート。 実施形態における電子辞書の画面例を示す第1の図。 実施形態における電子辞書の画面例を示す第2の図。 実施形態における電子辞書の画面例を示す第3の図。 実施形態における電子辞書の画面例を示す第4の図。 実施形態における電子辞書の画面例を示す第5の図。 変形例におけるROMの構成の一例を示す図。 変形例における(a)は熟語候補テーブルのデータ構成の一例、(b)はRAMの構成の一例を示す図。 変形例における学年別熟語表示処理を説明するためのフローチャート。 変形例における設定学年熟語表示処理を説明するためのフローチャート。 電子辞書端末とサーバとで構成されるシステムの概略構成例を示す図。
符号の説明
1 電子辞書
3 ディスプレイ
5 操作入力キー群
10 CPU
20 入力部
30 表示部
70 バス
400 一般用辞書テーブル
404 小2用辞書テーブル
410 小5用辞書テーブル
414 中学用辞書テーブル
415 習得学年テーブル
416 熟語説明情報テーブル
418 学年検索プログラム

Claims (12)

  1. 複数の辞書レベルに対応して、各辞書レベル以下の見出語と当該見出語の説明情報とを対応付けて、各辞書レベルごとの辞書情報として記憶する記憶手段と、
    入力文字を入力する入力手段と、
    この入力手段により入力された入力文字に適合する見出語を前記各辞書情報に含まれる見出語の中から抽出して見出語候補として表示する制御を行う候補表示制御手段と、
    この候補表示制御手段により表示制御された見出語候補の中から何れかの見出語を選択する選択手段と、
    この選択手段により選択された見出語を含む辞書情報のうち、辞書レベルが最も低い辞書情報から、前記選択された見出語に対応する説明情報を読み出して表示する制御を行う説明情報表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とする情報表示制御装置。
  2. 辞書レベルを入力するレベル入力手段を更に備え、
    前記候補表示制御手段は、前記入力手段により入力された入力文字に適合する見出語を前記レベル入力手段により入力された辞書レベルの辞書情報から抽出して見出語候補として表示する制御を行うレベル指定候補表示制御手段を有し、
    前記説明情報表示制御手段は、前記選択手段により選択された見出語に対応する説明情報を、前記レベル入力手段により入力された辞書レベルの辞書情報から読み出して表示する制御を行うレベル指定説明情報表示制御手段を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報表示制御装置。
  3. 複数の辞書レベルに対応して、各辞書レベル以下の見出語と当該見出語の説明情報とを対応付けて、各辞書レベルごとの辞書情報として記憶する記憶手段と、
    辞書レベルを入力するレベル入力手段と、
    入力文字を入力する入力手段と、
    この入力手段により入力された入力文字に適合する見出語を前記レベル入力手段により入力された辞書レベルの辞書情報から抽出して見出語候補として表示する制御を行うレベル指定候補表示制御手段と、
    このレベル指定候補表示制御手段により表示制御された見出語候補の中から何れかの見出語を選択する選択手段と、
    この選択手段により選択された見出語に対応する説明情報を、前記レベル入力手段により入力された辞書レベルの辞書情報から読み出して表示する制御を行うレベル指定説明情報表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とする情報表示制御装置。
  4. 前記レベル指定候補表示制御手段は、前記入力文字に適合する見出語であって、当該見出語に対応する説明情報に含まれる文字列のうち、前記入力された辞書レベルを超える文字が含まれていない文字列を、前記入力された辞書レベルの辞書情報から抽出して表示する制御を行う手段であることを特徴とする請求項3に記載の情報表示制御装置。
  5. 前記各辞書情報に含まれる見出語毎の習得学年レベルを記憶する習得学年レベル記憶手段と、
    習得学年レベルを入力する習得学年レベル入力手段と、
    を更に備え、
    前記レベル指定候補表示制御手段は、前記入力された入力文字に適合する見出語であって、前記入力された習得学年レベル以下の見出語を、前記習得学年レベル記憶手段の記憶内容を参照して前記入力された辞書レベルの辞書情報の中から抽出し、見出語候補として表示する制御を行う習得学年レベル以下候補表示制御手段を有する、
    ことを特徴とする請求項2〜4の何れか一項に記載の情報表示制御装置。
  6. 辞書レベルを入力するレベル入力手段を更に備え、
    前記候補表示制御手段は、前記入力手段により入力された入力文字に適合する見出語を前記各辞書情報に含まれる見出語から抽出し、抽出した見出語が前記レベル入力手段により入力された辞書レベルの辞書情報に含まれる見出語か否かに応じて表示順番を制御する表示順番制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載の情報表示制御装置。
  7. 所定の通信回線を介して利用者端末と通信可能に接続されたサーバにおいて、
    複数の辞書レベルに対応して、各辞書レベル以下の見出語と当該見出語の説明情報とを対応付けて、各辞書レベルごとの辞書情報として記憶する記憶手段と、
    前記利用者端末から入力文字を受信する入力文字受信手段と、
    この入力文字受信手段により受信された入力文字に適合する見出語を前記各辞書情報に含まれる見出語の中から抽出して見出語候補として前記利用者端末に送信する見出語候補送信手段と、
    この見出語候補送信手段により送信された見出語候補の中から何れかの見出語を選択するための選択信号を前記利用者端末から受信する選択信号受信手段と、
    この選択信号受信手段により受信された選択信号によって選択された見出語を含む辞書情報のうち、辞書レベルが最も低い辞書情報から、前記選択された見出語に対応する説明情報を読み出して前記利用者端末に送信する説明情報送信手段と、
    を備えたことを特徴とするサーバ。
  8. 所定の通信回線を介して利用者端末と通信可能に接続されたサーバにおいて、
    複数の辞書レベルに対応して、各辞書レベル以下の見出語と当該見出語の説明情報とを対応付けて、各辞書レベルごとの辞書情報として記憶する記憶手段と、
    前記利用者端末から辞書レベルを受信するレベル受信手段と、
    前記利用者端末から入力文字を受信する入力文字受信手段と、
    この入力文字受信手段により受信された入力文字に適合する見出語を前記レベル受信手段により受信された辞書レベルの辞書情報から抽出して見出語候補として前記利用者端末に送信するレベル指定候補送信手段と、
    このレベル指定候補送信手段により送信された見出語候補の中から何れかの見出語を選択する選択信号を受信する選択信号受信手段と、
    この選択信号受信手段により受信された選択信号によって選択された見出語に対応する説明情報を、前記レベル受信手段により受信された辞書レベルの辞書情報から読み出して前記利用者端末に送信するレベル指定説明情報送信手段と、
    を備えたことを特徴とするサーバ。
  9. コンピュータに、
    複数の辞書レベルに対応して、各辞書レベル以下の見出語と当該見出語の説明情報とを対応付けて、各辞書レベルごとの辞書情報として記憶する記憶機能と、
    入力文字を入力する入力機能と、
    この入力機能により入力された入力文字に適合する見出語を前記各辞書情報に含まれる見出語の中から抽出して見出語候補として表示する制御を行う候補表示制御機能と、
    この候補表示制御機能により表示制御された見出語候補の中から何れかの見出語を選択する選択機能と、
    この選択機能により選択された見出語を含む辞書情報のうち、辞書レベルが最も低い辞書情報から、前記選択された見出語に対応する説明情報を読み出して表示する制御を行う説明情報表示制御機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  10. コンピュータに、
    複数の辞書レベルに対応して、各辞書レベル以下の見出語と当該見出語の説明情報とを対応付けて、各辞書レベルごとの辞書情報として記憶する記憶機能と、
    辞書レベルを入力するレベル入力機能と、
    入力文字を入力する入力機能と、
    この入力機能により入力された入力文字に適合する見出語を前記レベル入力機能により入力された辞書レベルの辞書情報から抽出して見出語候補として表示する制御を行うレベル指定候補表示制御機能と、
    このレベル指定候補表示制御機能により表示制御された見出語候補の中から何れかの見出語を選択する選択機能と、
    この選択機能により選択された見出語に対応する説明情報を、前記レベル入力機能により入力された辞書レベルの辞書情報から読み出して表示する制御を行うレベル指定説明情報表示制御機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  11. 所定の通信回線を介して利用者端末と通信可能に接続されたサーバに、
    複数の辞書レベルに対応して、各辞書レベル以下の見出語と当該見出語の説明情報とを対応付けて、各辞書レベルごとの辞書情報として記憶する記憶機能と、
    前記利用者端末から入力文字を受信する入力文字受信機能と、
    この入力文字受信機能により受信された入力文字に適合する見出語を前記各辞書情報に含まれる見出語の中から抽出して見出語候補として前記利用者端末に送信する見出語候補送信機能と、
    この見出語候補送信機能により送信された見出語候補の中から何れかの見出語を選択するための選択信号を前記利用者端末から受信する選択信号受信機能と、
    この選択信号受信機能により受信された選択信号によって選択された見出語を含む辞書情報のうち、辞書レベルが最も低い辞書情報から、前記選択された見出語に対応する説明情報を読み出して前記利用者端末に送信する説明情報送信機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  12. 所定の通信回線を介して利用者端末と通信可能に接続されたサーバに、
    複数の辞書レベルに対応して、各辞書レベル以下の見出語と当該見出語の説明情報とを対応付けて、各辞書レベルごとの辞書情報として記憶する記憶機能と、
    前記利用者端末から辞書レベルを受信するレベル受信機能と、
    前記利用者端末から入力文字を受信する入力文字受信機能と、
    この入力文字受信機能により受信された入力文字に適合する見出語を前記レベル受信機能により受信された辞書レベルの辞書情報から抽出して見出語候補として前記利用者端末に送信するレベル指定候補送信機能と、
    このレベル指定候補送信機能により送信された見出語候補の中から何れかの見出語を選択する選択信号を受信する選択信号受信機能と、
    この選択信号受信機能により受信された選択信号によって選択された見出語に対応する説明情報を、前記レベル受信機能により受信された辞書レベルの辞書情報から読み出して前記利用者端末に送信するレベル指定説明情報送信機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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