JP2005249542A - 幅測定方法及び幅測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 搬送ライン上の被測定物の幅を、上流側で迅速かつ高精度に測定可能とする幅測定方法及び幅測定装置の提供。
【解決手段】 上流側へ傾斜する光軸28aと鋼板14の搬送方向と直交する視野26aを持つ第1の画像入力機器24a、鋼板14の搬送方向の視野26bを持つ第2の画像入力機器24b、演算部34から幅測定装置22を構成し、視野26bを視野26aよりも上流側まで延長し、演算部34によって、視野26aに鋼板14のエッジ17が入ってから、視野26aに鋼板14のエッジ19が入るまでに、鋼板14が搬送されるべき距離Lを計算し、第2の画像入力機器24bにより鋼板14が実際に搬送される距離が距離Lとなる第2のタイミングを検出し、第2のタイミング以降、第1の画像入力機器24aの受光時間を制御し、第2のタイミング以降に第1の画像入力機器24aが鋼板14より取得した情報から、鋼板14の幅を算出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、搬送ラインを搬送されてくる被測定物の幅を測定する幅測定方法及び幅測定装置に関するものである。
近年、様々な製品の製造工程においてオートメーション化が進んでおり、オートメーション化が高度に進んだ製造工程では、製造工程に供給される原料に対して厳格な寸法形状を要求する場合が多い。例えば、高度にオートメーション化された製造工程に、鋼板を原料として供給する場合、原料の鋼板の寸法形状を高精度に管理する。このため、製鉄所の熱間圧延工程において鋼板を製造する際、圧延機を出た鋼板の寸法形状を測定し、その測定結果に基づいて圧延機等の熱間圧延工程の各機器を制御し、鋼板の寸法形状を高精度に維持している。
圧延機を出た鋼板は赤熱して高温となっているが、鋼板の製造効率を高めるために、高温状態にある鋼板の寸法形状を非接触でオンライン計測し、その計測結果に基づいて直ちに熱間圧延工程の各機器を制御することが望ましい。高温状態の鋼板の寸法形状を非接触で計測する技術として、1次元CCDカメラ等の画像入力機器を用いて鋼板の1次元画像を撮像し、取得した画像データを解析して鋼板の幅等の寸法形状を算出するものがある(例えば、特許文献1、非特許文献1、非特許文献2を参照)。
図6及び図7に示すように、複数の搬送ロール11が並ぶ搬送ライン10の上流側に、圧延機12を設置し、1次元CCDカメラ24cを圧延機12の下流側の搬送ライン10上方に設置し、1次元CCDカメラ24cの視野26cを鋼板14の幅方向とし、1次元CCDカメラ24cで鋼板14を幅方向に走査し、鋼板14の幅方向の1次元画像を撮像し、取得した画像データD3を演算装置32へ送る。また、1次元CCDカメラ24cの光軸28cは搬送ライン10に対して垂直となっている。したがって、搬送ライン10上で鋼板14の一部が反り返る等して浮き上がっていても、鋼板14の浮き上がり量に影響されることなく、1次元CCDカメラ24cは、1次元CCDカメラ24cの直下に位置する鋼板14の上面18の画像データD3のみを取得可能に構成されている。なお、図7中において、圧延機12の図示は省略されている。
そして、1次元CCDカメラ24cが取得した鋼板14の上面18の画像データD3を、演算装置32が鋼板14の幅方向に解析し、鋼板14の幅を算出する。具体的には、演算装置32において、鋼板14の上面18の輝度の変化を幅方向に連続して求め、輝度の変化波形C1を求め(図8(i)を参照)、この輝度の変化波形C1を微分して微分波形C2を得る(図8(ii)を参照)。求められた輝度の変化波形C1中で、鋼板14の上面18が存在する部分は輝度が大きく現れている。したがって、輝度の変化波形C1を微分すると、鋼板14の上面18の幅方向両側のエッジ20に相当する位置にピークが現れる。このピークの位置から、エッジ20の位置を特定でき、特定されたエッジ20間の距離から鋼板14の幅を算出できる。
なお、1次元CCDカメラ24cの受光状態を適切な状態に維持し、1次元CCDカメラ24cが取得する画像データD3において、輝度が弱くなりすぎたり、輝度が飽和してしまうことを防止する必要がある。このため、1次元CCDカメラ24cの受光時間や絞りを調整している。
特開平6−288712号公報 中井康秀、外3名、「赤熱鋼板用光学的幅計の開発」、鉄と鋼、社団法人日本鉄鋼協会、1984年、第70年第9号、p.82〜86 安達祐司、外3名、「高速高精度なレーザー走査型光波距離計の開発−熱間厚鋼板幅および端面プロフィル計測への応用−」、計測と制御、財団法人計測自動制御学会、1993年6月、第32巻、第6号、p.511左欄及び図1
鋼板14の寸法形状の測定位置を搬送ライン10の上流側に移動させると、測定結果を早く得ることができ、搬送ライン10の上流側にある圧延機12等の機器を制御するタイミングが早くなり、圧延ロス時間を削減でき、圧延能率が向上する。しかしながら、圧延機12の直近の環境中には蒸気等が存在し、1次元CCDカメラ24cを圧延機12の直近に設置すると、1次元CCDカメラ24cのレンズが曇る等しやすく、1次元CCDカメラ24cが取得する画像データD3の精度が低下しやすい。したがって、1次元CCDカメラ24cを搬送ライン10の上流側へ設置することには限界がある。
また、1次元CCDカメラ24cを圧延機12から距離をおいて下流側に設置し、1次元CCDカメラ24cの光軸28cを上流側へ向け、鋼板14の寸法形状の測定位置を上流側に移動させることが考えられる。しかし、これは以下の問題が生じて好ましくない。
すなわち、1次元CCDカメラ24cの光軸28cを上流側へ向けると、鋼板14の下流側端面16が1次元CCDカメラ24cの視野26c内に入り、鋼板14の下流側端面16の画像データをも1次元CCDカメラ24cが画像データD3として取得してしまう。鋼板14の幅を測定するのに必要な画像データD3は、鋼板14の上面18の画像データD3であり、鋼板14の下流側端面16の画像データD3は、鋼板14の幅を測定するためには用いられず、不要である。鋼板14の厚さが薄い場合、鋼板14の下流側端面16が1次元CCDカメラ24cの視野26c内に入る時間はきわめて短く、鋼板14の下流側端面16の画像データD3の量もきわめて少なく無視することも可能である。しかし、鋼板14の厚さが厚くなると、鋼板14の下流側端面16が1次元CCDカメラ24cの視野26c内に入る時間が長くなり、鋼板14の下流側端面16の画像データD3の量が多くなり、これを無視しきれなくなってしまう。
また、鋼板14の一部が浮き上がっている場合、浮き上がった部分が1次元CCDカメラ24cの視野26c内に入るタイミングが、その浮き上がり量によって前後して変化する。このため、1次元CCDカメラ24cが取得した画像データD3と、画像データD3が取得された鋼板14上の位置とを、互いに一致させることが難しくなり、鋼板14上で幅を測定された位置が正確に特定されないこととなる。
さらに、鋼板14の下流側端面16は、鋼板14の下面21の下流側端のエッジ17近傍よりも高温となっており、下流側端面16の輝度は、下面21の下流側端のエッジ17近傍の輝度よりも大きい。このため、鋼板14の下流側端のエッジ17から画像データD3を取得した1次元CCDカメラ24cが、連続して鋼板14の下流側端面16から画像データD3を取得する場合、鋼板14の下流側端面16で1次元CCDカメラ24cの受光時間や絞りの制御が輝度の変化に追いつかず、1次元CCDカメラ24cが取得する画像データD3中で輝度の飽和が生じやすい。
画像データD3中で輝度の飽和が生じると、画像データD3から得られる輝度の変化波形C1において、輝度の飽和を生じている部分の波形が他の部分の波形にも影響する(図9(i)を参照)。かかる輝度の変化波形C1を微分して微分波形C2を得ても、微分波形C2中のピークの位置が鋼板14の上面18の幅方向両側のエッジ20の位置と正確に対応しておらず、エッジ20の位置を誤って特定することとなる(図9(ii)を参照)。鋼板14の下流側端面16における1次元CCDカメラ24cの受光時間や絞りの制御が適切なものとなっていない場合、これらを適切なものとするためにはある程度の調整時間が必要である。この調整時間中も鋼板14は搬送されているので、受光時間や絞りの制御が適切なものとなる前に、1次元CCDカメラ24cが鋼板14の上面18の下流側端のエッジ19近傍から画像データD3を取得してしまう。したがって、鋼板14の上面18の下流側端のエッジ19近傍においても、1次元CCDカメラ24cの受光時間や絞りの制御が適切なものとならず、鋼板14の幅を高精度に算出できない。
本発明は、上記した従来の技術の問題点を除くためになされたものであり、その目的とするところは、搬送ラインを搬送される被測定物の幅を、搬送ラインの上流側で迅速かつ高精度に測定可能とする幅測定方法及び幅測定装置を提供することである。
本発明はその課題を解決するために以下のような構成をとる。請求項1の発明に係る幅測定方法は、搬送ライン上を搬送されてくる被測定物の幅測定方法であって、搬送ライン上方から被測定物をその搬送方向と交差する方向に走査する第1の画像入力機器の視野よりも、搬送ライン上方から被測定物をその搬送方向に走査する第2の画像入力機器の視野を、搬送ラインの上流側まで延長するとともに、第1の画像入力機器から搬送ラインへ至る光軸を搬送ラインの上流側へ向けて傾斜させ、第1の画像入力機器の視野内に被測定物の下流側端面の下端のエッジが入る第1のタイミングから、第1の画像入力機器の視野内に被測定物の上面の下流側端のエッジが入る第2のタイミングまでに、被測定物が搬送ライン上を搬送されるべき距離を計算し、第1のタイミングを起点として、被測定物が実際に搬送ライン上を搬送される距離を第2の画像入力機器により計測して、第2のタイミングを捉え、第1の画像入力機器が第2のタイミング以降に被測定物を走査して取得した情報から、被測定物の上面の幅方向両側のエッジを検出し、検出したエッジの位置から被測定物の幅を算出する。
請求項1の発明によると、第2の画像入力機器の視野が、第1の画像入力機器の視野よりも、搬送ラインの上流側まで延長されているので、搬送ライン上を搬送されてくる被測定物は、第2の画像入力機器の視野内に入ってから、第1の画像入力機器の視野内に入る。また、第1の画像入力機器から搬送ラインへ至る光軸を搬送ラインの上流側へ向けて傾斜させているので、被測定物の下流側端面の下端のエッジ、被測定物の下流側端面、被測定物の上面の下流側端のエッジ、被測定物の上面が、順番に第1の画像入力機器の視野内に入る。
第1の画像入力機器の視野内に被測定物の下流側端面の下端のエッジが入る第1のタイミングから、第1の画像入力機器の視野内に被測定物の上面の下流側端のエッジが入る第2のタイミングまでに、被測定物が搬送ライン上を搬送されるべき距離は、被測定物の厚さと、第1の画像入力機器の光軸と搬送ラインとがなす角度とから算出できる。
そして、被測定物が搬送ライン上を実際に搬送される距離を第2の画像入力機器により検出して、第2のタイミングを捉えることができる。被測定物が搬送ライン上を実際に搬送される距離を第2の画像入力機器が検出し、この検出された距離を第1のタイミングから第2のタイミングまでの間に被測定物が搬送されるべき距離と比較しているだけであり、被測定物が搬送ライン上で浮き上がっているか否かが、第2のタイミングを正確に捉えることに影響することはない。
第2のタイミング以降、第1の画像入力機器の視野内に入っているのは被測定物の上面である。第2のタイミング以降に第1の画像入力機器が被測定物から取得した情報を解析して、被測定物の上面の幅方向両側のエッジを検出でき、検出したエッジの位置から被測定物の幅を算出できる。
なお、第1の画像入力機器が走査する方向と被測定物の搬送方向とが交差する角度は、90°であることが最も好ましい。
請求項2の発明に係る幅測定方法は、請求項1に記載の幅測定方法であって、前記第2のタイミングを起点として、第1の画像入力機器の受光状態の制御を開始する。
第2のタイミングよりも前に第1の画像入力機器が取得する情報は、被測定物の上面から取得されるものではなく、被測定物の上面の幅方向両側のエッジに関する情報を含んでいない。第2のタイミング以降に第1の画像入力機器が被測定物から取得した情報は、被測定物の上面から取得されるものであり、被測定物の上面の幅方向両側のエッジに関する情報を含む。したがって、第2のタイミングから、第1の画像入力機器の受光状態の制御を開始することにより、第1の画像入力機器は被測定物の幅を算出するのに必要な情報を適切な受光状態の下で取得できる。
また、第2のタイミングよりも前には、第1の画像入力機器の受光状態の制御していないので、第2のタイミング以降の第1の画像入力機器の受光状態の制御が、第2のタイミングよりも前の第1の画像入力機器の受光状態の制御に影響されることはなく、制御に遅れが生じることが防止される。したがって、第1の画像入力機器が取得する被測定物の上面の下流側端のエッジ近傍から取得される情報中で、輝度の飽和等が生じることは防止される。
請求項3の発明に係る幅測定方法は、請求項2に記載の幅測定方法であって、第1の画像入力機器の受光時間を制御することにより、第1の画像入力機器の受光状態の制御を行う。
請求項3の発明によると、被測定物の上面から第1の画像入力機器に入る光量が少なすぎる場合、第1の画像入力機器の受光時間を長くし、第1の画像入力機器が取得する情報中で受光量の不足が生じることを防止できる。被測定物の上面から第1の画像入力機器に入る光量が多すぎる場合、第1の画像入力機器の受光時間を短くし、第1の画像入力機器が取得する情報中で輝度の飽和等が生じることを防止できる。
請求項4の発明に係る幅測定方法は、請求項2に記載の幅測定方法であって、第1の画像入力機器が有する絞り機構を制御することにより、第1の画像入力機器の受光状態の制御を行う。
請求項4の発明によると、被測定物の上面から第1の画像入力機器に入る光量が少なすぎる場合、絞り機構を開放し、第1の画像入力機器が取得する情報中で受光量の不足が生じることを防止できる。被測定物の上面から第1の画像入力機器に入る光量が多すぎる場合、絞り機構を絞り込み、第1の画像入力機器の受光時間を短くし、第1の画像入力機器が取得する情報中で輝度の飽和等が生じることを防止できる。
請求項5の発明に係る幅測定方法は、請求項1から請求項4のいずれか1つの請求項に記載の幅測定方法であって、第1の画像入力機器から搬送ラインへ至る光軸と、搬送ラインとがなす角度を50〜70°とする。
請求項5の発明において、第1の画像入力機器から搬送ラインへ至る光軸を搬送ラインの上流側へ向けると、第1の画像入力機器の視野は、搬送ラインの上流側へ移動し、第1の画像入力機器による走査位置が、搬送ラインの上流側へ移動する。第1の画像入力機器による走査位置を上流側に移動させると、被測定物の幅の測定を搬送ラインの上流側に存在する機器の近くで行うことが可能となり、被測定物の幅の測定結果を上流側の機器の制御に迅速に反映させることができる。また、搬送ラインの上流側の環境が第1の画像入力機器にとって好ましいものではない場合であっても、第1の画像入力機器を搬送ラインの下流側に位置させたまま、第1の画像入力機器は搬送ラインの上流側にある被測定物を走査できる。
第1の画像入力機器の光軸と搬送ラインの面とがなす角度を50°よりも小さくすると、被測定物の上面の単位面積から第1の画像入力機器へ入る光量が少なくなり好ましくない。また、第1の画像入力機器の光軸と搬送ラインの面とがなす角度を70°よりも大きくすると、第1の画像入力機器の視野が搬送ラインの上流側へほとんど移動せず、好ましくない。したがって、第1の画像入力機器の光軸と搬送ラインの面とがなす角度を50〜70°とすることが好ましい。なお、第1の画像入力機器の光軸と搬送ラインの面とがなす角度において、最も好ましい角度は56°である。
請求項6の発明に係る幅測定方法は、請求項1から請求項5のいずれか1つの請求項に記載の幅測定方法であって、第2の画像入力機器から搬送ラインへ至る光軸と、搬送ラインとがなす角度を45〜60°とする。
請求項6の発明によると、第2の画像入力機器から搬送ラインへ至る光軸を搬送ラインの上流側に向けると、第2の画像入力機器の視野が搬送ラインの上流側へ延長され、第2の画像入力機器による走査範囲が搬送ラインの上流側まで延長されて、第2の画像入力機器による情報の取得範囲が搬送ラインの上流側まで延長される。第2の画像入力機器による情報の取得範囲を上流側に延長することで、被測定物からの情報の取得を搬送ラインの上流側に存在する機器の近くで行うことが可能となる。また、搬送ラインの上流側の環境が第2の画像入力機器にとって好ましいものではない場合であっても、第2の画像入力機器を搬送ラインの下流側に位置させたまま、第2の画像入力機器は搬送ラインの上流側にある被測定物を走査できる。
第2の画像入力機器の光軸と搬送ラインの面とがなす角度を45°よりも小さくすると、第2の画像入力機器の分解能が視野の上流側部分において悪くなってしまい、好ましくない。また、第2の画像入力機器の光軸と搬送ラインの面とがなす角度を60°よりも大きくすると、第2の画像入力機器の視野が搬送ラインの上流側へほとんど移動せず、好ましくない。したがって、第2の画像入力機器の光軸と搬送ラインの面とがなす角度を45〜60°とすることが好ましい。なお、第2の画像入力機器の光軸と搬送ラインの面とがなす角度において、最も好ましい角度は50°である。
請求項7の発明に係る幅測定装置は、搬送ライン上を搬送されてくる被測定物の幅測定装置であって、搬送ライン上方に、被測定物の搬送方向と交差する方向の視野を有する第1の画像入力機器と、第1の画像入力機器の視野よりも上流側まで延長されており、且つ、被測定物の搬送方向の視野を有する第2の画像入力機器とを備え、第1の画像入力機器は搬送ラインの上流側へ向けて傾斜する光軸を有し、第1の画像入力機器の視野内に被測定物の下流側端面の下端のエッジが入ってから、第1の画像入力機器の視野内に被測定物の上面の下流側端のエッジが入るまでに、被測定物が搬送ライン上を搬送されるべき距離を計算し、第1の画像入力機器の視野内に被測定物の下流側端面の下端エッジが入る第1のタイミングを起点として、被測定物が実際に搬送ライン上を搬送される距離を第2の画像入力機器により計測し、この計測された距離が前記計算された距離となる第2のタイミングを検出し、第1の画像入力機器が第2のタイミング以降に被測定物を走査して取得した情報から、被測定物の上面の幅方向両側のエッジを検出し、検出したエッジの位置から被測定物の幅を算出する演算部を備える。
請求項7の発明により、請求項1に記載の発明が実施される。
なお、第1の画像入力機器の設置基数は、1基であっても、複数基であってもよい。ただし、第1の画像入力機器の視野内に被測定物の上面の幅方向両側のエッジが入るように第1の画像入力機器の設置基数を決定する。
また、第2の画像入力機器の設置基数は、1基であっても、複数基であってもよい。ただし、被測定物の幅が長くなる場合、第2の画像入力機器の設置基数を多くし、各第2の画像入力機器を被測定物の幅方向に並べると、第2のタイミングをより正確に検出できて好ましい。
請求項8の発明に係る幅測定装置は、請求項7に記載の幅測定装置であって、前記第2のタイミングを起点として、第1の画像入力機器の受光状態の制御を開始する受光制御装置を第1の画像入力機器が備える。
請求項8の発明により、請求項2に記載の発明が実施される。
請求項9の発明に係る幅測定装置は、請求項8に記載の幅測定装置であって、前記受光制御装置が、第1の画像入力機器による光の受光時間を制御可能に構成されている。
請求項9の発明により、請求項3に記載の発明が実施される。
請求項10の発明に係る幅測定装置は、請求項8に記載の幅測定装置であって、前記受光制御装置が、絞り機構である。
請求項10の発明により、請求項4に記載の発明が実施される。
請求項11の発明に係る幅測定装置は、請求項7から請求項10のいずれか1つの請求項に記載の幅測定装置であって、第1の画像入力機器の光軸と、搬送ラインとがなす角度が50〜70°である。
請求項11の発明により、請求項5に記載の発明が実施される。
請求項12の発明に係る幅測定装置は、請求項7から請求項11のいずれか1つの請求項に記載の幅測定装置であって、第2の画像入力機器の光軸と、搬送ラインとがなす角度が45〜60°である。
請求項12の発明により、請求項6に記載の発明が実施される。
本発明は、上記のような幅測定方法及び幅測定装置であるので、搬送ラインを搬送される被測定物の幅を、搬送ラインの上流側で迅速かつ高精度に測定可能とする幅測定方法及び幅測定装置を提供できるという効果がある。
本発明を実施するための最良の形態を図1〜図5を参照しつつ説明する。
図1及び図2に示すように、熱間圧延工程の搬送ライン10は複数の搬送ロール11が並んで形成されており、従来あるものと同様の圧延機12が設置されており、圧延機12が加熱炉(図示せず)で加熱されたスラブを厚さtの鋼板14に圧延し、圧延された鋼板14が搬送ライン10上を下流側へ搬送される構成となっている。また、圧延機12は、演算装置32とつながっており、圧延機12は演算装置32から制御可能に構成されている。
圧延機12よりも下流側で、搬送ライン10の上方には、第1の画像入力機器24aと第2の画像入力機器24bが設置されている。第1の画像入力機器24a、第2の画像入力機器24b及び後述する演算装置32が幅測定装置22を構成している。
第1の画像入力機器24aと第2の画像入力機器24bは、ともに従来ある1次元CCDカメラからなる。第1の画像入力機器24aは、その視野26a内を鋼板14の搬送方向と直行する方向に走査して、1次元画像を撮像可能に構成されている。第2の画像入力機器24bは、その視野26b内を鋼板14の搬送方向に走査して、1次元画像を撮像可能に構成されている。搬送方向の搬送ライン10上において、視野26bの上流側端は位置Xaまで延長されており、視野26aは位置Xbにある。位置Xaは位置Xbよりも上流側に位置している。
第1の画像入力機器24aの光軸28aと第2の画像入力機器24bの光軸28bは、それぞれ、搬送ライン10の上流側を向いており、光軸28aと搬送ライン10とがなす角度αは50〜70°の範囲内にあり、光軸28bと搬送ライン10とがなす角度βは45〜60°の範囲内にある。
第1の画像入力機器24aと第2の画像入力機器24bは、それぞれ、演算装置32の演算部34とつながっており、第1の画像入力機器24aが撮像した画像データD1と第2の画像入力機器24bが撮像した画像データD2は演算部34へ送られる構成となっている。
また、第1の画像入力機器24aは受光制御装置30を有し、受光制御装置30は第1の画像入力機器24aが撮像する際の受光時間を制御可能に構成されている。
演算装置32の演算部34はプログラムP1、P2、P3、P4、P5、P6を有している。
プログラムP1は、第1の画像入力機器24aが取得した画像データD1を解析して、第1の画像入力機器24aの視野26a内に、搬送ライン10を搬送される鋼板14の下流側端面16の下端のエッジ17が入るタイミングを検出し、このタイミングを第1のタイミングT1とするプログラムである。
プログラムP2は、第1のタイミングT1から、第1の画像入力機器24aの視野26a内に鋼板14の上面18の下流側端のエッジ19が入る第2のタイミングT2までの間に、鋼板14が搬送ライン10上を搬送されるべき距離L0を算出するプログラムである。プログラムP2は、次式(1)を用いて距離L0を算出する構成となっている。
L0=t/tanα ・・・(1)
プログラムP3は、鋼板14が搬送ライン10上を実際に搬送される距離L1を画像データD2から検出し、第1のタイミングT1を起点として鋼板14が距離L0だけ搬送ライン10上を実際に搬送されたタイミングを検出し、このタイミングを第2のタイミングT2とするプログラムである。具体的には、プログラムP3は、第2の画像入力機器24bが取得した画像データD2から、第2の画像入力機器24bの走査方向の輝度の変化波形C3を作成し、作成した輝度の変化波形C3から、鋼板14の下流側先端の位置を特定し、鋼板14の下流側先端の位置の経時的移動距離L1を検出し、L1がL0となるタイミングを第2のタイミングT2として検出する構成となっている(図3を参照)。
プログラムP4は、第2のタイミングT2より受光制御装置30の制御を開始し、画像データD1に基づいて受光制御装置30をフィードバック制御するプログラムである。
プログラムP5は、鋼板14の幅W1を画像データD1から算出するプログラムである。具体的には、プログラムP5は、第2のタイミングT2以降に第1の画像入力機器24aが取得した画像データD1から、第1の画像入力機器24aの走査方向の輝度の変化波形C1を作成し(図4(i)を参照)、作成した輝度の変化波形C1を微分して微分波形C2を作成し(図4(ii)を参照)、微分波形C2中に現れるピークの位置を鋼板14の上面18の幅方向両側のエッジ20の位置として特定し、鋼板14の上面18の幅方向両側のエッジ20間の距離から鋼板14の幅W1を算出する構成となっている。
プログラムP6は、プログラムP5が算出した鋼板14の幅W1と鋼板14の目標幅W0とを比較して、圧延機12の運転条件をフィードバック制御するプログラムである。
本実施の形態は上記のように構成されており、次に、その作用について説明する。
搬送ライン10の上流側から、図示しない加熱炉で加熱されたスラブが圧延機12に搬送され、圧延機12が加熱されたスラブを圧延して厚さtの鋼板14とし、圧延機12を出た鋼板14が搬送ライン10を下流側へ搬送される。圧延機12を出た鋼板14は赤熱して高温状態にある。また、搬送ライン10上の鋼板14において、鋼板14の下流側端面16は、鋼板14の上面18の下流側端のエッジ19近傍よりも高温となっており、下流側端面16の輝度は、上面18の下流側端のエッジ19近傍の輝度よりも大きくなっている。
搬送ライン10において、第1の画像入力機器24aはその視野26a内を連続して走査している。また、第2の画像入力機器24bもその視野26b内を連続して走査している。
鋼板14は搬送ライン10を搬送されて位置Xaに達し、第2の画像入力機器24bの視野26b内に入る。鋼板14の下流側端面16の下端のエッジ17、下流側端面16、上面18の下流側端のエッジ19、上面18が順番に第2の画像入力機器24bの視野26b内に入る。第2の画像入力機器24bは、視野26b内に入った鋼板14を鋼板14の搬送方向に走査し、視野26b内の鋼板14を撮像し、鋼板14の画像データD2を取得し、取得した画像データD2を演算装置32へ送る。
鋼板14は搬送ライン10をそのまま搬送されて位置Xbに達し、第1の画像入力機器24aの視野26a内に入る。鋼板14の下流側端面16の下端のエッジ17、下流側端面16、上面18の下流側端のエッジ19、上面18が順番に第1の画像入力機器24aの視野26a内に入る。第1の画像入力機器24aは、視野26a内に入った鋼板14を鋼板14の搬送方向と直交する方向に走査し、視野26a内の鋼板14を撮像し、鋼板14の画像データD1を取得し、取得した画像データD1を演算装置32へ送る。
第1の画像入力機器24aの光軸28aと第2の画像入力機器24bの光軸28bはともに上流側を向いて傾斜しているので、圧延機12の近傍の搬送ライン10が第1の画像入力機器24aの視野26a内と第2の画像入力機器24bの視野26b内に入っている。したがって、第1の画像入力機器24a及び第2の画像入力機器24bは、圧延機12を出た直後の鋼板14の画像データD1、D2を取得できる。
また、第1の画像入力機器24a及び第2の画像入力機器24bは、圧延機12から距離をおいて搬送ライン10の下流側の位置に設置されているので、圧延機12の直近の環境中に存在する蒸気等が、第1の画像入力機器24a及び第2の画像入力機器24bに悪影響を及ぼすことは防止されている。
演算装置32の演算部34では、プログラムP1が画像データD1を連続して解析しており、鋼板14の下流側端面16の下端のエッジ17が位置Xbに達して、第1の画像入力機器24aの視野26a内に入るタイミングを検出し、この検出したタイミングを第1のタイミングT1とする(図5のS1)。
プログラムP1が第1のタイミングT1を検出したら、第1のタイミングT1から、第1の画像入力機器24aの視野26a内に鋼板14の上面18の下流側端のエッジ19が入る第2のタイミングT2までの間に、鋼板14が搬送ライン10上を搬送されるべき距離L0を、プログラムP2が前記式(1)を用いて算出する(図5のS2)。
プログラムP3が画像データD2を連続して解析しており、画像データD2から鋼板14の上面18の下流側端のエッジ19の移動距離L1を検出しており(図5のS3)、第1のタイミングT1を起点として鋼板14が距離L0だけ搬送ライン10上を実際に搬送され、距離L0と距離L1が一致するタイミングを検出し、このタイミングを第2のタイミングT2とする(図5のS4)。
プログラムP3が第2のタイミングT2を検出したら、プログラムP4が第2のタイミングT2から第1の画像入力機器24aの受光制御装置30の制御を開始する(図5のS5)。プログラムP4は、画像データD1中の輝度を解析して受光制御装置30をフィードバック制御し、画像データD1中の輝度が飽和したり、小さくなりすぎないように、第1の画像入力機器24aの受光時間を制御する。
したがって、第2のタイミングT2以降に第1の画像入力機器24aが取得した画像データD1は、受光量を適切に制御されたものとなっており、受光量が大きすぎて輝度が飽和することは防止され、受光量が小さすぎて画像データD1が暗くなりすぎたりすることも防止されている。
また、第2のタイミングT2から第1の画像入力機器24aの受光制御装置30の制御を開始するので、受光制御装置30には第2のタイミングT2から直ちに適切な制御量が与えられる。第2のタイミングT2において、受光制御装置30に与えられる制御量の変化が大きくなることはなく、受光制御装置30の反応が遅れてしまうこともない。したがって、鋼板14の上面18の下流側端のエッジ19近傍の画像データD1における受光量が不適切な量となることは防止されている。
プログラムP3が第2のタイミングT2を検出したら、プログラムP5が、第2のタイミングT2以降に第1の画像入力機器24aが取得した画像データD1を解析し、第1の画像入力機器24aの走査方向の輝度の変化波形C1を作成し、作成した輝度の変化波形C1を微分して微分波形C2を作成し、微分波形c2中に現れるピークの位置を鋼板14の上面18の幅方向両側のエッジ20の位置として特定し、鋼板14の上面18の幅方向両側のエッジ20間の距離から鋼板14の幅W1を算出する(図5のS6)。
プログラムP5が鋼板14の幅W1を算出するために用いる画像データD1は、鋼板14の上面18の画像データのみであり、鋼板14の下流側端面16の画像データは用いられておらず、鋼板14の下流側端面16の画像データが鋼板14の幅W1の算出に影響することはない。したがって、鋼板14の上面18の下流側端のエッジ19近傍においても、鋼板14の幅W1を正確に算出できる。
また、鋼板14の一部がバウンド等して浮き上がっている場合、その浮き上がり量によって、鋼板14が第1の画像入力機器24aの視野26a内及び第2の画像入力機器24bの視野26b内に入るタイミングが変化する。しかし、第1のタイミングT1及び第2のタイミングT2は、第1の画像入力機器24aと第2の画像入力機器24bとによって正確に検出されるので、鋼板14の浮き上がり量が鋼板14の幅W1の算出に影響することはない。
プログラムP5が鋼板14の幅W1を算出したら、プログラムP6が算出された鋼板14の幅W1を鋼板14の目標幅W0と比較し、圧延機12の運転条件をフィードバック制御する(図5のS7)。
したがって、熱間圧延工程において、高温状態にある鋼板14の幅W1を非接触でオンライン計測し、計測結果に基づいて直ちに圧延機12を制御でき、高精度の幅W1を有する鋼板14を製造することが可能となる。
なお、本実施の形態において、第1の画像入力機器24aの受光制御装置30は、第1の画像入力機器24aの受光時間を制御可能に構成されているが、受光制御装置30を従来ある画像入力機器に用いられている絞り機構とし、第1の画像入力機器24aの受光量を制御することが可能であることは勿論である。
実施の形態に係る幅測定装置を備える熱間圧延工程の搬送ラインの構成図である。 実施の形態に係る幅測定装置を備える熱間圧延工程の搬送ラインの下流側の側面図である。 第2の画像入力機器が取得した画像データを解析して得られる輝度の変化波形の波形図である。 第1の画像入力機器が取得した画像データの解析の説明図であり、(i)は輝度の変化波形の波形図、(ii)は輝度の変化波形を微分して得られる微分波形の波形図である。 演算部における演算の流れ図である。 従来ある幅測定装置を備える熱間圧延工程の搬送ラインの構成図である。 従来ある幅測定装置を備える熱間圧延工程の搬送ラインを下流側から見た構成図である。 画像データの解析の説明図であり、(i)は輝度の変化波形の波形図、(ii)は輝度の変化波形を微分して得られる微分波形の波形図である。 画像データ中で輝度の飽和が生じている場合における解析の説明図であり、(i)は輝度の変化波形の波形図、(ii)は輝度の変化波形を微分して得られる微分波形の波形図である。
符号の説明
10 熱間圧延工程の搬送ライン
11 搬送ロール
12 圧延機
14 鋼板
16 鋼板の下流側端面
17 鋼板の下流側端面の下端のエッジ
18 鋼板の上面
19 鋼板の上面の下流側端のエッジ
20 鋼板の上面の幅方向両側のエッジ
21 鋼板の下面
22 幅測定装置
24a 第1の画像入力機器
24b 第2の画像入力機器
24c 1次元CCDカメラ
26a 第1の画像入力機器の視野
26b 第2の画像入力機器の視野
26c 1次元CCDカメラの視野
28a 第1の画像入力機器の光軸
28b 第2の画像入力機器の光軸
28c 1次元CCDカメラの光軸
30 第1の画像入力機器の受光制御装置
32 演算装置
34 演算部
P1、P2、P3、P4、P5、P6 プログラム
D1 第1の画像入力機器が取得する画像データ
D2 第2の画像入力機器が取得する画像データ
D3 1次元CCDカメラが取得する画像データ
T1 第1の画像入力機器の視野に鋼板の下流側端面の下端エッジが入るタイミング
T2 第1の画像入力機器の視野に鋼板の上面の下流側端エッジが入るタイミング
L0 タイミングT1からタイミングT2の間に鋼板が搬送されるべき距離
L1 鋼板が実際に搬送される距離
t 鋼板の厚さ
W0 鋼板の幅の目標値
W1 鋼板の幅の測定値
Xa、Xb 搬送ライン上の位置
α 第1の画像入力機器の光軸と搬送ラインとがなす角度
β 第2の画像入力機器の光軸と搬送ラインとがなす角度
S1、S2、S3、S4、S5、S6、S7 ステップ
C1、C3 輝度の変化波形
C2 微分波形

Claims (12)

  1. 搬送ライン上を搬送されてくる被測定物の幅測定方法であって、搬送ライン上方から被測定物をその搬送方向と交差する方向に走査する第1の画像入力機器の視野よりも、搬送ライン上方から被測定物をその搬送方向に走査する第2の画像入力機器の視野を、搬送ラインの上流側まで延長するとともに、第1の画像入力機器から搬送ラインへ至る光軸を搬送ラインの上流側へ向けて傾斜させ、
    第1の画像入力機器の視野内に被測定物の下流側端面の下端のエッジが入る第1のタイミングから、第1の画像入力機器の視野内に被測定物の上面の下流側端のエッジが入る第2のタイミングまでに、被測定物が搬送ライン上を搬送されるべき距離を計算し、
    第1のタイミングを起点として、被測定物が実際に搬送ライン上を搬送される距離を第2の画像入力機器により計測して、第2のタイミングを捉え、
    第1の画像入力機器が第2のタイミング以降に被測定物を走査して取得した情報から、被測定物の上面の幅方向両側のエッジを検出し、検出したエッジの位置から被測定物の幅を算出することを特徴とする幅測定方法。
  2. 請求項1に記載の幅測定方法であって、前記第2のタイミングを起点として、第1の画像入力機器の受光状態の制御を開始することを特徴とする幅測定方法。
  3. 請求項2に記載の幅測定方法であって、第1の画像入力機器の受光時間を制御することにより、第1の画像入力機器の受光状態の制御を行うことを特徴とする幅測定方法。
  4. 請求項2に記載の幅測定方法であって、第1の画像入力機器が有する絞り機構を制御することにより、第1の画像入力機器の受光状態の制御を行うことを特徴とする幅測定方法。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つの請求項に記載の幅測定方法であって、第1の画像入力機器から搬送ラインへ至る光軸と、搬送ラインとがなす角度を50〜70°とすることを特徴とする幅測定方法。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つの請求項に記載の幅測定方法であって、第2の画像入力機器から搬送ラインへ至る光軸と、搬送ラインとがなす角度を45〜60°とすることを特徴とする幅測定方法。
  7. 搬送ライン上を搬送されてくる被測定物の幅測定装置であって、搬送ライン上方に、被測定物の搬送方向と交差する方向の視野を有する第1の画像入力機器と、第1の画像入力機器の視野よりも上流側まで延長されており、且つ、被測定物の搬送方向の視野を有する第2の画像入力機器とを備え、
    第1の画像入力機器は搬送ラインの上流側へ向けて傾斜する光軸を有し、
    第1の画像入力機器の視野内に被測定物の下流側端面の下端のエッジが入ってから、第1の画像入力機器の視野内に被測定物の上面の下流側端のエッジが入るまでに、被測定物が搬送ライン上を搬送されるべき距離を計算し、第1の画像入力機器の視野内に被測定物の下流側端面の下端エッジが入る第1のタイミングを起点として、被測定物が実際に搬送ライン上を搬送される距離を第2の画像入力機器により計測し、この計測された距離が前記計算された距離となる第2のタイミングを検出し、第1の画像入力機器が第2のタイミング以降に被測定物を走査して取得した情報から、被測定物の上面の幅方向両側のエッジを検出し、検出したエッジの位置から被測定物の幅を算出する演算部を備えることを特徴とする幅測定装置。
  8. 請求項7に記載の幅測定装置であって、前記第2のタイミングを起点として、第1の画像入力機器の受光状態の制御を開始する受光制御装置を第1の画像入力機器が備えることを特徴とする幅測定装置。
  9. 請求項8に記載の幅測定装置であって、前記受光制御装置が、第1の画像入力機器による光の受光時間を制御可能に構成されていることを特徴とする幅測定装置。
  10. 請求項8に記載の幅測定装置であって、前記受光制御装置が、絞り機構であることを特徴とする幅測定装置。
  11. 請求項7から請求項10のいずれか1つの請求項に記載の幅測定装置であって、第1の画像入力機器の光軸と、搬送ラインとがなす角度が50〜70°であることを特徴とする幅測定装置。
  12. 請求項7から請求項11のいずれか1つの請求項に記載の幅測定装置であって、第2の画像入力機器の光軸と、搬送ラインとがなす角度が45〜60°であることを特徴とする幅測定装置。
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