JP2005249170A - 流路構成用パイプの曲がり部構造 - Google Patents

流路構成用パイプの曲がり部構造 Download PDF

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順平 小山
Hitoshi Yamada
仁 山田
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Abstract

【課題】 流路を構成するパイプの曲がり部における圧力損失を低減させることができる流路構成用パイプの曲がり部構造の提供。
【解決手段】 テールパイプ15を消音器内において延長するアウトレットパイプ13が、直管状第2パイプ部13cと直管状第1パイプ13aとの間に円弧状曲がりパイプ部13bが設けられたU字状に形成され、円弧状曲がりパイプ部13bにおける断面形状が曲げ外周面側を内方へ押し潰して略平面状部aを形成することにより断面略D字状に形成され、略平面状部aの幅方向両側縁部と略平面状部a以外の側壁部分b,bの間がそれぞれ円弧部c,cを介して接続される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両の排気系等に用いられる流路構成用パイプの曲がり部構造に関し、特に、パイプ曲がり部における流体の圧力損失低減技術に関する。
従来、自動車の車体下面は様々な制約を受けているため、排気システム組み込みにおける消音器本体の位置設定の自由度は小さく、テールパイプ長さを最適に設定できてこもり音の発生がなくなる、というような最適位置に消音器本体を配置できない場合がある。
このような場合、排気システムにおける共鳴特性をこもり音領域から逃がすため、例えば図3に示すように、消音器本体101内においてアウトレットパイプ102に円弧状流路部102aを配置してU字状の折り返し部を設けて延長することにより、消音器本体を擬似的に移動させ、つまり、テールパイプを最適長さとするようなチューニングを行っている(例えば、特許文献1、2参照。)。
実開昭55−59119号公報 (明細書(1)頁、図4) 特開平11−200835号公報 (明細書(1)頁、図2〜9)
しかしながら、従来例では、チューニングに際し、インレットパイプ103やアウトレットパイプ102と同様の丸パイプをR曲げし、円弧状の流路を設けて折り返し部を形成していたため、図5(図4のV−V線における拡大断面図)に示すように、該曲がり部内の内周側で発生する渦流により、無駄なエネルギーロスが発生し、これにより、曲げ外周側を流れる主流Hが渦流による影響を受け、圧力損失により排気抵抗を増加させる要因になっているという問題があった。
本発明の解決しようとする課題は、流路を構成するパイプの曲がり部における圧力損失を低減させることができる流路構成用パイプの曲がり部構造を提供することにある。
上記課題を解決するため請求項1記載の流路構成用パイプの曲がり部構造は、流路を構成する丸パイプの途中に形成される円弧状曲がり部における断面形状が曲げ外周面側を内方へ押し潰して略平面状部を形成することにより断面略D字状に形成されていることを特徴とする手段とした。
請求項2に記載の流路構成用パイプの曲がり部構造は、請求項1に記載の流路構成用パイプの曲がり部構造において、前記略平面状部の幅方向両側縁部と略平面状部以外の側壁部分との間が円弧部を介して接続されていることを特徴とする手段とした。
請求項1記載の流路構成用パイプの曲がり部構造では、上述のように、流路を構成する丸パイプの途中に形成される円弧状曲がり部における断面形状が曲げ外周面側を内方へ押し潰して略平面状部を形成することにより断面略D字状に形成されることにより、曲がり部における断面積が円形断面に比べて渦流が発生してエネルギーロスの大きい曲げ内周側より主流が通る曲げ外周側が広くなるため、渦流による影響を少なくすることができ、これにより、流路を構成するパイプの曲がり部における圧力損失を低減させることができるようになるという効果が得られる。
請求項2記載の流路構成用パイプの曲がり部構造では、上述のように、前記略平面状部の幅方向両側縁部と略平面状部以外の側壁部分との間が円弧部を介して接続されている構成とすることにより、両コーナー部における流路抵抗を極力低減させることができ、これより、圧力損失低減効果を高めることができるようになる。
以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例の流路構成用パイプの曲がり部構造は、請求項1および2に記載の発明に対応する。
まず、この実施例の流路構成用パイプの曲がり部構造を図面に基づいて説明する。
図1はこの実施例の流路構成用パイプの曲がり部構造が適用された消音器を示す断面図、図2は図1の要部拡大図、図3は図2の III−III 線における拡大断面図である。
この実施例の流路構成用パイプの曲がり部構造が適用された消音器は、アウターシェル1と、アウタープレート2,3と、インナープレート4,5,6と、インレットパイプ11と、アウトレットパイプ13と、インナーパイプ14と、テールパイプ15とを主な構成として備えている。
さらに詳述すると、前記消音器は、横向きのアウターシェル1の前後両端部をアウタープレート2,3で密閉することにより消音器室が形成され、さらに消音器室内を3枚のインナープレート4,5,6前後方向に仕切ることにより、4つの区画室7,8,9,10が形成されている。
前記インレットパイプ11は4つの区画室7,8,9,10に対し、アウタープレート2と全インナープレート4,5,6を貫通し、最後方の区画室10内に後端部が配置開口され、さらに途中の区画室8配置部分には排気小孔12を多数開設している。
また、前記アウトレットパイプ13は、テールパイプ15をコンパクトな消音器室内で延長するために、アウタープレート3と最前方の区画室7まで貫通した直管状第1パイプ13aと、該直管状第1パイプ13aを該直管状第1パイプ13aの先端を最前方の区画室7内において半円弧状に折返した円弧状曲がりパイプ部(円弧状曲がり部)13bと、該円弧状曲がりパイプ部13bをさらにインナープレート4,5を貫通して区画室9内まで後方へ向けて延長する直管状第2パイプ部13cとからなる略U字状に形成されている。
前記インナーパイプ14は、インナープレート4,5を貫通する状態に設けられることにより、区画室7と9がインナーパイプ14を介して互いに連通された状態となっている。
そして、前記インナープレート4には複数の小孔4aが形成されることにより、区画室7と8が連通された状態となっている。
前記円弧状曲がりパイプ部13bは、図2、3に示すように、その曲げ外周面側を内方へ押し潰して略平面状部aを形成することにより断面略D字状に形成されている。
また、この実施例では、前記略平面状部aの幅方向両側縁部と略平面状部a以外の側壁部分b,bの間がそれぞれ円弧部c,cを介して接続されている。
次に、この実施例の作用・効果を説明する。
この実施例では上述のように構成されるため、排気ガスは、インレットパイプ11、排気小孔12、区画室8、小孔4a、区画室7、インナーパイプ14、区画室9、アウトレットパイプ13(直管状第2パイプ部13c、円弧状曲がりパイプ部13b、直管状第1パイプ13a)を順次経由して消音器外部に排出される。
そして、前記排気小孔12から区画室8内への流入時、小孔4aから区画室7内への流入時、およびインナーパイプ14から区画室9内への流入時に拡張による消音作用がえられ、また、ンレットパイプ11の先端が開口する最後方の密閉された区画室10において共鳴による消音効果が得られる。
また、前記テールパイプ15がアウトレットパイプ13に連通されることによりテールパイプ15をコンパクトな消音器室内で延長されることにより、こもり音領域の騒音を低減させることができる。
そして、このアウトレットパイプ13は直管状第2パイプ部13cと直管状第1パイプ13aとの間に円弧状曲がりパイプ部13bが存在することから、該円弧状曲がりパイプ部13bの内周側で発生する渦流によって、無駄なエネルギーロスが発生し、これにより、圧力損失により排気抵抗を増加させる要因になっていたが、この実施例では、図3に示すように、その曲げ外周面側を内方へ押し潰して略平面状部aが形成されることにより断面略D字状に形成されているため、円弧状曲がりパイプ部13bにおける断面積が円形断面に比べて渦流が発生してエネルギーロスの大きい曲げ内周側より主流Hが通る曲げ外周側が広くなるため、渦流による影響を少なくすることができ、これにより、円弧状曲がりパイプ部13bにおける圧力損失を低減させることができるようになるという効果が得られる。
また、この実施例では、前記略平面状部aの幅方向両側縁部と略平面状部a以外の側壁部分b,bの間がそれぞれ円弧部c,cを介して接続されている構成としたことにより、両コーナー部における流路抵抗を極力低減させることができ、これより、圧力損失低減効果を高めることができるようになる。
以上本実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、実施例では、消音器におけるアウトレットパイプに適用した例を示したが、その他すべての流体流通パイプに適用することができる。
実施例の流路構成用パイプの曲がり部構造が適用された消音器を示す断面図である。 図1の要部拡大図である。 図2の III−III 線における拡大断面図である。 従来例の流路構成用パイプの曲がり部構造を示す模式図である。 図4のV−V線における拡大断面図である。
符号の説明
1 アウターシェル
2 アウタープレート
3 アウタープレート
4 インナープレート
4a 小孔
5 インナープレート
6 インナープレート
7 区画室
8 区画室
9 区画室
10 区画室
11 インレットパイプ
12 排気小孔
13 アウトレットパイプ
13a 直管状第1パイプ部
13b 円弧状曲がりパイプ部
13c 直管状第2パイプ部
14 インナーパイプ
15 テールパイプ
a 略平面状部
b 側壁部分
c 円弧部

Claims (2)

  1. 流路を構成する丸パイプの途中に形成される円弧状曲がり部における断面形状が曲げ外周面側を内方へ押し潰して略平面状部を形成することにより断面略D字状に形成されていることを特徴とする流路構成用パイプの曲がり部構造。
  2. 請求項1に記載の流路構成用パイプの曲がり部構造において、前記略平面状部の幅方向両側縁部と略平面状部以外の側壁部分との間が円弧部を介して接続されていることを特徴とする流路構成用パイプの曲がり部構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104315289A (zh) * 2014-10-20 2015-01-28 张家港市人和高精管有限公司 一种水龙头出水弯管装置
US9784167B2 (en) 2013-09-05 2017-10-10 Bosal Emission Control Systems Nv Exhaust pipe

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