JP2005249084A - ネジのロック機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】
この発明は雄ネジと雌ネジが噛合って締付けたものが緩み抜け出すことを防止するもので、従来その目標を達成するために幾多のこの範囲の技術があるが、それらのものは緩み止めとしては充分な効果を得られるものではなかった。
【解決手段】
この発明は図1は取付基体X側から通した雄ネジ体の先端側に取付部材Yをナット等でなる雌ネジ体5によって取付けるものにおいて、取付部材Yを締付ける雌ネジ体5の締付面3に切欠部4を設けて、切欠部4から雄ネジ体1のネジ山面2に貫通穴10を設けて、該貫通穴10の内部にロック棒Aを備え付けたものである
【選択図】 図1
この発明は雄ネジと雌ネジが噛合って締付けたものが緩み抜け出すことを防止するもので、従来その目標を達成するために幾多のこの範囲の技術があるが、それらのものは緩み止めとしては充分な効果を得られるものではなかった。
【解決手段】
この発明は図1は取付基体X側から通した雄ネジ体の先端側に取付部材Yをナット等でなる雌ネジ体5によって取付けるものにおいて、取付部材Yを締付ける雌ネジ体5の締付面3に切欠部4を設けて、切欠部4から雄ネジ体1のネジ山面2に貫通穴10を設けて、該貫通穴10の内部にロック棒Aを備え付けたものである
【選択図】 図1
Description
この発明は雄ネジに雌ネジが噛合って締結状態にあるナット等が締結状態から緩みを生じる、この発生現象は主に振動を受ける電気、機械、建築、等の構造物に使用して、雄ネジから雌ネジが緩むことを防止することができるネジのロック機構体に関する。
従来において、雄ネジと雌ネジが噛合って緩み防止手段が取入れられたものはいろいろあるが、その中でも本発明に近い技術として、下記特許文献1から4などがある。
その中でも特許文献1は雌ネジに取付けられた緩み止め防止板が雄ネジに弾性変形しながら付着して締付けられて入ってゆくために、最初から締付に大きなトルクを要しながら締付るので締付け作業が困難になり、又、充分な緩み防止のストッパーとなる力には至らず緩み側にも容易に回るために強力な緩み防止とはならない、又、構造が複雑になり製造コストが高くなる欠点を有する。
又、特許文献2は締付面と取付部材の間の両者に硬質の部材を食い込ませることによる両者間の移動を規制し回り止めの作用を得るものであるが、食い込む硬質部材を支える部分が柔らかでなければならないので、硬質部材が倒れたりするので両者間に隙間が発生し易く、又、プラスチックやゴム等の軟質座金は経時変化等でボロボロになるのでそれらを含めると緩み止め防止としては欠点を有するものである。
特許文献3と4については雄ネジに取付部材とナット、又は、座金を通した後、その側面をもう一つのナットに突起部を設けた突起部をナット又は座金のネジ穴に押圧することで、突起部が雄ネジに巻き込まれる摩擦力で緩み止め効果を高める狙いを計ったものであるが、このものは突起部の特に外径方向の寸法に対しその中に入るナット又は座金の寸法が適度でないと入らなくなり、取付部材との間に隙間を生じてしまう。
又、ナット又は座金に食い込ませる突起部の外径方向の寸法を大きくするとナット又は座金に食い込みにくくなり、例えば、食い込んでも突起部が厚いと変形しにくくなる。逆に、突起部が薄いと回り防止となる摩擦力が発生しにくくなる欠点を有するものである。
それらの従来の背景技術にはそれぞれの欠点を有し緩み止め防止として充分な効果を発揮する技術とはいえないものであった。
この発明は雄ネジと雌ネジが噛合って締付けたものが緩み抜け出すことを防止するもので、従来その目標を達成するために幾多のこの範囲の技術があるが、それらのものは緩み止めとしては充分な効果を得られるものではなかった。
従って、この発明の目的は従来の欠点に鑑みて発明したもので、雄ネジが相手の雌ネジと噛合って雄ネジから雌ネジが抜け出すためのどんな悪い条件を経ても、絶対に抜け出すことのないような締結状態を保持することが出来て、又、雄ネジと雌ネジの締結状態にあるものを解放して雄ネジから雌ネジを取外すことも可能にしたネジのロック機構体を提供することにある。
前記目的の第一の発明は、雌ネジを有してロック体の一方の締付面から雌ネジのネジ山面に貫通するロック棒を備え付ける貫通穴を設けたことを特徴とするネジのロック機構体によって達成される。
前記目的の第二の発明は、雌ネジを有してロック体の一方の締付面から雌ネジのネジ山面に貫通するロック棒を備え付ける貫通穴を設けて、該貫通穴にロック棒を備え付けてロック体の緩み止めとなるようにしたたことを特徴とするネジのロック機構体によって達成される。
前期目的の第三の発明は、取付基体に取付部材を雄ネジ体で取付けるものにおいて、雄ネジ体の締付力が加わる取付部材又は取付基体の締付面から雄ネジ体のネジ山面に通じる貫通穴を取付部材又は取付基体に設けたことを特徴とするネジのロック機構体によって達成される。
前記目的の第四の発明は、取付基体に取付部材を雄ネジ体で取付けるものにおいて、雄ネジ体の締付力が加わる取付部材又は取付基体の締付面から雄ネジ体のネジ山面に通じる貫通穴を取付部材又は取付基体に設けて、該貫通穴にロック棒を備え付けて雄ネジ体の緩み止めとなるようにしたことを特徴とするネジのロック機構体によって達成される。
前記目的の第五の発明は、ナット等の側面の少なくとも一方の側面から突出した突起部が変形可能にする突起部の外周に溝を有して、該突起部を円周上に分割する分割溝を設けたことを特徴とするネジのロック機構体によって達成される。
前記目的の第六の発明は、ナット等の側面の少なくても一方の側面の一部が雄ネジのネジ面に圧着するように、前記側面の円周上に溝を付けて片辺部を形成して、更に、片辺部を円周上に分割する分割溝を設けて、前記側面の円周上の溝にワツシャー等で形成する突起部が入って前記片辺部が雄ネジのネジ山に圧着するようにしたことを特徴とするネジのロック機構体によって達成される。
前記目的の第七の発明は、ナット等の側面の一方にV字形の突起部と、もう一方の側面を円周上に溝を付けて片辺部を形成して、更に、片辺部を円周上に分割する溝を設けて片辺部を形成して、前記片辺部が雄ネジのネジ山に圧着するようにした二つの側面を組み合わせてなる、二つのナット等を組み合わせたことを特徴とするネジのロック機構体によって達成される。
この発明によって得られる効果は発明の実施形態によっても異なるが、その一つは、雄ネジによって取付けされる取付基体と取付部材を雄ネジに通し、この両部材を雌ネジによって締付けて取付けるものである。
ロック体の雌ネジの締付面から雌ネジのネジ面に貫通穴を設けて、該貫通穴の内部にロック棒を装着配備することによって、雌ネジ体を締付けてゆき取付部材に近づくと、ロック棒は貫通穴の側壁をガイドとして雄ネジのネジ山と取付部材間に挟まれて圧縮されるようになる。
更に、雌ネジ体を取付部材に近づけるとロック棒を強く圧縮するようになって、締付トルクを増しながら取付部材まで締付けされる。
この締付過程において、ロック棒は雌ネジ体を回すことによって次第に圧縮度が増大するので、ロック棒は雌ネジ体を介して雄ネジのネジ山面と強力に圧接されて取付かる。
雌ネジ体が取付部材を圧接するようになる過程において、ロック棒は雄ネジのネジ山面と取付部材間に挟まれるようになって、雌ネジは締付過程が進むにつれて締付トルクが増加しながら締付られる。
雌ネジ体はロック棒の作用と共に雄ネジ体に合着して緩み止めとなる効果を得ることが可能になる。
又、これらの発明を他に応用すると、取付部材や取付基体に貫通穴を設けて、該貫通穴にロック棒を備え付けることによって、このようにした取付基体に雌ネジを設けて、該雌ネジに雄ネジを螺合して取付部材を取付基体に雄ネジ体で取付する場合に、ロック棒の作用によって、ロット棒を雌ネジ体に使用した場合と同様なロック機構の作用が得られて、雄ネジ体も取付部材や取付基体を介してロック棒によつて強力な緩み止めとなる効果を得られることができるものである。
この発明はロック棒の作用でネジの緩み止めとして強力なロック機構となるばかりでなく<、ナットやボルトが取付後においても、ナットやボルトの表面の意匠を崩すことがないので、装飾性を有する所にも使用できるなどの有効な発明の効果を得るものである。
更に、この発明はナット体の側面の少なくとも一方の側面から突出した突出部が変形可能にするために突出部の外周に溝を有して、該突出部を円周上に分割する分割溝を設けて、突出部が取付部材に圧接して突出部の外周の溝に突出部が変形して入ると共に、変形した突出部が雄ネジのネジ山に圧接して強力なロック機構となり緩み止めとなる効果を得られることができるものである。
更に、ナット体の側面の少なくとも一方の側面が雄ネジのネジ山に変形して圧接するように外周を溝とする片変部を設けて、該片辺部の円周上を分割する分割溝を設けてことによって、片辺部の外周の溝に相手突出片が入って片辺部が雄ネジに圧接するようにしたことによって、強力なロック機構となり緩み止めとなる効果を得られることができるものである。
このようにすると簡単な構造で有効な発明の効果を得るものである。
雄ネジ体の軸に取付基体と取付部材を通し取付基体に取付部材を雄ネジ体で取付けることにおいて、取付基体に取付部材を雄ネジ体で取付けるのに雄ネジに雌ネジ体を螺合して取付ける際に、雌ネジ体と取付部材との接触面から雄ネジ体のネジ山面に貫通穴を設けて、該貫通穴にロック棒を備え付けたものによつて雌ネジ体を締付けると、
最初は普通のネジの締付けと変わらない締付トルクで締付けが進むが、雄ネジ体が取付部材に近づくとロック棒は貫通穴の側壁をガイドとして雄ネジ体のネジ山面と取付部材間に挟まれて圧縮されるようになる。
最初は普通のネジの締付けと変わらない締付トルクで締付けが進むが、雄ネジ体が取付部材に近づくとロック棒は貫通穴の側壁をガイドとして雄ネジ体のネジ山面と取付部材間に挟まれて圧縮されるようになる。
更に、雌ネジ体を取付部材に近づけるとロック棒を強く圧縮するようになって、締付トルクは増しながら取付部材まで締付けされる。
この締付過程において、ロック棒は雌ネジ体を回すことによって次第に圧縮度が増大するので、ロック棒は雌ネジ体を介して雄ネジのネジ山面と強力に圧接されて取付かる。
雌ネジ体が取付部材を圧接するようになる過程において、ロック棒は雄ネジのネジ山と取付部材間に挟まれるようになって、雌ネジは締付過程が進むにつれて締付トルクが増加しながら締付られる。
雌ネジ体はロック棒の作用と共に雄ネジ体に強く合着して緩み止めとなる効果を得ることを可能にするものである。
この発明は取付基体に雌ネジを設けて取付基体に取付部材を雄ネジ体で取付する場合に、雄ネジ体が緩んで抜け出さないように、雌ネジ体に貫通穴とロック棒を備え付けて緩み止めとなる効果を得たロック機構を応用して、雄ネジ体で取付部材や取付基体等を取付けするものである。
ネジのロック機構となる貫通穴を取付部材又は取付基体等から雄ネジ体のネジ山面に設けて、貫通穴にロック棒を備え付けることによって、雄ネジ体で取付部材や取付基体を締付けて取付するものであって、雌ネジ体に貫通穴を設けてロック棒を備え付けて緩み止めとした場合と同じようにロック棒が圧縮される力が雄ネジのネジに作用して、雄ネジ体の強力な緩み止めとなる効果を得ることができるものである。
ここまでの発明で貫通穴に設けるロック棒の取付けは締付時に抜け落ちないように、貫通穴にロック棒を接着剤で仮に付けておくようにしてもよいものである。
ここまでの発明で貫通穴に設けるロック棒の取付けは締付時に抜け落ちないように、貫通穴にロック棒を接着剤で仮に付けておくようにしてもよいものである。
更に、この発明は、ナット体の側面の少なくとも一方の側面から突出した突出部が変形可能にするために突出部の外周に溝を有して、該突出部を円周上に分割する分割溝を設けて、突出部が取付部材に圧接して突出部の外周の溝に突出部が変形して入ると共に、変形した突出部が雄ネジのネジ山に圧接して強力なロック機構となり緩み止めとなる効果を得られることができるものである。
更に、ナット体の側面の少なくとも一方の側面が雄ネジのネジ山に変形して圧接するように外周を溝とする片辺部を設けて、該片辺部の円周上を分割する分割溝を設けることによって、片辺部の外周の溝に相手突出片が入って片辺部が雄ネジに圧接するようにしたことによって、強力なロック機構となり緩み止めとなる効果を得られることができるものである。
本発明を図示に従って説明すると、図1は取付基体X側から通した雄ネジ体の先端側に取付部材Yをナット等でなる雌ネジ体5によって取付けるものにおいて、取付部材Yを締付ける雌ネジ体5の締付面3に切欠部4を設けて、切欠部4から雄ネジ体1のネジ山面2に貫通穴10を設けて、該貫通穴10の内部にロック棒Aを備え付けたものである。
貫通穴10は締付面3に直に設けてもよいが、貫通穴10を製作し易くするために切欠部4を設けたものである。
図2は図1のように配設した雄ネジ体1に螺合した雌ネジ体5を締付方向に回転すると、最初に雌ネジ体5に設けたロック棒Aが取付部材Yとネジ山面2との間で圧縮される。
ことによって生じる現象により、雌ネジ体5の締付けトルクを次第に増大しながら締付けていくと、ロック棒Aが変形しながら取付部材Yを締付面3と取付基体Xとの間に締付けるものである。ことによって、この締付けは完了する。
この締付け過程においてはロック棒Aは弾性変形しながら取付部材Yとネジ山面3との間に挟まれて雌ネジ体5が回転しながら締付け方向に進むに従って、締付けトルクは次第に大きくなって、ロック棒Aは弾性変形しながら圧縮され変形させることで雌ネジ体5は締付けされることになる。
ロック棒Aが取付部材Yとネジ面3に挟まれて圧縮されるので、ロック棒Aは圧縮力によって固定される状態になるもので、雌ネジ体5は雄ネジ体5から動かなくなるネジの強力な緩み止めとなる効果を得ることができるものである。
ロック棒Aはロック棒Aの形状や材質によって弾性変形しないものをロック棒Aとして使用する場合もあるので、取付部材Yとネジ山面3との間に要する寸法に合わせた適度の長さにしなければならならいなどの選定条件を要するものである。
適切な緩み止め効果を得るにはロック棒Aは材質を鉄、柔らかい金属等にして、硬度や形状等を選定することによっても良い緩み止めとなる作用を得ることができるものである。
図4は図1の応用例であって、取付部材Zのような凹部9に合わせるように作った雌ネジ体15の締付面13から雄ネジ体11のネジ山面12に貫通穴20を設けて、貫通穴20にロック棒Aを取付けることによって、取付部材Zは雌ネジ体15を回転することで取り付くものであって、雄ネジ体11に雌ネジ体15を取付けた後、雌ネジ体15が緩み止めとなる作用が図1と同じように発生するものである。
図5は雌ネジ体25に設けるロック棒Aを雌ネジ体25に貫通穴30を二個所に設けたもので、このようにロック棒Aを雌ネジ体25に多く設けることでより強力な緩み止め効果を向上させるものである。
このようにすると取付部材と雄ネジ体のネジ山面によって圧縮する力が小さくても、又は、ロック棒が変形に至らない力でも強力な緩み止め効果を向上させることができるものである。
図7は雌ネジ体35の締付面13の両側に貫通穴40を複数個設けて、強力な緩み止め効果を向上させると共に、雌ネジ体の利用範囲を広くするための説明図である。
この発明を応用した場合について説明すると、図9は雄ネジ体21によって取付部材Yを取付基体Xの雌ネジに螺合して取付けた場合に、取付部材Yを取付基体に取付ける締付面の取付基体Xに貫通穴50と貫通穴60を設けて、該貫通穴に二つのロック棒Aを取付けることによって、二つのロック棒Aは雄ネジ体21を締付方向に回転すると取付部材Yと雄ネジ体21のネジ山面42で圧縮される。
ことによって生じる現象により、雄ネジ体21の締付けトルクを次第に増大しながら締付けていくと、ロック棒Aが変形しながら取付部材Yの締付面とネジ山面42との間に締付けるものである。ことによって、この締付けは完了する。
この締付け過程においては二つのロック棒Aは取付部材Yとネジ山面42との間に挟まれて雄ネジ体41が回転しながら締付け方向に進むに従って、締付けトルクは次第に大きくなって、二つのロック棒Aを圧縮し変形させることで雌ネジ体21は締付けされることになる。
二つのロック棒Aが取付部材Yとネジ山面42に挟まれて圧縮されるので、二つのロック棒Aは圧縮力によって固定される状態になるもので、雄ネジ体21は取付基体Xから動かなくなるネジの強力な緩み止めとなる効果を得ることができるものである。
二つのロック棒が締付けられる締付面を取付部材Yとして図9では説明したが、これは取付部材Yが薄い場合であって、取付部材Yが厚い場合は締付部材Yに貫通穴を設けるようにすれば、締付面は雄ネジ体の頭部の側面であっても同じ作用を得ることができるものである。
ロック棒Aはロック棒Aの形状や材質によって変形しないものをロック棒Aとして使用する場合もあるので、取付部材Yとネジ山面42との間に要する寸法に合わせた適度の長さにしなければならならいなどの選定条件を要するものである。
適切な緩み止め効果を得るにはロック棒Aは材質を鉄、柔らかい金属等にして、硬度や形状等を選定することによっても良い緩み止めとなる作用を得ることができるものである。
図11は図9の他の応用例で取付基体Xに取付部材Yを雄ネジ体51で取付ける場合に、取付基体Xから雄ネジ体51が緩んで抜け出ないように取付部材Yと取付基体Xとに、それぞれロック棒Aを配備して、それぞれのロック棒Aが圧縮されることによって雄ネジ体51が抜け出ないように強力な緩み止めとなる効果を得ることができるものである。
図14はナット体70の側面71の少なくとも一方の側面から突出した突出部75を変形可能にするために突出部75の外周に溝79を有して、該突出部75を円周上に分割する分割溝74を設けて、突出部75が取付部材Yに圧接して突出部の外周の溝79に突出部が変形して入ると共に、変形した突出部79が雄ネジのネジ山面71Aに圧接するので強力なロック機構となり緩み止めとなる効果を得られることができるものである。
更に、図17は二つのナット等を組み合わせてできる、ナット体70Aの側面73Aの少なくとも一方の側面が雄ネジ71のネジ山面71Aに変形して圧接するように外周を溝79Aとする片辺部75Aを設けて、該片辺部75Aを円周上に分割する分割溝74Aを設ける。
ことによって、片辺部75Aの外周の溝79Aに相手の突出片78が入って片辺部75Aが雄ネジのネジ山面71Aに圧接するようにしたことによって、強力なロック機構となり緩み止めとなる効果を得られることができるものである。
更に、図20はナット体70Rの側面73Aの少なくとも一方の側面が雄ネジ71のネジ山面71Aに変形して圧接するように外周を溝79Eとする片辺部75Eを設けて、該片辺部75Eを円周上に分割する分割溝74Aを設ける。
ことによって、片辺部75Eの外周の溝79Eに座金等でなる突出片78Aが入って片辺部75Eが雄ネジのネジ山面71Aに圧接するようにしたことによって、強力なロック機構となり緩み止めとなる効果を得られることができるものである。
1.11.21.51.71:雄ネジ体
2.12.42.71A:ネジ山面
3.13.23.33.73.73A:締付面
4:切欠部
5.15.25.35.45:ロック体
70.70A.70R:ナット体
9:凹面
10.20.30.40.50.60:貫通穴
74.74A.74E:分割溝
75:突出部
75A.75E:片辺部
78.78A:突出片
79.79A.79E:溝
A:ロック棒
F:座金等
Y:取付部材
X.Z:取付基体
2.12.42.71A:ネジ山面
3.13.23.33.73.73A:締付面
4:切欠部
5.15.25.35.45:ロック体
70.70A.70R:ナット体
9:凹面
10.20.30.40.50.60:貫通穴
74.74A.74E:分割溝
75:突出部
75A.75E:片辺部
78.78A:突出片
79.79A.79E:溝
A:ロック棒
F:座金等
Y:取付部材
X.Z:取付基体
Claims (7)
- 雌ネジを有してロック体の一方の締付面から雌ネジのネジ山面に貫通するロック棒を備え付ける貫通穴を設けたことを特徴とするネジのロック機構体。
- 雌ネジを有したロック体の一方の締付面から雌ネジのネジ山面に貫通するロック棒を備え付ける貫通穴を設けて、該貫通穴にロック棒を備え付けたことを特徴とするネジのロック機構体。
- 取付基体に取付部材を雄ネジ体で取付けるものにおいて、雄ネジ体の締付力が加わる取付部材又は取付基体の締付面から雄ネジ体のネジ山面に通じるロック棒を備え付ける貫通穴を取付部材又は取付基体に設けたことを特徴とするネジのロック機構体。
- 取付基体に取付部材を雄ネジ体で取付けるものにおいて、雄ネジ体の締付力が加わる取付部材又は取付基体の締付面から雄ネジ体のネジ山面に通じるロック棒を備え付ける貫通穴を取付部材又は取付基体に設けて、該貫通穴にロック棒を備え付けたことを特徴とするネジのロック機構体。
- ナット等の側面の少なくとも一方の側面から突出した突起部が変形可能にする突起部の外周に溝を有して、該突起部を円周上に分割する分割溝を設けたことを特徴とするネジのロック機構体。
- ナット等の側面の一方にV字形の突起部と、もう一方の側面を円周上に溝を付けて片辺部を形成して、更に、片辺部を円周上に分割する分割溝を設けて片辺部を形成して前記片辺部が雄ネジのネジ山に圧着するようにした二つの側面を組み合わせてなる、二つのナット等を組み合わせたことを特徴とするネジのロック機構体。
- ナット等の側面の少なくても一方の側面の一部が雄ネジのネジ面に圧着するように、前記側面の円周上に溝を付けて片辺部を形成して、更に、片辺部を円周上に分割する分割溝を設けて、前記側面の円周上の溝にワツシャー等の形成する突起部が入って片辺部が雄ネジのネジ山に圧着するようにしたことを特徴とするネジのロック機構体。
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JP2004060873A JP2005249084A (ja) | 2004-03-04 | 2004-03-04 | ネジのロック機構 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR200465057Y1 (ko) | 2010-05-06 | 2013-02-05 | 임경태 | 풀림방지형 체결부재 |
KR101826788B1 (ko) | 2017-07-19 | 2018-02-08 | 주식회사 코어볼트 | 잠금장치가 내장된 볼트구조 |
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2004
- 2004-03-04 JP JP2004060873A patent/JP2005249084A/ja not_active Abandoned
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KR101826788B1 (ko) | 2017-07-19 | 2018-02-08 | 주식회사 코어볼트 | 잠금장치가 내장된 볼트구조 |
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